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民主党(The Democratic Party of Japan)

1片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/11(月) 23:38:07
結局なんなのかよくわからない民主党のスレッド

2片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/12(火) 09:53:15
取材ソースがアレな産経新聞的な書きっぷりだが、補選二敗で出国なら批判がしやすい環境になることに間違いはないところだろう。

中東アフリカGW歴訪 岡田代表、外遊は鬼門? 「都議選対応が先」批判の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000004-san-pol

 民主党の岡田克也代表は四月二十九日から一週間の日程で、スーダンやヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治政府などの中東・アフリカ諸国を歴訪する。同党代表がアフリカを訪れるのは初めてだが、党内には「アフリカより七月の東京都議選への対応が先だ」(中堅)として、岡田氏の外遊を批判する声が高まっている。
 もともと、「岡田氏の外遊はいつもタイミングが悪い」(ベテラン議員)と党内では評判だ。昨年七月の臨時国会開会式を訪米のため欠席したほか、年末の臨時国会でも会期延長を主張しつつ、自分は東南アジア諸国歴訪の計画を立てて、批判を浴びた。
 外遊先にアフリカを選んだのは、七月の主要国首脳会議(G8)で、アフリカ支援が重要テーマとなるなど今年が「アフリカの年」のため。スーダンは政府が国連平和維持活動(PKO)要員の派遣を検討していることから、組み入れたが、政府はスーダンPKO派遣には早くも消極的。
 一方、二十四日の衆院統一補選(福岡2区、宮城2区)で全敗すれば「執行部の責任論が浮上しかねない」(幹部)ため、外遊そのものが吹っ飛ぶ可能性さえある。補選を乗り切っても、岡田氏自身が議席大幅増を指示した都議選が控える。
 昨年の大型連休中に欧米を訪問した菅直人元代表は帰国後、国民年金未納問題発覚で代表を追われたが、やはり、民主党代表にとって外遊は鬼門なのか…。
(産経新聞) - 4月12日2時51分更新

3片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/13(水) 04:00:17
国防省・国防軍ならスッキリするかな。当否はともかく。
イラク派遣の自衛隊なんて、自衛隊じしんを自衛する隊の意味にしか思えんからなぁ。

国防省実現 民主が議連 月内にも設立総会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050413-00000006-san-pol

 民主党の有志議員が、防衛庁を「国防省」にすることを目指す「国防省設置を早期に実現する議員連盟」(代表世話人・渡辺秀央元郵政相)を設立する。旧自由、旧民社両党系の議員を中心にすでに三十人以上の参加が決まっており、今月中にも設立総会を開く。
 自民党にも「防衛庁を『省』にする国会議員の会」があるが、民主党の議連は「『防衛』という名称では、守るべき対象が国家だという本質があいまいになる」(設立趣意書)と踏み込んだ。
 防衛庁は現在、内閣府の外局という扱いで、防衛庁長官は独自に閣議開催を求めたり、内閣府を経ずに予算編成などできない不都合がある。省となれば「有事でスピーディーに意思決定できる」(石破茂前防衛庁長官)とも指摘される。
(産経新聞) - 4月13日2時41分更新

4片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/14(木) 06:50:32
宗教を知らないから、知ったときに急激に走ってしまいやすい、、というところが教育によってなんとかなるかな、というところだろうか。

宗教教育の必要性強調 民主・教育問題調査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000009-san-pol

 民主党の教育基本問題調査会(会長・鳩山由紀夫元代表)は十三日の会合で、教育基本法改正案をめぐる党内論議の報告書をとりまとめた。宗教教育の必要性を強調しているのが特徴。「愛国心」に関する文言を明記することについては賛否が分かれたため両論併記とした。
 同調査会は大型連休後から、党独自の教育基本法改正案のとりまとめに向けての意見集約を本格化させる。
 報告書は調査会の作業部会で昨年十一月から八回にわたり議論してきた論点を整理した。
 宗教教育については「極端に慎重になりすぎてきた傾向を改めるべきだとの意見が有力」と明記し、宗教的伝統や文化に関する知識、意義を教育の場で尊重することや、宗教的感性の育成を尊重することが必要とする意見が大勢を占めたとしている。
(産経新聞) - 4月14日2時41分更新

5片言丸 </b><font color=#ffd700>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/15(金) 17:23:17
んー、いまいち・・・。もう一人、かっこよく言える人か女性が入ってればいいんだろうな。
だからどうしたという話だけど、選挙コンサルだとそう思いそうだなと。

http://www.dpj.or.jp/0504cm/
 民主党はこのたび、新しいTV−CF『日本の選択。』篇を制作し、一部地域で4月中旬より放映する予定です。

6片言丸 </b><font color=#ffd700>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/16(土) 20:50:54
AUはもうアフリカにとられていますよ。

EUしのぐ連合体を構築 民主がアジア太平洋戦略
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050416-00000112-kyodo-pol

 民主党の経済外交プロジェクトチーム(大谷信盛座長)は16日までに、政権交代実現後の経済外交基本方針となる「アジア太平洋連合(AU)構想」の原案をまとめた。対象は日本、韓国、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、オーストラリア、ニュージーランド、インド、米国を想定し、実現すれば欧州連合(EU)をしのぐ連合体となる。
 原案は、政府の経済外交政策を「外圧への対症療法に過ぎず、場当たり的。東アジア諸国との関係は悪化の一途だ」と批判、アジア重視の姿勢をアピールした。プロジェクトチームはアジア太平洋地域の繁栄と平和を目指すAU構想を「日本がアジアの一員として生きていく決意を宣言する外交戦略」と位置付けている。
(共同通信) - 4月16日18時18分更新

7片言丸 </b><font color=#AEFF35>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/20(水) 20:38:16
補選を意識し一転攻めに 党首討論で民主・岡田代表
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20050420/K2005042002530.html

 民主党の岡田代表は20日の党首討論で、6日の前回に取り上げなかった郵政民営化や日中関係をテーマに小泉首相に切り込んだ。政策面で歩み寄る提案型から対決型へと戦略を転換したのは、24日の衆院統一補選を意識してのこと。日中関係では一般論に終始する首相の姿をあぶり出せたが、郵政民営化では首相の持論にはぐらかされた印象が強い。
 「応援する国会議員は『自民党候補が勝たないと福岡の復興は進まない』との言い方をした。被災者の弱みにつけ込んだ発言に心から怒りを覚えた」。冒頭、岡田氏は福岡市で起きた地震に触れ、地震対策と衆院福岡2区補選を絡める与党側を牽制(けんせい)した。
 岡田氏や川端達夫幹事長ら民主党幹部は18日夜、補選対策を協議。この場で「このタイミングで利用しない手はない」(幹部)と党首討論で首相を追及する案が出た。
 岡田氏がまずただしたのは日中関係。アジア重視の立場から靖国神社参拝などで中韓両国の反発を招いている首相との違いを際だたせる戦術で、国連安保理常任理事国入りをめぐる中韓両国への対応について「何もしてこなかった」と攻めた。
 また、岡田氏は党内に賛成、反対両派を抱える郵政民営化を前回は取り上げなかったが、この日は自民党内の調整について「国民不在のドタバタ劇。社会保障制度の改革や食の安全などは丸投げだ」と批判。首相は「大事な問題をしっかりやって同時に郵政改革をしている」と応酬した。
 また、貯金会社が担う35兆円の貸し付けについて岡田氏が「メガバンク並みの貸し付けを誰がどうやるのか。結局、民営化はできない」。首相は「岡田さんも民間でできることは民間で、と言った。できないと言うのはいかがなものか」と述べたが、具体的な返答は避けた。

8片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/23(土) 10:10:23
憲法改正、「環境」加え4原則に 民主調査会が「基本的考え」  2005/04/22 08:30
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050422&amp;j=0023&amp;k=200504225077

 民主党の憲法調査会は二十一日、党の憲法改正案の骨格となる「憲法提言」に関し、「基本的考え」をまとめた。憲法の基本理念に関しては、現行憲法の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の「三原則」に「環境への配慮」を加えて四原則とすることを打ち出す。二十二日の同調査会拡大役員会で了承した上で、二十五日の党憲法調査会総会に提示する。

 基本的考えは、憲法改正にあたっては《1》環境重視を三原則と並ぶ柱にする《2》分権型社会を目指す《3》国民主権の強化に向けて議会主義を復権し首相権限を強化する《4》国際社会への関与を強化する−など七項目。民主党が新たな憲法前文を構想する際には、この七項目を柱に据える。

 二十二日の調査会拡大役員会では、五つの小委員会のこれまでの論議を「論点整理」として提示する。このうち民主党が重視する分権型社会の構築に関しては、分権国家への転換に向けて地方自治体の立法権限強化や課税自主権、財政自治権を憲法上保障すべきだとする。

 安全保障に関しては、武力行使を含む国際活動への参加を一部容認することなどを検討してきたが、異論が強いため取りまとめを見送り、五月にもまとめる憲法提言に向け引き続き議論する。

9片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/23(土) 10:53:51
ちと、「政教分離厳格化」は無理がないかなあ。

民主党:「憲法提言」骨子案判明 「政教分離」厳格化盛る
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050423k0000m010151000c.html

 民主党憲法調査会(枝野幸男会長)の憲法提言の素案となる「骨子案」が22日わかった。宗教団体と政党の間の政教分離規定の厳格化や、議会オンブズマン創設などの国会機能強化を盛り込んだ。また、環境の維持向上に国、企業、個人が「共同の責務」を果たすよう求める訓示的な概念の新設も提唱している。25日の総会で報告する。
 骨子案は総論、人権、安保など五つの小委員会の議論をまとめた。5月以降に策定する「提言」の素案となる。
 自民党新憲法起草委員会の各小委要綱と比べると「歴史、伝統、文化を踏まえた国の形の明示」や首相権限強化、土地の財産権制限などが共通する一方で、外国人の人権の明記や憲法裁判所の創設などで独自色を出した。また、宗教団体と政党との政教分離を主張し、創価学会を支持団体とする公明党をけん制。「共同の責務」は「環境保全のような切実な課題に国、企業、個人が協力して挑戦する新たな概念」と説明した。
 一方、国連決議を前提に海外での武力行使を容認した安保小委の素案には、21日の同小委で異論が出たため「海外での武力行使」を明記しない修正案を25日の総会に報告し、結論を先送りする方針だ。【田中成之】
毎日新聞 2005年4月23日 3時00分

10片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/26(火) 01:19:13
列車事故もあったことだし、内紛はないんじゃないか?
阪神大震災じゃないけれど・・・。

それに今回は、岡田代表のスタンドプレーが目立った印象もなく、皆で負けたという感じだ。
前回のだと、菅代表が目立つことを言ってしまったのが効いた。張り切るのも良し悪しだ。

11片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/26(火) 08:48:00
民主・小沢氏「低投票率でも勝つ力を」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050426AT1E2500R25042005.html
 「大きな原因ではあるが、投票率が低かろうと勝ち抜く力をつけないといけない」。民主党の小沢一郎副代表は25日、埼玉県新座市での党関係の集まりで、こう訴えた。24日の衆院統一補欠選挙の敗因の一つに低投票率を挙げた岡田克也代表への批判と、党内は受け止めている。確執が深まれば、7月の東京都議選後にも執行部刷新論が浮上しそうだ。

 小沢氏は、今後の党の課題として(1)年金や医療など基本政策を国民に分かりやすく伝えないといけない(2)日常の地味な活動が足りない。補選(の敗北)もそれが原因だ――と指摘した。

12片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/26(火) 08:49:39
民主党はブランド志向?
政治部 御調昌邦(4月18日)
http://www.nikkei.co.jp/seiji/20050416e1e1600516.html

 次期衆院選での政権交代を目指す民主党が候補者の選定作業に拍車をかけている。昨年の参院選での躍進を受け、出馬希望者が大幅に増加。中でも目立つのが官僚出身者の多さだ。衆院に小選挙区制を導入して以降、自民党の地盤は固定化。政界を志す官僚にとって民主党は永田町への貴重な参入ルートになりつつある。

 「2人とも旧郵政省のキャリア出身です」。3月29日の党常任幹事会。玄葉光一郎選挙対策委員長は次期衆院選の候補予定者を紹介した。公認内定を決めるのは党本部だが、よほどのことがない限り、都道府県連の決定の追認。この日も異論を挟む出席者はいなかった。

 ただ、違和感を覚える議員がいなかったわけではない。地域代表として出席したある中堅は、経歴の載った資料を見ながら「また官僚か。皆、何とも思わないのか」とつぶやいた。4月5日に公認内定を出した候補者も旧科学技術庁の出身だった。

 同党は現職のいない選挙区に64人の新人候補を内定済み。このうち中央省庁の官僚OBは9人だ。省庁別でも、旧建設省や金融庁など満遍なく輩出している。加えて23選挙区で公募による選考を進めており、まだまだ増えそうだ。

 岡田克也代表は旧通産省、藤井裕久代表代行は旧大蔵省の出身だが、これまでとり立てて官僚出身者が多かったわけではない。衆院の当選1回議員は60人いるが、官僚出身者は3人だけ。ここに来て官僚比率が高まったのは、政権交代に向け、短期間に優秀な候補者を大量にそろえようとすると、人材供給源を霞が関に頼らざるを得なかったということのようだ。

 官僚側からみれば、自民党と民主党の違いはかつての自社2大政党制の時代に比べ、政策的にはないに等しい。ベテランが少なく、民主党の方が若手でもすぐ活躍できるメリットもある。

 民主党からみれば「官僚たちが将来を約束されたキャリア人生を捨て、民主党から挑戦したがっている」(幹部)のは悪い気分はしない。霞ケ関に一目置かれる存在になったことを誇る雰囲気もある。

 市民運動出身の菅直人前代表はどうしても官僚に批判的だった。2003年の衆院選のマニフェスト(政権公約)では「脱官僚」宣言を打ち出した。

 現体制でも「基本路線は踏襲」するが、岡田氏は「官僚バッシングの立場には立たない」というのが基本認識。能力は能力として評価し、現に古川元久政調会長代理ら官僚出身者を政策面で重用する。官僚出身者は政策に詳しく、国会質問などでも即戦力として扱われることが多い。

 「民主党ができて、普通の人が国会議員になれる道をつくった」。岡田氏は自民党との違いを聞かれると、こう強調する。自民党より世襲議員が少なく、非営利組織(NPO)出身者ら「地盤」「看板」「カバン」のない議員の多さは、民主党の弱みとされる一方で魅力でもあった。

 次期衆院選の候補を見回すと、松下政経塾OBが一段と増えたほか、大手銀の元行員らそれなりの看板を背負った候補が目立つ。従来の官僚OBは次官や局長経験者が多く、省庁の利益代表を務めた。その意味で最近の若手OBは同列ではない。だが、民主党が官僚的思考に陥らないか、ブランド志向を危惧する声も出ている。

13片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/27(水) 01:24:05
責任論出ず。

補選敗北の責任論棚上げ=岡田代表、都議選へ結束強調−民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000429-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は26日午後の代議士会で、衆院補選敗北について「大変申し訳なく思う」と陳謝した上で、「なぜこうなったのかしっかり分析して次回につなげていきたい。気分新たに都議選にしっかり取り組みたい」と述べた。出席者から異論は出ず、補選敗北の責任論を棚上げし、7月の東京都議選に向け結束を確認した形となった。
 これに先立つ常任幹事会でも、石井一副代表が「衆院福岡2区でなぜ女性候補を立てなかったのか」などと選挙対策の失敗を指摘したが、同調する声は上がらず、石井氏は「(敗北は)すぱっと忘れて心機一転だ」とあっさり矛を収めた。 
(時事通信) - 4月26日19時1分更新

7月都議選の勝利に全力=補選敗北で国会戦術見直し−民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000318-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は26日午前の常任幹事会で、衆院統一補選の敗北について、「敗因を分析して今後の糧にしたい」とした上で、7月の東京都議選の勝利を目指して全力を挙げる考えを強調した。
 川端達夫幹事長はこれに先立つ役員会で敗因に関し、「投票率が低迷し、わが党候補に対する支持が伸び悩む結果となった」と報告。執行部として、敗因を詳細に分析して都議選に生かしていく方針を確認した。
 また、鉢呂吉雄国対委員長は午前の記者会見で、後半国会への対応について「もう一度戦略、戦術を見直さなければならない」と指摘。「郵政民営化(の議論)に積極的にかかわって、小泉構造改革の問題点を明らかにしていく」と述べ、郵政民営化法案に強く反対していく方針を示した。 
(時事通信) - 4月26日13時1分更新

中東、スーダン訪問を決定 岡田民主代表、大型連休に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000185-kyodo-pol

 民主党は26日の常任幹事会で、岡田克也代表が大型連休中の今月29日から5月6日までイスラエル、パレスチナ、ヨルダンの中東諸国とスーダンを訪問することを正式に決めた。
 イスラエルのシャロン首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長、ヨルダンのアブドラ国王らとの会談を調整中で、中東和平をめぐり意見交換する。内戦が終結したスーダンでは避難民キャンプなどを視察、支援の在り方を検討する考えだ。
 また、シンガポールで開催される世界経済フォーラム・アジア円卓会議に参加するため仙谷由人政調会長を今月27日から5月1日までシンガポール、マレーシアに派遣することも決めた。
(共同通信) - 4月26日16時22分更新

14片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/27(水) 09:59:02
他紙にはない突っ込み方は興味深いのだが、いつも同様の方々の言うままの記事のような。

民主、9月に3役刷新か くすぶる執行部不信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000005-san-pol

 衆院統一補選での敗北を受けて民主党の岡田克也代表が次期衆院選に向けて態勢を立て直すため、九月に党執行部を含めた役員人事を行うとの見方が党内で強まってきた。党内には「現執行部のままでは選挙は戦えない」(中堅)との不満がくすぶっており、川端達夫幹事長はじめ党三役の刷新の可能性もとりざたされている。
 民主党内では以前から「岡田氏の二期目の体制発足から一年の節目にあたる今年九月に役員人事を断行し、選挙態勢を整えるべきだ」(幹部)との声も漏れていた。同時期に小泉純一郎首相が自民党役員人事に合わせて内閣改造を断行する見通しが強く、対抗する必要性もあるからだ。
 こうした中、衆院統一補選の結果を受けて党内では岡田氏の「責任論」は沈静化しつつあるものの、「選挙を仕切る川端幹事長に存在感がない」(中堅)と幹事長交代論が浮上。
 また、国会運営での連携不足が指摘されていた仙谷由人政調会長と鉢呂吉雄国対委員長も交代させるべきだとの声が強まっている。
 補選の敗因について鉢呂氏は二十六日の記者会見で「前半国会の国会対策も十分反省しなければならない」と述べ、自身の「力不足」を暗に認めた。
 岡田氏としては、来年九月の党代表選に向けて「ポスト岡田」の動きを封じ込めることが不可欠であり、「不満分子の懐柔と、基盤強化が狙い」(幹部)との観測が広がっている。
 しかし、後任人事をめぐる党内調整で混乱する事態も否定できず、人事カードの使い方は難しいとの見方もある。
(産経新聞) - 4月27日3時10分更新

15片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/28(木) 02:32:50
やっぱり。

自民党と対立する政策を 小沢氏が岡田氏に注文
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000263-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎副代表は27日午後、国会内で講演し、衆院統一補選で民主党が全敗したことを念頭に「自民党と対立する政策を打ち出すことが、野党第一党として政権交代の期待に応えることになる。自民党と違う政策を分かりやすく提示することが大事だ」と述べ、自民党との対決姿勢を政策面で一層強めるよう岡田克也代表に注文を付けた。
 その上で「日常活動と政策の明確化をなおざりにすると、勝てる選挙も勝てなくなる恐れがある」と述べ、次期衆院選に向け懸念を示した。
(共同通信) - 4月27日20時18分更新

16片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/28(木) 02:41:22
「会期内成立は不可能」 郵政民営化法案で鉢呂氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000078-kyodo-pol

 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は27日午前の記者会見で、政府が同日中の閣議決定を目指している郵政民営化関連法案について「膨大な法改正を含む法案で慎重審議が必要。小泉純一郎首相が言う(6月19日までの)国会会期内成立は不可能だ」と指摘した。
 これに先立つ野党3党国対委員長会談で、鉢呂氏は「仮に法案が提出されても、中身の精査に相当の時間が必要で、すぐに審議に入ることはできない」と強調。竹中平蔵郵政民営化担当相の衆院総務委員会欠席問題などの責任追及を継続することも含め、共産、社民両党と同一歩調で対応する方針を確認した。
(共同通信) - 4月27日11時57分更新

17片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/28(木) 02:58:28
今野氏辞職:民主に冷や水、執行部説得 次期補選選定急ぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050428k0000m010071000c.html

 自派運動員による公選法違反事件で連座制適用の判決が27日下された民主党の今野東衆院議員=宮城1区=の議員辞職表明は、衆院統一補選に連敗した直後の同党には、再び痛手となった。同党は「裁判自体が不当」という主張を崩していないが、水面下では補選連敗も影響し早期決着を模索していた。同党は10月の補選に向け候補者選定を急ぐが、イメージダウンは避けられそうにない。

 「いちるの望みをかけているが、連座制が適用されたら辞職する」。今野氏はこの日朝、宮城県連幹部に電話で話した。これまで上告も視野に入れていたが、仙台市内での記者会見では「(違反はしていないとの)説明責任を達成した」と述べた。

 民主党側は事件当初、「電話作戦を違法と認定するのは不当」と訴え、昨年の国会で電話作戦を合法化するための公選法改正案まで提出。辞職しないで行政訴訟で争うよう促していた。しかし、昨年末の公選法違反での最高裁の上告棄却決定で、宮城2区の鎌田さゆり氏が議員辞職。時間の経過とともに事情は変わった。

 判決後、川端達夫幹事長は談話で「違反防止に注意を払ったという訴えが認められずに残念」と判決を批判したが、24日の衆院統一補選の連敗は候補者選定の遅れが影響しただけに、「早期の選挙態勢の確立は至上命題」(幹部)になっていた。幹部らは連座制適用の判決が出た場合は辞職するよう今野氏を説得していた。【中澤雄大】
毎日新聞 2005年4月27日 20時48分

18片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/04(水) 12:45:26
このままでは政権取れない 鳩山氏、グループ研修会で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050502-00000152-kyodo-pol

 民主党の鳩山由紀夫元代表が率いる同党議員グループ「政権交代を実現する会」は2日午後、長野県軽井沢町のホテルなどで合宿研修会を行った。鳩山氏は、衆院統一補選全敗について「このままでは政権は取れない」と懸念を表明し、岡田克也代表ら執行部に対し選挙戦術、政策、国会運営などの見直しを迫っていく考えを重ねて示した。
 小沢一郎副代表も研修会後の懇親会に参加し「しっかり手を握り、力を合わせて政権を目指してがんばろう」と述べ、党の立て直しに向け小沢氏を中心とする旧自由党系グループと鳩山グループの連携を強化する意向を示した。
 鳩山氏は研修会で「(補選は)ある意味、負けるべくして負けた。敗因を自公の連立政権だからしょうがないと切り捨てたら、いつまでたっても政権は手中に収められない。反省を重ねていくことで自信がよみがえる」と指摘、執行部に選挙総括の徹底を求めた。
(共同通信) - 5月2日19時44分更新

19片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/07(土) 22:54:14
旧社党系の北海道民主党星野幹事長の支持者なんかも、自衛隊は必要だというのがほとんどみたいです。支持者の中でも、とりあえずは反自衛隊感情が薄くなってきているってことですね。
http://www.hosino.net/

20片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/07(土) 23:08:21
小沢民主副代表、郵政民営化法案に反対明確化求める
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050507STXKG035907052005.html

 民主党の小沢一郎副代表は7日、青森県弘前市内で記者会見し、郵政民営化関連法案への対応について「(政府、与党との)対決姿勢を示すには民主党としての主張がないといけないが、どういう意見なのか。国民から見ると、明快に主張しているという感じを受けないのではないか」と述べ、反対方針を明確に打ち出すよう岡田克也代表に注文を付けた。

 年金など社会保障制度改革をめぐる両院合同会議に関しては「話し合いはいいことだが、そのメリットを1番受けるのは自民党だ。(民主党が)お茶を濁して時を経過させれば、野党としては存在感がなくなる」との懸念を示した。

 その上で、今後の国会対応について「自民党との違いをもう少しはっきり分かるよう示さないとやりようがない。老巧な自民党にいろいろな面で突かれる」と指摘した。

21片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/07(土) 23:20:04
小沢一郎氏:「郵便は国の責任で」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050508k0000m010073000c.html

 民主党の小沢一郎副代表は7日、青森県弘前市で記者会見し、郵政民営化問題に関連して「国民全員へのサービス事業だから、国が責任を持って山奥や離島などにもちゃんと郵便が届くようにやるべきだ」との考えを示した。同問題や年金改革への対応については「党としての姿勢が明確になっていない。自民党と協議しても、明快な主張がないと野党としての存在感がなくなる」と岡田執行部の姿勢を批判した。【太田圭介】
毎日新聞 2005年5月7日 20時30

22片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/07(土) 23:21:34
スポーツ界に政治家が君臨するのってどうなんだろ。。。

無念さにじむ田名部氏10期19年長期政権に幕(2005/05/07)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2005/05/07/new05050701.htm

 “田名部体制”ついに崩壊―。青森県体育協会は六日に開いた評議員会で、県体協史上、過去最長の十期約十九年にわたり会長の座に君臨した田名部匡省氏に代わって、清藤六郎氏を新会長に選出した。トップの交代で業務上横領事件など一連の不祥事にけじめをつけた形。「再生への道筋をつけてから退任したい」と言い続けてきた田名部氏だったが、志半ばにして会長職を退くことになり、その表情には時折、無念さもにじんだ。

 二〇〇三年の青森冬季アジア大会やプロ選手が出場する各種試合の誘致、競技力の向上、自主財源の確保―。冒頭のあいさつで、田名部氏は「子供たちに良いスポーツを見せたい。その思いで一生懸命やってきた」と、これまでの活動を振り返った。
 だが、役員改選では意を決したかのように、自ら会長と副会長の退任を提案。新会長の選出では、田名部氏を推す声も出たが、挙手による異例の採決の結果、清藤氏の新会長就任が決定。田名部氏が再び“会長のイス”に着くことはなかった。
 清藤新会長が田名部氏の功績を考慮、「名誉会長にしたい」と提案する一幕も。評議員からは賛成の拍手がわいたが、田名部氏は厳しい表情でこれを拒否。そのまま会場を後にした。
 「事件を起こしてしまったので(退任は)仕方ない。部下のやったことはトップが責任を取る」。評議員会後の取材に淡々と語った田名部氏。今後の県体協の在り方を問われると「スポーツを通じて人づくりをするという考えは今も変わらない」と強い口調で語った。
 一方、清藤新会長には「私に負けないように頑張ってほしい」と自負心をのぞかせる場面も。「今後はアイスホッケーに専念する」と述べ、新体制にはかかわらないことを強調した。近く、東北体育協会連合会の会長も辞任するという。
 評議員の一人は「新体制になることで、県民の不安を取り除けるだろう」と期待を込め、別の評議員は「会長が誰であろうと、これまでのやり方では駄目。一刻も早く今の状態を立て直して」と話した。

23片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/08(日) 11:18:16
そのほうがよかったかはよくわからないが、全く別の展開になっていたことは確かだ。単に戦後史から昭和天皇だけを引き算することはできないが。
日本人の手でしめくくりができないまま冷戦に入ってしまった、というところは同意。

天皇退位した方がよかった 歴史認識問題で菅氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000025-kyodo-pol

 民主党の菅直人前代表は8日午前、フジテレビの報道番組で、日中間の歴史認識問題に関連し「戦争をした責任を、日本人がどう判断するかが問われている」と指摘、日本人自身による戦争責任の明確化が不十分だったとの考えを強調した。
 その上で昭和天皇の責任に関し「(敗戦時に)天皇陛下は退位した方がよかった。明治憲法下で基本的には天皇機関説的に動いていたから、直接的な政治責任はない。しかし象徴的にはある。政治的にも象徴的にも、ひとつのけじめをつけるべきだった」と述べた。
(共同通信) - 5月8日10時49分更新

24片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/08(日) 18:04:07
梶原議員から事情聴く 川端幹事長「軽率だ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000036-kyodo-pol

 民主党の川端達夫幹事長は8日昼、同党の梶原康弘衆院議員が尼崎JR脱線事故当日の4月25日夜に、JR西日本の車掌らのグループが開いた宴会に出席していたことについて「出席したことは事実であり、軽率だ」と指摘、党としての対応は今後梶原氏から詳しい事情を聴いた上で考えたいとの意向を示した。
 党神奈川県連大会出席のため訪れた横浜市内で記者団の質問に答えた。
(共同通信) - 5月8日13時37分更新

25片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/08(日) 20:23:40
小沢氏、中韓との感情的対立に懸念
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050508STXKA011008052005.html

 民主党の小沢一郎副代表は8日、青森県弘前市内の講演などで、中国、韓国との関係悪化について「中国も韓国も国内の不満を(日本に)振り向けるが、これは将来にとってよくない。お互い感情的になるが、感情的対立は(不幸な)歴史の繰り返しになる」と懸念を表明した。

 日本政府の対応については「中韓両国と話し合える態勢を築かなければならない。日本自身がきちんと主張すれば、必ず理解されるし、折り合いをつけられるところがある」と述べ、話し合いによる解決を強く求めた。

 小沢氏は小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「(最初は)信念だと言っていたが、中国から言われたらだんだん変わり、昨年は『初詣でだ』と言った。こんな(信念のない)ばかげた首相がいるから(中韓両国に)軽蔑される」と述べた。〔共同〕 (16:01)

26片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/08(日) 20:24:41
川端民主幹事長「郵政で会期末解散も」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050508STXKA010308052005.html

 民主党の川端達夫幹事長は8日午後、横浜市内で開かれた党神奈川県連大会であいさつし、郵政民営化関連法案に関連し「自民党でもしっかり勉強した結果、反対している人たちがいる。国会運営(上での連携)などにより場合によっては国会終了時の解散、総選挙もありうる」と述べ、会期末解散の可能性もあるとの認識を示した。

 同法案については「外交、経済など優先すべき課題が山積している。法案は民営化のみが目的となった見せ掛けの改革だ」と指摘し、反対する考えを重ねて示した。

 これに関連して、同党の小沢一郎副代表は青森県弘前市内での講演などで「首相はずっと郵政民営化と言い続けてきた。何が何でも自分の我を通したいというだけの話で、国民のための青写真がない」と厳しく批判。「自民党政権で改革するのは、これまでの(政官業の)癒着構造を壊すことになり、自民党の自殺行為になる。首相がいくら改革すると言っても、よって立つ基盤が崩せるはずがない」と述べた。〔共同〕 (16:01)

27片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/09(月) 19:32:26
税金無駄遣い追及を決定 民主の特殊法人改革本部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000166-kyodo-pol

 民主党は9日午後、国会内で、特殊法人や独立行政法人の財務実態などを調査し、税金の無駄遣いを追及する「特殊法人等改革推進本部」(本部長・川端達夫幹事長)の初会合を開き、今後の国会質問で特殊法人問題を集中的に取り上げ、実態を明らかにしていく方針を決めた。
 「官僚とカネ」の問題を後半国会の柱の一つとして「税金の無駄遣い」を追及、政府、与党に攻勢を掛けたい考え。政府の郵政民営化関連法案審議などで、郵便貯金、簡易保険の巨額資金が、財政投融資を通じ非効率経営の特殊法人に流れる実態を指摘。「改革の本丸は特殊法人であり、小泉改革は本当の改革ではない」(幹部)ことを示したいとの狙いもある。
(共同通信) - 5月9日18時27分更新

28片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/10(火) 00:48:52
「東北から民主変える」民主党議員団、弘前で市民対話集会
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/aomori/050509/kiji02.html

 民主党東北議員団会議(会長・小沢一郎同党副代表)が七、八の両日、青森県弘前市で開かれた。八日には「市民対話集会」があり「東北から日本を変えよう」をスローガンに、活発な意見を交わした。

 同市文化センターで開かれた集会には六百人の市民が参加し議員側から小沢副代表、田名部匡省氏、下田敦子氏、安住淳氏ら十二人の衆参両議員が出席した。

 小沢副代表は基調講演の中で「自民党の支持率が圧倒的に高い地域での世論調査では、過半数以上の国民は政権交代を期待しており、次ぎの選挙は世直しが最大のテーマとなるだろう」。「政権交代実現のために国民に分りやすい基本政策を徹底的に議論し、示したい」と訴えた。

 出席議員団から外交、年金、地方分権、農業問題などの議会活動報告があり、これに対し参加者から中国、韓国の反日デモなど日本の外交政策への注文も出た。また少子化や教育問題の質問もあり、小沢副代表は「集会のスローガンである東北から日本を変えるために、次ぎの選挙では東北各県の候補者全員の当選を目指し頑張る」とアピールした。

29片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/10(火) 00:54:51
張子の虎のようだが、それを作れるだけすごいのか。

組織力拡大に懸命/民主党青森県連
http://mytown.asahi.com/aomori/news01.asp?kiji=8000

 民主党県連が党勢の拡大に懸命だ。大型連休の終盤には同党副代表の小沢一郎衆院議員が来県し「この青森から政治を変えていきたい」と訴えた。ただ、県内の衆院4小選挙区を独占する自民と比べ、組織力の違いは依然、大きい。支持基盤の労組とも意見が合わず、今春のミニ統一地方選では存在感を示すことができなかった。躍進した昨夏の参院選から1年近く。意気込みが空回りしているようだ。(安藤英樹、栗田有宏)

 8日に弘前市内であった民主党東北議員団会議の市民対話集会。同会議の会長の小沢氏は「自民党の支持率が高い地域でも政権交代を望む声は多い」と語り、政権交代に向け、東北の同党議員の勢力拡大が不可欠だと強調した。

 集会には約700人が参加。各県選出の議員が国会での活動報告をしたほか、小泉首相の批判を繰り広げ、次期衆院選で自民党との対決姿勢を鮮明にした。

 だが、会場からの質問が少なく、参加した同市の自営業男性(54)は「議員が一方的にしゃべるだけ。民主に期待する気持ちはあるが、これでは『対話』にならず、主張も分からない」とがっくりした様子だった。

 04年7月の参院選では、民主党は着実に党勢を拡大した。県内での比例区の政党総得票では、民主は自民を約3万7千票上回る24万2千票を獲得した。自民の得票を他党が上回ったのは89年参院選の社会党以来。県内でも自民、民主による2大政党制への期待が高まったかに見えた。

 だが、肝心の首長選では振るわなかった。4月24日投開票された青森市長選で、県連は自民が推薦した事実上の現職の対立候補への推薦を巡って迷走し、3月になって自主投票とした。

 次期衆院選で1区から民主党公認で立候補予定の横山北斗氏は早くから現職の対立候補を支援したが、同党と協力関係にある連合青森は現職を推薦し、横山氏の行動を批判するなど足並みがそろわなかった。

 また、五所川原市長選でも、自民党が推薦した事実上の現職と、無所属新顔の双方から推薦願いが出されたが「どちらかに決めるのは難しい」として、自主投票に決めた。

 しかし、同市選出県議で県連幹事長の今博氏は、新顔候補の支援を表明。自ら選対本部長となり、県連代表の田名部匡省氏も応援に駆けつけたが、大差で敗れた。ある県連幹部は「両市長選での県連の動きは鈍かった。党としての態度をはっきり示せないようでは、2大政党制にはほど遠い」と漏らす。

 県連が今、力を注ぐのが、自民の現職議員と戦える有力な公認候補者の発掘だ。7日の東北議員団会議では、五所川原市出身で旅行会社顧問の平山幸司氏(35)を国政選挙で同党公認で立候補させることを公表し、各県の議員にも紹介した。

 次期衆院選では、すでに4小選挙区すべてに公認の立候補予定者が決まっているが、民主党関係者は「新たな候補者を探すことで、現在の立候補予定者へのプレッシャーになる。県連には若い力が必要だし、自民に勝つためにはなりふりにかまってはいられない」と力説する。田名部氏も「とにかく数を増やさなければならない」と語り、新たに立候補予定者を公募することも視野に入れている。
(5/9)

30片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/11(水) 08:17:08
介護保険改正案採決に欠席 民主3議員
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000220-kyodo-pol

 民主党の衆院厚生労働委員会委員で介護保険法改正案に批判的な姿勢を示していた中根康浩、内山晃、橋本清仁の3氏が10日、同改正案の採決が行われ自民、公明、民主3党などが賛成した衆院本会議を欠席した。
 同党には衆院統一補選の全敗は「与党との対決軸が示せない現状が敗因」と指摘する意見が根強い。3氏以外にも欠席者がいたうえ、賛成したものの執行部の姿勢に疑問を呈する議員もおり、波紋を広げそうだ。
 3氏は欠席を「体調不良のため」と届けているが、うち1人は共同通信に対し「修正でなく抜本改革を求めるのが野党第1党の役割。欠席は党員の立場と自分の信念との間のぎりぎりの選択だった」と述べた。
(共同通信) - 5月10日21時17分更新

31片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/15(日) 08:56:13
小泉路線、みたいなものかねぇ。

民主が財政再建ビジョン・3年間で10兆円の歳出削減
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050515AT1E1301814052005.html

 民主党の岡田克也代表は、財政再建をテーマにした政権ビジョンづくりに着手した。政権奪取後3年内に一般会計ベースで10兆円の歳出を削減する目標を設定。予算査定の甘さが指摘される特別会計の一部廃止、国家公務員人件費の削減などを進め、増税色を抑えながら歳出全体を抑え込む構想だ。小泉純一郎首相の歳出改革路線の手ぬるさを批判する狙いで、7月をめどに公表する。

 岡田氏は12日、野田佳彦「次の内閣」財務相に「財政政策で政権ビジョンをつくりたい」と協力を要請した。ビジョンは次期衆院選の政権公約(マニフェスト)にも盛り込み、政策面での新たな争点にする意向だ。 (07:01)

32片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/17(火) 09:34:41
攻め手としては、年金法案とのアナロジーをかきたてる材料を出すことなのかな。

民営化法案に条文漏れ、民主が指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050517/20050517-00000009-jnn-pol.html

 郵政民営化をめぐって、民主党は提出された法案には必要な条文が漏れているとして、今後の与党との交渉で法案の審議に入る条件が整っていないと主張していく方針です。

 民主党では郵政民営化法案を詳しく調べたところ、年金改革法の審議の過程で発覚したのと同じように、必要な条文が漏れている箇所が見つかったとしています。
 
 これを受けて、民主党は16日の衆議院議院運営委員会で、与党側に対し、こうした法案の問題点を指摘し、審議に入る条件が整っていないと主張していく方針です。
 
 民営化法案の審議をめぐっては与党側が衆議院に特別委員会を設置するよう求めているのに対し、野党側は常設されている総務委員会で審議すべきだと反対し、入り口から対立しています。(16日 23:57)

33片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/19(木) 09:18:57
国際協力政策はたくさん語ってていいんだけど、自国の防衛に関してはどうなのよ。

多国籍軍参加は段階的に…民主・岡田代表が政策提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000313-yom-pol

 民主党の岡田代表は18日、外交・安全保障政策に関する提言「『開かれた国益』をめざして」を発表した。

 自衛隊の多国籍軍参加について、国連決議を前提に、「世論形成を図り、段階的に実現していく」と明記しているのが特徴だ。

 岡田氏は提言を、民主党が政権を担当した時の外交・安保政策の基本方針と位置付けている。今後、党内論議を経て、次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込む考えだ。

 日本の国際貢献に関しては、「平和構築活動への参加を日本外交の柱の一つと位置付ける」とした。具体的に、自衛隊の多国籍軍参加のほか、<1>武器使用基準などの国連平和維持活動(PKO)参加5原則を、国際的な標準に合わせる方向で見直す<2>PKOの訓練を受けた警官隊を設置する――ことを列挙した。

 また、「東アジア共同体」実現に向け、常設事務局の設置を提唱。中国、インドなどとのシーレーン(海上輸送路)共同パトロール構想の推進を打ち出した。

 日中関係については、「危機的状況にある」と指摘した。日中首脳会談の定期開催や、両国の外務・防衛担当閣僚級の「日中2プラス2」協議の設置を提案した。東シナ海における天然資源開発については、日中共同開発を盛り込んだ。

 一方、日米関係について、「両国の自立を前提とした、よりバランスの取れたものにする」として、日米地位協定改定などを明記した。

 このほか、首相直属の外交安保担当補佐官の設置や、内閣が情報を一元的に把握するための「内閣情報委員会」創設を求めている。
(読売新聞) - 5月18日20時43分更新

34片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/19(木) 09:24:31
<岡田代表>外交ビジョン アジア重視打ち出す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000114-mai-pol

 民主党の岡田克也代表は就任から1年を迎えた18日、政権獲得後の外交・安全保障政策をまとめた提言「『開かれた国益』をめざして」を発表した。日本の役割として「アジアと米国の連結器」を標榜(ひょうぼう)。アジアの平和化を最重要の国益と位置づけ「東アジア共同体」の構築を打ちだす一方、日米同盟については必要性を認めながらも「米国に自制を促すことも必要」と指摘。対米重視一辺倒の余り対中韓関係が悪化している小泉政権との違いを意識した内容となっている。
 昨年8月の代表選出馬表明の際に示した「2015年、日本復活ビジョン」を肉付けした。外交方針として戦後日本の果たした役割と、先の大戦での過ちの双方を自覚した「自信に裏付けられた謙虚さ」を提唱。焦点の日中関係では、首脳会談の定期開催に加え、外務・防衛閣僚レベルでの会議の設置を提案した。
 東アジア共同体は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の計13カ国によるアジア首脳会議を起点にすると想定。各国との自由貿易協定(FTA)締結を促進する一方、歴史認識問題を踏まえ戦没者追悼のための国立施設建立が必要と強調した。
 日米同盟では小泉政権を「米国の戦略への追随を強めている」と批判。アジア太平洋では米国との関係を深めるが、他の地域での自衛隊派遣は国連の枠組みで行うことを日米の共通認識にするとした。また、国連平和維持活動(PKO)の参加5原則での武器使用基準の緩和を打ち出し、PKOには自衛隊だけでなく警察も活用するとした。【田中成之】
 ◇民主党の岡田克也代表が18日に発表した外交ビジョンの骨子は次の通り。
<アジアとの関係>
▽東アジア共同体を構築する
▽中韓両国の首脳と信頼関係を構築する
▽日中両国の外務・防衛担当閣僚協議を設ける
▽海賊対策で中国、インドなどとシーレーンを共同パトロールする
<日米関係>
▽アジア太平洋地域での関係は深め、他地域への自衛隊派遣は国連の下で行う
▽日本の判断を前提にミサイル防衛を推進する
<国際協力>
▽PKO参加5原則を見直し、武器使用基準を国際的な標準に合わせる
(毎日新聞) - 5月19日0時10分更新

35片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/19(木) 09:38:18
岡田代表:外交政策提言 「政権交代」の効用をアピール
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050519k0000m010142000c.html

 民主党の岡田克也代表が外交政策提言「『開かれた国益』をめざして」で、「東アジア共同体の構築」などアジア重視の姿勢を打ち出したのは、小泉政権下で中国や韓国との近隣関係が悪化していることを踏まえ、「政権交代」の効用をアピールするためだ。
 岡田氏は1年前の代表就任までは、ほぼ毎年中国や韓国を訪問。一方、米国は通産官僚時代に留学したほか、昨年の参院選勝利後の外遊先に選び、アーミテージ国務副長官(当時)との面会も果たしている。政策スタンスとしては、アジアと米国両方のバランスを重んじてきた。
 だが、岡田氏は18日の記者会見で、今回の提言では「小泉外交は日米一辺倒」であることを念頭に置いていると説明。「日米関係は非常に重要という前提に立ちつつ、アジア重視の観点に立った」と言い切った。対中、対韓関係でも「互いに相手に非があると批判するだけでは何も生まれない」と小泉政権との違いを鮮明にしようとした。
 焦点である小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、岡田氏は従来、批判を続けており、17日の記者会見では「日本国の首相としての自覚をまったく欠いている。(靖国に)行くことに正当性があるなら、中国や韓国をきちんと説得する責任がある」と批判した。
 ただ、一方で「中国、韓国に寄りすぎだ」という党内の声を予想し、東アジア共同体構想には「安全保障は含まない。安保政策では日米同盟が重要だ」と注釈をつけ、立ち位置を米国寄りに戻す配慮もにじませた。また竹島や尖閣諸島を巡る領土問題など微妙な課題については「具体論を深めれば全体が見えにくくなる」と言及を避けた。
 岡田氏の提言については「理想論が並んでいるだけ」(中堅議員)との指摘もあるが、大枠ではこれまでの民主党の主張の延長線上にある。岡田氏は外交ビジョンを小泉首相との対抗軸にする構えだ。【田中成之】
毎日新聞 2005年5月18日 23時57分

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/24(火) 09:43:06
民主党は岡田バッシングがよく話題になるが、それでも持つのは、若手が(それなりに)ついていってるからではないかと思う。

特会改革は「切り札」になるか 政治部 田中孝幸
http://www.nikkei.co.jp/seiji/column.html

 「予算の無駄遣い」が指摘されている国の特別会計の改革に民主党が動き出した。今月、現在31の特別会計のうち27会計の全廃を柱とした独自の改革案の原案を策定した。国会で思うように存在感を示せず、4月の衆院統一補選で全敗した民主党。特別会計に絡む「政官業の癒着」を徹底追及することで党勢のばん回につなげたい考えだが、特効薬になるか――。

 「特会は政府をたたく材料の宝庫。徹底的に切り込もう」。19日に衆院第1議員会館で開いた特会改革ワーキングチームの会合。予算委などを舞台に政府・与党への追及を強めていくべきだとの意見が相次いだ。

 特別会計とは国が実施する特定の事業や資金を管理するため一般会計とは別につくった会計。今年度予算をみると、道路整備や国民年金など31ある特会の純歳出総額は一般会計の2.5倍の約205兆円に上っている。

 「母屋でおかゆをすすっているのに、離れですき焼きを食っている」。2003年に政界を引退した塩川正十郎氏は財務相時代、こんな例え話をしたことがある。国の一般会計は財務省主計局の厳格な査定があり、各省庁が予算の増額を求めても簡単に認められないし、最近は削られることの方が多い。

 ところが、特会は揮発油税など独自財源を抱え、「ある種の独立採算が成り立つ」(財務省幹部)。主計局も査定に力を入れず、事実上各省庁任せの状態が続いていた。塩川氏は主計局に発破をかけ、予算執行調査によって切り込もうと試みたが、目立った成果があがらぬまま引退。特会への執行調査は谷垣禎一財務相に引き継ぎ事項となっているものの、政府・与党で特会に抜本的なメスを入れる動きはいまのところ見られない。

 そうした経緯に目をつけたのが、民主党ワーキングチームの座長で「次の内閣」財務相を務める野田佳彦氏(48、衆院当選3回)だ。2002年の代表選出馬後、国会対策委員長などを歴任した若手のリーダー格の1人である。

 「小泉純一郎首相の郵政民営化のように首相候補と認知されるには目玉政策が必要だ」。4月27日夜、都内で開いた野田グループの会合ではこうした認識で一致した。現在は岡田克也代表を支える立場だが、来年秋の党代表選を前に「既得権益である特会に切り込む姿勢を国民にアピールして、ポスト岡田レースで優位に立つ」(周辺)思惑もある。

 特会改革の「効用」には岡田代表も着目する。「いい案を作ったじゃないか。岡田ビジョンの目玉にするからよろしく頼むよ」。岡田代表は5月中旬、野田氏と会い、7月発表する内政ビジョン作りに協力を求めた。

 「いい案」とは、野田氏が考案する「財政再建特別会計」の創設。27の特会廃止の代わりに、特会財源を原資に国債償還を一気に進める構想だ。

 岡田代表が18日に発表した外交・安保ビジョンには党内からも「小泉外交との違いが国民にわかりにくい」との声が出た。内政ビジョンでは与党が及び腰の特会改革に狙いを定め、与党との違いを鮮明にしたい考えだ。小沢一郎副代表らから出ている「政策での争点が不明確」との批判を払しょくしたいとの思惑もあり、特会改革は党内での足場を固めるうえでもうってつけの政策と映ったようだ。

 もっとも、単なる思いつきや付け焼き刃の政策では有権者の共感は得られないのは明白だ。

 2003年の衆院選で「高速道路の無料化」を柱にすえたマニフェスト選挙を展開し、昨年の参院選では「年金改革」を看板に掲げて議席を大幅に伸ばした民主党。政治家や政党にとって政策はつねに権力闘争の道具という側面があるが、それが説得力を持つかどうかの分かれ目は、推進する政治家や政党に十分な熱意と実現のための具体的なシナリオが備わっているかどうかだろう。

 各特会を管理する省庁と族議員のしがらみは強く、道路整備特会などの廃止には野党である民主党内部にも異論がある。特会改革を政権交代の成否がかかる次期衆院選の切り札にすることができるかどうか。魅力ある改革案のとりまとめのカギを握るのは徹底した党内論議と、岡田代表らの指導力だ。

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/24(火) 09:44:17
それは以下の記事からも窺えるのではないですかね。推測ですが。

国会が空転、民主、社民が審議を拒否
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1E23001%2023052005&amp;g=P3&amp;d=20050523

 国会は23日、与党が野党の反対を押し切って衆院郵政特別委員会の設置を議決したことを不満とする民主、社民両党が衆参両院の本会議や委員会の日程協議を拒否し、全面空転に陥った。

 政府・与党は同日昼、細田博之官房長官と自民党の中川秀直国会対策委員長らが協議し、早期の審議入りを目指すことを確認した。同日中に特別委を開いて自民党の二階俊博総務局長を委員長に互選、24日の衆院本会議で郵政民営化法案の趣旨説明、質疑に入りたい考えだ。

 だが、民主党は徹底抗戦の構えを崩しておらず、審議入りは今週後半以降にずれこむとの見方も出ている。

 衆院議院運営委員会は23日午後に理事会を開くが、民主党は欠席する方向だ。河野洋平議長は同日昼、民主、社民両党の国対委員長を呼び、特別委の委員名簿を提出するよう促したが、両党は拒否した。

 民主党幹部は若手議員から審議拒否の是非に関する意見聴取を始めた。結果を踏まえ、執行部は24日の役員会で当面の対応を決める。

38片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/24(火) 09:50:59
国連決議に基づかない場合はどうするんだろう。
イラクは行かなくていいって言うのだろうけど、それがまず微妙なうえに、日本周辺での行動の際はどうするのか。

民主・岡田氏、PKOの武器使用緩和を
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1E22002%2022052005&amp;g=P3&amp;d=20050522

 民主党の岡田克也代表は22日のテレビ朝日番組で、国連平和維持活動(PKO)への参加5原則について「武器使用で自衛隊の手足を非常に縛っている。国連決議に基づく時にはもう少し緩やかに考えていい」と述べ、武器使用基準の緩和が必要との見解を示した。

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関しては「リスクを全部背負って自分は行くと判断されるなら、間違っている」と批判。「私が首相になったら靖国に行くことはない」と付け加えた。

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 00:46:18
共産党の欠席方針により24日の郵政法案自公本会議審議入りは回避となった(!)。

衆院郵政特別委:民主、審議拒否 世論批判恐れ手探り対応
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050525k0000m010085000c.html

 衆院郵政特別委の設置に反発している民主、社民両党は24日も、すべての国会審議を拒否した。ただ、東京都議選を見据え対決姿勢を強める民主党も、世論からの批判が気掛かりで、「早期決着」は本音でもある。どのタイミングで審議に応じるか。与党に妥協の動きがなく、審議拒否戦術に成算も見えないなかで、民主党は手探りの対応が続きそうだ。

 「内閣を倒す気概を持て。政権交代を強く訴えるべきだ」。24日開かれた民主党常任幹事会で、羽田孜最高顧問らが檄(げき)を飛ばした。「本会議をやるはずが今日は延びた。その点でも効果は出ている」と幹部は語ったが、6月3日に延期した参院決算委員会審議も白紙に戻し、出口は一層見えなくなった。

 徹底審議路線を掲げてきた民主党は、衆院統一補選に連敗。7月の東京都議選を前に「闘争姿勢」に転じた。「各種調査でも郵政民営化への国民の関心は低く、急いで審議する必要はない」(議運幹部)と判断し、今週いっぱいは与党側の譲歩がない限り、審議拒否を続ける考えだ。

 しかし、「欠陥法案は出し直すべきだ」との主張を与党が受け入れる可能性は低い。具体的には、「民営化などの見直しは行わない」と記した中央省庁等改革基本法の改正など4点を挙げているが、政府・与党は「審議拒否は国民に受け入れられない」(小泉純一郎首相)と批判を強めており、譲歩は望み薄だ。

 党内では、「議長裁定で与党からプラス回答を引き出す」「議院運営委員長への不信任決議案のカードで起き上がる」などのシナリオも聞こえるが、最終方針は固まっていない。与党からは「反対派と民主党との共闘」への警戒の声も聞こえるが、民主党内では「反対派と結託したとみられるのはスジが悪すぎる」(若手)と抵抗が強い。

 一方、与党も民主党の動向を読み切れていない。法案の趣旨説明を行う24日の本会議も、出席を見込んでいた共産党が欠席に転じるという「誤算」が生じ、日程を先送りせざるを得なくなった。

 与党が懸念するのは、野党との対立が深まることで、自民党内の民営化反対派を刺激すること。国対幹部の一人は「両者はどこかでつながりかねず非常に複雑だ。二正面作戦を強いられている」という。反対派との攻防の「本丸」となる「法案修正」が控える中、できるだけ円滑に審議入りを果たすというのが基本スタンスでもある。

 ただし、会期末は6月19日に迫っている。会期内の衆院通過を図るには、これ以上の日程的妥協はしない方針だ。【中澤雄大】

 ◆民主党の主な審議拒否◆

▽05年4月8〜13日

 竹中平蔵郵政民営化担当相の衆 院総務委の欠席問題で

▽05年2月9〜13日

 政治とカネをめぐる橋本龍太郎 元首相の証人喚問要求拒否で

▽04年4月16〜18日

 日本歯科医師連盟の贈収賄事件 への与党対応を批判して

▽04年4月2〜8日

 年金制度改革法案に関する小泉 首相の答弁を批判して

▽04年1月31日〜2月2日

 自衛隊イラク派遣承認案の衆院 強行採決に反発
毎日新聞 2005年5月24日 20時59分

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 01:03:32
民主、人権擁護で対案作成 委員会は内閣府外局
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000083-kyodo-pol

 民主党の「人権侵害救済プロジェクトチーム」(座長・江田五月参院議員会長)は24日午前、自民党内で調整が難航している政府の「人権擁護法案」の対案となる「人権侵害被害救済・予防法案」をまとめた。
 人権委員会を法務省の外局として設ける政府案に対し「中央人権委員会」を内閣府の外局として設置、各都道府県にも「地方人権委員会」を設けるほか、委員には人権擁護を目的とした団体や人権侵害の被害経験者も加える努力義務を盛りこんだのが特徴。報道機関の「過剰取材」に関しては、「表現の自由」も考慮し、報道機関などが「人権侵害について自主的な解決に向けた取り組みを行うよう努めなければならない」とした。
 25日の「次の内閣」に提出する。
(共同通信) - 5月24日12時20分更新

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 01:05:29
「小泉政権打倒」へ結束 民主が資金パーティー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000217-kyodo-pol

 民主党は24日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。郵政民営化関連法案の取り扱いをめぐり与党と対立、審議拒否戦術を続行しているだけに、同法案の廃案などを目指して気勢を上げ、会場は「小泉政権打倒の総決起大会」(中井洽実行委員長)の様相を呈した。
 岡田克也代表と一定の距離を取っているとされる小沢一郎副代表、鳩山由紀夫元代表らも岡田氏とともに壇上に上がり、結束をアピールした。
 岡田氏は冒頭のあいさつで、小泉純一郎首相の政権運営を「独り善がり」と厳しく批判。郵政民営化問題に関し「課題が山積しているのに首相は郵政問題だけをとりつかれたようにやっており、国民の利益が失われっぱなしだ」と指摘。「国民の立場に立ち、存在感を発揮しながら戦っていく」と宣言し、対決姿勢を鮮明にした。
(共同通信) - 5月24日20時27分更新

<民主党>都内のホテルで政治資金パーティー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000140-mai-pol
 民主党は24日、東京都内のホテルで、党本部主催の政治資金パーティーを開いた。支持者約4000人(主催者発表)が集まった。
(毎日新聞) - 5月24日22時57分更新

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/26(木) 02:46:26
集団的自衛権という言葉を出すのには未だおびえがあるようだ。

9条改正で4原則2条件 民主憲法小委が提起
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000191-kyodo-pol

 民主党憲法調査会の国際・安全保障問題に関する第5小委員会(座長・中川正春衆院議員)は25日午後の会合で、憲法9条改正論議のための「シビリアンコントロール(文民統制)の明確化」など4つの原則と、「安全保障基本法の制定」などの2つの条件を提起した。今国会の会期末までにまとめる「憲法提言」に向け、この4原則2条件を土台に議論を進める。
 4原則は、ほかに(1)国連憲章上の「制約された自衛権」の明記(2)国連の集団安全保障活動を明確に位置付ける(3)平和主義の堅持。この原則を生かす「条件」として「武力行使は最大限抑制的」などを挙げた。 同小委は4月にまとめた報告書最終案で、国連決議に基づく武力行使を含む活動に日本の軍事組織の「弾力的な参加」を可能にすることなどを打ち出した。同小委は、この考え方をあらためて整理し、国民的な安全保障議論を喚起するための原則・条件とした。
(共同通信) - 5月25日20時44分更新

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/28(土) 22:21:27
動くとするとここが発端になるのかなあ。。しかしな。

郵政法案:綿貫氏と「駄目では一致」 民主・岡田代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050529k0000m010087000c.html

 自民党の綿貫民輔前衆院議長と民主党の岡田克也代表が28日、大阪市内で約30分間意見交換し、郵政民営化関連6法案を廃案に追い込むことで一致した。岡田氏が同日夜、記者団に明らかにし、「我々とは目指す方向は違うが、法案が駄目だということでは一致している」と述べた。両氏は同じ結婚式に出席したという。

 また岡田氏は同日、大阪府松原市で講演し、法案の審議を拒否していることについて「いろんな手を使いながら何とか廃案に追い込もうとしている」と述べ、理解を求めた。【衛藤達生】
毎日新聞 2005年5月28日 21時54分

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/28(土) 23:33:47
>>43追加。

郵政民営化、廃案で一致 綿貫、岡田両氏が会談
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005052800197&amp;genre=A1&amp;area=O10

 自民党郵政事業懇話会会長の綿貫民輔前衆院議長と民主党の岡田克也代表が28日、大阪市内のホテルで会談し、郵政民営化関連法案は廃案とすべきだとの認識で一致した。岡田氏が記者団に明らかにした。

 綿貫氏はこれまでも、民主党の小沢一郎副代表と同法案への対応などに関し連絡を取っていたとされる。両党の郵政民営化反対派には水面下で協力を探る動きもあり、綿貫、岡田両氏の会談は今後の法案審議に微妙な影響を与えそうだ。

 会談では、法案の問題点や両党内の状況、今後の国会審議の行方などについて意見交換したもよう。岡田氏は詳細な内容は明らかにしなかったが「目指す(将来の)方向が違うが、あの法案では駄目だということでは一致している」と説明。綿貫氏については「あれだけの人だから信念を持って頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 両氏は同じ結婚式に出席、控室で約30分間にわたり会談したという。

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 14:24:39
民主党は風力発電だ、というのは言い得て妙である。
当面は、風力発電政党・民主党と呼ぼう。

郵政法案 審議拒否の民主、復帰へ暗中模索
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000003-san-pol
大義なし…場当たり的戦術に自縄自縛
 郵政民営化関連法案に反対して衆参両院で審議拒否を続ける民主党は週明けも、衆院郵政民営化特別委員会の審議を欠席し徹底抗戦を貫く構えだ。岡田執行部は世論を横目に審議復帰のタイミングを探る。しかし、審議に戻る「大義」もない上、党内も一枚岩でなく、場当たり的な国会戦術に自縄自縛となっている。
 岡田克也代表は二十八日、大阪府松原市で講演し、郵政民営化関連法案について「間違っているとの確信を持っている。絶対に廃案に追い込まねばならない」と強調した。民主党は二十日にボイコットを始めたが、与党が週明けから衆院の各委員会で審議を再開させる方向で動いていることに態度を一層硬化させている。
 「抵抗野党」からの脱却を唱える岡田氏はもともと、論戦を通じて党の存在感を示すべきだとの立場で、審議拒否には慎重だった。昨年、年金改革法案をめぐり与野党が全面対決した際も国会空転は四日にとどまった。
 しかし、社会保障制度改革をめぐる与党との協議に応じ、その直後の衆院統一補選に全敗したことから、岡田氏は戦略の修正を余儀なくされた。党内では、小沢一郎副代表やその支持グループなどから岡田執行部の国会対策への不満が強まり、「徹底抗戦を主張する小沢氏の路線をのまざるを得なかった」(幹部)。
 初めから審議の土俵に上がったら、小泉純一郎首相と自民党反対派の攻防に民主党が埋没しかねず、審議拒否で国民の関心を集めるという苦肉の策を取らざるを得ない側面もあった。しかし、七月の都議選を前に、世論に神経質になっている執行部としては「審議拒否は一週間から十日間が限度」(岡田氏周辺)というのが本音らしい。
 党内には「六月十九日の会期末まで審議拒否を貫くべきだ」(中堅)という強硬派も少なくないが、執行部は正常化後の国会対応も念頭に置き、衆院郵政特別委の筆頭理事に「自民党の山崎拓氏に対抗できる人物をあてるべきだ」(党幹部)として菅直人氏を軸に検討を進めている。
 審議復帰の大義についても、悪化する日中関係の改善を最重要課題に位置づけ、予算委員会での外交問題の集中審議を行うことを提案するシナリオが浮上。川崎二郎衆院議院運営委員長か二階俊博郵政民営化特別委員長の解任決議案を提出し、審議に復帰するという案も出ている。また、支持団体の連合の笹森清会長からは二十七日の緊急集会で「本気であることが分かれば(審議拒否で)寝ていてけしからんなんて誰も言わない」とエールを送られ、復帰への環境は容易には整いそうにない。
 一方、二階委員長は二十八日、和歌山市内の会合で、審議拒否を続ける民主、社民両党に対し「反対は反対で結構だ。(審議で)反対の意見をおおいに述べて、より良い案になるようにお互いに努力していくことが大事だ」と早期の審議参加を呼びかけた。
 また、自民党の片山虎之助参院幹事長は、岡山市内であいさつし、「民主党は風力発電だ。風が吹いているときはいいが、風がないと全然駄目だ」と批判するとともに、郵政民営化関連法案について「国民のためにもっといい案があったら、躊躇(ちゅうちょ)なく直していくことが必要だ」と、修正もあり得るとの見方を重ねて示した。
(産経新聞) - 5月29日2時41分更新

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 20:09:07
政権離脱かけ参拝中止迫れ 民主が公明に要求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000072-kyodo-pol

 民主党の仙谷由人政調会長は29日のテレビ朝日の番組で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関連して、参拝自粛を求める公明党に対し「日中の国交回復を切り開いたのが公明党。価値判断が問われている」と述べ、連立政権離脱を含む強い姿勢で参拝取りやめを迫るよう求めた。
 首相が参拝継続の意向を示していることについては「首相は(国会答弁でA級戦犯の)東条英機元首相の名前を出したが、中国には『ヒトラーを参拝してもいい』と言っていると聞こえるのではないか」と強く批判した。ただ、この問題をめぐって、小泉内閣不信任決議案を提出することを否定した。
 共産党の小池晃政策委員長は、中曽根康弘元首相が1986年に参拝を中止した対応を挙げ「国益を考えるなら、アジアとの関係をつくる上で参拝をやめる決断をすべきだ」と強調。社民党の阿部知子政審会長も「アジアとの関係をグチャグチャにしている」と批判した。
(共同通信) - 5月29日15時26分更新

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/30(月) 18:20:05
民主党県連:田名部代表、郵政民営化を批判−−定期大会 /青森
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000001-mailo-l02

 民主党県連は29日、青森市内で定期大会を開いた。参院議員の田名部匡省代表は、あいさつで「政府は郵政民営化なんてばかなことをやっている。地方には郵便局は必要だ」などと批判した。
 田名部代表は「小泉首相とは自民党時代に同じ派閥だった。彼は『農林中央金庫や商工中央金庫など、役所ごとに金融機関があるのはおかしい』と言っていた。郵政の次はこれをやるんだろう」などと指摘した。
 さらに「中央と違って、下北半島などでは郵便局がなくなったら困る。民主党が強くなって政治を良くしないといけない」などと話した。
 定期大会後のパーティーでは、県議会の社民・農県民連に所属する三上隆雄議員が急きょあいさつする場面があった。来賓だったが、志願して壇上に上った。
 三上議員は「県政、国政にとっても2大政党制は必要だ。野党のできる範囲で意思統一して自民に対抗していかなければならない」と持論を展開した。三上議員は、社民系会派にいるものの無所属で、党員ではない。【小山由宇】
5月30日朝刊
(毎日新聞) - 5月30日16時1分更

48片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/31(火) 20:27:33
自民の代理質問に不快感 鉢呂氏「ふざけている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000071-kyodo-pol

 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は31日午前の記者会見で、自民党議員が衆院郵政民営化特別委員会で民主党の資料を基に「民主党議員に代わって」と言いながら質問したことに関し「極めてふざけている」と強い不快感を表明した。さらに「自民党は今の(不正常な国会の)状態を真剣に考えていないと思わざるを得ない」と批判した。
 これに先立つ民主党国対役員会では「欠席裁判のような形で行っており、ひきょうな行為だ」と反発の声が上がった。
(共同通信) - 5月31日12時10分更新

49片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/31(火) 22:24:07
6月1日から民主・社民が復帰、12日ぶり国会正常化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000315-yom-int

 与野党は31日の国会対策委員長会談で、衆院予算委員会の集中審議を開くことなどを条件に、全委員会の審議拒否を続けていた民主、社民両党が6月1日から審議に復帰することで合意した。国会は12日ぶりに正常化する。

 民主、社民両党は郵政民営化関連法案の再提出などを主張し5月20日から審議拒否を続けていた。

 与野党国対委員長会談の合意事項は<1>小泉首相らが出席して6月2日に衆院予算委で郵政民営化や経済、外交などに関する集中審議を行う<2>民主、社民両党が郵政民営化関連法案との矛盾を指摘していた中央省庁改革基本法の「郵政民営化等の見直しは行わない」との条項に関しては、必要になれば付帯決議などで対応する――など。

 衆院郵政民営化特別委員会は1日に民主党の理事を互選し、3日に首相らが出席して同法案に関する質疑を行う。
(読売新聞) - 5月31日21時25分更新

50片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 00:03:37
まぁ融和のためにはよいわな。

郵政特別委党筆頭理事に中井氏 岡田代表、小沢氏に配慮2005年06月02日06時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0602/002.html

 民主、社民両党は1日、審議参加を決めた衆院郵政民営化特別委員会の委員の名簿を提出した。与党との交渉役となる民主党筆頭理事には、旧自由党出身の中井洽副代表を起用。郵政民営化関連法案をめぐる党内融和に腐心する岡田代表が、小沢一郎副代表への配慮を示した形だ。

 「中井さんはどうか」

 5月31日夕、国会内で藤井裕久代表代行、川端達夫幹事長と会談した岡田氏が、筆頭理事の候補として提案した。岡田氏の意中の人物は旧自由党出身の藤井氏だったが、本人が固辞。いったんは菅直人前代表にも要請したものの、それも断られていた。

 中井氏は、民主党内で郵政民営化に反対する「日本郵政公社を発展させる民主党議員の会」に属し、将来的な民営化も視野に入れる岡田氏と姿勢が異なる。それでも、岡田氏と距離を置く小沢氏に近いという点が重視された。党幹部の一人は「岡田さんなりの気の使い方だ」と言う。小沢氏自身は、国民の関心が低い郵政法案で、党内を揺さぶる考えはない。中井氏の起用についても「いいんじゃないの」と語っただけだった。

51片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:17:08
民主党:川端幹事長「郵政対案は出さない」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050604k0000m010122000c.html

 民主党の川端達夫幹事長は3日の記者会見で、自民党の綿貫民輔前衆院議長らが郵政民営化関連6法案の対案を提出したことに関連し「わが党は(郵貯、簡保資金の流入を抑制する)特殊法人改革などの対策は既に示している。公社の中で課題解消の努力をするべきだ」と述べ、改めて「対案は提出するつもりはない」と強調した。

毎日新聞 2005年6月3日 23時34分

52片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:26:49
「非民主的な民主」、小沢氏コラム波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000008-san-pol
「そこまで言わなくても」…真意いぶかる幹部
 「こんな非民主的な党運営を見たことがない」。民主党の小沢一郎副代表が、三日付「夕刊フジ」のコラムで岡田克也代表ら執行部批判を展開、党内には「そこまで言わなくても」(幹部)と、真意をいぶかる声も出ている。
 小沢氏は、民主党が四月の統一補選直前に年金制度改革をめぐる与党との協議に乗ったことに「これでどう攻めろというのか」と、岡田氏を酷評。党の支持率急落の原因を「基本政策について党としての明確な主張を決めていない。執行部は保身なのか、異論が出ることを恐れているのか、(論議を)途中で『時間です』と打ち切ってしまう」と指摘、「このままでは政権奪取という絶好のチャンスをみすみす逃す」と切り捨てた。
 この批判に、党幹部は「執行部は党内の意見をしっかり聞こうということを確認している。年金協議も『与党側が改革する気がないと判断したときにはテーブルをひっくり返す』と説明してきた」と困惑している。
 小沢氏と支持グループは七月の都議選の結果次第では「岡田おろし」に向けて動き出すとの観測も流れており、執行部は小沢氏の言動に一層、神経をとがらせそうだ。
(産経新聞) - 6月4日3時5分更新

53片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/05(日) 18:38:08
自民郵政族と民主がパーシャル連合で結びついて廃案・解散ならどうなるか。
今のところ可能性は高くないが。

民主政調会長、自民反対派との連携に前向き=山崎氏「廃案なら解散」−郵政民営化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050605-00000918-jij-pol

 民主党の仙谷由人政調会長は5日午前、NHKの番組で、自民党郵政事業懇話会が提出した郵政公社改革法案について「中身は大いに彼らと議論して共通の認識を持てるようにしていきたい」と述べ、郵政民営化法案の廃案に向け、自民党反対派議員との連携に前向きの姿勢を示した。
 これに関連し、テレビ朝日の番組に出演した自民党の山崎拓衆院特別委筆頭理事(前副総裁)は「廃案になれば、衆院解散は100パーセントだと思う」と強調。自民反対派と民主党の連携を強くけん制した。 
(時事通信) - 6月5日13時0分更新

54片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/05(日) 18:44:47
郵政国会対応に注文続出 民主が全国幹事長会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050605-00000091-kyodo-pol

 民主党は5日、党本部で全国幹事長・選挙責任者会議を開き、次期衆院選の準備態勢や政策課題について協議した。出席者からは、郵政民営化関連法案をめぐる国会対応に関し「審議拒否をした理由が分かりにくい」「対案を示すべきではないか」などの注文が相次いだ。
 川端達夫幹事長らは「現段階では民営化ではなく(公社の)改革をするべきなのに、小泉純一郎首相はでたらめな民営化を進めようとしている」などと指摘し「対案は基本的に考えていない」と説明した。会議では関連法案の廃案を目指す方針を確認したものの、今後の同党の対応に微妙な影響を与えそうだ。
 岡田克也代表は冒頭、次期衆院選について「来年の後半より先に延びることはない。ことし9月が次の総選挙に向けたスタートの時期だ」と述べ、政権交代の実現に向けた態勢づくりを急ぐ考えを強調した。
(共同通信) - 6月5日18時33分更新

55片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/09(木) 01:11:28
民主8月に歴史見解 党近現代史調査会  2005/06/08 19:29
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050608&amp;j=0023&amp;k=200506089376

 民主党の「日本の近現代史調査会」(会長・藤井裕久代表代行)は8日午後、国会内で初めての役員会を開き、明治初期から第2次大戦に至る歴史を中心に調査することを確認した。戦後60周年の節目となる8月15日の終戦記念日に岡田克也代表談話などの形で党見解を示す方針だ。

 調査会の新設は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が中韓両国との関係悪化を招く中、対アジア重視を打ち出す同党として歴史認識を共有するのが目的。来週にも初会合を開き、週1回のペースで講師を招く講義形式で議論を進める予定だ。党見解の公表後も期限を切らずに調査を続ける。

56片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/12(日) 21:51:17
ここからは、「本気で廃案を目指すつもりなのか、廃案のためには自民党反対派と手を結ぶべきだ」という主張にはつながらない。

郵政法案、政局にならず 小沢氏、反対派本気でない  2005/06/12 13:16
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050612&amp;j=0023&amp;k=200506120510

 民主党の小沢一郎副代表は12日、岩手県松尾村内で記者会見し、郵政民営化法案の対応について「(自民党反対派が)本気になって徹底的に反対するということであれば、非常に大きな政局的な問題になるが、そういうところまではいかないような気がする」と述べ、現状では政局に発展しないとの見方を示した。

 同時に「小泉郵政改革なるものはまやかしで、国民のためにはならない点ははっきりしている」と強調した。

 一方、党内で秋に執行部を改造すべきだとの声が出ていることについては「人事は代表の専権事項。トップが判断することだ」と述べるにとどまった。

57片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 02:25:38
敵失衝くしかないのは必然であるが。

国会:野党、会期攻防のカヤの外 延長巡る連携あきらめ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050615k0000m010075000c.html

 民主党など野党は、会期延長をめぐる攻防のカヤの外に置かれている。自民党内の反対派に動く気配がないため、連携策は取れない。さらに郵政民営化問題に対する世論の関心が低いため、野党のみで延長阻止の強硬手段に訴える踏ん切りもつかない状態だ。

 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は13日の記者会見で会期延長について「自民党内の反対派と連携して否決すべき問題」と強調した。しかし、実情は「自民党内に波乱が見える状況ではない」(執行部)と、延長をめぐる連携はほぼあきらめた状況だ。

 野党だけで徹底的に抵抗するには、延長議案の採決前に衆院議院運営委員会の川崎二郎委員長の解任決議案などを出して延長議案の採決を遅らせる方法などが検討されている。だが、民主党内には「阻止してくれという国民の声を感じれば、あらゆる手を使うが今はそういう状況だろうか」(幹部)と懐疑的な意見が多い。

 民主党は郵政特別委での失言が目立つ竹中平蔵郵政民営化担当相の不信任案提出を切り札とみなしているが、今後、反対派の動きが活発化した局面のために温存しておこうという空気が強い。【衛藤達生】
毎日新聞 2005年6月14日 20時57分

解散の脅しに屈するな 岡田氏、自民反対派に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000160-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は14日の記者会見で、自民党の郵政民営化反対派議員について「最近、元気がなくなっている。(小泉純一郎首相の)衆院解散の脅しや、(反対派を選挙で支援しない可能性を示唆した)神崎武法公明党代表のブラフが効いている。脅しに屈するなら、最初から(反対と)言わなければいい」と批判した。
 その上で「奮起を期待したい。何も動かなければ、見せ掛けの反対だと言われても仕方がない」と述べ、郵政民営化関連法案を廃案に追い込むため今国会の会期延長阻止に“決起”するよう促した。
(共同通信) - 6月14日17時40分更新

58片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/21(火) 02:00:03
自分らも目をそらしてるジャン。
けど、郵政正常化っていう言い方は使えるかもね。

◆ 「郵政正常化」を訴え 民主県連が街頭行動 (北日本6/20)

 今国会の争点となっている郵政民営化問題で民主党県連が十九日、富山市のJR富山駅前で街頭行動した。党の全国キャンペーンの一環。党県連代表の村井宗明衆院議員、広野允士参院議員、西尾政英党第二区総支部長が街頭演説し、「郵政正常化」を柱とする党の改革案に理解を求めた。

 村井氏は、財投債廃止などを掲げる党の改革案は、郵貯の無駄遣いを是正する点で政府や自民反対派より優れていると強調。

 広野氏は「郵政改革は、外交や社会保障問題から国民の目をそらす小泉流のやり方」と非難し、西尾氏が「四大メガバンクに匹敵する貯金量を備えた郵便局の株式が民営化で全面公開されることのリスクを考えよう」と呼び掛けた。

 党県連のメンバーらが道行く人に政策パンフを配り、アピールした。

59片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 15:36:31
前からあったのではないの?
旗揚げって言っても重複多いんじゃ? 鳩山系や野田系とみなされてきた人たちが多いんじゃないの?

