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民主党(The Democratic Party of Japan)

1片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/11(月) 23:38:07
結局なんなのかよくわからない民主党のスレッド

905片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 09:40:36
小沢民主代表:次期衆院選で過半数…首相就任に異例の言及
 民主党の小沢一郎代表は27日の記者会見で、次期衆院選で同党が単独過半数を獲得した場合に「私が代表の間であれば、私自身が責任を負わなければならない」と述べ、自らが首相に就任する考えを示した。

 「次期衆院選で勝利して政権交代」をうたう小沢氏だが「自ら首相の座に就くことには関心が薄い」(周辺)というのが通説。本人が首相就任の可能性に言及するのは異例だ。【渡辺創】

毎日新聞 2008年5月27日 19時55分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080528k0000m010064000c.html

906片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/29(木) 10:32:46
民主党はカネがない!?小沢代表が鳩山幹事長に「君の財産出せ」
5月29日6時42分配信 産経新聞


 「キミの財産をよこせよ」。政権交代を旗印にして次期衆院選に向けた対策を急いでいる民主党だが、選挙資金の金策に頭を悩ます小沢一郎代表が最近、冗談めかして鳩山由紀夫幹事長に私財提供を求める一幕があった。
 鳩山氏は政界でも有数の資産家だが、すかさず「代表も(東京都港区内などに複数保有するマンションなどの)建物を売ればいいじゃないですか」と反論。小沢氏は「売ってもそんなにカネにならないよ」と弁解したという。
 民主党は党予算のほとんどが政党交付金頼みで、郵政解散となった平成17年の衆院選で議席を減らした結果、交付金も減ったが、昨年7月の参院選での大勝で、交付金が増額するなど党の財政は選挙の結果に左右される傾向がある。
 7月14日には、約2億5000万円の売り上げを目標に、政治資金パーティーを開くが、それでも「とても足りない状況」(党幹部)。このため、党内からはいざというときには「幹部の自宅を抵当にいれて借金するしかない」との声もあがっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000900-san-pol

907片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 11:46:55
民主党:首相問責、対応に苦慮…執行部
 後期高齢者医療制度廃止法案を巡る与野党の本格攻防を前に、民主党が首相問責決議案についての対応に苦慮している。問責を提出しても、福田政権を衆院の解散・総選挙に追い込むのは困難として、執行部内では「今国会見送り」が大勢だが、党内には若手を中心に、世論の支持を踏まえた問責提出積極論も依然として根強いためだ。

 「『ガソリン値下げ隊』の“ご苦労さん会”を開催します」

 2日、ガソリン税の暫定税率期限切れを巡って国会や街頭で活動した衆院1〜3回生議員に対し、山岡賢次国対委員長名でこんな文書が出回った。会期末を目前にした12日夕の設定。「『問責は打たない』との宣言か」。こんなささやきが聞かれた。

 問責提出を巡って、後期高齢者医療制度廃止法案提出直前の先月20日ごろ、小沢一郎代表は「向こうが反対するところでやればいいじゃないか」と周囲に語った。この時点では、廃止法案を5月中に参院で可決し、6月4日の党首討論で福田康夫首相を後期高齢者医療制度問題で追及し、問責を提出する−−という小沢氏のシナリオだった。

 しかし、党首討論が首相の外遊で会期末ぎりぎりの同月11日に延びたことなどから実現せず、その後小沢氏は問責に対する態度を明確にしていない。

 そんな中、鳩山由紀夫幹事長ら執行部の大半は問責に慎重な姿勢を鮮明にしているが、その背景には「9月の代表選で小沢氏3選を確実にするには問責は打たない方が得策」との配慮がある。

 執行部は「会期末ぎりぎりでも問責を打てば、臨時国会でも審議拒否せざるを得ない」との見解で一致しており、民主党お家芸の国会論戦を自ら封じれば、党内の不満の矛先が小沢氏に向きかねないと危惧(きぐ)している。

 代表選を巡っては、前原誠司副代表が最近「誰も出なければ自分が出る」と公言。「前原氏が出ると『小沢対反小沢』の構図が明確になり過ぎる」と周辺は懸念する。「次期衆院選までは党の顔は小沢氏」という空気が大勢の中、代表選を巡る思惑が、問責問題にも微妙に影響している。

 その一方で、党内若手には、審議を拒否しないことを前提にした「問責積極論」も健在だ。山岡国対委員長を参院議員数人が囲んだ5月29日の会食の席では「問責は出すべきだ。議員立法の審議だけやれば閣僚を呼ぶ必要はなく、審議拒否しなくていい」との意見が出た。

 問責には慎重な鳩山幹事長が1日、長野県須坂市での会見で「廃止法案への対応を見極め、参院執行部の同意をとりつけて、問責を視野に入れ攻勢を強めたい」と述べたのは、こうした若手の動きをにらんでのリップサービスとも受け取れなくもない。【上野央絵】

毎日新聞 2008年6月3日 2時30分(最終更新 6月3日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080603k0000m010142000c.html

908片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 03:11:56
検証・問責で揺れた民主党/「鶴の一声」で潮目変化

 民主党が五日、一転して福田康夫首相に対する問責決議案を今国会に提出する方針となった背景は、またも小沢一郎代表の「鶴の一声」だった。党内の引き締めが狙いとの見方に加え、不得手とされる党首討論を回避するのが目的との憶測がささやかれる。参院の与野党逆転で手中に収めた「伝家の宝刀」が「竹みつ(竹製の切れない刀)になりかねない」と、党内からは疑問の声も漏れる。問責決議案で揺れた民主党の動きを検証した。

 四日昼すぎ、党本部で開かれた小沢代表ら五人の幹部協議。菅直人代表代行が「このままで国会を終わらせれば、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)などで完全に首相のペースになる。道路問題も下火になってしまう。十一日の党首討論で攻め立てた後に問責を出してはどうか」と口火を切った。

 それを受けた小沢氏が「首相は党首討論で擦り寄ってくる。そうなると問責は出せない。そこを考えないといけない。このまま会期を終えていいのか」と発言。出席者の一人は「討論をやりたくないのか」と感じたという。先に問責決議案を出せば、党首討論と国会審議を拒む大義になるからだ。五日、民主党の申し入れで党首討論は見送りの見通しになった。

 小沢氏はさらに「党内が緩んでいる」と畳み掛けた。国家公務員制度改革基本法案など与党が譲歩して修正合意する法案が相次ぎ、小沢氏には与党の「問責封じ策」に絡め取られていると映ったようだ。結局、この場で問責決議案提出の方向へ潮目が変わった。

 三日夜、民主党幹部は「衆院解散につながらない問責決議は意味がない。今国会の提出は120%ない」と明言し「小沢氏は参院の意向を尊重する考えだ」と強調。問責決議案の舞台となる参院の輿石東議員会長は一貫して衆院解散・総選挙や総辞職への追い込みが前提との認識から「軽く扱うべきものではない」と主張し、参院執行部も「慎重であるべきだ」と何度も確認していた。

 四日の幹部協議後の野党四党幹事長・書記局長会談。民主党の鳩山由紀夫幹事長が問責決議案提出を提案し、山岡賢次国対委員長が「自民党は『抱きつき』路線だ。党内事情だが、対決姿勢を示したい」と説明した。共産党の市田忠義書記局長が「そんな問責は国民の支持を得られない」と苦言を呈すと、鳩山、山岡両氏とも「本当は慎重なのですが」と漏らした。

 民主党が場当たり的に提出を決めた印象は否めない。四日夜、民主党国対筋は急きょ、党首討論前の九日か十日に問責決議案を提出する理由や手順を検討。五日になって、来週前半に提出すると民主党も重要と位置付ける複数の「生活関連法案」の成立が危ぶまれることが判明、対応に追われる迷走を繰り広げた。

 民主党の中堅議員は五日、国会内でつぶやいた。「四日までは執行部に提出する雰囲気はなかったのに急に変わった。やはり代表が求心力を高めるために指示を出したのか。わが党では極めて高度な政治判断が、いつも代表のひと言で決まる」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080605.html

909片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/15(日) 21:54:12
第45回衆議院総選挙総合スレ261
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1213488686/
503 名前:アンチ慶応 ◆YWRXO2tdY2 [sage] 投稿日:2008/06/15(日) 21:50:12 ID:u5qPO5E3
民主党の前原誠司副代表が月刊誌などで、党のマニフェスト批判につながる異例の「政策提言」を繰り返している。党内には「現職の副代表の言動としてふさわしくない」と、強い反発が出ている。
前原氏は、「代表選後、民主党が大きく割れ、自民党も大きく割れるという形での(政界)再編はありうる」とも指摘した。
筒井信隆・農水担当らが12日、「前原副代表の妄言を糾弾し、その『退場』を勧告する」と題した激しい批判メールを、党所属議員に一斉送信する騒ぎにも発展した。
鳩山幹事長は13日の記者会見で、筒井氏らの対応を「行きすぎた」とたしなめる一方、前原氏に対しても「党が分裂するという話は、慎んだ方がよかった」と苦言を呈した。
党内には「ガタガタするくらいなら、代表選は小沢氏の無投票再選の方がいい」(中堅)という声も出ており、前原氏の行動は思惑とは逆に作用する可能性もある。

農業政策
「ばらまきだという気持ちを強く持っている。もう少し前向きな農業政策を築き上げないといけない」(7日の京都市内の会合)

地方分権
「広域的な調整を行う道州を加えた『三層制』が望ましい」(Voice7月号)

自衛隊海外派遣
「国連が決めなければ何もできない国になってしまう」(Voice7月号)

財源
「行革だけでは絶対無理。仮にこのまま民主党が政権を取っても、まともな政権運営はできない。」
(中央公論7月号)
読売朝刊より

910片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 12:40:07
民主代表選:岡田氏は言及せず、前原氏は対決姿勢
 民主党の岡田克也副代表が18日、初の著書となる「政権交代」(講談社)を出版する。05年の代表辞任までの政治活動を総括し、政権交代の必要性を訴える内容で、最近の小沢一郎代表時代には言及していない。一方、前原誠司副代表は月刊誌への寄稿で、小沢氏との政策の違いを「代表選の争点」に掲げた。代表選を3カ月後に控え、注目される副代表2人の政治スタイルの違いが党内の話題になっている。

 岡田氏は著書で、90年の初当選時に自民党幹事長だった小沢氏を「政治の世界での父」と表現。97年の新進党解党で小沢氏に初めて公然と異を唱え、たもとを分かった経緯を書いた。ただ、現在の小沢氏との関係については著書では触れず、記者会見で「先輩政治家と思っている」と述べ、微妙な距離感をにじませた。政権交代には党内の結束が不可欠と指摘し、政権交代後に改革を最優先する分野に▽社会保障▽地方分権▽財政構造改革−−を挙げるなど手堅い内容。

 一方、前原氏は月刊誌「Voice7月号」に寄稿した「民主党は政権を担えるか」と題する論文で、農家への戸別所得補償、全国を300自治体に分割する地方分権政策、国連中心主義を挙げ、小沢氏との主張の違いを明示。次期総選挙で勝つために「代表選を通じて、小沢代表と徹底的に議論を戦わせる必要がある」と強調した。

 代表選出馬について岡田氏は「ノーコメント」、前原氏は「本当は出たくないが、誰も出ないなら選挙にするため自分が出る」と周辺に語っている。【田中成之、野口武則】

毎日新聞 2008年6月17日 4時00分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080617k0000m010103000c.html

