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カタコト総合法律事務所

499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 08:13:45
氷見冤罪事件 取り調べ実態切々と
第2回再審公判 男性1時間半訴える 讀賣富山

再審の第2回公判を終え、記者会見する男性(手前左)(18日午後5時17分、富山市の県弁護士会館で)

 弁護人の質問に、「怖かった」を繰り返す証言。氷見市の元タクシー運転手の男性(40)が婦女暴行・同未遂で誤認逮捕され服役した冤罪事件で、18日、地裁高岡支部で行われた再審の第2回公判。被告人質問で、男性は約1時間半にわたり、威圧的と言える取り調べの実態を切々と訴えた。

 男性は午後2時前、白いワイシャツに黒のズボン、水色のネクタイ姿で、弁護団3人と出廷、午後2時から始まった公判で、県警の取調官に自白を強要された様子を明らかにしていった。

 逮捕前の任意聴取の段階で、朝早くから午後10時まで取調べが続き、当初から男性が犯行をしていると決めつけられたという。男性は任意での取り調べが厳しく、「自宅に戻った際に、農薬を飲んで自殺を図った」と打ち明けた。

 さらに逮捕後の取り調べについて、男性は「県警の取調官が右拳を握り、殴るぞとの態度を取った」「裁判官に拘留質問で否認すると、警察署に帰って来るなり、机をたたき、何てこと言うんだバカ野郎と言われ、二度と言ったことを翻さない上申書を書かされた」などと話した。

 厳しい取り調べの中、「何とかしてくれる」と思った当番弁護士は、接見に来た際に否認すると、「調査する」と言い、立ち去った。次に接見した時には、「お金を払えば執行猶予になる」として、無罪を主張するよりも、弁償を勧められたという。

 自分の気持ちを押し殺し、実刑判決を受けて控訴もせずに刑務所に行った男性。出所後も、「世間の目が冷たくて、仕事を転々とし、手首を切って自殺を図ったこともあった。今でも傷が残っている」と述べた。

 被告人質問の反対尋問について、検察側は「ございません」と述べ、質問をしなかった。

 被告人質問後、富山市内で開いた記者会見で、男性は、「証人尋問申請が却下されたことについては残念だが、言いたいことは言った」と述べ、「日本の警察とは、こういう取り調べをして無罪の人を有罪にすることを世間の人に言いたい」と話した。

 次回公判は8月22日。検察が、無罪の論告求刑を行い結審するが、藤田敏裁判長は18日の公判で、「(論告後に)男性の意見を述べる場を設けたい」と述べた。

 また、この日の公判では、29の傍聴席に対し、173人が詰めかけて、抽選が行われた。

(2007年7月19日 読売新聞)


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