「羽田グループ」旗揚げ 民主の“無派閥”30人規模
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000006-san-pol

 民主党の羽田孜最高顧問(元首相)は二十二日、若手・中堅議員を対象にした政策勉強会を発足させた。「中道保守」を掲げて主導していく。参加メンバーの大半は党内の議員グループに属さない“無派閥”の議員で、「事実上の『羽田グループ』の旗揚げ」(中核メンバー)とされている。都内の料理屋で開かれた初会合には羽田氏のほか、岩國哲人、笠浩史両衆院議員ら中堅を中心に約三十人が出席。七月三日投票の都議選後には「五十人規模になる見通し」(羽田氏周辺)という。
 会合では「右傾化への道をたどる自民党への対抗軸となる保守政党に、党を変えていく核となる」との活動方針が確認された。
 党内での羽田氏の影響力は低下しており、グループとしての活動が軌道に乗るかどうかは不透明だ。ただ、「来年九月の代表選でキャスチングボートを握る可能性がある」(中堅)との見方も出ている。
(産経新聞) - 6月23日2時42分更新

60片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 18:58:21
ここぞと急造機関キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

民主が増税対策本部設置 岡田氏「まず無駄にメス」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000179-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は28日の記者会見で、政府税制調査会の報告書が打ち出した給与所得控除縮小などの増税に反対し、撤回させるため、自身を本部長とする「サラリーマン増税対策本部」の設置を決めたことを明らかにした。
 岡田氏は「次の世代にあまりに多い借金を先送りしないため、将来、負担増を求めることもあり得るが、物事には順序がある。まずは(税金の)無駄遣いに徹底的にメスを入れ、大増税に歯止めをかける必要がある」と強調した。30日に初会合を開く予定。
(共同通信) - 6月28日17時39分更新

61片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/06(水) 20:24:58
8月7日投票だと自分の生活がやばかったからよかったよ。。。

郵政法案:造反議員たち、解散の回避には安堵?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050706k0000m010089000c.html

 郵政民営化法案の採決で、造反議員たちは「処分は甘んじて受ける」と話しながらも、解散の回避に安堵(あんど)したのか、淡々とした様子だった。

 衆院本会議の議場。自民党議員が反対票を投じるたび、民主党議員席から「えらい」「よーし」と掛け声と拍手がわく。「賛成233、反対228」。可決が決まると、小泉純一郎首相はうれしそうに目を細め、無邪気に手をたたいた。

 反対票を投じた平沼赳夫前経済産業相は処分について聞かれ「そりゃ、当たり前ですよ」と記者をにらんだ。野田聖子元郵政相は「荷崩れした状態の法案を良識の府・参院で問うてもらいたい」と淡々。反対派と目されながら賛成した自民議員は、公認取り消しを恐れたのかと尋ねられ「それだけは書かないで」。

 野党第1党の民主党は反対多数を期待して、閣僚の不信任案を出さなかった。ある議員は「(解散して総選挙は)8月7日投票だな」と笑顔で議場に向かった。だが思惑通りにいかなかった。横路孝弘元副代表は「(反対予定の自民党議員に)裏切りがあった」と残念そうに話した。【青島顕、川上晃弘、宍戸護】

62片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/07(木) 00:18:32
「年内総選挙に現実味」 民主・小沢副代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000226-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎副代表は6日、名古屋市内で開かれたパーティーであいさつし、郵政民営化関連法案の衆院本会議での可決がわずかの差だったことについて「小泉政権は最終局面に入ってきた。(法案が)参議院でどうなるか分からないが、今年中の解散総選挙が現実味を帯びてきたような気がする」と述べた。
 採決で自民党から大量の造反が出たことに対しては「強権的、恐喝的な小泉政治に、自民党の仲間内でさえも『もうごめんだ』という空気が広がってきているということだと思う」と指摘した。
(共同通信) - 7月6日21時20分更新

63片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 20:35:46
「小泉政治行き詰まり」 小沢氏、郵政法案可決で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000240-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎副代表は8日夜、名古屋市内での同党議員のパーティーで、郵政民営化関連法案の衆院本会議可決が5票差だったことについて「小泉純一郎首相の国民の歓心を買うパフォーマンスとは裏腹の強権的な手法に対し、自民党内の不満が噴出した。小泉政治、自民党政治の旧来のやり方が方向性を見失って行き詰まったということだ」と指摘した。
 一方、民主党の在り方について「過半数の人が政権交代を望んでいるのに、応えきれないのは党自身の責任だ」と強調。岡田克也代表の政策運営について「政策論議は党内不一致ではなく、いくらやってもいい。分かりやすくメッセージを伝えられる党になってほしい」と述べ、一層明確化するよう注文を付けた。
(共同通信) - 7月8日20時27分更新

64片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 23:09:23
与党が民主・永田議員に懲罰動議 住民票移動発言で2005年07月08日19時41分
http://www.asahi.com/politics/update/0708/006.html

 自民、公明両党は8日、民主党の永田寿康衆院議員に対する懲罰動議を提出した。永田氏は同日の衆院倫理選挙特別委員会で、今月3日に投開票があった東京都議会議員選挙で「公明党の支持団体が住民票を移したという疑念がある」と発言した。

 公明党の東順治国対委員長は8日の記者会見で「事実無根で、根拠のないデマに基づく発言だ。公明党と支持団体の名誉を著しく傷つけた」と強く抗議した。同党は永田氏に対して、公の場での陳謝と発言の議事録削除を求めた。

65片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 23:06:12
ちょっとずれてるよなぁ、やはり。

鳩山氏 選挙備え執行部強化を
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/09/k20050709000103.html

民主党の鳩山元代表は、名古屋市で講演し、郵政民営化関連法案が参議院で成立した場合でも、遠くない時期に衆議院の解散・総選挙があり得るとしたうえで、岡田代表は選挙に勝ち抜くため小沢副代表を中心に党執行部を強化すべきだという考えを示しました。
この中で、鳩山元代表は、郵政民営化関連法案をめぐる攻防の舞台が参議院に移ったことに関連して、「参議院で否決された場合、小泉総理大臣は総辞職して民主党に政権を明け渡すか、衆議院の解散・総選挙を行って国民に信を問うべきだ。もし法案が可決されても、小泉総理大臣が8月15日に靖国神社を参拝し、直後に総辞職か解散・総選挙を行うことも考えられ、解散・総選挙は近いという議論が成り立つ」と述べました。そのうえで鳩山氏は、「民主党はいつでも選挙準備ができているという環境を作っていかねばならない。そのため岡田代表は、小沢副代表をそばに置いて、うまく使っていくことが重要ではないか」と述べ、選挙に勝ち抜くため、小沢副代表を中心に、党執行部を強化すべきだという考えを示しました。

66片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 14:25:00
この周辺には、妙に話を漏らすおしゃべりさんがいるみたいねぇ。産経出るような記事だし。
ともかく、まあまあ面白い。
で、鳩山グループってなんなの、と今回も思う。

民主、幻の「クーデター」・都議選巡り若手が準備
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050710AT1E0900L09072005.html

 先の東京都議選で民主党が目標議席を下回った場合、岡田克也代表の退陣を求めて小沢一郎副代表に近い若手らが「クーデター」の準備を進めていたことが明らかになった。鳩山由紀夫代表―小沢幹事長体制を目指し、次期衆院選に向けて与党に攻勢をかける構想だったが、都議選の勝利によってひとまず封印された格好だ。

 計画は樋高剛氏ら小沢氏を支持する衆院当選1、2回生でつくる政策勉強会「一新会」のメンバーが立案。小沢氏と連携を取る鳩山グループ(約30人)と米沢隆氏ら旧民社党系議員の一部を巻き込み、党内世論を一気につくろうとした。 (07:01)

67片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 17:45:37
外交をアピール (滋賀市民7/4)

 「外交」を得意にしているはずの小泉純一郎首相だが、最近は外交で「八方塞がり」の状態だ。
 とくにアジアに関してはにっちもさっちもいかなくなってしまっている。
 「郵政民営化法案問題以上に外交でつまづくのではないか」といったことが言われているほど。
 そんな小泉首相を横目で見ながら「外交」をアピールしてきているのが民主党岡田克也代表。
 「政権を奪取するには外交からと考えているのではないか」
 六月一六日には党本部に駐在する大使ら各国外交官六〇人を招き、自身の外交私案を説明している。
 各国外交官を前に「現実との乖離がある」と憲法改正の必要性にも言及している。
 国会会期中に訪米するなどして批判を浴びているが、岡田代表の「外交」への意欲は強い。
 夏には訪中も予定している。
 代表の座に就任してからの岡田代表は、菅直人前代表をはるかに上回る勢いで外国要人と会談している。
 ここにも「外交の岡田」を懸命にアピールする姿が。
 そこには党内における求心力の低下も見逃せない。
 四月の衆院補欠選挙で福岡二区、宮城二区の両方を落としてからというもの、岡田代表に対する不満の声が充満している。
 「岡田代表では次の選挙は勝てない」といった声が党内のあちこちからあがっている。
 国会での小泉首相との対決でも押されぱなし。
 「外交をアピールすることで盛り返そうという意図が見える」
 永田町での見方だ。

68片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 21:41:46
参議院:野党が郵政特別委の委員名簿提出
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050713k0000m010062000c.html

 野党各党は12日までに、参院郵政特別委員会の委員名簿を参院に提出した。民主党は野党側筆頭理事として、全逓(現日本郵政公社労働組合)元委員長の伊藤基隆氏を起用した人事を内定した。【衛藤達生】
 伊藤氏以外の野党側委員は次の通り。(敬称略)
 民主党=山下八洲夫、平野達男(以上理事)、大塚耕平、岡崎トミ子、斎藤勁、桜井充、高橋千秋、峰崎直樹、山根隆治、若林秀樹、渡辺秀央▽共産党=大門実紀史▽社民党=近藤正道
毎日新聞 2005年7月12日 19時53分

69片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 22:45:11
敵失を誘う戦術しかないだろうな。解散してほしければ。

参院郵政民営化特別委員会、初開催見送り…民主反対で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000314-yom-pol

 参院郵政民営化特別委員会は12日、初の委員会開催を見送った。

 与党は委員会で自民党の陣内孝雄・元法相を特別委員長に選出する予定だったが、民主党が開催に応じなかった。民主党は法案の早期審議入りに反対しており、参院での与野党攻防は「入り口」から激しくなっている。

 同特委の自民党筆頭理事には市川一朗氏、民主党筆頭理事には、元全逓委員長の伊藤基隆氏が就任する予定だ。

 自民党の矢野哲朗、民主党の今泉昭両参院国対委員長は12日、国会内で会談した。自民党が、同特委で13日から法案の審議に入るよう提案したのに対し、民主党は「時期尚早だ」などと主張し、協議は平行線に終わった。

 これに先立ち、民主党は12日の役員会で、衆院における法案の審議時間が100時間を超えたことを踏まえ、参院でも徹底的な審議を行うべきだとの考えで一致した。具体的には、〈1〉80時間の審議時間を確保する〈2〉竹中郵政民営化相や細田官房長官、麻生総務相ら関係7閣僚は常に委員会に出席する――などを与党に求める方向だ。

 民主党幹部は「自民党執行部は反対派の説得に追われており、審議日程をできるだけ先送りすることで自民党を揺さぶる」とし、徹底抗戦の姿勢を強めている。民主党内には「週明け以降まで、実質審議入りに応じるべきではない」といった強硬論も出ている。

 これに対し、自民党は遅くとも14日には、同特委で実質審議を始める方針だ。だが、自民党内には「民主党が欠席したまま審議入りすれば、自民党内の反対派がさらに反発しかねない」といった意見も出ている。
(読売新聞) - 7月12日22時29分更新

70片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 02:11:26
民主党政権は「2期8年でいい」 岡田代表が構想2005年07月12日08時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0712/002.html

 民主党の岡田代表は11日、兵庫県豊岡市で講演し、「政権を代えたら、20年も30年も私たちは政権につこうとは思わない。(衆院議員の任期で)2期8年でいい」と述べた。郵政民営化法案の審議をめぐっての衆院解散・総選挙も視野に、政権交代可能な政治状況を生み出す必要性を訴える狙いだが、党内外にも波紋を呼びそうだ。

 衆院の解散・総選挙について、岡田氏は「常識的には考えられないが、何があるのかわからないのが政治だ。万が一に備えて、8月解散、9月総選挙になって間に合わない、ではすまない。しっかり対応していきたい」と述べ、準備を急いでいることを明らかにした。

 そのうえで「(300小選挙区のうち)170勝つのは夢物語ではない」と、比例区を合わせ、単独過半数の議席を獲得して政権交代を目指す考えを強調した。

 さらに聴衆の質問に答える形で「2期8年やったら、ほかの政党、自民党も改革され、よくなっていたら、また政権に戻ればいい。政権交代可能な政治をつくることが重要だ。権力は腐敗する。そうならないための民主党であり、政権交代だ」と述べた。

 岡田氏は昨年秋の臨時党大会で、次期総選挙で政権交代が実現することを前提に2015年を迎えた時の国の全体像を示した「日本復活ビジョン」の肉付けをしていくと公約。現在その作業を進めている。

71片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 21:36:35
参考になるようなならんような。

「民主に失望」で内閣支持率維持? 民主党ネット調査2005年07月14日18時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0714/004.html

 小泉内閣が支持率を保っているのは民主党のおかげ?――。民主党がインターネットを通じて実施したアンケートで、回答者の4分の1近くが同党への不満や注文を挙げていることが分かった。

 調査は、同党のホームページなどでモニター登録した約1万8000人を対象に5月末に実施。4616人が回答した。

 内閣支持率が維持されている理由を三つまで選んでもらったところ、57%が「他に首相が務まりそうな人がいないから」を挙げ、次いで39%が「その他」を選んだ。

 同党が重視したのは、「その他」の内容。回答のうち6割近くが「民主党への失望が内閣支持率を高めた」としていたためで、「民主党は全く存在感がない」「党内の意見がばらばら」「郵政民営化への方針が不明確」「審議拒否は時代錯誤」と厳しい指摘がずらり。

 「外交姿勢が中国、韓国寄りで国益を損なう」との批判もあり、同党調査局は「党の内政・外交にわたる主張が誤って浸透している。明確なメッセージの発信が求められる」と分析している。

72片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 15:24:52
私が思っていたアイデアに相当近いなー。
比例優遇でもいいから、弱いところに飛び込んで、自分の地盤に新人を擁立して勝たせるというのは拡大方法として悪くないと思う。
国替え経験者の鉢呂氏ということで言いやすかったということもあるか。

党幹部に国替えの勧め 民主・鉢呂氏、衆院選で
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2005071501001157

 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は15日午前の記者会見で、今後の衆院選への対応に関し「本当に政権を取るには、党の有力幹部が既存の選挙区にこだわらず、民主党の弱い地域で戦うことも必要ではないか。中期的には一つの大きな戦略になる」と指摘、党幹部に“国替え”を勧めた。
 鉢呂氏は、党総務局長の斎藤勁参院議員が次期衆院選で小泉純一郎首相と同じ衆院神奈川11区からの出馬を前向きに検討する姿勢を示したことについて「政権交代に向け、首相に真正面から打ち勝っていく積極的な(姿勢の)表れで高く評価したい」と強調した。

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 19:47:53
日本の近現代史調査会、戦前の日本外交のあり方について研修
http://www.dpj.or.jp/news/200507/20050714_05kingendaishi.html

 14日午後、国会内において民主党の「日本の近現代史調査会」第4回会合が開かれ、五百旗頭真神戸大学大学院教授から、「戦前・戦後の日本外交」というテーマの下で、前半の戦前の日本外交についての講演を受けた。

 細川事務局長の司会の下、冒頭に藤井裕久調査会会長(代表代行)が挨拶に立ち、日本の分割占領構想に初めて光をあてた研究者として五百旗頭教授を紹介しつつ、「この調査会は、靖国や教科書の問題などの現象面ではなく、そのベースにあるものを勉強する場だ」と調査会の意義を強調した。

 五百旗頭教授は、「問題は国づくりをどうするかであり、われわれはそれについてあまり意識していない」と切り出し、日本が帝国主義時代という「やくざな時代」を経て、平和な国家を作っていくまでの経過を振り返ることの重要性について語った。そして、日本が西洋諸国以外で初めて西洋文明を取り入れた近代国家の形成に成功した点を再評価すべきであるとし、その基礎には中国文明を取り入れた体験があったことを指摘した。

 更に、明治以後の日本における国家構想の流れについて、大久保利通に代表される近代国家確立構想を中心に、官僚制国家や通商国家さらには西郷隆盛などの日本の魂を重んじる国家観などに分類して解説し、日本の戦前の政治の流れの見取り図を示した。最後に、日露戦争までの日本がアジア諸国から期待されていた時代、その後の領土拡張時代、そしてアメリカの排日移民法をきっかけとする日米関係の変化などについて、幅広く掘り下げた解説が行われ、戦前の日本外交の問題点が明らかにされた。

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/17(日) 00:04:34
江田五月サイト。これは佐々木学習院大学教授(前東大学長)の発言かな??
http://www.eda-jp.com/katudo/2005/7/16.html
7月16日(土) 合宿(佐々木さん)、弔問、帰岡、木下さん

今日は、昨夜ホテルの部屋で遅くまで飲んでいて、8時半にアラームがなるまで熟睡。9時半から、合宿研修会のハイライトで、佐々木毅さんに1時間強、講演をしていただき、さらに1時間ほど質疑応答。

「自民党政治の行き詰まりの中から出てきた小泉政治が、今、行き詰まりました。つまり、日本の政治は二重に行き詰ったと言えます。郵政の先行きは分かりませんが、小泉首相にはその後の政治テーマは何もありません。」

「地方には、自民党政治のネットワークが強固に張り巡らされています。国民から見ると、小泉政治によって、中央政治は、期待値が低くなり存在感が希薄化してきています。地方のネットワークを何とかしないと、日本は変わりません。」

「小泉政治は、規制緩和を原理主義化し、社会をビジネス化してきました。しかし、ビジネスの外の人間は、自分の帰属意識をどこにも持てず、浮遊しています。政治が、この層に帰属意識をもてるようにするには、例えば地域でのNPO活動を活性化するような政策が必要です。」

「そうした肌理の細かい帰属意識の涵養を放置し、近隣諸国の動向を手段に使って国民のナショナリズムを煽り、国への帰属意識を強めることは、問題の解決になりません。帰属と参加のオーケストレーションが政治の役割です。」

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 07:13:25
民主、「派閥活動」活発に・解散風が若手集める
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050718AT1E1700917072005.html

 民主党の「派閥活動」が活発になってきた。菅直人前代表のグループの合宿に続き、小沢一郎副代表、鳩山由紀夫元代表らも結束固めの研修会を開く。郵政民営化を巡る政局の行方次第では衆院解散・総選挙の可能性が出てきたことで、若手もいつになく派閥に関心を寄せるようになってきた。秋に想定される役員人事に向け、発言力確保を狙う各派の動きはさらに加速しそうだ。

 「衆院解散は数%でなく数割という可能性に高まっている」。菅グループが千葉市内のホテルで15日から開いた派閥合宿。菅氏は「選挙準備を急げ」と盛んに呼び掛けた。集まった約30人のうち約20人は当選1、2回の若手だった。

 地元選挙区で必ずしも地盤を固めきれていない若手にとって一番の関心は解散のタイミング。貴重な情報源である「派閥」に自然と足が向かうようになってきた。

 民主党は議員全体のうち若手の占める割合が大きく、こうした会合で「党内世論」ができる。東京都議選の勝利で求心力を回復したはずの岡田克也代表ら執行部の交代論がここで再燃する可能性も否定できない。 (07:01)

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 20:36:30
パフォーマンスだけどなぁ・・・。
過去数日分の各紙を読んだが、玄葉氏の、政権とった後のことを考えようとする姿勢には好感が持てた。
自民党が再起不能になった場合、代わりに政権を担い、問題点をしっかり見据えながらも現実の政治に責任を果たしてくれる、そういう政党になることを望む。まぁ民主党という形なのかどうなのかは知らんが。

自民マニフェストを採点 早期解散にらみ民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000196-kyodo-pol

 民主党は19日、2003年の前回衆院選で自民党が掲げたマニフェスト(政権公約)の達成状況を独自に検証し、「採点」(党幹部)することを決めた。
 参院での郵政民営化関連法案の否決などによる衆院解散・総選挙の可能性が高まっているとの判断で、公約実現の状況を明らかにし「自民党は約束を守らない政党だと浮き彫りにする」(同)狙いがある。
 マニフェスト型選挙は、民主党が前回衆院選で「政権政党を選ぶ2大政党制下では必要」と提唱して導入。次期衆院選は「自民党の政権公約の実行ぶりが評価され、有権者がそれを判断材料にして投票」するマニフェスト型選挙の“第2弾”と位置付けている。
(共同通信) - 7月19日18時25分更新

次期衆院選、民主が準備加速=「千載一遇の好機」と全議員に通知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000112-jij-pol

 民主党は19日の常任幹事会で、早期の衆院解散・総選挙を視野に準備を加速する方針を決め、党所属全国会議員に文書で通知した。郵政民営化法案が参院で否決された場合に備えての措置。ただ、岡田克也代表は記者会見で、「直ちに解散があるという想定に立つものではない」と説明し、郵政法案を廃案に追い込む立場から、過度に早期解散をあおるのは得策ではないとの認識も示した。
 文書は、川端達夫幹事長名で出された。早期の衆院解散を「千載一遇の好機と受け止め、政権交代実現へ断固たる決意で戦い抜く」と強調。9月までを「集中行動期間」として地元活動の徹底を求め、同17、18両日には総仕上げとして都内で全国集会を開催するとしている。 
(時事通信) - 7月19日19時1分更新

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:28:41
民主・小沢氏、与党とのなれ合いを批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050720/20050720-00000030-jnn-pol.html

 民主党の小沢一郎副代表は、党の国会対策などに与党とのなれ合いの関係が残っていると批判しました。

 小沢氏は、講演の中で自民党の単独政権時代は当時の野党と水面下で質問を打ち合わせていたことを指摘しました。その上で「今でも野党の中に若くして政党の幹部になり与党との調整に関心を抱く者がいるが、こういう行動を繰り返すようではいけない」と批判しました。

 さらに「駆け引きにけじめをつけて与党との対立軸を示すようにすれば選挙で圧勝できる」と述べ、民主党の国会対策などに与党とのなれ合いが残っていることが政権交代を目指す上で障害になる、という認識を示しました。(20日13:23)
[20日15時12分更新]

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:55:53
国連に緊急展開部隊を 小沢氏、創設を提唱
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000074-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎副代表は20日午前、都内で講演し、日本の国際貢献の在り方について「かつて国連に緊急展開部隊を常に用意する構想があったが、日本が国際平和のためにこの構想を自ら打ち出し、実践しなければならない」と述べ、国連緊急展開部隊の創設を積極的に働き掛けていくべきだとの考えを示した。
 小沢氏は、自らが提唱している自衛隊とは別組織の「国連待機部隊」創設構想について「当面、国連中心の平和維持活動(PKO)に(国連待機部隊が)参加すべきと言っているが、その先に私の(緊急展開部隊への参加)構想がある」と述べた。
(共同通信) - 7月20日12時12分更新

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 20:56:26
http://diary.jp.aol.com/ukganchsngvg/200.html
上記西尾政英氏のブログに、この政局に当たっての各選挙区への対応指示が載っている。

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:08:56
安住淳7/22
http://www.miyaginet.com/jun-azumi/diary/diary.cgi
今週に入って、永田町は解散風が急に強くなった。どうも参議院の
  郵政法案の成立の見通しが立っていないようだ。これは、かなりの
  確率で否決か継続の可能性がある。となれば、小泉首相の性格
  から言っても夏から秋にかけて解散総選挙というシナリオになる。
  一年半前に選挙をやったばかりで、一期生などは大変だと思うが、
  この解散風は止む気配が今のところない。自民党の執行部が北
  風を吹かせれば吹かせるほどに、反対派は結集している感じだ。
  我々民主党にとってはチャンスだ。ただ、議員心理としては、にわ
  かに吹き始めたこの風の行きつくところを今しばらく見ていたいとい
  うのが本音だろう。選挙には金もかかるし、準備もそれなりにいる。
  マスコミが言うほど簡単に体制なんか出来ない。まあ、今回これで
  解散すれば準備不足はお互い様だから、かえって楽だと言う人も
  いる。しかし、後援会を動かし、自分を含めてハイテンションになる
  には今少し時間がかかる感じだ。

  それにつけても、私は小泉首相は愉快犯ではないかと思う。何か
  与党の議員の心理や行動を愉快に思っていて、もっとおどかして、
  もっと困らせてやろうと思っているのではないか。例えば、テレビの
  評論家が、「小泉首相はこう考えている。」などと言っている、その
  テレビを見ながら、「お前にオレの気持ちが本当にわかるのか。知
  らないくせに勝手なことをよく言うわ。」などと笑いながらひとり言を
  言っては飲んでいるタイプだと思う。自然と行動も逆へ逆へと行く気
  がする。しかしこれは、「歴史はわが掌中にあり」ということでもある。
  古今東西の偽政者の誰もが味わう権力の味だ。他者がどう分析解
  読しようと全く関係ない。最後は自分の思いのままに、政治日程を決
  める。さらに、解散をしてすべての衆議院議員のクビを切る。これは
  日本における権力者の絶対の力の源泉なのだ。小泉首相はこの権
  力行使をするのをためらう人ではない。だからこそ、否決でも継続
  でも、解散することになるのだろう。ただし、解散をしたその後はどう
  なるだろうか。実は、解散したその時に総理大臣としての権力はす
  べて失う。つまり、選挙後の特別国会で再び小泉首相が総理大臣
  に指名される可能性はゼロに近い。それどころか、政権党という立
  場も失う。今回、郵政法案に賛成した議員の多くも、小泉氏を推さな
  いだろう。つまり、小泉首相にとって解散は自爆そのものなのだ。

  さて、小泉首相は自爆するのだろうか。氏からすれば、郵政民営化
  が出来なければ4年の実績はゼロに近い。つまり、オールオアナッ
  シング的な考えを持っていれば自爆は十分ある。しかし、そんな小
  泉首相の行動をしても、反対派の勢いが止まらないところに不気味
  さが漂っているのだ。もしかしたら、誰もが予想だにしない政局がこ
  の夏待ちかまえているかもしれない。運命の採決まであと3週間を
  切った。永田町は固唾を飲んで採決の行方を見守っている。

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:13:38
島聡
http://www.simasatosi.com/index.html
7月20日(水) 五票差の衝撃と半信半疑の解散風
◆郵政法案五票差の衝撃で「解散」の言葉が踊る。
◆自民党反対派は最後にへこたれるという予測がある中、半信半疑の解散風が永田町に吹き始めた。



○ガチンコ勝負はあるか
 郵政民営化法案五票差の衝撃から一週間が過ぎた。永田町はその興奮からさめやらないまま、各週刊誌は「解散総選挙」の文字が躍っている。松下政経塾の同窓である長浜議員と話していたら「一二年前、細川内閣の政治改革法案のときに似てきた」と言っていた。長浜議員は細川総理の秘書から議員となり、細川政権を支えた一人である。また、当時細川総理の秘書官を務めた駿河台大学成田教授の話を聞いた。「反対派はふたを開けると思ったよりも図体が大きいもの」なのだそうだ。ということは、参議院でも反対派はもっと大きいのかもしれない。
 政治改革法案は、衆議院で野党自民党の造反賛成もあり、可決。しかし、参議院では五五年体制の残滓をひきずる社会党の反対があり、否決された。今回の郵政法案が参議院で否決されたら、同じ状況になる。ただ、前回と違うのは政治改革法案は成立させるべきという国民の支持が七〇%であったのに、今回はいまだに郵政民営化は必要なのかと国民の多くが思っているということである。
 では、参議院で本当に、全面対決、ガチンコ勝負はあるのだろうか。成田教授は、七〇%の確率でガチンコ勝負はないと予測している。政治改革法案の時も、当時の自民党森幹事長は参院採決前に当時の細川内閣中枢に「修正採決で合意」を伝えてきたそうである。ただ、このときは参議院執行部を当時の森幹事長はおさえることができなかったということである。
 
○解散は早いか?
 八月、九月、一〇月といつ総選挙になってもおかしくない状況ではある。今後のシュミレーションはいくつかある。小泉総理が郵政を花道にして、辞任するというもの。あるいは、継続審議にするというもの。さらに過激なのは、小泉総裁を自民党がリコールするというものもある。リコールは衆参両議院および都道府県代表一名の過半数で実現できるそうである。これぐらいのことを考えなければ、小泉総理は意見を変えることはないであろう。
 唯一、状況判断として正しいのは、小泉総理がレームダック(死に体)になるということである。この四年間、民主党は小泉総理との対立軸を造ることに苦労してきた。しかし、ポスト小泉であれば、多くの対立軸が見いだせる。特に、巷間、噂の高い安倍氏であれば、まさにウエルカムである。ネオコン的発想はだいぶ時代遅れになっている。あのタカ派的発言で今後の日本外交、アジア外交がうまくゆくと思う国民は少ないだろう。仮に、党首討論、予算委員会などがあれば徹底して追求できるし、いずれ浅薄な思想体系、政策体系が指摘され、馬脚を現すのは目に見えている。それゆえに、安倍氏になれば、早く解散するだろうとの声が上がるほどである。
 自民党の集票力は鈍ったけれど、都議選の結果を見るとあなどれない。本当に政権交代するかどうかという局面になると、自民党は強い。これは、私が小選挙区で経験したことである。最後は自民党郵政民営化反対派はへこたれるだろうとおもいつつ、総選挙になれば、最大のチャンスと考えて、夏を過ごす覚悟である。

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:42:39
衆院の立候補予定者、勢ぞろい 民主党京都府連、政権交代へ気勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000047-kyt-l26

 民主党京都府連は22日、京都市下京区のホテルでパーティーを開いた。郵政民営化法案の審議次第では解散・総選挙の可能性もあり、府内の衆院6小選挙区の立候補予定者が全員そろって、政権交代へ気勢を上げた。
 会長の福山哲郎参院議員は「いつ総選挙があっても戦うとの思いで準備を進めている。立ち止まることなく政権交代に向けて一丸となってがんばろう」と訴えた。
 駆けつけた党中央の川端達夫幹事長や連合京都の木戸美一会長らも「政治を変えるのは民主党しかないと確信をもち、戦い抜きたい」と勢力の結集を呼びかけた。
 会場には山田啓二知事、桝本頼兼京都市長、堀場雅夫・堀場製作所最高顧問や支持者ら約1300人が集まった。
(京都新聞) - 7月22日20時39分

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 18:35:08
高井崇志7/16にも言及があったので。
http://takaitakashi.com/

9時30分から11時30分まで、昨晩に続き「国のかたち研究会」合宿。前東大総長の政治学者、佐々木毅さんの講演を聴きました。

大変有意義なお話ばかりでしたが、特に共感したコメントをいくつか紹介いたします。

○ 今の日本で、変わっていないのは永田町・霞ヶ関だけ。東大ですら変わった。
○ 戦後日本は、経済成長がナショナリズムの受け皿であった。「ジャパン・イズ・No1」と言われ、国民の自尊心が保たれた。しかし、バブル崩壊以降、その自尊心が失われ、今のナショナリズムが起こっている。
○ アメリカと日本は環境が全く違う。アメリカは、人口は増加し、資源も豊富。アメリカと同じ競争政策を取り入れても仕方が無い。
○ 少子高齢化など日本は21世紀の課題を世界で一番早く迎えている。これを乗り越える『成功のモデル』を示すことが、日本が再びNo1となる道。
○ 小泉・自民党政治は、国民の政治に対する期待感を薄めた。国民をもう一度政治に取り込むことが民主党の役割。国民に参加してもらう(帰属意識)が大切。
○ 民主党が政権を取ったならば、間髪いれずに、マニフェストを実行するための霞ヶ関の体制を構築すること。マニフェストに反対する官僚には退いてもらう。
○ 政権を取ったならば、兎に角、単純にわかりやすく、国民に対して自民党との違いを示すことが重要。

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 23:19:48
若手とは誰だろう。小沢系であれば、藤井勉強会に反発ってのもおかしい気もするんだな。
どこまでその勉強会に反発してるのか本質を見たい。
勉強会自体は五百旗頭先生を呼んでのものだったりするからねぇ。

民主、歴史認識で対立 執行部、アジア重視の姿勢強調 若手保守派、毅然とした対中外交を  2005/07/24 07:27
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050724&amp;j=0023&amp;k=200507242873

 民主党内で、日本の近現代の歴史認識をめぐる議論が活発になっている。小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が中国や韓国との関係悪化を招く中、アジア重視を掲げる同党は日本の戦争責任を見つめ直す研究会を設置したが、反発した若手らが中国などに毅然(きぜん)とした姿勢を求める勉強会を開始。党は戦後六十年の節目となる八月十五日の終戦記念日に党見解を示す方針だが、対立が深刻化する可能性もある。

 党は「日本の近現代史調査会」を六月中旬に設置した。アジア諸国との新たな関係構築を念頭に、靖国や歴史教科書問題は直接取り上げないが、日本が戦争への道を進んだ背景や当時の政治状況を検証していく。

 調査会での議論を参考にして終戦記念日の党見解のベースを作る方向。岡田克也代表は「(戦後五十年の)村山首相談話はあるが、日本は自ら総括できてない。どこで大きな誤りを犯したのか共通認識を持ちたい」としている。

 これに対し保守系の若手議員らが六月に「真の対中外交を考える会」を発足させ、靖国や歴史教科書問題は「中国の内政干渉」などと指摘している。岡田氏らによる首相の靖国参拝批判が「党の総意と思われることへの懸念」も設立の動機となっている。

 郵政問題をめぐり総選挙の可能性が出ている中、党は政権公約(マニフェスト)に国家ビジョンを盛ることも検討しているが歴史認識の対立が影を落とす可能性もある。

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 23:42:19
そら安易だべ。なんとなく支持は得られるが安易。

政権公約に「議員定数削減」 民主・岡田代表2005年07月24日21時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0724/006.html

 民主党の岡田代表は24日、札幌市内での街頭演説で、国の歳出削減の具体策として国会議員の歳費カットや議員年金の廃止などを挙げたうえで、「国会議員の数も減らす」と語り、定数削減にも取り組む考えを明らかにした。次の総選挙での公約とする考えだ。

 岡田代表は、既に政権獲得後3年間で10兆円の歳出削減を行う考えを打ち出している。

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:36:12
郵政採決 押しボタンか記名式か
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050724/mng_____sei_____000.shtml

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決は、押しボタン式か、記名式か−。造反者の抑え込みに躍起の自民党。法案成立阻止を目指す民主党。どちらの方式が有利か、採決方法をめぐっても与野党の腹のさぐり合いが展開されている。 (佐藤圭)

 「まだ分かりません」。民主党の今泉昭参院国対委員長は、採決方式について「白紙」を強調する。

 参院本会議での採決は、衆院では採用されていない「押しボタン式投票」が原則だ。しかし出席議員の五分の一以上の要求があれば、衆院と同様に、記名投票に変更できる。押しボタン式が一九九八年一月の通常国会から参院本会議採決に採用されて以来、「例外」となった記名投票が実施されたのは四十件で、いずれも野党側が要求した。与野党が対決する重要法案の本会議採決で記名投票を要求するのは、民主党の基本方針だ。

 だが、民営化法案については「自民党の反対派が造反しやすい環境をつくる」(民主党幹部)ことが最優先される。

 自民党から五十一人が造反した今月五日の衆院本会議採決では、原則である起立採決ではなく、民主党の要求で記名投票が採用された。記名投票は衆人環視のもとで、賛成者は白票、反対者は青票を投じなければならず、本会議場で造反を思いとどまった議員もいたとみられる。

 それに比べれば、採決時には賛成、反対が分からない押しボタン式投票の方が心理的に断然造反しやすい。このため民主党は、自民党反対派の動向を見極めながら、記名投票を要求するかどうかを判断する構えだ。

 ただ自民党の方が、造反対策に有効な記名投票を要求することも考えられる。同党国対幹部は「こちらが記名投票を求めることは十分あり得る」と断言。そうなると、押しボタン式投票の導入以降、初めて与党の要求で記名投票になる。民営化法案をめぐる政府・自民党執行部の対応は、全会一致の慣例を破った党総務会の多数決決定を筆頭に異例ずくめ。最後の最後まで「異例」となるのか。

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 03:41:33
岡田代表:自主財源で運営自治体5割以上に 内政ビジョン
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050726k0000m010173000c.html

 民主党の岡田克也代表が策定中の「経済・内政ビジョン」のうち、地方分権部分の素案が25日明らかになった。地方財政自立の当面の目標として、国から地方への税源移譲を進め、自主財源だけで運営可能な自治体を5割以上にすることを打ち出した。地域再生の手段としてはNPO(非営利組織)活用を提案する。

 素案は「個人、地域、NPOを信頼し、国の過剰な介入をやめることが日本再生につながる」と強調。市町村への徹底した権限・税源の移譲を掲げ、人口30万人以上の自治体には政令指定都市並みの権限を持たせ、政省令を原則廃止して地方条例に委ねるとした。

 自主財源強化は所得税と消費税の一部を地方に移譲して実現する。一連の改革後、都道府県の自主判断に基づく合併による道州制を導入する。

 また、仕事以外に個人が社会とかかわるコミュニティーを地域やインターネット上に創造することが「日本再生のカギ」と指摘。寄付者が税制優遇措置を受けられる認定NPO法人を全体の半数程度に増やすため、認定基準を現行の「寄付金が総収入の20%以上」から緩和する方針だ。

 ビジョンは、岡田氏が昨年8月に示した「2015年、日本復活ビジョン」に肉付け。社会保障制度改革などについての検討も進行中で、今国会中に全体を発表する。
毎日新聞 2005年7月26日 3時00分

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 11:59:26
>>86
郵政参院採決で民主熟慮 記名式、反対派決意鈍る ボタン、重要法案に不適  2005/07/26 01:05
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050726&amp;j=0023&amp;k=200507263294

 民主党が郵政民営化法案の参院本会議での採決方法について、「押しボタン式」にするか「記名式」にするかで頭を悩ませている。重要法案では記名式を求めてきたが、今回は自民党内の反対派が衆人環視の下で投票すると決意が鈍る可能性があるためだ。原則を取るか、反対派の造反に期待するか、直前まで慎重に検討する。

 採決方法は参院だけ押しボタン式を導入しているが、出席議員の五分の一以上の要求で記名式にできる。民主党はこれまで、重要法案では議員の責任を明確にする狙いで記名式を要求してきた。

 ただ、記名式で行った五日の衆院本会議採決では「議場内で民主党議員が喜んでいるのを見て翻意した」という反対派もいた。このため民主党参院幹部は「押しボタンの方が反対派の心理的抵抗は薄い」と見る。

 これに対し、参院自民党幹部は二十五日、「これだけの法案だから押しボタンというわけにはいかない」と、記名式が望ましいとの考えを示した。

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 04:01:25
造反封じピリピリ 民主「賛成・欠席なら除名」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000006-san-pol

 郵政民営化関連法案の廃案を掲げる民主党の執行部も参院本会議の採決で身内から“造反者”を出すわけにはいかないと神経をとがらせている。参院幹部は「賛成票を投じたり、正当な理由もなく本会議を欠席したら除名だ」と引き締めを図る。
 「自民党反対派の切り崩しが厳しいなら、民主党に手を突っ込んだらどうですか。協力しますよ」
 「本当か。ぜひ頼む」
 民主党の若手参院議員が国会内で冗談で自民党の参院幹部に持ちかけたところ、同幹部は真顔になったという。
 党内には「衆院に比べ参院は民主、自民両党の幹部が良好な関係にある」(幹部)との見方も強いだけに、執行部も内心穏やかではない。
 岡田克也代表は二十六日の記者会見で「法案を否決、廃案にもっていくことで党内は一致結束している」と強調した。しかし、参院議員の中には少数派ながら民営化論者を抱えるのも事実。参院幹部は「自民党からの攻勢も激しくなる。本会議に全議員が出席し、反対票を投じるかどうか事前に確認しないといけない」と気を引き締める。
(産経新聞) - 7月27日2時41分更新

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 16:31:51
民主 国連平和協力で基本法
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/30/k20050730000033.html

民主党は、国連を中心とした安全保障活動に自衛隊とは別の組織があたるなどとした、独自の「国連平和協力基本法案」のとりまとめを進めており、武力行使を伴う活動への参加に明確な歯止めを設けるかどうかなど詰めの調整を急いでいます。
民主党は、日本が国際社会の一員として、国連を中心とした安全保障活動に積極的に参加すべきだとしており、党内に調査会を設けて、原則などを定める「国連平和協力基本法案」のとりまとめを進めています。これまでの議論では、国際協力を目的としていることを明確にするため、自衛隊とは別に、内閣府のもとに自衛官の出向者で構成する「国際協力部隊」を設けることを盛りこむことで、基本的に一致しています。そして、「国際協力部隊」は、国連の安全保障理事会の決議に基づいて、多国籍軍に参加することも可能だとしています。ただ、武力行使を伴う活動への参加をめぐって、参加しないことを法律で明確にすべきだという意見がある一方、「憲法上、武力行使に参加しないのは当然だが、国際協力の方法はさまざまなケースが予想され、その時の政治判断に委ねるべきだ」として、あえて法律でしばる必要はないという意見もあり、こうした点を中心に、詰めの調整を行うことにしています。

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:34:29
このキャッチフレーズはうまいと思った。実質はともかく。

民主「もっと大事なこと」 小泉政権に増税反対で対抗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000251-kyodo-pol

 「もっと大事なことがある」−。民主党は次期衆院選に向け、郵政民営化問題にこだわる小泉純一郎首相を批判するキャッチフレーズを決めた。増税反対の姿勢を前面に打ち出しサラリーマン層の支持を獲得、政権奪取に結び付ける構えだ。
 28日の同党政権戦略委員会では、政治とカネ、年金改革、外交などを置き去りに「あまりに郵政民営化に特化」(鉢呂吉雄国対委員長)している政権の姿勢を浮き彫りにするため、衆院選用に「もっと大事なことがある」とのコピーを採用。これを書き込んだポスターを緊急に作成し、全国に張り出す方針だ。
(共同通信) - 7月29日19時33分更新

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 19:01:03
郵政法案の参院採決、来月5日で同意も…民主幹事長
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050729ia25.htm

 民主党の川端幹事長は29日の記者会見で、郵政民営化関連法案について、与党側が8月5日の参院本会議採決を目指していることに関連し、「廃案にできると確信が強く持てる状況であれば、あらゆる選択肢を拒否しない」と述べた。

 否決の公算が大きいと判断した場合、5日の採決に同意する考えを示したものだ。
(2005年7月30日0時19分 読売新聞)

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 01:28:33
民主・岡田代表「解散なら単独過半数とるチャンス」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050801AT1E0100S01082005.html

 民主党の岡田克也代表は1日、日本記者クラブで記者会見し、衆院解散・総選挙になった場合について「大勝する気がする。単独過半数をとるチャンスは十分ある。自民党の命脈が尽きようとしている」と述べ、民主党単独政権への好機との受け止めを示した。

 公明党との連立政権樹立の可能性に関しては「自民党は公明党なしで大きな決定はできない、選挙を含めた依存体質。民主党の考え方を貫く内閣でなければ意味がない」と否定した。

 社会保障に関する衆参両院合同会議について衆院解散時には「白紙に戻る」と語った。

 岡田氏は同日、党本部で開いた次期衆院選と参院選の公認予定者らの研修会でも「事態は切迫してきている。明日から解散の日まで1日も休まず全力投球してほしい」と訴えた。

 玄葉光一郎選挙対策委員長は「人事を尽くして天命を待つという言葉があるが、人事を尽くしきることが大事だ」と説いた。研修会は選挙のノウハウなどを伝授するためのもので、2日まで。 (23:01)

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:11:56
民主党議員の造反を否定 岡田氏、郵政法案採決で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000163-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は2日の記者会見で、郵政民営化関連法案の参院本会議採決を前に、与党側が民主党議員の切り崩し工作をしているとされることに関し「民主党は一致団結している。あの手この手で動揺させる古い政党の手法だ。いちいち相手にしない」と述べ、民主党議員が賛成に回る「造反」の可能性を否定した。
 与党側が5日の参院本会議採決を目指していることには「まだまだ審議は半ばだ。なぜ郵政改革が必要か多くの国民が納得していない」と、重ねて反対の考えを示した。
 一方、民主党の今泉昭参院国対委員長は記者会見で、5日の本会議採決に反対する理由として「週をまたぐと(土、日曜日に)自民党反対派は地元でたがを締められ、反対票が出やすい。法案再修正が行われた場合の衆院審議の時間をつぶす意味もある」と述べた。
(共同通信) - 8月2日18時16分更新

郵政法案、「審議未了−廃案」を断念=週内の採決阻止に全力−民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000092-jij-pol

 民主党は2日、参院で審議中の郵政民営化法案について、本会議採決を13日の今国会会期末まで引き延ばして審議未了・廃案に追い込む選択肢を捨て、週明けの採決で否決を目指す方針を固めた。本会議採決を週明けの8日以降に持ち込めば、自民党反対派から造反が出やすく、法案否決の可能性が高まると判断。与党が目指す5日の採決阻止に全力を挙げることにした。 
(時事通信) - 8月2日19時1分更新

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 03:30:37
民主党おもに自由党出身者にも欠席者。

戦後60年決議、自民、民主から欠席者2005年08月03日00時42分
http://www.asahi.com/politics/update/0803/001.html

 自民、民主、公明、社民4党の賛成多数で採択された2日の「戦後60年決議」の採決で、決議に慎重・反対と見られる平沼赳夫前経産相ら自民、民主両党の数人が棄権・欠席をした。95年の戦後50年決議の際にも、修正要求が受け入れられなかったとして新進党(当時)が欠席、自民、社会、さきがけの与党3党からも約70人の欠席者が出た。歴史認識を巡るコンセンサスづくりの難しさを改めてうかがわせた。

 平沼氏は採決前に議場を退席。記者団に「過去のことで反省すべきは反省しなければいけないが、国会は法案などを審議する場で、国論を分けるようなことをあえて決議することには疑問がある」と語った。

 同じく退席した民主党の中井洽副代表は「10年前、我々は新進党として反対(実際は欠席)した」と説明。「核兵器廃絶と戦後60年がどう結びつくのかがよく分からない」とも述べた。

 民主党では達増拓也、西村真悟氏らも本会議を欠席した。

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 12:17:28
5日の本会議採決に反対 野党、郵政法案で一致
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000086-kyodo-pol

 民主、共産、社民の野党3党は3日午前、国会で国対委員長会談を開き、郵政民営化関連法案をめぐり与党が目指している5日の参院本会議採決に反対していく考えで一致した。
 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は会談後の記者会見で「与党は4日の参院郵政民営化特別委員会採決、5日の参院本会議採決を目指しているが、その段階でない。審議は道半ばで、来週にかけてなお十分に審議すべきだ」と強調した。2日の参院郵政特委での小泉純一郎首相の答弁に関し「実質的に従来通りで(自民党の)反対派が納得する答弁ではなかった」と指摘した。
 また、7月29日に自民党の中川秀直国対委員長と国会内で会談した際、森喜朗前首相が一時、居合わせたことを明らかにし「森氏からも民主党が内閣不信任決議案提出を控えるよう懇請するような言葉もあった」と述べた。
(共同通信) - 8月3日12時15分更新

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 13:52:50
民主幹部 公明と協力模索を
http://www.nhk.or.jp/news/2005/08/05/k20050804000197.html

民主党の小沢副代表、菅前代表、鳩山元代表の3氏が、4日夜、東京都内で会談し、郵政民営化関連法案をめぐって衆議院の解散・総選挙が行われる可能性が高いとしたうえで、政権交代を実現するには公明党との協力関係も模索する必要があるという認識で一致しました。
会談では、郵政民営化関連法案の審議の行方に関連して、自民党執行部の反対派への説得は難航しており、法案は参議院本会議で否決され、小泉総理大臣が衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性が高いという見方で一致しました。そのうえで、3氏は、衆議院選挙になれば政権交代のチャンスとなるものの、民主党単独で過半数の議席を獲得するのは容易ではないとして、公明党との協力関係も模索する必要があるという認識で一致しました。これに先だって、小沢氏は、羽田元総理大臣とも会談し、今後の政局への対応について、協力していくことで一致しました。小沢、菅、鳩山の3氏は、それぞれ議員グループを率いる実力者で、岡田代表を支えつつ、今後の党内運営で主導権を確保したい狙いがあるのではないかという見方も出ています。

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 14:02:16
鹿沼市、元衆院議員に教育長就任要請
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news005.htm

 鹿沼市が元民主党衆院議員の小林守氏(60)に、次期教育長への就任を要請していることが4日、わかった。小林氏は「条件が整えば、前向きに考えたい」と話しており、市は承諾が得られれば、9月定例市議会に人事案を提出する方針だ。

 小林氏は、郷土の自然や歴史などを学ぶNPO法人「鹿沼学舎」の事務長を務めるなど、教育活動に熱心に取り組んでいることから、9月に任期満了を迎える西山義信教育長の後任候補に挙がった。

 小林氏は1984年、鹿沼市職員から県議に転じ、90年に衆院選初当選。4期務めたが、03年11月の衆院選で落選した。
(2005年8月5日 読売新聞)

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 15:18:53
日本の近現代史調査会、高橋財政と井上財政の異同について学ぶ
http://www.dpj.or.jp/news/200508/20050804_07kingendaishi.html

 4日午後、国会内において、民主党「日本の近現代史調査会」第7回会合が開かれ、「政党政治における財政金融指導者」のテーマの下に、東大名誉教授の三谷太一郎氏より高橋是清と井上準之助の財政思想・政策の共通点と相違点などについての講演を受けた。

 冒頭、細川律夫事務局長の司会の下、藤井裕久調査会長(代表代行)が挨拶に立ち、国会情勢は緊迫しているが、戊辰戦争の中で福沢諭吉が学問を続けたように勉強してもらいたいと語った。

 三谷教授は、政党政治における財政・金融政策の二つの原型を作ったのが高橋是清と井上準之助であるとした上で、両者の共通点について(1)ニューヨークの有力投資銀行と強い関係を持っていた(2)原政友会内閣を支えた財政家である(3)対欧関係中心の外交政策を対米協調路線に転換した(4)テロに倒れた、と指摘した。また、両者の相違点について(1)高橋はドイツ・ユダヤ系の投資銀行であるクーン・レーブ商会と、井上はアングロサクソン系の投資銀行であるJ.P.モルガン商会と深い関係を持っていた(2)高橋は一国資本主義的な思想を持って積極財政政策を取り、井上は国際資本主義的な思想を持って緊縮財政政策を取った、と指摘した。

 そして教授は、高橋は日露戦争の戦費に充てるための外債の引き受けで力を発揮したこと、井上は第一次大戦後に登場してきたことなどから説き起こし、両者の活動と政策思想形成を概説した。

 講演終了後の質疑において教授より、全予算の50パーセントという軍事予算の重圧を和らげるために原内閣はワシントン軍縮交渉を歓迎して積極的に取り組んだこと、第一次大戦後のジェノバ会議で金本位制が国際合意になっていたこと、1930年から31年にかけてのように動かないように見えた歴史が急速に動くことがあること、日本の場合に戦争は経済的対立によって起こるというよりも国外に長期間駐留する部隊が原因となって起こると言えること、などが示された。

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 15:41:35
自分の考えてる線で話されてる感じがする。

渡辺周
http://www.watanabeshu.org/hitokoto.html#170802

「参院本会議の2時間後に閣議がセットされていて、否決されればその場で解散を決める。数人の閣僚は反対するがただちに罷免して首相が兼務。衆院本会議を立てて直ちに解散」
「翌週10日と11日に衆院本会議がある。その場で民主党が内閣不信任を出して、採決せずに7条解散」
「いや、時間をおけば間違いなく与党は解散回避で動き出すから5日のうちに小泉は即断する」
「しかし・・、自分の党をぶっ壊すような解散を総裁がやるのかな」
「森総理が降りるギリギリまで、突っ走れといい続けたのが当時の事務総長の小泉だ。だから自分は総辞職はしない」
「たしかに。小泉は就任当初、特攻隊の例をよく持ち出していた」
「そう、勝ち負けじゃないんだ。大儀に殉じるという彼の美学なのだ」
「しかし美学といったって・・」
「ところで政界は再編されるのかな」
「いや平沼新党だの亀井新党って言ったって小泉下野までの偽装新党だから」
「自民党敗北すれば小泉をおろすことを条件に平沼総理を条件に連立して、自由民主と言う名の会派を組んで、結局半年後に自民党に戻るだけ」
「こうなると岡田さんが党首でよかったな。変に亀井だの綿貫だのと思わせぶりに接触している様子もないし」
「いや党内ほかの人はどうなんだろう・・」

国会内での与野党議員が交わしている会話のダイジェストはこんな感じです。

101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 10:07:31
民主、「政権交代」意気込む 小沢氏周辺「別動隊」も
2005年08月09日07時29分
http://www.asahi.com/politics/update/0809/009.html

 民主党の岡田代表は法案否決後に開かれた「次の内閣」の臨時会合で、党をセミにたとえた。

 「長年地中で木の根を食べて地上に出る。民主も結党7年。この日に向かって努力してきて、いよいよ政権交代する」

 なかなか手が届かなかった「政権交代」が、急に現実味を帯びてきた。

 300小選挙区のうち、すでに約290選挙区で候補者擁立をほぼ固めた。新しいマニフェスト(政権公約)も「選挙政策起草委員会」でまとめた原案がこの日、岡田代表ら幹部に手渡され、最後の仕上げにかかる。

 候補者擁立も最後の追い込みに入り、週末から玄葉光一郎選対委員長が直接説得に当たる。存亡の危機に立たされた社民党にも触手を伸ばす。

 社民党の横光克彦国対委員長は8日、「社民党じゃ勝てない。離党しようと思う」と周囲に決意を語った。民主党は横光氏が前回衆院選で立候補した大分3区の公認立候補予定者を決めていないため、今後、公認を含めて調整するとみられる。

 民主党の「磁力」は増す。では、単独過半数は可能か。選対幹部は「十分可能な数字」と自信を見せる。

 枝野幸男前政調会長は8日朝、街頭演説で小さな「異変」に気がついた。年金一元化などを訴えるパンフレットを手にする人がいつもより多かったのだ。「『○○省のものです』と言って受け取った役人もいる。『政権交代したらよろしく』ということなのかな」

 だが、楽観論一色というわけでもない。

 ある若手議員は8日朝、街頭演説をしていると通行人から「なぜ民主党は郵政民営化に反対なんだ」と迫られた。「『反対派に倒され、解散に追い込まれた小泉さん』という図式で小泉首相に同情票が集まるのではないか。よほど綿密に作戦を練って臨まないと苦戦する気がする」

 民主党の選挙態勢も、まだ固まっていない。

 岡田代表は8日、小沢一郎副代表に選対本部長就任を電話で打診したが、小沢氏は固辞。岡田氏自身が本部長となり、小沢氏は菅直人前代表らとともに副本部長の1人になった。小沢氏周辺が「別動隊」となる選挙戦も予想される。

102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 18:25:25
政権取れなければ代表辞任 岡田氏、対決姿勢鮮明に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000135-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は9日の記者会見で、9月11日投開票の衆院選について「何が何でも民主党政権をつくって国を変えていかなければならない。民主党が政権を取れなければ、私は代表にとどまるつもりはまったくない」と述べ、政権交代を実現できない場合は、党代表を辞任する考えを表明した。
 岡田氏は「日本の将来を決める総選挙だ。私は代表として重い責めを負っている」と強調。また社会保障制度改革に関する衆参両院合同会議について「小泉純一郎首相は年金改革をやる気がない。協議の場はなかったことになる」と述べ、協議を打ち切る意向を表明、小泉政権との対決姿勢を鮮明にした。
(共同通信) - 8月9日18時12分更新

103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 19:29:42
千葉、奈良で内定差し替え 民主、新たに8候補発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000143-kyodo-pol

 民主党は9日、次期衆院選小選挙区の公認が内定していた千葉10区と奈良4区の候補者2人の内定を取り消し、両選挙区を含む8選挙区で公認内定者を決め、発表した。
 小泉純一郎首相と同じ神奈川11区に参院議員からくら替え出馬する斎藤勁氏も含まれる。この結果、新人、元職の公認内定者は計87人となった。公認する予定の前議員を含め、合計261選挙区で同党の候補者が内定したことになる。
 次期衆院選公認内定の取り消しは初めて。
 玄葉光一郎選対委員長は記者会見で「政権交代実現のため、これまで内定していた候補者の了解を得て、より当選の可能性が高い人物にお願いした」と述べた。
(共同通信) - 8月9日18時53分更新

104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/12(金) 13:14:50
民主、真紀子・小沢頼み…政策論争で巻き返し
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005081201.html

 郵政反対派へ刺客を放つ小泉自民党にばかり注目が集まり、いまいち影の薄い民主党は11日夜、起死回生のため岡田克也代表と小沢一郎副代表右写真、菅直人前代表らが都内で会談。小沢氏や同じ会派を組む無所属の田中真紀子氏左写真らの知名度をフル活用して、選挙戦に臨む方針を確認した。“変人首相”の生みの親は、果たして“変人首相”を追い落とすことができるか!?