911片言丸:2008/06/18(水) 23:37:07
柔軟論 民主に広がる 地震、拉致問題では審議
2008年6月18日 朝刊

衆院災害対策特別委員会で、岩手・宮城内陸地震の犠牲者に黙とうする議員ら=17日午前、国会で


 岩手・宮城内陸地震や北朝鮮が拉致事件の再調査を約束したのをきっかけに、福田首相の問責決議を実現させた民主党が一部の国会審議に応じ始めた。あくまで人道的な問題に限った例外との位置付けだが、党内に柔軟論が高まる兆しも出てきた。

 民主党は十一日の首相問責決議案可決後、問責された首相の下で審議はできないとして衆参両院で国会審議に応じていなかった。

 十四日に岩手・宮城内陸地震が起きると、「こういう問題は全く別」(鳩山由紀夫幹事長)として与党に衆参両院の災害対策特別委員会開催を要求。十七日に開かれた衆院災害特委では、政府から被災状況などの説明を受けた。

 北朝鮮の拉致事件再調査表明をめぐっても、民主党は十七日「人道上の問題だし、民主党が拒否していると宣伝されるのも良くない」として拉致問題特別委員会開催を要求。平田健二参院幹事長は「問責可決後でも、人の生死にかかわることが起きれば国会として調査・議論するのは当たり前」と言う。

 執行部には、問責された首相は相手にしないという国会戦略がなし崩しになることへの警戒感もある。

 半面、「なし崩しになってもいい」(中堅)、「閉会中審査だってどんどんやっていい」(ベテラン議員)との声が党内に高まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008061802000131.html

912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/24(火) 20:24:13
民主党員・サポーター、27万人を突破…過去最多更新
 民主党の党員・サポーター数が5月末の定時登録の時点で27万人を超え、過去最多を更新した。

 昨年の参院選で議員数が増えたことに加え、「年金記録漏れ問題や後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に対する批判が追い風になっている」という見方が出ている。

 党員・サポーターの登録制度は2002年に始まった。5月末の登録者が代表選の投票権を得る仕組みだ。02年は10万1千人だったが、小沢代表が就任した06年に24万4000人と初めて20万人を突破。昨年は20万1000人に減少したが、9月に代表選を控える今年は再び最多を更新した。

 国会議員には500人、次期衆院選の公認内定者にも300人の党員・サポーター獲得がノルマとして課されており、党内では「例年に比べ、快く引き受けてくれる人が増えた感じがある」という声が上がっている。

 ただ、「ノルマを達成していないベテラン国会議員もいる」という不満も出ており、鳩山幹事長は24日の常任幹事会で、「ノルマを達成できなかった総支部名を公表することを検討したい」と述べた。

(2008年6月24日19時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080624-OYT1T00541.htm

913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:11:46
民主党:前原副代表のグループが合宿 代表選は協議せず
 民主党の前原誠司副代表を中心とするグループ「凌雲(りょううん)会」は26、27両日、長野県木曽町で合宿を開いた。参加した23人は小沢一郎代表と距離を置く議員が多いが、9月の党代表選については、協議しなかったという。「次期衆院選までは小沢代表」が党内の大勢の中、主戦論のグループも対抗馬擁立に苦慮している。

 27日に講師として招かれた渡部恒三最高顧問は「選挙になるとしこりが残ると言うこと自体、民主主義政党の資格がない」と代表選の必要性を強調。小沢氏と菅直人代表代行が争った06年の代表選を「選挙前に私が2人に『さわやかに戦い、終わったら挙党態勢だ』と握手させた」と振り返った。

 前原氏は26日夜の懇親会で「マニフェストや政策は常に進化をさせていかなければいけない」と述べ、07年参院選マニフェストを見直す必要を改めて訴えたが、代表選については27日、記者団に「ノーコメント」とだけ語った。【野口武則】

毎日新聞 2008年6月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080628ddm005010165000c.html

914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:12:36
民主・岡田副代表:海老名・座間市で講演 政権交代を訴え /神奈川
 民主党の岡田克也副代表は27日、海老名、座間両市で街頭演説と講演会を行った。道路特定財源や暫定税率について「陳情した市長さんなどより役人が決める。役人が偉いというのが今の政治」と指摘し「民主党が政権を取ることで一気に流れが変わる」と政権交代を訴えた。

 次期衆院選に立候補を予定している新人の応援のために訪れた。岡田副代表は後期高齢者医療制度を巡る混乱について「どうして与党は法案を決める前にきちんと検証しなかったのか」と与党を批判。「政権が失敗したら入れ替わるという民主主義の国を作りたい。皆さんの一歩踏み出す勇気で世の中は変わる」と衆院選での支持を訴えた。【長真一】

毎日新聞 2008年6月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080628ddlk14010203000c.html

915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:14:37
風知草:ロボコップ・リターンズ=専門編集委員・山田孝男
 民主党の岡田克也(54)はまじめが看板だ。6月中旬、講談社から「政権交代/この国を変える」を出版した。「まじめで何が悪い」と自らを奮い立たせているように私には読めた。まじめに党代表返り咲きを狙っているという観測もあるが、少なくとも出版と代表選は無関係だろう。岡田は手の込んだ駆け引きの人ではない。

 酒を飲まない。たばこはもちろん、ゴルフもカラオケもだめ。そのむかし、番記者のつけたあだ名がロボコップ。米SFアクション映画に出てくるサイボーグ(人造人間)のスーパー警官だ。完全武装の論戦マシンというイメージである。

 この人、映画に目がない。ただし、好きなのは「西部戦線異状なし」「プライベート・ライアン」など「考えさせられる映画」で、エンターテインメントは眼中にない。いま読んでいる本はロバート・ゲスト(英エコノミスト誌元特派員)の「アフリカ/苦悩する大陸」とアル・ゴア(元米副大統領)の「理性の奪還/もうひとつの『不都合な真実』」−−。

 まじめ過ぎるという自覚、ないですか? 非礼を顧みず本人に問うと、言下に「ないです」。取りつく島がない。

 小泉政権の5年間、岡田は民主党政調会長、幹事長代理、幹事長、代表を歴任し、首相に質問すること30回以上。最も多く小泉純一郎と議論した政治家だと自負している。

 小泉人気も中だるみの04年参院選は、岡田が小泉の「人生いろいろ」発言に食いついて自民党を寄り切り。05年衆院選は逆に岡田民主党が惨敗し、代表を退いた。新著の後半は小泉との戦いの総括である。

 ここで岡田が言っているのはこういうことだ。

 (1)小泉改革で評価すべきは公共事業に頼らぬ景気回復と不良債権処理の加速。他はことごとく期待外れだった。

 (2)他方、内政の最大の課題は医療・年金など国民が受け取る給付が増え、それに見合う負担が不足していることだ。

 (3)もはや増税論議は避けて通れないが、行政と癒着した自公政権では役所のムダに切り込めず、国民が納得しない。

 (4)だから、しがらみのない民主党に任せてほしい。

 3番目の増税論議容認がポイントになる。岡田代表時代、民主党は消費税3%増税を公約して国政選挙を戦った。しかも岡田の本は冒頭から増税の逸話である。地元(三重県)の対話集会で支持者に「年金になぜ税金がかかるのか」と詰め寄られた岡田が「がまんしてください」と説き伏せる−−。

 反増税の現執行部との隔たり著しく、そこから「岡田は秋の代表選挙に出て小沢一郎の再選を阻むハラではないか」という観測が生まれる。

 小沢は06年4月、両院の民主党議員による投票で菅直人を制して代表になった。偽メールに基づく疑惑追及で瓦解した党の立て直しに担ぎ出されたのが実情だ。同9月の定期代表選挙で無投票再選され、その任期が今年9月で終わる。

 政権奪取最優先の政策と独断専行の手法に党内の不満は募り、代表選出馬を公言する有力議員もいるが、最も重みがあり、最も敵の少ない潜在候補が岡田だ。どうするのか。

 岡田に聞くと「民主党が政権を取るためにどうすべきか。私の判断基準はそれだけです」と答えた。ロボコップは戦列に戻ったが、小沢と争って党を割るつもりはない。私にはそう聞こえた。(敬称略)(毎週月曜日掲載)

毎日新聞 2008年6月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080630ddm003070147000c.html

916片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:26:13
民主サポーター27万人超 過去最高、代表選も影響?(06/29 15:20)
 9月に予定される民主党代表選で投票権を持つ党員・サポーター数が27万人を超える見通しだ。現行制度となった2004年以降では過去最高で、来月に確定数を公表する。昨年の参院選で躍進した勢いに加え、代表選をにらみ国会議員らの動きが活発化した影響もありそうだ。複数の候補者による代表選が実現すれば、党員・サポーター票の行方も焦点となる。

 党員・サポーター制度は2000年に導入。04年からは、党員は年間6000円、サポーターは2000円を支払えば、5月末時点の登録者が郵便投票で代表選に参加できる現在の仕組みとなった。

 04年は11万人、05年は15万7000人と推移し、06年に24万4000人と初めて20万人の大台を突破。昨年は20万1000人で今年は約7万人増となる見通しだ。

 民主党は1月の党大会で25万人の登録を目指す方針を決め、この目標は達成。ただ現職に課した「最低500人」のノルマを果たせなかった議員もいる。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/101898.html?_nva=41

917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:53:37
菅直人氏:民主党代表選に出馬せず 98年の結党以来初
 民主党の菅直人代表代行は3日の記者会見で、9月の党代表選に関し、小沢一郎代表の再選を支持し、自らは出馬しないことを明言した。菅氏はこれまで選挙戦になった代表選すべてに出馬しており、今回選挙戦になっても菅氏が出馬しなければ、98年の結党以来初めてとなる。

 菅氏は「小沢代表の下で次期衆院選に臨むことが政権交代の可能性が一番大きい」と小沢氏3選支持を表明。その上で「私自身はそういう判断に沿って行動したい」と述べ、不出馬を明らかにした。

 一方で「だから無投票がいいと思っているわけではなく、出たい人が立候補して議論するのは民主主義政党として当然だ」と述べ、代表選が無投票となることには慎重な姿勢を見せた。

 菅氏は98年4月の結党時、初代代表に選出された。99年以降の代表選10回のうち無投票を除く6回に出馬。99年と02年の2回当選している。【田中成之】

毎日新聞 2008年7月3日 19時18分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704k0000m010038000c.html

918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:54:47
言わせて:実感「ねじれ国会」/5 民主党・馬淵澄夫衆院議員
 ◇国対政治もう要らない
 −−ねじれをどう実感されていますか。

 ◆主婦の方が「いろんなことが明るみに出たのはねじれの成果」とミニ集会などで言ってくれるようになりました。形骸(けいがい)化していた国会が審議の場として本来の姿を取り戻しつつあり、メリットが大きいと思います。

 −−ねじれ効果は最初から意識されていたのでしょうか。

 ◆与党は当初、十分理解していなかったですね。予算の強行採決でどうなるかを甘く見ていた。暫定税率が廃止になるなんて夢にも思わなかったのでしょう。もっとも野党もやり方次第で予算委審議をもっと活性化できたはずで、ねじれ効果を現実感として持っていなかった気がします。

 −−暫定税率廃止は大きかったですか。

 ◆小沢一郎代表は、国民の前に現実にガソリン25円下げを示すことがどれだけインパクトがあるか、よく熟知していたんですね。もう一つは、本当に野党の手でこういうことが起きるんだという国会の心理戦の中でのアドバンテージ。だから小沢さんはある段階から先鋭的に判断したのでしょう。僕も暫定税率廃止に突っ走るとは思っていませんでした。

 −−自民党議員と国会改革に関する提言をまとめましたね。

 ◆ねじれを千載一遇のチャンスととらえ、改革を実現しようという提言でした。目の前の道路問題をどうするか与野党で知恵を働かそうと。自民党と手を組みにいったわけではない。その後、「せんたく議連」で実際に動き出している。若手が最初に石を投げ込んだ意味があったと思いますよ。

