したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【44衆】北関東

395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:10:52
揺れる保守王国:群馬政界事情/4止 県連の分裂続く民主 /群馬
 ◇相いれぬ保守と労組
 「地元でそんな報道をされているとは知らなかった。迷惑をかけた」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は先月19日、東京都内の個人事務所で衆院群馬3区公認内定者の柿沼正明氏に頭を下げ、3区は柿沼氏で戦うことを改めて伝えた。幹事長自ら公認を再確認するという異例の事態は、保守系と労組系に二分されている現在の民主党県連の対立を物語る。

 昨年12月、同党太田市支部長の黒沢孝行県議ら労組系は、既に3区の公認に内定していた柿沼氏の差し替えを計画。「アイデア市長」として全国的に知名度のある清水聖義・太田市長の擁立を図り、その動きはメディアに報じられた。柿沼氏は「突然の報道で何も聞いておらず、全く理解できなかった」と今でも憤りを隠さない。

 保守・労組対立の発端は同党県連などの不正経理問題だ。06年1月、県連と衆院群馬5区総支部を皮切りに、政治資金収支報告書の記載漏れ問題が相次いで発覚。徹底究明を求める保守系に対し、労組系は幕引きを図り、両者は対立を深めた。

 県連は問題収拾に向け06年11月、国会議員と公認候補で作る最高執行役員会議を設置。だが翌07年1月、同会議のメンバーで労組系の重鎮、角田義一参院副議長(当時)自身の政治資金収支報告書の記載漏れ疑惑が明るみに出ると、両者の対立はさらにエスカレート。以来、同会議は正式には一度も開かれていない。

 県連内部で深刻な対立が続く一方、中央では福田内閣の支持率が低迷、次期衆院選に向けた民主党への追い風に期待が強まる。05年の前回衆院選群馬2区で、自民党の笹川尭氏に1422票差(惜敗率98・5%)まで迫った保守系の石関貴史衆院議員(比例北関東)の関係者は「次は小選挙区で、十分議席を狙える」と話す。

 だが、3区同様、2区内の民主党桐生市支部の労組系幹部は「前回衆院選時の石関氏の行動やその後の態度は看過できず、応援できない」として対立姿勢を明確にしている。

 鳩山・柿沼会談で一応の決着がついたと見える3区も、黒沢氏は「柿沼氏を公認とは認めていない」と譲らず、新たな候補者擁立を模索する方針だ。公認内定者がいる県内の衆院小選挙区で、今のところ表だった対立が見えないのは、昨年11月に宮崎岳志氏に公認内定した1区だけだ。

 保守系の民主党県連関係者は「国政選挙に県連は必要ない。それぞれの公認候補が努力すればいいだけだ」と話し、次期衆院選前に内部対立の解消を急ぐ必要はないとの考えを強調する。自民党ほどの組織力がない民主党候補にとっては、組織よりも無党派層を意識した選挙が有利というわけだ。

 ただ、言葉の裏には「対立の根は深く、いくら力を注いでも糸口は見えない。選挙前に無駄な事に力を割くわけにはいかない」との本音が見え隠れする。自民党王国と言われ続けてきた群馬で、民主党は県連すら一本化できない「寄り合い所帯」の地盤の弱さをさらけ出している。=おわり(この連載は塩崎崇、伊澤拓也、鈴木敦子、杉山順平が担当しました)

毎日新聞 2008年6月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080627ddlk10010147000c.html


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板