 この日の会談は、京セラの稲盛和夫名誉会長の呼び掛けで実現。鳩山由紀夫元代表と羽田孜元首相も出席するなど、まさにトップが勢ぞろい。

 会談では、民主党が“政権交代”を実現するためには、小沢氏や首相経験者の羽田氏らを前面に押し出し、政権担当能力があることをアピールしていくことが不可欠だとの認識で一致。今後、菅氏が総合選対本部の調整役となり、細部を固めていく。

 さらに、小泉政権誕生前夜に、全国を小泉首相とアベックで遊説し、その誕生に一役も二役も買った真紀子氏に注目。真紀子氏本人も“変人の生みの親”を自任していることから、「小泉政権を作ったのは真紀子さんだから、最後はとどめを刺してもらおう」と、真紀子氏との連携を強めていくべきだとの意見が出された。

 岡田代表をはじめ民主党は、今回の選挙が自民党内の「郵政反対派Vs小泉執行部」との構図に矮小(わいしょう)化されていることに、危機感を抱いている。

 岡田代表は同日午後、この自民党の内部抗争について、「蛇とマングースの戦いに拍手を送って面白がっている国民は多くない」と話したものの危機感はアリアリ。「今は一時的に盛り上がっているにせよ、それでは本当の政治はできない」と自民側を牽制(けんせい)した。

 “敵失”で衆院解散というチャンスを得た民主党だが、薄くなった影をどこまで濃くできるか。
ZAKZAK 2005/08/12

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/13(土) 05:08:51
千鳥ケ淵で岡田氏献花 「首相になっても靖国参拝しない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000006-san-pol

 民主党の岡田克也代表は十二日、執行部と有志議員とともに東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ献花した。また民主党が政権交代を果たして自身が首相になっても「靖国神社には参拝しない」という考えを改めて示した。
 岡田氏は「靖国神社にはA級戦犯が合祀(ごうし)されている」と指摘。小泉首相の靖国参拝について「最終的に首相自身が決めることだが、私は望ましいことではないと思っている。反対だ」と容認しない立場を鮮明にした。
 “岡田政権”樹立後の閣僚の対応について岡田氏は「私の考え方ははっきり組閣にあたって示したい。それ以上でも以下でもない」と述べ、靖国に参拝しないことを入閣の条件にする可能性も示唆した。
 岡田氏はこの日「戦後六十年の節目を越えて」と題した「代表談話」を出し「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して植民地支配と侵略によって大きな損害と苦痛を与えた。率直な反省と謝罪の気持ちを忘れてはならない」と表明した。
 この談話は「岡田氏個人の立場」(党幹部)を示したもので、平成七年の「村山談話」を踏襲した内容となっている。
 ただ、以前から岡田氏の靖国参拝に対する立場や対中外交の姿勢などに対し、党内の保守系議員から「党が北京の傀儡(かいらい)になってしまう」(米沢隆副代表)との反発もくすぶっており、岡田氏が今後、靖国問題などで対応の軌道修正を迫られる可能性もないとはいえない。
 一方、同日、閣議後の記者会見で、尾辻秀久厚生労働相は八月十五日の靖国参拝について「例年お参りしているから今年もお参りする」、小池百合子環境相は「私人として参拝したいと思っている」とそれぞれ参拝する意向を示した。
(産経新聞) - 8月13日2時55分更新

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/13(土) 05:09:25
郵政触れず政策協定 民主と連合、結束を優先
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000007-san-pol

 民主党と連合は十二日、衆院選に向けた政策協定に調印した。全体的に社会保障や税制、雇用などの分野に重点が置かれ、自民党が最大の争点に据える郵政民営化問題への対応には具体的に触れなかった。民主党は「民営化反対ありき」の連合とは立場が微妙に異なるため、政策協定は「郵政をめぐる双方の間の『ねじれ』が露呈しないよう配慮された」(中堅)側面もある。
 民主党の岡田克也代表は調印の席上「世の中は郵政問題一色で、いびつになっている。もちろん、郵政問題がどうでもいいということではない」と笹森清連合会長に語った。岡田氏は解散後「郵政はマイナーな話」としていたが、この日は、民営化に反対している日本郵政公社労働組合(JPU)などの労組を傘下に抱える連合への配慮を示した格好だ。
 これに対し笹森氏も「民主党が衆参で一致団結して(郵政民営化法案を)廃案に追い込んだことを評価する」と同党を持ち上げた。
 ただ、政策協定で民主党と連合は郵政民営化について「(小泉純一郎首相が)前面に打ち出しているが、国民の生活にとって、もっと重要な課題が山積している」と指摘するにとどめ、民営化への立場をあいまいにした。
 民主党と連合は政策協定から「郵政」を外すことで、表面的には「結束」をアピールした形だが、衆院選で自民党の郵政民営化反対派候補の支援を検討するという連合の方針に民主党は同調しない方針を示すなど距離が広がっているのも事実だ。
     ◇
 【基本目標】
 (1)サラリーマン大増税を阻止し、不公平税制を是正(2)「安心・安全・安定」の暮らしを支える社会保障制度の抜本改革を実現(3)小泉構造改革路線を転換し、弱者切り捨ての二極化・格差社会を解消
 【重点政策】
 (1)税制における所得再配分機能を強化し、不公平と格差を是正する税制改革を実現(2)年金制度改革は基礎年金の税方式化や保険料率15%以内での制度設計など民主党と連合の確認事項に沿って対応(3)医療提供体制の整備と新たな高齢者医療制度の創設を含む医療・医療保険制度を改革(4)「パート労働法」の制定や最低賃金制度の機能拡充などで、労働のルールを強化(5)福祉、介護、医療、教育、環境、災害対策など雇用創設効果の大きい事業に予算配分を重点化し、若年層や就職困難者を中心に百万人規模の雇用創設を実現(6)中小企業に焦点を当てた地域経済活性化に資する施策を強化(7)公務員に労働基本権を保障し、透明で民主的な公務員制度を実現
(産経新聞) - 8月13日2時55分更新

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/13(土) 11:39:44
一旦区切りつけたいのかね。

単独過半数でなければ辞任…岡田・民主代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000003-yom-pol

 民主党の岡田代表は13日朝、読売テレビの番組に出演し、衆院選で民主党が単独過半数を取れなかった場合、代表を辞任する考えを明らかにした。岡田氏はすでに、今回の衆院選で民主党が政権をとれなければ代表を辞任する考えを示していたが、さらにハードルを上げた格好だ。

 岡田氏は、「政権交代のある政治を作るため、信念でやってきた。それを現実にするチャンスなので、それができなければ、もちろん責任をとる」と述べた。

 一方、自民党の武部幹事長は同番組で、郵政民営化関連法案に衆院本会議採決で反対した自民党の前議員が当選してきた場合の対応について、「郵政民営化に賛成の方とは、共産党でも民主党でも協力を求めるが、(反対票組の)追加公認ということはない」と述べ、反対票を投じた前議員の追加公認はあり得ないとの考えを重ねて強調した。
(読売新聞) - 8月13日11時1分更新

108名無しでチュウ:2005/08/13(土) 15:52:24
党の世論調査で良い結果が出ているのでは。

109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 19:07:18
引っ張られて持論、という感じなのかなあ。

「郵貯・簡保は民営化も選択肢」 民主・岡田代表
2005年08月23日18時53分
http://www.asahi.com/politics/update/0823/007.html

 民主党の岡田代表は23日、鹿児島市内で記者会見し、郵便貯金と簡易保険について「民営化も一つのオプション(選択肢)である」と語った。8日の衆院解散後、岡田氏が郵政民営化の可能性に言及したのは初めて。

 民主党の今回の総選挙でのマニフェスト(政権公約)は、「あらゆる選択肢を検討する」としているが、「民営化」については触れていない。

 会見で岡田氏は、日本郵政公社の将来の経営形態について、民営化のほか「完全廃止」「公社の形態で維持」などの選択肢も挙げ、「2年くらいかけて真剣に議論していく必要がある」とした。

 小沢一郎副代表が22日夜、テレビ番組で「(郵政改革の)最終の姿を問われた時に明快な答えをできないことが、(民主党が)国民の支持を得られないところだ」と語ったことについて答えた。

110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 20:02:42
東京は自民党と五分五分 岡田氏、小選挙区情勢で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000199-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は23日、鹿児島市での記者会見で、衆院選の小選挙区情勢について「民主党は都市型政党では必ずしもない。東京都や神奈川県(の支持率)は自民党と五分五分で、大阪府や兵庫県は自民、公明両党と比べるとかなり弱い」と述べ、大都市部へのてこ入れが必要との認識を示した。
 地方については「(県庁所在地の)1区を中心に旗を立てていく。生活している方が『なるほど』と思うような政策を出していく」と述べ、マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ農林水産業政策などを訴えていくことを強調した。
 岡田氏はこれに先立つ同市での街頭演説で「大事なのは年金一元化だ。民主党政権を作って一緒に抜本改革していこう」と重ねて訴えた。
(共同通信) - 8月23日19時57分更新

111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 20:15:12
「政権取れればいいが」=前哨戦苦戦で弱気発言−小沢民主副代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000133-jij-pol

 民主党の小沢一郎副代表は23日夕のTBSの番組で、衆院選後の政局の見通しについて「次の解散・総選挙も近いのではないか。次の解散を含めて、今回で政権を取れれば一番いいが、わたしとしては全力を尽くしたい」と述べ、今回の衆院選での政権交代は困難と考えていることを示唆した。
 小沢氏は、今回の衆院解散について「ものすごくハプニング的なものだ。普通の状態だと来年の暮れ以降の解散だろうと念頭に置いていた」と同党の準備不足を指摘。前哨戦の苦戦ぶりを認めた格好だが、党内随一の「選挙通」とされる小沢氏の弱気発言は、党全体の士気にも影響しそうだ。 
 一方、選挙後の国民新党などとの連携に関しては「小泉政治では駄目だという人がお互いに協力するのは当たり前だ」と否定しなかった。(了)
(時事通信) - 8月23日20時3分更新

112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/24(水) 14:19:59
民主党:目玉候補擁立を模索 自民に対抗も出遅れ響く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050824k0000m010166000c.html

 民主党が衆院選で、前回(03年)の選挙で行わなかった比例代表単独での目玉候補擁立を模索している。同党は従来、選挙区で勝てる候補を作るため、候補者には原則比例単独での出馬や名簿順位の優遇を認めず、同一順位で小選挙区と重複立候補させてきたが、自民党が「女性枠」など比例候補の活用で注目を集めたため、対抗策が必要との判断に傾いた。ただ、30日の公示を前に出遅れており、擁立は困難な状況だ。

 「衆院選はどうですか」。民主党の選対幹部は21日、宮城県の浅野史郎知事に電話し、比例東北ブロックからの出馬の可能性を探った。浅野氏が10月の県知事選に出馬しない意向を示したためだが、浅野氏は知事の任期を全うするとして、今回国政には転じない考えを伝えた。出馬の打診は「無理だと確認した」(幹部)だけで終わった。

 関係者によると「比例単独での目玉候補擁立」の方針は16日、岡田克也代表と玄葉光一郎選対委員長が協議して決めた。候補者擁立の「例外」扱いについては、代表に一任するとされている。

 すでに自民党の比例候補が次々と話題に上るなか、岡田氏は「理念も何もなく有名人をかき集める、という手法は絶対とらない」として「民主党らしい候補」をリストアップするよう関係者に指示した。

 選対関係者は岡田氏の「別の狙い」を明かす。例えば北海道ブロックの場合、前回、小選挙区で出馬した11人のうち7人は小選挙区で勝ち、4人が比例で復活当選した。候補者が「比例で復活できる」と安心させないよう、名簿上位に比例単独の候補者を置いて復活当選の枠を狭め、運動量を増やす狙いがある−−というのだ。

 しかし岡田氏の要求水準にかなう候補者を短期間に発掘するのは難しい。選対幹部は「相当いい候補者でないと、他の候補者に納得してもらえない。中途半端に色気を出さない方がいい」と半ばあきらめムードだ。
毎日新聞 2005年8月24日 3時00分

113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 16:14:28
イラク撤退、米の理解得る=首相の討論拒否は「失礼だ」−民主・岡田氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000078-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は25日午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、衆院選で勝利し政権を獲得した場合、まず訪米してブッシュ大統領と会談するとした上で、同党公約の12月のイラクからの自衛隊撤退について「公約にして勝てば、それは国民の意思だ。しっかり説明して、理解を得たい」と述べた。
 また岡田氏は、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題に関しても「沖縄に置いておくことはできない。政治生命を懸けてブッシュ大統領と交渉したい」と強調した。
 また選挙戦について「重要であるべき政策議論がなされてない。こういう形で進むのは国民に不幸だ」と指摘。小泉純一郎首相が岡田氏との公開討論を拒否していることに対し、「前回の衆院選、参院選で自民党を上回る比例票を集めた民主党に対して、それこそ失礼だ」と述べ、討論に応じるよう求めた。(了)
(時事通信) - 8月25日16時1分更新

114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 00:30:49
民主党:自民に党首討論挑む 選挙戦の構図取り戻す狙い
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050826k0000m010149000c.html

 民主党が25日、衆院選で岡田克也代表と小泉純一郎首相(自民党総裁)による1対1の党首討論を申し入れたのは、公示を前に首相に「堂々と政策論争を挑む」(小沢一郎副代表)ことで、選挙戦の構図を自民党内の対立から「自民VS民主」に取り戻す狙いがある。自民党は拒否する方針だが、民主党は「(郵政民営化という)ワンポイントで逃げようとする」首相の姿勢を演出したい考えだ。

 日時は28日午後1時から2時間。会場は都内のホテルを民主党が用意。司会進行は双方推薦のジャーナリスト各1人、テーマは司会者が選んだ六つ−−。民主党がこの日、自民党本部に手渡した申し入れ書には、討論の運営方法まで細かく記載されている。

 前日の選対本部役員会議で討論を発案した小沢氏は、その狙いについて「小泉さん流のパフォーマンスを真似る必要はない。(党首討論は)主張の違いや、それぞれの代表の人柄を含めよく分かる」と力説する。イメージは米大統領選だという。

 党首討論について首相は同日「選挙戦術の一環でしょう。野党は自分たちだけだと際立たせたいんでしょうね」と記者団に語り、冷めた反応を示した。自民党の武部勤幹事長も「他の政党に対して公平ではない」と拒否する考えを示した。

 これに対し岡田氏は同日夜の千葉県松戸市で、記者団に「形式的な理由で討論を逃げるのはやめてもらいたい」と主張。さらに「(首相は)一方的に都合のいいことだけをしゃべり、議論しようとしない。そういう政治のやり方は絶対に許せない」と気色ばんだ。【山田夢留】

毎日新聞 2005年8月26日 0時25分 (最終更新時間 8月26日 0時26分

115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 21:36:41
インタビュー:単独過半数獲得は非常に難しいが、比較第一党は可能=小沢民主党副代表
2005年 08月 26日 金曜日 20:45 JST
http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=marketsNews&amp;storyID=9483319&amp;section=news

 [東京 26日 ロイター] 民主党の小沢一郎副代表は、ロイターのインタビューに応じ、今回の衆議院選挙の見通しについて、小泉首相の劇場型選挙戦術で、民主党は厳しい情勢にあるとの認識を示した。民主党の単独過半数獲得についても、非常に難しいが、比較第一党は十分可能だと述べ、新党との首班指名での協力も視野に政権交代は可能と述べた。
 公示前の選挙前哨戦の情勢分析について、「今の時点で直ぐ選挙をすれば、自民党に勝てない」など、大都市での厳しさを指摘。「大都市において、小泉さんのパフォーマンス、マジックに浮動層の目が向いている」とした。そのうえで、「流れを変えることはできる」とし、岡田民主党代表と小泉首相による公開討論会などを通じ、民主党が、明快で力強いメッセージを国民に送ることができるか否かが勝敗を分ける、と強調した。
 インタビューの概要は以下のとおり。

 ──郵政民営化法案が参議院で否決されて衆議院を解散した。今回の小泉流選挙の意味は。
  「本来ならば、退陣だ。彼の巧妙なところは、退陣しなければならないような事態をすり替えて、郵政民営化法案に賛成か反対かということで衆議院を解散する。全く、筋道の違う、大義名分のない解散だ。
 しかし、その後の派手な候補者擁立などのパフォーマンスで、なんとなく今までと違うことに目を奪われている人が多い。特に都会でそうだ」

 ──衆議院解散後の世論調査では、内閣支持率は上昇傾向にあり、民主党支持率は下落している。比例で投票する政党についても同様の傾向で、25日付朝日新聞の調査では、自民と民主の差はダブルスコア以上になっている。この状況をどう分析するか。

 「派手なパフォーマンスだけが、マスコミで報道される。そういう奇策を打ち破るだけのパンチが、民主党から出ないところに、低迷している最大の原因がある。
 ただ、今の小泉自民党の支持率が高い傾向は、小泉さんの理念や具体的政策を理解したうえでの支持ではない。ムード、人気だ」
 「そうしたことを一番わかりやすくするには、次に総理大臣になる可能性のある2人が、国民の前で議論することだ。民主党が公開討論会を申し込んだら、小泉さんは逃げ回っている。長い政策論争になると、自信がないからだ」 

 ──選挙の見通しについて。岡田代表は25日の外国特派員協会での講演のなかで、「都市部が厳しい」と指摘した。本来、都市部で強い民主党が厳しいとは、何が起きているのか。
 「今は、大都市において若干、小泉さんのパフォーマンス、マジックに、浮動層が目を向けている。一方で、民主党から明快なメッセージが届いていないから、余計そうなっている」

 ──流れは変えられるか。
 「公開討論を成功させたら、完全に変えられるだろう。小泉さんが逃げまくれば、それも情勢を変えるだろう」

 ──26日付朝日新聞では、民主党委託の民間調査では、150議席という厳しい情勢が示されている。現有175議席を大幅に下回る厳しさだが。
 「その調査をした時点ではそうだろう。浮動層はまだ、小泉マジックに踊らされているから。しかし、そんなものはすぐ動く」 

 ──政権の枠組みはどうなるか。自民党から離党した郵政民営化反対派議員の新党結成が相次いでいる。連携の可能性は。
 「民主党が単独過半数をとることが目標だ。それは非常に難しいが、比較第一党はちょっとムードを変えれば可能だ。その時には、連携という言葉でイメージするようなことではなくて、民主党中心の政権ということで多数を確保できるのではないか」

 ──首班指名の時に協力するということか。
 「そういうことだ」

 ──最近の世論調査では、国民は自民党中心の政権を望んでいる。
 「解散後の調査で旧来と違う点が3つある。(1)解散後は、野党の支持率が上がり、与党が下がるのが旧来だが、そうなっていない。(2)どちらの政党が議席を増やしたほうがよいかという質問に対して、本来は、民主党支持が突出していたが、自民党のほうが多くなっている。(3)どこを中心とした政権を望むかとの質問にも、自民党中心の政権との結果になっている。この3つは、解散後の小泉劇場にやられているという感じだ」

116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 21:37:12
(つづき)
 ──小泉さんのパフォーマンスと受け止めるか、自民党が守旧派的なものをそぎ落とした改革のイメージをつけたからだと受け止めるか。受け止め方によるが。
 「そこが、小泉さんのうまいところだ。小泉さんは、日本の統治機構、行政をどういう形に変えるか全く示していない。示す能力もない。仮に郵政民営化をしたからといって、全体の官僚機構はびくともしない。そこを、小泉さんはうまくすりかえて、郵政民営化は改革の本丸だと言う」

 ──選挙後の政界再編の可能性は。政治改革の旗のもとに政界再編となった93年のように、何かの旗のもとに政界再編という流れになるのか。
 「自公が衆議院で過半数をとったからといっても、参議院は何も変わらない。郵政法案は、また否決される可能性がある。その時は、小泉さんは辞めざるを得ない。今回はハプニング的な解散だか、政局としては、そう遠くない時期に、また衆議院解散・総選挙になるだろう。2年ぐらいの間にもう一度総選挙になると思う。そして、その時は最後の審判だと思っている。私個人にとっても、日本にとっても、主権者が冷静に客観的に、手遅れにならないうちに判断を下すラストチャンスがその総選挙だろうと思っている」

 ──武部自民党幹事長は、郵政民営化を軸に民主党が割れる可能性を指摘した。その可能性は。
 「そのようなことはあり得ない」

 ──単独過半数を取るのは難しいが、比較第一党になる可能性はある、と言われた。しかも、次の総選挙にまで言及された。今回の選挙は勝てないとのニュアンスか。
 「そんなことはない。勝つ可能性は十分ある。今の状態で選挙すれば、比較第一党にもなれない。このムードを転換するために岡田さんに言っているのは、政策をもっと強く、強い言葉で、簡潔にびしびしやって欲しいということだ。そうでないと、小泉さんのパフォーマンスには対抗できない」

 ──政権交代の可能性は。
  「十分ある。非常に厳しいことは間違いない。しかし、可能性がないということでは絶対にない。なぜなら、一般国民は政治を変えなければいけないという意識を持っている。ところが、民主党のメッセージが届かないので、あたかも、小泉自民党が変えてくれるという錯覚に陥っている。
 小泉さんはインチキだ。だから、民主党はこうするという明確な強いメッセージを国民に送り得るかどうかだ。それをやり遂げれば、絶対勝てる」
 「今の時点で直ぐ選挙すれば、自民党に勝てない。しかし、このムードを転換させるような力強いシグナルを国民に送ることができれば自民党に勝てる。
 もちろん、単独過半数となるかどうかはわからない。しかし、比較第一党になることは十分できる。単独過半数獲得が無理だということではない。わからないということだ。しかし、比較第一党の可能性は十分ある」

 ──岡田代表が単独過半数を目指していると主張しているなかで、「比較第一党は可能だ」と言うのは、白旗を揚げたと映らないか。
 「そんなことはない。自民党も比較第一党を目指し、公明党と合わせて過半数を確保すると言っている。単独過半数が目標だが、政権を取るには比較第一党で十分だ。当たり前だ」
(インタビュアー:吉川裕子記者、リンダ・シーグ記者)

117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 02:41:37
発信能力補強ってとこだろうが、苦戦を前提にしたような行動か。

民主党:枝野幸男前政調会長を幹事長代理に起用
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050827k0000m010126000c.html

 民主党は26日、枝野幸男前政調会長を幹事長代理(政権戦略・報道担当)に起用した。衆院選に向けた執行部体制の強化策。同党の幹事長代理は総括担当の平野博文氏との2人体制になった。
毎日新聞 2005年8月26日 22時42分

118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/28(日) 16:24:10
民主に衝撃、「20議席以上減」の予測=年金・子育て前面に反撃狙う【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050828-00000033-jij-pol

 民主党が30日の衆院選公示を前に、衝撃に見舞われている。小泉純一郎首相が争点に掲げる郵政民営化への世論の支持が予想外に強く、独自の調査では、獲得議席は前回より20議席以上も少ない150議席程度にとどまるとの結果が出たためだ。同党は、国民の関心の高い年金改革と子育て支援を粘り強く訴えていくことで、世論の風向きが変わるのを期待している。
 「この調査通りになったら終わりだ」。24日の民主党総合選対本部役員会で、岡田克也代表ら幹部は、がくぜんとした。それでも岡田氏は「潮目は変わりつつある。単独過半数を目指す」と、強気の姿勢を崩さなかった。
 民主党の基本戦略は、「国民は郵政だけでは判断しない」との岡田氏の考えに基づいている。同日の選対本部役員会が、年金と子育てを最重点に訴えていくことを確認したのも、政権選択選挙との位置付けを通すためだ。
 しかし、党内からは「小泉さんのうまいやり方に党全体として対応し切れていない」との不満が漏れる。小沢一郎副代表は、テレビ番組で「政権が取れれば一番いいが、次の衆院解散を含めて全力を尽くしたい」と、まるで今回はあきらめたかのような口ぶりも。執行部が改めて重点項目に盛り込んだ郵政問題の公約も、結局、党内の反対派に配慮した内容にとどまった。将来の経営形態は「あらゆる選択肢を検討」とし、民営化の是非には言及していない。その歯切れの悪さに、一部の候補者が勝手に「将来の民営化」を主張し始めたほど。
 執行部は、郵政問題で正面から対決するのではなく、国民の年金不信を糸口に巻き返しを図りたい考え。首相が郵政一本やりなのは「改革が進まなかったことを隠すためだ」と反撃を強めているが、反転攻勢の機会はまだつかめない状態が続いている。(了)
(時事通信) - 8月28日16時1分更新

119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 00:39:55
消費税率上げの検討必要 岡田氏、年金目的3%以外
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2005083101005156

 民主党の岡田克也代表は31日夜、TBSの報道番組収録で「社会保障費が増えるのにリンクする形での消費税増を考えなければいけない」と述べ、同党が衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んでいる年金目的消費税導入に加え、将来的には消費税率引き上げを検討する必要があるとの考えを示した。
 これまで岡田氏は、年金一元化を柱とする年金制度改革のための財源として3%の年金目的消費税を導入するとしていたが、高齢化の進展に伴う医療、介護などの社会保障費増加分を賄うための消費税率引き上げに言及したのは初めて。

120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 18:53:44
公明党の野田氏支援を批判 岡田氏、冬柴氏選挙区で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050901-00000155-kyodo-pol

 民主党の岡田克也代表は1日、兵庫県尼崎市での街頭演説で、郵政民営化法案に反対して無所属で立候補した野田聖子前自民党衆院議員を公明党岐阜第1総支部が支援すると決めたことについて「郵政民営化に賛成するかどうかが衆院解散の大義であれば、なぜ反対派のリーダーの1人の野田氏を公明党は応援するのか」と批判した。
 岡田氏は「(小選挙区と交換で)比例票がほしいからか。私は絶対に許せない。これは民主主義じゃない。いつの間にか票が貸し借りされているのは、絶対によくない」と強調した。
(共同通信) - 9月1日18時37分更新

121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/04(日) 18:10:55
1週間で挽回可能=都市部重点に支持拡大図る−岡田民主党代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050904-00000052-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は4日、衆院選に関する各種世論調査で同党の伸び悩みが伝えられたことに関し「厳しい数字が出ているが、多くの人が決めていないので、この1週間で政権交代(実現まで挽回 <ばんかい>すること)は十分可能だ」と述べた。その上で「全力を尽くして、都市部を中心に回りたい」と語り、残りの選挙期間では選挙戦のカギを握るとみられる都市部での支持拡大に全力を挙げる考えを示した。都内で記者団の質問に答えた。 
 岡田氏は「郵政を民営化したらすべて良くなるという幻想、あるいは自民党を壊しているという爽快(そうかい)感、それが小泉純一郎首相の支持につながっている」と指摘。「(有権者は)冷静に考えれば違うと思うだろう」と述べた。
 民主党として今後の選挙戦術を練り直すかについては「特に(必要)ない。とにかく正面から堂々と訴えていく。感触は悪くない。どんどんやればやるほど支持は増えていくと思う」と語った。(了)
(時事通信) - 9月4日17時2分更新

122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 19:51:06
民主・岡田代表「政権取った時本当に笑える」
党首直撃インタビュー
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20050908_20.htm

 各党党首にインタビューしてきた「党首直撃」も、今回が最終回。“大トリ”は、悲願の政権交代を狙う民主党・岡田克也代表(52)。報道各社の世論調査では民主党の苦戦が伝えられているが、政権を獲得できなければ「(党代表を)当然辞任する」と退路を絶った岡田氏に“次期首相”としてのビジョンを聞いた。日本一笑わないといわれる生まじめな民主党リーダーは、本当の笑顔を「政権獲得の9月11日まで封印する」という。(聞き手・勝田 成紀、速水 淑子)

 ―世論調査では民主党不利の予想が出ているが“逆転”への秘策は。
 「きちんと政策を訴えていくことにつきる。小泉さんは、よくあれだけ同じことを繰り返すなというぐらい、郵政民営化のことしか言わない。このままいくと、他の問題を白紙委任することになる。民主党は、年金、子育て、財政立て直しなどを主として訴えてきた」

 ―今回の選挙は、やはり「政権選択選挙」か。
 「結党以来7年、人材もそろった。マニフェストも、自民党は霞が関の役人が書いたものだが、我々は自分たちで議論して積み上げてきたもの。私自身もかなり手を入れた。あとは政権さえ任せていただければ、やり抜いていくだけ。政権選択と同時に、『日本刷新選挙』でもある」

 ―“岡田首相”が描く日本のビジョンとは。
 「一言で言えば『希望のある日本』。政治の目的は、一人一人の国民を幸せにすること。そのひとつは、年金、子育てなど、人に投資すること。同時に、無駄な歳出を削減していく。それを両立することが大事。小泉さんの郵政民営化は、国民が幸せになるというものではない」

 ―今選挙で民主党政権ができなかった場合、代表の座を辞する覚悟は変っていないか。
 「それは当然。政権を取ることが、代表としての唯一で最大の使命。それが達成できなければ、責任をとるのは当然だと思う」

 ―民主党と自民党の違いは。
 「多様さが認められるのが民主党だと思う。一人一人が多様な価値観を持って生きている。だからこそ他人に関しても寛容でなければいけない。それが民主党のベースだと思う。自民党には国家主義みたいな考え方がある。僕らはその対極にある」

 ―多様性ですか。
 「この前街頭演説をしていた時、私はいつものワイシャツとネクタイだったが、候補者はクールビズで、もう1人の弁士は背広を着ていた。これが民主党。自民党は小泉さんがクールビズにしたら、みんなクールビズでしょ」

 ―あまり笑わないと言われるが。
 「プライベートでは笑いますよ。仕事の上で笑うのは、やはり政権交代した9月11日じゃないですか」

 ―プライベートではどんな時に笑うのか。
 「映画を見たときには。『シュレック』とか『シュレック2』なんて、面白かったですね(照れ笑い)」

 ―1人でいるのが好きなのか。
 「嫌いじゃないですね。1人でいろいろ物事を考えたり本を読んだりすることは重要。リーダーっていうのは、一日に何時間かは1人の時間が必要だと思う。私も朝6時ごろ起きて、2〜3時間は勉強したり考え事をしたりします」

 ―夏休みがとれたら何がしたいか。
 「家の中でゴロゴロしていたいですね。代表になるとSPがつくから、外に出ると、なかなか自由じゃないんですよ。家族と食料品の買い出しに行くのが趣味だったけど、そういうのもできなくなっちゃって。地元に戻ると、家にこもって、子供と卓球したり、トランプしたりしてます」
“日本一笑わないリーダー”が自民逆転へ背水

123片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:49:27
民主、代表後継選び難航か 執行部にも落選者出て打撃
2005年09月12日13時58分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/025.html

 民主党は12日午後の役員会で後継代表選びに着手した。15日に代表選を告示し、17日の両院議員総会で選出することを決めた。後任には小沢一郎副代表や菅直人前代表らベテランの名前が挙がる一方、若返りを図るため野田佳彦「次の内閣」財務相らを推す声もある。ただ、執行部にも落選者が出るなど打撃は大きく、立て直しに向けた後継選びは難航しそうだ。

 民主党は小選挙区の当選者が52人にとどまり、前回より半減。とくに首都圏など都市部で前職の落選者が相次いだ。

 敗因について、岡田氏は12日未明の都内での記者会見で「政策を集めて争う選挙と位置づけた。そのことがいま一歩届いていなかった」と語り、小泉首相に比べて明確なメッセージが示せなかったことを挙げた。

 民主党は特別国会召集までには後継代表選びを終えるため、週末に代表選出のための両院議員総会を開く方針だ。党内では発信力がある人材として小沢氏を後任に担ぎ出す動きがあるが、小沢氏を支持する若手に落選者が多く出たため、ただちにまとまれる状況にない。小沢氏自身は昨年5月、一度は代表就任を受諾したものの自身の年金未加入で辞退した経緯もあり、慎重な姿勢を崩していない。

 一方、岡田路線の継承を図るため、菅氏の再登板を求める動きも出ている。菅氏は12日朝、TBSの番組で後任人事について「いろいろ人材はいる。こういう時代だから思い切ったことがいいが、思い切ったことをやった時に壊れちゃ困る」と述べ、世代交代が加速することにくぎを刺した。

 しかし、若手の中では「時計の針を戻してはいけない」として、野田氏や前原誠司「次の内閣」防衛庁長官ら次代のリーダーへの世代交代を求める声も強い。党の苦境の中で、「火中の栗」を拾う決断ができるかどうか問われる。玄葉光一郎選対委員長は12日朝、テレビ朝日の番組で「後任選びは両院議員総会での選挙が望ましい。世代交代を選ぶのか、強いリーダーシップを選ぶのか」と語った。

 岡田代表は12日朝、都内の宿舎で記者団に対し、後継選びについて「私は責任をとって辞めたわけだから、コメントする立場にない。みなさんで決めていただければ結構だ」と述べた。

124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:55:05
「手応えあったが、予想外」 岡田氏、敗北を総括
2005年09月12日08時49分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/020.html

 東京と神奈川、千葉の小選挙区で勝った民主党候補は、合わせてたったのふたり。首都圏での惨敗は、同党の全国的な退潮の象徴となった。「私たちの気持ちが票につながらなかった」「手応えがあったが、予想外だ」。進退をかけて臨んだ総選挙での敗北を、岡田克也代表は重苦しく総括。12日未明の記者会見で、代表を辞任することを明らかにした。

 東京都港区のホテルに設けられた民主党の開票センター。12日午前1時20分すぎ、記者会見した岡田代表は「リーダーは目標を達成できない時は責任をとる。党代表を辞職する」と述べた。

 口を真一文字に結んだまま、いつも以上に険しい表情。コップの飲み水には手をつけなかった。

 憲法改正が可能な3分の2以上の議席を与党が獲得したことについては、「決していいこととは思わないが、有権者がそういう選択をしたということ」と話した。地方の議席減が比較的少なかったことについては「地力がついた」としたうえで、こう続けた。「地力以上の突風が吹いた」。

 開票作業が始まった直後から、開票センターは重苦しい雰囲気に包まれた。11日午後10時25分、岡田代表へのテレビ局のインタビューが始まった時点で、背後のボードのバラはわずか13個。インタビューの合間をぬって、三つ追加されたが、岡田代表は振り返りもしなかった。

「私たちの気持ちが票につながらなかった。非常に残念だ」「選挙戦の最中はかなり手応えがあったが、予想外だ」。そう力無く語った。

 これまでの選挙では助けられた都市部の「風」に、今回は泣かされた。「日本は厳しい状況。年金や子育て、財政再建の訴えに力を入れたが伝わらなかった。支持をいただいている方の手応えはあったが、広がりを持たなかった」と振り返った。


 「正攻法で政策を訴えるやり方は間違っていなかった」と何度も繰り返した。結党以来、最大ともいえる危機を迎えた民主党。「政権交代が実現しないと、日本の政治は変わらないという私の信念は変わらない」。岡田代表は、最後は淡々と語った。

125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:58:21
窮地の民主、戦略白紙 新代表に重い課題
2005年09月12日01時59分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/008.html

 98年の結党以降、衆参両院選挙のたびに議席を伸ばしてきた民主党が、「政権選択選挙」と位置づけた選挙で大敗した。政権奪取に向けた戦略は白紙に戻った形だ。岡田氏に代わる代表選びだけでなく、政策、組織それぞれの面で抜本的な見直しを迫られることになる。

 「立て直し策はすぐには思い当たらない。残った人間で固まっていくしかない」。野田佳彦「次の内閣」財務相は11日、朝日新聞記者に語った。

 後継代表選びは12日午前から、幹部が日程調整に入る。すでに、小沢一郎副代表周辺からは「逆境をはね返す指導力ある代表」として小沢氏を推す声が上がっている。鳩山由紀夫元代表のグループも「後任は(小沢氏)一人しかいない」(ベテラン議員)と、同調の方向だ。

 それに対して「新しい顔」での出直しを望む中堅を中心に、野田氏を擁立する動きもある。

 同じ中堅の前原誠司「次の内閣」防衛庁長官や、枝野幸男幹事長代理、玄葉光一郎選挙対策委員長は選挙前、すでに「時計の針はもどさない」として結束を確認している。

 ただ、あまりの大敗に、有力な候補が「火中の栗」を拾うのにためらうことも考えられる。幹部を含む多くの議員が落選したことで、党内が混乱して調整が難航し、特別国会の首相指名の直前まで決定がずれこむ可能性もある。

 自民党に代わる政権を目指す基本方針は変わらないにしても、「政策のわかりやすさ」(小沢氏)や、国民にアピールする手法も問い直されることになる。それは、組織運営ともからんでくる課題だ。

 岡田氏は政策と人事の両面で党内融和を優先させた。安全保障などをめぐる党内論議で、自ら議論をリードする場面は乏しかった。

 新体制下では、政策面では、党内の意見の隔たりの大きさから、明確な方向性を出していなかった安全保障や憲法改正問題についても、意見を集約すべきだ、との声が高まることが予想される。

 組織面では「脱労組」の方向に進まざるを得ないと見られるが、07年の参院選をにらみ、比例区候補を支える労組との関係を悪化させるべきではない、との意見もある。この点も、新しい執行部の大きな課題になりそうだ。

126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 20:40:04
民主政権へ地力不足 政策論争主導できず 初の議席減、党勢回復急ぐ
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news026.html

 結党以来初の惨敗を喫した民主党。岡田克也代表ら幹部が陣取ったホテルの同党開票センターは、終始重苦しい空気に包まれた。「政権交代の千載一遇のチャンス」と挑んだ衆院選で大敗した責任を取り、岡田代表は辞意を表明。執行部も含めた党体制はゼロからの再建を迫られる。その一方で「党から逃げ出す者が出てくる」(ベテラン議員)との声も出るなど、分裂や離党という火種も抱え、大きな危機に陥った。

 「政党全体として大きな責任を感じている」。こう述べた川端達夫幹事長自らが小選挙区で敗北するなど、開票センターの候補者ボードは「当確」のバラが一向に増えない。議席は解散前から大幅に後退。歓声や拍手は少なく、バラをつける幹部の顔にも笑顔はなかった。

 岡田代表は記者会見で「民主党政権ができないのは誰の目にも明らか」と代表辞職を明言した。十二日以降、同党は新代表の選考をはじめ、党の立て直しに着手する。川端幹事長は新代表に関して「できるだけ早い時期に態勢を整えて決めたい」と述べたが、敗北の衝撃は大きく、党内が反転攻勢に向けて一致結束できるかどうかは未知数。

 党再建のキーマンとなる小沢一郎副代表は選挙期間中、「次の総選挙は近い」と述べ、引き続き自民・民主の二大政党下で政権交代を目指す意欲を示していた。ただ、政界再編を宿願とする小沢氏が今回の民主惨敗を受け、郵政民営化に反対した無所属議員との連携を模索する可能性もあり、波乱要因は残る。

 岡田代表は「次の総選挙こそ政権交代のチャンス」とあらためて力説した。しかし、前回選挙で無党派層の支持を集めた都市部で自民党に軒並み議席を奪われ、得意とするマニフェスト(政権公約)を掲げた政策論争で勝負するという選挙戦術は結果的に失敗。今後の政権戦略の立て直しや執行部の世代交代など、民主党が総選挙敗北で突きつけられた課題はあまりにも重い。

127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 22:55:54
後任代表で早くもさや当て=世代間対立も表面化−民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000400-jij-pol

 民主党は公示前議席の3分の1以上を失う惨敗から一夜明けた12日、引責辞任を表明した岡田克也代表の後任を17日に選出する方針を決めた。しかし、壊滅的打撃を受けた党の立て直しに向け、衆目が一致する候補者は見当たらない。世代間対立も絡み、党内では後任人事をめぐって早くもさや当てが始まった。
 「こういう厳しい状況になると若手は腰が引ける」。再登板へ意欲十分とされる菅直人前代表の側近は12日、党内の世代交代論をけん制した。これに対し、若手の1人は「若返りを図らなければ自民党に対抗できない」と、代表経験者の復権をうかがう動きに警戒を強める。
 党内では、小沢一郎副代表の強力な指導力への期待も根強い。だが、小沢氏を支持してきた若手グループの中心メンバーはことごとく落選。小沢氏につきまとう「壊し屋」のイメージには、中堅・若手らを中心にぬぐいがたい不信感があり、急速に支持が広がる状況にはない。
 一方、中堅の代表格である野田佳彦、前原誠司両氏は今回の衆院選で辛くも敗北を免れ、自分の足元さえ盤石でないことを露呈した。あるベテラン議員は「2人は選挙の後始末で代表選どころではないだろう」と突き放した。
 「選ばれたリーダーを一致して支えることが重要だ」。岡田氏は同日夜のテレビ番組で結束を呼び掛けたが、同党がお家芸の党内政局に突入すれば、党勢立て直しはさらに遠のくことになる。(了)
(時事通信) - 9月12日22時1分更新

128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 00:51:58
沈む民主、後継も混迷 指導力か世代交代か
2005年09月13日00時14分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/001.html

 公示前勢力から64議席減。結党以来の大敗北となった民主党が、岡田克也氏に代わる新代表選びに動き出した。小沢一郎副代表や菅直人前代表らベテランに力強いリーダーシップを求めるか、野田佳彦氏らへの世代交代か。暫定か長期か。17日の選出まで時間は短いが、大量落選の衝撃が収まらないなかで目標を絞れない姿が浮き上がる。

       ◇

 「こんなときだから、混乱しないようにしないといけない。近々、小沢さん、菅さん、鳩山さんで話し合ってください」

 12日夕、小沢氏の側近の山岡賢次衆院議員は、都内の鳩山由紀夫元代表の個人事務所を訪れ、小沢氏と菅氏との3者会談をセットした。

 まず起きたのは、「混乱立て直しには強い指導力が必要」という小沢氏待望論。昨年5月、国民年金の未加入問題で辞任した菅氏の後継代表に内定したが、小沢氏自身の国民年金任意加入時の未加入が発覚。代表を辞退した経緯がある。

 小沢氏本人も12日朝から山岡氏や中井洽副代表らと電話し、「決めるなら早い方がいい」「どうやって党をまとめるかなあ」と、事態収拾に意欲をみせる。鳩山氏は「選挙の足腰をしっかりさせるため、どういう人がいいのかということだ」と漏らし、選挙に精通する小沢氏に期待をかける。

 もう一人、「再登板」に意欲を燃やすのが菅氏だ。12日朝、TBSの番組で後継代表について「こういう時代だから思い切ったことがいいが、思い切ったことをやった時に壊れちゃ困る」と、世代交代が加速することにくぎを刺した。

 12日も議員会館の部屋でグループの議員らと連絡を取り合い、夜には側近の荒井聰衆院議員と今後の対応を話し合った。

 彼らの意欲を「次世代に回れば、もう出番がないと思っているのでは」(中堅議員)と冷ややかに見る目もある。

 一方で小沢、菅両氏らに託すことは「時計の針を元に戻す」との指摘も若手などにある。野田氏や前原誠司「次の内閣」防衛庁長官、枝野幸男幹事長代理、玄葉光一郎選挙対策委員長の「40代4人衆」から代表を出し、世代交代で小泉自民党の先を行こうという声だ。

 しかし、これらの世代はまだ火中の栗を拾おうとする動きをみせない。枝野氏は12日の役員会後、記者団に世代交代について聞かれ、「私は考えていない」と話した。

 「4人衆」の一人の秘書は言う。「この状況で、だれが声をかけるか難しい」

 ある若手議員は「彼らはエリート。こういう場面は出る強さがない」と見る。

       ◇

 総選挙の結果、民主党の議席は、03年の総選挙直前、当時の自由党と合併する前の水準まで落ち込んでしまった。

 選挙戦中、自民党幹部は言った。

 「03年は、小沢一郎氏が民主党に合流したのがドラマだった。今回は小泉劇場だ」

 選挙後、民主党幹部は言った。

 「これを取り戻すには4年以上かかる。今回の選挙で政権交代を目指していたのに、これでは次の選挙が政権交代へのステップだから」

 300近い議席を確保した自民党は、簡単には解散には踏み切らないのではないか。4年後を見据えた「本格代表」が必要だ……。党内ではそんな覚悟の声があがる一方、果たして17日までの短期間で練り上げられるかを危ぶむ声もある。

 「07年の参院選は、自民党にとって01年の小泉ブームの時の改選だから民主党は比較的楽な戦いになる。次の総選挙の直前にインパクトがある代表を立てるのがいい」

 あるベテラン議員はそう言った。今回は「つなぎ」でもいい、との見方だ。ただ、今後をにらめば、首相は特別国会で郵政法案を仕上げ、ポスト小泉候補を並べた内閣改造に踏み切って、ますます「小泉政局」になりかねない。

 さらに深刻なのは、本来、代表選びの実動部隊となる各グループが、いずれも大量の落選者による打撃を受けたことだ。鳩山元代表の保守系も、小沢氏の旧自由系も、川端達夫幹事長の旧民社系も、菅氏グループも、横路孝弘副代表の旧社民系も一様に打撃を受けた。

 12日午後の党本部。臨時役員会の冒頭、岡田代表があいさつした。

 「一致団結して、この民意に対して我が党としてどうするか、しっかりやらないといけない」

 だが、12日も表立ってグループが会合する動きはなかった。旧民社系グループの幹部はぼやいた。「誰もいなくなったから、集まることもできない」

129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 05:41:53
産経の民主党内動向記事はやっぱりどうなんだろうな。これも行方を見守りたい。

民主代表、17日に選出 小沢氏の動向焦点
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000005-san-pol

 衆院選で惨敗した民主党は十二日の役員会で、辞任表明した岡田克也代表の後任代表を十七日の両院議員総会で選出する方針を決めた。後任代表について党内では「解党的出直しのためには政治経験と指導力が必要」(幹部)として、小沢一郎副代表(63)を推す向きが強まっている。菅直人元代表(58)や、「世代交代」を求める中堅議員らの名前も浮上しており、一本化への調整は難航しそうで、「小沢氏の出方が焦点になる」(幹部)との見方が支配的だ。
 「衆院選の最大の収穫は、自民との二大政党対決は主戦投手(党首)のインパクトや知名度が勝負だという現実が、明確になったことだ」
 民主党幹部は十二日、衆院選の結果をこう総括し、「態勢を立て直せば次の衆院選ではオセロ・ゲームのように自民党を倒せる」と強調した。
 同幹部が「ポスト岡田」の本命に挙げるのは小沢氏。衆院の三分の二超の議席を確保した与党に対抗しつつ、党を再建するという強力な手腕や指導力が求められており、「『剛腕』の小沢氏しかいない」というわけだ。
 小沢待望論は同氏を支持する若手議員の「一新会」のメンバーや鳩山由紀夫元代表ら保守系グループ中心に広がりつつある。
 対抗馬として浮上しているのが菅元代表。厚相時代に薬害エイズ問題で官僚と対峙(たいじ)し、国民の強い支持を得た経緯があるうえ、「本人は再登板に意欲的」(周辺)とされる。ただ、菅氏自身は去就について明言を避けている。鳩山氏は十三日に小沢、菅両氏と会談し、対応を協議する意向だ。
 これに対し、中堅議員は「時計の針を逆戻りさせるべきではない」として、小沢、菅両氏の擁立の動きを牽制(けんせい)。野田佳彦元国対委員長(48)や、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)らを推す声も出ている。
 党内では代表選出での混乱を避け、新体制を円滑に立ち上げるために「話し合い」による候補の一本化を求める空気が強い。しかし、本命視される小沢氏についても「壊し屋」のイメージから抵抗感が党内の一部にくすぶっている。岡田氏の任期が切れる来年九月以降の扱いをめぐる「条件闘争」もあり、「三つ巴(どもえ)」の調整の行方は視界不良だ。
 小沢氏自身は「挙党態勢で支持する動きが出なければ代表は受諾しない」(周辺)とされる。衆院選をはさんだ党内のパワーバランスの変化も小沢氏の動きを左右する要因になりそうだ。
 公示前には、鳩山グループや横路孝弘元副代表を中心とした旧社会党系グループなどを含めた「小沢支持勢力」は、両院議員の過半数を占めていた。しかし、衆院選の結果を受け過半数を割り込んだため、小沢氏の出方は読み切れないのが実情だ。党内には「小沢氏が動かなければ、菅氏がポスト岡田の最右翼になる」(保守系)との観測も広がっている。
(産経新聞) - 9月13日3時2分更新

130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 22:51:35
私のようなマニアには、岡田氏の党システム作りへの意欲は見えていた。
ただ、地道でシステマティックすぎて、選挙直前のアクロバティック戦術に敗れた。
一応システム化されたものも、大敗で大きく崩れた。もったいないところはある。岡田氏のやったことを今後どこまで生かせるか、生かせないか。

「結果出せず残念」=岡田民主代表が最後の会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000178-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は13日午後、党本部で代表として最後の記者会見に臨み「候補者の擁立、党改革などで2大政党制の基盤をつくることができたと自負している」としながらも、「(衆院選で)その結果を出すことができなかったのは非常に残念」などと無念の思いを語った。 
 岡田氏は、党の在り方について「マニフェスト(政権公約)など基本的なところはできている。あとは党が一致団結することだ」と指摘。「誰がリーダーになっても、みんなでそのリーダーをサポートしていくことが非常に重要だ」と強調した。自身の今後の対応については「次の選挙で必ず政権交代するという信念で、新しい執行部をしっかりサポートしたい」と語った。(了)
(時事通信) - 9月13日21時2分更新

131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 23:13:18
民主党:後任代表選び、世代間調整が焦点に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050914k0000m010130000c.html

 民主党の岡田克也代表の後任代表選びは、菅直人前代表、小沢一郎副代表らベテラン組が「話し合い一本化」を模索するのに対し、野田佳彦「次の内閣」財務相ら次世代組への世代交代を求める声も出るなど、水面下での動きが活発化してきた。ただ、ベテラン組、次世代組とも意見集約ができておらず、調整は難航しそうだ。

 ベテラン組による一本化調整は、菅、小沢両氏に絞られつつある。鳩山由紀夫元代表は13日、東京都内の事務所で鳩山グループの中堅議員3人と対応を協議。協議後、記者団に「私より(代表に)ふさわしい方がたくさんいる」と自らの出馬に慎重姿勢を示した上で、菅、小沢両氏の調整について「まとまると思う」と期待感を示した。

 ただ、両氏を支持する議員の間には、昨年の菅氏の代表辞任に伴うしこりが消えていない。

 菅氏は12日夜、東京都内で側近議員数人と協議したが、「若手育成のため出馬すべき」「この時期に出馬する意味があるのか」と二分。菅氏は黙っていたという。一方の小沢氏は13日、東京都内の個人事務所で側近議員に出馬を要請されたが、「党がまとまることが大事」と答えるにとどめた。関係者によると小沢氏は最近「私でも菅さんでも、党はまとまらない」と鳩山氏に語ったという。

 小沢氏を支持する若手グループは同日夜、東京都内で会合を開き、15日の両院議員総会で代表選先送りを求める方針を決めた。選挙の責任を追及した方が、小沢氏有利と読んでいるようだ。

 次世代組の野田氏、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官についても、若手から擁立論が出始めている。

 若手の1人は「今戦う姿勢を見せないと、密室の談合で代表を決めたと思われる」と代表選の必要性を強調する。野田氏は毎日新聞の取材に「(党の結束のため)先頭に立つか分からないが、みんなでやっていくしかない。その中で一定の役割を果たしたい」と述べたが、出馬については明言を避けた。

 ◇河村氏、立候補目指し推薦人集め

 また、同党の河村たかし衆院議員(愛知1区)は同日、毎日新聞の取材に立候補を目指し推薦人集めを始めたことを明らかにした。河村氏は党内の候補者一本化の動きについて「地方機関も含めた議論が必要だ」と語った。【宮田哲】
毎日新聞 2005年9月13日 23時07分

132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/14(水) 04:01:39
民主党代表選、話し合い一本化探る動き広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000217-yom-pol

 17日の民主党代表選に向けて、衆院選惨敗を受けた党の立て直しを急ぐため、候補者の「話し合い一本化」を探る動きがベテラン議員を中心に広がってきた。若手・中堅の一部には一本化への強い異論もあり、駆け引きが続きそうだ。

 小沢一郎副代表、菅直人・前代表、鳩山由紀夫・元代表は13日、都内で会談し、一本化を目指すことで一致した。関係者によると、菅氏が自らの出馬を否定しなかったのに対し、小沢氏は若手起用に含みを持たせ、結論は出なかった。

 鳩山氏は13日、「今は党の存亡の危機なので、しっかりした経験のある方に大きな力を発揮してもらうことが必要だ」として、小沢氏か菅氏の新代表就任が望ましいとの考えを記者団に示した。さらに、「ゴタゴタしている印象を持たれることが一番悪い。当然、小沢さんと菅さんの間で意見をまとめなければならない。話し合いで決定できれば良い」と強調した。

 「党の顔」の小沢氏や菅氏を推す動きは、ほかにもある。

 小沢氏側近の松木謙公衆院議員らは同日、小沢氏を国会近くの事務所に訪ね、「今の民主党で代表が務まる人物は小沢先生しかいない」と出馬を要請した。ただ、小沢氏周辺では、前原誠司「次の内閣」防衛担当を担ぎ出す可能性も取りざたされている。

 一方、横路孝弘・元副代表が率いる旧社会党系グループでは、「保守系では憲法改正が一気に進む恐れがある」として、菅氏を推す声が出ている。小沢氏に近い山岡賢次衆院議員は同日、横路氏と会談した。

 これに対し、中堅の岩國哲人衆院議員は13日、都内で記者団に「代表経験者を一切排し、代表には誰がふさわしいのかを国民に広く聞くべきだ。話し合いで決めるなんて談合の最たるものだ」と批判した。「話し合いで決めたら、民主党は国民に見放される。その時は選挙に持ち込む」(若手)との強硬論も出ている。

 若手・中堅のリーダー格の前原氏と、野田佳彦「次の内閣」財務担当は電話で意見交換している。野田氏は13日、「方向性はまだ全く出ていない」と記者団に述べるにとどめた。
(読売新聞) - 9月14日1時26分更新

133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/14(水) 04:02:27
民主、後継選び活発化 菅氏や若手擁立論も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000000-kyodo-pol

 民主党は13日、辞任表明した岡田克也代表の後継代表をめぐり、17日の両院議員総会での選出に向け、各グループが会合を開くなど動きを活発化させた。
 鳩山由紀夫元代表は小沢一郎副代表の代表就任に期待感を表明、旧社会党出身グループ内では菅直人前代表の名前があがっている。また、枝野幸男幹事長代理ら中堅・若手グループは衆院選惨敗から出直すため、独自の若手候補の擁立を調整する方向となった。これとは別に、中堅の河村たかし氏は代表選出馬に意欲を見せている。
 鳩山氏は13日午後、記者団に「党存亡の危機なので、経験のある方が大きな力を発揮することが必要だ」とした上で、「選挙に強い民主党をつくらないといけない。小沢副代表は選挙の経験が豊富だ」と述べた。
(共同通信) - 9月14日0時4分更新

134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/14(水) 04:03:31
産経だけ突っ走りぎみだけど、情報偏ってませんか?大丈夫?

民主代表選 小沢氏、立候補で調整 鳩山氏が「支持表明」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000005-san-pol

 民主党の小沢一郎副代表(63)は十三日、辞任表明した岡田克也代表(52)の後任を決める代表選に立候補する方向で調整に入った。複数の党幹部に党内の支持とりまとめへの協力を求めた。新代表には菅直人元代表(58)や世代交代を訴える中堅議員らの名も挙がっているが、党内では衆院選惨敗を受けた党の再建は小沢氏の手腕と力量に委ねるしかないとの空気が強まっている。十七日の代表選に向けて「小沢新代表」で一本化される流れが加速しそうだ。
 「修羅場を乗り切るには修羅場の経験がある人がいい。選挙に強い体質の党をつくるべきだ」
 民主党の鳩山由紀夫元代表(58)は十三日、記者団にこう語り、新代表の適任者は小沢氏しかいないとの考えを強調した。
 衆院選惨敗後、党内での小沢待望論は小沢氏を支持する若手勉強会「一新会」が発火点となった。保守系議員を束ねる鳩山氏が、小沢氏支持を鮮明にしたことで、小沢支持派は勢いづいている。
 小沢氏自身は明言を避けているが、周辺によると、小沢氏は「党がまとまるなら代表を受ける」と漏らし、党勢立て直しに並々ならぬ意欲を示しているという。党内では「代表選出で混乱しているという印象を国民に与えてはいけない」との認識が支配的だ。
 名前が挙がっている菅元代表や、中堅の野田佳彦元国対委員長(48)、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)らを推す勢力の間では「いま火中の栗(くり)を拾うことはない。岡田氏の残り任期の来年九月の代表選に挑戦すればいい」として、擁立を見送るムードも出ている。もっとも、党内では「世代交代を訴えている中堅議員にはまだ党を引っ張って、強力な自民党と対決していくだけの力量はない」(幹部)との見方が根強いのも事実だ。
 執行部に対し「惨敗した選挙の総括もせずに代表選びに走っている」(羽田孜最高顧問)と批判も噴出。「一新会」も十五日の両院議員総会で、岡田氏のほか仙谷由人政調会長や枝野幸男幹事長代理らの責任を問う構えをみせている。
 与党関係者からは「あの党は相変わらずゴタゴタしている」と皮肉も聞こえる。実際、代表選出をめぐるレースが始まったのに十三日現在、率先して名乗りを上げる議員がいない。小沢氏にしても公言はせず、党内の動向を見守っている。
 自民党は平成五年、細川「非自民」連立政権樹立により下野を余儀なくされたが、うまみのない「野党党首」を決める総裁選に、渡辺美智雄元副総理(故人)らがすばやく出馬を表明するなど、党が一丸となって立て直しへと動いた。
 ひるがえって、民主党はどうか。衆院選で同党は公示前から六十四議席を減らすという結党以来の壊滅的な打撃を受けた。党内には脱力感が漂い、「打たれ弱い」という党の体質も露呈させた。「政策や組織を含めて大胆な改革を迫られている逆境のときこそ、『われこそが代表になる』と、公言するリーダーが出てくるべきではないか」と党関係者はいう。
 衆院選での自民党の圧勝により次期総選挙は四年後になる可能性さえあり、党内には「なぜ、新代表が腰を据えて党再建に取り組める環境をつくることができないのか」という声も強まっている。
(産経新聞) - 9月14日2時35分更新

135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 19:43:01
選挙惨敗で執行部批判続出 民主党両院議員総会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000200-kyodo-pol

 民主党は15日の両院議員総会で、岡田克也代表の退陣を了承、17日に両院総会を開き後継代表を選出する日程を正式に決めた。総会では、衆院選の惨敗をめぐり「選挙は政策、理念だけでは勝てない」(福田昭夫氏)、「郵政民営化で対案を出さなかった」(岩國哲人氏)など、執行部批判が相次いだ。
 岡田氏は「(結党以来)この7年間、議席を伸ばしてきたのに、今回議席を大きく減らしたのは、リーダーである私の責任であり申し訳ない」と陳謝し、辞任を表明した。
 執行部は17日に後継代表を選出することを提案。「選挙総括もせずに、何をもって新しい代表を選ぶのか」(笠浩氏)などの異論が出たのに対し、「総括には時間がかかる」(小宮山洋子氏)と執行部提案を支持する意見も示され、議論は一時紛糾した。
(共同通信) - 9月15日19時15分更新

136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 19:43:41
前原氏が正式に出馬表明=17日に新代表選出−民主
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000167-jij-pol

 民主党の前原誠司「次の内閣」防衛庁長官は15日夕、都内のホテルで記者会見し、「解党的出直しが必要だ。だれかが決意し、党再生に立たなければならない」と述べ、代表選への出馬を正式表明した。一方、党内には菅直人前代表や小沢一郎副代表を擁立する動きもあり、代表を選出する17日の両院議員総会に向けて大きなヤマ場を迎えた。 
 前原氏は記者会見で、「民主党を再生することが、日本の民主主義を再生させる唯一の道だ。民主党を戦う集団に変えていく」と、党再生に全力を挙げる決意を強調した。
 菅氏は15日昼、都内で開いた自らが主宰する議員グループの会合で、「(同日の)両院議員総会や前原氏の会見を聞いた上で、自分なりに判断させてほしい」と強調。同日中に出馬の是非を判断する考えだ。また、小沢氏は16日中に結論を出す意向を示している。
 代表選が17日の両院議員総会での投票決着になるのか、前原氏に一本化されるのかは、菅、小沢両氏の対応にかかっている。
 一方、民主党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、岡田克也代表の辞任と、17日の代表選実施を正式に了承した。ただ、総会は惨敗した衆院選の総括をめぐり紛糾したため、予定時間を2時間以上超過した。(了)
さしかえあり
(時事通信) - 9月15日19時1分更新

137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:16:30
民主両院議員総会での主な発言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000233-jij-pol

 15日開かれた民主党両院議員総会での主な発言は次の通り。
 達増拓也氏 ベストな形で代表を選ばないと国民に対する責任を果たせない。
 近藤洋介氏 決められた期間の中で、しっかりした代表を選ぶことができるかどうかと、党のかなえの軽重が問われている。
 寺田学氏 惨敗したのは岡田克也代表のリーダーシップが欠落していた部分もある。
 岡田代表 全国の皆さん、候補者として戦った方に心からおわび申し上げたい。政権交代が十分可能な中で、大きく議席を減らしたのはひとえにわたしの責任だ。
 森ゆう子氏 小泉純一郎首相がなぜ勝ったか。「国民の意見を聞きたいと思って衆院を解散した」。この一言だ。国民の声をわたしたちは聞いていなかったのではないか。
 山田正彦氏 選挙前に年金協議を打ち切っておくべきだった。郵政法案への対案を出していれば、こんな大敗はしなかったはずだ。
 末松義規氏 有権者の反応は悪くなかったが、首相は無関心層を掘り起こした。要点は分かりやすさとドラマ性と明るさ。それらを学んでさらに強くなろう。
 岡田代表 小選挙区選挙はリーダーが非常に重要だ。いろいろな意見があってもいいが、外に向かってはリーダーを支えることが必要だと、遺言として言いたい。(了)
(時事通信) - 9月15日21時1分更新

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:20:04
前原氏の記者会見要旨=民主代表選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000231-jij-pol

 民主党代表選に出馬表明した前原誠司「次の内閣」防衛庁長官の記者会見の要旨は次の通り。
 〔冒頭発言〕
 解党的出直しをしなければならない。誰かが決意して、党再生に立たないといけない。民主党の再生は、民主主義を機能させるため、民主主義を後退させないためだ。党再生が日本の民主主義を再生させる唯一の道だと確信して立候補を決めた。
 党再生は、民主党を戦う集団に変えていくという一語に尽きる。党が大きくなって旧弊に縛られていった。国会対応が大事だ。党を挙げて徹底追及する態勢をつくりたい。人事は徹底した能力主義で行う。当選回数は関係ない。
 〔質疑〕
 ―能力主義人事で世代交代を進めるのか。
 老若男女を問わず、能力のある人を取り上げたい。(小沢一郎副代表、菅直人前代表、鳩山由紀夫元代表の3氏は)能力のある方だ。
 ―労組との関係はどうするのか。
 政治家としての信念を曲げてまで、(労組の)言うことを聞くことはしない。(今回の衆院選で)それが甘かったことが、戦う姿勢が足りなかったということだ。
 ―出馬に意欲を持つ菅、小沢両氏に支援を求めたのか。
 支援は要請していない。親しい同志には決意を話し、支援を要請した。解党的出直しをするためには選挙になった方がいい。(了)
(時事通信) - 9月15日21時1分更新

139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:23:30
民主代表選 若手推す前原氏出馬 菅氏も支持の可能性
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000005-san-pol

 民主党内の「世代交代」を求める若手・中堅議員グループは十四日、辞任表明した岡田克也代表の後任を決める代表選に前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)を擁立することを決め、前原氏も仙谷由人政調会長に出馬の意向を伝えた。また、再登板に意欲的だった菅直人元代表(58)は同日、前原氏を支持する可能性を示唆した。一方、小沢一郎副代表(63)は十五日にも正式に出馬を表明する考えで、新代表は「話し合い」ではなく、投票で選出される流れが加速した。
 前原氏の擁立は、「時計の針を逆戻りさせるべきでない」と主張する仙谷氏や枝野幸男幹事長代理、野田佳彦元国対委員長が中心になって動いた。前原氏は記者団に「壊滅的な打撃から立て直すために決意した」と語った。だが、「党再建に向けての力量や手腕が未知数」(民主党幹部)だけに幅広い支持を得られるかどうかは不透明だ。
 一方、小沢氏と同氏を支持する鳩山由紀夫元代表は菅氏との間で「ベテラン候補」の一本化をめざし、水面下で調整を進めたが、不調に終わった。このため、小沢氏支持派は十四日、前原氏らとの投票による決着も視野に党内の多数派工作を本格化させた。
 菅氏は十四日、自身が主宰する「国のかたち研究会」(菅グループ)の幹部メンバーと協議を重ねた。菅氏は記者団に「前原氏の党再建に向けた考えに納得できるなら協力する選択もある」と述べ、十五日に自身の出馬の有無も含めて態度を最終決定する考えを明らかにした。
 党内では「菅氏は出馬が厳しい情勢になり、前原氏支持を示唆したことで小沢氏を牽制(けんせい)しているのではないか」(中堅)との見方が出ている。
 河村たかし衆院議員も出馬の意向を明らかにしたが、二十人の推薦人の確保は厳しい状況だ。
(産経新聞) - 9月15日2時54分更新

140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:24:05
ほんと?