 −−民主党の戦術はどうでしたか。

 ◆いいと思うけど、クエスチョンもあります。問責決議もいいが、審議拒否はだめ。「言論の府」なのだから徹底して審議すればいい。向こうはチャンピオンでこちらはチャレンジャー。勝つにはKOしかない。国会論戦で勝てるだけの力量はあると思います。

 −−民主党が政権を取ったらどうなりますか。

 ◆55年体制にどっぷりつかった国対政治が幅をきかすようなら、自民党が民主党に名前を変えただけの政治に堕する可能性もあります。どちらが野党になっても現実味のある政権交代が可能な「言論の府」を作らないといけない。国対政治はもう要りません。【聞き手・小山由宇】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇まぶち・すみお
 1960年生まれ、47歳。横浜国大工学部卒。大手建設会社員、事務用品会社役員などを経て03年衆院奈良1区から初当選、現在2期目。08年通常国会では「道路整備の中期計画」について切り込んだ。6児の父としても知られる。

毎日新聞 2008年7月2日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080702ddm005010021000c.html

919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/10(木) 09:49:20
民主党:離島で初の公聴会 長崎・五島で500人参加
 民主党「次の内閣」は9日、長崎県五島市で次期衆院選マニフェスト作りに向けた地方公聴会を開いた。「原油や飼料の高騰で農漁業が立ち行かない」と対策を求める声が相次ぎ、直嶋正行政調会長は先月まとめた党の緊急経済対策などを説明。「政権交代があればすぐに実施したい」と強調した。

 公聴会は「地域間格差の是正」をアピールするため、初めて離島で開催した。

 約500人が参加。「離島は船賃がかかり過ぎ、航路補助がないと厳しい」など離島ならではの指摘が出され、五島市が地元の山田正彦衆院議員が揮発油税を54円減免する離島振興法改正案などを説明した。

 公聴会は7月末までに福島、青森、佐賀3県でも開く。【小山由宇】

毎日新聞 2008年7月10日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080710ddm005010044000c.html

920片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/15(火) 08:28:17
結党10年の民主:政権への展望/1 岡田氏待望論
 ◇「しこり」懸念、本人慎重
 6月26日夜、東京から遠く離れた長野県木曽町。島崎藤村の「夜明け前」で有名な馬籠宿(まごめじゅく)(岐阜県中津川市)にもほど近い同町内のホテルで、民主党の前原誠司副代表を中心としたグループ「凌雲(りょううん)会」の合宿が開かれていた。

 この合宿に姿を見せたのが衆院当選13回、76歳の長老、渡部恒三最高顧問だった。渡部氏は前原氏と酒を酌み交わしながら、9月の党代表選への対応をこんこんとアドバイスした。

 「ベストは岡田(克也副代表)君、でなければ野田(佳彦広報委員長)君が出ることなんだ。前原君、君はダメだぞ」

 「分かっています」。前原氏は神妙に応じた。前原氏は、小沢一郎代表の下で作られた昨年の参院選マニフェストを公然と批判した上に、自民党の小泉純一郎元首相、中川秀直元幹事長らとの付き合いが喧伝(けんでん)されている。前原氏を出馬させれば、政権交代を目指す次期衆院選を前に民主党分裂にもつながりかねない−−。渡部氏の懸念はそこにあった。

 ただし、渡部氏は翌27日、講演で「選挙になるとしこりが残るということ自体、民主主義政党の資格がない。オープンでさわやかな代表選にしてこそ挙党体制ができる」と強調してみせた。

 この合宿の後、凌雲会メンバーは「前原氏以外」を念頭に、対抗馬擁立に向けてじわりと動き出した。

 昨秋の大連立騒動の際、小沢氏を公然と批判した仙谷由人元政調会長は2日後の6月29日、地元・徳島市内の後援会のパーティーで自身の出馬の可能性に言及。枝野幸男元政調会長も今月6日、地元・さいたま市内の会合で「必ず選挙になると約束できる」と断言、自身の出馬にも含みを持たせた。

 そんな中、岡田氏に対しては、05年衆院選で落選した候補者のケアに全国各地を巡回していることなどから、党内の待望論が広がりつつある。

 しかし、岡田氏は自民党旧竹下派、新生党時代に師事した小沢氏を「政界の父」と語っており、小沢氏との対決になる代表選への自らの出馬については「ノーコメント」を貫いている。

 野田氏も出馬には慎重な姿勢を崩していない。野田氏を中心とするグループが今月上旬開いた研修会では、現職、新人を含めて代表選出馬を求める声が上がったものの、野田氏は態度を保留した。

 本来、次期衆院選での政権奪取の弾みとなるべき代表選に、「選挙後のしこり」を気にして慎重姿勢を崩さない岡田氏ら有力候補。

 岡田氏や野田氏が立候補を尻込みするのは、小沢氏による新進党解党(97年)へのトラウマだ。岡田、野田氏ともに新進党所属だっただけに、解党から10年の歳月が経過しても記憶は生々しい。小沢氏は自らが勝利したものの、対抗馬が出馬した新進党党首選を機に同党を解党した上で自由党を結成し、「自自連立」「自自公連立」に走った。

 その後、民主党に合流した小沢氏は06年の代表選の際、ルキノ・ビスコンティ監督のイタリア映画「山猫」に出てくる「変わらずに生き残るためには、自らが変わらなければならない」との言葉を引用。「敵か味方か」を峻別(しゅんべつ)した上で与党との連立を志向してきた小沢氏は大きく変わった、との声が党内で一時は強まった。

 しかし、自民党との「大連立」をしぶしぶ封印した小沢氏に、代表選の結果次第では、またぞろ「解党・分裂」含みの連立志向が頭をもたげないか。岡田氏らの疑心暗鬼はその一点にある。=つづく

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 ◇執行部、寄り合い所帯
 民主党は98年4月、旧民主党をはじめとする当時の野党4党が合流し、与党・橋本龍太郎自社さ政権に対抗して「政権交代可能な政治勢力の結集」を宣言し、発足した。

 96年に菅直人、鳩山由紀夫両氏の2人代表でスタートした旧民主党は、社民、さきがけ議員を中心に「自民でも新進でもない第三極」を目指していた。一方、小沢一郎氏率いる新進党は97年末に解党。小沢氏が自由党を旗揚げした。

 03年9月には、民主党と自由党が合併。現在の民主党の姿となった。今の執行部は自民出身の小沢代表、鳩山幹事長、社民連出身の菅代表代行、社会出身の輿石東参院議員会長と、寄り合い所帯ぶりを反映している。

毎日新聞 2008年7月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080715ddm005010086000c.html

921片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/15(火) 11:31:54
民主・花斉会、野田氏に対応一任
 民主党の野田佳彦広報委員長を中心とするグループ・花斉会が14日夜、東京都内で会合を開き、9月に予定される民主党代表選への対応について、野田氏に一任することを決めました。

会合には民主党の国会議員14人のほか、次の衆議院選挙での民主党の新人候補予定者6人など、合わせて21人が出席しました。

 出席者によりますと、14日の会合では9月に予定されている民主党代表選について、会としての対応を野田氏に一任することを決めたということです。

 民主党代表選をめぐっては現在の小沢代表の対抗馬が出るかどうかが焦点となっていますが、野田氏自身が立候補するかどうか、あるいはどの候補を支援することにするのか、最終的な対応を決めるのはさらに党内情勢を見極めた上でのことになりそうです。(14日23:18)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080715/20080715-00000022-jnn-pol.html

922片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:11:29
民主代表選へ動き活発化/野田氏らに出馬待望論

 九月に予定される民主党代表選は、鳩山由紀夫幹事長ら現執行部が相次いで小沢一郎代表支持を打ち出し、三選に向けた流れが加速してきた。参院側では、小沢氏が昨年夏の参院選勝利の立役者であるとして無投票論も浮上している。

 ただ中堅、若手議員を中心に複数候補による選挙戦実施を求める声は根強い。有力候補の岡田克也副代表が慎重姿勢を見せる中、野田佳彦広報委員長らの出馬を望む声も徐々に広がる。小沢支持勢力との間で神経戦の様相を見せ始めている。

 小沢氏は正式表明していないものの、出馬は確実視される。執行部では鳩山氏のほか、菅直人代表代行や輿石東参院議員会長らが既に三選支持を表明。鳩山、菅両グループのほか、横路孝弘衆院副議長に近い旧社会党系や、川端達夫副代表ら旧民社党系などのグループもその方向だ。

 民主党のグループは「同好会」に例えられる。重複して所属する議員も多く、かつての自民党派閥のような強固な結束はない。だが鳩山グループは来月十七、十八両日に軽井沢で開く研修会に、小沢氏に近い若手議員でつくる「一新会」にも参加を要請。小沢氏支持へ結束を確認する見通しで、代表選の前哨戦ではまとまった動きも目立つ。

 昨年夏の参院選で所属議員が大幅増となった参院では「いろいろな候補者が代表選でやり合うのはいかがなものか」(平田健二参院幹事長)と無投票三選を望む声まで出ている。

 小沢氏支持が広がる中、中堅、若手の間では「代表選で党の政策を国民にアピールすべきだ」(中堅)として複数候補による政策論争に期待する声が根強い。野田氏、前原誠司副代表をそれぞれ中心とするグループでは水面下で対抗馬擁立への模索が続く。

 野田グループでは野田氏擁立論の一方、慎重論も消えない。前原グループには小沢氏の党運営に批判的な議員が多く、仙谷由人、枝野幸男両元政調会長の名前が取りざたされるが、両氏とも野田氏の動向を見極めている。グループに所属していない岡田氏の出馬に期待する声もあるが、いずれも実際に擁立できるかまだ見通せない。

 小沢氏支持の鳩山、菅両氏も複数候補による代表選実施が望ましいとの考えを示しているものの「党に亀裂が入らない程度の戦いに」というのが本音。小沢氏周辺は「対抗馬の推薦人になる人がいるのか。報復人事も当然あるだろう」と小沢氏に挑む候補擁立の動きを強くけん制している。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080711.html

923片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:12:01
政権交代目指しパーティー/小沢氏、3選へ布石

 九月二十一日投開票の日程が決まった民主党代表選は、小沢一郎代表が三選に向け着々と布石を打っている。対抗馬擁立を探る中堅、若手議員も腹の探り合いの段階で出遅れ感は否めず、選挙戦が実現しても事実上は「無風」になりかねない雲行きだ。

 「自公政権の国民生活を無視した政治を糾弾し、この国の政治を変えよう」。十四日、都内で開かれた党の政治資金パーティー。五千人を超える出席者であふれ返った会場で、小沢氏は声を張り上げた。

 前日の十三日には、自ら主宰する「政治塾」で講演。国会での官僚答弁を法律で禁止し、約二百人の国会議員を副大臣や政務官として中央省庁に送り込むという政治主導の政権構想を披露してみせた。

 代表選の二カ月も前に政権への意気込みを示す小沢氏の姿からは、「三選への自信」(周辺)がのぞく。代表経験者の菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長は、いずれも小沢氏支持を明言。十四日の両院議員総会では、石井一副代表が「出馬する人は、それなりの腹を持って挑戦してもらいたい」と対抗勢力をけん制した。

 小沢氏の基盤固めの対象は、現職議員だけではない。「全国行脚」は四十七都道府県を一巡し、代表選への投票権を持つ公認予定候補者らも激励した。党員・サポーター集めでも小沢氏のグループが先行。「既に現職の四割、新人・元職の五割、党員・サポーターの六割を固めた」との見方もあり、中堅議員の一人は「大方の関心は、次期衆院選をにらんだ『次の内閣』閣僚などの人事に移りつつある」と漏らす。

 これに対し、出馬が取りざたされる岡田克也副代表や野田佳彦広報委員長らは、代表選をめぐる対応を鮮明にしていない。党内で幅広い待望論がある岡田氏が「ノーコメント」を繰り返していることに対し、党内では「ポスト小沢の位置が確定するのを待っている」(中堅)との憶測も浮上。今回は出馬を見送るとの見方が強まりつつある。

 野田氏のグループでは、若手を中心に出馬を求める声がある半面、慎重論も根強い。十四日夜には都内で会合を開き、自身を含め約二十人が出席、「野田氏の判断を尊重しよう」との意見も出たが、踏み込んだ議論にはならなかった。野田氏はグループの意見集約を進めながら、岡田氏の意向や他のグループの動きを見極め、八月以降に対応を最終判断する見通しだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080714.html

924片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:56:05
結党10年の民主:政権への展望/3 「無駄削減」一辺倒
 ◇財源論置き去りのまま
 「急騰した油代は直接補てんします。政権をとったら明日にでもやる」。今月9日、長崎県の離島・五島列島。地元出身の民主党衆院議員、山田正彦氏は「燃料高騰で漁に出られない」と訴える漁業者に宣言した。島の北端にある水ノ浦漁港。大小の漁船が10隻ほどつながれていた。

 民主党「次の内閣」が次期衆院選マニフェスト作りに向けて地方で実施している公聴会で、漁業用燃油高騰対策は喫緊の課題だ。直接補てんの所要額は1000億円。財源について山田氏は「政府が漁港整備に投資している3000億円から3割も回せば賄える。漁港整備は急を要さない」と話す。

 民主党が掲げる政策の財源の多くは、「政府の無駄を削る」との発想だ。昨年の参院選マニフェストでも、年金基礎部分への消費税投入(6・3兆円)、農業者の戸別所得補償(1兆円)など計15・3兆円の政策を掲げ、財源は補助金の交付金化、談合・天下りの根絶、特殊法人の原則廃止などで賄うとした。

 その後さらに地方緊急経済対策(3・5兆円)、ガソリン税の暫定税率廃止(2・6兆円)などを打ち出し、参院選マニフェストと合わせると22兆円。しかしこれも「特別会計の剰余金などで対処できる」という。

 与党はこうした民主党の政策を「でたらめ」(与謝野馨前官房長官)などと激しく攻撃する。民主党内にも与謝野氏らに同調する声があり、前原誠司副代表は「9月の代表選で財源論を争点にすべきだ」と明言した。

 しかし、党税調でも増税の議論は影を潜めている。「消費税増税を選挙の争点にしては勝てない」との認識は与野党問わず共通。福田康夫首相は6月、「決断の時期」と発言しながら、すぐ軌道修正したほど。民主党内でも「こちらから増税を持ち出す必要はない」(若手参院議員)との声が強まっている。

 こうした中、小沢一郎代表は「増税は鬼門」との判断に基づき、「無駄遣いと腐敗を直さず負担ばかり増やすのは国民に受け入れられない」と繰り返す。

 「税については小沢代表の考え方を含め、高度な政治判断が要る」。14日に東京都内で開かれた「言論NPO」(工藤泰志代表)との討論会。中川正春「次の内閣」財務担当は、マニフェスト評価委員の「将来の税体系をどう考えるか」との追及をかわした。小沢氏に近い参院中堅は「非公開の部門会議で問題提起はできても、オープンな場ではタブー」と漏らす。

 次期衆院選マニフェストを検討する政調では、参院選マニフェストで盛り込んだ数値目標「15・3兆円」を外す案すら浮上している。「数値を出すから与党に突っ込まれる」(中堅)。財源論の具体像は当面、見えてきそうにない。=つづく

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2008/07/17/20080717ddm005010109000c.html

925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:56:43
結党10年の民主:政権への展望/4 対等な日米同盟
 ◇実現への青写真なく
 「政権を担って本当の対等な日米同盟を作り上げたい。日米地位協定や米軍問題について沖縄県民の意見を尊重し、解決策を考える」

 民主党の小沢一郎代表は6月26日、那覇市での会見で訴えた。今月8日には与野党逆転を果たした県議選結果を踏まえ、地位協定の抜本改定や米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外・国外移設を盛り込んだ党の新たな「沖縄ビジョン」を決定した。

 民主党は県議選で議席を1から4に増やし、躍進した。同党公認で初当選した山内末子県議は、その理由を「政権交代後、新基地建設に反対することへの期待だ」と語る。

 県議会は18日の本会議で、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に反対する意見書・決議案を野党の賛成多数で可決する。「県内移設反対」決議可決は橋本龍太郎自社さ政権の96年以来。辺野古移設推進派の首長は「知事の判断次第で県の方針は変わり得る」とみる。

 民主党が在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の根拠となる特別協定承認に初めて反対したのも、小泉政権時に顕著になった政府・自民党の日米同盟至上主義に対峙(たいじ)し、米国への是々非々路線を打ち出したいとの判断からだ。インド洋への海上自衛隊派遣継続反対を巡って小沢氏が持ち出した「国連中心主義」も同根と言える。

 「小沢さんの『国連決議さえあれば自衛隊を出していい』は原則論。違憲ではない」「小沢さんはリベラルだが、世間が見る目はそうではない。小沢氏が改憲志向でないことを明確にするためにも代表選が必要だ」

 集団的自衛権行使に慎重な党内グループ「リベラルの会」が15日に開いた北海道千歳市での合宿で、代表選を戦うべきかで激論が戦わされた。

 同会は結局会独自の候補擁立を見送り、小沢氏の提唱する「国連中心主義」に矛盾しないよう、「国際協力隊」を新設し、平和維持や人道支援活動に派遣するとの政策提言を発表。代表世話人の平岡秀夫衆院議員は「次の衆院選は小沢代表の下で戦うことが前提」と明言した。

 結党以来「右から左までの寄り合い所帯」と指摘され続けた民主党の安全保障政策を糾合しつつある「政権交代」の現実味。しかし、日米地位協定改定など自ら設定した高いハードルを政権獲得後に乗り越える青写真がないのも事実だ。

 「民主党が政権を取ったら、現実には(日米同盟の根幹である)思いやり予算に反対できないだろう。(野党である今が)最後のチャンスだ」

 民主党の「次の内閣」防衛担当を務める浅尾慶一郎参院議員が、4月2日の「次の内閣」会議で漏らした言葉に、政権獲得後「対等な日米同盟」が実現できるかどうか、民主党の不安感がにじみ出ている。=つづく

毎日新聞 2008年7月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2008/07/18/20080718ddm005010132000c.html

926片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 00:04:51
小沢代表「中国の暴動は国民の不満」 所得格差や中国共産党へ
7月18日22時40分配信 産経新聞


 民主党の小沢一郎代表は18日夜、埼玉県志木市内で講演し、中国・貴州省など中国各地で発生した大暴動について、「四川大地震で学校から民家からみんなつぶれているが、共産党の本部は何の被害もない。なぜそうなのか。そこに民衆の不満がものすごくある。ほんの数千万人のものすごい金持ちと、10数億人が食うや食わずという現実がある。だからいろんな暴動が起きている」と述べ、所得格差や中国共産党への不満が根本原因との見方を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000979-san-pol

927名無しでチュウ:2008/07/20(日) 07:36:21
結党10年の民主:政権への展望/5止 再編VS政権交代
 ◇自民と切り崩し合戦
 日本経団連、日本商工会議所と並んで経済3団体の一つに数えられる経済同友会(桜井正光代表幹事)が、このほど民主党との政治懇談会をスタートさせた。経済界が次期衆院選後の政権交代を視野に、民主党を強く意識し始めたとの見方が永田町に広まっている。しかも自民党との政治懇談会も同時スタートさせるという用意周到さだ。

 民主党の窓口役は前原誠司副代表。前原氏周辺は「政権交代後を見据えて経済界とパイプを作っておくのは当然」と話すが、自民党の窓口役が、前原氏との親交を深める中川秀直元幹事長であることが憶測を呼んでいる。

 中川、前原両氏は、たばこ税引き上げを目指す超党派議連を発足させるなど、共通点が多い。懇談会に参加した自民若手は「中川氏は政界再編論者。同友会も再編を見込んでいる」と指摘する。現に中川、前原氏がそれぞれの党の参加者を人選した。

 ただ、民主党内では懇談会が「政界再編」の道具とされることへの警戒感も強い。

 今月8日、東京都内で行われた経済同友会と民主党との政治懇談会の初会合で、民主党の岡田克也副代表は、「日本には新たな国家目標は必要ない」と語った。同友会側の「国家目標が必要」との発言をにべもなく否定した形だ。前原氏があいさつした直後だった。

 岡田氏の心境を周辺が解説する。「同友会の狙いは自民党側と通じた『民主切り崩し』。前原さんは党に正式に申し入れもないのに引き受けた。そのために会合に出席していらだちをぶつけたのではないか」

 党内の大勢は「今の時期、党が割れているとみられるのはマイナスでしかない。選挙前の再編はあり得ない」(幹部)と前原氏の動きに冷ややかだ。

 民主党の強気は政権交代への各界の期待に支えられていると言ってもよい。

 党税制調査会長の藤井裕久最高顧問は6月28日、大阪市内で開かれた近畿税理士政治連盟の会合に招かれた。「政権を取ったらオーナー課税廃止法案をぜひ通してほしい」

 税政連側の強い期待を藤井氏は感じた。税理士会が各小選挙区1議員を対象に作る後援会組織にも最近、07年参院選での初当選組をターゲットに、自民から民主への乗り換え現象が起きているという。

 こうした現状への危機感から、自民党側は中川氏だけでなく幹部が民主党を巻き込んだ再編を一様にもくろんでいる。伊吹文明幹事長も今月12日、千葉市での講演で「次の衆院選で自公が勝てば、民主党は動揺する。その時に再編を仕掛けて参院を分断しなければ、今の政治状況は変わらない」と語った。

 強気の民主党にしても、「本音を言うとお互い過半数を取れないこともあり得る」(安住淳国対委員長代理)、「次期衆院選後、政界が液状化した時、政策本位での再編は否定できない」(中堅)との声もある。

 「自民党は必死だ。金でも何でも使ってくるだろう。こっちはすぐゆるむ。心配だ」。小沢一郎代表は16日夜、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長らとの会食の席で油断を戒めた。自民支持基盤を狙って切り崩すのが小沢氏の選挙手法。「再編に期待」の自民と「まずは選挙」の民主の攻防は続く。=おわり

   ◇  ◇

 この企画は上野央絵、田中成之、野口武則、小山由宇、渡辺創が担当しました。

毎日新聞 2008年7月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080719ddm005010021000c.html

928名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:09:54
民主・岡田氏、代表選へ慎重姿勢崩さず '08/7/20

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 九月の民主党代表選をめぐり、岡田克也副代表の動向が注目を集めている。岡田氏が出馬すれば小沢一郎代表の有力な対抗馬になるのは確実で、代表選を通じた政策論争に期待する中堅、若手議員を中心に待望論が広がる。だが本人は周囲の期待をよそに「ノーコメント」を貫き、慎重姿勢を崩していない。

 「中国共産党と人民を代表して感謝します」。中国のニューリーダーの一人である李克強副首相は十六日の北京市内での会談で、民主党の四川大地震対策本部長を務める岡田氏と固い握手を交わした。胡錦濤国家主席に近い李氏が野党幹部と会うのは異例で、中国側の岡田氏への期待がにじんだ。