小沢氏、民主代表選出馬へ 一両日中に表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000025-san-pol

 民主党の岡田克也代表(52)の後任を決める代表選への立候補の意向を固めている小沢一郎副代表(63)は十五日午前、国会内で記者会見し、惨敗を喫した衆院選の総括をせずに新体制発足に動いている現執行部を批判、一両日中に代表選に対する自身の態度を明らかにする考えを示した。小沢氏はすでに周辺に出馬の意向を伝えており、近く正式に立候補を表明する見通し。
 会見で小沢氏は、「敗戦の反省を省略して代表選だけに奔走するのはいかがなものか」と執行部を批判。「ポスト岡田」体制は衆院選の総括をしたうえで、次期衆院選で政権をとれる布陣にすべきだとの認識を示した。
 自身の代表選への対応については「政権をとるためにどうしたらいいかということだ」と述べ、十六日までに決断する意向を明らかにした。
 また、若手・中堅グループの支持を受けて代表選に名乗りを上げた前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)については「優秀で将来ある人」と評価しつつも「若ければ選挙に勝てるかという問題がある」と語り、代表には経験と実績が重要との考えを強調した。
 小沢氏は十四日夜、自身を支持する若手グループ「一新会」のメンバーとの会合で、党再建のために代表選に出馬する考えを伝えている。
 一方、再登板に意欲的な菅直人元代表(58)も十五日午前、記者団に両院議員総会後に出馬の有無も含めて結論を出す考えを示した。菅氏は前原氏支持も示唆しており、最終的に出馬を断念する可能性もある。
 河村たかし衆院議員(56)も出馬の意向だが、条件となる二十人の推薦人を確保することは極めて厳しい情勢。
 十七日の代表選は、小沢、前原両氏による一騎打ちか、菅氏を加えた「三つどもえ」で行われる公算が大きくなったが、小沢氏側近は「党内の衆参両院議員の過半数を押さえた」と語っており、小沢氏が「本命」になりそうだ。
≪舞台回し役、満を持して≫
 「政権をとる。その観点から考える」。民主党代表選への態度を十五日の記者会見で問われた小沢一郎氏は、そう語った。かつて党首として自由党を率いたものの、平成十五年に民主党に合流してからは、自らトップに立つことはなかったが、ついに腹を決めたのか。
 昨年、年金未払い問題で、菅直人氏が代表職を退くことになった際、党内では代表就任待望論が出て、本人も一度は内諾したといわれる。自民党は「小沢氏が代表になれば、民主党は手強い相手になる」(首相経験者)と警戒感を強めたが、小沢氏は「自らも年金未払い期間があった」と公表し、代表選に出るどころか、代表代行も辞任。後継となった岡田克也代表は、小沢氏に選挙の責任者になってほしいと要請したが、それさえ「私の仕事ではない」と固辞。一貫して表舞台に出ることを避けてきた。
 その理由は、小沢氏の政治手法にある。「党首として表舞台に出るのではなく、幹事長など舞台回し役になった方が実権を握れると考えている」と、かつて小沢氏とともに新進党にいた与党幹部は解説する。
 自民党時代には、幹事長として時の海部内閣を実質上、コントロールしていた。また新進党でも当初は幹事長で党の実権を握り、この手法に批判が出たため、新進党党首に就いた経緯もある。
 岡田民主党が衆院選で惨敗した直後、小沢氏の名前は当然のように浮上した。「慎重にタイミングを計っている」。民主党関係者は、ここ数日の小沢氏の行動をそう分析する。「今度、党首になるときはラストチャンス。政治生命をかけることになるから」と。(村田雅裕)
(産経新聞) - 9月15日15時36分更新

141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:27:33
馬淵澄夫 衆
http://www.mabuti.net/html/fuekijuku/index.html
No.91 上京
 8月9日に地元へ戻って以来の上京である。

実に、45日ぶりの東京。
新幹線のパス使えるのか、不安だったが大丈夫だった。

東京に着くやいなや、どうも代表選のことでマスコミの情報戦が激しさを増しているとの報。
事務所からは、「会館には近づくな」の連絡が入る。
まぁ、どうせアポで一杯だったので事務所には明日ゆっくりと顔を出すことにして、車であいさつ回り。

東京の様子は、様変わりしているようだ。
国会で衆院の3分の2を占める与党のプレッシャーは激しさを増し、議運ではもはや、なすすべを失っているようだ。一方、国民は「勝たせすぎたかな...?。」の不安の色を隠せないようでいる。
この辺の感度は、都市部の方が敏感かもしれない。

あいさつ回りを精力的にこなし、一息して宿舎へ。
管理人さんに「帰ってきました!。」とご挨拶。

ふと見ると、引っ越し屋さんのトラックの列。
出て行く人も相当いる。
失った同志を思うと、たまらなく切ない。

帰って来れなかった、あがって来れなかった仲間のためにも、「解党的建て直し」は急務だ。

ニュースで、「前原出馬」の報が届く。
新たな改革の意志を持つ者が、手をあげるのは本当に頼もしい思いだ。

よし、代表選は明日の両議院総会でスタートして土曜日に決する。
前原さんを、押し立てて、選挙の勢いで突破だ。

142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 22:39:30
手の打ち方はあったんだろうな。ほんとは。

首藤宣彦 前衆
http://www.sutoband.org/cgi-bin/scu_diary.cgi?action=make_cal&amp;year=2005&amp;month=9&amp;day=13
2005年9月13日(Tue)
大片付け

15日までに議員会館の議員室および九段の議員宿舎を引き上げなければならないというので、今日は整理に行きました。5年もいると資料がたまってたまって、しかもそれぞれが重要な資料なので、捨てるのは大変。小生の議員室のある7階は民主党議員は一人を除いて全滅。もうてんやわんやの大片づけでした。何度も落選を繰り返し、やっと1年9ヶ月まえに当選した新人が、また浪人ということで、後姿の肩がさびしそう。
やっと比例で生き残った人気政治家も、選挙後半からどこともしらず自民支持者が出てきて、立ち向かえなかった...と言ってましたな。
議員も悲痛ですが、なによりも悲惨なのは秘書の皆さん。失業保険などなく、最近雇用された方には退職金もありません。これでは優秀な人も、二の足を踏むでしょう。公設秘書は国家公務員としての待遇をすべきだと思います。

143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 22:45:41
渡辺周 衆
http://www.watanabeshu.org/hitokoto.html#170914
◆平成17年9月14日
選挙戦終えて...

 解散以来、更新していなかったホームページをまた書き始めます。解散の翌日に街頭に立ってみて、民主党に対する「街の違和感」がただならぬことを感じました。言葉ではうまく説明できませんが、政治家の家庭に育ち、自身が県議会時代から五回の選挙をくぐりぬけた“皮膚感覚”で、有権者の支持は民主党ではない、と受け止めました。東京への通勤客が多い新幹線三島駅北口では、首を横に振りながら通り過ぎていくビジネスマンが多く、冷たい汗が流れたものです。

 以降、街頭でのパフォーマンスは一切やめ、ホームページを更新する余裕もなく、これまでの政治活動で培った人間関係をすべて引っ張り出し、一軒一軒、家族や秘書と手分けして支持拡大をお願いして回りました。あわせて党からの郵政民営化法案の問題点をわかりやすいペーパーにして「郵政公社の国家公務員は税金から給料を貰っていない」と言う点だけは強調し、「本当の改革は税金と年金のムダ遣いの一掃からだ」と訴え、ポスターの写真だのキャッチフレーズだのイメージ戦略もへったくれもなく“地上戦”に徹しました。

 今回の選挙の怖さは「郵政改革の中身は知らないが、政権交代に期待するより小泉政治を存続させたほうが期待できる」という無党派の雰囲気が都市部にあったことです。反面で「和を持って尊しとなす」伊豆半島の農村部では、「あのやり方はひどい、許せない」「自民党はもっと大らかだったはず」と強い小泉アレルギー。
 小泉勝利、民主敗北の要因はいくつも挙げられますが、それは後日書きます。

 議員会館の撤収は今日までということで地下3階にはトラックがたくさん停まり、秘書の方々が荷物の運び出し。昭和61年に父親が落選をした時に、茫然自失の中で会館と議員宿舎の片付けをした辛さを思い出しました。

 悔しい思いで去り行く同僚議員を見送りながら、民主党再生のため新リーダー、新執行部を誕生させ、常にビジョンを示しながら突き進む新体制を構築したいと思います。

144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 03:46:20
産経でこれってことは出ないのかな。

民主代表選 菅、前原氏が出馬表明 小沢氏きょう判断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000001-san-pol

 民主党の菅直人前代表(58)は十五日夜、辞任表明した岡田克也代表(52)の後任を決める十七日の代表選に立候補する意向を明らかにした。政策通で中堅の前原誠司氏(43)は記者会見で立候補を正式に表明。小沢一郎副代表(63)も十六日に最終判断するとしているが、出馬を取りやめ菅氏支持に回る可能性も取りざたされている。
 菅氏は都内で断続的に開かれた同氏を支持するグループの会合後、記者団に「皆さんの声を受け止めて行動しようと思っている。若い人と争う形で(代表選になって)いいのかと仲間と議論をしていたが、民主党を立て直すことで政権交代につなげたい」と語った。
 菅氏周辺は「菅氏は退路を断ったということだ。推薦人集めを急ぎたい」としている。
 前原氏は会見で「解党的出直しが必要だ。だれかが決意して党再生に立たなければならない」と強調。「(衆院選で)敗北したからといって、あきらめてはいけない。民主党を戦う集団に変えていく」と、党再建への決意を表明した。前原氏側は、出馬の条件となる二十人の推薦人を確保したとしている。
 小沢氏も国会内で記者会見し「敗戦の反省を省略して代表選だけに奔走するのはいかがなものか」と岡田執行部の対応を批判。「ポスト岡田」体制は全党で衆院選惨敗の総括をした上で、次期衆院選で政権をとれる布陣にすべきだとの認識を示した。前原氏については「年が若ければ選挙に勝てるのかという問題がある」と述べ、政権交代を担う代表には経験と実績が重要だとの考えを強調した。
 小沢氏は夜、鳩山由紀夫元代表と会談し、鳩山氏は「小沢氏が代表選に出れば応援する」と伝えた。小沢氏側近は「党内の衆参両院議員の過半数を押さえた」と自信を強めているが、「党内の混乱を避けるため菅代表−小沢幹事長として党をとりしきることも選択肢としてある」と語った。
 河村たかし衆院議員(56)も出馬する意向だが、推薦人の確保は厳しい情勢だ。
(産経新聞) - 9月16日3時5分更新

145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 16:13:43
産経新聞ももうちょい取材方法考えないと。

民主代表選出馬、小沢氏見送りへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000025-san-pol

 民主党代表選への立候補を前提に調整を進めていた小沢一郎副代表(63)は十六日、代表選への立候補を見送ることを側近議員に伝えた。小沢氏は「三つどもえ」の構図の中で、当選に必要な両院議員の過半数の支持を確保できるかどうか、慎重に見極めてきたが、最終的に立候補を見送ることになった。これで十七日の民主党代表選は菅直人元代表(58)と前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)の一騎打ちとなる可能性が高くなってきた。両陣営は十六日、党内の支持拡大に向けて多数派工作を本格化させた。
 小沢氏は同日昼、小沢氏を推す、鳩山由紀夫元代表(58)と都内で会談。その後、小沢氏支持派の同党の中井洽副代表(63)と今後の対応について協議した。中井氏は小沢氏との会談後、記者団に「小沢氏は今回(の代表選)は出ないと言っていた」と述べた。
 小沢氏の別動隊である若手支持グループ「一新会」は同日午前から、都内で党内の情勢分析を続けた。
 周辺によると、小沢氏は出馬に意欲的だったが、中堅クラスの主要議員が前原氏支持に動き、懐刀となる幹事長候補が見当たらないことも、決断に二の足を踏む要因になっていたという。
(産経新聞) - 9月16日15時36分更新

146げき:2005/09/16(金) 19:48:35
前原WHO! これで次回選挙に勝てるの?

147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 00:22:46
民主党の歴史(っていうんですかね)でいうと、このパターンなら菅直人が勝つような気もしますが、どうなるでしょうか。前原はウエイトが重くなった参議院への浸透が甘いんじゃないのかな。

148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 18:06:25
菅が固めきれず、前原の攻勢を受けてしまったな。

民主党新代表に前原誠司氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000011-yom-pol

 民主党は17日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで岡田代表の辞任表明に伴う代表選を行った。

 衆参両院の国会議員192人による無記名投票の結果、前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)が菅直人・前代表(58)をわずか2票差で破り、新代表に選ばれた。40歳代の野党第1党党首誕生は、政界全体の世代交代を促進させそうだ。

 代表選の開票結果は、前原氏96票、菅氏94票で、無効が2票だった。所属議員のうち2人が欠席した。

 代表選では、衆院選での惨敗を受けて、党の建て直しが焦点となり、執行部の世代交代や、支持団体である労組にしばられない政策立案などを訴えた前原氏が支持を広げた。前原氏の代表任期は岡田氏の残り任期である2006年9月までとなる。

 代表選後、前原氏は「挙党一致体制で新しい体制をスタートさせる」と述べた。

 前原氏は、京都出身で衆院当選5回。松下政経塾の8期生で、中堅、若手議員を中心に活動している「凌雲会(りょううんかい)」の中心メンバーとなっている。2002年9月の代表選出馬を目指したものの、政経塾1期生の野田佳彦氏に立候補を譲った。今回は逆に、野田氏が前原氏支援に回った。

 前原氏は、安全保障政策通として知られ、党「次の内閣」の防衛担当などを歴任。自民党の久間総務会長や石破茂・前防衛長官らなどと訪米するなど、自民党防衛族とも太いパイプを持っている。
(読売新聞) - 9月17日17時12分更新

149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 21:49:02
民主党:前原新代表選出、党内の反応 期待感に懸念交じる
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050918k0000m010062000c.html

 民主党内では、衆院選で惨敗した危機的状況を世代交代によって乗り切れるのではないか、という期待感が広がった。一方、前原氏が憲法9条改正を持論としていることに「自民党と違いがあるのか」と懸念の声も出た。

 「菅候補94票、前原候補96票」。東京都港区のホテルに設けられた代表選の会場。結果が発表されると、会場から拍手とともに「おー」というどよめきが漏れた。周囲の議員から握手攻めにあった前原氏は、壇上に上がり「全身全霊をかけて、この仕事をまっとうさせていただく」と甘いマスクを少しこわばらせながら声を振り絞った。

 これに先立つ演説で、勝負色の真紅のネクタイを締めた前原氏は「既得権益の対極にいるのがわれわれだったのではないか」と述べた。「(郵政民営化法案に)労働組合の意向で対案が出せなかったのではないか。民主党を闘う集団に変えることだ」と踏み込んだ党改革を訴え、聞いていた国会議員たちを驚かせた。

 前原氏の推薦人、渡辺周衆院議員(43)は「あそこまで踏み込んだ発言をして過半数が投票するんだから、党に対する危機感が皆にあるのだろう」。蓮舫参院議員(37)も「世代交代をして党を再生させたい。しがらみのない政治をしてほしい」と期待を口にした。

 同じ松下政経塾出身の野田佳彦衆院議員(48)は「本人の熱い気持ちが伝わった。組織票はなかったが、個人の思いがこもった1票ずつが集まり、いろいろな壁を突き破ったのだと思う」。02年の代表選で菅元代表に投票したが、今回は前原氏に入れたツルネン・マルテイ参院議員(65)は「菅さんはすばらしい人。でも時計の針を戻すことはよくない」と語った。

 一方、喜納昌吉参院議員(57)は憲法改正に懸念を示し「私とはぶつかるところもあるだろう。沖縄を要塞化されては困る」と語気を強めた。古賀一成衆院議員(58)も「憲法改正や防衛など、彼が得意とする分野が自民党と同じなのが気になる」と言う。

 一時は代表選立候補を目指した河村たかし衆院議員(56)は「ただ若いだけでは、いかん。内容も若いことをやってもらわないと」とクギを刺した。

毎日新聞 2005年9月17日 20時43分 (最終更新時間 9月17日 21時39分)

150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 21:50:39
民主党代表選:2候補の推薦人
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050917dde007010034000c.html

 菅直人前代表と、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官の推薦人は次の通り。(敬称略、50音順)

 <菅直人氏>岩國哲人、大畠章宏、川内博史、郡和子、古賀一成、近藤昭一、末松義規、津村啓介、寺田学、西村智奈美、山田正彦、柚木道義=以上衆院▽神本美恵子、喜納昌吉、千葉景子、白真勲、平野達男、藤末健三、前川清成、円より子=以上参院(計20人)

 <前原誠司氏>安住淳、泉健太、小宮山洋子、近藤洋介、武正公一、中川正春、長島昭久、野田佳彦、伴野豊、藤村修、古川元久、松本剛明、馬淵澄夫、渡辺周=以上衆院▽榛葉賀津也、鈴木寛、広中和歌子、松井孝治、蓮舫、若林秀樹=以上参院(計20人)

毎日新聞 2005年9月17日 東京夕刊

151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 21:57:00
民主党新代表に前原氏、2票差で菅氏を破る
2005年09月17日21時25分
http://www.asahi.com/politics/update/0917/007.html

 民主党は17日、東京都内のホテルで両院議員総会による代表選を行い、総選挙大敗を受けて辞任した岡田克也氏の後任として前原誠司氏(43)を新代表に選出した。党内グループの大半が自主投票で臨み、党所属国会議員(194人)のうち192人が無記名で投票。前原氏が半数の96票を獲得し、菅直人氏(58)を2票差で破る接戦だった。前原氏は急務の党再生にまず取り組むが、野党第1党に改憲色の強い代表が就任したことは、今後の憲法論議にも影響しそうだ。

 前原氏の任期は、岡田前代表の残り任期である来年9月までの1年。民主党は、日本の政党では異例の若い党首を立てて「小泉自民党」に対抗する道を選択した。

 代表選後の記者会見で、前原氏は「民主党の本気さを示したい」と述べ、総選挙で60以上の議席を減らした党の再生に全力を挙げる決意を強調した。

 代表選で前原氏は、政権交代を目指す体制づくりのために「しがらみとの決別」を繰り返し訴えた。17日の立会演説会でも「既得権益にとらわれないのが民主党の原点」と述べ、労働組合の意向に引っ張られて対案をまとめられなかった郵政民営化法案への対応を批判。「刷新」か「安定感」かが焦点となったなか、党所属国会議員は2度の代表経験がある菅氏より、新しい顔を選んだ。

 前原氏は自民党との対抗軸として「効率的な政府」と「セーフティーネット」の2点を強調する。民主党が総選挙のマニフェスト(選挙公約)でも掲げた無駄遣いの徹底した廃止を訴える一方で、「本当に必要で足りていないところにお金を回す」として、代表選で弱者への配慮の必要性を訴えた菅氏と同様、財政支出にメリハリをつける考えを示した。

 前原氏は代表就任後の記者会見で、憲法改正について「(戦力の不保持などを定めた)憲法9条2項を削除して自衛権を明記する」との持論を示したうえで、「党内の議論をスピードアップして、受け身にならない、しっかりした案を持って対応できるよう進めていきたい」と述べた。

 先の総選挙を経て衆院の3分の2を占める与党体制が生まれたことを踏まえ、前原氏は「当然ながら憲法改正が必要だとしている党としっかり議論する中でまとめていくべきだと思っている」とも述べた。前原氏が憲法改正に否定的な意見がある党内の考えをどう集約し、与党との距離をどう考えていくかが、憲法論議の進み方のかぎを握りそうだ。

 一方、前原氏は執行部人事について「能力主義で適材適所を貫いていきたい」として、挙党態勢で臨む方針だ。新しい執行部で臨む21日からの特別国会で、新鮮さをアピールしつつ、反転攻勢の足がかりをつくりたい考えだ。

152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:07:22
菅直人氏の選対本部事務局長に就任/寺田学氏
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050917d

 民主党代表選に立候補した菅直人氏の選対本部事務局長に衆院秋田1区の寺田学氏が16日、就任した。寺田氏は菅氏に今回の代表選出馬を要請した一人。菅陣営が20代で当選2回の寺田氏を起用した背景には、中堅・若手グループが推す前原誠司氏と、前代表の菅氏との「世代間争い」の構図を避けたいとの狙いもあったとみられる。

 衆院議員会館(東京・永田町)で行われた菅氏の出馬会見には寺田氏が同席。寺田氏は「衆院選の敗因の一つは、自民党に対抗する政策面での理念や基本軸が定まっていなかったこと。自民党とは対照的で明確な政策を訴えられる人として、菅氏に出馬をお願いした。一生懸命支えたい」と述べた。
(2005/09/17 10:42)

153片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:08:30
民主議員「結束して党を再建」 '05/9/18
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200509180053.html

 二票差で前原新代表が選ばれた民主党の十七日の代表選では、中国地方選出の国会議員の投票先も前原氏と菅氏に分かれた。衆院選大敗に危機感は強く、新しい党の顔が決まった後は、どの議員も「結束して党の再建を」と声をそろえた。

 中国地方の同党所属の衆参七人のうち、前原氏を支持したのは衆院の三谷光男氏(比例中国)と松本大輔氏(同)。三谷氏は「解党的な立て直しを迫られた再出発だ。刷新をアピールできるリーダーが必要」と歓迎。松本氏も「『敗戦に打ちひしがれているひまはない』との前原氏の演説に凝縮されている。一丸となって支えたい」と表情を引き締めた。

 一方、菅氏に投票したのは、津村啓介氏(岡山2区)柚木道義氏(岡山4区)平岡秀夫氏(比例中国)の衆院三人と参院の江田五月氏(岡山)。津村氏とともに菅氏の推薦人に名を連ねた柚木氏は「どちらも国民の負託に十分応えられる人。経験より未来への可能性が選ばれた」と分析。江田氏は「新代表は菅さんの能力を最大限活用してもらいたい。結束しか選択肢はない」と強調した。

 一方、参院の柳田稔氏(広島)は投票先については明言を避けた一方、「結果はよかった。まとまってやっていける」と述べた。

154片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:12:47
党内二分 苦悩の船出 民主新代表に前原氏 党再生へ融和が課題
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news015.html

 結果はわずか二票差―衆院選大敗を受け、党再生のかじ取りを前原誠司氏に託した民主党。注目された代表選は、四十三歳のニューリーダーを生む一方で、党の苦悩もくっきりと映し出した。党刷新イメージの一方で、まっぷたつに割れた党内世論。議員たちの間には期待と不安が交錯した。

■驚きから…

 「菅直人候補九十四票」。代表選挙の開票結果の読み上げで、本命視されていた菅氏の得票が、有効得票の半数を割ったことが告げられた瞬間、両院議員総会の会場にどよめきが走った。

 直後の「前原誠司候補九十六票」のコール。党の出直しは「サプライズ(驚き)」の中からスタートした。

 「全身全霊をかけて、政治生命をかけて、代表の仕事を全うしたい。挙党一致体制で国民の負託に応えるよう頑張る」

 顔を紅潮させ、決意を語る前原氏に降り注ぐ「頑張れよ」の激励と拍手。前原氏のあいさつ後、議長が閉会を宣言すると「握手をしていないぞ」とヤジが飛んだ。再び登壇した前原氏を囲み、岡田克也前代表と菅氏が握手し、融和をアピールする場面もあった。

■演説聴いて

 「目をつぶって入れた」。前原氏に一票を投じた北橋健治氏(比例九州)は力量「未知数」の代表を選んだ判断について、こう打ち明けた。

 「結果を決めたのは結局、党内の無党派層だろう」と、玄葉光一郎氏はみる。投票直前の二候補の演説は、いずれも衆院選敗北への「国民へのおわび」から始まり、ともに道路公団民営化を例に引き、小泉純一郎首相の構造改革路線を批判した。

 ただ、菅氏が自らの経験に重きを置く内向きの訴えにとどまったのに対し、前原氏は自民党への対案を常に提示していく攻めの姿勢を強調した。

 古賀一成氏(比例九州)は「『演説を聴いて決める』という人も四、五人いた。そういう人は、前原氏の演説に力を感じたのかもしれない」と分析。前原氏の推薦人となった泉健太氏は「票が割れたということはグループごと(の投票)ではないということだ」と党内の変化を強調した。

 「若手は票読みのできない選挙を望んでいた。そういう選挙ができたのではと思う」

■バランス崩壊も

 旧所属政党ごとの「寄り合い所帯」といわれてきた民主党。予想外の代表選の結果は、真に変化をもたらすのか。

 川内博史氏(比例九州)は「前原さんも自分が圧倒的に支持されたわけじゃないと理解してもらえる。結束していくには逆にいい結果だと思う」と語る。しかし、川端達夫前幹事長は「これは亀裂うんぬんではない」と話しつつ「あまりにも衝撃的な結果だから、前原さんは大変だ」と、今後の党運営の難しさを示唆する。

 会見で「能力重視」の党人事方針を打ち出した前原氏。一歩間違うと、微妙な均衡のうえに成り立つ党の勢力バランスを損なう危険もはらむ。

 「まとめるようにわれわれ(ベテラン)がサポートすればいい」。元代表の鳩山由紀夫氏は、こう語りつつ付け加えた。「(問題は)それができる体制ができるかどうかだ」

155片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:15:46
衆院副議長候補に中井氏・民主党調整
http://www.isenp.co.jp/news/_2005/0917/news04.htm

 民主党は二十一日開会の特別国会で選出される衆院副議長について、比例代表東海ブロック選出の中井洽氏(63)らを軸に調整している。ただ、今回、自民が圧勝を背景に正副議長のポスト独占の構えも見せており、民主党に副議長ポストが回ってくるかどうかは微妙な情勢という。
 党関係者によると、党内調整では、中井氏のほかに横路孝弘氏の名前も出ているという。通常、副議長ポストは野党第一党への配分が慣例とされているが、自民独占の可能性もあり、就任は今後の与野党の協議次第という。

156片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:18:38
代表選不出馬 小沢氏が会見
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2005/m09/d17/NippoNews_13.html

 【東京支社】民主党の小沢一郎副代表は16日の会見で、代表選出馬を見送る理由について▽副代表の1人として総選挙敗北の責任の一端がある▽当面は落選した同志のもとを行脚する中から有権者の声を聞き党再建策を練る―の2点を挙げた。
 小沢氏に近い議員らは党執行部に対し総選挙大敗の総括優先を求めてきたが、責任問題にこだわれば常任幹事会メンバーである小沢氏にも跳ね返る。また落選者へのケアとこまめな日常活動の重視は同氏の持論だ。
 このため擁立を目指してきた達増拓也氏(衆院岩手1区)も小沢氏の判断自体は「その通りだと思う」とし、黄川田徹氏(同岩手3区)も「確かに実態を見つめ直す期間は必要だ」と受け止める。
 15日の両院議員総会は、党再生に向けて選挙総括を優先するか代表選を急ぐかの基本認識をめぐって紛糾。小沢氏グループ内には「鳩山由紀夫元代表グループとの連携で勝算はあったが、危機意識の温度差を放置して代表に当選しても、党再生の責任は果たせない―と判断したのでは」(中堅)との受け止め方もある。
 代表の任期は来年9月まで。国政選挙は2007年の参院選までないとみられ「今、代表に就いても力量を発揮する場面はない。選挙が近づけば必ず出番は来る」(側近)との判断もあるとみられる。
 ただ小沢氏から各議員に見送り方針が伝えられたのは16日昼すぎ。ある中堅議員は直前まで出馬を前提に準備を進めていただけに「頭の中が真っ白になった」と漏らす。
 小沢氏に近い若手議員でつくる一新会は同日夜、代表選対応をめぐり独自候補擁立も含めて検討したが、結論は「自主投票」。前原誠司氏を支持する勢力の枝野幸男幹事長代理ら現執行部に対する反発が根強いだけに、菅直人氏支持に回る議員が多いとの観測もある。

「小沢副代表が適任だった」 藤原民主県連幹事長
 小沢一郎民主党副代表の代表選不出馬を受けて、民主党県連の藤原良信幹事長は「自民党と対抗するには明確な理念を持つことが大事。その意味で小沢副代表が一番適任だった」と残念がる。
 現時点では幹事長などの要職に就く可能性も残ってはいるが「新生民主党の代表になってもらうことが切なる願いだった」と県連関係者の思いを代弁する。県内では、政権交代による「小沢総理」誕生が、同党支持層の一番の求心力にもなっており、今後の党再建と小沢氏の動向が注目される。

157片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:28:50
民主党代表選、本県4議員の動向 青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/0917/nto0917_18.asp

 十七日の民主党代表選で、新代表に選ばれた前原誠司氏について、本県選出の同党国会議員はそれぞれ、党改革や党再生に向けた手腕発揮に期待を寄せた。

 代表選では、先の衆院選比例代表で当選した横山北斗氏は不在者投票で菅直人氏、田名部匡代氏は前原氏に投票。田名部匡省参院議員は、誰に投票したか明らかにせず、下田敦子参院議員は「地元の急用のため」代表選を欠席した。

 党県連代表の田名部匡省氏は新代表の前原氏について「税金の無駄遣いをやめることなど、改革について、より具体的に示していた。若いだけに、党内の融和をどう図っていくかが重要だ」と述べた。

158片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:37:27
民主党:再生に「新世代」 前原氏、党内無党派層つかむ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050918k0000m010125000c.html

 衆院選惨敗から6日、民主党の再生を託されたのは「新世代」の前原誠司氏だった。菅直人元代表は「経験と実績」を武器に支持を訴えたが、「世代交代」を求める中堅・若手らのうねりが勝り、2票差だが、前原氏が新代表の座を射止めた。「戦う姿勢を取り戻す」と繰り返し訴えた前原氏。小泉純一郎首相率いる衆院3分の2の議席を抱えた自公「巨大与党」と労組頼みの党の古い体質が、新代表を待ち構える。【尾中香尚里、田中成之】

 2票差の大接戦。勝敗を決したのは党内の3割近くを占めるとされる、中堅・若手中心の「党内無党派層」だった。ベテラン中心の既存のグループにはもともと属していなかったり、関係の薄い議員たちだ。両陣営は選挙当日ぎりぎりまで個々の議員に投票を呼びかけたが、多くの議員が「当日の2人の演説を聞いてから決める」と、態度を明らかにしなかった。

 党内には当初「菅氏やや有利」の見方もあった。同氏のグループ(約25人)と横路孝弘元副代表らの旧社会党系グループ(約20人)に加え、鳩山由紀夫元代表のグループ(約25人)や小沢一郎前副代表のグループ(約25人)も多くが菅氏支持に回るとみられたからだ。投票結果をみると、こうしたグループ票はほぼ見込み通り積み上がったが、それ以上の伸びを欠いたようだ。

 逆に、前原氏は同氏ら中堅による「凌雲会」(約20人)と、同じ「新世代組」の野田佳彦氏のグループ(約15人)の約35人が基礎票。これに自主投票となった旧民社党系グループ(約20人)の多くが「国家観が近い」として前原氏支持に流れたとみられ、さらに小沢、鳩山両グループの一部も前原氏を支持したようだが、それでも60票前後にしかならない計算。

 結局、前原氏を勝利に押し上げたのは、党内無党派層だった。民主党の衆院議員113人のうち、6割近くを民主党になってからの議員が占め、各グループのしがらみが弱まってもいた。

 小沢氏の支援を断ち切るなど、一人で出馬を決断し戦う前原氏の姿に「情熱を感じた」若手は少なくなかった。立会演説で母子家庭に育った生い立ちに触れ「温かみのある社会」を訴えた姿に「不安が払しょくされた」と語った議員もいた。逆に菅氏の演説については「『若手に促されて出馬した』という発言に弱々しさを感じた。悪役を引き受けてくれたのだろうが、本気さが足りなかった」との声も漏れた。

 当選2回のある衆院議員は「前原さんの演説の方が未来志向だった。あれで党内無党派層の8割が前原さんに入れた」と分析した。

 ◇小沢氏らの処遇が焦点 執行部人事

 前原氏が党運営で最初に直面するのが、幹事長などの執行部人事だ。

 今回の代表選を「世代交代選挙とは思っていない」と語った前原氏だが、「しがらみのなさ」が中堅・若手の支持につながっただけに、ベテラン中心の各グループに配慮した融和人事を行えば、せっかく手中にした党内無党派層の失望を一気に招きかねない。

 なかでも注目されるのは、小沢前副代表の処遇。前原氏は代表選出馬の際、小沢氏による「前原氏一本化」を断った経緯がある。党内には党再生に向けた小沢氏の手腕への期待もあるが、前原氏を支える「次世代4人組」など中堅には、小沢氏に批判的な議員も少なくない。また菅元代表の処遇も焦点だ。

 さらに、旧社会、旧民社両党出身の労組系議員の扱いも重要になる。支持団体である連合との関係をどう再構築するかにかかわるからだ。

 衆院選で自民党は、民主党に対し、「労組頼み」批判を展開した。「労組=既得権益」のレッテルを張り、その支持を受ける民主党が「守旧派」扱いされたのが、今回の惨敗の理由の一つでもある。実際、今回の選挙では川端達夫前幹事長が小選挙区で敗北したのをはじめ、労組系候補が軒並み苦戦を強いられた。

 前原氏は郵政民営化法案への対案を国会に出せなかった背景として「労組の意向に従う議員があった」と明言する。「強い自己反省を含めて旧弊を断ち切りたい」と語るが、一方で個々の議員に十分な個人後援会などが育っておらず、関係見直しにはリスクも伴う。労組依存体質の脱却は、選挙区での基盤強化が前提になければならず、前原氏は困難な党改革を迫られることになる。
毎日新聞 2005年9月18日 1時57分

159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:40:22
前原氏会見「改憲、自民と協議」 公明、はや大連立を懸念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050918-00000004-san-pol

 民主党の新代表に選ばれた前原誠司氏(43)は十七日、都内のホテルで就任の記者会見に臨み、憲法改正について「民主党は改正が必要だという立場だ。改正を必要としている政党としっかり議論する中でまとめていく」と述べ、自民党とも協議する考えを示した。憲法に自衛権を明記することを持論とする前原氏の代表就任とあって、会見では憲法改正に関する質問が相次いだ。
 前原氏は「私の従来の意見は(侵略戦争を放棄した)一項はいいが、(戦力不保持や交戦権否定を定めた)二項は削除し、自衛権を明記するということだ」と言い切った。
 ただ、党の憲法改正案の下敷きとなる「憲法提言」の取りまとめなど具体的なスケジュールについては言及せず、「民主党として国のあり方について議論を積み重ねる中でまとめる」と述べるにとどめた。九条改正に慎重な旧社会党系グループなどに配慮したものとみられる。
 前原氏は会見では終始、言葉を選びながら話した。菅直人元代表とわずか二票差だったことについて「それだけ多くの方々が菅氏を応援されたことはしっかり受け止めなくてはならない」と述べ、挙党態勢づくりに配慮していく考えを強調した。一方で党人事について「党内グループのバランスをとる考えはない。適材適所だ」と述べ、中堅・若手の登用に含みを持たせた。
 日本経団連からの献金について「自民党を支持し、われわれから見れば偏った評価をしている団体から献金をもらうべきではない。再検討したい」と述べ、献金を辞退する考えを表明した。ただ、企業献金については透明性が確保され、利益誘導にならないという基準を満たせば従来通り政治献金を受けるとの考えを示した。
 前原氏の代表就任について、現行憲法に新たな条文を加える「加憲」を唱えながらも、憲法改正の動きが加速することを警戒する公明党からは「大連立になるのではないか」と懸念する声が早くも漏れている。
(産経新聞) - 9月18日2時34分更新

160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 19:14:41
東北・民主議員「改革自民より前進を」 民主代表に前原氏
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/09/20050918t71032.htm

 新代表に前原誠司氏を選出した17日の民主党代表選の結果を受け、東北選出の党国会議員は一様に「若い世代による党再生」に期待を表明した。ただ、惨敗を喫した総選挙からわずか1週間。出直しの具体的な道筋が見えていないことに不安の声もあった。

 党所属の東北選出議員(衆参計19人)のうち安住淳(宮城5区)近藤洋介(比例)の両衆院議員が前原氏の推薦人、寺田学(秋田1区)郡和子(比例)の両衆院議員と平野達男参院議員(岩手選挙区)が菅直人氏の推薦人となった。
 安住氏は「改革に対する前原さんの意識の高さが支持を集めたのではないか」と分析。「推薦人の1人として、自民よりも進んだ改革ができるよう前原さんを支援したい」と話した。

 渡部恒三衆院議員(福島4区)は、立候補演説の内容で判断し前原氏に票を投じた。「岡田前代表はしゅうとが大勢いて大変だったが、前原さんはだれにも遠慮せず堂々とやってほしい」とエールを送った。

 郡氏は「キャリアや憲法観などから菅さんがふさわしいと思ったが、結果は結果。前原さんの若さで党を立て直してほしい」と期待を口にした。
 同じく菅氏に投票した岡崎トミ子参院議員(宮城選挙区)も「ほぼ半々の投票結果だったが、最後はまとまってやることを確認し合えた。選考を通じて、党員は前原さんの元気をもらった」と前向きに受け止めた。

 「結果は予想外」と語る達増拓也衆院議員(岩手1区)は「誰が代表であろうと、国民と国に対する責任を果たし、党を立て直す気概が何より必要だ」と注文を付けた。
 今回の代表選は、ベテランと若手・中堅の世代間対決に加え、自主投票で臨んだ小沢一郎衆院議員(岩手4区)グループの票の出方も、勝敗に影響したとみられる。

 小沢氏の側近の一人で、菅氏に投票した黄川田徹衆院議員(岩手3区)は「窮地を脱するためには、理念ある小沢さんが代表にふさわしいというのが本音だ。選挙の敗因分析もできておらず、党の行方に不安はぬぐいきれない」と漏らした。

161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 20:31:57
民主党:三役人事 ベテランや若手など配して挙党態勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050919k0000m010086000c.html

 民主党の前原誠司代表は18日、新幹事長に鳩山由紀夫元代表を起用するなど執行部人事の骨格を固めた。ベテランと中堅、若手を三役にそれぞれ配して挙党体制を演出するのが狙いだが、鳩山氏の幹事長起用には清新さという点で「意外感」が広がった。ただ、三役には旧社会党系、旧民社党系の労組系議員がおらず、労組との関係見直しを図る「前原カラー」もうかがわせている。

 ◇三役には労組系議員おらず「前原カラー」も

 「党全体を見渡して配慮できるのはあなただ」。前原氏はこの日午前11時前、鳩山氏に電話で幹事長就任を要請した。鳩山氏は同日夕、党本部で記者団に「若さだけで突っ走ると時折危険な時もあるから、重石になろうと思う」と抱負を語った。国対委員長には、以前も同じ役職を務めた中堅リーダー格の野田佳彦氏を起用した。

 政調会長には当選3回の松本剛明氏を抜てきした。旧日本興業銀行出身で、自民党の松本十郎元防衛庁長官を父に持つ実務家肌の松本氏は、前原氏と「次の内閣」防衛庁長官、副長官のコンビを組んだ間柄。「他に適任者がいるのでは」とちゅうちょする松本氏に、前原氏は「もう決めたことだ。おれの人を見る目を信じないのか」と押し切ったという。

 前原氏は17日夜、代表選を戦った菅直人元代表に国対委員長就任を打診したが、菅氏は「協力するが、役職は辞退したい」と断った。前原氏は幹事長に野田氏を想定していたとの指摘もあるが、菅氏の固辞により練り直しを迫られたことで、妥協色は否めないものになった。

 今回の代表選を「世代交代選挙ではない」と語っていた前原氏はベテランや若手も「能力主義」で起用する考えを強調してきた。年代バランスに配慮した人事の背景には、衆院選惨敗で多くの議員が議席を失い、適任者探しも難しい現実があったのは否めない。

 逆に、党内各グループ間のバランスには全くこだわらなかった。「しがらみの打破」をうたった以上、組合系議員に配慮すれば、前原氏を新代表に押し上げた「党内無党派層」に失望を与えかねないと判断したようだ。旧社会党系のベテラン議員は「ポストについては言うことはないが、党運営で偏らないようにしてほしい」と不満をにじませた。

 ◇三役の略歴

 ◆幹事長

 鳩山 由紀夫氏(はとやま・ゆきお)官房副長官、党代表。東大工卒。衆院北海道9区。当選7回。58歳。

 ◆政調会長

 松本 剛明氏(まつもと・たけあき)銀行員、党政調副会長。東大法卒。衆院比例近畿。当選3回。46歳。

 ◆国対委員長

 野田 佳彦氏(のだ・よしひこ)千葉県議、党国対委員長。早大政経卒。衆院千葉4区。当選4回。48歳。
毎日新聞 2005年9月18日 21時09分 (最終更新時間 9月18日 22時29分)

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 20:32:35
前原民主代表:郵貯と簡保、廃止した方がいい 郵政法案で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050919k0000m010083000c.html

 民主党の前原誠司代表は18日、NHKなどの報道番組で、政府の郵政民営化関連法案への対応に関連して「個人的意見だが、郵便貯金、簡易保険とも廃止した方がいいと思う。民間の受け皿があるわけだから、そこに委ねることがいいのではないか」と述べた。民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で、郵便貯金の預け入れ限度額引き下げなど規模縮小をうたっていたが、それよりも一歩踏み込んだ形だ。

 政府の郵政民営化関連法案への対応について「対案を準備している」と述べ、マニフェストに盛り込んだ同党の改革案を法案の形で提出する考えを改めて示した。

 また前原氏は、支持団体の労組との関係について「特に官公労との関係は見直さざるを得ない。妥協してまで支援して下さる方におもねることがあっては、政党の自殺だ。合わなかったらその点については決別するくらいの決意が必要だ」と強調。さらに「(公務員に)労働三権を与えて身分保障を外すなど、思い切った公務員制度改革をやらないといけない」と述べた。
毎日新聞 2005年9月18日 20時58分

163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 20:33:15
民主党:小林容疑者を除籍処分 覚せい剤事件での逮捕受け
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050919k0000m010079000c.html

 民主党は18日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された同党前衆院議員の小林憲司容疑者を除籍処分とし、比例代表東海ブロックの名簿登録も抹消することを決めた。前原誠司代表は同日午後、記者団に「あってはならないこと。国民に政治不信を増殖させるようなことが起き、心からおわびしたい」と陳謝した。
毎日新聞 2005年9月18日 20時48分

164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 20:39:05
つかみどころのない記事だな。

43歳の風:惨敗民主の再起/上 対自民、リベラルがカギに
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050919ddm002010067000c.html

 ◇「温かみある政治に、もっとお金を」

 「私は中学2年の時に父親を亡くした。奨学金のおかげで勉強できた。(予算の)ムダを削るだけでなく、年金や医療、介護、子育て支援や高等教育など、人に温かみのある政治にもっとお金を使うため、予算配分を変えていく。そういう社会を目指したい」

 新代表を選出した17日の両院議員総会。前原誠司氏は投票直前の演説で、自らの生い立ちに触れ、「温かみのある政治」を訴えた。「事前に『この話はしたくない』と言っていたが、アドリブで出たようだ」。前原陣営の中堅議員は舞台裏を明かす。

 外交・安全保障の論客で、憲法改正派でもある前原氏の代表就任に、党内には「自民党との違いが見えない」(若手)との懸念もある。ただ、前原氏の歩みを振り返ると、必ずしもそれだけではない側面も浮かぶ。

 93年衆院選で旧日本新党から初当選した前原氏はその翌年、「小さくてもキラリと光る国」というリベラル路線を唱えた武村正義氏率いる旧さきがけに参加。さらに96年、同じ旧さきがけ出身の鳩山由紀夫、菅直人両氏が、社民党の一部とともに旗揚げした旧民主党に加わった。

 政治的には保守の分類に入る前原氏だが、徹底した自由主義を標ぼうする小泉純一郎首相率いる自民党や、「普通の国」を唱えた小沢一郎・前民主党副代表が率いた旧新進党や旧自由党の路線とは、やや趣を異にする流れを歩んできたといえる。

 旧さきがけ関係者は「歳出削減で何でも予算を切るわけではないのが『さきがけ路線』。納税者の側に立ち行政改革はするが、手厚くすべきところには予算もつける。前原新代表もこの路線にいる」と語る。

 民主党は、旧新進党系の多くの政党が合流し、さらに国政選で議席を増やし続けても、昨年5月に旧新進党出身の岡田克也氏が代表になるまで、旧民主党系の鳩山、菅の両氏を中心とする体制が主流であり続けた。前原氏はその直系にあたる。党内融和を重視し、連合にも配慮を見せてきた菅氏らが、「身内切り」で衆院選に臨んだ小泉首相に比べ見劣りする時代状況のなかで、前原氏に代替わりするのは当然の流れでもあった。

 こうした観点で見ると、新代表・前原氏の課題はおのずと浮かび上がる。「小泉流の『強者の自由主義』」(菅氏)とは異なる「さきがけ的」路線を経済政策中心にどう打ち出し、自民党と差別化を図るかだ。「改革」はいまや与野党共通のキーワード。改革の速さやうまさを競っても、自民党との違いが鮮明になりにくいからだ。

 差別化には前原氏自身の安保通としての「顔」がネックになる可能性がある。18日のテレビ朝日の番組で、司会者から「安倍(晋三・自民党幹事長代理)さんと違わない」と問われ、「かなり違う。靖国問題ではA級戦犯分祀(ぶんし)論。自衛隊のイラク撤退をまとめたのは私だ」と反論したが、一度ついたイメージを変えるのは難しい。

 前原氏が演説で見せた「リベラルな一面」をどれだけ売り込み、小泉改革についていけない層を新たに獲得できるかが、党再生のカギとなりそうだ。

   = ◇ =

 民主党の新代表に「43歳」の前原誠司氏が選ばれた。初当選は自民党が下野した93年。自民、社会両党による「55年体制」を政治家として知らない世代が党再生に挑む。その意味、波紋、課題を探る。【尾中香尚里】
毎日新聞 2005年9月19日 東京朝刊

165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:31:51
県内5氏、全員「前原票」 静岡
http://www.shizushin.com/local_politics/20050918000000000006.htm

 衆院選で「結党以来の敗北」を喫した民主党の新代表に17日、前原誠司氏(43)が決まった。「世代交代」「党の再生」が焦点となった代表選で、同党の県選出国会議員(5人)は全員、前原氏支持に回った。
 前原氏率いるグループ「凌雲会」の事務局を務めている細野豪志氏(34)=静岡5区=は前原選対の中核だった。衆院選の総括をめぐって激論が交わされた15日の党両院議員総会。途中まで前原氏の隣で議論を聞いていた細野氏が、会場のホールから出た同じ凌雲会メンバーで前原氏の推薦人にも名を連ねた渡辺周氏(43)=静岡6区=を呼び止めた。
 細野氏「(当選)4期の人たちをまとめてほしい」
 渡辺氏「選対事務所は作ったのか。各期のまとめ役、幹事を集めないといけない」
 前原氏の出馬が表面化した14日。細野氏は数人と翌日の出馬会見に向けて前原氏の「基本姿勢」を練った。「国家論はもちろん、党運営の手法をはっきりさせるべきだ」と、“戦う集団”の姿勢を打ち出すよう主張した。
 渡辺氏も14日から、水面下で積極的に動いた。「従来のような党内調整型のリーダーはもう要らない。党を維持するための党であってはいけない」。中堅議員と意見交換し、閣僚経験もあるベテラン議員からも支援を取り付けた。
 投票直前、渡辺氏は「94票までは固まった」、細野氏は「過半数を超えたと思うが、(投票箱の)ふたを開けるまでは分からない」と票を読んだ。
 前原氏は「族議員、派閥均衡、既得権益の対極にいるのがわれわれ民主党ではなかったのか」と、“解党的出直し”を訴えた。渡辺氏とともに推薦人になった参院の榛葉賀津也氏(38)=静岡選挙区=は、前原氏を推した県選出議員の思いを「原点に返り、新しい民主党として挙党一致で再出発する姿を国民に見せないといけないんだ」と表現した。

県内関係者「未知数の手腕期待」
 民主党の新党首に前原誠司氏が選出されたことについて、県内の同党関係者らは「未知数の手腕に期待する」など若い新リーダーに党再建を託す声が相次いだ。前原氏が訴える「解党的出直し」の行方に対しては、政策の収れんや地方組織の強化などの注文が付いた。
 同党県連の岩田政雄政調会長は「若いがゆえに党内グループのしがらみを解消できるはず」と話し、「“民主党をぶっつぶす”ぐらいの気概で臨んでほしい」とエールを送る。藤田寛県議は「どん底からの再建だからこそ、未知の力に懸けてみたい」、小長井由雄県議も「党内をしっかり立て直してほしい」とそれぞれ期待する。支援団体の連合静岡の石井水穂会長は「政策検討の中心になってきた人が代表に選ばれたことは歓迎」と評した。
 一方で、県連関係者の中には、「菅直人氏が政策全般に精通しているのに対し、前原氏は専門の外交や安全保障以外は力量が未知数」とする声も。菅氏に小差で競り勝っての選出に、「党運営が容易でない」と懸念する声もあり、「幹事長ポストに誰を据えるかで、解党的出直しの本気度が分かる」との指摘もあった。
 党の今後の課題を、藤田県議は郵政法案で対案を出せなかったことを例に挙げ、「政策の収れんに尽きる」と強調。石井会長は「地方組織の強化」と指摘する。前原氏が労組依存体質の打破を掲げている点に対し、「衆院選は自力を付けていないことが大敗の背景にあった。力不足を労組が支えている現状を党自体がどう考えているか、まず示すべき」と話した。

166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:46:43
推薦人2名足りず 河村氏、民主代表選出馬を断念
http://www.asahi.com/politics/update/0917/006.html
2005年09月17日11時36分

 「チャンスをください」。総選挙惨敗の責任を取って辞任した民主党の岡田代表の後任を決める党代表選。愛知1区の河村たかし衆院議員(56)は、届け出締め切りの17日午前10時ぎりぎりまで、立候補に必要な国会議員の推薦人集めを続けた。しかし、必要な20人にあと2人足りず、今回も立候補を断念した。

 立候補の届け出は午前9時、東京都港区のホテルで始まった。河村氏の秘書が18人の国会議員の名前を書いた書類を用意してホテルに待機。残る2人が決まれば、電話を受け、提出する手はずだったという。最後の5分は受付台の前で待った。

 河村氏は、「総理をねらう男」がキャッチフレーズ。00年8月、02年9月の代表選でも立候補に意欲を示したが、「推薦人20人」の壁に阻まれてきた。02年に1日6000円の手当など国会の「委員長特権」を返上。いち早く議員年金廃止を訴えた。テレビのバラエティー番組にも、ざっくばらんな名古屋弁で出演。茶の間では人気がある。

 今回、河村氏は「小泉さんの上をいく改革をしたい。小泉さんは『改革の本丸は郵政だ』と言うが、私は『本丸は国会議員だ』と言いたい」と訴えた。東京・永田町の議員会館の同僚議員の部屋を回ったり、議員宿舎から電話をかけたりして推薦人確保に奔走。小沢一郎副代表を囲む勉強会「一新会」の一部議員が支援に回ったが、届かなかった。

 河村氏は「これまでの挑戦で一番集まった。危機感の表れだと思う。本当に残念だ。もう少し時間があれば、いけた。20人の参入障壁はボス政治の象徴。党再生は、身近な党改革から始めなければいけない」と話した。

167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:47:46
前原代表に好意的 民主党本県議員 栃木
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050918/news_6.html

 総選挙での大敗を受けて十七日に行われた民主党の代表選は、わずか二票差で前原誠司氏が勝利した。本県の四議員も党再生を願って一票を投じ、四十三歳という若いリーダーの誕生を「実力者がサポートすればいい」「みんなで前原さんを担いで新しい民主党を立ち上げる」などと、好意的に受け止めた。
 初当選した福田昭夫衆院議員は、代表選前に実施された両候補の立会演説会から出席した。演説会の後「優劣はついた」と投票者を決めたが、どちらかという問いには「秘密」。代表選後は「二人とも正々堂々とした良い選挙だった。前原さんの熱意、熱情が少し勝っていたかな。新人の私は、今後は新執行部の指示を淡々と実行していく」と語った。
 簗瀬氏は「結果的には良かった。人事では菅、鳩山、小沢の三氏がしっかり前原さんをサポートするような形になれば」と前向きに受け止めた。谷氏は「新しいリーダーをみんなで担いで、新しい民主党を立ち上げていくのも選択肢だ」と評価した。
 山岡賢次衆院議員も、どちらに投票したかは明かさず、新代表決定後は「大差がつくとどっちかがつぶれるから、小差で良かった」とし、「いずれにしても挙党態勢をしっかり作らなければ」と力を込めた。

168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:48:36
党再建に手腕期待 県選出の国会議員ら 群馬
http://www.raijin.com/news/sun/news01.htm

 民主党の新代表に前原誠司氏が選出され、県内関係者からは清新さとリーダーシップに党再建を期待する声が相次いだ。
 代表選で菅直人氏に投票した参院副議長の角田義一氏は「一致協力していく」と挙党態勢を強調する一方、「謙虚さを持ってやってほしい」と重鎮らしく注文した。
 参院議員で県連会長の富岡由紀夫氏は「一から出直すとき。若いリーダーはイメージチェンジにつながる」と歓迎。参院比例の伊藤基隆氏は「迎合せず、嫌われる政策もしっかり訴えてほしい」と独自性を求めた。
 今回の衆院選で初当選した石関貴史氏は「時計の針を戻してはだめ。ゼロからの可能性を信じたい」と一票を投じた新代表の手腕に期待した。
 都内のホテルで前原、菅両氏の演説を聞いた若手党員は「党は今が正念場。重苦しい雰囲気を打破して」と要望。別の党員は「ここはぜひ勝負をかけてほしい」と思い切った運営を要望した。
 黒沢孝行県連幹事長は「バランスある幹部体勢で支えて。まずは衆院選の敗因分析を」と、次期参院選や統一地方選をにらみ、「風頼み」体質からの脱却を求めた。

169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:49:12
菅氏と2票差 高まる期待 県選出議員 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news09/18/04p.htm

 民主党の新代表に前原誠司氏が就任したことを受けて、県選出の衆院議員からは「党を立て直してほしい」と期待する声が聞かれた。
 枝野幸男県連代表(5区)は「とにかく良かった。思った通りにやってほしい。若手からの期待の高まりが二票差に出た」と述べた。
 武正公一県連幹事長(1区)は「(菅前代表が選ばれなかったのは)衆参の議員が強い危機感を持ち、新しい顔を望んでいたから。前原氏が打ち出した『労組脱却』の姿勢は、民主党が国民政党へ脱皮するという意味。全面的に応援したい」と話した。
 高山智司衆院議員(比例北関東)は「(大敗した)選挙をとにかくリセットしたいという気持ちだった。(前原氏は)自民、公明と戦う姿勢を示すなど、今までとやり方を変えることを強調した点が良かった」と話した。

170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:49:52
前原氏歓迎、人事に注文も 県関係民主党議員 長野
http://www.shinmai.co.jp/news/20050918/mm050918sha3022.htm

 総選挙の大敗を受け17日行われた民主党代表選。同党の県関係国会議員6人は、誰に投票したか明言しなかったが、中堅の前原誠司氏が新代表に決まったことについては、おおむね前向きな受け止め。ただ、今後の執行部人事の難しさと重要性を指摘する声が目立った。
 北沢俊美氏(参院県区)は、わずか2票という小差の結果について、「きん差は非常に良かった。今後一致協力できるからだ」とした。小沢一郎氏の代表選立候補断念など、直前まで水面下の駆け引きはあったが、羽田孜氏(衆院3区)は「結果的に、非常にすっきりした戦いだった」と強調し、「戦う政党として団結し、ぬくもりある政策を行ってほしい」と語った。
 「1年後、再び『岡田代表』に引き継げる人を」と投票に臨んだという津田弥太郎氏(参院比例代表)は、前原氏の代表就任を「細川連立政権残党の寄り合い所帯と言われ続けた民主党が脱皮するいい機会」とした。
 一方、「党内がぐらついてる今は手腕のある人を」と小沢一郎氏の出馬が理想的と考えていたという篠原孝氏(衆院比例北陸信越)は「肝心なのは執行部。ベテランを交えたしっかりした体制をつくってほしい」と語った。羽田雄一郎氏(参院県区)も「しっかりと、謙虚に挙党態勢を築いていける人が代表になった。先輩の意見も聴いた上で前原代表らしい執行部を」とした。
「幹事長には手堅い人を」(北沢氏)「後は人事を間違えないように」(羽田孜氏)との注文も相次いだ。
 「今回、民主党は頭でっかちになり過ぎた」と選挙戦を振り返る下条みつ氏(衆院2区)は「選挙で勝つには地元の空気をつかむことが必要。新体制には、総選挙の総括を十分行ってもらいたい」とした。

171片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:50:37
民主代表に前原氏 参院補選控え期待感 神奈川
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20050918/lcl_____kgw_____000.shtml

 民主党の新代表に前原誠司氏が選出された十七日、県内の同党の国会、地方議員は、若いリーダーの誕生に党再生への強い期待感を示した。半面、未知数の政策路線に懸念の声も。県内では衆院選ショックをぬぐい去る間もなく、来月二十三日投開票の参院補欠選挙で再び自民党などとの対決を迎える。選挙戦では、遅れている米軍再編の中間報告が出て基地問題が大きな争点に浮上する可能性があり、同党が新代表の下でどんな戦いを挑むのか。注目される。
 「若く新しい顔で再生しようという声が集まった結果だ」。同党県連内でたった二人となった衆院議員の一人、岩國哲人氏はこう評価する。
 もう一人の衆院議員、笠浩史氏も「解党的出直しが必要な状況で、代表経験者の菅さんより、新顔の前原さんの方が望ましい」と歓迎。参院補選についても「新しさを期待に変えていければ、小泉自民党と十分に戦える」と期待に力を込めた。
 新しいリーダーに、同党の「古さ」の打破を期待する声も多い。
 同党県連の水戸将史幹事長は「若い前原さんの下で、世代交代が進むのではないか。衆院選では、県内の民主党候補は自民より平均年齢が高かった。今後の候補者選びは、なあなあではないきちっとした基準を打ち出してほしい」と注文を付けた。
 横浜市内の同党県議も「労組との距離を適切に取れる人材。新鮮なイメージを期待できる」と前向き評価。自身は連合神奈川の支援を受けているが「労組の政策を丸のみにするのでは政党の体をなさない。前原さんならいい影響が出るはず」と話した。
 ただ、若さに一抹の不安を感じる声も。民主党ヨコハマ会の川辺芳男市議団長は「本来なら経験ある人をと思っていた。各党とのやりとりなど、経験の面でどうか」と挙党一致体制の必要性を強調した。
 一方で、前原氏の安全保障観が参院補選に与える影響を懸念する意見もある。米軍再編では、キャンプ座間(座間、相模原市)への米陸軍第一軍団司令部の移転が確実視されている。
 岩國氏は「前原さんは防衛問題で自民党以上に過激な面があるといわれる。米軍再編問題を抱える県内で、座間への移転に反対するブレーキとしての役割が果たせるか。また、基地問題で自民への対案が出せないと差別化ができない」と課題を挙げる。
 その上で「来月の補選は前原体制での初の国政選挙で、いきなり試金石を迎える。神奈川にどのようなメッセージを送るのか。地元の意見を聞きながらしっかり訴えてもらいたい」と注文を付けた。
 水戸幹事長も基地問題への対応が補選の行方に大きな影響を与えるとの認識を示し、「地元としてはキャンプ座間移転は反対。どういうコメントを出すかにかかっている」と動向を注視している。

172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:51:04
前原新代表に県内は…「心機一転」「新保守主義を懸念」 岐阜
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20050918/lcl_____gif_____004.shtml

 十七日に行われた民主党代表選で、若手代表格の前原誠司氏(43)が、前代表の菅直人氏(58)を破って、新しい党の顔になった。県内の党と労組の関係者、一般市民はどう受け止めたか。それぞれの感想を聞いた。
 比例復活で衆院選二期目の当選をした民主党県連代表の園田康博氏(38)は、前原氏に一票を投じた。理由を「今回は解党的出直し。心機一転、ゼロからのスタートなので新しい人にやっていただきたい」と語った。
 菅氏とわずか二票差での代表決定については「まったく心配していない」ときっぱり。「どちらが代表になっても一致結束するとみんなで決めている。戦う相手は小泉さんであり、自民党。民主党に期待してくれている人たちに応えないと」
 前原氏については「普段は明るい人。まじめなので会見では硬い表情になる。もうちょっと笑った方がいいんじゃないか」と“イメージ戦略”も提案した。
 「若さに期待したい」と話しつつ、不安感をのぞかせたのは岐阜市選出の民主党県議、市川尚子氏(67)。前原氏が外交・安保政策で新保守主義的な考えを持っている点について「難しい問題だ。菅さんも含めた戦中、戦後生まれの世代は忘れられない体験をしていて、平和への問題意識がぶれることはないのだが…」と語った。
 連合岐阜副会長で、機械金属メーカーの労組を束ねる「JAM岐阜」委員長河崎長三さん(56)は「次の総選挙で政権交代を果たすのが命題。政策で国民の信頼を得る必要がある。前原さんははっきりとものが言える印象があり、新しいやり方に期待したい」と話した。

173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:51:38
民主新代表に前原氏 県関係議員の反応 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00038618sg200510181000.shtml

 民主党の兵庫県関係議員は、先の衆院選を受けて現在六人。この日の代表選でそれぞれに思いを新たにした。
 前原氏の推薦人名簿に名を連ねた松本剛明氏(比例近畿)は「新しい顔で新しい出発だ。積極的に全国を回り、国民の前に出て思いを訴えてほしい」と期待を語った。
 市村浩一郎氏(同)も「ゼロから党を再建するとの訴えに共鳴した」と話した。
 一方、水岡俊一氏(参院兵庫選挙区)は菅氏に投票。「自民との違いを明確に国民に示せる党、憲法を守る党であってほしい」
 兵庫県連代表で菅グループに所属する土肥隆一氏(比例近畿)は「予想外の結果だが、挙党体制へ協力していく」とした。
 投票した相手を明らかにしなかった山口壮氏(同)は「前原さんには、税金の無駄遣いを改めるなど、日本の立て直しに真正面から突っ込んでほしい」と話した。

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:52:13
小川氏も前原氏に投票−民主党代表選 香川
http://www.shikoku-np.co.jp/news/administration/200509/20050918000063.htm

 比例四国選出の小川淳也氏は「過去の経験より未来への可能性にかけるべき」として、党代表選で前原誠司氏に投票したことを明らかにした。
 前原氏について小川氏は「人格、識見ともにすぐれ、私自身も信頼し、ご指導いただいてきた」とした上で「潜在的リーダー格から真のリーダーへと『大化け』してもらわないといけない。それを全力で支えるのが私たちの務め」と強調。能力主義の党人事などでリーダーシップを発揮することに期待を寄せた。

175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 22:06:31
民主・前原誠司新代表、党内バランスを保ちながら政権交代を目指す考えを強調
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050919/20050919-00000398-fnn-pol.html

民主党の前原誠司新代表は19日朝、フジテレビの情報番組「とくダネ!」に出演し、党内のバランスを保ちながら政権交代を目指す考えを強調した。
前原代表は19日午後、小沢一郎氏に代表代行のポストを打診し、新体制の最終調整に入る。
前原代表は「中堅・若手だけで党の再生はできるわけではありません。その意味で、鳩山幹事長にお願いし、心から受けていただいてよかった」と述べた。
番組で、前原代表は、代表選挙で争った菅 直人氏に就任を要請したのは、国対委員長ポストだけだったことを明らかにしたうえで、「菅氏に断られたあとで、鳩山氏に幹事長をお願いした」と述べた。
これは、菅氏が国対委員長を引き受けていた場合、幹事長には鳩山氏ではなく、国対委員長に内定した野田佳彦氏を考えていたことを示唆したもの。
また、前原代表は、代表選の前に、菅 直人元代表に直接出馬を要請していたことを明らかにしたうえで、「正直勝てるとは思ってなかった」と感想を述べた。
前原代表は19日午後、小沢一郎前副代表に電話で代表代行への就任を要請するなど、最終調整を行ったうえで、20日の両院議員総会で新しい執行部の態勢を発表する予定となっている。
[19日21時52分更新]

176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 17:52:15
与党独占話は立ち消え?