 日本経団連の御手洗冨士夫会長らが、パイプ強化の思惑から岡田氏を「囲む会」を発足させるなど、将来の“民主党政権”のリーダーとして岡田氏の存在感は膨らみつつある。

 岡田氏は二〇〇五年九月の衆院選敗北の責任を取って代表を辞任してからは、落選議員や若手を中心に二度の全国応援行脚を展開。昨年九月に始めた第二弾は今月二十七日の宮城2区で終える予定で、訪れた小選挙区は百三十余りになった。

 党内ではこうした地道な努力を、先の通常国会で衆院予算委員会の筆頭理事として論戦の陣頭指揮を執り福田康夫首相を追いつめた手腕とともに評価する声が多い。

 ただ岡田氏は代表選に関し「私も当事者の一人」「何を言っても憶測を呼ぶ」と話すだけで、腹のうちを一切明かそうとしない。今月五日の茨城県つくば市での記者会見では「感情的対立になってはいけない」と強調し、党内では出馬に慎重と受け止められた。

 小沢氏の対抗馬擁立を模索する前原誠司副代表、野田佳彦広報委員長の両グループは岡田氏の動きを注視。野田氏は代表選日程が正式決定した十四日昼、岡田氏と都内で会談したが、関係者によると「代表選をめぐっては踏み込んだ話にはならなかった」という。

 岡田氏の真意について党内では「小沢氏からの禅譲狙いだ。次期衆院選勝利へ一丸となるべき時期に、弓を引くとは思えない」(中堅議員)との見方が強い。岡田氏は周囲に「いずれ態度をはっきりさせたい」と漏らしており、八月のお盆明けにも最終判断することになりそうだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807200361.html

929名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:39:52
民主党:代表選まで2カ月 無投票圧力に有力候補音無し
 民主党代表選の投開票日(9月21日)まで2カ月となったが、小沢一郎代表の対抗馬が現れず、選挙の構図が定まらない。「無投票3選」を支持するベテランの発言が相次いでいるのに加え、小沢氏の次期衆院選に向けた「地元回り」指令が代表選への関心を遠ざけている。こうした党内事情を背景に、有力候補者の具体的な動きも低調だ。

 「代表選をやるのは反対。これから政権交代しようという時に、エネルギーが分散されてしまう」。小沢氏に近い藤井裕久最高顧問は17日、岐阜市内の講演で断言した。小沢氏と69年衆院初当選同期の石井一副代表も14日の両院議員総会で「意義があるのは『次は自分が政権を取る』と訴える場合だけ。支援する方はそれなりの腹を持っていただきたい」とすごんでみせた。

 民主党は8月中旬から衆院の300小選挙区で情勢調査を実施する。9月に1次公認を決定する判断材料とされ、小沢氏は候補者差し替えの可能性も示唆している。代表選で対抗馬擁立を模索する中堅は「公認決定に影響すると思う議員は代表選と距離を置くだろう」と指摘。ある若手は「地元を空けて東京で代表選の活動をするにはかなりの覚悟がいる」と漏らす。

 渡部恒三最高顧問は21日、岐阜市内の街頭演説で「代表選を行うのは当然、無投票について議論するのがおかしい」と述べた。しかし、有力候補者の代表選を巡る動きは表面化していない。有力候補視される野田佳彦広報委員長と岡田克也副代表の2人は、14日夜会談し対応を協議したが、明確な結論は出なかった。出馬の意欲をにじませる仙谷由人、枝野幸男両元政調会長も音無しの構え。河村たかし衆院議員は代表選出馬に向けた政策をまとめたが、立候補に必要な推薦人20人確保のめどが立っていない。

 党執行部は、山岡賢次国対委員長が20日の民放報道番組で「候補者が出れば選挙になるし、出なければならない。規約通り粛々とやればいい」と述べるなど「代表選自体は否定しない」とのスタンスだが、同時に「小沢氏3選支持」でも一致。対抗馬出馬を盛り上げる方向には働いていないのが実情だ。【田中成之、小山由宇、稲垣衆史】

毎日新聞 2008年7月22日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080722k0000m010150000c.html

930片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/26(土) 09:11:04
民主党代表選、小沢氏の対抗馬は誰に
 9月に行われる民主党の代表選挙は3選が確実と言われる小沢代表に対し、有力な対抗馬が出るかどうかが焦点となっています。こうした中、かつて代表を務めたこの人が動き出しました。

 「民主党政権をつくることはゴールではない。スタートである。私が目指しているのは、政権交代がきちんとできる、そういう政治をこの日本にも根づかせるということです」(民主党 岡田克也副代表)

 4年前、民主党代表を務めた岡田副代表は先月、「政権交代」と題した本を出版。講演会やメディアへの露出を増やしていて、9月の代表選出馬への意欲か、と注目を集めています。

 「私は何としても、次の総選挙で戦い抜き、国民の皆さんのために絶対に勝利しなければならない。そういう決意であります」(民主党 小沢一郎代表)

 福田内閣の支持率低迷で政権交代が現実味を帯びる中、鳩山幹事長ら執行部は小沢代表の3選支持を揃って表明。無投票の再選を求める声も聞かれます。

 一方、小沢氏と距離を置くグループでは、独自の対抗馬を立てるべきという声が強く、枝野元政調会長や野田広報委員長らが、出馬の可能性を示唆しています。

 ただ、これらのグループの中心メンバーは、「アンチ小沢だけでなく、幅広い支持を得られる岡田氏が出馬を決意すれば、候補者は岡田氏に一本化するだろう」と口を揃えます。

 熱い視線が集まる岡田氏ですが、代表選に出馬するかどうかを聞かれると――、
 「答えはノーコメントです」(民主党 岡田克也副代表)

 政権交代のために、何が一番よいかという視点でのみ考えると言う岡田氏。その動向が、民主党代表選の行方を左右することになりそうです。(25日16:47)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3908403.html

931片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/31(木) 10:23:58
民主党:岡田氏、代表選出馬に消極的…選挙の必要性は強調
 民主党の岡田克也副代表は30日、東京都内の日本記者クラブでの講演後の質疑応答で、党代表選への自身の立候補について「現時点で強い意欲は持ち合わせていない」と述べ、消極的な考えを示した。岡田氏はこれまで「ノーコメント」を貫いており、具体的な言及は初めて。

 岡田氏は立候補に消極的な理由として、代表時の05年衆院選で財源などを具体的に示したマニフェストを掲げて敗北した点を挙げ、世論は今も変わっていないとの認識を示した。

 一方で「政策論争のための代表選は必要。選挙になれば与党は(財源論などを)突いてくる」とも強調し、「意欲をお持ちの方に出ていただけばいい」と指摘した。小沢一郎代表については「党の高い支持率を作り上げた最大の功労者」と評価した。

 岡田氏は最近、テレビ出演や講演などが急増。次期衆院選マニフェストを巡り「将来の増税の必要性」を強調するなど小沢代表の「増税封印路線」との違いを際立たせるなど、「出馬への意欲か」と注目されていた。

 一方、枝野幸男元政調会長は30日夜、毎日新聞の取材に対し「岡田氏が立候補しないのであれば、自分の出馬を視野に仲間と相談してみたい」と述べ、立候補を検討する考えを示した。枝野氏は今月6日、地元・埼玉での会合で自らの立候補について「(推薦人として必要な)20人以上の同志に『やるべきだ』と言っていただいた時考える」と述べた。【田中成之】

毎日新聞 2008年7月30日 21時39分(最終更新 7月30日 22時46分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080731k0000m010095000c.html

932片言丸:2008/08/09(土) 17:14:42
ウオッチ福田・小沢:衆院選見据え、東へ西へ…駆け回る小沢氏 首相は北京へ
 福田康夫首相が訪中した8日、民主党の小沢一郎代表は製薬会社労組のパーティーに出席するため、大阪入りした。6〜8日の3日間は大阪、北海道、再び大阪。相変わらず日本中を飛び回る地方行脚の日々が続く。

 「このままの政治を続けていたら、日本の地域社会は崩壊する」

 北海道旭川市で7日夕に開かれた衆院1期生のパーティー。ステージに上がった小沢氏は支援者1000人を前に熱弁を振るった。

 パーティーの前には旭川市周辺の首長や地方議員を集めた会合でげきを飛ばし、約60人一人一人と丁寧に記念撮影。選挙戦の「手足」となる人たちの心に火をつけていく。小沢氏を師と仰ぐ西川将人旭川市長には「今度は何としても政権を取らなければならない。北海道は12区全部で勝たねばならないので頼む」と要請した。

 息つく間もなく駆け回る小沢氏の北海道滞在はわずか5時間。旭川空港発最終便で帰路についた。

 ◇代表選にらみ、チクリ?
 小沢氏が衆院選モードに入る半面、党内は「もう一つの選挙」である党代表選を巡り閉塞(へいそく)状況にある。

 「小沢氏3選支持」の大勢は揺るがないが、「政策論争と国民へのアピール」を目指し、選挙実施を求める声も根強い。対抗馬によっては小沢体制への不満が表面化するきっかけにもなりかねない。

 小沢氏は7日のパーティーで意味深長な発言を残した。「民主党の議員二百数十人、誰がどういう行動をしているか。全く分かっていないようなふりをしているが、全部頭に入っている」

 党内には「対抗馬を支援すれば小沢氏から冷遇される」(中堅)との恐れが渦巻く。衆院選に向けて候補者に発破をかけたように見えて、代表選をにらんだ動きへのけん制ともとれなくはない。

 ◇首相は北京へ
 首相は8日早朝、北京に向けてスーツ姿で首相公邸を出発した。記者団から訪中の抱負を問われたが、「はい」と短く答えただけで、そそくさと公用車に乗り込んだ。

毎日新聞 2008年8月9日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080809ddm005010068000c.html

933片言丸:2008/08/09(土) 17:16:52
民主代表選、黄門様も無投票容認2008年8月8日18時0分

 民主党の渡部恒三最高顧問は8日、TBSのテレビ番組の収録で、9月の党代表選について「無競争で小沢代表になるかもしれないが、それはそれで結構だと思う」と述べ、小沢代表の無投票3選を容認する考えを示した。

 渡部氏は「党首選やったらしこりが残るという人がいるが、そんなことを言うだけでは民主党政治家の資格はない」と無投票を避けるべきだとの考えを示してきた。収録後、渡部氏は記者団に「岡田君に期待したが、不出馬表明をしたから」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0808/TKY200808080312.html

934片言丸:2008/08/09(土) 18:02:42
小沢氏優位の民主代表選/勢い増す無投票3選論

 九月の民主党代表選をめぐり、もともと優位とみられてきた小沢一郎代表の無投票三選論が勢いを増してきた。有力な対抗馬に挙がっていた岡田克也副代表が先月末に事実上の不出馬宣言をしたという事情もある。中堅、若手議員を中心に複数候補による代表選実施に向けた模索は続くが、福田改造内閣の発足を受け、衆院解散の足音が聞こえ始めたことも「党内で争っている場合ではない」(ベテラン議員)との声を後押ししている。

 代表選出馬が取りざたされる野田佳彦広報委員長は七日夜、岡田氏と都内でひそかに会談。先月十四日に続く二人きりでの意見交換で、党内情勢や野田氏出馬の是非などをめぐり突っ込んだやりとりが交わされたもようだ。

 岡田氏は先月三十日の日本記者クラブでの講演で代表選対応について「現時点で強い意欲は持ち合わせていない」と表明。同氏に近い中堅議員は「小沢氏が党首を務めた旧新進党が党首選をきっかけに解党の道を歩んだ苦い経験が忘れられない」と解説する。