横路氏、衆院副議長就任へ あすの特別国会で選出  2005/09/20 14:07
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050920&amp;j=0023&amp;k=200509209677

 民主党の前原誠司代表は二十日、横路孝弘元副代表(64)=衆院道1区=に衆院副議長就任を要請し、横路氏も受諾した。与党も了承する見通しで、二十一日の特別国会冒頭で選出される運びだ。

 道内選出の衆院副議長としては、岡田春夫、安井吉典両氏以来となる。

 横路氏は当初、前原氏が執行部を改憲派で固め「右寄り」志向を強めていたため、就任に難色を示していたが、前原氏が党副代表に、横路氏グループの赤松広隆元選対委員長を起用する配慮を見せたことから、就任要請に応じた。

 横路氏は二十日、北海道新聞の取材に対し「与党が三分の二の多数を占める中、公平、公正な議事運営が大事になる」と抱負を述べた。

 横路氏は一九六九年、衆院初当選。八三年から道知事を三期十二年務めた。衆院の通算当選回数は九回。民主党副代表などを経て、昨年九月から党「次の内閣」厚労相。

177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 18:32:56
前原新体制が正式スタート 憲法調査会長に枝野氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000156-kyodo-pol

 民主党は20日午後、両院議員総会を党本部で開き、前原誠司代表、鳩山由紀夫幹事長ら新役員と原口一博郵政改革担当相ら中堅、若手を中心とする「次の内閣」メンバーの人事を承認し、前原新体制が正式にスタートした。
 前原氏が重視している改憲論議を担当する憲法調査会長には枝野幸男氏が留任し、新設のシンクタンク設立準備委員会の委員長に仙谷由人氏が就任した。衆院副議長に横路孝弘氏を推すことも決まった。前原氏は小沢一郎前副代表と近く会談し、代表代行への就任を正式に要請する。
 前原氏は「自民党本部で小泉純一郎首相(党総裁)に(就任あいさつで)会い、衆院選で負けたので、この国会でたたきのめさなきゃいけないという思いを強くした」と強調。党運営に関し「党内で活発に論議し、決めたことには一致団結してほしい」と述べた。
(共同通信) - 9月20日18時19分更新

178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:07:33
労組との関係悪化辞さず 郵政・公務員改革で前原氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000224-kyodo-pol

 民主党の前原誠司代表は20日、連合の笹森清会長と都内の連合本部で会談し、労組との関係について「郵政民営化の対案づくりや公務員制度改革にしっかり取り組みたい。意見の合わない組合、産別とは(一致できなくても)仕方がないというスタンスを貫きたい」と述べ、郵政・公務員関連労組との関係悪化も辞さない考えを伝えた。
 同時に「働く方々の視点に立った政党でありたい。民間労組は生き馬の目を抜く経営環境で労使が一体になってさまざま改革をしている。そういう流れを止めてはいけない」と述べ、連合内の民間産別・労組との関係を重視していく意向をにじませた。
 これに対し笹森氏は「政策が合わなければ党は党、労組は労組の判断でやればいい」と表明。選挙支援に関し「労組一辺倒ではない選挙支援体制をつくってほしい。民主党はこれまで労組以外の支援団体をつくってこなかった」と述べた。
(共同通信) - 9月20日21時21分更新

公務員制度改革に意欲=連合会長も理解示す−民主・前原代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000177-jij-pol

 民主党の前原誠司代表は20日夕、連合本部で連合の笹森清会長と会談した。前原氏は公務員制度改革について「絶対に後手に回らない。あらざる批判を受けないように、われわれが(政府・与党より)先に案を出すくらいの気持ちでやっていきたい」と表明。また、「意見の合わない組合とは、(一致しなくても)仕方がない」と指摘し、自治労などとの見解の相違はやむを得ないとの認識を示した。
 これに対し、笹森氏は「われわれも改革志向なのに、いつの間にか守旧派に追いやられている。これは本意ではない」と述べ、前原氏の主張に理解を示した。 
(時事通信) - 9月20日21時1分更新

179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:26:08
前原民主党代表:小泉首相を訪問 郵政で早くも「火花」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050921k0000m010078000c.html

 民主党の前原誠司代表は20日午後、鳩山由紀夫幹事長らとともに自民党本部を訪れ、小泉純一郎総裁(首相)や武部勤幹事長に就任のあいさつをした。63歳の首相が「43(歳)か、ちょうど20下だよ。頑張っていただきたいね」と声をかけると、前原氏は「頑張ります」と応えた。

 ただ、その後は首相が「あなたたちも自民党にいたら郵政民営化で、賛成してたんじゃないのか」と挑発し、前原氏が「民営化はいいけれど、あの法案ではだめ」と切り返し、火花を散らす一幕も。前原氏は記者団に「闘志がわいた。(国会では)先頭になって論戦を戦わせたい」と語っていた。【山田夢留】
毎日新聞 2005年9月20日 20時25分 (最終更新時間 9月20日 20時59分)

「闘志わいた」民主党の前原代表が小泉総理を表敬
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20050920/20050920-00000027-ann-pol.html

 前原代表・鳩山幹事長が両院議員総会で承認され、民主党の新体制が正式にスタートしました。前原代表ら執行部は20日午後、小泉総理大臣らを表敬しています。

 小泉総理大臣:「(前原代表は)43歳か。ちょうど(私より)20歳下だよ。頑張ってもらいたいね」
 前原代表:「頑張ります」
 小泉総理大臣:「当選5回でしょ。安倍さんも当選5回」
 安倍幹事長代理:「私と同期になります。(議員会館の)部屋が隣なんです」
 この後、小泉総理は、自民党と近い民主党の安保政策を念頭に、「自民党と違いを出さなくてもいいのではないか」と前原氏を挑発しました。
 前原代表:「闘志がわきました。戦う集団、民主党を変えると申し上げたので、私が先頭になって総理と戦いたい、論戦を戦わせたいと思った」。
[20日19時6分更新]

180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:31:37
国政選挙が遠いってのを生かせるかどうかだが。
人事は、こういうのもできるんだなと気づかされた。

民主党:前原代表・鳩山幹事長の新体制スタート
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050921k0000m010073000c.html

 民主党は20日の両院議員総会で、前原誠司代表−鳩山由紀夫幹事長による執行部を了承、新体制が正式にスタートした。前原代表は同日、毎日新聞のインタビューに応じ郵政民営化に関し、郵貯、簡易保険の将来的な廃止論を改めて主張。郵政3事業の最終形態についても、今国会中に党内の意見集約を目指す考えを示した。

 同党は今国会に、現在の郵政公社の下で郵貯の預け入れ限度額を700万円に縮小する対案の法案を提出するが、それだけでは不十分との判断による。前原代表は「まずは郵貯の規模を縮小し、民間企業に引き受け手があれば売却すればいい」と述べた。

 また前原代表は「国と地方の関係を見直していけば、国家公務員は相当、減らすことになるのではないか」と述べ、公務員制度改革を重視する姿勢を強調。政府が公務員制度改革法案を出す場合は、民主党も対案として抜本改革案を提出する考えを示した。【田中成之】

 ◇前原民主党代表インタビュー

 −−代表選では2票差の勝利でした。

 ◆選挙に勝ったら普通は無条件でうれしいが、今回は重荷を背負ったような、息苦しい気持ちがしました。

 −−自民党との違いをどう出しますか。

 ◆正攻法で行くべきで、奇策はない。道路公団民営化は実は維持管理を民間に任せるだけだとか、天下りや公共事業の個別具体的な問題を国民に語りかけていく。自民党は財政、教育、年金などで持続可能性のない仕組みを自転車操業で維持しているだけ。(自民党による改革という)幻想に酔う国民に現実を知ってもらう地道な努力しかない。

 −−郵政改革への見解を聞かせてください。

 ◆今の法案は民営化会社がさまざまな業種に参入可能で、預け入れ限度額もなくなる官業焼け太り・民業圧迫法案だ。私は郵便貯金、簡易保険の廃止論者で、まずは郵貯の規模を縮小し、それから民間企業に引き受け手があれば売却すればいいと考えている。

 −−特別国会に提出する対案の中身は。

 ◆預け入れ限度額を700万円に縮小するのが基本。将来の経営形態は法案には盛り込まないが、特別国会中に党内で徹底的に議論してもらう。

 −−今後、政府与党とどう向き合いますか。

 ◆郵政法案が一段落すると公務員制度改革が問題になる。私は国と地方の関係を見直せば国家公務員の数は減らせるし、地方公務員の数も水ぶくれだと思ってる。原口さん(一博「次の内閣」郵政改革担当相)に公務員制度改革の担当になってもらい、案をまとめたい。(郵政では出遅れたが)公務員制度改革では絶対に後れは取らない。

 −−憲法改正についての立場は。

 ◆改憲では与党も野党もない。両院で3分の2の賛成と国民投票で半分以上取ることが必要で、一度失敗したら、当面憲法改正はできない。先送りやサボタージュではなく前向きな意味で「慎重な議論」が必要だ。

 −−党内には前原代表の9条改正論にアレルギーを持つ人もいます。

 ◆平和主義や憲法の基本理念を変えるつもりはまったくない。9条改正が平和主義を脅かすとか、反戦に矛盾するものではないと言い続けて理解を求めていく。

 −−任期は来年9月まで。1年だけで党を変えられるか。

 ◆1年で全うするぐらいの気持ちでやっている。43年間生きてこれほど毎日毎日を真剣に生きているのは初めて。

 −−まだ若い。

 ◆代表になったことで自分の政治生命が非常に短く終わるかもしれないと本気で思っている。私は坂本龍馬が好きだが、龍馬が死んだのは33歳。私は43歳。もう十分おっさんです。【聞き手・田中成之】

181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:31:50
 ■民主党「次の内閣」■
 役 職     氏 名  当選
首   相   前原 誠司 衆(5)
国 務 相   鳩山由紀夫 衆(7)
総 務 相   渡辺  周 衆(4)
(政治改革担当)
郵政改革担当相 原口 一博 衆(4)
法   相   千葉 景子 参(4)
外   相   浅尾慶一郎 参(2)
財 務 相   峰崎 直樹 参(3)
(経済財政担当)
文部科学相   鈴木  寛 参(1)
厚生労働相   仙谷 由人 衆(5)
農林水産相   山田 正彦 衆(4)
経済産業相   若林 秀樹 参(1)
国土交通相   長妻  昭 衆(3)
環 境 相   長浜 博行 衆(4)
官房長官    松本 剛明 衆(3)
(規制改革担当)
内閣府担当相  大島  敦 衆(3)
防衛庁長官   長島 昭久 衆(2)
金融担当相   桜井  充 参(2)
子ども・男女共同参画・人権
・消費者担当相 小宮山洋子 衆(3)
官房副長官   直嶋 正行 参(3)

毎日新聞 2005年9月20日 20時12分 (最終更新時間 9月20日 21時58分)

182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/21(水) 04:59:49
産経にこれが出るということは、小沢氏に近めの中堅・若手にも不満が出ている? 憶測にすぎないけど。。小沢的次の一手は何だ? 憲法・安保問題で、国連準備部隊(だっけ?)を押し通して旧社会党勢と組むわけにもいかんしなぁ。経済政策面で、農林漁村の取り込みを重視して過度の自由競争を押しとどめる側に回る? そもそも小沢さんの経済政策はどんなものだろ。

小沢氏へ批判噴出 代表代行焦点なのに雲隠れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000005-san-pol

 挙党態勢を目指す前原新体制は、実力者の小沢一郎前副代表が「代表代行」を受諾するかどうかが焦点となってきた。小沢氏は当初「みんなで選んだのだから一致結束して頑張ることに尽きる」と協力姿勢を示していたが、前原氏からの要請に事実上の「雲隠れ」を決め込んでおり、党内からは「小沢氏は何を考えているのか。非協力的すぎる」(中堅)との批判も噴出している。
 民主党幹部によると、前原氏サイドは十九日、小沢氏側に「代表代行」への就任を要請する会談を申し入れたが、「(小沢氏は)伊豆に釣りに行っていた。二十日夜まで連絡がとれない」と周辺から返事があり、この日の両院議員総会には間に合わなかった。
 小沢氏の対応に党内から「連絡がつかない、とは言い訳にすぎない。いじわるしているとしか受け取れない」(若手)との声が漏れる始末だ。
 これに対し、小沢氏周辺は「ポストを打診する前に公表するとは前原氏は気配りが足りない」と反発。小沢氏自身も代表選出馬の見送りを決めた際に「一年間の謹慎」に言及しており、来年九月の代表選をにらんで前原氏と距離を置き、「党内野党」を貫くとの観測も強まっている。
 小沢氏への要請について前原氏は表向き「中期的にお願いしていく」と持久戦の構えを見せるが、前原氏周辺は「もう誠意は尽くした」と、小沢氏の対応にあきらめ顔の様子だ。
(産経新聞) - 9月21日2時45分更新

183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/21(水) 15:36:57
前原民主党代表:代表代行への就任要請も、小沢氏は固辞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050921k0000e010072000c.html

 民主党の前原誠司代表は21日、同党の小沢一郎前副代表と会談した。前原氏は小沢氏に代表代行への就任を要請したが、小沢氏は「一生懸命支えるが、ポストにつくことは遠慮したい」と固辞した。これにより前原氏は、小沢氏の執行部起用を断念する。

 会談で前原氏は「何らかの理由で私が代表をできなくなった場合、代わりに代表をやってもらいたい」と述べたが、小沢氏は「仲間がたくさん落選したので、当面はフリーな立場で、仲間の応援のため全国を行脚したい」と述べた。
毎日新聞 2005年9月21日 14時06分

184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 06:59:49
これでいいんじゃない? 安保で殊更に対立構造をつくるべきともいえないだろ。

憲法9条2項削除、集団的自衛権行使容認も…前原代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000116-yom-pol

 民主党の前原代表は21日、読売新聞のインタビューに応じ、憲法9条の改正について、「(戦力不保持を定めた)2項は、誰が読んでも自衛隊の在り方を考えると矛盾がある。自分の国は非武装では守れない。(自衛隊のような)実力組織は必要だ。9条2項は削除すべきだ」と述べ、改正が必要との考えを示した。

 憲法改正全体については、「かなり慎重にやるべきだ。1回失敗したら相当長い間、できないからだ。ポイントを絞り、国民の理解を十分得る中でやらないといけない」と指摘した。

 また、集団的自衛権の行使についても、「米国との同盟を維持するのであれば、行使できるようにすべきだ。(朝鮮半島有事などの)『周辺事態』で活動する米軍に対し、現在は武力行使と一体化する支援はできないが、少なくともこれは集団的自衛権の行使として容認すべきだ」と語り、行使を認めないとする政府の憲法解釈を改めるべきだと主張した。

 一方、全国の小中学校で実施している学校週5日制に関し、「(土曜日に授業などを行う)『土曜学校』制度を義務教育全体に広げる。選択制ではなく、実質週6日制にする」と述べ、学力低下を避けるため、見直しが必要だとの見解を明らかにした。
(読売新聞) - 9月22日0時32分更新

185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 18:05:41
『民主・敗軍の将』岡田克也前代表に聞く
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050921/mng_____tokuho__000.shtml

 歴史的敗北を喫した民主党。総選挙前、「政権を取れなかったら代表を辞任する」と背水の陣で臨んだ岡田克也前代表(52)は、自らの“マニフェスト”通り前原誠司氏にバトンを託した。しかし選挙戦の余韻がまだ残る中、民主党の戦術などへの風当たりは依然強い。当の本人はどう感じているのか。敗軍の将に自らを語ってもらうと…。 (竹内洋一)

 ――今回、自民党に投票した有権者は、岡田さんに「きまじめすぎる」とか「固い」というイメージを持っていたようです。

 リーダーは、きまじめかどうかとか、固いかどうかとかという基準で判断されるべきものではない。実際に選挙結果に影響があったとすれば残念。財政や少子高齢化は危機的状況で、今までの小泉さんの四年五カ月の改革では、とても追いつかないと申し上げた。私自身の危機感、時代認識がうまく伝わらなかったという無念さはある。

 ――首相にあって、岡田さんになかったものは。

 私は小泉さんの実績はあまりなく、改革は進んでいないと思っているが、支持率も高かったので、国民は今までとは違うという認識は持っていたと思う。一方で(民主党は)さらに大きく変えるということを、現実感を持って国民に受け止めてもらえなかったのか、そういうものはあまり必要ないと考えたのか。これはどちらか分からない。

■「あきらめない」若者への訴え

 ――選挙のキャッチフレーズ「日本を、あきらめない。」の意味が分かりにくかったと言われています。

 確かに、後ろ向きだとか、そんなにあきらめてはいないという人がいることは認めます。ただ、(勝ち組、負け組の)二極化の中であきらめざるを得ない人、夢を持ちながら実現させるだけの希望が持てない若者たちがたくさんいる。そういう人たちに送ったメッセージなんです。

 ――当初は「もっと大事なことがある」だったが、変わったのはなぜですか。

 変わったのではなく、まず「もっと大事なことがある」と言った。土俵を郵政に設定するのではなく、より本質的な年金や子育て、財政の立て直しに持っていこうということで、つなぎとして。その上で、「日本を、あきらめない。」に持っていった。最初の想定通りの展開だった。

186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 18:06:47
 ――自民党は分裂し民主党にとってチャンスでもあったのでは。

■『刺客』など報道に偏り

 報道があまりに「刺客」騒動に偏っていた。特にテレビでかなりあった。新聞は途中から本来の政策の選挙にしようと努力したと思うが、間に合わなかった部分がある。最初のところで、本来、国民は関心がなかったはずの郵政民営化がぐっと争点に浮上したところに、メディアの役割はあったと思う。メディアの中から自省の念が出てこなかったとしたら、絶望的だと思う。第三者的な学識者の評価を含め、メディア側で考えてもらいたい問題だ。

 私は選挙は政策で争われるべきだと思っているので、最後まで一貫して政策を述べ続けた。それが通用しなかったのは残念。負けは負けだから、当然その責任を負わなければいけないが、日本の民主主義にとって間違ったことをしたという認識はない。今は政策本位の選挙が定着している過程にある。私は、その歯車を逆には戻さなかったという誇りはある。

 ――では、政策と訴え方は間違っていなかった。考え方を変える気はないと。

 ありません。選挙の結果は非常に重く受け止めないといけないが、私自身の考え方が拒絶されたとは思っていない。届かなかったということだ。

 ――民主党は国会審議で郵政民営化法案の対案を出さなかったが、選挙戦の途中で最終的な民営化の可能性に踏み込んだ。郵政の土俵に乗らない方がよかったと後悔していないか。

 それは無理でしょう。あそこまでメディアで郵政の問題が取り上げられた以上は。小泉さんはそれしか言わなかったわけだから。争点になった以上は、ちゃんと議論しないといけない。だから、追加的にマニフェスト(政権公約)の中で「8つの約束」の最後に入れた。私は最終的な姿としては(郵貯と簡保は)民営化か廃止だと言った。

■「訴える力が足りなかった」

 ――選挙結果をみれば、小泉さんの訴えの方が、国民に受け入れられやすかったということになる。

 われわれは(郵政改革の必要性を認めた上で)あの法案には反対だと言い続けたが、小泉さんはいつの間にか、民営化に賛成か反対かということにすり替え、国民もそういうふうに理解した面はあった。われわれに訴えるエネルギーが足りなかったのかもしれない。ただ、小泉さんのまねをすべきだったとは、まったく思わない。

 ――選挙の結果、与党が衆院で三分の二を占め、圧倒的な与党優位になった。

 巨大与党だから、おごりが出てくるかもしれない。でも、そのことも含めてこれは有権者の判断の結果だから、われわれとしては筋を通して、きちんと対案を出していく。二大政党制がこれで崩れたとは全然思わない。

187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 18:07:48
 ――巨大与党に対抗して民主党は前原誠司氏を新代表に選んだ。

 危機感を持ってリーダーをしっかりサポートしていけば、次の選挙で大きなチャンスがある。われわれはチャレンジャーだから、みんながリーダーをサポートしなければ与党には勝てない。私も前原君をサポートしたい。私でしか言えないことはあると思う。

 ――前原代表は憲法九条改正論者。民主党には、護憲の立場の人もいる。

 彼個人の考えと、代表になったときの立場は違う。慎重に物事を進めると思う。よく考えることのできるリーダーだから、何の心配もしてない。彼が安全保障の面で勝負するとは必ずしも思っていない。それは国民がいま最も望んでいることではないと思う。

■憲法改正問題「議論は数年先」

 ――憲法改正論議で民主党も自民党と同じ歩調をとって、大政翼賛会のような形にはならないか。

 当面は、憲法は大きなテーマではない。実際に憲法改正を具体的に議論するのは数年先だ。これだけ自公が融合している時に、自民党が簡単に憲法を変えられるわけもない。

 ――自民党との違いをどう打ち出していくのか。

 自民党との違いを論ずることはあまり意味がない。自民党自体がはっきりしない政党だから。民主党の方向性ははっきりしている。われわれが目指すのは「効率的な政府」で、(小泉首相が掲げる)「小さな政府」ではない。市場に任せるところは徹底的に任せる、従来の自民党のように介入はしない。しかし、市場が関与しない子育てとか、そういう部分は政治がきちんと役割を果たす。市場の限界を、政治が補正していく考え方だ。

 ――ご自身の政治家としての今後の展望は。再度、首相を目指すのか。

 私自身の政治家としての目標には、何かになりたいというのはない。自民党を離党した(一九九三年の)段階で、そういう望みはすべて捨てている。二大政党制を定着させたい。政権交代が可能な政治を定着させるのが第一の目標。そのことにまい進したい。

 今回の選挙結果をみても、まだ私の考えが多くの人に理解されるに至っていない。永遠に理解されないかもしれないが、理解される時が五年、十年先に来るかもしれない。それは巡り合わせだから、来なかったとしても、かまわない。

 おかだ・かつや 1953年7月生まれ。通産省勤務を経て90年、自民党から衆院議員に初当選。新生党、新進党を経て98年、民主党に合流。昨年5月に代表に就任し、7月の参院選で民主党を躍進させた。衆院三重3区。当選6回。

188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 18:26:14
参院民主、会長と幹事長を再任
2005年09月21日23時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0921/009.html

 参院民主党は21日、役員改選を行い、江田五月参院議員会長(64)と輿石東幹事長(69)が再任された。いずれも任期は1年。江田氏は無投票だったが、幹事長は労組出身の輿石氏に若手グループの支持を受けた小川勝也氏(42)が挑み、議員総会での投票で決着した。

 参院民主党は比例区を中心に労組系議員が多いが、一方で30、40歳代の若手が4割近くを占め、大半が非労組系。幹事長をめぐり、初の「労組系対若手」の選挙構図となったが、輿石氏が56票で、25票の小川氏が敗れた。

 また、江田議員会長は、国対委員長に労組出身の平田健二氏(61)を指名。前回通り幹事長、国対委員長は労組系が占めた。

 このほか、党執行部人事に関しては、小沢一郎氏が同日、前原代表を訪ね、要請されていた代表代行への就任拒否を伝えた。

189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 20:52:01
方向性としては一応賛成。問題点はなんだろう。

公務員改革の独自案作成へ 前原氏、スト権など付与
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000190-kyodo-pol

 民主党の前原誠司代表は22日、公務員にスト権や団体交渉権などの労働基本権を付与する一方で特権的な身分保障を撤廃することを柱とする公務員制度改革の独自案を年内にまとめる方針を固めた。原口一博「次の内閣」郵政改革担当相を担当者とし、検討を急ぐよう指示した。
 前原氏は、連合の笹森清会長に「公務員制度改革は絶対に後手に回らない」との考えを伝え、笹森氏は「労働基本権の問題をきちんと主張するべきだ」と一定の理解を示している。
 民主党が支援団体の連合に配慮し、郵政民営化の対案を国会に提出せず衆院選に惨敗したことを踏まえ、官公労の既得権に切り込む姿勢をアピールする思惑もある。
(共同通信) - 9月22日20時15分更新

190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/24(土) 20:19:01
助成金いくらだよ。

前原多難なビンボー民主党…職員の給与カットも検討
総選挙惨敗で助成金激減
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_09/t2005092402.html

 総選挙で大惨敗した民主党が、政党助成金の大幅減額で財政難に直面している。前原誠司代表は現職議員に給付していた政党支部交付金を削減する方針を打ち出し、党本部職員の給与カットも検討している。ただ、総選挙敗北の責任者を要職で重用するなど前原体制のケジメのなさも指摘されており、資金繰りも含めて、同党の先行きは不安だらけといえそうだ。

 総選挙で64議席を減らした同党の平成17年の政党助成金は、16年比約4億円減の約108億円となる見込み。18年は同約17億円減の約105億円にまで落ち込むとみられ、収入の大半を助成金に依存する同党にとっては大きな痛手だ。

 こうした中、前原代表は「頑張ったけれど落選した人を、現職議員への給付をカットしてでも、しっかりとサポートしていかなくてはならない」と表明。現行で議員1人当たり年間1000万円の交付金を「痛みを分かち合うため年800万円程度まで引き下げる」(幹部)案などが検討されている。

 このほか、83人いる党本部職員の給与を1割カットして、落選議員の秘書のうち10人前後を党本部で臨時採用するための人件費に充てることも検討しているという。

 ただ、同党では大惨敗した総選挙で選対委員長を務めた玄葉光一郎氏が幹事長代理、政調会長だった仙谷由人氏が「次の内閣」厚生労働担当に抜擢(ばってき)されるなど、無責任体質が露呈しており、議員や職員の反発は必至といえそうだ。
ZAKZAK 2005/09/24

191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/24(土) 20:27:23
民主党:郵政法案の対案で「民営化または廃止」 前原代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050924k0000e010017000c.html

 民主党の前原誠司代表は24日午前、郵政民営化関連法案の対案取りまとめの焦点となる郵貯、簡保の最終形態について、「民営化もしくは廃止という形で両方書いてもらったらいい」と述べ、国の関与をなくす方針を明記する考えを示した。大阪市内で記者団に語った。また前原氏は同日出演したテレビ番組で、「ダラダラと(民営化)反対派が出てきてまとまらなければ、党の真意が問われる。最終的には多数決を否定しない」と語った。【衛藤達生】
毎日新聞 2005年9月24日 10時51分 (最終更新時間 9月24日 12時55分)

192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/24(土) 20:27:58
民主代表:憲法問題「多数決になじまぬ」…慎重に党内論議
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050924k0000m010135000c.html

 民主党の前原誠司代表は23日、大阪市内で記者団に対し、憲法問題に関連して「(多数決は)想定していない。(改正の発議は)衆参両院で3分の2以上の賛成が必要でなじまない」と述べ、慎重に党内論議を進める考えを示した。前原氏が憲法9条改正積極論者であることに、党内の旧社会党系議員らが警戒を抱いていることに配慮したとみられる。ただ、重要テーマに関する党内の意思決定については「我々(の対応)が後手後手に回らないことだ。期間内にまとまらなければ多数決も辞さないが、そうならないような徹底した議論を求めたい」と述べ、多数決も辞さない構えを示した。

 前原氏はこの日、地元・京都市で、恩師の故高坂正尭元京大教授や亡父の墓を訪れ就任を報告した。同市内のホテルで開いた会合で衆院選での党の大敗について「強烈な反省なしに再スタートはない」と改めて強調した。【江田将宏】
毎日新聞 2005年9月24日 2時03分

193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/24(土) 20:55:14
郵政法案の対案が第一弾…民主・前原代表、就任1週間
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050924-00000311-yom-pol

 民主党の前原代表は、24日で就任から1週間を迎えた。

 前原代表は24日午前、大阪市で読売テレビの番組に出演し、代表就任から1週間が過ぎたことについて「生活が様変わりした。SP(警護官)もつく。党再建という重い仕事をやらせてもらい、43歳になって、生まれて初めて毎日を一生懸命生きている気がする」と述べた。

 「闘う政党」を掲げる前原氏は、執行部人事で党内各グループのバランスに配慮することなく、中堅・若手を重用した。小沢一郎・前副代表に代表代行を要請したが、固辞されると「さらに要請することはない」と深追いしなかった。同様に執行部入りを求めた菅直人・元代表にも執着することはなかった。

 前原氏の真意について、党内には「要請したのに断られたという既成事実を作り、ベテランの不満を封じたのではないか」(中堅議員)との見方もある。

 さらに、旧社会党系議員の代表といえる横路孝弘・元副代表が、衆院副議長になった人事も、副議長就任により横路氏が民主党会派から離脱することに狙いがあったと見る向きもある。前原氏は、党内の旧社会党系議員に慎重論の強い憲法改正問題で、「9条を改正し、集団的自衛権行使を容認すべきだ」と明言している。

 国会対応では、重要法案については必ず対案を提出する「対案路線」を打ち出した。党の政策決定方式について、党内意見が割れた場合には「両院議員総会で多数決をする。党議拘束をかけ、従わなければ処分する」という方針だ。

 24日の読売テレビの番組で、前原氏は「今回の(衆院選の)反省は郵政の問題で対案を示さず、党の支持基盤である労働組合に遠慮したのではないかと、与党に徹底的に追及されたことだ」と述べた。

 対案路線の第一弾となるのが郵政民営化関連法案の対案だ。衆院選の政権公約にはなかった、郵便貯金・簡易保険の「民営化もしくは廃止」について明記した上で、月内に国会に提出するように指示している。
(読売新聞) - 9月24日20時26分更新

194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/24(土) 21:21:28
真剣勝負で民主党再生
前原代表、京の支持者らに決意
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005092400059&amp;genre=A1&amp;area=K10

 民主党の前原誠司代表(衆院京都2区選出)が23日、京都市中京区のホテルであった党府連の会合に出席し、代表就任後初めて地元の地方議員や労組幹部らに「毎日、真剣勝負で党を再生する」と決意表明した。

 前原代表は、重要法案には対案を出す党の新方針などを説明。「党として一体性ある考えを国民に示し続けることが重要だ。本気で政権を担う党に立て直す」と誓った。

 菅直人前代表と争った先の代表選を振り返り、「立候補者が1人だと新代表の正当性が疑われる」として選挙前に菅氏に電話し、立候補を促していたことを明かした。党人事では「外からの見え方も大事だと思い、京都の国会議員にはあえて主要ポストから外れてもらった」と説明した。このほか、労組との関係については「応援してもらう限りは神様だが、政治信念を変えてまで関係を貫かない。いろんな組合と徹底的に議論し、意見をまとめる」と述べた。

195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/25(日) 03:06:26
馳浩9/22
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050922.html

 午後1時から本会議。 ・常任委員長指名  ・特別委員会(8)設置
 終了後、郵政民営化特別委員会。顔ぶれは少々変わったが、前国会の焼き直し。二階委員長、山崎筆頭理事、柳沢理事、石波理事に加えて、園田理事も参加。国会対策は坂本先生と馳浩。最強の布陣?

 さっそく、今国会での法案処理について与党理事懇談会にて打ち合わせ。野党筆頭理事は中井さんから原口さんに代わったので、山崎筆頭と原口筆頭の交渉から始まることになるわけである。その中井さんとエレベーターですれ違ってご挨拶。
 「先生が野党筆頭理事にいらっしゃらないから淋しいですよ。」
 「俺はしばらくは無役で自重してるよ。政経塾は肌にあわねえからな!」 と独特の言い回しで民主党内の微妙な空気を表現されるのであった。

196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/25(日) 03:14:16
選挙区事情で言えば民主党に親和性があるかな。それを反映した文に読める。さてどうなるのか。

江田憲司9/20
http://www.eda-k.net/chokugen/224.html

 「今回だけは小泉さん」。それが選挙戦を通じて、私、江田けんじが肌で感じた有権者の声だった。「小泉政治」に多くの問題があると考えている人も、「郵政民営化法案だけは通さないといけない」。「今回だけ」になぜか説得力のある選挙結果だった。

 だから、国民の負託は「郵政民営化法案」が通るまで、あるいは、せいぜい小泉政権が続くまでと考えた方がいい。なにも自民党が良かったわけでもない。確かに、形式論理的には、今後の四年間、次の解散までの与党・自民党政権への信任と言えるが、そんな評論家的な次元の問題ではない。郵政後に与党・自民党が改革に躊躇していると、流れが明らかに変わっていくことだろう。

 ただ、民主党の体たらくは明らかだった。本来なら、これだけ改革を標榜してきた政党なのだから、自民党案を更に進める民営化案、対案を出してこそ戦うべきであっただろう。一部の支援団体が反対だから反対するという、民主党の一番悪い「労組依存体質」が露骨に出てしまった。前原新代表の下、解党的、いや、解党して、「ごった煮状態」からの脱却を図ってこそ、民主党の将来は切り開けるだろう。

 私も、このような民意を受けて、今回だけは、首班指名は「小泉純一郎」で行く。そして、選挙公約どおり、郵政民営化法案にはもちろん賛成する。しかし、反対派への妥協のしすぎで問題の多い法案だ。JRやNTTのように地域分割を図ったり、郵貯・簡保の縮小等を通じて、民業圧迫の弊害もなくしていかなければならない。また、何よりも、郵貯・簡保340兆円のお金がムダな事業へばらまかれている流れを止め、年金や医療の建て直し、子育て支援、景気対策等に注ぎ込んでいかなければならない。「更なる徹底した民営化」が不可欠だ。

 ただし、その信任は郵政民営化までだ。その後のことを私はコミットしない。それが、私を当選させていただいた有権者の民意でもある。「あえて無所属」で大変なリスクをとって勝たせていただいたのだから、その後のことはフリーハンドだ。「どこの政党が国民本位」か「郵政民営化だけでない本当の改革ができるのか」、しっかりと見極めさせていただきたいと思う。

197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:24:49
民主党:財政面も危機 政党助成金減、落選者支援難題に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050926ddm003010061000c.html

 衆院選で惨敗した民主党が、大量の落選者の処遇に頭を悩ませている。小選挙区で敗れ、比例代表でも復活できなかった落選者は03年衆院選の90人から178人と倍増。次期衆院選に向け再び落選者を公認内定した場合、党から支給する生活費などは膨れ上がるが、逆に政党助成金は減ると予想されるからだ。落選者の一部を降板させる作業も避けられず、党執行部は財政、人事の両面で難題を抱えている。

 民主党は、03年衆院選では小選挙区で267人を公認し、比例復活も含め177人が当選。今回の小選挙区擁立者は289人に上ったが、うち当選者は111人にとどまった。党本部が、各選挙区で次期衆院選に立つ「公認内定者」を決定。内定者にはこれまで毎月50万円の活動費と20万円の生活費を一律支給し、活動が活発な者には30万円を上積みして最高100万円を支援してきた。

 こうした支援は落選時点で打ち切られたため、民主党幹部は「有望な人物には11月にも次期衆院選の内定を出したい」と意欲的だが、問題は党財政が持つかどうか。落選者のほぼ全員に月100万円を支給すると、年間21億円が必要になり、年間予算140億円の党には過大な負担だ。しかも、予算の大半を占める政党助成金は議席数などに応じて増減する。今年分は、衆院選前は122億円の計算だったが4億円減額され、来年は105億円にまで減る見通し。「支援額を見直す必要が出るかもしれない」と話す幹部もいる。

 今後は落選者を公認内定者としてどの程度残すかが課題になる。前原誠司代表は「活動に問題があった方は公認から外す」と明言。選対幹部も「03年の衆院選後の対応は、惜敗率50%以上は内定するなど甘かった。今回は精査する」と厳正審査をほのめかす。【田中成之】

毎日新聞 2005年9月26日 東京朝刊

198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:26:47
闘論:「前原民主党」再生なるか 松本剛明氏/鉢呂吉雄氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050926ddm003070063000c.html

 衆院選で惨敗した民主党で、43歳の前原誠司氏が新代表に選出された。ベテランの菅直人元代表を、わずか2票差で振り切っての代表就任。郵政民営化法案の対案作りや安全保障政策、労組との関係見直しなど課題は山積している。党所属の衆院議員2人に「前原民主党」への期待と懸念を語ってもらった。(題字は書家・貞政少登氏)

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 ◇「違い」恐れず議論を 一つの方針出す時期−−民主党政調会長・松本剛明氏

 前原さんの人事が「上から順に三役につく」という従来の常識と違っているのは確かだ。当選3回の私に政調会長就任の要請が来たのには驚いた。しかし衆院選惨敗という状況で、「上も下もない」と思って引き受けた。

 国会議員5年という私の経験は、衆参両院の民主党所属議員の中では、すでに真ん中より上かもしれない。鳩山(由紀夫)幹事長は当選回数も豊富だし、国対委員長の野田(佳彦)さんも経験者。私の仕事も「全員野球」の中での役割の一つと受け止めている。

 前原さんについて、小泉(純一郎)首相は「自民党にいてもおかしくない人材」と言い続けている。前原さんの力をそごうという自民党の戦略だろう。しかし、例えば有事関連法案の修正協議で前原さんが求めてきたのは、国会の関与を強め、人権保障規定を盛り込むことだ。イラク問題でも自衛隊撤退を求めている。前原さんが語る内容を聞いてもらえれば、安保政策で彼に不安を持つ人にも「方向性は同じ」と理解してもらえると思う。

 「安保通」の顔が表に出過ぎているが、目指しているのは、税金の無駄遣いを排除し、国民が「一番税金を使ってほしい」と思うところに回す仕組みを作ることだ。小泉さんの「一律切り捨て」では絶対出てこない部分を出していける。

 民主党は今まで、限られた時間の中で「2大政党の一翼」の形を作るため、多様な考え方の最大公約数を優先せざるを得なかった。そのことは戦略として間違ってはいなかった。

 しかし郵政民営化法案の対応では、党内に賛否両論がある中で、徹底的に議論せず、やすきに流れて一番簡単な「廃案」という党内合意を取るにとどめ、有権者の信頼を失った。

 衆院選で惨敗したとはいえ、2大政党の一翼としての民主党の地位はすでに確立されたと思う。前原代表の就任を機に「政権政党」に向けて、違いから逃げず徹底的に議論し、一つの方針を打ち出す段階に入るべきだ。

 労組との関係で言えば、政党は国民全体にとって何が大切かという視点で考えるが、組合は組合員の幸福を考える。使命が違うのだから、政策で一致できない部分があるのは当然だ。【構成・尾中香尚里】

199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:27:58
ま、前原代表って小泉さんの真似してるところがあるからな。

(続き)
 ◇「ミニ小泉」でいいのか 自民との対抗軸必要−−民主党前国対委員長・鉢呂吉雄氏

 前原君に対し懸念しているのは、その政治手法だ。例えば代表就任時の記者会見。「憲法9条2項を削除して自衛権を明記する」と表明した。その後のテレビ番組で「集団的自衛権も限定的に認めていく」とも言っている。党としてはそこまでは踏み込んでいないし、国民も望んでいない。自民党との対抗軸を打ち出す点からも望ましくない。

 前原君の外交・安全保障政策は「日米同盟重視」。自民党議員と訪米もする。しかし、民主党は日米関係も大事だが、戦略的に東アジアに依拠してやっていくと言ってきた。代表就任後の発言は、個人的見解を早々に打ち立て、議論を一定の方向に持っていこうとする手法に見え、疑念を持たざるを得ない。

 衆院選では小泉首相の独裁的な手法が国民に受け入れられたのかもしれないが、同じような「ミニ小泉」的な手法が、果たしていいのだろうか。結論を急ぎすぎてはいけない。前原君は03年の有事関連法案では、粘り強く私たちの考えを聞き、党の対案をまとめてくれた。ああいう姿勢を忘れないでほしい。

 国民は今のところ清新さに好意的な判断をしている。頑張ってほしいが、衆院選で大敗北を喫した党の立て直しを図るには、心配な面も多い。

 執行部人事を見ても党全体をまとめられる人物がいない。ベテランの鳩山幹事長はどちらかと言えば上に立つ人で、下働きは不得意。他の幹部は中堅・若手主体。嫌なことをきちんとやっていけるかどうか。菅氏や小沢一郎前副代表に執行部入りを要請したが「言っただけ」という感じ。本気で力を借りようとしているように見えない。

 今の日本社会は急速に変わってきており、改革に伴い雇用や治安面での不安が出ている。公共的なものがバッシングの対象となり、すべて民間がやれるかのような風潮の中で「公共の役割」をきちんと打ち出す必要がある。自民党と鮮明な対抗軸を作るべきだ。

 労組との関係も不安だ。党と利害が対立するものに毅然(きぜん)とした態度を取るのは当然だが、国民は勤労者でもある。民主党が、働く人に共通の課題に対する労組の提言を参考にして政策を提示することは、あってもいいのではないか。【構成・衛藤達生】

200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 01:25:05
議員年金廃止法案を提出へ 民主、改革をアピール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000224-kyodo-pol

 民主党は26日、現行議員年金制度の「国会議員互助年金」を廃止するため、議員年金廃止法案を今国会に提出する方針を固めた。
 自民、公明両党も小泉純一郎首相の指示を受け、見直しに着手しているが、前原誠司代表は「良いことは協力したらいい。改革の競争をしたい」との意向で、10月中旬までには提出したい考え。与党より先に提出することで民主党主導の改革をアピールする思惑があるとみられる。
 民主党案によると、既に年金を受給している元国会議員には経過措置として額を2割カットして支給を継続するが、今後辞める議員には支給しない。
 現職国会議員については、これまでの納付金を返還するのが柱で(1)在職10年以上は全額返還(2)同3年以上10年未満は8割を返還(3)在職3年未満には返還しない−とする方向だ。
(共同通信) - 9月26日20時40分更新

201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/28(水) 05:23:29
郵政改革法案を提示、財投債購入禁止で資金の流れに制限も=民主党
2005年 09月 27日 火曜日 19:29 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml;jsessionid=TPUBNH4UX1HMACRBAEOCFFA?type=businessNews&amp;storyID=9765656&amp;section=news

 [東京 27日 ロイター] 民主党の原口一博「次の内閣」郵政改革担当相は、郵政改革調査会に、政府の郵政民営化関連法案の対案となる「郵政改革法案(素案)」を提示した。
 郵便貯金は預入限度額を段階的に引き下げる。さらに、07年10月までに、送金・決済業務などを行う公社の子会社「郵便貯金会社」を設立し、決済機能への特化によって、規模を大幅に縮小させる。簡易保険も同時に制度を廃止し、それまでの契約は複数の郵政保険会社に分割譲渡する。郵貯部分は事実上の決済専門銀行とし、簡保は分割民営化する内容となっている。他方、郵便事業は公社形態で、全国的サービスを維持することを認めた。

 郵便事業については国の責任でサービスを提供することを担保し、それ以外の業務については、廃止または民営化し、資金が公的部門に流れることを必要最小限にする。公社、郵貯会社、郵政保険会社に、財投債・政府保証債・財投機関債の購入を禁止し、特殊法人への資金の流れを制限した点が特徴だ。

 調査会では民営化反対論も出て終日議論が続いているが、執行部は素案を大枠了承し30日にも正式決定する方針。

 こうした党内情勢について、前原代表は午後の定例記者会見で、郵便事業については国が責任をもって経営していく内容となっていることを挙げ、「地方を切り捨てるつもりは全くない」と説明した。さらに、対案では、郵貯問題の根幹といわれる肥大化した金融部門にメスをいれ、「官から民へ資金を流すにはどうすべきかということをしっかり書いた。政府案では、民から官によりカネが集まる仕組みになっている」と述べ、28日の小泉首相所信表明に対する代表質問では、「改革の方向性をしっかり競い合いたい」と意気込みを語った。

202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 17:04:07
民主党・前原誠司代表に聞く
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050927/mng_____kakushin000.shtml

 民主党代表選で、菅直人氏を破って新代表に就任した前原誠司氏。先の衆院選で大敗した民主党をどう再生させ、巨大与党にどう対抗していくのか−。四十三歳の若きリーダーに聞いた。 (聞き手=政治部・関口克己)

 □態勢づくり

 ――代表選出馬を決意したのはいつか。

 「衆院選の開票日(十一日)に、自宅で当選を待っていた時だ。『岡田(克也)さんが辞めた後を誰がやるんだ』と考え、妻に『おれが小選挙区で勝ったら、考えなきゃいけないな』とぼそっと伝えた」

 ――代表選の立会演説会で、中学時代に父を亡くし、奨学金で大学まで進んだ経歴に触れたことが、勝因の一つともいわれている。

 「前夜に、陣営の議員から『政策論だけでは駄目だ。人を感動させないと』と言われた。『お涙ちょうだいは嫌だ』と明確に答えなかったが、(演説に)入れようと腹に決めた」

 ――ブレア英首相が首相に就任したのも四十三歳だった。

 「任期一年で、どうやって党を立て直しの軌道に乗せるかしか考えてない。一日一日をしっかりやる。それだけだ。政治生命が早く終わるかもしれないと、覚悟して出馬をした。私の好きな坂本竜馬は三十三歳で死んだ。それに比べれば、私もいいおっさんだ(笑)」

 ――能力主義を掲げた人事を自己採点すると。

 「ほぼ百点満点だ」

 ――旧社会党系や旧民社党系を外したとも指摘されている。

 「何グループとか考えずに、この課題なら誰にするかと考えた。批判をする人は、それに適した人材がそのグループの中にいるのかと問いたい」

 □対決戦略

 ――民主党を立て直せるのか。

 「強烈な反省の下で、再スタートすることが必要だ。郵政民営化関連法案への対応を反省し、重要政策については常に対案を出す姿勢が必要だ」

 ――民営化法案の対案は、「郵便貯金と簡易保険は民営化または廃止」とする方向だが、反対する議員は除名するのか。

 「小泉首相のまねはしない。一法案の対応で党議拘束違反をしたからといって、除名するのは極端だ。ただ、形だけの罰則でもいけないので、厳しく対応する」

 ――「脱労組」を進める上で、公務員制度改革が試金石になりそうだ。

 「考え方を今年中にまとめる。与党より先に出すぐらいの意気込みでやる。(労組系議員の)反発はあるかもしれない。だが、代表就任時に、国家公務員に労働三権を与える代わりに身分保障を廃止すると明言し、退路を断ったつもりだ」

 ――憲法改正案づくりの対応は。

 「国民投票で半数に賛成していただこうと思えば、相当慎重な議論が必要だ。失敗すれば、数年間は取り上げることができなくなる。焦らずじっくりやっていく」

 ――改憲案の党内取りまとめのため、多数決を取る気はないか。

 「毛頭ない。この伝家の宝刀はあまり抜くべきではない」

 ――九条はどうする。

 「(陸海空軍の不保持を定めた)二項を削除して自衛権を明記する。九条改憲論者は、タカ派で好戦派というレッテルを張るのはナンセンスだ。『読んで字のごとく』の憲法に直すべきだ」

 ――自民党との違いをどう出していくのか。

 「外交・安保の立ち位置はほぼ一緒でいい。内政ではいい改革競争はするが、『小さい政府』の競争はしない。民主党はセーフティーネットをしっかり張れと主張する」

 まえはら・せいじ 京大卒。松下政経塾、京都府議を経て、1993年の衆院選に日本新党から出馬し、初当選。民主党幹事長代理や「次の内閣」外相、防衛庁長官を歴任。衆院京都2区。当選5回。43歳。

203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 23:19:18
テロ特措法延長で賛成も 民主、鳩山氏は慎重論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000215-kyodo-pol

 民主党は5日の「次の内閣」会合で、テロ対策特別措置法の再延長への対応に関し、従来の反対方針から賛成に転じることも選択肢として協議を継続することを確認した。松本剛明政調会長は会合後の記者会見で、次回会合で結論を出す考えを明らかにした。ただ、鳩山由紀夫幹事長は賛成に転じることに慎重論を示しており、意見集約まで曲折がありそうだ。
 またイラクから自衛隊を撤退させるイラク復興支援特措法廃止法案を近く国会に再提出することを決めた。
(共同通信) - 10月5日20時10分更新

前原民主、現実路線に舵 インド洋派遣再延長、特措法改正案賛成へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000005-san-pol

 民主党執行部は四日、インド洋での海上自衛隊の給油活動などを一年間再延長するテロ特措法改正案に賛成する方針を固めた。同党は平成十三年に政府が時限立法で法案を提出した際と十五年の二年延長のための同法改正の際いずれも自衛隊派遣の国会事前承認などを求め反対したが、「対米関係」重視の観点から今回、大きく面舵(おもかじ)を切った。安全保障政策や憲法改正などで現実的な対応を探る前原誠司代表の路線を象徴する流れといえそうだ。
                  ◆◇◆
 十一月一日に期限が切れるテロ特措法改正への対応について前原代表は四日の記者会見で「洋上給油を海上自衛隊は行っているが、具体的にどのような役に立ったのかなど国民への説明責任が果たされていない」と政府を批判し、「総合的なテロ対策の恒久法のようなものを作る必要がある」と持論を展開。賛否については明言を避けたが、「しっかりした対応を民主党としてやっていくことを国民に伝えたい」と現実的な対応をとることを示唆した。
 四日の党外務・防衛部門会議では、「反対」の意見が出たが、党内には「国会の事前承認を条件に賛成すべきだ」との声もある。前原氏ら執行部や「次の内閣」メンバーの間では「前原体制になった以上、民主党も現実路線に舵を切るべきだ」(中堅)との空気が強まっている。「条件つき賛成」については「巨大与党には民主党の条件は軽く一蹴(いっしゅう)され、結局反対せざるを得なくなる。賛成するなら条件はつけないほうがいい」(幹部)との判断に傾きつつある。
 民主党には郵政民営化法案への対応をめぐり「守旧派」のレッテルを政府・与党にはられ、衆院選で大敗に追い込まれた苦い経験から、テロ特措法でも「まず反対ありき」の姿勢は取れなくなってきた。方針転換について「テロ特措法に反対すれば民主党は旧社会党と同じという印象を与える。保守層の支持を得ない限り政権交代は厳しい」と党幹部は語る。
 第二次大戦時の英・チャーチル首相は「外交・安保政策の80%は常識。残りの20%はニュアンスの差でしかない」と説いた。政権担当能力がある政党の外交・安保の基本線は変わらないという意味だが、党内には「衆院選惨敗で民主党もようやく目を覚ました」(中堅)との声も漏れる。
 一方、テロ特措法とともに重要な米国との協調活動に位置付けられるイラク特措法について、民主党は「政府はイラクからの自衛隊撤退など出口戦略の検討に着手している」(幹部)とみている。このため「派遣延長反対を主張しても痛手にならない」(幹部)として、昨年の臨時国会に提出したイラク特措法廃止法案を再提出することも検討している。
(産経新聞) - 10月5日2時47分更新

204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 23:22:48
行き当たりばったりのような。官邸と世耕チームに弱点さらすだけかもしれないね。
小泉退任後の官邸と世耕チームの動向次第だけど。

「前原ブログ」開設検討…民主、メディア戦略を強化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051001-00000413-yom-pol

 民主党は党機構改革の一環として、メディア戦略の強化に乗り出す。

 同党は衆院選で64議席を失った敗因を「自民党が改革政党で、民主党は抵抗勢力だというレッテルを張られた」(前原代表)と分析。特に若者や主婦らを含む「インターネット世代」に対するPRで、自民党に水をあけられたことが大きな要因と見ている。

 このため、前原代表は鳩山幹事長に対し、マスコミ対策や党のホームページ(HP)作りなどを担当する広報宣伝部門を一元化するよう指示した。

 党内に「メディア戦略室」(仮称)を新設し、HPや機関誌の刷新や、前原氏による日記形式の簡易HP「ブログ」を始めることなどを検討している。

 すでに郵政民営化関連法案の対案作成をめぐる党内の論議を報道陣に全面公開したり、前原氏が1日に受ける報道インタビューの回数を増やしたりするなど、露出度アップに懸命だ。

 ただ、党内からは「中身が伴わないと、すぐに飽きられてしまう」と冷ややかな声も出ている。
(読売新聞) - 10月2日1時10分更新

205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 02:04:29
特集WORLD:どうする民主党 居酒屋てい談
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051005dde012010038000c.html
 ◇政権交代だけ言わず、カナリアは歌い闘うべし

 歴史に残るであろう「9・11総選挙」の興奮も冷め、国会では与野党ガチンコ対決が始まった。と言いたいところだが、民主党の影が薄い。存在感は「小泉チルドレン」にも劣る。さあ、どうする民主党。東京は新橋の居酒屋で、衆院の3議員が本音を語った。【根本太一】

 お集まりいただいた−−ではなく、強引にお誘いしたのは▽河村たかし(56)=愛知1区、当選5回▽松原仁(49)=東京3区・比例復活、同3回▽小宮山泰子(40)=埼玉7区・同、同2回−−の3氏。勤め帰りの男女で満席の店内で、日焼けした顔はさすがに目立つ。そう、思い起こせば猛暑の中での選挙戦だった。

 まずはビールでのどを潤し、名物「鳩棒(はとぼう)」を注文した。北海道の地どりで作った、つくねである。なぜ鳩棒かといえば、実はこの店、鳩山由紀夫幹事長が党代表だった4年前に友人と開いた居酒屋だ。時おり顔を見せては、お客さんに愛きょうを振りまくという。

 そんなことより、民主党は惨敗だった。政権交代を目指しながら、改選前の177議席を113に減らし、105人いた小選挙区での「勝ち組」も半数の52人止まり。どうしちゃったんです?

 ■蜃気楼

 「でも私、前回(03年選挙)より1万票も多く取れました。それなのに負けちゃって」。小宮山さんがウーロン茶のコップを置いて話し出す。「駅頭で年金問題や社会保障の重要性を訴えたんだけど、若い人の関心は郵政だけ。なぜなのって聞くと、テレビがそう言ってるからって答えるのね」

 「僕だって票を伸ばしたよ」。松原さんが分析してみせた。「民主党には都市部はOKって油断があったね。源平の合戦で一の谷を駆け下りたのは小泉さんで、アリャーと負けちゃった」。一の谷はもちろん郵政解散。「民営化反対の抵抗勢力はけしからんっていう支持者が自民党に流れて。だけど公示日(8月30日)の5日ぐらい前から、争点が郵政だけなのはおかしいと揺り戻しがあって、これで潮目が変わって頑張れるぞと」

 しかし、である。「僕らは支持層や浮動票だけ気にしてたのに、今回は普段、政治と無関係な、おそらく選挙に行ったこともない人まで小泉ワイドショーで盛り上がっていた。これが自民党票を700万も増やした分だね。蜃気楼(しんきろう)みたいな票だった」。松原さん、ビールをグイッと飲み干した。「上田清司さん(埼玉県知事)が言うには、小泉さんはミュージカルや歌舞伎を見ているから『見え』の切り方がうまいって。演技力」

 なるほど9月28日の国会で、小泉純一郎首相が野党の代表質問に答弁する前に、水をコップに注いで飲む様は役者のようだった。「でも、それに熱狂的に拍手する小泉チルドレンって何?」。小宮山さん、しきりに不気味がる。松原さんは「こっちは貸しビデオを一人で見てる感じで『日本をあきらめない』。売り込み方が違うって」。ボルテージが上がってきた。すいませんビールお代わり!

206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 02:05:06
 ■泥臭く、貪欲に

 「わしは中小企業(の経営を)やっとるから売り込み方は任してちょ」。黙って焼酎を飲んでいた河村さんが、ここで初めて話に割り込んだ。「今の民主党は『歌を忘れたカナリア』だがや。55年体制下の社会党みたいなもんでよ。わしはずうっと議員年金の廃止を言うとった。通常国会の冒頭で提案し、自公に否決させとったら受けました。何も歌わんで政権交代だけ言うてもだめだで」

 そう。民主党が議員年金廃止をマニフェスト(政権公約)に入れたのは選挙戦中盤。遅かったのか。「党内には年金に固執する守旧派がおるし、郵政でも労組に縛られた議員がおるから党として賛成できない。わしは民営化に賛成だで。自分の信念に反して反対投票するのは、どえりゃあつらかったでよ」

 一同、シュンとなる。「皆さん頑張ってくださいよ」。背後から声をかけられ振り向くと、ほろ酔い加減の初老の紳士。「仁さん、応援してますからね」と松原さんの肩をたたいて出て行った。

 「民主党は国民に対してだれもが説明できる基本理念を作り直すべきなのね」。気を取り直したのか、小宮山さんが語り出す。「古いグループもいる中で、意見が違う中で、私たちは本気で努力してきたのかな。夜を徹してやればいい政策議論も1時間ぐらいで終わりでしょう」

 「泥臭く、貪欲(どんよく)に政権を取りに行くって姿勢がないと国民に信頼されないと思う。民主党が女性に人気がいま一つなのは力強さや生命力に欠けているからで、小泉さんにはその点、自民党内で戦っているイメージがありましたよ」。小宮山さんがそう話すと、「前原さん(誠司・新代表)は党内の守旧派との戦いだな」と松原さん。「悩めるハムレット。トゥ・ビー・オア・ノット・トゥ・ビー」

 ■総理にしてちょうよ

 が、河村さんはうなずかない。ホッケをつまんでいたはしを置き「わしをいっぺん党の代表にしてちょうよ。日本は変わるがや」。今回の代表選にも立候補を目指したが、推薦人が足らずに3度目の断念となった。「選挙で決めたんだから新執行部を支持はするが、来年も挑戦するでよ。組合の代表や自民党の平安貴族みたいな族議員はいらん」。河村さん、やおら所信表明演説を始めた。

 「議員は公僕かつボランティアだがや。政党助成金は廃止して、議員報酬も政治活動費も税金から出すのはやめる。欧米のように個人の献金でまかなうべきですよ。小泉改革を上回るのは議員経費の民営化だで。そうすれば、できの悪い議員は淘汰(とうた)され、能力ある議員だけで国民に責任ある政治をしていけるんです」

 「わしを総理にしてちょうよ。庶民的だで。地元で250年続く神社の祭りの会長もしとる。選挙の時だけ踊るのとは違うがね。先祖は400年前から地元に住んどるし……」「400年?」「そう関ケ原からだで」「そういえば、顔の彫りも深く、高貴なお方だ」「あら、そうかしら」「でも腹が出てるから総理にはなれないね」「何言うとる。ダイエットしとるがね」。かくして、今宵(こよい)も新橋の夜はふけていく。

207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 02:18:37
民主代表、公務員給与法案で対案提出を指示
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051012AT1E1200D12102005.html

 民主党の前原誠司代表は12日の「次の内閣」閣議で、人事院勧告を完全実施するため政府が提出した国家公務員の給与法改正案の対案を今国会に提出するよう指示した。ただ対案づくりには官公労の支援を受ける議員が反発しており、とりまとめが難航する可能性がある。

 対案は前原氏が「改革の本丸」と位置づける公務員改革の第1弾だ。人勧は民間の給与を参考に決めるが、比較対象は「従業員100人以上の会社で、かつ50人以上が所属する事業所」。中小・零細企業の実態をより反映した官民比較にする対案を出すことで、公務員給与のもう一段の引き下げを求める狙いがある。

 だが前日の党給与法検討会では官公労系議員を中心に反対論が噴出。自治労出身の高嶋良充氏は「拙速な対案は避け、通常国会で骨太な対案を示すべきだ」と批判し、日教組出身の神本美恵子氏も「人勧制度への介入は許されない」と強調した。 (20:23)

208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/14(金) 23:58:05
公務員給与見直しで法案 民主提出、党内に波紋も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051014-00000219-kyodo-pol

 民主党は14日、現行の人事院勧告制度の官民給与水準の比較方法を見直し、官民格差是正の徹底を図る国家公務員法改正案を衆院に提出した。
 中小・零細企業の実態を一層反映させ、事実上、公務員給与の引き下げを図る内容。政府が国家公務員の給与関連法案を今国会に提出したことを受け、前原誠司代表が「公務員給与に関し民主党の考え方を打ち出すべきだ」と指示していた。
 党内では「労働基本権付与なども含めた公務員制度改革の骨太の対案を用意すべきだ。法案提出は拙速だ」などの反対論が相次いでおり、“見切り発車”での法案提出は波紋を広げそうだ。
(共同通信) - 10月14日20時38分更新

209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/15(土) 03:49:34
おざーたんは何がしたいの?

民主党:テロ特措法延長反対へ 党内世論に配慮
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051015k0000m010152000c.html

 民主党は14日、11月1日で期限切れとなるテロ対策特措法を1年間延長する改正案に反対する方針を固めた。前原誠司代表は賛成の意向をにじませていたが、旧社会党系の議員に加え、小沢一郎氏も反対姿勢を明確にするなど異論が強い党内世論に配慮した。18日に正式決定する見通し。

 民主党は03年に期限を2年間延長する法改正に反対したため、党内から「今回賛成に転じる理由が説明できない」と異論が噴出。「無理をしても党がバラバラになる」などの声も出ていた。

 一方、国家公務員の給与を引き下げる国家公務員法改正案は、官公労出身議員などの反対を押し切る形で提出した。執行部はテロ特措法と公務員制度改革双方で反対論を押しきった場合に、反執行部の動きにつながることを懸念。「公務員制度改革は国民に広く支持されるが、テロ特措法は必ずしもそうではない」(党幹部)と公務員制度改革を優先させた。【山田夢留】

毎日新聞 2005年10月15日 3時00分

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/15(土) 09:15:03
民主・小沢氏、テロ特措法改正案に反対表明
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051014AT1E1401314102005.html

 民主党の小沢一郎前副代表は14日、テロ対策特別措置法改正案への対応をめぐり、前原誠司代表らが政府側から十分な説明があれば賛成もあり得るとの考えを示していることについて「(法案成立と延長決定の)2度にわたり反対しており、(今回賛成するのは)説明がつかない。反対だ」と表明した。さらに「党内の全員に賛否を聞いたらどうか。多分、反対の方が多いのではないか」と強調した。京都市内で記者団に語った。 (20:00)

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/16(日) 23:49:17
単純に賛成できない テロ特措法改正で鳩山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000026-kyodo-pol

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は16日のNHK番組で、テロ対策特別措置法改正案の賛否について「テロを武力でなくそうという考えは間違っている。単純に賛成するわけにはいかない」と述べ、民主党は最終的には反対に回るとの見通しを示した。
 同党は17日の衆院イラク復興支援特別委員会での審議を踏まえて賛否を決定するが、前原誠司代表は政府側から十分な説明があれば賛成もあり得るとの立場。ただ党内には異論が強く、食い違いが表面化している。
 これに関連し党幹部は「政府側からよほどの説明がない限りは賛成することはないだろう」との見方を示した。
(共同通信) - 10月16日14時2分更新

212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 00:48:37
テロ対策:民主代表、独自の恒久法案策定に意欲
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051019k0000m010023000c.html

 民主党の前原誠司代表は18日の記者会見で「テロ防止の根本的な対策となる恒久法が必要だ。他国とのネットワーク作りの中で、他国や日本自身へのテロを防止する法律案をまとめたい」と述べ、党としてテロ対策に関する恒久法案を独自に策定する考えを示した。民主党は政府のテロ対策特別措置法改正案の採決で反対したが、この発言はテロ対策自体には前向きに取り組む姿勢を示すのが狙いとみられる。提出時期については言及しなかった。

毎日新聞 2005年10月18日 18時22分

213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 12:07:16
「団塊党」結成へ=草の根ネットで若手に対抗?−民主・菅氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000173-jij-pol

 民主党の菅直人元代表が、1947〜49年に生まれ、今後数年で大量退職する団塊の世代に社会活動の場を提供する「団塊党」の結成に乗り出した。菅氏は「人と人をつなぎ、自発的な動きを誘発したい。民主党に共感が得られれば、党にプラスになる」と指摘。団塊の世代の地域活動のネットワーク構築を目指している。
 菅氏のホームページによると、「団塊党」への参加を想定しているのは、会社勤めで地域に拠点がない都市部の男性サラリーマン。民間非営利団体(NPO)への参加や環境問題などの研究、技術開発を行えるようにするため、活動の場を提供するとしている。また、2007年の統一地方選への立候補支援も視野に入れている。
 菅氏はさらに、「今の若い政治家は社会的活動の経験は乏しい。民主党を立て直すには社会的運動を伴った政治活動が必要だ」と強調している。自身も46年生まれで団塊の世代に近い菅氏だが、9月の党代表選では43歳の前原誠司代表に敗北した。そこで、得意分野の草の根活動を武器として、若い世代に対抗していこうという狙いも見え隠れする。 
(時事通信) - 10月24日21時0分更新

214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:29:27
前原民主代表、米中韓3国訪問へ=人脈生かし存在感アピール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000107-jij-pol

 民主党の前原誠司代表は11月下旬から12月上旬にかけて、代表就任後の初外遊として韓国、中国、米国を訪問する意向を固めた。各国の政府要人や与野党幹部と会談する方向で調整している。小泉純一郎首相の靖国神社参拝でぎくしゃくする対アジア外交で民主党の存在感を示すとともに、対米関係では個人的な人脈を生かして「前原外交」をアピールしたい考えだ。 
(時事通信) - 11月2日19時1分更新

215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/05(土) 23:17:58
「労組依存脱却に注文」 民主全国幹事長会議 衆院選の総括を了承  2005/11/05 08:23
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051105&amp;j=0023&amp;k=200511050996

 民主党は四日、党本部で全国幹事長・選挙責任者会議を開き、大敗した衆院選の総括について執行部原案を大筋で了承した。八日の常任幹事会で決定する。ただ、前原誠司代表の掲げる「労組依存脱却」方針や「対案」路線には質問が相次ぎ、執行部側は説明に追われた。

 前原代表は衆院選敗北の理由について「政権交代と言いながら心構えができてなかった。どういう社会を目指すか明確に示せなかった点を小泉純一郎首相に突かれた」と指摘。「国民の関心のあるテーマでは対案を示し、新自由主義の小泉政権の対立軸をつくらねばならない」と強調した。

 総括に関して、民主党北海道の沖田龍児幹事長は「北海道が善戦したのは小泉首相の地方切り捨てに怒りがあったから」と強調。逢坂誠二衆院議員を比例道ブロックの単独候補に擁立したことで、「攻めの選挙ができ成果を挙げた」として、総括案に盛り込むことを提案し了承された。

 対案路線について各都道府県連幹事長からは評価の一方、「国家公務員給与の引き下げ案は党内議論を尽くさなかった」といった指摘が出た。労組依存脱却方針も「説明が足りず現場の士気に影響する」との注文があった。

216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/06(日) 01:28:44
大きな結果の捉え方としては、個々の候補に帰しづらい面が大きいと思われる。
群馬の石関(対笹川)のような好擁立もあったんだろうが、対戦相手の弱点を適切に衝いた擁立&好人材でないと、そこまで盛り返すのは難しい。
こうやって文句のようなものがバラバラに出てくるのをまとめるのは難しいだろう。
自民党は「首相」っていうレバレッジを持ってるから、強い。ただ、「首相」を有することを今後常に有効に利用できるというわけでもないが。そこは、現在の体制が最強クラス。

民主「常在戦場の欠如総選挙敗因」 全国幹事長会議 相次ぐ不満 展望は不良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051105-00000005-san-pol

 民主党は四日、全国幹事長・選挙責任者会議を党本部で開き、惨敗した先の衆院選の結果について討議した。執行部が衆院選総括案で示した、「常在戦場」意識の欠如や選挙争点の失敗などでは認識が一致した。しかし、衆院選から約一カ月半が経過しているにもかかわらず、今後の対策や展望をめぐっては具体的な論議には至らなかった。
 「政権交代と言いながら、態勢として、すべての面で準備や心構えができていなかったのではないか」
 前原誠司代表は冒頭、衆院選での敗因をこう分析。連合との関係については「支持者は神様だ。応援してくれた連合には心から感謝すると同時に、支持者をこちらから切ることは絶対にあり得ない」と理解を求めた。
 しかし、出席者からは「党中央が候補者を先行して決めたのが元凶だ」「社民党との候補者調整で中央の指揮系統が乱れていた」などの不満が相次いだ。「県連大会があるので支部長(衆院選挙区の公認候補予定者)を早く決めてほしい」との注文も出されたが、執行部は公認基準を策定している最中だとして、十二月中旬に開催する定期党大会までに第二次公認を決める方針を示すにとどまった。これに対し「対応が遅すぎる。消化不良だ」との声もきかれた。
 執行部は当初、特別国会の会期中に一次公認候補を決める予定だった。しかし、具体論に踏み込めば党内調整が難航する事態は避けられず、及び腰になっている側面も否定できない。候補者の「若さ」を重視する観点から、執行部内には「六十五歳定年制」の導入案も浮上している。ただ、ベテラン議員や衆院選で落選した元議員の間には「若ければいいというものではない」との異論がくすぶる。執行部は八日の常任幹事会で衆院総括案を了承後、公認基準策定や候補者選定を本格化させるが、態勢づくりには時間がかかりそうだ。
(産経新聞) - 11月5日2時45分更新

217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 11:41:08
行脚してない・・・。

民主ベテラン組:三者三様 それぞれの動き
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051112k0000m010164000c.html

 公認候補への定年制を打ち出した民主党だが、ベテラン組の代表格は鳩山由紀夫幹事長、菅直人元代表、小沢一郎前副代表の3氏。執行部入りした鳩山氏、代表選で前原誠司氏に敗れた菅氏、出馬を断念した小沢氏と立場は三者三様だが、「若さ」重視の党運営を横目でにらみながら、それぞれの動きを見せている。【尾中香尚里、山田夢留】

 ◇鳩山氏 人情派アピール ◇菅 氏 「団塊党」に意欲 ◇小沢氏 落選者を行脚へ

 鳩山氏は「前原氏が突っ走りやすい環境を作り、時には速度を緩めるよう言う」と強調。テロ対策特措法の延長問題では、賛成をにじませた前原氏らを反対に転じさせ、旧社会党系のベテラン議員に「あなただけが頼り」と言われたという。

 ただ、定年制問題では若手幹部に押し切られた面も。11日の記者会見で「『人情派の鳩山』として党を再生させる」と強調したが、表情には疲れもうかがえた。

 一方、菅氏は先月11日のパーティーで「『団塊党』を結党する」と発言。同席した前原氏をあぜんとさせた。「団塊党」は定年退職する団塊世代の参加を目指す。07年統一地方選への立候補支援も念頭に、むしろ「おやじ」を売り物にする。

 前原氏は旧さきがけ時代からの後輩。側近は「息子を見守る父親のよう。やや『大丈夫かな』という思いはある」と語る。菅氏はホームページで、81歳の市川房枝さん(故人)の選挙を支援した経験に触れ、定年制にチクリと苦言を呈した。

 その菅氏と、小沢氏は8日夜、9月の代表選後初めて囲碁を楽しんだ。同席者は「前原の『ま』の字もない。もっぱら小泉批判だ」。

 今月発売の月刊誌では「次は絶対政権交代だ。その総選挙だけは自分の手でやりたい。党首かどうかは別として」と強調した。ただ、衆院選で側近議員の半数が落選。今月から落選者の地元を回る予定だったが、「政治資金パーティーの時期に来て」と言われ、行脚は来年になりそうだ。

毎日新聞 2005年11月12日 3時00分

218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 11:53:02
国内法的に言うとそうなのかな。
ときに、刑に処されたあとの人間は国内法的に「犯罪人」なのでしょうか?
それでさえもなければ、事実上(?)の「犯罪人」ってだけですな。

そういう国際関係は、法とか関係なしに解決してしまうこともじゅうぶんありうる。法は表立っての反論方法に過ぎないというか。
・・・っていつもながらくだらないこと書いてるなぁ・・・

中国政府が民主党に抗議・野田氏の質問趣意書に反発
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051112AT1E1101911112005.html

 民主党の野田佳彦国会対策委員長が「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」として政府に見解をただす質問主意書を提出したことをめぐり、中国政府が同党に抗議していたことが11日、分かった。程永華駐日公使が9日、党本部で鳩山由紀夫幹事長と会談した際に「承服できない」と伝えた。

 野田氏は10月17日付の質問主意書で「サンフランシスコ講和条約と4回の国会決議で、すべての『戦犯』の名誉は法的に回復されている」と指摘。「戦争犯罪人の合祀(ごうし)を理由に首相の靖国神社参拝に反対する論理は破綻している」とした。鳩山氏は公使に「野田氏の個人的な思いだ」と説明したという。 (07:01)

219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 02:43:02
感想:言いっ放し。烏合の衆。どうにかせい。

民主党65歳定年制の波紋
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051110/mng_____tokuho__000.shtml

 民主党が衆院選の候補者選定基準で「六十五歳定年制」などを打ち出した。先の衆院選で惨敗した同党の若返りが狙いだが、すべての基準を厳しく適用すると、今回落選した候補で八十人以上が公認されなくなるともいう。早くも党内には不満の声も出ているが、一般社会でも、中高年には厳しい時代が続く。少子高齢化が進む中、“ベテラン力”は本当に必要ないの?