 野田氏周辺は今月に入って岡田氏と接触し、支援を要請。岡田氏は「自分が出ないのに人の背中は押せない」と漏らし、慎重姿勢を崩さなかった。自身が出馬するとすれば、党内の幅広い理解を得たい野田氏としては、道のりは険しい。

 枝野幸男元政調会長は先月末に「仲間と相談したい」と代表選出馬に意欲を示した。ただ立候補に必要な推薦人二十人を集めるめどは立っておらず、野田氏の動向を注視している。

 こうした党内の動きを尻目に、小沢氏は代表選対応について「お盆はゆっくり休んで心身ともに英気を養いたい。墓参りして、じっくり考える」と余裕の表情だ。

 福田康夫首相が内閣改造に踏み切り、小沢氏は年内の衆院解散・総選挙もあり得るとの認識を強調。周辺は、党内外で小沢氏支持が大勢となっている現状を指摘しながら「代表選より臨時国会で首相を追い込んだ方がよほど民主党をアピールできる」と、対抗馬擁立の動きをけん制する。

 複数候補による代表選が実現しても事実上は「無風」に終わりかねない雲行きだけに「小沢氏の対抗馬の推薦人になっても何の得もない」(ベテラン議員)との声も出ている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080807.html

935片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 23:52:03
民主党:国会中旬召集に反発…背景に代表選巡る党内事情
 民主党の小沢一郎代表らは19日の幹部会で、福田康夫首相が臨時国会の召集時期を9月中旬と表明したことに対して「党代表選に重なり、代表質問に対応できない」との認識で一致した。開会日を代表選後にするよう、山岡賢次国対委員長が与党側に申し入れた。

 小沢氏の任期満了に伴う党代表選は9月8日告示、21日投開票。選挙が実施されれば新代表が決まるのは21日になる。山岡氏は記者団に「召集は12か16日、代表質問は16か18日となる」と指摘。そのうえで「例えば(8月)22日から国会を始めれば『現体制での代表質問』と言えるが、3日後に代わるかもしれない時では対応が難しい」と述べた。

 ただ民主党はこれまで「召集時期と代表選は関係ない」(幹部)と静観の構えを見せており、対応を急変させた形。抗議の口火を切ったのは小沢氏自身で、19日の会見でも「相手のことをしんしゃくして召集時期を決めるのが常識を持つ人のやり方だ」と、不快感を示した。

 党内では小沢氏の無投票3選を望む空気が高まる一方で、「選挙を実施すべきだ」として枝野幸男元政調会長、野田佳彦広報委員長らが立候補を検討中。成り行き次第では党内に亀裂が生じ、与党につけ込まれるすきを作りかねない。自らの立候補について、小沢氏はこの日も「もうちょっと涼しくなってから決める」と述べるにとどめた。【上野央絵】

毎日新聞 2008年8月19日 20時17分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080820k0000m010083000c.html

936片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:56:37
「犬猿の仲」小沢一郎VS武村正義…15年経て再接近?
 民主党の小沢代表=写真右=と新党さきがけ代表を務めた武村正義・元蔵相=同左=が19日夜、都内のホテルで約1時間半、酒を酌み交わした。細川内閣当時、新生党代表幹事の小沢氏と官房長官の武村氏は激しく対立したが、この日は和気あいあいと語り合った。

 小沢氏が「細川首相は辞意表明の前日、奥さんにだけ相談したそうだ」と語ると、武村氏は「小沢さんにも相談しなかったのか」と驚いた。武村氏が、細川内閣での自身の処遇を巡る小沢氏との摩擦などが「非自民」政権を短命にしたとの思いから、「政権交代して一仕事するには3年はいる。人事もドタバタでなく、落ち着いてやるべきだ」と助言すると、小沢氏は「うん、慎重にやることが大事だ」と、うなずいたという。

          ◆

 懇談は、新党さきがけ出身で民主党の奥村展三衆院議員に、小沢氏が「武村さんは元気か」と尋ねたのがきっかけ。武村氏は最近、「政権交代には小沢氏が必要」と諭すことが多いという。15年を経て再来した「非自民」政権誕生の好機が「犬猿の仲」の二人を結びつけた?

(2008年8月20日00時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080820-OYT1T00051.htm?from=main4

937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:57:38
小沢氏支持の民主「政権交代を実現する会」研修会、終える
 民主党の鳩山幹事長が会長を務める「政権交代を実現する会」は18日、1泊2日の研修会を終えた。

 9月の党代表選で小沢代表の3選支持を表明した党幹部らが顔をそろえた研修会は、さながら小沢氏支持グループの「静かなる決起集会」の様相を呈した。党内からは「小沢氏への対抗馬擁立の動きに無言の圧力をかけているようだ」との声も漏れている。

 鳩山氏らは18日、民主党が建設中止を求めている群馬県の八ッ場(やんば)ダム建設現場を視察した。鳩山氏はその後の記者会見で、「福田首相のおひざ元で無駄な事業が行われていることは看過できない。臨時国会でも議論し、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)にも(建設中止を)盛り込む」と強調した。

 今回の研修会には、実現する会のメンバー以外も含め、国会議員約60人、元議員・新人約40人の計約100人が参加した。長野県軽井沢町のホテルで開いた初日は鳩山氏のほか、小沢氏に近い山岡賢次国会対策委員長、旧民社党系で小沢氏3選支持を表明済みの直嶋政調会長も講演。夜の懇親会には、やはり小沢氏支持で菅グループを率いる菅代表代行も駆けつけた。

 鳩山氏らが例年9月に行う研修会を前倒ししたのも、「小沢氏支持グループの結束を誇示する」(鳩山氏周辺)ことを狙ったからだ。

 ただ、鳩山氏は講演でも、「9月中ごろに衆院選候補者の第1次公認を発表し、それから間もなく選挙かもしれない」と、選挙準備を急ぐようハッパをかけたが、代表選については特に触れなかった。ほかの幹部も、「次期臨時国会は衆院解散含みの展開になる」(山岡氏)などと強調するにとどめた。

 鳩山氏らがことさらに衆院選対策の重要性を強調したのは、「研修会では小沢氏に批判的な勢力を刺激しないよう、代表選に関する発言はできるだけ慎もうと事前に打ち合わせていた」(実現する会幹部)ためだ。

 それでも、同会会長代行の中山義活・前衆院議員は17日、「代表選なんてやっていられない。衆院選で勝たない限り、政権は来ない」と訴えた。鳩山氏も懇親会では「こちらに集まった皆さんは、あうんの呼吸で頑張ろう」と語るなど、小沢氏の無投票3選への期待をにじませた。

(2008年8月19日01時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080819-OYT1T00106.htm

938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:59:44
“民主政権 3年は増税せず”

8月19日 7時26分
民主党の菅代表代行は、茨城県つくば市で講演し、民主党が政権を取った場合、3年ほどかけて地方分権や行政のむだの排除を徹底して進め、その間は消費税などの増税は行わないという考えを示しました。

この中で、菅代表代行は「民主党が次の衆議院選挙で勝利して政権を取れば、3年くらいかけて国から地方への権限委譲をきちんと進め、徹底して行政のむだを排除する。そこまで徹底してもお金が足りないとなれば、初めて国民に負担をお願いすることになるかもしれない」と述べ、民主党が政権を取った場合、3年ほどかけてむだの排除などを徹底し、その間は消費税などの増税を行わないという考えを示しました。また、菅氏は「選挙を通じて民主党中心の政権を作らせてもらったら、何としても小沢代表に総理大臣をやってもらう」と述べ、来月の民主党の代表選挙で小沢代表を支持する考えを重ねて示しました。さらに、菅氏は、講演のあと記者団に対し、さきに自民党の古賀選挙対策委員長が2兆円から3兆円規模の補正予算を組むことは可能だと発言したことについて「政府・与党はこの間まで補正予算ではなく予備費で何とかしようと言っていたはずで、理解不能だ。自民党の迷走状態を象徴する発言だ」と批判しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013580291000.html

939名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:28:31
「引くも地獄、出るも地獄」民主代表選出馬で野田氏苦悩
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080822-OYT1T00101.htm

 民主党の野田佳彦広報委員長が党代表選(9月8日告示、21日投票)に出馬する意向を固め、21日、野田氏を支持する党内グループ「花斉会(かせいかい)」と協議した。

 会合では賛否両論が入り乱れ、結論を持ち越した。グループ分裂の可能性も出ており、野田氏は苦悩している。

 この日、赤坂議員宿舎内の会議室で開かれた花斉会の緊急幹事会は大荒れとなった。

 野田氏が「出馬したい」と切り出すと、「大義が薄い」「もはや堂々とした政策論争ができる時期は逸した」などの反対意見が続出した。賛成意見は一部にとどまり、野田氏は党内の情勢をさらに見極める考えを示したという。

 野田氏は早くから出馬の方向に傾いていた。13日、前原誠司副代表、枝野幸男・元政調会長と都内で昼食を共にした際には、「あなたが代表選に出るなら、私は応援する。出ないなら、私を応援してほしい」と詰め寄る枝野氏に、「いや、私が出ます」と言い切った。

 20日夜の花斉会のメンバーとの会合でも、「誰も出ないから、という後ろ向きな気持ちではない。党のために喜んで出馬する。一人でも戦うつもりだ」と決意を語っていた。

 小沢代表の3選が確実視される中、野田氏はなぜ出馬に意欲を示すのか。

 野田氏に近いベテラン議員は、「大勝した昨年の参院選以降、党内は小沢氏に逆らえない雰囲気になった。小沢氏が無投票で3選されれば、そのムードが一層強まるという危機感があった」と指摘する。今回勝てなくても、小沢氏の「独裁体制」に一石を投じる形で立候補すれば、将来の代表就任の布石になるというわけだ。

 花斉会の若手に突き上げられた、という見方もある。

 同会で野田氏に出馬を強く求めているのは、当選2回の馬淵澄夫、近藤洋介、田村謙治の若手衆院議員らだ。「若手のホープ」と呼ばれる馬淵氏が、「あなたが出ないなら私が出る」と迫る場面もあったという。

940名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:28:51
 当選4回の野田氏は、2002年に代表選に出馬するなど、早くから「保守系若手のリーダー」と目されてきた。しかし、06年には偽メール事件で国会対策委員長辞任に追い込まれ、その後は目立たない存在となっていた。党幹部の一人は「出馬を見送れば、自分を差し置いて世代交代が進む可能性があると判断したのではないか」と指摘する。

 野田氏が出馬にこぎ着けるには、様々な「壁」を乗り越える必要がある。足元の花斉会内の反対論もその一つだ。

 反対の急先鋒(せんぽう)は、松本剛明・前政調会長や長島昭久、伴野豊両衆院議員、藤本祐司参院議員だ。蓮舫参院議員も慎重な立場をとっている。

 約25人の花斉会がまとまれば、野田氏は出馬に必要な20人の推薦人を確保できる。ところが実際は、「野田氏が出馬しても推薦人にはならない。それでも強行突破するなら退会する覚悟もある」と口にする議員もいて、結束どころか、分裂含みの状態になっている。

 反対派には、「勝負の見えた戦いに挑んでも、野田氏が傷つくだけだ」という思いが強い。「無理に出馬すると、小沢執行部が会のメンバーや野田氏に近い浪人、新人の公認を取り消しかねない」という懸念も広がっている。

 松本氏は、前原氏を中心とする「凌雲会(りょううんかい)」の中核メンバーにも電話し、野田氏が出馬を断念するよう説得を頼んだという。

 身内からも翻意を促され、悩む野田氏を見て、幹部の一人はこう語った。

 「引くも地獄、出るも地獄だ」

 小沢氏は最近、側近議員に推薦人集めの準備に入るよう水面下で指示した。3選支持の全党的な体制を印象づけるため、「(菅代表代行、鳩山幹事長との)トロイカを重視して選んでほしい」と述べ、両氏がそれぞれ率いる議員グループから推薦人を多く集めるよう求めた。