 ■政権取れるか電話バンバン

 「若ければ良いのか。そんなバカなことはない。基準の導入は結構だが、一律にああいう形で、良いのか疑問だ」

 民主党の田中慶秋・前衆院議員(67)は語気を強める。「今の党は地域活動でも、若い人はパフォーマンスだけ。地道な活動はしていない。党員も集めない。今日(九日)は朝から、選定基準について、有権者の怒りの電話がバンバン入っている。『政権を取るつもりがあるのか』って。これじゃ、後援会も離れていく」

 党が八日に打ち出した候補者選定基準は、他党の基準と比べてもかなり厳しい内容だ。小選挙区で公認されるのは、新人は六十歳未満、前・元職は六十五歳未満で、現職は七十一歳以上の重複立候補は認めず、小選挙区のみとなる。

 ■高齢者のこと実感できるか

 「高齢社会が進む中、年金とか医療とか、高齢者のことを実感して考えられるのだろうか」と田中氏。自らの将来には「それなりに覚悟は決める」と話す。

 今回の候補者選定基準では、小選挙区で三回連続で落選した場合も、原則公認されない。先の衆院選で落選した百八十六人の公認候補に、こうしたすべての基準を厳格に当てはめると、基準から外れる候補は八十人を超える。

 「年齢には個人差がある。経験豊富な人もいれば、役に立つ人、立たない人もいる。人物次第だ。党に残すべき人には手厚くすべきで、あまりに画一的」。こう嘆くのは、小選挙区三連敗中の玉置一弥・前衆院議員(61)だ。基準年齢も微妙になってくる。

 「民主党は、党として人を育てる体制にない。それぞれ個人の力だから、経験を積まないと力も発揮できない。みんなでカバーする体制ではなく、戦い慣れた人が(落選し)代わっていく。だからいつまでたっても、学校出たて、社会人一年生ばかりで、職人が育たない」

 中野寛成・前衆院副議長(64)は「自分に置き換えると、厳しい」とわが身を振り返る。今月二十六日に六十五歳の誕生日を迎える。ただ、「僕自身は、定年についてはどうとも思っていない。選挙での選択権は国民にある。党の方針で決めるのは勝手だが、国民の審判が大切。あまり党でしばらず、民意を尊重した方が良いのでは」。

 中野氏は、基準については「党の戦略の問題」とした上で、「経験は大切だが、基準は、いろいろな候補者が持っている識見などにより幅を持たせている」と一定の評価をする。高齢者の気持ちが分かる議員がいなくなるとの声には、「それは政策次第。高齢者を大事にする決意があれば、支持ももらえる」と話す。

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 02:43:23
 もっとも前原誠司代表は「勝てる候補なら百歳の方でも擁立する」と、柔軟な対応も示唆している。だが、ある前職議員はまことしやかに話す。「これじゃ、場合によっては『党を分けよう』という話も出てくる。若い人は逆にいれずに、歳の人だけで。民主党A、民主党Bという考えも出てくる」

 各党の衆院選候補者の主な公認基準はどうなっているのか。

 自民党は、公認時に七十三歳以上は比例代表候補(単独・重複立候補とも)にしない。小選挙区は公認時に七十三歳以上で落選した者は次回公認しないとなっている。小泉首相が二〇〇三年十月に導入したが、“小泉流”は波紋を広げ、引退を要請された中曽根康弘元首相は「突然来て爆弾を投げるようなやり方。政治的なテロみたいなものだ」と憤った。

 公明党は任期中に六十六歳を迎える候補者は公認を認めるか否かについて協議対象となり、六十六歳以上は原則公認しない方針だ。

 一方、社民党、共産党はともに年齢制限はない。

 今回の民主党の「定年制」導入について、政治評論家の森田実氏は「政治家としての資質、見識、理想、政策、年齢、将来性、経験などすべてを総合して選ぶのが民主主義の原則で、政党が制約を加えることは根本的におかしい」と批判。その上で「今の民主党執行部は松下政経塾出身の若い人が中心だが、そんなケチな考えを持ち込むな、と言いたい」とクギを刺す。

 ネット上のバーチャル政党「老人党」を提唱している作家で精神科医のなだいなだ氏は「年齢で区切るのは感情的な手法で意味がない。この前の衆院選で『入っちゃった』と叫んだ新人議員がいたが、民主党の四、五十代の中堅議員の未熟さも気になる。重要なのは、長期的な視野に立って何が重要かを見極める個々人の能力で、若ければいい、ってもんではない」と、こうした風潮を懸念する。

 ■年齢区切らず成果を求めよ

 世代間問題を研究する国立民族学博物館の野村雅一教授(文化人類学)は「選挙権の年齢を下げることはあってもいいが、(候補の)年齢に上限を加えるのは意味がない。まして、今後、六十五歳以上が増えていく中で、その人たちの民意はどうなるのか。『老いては子に従う』ということわざはあるが、お年寄りはずっと若い人に託さなければならないのか」と疑問を提示。その上で、社会のさまざまな面で進む高齢者排除の背景について言及する。

 「明治初めの西南戦争のころは日本の人口は約三千万人だったが、その後の百二十年間で四倍ぐらいに拡大した。現在は少子高齢化で、社会全体が縮小過程に入り、今や、日本はアジアの中でも二等国だ。特にこの十年の変化は激しい。グローバル化と競争原理が進む中、効率だけが重視され、これまでのお年寄りの知識や経験が意味を持たなくなっている。一方で、若い世代が新しい価値を生み出せず、排除の対象となる差異が年齢差しか見当たらないため、露骨に老人世代切り捨てに向かっている」

 社会全体で進むこうした風潮について、なだ氏は「政治に限らず、個々人のトータルの能力を重視すべきだ。八十歳でも元気な人はいっぱいいる。年齢で画一的にみるのではなく、その人の中身が大切だ」と指摘する。

 野村教授も「年齢は、そもそも年を取るに従って、個人差が大きくなるのが特徴で、また、七十歳といっても二十年前とは全然違う。米国では政治家なども定年はないが、その代わりに成果を求められる。日本企業のシカゴ工場では八十歳のおばあちゃんが元気で働いている。日本は能力の個人差を認めながら、もっと上手な縮み方を研究しなければならない」と提言する。

221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/24(木) 19:41:13
以下は本紙で。

民主の落選組、厳しい冬
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051124AT1E2201D23112005.html

 9月の衆院選で大敗した民主党。180人近い落選者は再起に向けた支援者回りに加え、収入減で生活の立て直しも大変だ。厳しい冬を迎えている。

 「毎朝7時から駅頭を順番に回り、おわびと政策を訴えている」。松下政経塾出身で、若手リーダー格の1人と目されていた樽床伸二氏(大阪12区)は「ボーッとしてたら再起はない」と危機感いっぱいだ。民主党が小選挙区で全敗した神奈川でも「どぶ板作戦」が主流。中塚一宏氏(12区)は「1日50軒」の戸別訪問と若年層を対象にした集会を繰り返す。生活費稼ぎも大変だ。もともとは経済評論家だった海江田万里氏(東京1区)は講演を増やした。北海道など「現職時代は断っていた遠方」にも出向く。泉房穂氏(兵庫2区)は弁護士活動。民主党は22日に次期衆院選の一次公認を発表したが、「考えさせてほしい」と公認を受けなかった。 (07:02)

222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/25(金) 23:50:07
後手の対応に執行部批判も 民主、西村議員問題で苦慮
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051125-00000248-kyodo-pol

 民主党は同党の西村真悟衆院議員が弁護士法違反(非弁活動)容疑で逮捕された元事務所職員への名義貸しを認める発言をしたことを受けて、25日夜に前原誠司代表、鳩山由紀夫幹事長が急きょ党本部で協議するなど、対応策の本格検討に入った。
 ただ18日に西村議員から「(非弁活動を)知らなかった」と説明を受けた鳩山氏は、記者会見で「党として何らかの対応をとる必要はない」としており、対応が後手後手に回ってきた感は否めない。
 全国小売酒販政治連盟の不正支出事件や、官製談合の追及で「戦う集団への脱皮」(前原代表)を目指そうとしていた矢先だけに党のイメージダウンは避けられず、党内では「身内の問題に迅速に取り組めなかった執行部の認識は甘い」(党関係者)との批判も出ている。
(共同通信) - 11月25日20時32分更新

223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/27(日) 17:45:54
西村議員逮捕へ、不祥事続き民主に危機 イメージ悪化を懸念  2005/11/27 08:00
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051127&amp;j=0023&amp;k=200511266395

 民主党は、同党の西村真悟衆院議員(比例近畿ブロック)が弁護士法違反容疑で週明けにも逮捕される見通しとなったことで、「党のイメージダウンに拍車がかかる」と危機感を強めている。歴史的な大敗を喫した衆院選後、同党は不祥事が相次ぎ、今回の事件は「弱り目にたたり目」。前原誠司代表を中心にした党再生の機運はなかなか盛り上がらない。

 選挙後、民主党は若く清新な前原代表を選出し新たなスタートを切った。だが九月十七日の代表就任翌日、小林憲司前衆院議員が覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕。その後、五島正規議員の政策秘書が公選法違反(買収)容疑で逮捕され、計屋圭宏前衆院議員も公選法違反(買収)容疑で逮捕されるなど不祥事が続いた。

 今回の事件では、西村氏が十八日に執行部に「一切かかわってない」と主張。西村氏の発言を信用したことで、執行部の対応が後手に回った感は否めない。

 前原氏と鳩山由紀夫幹事長は二十五日夜、急きょ党本部で対応を協議。鳩山氏は立件された場合について「西村氏は比例代表の議員。政党として選ばれた議員だから党を離れることは本来なら議員も辞すべきで、それが筋だ」と述べ、議員辞職を促す考えを示した。

 同党内には、「全国小売酒販連盟の政界工作疑惑などを追及しようという矢先だけに、矛先が鈍りかねない」(中堅)と懸念する声もある。党再生の道のりは、なお険しい。

224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/29(火) 12:24:54
やっぱりいろいろ話があるのかな。

西村議員逮捕 民主、希薄な危機意識 把握時期すら混乱
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000004-san-pol

 民主党衆院議員の西村真悟容疑者が弁護士法違反容疑で逮捕されたことは、同党の危機管理意識の希薄さを露呈した。惨敗した衆院選からの再起を目指す民主党だが、選挙後の所属議員逮捕は前職を含めて三人目。前原誠司代表が「戦う集団への脱皮」を掲げても、反転攻勢のきっかけすらつかめずにいる。
 「党の体質に問題があるとは思っていないが、とにかくわれわれ自身が襟を正して、政治の信頼回復に努めたい。そのひと言だ」
 前原代表は二十八日午後の臨時役員会後、党本部でテレビカメラを前にそう言って深々と頭を下げた。
 役員会では、西村容疑者の「除籍」処分を全会一致で決定。自発的な議員辞職を促すことも決め、前原代表は記者団に「ここは歯切れよく、潔く、議員を辞職されるべきだと思う」と強調した。
 しかし、今回の事件への対応は、「なぜ、逮捕されるまで自浄能力が民主党内で発揮できなかったのか」(武部勤自民党幹事長)と指摘されても仕方ないものだった。
 事件の発端となった西村容疑者の事務所の元職員が逮捕された直後の十八日。西村容疑者から電話で「(非弁活動を)知らなかった」と釈明された鳩山由紀夫幹事長は記者会見で、「党として何らかの対応をとる必要はない」と断言した。
 この日も、前原氏が役員会後、記者団に「(四月ごろに)事実関係を本人から聞いた中で『問題なし』としたようだ」と述べた直後、細野豪志役員室長が四月の党の調査を否定するコメントを文書で配布。党がいつ情報を把握したのかという基本的な事実関係さえ混乱するドタバタだった。
 先の衆院選では、「今年四月ごろに、(非弁活動の)うわさがあった」(前原代表)としながら十分な内部調査をせず、西村容疑者を公認。次期衆院選の公認基準に事実上の定年制を導入するなどイメージチェンジを図っている民主党だが、「(公認予定者の)一人一人の調査を徹底することが重要」(鳩山幹事長)と、選挙戦略の見直しも迫られそうだ。
 前原代表は「政策提言など一つ一つ国民の信頼を得るために努力するしかない」との決意を示したが、イバラの道はしばらく続きそうだ。
(産経新聞) - 11月29日2時43分更新

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/10(土) 11:59:29
真似原なのか、真似じゃなくてこういう性格なのか、まだ見極めがつかない。
これから中国に行ってどうなるか。

憲法改正に与野党はない 首相の連携発言で前原氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000042-kyodo-pol

 【ニューヨーク9日共同】民主党の前原誠司代表は9日午後(日本時間10日午前)、ニューヨーク市内で記者会見し、小泉純一郎首相が憲法改正で同党との連携は可能との認識を示したことについて「憲法改正が必要だと思っている政党に与野党はない。憲法改正の国民の認識や関心、議論を高めていく責務は民主党も負っている」と述べ、連携に前向きな姿勢をみせた。
 同時に「憲法改正は衆参両院の3分の2以上の賛成を得なければ、国民投票にかけられない。しっかりとした議論を与党とやっていきたい」と強調した。
 一方、前原氏のワシントンでの講演が中国に対して厳し過ぎるのではないかとの指摘に対しては「これから中国に行くからマイルドに言うとか、そういう器用なことはできないし、逆にすべきではない」と反論した。
(共同通信) - 12月10日9時41分更新

226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/13(火) 11:13:46
前原氏訪中 中国の軍拡「脅威」指摘 靖国・改憲でも強硬姿勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000004-san-pol

 【北京=船津寛】中国を訪問中の民主党の前原誠司代表が、中国の軍拡路線に強い懸念を示すなど、これまでの同党の対中政策と一線を画す言動を続けている。十二日午前の北京市内での講演では、学生らを相手に中国の国防費の驚異的な伸びを指摘し、日中軍事交流の必要性を強調。靖国神社参拝問題では「日本人も戦争の犠牲者だ」と反論した。前原代表は「(中国と)けんかをしに来たのではない」と話すが、中国側は神経をとがらせている。 
 「空軍力、海軍力、そしてミサイル能力を中心として、(中国軍の)能力が飛躍的に向上していることに、私は率直に脅威を感じている」
 前原代表は中国の外交官養成大学である「外交学院」で講演した後、学生から「中国の軍事力が現実的脅威というのは民主党の立場か」と問われ、こう言い切った。前原代表は講演で、軍拡競争回避に向け日中間の軍事交流の重要性を強調。質疑でも「お互いが透明性を高めることが重要だ」と指摘した。
 この後、前原代表は、中国人民解放軍の熊光楷副総参謀長と会談。中国の軍事力の「現実的脅威」の具体例として、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の配備や原子力潜水艦による日本領海侵犯事案などを列挙し、「軍事力増強の中身を見ると、その意図に疑心暗鬼にならざるを得ない」と指摘した。これに対し、熊副総参謀長は「まだまだ(中国軍の)近代化は遅れている」などと反論した。
 前原代表は九日の米・ワシントンでの講演でも「中国脅威論」に言及。党内からは「『脅威』という言葉はインパクトが強すぎる」(中堅)との懸念も漏れるが、前原代表自身は「どの場においても同じことを言い続ける」とひるまぬ構え。
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関しても独自の考えを披露。A級戦犯の合祀(ごうし)を理由に、首相、外相、官房長官らは参拝すべきでないとしたものの、学生の質問に対して「多くの(日本)国民に罪はない。むしろ戦争の犠牲者だ。私もその人たちに対しては、心から哀悼の気持ちをささげたい。靖国神社が自発的にA級戦犯を分祀(ぶんし)すれば、私も靖国神社におまいりしたい」と表明。同学院の呉建民院長が「靖国神社が唱えている軍国主義は中国人民だけでなく日本人にも災いをもたらした」と反論する場面もあった。
 憲法改正問題でも、「(戦力の不保持を明記した)憲法九条二項と現実が乖離(かいり)している状況が五十年以上も続いている。われわれは自衛隊の存在を認めている。その存在を認めるように(憲法を)変える」と断言した。
 こうした前原代表の“強硬路線”に、中国側は「かなりピリピリしている」(同行筋)といい、十三日に民主党側が要請していた胡錦濤国家主席との会談実現は、極めて困難な情勢だ。
(産経新聞) - 12月13日2時55分更新

227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/14(水) 01:41:41
どの分野でも自民の反対いけばいいというのが消えるのは歓迎だな。
あとは党がどうなるかだ(笑)。

胡主席との会談実現せず=「問題永遠に解決しない」と不満−民主・前原代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000113-jij-pol

 【北京13日時事】訪中した民主党の前原誠司代表が要請していた胡錦濤国家主席との会談について、中国側は13日午後、同党訪中団に対し、「日程の都合がつかない」との理由で応じられないと伝えてきた。背景には、前原氏が先週の米国訪問以来、中国の軍事力増強について「現実的脅威だ」などと繰り返し表明してきたことへの同国側の反発があるとみられる。
 これについて前原氏は同日夕、北京市内で記者会見し「今まで言ってきたことだ。どの場所でも同じことを言い続ける」と強調。「もし、自分たちに都合の悪いことを言う(日本の)国会議員に会わないという姿勢なら、靖国問題が解決しても日中間の問題は永遠に解決しない」と述べ、中国側の対応に不満を示した。
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝で日中関係が冷え込む中、前原氏は今回の訪中で中国を重視する民主党の立場をアピールしたい考えだったが、そうした狙いは不発に終わった形だ。 
(時事通信) - 12月13日21時1分更新

228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/17(土) 10:51:13
脅威を強調して中国とのつながりを作れなかったことは是非微妙だが、憲法における安全保障政策面へのアプローチの仕方は大きく間違ってないと思う。
それをどういう手法で党に広げるか。帰国一発目の態度としてはいいほうだと思う。ミニ小泉との評も出てきているが、今後どうなるか。

前原発言、強気貫く 民主党大会 批判続出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051217-00000000-san-pol
集団的自衛権容認、現実的な戦略論
 民主党の定期党大会が十六日午後、都内のホテルで二日間の日程で始まった。代表就任後初の党大会に臨んだ前原誠司代表は、訪米中に、制約された集団的自衛権の行使容認に言及したことについて、「現実的な戦略論から、尊厳ある国家のあり方を考えて述べた」と持論を展開した。
 先の訪中で表明した「対中脅威論」に関しては、「(中国人民解放軍の活動などを通じ)率直に脅威だと感じるからそう発言した」と言明。自民、民主両党の「大連立」の可能性をめぐっては「気持ちとしてはまったくない。重要な問題で(これまでの)発言を変えるのは良くないので、『99・99%ない』と言い続けたい。皆さんと気持ちは120%共有している」と強く否定した。
 民主党は十七日に、平成十九年夏の参院選での与野党逆転を目指し、選挙対策、党組織の強化などを盛り込んだ十八年度活動方針案を採択し、閉幕する。
     ◇
 制約された集団的自衛権の行使容認、中国の軍事的脅威論、そして自民党との「大連立」の可能性…。九日間におよぶ訪米、訪中を終えて十四日に帰国したばかりの民主党の前原誠司代表を待っていたのは、外遊中の自らの言動に対する党内からの激しい突き上げだった。前原氏は真っ向から反論し、持論を曲げない強気の姿勢を崩さない。だが、九月の総選挙での惨敗以降、党再建への道筋が見えてこないなか、前原氏の立場は厳しさを増している。(船津寛)
 「(集団的自衛権の行使に関する)前原代表の米国での発言は公式のものであり、党の中で統一見解を出すべきだ」
 安全保障政策に関する前原氏の米国での発言をこう取り上げたのは、小沢一郎前副代表に近い平野達男参院議員だ。
 前原氏はワシントンでの講演で、集団的自衛権行使を容認し、シーレーン(海上交通路)の防衛拡大が必要だと主張。この点について「『制約された自衛権』をうたった民主党の『憲法提言』の枠内」だと述べ、党の政策について今後、「そういう方向でまとめたい」と明言した。
 小泉純一郎首相ばりの“トップダウン”を印象付ける政治手法への批判をかわしてあくまでも持論にこだわり、それを党の見解として意見集約していく強い決意の表れだ。
 前原氏が顔を上気させながら語気を強めて語ったのは、外遊した際に中国の軍拡路線を「現実的脅威」と言い切ったことに関する答弁だ。
 出席者から、「衆院議員前原誠司と民主党代表前原誠司(の立場)は違う」などと批判されると、潜水艦、護衛艦の近代化などを具体的に列挙。前原氏は「このまま中国の軍事力増強が続けば、(日本との間の)制空権、制海権のパワーバランスが完全に崩れてくる」と明言。「これを率直に脅威と感じるという私の考え方は全く変わらない」と強調した。
 ここでも「党内手続きが不十分だ」との批判を一蹴(いっしゅう)したが、「批判されて発言を修正すれば、代表の立場がますます危うくなる」(周辺)との危機感の裏返しでもある。
 出席者らの批判の矛先は、自民、民主の「大連立」問題にも向いた。
 前原氏は「大連立」の可能性について「まったくない」と否定。「政権交代可能な政治勢力を民主党でつくるとの気持ちに一切の迷いもぶれもない」と言い切った。
 小泉首相ら自民党サイドから秋波を送られた前原氏が、「99・99%ない」と繰り返し説明しても、党内では「自民党の補完勢力になろうとしているのか」(東祥三元衆院議員)との批判が噴出する。沈静化を図るのに躍起にならざるを得なかったようだ。
 外交・安保政策で自説を貫いた前原氏。だが、その政治手法に批判を加えてきた横路孝弘衆院副議長や小沢氏らは、最後まで会場に姿を見せないまま。
 「国民の目線に立って、政権交代を実現する」と話す前原氏の前途は多難だ。
     ◇
 前原代表の米国講演での発言 「第三国からミサイルが発射されたり、周辺事態に認定されるような状況に至ったとき、現在は集団的自衛権の行使として、憲法上行えないとしている活動について、認める方向で検討すべきだ」「中国は二十年近くも毎年10%以上の軍事費の伸び率を確保し、軍事力の増強、近代化を進めている。これは現実的脅威だ」
(産経新聞) - 12月17日5時1分更新

229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/17(土) 10:58:45
民主党大会:代表、批判に耐え自ら仕掛けた党内論争に挑む
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051217k0000m010157000c.html

 前原誠司・民主党代表の就任後初となった16日の定期党大会は、憲法改正や「中国脅威論」に言及した米国での講演や自民党との「大連立」騒動をめぐり、前原氏への批判や懸念が相次いだ。しかし前原氏は「(中国を脅威と感じる点は)全く変わりはない」など、持論を貫く姿勢に終始。批判に耐え、自ら仕掛けた党内論争に挑む強気の姿勢をのぞかせた。

 「最後は(党内が)まとまった形で『戦う姿勢』を与党に向けていこう」。全代議員会議で前原氏は、約500人の所属議員や地方県連の代表者を前に訴えた。

 予定を上回る3時間半に及んだ会議でまず問題になったのは、米国講演で物議を醸した前原氏の外交・安全保障観。左派色が強い地方組織は「党内民主主義を無視して発言したなら問題だ」(北海道連)と前原氏の姿勢を強い調子で非難した。

 ただ前原氏にとって、批判は想定内。「党で確定したものではなく、私の目指すものを述べた。党内で議論してほしい」と語り、講演内容をさらに具体化した「外交・安全保障ビジョン」を近く公表する考えも示した。

 中国の胡錦涛国家主席との会談が実現しなかったことについて、平野達男参院議員が「小泉純一郎首相と一緒に(日中関係を)ぎくしゃくさせた」と非難しても「中国は日本を射程にしたミサイルを持っていると聞いた」など、挑発気味に「中国脅威論」に言及。「単にトップに会って、それで良かったというのが真の(日中)関係ではない」と切り返した。

 「大連立」構想に関しては「自民党の補完勢力になるのか」(東祥三元衆院議員)など、落選者らから批判が集中。前原氏は「気持ちとしては全くない」と強調したが「言うことを変えるのは良くない」と、発言を訂正しようとはしなかった。

 強気の背景には、旧党派の合併を繰り返した「寄り合い所帯」ゆえに、党内融和に腐心してきた党の歴史を払しょくしたいとの思いがにじむ。「いつかこういう時が来る」。前原氏は党大会前、周辺にこう語っていた。

 「下からの意見を無視して押しつけるつもりはないが、最後は自分で判断する」。前原氏はこの日の全代議員会議で、こんな「リーダー論」を披露。多くの批判を浴びたにもかかわらず、前原氏は終了後「団結感を深める議論ができた」と満足げに記者団に語った。

 この日の前原氏の姿勢には「きちんと説明した。ファンを増やした」(羽田孜最高顧問)と評価する声もある。だが、これで党内の不満が収まるとは限らない。

 前原氏に批判的で会議を欠席した小沢一郎前副代表は最近、来年9月の代表選について、鳩山由紀夫幹事長に「あなたが出たら」と勧めたという。代表選で前原氏に2票差で敗れた菅直人元代表も、ホームページで「(党内の意見に)真摯(しんし)に耳を傾けて」と苦言を呈している。【須藤孝】

毎日新聞 2005年12月16日 23時09分

230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/19(月) 00:39:13
大連立ってそもそもそんなに必要なのか?
安保面で安定感が出せれば、あとは内政面で対立軸を形成して国民に選択肢を持たせたほうがいいんじゃないかい。
ま、中川大先生が考えるものは、官公労勢力等まで取り込むものじゃないだろうから、残るものはあるんだろうけどさ。
自分サイドをとりあえず強くするってえ意味では有意義かもしれないけど、それでいいんだろうか。

民主の前原代表「自民との違いを出すのは内政」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051218AT1E1800218122005.html

 民主党の前原誠司代表は18日のフジテレビ番組で、自民党との大連立について「2大政党制を確立するのが政治信条だ」と強く否定した。同時に「外交の基本姿勢は同じであるべきだ。違いを出していくのは内政だ」と語り、地域ボランティアなどが公共分野に参加する「市民参画型分権社会」を目指す政策を提唱する考えを示した。

 ただ同じ番組にそろって出演した自民党の中川秀直政調会長は前原氏の姿勢に関して「今の話を聞くと違っていない。基本的には(一緒に)やれる範囲だ」と秋波を送った。 (20:00)

231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/21(水) 10:50:23
脅威をそのまま訳すと"threat"だとおもうが、日本語の「脅威」よりも強いイメージを私はもつ。
日本語で脅威っていうと、軍事力が大きすぎて将来に懸念・・・ってなことを強めに表現しただけにも取れるんだが、threatだと積極的に脅しているかのようだ。
で、さらに、「現実的」をつけると、切迫感がでるのでは。
あんまり当てにならない語感かもしれないけど。

前原氏講演 原文の「中国脅威」を「懸念」と表現
2005年12月20日23時24分
http://www.asahi.com/politics/update/1220/011.html

 民主党の前原代表が「中国脅威論」を展開した米・ワシントンでの講演で、原文では中国の軍事費拡大を「現実的脅威」と書きながら、実際は英語で「現実的な懸念(concern)」と発言、言葉を使い分けていたことが、同党の講演記録などでわかった。

 講演は8日(日本時間9日朝)、英語で行われた。配布された日本語原文は「脅威」だったが、前原氏は強すぎると判断し、「concern」と表現したという。前原氏に近い民主党議員は「中国を敵視すると見られてはいけないので避けた」と説明する。

 もっとも前原氏は、講演後も、日本語では記者会見などで中国を「脅威」と繰り返し述べ、「考え方に変わりはない」としている。

 自民党内からは「米国では懸念、日本語では脅威と使い分けているのは姑息(こそく)」(外相経験者)との批判も出ている。

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 01:16:19
公務員削減 前原代表、労組系と対決鮮明 党内議論にいらだち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000006-san-pol

 公務員制度改革をめぐり、民主党の前原誠司代表と労組系議員とのバトルが、激化する気配だ。民主党はマニフェスト(政権公約)で「国家公務員の人件費を二割削減」としているが、先にまとめた公務員制度改革の中間報告では、労組系議員に配慮し数値目標の明記を見送った。前原氏は煮え切らない党内議論に「いらだちを募らせている」(同氏周辺)とされ、通常国会での法案化に向け指導力を発揮する考えだ。
 「二割削減の考え方をスタートにして、さらにどれだけ減らせるか議論をしていかねばならない」
 前原氏は先月二十四日の講演で、公務員の人件費をマニフェスト以上に削減していく必要性を強く主張。同党が目指す分権型社会が実現すれば、「国と地方を合わせた公務員数は約半分に減らすことができる」とも指摘し、「小さな政府」を目指す小泉純一郎首相の改革案を超える「大胆な構造改革ビジョン」(中堅)をアピールしてみせた。
 前原氏が公務員のスリム化を強く打ち出している背景には、労組から支援を受ける所属議員の巻き返しを「牽制(けんせい)する意味合いが強い」(幹部)とみられる。先月二十日の「次の内閣」会合で、労組系議員の意向を反映させ、公務員制度改革の中間報告に人件費の具体的削減額を明記することが見送られたことが、念頭にあるようだ。
 前原氏には、労組への配慮から郵政民営化賛否への対応が遅れたことが、昨年九月の衆院選で大敗した要因だとの認識もある。このため、代表就任時から官公労との関係悪化も辞さない考えを表明し、将来の簡易保険の廃止・民営化を柱とした郵政改革法案をまとめるなど、「脱労組依存」への転換を進めてきた。
 一方、官公労の支援を受ける議員の間からは、「マニフェストには承諾のサインをしたが、それ以上の国家公務員削減には同意できない」との声も。支持団体の連合も「二割削減という数字だけが目的化したのはおかしい」(幹部)と、数値目標の明記にこだわる前原氏の方針に疑問を投げかけており、波乱含みの展開となりそうだ。
(産経新聞) - 1月10日2時13分更新

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 01:18:58
最近やや前原発言ニュース多い。

中国脅威の認識変わらない 民主・前原代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000243-kyodo-pol

 民主党の前原誠司代表は10日午後、党本部で記者会見し、中国外務省の崔天凱アジア局長が日本国内での「中国脅威論」の高まりを批判したことについて「(中国の軍事力が)現実的脅威であるとの認識は全く変わっていない」と反論した。
 ただ「お互い引っ越しできる関係ではなく、共存共栄していかないといけない。軍拡競争に陥らないような議論をしていくことが重要だ」と指摘した。
 この後、前原氏は党本部で中国共産党対外連絡部の譚家林部長代理と会談、「(自分は)決して中国を敵視しているのではない。良い話し合いをして成果を出したい」と伝えた。
(共同通信) - 1月10日20時19分更新

まず民・地方分権 民主・前原代表、省庁再々編問題で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000052-kyt-l26

 民主党の前原誠司代表は10日、今年初の定例記者会見で、中央省庁再々編の議論が与党内で出ていることに関して「民間や地方にゆだねる仕事、公の責任の下でNGO(民間非営利団体)にゆだねる仕事の仕分けをしっかり議論した上で行うべきだ」と述べ、分権先行の必要性を強調した。
 その上で、省庁再々編の一案として、外交分野の中で通商や経済の比重が高まっているとして「外務省と経済産業省の役割を見直し、外交通商省にまとめる。経産省はエネルギー問題に特化できる」と述べた。また「分権がしっかり行われれば、総務省の役割は相当解体される」と話した。
 今年前半に党内で意見集約を目指す党の内政ビジョンについては「人生に生きがいを、女性に仕事と子育ての両立を、子どもにきめ細かな教育を−の三つが凝縮した市民参画型分権社会の具体像を示す」との考え方を示した。
 また、前原代表は通常国会の20日開会を控えて、幼なじみの高崎利明監督率いる伏見工業高ラグビー部が全国大会で優勝したのを引き合いに、「能力を引き出す指導力や、チームをしっかりまとめきり、戦う中で全国制覇を果たした姿を見習いたい。選挙で政権交代を実現する決意を新たにした」と気を引き締めていた。
(京都新聞) - 1月10日23時39分更新

234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 01:26:59
脅威というフレーズは党として掲げないでしょう、たぶん。
下のほうの考え方は、私としては、基本的に支持できる。

「中国脅威論」を党見解に 民主・前原代表が指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000202-kyodo-pol

 民主党の前原誠司代表は11日午後、共同通信論説研究会で講演し、自らが主張する「中国脅威論」を踏まえた対中認識を党見解として取りまとめるよう松本剛明政調会長に指示したことを明らかにした。
 前原氏は対中認識について「党内では『脅威』とは違う意見があるのも事実だが、(自分は)『現実的脅威』という言葉を語り続けていきたい」と言明。同時に「中国の現状認識について、党内で統一した考え方、コンセンサスを持てるような議論を(松本氏に)お願いしている」と述べた。
 9月の代表選に積極的にかかわる意向を示している小沢一郎前副代表に対しては「立派な政治家で指導を仰がなくてはいけない一人だ。できれば機会を持って話をさせていただきたい」と会談を呼び掛けた。
(共同通信) - 1月11日19時2分更新

民主・前原氏、安保政策「現実路線突っ走りたい」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060111AT1E1100G11012006.html

 民主党の前原誠司代表は11日、都内で講演し、菅直人元代表と10日夜に会談した際、前原氏の外交・安保政策について「左にすき間を空け、社民党や共産党が息を吹き返す余地を与えている」と苦言を呈されたことを明らかにした。そのうえで「自民党に飽き足らない人が民主党に票を入れる状況でないと政権交代は起きない。左のすき間が空いても現実路線を突っ走りたい」と強調、安保政策の取りまとめに改めて意欲を示した。 (20:01)

235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 01:25:50
オザーチャンが出てきて負けないと面白くないよ。

民主代表選 「安保政策集約無理なら」 前原氏「出馬せず」
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news011.html

 民主党の前原誠司代表は十四日の民放テレビ番組で、外交・安全保障などの基本政策について党内で意見集約できない場合は再選となる九月の代表選には出馬しない考えを表明した。
 外交・安保政策については、自らが唱える集団的自衛権の行使容認や中国脅威論に沿って六月までの取りまとめ方針を示しており、意見集約に向けた決意を強調するため早くも「背水の陣」を敷いた形だ。
 番組で前原氏は、代表選への対応に関し「公約として言っている(党の)外交・安全保障ビジョン、内政ビジョンをまとめきれるかどうかにかかっている」と強調。「まとめきれなければ代表であり続けることはできない」と言明した。
 一方、旧社会党系議員グループのリーダー格、横路孝弘衆院副議長は同日、札幌市内のパーティーで「(前原氏の)路線も体制も変えていかねばならない」と“前原おろし”を宣言するなど、包囲網形成の動きも加速している。
 前原氏はテレビ出演後、出身の松下政経塾の創設者、故松下幸之助氏の墓参りをし、「国家経営者になるべく頑張るので見守ってほしい。自民党とは違う国家像を示し、競い合う状況をつくっていきたい」と誓った。
 十三日には公務員を解雇する「分限免職規定」の柔軟運用を可能にする具体案の取りまとめを渡辺周「次の内閣」総務相に指示。官公労系議員を中心に党内でも反発が強い国家公務員の大幅削減に本腰を入れて取り組む構えを見せた。
 これに対し、横路氏は「政権党と同じ政策を掲げて政権交代と言っても説得力を持たない」と批判。小沢一郎前副代表も代表選に積極的にかかわる意向を示している。

民主党代表選出馬に強い意欲 小沢一郎氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000153-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎前副代表は14日夜、9月の党代表選への出馬について「わたしでないと(与党に選挙で)勝てないというのなら責任回避しない」と強い意欲を表明した。静岡県熱海市内で記者団に語った。
 小沢氏は「心情としてはやりたくない。いまさら野党党首になっても、どうってことない」としながらも、「心情論は別として、本当に自民、公明両党を倒せる、選挙に勝てる態勢をつくるのが至上命題だ」と強調。
 「『おまえがやった方が態勢をつくれる』というコンセンサスで(代表を務める)役割分担になれば、文句を言うつもりはない。一兵卒になってもいいし、心情的なわがままは言わない」と言明した。
(共同通信) - 1月14日20時58分更新

236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 02:18:24
転身 衆院議員からソフトバンクへ 永田町に見切り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000021-maip-soci
 
 ソフトバンク社長室長の嶋聡(さとし)さん(47)。昨年9月の衆院選で落選した前民主党議員だが、11月に永田町に見切りをつけた。与野党の現職議員からも「うらやましい」という電話が入る。国会議員という職業に対する意識は変化した? 【須藤孝】
 「新しい道に行かれた嶋さんもお越しになっています。さわやかに経済界に進まれたので、ご紹介します」
 嶋さんがソフトバンクに就職して2週間近くたった昨年11月14日夜。国会近くの中華料理店で、民主党の落選者の慰労会が開かれ、鳩山由紀夫幹事長があいさつの中で嶋さんに触れた。
 出席者の一人が「前と違って議員宿舎に帰るわけにはいかないから、今日は早く帰る」と漏らすなど、決して明るい会ではなかったという。話題が嶋さんの転身に移ると、「実はオレも少し考えてるんだ」「いつまでも妻に生計を助けてもらえない」といった声が次々に上がった。
 嶋さんは4期目を目指して愛知13区から立候補したが、落選。党も惨敗し、政権交代は遠のいた。1週間後、情報通信政策を通じて旧知の孫正義・ソフトバンク社長に「政界からビジネス界への先駆者になりたい」と直談判した。「アブラが乗った40代後半から50代半ばの間に政権にいられないなら、成長が見込めるIT産業で勝負したいと考えた」
 最初は定期券を買うのにも戸惑った。名前も選挙向けの「島」から本名の「嶋」に戻しての再出発。ビジネスマンとして初めて迎えた新年。「政界で自分はIT政策通と言われてきたけど、入社してみたらラジオの英会話講座と現地の英会話ぐらいの差があった。これまでは吸収するばかりだったので、今年は実行の年にしたい」と抱負を語る。
 松下政経塾からの友人、長浜博行・民主党衆院議員(47)=当選4回=は「嶋君は人生を生き生きしたものにしようと決断した。優秀な人材が政界と財界を行ったり来たりするようになれば、日本の政治にダイナミズムが出てくる」と話す。
 自民党前参院議員の佐々木知子さん(50)は98年の参院選で検事から政界入りしたが、1期6年であっさりと引退。今は東京都内で弁護士事務所を開く。政治家になった際には「一生の仕事」と考えないでもなかったが、参院選への非拘束名簿方式の導入が再転身を決断させた。「選挙のために人生をささげないといけないと感じた」
 政治家として少年法改正などの議員立法にかかわり、貢献した自負もある。佐々木さんは「何割かは私のような政治家がいてもいい。新しい血も必要です」と強調した。
 「小泉チルドレン」と呼ばれる自民党初当選組は、平均年齢約45歳の83人。加藤紘一元幹事長は「次の選挙で当選できるのは40人」と厳しいが、スーパー店主から政界入りした安井潤一郎衆院議員(55)は言う。
 「(議員)バッジをつけて何ができるかゾクゾクしてるけど、バッジがなくなれば、次のステージでまた動くだけ」
 永田町は「終(つい)の棲家(すみか)」ではない−−。当世政治家意識はこんなところかもしれない。
(毎日新聞) - 1月14日17時38分更新

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 19:45:58
鎌田氏「政治スクール」あす設立 狙いは統一選? 仙台
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060115-00000010-khk-toh

 昨年夏の仙台市長選で落選し、再挑戦に意欲を示す鎌田さゆり元衆院議員(41)が16日、「杜(もり)の都 政治スクール」を設立する。受講生の中には宮城県議や仙台市議を目指す人もいて、「2007年春の統一地方選を目標にした動きではないか」と憶測を呼んでいる。

 主婦や女子大生、会社経営者など約30人が参加する見込み。活動は月2回。
 憲法問題や日中関係、教育、環境といった政治課題について、専門家を講師に招いて研修を重ねる。

 選挙運動の実践例も紹介。後援会づくりや効果的な街頭活動のノウハウを指南する。07年春の県議選や仙台市議選に意欲を持つ受講生が数人いるといい、立候補する場合は支援する。

 「市民の視線を持つ仲間と、新しい勢力をつくりたい」と鎌田氏。無所属の政治グループ形成を視野に入れながら、活動に取り組むという。
 16日に開く設立パーティーでは、民主党の野田佳彦国対委員長が講演する。

 鎌田氏は民主党を離党したが、「非自民政権の実現は民主党が中心という思いは変わらない」と話している。
(河北新報) - 1月15日7時4分更新

238無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/19(木) 01:29:23
民主党:前原代表と労組系議員が激しい応酬 参院研修会
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060119k0000m010091000c.html

 民主党の参院会派の研修会が18日、東京都内で開かれ、党運営をめぐり前原誠司代表と出席者が激しい応酬を展開した。参院には比例代表選出議員を中心に労組系議員が多いこともあり「脱労組依存」を掲げる前原氏への反発が一気に噴き出した形だ。

 研修会では簗瀬進氏が、集団的自衛権などをめぐる前原氏の発言を念頭に「重要な問題について先走って発言するのは控えてほしい」と批判。前原氏は「党としてコンセンサスを得たことしか言えないなら代表はいらない」と反論し、険悪な雰囲気に。自治労出身議員が「『対案路線』は不評だった」と主張すると「不評とは思っていない。通常国会でも対案路線は徹底的に貫く」と言い返した。【須藤孝】

毎日新聞 2006年1月18日 20時23分

239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 02:12:33
ま、敵失待ちも手なのだろうけど、議論は積極的にしたほうがおもしろいなぁ。

民主「前原流」で亀裂深刻 国会「追い風」おぼつかず  2006/01/22 00:52
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060122&amp;j=0023&amp;k=200601229035

 民主党の前原誠司代表によるトップダウン型の党運営に対し、ベテラン組から「独断専行」の反発が噴出し、党内の亀裂が深まっている。九月の代表選でベテラン勢を中心に小沢一郎前副代表の待望論が浮上する一方、若手は前原氏支持で結束を強めており、対立は深刻化するばかり。国会論戦では、耐震強度偽装問題や米国産牛肉問題などで政府・与党への追及姿勢を強めるが、肝心の足元は揺らぎ続けている。

 通常国会初日の二十日の両院議員総会で、執行部は耐震強度偽装問題などの追及で結束を呼びかけた。だが、出席議員から「前原氏は下から議論を積み上げることも必要ではないか」などと批判が相次ぎ、攻勢ムードは水を差された。

 前原氏は集団的自衛権行使の容認や女系天皇容認など、党内で意見の隔たりがある問題でも積極的に見解を提示して主導権の確保を狙ってきた。だが「小泉純一郎首相流のトップダウンのまねをしただけ」と手厳しい意見も多く、中国脅威論発言も合わせてベテラン勢を中心に批判が渦巻く。

 十九日夜の羽田孜元首相グループの会合では、羽田氏が「集団的自衛権行使で前のめりになっているのはいかがか」と発言、中立的だったグループにも前原氏批判がくすぶり始めた。

 こうした空気を受け、小沢氏に近いベテラン議員は十九日、小沢氏に代表選出馬を要請。小沢氏は「二○○七年参院選は今の態勢では勝てない」と意欲をにじませた。

 これに対し、若手は「『リアル(真の)民主党』は大半が前原派」と断言する。「リアル民主党」とは前原氏周辺で語られる言葉で、二○○○年以降に衆参議員になった若手を指し、党内の約六割を占める。前原氏が独断専行と批判された十八日の参院研修会でも、前原氏に拍手を送り援護射撃した。

 若手対ベテランの溝が深まる中、若い執行部の中で唯一のベテラン、鳩山由紀夫幹事長の動向に注目が集まっている。鳩山氏は十九日に横路孝弘衆院副議長と会談し「外交・安保でなく内政で小泉政権と対決していくべきだ」との認識で一致した。鳩山氏は幹事長として支えつつも、前原氏の言動には度々苦言を呈しており、「前原体制は鳩山氏がどこまで我慢できるかにかかっている」との見方も出ている。

240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/26(木) 00:47:19
リベラルを自称する人らはことさら安保政策に容喙するよりも、自由権・社会権の維持拡充の面で執行部の尻を叩くべきではないかな。
たしかに防衛力の理性的な抑制は必要だろうし、現下の政権路線のもとで集団的自衛権を認めてくことへの危惧はもっともな面もある。でも、現政権に対するブレーキという役割を取り除いて考えたときに、集団的自衛権行使否定の憲法は過保護な面があると思う。戦前・戦中政治家を肯定するあまりに対外的に異形な強硬姿勢をとる、ということを今の政治家がやらないのであれば、自国民権利擁護のための適切な防衛体制を構築できる憲法にしてかまわないと思う。自分は。

前原路線に「対案」提示へ 民主の中堅・若手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000220-kyodo-pol

 民主党で前原誠司代表の党運営に批判的な中堅、若手の衆参両院議員約30人でつくる「リベラルの会」(代表世話人・平岡秀夫衆院議員ら)は25日夜、国会内で会合を開き、前原氏が唱える集団的自衛権の行使容認や中国脅威論に反対する政策提言を3月までにまとめることを決めた。
 前原氏は外交・安保政策をめぐる党の意見集約に向けて持論に沿った執行部案を3月中に提起する考えだが、リベラルの会は提言を「対案」として示す方針。
 平岡氏は会合後、記者団に「提言がまとまれば、おのずと(9月の)党代表選につながる。賛同してくれる人が(党内に多く)いると信じている」と述べ、代表選に向けて提言内容を「反前原勢力」の結集軸にしたい意向を示した。
(共同通信) - 1月25日20時40分更新

241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/17(金) 01:54:08
民主党:前原代表ビジョン、「中国脅威論」早くも難航 部会提示は見送り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060216ddm005010034000c.html

 民主党の前原誠司代表が今国会中の策定を目指す「外交・安全保障ビジョン」に盛り込む予定だった「中国脅威論」をめぐる党見解の原案に党内で異論が相次ぎ、予定していた部会への提示が見送られていたことが15日わかった。集団的自衛権の行使も含めたビジョンの策定作業は今週から本格化したが、対中認識が大きなハードルとなることを浮き彫りにした形だ。

 前原氏が主張する「中国脅威論」をめぐっては小沢一郎前副代表や菅直人元代表らベテラン勢に加え、鳩山由紀夫幹事長ら執行部内にも異論がある。このため党の外務・防衛部門会議は、中国は「日本攻撃の能力は持つが、攻撃の意図は持たない」(鳩山氏)との観点から「中国の軍事力増強は脅威だが、国としては脅威ではない」とする党見解原案を作成。前原氏と慎重派の双方に配慮した表現で、「ビジョン」に反映させることを目指した。

 ところが部門会議役員からも「『脅威』と言うことに何の意味もない」との批判が事前に相次ぎ、14日に予定した提示は見送られた。部門会議役員の一人は「少し(時間を)置こうと思う」と語り、鳩山氏ら慎重派の説得に時間をかける考えを示した。【山田夢留】

毎日新聞 2006年2月16日 東京朝刊

242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/22(水) 22:52:13
代表選のときと似てるよなぁ。
ちょっと虚勢っぽいところがあるんだよね。

前原代表、「メール」証拠示さず=「資金提供は確信」と強調−党首討論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060222-00000113-jij-pol

 ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤自民党幹事長の二男に3000万円を振り込むようメールで指示したとされる問題について、民主党の前原誠司代表は22日午後、今国会初めて開かれた小泉純一郎首相との党首討論で、「さまざまな情報から資金提供があったとの確証を得ている」と強調した。しかし、カネの流れを示す金融機関の口座名などの公表は、国政調査権の発動が条件との姿勢を崩さず、メール自体の信ぴょう性を裏付ける証拠は開示しなかった。 
(時事通信) - 2月22日21時1分更新

243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/23(木) 08:58:03
この手の問題は一晩でだいぶ進むなぁ〜。

メール問題は9分間だけ、民主党内でも失望の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060222-00000013-yom-pol

 22日の党首討論では、民主党の前原代表が「送金指示メール」問題に触れたのは、45分間のうち最後の9分間だけだった。

 送金元などの金融機関名を示す戦略も、与党が拒否して空振りに終わった。政府・与党だけでなく、民主党内からも批判や失望の声が上がっている。

 民主党は、同日昼の衆院予算委員会理事会で、「党首討論の前に銀行の名前を開示する」と表明した。この時点では、「与党側も開示を求め、事態が少しでも進展する。金融機関名だけなら、情報提供者も保護できる」と見込んでいた。

 しかし、午後の理事会では、与党側は「銀行名だけでは解決にならない。口座名義、口座番号も開示する必要がある」と申し出を拒否した。

 この後の党首討論では、前原氏は「我々は野党だ。権力は与党にある。情報を出して握りつぶされたら(交渉の)カードがなくなる」と、国政調査権の発動なしに口座の名義や番号を出せない理由を強調した。

 前原氏は当初、党首討論で疑惑を裏付ける別の情報を出す意向を示していたが、22日午前の党幹部の会議で反対意見が出て断念したという。執行部の一人は「100%確かな情報でもリスクはある。代表がそのリスクを負うのは避けるべきだ」と語る。

 こうした民主党の対応を、安倍官房長官は同日夕の記者会見で、「新たな根拠が出てくるだろうと多くの国民も思っていたと思うが、全く期待は裏切られた」と酷評した。自民党の武部幹事長も「銀行名、口座名がわかるなら、私が一緒に行ってもいい。早く解決してほしい」と民主党を挑発して見せた。

 民主党内でも「メールが真実なら一番最初に質問する。時間かせぎをしただけだ」(中井洽衆院議員)との見方が出ており、執行部の責任を問う声が高まっている。ただ、党内の大勢は、前原氏の責任論にまで発展させれば、党の受ける打撃が大きすぎると受け止めている。

 前原氏が22日夕の緊急役員会で、3月初めの2006年度予算案の衆院通過までにこの問題が決着する見込みがないことを説明して協力を求めた際、反発していた参院側も連携を約束したのはこのためだ。

 23日には衆院本会議があるため、17日の衆院予算委での質問後、国会周辺に姿を見せていない民主党の永田寿康衆院議員も、「必ず出席する」(野田国会対策委員長)と見られている。自民党はこの問題を持ち出した永田氏の懲罰動議を、懲罰委員会の審査にかける構えを見せている。民主党内では、「永田氏が責任を取って事態を収拾するのがベスト。執行部に波及しても野田氏にとどめたい」という声も上がっている。
(読売新聞) - 2月23日3時14分更新

244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/23(木) 09:10:21
メールがダメなら、他になにか情報要るだろうが、出せないかな。

党首討論:メール「偽物」可能性強まる 真偽論争を回避
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060223k0000m010176000c.html

 ライブドア前社長の堀江貴文被告のものと民主党が指摘した「送金メール」問題で、久々に注目を集めた小泉純一郎首相と民主党の前原誠司代表との22日の党首討論。前原氏は、堀江前社長が自民党の武部勤幹事長の二男に3000万円の送金を指示したとされるメールの内容を裏付ける新証拠を示さず、真偽論争を避けた。国民は肩すかしを食い、メールの偽物説が強まった形だ。このまま新証拠が開示できなければ、前原代表ら民主党執行部の責任が問われるのは必至な情勢だ。【尾中香尚里、須藤孝、田中成之】

 「メールのみならず情報分析をしている」。党首討論を終えた前原氏は記者団に対し、真偽論争を避けた理由を説明した。前原氏自身が言明した「メール自体の信ぴょう性」に、自らも頼り切れないことの裏返しとも聞こえる苦しい論法だった。

 16日の衆院予算委でメールの存在を指摘した永田寿康氏が報道陣に配ったのは、自らパソコンで打ち直したメールの本文だけ。自民党は当初から「メールは偽物」と激しく批判した。

 永田氏は翌17日の再質問で有効な反撃ができなかった。野田佳彦国対委員長は同日夜、メールのコピーを公表したが、本物なら堀江前社長を示すことが明白なはずの送信者欄を黒塗りにしたためかえって「偽物論」を加速させた。自民党は平沢勝栄衆院議員が永田氏と同一というメールを入手し、「メールは偽物」との主張に説得力を持たせた。

 永田氏が情報提供者とは友人のフリー記者を通じて接触したと発言し、直接会っていないとみられることも、情報の精度に対する詰めの甘さを党内外に印象付けている。党内からは「永田に(質問を)やらせたのが間違いだった」という声が、公然と出始めた。

 これ以上メールの真偽論争にこだわり続ければ不利になると判断した民主党は20日夜、前原氏や鳩山由紀夫幹事長ら幹部が東京都内で「メール問題」への対応を協議。メールが本物だと立証するのは困難とみて、銀行口座の情報をテコに「資金の流れ解明」に焦点を当てる戦術に転換した。

 「党首討論でえげつないことをするのはどうか」。党首討論を前にした22日の執行部の協議では、玄葉光一郎幹事長代理らがメール問題に触れないよう進言したが、前原氏は「触れないわけにはいかない」と党首討論に臨んだ。しかし、この問題を取り上げたのは終盤のわずか10分足らず。党内では「作戦ミスだ。あれでは逃げたと思われてしまう」(中堅)との声も漏れた。

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/23(木) 09:10:55
 ◇民主…執行部批判再燃も

 党首討論を聞いた民主党内には「(信ぴょう性について)あそこまで強く言っていたのにがっかり」(中堅)と、事態打開につながらなかったことへの失望感も出始めた。

 前原氏への不満の一つに、党運営の中枢を若手側近で固める政治手法がある。今回、メール問題を事前に把握していたのがごく一部の幹部だけだったことも、こうした党運営批判と結びつきそうだ。幹部の1人は「うちの党も稚拙だな。『(前原)チルドレン』がしっかりしないと」と、若手中心の党運営に不満を漏らす。

 ただ、あからさまな「反前原」の声は現時点では少ない。党全体が危機にあるだけに「ミスに乗じて足を引っ張ろうとしていると思われたくない」(中堅)というわけだ。旧社会党系関係者も「今動けば非難される。ここ2、3日は政局的な動きはない」との見通しを示す。

 前原氏に批判的な小沢一郎前副代表に近い若手議員グループ「一新会」は、党首討論前の22日昼の緊急幹事会で「いざという時は代表を支える」ことを確認した。出席した松木謙公衆院議員は「言いたいことがあっても、我慢して団結することが大切。小沢先生もそう望んでいる」と語る。

 とはいえ、党内の多くは当面「様子見」を決め込んでいるとみられる。小沢氏に近い中井洽前副代表は「地元で聞かれたら(メールは)偽だと言っている。国民にどう説明するのか、代表が自分で考えることだ」と突き放した。

 メール問題を指摘した永田氏はこの日も国会に姿を見せなかった。新たな情報を開示できなければ、批判の声がさらに勢いを増しそうだ。

 ◇余裕の自民「勝負あった」

 「(民主党の質問には)何も新しいものがない。国民を欺くような印象で、本当に憤りを感じる」−−武部氏は党首討論後、記者団にこうぶちまけた。二男への資金提供問題が焦点なだけに、武部氏は委員会室まで足を運び、質疑中、前原氏をにらみ続けた。

 自民党の細田博之国対委員長は記者団に「(二男)本人が『この口座番号で(入金記録を)出してくれ』と言えば、銀行は出す」と述べ、二男と民主党関係者が一緒に金融機関を訪ねる案を示した。

 自民党は「資金提供の確証を得ている」と明言した前原氏の質問に対し、懲罰動議の提出も検討している。「勝負あった。待てば待つだけ、民主党の論理が苦しくなる」(国対幹部)として、時間をかけて追及しようとする動きも出ている。

 「メールはどうした」「(証拠を)出せよ」。党首討論では、与党席から怒号やヤジが相次いだ。騒然とした委員会室で、小泉首相は「(民主党が)証拠を出せば、国政調査権を行使するまでもなく分かる。前原代表もしっかり頑張って頂きたい」と余裕を見せた。安倍晋三官房長官は会見で「全く期待は裏切られた。メールは本物でないという認識が深まった」と批判した。

毎日新聞 2006年2月23日 1時46分 (最終更新時間 2月23日 1時51分)

246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/23(木) 11:59:21
そうやってフラフラと議員の身分を扱うのはやめようよ。
ここで辞職して誰かが代わりに当選するんなら、逆に党の問題としての度合が深まって行く。
システム構築のためのいい機会といえないこともないけど、それは先の話だな。

それと、情報的に非力な側が優位な側を攻めるときは、特に注意を払ってやらないと逆効果になるんじゃないのかなぁ。
今回も警察出身議員が圧倒的に情報量でリードしてる様子だった。
方法が稚拙だなー。

民主、メール問題で永田議員の責任問題などを協議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000104-yom-pol

 民主党は23日午前、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部自民党幹事長の二男への送金を電子メールで指示したと指摘した問題について、国会内で緊急役員会を開き、今後の対応を協議した。

 民主党内では、メールの信ぴょう性を証明する具体的な事実を明らかにできない状況が続く中、メール問題を衆院予算委員会で取り上げた永田寿康衆院議員や、永田氏の行動を容認した野田佳彦国会対策委員長らへの批判が強まっている。永田氏は自らの進退について悩んでいるとされ、緊急役員会では、永田氏の責任問題などを話し合ったと見られる。

 党執行部の一人は23日朝、都内で記者団に対し、「永田氏は責任感のある男だ。メール問題の真偽はまだ分からないが、『真』だという証拠がなかなか見つからない。かなり思い悩んでいる様子だと聞いている」と語った。

 前原代表は都内で記者団に対し、永田氏が議員辞職する可能性について「今のところ答えを持ち合わせていない」と述べた。野田氏の進退に関しては「野田氏とは頻繁に連絡を取り合っている。(辞任は)全くない」と強調した。

 前原氏に関しては、現時点では責任問題に波及しないとの見方が党内の大勢を占めている。

 一方、自民、公明両党は23日朝の幹事長・国対委員長会談で、「民主党はメールの内容に確証があるというなら、直ちに出せば済む。国政調査権を発動する必要性は全くない」との方針を改めて確認した。

 これに関連し、武部氏の二男は23日未明、「私並びに私が代表を務める会社は堀江被告及びライブドアから一切資金提供を受けていない。海外において銀行口座を有していない」との談話を発表し、堀江被告からの送金を重ねて否定した。
(読売新聞) - 2月23日11時32分更新

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/25(土) 21:12:04
「メール問題」で苦境深まる民主 責任論の拡大阻止懸命
2006年02月24日23時46分
http://www.asahi.com/politics/update/0224/007.html

 真偽が問われた「送金メール」問題を取り上げた永田寿康衆院議員の進退判断を先送りした民主党執行部は、責任論がドミノ式に広がることを避けるのに懸命だ。前原代表は強気の発言を続けるが、党に向けられる国民の視線は厳しい。自民党は迷走する野党第一党をあえて追い込まずに、国会運営を優位に進める戦術も視野に入れ始めた。

 「私は偽物だと思っていません」

 永田氏の辞職騒動から一夜明けた24日朝も、前原氏は強気だった。

 永田氏の処遇を一任されている鳩山由紀夫幹事長は同日の記者会見で、「永田氏が休養している間に調査を進めて、国民に信頼していただける情報を提供したい。あと数日間、猶予の時間をいただきたい」と理解を求めた。党執行部は永田氏の進退問題を棚上げし、国会対応の現場責任者である野田佳彦国対委員長、さらには前原代表へと責任論が波及することは避けたい考えだ。

 野田氏は24日、国会内で記者団に「現場で発言をする議員ではなく、その上の者の責任が重い」と強調する一方、「それ以上はない。私の責任が一番重い」と述べて前原氏の責任を否定した。

 鳩山氏は「責任はみんなで取らなきゃならない」としつつも、方法については「役職は辞するかどうかは分からない。いろんな取り方がある」と執行部の辞任論が広がるのを牽制(けんせい)する。

 与党内では「厳しく徹底追及する」(自民党の武部勤幹事長)という意見の一方で、墓穴を掘り続ける前原執行部に「続投してもらった方が国会で戦いやすい」との見方が広がり始めている。「追及の手も鈍るし、追及しても説得力がない」(自民党の国対副委員長の一人)との計算だ。

 自民党の細田博之国対委員長は24日、「今後の対応を、週末の新聞、テレビでの論調を見守りたい。幹部に責任があるだろうと今言う必要はない」と記者団に語った。国会対策の経験が豊富な川崎厚生労働相も24日の会見で「こういうときは黙って見ているのが鉄則だ」と述べた。

 「送金メールが偽物だったなら、まずは謝るべきだ」

 24日夜、川崎市内であった民主党の若手衆院議員、笠浩史氏の地元の会合。集まった約30人の関心はメール問題に集中した。笠氏は「1週間だけ時間を下さい」と返すのが精いっぱいだった。

 この週末、地元に戻る民主党の国会議員を迎える視線は厳しい。あるベテランは「帰ったら大変だよ」。地元事務所には「上り調子で来ていたのに何をやっているんだ」などと批判の電話が相次いでいる。妻でさえ「民主党は二度とはい上がれないんじゃないの」。

 国対幹部は「追及ネタは集まりつつある」と言うが、「この状況ではよほどしっかりした話でないと質問できない」と悲観的な空気が漂う。

 前原氏は24日、執行部への責任論は「マスコミからしか出てきてない」と語った。しかし、民主党が常設している「国民電話」には24日、この件に関してだけで114件の電話があり、永田氏の辞職を求める意見が20件、執行部の責任を問う声も10件あった。

 4月の衆院千葉7区補選の様相も一変しかねない。自民党議員が陣営の公職選挙法違反(買収)事件で辞職したことを受けた選挙で、「4点セット」に乗じて議席を奪い返す好機のはずだった。「先週実施した千葉7区の世論調査の(支持率の)数字は悪くなかった。でも、今週末は下がるかもしれない」(民主党幹部)。民主党の「責任ドミノ」は、世論に押され始めている。

248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/25(土) 21:26:19
前原に代わりうる顔がまだいない。これは大きい要素だ。
だから、かねてから前原再選を予測してきた。予測の大きな支えだ。
今回のことで、再選の可能性は縮小したが、状況が大きく変わったわけではないと思う。

小沢、菅氏「代表責任」触れず 前原体制維持で収拾図る
2006年02月25日21時07分
http://www.asahi.com/politics/update/0225/005.html

 民主党の前原代表は25日、「送金メール」問題に関連して、「我々が闇の部分を解明していくために引き続き頑張っていく」と語り、代表を引責辞任する考えのないことを改めて強調した。前原氏と距離を置く小沢一郎前副代表と昨秋の代表選で惜敗した菅直人元代表も、同日の講演で前原氏の責任問題に言及しなかった。前原氏は、必要な場合も永田寿康衆院議員の議員辞職にとどめ、現執行部体制で事態を収拾する考えだ。

 前原氏の発言は、京都市内で党所属議員が開いたパーティでのもの。前原氏は永田氏にメール問題で質問をさせた責任を問われている野田佳彦国会対策委員長については「徹底的に先頭にたって引き続きがんばっていただきたい」と語った。

 一方、小沢氏は兵庫県尼崎市での講演で、「民主党も、もう少しピリッとしっかりとして、若い人たちもきちんとした考え方を持って(ほしい)」と、若手・中堅中心の執行部に苦言を呈したが、前原氏の責任論には言及しなかった。菅氏も東京都町田市内で街頭演説したが、メール問題には一切触れなかった。

 前原氏側は、政府・与党内から執行部責任を追及する動きが出ていないことに加え、9月に代表選を控えて小沢、菅両氏らもここで性急に代表交代を求めてこないと判断している。

 鳩山由紀夫幹事長は25日、北海道壮瞥町で支持者にあいさつし、「国民に素直な心で謝る機会を週明けの遅くない時期に作ることが重要だと思う」と述べた。06年度予算が衆院を通過する3月上旬までに、永田氏の議員辞職の是非を中心に対応策を決める考えだ。

249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/25(土) 21:27:31
積極的とはいえないが、脅威という言葉自体は使ってきた。

「主権脅かす意図」民主、中国脅威認識を明記 基本見解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060224-00000006-san-pol

 民主党は二十三日の党外交防衛部門会議で、対中国観に関する基本見解を大筋で了承した。中国の軍事力増強や海洋権益をめぐる動向などを「国民の視点からは、現実的な脅威と認識されても無理はない」と明記。中国政府の「意図」についても、「わが国の主権を脅かす言動を繰り返している」と批判している。今国会中にとりまとめる外交・安全保障政策に関する「前原ビジョン」に盛り込まれる見通しだ。
 「中国との安定的な協調関係を築くために」と題された基本見解では、軍事的脅威は「能力」と「意図」が結びついて顕在化すると指摘。中国軍の「能力」に関し、「国民の多くが脅威を感じていることには相応の理由がある」としたうえで、党としても「中国の軍事的動向に対し抱いている現実の懸念を重く受け止めたい」とした。
 中国政府の「意図」に関しても、(1)尖閣諸島の領有権を主張(2)東シナ海の海底資源開発(3)上海総領事館員自殺事件−などを挙げ、懸念を示した。
 そのうえで、「外交努力のない敵視政策からは何も生まれない」として、懸念を中国側に直接伝えるためにも、中国共産党との政党外交の必要性を訴えている。
 この日の部門会議では、一部議員から「脅威」という用語への懸念が示されたが、各種世論調査で国民の厳しい対中観が示されている現状を踏まえ、「現実的な対中認識を示すべきだ」との意見が大勢を占めた。
 前原誠司代表は昨年十二月の訪米、訪中で、中国軍の軍拡路線を「現実的脅威」と指摘。党内から異論が噴出したため、統一見解のとりまとめを指示していた。
     ◇
 【民主党の中国観(骨子)】
 ・中国の軍事力は、わが国を射程に収める核や弾道ミサイルをはじめ、第4世代の戦闘機や潜水艦・護衛艦の増強など、近年急速な近代化が進められている
 ・国民の多くがこれに脅威を感じていることには相応の理由がある。民主党は、中国の軍事的動向に対して抱いている現実の懸念を重く受け止めたい
 ・尖閣諸島の領有権や沖ノ鳥島、日中中間線に関する独自の主張による海洋資源の開発、上海総領事館員自殺事件や反日暴動の処理など、中国政府は「意図」の面からも、わが国の主権を脅かすような言動を繰り返している
 ・中国が「能力」の増強を背景として自国の主張を押し出してくれば、日中関係はいやが応でも緊張せざるを得ない。そうした状況は、国民の視点からは、現実的な脅威と認識されても無理はない
(産経新聞) - 2月24日3時11分更新

250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/28(火) 01:09:06
世間から(特にマスコミから?)の有無を言わさない非難は弱まりつつあるように思えるが、それにしてもダメージは大きいように思う。
見込み発言が多すぎたんじゃないの? 口座情報への補強材料が結局皆無だったでしょう。それなのに、心証はクロとかよく言えたよね。
いや、実際はこの山には別の登り口が残されているのかもしれない。ライブドアだけでなく、IT・コンテンツビジネスと政界との関係は面白いテーマではある。
それにしても今回のやり方は稚拙に過ぎないか。第一党と第二党のリソースの違いは改善されるべきで、それが改善されないうちはあたたかく見守ろうと私は思っているが、そういう範囲の問題じゃないな。
責任論とか辞任とか辞職とかは別にどうでもいいんだけど、なんとかしないといけない点はたくさんある。シンクタンクで政策論をやるのもいいけど、党のシステム作りとか組織論をもっとやってもいいんじゃないの?