 小沢氏は18日夜は横路衆院副議長や輿石東参院議員会長ら旧社会党グループの幹部と、19日夜には直嶋政調会長ら「次の内閣」のメンバーと夕食を共にし、支持固めを進めている。

 小沢氏を支持するグループも、「政権取りの衆院選を控え、代表選にエネルギーを使うのは与党を利するだけだ」とし、野田氏を抑え込む構えだ。出馬に賛成する花斉会の議員に手分けして電話し、考えを改めるよう迫る動きも出ている。

 「一人で舞い上がって頓挫した『加藤の乱』みたいだ。イベントのつもりでやってもらっては困る」と語る党幹部もおり、野田氏に向けられる党内の視線は決して温かくはない。

 野田氏と連携してきた前原氏は、野田氏が出馬を正式表明すれば、凌雲会のメンバーらに働きかけて推薦人集めに協力する意向だと見られている。ただ、花斉会の混乱で、凌雲会にも野田氏支援に消極的な空気が広がっており、「支援したくても難しい」(前原氏周辺)のが現状だ。

(2008年8月22日03時05分 読売新聞)

941名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:33:53
民主党代表選:野田氏、出馬向け協議 グループ内、強い慎重論
 民主党の野田佳彦広報委員長は21日、小沢一郎代表の任期満了に伴う党代表選(9月8日告示、21日投開票)への立候補に向け、自らを中心とする党内グループ幹部と協議した。野田氏自身は立候補に前向きだが、「小沢氏3選支持」大勢の党内情勢を踏まえた慎重論がグループ内には根強い。強行突破すれば立候補に必要な国会議員20人の推薦人集めに影響するため、この日の協議では結論を持ち越し、時間をかけ理解を得た上で正式表明にこぎつける考えだ。

 野田氏は7月上旬、自らを中心とする党内グループ「花斉(かせい)会」研修会で参加者から立候補を促された。同21日のBS11番組では「代表選は政権交代の一里塚」と主張し、立候補の可能性を示唆。今月15日前後には立候補の意向を周辺に漏らし、意見調整のため19日から主要メンバーとの話し合いに入った。

 しかし、松本剛明前政調会長らが「政策論争は党への批判になる」などと強硬に反対。松本氏は21日も、仙谷由人元政調会長に野田氏を取り巻く状況を説明するなど、「断念工作」を続けた。午後には議員宿舎に野田、松本両氏をはじめ、野田氏立候補に積極的な近藤洋介衆院議員ら数人が集まって協議した。

 党内で「小沢氏3選支持」が大勢なのは、「次期衆院選は小沢代表で臨むのがベスト」との判断からだ。菅直人代表代行は21日の会見で「小沢氏が次の衆院選でも代表として指揮を執ることが、民主党が政権を獲得する上で一番大きな可能性を持つ」と改めて持論を展開した。【小山由宇】

毎日新聞 2008年8月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080822ddm005010123000c.html

942名無しでチュウ:2008/08/24(日) 09:09:53
ウオッチ福田・小沢:小沢氏、心は政権奪取後に? 細川内閣の「教訓」、武村氏と語り
 「細川(護熙元首相)さんは何で辞めたのかな。あんたも分からないのか」

 19日夜、JR東京駅に近いホテル。小沢一郎・民主党代表が赤ワインのグラスを傾けながら語り掛けたのは、00年衆院選で落選し引退した武村正義元官房長官。

 93年に相次いで自民党を飛び出し、細川内閣を実現させた2人だが、政権運営をめぐって激突。新生党代表幹事の小沢氏が「首を切れ」と細川首相に怒鳴り込むこともあった。

 その後、2、3度会談したことはあったが、食事を共にするのは3年半ぶりだ。今回は今月初め、武村氏の元側近で党役員室長の奥村展三衆院議員を通じ小沢氏が声を掛けた。

 2人の会話は選挙情勢に移り、小沢氏の口は一段と滑らかになった。代表選を巡る党内の大勢は、衆院選が近いと見越して「選挙に強い小沢氏」の無投票3選に向かっていた。

 口ぶりから、小沢氏は相変わらず選挙一筋と見た武村氏は、気掛かりを口にした。

 「今度政権を取ったら、短くても2、3年はもつようにやってくださいよ」。うなずく小沢氏に、武村氏は続けた。「せんえつなことを言いますが、そのために頭は選挙準備50%、政権維持の政策準備にも50%ですよ」

 「民主党は求心力、自民党は遠心力がはたらいている」と見る武村氏は、民主党が昨年の参院選で公約した「大胆な国民サービス」の財源確保を不安視している。だが、小沢氏も武村氏に会えば、言われることは分かっていたはずだ。

 なぜ今、小沢氏は武村氏に会おうと思ったのか。長く行動を共にしてきた同党のベテラン議員が推し量る。

 「小沢さんは実は細川さんや武村さんたちのことをよく分かってはいなかった。今の代表選でも対抗馬を立てる動きが続くのを見て、ふと細川政権の時を思い出し、彼らが何を考えていたのか、どうしようと思っていたのか、という方に心が向いたのだろう」

 小沢氏の視線は、代表選をめぐる動きを踏まえ、早くも政権奪取後の党内掌握を見据えているのか。

 片や福田康夫首相は、大型補正予算を求める与党の声に押される。焦点の臨時国会召集について「早く開きたい」と繰り返すが、今週もまた公明党との調整は持ち越した。

毎日新聞 2008年8月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080823ddm005010141000c.html

943名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:31:42
自民・麻生幹事長、民主に苦言 「開かれた国民政党か」
2008年8月23日20時39分

 自民党の麻生太郎幹事長は23日、鹿児島市で講演し、民主党代表選が無投票確実であることについて「党首選こそ政策を戦わせるいい機会。堂々と言うことができないで開かれた国民政党か」と批判。古賀誠選対委員長も札幌市の会合で「政策議論さえ封じ込め、一枚岩であるのは選挙に勝つことだけ」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY200808230205.html?ref=reca

民主・菅氏「自民政策はバラバラ」 麻生氏ら批判に反論
2008年8月24日20時48分

 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市で記者会見し、党代表選が無投票確実となったことを自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が「政策論争封じ込め」と批判したことに対し「麻生さんや古賀さんの政策は福田首相と方向が合っているのか。バラバラだ。与党として責任ある政策を出すべきだ。国会日程さえ決められない与党が他党を批判するのはおこがましい」と反論した。

 また、創価学会を提訴した矢野絢也・元公明党委員長の国会招致に関連し、「しっかり話を聞くことが必要だ。場合によっては関連する人からも聞くことが必要になるのではないか」と語った。矢野氏を招致したうえで、場合によっては同学会関係者の招致も検討する考えを示したものだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY200808240115.html

944名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:37:44
元公明委員長・矢野氏の参考人招致も 民主・菅氏
2008.8.24 19:46
 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市で記者会見し、矢野絢也元公明党委員長が創価学会を相手に損害賠償請求訴訟を起こしている問題について「場合によっては関連する人から話を聞くことが必要だ」と述べ、臨時国会で矢野氏の参考人招致を視野に追及する考えを明らかにした。

 矢野氏は、創価学会幹部から評論活動をやめるよう強要されたとして提訴している。菅氏は「(矢野氏が創価学会によって)行動を抑圧されていると言われている以上、話を大きくすることが必要ではないか」と指摘した。

 衆院解散・総選挙をにらんで創価学会を支持母体とする公明党を揺さぶるのが狙い。具体的な対応については「いろんな状況を踏まえ、しっかりと取り組んでいく」と述べ、この問題の追及に積極的な社民、国民新両党などと協議する方針を示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080824/stt0808241949004-n1.htm

945名無しでチュウ:2008/08/25(月) 07:14:39
言論妨害問題:学会幹部提訴で矢野氏の招致も 菅氏が示唆
 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市での会見で、元公明党委員長の矢野絢也氏が言論活動を妨害されたとして創価学会幹部を提訴している問題について、「事実とすれば由々しきことだ。しっかりと話を聞き、場合によっては関連する人からも話を聞くことが必要だ」と述べた。

 そのうえで、菅氏は「参院は野党が多数でもあり、そういう状況を踏まえながらしっかり取り組んでいく」と述べ、多数決による招致も辞さない考えを示唆した。

 自民党内には、公明党が臨時国会の早期召集に反対してきたのは「矢野氏の招致を恐れてのこと」(幹部)との見方もある。菅氏の発言は、矢野氏や創価学会関係者の国会招致に意欲を示すことで、次期衆院選をにらんで創価学会を支持母体とする公明党を揺さぶる狙いがあるとみられる。

毎日新聞 2008年8月25日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080825ddm002010148000c.html

946片言丸:2008/08/26(火) 01:04:12
民主党代表選 無投票再選の背景と影響
 来月の民主党代表選挙をめぐり、野田佳彦広報委員長が22日、出馬を断念したことを受けて、小沢代表の無投票3選が確実となった。出馬断念に至る背景と今後の影響について解説。

 「代表選挙を通じて、民主党の政策を国民にアピールすべきだ」と主張してきた野田氏だが、予想に反して、肝心の野田グループの中で出馬に反対意見が噴出し、断念に追い込まれた。

 この背景には、「総選挙が近い今、党内で争っている余裕はない」という意見の一方で、小沢代表と戦えば、仕返しに総選挙で資金や応援を制限されるのではないかという恐れがあった。立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保も危ぶまれ、強引に出馬すれば、グループ分裂の可能性まで出ていた。

 再選が確実となった22日、小沢代表は大阪市内の居酒屋を訪れて余裕を見せた。しかし、小沢代表も野田氏の動向は気になっていたようで、周辺には、党内から幅広く推薦人を集めるよう指示を出していた。

 結局、代表選挙が無投票になることで、党内の亀裂はひとまず回避されるが、政策を国民にアピールする格好のチャンスを失うことになる。民主党の重鎮である渡部恒三最高顧問は、この現状を「(小沢代表と戦うと立場が悪くなると)言うやつもけしからんけど、それに怯えるようなのはもっと情けない」と嘆いた。

 政策論争より小沢代表の下での結束を優先した民主党。吉と出るか凶と出るかは、来るべき総選挙で試されることになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080825/20080825-00000003-nnn-pol.html

947片言丸:2008/08/27(水) 06:59:30
「公明は代表選やったことない」 民主・鳩山氏が反論
2008年8月26日18時40分

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日のラジオ番組で、自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が小沢代表の無投票3選を批判したことに反論し、「公明党も(無投票で)太田さんが(代表)続投を決めた。あの政党、今まで選挙(=代表選)やったことがない。ご自身が連立を組んでいる相手の方におっしゃったらどうですか」と皮肉った。

 そのうえで、「小沢代表の顔を見たら怖い、相手になった場合何されるか分からないと感じてしまう方がいるかもしれない。でも、そうじゃない。総選挙が近いときに代表選をやっている場合か、という思いが議員の一人ひとりにある」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY200808260288.html

948片言丸:2008/08/27(水) 07:03:05
農相事務所費:臨時国会冒頭の最大争点に 野党が認識一致
 太田誠一農相の事務所費問題を受け、民主党など野党各党は「安倍政権時代に相次いだ農相の問題と同等だ」として臨時国会冒頭での最大の争点との認識で一致、早期の解散総選挙に向けて攻勢を強めている。太田氏自らの説明責任を求めるとともに、福田康夫首相の任命責任を追及する構えだ。太田氏は、食の安全について「消費者がやかましいから徹底する」との発言も問題化しており、政府・与党に対する格好の攻撃材料とみている。