与党、懲罰動議審査を 民主執行部の責任論も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000207-kyodo-pol

 与党は、ライブドアの送金指示メール問題に絡み、永田寿康民主党衆院議員に対し提出している懲罰動議の審査など、厳しい処分を求める方針だ。同時にあいまいな情報に基づく質問を許可した民主党執行部の責任を問うべきだとの指摘もある。
 自民党の武部勤幹事長は27日の政府与党協議会で、永田氏に対し「表面的な謝罪で済む問題ではない。辞職しないなら懲罰に付す強い姿勢で臨みたい」と強調。「わたしと二男が受けた損害は、司法の場できっちりと解決を図りたい」と法的措置を検討する考えをあらためて示した。
 公明党の冬柴鉄三幹事長は「永田氏の記者会見を見てどういう懲罰が適当か考えなければならない。民主党執行部の責任についてもけじめをつけるべきだ」と民主党幹部の責任論に言及した。
(共同通信) - 2月27日19時3分更新

同一人物認識なら議員辞職 公明・東国対委員長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000167-kyodo-pol

 公明党の東順治国対委員長は27日午後、民主党の永田寿康衆院議員が指摘したライブドアの送金指示メール問題について「永田氏が、送受信者は同一人物だと分かった上で黒く塗り、隠したならば、懲罰問題以前に自ら辞める話であり、政治的犯罪行為だ」と非難した。国会内で記者団に語った。
 その上で「民主党幹部もそこまでは分かっていなかったのではないか。ある種の被害者だ」と指摘。さらに「質問を許した民主党幹部には立場上の責任はあるが、永田氏の罪と、巻き込まれざるを得なかった幹部の罪はおのずから違う」と述べた。
(共同通信) - 2月27日18時5分更新

251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/28(火) 12:40:13
黒塗りの怪、「送金メール」なぜ信じた? 残る疑問
2006年02月28日11時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0228/002.html

 送金メール問題で揺れる民主党は27日、永田寿康衆院議員が提示したメールは「証拠と認められない」と判断した。前原代表が「確証がある」とした「疑惑」の根拠が崩れたことになる。なぜメールを証拠と考えたのか、事前チェックは十分だったのか。28日の永田氏の記者会見や党の中間報告で十分な説明がされないと、不信感が一層募ることになりかねない。

 ●送受信同じ

 永田氏が16日の衆院予算委員会で手にしていたメールは、送信者と受信者は黒塗りされていた。それでも永田氏は直後の記者会見で「差出人は堀江(貴文ライブドア)前社長。受取人は社員だ」と明言していた。

 ところが、党の調査で同じ文面のメールを入手したところ、送信者と受信者は、ともに永田氏への情報提供の「仲介者」のアドレスだったという。これが同じメールだったとすれば、永田氏は送金メールの「実物」を入手していなかったことになる。

 この件について野田佳彦国会対策委員長は27日夜、永田氏が最初に仲介者からメールを入手した段階で、この部分が黒塗りされていたことを記者団に明らかにした。

 野田氏が先週半ば、永田氏にメールの送信者と受信者が同一人物である可能性があることを伝えたところ、永田氏は驚いた様子だったという。野田氏は「永田議員が消したのではない。誤解のないように」と強調した。

 永田氏も16日の会見で「私が見たものでも一部は黒塗りされていた」と語っていた。ただ、そうだとすれば、永田氏は何を根拠に「差出人は堀江前社長」などと言い切ったのかが問われそうだ。

 ●謎の仲介者

 情報の入手経路もはっきりしない。

 永田氏は当初、メールの情報源は「ライブドアの関係者。どういう人かは知っている」と明言していた。ただし、本人が「恐怖を感じている」として、名前を明らかにせず、直接は「会っていない」とも述べている。それにもかかわらず、永田氏がこのメールを持ち出したのは「非常に信頼できる人が、信頼できるやり方で情報を取っている」と説明している。

 永田氏は情報源とは直接接触しておらず、もっぱら仲介者を頼りにしていたことになる。野田氏も26日のテレビ番組で「(情報源の)名前は把握している」としながらも、直接連絡が取れていないことを認めた。

 その仲介者とのやりとりも、永田氏任せだった。

 野田氏は「永田氏が『自分以外のルートでやると壊れる』という言い方をしている」と語る。情報源や仲介者を守るため、やむを得なかったという。通常、疑惑を追及する際には同党ではチームをつくって取り組むが、今回は「ディープな情報で漏れてはいけないと慎重にやりながらスタートし、火がついたところでプロジェクトを作っていく考えだった」(野田氏)という。

252小説吉田学校読者:2006/03/01(水) 22:43:16
>>250
まずいな。「どこぞ」の掲示板に同趣旨のことを書いてしまいました。盗用したように思われる。次からは同趣旨の書き込みのときは「@片言丸」と文末に書くことにします(ウソ)。

それはさておき、「除名論」が持ち上がってることすら疑問であり、これが盛り上がれば自民への不支持増は必至。
そもそも自民+公明+青票系無所属で3分の2行くのか? ポーズだとしても、除名論は行き過ぎ、首相の「打ち消し発言」は当然であります。
(懲罰やるなら「公開議場での陳謝」が一番サディスティック)

民主・永田氏懲罰、2日に付託=与党が方針−小泉首相は除名には慎重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000086-jij-pol

 与党は1日、「送金メール」問題で提出した民主党の永田寿康衆院議員の懲罰動議について、2日の衆院本会議で懲罰委員会への付託を議決する方針を決めた。謝罪会見でメールを偽物とは認めなかった永田氏に対し、最も重い除名を求める意見が強い。ただ、小泉純一郎首相は除名は必要ないとの姿勢を示しており、民主党の対応を見極めて慎重に検討する構えだ。
 首相は1日午後、首相官邸で自民党の武部勤幹事長と会い、同日の与党幹事長・国対委員長会談の報告を受けた。武部氏は公明党から永田氏除名を求める意見が出たことを伝えた。これに対し、首相は「そういう考えは了とする」としながらも、懲罰委での「慎重な議論」を求めた。 
(時事通信) - 3月1日19時1分更新

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/01(水) 23:35:05
>>252
・吉田学校さんと同趣旨はうれしく思います。
・「除名」は私の感覚では明らかに行き過ぎで,さすがに現実にはならないでしょう。星亨は除名だったと思いますが,勉強してて違和感を覚えましたね。なんであそこまで発展したんだろう。国会の性質の違いもあるのかな。戦前はあくまで協賛機関だっていうことで,議員一人一人の重みよりも機関としての全体的神聖性が圧倒的に重視されたのか。あと誰でしたっけ,戦後に元職資格の剥奪ってありましたね。
・ただ,今はこの話題がマスコミ黄金ルートに乗っていますから,ちょっと勢いづいて除名と言ったところで許される空気なのでしょう。公明党はその空気をしっかり読んでいて,自民党の背中を押してなんとか永田辞職まで持っていこうとしているのではないでしょうか。
・町田市長選挙については,これがなければ,確かに真木が勝っていた可能性があると思いました。都議としてはそのへんで感情が沸いたのかと思います。

メール問題で民主都議、党本部に怒りの声
2006年03月01日23時11分
http://www.asahi.com/politics/update/0301/007.html?ref=rss

 「送金メール」問題を巡る民主党の対応に対し、身内の東京都議会民主党議員らが1日、党本部に怒りの声を上げた。永田寿康・衆院議員に対する事実上の「辞職要求」で、「国会議員は有権者の厳しい声が分かっていない」と地方議員の切実な思いを訴えた。ただ、この日は都議会開会中。他会派からは「議会活動より身内を優先するとは」と皮肉の声も上がった。

 永田氏の謝罪会見から一夜明けたこの日、民主党都議の間からは、「党員資格停止なんて党費を払わなくてすむだけ。処分になっていない」「議会でうそをついた永田氏は、当然辞めるべきだ」など批判が噴出した。

 2月26日の町田市長選では、推薦候補が大差で敗れるという「影響」もあり、「身内をかばうばかりでは、今後の地方選挙を戦えない」と、緊急総会を開いた。

 党本部への申し入れでは、永田氏の処分について「国民の理解は到底得られない」と指摘。「事態を真摯(しんし)に受け止め、自ら出処進退を明らかにすべきだ」と事実上の辞職を求め、党執行部にも国民への説明責任を果たすよう求めた。

 ただ、この日午後は都議会一般質問の真っ最中。10人ほどの議員が約1時間、控室で申入書の文案を練り、その後、中村明彦幹事長ら2人は党本部へ急行し、計3時間、都議会を空けた。

 このため、都議会自民党の幹部からは、「党本部への申し入れで本会議を抜けるとは本末転倒」と冷ややかな意見も出た。

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/02(木) 02:44:11
メール問題 民主・東北の議員 執行部批判相次ぐ
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/03/20060301t71024.htm

 ライブドアの送金指示メール問題で、民主党は28日、永田寿康衆院議員らの処分を決めた。耐震強度偽装問題など「四点セット」を武器に国会で攻勢に出たかに見えた民主党だが、自ら墓穴を掘った形。同党の東北選出国会議員からもあらためて党執行部の責任を問う声が上がり、党が受けたダメージの大きさを浮き彫りにした。

 渡部恒三氏(衆院福島4区)は「永田議員が質問した次の日に『調査不十分でした』と言っていれば、ここまで大きな問題にならなかった」と、執行部の対応の甘さを指摘。達増拓也氏(同岩手1区)も「間違いなら間違いとはっきり言わないと」と苦言を呈した。

 28日夕に開かれた民主党の両院議員総会でも執行部への批判が相次いだ。党選挙対策委員長の安住淳氏(同宮城5区)は「得難い教訓だった」と、執行部の一員だけに言葉少な。佐藤道夫氏(参院比例)は「深刻なダメージだ」と表情を曇らせた。

 郡和子氏(衆院比例東北)は「党として危機管理能力をしっかり身につけ、2大政党の一翼として体力をつけなくては」と信頼回復には、今後の対応が問われると強調した。

 一方、自民党議員の反応は手厳しい。中野正志氏(衆院比例東北)は「政治家の言葉の重さを考えれば、有権者の信頼を裏切る行為だ」と断じ、小野寺五典氏(衆院宮城6区)も「与野党問わず、議論すべき課題が多々あるのに、メール問題に質疑が終始している」と民主党によってもたらされた国会の混乱ぶりを嘆いた。

◎「自民に借り」懸念 東北各県連、評価分かれる

 ライブドアの送金指示メール問題をめぐり民主党の永田寿康衆院議員が28日、会見で謝罪したことに対し、東北の各県連の評価は割れた。前原誠司代表の執行部体制は維持されたが、野田佳彦国対委員長の引責辞任に発展し、党の迷走は続く。各県連からは「これでは反転攻勢どころではない」という厳しい声が相次いだ。

 岩手県連の藤原良信幹事長は「永田氏の質問は不謹慎で明らかな勇み足。議員辞職は当然だし、執行部も明確に責任を取るべきだ」と手厳しい。4日に全国幹事長会議が開かれるため、永田氏の辞職と執行部の責任を求めていくという。

 宮城県連の木村勝好幹事長も「党への信頼を揺るがす結果になり残念。野田氏の辞任は当然だ」。執行部の責任については「全国幹事長会議で議論する。自民党に借りをつくる形で収拾すれば、来年の統一地方選、参院選に悪影響を及ぼす」と懸念を示した。

 「メールの信ぴょう性を調査せずに質問したのが間違い。県内有権者に対し、かなりマイナス面がある」と心配するのは青森県連の斗賀寿一政調会長。党県議の1人は「地方は懸命に活動しているのに中央が足を引っ張る。さっさとけりをつけてくれ」と怒った。

 山形県連の和嶋未希幹事長は「与党に説明責任を求めてきた民主党が、組織を守る内向きの対応に終始した」と批判。別の幹部は「耐震強度偽装問題などの四点セットで攻めたが、逆に『四の字固め』をされて身動きが取れない」と嘆いた。

 秋田県連の京野公子幹事長は「(永田氏が)やみくもに議論を進めてしまったことは問題だ。何らかの責任を取らなければならないのではないか」との談話を出した。

 永田氏の謝罪を評価したのは福島県連の渡部譲幹事長。「党への不信を招いたことは素直におわびするが、謝罪会見で一定程度の疑問に答えることができた。疑惑追及の中の出来事で議員辞職は必要ない」と語った。

2006年02月28日火曜日

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/02(木) 11:21:23
これ面白いと思いました。
現憲法下にも例があるんですね。ただし独立前。

国会議員の懲罰とその会議録(一部)
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/tyoubatu.htm

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/03(金) 22:51:24
確かにパフォーマンスには違いないね。プロレスチックだね。

議場謝罪はパフォーマンス 自民役員連絡会で批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000119-kyodo-pol

 「送金指示」メール問題で民主党の前原誠司代表と永田寿康衆院議員らが衆院本会議場で自民党の武部勤幹事長に直接謝罪したことに対し、3日の自民党役員連絡会で「カメラを意識したパフォーマンスだ」(小此木八郎副幹事長)と批判の声が出た。
 武部氏は、謝罪に来た永田氏に「こういう場で少し礼節を欠くのではないか」と指摘したことを紹介した上で「突然のことで応じざるを得なかった。こういうことが国会の品位と権威にかかわる問題だ」と強調した。
 小此木氏は「議場での謝罪だけでは済まされない。懲罰は筋を通すべきだ。永田氏は辞職すべきだ」とも主張した。
(共同通信) - 3月3日12時24分更新

メールは「偽物」…民主の再回答書を自民了承、決着へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000003-yom-pol

 民主党は3日午前、「送金指示メール」問題に関連し、自民党が提出した再度の公開質問状に対し、再回答書を提出した。

 自民党側の意向に沿った内容で、武部幹事長は3日午前の記者会見で、「端的に事実無根と認めていただいた。民主党の回答を評価したい」と語った。小泉首相も、武部氏から回答内容の報告を受け、了承した。自民、民主両党の間で、この問題は最終決着する見通しとなった。

 永田寿康氏個人については、近く開く衆院懲罰委員会で、処分の内容を検討する。

 再回答書の中で、民主党は永田氏が衆院予算委員会で取り上げたメールについて「根拠のない偽物である」と初めて明記。さらに、1回目の回答書で「メールに基づく武部氏の二男への送金疑惑は、論拠が消滅した」と主張したことを修正し、「疑惑は全くの事実無根であった」と答えた。

 民主党は、自民党及び武部氏と二男に対して「名誉を著しく毀損(きそん)した」と改めて陳謝した上で、国会での正式な陳謝や、永田氏らの発言の国会の会議録からの削除などにも応じる考えを示した。
(読売新聞) - 3月3日13時50分更新

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/03(金) 23:01:00
さらに押すか。とどめるか。

送金メール:与党、世論の動向見ながら戦略
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20060303k0000m010078000c.html

 自民党は2日も「送金メール」問題の決着を先送りした。細部にわたって民主党の対応に注文をつけることが、格好のけん制材料になるとの判断が背景にある。永田寿康衆院議員の懲罰動議の委員会付託を決めた衆院本会議でも、同氏を厳しく非難するなどかさにかかって責め立てている。しかし、与党内には「突っ込みすぎると世論の流れが変わってしまう」(公明党幹部)との抑制論もあり、硬軟使い分けながら幕引きのタイミングもはかり始めている。

 自民党が1日に出した公開質問状に対し、永田氏と民主党は2日、設定期限まで「疑惑の論拠が消滅した」との表現で、メールが虚偽だと認める回答を示した。

 しかし、自民党は「納得できない」と突っぱねた。逢沢一郎幹事長代理は記者会見で「なぜ『メールは偽物だった。3000万円の送金は事実無根だった』と断定的に回答しないのか」と指摘。「メールは偽物だと事実を端的に明記するのが正しい態度」と述べ、謝罪文の文例まで示した2度目の質問状を出し、再回答を迫った。

 自民党にとってメール問題は、一方的に民主党を攻撃できる材料だ。自民党幹部は「この問題が決着しない限り、民主党は国会質疑で強い態度に出られない」と語り、決着が長期化するほど国会運営がスムーズになるとの思惑を披露する。

 かつて永田氏に国会で「支持団体が都議選で集団的に住民票移動を行った」と指摘され、懲罰動議を出した経験のある公明党には感情的な反発もある。冬柴鉄三幹事長は2日、「永田氏は政治家として全く未成熟だ」と強い口調で批判した。

 こうした強硬姿勢の一方で与党内に浮上した抑制論は、民主党が全面降伏し、永田氏も謝罪姿勢を強める中で「ごう慢だと見られないようにしないといけない」(自民党国対幹部)との自制が働いた結果だ。与党は今後、世論の動向を注視しながら戦略を練っていく方針だ。【田中成之】

毎日新聞 2006年3月2日 20時20分

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/03(金) 23:10:45
なんだかねぇー。
次の選挙のときに考慮すればいいんだと思うけど。そんなアレなら、当選難しくなるし、それを見越して立候補もさせづらくなるはず。
議員の身分はそういうところでコントロールすべきでは。
もう少し、輿論の記憶に持続力があればいいんだけどねぇ。近時は、議員一人一人の性質に世間的興味が湧いてきてる気もするけど、まだまだいびつな興味かな。

永田氏に対する懲罰動議に焦点移る 「送金メール」問題
2006年03月03日20時43分
http://www.asahi.com/politics/update/0303/007.html

 民主党を揺るがしてきた「メール問題」は3日、自民党が民主党と永田寿康衆院議員の謝罪を受け入れ「決着した」と表明したことで、永田氏に対する懲罰動議に焦点が移る。与党内に当初出ていた「除名」を求める声は下火になっており、次に重い処分の「登院停止30日間」とする方向が強まっている。ただ、「それでは甘過ぎる」との意見もあり、「永田氏自らが辞職するのが望ましいのだが……」という声が与党だけでなく民主党内でもくすぶっている。

 衆院懲罰委員会は7日午前に理事懇談会を開き、議論を始める。自民党の武部勤幹事長は3日午後、懲罰委の自民党筆頭理事を務める島村宜伸元農水相と党本部で会い、「すべてお任せする」と語った。

 国会法によると、懲罰は重い方から、(1)除名(2)登院停止(3)陳謝(4)戒告の4種類。

 与党内では当初、「永田氏は5回も懲罰動議を出されている。極刑しかない」(公明党幹部)と除名を求める声が強かったが、ここへきて少なくなっている。

 小泉首相が「除名は議員にとって死刑宣告みたいなもの。国民が選んだ議員の首を切っていいのか、という問題だから、慎重に考えなきゃいけない」と繰り返しているほか、国会での発言をもとに除名をするのは「言論の府」として自殺行為となりかねないとの懸念が消えないためだ。

 現憲法下で衆院で除名処分を受けた議員は、1951年に1人いるだけ。しかも、陳謝の懲罰に従わなかったというのが理由で、議会での発言が直接の理由ではない。戦前の40年には斎藤隆夫議員が「反軍演説」で除名されたが、言論を理由に除名された例は憲政史上、極めて少ない。

 除名の次に重い懲罰は登院停止だが、衆院規則で「30日を超えることはできない」と明記されている。

 00年11月に衆院本会議場で松浪健四郎氏が演壇から議員席に向けてコップの水を振りまいた時の処分は「登院停止25日間」だった。このため、与党内では「今回の永田氏のケースはもっと重い処分にすべきだ」という声が強いが、除名でなければ、最も厳しくても30日間の登院停止だ。民主党が永田氏に対して6カ月の党員資格停止処分を下しているため、「登院停止30日では甘い。でも、除名は難しいから、自ら辞職するのが望ましい」(懲罰委の一人)という声が出始めている。

 自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長が3日午後に会談した際も、自民党の細田博之国対委員長が「除名の次が登院停止30日ではバランスが悪い」と指摘。公明党の東順治国対委員長も記者団に「その間に、もう一段階、二段階あってもいいのではないか」と述べた。

 しかし、これから国会法や衆院規則などを改正しても、永田氏のケースにあてはめることは難しく、見直しの機運は高まっていない。

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/12(日) 18:31:30
「非攻撃的防衛概念」ってのは程度問題だけど、理念としてはいいと思う。。「平和で安全な人間社会を構築していくリーダーとなるべきだ」ってのは異論の少ないところだと思う。
でも、集団的自衛権を行使できないとして、混乱のない防衛ができるかなあ。中国、北朝鮮が単独でいきなり攻めてくるってことは可能性低いと思うからそれを強調するのは過剰な危機煽りといえるかも。でも、内乱が起きて日本に波及するって可能性は今後100年かなりありうるんじゃないか。それにさえ対応できなければ防衛力の意味がないなー。
<国際貢献では、自衛隊とは別組織の「国連協力・待機部隊」で参加することを提案>っていうのは、どういう目的があるのかそろそろはっきりしないとな。国際協力を促進するために国際協力に特化した組織をつくるということなのか? 小沢氏は、この組織なら集団的自衛権行使可と考えていかなかったか?
国連用部隊については、前にチョット考察したことがあるけど、組織のありかたについて推測の域を出ないのよね。

民主党内グループ、安保政策で前原氏に真正面から反論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060312-00000202-yom-pol

 民主党の中堅・若手議員で作る「リベラルの会」(代表世話人・平岡秀夫衆院議員ら)がまとめた外交・安全保障政策に関する提言案が11日、明らかになった。

 「集団的自衛権は行使しない」と明記するなど、前原代表の主張に真正面から反論しているのが特徴だ。

 提言案の表題は「平和を世界に拡大する日本を目指して」。冒頭で、日本は「『普通の国』を目指すのではなく、平和で安全な人間社会を構築していくリーダーとなるべきだ」と主張している。

 自衛隊については、「装備は非攻撃的防衛概念に基づいて整備するとともに、集団的自衛権は行使しない」とし、前原代表が唱える集団的自衛権行使容認論に反対する立場を明確にした。前原氏が改正の必要性を訴えている憲法9条2項(戦力の不保持)についても、1項(戦争の放棄)とともに「原理を定めたものとして維持する」としている。国際貢献では、自衛隊とは別組織の「国連協力・待機部隊」で参加することを提案、同時に「多国籍軍への参加は行わない」と明記した。
(読売新聞) - 3月12日9時47分更新

260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/12(日) 18:39:20
私から見ると、永田の首を切って党を浮上させようとしているように思えますが!!!!!

「自分なら辞任」 メール問題で渡部氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060312-00000051-kyodo-pol

 民主党の渡部恒三国対委員長は12日昼、福島県喜多方市内で講演し「送金指示」メール問題をめぐる永田寿康衆院議員の進退について「結果として自分の所属する民主党に一番迷惑を掛け、国会の審議にも迷惑を掛けた。さらには政治の信頼に大変な迷惑を掛けた。自分なら一切後援会に相談せずに辞任していただろう」と述べ、自ら議員辞職すべきだとの考えを重ねて示した。
 渡部氏は「本人は何も悪いことをしていないし、だまされた気の毒な立場だ」としながらも「侍なら名を重んじる。国会議員の進退は自らが判断すべきことだ」と強調した。
(共同通信) - 3月12日13時25分更新

261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/13(月) 19:19:57
前のめりの創価学会は処置の仕様がないので、そういう意味では辞任したほうがいいのかもしんないね〜。

永田氏進退、駆け引き激化 民主、早期決着図りたい 与党、長引けば選挙有利  2006/03/13 07:52
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060313&amp;j=0023&amp;k=200603121103

 送金指示メール問題をめぐる永田寿康衆院議員(民主党会派離脱)と弁護士法違反などの罪に問われた衆院議員西村真悟被告(同党除籍)の進退問題をめぐり、民主党と与党との駆け引きが激化している。四月二十三日投開票の衆院千葉7区補選をにらみ、早期決着を図りたい民主党に対し、自民党は永田問題を長期化させることで選挙戦を有利に運びたいとの思惑がある。

 永田氏の懲罰問題をめぐり、自民党の武部勤幹事長は、十一日の北見市での講演で、メール提供者の参考人招致を求める考えをあらためて示した。

 登院停止三十日で早期決着を図りたい民主党を揺さぶる狙いだ。

 公明党内には支持母体の創価学会批判をしてきた永田氏に対し、議員辞職を求める声も強い。

 公明党は自民党と共同提出した西村被告の辞職勧告決議案も主導した。決議案可決で永田氏議員辞職に波及させたいとの思惑がある。

 これに対し、民主党は、両議員との関係を絶つ姿勢を示すことで、党のイメージ低下を避けたい考え。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は議員辞職勧告決議案に賛成する方針を強調。永田氏の議員辞職についても「自分の将来を考えた時、どう判断するかだ」と辞職決断を暗に要求した。

262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 14:29:19
現在の時間稼ぎは自民党にとって慈雨だ。平気で来月末までやっていそうだ。

「元記者名明かす」と言うが… 民主、検証にモタモタ 宙に浮く永田氏懲罰動議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000005-san-pol

自民は硬軟“両にらみ”
 「堀江メール」問題をめぐり、民主党の永田寿康衆院議員(党員資格停止中)に対する懲罰動議が宙に浮いている。決着を急ぐ野党に対し、与党が民主党に事実関係の究明を求め、衆院懲罰委員会の日程が確定できないためだ。民主党の前原誠司代表は十三日、仲介役となった元記者の名前を公表する考えを示したが、党の「メール問題検証チーム」(座長・玄葉光一郎幹事長代理)の作業は進んでいない。四月の衆院補選や後半国会の綱引きも絡み、問題は長期化の兆しも見せている。
 民主党の前原代表は十三日、都内の講演で「情報ソースの問題も含めて、徹底的にすべてを明らかにすることが原則だ」と明言。元記者の名前も含めて調査結果をできる限り公表すると表明した。
 さらに、国会内でこの日開かれた衆院懲罰委筆頭理事間協議では、民主党筆頭理事の平野博文国対委員長代理が、自民党筆頭理事の島村宜伸氏に対し、「来週中に委員会として結論を出すならば、永田議員の同意を前提に、(元記者の)参考人や証人喚問に応じる用意がある」との意向を伝えた。
 「堀江メール」問題の後遺症から政党支持率が低下するなか、四月には衆院補選を控える民主党。“全面降伏”の背景には、「与党側は、この問題をできるだけ引き延ばしたいのだろうが、こちらは一刻も早くこの問題に決着をつけたい」(国対幹部)との思惑がにじむ。
 しかし、肝心の仲介役の元記者とはいまだに接触できていないのが実情で、懲罰委への参考人招致はおろか、検証チームが目指す聞き取り調査ができるかどうかも微妙。前原代表は二月二十二日の党首討論で、確たる裏付けもないのにメールの真偽について「確証がある」と明言。かえって問題を泥沼化させた経緯があるだけに、前原代表らの言動に対し、「大丈夫か」(中堅)と“二の舞い”を心配する声が党内に上がっている。
 これに対し、自民党の武部勤幹事長は十三日の政府・与党連絡会議でメール問題に言及し、「(懲罰)問題を引き延ばす考えはまったくない。引き延ばしによって衆院補選が有利になるとは思わない。むしろ早く決着することが望ましい」と強調した。
 与党内には、この問題の「引き延ばし」論も根強い一方、「いつまでも懲罰委で審査を始めなければ、逆に有権者の批判を浴びる」(与党関係者)との読みから、表面上、「早期決着」を主張するなど、硬軟織り交ぜた戦術で、民主党を揺さぶっている。
 十三日の懲罰委筆頭理事間協議でも、島村氏は「民主党の調査を待たずに委員会として結論を出すべきだ」と早期決着論を展開。当初は、元記者ら関係者の証人喚問や参考人招致を経て結論を出すべきとしていたが、軌道修正を示唆した。しかし、平野氏が「早期決着」を前面に押し出して証人喚問を容認する姿勢を示したことについては、即答を避けた。
 自民党サイドも今後の展開を見通しにくい情況にある。民主党の調査は「今月いっぱいか、来月にずれ込むかもしれない」(玄葉氏)とみられている上、同党が元記者と接触できたとしても身元の公表に本当に踏み切るかどうか疑心暗鬼になっているためだ。
 十四日の懲罰委理事会では、委員会審査の開始で与野党が合意する可能性もある。
 しかし、審査が開始されても永田氏の弁明の内容などによってはなお曲折がありそうで、自民党は民主党の検証作業と国民世論の反応をうかがいながら慎重に対処する構えだ。
(産経新聞) - 3月14日2時58分更新

263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 14:39:43
永田議員に国会で謝罪させたのはやや好プレイだったが、基本的には自民党のほうが巧い。

前原代表:永田議員に暗に辞職促す、背景に長期化懸念の声
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060314k0000m010126000c.html

 民主党の前原誠司代表が13日、偽メール問題を国会で取り上げた永田寿康衆院議員(党員資格停止中)の自発的な辞職を暗に促した背景には、衆院懲罰委員会での永田氏の処分決定が遅れ、党内で問題長期化を懸念する声が強まり、対応を迫られている苦しい事情がある。議員辞職は不必要としていた従来説明より突き放したわけだが、遅きに失した軌道修正との感は否めず、ちぐはぐな対応が続いている。

 前原氏は永田氏の進退について「自身の判断」とする一方で、党が決めた「6カ月間の党員停止」処分は変更しない考えも示した。

 当初、永田氏は辞意を漏らしていたが、野田佳彦国対委員長(当時)との「セット辞任」を懸念した前原氏が判断を先送りした経緯がある。その後、党は永田氏を6カ月間の党員資格停止処分とすると同時に、懲罰委の決定を受け入れる姿勢を示し、収拾を図る思惑だった。

 ところが、与党側は、メールの情報仲介者の元記者の証人喚問を求めているほか、この問題をめぐる民主党の党内調査と懲罰を関連づけ、決着引き延ばしを図っている。4月の衆院千葉7区補選を控え、民主党のイメージダウンを徹底させる戦略からだ。

 このため、泥沼化を懸念した渡部恒三国対委員長が「サムライなら腹を切る覚悟を」と永田氏の自発的辞職を促す流れを作り、前原氏も同調することで党内の不満をそらそうとしたのが今回の発言と言える。

 しかし、国会質問のミスを理由に議員辞職を求める処分は、党としても行いにくい。進退を判断する時期を「懲罰委の処分決定時」としたのも、与党の引き延ばし戦術をけん制したい苦しい事情の表れであり、執行部の一人は「(永田氏)本人の自覚を待つしかない」と語った。【須藤孝】

毎日新聞 2006年3月13日 22時41分 (最終更新時間 3月14日 0時45分)

264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 14:50:07
政令指定都市の県議を減らせといってるわけではないと思う。減らせというのはムリだから、そう解釈したいところ。
すると、県議選の選挙制度を変えるか、地方自治体のあり方を変えるかになる。
どっちにしても、ひとつひとつの選挙区の範囲を広くするってことが求められるんじゃないの。今の市町村合併と似てる。
しかし、はじめに戻って、やはり単に政令指定都市の県議を減らせといってるように見えるなあ。あんまりいい言い方じゃないね。

前原・民主代表:政令市議は不要!? ここでは強気−−抗議の一方、賛同も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060314ddm002010065000c.html

 民主党の前原誠司代表が政令市選出の道府県議について「ほとんど仕事がない。神奈川県議会の半分以上が横浜、川崎から選ばれているのはおかしい」と不要論ともとれる主張を展開、論争に発展している。名指しされた神奈川県議会の「民主党・かながわクラブ」(田中肇団長)は13日、抗議申し入れを発表するなど、猛反発。一方で前原氏も同日、東京都内の講演で「仕事のない議員さんが神奈川県議会を構成している」と発言、譲らぬ姿勢を示した。

 発端は今月6日、横浜市で開かれた党県連代表の会合。前原氏は京都市選出の府議だった自らの経験から「府立高校、府警、一級河川。私に与えられた仕事は三つだけだった」と述べた。

 神奈川県議会は定数107で横浜、川崎の両政令市選出県議が過半数の56人。同クラブは申し入れ書で「県も介護老人保健施設の開設許可など多くの事務権限があり、政令市選出県議の役割は、枚挙にいとまがない」と反論した。

 一方、神奈川8区選出の江田憲司衆院議員(無所属)は「政令市県議は仕事がないのだから、削減すべきだ。今の半数でいい」と前原氏の主張に全面的に賛同している。【足立旬子】
毎日新聞 2006年3月14日 東京朝刊

265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/24(金) 03:33:43
ちょっと昔の話題をネタに久しぶりに産経ディープスロート(?)。

メール問題 民主また難題 野田氏「墓場まで持っていくしか…」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000007-san-pol
馬淵氏、HPで公表
 「堀江メール」問題で瀕死(ひんし)の重傷を負った民主党に新たな難題が足元から浮上し、党検証チーム(座長・玄葉光一郎幹事長代理)が怒りの声と悲鳴を上げている。
 平成十八年度予算案が衆院を通過した今月二日夜、メール問題で引責辞任した野田佳彦前国対委員長が、馬淵澄夫衆院議員に意味深長な言葉を漏らしたのが発端だ。
 馬淵氏のホームページにある今月八日付「不易塾日記」によると、同二日夜、馬淵氏が東京・神楽坂のバーに野田氏を呼び出しカウンターでグラスを交わした。馬淵氏が「十分なお役に立てなくて申し訳ありません」と話すと、野田氏は「いやー、いろいろあったけど墓場まで持っていくしかねぇなー」と笑って話したという。
 墓場まで持っていかねばならないメール問題の核心情報とは、どんな内容なのか。問題が収束しない中、火に油を注ぐ野田発言に同党の若手議員の一人は「野田氏も野田氏だが、それをホームページに載せる馬淵氏も同罪だ」と怒り心頭だ。
 衆院懲罰委員会は二十四日午前、問題の張本人、永田寿康衆院議員への質疑を行う。質疑内容を見極めた上で元記者らを証人喚問するかどうか判断する方針だ。それだけでも頭が痛いのに、今月中に報告書公表を急ぐ検証チームは頭を抱えてしまった。仲介役の元記者とは依然として接触できず、ただでさえ中途半端な報告書しか作成できないとみられているのに、野田発言を国民にどう説明するのか、つじつまを合わせるのは至難の業だ。
 馬淵氏は耐震強度偽装事件の追及で注目を集めたホープ。あまりの能天気ぶりに党内の失望感は極限に達している。
 一方、前原誠司代表は、二十三日夕に渡部恒三国対委員長と東京・有楽町で予定していた街頭演説を当日午前になって急遽(きゅうきょ)中止した。「前原代表の日程上の都合」(党遊説局)という。
(産経新聞) - 3月24日3時22分更新

266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/30(木) 16:08:30
黙秘権はあるんだっけ?

西沢氏4日喚問、正式決定 実現・効果に「?」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000003-san-pol
民主は早期幕引き狙う
 衆院懲罰委員会は二十九日、「堀江メール」問題で元週刊誌記者、西沢孝氏の証人喚問を四月四日に行うことを正式に決めた。遅くとも七日までに永田寿康衆院議員(民主党員資格停止中)への処分を決める方針だが、西沢氏は喚問に応じる姿勢を見せていない。一方、民主党は証人喚問に先立つ三十一日にメール問題の調査結果を発表するが、西沢氏に接触できないことから真相解明には至らず、再発防止策が中心となる。 
 衆院は二十九日夕、国会内で西沢氏の代理人の和久田修弁護士に対し、河野洋平議長名の証人喚問決定通知書を手渡した。しかし、和久田弁護士は記者団に対し、「喚問に応じるかどうかは全く決まっていない。(喚問決定は)極めて不当だと思っている」との立場を表明した。
≪7日までに処分≫
 岩國哲人委員長は「永田氏にどういう懲罰が適当か決定するには、西沢氏の証言が不可欠だ」と述べており、議院証言法では、病気など正当な理由がない出頭拒否には刑事罰の規定がある。仮に西沢氏が出頭を拒否した場合、同委で正当な理由がないと判断されれば、議院証言法違反で捜査機関に告発する手続きがとられる。
 一方、喚問が実現しても、問題の真相が明らかになる可能性は低い。永田氏が「(西沢氏から提供されたのは)百パーセント間違いない」と強調しているのに対し、西沢氏は代理人を通じて「永田氏にはメールを提供していない」と完全否定。証人喚問で虚偽の答弁を行えば偽証罪が適用されるが、両者の主張を第三者が検証するのは事実上不可能なためだ。
 懲罰委での審査の対象はあくまでも永田氏だけに、「(議院証言法は)本人を引っ張り出し罪人扱いのようにする法律だから、一民間人についてそういうことでいいのかなという思いは強い」(自民党の久間章生総務会長)と異例の証人喚問には批判が残る。今後の推移によっては、こうした批判が再燃することもありそうだ。
≪あす調査結果≫
 今回のメール問題で壊滅的なダメージを受けた民主党は証人喚問の結果を待たず、三十一日に「メール問題検証チーム」(座長・玄葉光一郎幹事長代理)が調査結果を公表する。
 永田氏の国会質問にゴーサインを出した野田佳彦前国対委員長が同党の馬淵澄夫衆院議員に「墓場まで持っていくしかない」と語ったとされる“秘密”は何なのか。野田氏が検証チームにどう説明しているのか注目される。
 また、メールが本物であることを証明できなかったからといって、なぜ偽メールと断定できたのか。コンピューターの専門家からどういう助言があり、偽物と判断したかもポイントだ。
 だが、西沢氏に接触できない中での報告書の発表は、四月二十三日投開票の衆院千葉7区補選を控え、「メール問題の早期幕引きを狙ったのではないか」(若手)との見方が強い。
 民主党の前原誠司代表は二十九日、党所属国会議員とのブロック別の懇談会で「党再生のため、党の調査報告でけじめをつけたい。包み隠さず、ここまで書くのかというものを出したい」と述べた。
 再発防止策の提示だけで世論が納得するのは難しそうで、調査結果の内容が、民主党が反転攻勢への態勢を整えられるかどうかの試金石となる。
     ◇
 ■逢沢氏「公開望ましい」
 自民党の逢沢一郎幹事長代理は29日の記者会見で「堀江メール」の仲介役とされる元週刊誌記者、西沢孝氏に対し衆院懲罰委員会が4月4日に行う証人喚問について「国民の関心は高い。フルオープンで公開が望ましい」と述べ、テレビ中継も認めるべきだとの考えを示した。
 証人喚問を公開するかどうかについては、民主党が「民間人なので慎重にすべきだ」として非公開にするよう求めており、与野党の協議が続いている。
(産経新聞) - 3月30日3時12分更新

267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/02(日) 04:31:06
産経が言ったら信頼感がある話題だな。

鳩山氏、小沢氏に期待感 代表選「8割浮動票」本人慎重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060402-00000001-san-pol

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は一日、前原誠司代表の辞任に伴う七日の代表選に関し、小沢一郎前副代表の出馬に期待感を表明、同氏擁立に向け動き始めた。党内には小沢氏を推す動きが出ているが、小沢氏は慎重姿勢を崩していない。三日には小沢氏が記者会見する予定で注目される。
 代表不在の中、党を束ねる立場の鳩山氏は一日、千葉県流山市の民主党県連大会に出席。その後、記者団に後継代表について「党を一つにまとめていく意味での迫力を持つ政治家が必要ではないか」とし、“剛腕”の異名をとる小沢氏の出馬を暗に促した。
 同日の民放番組などでも「自民党が一番怖いのは小沢さんだ。小泉純一郎首相と党首討論をやれば親と子のようなディベートになる」「党が生きるか死ぬかの瀬戸際で『おれは嫌だ』という話はない」と、小沢氏の出馬に期待感を表明した。
 党内では話し合い一本化を求める声もあるが、鳩山氏は「無理に一本化すると、密室という批判を受ける」とし、挙党態勢確立のために選挙の実施が望ましいとの考えだ。
 鳩山氏にエールを送られた小沢氏だが、すぐには出馬を表明できない事情がある。代表に就任しても、二十三日投開票の衆院千葉7区補選で苦戦が予想されるほか、九月末以降の続投も確証が得られないためだ。選挙期間が短いことも小沢氏を慎重にさせている。
 小沢氏は平成九年の旧新進党の党首選で、他陣営の徹底的な切り崩しで「負けない選挙」を展開した。だが、現在の党内は「八割が浮動票」で、票が読みにくく、十分な選挙準備ができない状況だ。
 小沢氏の対抗馬として有力視される菅直人元代表も事情は同様で、党内情勢を読み切れていない。「自信を持って戦った前回の代表選で前原氏に負けた」(周辺)ことも慎重にさせているとみられ、両氏が互いの出方を見極めている状態だ。
(産経新聞) - 4月2日2時55分更新

268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/04(火) 03:05:40
zakzakじゃないんだから記事中で小沢age菅sageを露骨にやらなくても・・・。

「小沢代表」強まる 民主、話し合い決着へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000000-san-pol

 七日の代表選に向け民主党は三日、小沢一郎前副代表を軸に党内に支持が広がり、菅直人元代表との話し合い決着を探る動きが強まった。小沢氏が菅氏と正式な形で話し合いたい意向を鮮明にしたためで、菅氏の出方がカギになる神経戦となっている。今回の代表選は民主党が責任政党として再生し、二大政党を日本の政治風土に定着させることができるか、それとも絵に描いたもちに終わるのか。存在意義をかけた選択になりそうだ。
 「少しはね、長くやってもらいたいね。次々辞めちゃうんだもんね」
 小泉純一郎首相は三日夕、官邸で記者団に対し余裕の表情を浮かべ、国会会期中の民主党の代表選をこう皮肉った。
 今回の選挙は、平成十六年五月に就任し、昨年九月に辞任した岡田克也前代表の残り任期を争うものだ。前原誠司代表も含め、代表一人分の任期を三人が分け合う回転の早さ。八年前の結党以来だと十回目にのぼる。
 旧社会党から保守系までの「寄せ集め」(前原代表)で外交・安全保障政策といった国の根幹にかかわる重要政策を先送り。揚げ句の果てにメール問題で未熟さを露呈し自滅、「政権交代可能な政党」というキャッチフレーズを空文化させた。
 そんな中、体調を気づかって辞めていた酒を最近になってたしなみ始めたという小沢氏。関係者によると、毎日二時間の昼寝で体調は万全というが、これも代表選への意欲の表れか。
 小沢氏は三日夜、東京・赤坂の個人事務所を訪れた鳩山由紀夫幹事長にこう言った。「話し合いは民主政治の基本で拒む風潮はおかしい。密室性を問われることが問題なので、そうならないようオープンにやりたい」。小沢氏の逆提案だった。本音では話し合いでの小沢氏一本化をねらう鳩山氏の思惑通りの展開だ。
 そのとき菅氏は、出馬を促す同僚らに、こう語った。「代表選後に挙党態勢が見える形にならないとこの党に明日はない」。そして、小沢氏との一騎打ちを恐れるかのように、「選挙だろうが話し合いだろうが、挙党態勢の実現のためにどうすればいいか考える」と話し合い自体は排除しない考えを示した。
(産経新聞) - 4月4日2時53分更新

269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/05(水) 03:18:24
これは、本紙ではシリーズものなのかな?

民主、風雲急 菅氏周辺は主戦論 小沢氏「けんか買う」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000002-san-pol

 民主党の新代表選びは四日、菅直人元代表サイドが出馬をめぐって慌ただしい動きを見せた。菅氏を支持するグループは同日夜には、都内のホテルで代表選出馬に必要な推薦人集めと票読みに着手。勝算を見極めた上で最終的に判断する。出馬に意欲を示している小沢一郎前副代表は同氏に近い議員に、「売られたけんかは買うぞ」と電話で語った。代表選は話し合いによる一本化調整から一転、両氏による一騎打ちの可能性も出ている。
 事態が大きく動いたのは、四日昼前。前夜に菅氏側から「話し合いに応じてもよい」と伝えられた小沢氏側は、同氏への一本化を模索した。
 だが、菅氏支持グループは午前の会合後、突然、主戦論を唱え始めた。会合では、「菅さんにぜひ立ってもらって、分かりやすい選挙をしてほしい」「談合で決めるようなことは絶対、避けてほしい」などの意見が相次いだ。
 主戦論を唱える菅氏サイドの議員の様子をテレビで見た小沢氏サイドはこれに激怒し、「(菅氏支持グループが)けんかを売ってきた」と、対決色を強めている。
 菅氏を支持するグループ内は「主戦派」と「慎重派」にわかれ、主戦派が主導権を握りつつあるため、慎重派の幹部は落胆の色を隠さない。
 菅氏は「それ(会合での意見)も一つの理屈ではあるよな」ともらし、取り囲んだ記者団に「(党の)先頭に立つべきだという声もいただいて、そのことも、しっかり受け止めて判断していきたい」と、出馬に傾く自らの心情を吐露した。
 菅氏支持のグループ幹部は午後、「(小沢氏より)弱いことはわかっているが、出なければならないという状況になりつつある。(菅氏も)そうだ」と明言した。
 七日の新代表選びに向けた民主党内のコンセンサスは、「公明正大な後継選び」と「選挙後の挙党一致の確立」だ。
 菅氏が出馬に傾いたのもひとつには、“調整”ばかりが先立てば、同氏を支持するグループの若手からも「密室談合」と突き上げられる、との懸念があった。
 慌ただしい動きを見せた菅氏支持グループに対し、小沢氏を支持するグループは、表向き「選挙は歓迎」との姿勢だ。だが、この日の菅氏の姿勢と言動の変化を、「(小沢氏との)話し合いに向けた(条件闘争への)ステップでは」と読む向きもあり、なお腹の探りあいが続いている。
 一方、話し合いによる小沢氏への一本化に期待を寄せていた鳩山由紀夫幹事長は夕方、鳩山家の実家である東京・音羽の「鳩山会館」で、毎年恒例の「桜を観る会」を開いた。所属議員約百二十人が出席し、注目の小沢、菅両氏もグラス片手に満面の笑みをうかべながらがっちり握手。周囲からどよめきが起きた。
 小沢氏側は菅氏側に会談を打診したが、小沢氏を支持するベテラン議員によると、「断られた」という。
 衆人注目の中、菅氏は「(新代表が)決まれば一兵卒だろうが、何でもやる覚悟だ」とあいさつした。鳩山氏は桜を観る会の後、記者団に「(小沢、菅両氏による)選挙はやる方向だと思う。基本的には選挙で雌雄を決してもらいたい」と語った。
 票読みを進めていた菅氏グループの一人は深夜、ホテルでの会合の途中、「菅氏はまだ出馬するとは明言していない」と言葉を濁し、最終判断する状況に至っていないことをほのめかした。対する小沢氏サイド。ベテラン議員の一人は「熟柿が落ちる如しだな。(代表選を)やらなきゃダメだ」と、一歩も引かない姿勢を示している。
(産経新聞) - 4月5日3時0分更新

270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 00:43:07
なんか政局演出するのうまそうだな・・・。

小沢新体制、党内あつれき回避…再選後に独自色?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000015-yom-pol

 民主党の小沢新代表が8日、鳩山幹事長や渡部恒三国会対策委員長ら前執行部の再任を決めたのは、自らへの党内の反発や警戒感を考慮し、新たなあつれきを回避するのが狙いだ。

 党内情勢を見極めて9月の代表選で再選を果たした後、「小沢色」の強い新体制を打ち出すと見られる。

 「かなり、いろいろな立場の人、分野の人が入っていると思うが、そう思わないかね」

 小沢氏は8日、党本部での記者会見で、今回の人事を自画自賛してみせた。

 今回の人事では、小沢氏に距離を置く前原誠司・前代表のグループや、野田佳彦・前国対委員長のグループでも、松本剛明政調会長、玄葉光一郎幹事長代理らが職にとどまった。両グループでは「代表選に向けた若手の動きを封じるために人質を取るということだ」という受け止め方が出ている。反面、「とても上手な人事だ。初めて小沢氏のすごさを見た気がする」などの評価もある。

 今回の人事が、11日告示の衆院千葉7区補欠選挙をにらんだものだという憶測も浮上している。参院幹部の一人は「仮に補選で負けても、『候補者擁立も含めて前原執行部がやったことだ』と責任を回避できる」と指摘した。

 一方、今回の人事では、小沢氏に投票した鳩山氏の再任以外は、山岡賢次副代表ら小沢グループや、赤松広隆副代表、鉢呂吉雄・元国対委員長らの旧社会党系グループなどへの「論功行賞」はなかった。

 小沢氏は2003年9月の民主、自由両党の合併で民主党に入った“外様”であるだけに、党内では小沢氏の代表就任について、「ひさしを貸して母屋を取られた」という声も上がっていた。小沢氏に近い議員に対しても「小沢氏の威光をかさに着ている」という反発がくすぶっており、小沢氏も就任早々の党内対立を避けた形だ。

 党内では当初、小沢氏の持つ「剛腕」のイメージから、「菅(直人・元代表)氏を重用せず、自らの側近で周囲を固めて突っ走るのではないか」という観測も出ていた。それだけに、菅氏を代表代行に据え、執行部を再任した今回の人事を、「小沢氏が代表選の演説で訴えた『私は変わる』を早速実践してみせた」と見る向きもある。
(読売新聞) - 4月8日23時52分更新

271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 01:05:55
民主党:新代表に小沢氏 再びの春、県民注視 剛腕、暮らし変えるか /岩手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000140-mailo-l03
 ◇「政権交代」高まる期待−−「小沢代表」誕生
 暮らしはよくなるのか――。長引く景気低迷や規制緩和による競争激化の中で、苦しい生活を余儀なくされている県民は、小沢一郎民主党新代表の動きに注目している。【林哲平、石川宏、念佛明奈、安田光高】
 毎年公共工事が削減され、さらに県内大手の建設業者が談合を繰り返したとして公正取引委員会から排除勧告を受けるなど、逆風が続く建設業界。盛岡市内のある社長は「小泉(純一郎)首相は地方を見ていない。地方経済の現状を分かっている小沢さんに、ぜひ政権をとってほしい」と期待する。
 JR盛岡駅前のタクシープールでは約50台が客待ちの列を作る。規制緩和の波に洗われる業界で、運転手歴30年の盛岡市の男性(58)は「景気の良い時は昼寝て、夜だけ働いても稼げた。政権交代してもらって小沢さんには規制緩和をやめてほしい」と本音を語る。
 盛岡市の無職女性(77)は小泉首相の改革路線を「長生きするのは悪いみたい。病気をしないで死ねる方法を教えてほしい」と批判。だが「小沢さんが日本を統一するだけの力を持っているかは疑問。考えは自民党と変わらないんじゃないか」とあきらめムードを漂わせた。
 ◇「待ちに待った」−−民主県連幹部ら
 盛岡市の民主党県連本部には藤原良信幹事長や伊藤勢至県議会議長ら幹部5人が集まり、テレビで代表選の様子を見守った。菅直人氏に比べ厚い票の束が画面に映し出されると「よし、大丈夫だ」と笑顔がこぼれ、大差で小沢氏が選出されたことが発表されると握手をして就任を喜び合った。
 記者会見した藤原幹事長は「待ちに待った代表になったことは県連はもちろん、県民にとっても期待していたことで、うれしい」と話した。大差がついた開票結果には「これまでの言動や出馬に臨んでの演説が共感を呼び、現場で投票を決めた人もいたのではないか」と分析した。
 奥州市水沢区袋町の小沢事務所では別の会合のため集まっていた後援会役員ら6人が、テレビで代表選の推移を見守った。代表就任が決まると支持者からの喜びの電話が鳴り、秘書らが対応に追われた。役員らのそれまでの緊張がふっと緩み、「よかった、よかった」と喜びの声。パチパチと拍手もわき起こった。千葉龍二郎・水沢後援会連合会幹事長は「代表就任で一つの階段を上った。これから一段一段、もっと大事な階段を踊り場なしに上ってほしい」と語った。
 ◇知事も「政権を」
 佐々木大和・自民党県連幹事長は「外交や防衛など国の基本的スタンスを共有し、大いに議論を交わし、良識ある野党として活躍してほしい」とコメント。増田寛也知事は「強いリーダーシップに期待したものだと思う。2大政党制の一方の雄として政権を担いうる党にしてほしい」とのコメントを発表した。
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272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 01:07:01
 ◆「第二の原敬をめざして」/「どん底の党むしろ好機」−−街の声さまざま
 ◇宮古市、会社員、遠藤芙美子さん(61)
 民主党にしっかりしてもらい、政権交代を促すには小沢さんのような力が必要だ。年金問題や格差社会の是正など、総理大臣になってやってもらいたことはいっぱいある。期待している。
 ◇一関市、自営業、神崎愛三さん(65)
 「壊し屋」と言われるが一度どんな政治を行うか見たい。自民党を揺さぶる政党を作り、庶民に密着した政治をやってほしい。第二の原敬と言われるような、末端まで血の通った政治を期待する。
 ◇盛岡市、無職、吉田権治さん(80)
 小沢さんが何を変えるのか、どこまで本気なのかが分からず不安だ。自分は高齢で介護保険も受けているが、制度改正による値上げは仕方ない。小泉首相には感謝している。改革はしないとだめだ。
 ◇奥州市、タクシー運転手、菊池亨さん(44)
 民主党はどん底にあるので、むしろ小沢さんにとっては時期的にやりやすいのでは。地元に利益誘導をする人ではないので、その期待はもともとない。首相への期待はあるが、なかなか難しいだろう。
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 ■解説
 ◇「王国」完成か、党にも正念場
 待望論が久しかった小沢一郎氏の民主党代表就任が実現した。本人にとってはもちろん、民主党県連にとっても正念場を迎える。
 党県連としては強い人気を誇る小沢氏の代表就任を勢力拡大の絶好の足がかりとしたいところだ。来春の統一地方選では県議会で過半数の議席確保を掲げ、知事選でも独自候補の擁立を明言している。これまで以上に小沢氏を前面に打ち出すことになれば、「増田寛也知事の出馬判断にも影響を与える」(同党のベテラン県議)。
 だが小沢氏の影響が強いだけに、政権交代への期待がしぼむようなことがあれば、県内の状況は大きく変わる可能性が高い。藤原良信県連幹事長は7日の会見で「小沢先生頼りでなく、謙虚になって、追い風になるように結びつけなければ」と慎重に話した。一気呵成(かせい)に「小沢王国」が完成するのか、まったく別の構図が広がるのか。就任の余波が広がりそうだ。【林哲平】

4月8日朝刊
(毎日新聞) - 4月8日13時3分更新

273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 02:15:49
小沢氏に 本社編集局長インタビュー  岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m04/d08/NippoNews_10.html

 【東京支社】民主党の小沢一郎新代表は7日夕、代表選直後に宮沢徳雄岩手日報社編集局長の単独インタビューに応じた。小沢氏は党代表の使命として「何が何でも政権を担い、県民の期待に応えたい」と強調。挙党態勢確立に向けて菅直人元代表、鳩山由紀夫幹事長との「トロイカ体制でやりたい」と執行部入りを含め両氏を要職で処遇する意向を示した。来年の参院選では「1人区で20議席は取る」と具体的な目標を掲げ、候補者擁立を急ぐ考えを示した。

 小沢氏は代表就任について「今は党そのものへの信頼を失いかねない状況。今までの政治生活の総力を挙げて、何が何でも政権を獲得するという使命感を持って務める」と言明。

 自民党離党から13年経過したことを踏まえ「黒船来航から15年で成った明治維新と比べれば、あと2年の間に参院選と衆院選で勝ち、平成維新を断行しなければならないという思いだ」と政治生活の総決算と位置付けた。

 執行部人事では「私を嫌いな人でも反感を持っている人でも適材適所でやってもらう。全員が本気になる配置をする」と総力戦で自民党と対決する姿勢を強調した。

 小泉改革に対する評価については、全体構想なしに規制撤廃を進めた結果、階層や地域間の格差を招いた―と厳しく批判。「そうではないビジョンを示し、分かりやすい基本政策を早く打ち出していくことが必要だ」と、党の基本政策取りまとめを急ぐ考えを示した。

 国と地方の関係については、平成の大合併で誕生した新市町村より、もう少し規模の大きい基礎自治体が必要だと指摘。「基礎自治体が充実すれば都道府県はいらない。道州制も意義を持たない」と道州制導入論を批判した。

 来年の参院選、県知事選対応では、どちらも8月中旬までに候補擁立を急ぐ考えを示した。

274小説吉田学校読者:2006/04/09(日) 10:46:15
>>271
「第2の原敬」とか「平成維新だ〜」とか、かつて同じような記事を河北で見たような気が・・・あ、新進党の時かw

275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/12(水) 12:17:14
>>274
マスコミに強いね、この人。。なんかこの記事もベタ褒めだ。
これまで民主党がまとまらなかったのは小沢の存在が大きかったのに、これはなんだろう。

小沢民主本格スタート 「信任投票」向け着々 9月代表選に菅氏出馬せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000003-san-pol

 民主党は十一日、両院議員総会を開き、小沢一郎代表の新執行部人事を了承し、新体制が本格スタートした。一方、菅直人代表代行は九月の代表選に立候補しない考えを表明。このままいけば、九月の代表選は小沢代表の信任投票となる公算が大きい。巨大与党相手に存分に「剛腕」ぶりを発揮できるかどうか、小沢氏の動向が注目される。
 「来年の参院選、(将来の)衆院選で勝ち、小沢内閣をつくる覚悟で頑張りたい」
 先の代表選で小沢氏との一騎打ちで敗れた菅氏は十一日午後、国会内で民主党本部職員と秘書らを前にこう語り、政権奪取に向け小沢氏を支えていく決意を示した。
 九月の代表選に立候補しない考えを表明したものといえ、菅氏支持グループの議員らを驚かせた。
 菅氏にとって、六回目の出馬となる今回の代表選で負ければ「政治生命が終わる」(民主党関係者)とささやかれていただけに、代表代行は願ってもないポスト。小沢氏の“温情”人事に応えた格好だ。
 菅氏が思い切った決断に出た背景には、代表選に大差で負けたうえ、「短期間に代表が何度も代わる選挙や政争を繰り返せば、国民が民主党に愛想を尽かし、永遠に政権が取れない」(菅氏グループ)との冷静な判断があったようだ。
 小沢氏サイドも「次の代表選が小沢氏への事実上の“信任投票”となり、党内の結束がより強まった」(同氏グループ)と歓迎している。
 これまでは“閑職”とされてきた代表代行ポスト。だが、衆院千葉7区補選や来夏の参院選を控え、小沢、菅両氏の役割分担が明確になってきた。
 小沢氏が選挙対策の人・カネ・モノに目配りする「実務」を掌握し、菅氏は「党の顔」として得意の演説や国会論戦で露出を高め、党再生をアピールする算段だ。
 「自民党議員の半分も努力すれば、小選挙区でも絶対勝てるのに…」と、風頼みが多い民主党議員の選挙運動の“甘さ”を嘆く小沢氏。十一日にはさっそく、安住淳選対委員長を通じ全議員に対し、選挙区入りして応援するよう「厳命」。有権者の紹介者名簿作成や各種団体の組織内議員に票の取りまとめを指示した。選挙にめっぽう強かった田中角栄元首相の「免許皆伝」を自任する“小沢流”の徹底した選挙指導だ。
 菅氏も告示日の十一日、千葉県のJR新松戸駅前で応援マイクを握り、小沢氏との「二人三脚」を演出した。
(産経新聞) - 4月12日3時42分更新

276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/14(金) 08:46:40
自民非主流派と連携も 鳩山氏、保守中道政権で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000238-kyodo-pol

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は13日夜、小沢一郎代表の政局対応について、9月の自民党総裁選で有力候補の安倍晋三官房長官が選出された場合に、その後の首相指名選挙で自民党非主流派と連携し、保守中道政権の樹立を目指すこともあり得るとの認識を示した。首相指名で総裁選に敗れた候補に投票する可能性にも言及した。CS放送朝日ニュースターの番組で語った。
 小泉純一郎首相は11日に小沢氏について「政界再編を仕掛けてくるだろう」と発言しており、こうした見方を追認することで民主党の存在感をより強めたい思惑があるとみられる。
(共同通信) - 4月13日23時27分更新

277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 00:19:18
まぁ駆け引きだね。

自民党:「小沢戦略」で緊張感 反対勢力と連携も…?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060415k0000m010100000c.html

 民主党の小沢一郎代表の就任をきっかけに、自民、民主両党で政界再編を意識した発言が相次いでいる。特に小泉純一郎首相は会合などで、小沢氏が自民党内の反対勢力と連携する可能性について繰り返し言及している。小沢氏自身は自民の一部と連携する見方を否定しているが、自民分裂を目指す「小沢戦略」でかつて政界を揺さぶってきた警戒や期待から、政界には早くも一種の緊張感が漂っている。

 「9月に代表に再選されたら、首相になれない民主党代表でいるわけがない」。小泉首相は11日、与党の参院議員との会食でこう語り、早い時期に小沢氏は政権獲得に向けて自民党の揺さぶりに乗り出すとの見方を示した。旧社会党勢力を切り、「反小泉」勢力と連携して政権を目指すのが小沢氏の戦略、と解説してみせた。

 「いろいろなことを仕掛けてくるんじゃないか。裏をかいて人を引き抜いたり……」。森喜朗前首相は14日、テレビ番組の収録で、小沢氏が自民党離党後、総裁経験者の海部俊樹元首相を新進党党首に据えたことなどに触れ、自民分裂を再び仕掛ける可能性があるとの警戒をあらわにした。

 こうした発言が飛び交う背景には、これまで小沢氏が自民分裂による政界再編にあくなき執念を燃やしてきた経緯がある。「ニュー小沢」を掲げる小沢氏に首相は「人間なかなか変わらない」と指摘しており、同じ手法を用いるとみているようだ。

 事実、小沢氏と歩調を合わせる民主党の鳩山由紀夫幹事長は14日の記者会見で「総裁選の結果、小泉政治が継承されると、自民党の中で皆さん満足するのか。考え方の近い方が民主党に近づいてくることは十分あり得る」と述べ、自民党内の反小泉勢力との連携を示唆した。13日の民放番組では「まず今の自民党政権を倒す政略もあり得る」と述べ、総裁選で敗れた候補へ首相指名選挙で投票する可能性にすら言及した。

 前原誠司前代表のころは、小泉首相が自民、民主両党の大連立を打診。政界再編はむしろ与党の攻め材料だった。小沢氏就任で一転、再編問題が警戒要因となった格好。だが、小沢氏がこれまで実際には自民党を割る戦略では挫折してきただけに、首相らの発言を「小沢氏への挑発」とみる見方もある。【堀井恵里子、山田夢留】

毎日新聞 2006年4月14日 21時22分

278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 22:03:30
小沢代表:創価学会会長と都内で会談 政界再編にらむ?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060415k0000e010021000c.html

 民主党の小沢一郎代表が11日夕、創価学会の秋谷栄之助会長と東京都内で会談していたことが、15日分かった。複数の関係者が明らかにした。与党・公明党の支持母体である創価学会と小沢氏との会談は、小泉純一郎首相が退陣する今秋以降の政界再編をにらんだ動きとの憶測も呼びそうだ。

 会談は小沢氏が持ちかけた。関係者によると、小沢氏が11日夕、学会本部に「これから伺いたい」と電話し、居合わせた秋谷氏が本部近くの別の学会施設で対応したという。代表就任のあいさつ回りの名目で、選挙協力などの話は一切していないという。

 小沢氏は、非自民の細川政権時代に公明党と連立し、その後、新進党を結党して、公明党衆院議員らと合流。新進党解党後は小渕政権下で与党入りし、「自自公」連立政権を組んだ。しかし、連立離脱後は公明党とは与野党に分かれている。
毎日新聞 2006年4月15日 10時52分 (最終更新時間 4月15日 11時52分)

「かく乱戦術」と与党 民主は創価学会訪問に理解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000115-kyodo-pol

 民主党の小沢一郎代表が、与党・公明党の支持母体である創価学会の秋谷栄之助会長と会談していたことをめぐり、与党内からは15日、「与党をかく乱する戦術だ」(自民党幹部)と警戒する声も上がった。
 一方、民主党は「いろいろな立場の人と会うのは結構なことだ。小泉純一郎首相も連合の会合に出ている」(菅直人代表代行)と小沢氏の行動に理解を示した。
 公明党の神崎武法代表は、衆院千葉7区補選応援に訪れた千葉県流山市で記者団に「小沢氏は自民党の支持団体も回っている。(旧新進党時代に)親しかった団体への表敬だ」と指摘。「小沢氏の意図は分からないが、補選などへの影響は全くない」と述べた。
 自民党幹部も「相変わらずの小沢流。気にする必要はない。無視するのが一番だ」と強調。森喜朗前首相は金沢市でのあいさつで「小沢氏は『生まれ変わって新しく出直す』と言うが、しょせんやることは昔と変わらない」と皮肉った。
(共同通信) - 4月15日19時24分更新

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 22:08:15
代表になったら本気を出すのね。
個人プレーで政治がなんとでも変わっちゃうのはしょうがないのかなぁ・・・。

小沢代表:創価学会会長と会談 与党内に警戒心強まる
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060416k0000m010067000c.html

 民主党の小沢一郎代表が公明党の支持母体・創価学会の秋谷栄之助会長と会談したことに、与党内には「小沢氏が政界再編をにらみ、自民、公明両党の関係にくさびを打ち込もうとした」との見方が広がった。自公両党をけん制する目的での「隠密行動」はさらに増えるとみられ、小沢氏への警戒心は強まる一方だ。

 小沢−秋谷会談が行われたのは11日夕。関係者によると、秋谷氏が「本部で2人だけで会うのはまずい」と判断、正木正明副会長を同席させたうえで、本部近くの別の学会施設で10分間面会するのにとどめたという。

 小沢氏と公明党の関係は旧自由党が連立離脱した00年4月以降途絶えていたが、小沢氏と公明党の親交の歴史は古い。自民党幹事長時代に市川雄一書記長(当時)との「一・一ライン」を築き、非自民の細川政権の主導権を握ったのは有名だ。

 小沢氏は代表就任後、自民党の有力支持団体をひそかに訪れたが、自公選挙協力に影響力を持つ創価学会にまで乗り込んだことに「自公連立に手を突っ込む意図」(参院自民党幹部)と疑心暗鬼は強まる。ただ、公明党執行部は「再接近」におおむね冷淡で、神崎武法代表は「党の選挙戦略には全く関係のない話」と語り、党幹部も「あいさつに来た人を追い返すわけにはいかなかっただけ」と指摘した。

 一方、民主党で会談を事前に知らされていた幹部は皆無だったようで、菅直人代表代行は「まだ直接話を聞いているわけではないが、いろんな団体の方に代表が会われるのは大変結構なこと」とコメントした。【中川佳昭】

毎日新聞 2006年4月15日 20時08分 (最終更新時間 4月15日 20時36分)

280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/17(月) 20:54:06
闘論:小沢氏は変わるか 野田毅氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060417ddm003070031000c.html

 ◇わがまま、相談しない 三つ子の魂百までも−−元自治相・野田毅氏

 小沢さんが民主党代表に選ばれたのは、あの党にとっては最後の切り札だからだ。前原誠司氏率いる前執行部は政治的に若すぎ、欠陥が露呈した。確かに小沢さんの代表就任はインパクトが大きい。彼は攻撃力抜群だ。自民党とは徹底した対決姿勢を取るだろう。

 小沢さんの戦略は「政権交代」の一点に集中している。衆院千葉7区補選をにらんで、自民党の支持団体に手を突っ込んでいる。これこそがまさに自民党に手を入れているということだ。

 小泉純一郎首相も小沢さんも、お互いをライバル視することが自分の存在感を高めると考えているだろう。特に小泉君は小沢さんが自民党の実権者だったころには、全くどこにいるのかわからない、その程度の存在だったから余計に小沢さんを敵視するだろう。

 小沢さんは小泉首相と違い、世論をあまり重視しない。あの表情は(仮に首相になったとしても)小泉首相のように支持率5割以上になるとは思えない。小沢さんの選挙戦術はどちらかと言うと、「コツコツ戸別訪問」型、小泉首相は「バサッと投網」型だ。

 私が小沢さんと行動を共にしていたころ、小沢さんのよくない点は人に相談せずに自分の考えだけで物事をすべて決しようとする点だと思った。友人も減っていく。実際は「友人は要らないけども子分は欲しい」というタイプかもしれない。それにわがままだ。細川護煕元首相でさえ「小沢さんはわがままだ」と言っていたぐらいだ。

 私は政策の整合性を気にするタイプだが、小沢さんは全くそうではない。「権力奪取先にありき」の人だ。彼は政策の中身を詳しく語らない。新進党時代、小沢さんが「所得税、住民税半減」を選挙公約に掲げた。私は「財源をどうするのか」と聞いたら、小沢さんの答えは「それはあんたが考えろ」。実に困った。「財源なんて政権とってから考えればいい」という発想だった。

 小沢さんは党代表就任にあたり、党内融和を打ち出した。小沢さんは権力をみすみす手放したこともあったから、その学習効果もひょっとしたらあったのかもしれない。でも「三つ子の魂百まで」で変わらない可能性もある。【構成・田中成之】

 ■人物略歴

 ◇のだ・たけし

 東大法卒。衆院議員12期。建設相。自由党幹事長、保守党党首を経て自民党復党。64歳。

毎日新聞 2006年4月17日 東京朝刊

281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/22(土) 00:06:33
だから何?