 「また農相が同じ過ちを犯していたのか。身体検査などきちんとされたはずなのに」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、記者団に強調。「こうした閣僚の不祥事は厳しく臨時国会で問わなければならない」と述べた。共産党の市田忠義書記局長も「『問題ない』という説明では誰も納得しない。閣僚失格だ」と批判し、社民党の福島瑞穂党首は「『やかましい』発言で自民党は太田氏をかばった。今回はかばうべきでない」と指摘した。

 野党が共闘できる攻撃材料の出現で、民主党の臨時国会戦略も一変。9月12日召集の日程について「党代表選に重なり、代表質問に対応できない」(山岡賢次国対委員長)と与党に抗議していたが、この日、党幹部は「攻める材料はいくらでもあるからやった方がいい」と述べた。28日にも小沢一郎代表を含めた幹部会を開き、対応を協議する。

 小沢氏は26日、東京・日比谷公園で開かれた連合の集会で「臨時国会は正に解散・総選挙のゴングだ。今年、遅くとも今年度のうちに勝敗を決する」と改めて「戦闘宣言」した。もっとも、追い込めば追い込むほど、首相が解散に打って出る局面にはつながりにくいというジレンマもある。鳩山氏は26日、FMラジオの番組で「小沢代表は『福田首相はもたないだろう』と言うが、もたない、もつというのは首相が決める部分だ。もたない時ほどじりじり延ばすのではないか」との見方を示した。【上野央絵】

毎日新聞 2008年8月26日 20時16分(最終更新 8月26日 20時40分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080827k0000m010066000c.html

949片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/04(木) 21:04:30
創価学会施設へ「監視隊」選挙利用にニラミ…石井民主副代表
 民主党の菅代表代行は4日の記者会見で、公明党の支持母体である創価学会の宗教施設を選挙活動に不当に利用しているケースの有無を調査する考えを示した。

 菅氏は「調査の結果、不当と判断すれば、何らかの対応をしなければいけなくなる」と述べた。石井一副代表は「創価学会の宗教施設に『監視隊』を置き、ビデオや写真で人や車の出入りを記録に取ることも考えている」としている。

(2008年9月4日20時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080904-OYT1T00626.htm?from=top

950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 02:54:57
総裁レースに民主議員懸念 「風向き変わるのでは」  '08/9/5

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 「風向きが変わるのでは」。“無責任”と批判された福田康夫首相の突然の退陣表明から数日、ポスト福田選びが注目を集めている。解散総選挙で逆転を狙う民主党議員の間では、総裁レースに次々と浮上する自民党有名議員らによる政治の“劇場化”で、有権者の支持が奪われかねないと懸念が広がっている。

 四日朝、東京・JR五反田駅前で、民主の松原仁衆院議員は「政治を自民党のおもちゃにさせ続けていいのか」と訴えたが聞き入る人はわずか。ようやく立ち止まった自営業の男性(80)は「今、話題が全部あっち(自民)に行っている感じだね」と素っ気ない。

 松原氏は「有権者が強い視線を送ってくる」と手応えを強調するが、党代表選については小沢一郎代表の無投票三選が確実視され「民主はおもしろくない」と漏らす。

 漫画に詳しい麻生太郎氏、元キャスターの小池百合子氏、文人の孫の与謝野馨氏、都知事の長男の石原伸晃氏…。総裁選に知名度の高い顔触れが挙がる中、ある民主若手議員は「キャラが立っている。民主にはああいう人たちはいない」と不安を隠さない。

 「総裁選に代表選をぶつけるべきだ」と自分のブログにつづったのは民主党青年局長の藤末健三参院議員。「うちも劇場をつくって政策論争を展開し、どっちの演目が優れているか見比べてもらえばいい」と強調する。しかし小沢代表の対抗馬が立つ見込みは薄い。「こっちから仕掛けないとせっかくの潮目が変わってしまう」と気をもむ。

 民主の細野豪志衆院議員は「総裁選が注目されれば一時的に(自民の)支持率が上がることはあり得る」と分析。「わたしたちが何をしようとしているかをしっかり打ち出すことが大事」と、民主党議員が浮足立たないよう呼び掛けた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809050100.html

951片言丸:2008/09/06(土) 08:46:00
選挙:衆院選 民主党、全内定者公認へ
 民主党は5日、次期衆院選で現在「内定」扱いとなっている公認候補者244人全員を一括して正式に公認決定する方向で検討に入った。これに空白区分を上乗せし、今月中旬にも党公認候補として発表する。

 小沢一郎代表はこれまで、情勢調査を基に1次、2次に分けて段階的に決定する方針だったが、福田康夫首相の辞任表明で衆院解散・総選挙が想定より前倒しとなり、時間的余裕がなくなったと判断した。

 鳩山由紀夫幹事長は5日の記者会見で、公認について「選挙が近いと考えれば大きな規模で内定する必要がある」と指摘。「(自民党)総裁選が行われ、直後に選挙が行われる。新しい状況を踏まえて発表したい」と述べた。

 同党は現在、300小選挙区のうち244選挙区で公認を内定しており、当初は「1次公認を今月中に発表する」との方針だった。これは衆院解散・総選挙の時期を「年末か来年初頭」(小沢氏)と想定したうえでの戦略で、1、2次と公認を分けたうえ候補者の差し替えの可能性をちらつかせることで、候補者を発奮させるのが狙いだった。

 ところが、福田首相の辞意表明で状況は一変。執行部は「最短なら今月末の解散もあり得る」として、7日に終了予定だった選挙区ごとの情勢調査結果を待たず全員を早期に内定する方が得策と判断した。【渡辺創】

毎日新聞 2008年9月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080906ddm003010056000c.html

952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/18(木) 09:41:45
連合福井 糸川氏に民主入り要請 総選挙、政界再編にらみ
9月17日午前8時00分

次期衆院選で民主党からの出馬を求める要望書を、糸川氏の秘書に手渡す連合福井の馬場会長(右)=16日、あわら市内のホテル
 民主党の県内最大支持団体の連合福井は16日、次期衆院選福井2区に出馬を予定している国民新党県支部長の糸川正晃衆院議員(33)に、民主党から立候補するよう要請した。解散・総選挙と政界再編の動きをにらみ、労働組合組織が政党移籍を求めるのは異例。

 連合福井は福井県あわら市内のホテルで執行委員会を開き、産別労組の代表者ら約40人が糸川氏への要請について協議した。

 馬場修一会長は「(民主と共闘を組む)社民党や組合内には、国民新党との間にまだワンクッション(距離)を感じる人がいる。糸川氏には政治家として将来も活躍するため民主党へ移ってほしい」と述べ、糸川氏の秘書に要望書を手渡した。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5118

953片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 14:19:30
小沢民主が“空中戦”に、CM放送開始記事を印刷する

 小沢民主党が衆院解散・総選挙に向けて、メディアを使った“空中戦”に乗り出した。民主党は21日、都内で臨時党大会を開き、小沢一郎代表(66)の3選を承認すると同時に、この日から総選挙向けのCMを放送開始した。代表就任後から2年半の間に全国を訪ねた小沢氏の姿を紹介したCMでは、農家や主婦、高齢者との触れ合いを強調。党幹部も、5候補乱立の総裁選(22日投開票)でアピールを続ける自民党への対抗手段として効果を期待している。

 小沢代表の選挙区の「国替え」による自公連立への揺さぶりや、国民新党に合併を持ちかけるなど、総選挙に向けた“地上戦”を展開する民主党が、CMを使ったメディア露出作戦を本格化させる。小沢氏3選を正式承認した臨時党大会終了後に会見した鳩山由紀夫幹事長(61)はCM放送について「総裁選を行っているが、国民と向き合っていないという自民党に対するメッセージです」と胸を張った。

 「声を、チカラに」をキャッチフレーズに「総選挙向け」と明言する新CMは各30秒の2バージョン。いずれもスーツ姿の小沢氏が農家や高齢者、主婦らとあぜ道や集会所などで語り合う姿をおさめたスナップ写真11枚を次々に映し出す構成。街頭演説会で聴衆を見下ろし絶叫する自民党総裁候補の目線の高さと対照的な、有権者と同じ目線に立つ小沢氏の姿が印象的だ。「民主党が闘う現場は東京の永田町ではありません」というナレーションで“国民目線”を重ねてアピールしている。

 民主党関係者は「代表就任以来2年半、移動距離約18万キロの全国行脚をありのままに記録した写真を使いました」と説明。放送は臨時党大会終了後のこの日夕方から開始。鳩山氏も「国民と対話する小沢氏の姿が伝われば」と効果に期待を寄せた。

 小沢氏もこの日「自らの政治生命を懸ける」と不退転の決意をあらためて表明し、次期衆院選に向けた臨戦態勢を強調した。所信表明では「今月中に総選挙のマニフェストをとりまとめる」と宣言。党役員人事についても「選挙に向けて」と続投再任を決めた。「衆院選敗北の場合、政界引退するつもりか」との質問には「負けることを前提に聞く方も失礼だし、答える方も容易じゃない。『政治生命を懸ける』という言葉をポジティブに素直に解釈してほしい」と答えた。

 [2008年9月22日7時45分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20080922-411228.html

954片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/10(火) 09:13:12
宮城県内選挙でも小沢流を指南 西松献金で逮捕の秘書
 西松建設の巨額献金事件に絡む政治資金規正法違反容疑で逮捕された小沢一郎民主党代表の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)は、県内の国政選挙にもたびたび姿を見せ、小沢氏の「名代」として振る舞っていた。政界関係者の証言からは、秘書軍団を仕切って建設業界の票固めに奔走する小沢流選挙の「伝道師」としての実像が浮かび上がる。

 大久保容疑者の顔と名前が県政界で知られるようになったのは、2005年春の衆院2区補選だった。新人5人が乱立する混戦に、民主党は小沢氏が主宰する政治塾の出身者を立てた。同時に大久保容疑者が指南役として2区に送り込まれた。

 大久保容疑者は、小沢流選挙を新人候補に伝授する役割を担っていたとされる。選挙事務所のスタッフは「企業への推薦状依頼、ポスター依頼の仕方を教えていた。小沢氏に来援を頼む時も、大久保容疑者が窓口だった」と話す。

 それにもかかわらず「選挙事務所で大久保容疑者を見かけた」という関係者は、不思議なほど少ない。複数の証言から浮かび上がる大久保容疑者の輪郭は「裏参謀」そのものだ。

 ある民主党県議は「新人の事務所には常駐してなかった。われわれには分からない動きをしていた」と振り返る。県連幹部が「小沢氏に情勢報告をするために来ていたのではないか」と思っていたほどだった。

 党本部幹部が、2区補選での大久保容疑者の「足跡」を打ち明ける。「徹底的な企業ローラー作戦を指示していた。岩手の国会議員にも2区内の企業を回らせた。その数は3000社とも言われた。西松建設をこき使ったことも想像できるよね」

 実際、自民党陣営も小沢氏の影におびえていた。当時の自民党県連幹部は「岩手ナンバーの車が仙台市内を多く走り、多くの企業を締め付けていると感じた」と記憶を手繰る。

 県議時代に自民党の県連幹事長を務めた村井嘉浩知事は、03年衆院選で民主・自由両党合併直後の民主党と戦った。村井知事は「岩手側から建設業者にかなりのプレッシャーが掛かっていると感じた」と打ち明ける。

 「小沢氏の『金庫番』と選挙を仕切る『地元番』。二つの顔を持っていた」。前述の党本部幹部は大久保容疑者をこう評している。
2009年03月10日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090310t13029.htm


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