<ニュー小沢>若手の意見を採用 側近の反発抑える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060421-00000007-mai-pol

 民主党の小沢一郎代表が7日の党代表選で「私自身が変わる」と訴え、周囲を驚かせた立会演説。「ニュー小沢」像の原点となったこの演説は、小沢氏の変化を訴えたい若手議員と「変わる」に抵抗感を持つ古い側近の激論の末、小沢氏が若手の意見を採用して生まれたことが分かった。これまで「側近政治」と批判されてきた小沢氏が、若手の声を取り入れ「変わる覚悟」をみせたかったようだ。
 小沢氏に近い若手議員グループ「一新会」は、代表選での小沢氏支持を所属議員に電話で訴えたが、多くの議員が「わがまま」「壊し屋」などと難色を示した。危機感を抱いた若手議員たちは、国会近くのビルの一室で対応を協議。「私は変わる」「共生」「全員野球」の三つのキーワードを盛り込んだ演説の草稿を起草し、小沢氏に持ち込んだ。「これは『小沢人間宣言』だ」と若手の一人は意気込んだ。
 だが、草稿を読んだ昔からの側近たちは「高校生の作文だ」と指摘。一方の若手も「(昔からの側近は)小沢さんを絶対視し、『なぜ変わらなければいけないのか』と思っている」と反発した。複数の関係者が「(若手と側近の間で)何度も激しい議論があった」と振り返る。
 最後は小沢氏が「僕は(代表選で立候補を求めた議員の)御輿(みこし)に乗った。担がれる側が文句を言ってはいけない」と側近をいさめ、若手の意見を採用したという。【衛藤達生】
(毎日新聞) - 4月21日3時6分更新

282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/24(月) 03:19:23
旬の話題じゃないにしろ、誰か追えよ。

衆院千葉7区補選:勝利の陰に、偽メール問題隠し…民主党
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20060424k0000m010093000c.html

 勝利の陰に、「偽メール問題」隠しも−−。第三者による偽メール問題の報告書公表の先送りで、民主党は補選への悪影響を最小限にとどめた。

 党の検証チーム座長の玄葉光一郎衆院議員は先月31日、記者会見で「4月10日をめどに、外部の調査チームによる報告書を公表する」と述べていた。しかし、期限を2週間近く過ぎた今も、報告書は公表されていない。

 党から調査を依頼された検察官出身の赤松幸夫弁護士は、毎日新聞の取材に「報告書はもう出した」と明言する。しかし、党検証チーム委員の細野豪志氏は「まだ見ていない。(報告書が出たという話は)知らない」と述べるだけ。報告書は行方不明となったまま、補選を迎えた。

 補選の応援で現地にも入ったある議員秘書は言う。「補選告示前日の10日にマイナス材料を出すなんて、ばかな話だと思っていた。正直に出して問題を再燃させるより、黙ってる方がいいに決まっている」

 執行部総退陣で永田寿康前衆院議員を辞任に追い込み、衆院懲罰委員会の証人喚問も見送らせた民主党。「偽メール問題」が陰に隠れたことも、補選勝利に寄与したようだ。【青島顕】

毎日新聞 2006年4月23日 22時48分 (最終更新時間 4月24日 0時08分)

283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/29(土) 00:27:23
偽メールで民主が外部調査報告書、目的など解明できず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060428-00000412-yom-pol

 民主党は28日、「偽メール」問題で弁護士などに依頼していた外部調査の報告書を公表した。

 ベテランと若手の距離などを原因に挙げているが、党の独自調査同様、メールの作成者や目的は解明できていない。

 報告書は、偽メール問題の原因について、「ベテランと若手の間に空白のようなものがある」とし、問題を取り上げた永田寿康・前衆院議員について、「先輩から指導を受ける際、謙虚さなどに欠けるところがあった」と指摘した。また、「質問後、党内の混乱を防げたと予想され、深く心すべきだ」と鳩山幹事長らの対応に反省を促した。

 一方、永田氏に偽メールを提供した元記者の西沢孝氏への法的措置は「困難」とした。党内で法的措置を求める声が出たことについては、「軽々に議論の対象となり、党外に伝えられたとすれば、組織として相当に問題だ」と批判した。
(読売新聞) - 4月28日20時15分更新

284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/01(月) 00:53:41
実際のところ、まだあまり合併の価値が高くない。
参院選で連携を深めて、国民新党の存在感が強まれば、各地のいわゆる保守基盤を裂くために用いることができるようになる。

民主・渡部氏:「国民新党とはいずれ一つに」…TV番組で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060501k0000m010047000c.html

 民主党の渡部恒三国対委員長は30日のフジテレビ報道番組で、同党と国民新党の関係について「いずれ一つになれる。考え方も共通している」と述べ、将来的な合併を期待する考えを示した。

 渡部氏は「(国民新党の)綿貫民輔代表は自民党に戻らない」とも強調。24日に民主党の鳩山由紀夫幹事長と綿貫氏が会談するなど、両党は関係強化の動きを見せている。これに対し、同番組で自民党の片山虎之助参院幹事長は「(国民新党は)政策的に自民党とほとんど一緒で、民主党と違う。政策の同じものが一緒になるのが筋だ」と述べ、連携を強める両党をけん制した。【須藤孝】

毎日新聞 2006年4月30日 19時51分

285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/02(火) 00:52:20
僕の自民党膨張分裂論と似てる(ってかそのもの?)。膨張した機会をとらえて分裂したほうが世のためだという。
やっぱり小沢って、自民党の分裂を狙ってるんじゃないかなぁ。
大まかに言えば、地方保守基盤を二分して、労組と組む勢力と商工と組む勢力とになるっていう感じの。
そう簡単にうまくいかないとは思うけれど。

二大政党論
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/s060501.html

 民主党小沢一郎党首が目指しているもの、それは「二大政党」だ。
 今度、代表の座に就任したのも「二大政党を実現させたい」の思いから。
 「自民党から政権を奪いますよ。自民党ばかりが政権の座についているから、いろいろと問題が出てくる」
 そう言葉に力をこめている。
 二大政党を実現するために、自民党から政権を奪う。
 「そのためにはあらゆることをやっていきます。他の野党と協力する」
 二大政党論は、いまここで急に飛び出してきたものではない。小沢代表の持論だ。
 自民党竹下派に属していたとき「竹下派二〇〇人構想」なるものを主張していた。
 これは竹下派が権力のすべてを握り、政局を動かそうという考えによるものではない。
 竹下派をとことん拡大させて自民党を割り、その上で野党を巻き込み、二大政党を実現させるという考えからきている。
 しかし、この二大政党制構想は、金丸信元副総裁の跡目争いで小渕恵三元首相に敗れて頓挫してしまっている。
 九二年のことである。あれから一四年、今度こそ「二大政党実現」の決意を強いものにしている。
 紆余曲折のすえ、民主党代表に。持論の「二大政党」を実現させるには最後のチャンス。
 中曽根康弘元首相も言っている。
 「うまくいかなかったら小沢代表は議員を辞めるだろう。民主党も解党するのではないか」
 九三年に書いた著書「日本改造計画」でも、二大政党制にふれている。

286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/08(月) 10:59:39
誰かから聞いたまま書いてる感じがする。

小沢民主1カ月 政権構想着々 夏にも“教書”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000004-san-pol

 小沢一郎氏が民主党の代表に就任してから七日で一カ月。衆院千葉7区補選に勝って上げ潮ムードが続く。九月の代表選での無投票再選もほぼ確実。連休中は今後の政権奪還戦略に思いをめぐらせたとみられ、連休も明け、事実上の政権構想となる“小沢ドクトリン(教書)”の仕上げに入る。(比護義則)
 小沢氏は連休初日の四月二十九日、都内で開かれた連合主催のメーデー中央大会に出席し、「来年の統一地方選、参院選、来るべき衆院選という三大決戦を皆さんの支援で勝ち抜き、政権交代を実現しなければならない」と訴えた。
 前原誠司前代表が脱労組依存を掲げたのとは対照的に、労組との蜜月ぶりをアピールしたものだ。そこには、参院選では連合などの支援で、「一人区の七割近くで勝てる」(代表周辺)とのよみがある。連休明けから全国各地の参院一人区を回り、党員や候補予定者を相手に、緻密(ちみつ)な情勢分析や選挙指導を行う予定だ。
 平成五年に出版した著書「日本改造計画」の続編を執筆中でもある。「推敲(すいこう)に推敲を重ねている」(小沢氏関係者)といい、安全保障や農業など政策を網羅した“小沢ドクトリン”として、今夏にも発表する。絶版となっていた「日本改造計画」も四月下旬に復刻された。そこでは、橋本内閣で実現された首相官邸機能強化のための「補佐官」制度の新設などを提言しており、改めて注目されている。
 順風満帆にみえる小沢氏。だが、潜在的な不平、不満分子は党内に「ゴロゴロいる」(周辺)。引き続き慎重な党運営が求められそうだ。
(産経新聞) - 5月8日2時58分更新

287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/13(土) 22:40:31
根っから強気なんかな。

前原誠司・民主前代表激白 メール引責「悔しい」
http://www.sankei.co.jp/news/060513/sei009.htm

≪小沢代表の再選支持≫

 −−四月に代表を辞任したときの心境は

 「統一地方選や参院選の候補者がメール問題の影響で決めにくくなったので、トップとしての責任をとって人心の一新を図った。外交・安保ビジョンのとりまとめも、代表を務めていれば、今ごろ修羅場だったと思う。九月までの任期が二百三日で終わったわけだから悔しい」

 −−偽メール事件は一体、なんだったのか

 「魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界ということだ。いまだに、永田寿康前議員になぜ偽メールを持ち込んだのかわからない。カネを渡したわけではない。愉快犯だったのか、背後に何かあるのかわからない。リーダーはトップダウンでやるべきだが、慎重さも必要ということだ」

 −−衆院千葉7区補選で民主党が勝利した

 「小沢一郎代表のもとに結束し勝てて、大変よかった。支持率も伸びているのも喜ばしい」

 −−九月の代表選は、小沢再選の流れだが

 「小沢氏に対する信任投票となり、九月で小沢体制が正式スタートになると思うが、せっかくの機会だから、選挙を回避せず、党員に信を問うことが大事ではないか」

 −−小沢再選を支持するのか

 「白紙委任ではないが、小沢氏という切り札を九月で代えてしまうのはどうか。小沢氏は独自の政局観、触覚を持っている政治家だと思う」

 −−支持の条件は

 「人事は代表の専管事項だ。ただ、国会などで理念のない動きをすれば、党内でもいろいろな意見がでてくるだろう。小沢氏の動向を見守っていきたい」

 −−政界再編の可能性は

 「自民党政権である限り、政界再編は極めておこりにくい。しかし、次期衆院選で民主党が政権をとれば、自民党に化学反応がおこる。パターンはいろいろな方向が考えられる。小選挙区制では、選挙区事情もある。野党暮らしも長くなってきた。来年の統一地方選挙、参院選、そして次期衆院選がラストチャンスになるかもしれない」

 −−経済同友会が小泉純一郎首相の靖国参拝に反対を表明し、首相は「商売と政治は別」と反発したが

 「別ではない。しかし、首相の靖国参拝の可否は他国に言われて決めるものではない」

 −−今後の政治活動は

 「教育問題に力を入れたい。六月に中国、秋には米国への訪問を予定している」
【2006/05/13 東京朝刊から】
(05/13 07:58)

288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:16:23
必死だ。
でも自分の考えでは、民主党も企業から金をもらうべきだ。

民主党 経団連と政策意見交換会 小沢代表、政権交代訴え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000001-maip-pol

 民主党は22日、日本経団連と政策意見交換会を東京都内で開いた。05年から経団連主催で開催しており、今年で2回目。小沢一郎代表はあいさつで「中央集権的な官僚支配を制度として変えなければ改革とは言えない。民主党に政権を任せていただければ必ず実現する」と述べ、政権交代の必要性を強調した。
 会合には、鳩山由紀夫幹事長らも出席。鳩山氏は経団連が求める政治献金の外資規制緩和について「海外で認められる企業であればあるほど、外資が集まるのが当然。制限を受けるのは基本的におかしい」と賛同する意向を示した。
 経団連は自民党とも同様の意見交換会を開いている。会合終了後、次期経団連会長に就任する御手洗冨士夫キヤノン会長は「政策を直接に聞けて有意義だったが、(民主党との関係は)もう少し時間をかけて研究する」と記者団に述べた。【衛藤達生】
(毎日新聞) - 5月23日10時6分更新

小沢代表、経団連で熱弁 企業献金増を期待
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000008-san-pol

 民主党の小沢一郎代表は二十二日、代表就任後初めて、日本経団連と政策意見交換会を行い、「政権担当能力」をアピールした。民主党は昨年、経団連から一億円の献金を受けている。来年夏の参院選を控え、党内には“小沢効果”で企業献金が昨年実績を上回るのを期待する声が強い。
 民主党との政策意見交換会は昨年四月、岡田克也元代表が参加して以来二回目。民主党から小沢氏、鳩山由紀夫幹事長ら、経団連から奥田碩会長、次期会長の御手洗冨士夫副会長らが出席。
 小沢氏は冒頭、自民党を引き合いに「今はもう少しオープンで国際的視野を広げた政権が担当してもいい時代だ」と述べ、民主党への政権交代の必要性を訴えた。その上で「本当の改革は中央集権的な統治の機構を変えない限り不可能だ」と述べ、抜本的な行政改革が必要と指摘するなど、予定の時間を大幅に上回る熱弁を披露した。
 奥田氏は「改革を加速するためには政策本位の政党政治の実現が必要」と述べ、国会での政策論議に期待感を示した。
 小沢氏が経団連を重視する背景には、会員企業・団体による献金が昨年、自民党には約二十四億円、民主党に約一億円という大きな開きを縮めるねらいがある。
 経団連は平成五年、リクルート事件などをきっかけに、それまで実施していた政治資金団体を通じた政治献金の斡旋(あっせん)を廃止。しかし、十六年には、政策評価の公表を通じ会員企業に献金を促す現在の仕組みを導入した。経団連は今後、政党の政策を“査定”。秋に結果を公表し、会員に献金を促す方針だ。
 小沢氏は代表就任後、日本医師会など自民党の有力な支援団体巡りをしている。これに対し、自民党の武部勤幹事長は二十二日の記者会見で「(自民党への影響は)全くない。政党たるものはすべての団体、いろんな人の意見を聞くのは当然」と無関心を装うのだが…。
(産経新聞) - 5月23日3時10分更新

289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 20:58:29
小沢チルドレン膨張 浪人組・新顔予定者加え80人
2006年05月30日08時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0530/003.html

 民主党の小沢代表を支持する「小沢チルドレン」が膨張している。旧自由党時代からの「元祖チルドレン」は少ないが、若手衆院議員による「一新会」がメンバーを増やし、衆参の浪人組や新顔立候補予定者も「一新会倶楽部(くらぶ)」を結成、2グループで総勢80人に上る。共に「政策勉強会」を自称するが、他グループより帰属意識が強く、選挙互助会の側面もある。小沢氏は来年の参院選や衆院選を見越して党内基盤を固めつつあるが、昨秋総選挙で小泉首相の改革路線を支えたような「チルドレン」となるか。

 「本当は一議員だけの会に来られないような小沢代表が来てくれた。非常に情けの厚い人だ」

 29日夕、北海道釧路市内のホテルで開かれた衆院北海道7区選出の仲野博子氏の政経セミナー。仲野氏は冒頭、感激して小沢氏を紹介した。仲野氏は小沢氏の政治理念を学ぶ「一新会」のメンバー。小沢氏はこのためだけに日帰りで北海道入りし、「政権交代に再挑戦」と題して講演。集まった850人に「仲野さんへの支援に感謝します」と頭を下げた。

 「小沢さんと会って話がしたいなら、ルートはある」。一新会と一新会倶楽部との合同懇親会が10日開かれ、事務局を担当する岡島一正前衆院議員が新顔の立候補予定者に話しかけた。彼らの当選には、小沢氏の直接支援は貴重だ。

 一新会メンバーは、中核を担う小沢氏の秘書出身の議員らが昨秋の衆院選で相次いで落選し、53人から27人に半減した。小沢氏周辺によると、経験不足の現職議員を補佐するため、小沢氏のそばにいて支える必要があったが、「現職と同じグループでは申し訳ないという遠慮」から、一新会と別組織の一新会倶楽部を作った。

 昨年9月、党代表は43歳の前原誠司氏になって世代交代が進み、一時は党内で「小沢氏は一丁上がり」(ベテラン議員)と見られた。その頃は「チルドレン」たちは「党内の不満分子」とみなされたり、「小沢の怖さを知らないだけ。そのうち離れる」と冷ややかな視線もあった。

 しかし、半年で小沢代表に代わり、求心力が急速にアップ。一新会倶楽部も、別組織にしたことで、かえって小沢氏と関係の薄い新顔の立候補予定者も入会しやすくなるという「意図せざる効果」(小沢氏周辺)を生んだという。

 10日の合同懇親会には代表就任後に入った4人が出席。「当選して小沢氏を支えたい」と話す人もいた。前議員の一人は「全員当選したらすごい数だ」と気勢を上げた。

 10日の懇親会に先だって開いた一新会倶楽部の総会では、全員が得意な政策を持ち寄り、党の政策に反映するよう働きかけることを決めた。一新会も11日に定例会を開き、弁護士を招いて金融行政を勉強、代表選や衆院補選で中断していた「政策勉強会」としての活動を再開した。

 ●派閥的側面に賛否

 昨秋総選挙では、小泉首相が主導して新人候補を発掘し、「小泉チルドレン」と言われた。現在でも「83会」を組織、首相の改革路線を下支えするとともに、ポスト小泉選びでも一定の影響力を持ちつつある。

 小沢チルドレンはどんな存在になるのか。一新会倶楽部の幹部は「うちはあくまでも小沢氏の政治理念を軸に、新しい政策論をまとめるのが目的だ」と違いを強調するものの、旧来の派閥的な側面も兼ね備える。

 10日の一新会倶楽部の総会では「秋の代表選が無投票になるくらいサポーターを集めて小沢さんを支えたい」と支援を約束する発言が相次いだ。先輩格の前議員が「軽自動車で回ると、小さな車で頑張っていると評判になる」「勲章をもらった人には祝電でなく、自分で祝辞を持っていけば経費が浮く」などの細かいアドバイスをした。

 小沢氏周辺は「会に入れば党公認がもらえるという思いで入るなら意味がない」と言う。その一方で、「政治資金パーティーへの出席などを小沢氏に頼もうとする場合、会に入っているかどうかで差がつくのは当然だ」とも漏らす。

 そんな動きに、党内では「党の安定や選挙で躍進するために必要なら」と容認する声もあるが、一新会内からも「結局は小沢派の膨張とみられるので、代表就任を機に全党的な組織に衣替えした方がいい」と派閥的活動に否定的な意見もある。

290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 01:36:33
<民主党>党員・サポーターが過去最高の24万4000人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000094-mai-pol

 民主党の党員・サポーターが今年5月末現在の定時登録で約24万4000人(速報値)となり、昨年比で約10万人増加して、定時登録者数として過去最高となった。増加分のほとんどは党員と同様に代表選で選挙権があるが年会費が安い「サポーター」で、今年9月に代表選があるため小沢一郎代表の再選を目指す議員らが獲得に力を入れたためとみられる。
 6日の常任幹事会で鳩山由紀夫幹事長が報告した。ただ党員・サポーターの選挙権は、代表が任期途中で辞任した場合は緊急性を理由に行使できない場合が多く、昨年9月や今年4月の代表選でも投票できなかった。これまでに党員・サポーターが実際に投票したのは02年9月の1回だけ。【須藤孝】
(毎日新聞) - 6月6日19時47分更新

291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/13(火) 23:36:57
http://www.dpj.or.jp/jinzai/

岩石みたい。

292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/24(土) 09:54:09
小沢代表訪中へ 外交で与党の揺さぶり狙う  2006/06/24 08:11
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060624&amp;j=0023&amp;k=200606249473

 民主党の小沢一郎代表が二十三日、王毅駐日中国大使の中国訪問打診に応じる意向を伝えた。もともと中国とのパイプを持つ小沢氏には、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で日中関係が冷え込む中、野党外交で日中関係改善をアピールし、政府・与党を揺さぶる狙いがあるとみられる。

 王氏は会談で小沢氏に「民主党と中国共産党には党間交流の関係が結ばれている。中国訪問を歓迎する」と呼び掛けた。

 小沢氏訪中について、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日の会見で「米国一辺倒の外交をあらため、日中関係を改善するきっかけにしたい」と強調。また、五年間の小泉外交を「中国、韓国の信頼を失い、首脳外交もできない極めて不正常な状態」と厳しく批判し、ポスト小泉候補に対し「靖国参拝問題をどう考えるのか」と参拝への態度を事前に明らかにするよう求めた。

 小泉外交に対しては、経済成長を続ける中国との交流を拡大したい経済界の不満が高まっており、党内には「胡錦濤国家主席との会談を実現させれば、対中戦略で自民党の先手を打てる」との期待も出ている。

293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/25(日) 00:23:05
きましたでー!!
藤田一枝前議員がここで復活っていうのも興味深い事態ですね。

民主・北橋氏が出馬へ 北九州市長選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060624-00000198-kyodo-pol

 来年2月の任期満了に伴う北九州市長選に、民主党の北橋健治衆院議員(53)=比例九州=が出馬の意向を固めたことが24日、分かった。支援団体である連合福岡の出馬要請に応じた。
 連合福岡の北九州地域協議会は24日の会合で、北橋氏へ出馬要請する方針を決定。要請に対し北橋氏は「重く受け止める」と答えたという。北橋氏は25日午後、記者会見を開き正式に出馬表明する。
 これまで民主党は自民党などと相乗りで、現職で5期務めている末吉興一市長(71)を推薦してきたが、党内に末吉氏の多選に批判的な声があり、独自候補擁立を模索していた。
(共同通信) - 6月24日23時58分更新

294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/25(日) 21:39:18
>>293
訂正。楠田氏が復活でした。とはずがたり板で指摘されてるように、4票の差!

全国初 歯科医有志が民主支部 自民基盤切り崩しか
2006/06/25(日) 茨城新聞

■県歯連も設立助成決定
 本県の歯科医師界に民主党支部が設立されることが二十四日分かった。県歯科医師連盟(慶野利文会長、会員千二百八十八人)も支部設立へ助成を決めた。歯科医師界は自民党の有力な支持基盤で、その内部に民主党組織が設立されるのは全国初。民主党の小沢一郎代表は来年夏の参院選に向け、自民党の支持基盤の切り崩しを本格化させる構えを見せており、こうした動きとも絡んで注目されそうだ。

 設立されるのは「県歯科医師会民主党支部」(仮称)。つくば市で今月二十九日に設立総会が開かれ、当日は渡部恒三衆院国対委員長ら党本部役員らも出席する予定。
 民主党県連(大畠章宏代表)にとって、県歯科医師会支部は初の職域支部となる。ただ、民主党の支部は市町村単位が基本となっており、正規の職域支部を設立するには党の規約上、支部長に国会議員を据えるなど手続きがやや複雑。このため、当面の支部長には歯科医師の川口浩県議(取手市選出)が就任。政治資金規正法上も当面は政党支部ではなく、川口氏の政治資金管理団体「民主党と共に医療を考える会」での届け出となる。
 日本歯科医師会の政治団体・日本歯科医師連盟(日歯連)は自民党の有力な支援団体。来年の参院選でも、歯科医師界の代表を自民党の比例代表候補として擁立するなど同党とは強固な結びつきをみせる。県歯連もこれまでは支援の対象政党を自民党に限り、自民党歯科医師会支部は以前から設立されていた。
 民主党支部の設立をめぐり、県歯連は去る十五日の理事会で同支部に対し五十万円の助成を決めた。県歯連の慶野会長は「県歯連として民主党を支持するわけではない。自民党歯科医師会支部ともこれまで通り協調していく考えであり、他の政党であっても、会員の間に支部設立の動きが出てくれば、同様に助成したい。かつてのように自民支持だけでは、県歯連の組織力を維持するのは難しいと判断した結果だ」と話している。
 県歯連関係者によると、歯科医療の現場では小泉内閣が進めてきた診療報酬改定など一連の医療制度改革をめぐって混乱が広がっており、自民党に対する不満がくすぶる。一方で、民主党は党内に歯科医療問題の作業部会をつくるなど意欲的な姿勢を見せている。今回の民主党支部の設立はこうした事情を踏まえ、川口県議らが歯科医師有志に働きかけて実現した。
 県歯連は政治資金が豊かな団体として知られ、毎年の収支報告でも県内の政治団体の収入額上位十位内に常にランクインされる。ただ、日歯連をめぐっては、二〇〇四年春に診療報酬改定をめぐる贈収賄事件や旧橋本派に対する一億円のヤミ献金事件などが発覚。この問題を契機に、県歯科医師会や県歯連も内部から従来型の政党支援の在り方を見直す声が高まったという。

295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/26(月) 22:50:11
小沢代表兼幹事長。鳩山はイエスマン。

民主代表選、自民総裁選直後で調整
2006年06月26日21時14分
http://www.asahi.com/politics/update/0626/006.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、東京都内で講演し、9月の党代表選について、自民党総裁選の4〜5日後に新代表が決まるよう日程を調整していることを明らかにした。小沢代表の意向を尊重して判断したという。

 鳩山氏によると、小沢氏から「次の自民党総裁が誰になったかを見極めて、その人の発言をしっかり聞いて、それに対して民主党はこう戦うぞという姿勢を出して代表選を戦うことが望ましい。4〜5日ずらそう」と伝えられたという。

 鳩山氏はこれまで「代表選を盛り上げたい」として、自民党総裁選と同時に実施すべきだと主張していた。しかし、小沢氏が無投票で再選される可能性が高まっていることなども考慮し、小沢氏の意向を受け入れた。

296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/26(月) 23:43:35
騎馬戦で雑魚を突っ込ませる作戦ですか?
面白いですが、あとあと禍根を残すかもしれない。

秘書給与肩代わり、民主・小沢氏「松井氏自ら判断を」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060626-00000317-yom-pol

 民主党の松井孝治参院議員が村上ファンドに関係する会社に秘書給与の一部を肩代わりさせていた問題で、小沢代表は26日、福井市内での記者会見で、「党として処分することは考えていない。あくまでも国会議員として、自らの判断で処する問題だ」と述べ、離党や議員辞職など自発的な「けじめ」を促す意向を示唆した。

 小沢氏は27日午前、鳩山幹事長、菅代表代行と会談し、この問題について対応を協議する予定だ。

 同党は20日の役員会で、松井氏の処分を見送ることを決めた。しかし、同党が村上ファンドに投資して多額の運用益を得ていた福井俊彦日本銀行総裁を追及する中、22日の衆院財務金融委員会などでも、福井氏を辞任に追い込む決め手に欠け、「このままでは逃げ切られる」(党幹部)との焦りが強まっていた。
(読売新聞) - 6月26日23時26分更新

297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/04(火) 21:07:17
次の参院選で大敗すると、6年は政権取れないから、そのうち民主党分裂で再編、小沢もおしまいだろうな。
まあ民主党が分裂するときは自民もゴタゴタになる可能性が高いんだけど。

<民主党>訪中の小沢代表、政権交代への焦り漏らす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000083-mai-pol

 「自民党を出て13年。幕末にペリーの黒船が来航して明治維新までは15年。あと2年しか残されていない」――。民主党の小沢一郎代表は4日、北京市内のホテルで中朝友好協会の李淑錚会長と会談し、なかなか実現しない政権交代への焦りを漏らした。
 李氏は小沢氏が旧新進党党首だった96年に訪中した際の中国共産党対外連絡部長で、旧知の間柄。李氏は「何年かかっても改革を実現してほしい」と励ましたが、小沢氏は「いや、あと2年のうちに参院選がある。大変重要な局面だ」と述べ、時間はないと重ねて強調した。
 小沢氏は来夏の参院選で与党を過半数割れさせて解散総選挙に追い込む戦略を描いており、中国でも「参院選」が頭を離れないようだ。
【北京・衛藤達生】
(毎日新聞) - 7月4日19時5分更新

298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/11(火) 23:33:12
ずいぶん増えたのか? それでも少ないのか?

民主党の党員・サポーター、過去最高の24万人に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060711ia21.htm

 民主党は11日、5月末で締め切った今年度の党員・サポーターの定時登録が、過去最高の24万4482人にのぼったと発表した。昨年度を約9万人上回った。

 小沢代表の地元の岩手県は、昨年度の約10倍に当たる1万9812人で都道府県別では最多となり、党員獲得の面でも“小沢効果”を見せつけた。

 定時登録者は、9月25日の代表選で投票権を持つ。年6000円で党の運営などにも参加できる「党員」は3万9705人で2・6%増だったが、年2000円払う「サポーター」が20万2683人で74・5%の大幅増となった。

 都道府県別で岩手県に続いて多かったのは、東京都1万8580人、神奈川県1万7769人、大阪府1万5106人など。減少したのは、山形、和歌山など7県だけだった。

 民主党は代表選を盛り上げるため、25万人の登録を目標に掲げた。「現職国会議員は500人、公認内定者は300人」などのノルマを課したほか、各議員の獲得人数を初めて公表すると決め、党員・サポーターの確保に努めていた。
(2006年7月11日19時14分 読売新聞)

299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/20(日) 08:51:38
選挙:岩手県知事選 民主・達増氏出馬 民主に波紋、参院選にプラス?マイナス?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20060811ddm005010150000c.html

 民主党の達増拓也衆院議員が10日に突然、来春の岩手県知事選への立候補を表明し、党内に波紋が広がった。小沢一郎代表の側近の達増氏が「転出」のリスクをとったことは、勝てば直後の参院選への弾みとなる一方、小沢氏の地元知事選での負けは「選挙の小沢」のイメージが傷つきかねないからだ。

 「民主党では幹部に位置づけられる政治経歴。国政の大転換の大きな一歩にしたい」。盛岡市で10日、達増氏と緊急会見に臨んだ小沢氏は達増氏を持ち上げるとともに、知事選を「ステップ」と位置づけていることを強調した。

 岩手県は増田寛也知事が3期目。民主党は4選を目指す知事は推薦しない方針で、岩手でも候補擁立の必要に迫られていた。党内には「知事選の自民党との相乗り禁止を徹底させる小沢戦略」との見方が強い。小沢氏に近い若手も「側近を送り出してでも対立軸をつくる。岩手も例外ではない」と語り、自民党が乗りにくい側近を立てて対決の構図を確実にする狙いだと解説する。

 しかし、小沢氏の側近を中心に「達増氏は代表選後に主要ポストに就く重要人物。増田知事が出馬すれば負ける可能性もあり、リスクを背負う必要があるのか」との懸念も広がっている。【衛藤達生、林哲平】

毎日新聞 2006年8月11日 東京朝刊

300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/30(水) 23:50:16
小沢氏 代表選出馬を正式表明 告示前に政策発表  2006/08/30 08:10
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060830&amp;j=0023&amp;k=200608297333

 九月十二日告示の民主党代表選で、出馬の意向を正式表明した小沢一郎代表は無投票で続投が決まる見通しだが、再選後も菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長との「トロイカ体制」を継続し、挙党態勢をより強固にして政権交代を目指そうとしている。今後は安倍晋三官房長官の政権誕生をにらみ、基本的政策を示す「小沢ビジョン」の仕上げを進め、対立軸を鮮明にする構えだ。(東京政経部 清水博之)

 「代行も幹事長も一生懸命、私を支えてくれている」。小沢氏は二十九日、広島市内での記者会見で、基本的政策について菅、鳩山両氏と事前に調整する考えを示し、結束の強さをアピールした。小沢グループの中堅議員は「政権を取るラストチャンスで、菅、鳩山両氏に非常に配慮している」とみる。

 小沢氏は過去、強引な政治手法が「剛腕」と恐れられる一方、「独善的」と批判され、旧新進党時代には意に沿わない勢力を排除する「純化路線」で同党を解党させた苦い経験がある。その反省を生かし、小沢氏は四月の代表就任以降、トロイカ体制を軸に党内運営に当たってきたが、今後もこれを堅持しようとしている。

 再選を目指す代表選でも、このトロイカ体制を活用する構えで、出馬に必要な国会議員の推薦人二十人の人選について、小沢氏は菅、鳩山両氏に協力を要請。このパイプを使って、前原誠司前代表や横路孝弘衆院副議長ら党内各グループから偏りなく推薦人を集めたい考えだ。

 一方、対外的には小泉純一郎首相や後継候補の安倍氏への批判を強め、発信力を高めようとしている。八月上旬にはコラム集「剛腕維新」を出版し、格差社会拡大を招いた小泉政治を批判。これに続いて、小沢氏の政治論をまとめた「小沢主義」を九月一日に発売する。この日は安倍氏が自民党総裁選に正式出馬表明する予定で、あえて発売日をぶつけた。内容は農政、教育改革などのほか、靖国神社参拝問題では、参拝の有無を公表しない方針を示している安倍氏をけん制する。

 小沢氏はこれらを土台に「小沢ビジョン」をまとめ、安倍政権と対決する構えだ。二十八日、菅、鳩山両氏に再選出馬の意向を伝えた際、小沢氏は秋の臨時国会について「党首討論を毎週でもやりたい。一対一でやることで安倍氏の(政策の)深さが分かる」と述べ、安倍氏と真正面から対決する姿勢を明確にした。

301あかかもめ:2006/09/03(日) 21:03:18
>>297
小選挙区制が根付いている以上分裂はないでしょうね。
本音を言えば創立時の民主党的なリベラル勢力と安倍とつるんでいる方がしっくり来る松下政経塾を始めとする新自由主義勢力に別れてほしいのですがないだろうな。
まあ、それよりも参院で圧勝してもらい自公勢力に楔を打ち込んで欲しいという考えに変わりはないですけどね。

仮に分裂するのなら片言丸さんは自民党を含めどんな形で流動化すると思われますか?

302あかかもめ:2006/09/03(日) 21:04:52
>>298
増えましたね。確か4年前は10万行かなかったような気がする。
24万もいるんだ。

303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/03(日) 22:11:06
>>301
私も、基本的に小選挙区制度から考えて、分裂して大きいところについても意味がないと思うんで、よほどでないと分裂しないと思います。
(とはずがたりさんのところでは、分裂しづらいと書いてたので、297で書いたことが矛盾に見えるかもしれないですが、あくまで、しづらいというのが基本です。)

297の話は大敗(自民党大勝)で夢も希望もなくなれば、という前提ですね。
現時点で民主党が参院選で非自公以外の諸勢力・諸主張をかき集める戦略をとるのがわかってますので、それがダメとなると、主張を整理して再出発を図る動きも出やすくなると思います。
執行部を叩く動きも出て、波乱になるかもな、と。そのくらいのことです。
それと、政権に入りたい人が「このままではいけない(参院選の大敗が消えるのは6年後だから、それまでまともに政権がもてない)」と焦るでしょうから、小集団を率いて、政権支持勝手連とかを作り、与党に摺り寄ろうとする可能性があるのではないでしょうか。
制度を考えると、そういう動きをする人ってあだ花に過ぎないと思いますけども。
むしろ、そういった変な動きが波乱要素になって、膨らみすぎた自民党の整理が促される可能性もあるのでは。世界情勢とも絡みますが(特にアメリカ大統領選挙)。
このような再編があるとすれば、まず民主党を抜けようとするのは、政権の考え方に近い人たち&政権党にいたい人ですね。
それから、保守なんていっても冷戦時の西側のような明確な目標を失っており、都市的改革組と日本的穏健組に分かれやすい状況ができてくると思います。小選挙区制で1党が大きくなりすぎ、その1党が思想合成組織であれば、どうにかなるんじゃないの? とも思うんですが、ここまでいくと、かなり粗くしか考えてません。また考えます。

ここまで書いておいて戻りますが、大敗と言っても、参院でも二大政党化が進み、40議席は取りそうなんで、前提自体がそもそもありえなくて、参院選をきっかけに分裂はないかもしれません。
40議席あれば、議席自体は減ってないことになりますし、衆院選の大敗のショックよりはマシに感じて、執行部交代くらいで終わっちゃうかも。
小沢やベテラン執行部を更迭して、新たな道を模索するという可能性のほうが高いのかなー。
小選挙区制の下では、第二党の公認候補の価値はどうしても高くなるし、(理念に基づく)遠心力より(闘いやすい)求心力のほうが働きがちですね。

リベラルな勢力と新自由主義勢力の話ですが、これはまだ日本人じたいがきちんと受容しきっていないからどうなんでしょうね。
昨年の総選挙でも気づかれたと思いますが、学歴とかのしっかりしてるリベラルな勢力の方々の中に新自由主義的な主張に共鳴する人もいますし、庶民クラスなら余計はっきり区別できてないと思います。
とりあえず威勢よく「改革」って言っとけというのと、とりあえず対外硬を叫んどけというのと、そんなことで票になったりしますからね(その主張自体に反対だから揶揄してるわけではなく現象を揶揄してるだけです。)
自民党総裁選なんかを見ていると、リベラルとも新自由主義ともいえない人たちもたくさんいます。民主党にも多いです。
政治思想に詳しくなく、そういった信念を持ってない人はほとんどそうなのでは。
・・・といろいろ御託を並べましたが、結局は今のままではそういう分かれ方は無理なのではないかといいたいです(笑)。

ただ、ちょっと思いつきですが、今の日本のリベラルの側が、安全保障政策でかなり妥協してしまえば、それ以外の争点が中心課題になり、議員・国論ベースでリベラル・新自由の分かれ方をしやすいように思うのですが。
都市部の議員を中心に新自由とリベラルに分かれ、田舎の議員がそれぞれ共鳴するほうに付けばいいのです。
実際、新自由主義自体に対しては田舎からの反発も大きい状況があります。
それなのに、自民党に金魚の糞状態でくっついているのは、自民党がいろんな意味で(特に安全保障分野で)過去追認型・現状容認型・安全追求型だからなのではないかなと。それから、小泉改革とか言ってる期間はやや違ったけどふつうはそれなりの配分は貰えると(ここは重要であって、これやめると自民党は終わりだから小泉後も止めません)。
新自由側・リベラル側がそれぞれどう田舎を懐柔していくか、そんな争いになれば、面白いかもしれないですね。
まぁ、こういう考え方って、現状日本の”リベラル勢力”から見れば、冗談じゃないのかもしれないけど。

304あかかもめ:2006/09/03(日) 23:46:31
なるほど。大筋においてその通りだと思います。
まあ、あくまで本音ではそうなれば面白いと思ってるだけなので・・・・
ただ、仮に民主がリベラルVS新自由(保守)に分かれれば自己保身でいずれかを選択する議員が多かろうとも基本路線に対して足を引っ張る事もそれほどないでしょうから難しく考える必要はないと思いますけどね(笑)

>昨年の総選挙でも気づかれたと思いますが、学歴とかのしっかりしてるリベラルな勢力の方々の中に新自由主義的な主張に共鳴する人もいますし、庶民クラスなら余計はっきり区別できてないと思います。
>とりあえず威勢よく「改革」って言っとけというのと、とりあえず対外硬を叫んどけというのと、そんなことで票になったりしますからね(その主張自体に反対だから揶揄してるわけではなく現象を揶揄してるだけです。)

確かに国民の過半数は自分がどちらかの思想であるかなんて考えた事もないでしょう(苦笑)。ただ、国民が民主党に対する不振のもっとも大きな理由に出身党派の雑居性が挙げられますからわかりやすさという点では+でしょう。
まあ、それによって失う票もかなりあるでしょうからそれを考えるとなんともいえませんけどね。そう考えるととはずがたりさんの持論は妥当なんでしょうね。

>新自由側・リベラル側がそれぞれどう田舎を懐柔していくか、そんな争いになれば、面白いかもしれないですね。

てゆーか、今まさにそうなってますよね(笑)。前者が自民で後者が民主といえるんじゃないでしょうか?何だかんだいっても自民のバックボーンは保守で民主はリベラル。
特に自民党が国家主義路線をひた走ってる現状ではカウンター勢力である民主はリベラルたらざるを得ないわけで現状を考えればまあいいんじゃないかと・・・
ただ、何かの拍子で右傾化される恐れが無しとしないのでその点が不安ではありますけどね。

305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/04(月) 01:07:50
>>304
>てゆーか、今まさにそうなってますよね(笑)。

そうですね、近いといえば近いですね。
ただ、自民のバックボーンは保守と言い切ると、田舎の票がなぁ。
自民党(じゃなくてもいい、二大政党の片割れ)をできるだけ新自由主義に純化させるのが、手であり、私の考えの中枢なワケです。
「保守」という表現すると、それは私にとっては田舎そのものなんですよね。
うちのほうが極端な状態なのかもしれないけど、うちのほうにリベラルはないようなものです。新自由主義もないけど。そういう争点自体実感がないんですよね。
ぼんやりと多数派現実主義路線があるだけだと思ってます。(時には県民性からか、田中康夫のようなのを当選させる県もあるけれど。)
田舎のほうでは、そういう現実主義・中央パイプ路線を「保守」だと見て、支持する人が多く、小選挙区制でも(まあ中選挙区制でもですが)たくさん勝ちあがってくることになります。
都市部でリベラルを気取る側が田舎の票に手を伸ばそうとするなら、それなりに懐を広くしなければならない。そのように思います。

本来なら、リベラルというのではなさそうな小沢一郎に導いてもらうのはおかしいと思いますが、現行リベラルには頭数と人材と経験が足りないんでしょう。菅直人はわかってるほうだと思いますが、どうしても現行リベラルの枠内でしか動けない嫌いがあるし、現行リベラルに生理的嫌悪感を持つ狭量な人もいるしで、なかなかうまくいかない。
とにかく、都市リベラル的主張と田舎保守的主張(これは新自由主義とは別ですよ)の摺り合わせを図ることが有用だと思います。
それとともに、都市リベラルに理解を示す田舎保守を次々と取り込んでいくことでしょう。

もっと年月がたち、旧○○党という色分けが薄れてくると、小沢のような選挙中心主義豪腕がいなくても、そういうこと自然にできてくるのかもしれないですが・・・。

なお、私のような考え方から行くと、精神論と結びつきやすい新自由主義が「右傾」しやすいのは確かですが、リベラル・田舎保守連合でもそういった可能性が排除されません。
まず、ややリベラルにも理解を示しながらも安保などでは現状容認する田舎保守がいますけども、その程度の「右傾」はやむをえないのではないかと。
まぁイギリスみたいなものでしょうか。

私個人としても、精神論に走ったり、人の攻撃心を煽り立てたり、考え・行動に枠をはめようとするような「右傾」「反動」はごめんだと思っています。
ただ、「右傾」を嫌う現行リベラルの気持ち・論理もわかるけど、懐を広くしたほうが数(支持?)に関しては集まるんじゃないかなと思いますね。
雑居性は、ちゃんと協調できるんなら、むしろプラスだと思います。

306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/04(月) 01:25:08
それから、安倍は決して新自由主義路線の王道を貫けないと思います。
世間では「安倍は小泉の後継者」的な言い方がずっとされていましたが、私は、とはずがたり板などで以前から、安倍はそんな位置にはなく、改革継承などと言いつつも保守と称する各方面の諸経済政策を取りいれワケがわかんなくなる、ってなことを書いてきました。
てことで、「保守」(まぁ、精神論・情緒論的なところが大きいですね安倍の場合)をキーワードに党の団結を図ろうとするわけで、昨年獲得した都市的改革支持層(都市新自由主義支持者、騙された都市リベラル主義者などで構成)をある程度捨てても、旧来の「保守」の基盤・支持層を守ろうとするんでしょう。

そんな意味ではですね、参院選は、新自由対リベラルが基調の闘いではないです。
小泉路線・旧来自民的キャッチオール路線などの間で迷いながら結局は「保守」を旗印にいいとこ取りして団結を図ろうとする安倍自民を、とにかく選挙のことばかり考えてる小沢民主がどう衝くかという闘いです。
(選挙に入ったら、漠然と改革が叫ばれるのは相変わらずでしょうが、新自由主義とかそんなのは吹っ飛ぶ可能性が高いです。民主政治家が安倍自民は新自由主義だなんて言ったら、大方の自民政治家は「違うよ違うよ」って言う状況になってるのでは。リベラルはセーフティネット構築というところにちょっと存在意義を見出せるかもしれないですが、田舎保守への効き目で言うと疑問なワケで。)
なんとなく似ているけど、似て非なるという表現がぴったりだと思います(笑)。

307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/04(月) 01:31:13
安倍は小泉路線をちゃんと丸々引き継ぐべきだし、そっちのほうが明確化に寄与すると思うんですけどね。
ああ、安倍が都市出身ならよかったのに。

私なんぞは、小泉はいいことをしたと思いますよ。
あとは都市部リベラル層が賢くなればいいわけで(笑)。

308あかかもめ:2006/09/05(火) 00:40:01
>>305
>田舎のほうでは、そういう現実主義・中央パイプ路線を「保守」だと見て、支持する人が多く、小選挙区制でも(まあ中選挙区制でもですが)たくさん勝ちあがってくることになります

あくまで例えの話ですが仮にリベラル勢力がケインジアン路線を採り、所謂、公共事業の積み増しなどの日本型再配分を肯定し公約に掲げたのに対して、自民党が純然たる新自由主義政党化し地方切捨て(と受け取られるような)の政策を掲げた場合はリベラル勢力に勝ち目はあるのですか?
田舎は共同体的な結びつきが強く、投票基準もこのしがらみの上に成り立ってるところがありますよね?自民党の国家主義的な伝統論も田舎の封建性と切り離せないと思ってますんでどの道、自民党に投票するような気もするんですけどどうなんでしょう?

>まず、ややリベラルにも理解を示しながらも安保などでは現状容認する田舎保守がいますけども、その程度の「右傾」はやむをえないのではないかと

あなたの言うやむをえない右傾が安保の事であるなら同意です。まあ、中身によりけりですけどね。ただ、国家主義的な思想(平沼や石原のような)を持つような連中と組むのは死んでも同意できませんし、それならば現行の民主党の方が遥かに私の理想に合致してますからね。

309あかかもめ:2006/09/05(火) 00:40:44
>>306-307
まあ鵺政党ですからね。それから行けば小泉政権が誕生したのもなんら不思議じゃなかったのでしょう。
でもって新自由主義のひずみが看過できなくなれば当然の如くユリ戻しが出てくる。自民党の中でいわば議事政権交代という形で完結してしまってるから責任の所在もあいまいになるしいつまで経っても健全な議会主義が育たない。
困ったもんです。そもそも自民党の中の新自由主義者なんて2割居るか居ないかじゃないですかねw
松下政経塾(中身は空っぽなんで出て行ってもらっても痛みはないw)の大半の連中と自民党のAA研や加藤紘一のようなリベラル派をトレードすればある程度形になるんですけどね。松沢や上田なんて小泉政権の閣僚(政務官)辺りに居た方がしっくりきますし・・・

310あかかもめ:2006/09/05(火) 00:42:57
議事政権交代 ×
擬似政権交代 ○

311げき:2006/09/05(火) 07:31:47
小泉政権
派閥解消とか金融改革とか功績もあるけど
医療は壊滅ですよ

312片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 00:13:30
>>308
議員・候補の顔ぶれや地盤という側面があるので、党公約で掲げるだけではうまく行かないでしょうけど、ちゃんと練って実行すればそうなると思います。
地方切捨てと言われて平然としていられる自民党総裁はあまりおらず(むしろ口では地方主眼の議員が多い)、地盤を守ろうとしてくるだろうから、主張したら即田舎がついてくるわけではないですが。
いろんな意味で、これまで自民党が担っていたもののある程度を取るという発想がないと、地方での伸びは難しいのではないかなと思います。

(地方重視の選挙制度がどうにかなれば、というのもありますが。←これ、全国比例代表にでもなれば、全く状況が変わりますよね。とにかくごちゃまぜでもいいから民主党が政権をとって、即座に共産党とともに比例代表を導入するとか。が、ちょっとそれは現実的ではないと見ますね、さすがに。)

田舎で共同体的なしがらみが強いのは確かで、私はそれこそが日本の保守ってものの枢要な要素じゃないのかなと思っていたりします。そこは認めます。
ただ、
>自民党の国家主義的な伝統論も田舎の封建性と切り離せない
というところは、半分首肯しますが、半分否定したい感じです。
封建性というとそうともいえる面はある(やはり田舎の風潮は、問答無用に、上の立場の人を尊重しやすいと思う)けど、それが即国家主義的というようなことにはならないんでは。
あまり疑問を持たず上を立てて、ナァナァで、情で動かされて、現状追認的で、というのが私の持つイメージです。
(今、世間が妙に攻撃的な気風になってるのが、国家主義的風潮の高まりだとしたら、田舎はああいう感じではないですし。)
また、マスコミ・教育・産業変化などにより、かつてのような一途な農漁村民みたいのは絶滅寸前であり、洗脳っぽい封建の素地はもう薄れてきたんじゃないのかなと思います。
「現実追認的な与党」を好むのは確かでしょうが、封建的関係そのままに国家主義なんかに心酔して好き好んで投票するのはないのでは。
ちょっとだけ都会よりも、センセイみたいな人(議員、学校など)が偉く思われてるだけで・・・。
(まとまりが悪い説明ですみません。)

その「右傾」ってのは、主に安保です。執政する政党としての穏和性(安心感)があったほうが、特に田舎での幅広い支持に結びつくと思います。
国家主義的っていうのは、理不尽な過去賛美・身内賛美・外部批判や統制的思考のことを言うのだと思いますが、それは私も必要ないと思います。

313片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 00:27:40
>>309
都市的感性の議員って、個人の自由はそれなりに重視するけど、あったかみのないのが多いって感じがする。

やや勘ですけど、そういう議員のうち多くの部分は、変えたい、清算したいっていうだけが行動原理な気がします。
で、無駄なモノとにかく削りたい、醜いものは消したい、みたいな話で、わーっ拍手〜みたいな。まぁ都会の人たちも共犯者です。
政権交代する前に追い出すのではなく、政権が代わってから追い出してはいかがでしょう。政権党に入ると、妥協したり、考えを変えたり、いろいろありうると思いますけどもねぇ。それでもダメなら出ていくしかないですよね。

>>311
あっ、お久しぶりです。
また適宜コメントいただければ。
とはずがたりさんのところでもいいですし。

314片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 11:52:05
いまの菅直人はよくやってると思う。敗北した側がスネずにあそこまで尽くすのは素晴らしい。
小沢のコントロールがいいってよりは、自覚してるのと、性分に合ってるんだろう。

下の記事にもあるように、依然として目も利くみたいだけど、ちょっと驚きだなあ。

89 無党派さん 2006/09/06(水) 02:42:28 ID:bEN0P3fp
朝日新聞5日朝刊3面「VS.小沢 はやゴング」より、
民主党の政治理念について。…民主党は「改革」を捨てるべき? 

憲法改正など安倍の右寄りの言動に不満を持つ自民党支持層が、民主党のターゲットだ。
「安倍は保守亜流。今や保守本流は民主だ。そうメッセージを出せれば選挙に勝てる。小沢さんならできる」。
菅は28日の会合で小沢に迫った。
「市民運動出身の菅さんが『保守』という言葉を使うとは……」。
結党以来の盟友・鳩山も内心、驚いたという。小沢は無言で苦笑いしていた。
菅の見立てはこうだ。
「小泉が『改革派』のポジションを民主党から奪った。今度は安倍を選ぶ自民党が、
吉田茂からの軽軍備・経済重視の保守本流を放棄しようとしている」。
そこにどっかりと民主党が座ろうというわけだ。
「戦後レジーム(体制)からの脱却」を打ち出す「安倍首相」を念頭に、政治理念の陣取り合戦が始まっている。

315あかかもめ:2006/09/07(木) 01:55:05
>>312
>自民党の国家主義的な伝統論も田舎の封建性と切り離せない
>というところは、半分首肯しますが、半分否定したい感じです。
>封建性というとそうともいえる面はある(やはり田舎の風潮は、問答無用に、上の立場の人を尊重しやすいと思う)けど、それが即国家主義的というようなことにはならないんでは。
>あまり疑問を持たず上を立てて、ナァナァで、情で動かされて、現状追認的で、というのが私の持つイメージです。



そうですね。親和性を持ってるんじゃないかなという意味で書いたのですが適切ではなかった。
国家主義というより、秩序を重んじると言った方がしっくり来るのかもしれない。
秩序を重んじる田舎がリベラル政党のアイデンティティである多様性から来る政策を受け入れるのかなぁと思ったものですから・・・
でもよくよく考えてみたらそれほどたいした問題じゃないのかもしれませんね。理念で飯は食えないわけですし(笑)

316あかかもめ:2006/09/07(木) 02:16:36
理念と言うより体質と言った方がいいかもしれない。
>>313
それわかります。が民主党が女性にイマイチ受け入れられない原因の一つなのかもしれない。

>やや勘ですけど、そういう議員のうち多くの部分は、変えたい、清算したいっていうだけが行動原理な気がします。
>で、無駄なモノとにかく削りたい、醜いものは消したい、みたいな話で、わーっ拍手〜みたいな。まぁ都会の人たちも共犯者です

壊した事による後遺症である格差の問題なんてかなり前から深刻化してたのですからそれを自ら争点化すれば民主党のアイデンティティが明確化するしこの党の持つ無機質なイメージも変わるのかもしれない。

片言丸さんがとはさんの掲示板で流行りに乗っかってるだけじゃないかと仰ってましたが同感です。体温感じないですもん。過去のマニュフェストを見るとそれなりに対処してる所はあるのですがそれを前面に出すと言う感性がない。
公共事業=悪と言うイメージも都会にいるからこそ感じられるわけで地方に住んでる住民からすれば死活問題ですからね。

>政権交代する前に追い出すのではなく、政権が代わってから追い出してはいかがでしょう。政権党に入ると、妥協したり、考えを変えたり、いろいろありうると思いますけどもねぇ

そうですね。私もそう思います。

317あかかもめ:2006/09/07(木) 02:27:14
>>314
菅さんならではの発想ですね(笑)
2ちゃんなんかで民主が政権とるには自民党の支持層を奪わないと云々て書き込みがありますが、あくまでこの層をいかにしてもぎ取れるかが命題ですからね。
それを意図的か素でいってるのか知らないけど、小泉&安倍が行っているタカ派路線を踏襲しろと言う奴いますけどそれならわざわざ民主党に入れる必要がない(笑)
まあ、名目はどうあれいかに現政権と差別化して争点化できるかが鍵ですからさすがは菅直人と言うべきかも知れない。保守本流云々はどうかと思うが中身の問題ですからね。

318片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/11(月) 21:30:32
小沢氏が立候補表明 民主代表選、無投票再選が確実
2006年09月11日21時09分
http://www.asahi.com/politics/update/0911/008.html

 民主党の小沢一郎代表(64)は11日、国会内で記者会見し、12日告示の代表選に立候補することを正式に表明した。併せて、格差是正を前面に掲げた基本理念と基本政策をまとめた「小沢ビジョン」を発表、自民党総裁選で優位に立つ安倍官房長官との対決姿勢を鮮明にした。代表選の立候補に必要な20人の推薦人を集められるのは小沢氏だけとみられ、無投票で再選されるのは確実だ。

 小沢氏は会見の冒頭、「代表としての使命は政権交代。来年の参院選で自公を過半数割れに追い込むことを最大の目標に頑張っていきたい」と強調。その上で、小泉改革路線を継承する「安倍政権」を念頭に「自民党の考え方は官僚機構に丸投げの政治」と批判した。

 基本政策は社会保障の充実に重点を置き、消費税の福祉目的税化を打ち出した。財政再建については「個別補助金の全廃で財政の無駄が省ける。(現行税率の)5%を全額基礎年金にあてる。行政・政治の大改革によって十分まかない得る」として、歳出削減の徹底により消費増税は不要との考えを表明。「社会保障関係費が増えて足りないとなれば、消費税として国民に負担してもらう以外にない」と将来的な増税に含みを残した。

 安倍氏が容認に前向きな集団的自衛権の行使については「日米安全保障条約を結んでいるので、日本が攻撃を受けた場合は米国との集団的自衛権は当然ある」と述べ、専守防衛に限り認めるとの考えだ。憲法改正については「国民が冷静に変えたらいいと思えば、変えればいい。このことだけを大上段に振りかぶってうんぬんする姿勢で取り組むものではない」として、最重要視する安倍氏との違いを明確にした。

319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/11(月) 21:31:32
民主、格差是正を前面に 「小沢ビジョン」として発表
2006年09月11日17時31分
http://www.asahi.com/politics/update/0911/006.html

 民主党の小沢代表が代表選に向けてまとめた基本理念と基本政策が明らかになった。「扇動政治」を排して「常識の政治」にするとうたい、義務教育の拡大や社会保障の充実、農家への所得補償など格差社会の是正を前面に出す一方、安全保障面では自衛権の行使を専守防衛に限定するとしている。外交では「先の戦争に対する反省」を踏まえると明示し、国家間の「共生」を掲げた。「安倍政権」誕生を強く意識した内容で、穏健な保守層の取り込みを狙うものだ。

 小沢氏は11日夕、これを「小沢ビジョン」として発表する。代表選は12日告示で、立候補は小沢氏だけとみられており、25日の臨時党大会で再選されるのは確実だ。小沢ビジョンをたたき台に、民主党としての基本政策を年内にまとめる。

 基本理念は「常識の政治」の実現を掲げた。小泉政権を念頭に「極端で偏向した『扇動政治』が台頭」していると批判し、「安定感のある信頼される『常識の政治』」に変えて「普通の国」を実現するとしている。

 新しい国づくりの理念に「共生」を掲げ、雇用、社会保障、食料の3分野で「日本型セーフティーネット」の構築を主張。外交では「米国と対等な真の同盟関係を築き、中国、韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を醸成する」とした。

 基本政策では教育改革を冒頭に据えた。義務教育を高校まで引き上げると同時に就学年齢を5歳に引き下げ、財政面で国が責任を持つ一方、現行の教育委員会を廃止して地方自治体が運営する制度に改めるなど地方の自主性を重視する。

 社会保障では子育てに対する「子ども手当」や親と同居している世帯への「親手当」を創設。子育て後の女性や定年退職者の再雇用制度の整備を盛った。社会保障費の財源は消費税の福祉目的税化で全額まかなう。基本政策には盛り込まない予定だが、税率は5%を維持できるとの考えだ。

 ただ財政再建については、特殊法人などの廃止・民営化による財政支出の大幅削減と持続的な経済成長による税収増を主張しているが、具体的な道筋は示されていない。

 農業政策では「国民生活に最低限必要なカロリーを国内ですべて生産する食料自給体制を確立する」と強調。国内の生産費と市場価格の差額を各農家に支払う「個別(戸別)所得補償制度」を設けるとしたのが大きな特徴だ。

 一方、安全保障面では「専守防衛に限定する」と明言。「自衛権は、憲法9条にのっとって、個別的であれ集団的であれ、我が国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する。それ以外では武力を行使しない」とし、国連傘下での活動を除いて自衛隊が海外で米軍と共同行動を取ることは退けている。

■小沢ビジョン骨子

○5歳から高校まで義務教育拡大

○親と同居する世帯に「親手当」創設

○消費税の福祉目的化

○官・民の管理職は自由競争、非管理職は終身雇用を原則に

○基幹農産物には「個別(戸別)所得補償制度」を導入

○補助金は自主財源として一括交付。市町村を300程度の基礎自治体に集約

○自衛権行使は専守防衛に限定

320片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 01:32:12
民主代表選:小沢氏が無投票再選 参院選へ全力強調
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060913k0000m010107000c.html

 民主党代表選は12日告示され、小沢一郎代表(64)以外に立候補の届け出がなく、小沢氏の無投票再選が決まった。25日の臨時党大会で正式に選出される。任期は08年9月末までの2年間。小沢氏は再選決定を受け党本部で記者会見。「来年の参院選で野党で過半数を獲得するという大きな目標に向かって全力で頑張りたい」と述べ、政権交代に向け、次期参院選を政治決戦と位置づけ、与野党逆転を目指す考えを強調した。

 会見で小沢氏は、新執行部人事について「菅(直人代表代行)、鳩山(由紀夫幹事長)両氏には大変な力添えをいただいた。党内みんなで力を合わせて国民の理解を得る体制を作りたい」と述べ、挙党態勢の維持に配慮する考えを示した。25日に発足する新体制では両氏を再任し、トロイカ体制を維持する意向だ。

 参院選対策に関しては、従来重視した改選数1の「1人区」に加え、改選数3以上の都市部選挙区での複数候補擁立にも力を入れる考えを表明。都市部の選挙対策として「サラリーマンが一番心配している雇用と年金を最大のテーマにしていきたい」と述べ、基本政策で掲げた「終身雇用制度の維持」「年金一元化」などを自公政権との対立軸とする意欲を示した。

 小沢氏は、前原誠司代表(当時)が偽メール問題で辞任したことを受けて4月に代表就任。衆院千葉7区補選勝利などで党勢を上向かせたことなどから求心力を保ち、中堅・若手議員も含め続投論が拡大した。出馬に意欲を示していた河村たかし衆院議員は推薦人が確保できず、立候補断念を表明した。[衛藤達生]

      =◇=

 12日に無投票再選を決めた民主党の小沢一郎代表の、立候補届け出の際の推薦人は次の通り=敬称略、丸数字は当選回数、(参)は参院議員。

<小沢一郎代表グループ>神風英男(2)山口壮(2)森裕子(参)(1)
<菅直人代表代行グループ>加藤公一(3)津村啓介(2)小川敏夫(参)(2)
<鳩山由紀夫幹事長グループ>大島敦(3)松野頼久(3)尾立源幸(参)(1)
<羽田孜最高顧問グループ>原口一博(4)笠浩史(2)北沢俊美(参)(3)
<旧民社党グループ>伴野豊(3)後藤斎(2)山根隆治(参)(1)
<旧社会党グループ>筒井信隆(4)佐々木隆博(1)水岡俊一(参)(1)
<前原誠司前代表グループ>仙谷由人(5)峰崎直樹(参)(3)
<野田佳彦前国対委員長グループ>長浜博行(4)榛葉賀津也(参)(1)
<無派閥>笹木竜三(3)島田智哉子(参)(1)林久美子(参)(1)

毎日新聞 2006年9月12日 21時04分 (最終更新時間 9月12日 21時46分)

321片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 01:33:50
小沢氏が民主代表再選 無投票 政調会長に岡田氏有力
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20060913/20060913_001.shtml

 民主党代表選は12日告示され、小沢一郎代表(64)のほかに立候補者がなく、無投票で小沢氏の再選が決まった。25日の臨時党大会での承認を経て2期目がスタートする。任期は2008年9月までの2年間。来夏の参院選対策や「安倍政権」をにらんだ対立軸の明確化が課題で、当面は10月の衆院神奈川16区、大阪9区両補選が試金石だ。執行部人事では、挙党態勢の確立に向けた岡田克也元代表(53)の政調会長起用が有力となっている。

 小沢氏は再選決定後の記者会見で、参院選について「野党サイドで過半数を獲得する目標に向かって全力で頑張りたい」との決意を表明。今後は改選1人区とともに3人区でも候補者擁立を加速させるとした。

 党人事では菅直人代表代行(59)、鳩山由紀夫幹事長(59)、渡部恒三国対委員長(74)の名を挙げながら「挙党一致でみんなで力を合わせる態勢を(今後も)つくっていきたい」と挙党態勢重視の布陣を堅持する意向を示したが、具体的なポストへの言及は避けた。

 ただ小沢氏は既に菅、鳩山両氏の再任方針を明言。渡部氏については鳩山氏が再任を求めており、小沢氏も同意する見通しだ。岡田氏の政調会長起用が有力視されるのは、基本政策の意見集約を担う重要ポストには「代表経験があり、政策通の岡田氏が適任」との声が強いこともある。

 代表選出馬に意欲を見せていた河村たかし衆院議員は20人の推薦人を集められず断念した。小沢氏の推薦人(25人)には党内各グループの議員が名を連ねた。

■小沢一郎氏(おざわ・いちろう)

 慶大卒。自治相、自民党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表代行、同党副代表。64歳。岩手4区。衆院当選13回。

=2006/09/13付 西日本新聞朝刊=

322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:15:31
クローズアップ2006:民主党代表選・小沢氏再選 「打倒安倍」に照準
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060913ddm003010027000c.html

 12日の民主党代表選で、無投票再選が決まり、党内に「敵なし」となった小沢一郎氏は、再選を機に政権交代への本格的な戦いをスタートさせる。狙いは次期首相就任が確実視される安倍晋三官房長官だ。安倍氏の政権構想の分析や党首討論対策、10月の衆院統一補選の準備など、党を挙げての「打倒安倍」戦略が動き出した。「郵政選挙」の惨敗から1年。党の再生と政権奪取が「剛腕・小沢」の双肩にかかる。[須藤孝、山田夢留]

 ◇「公正な国」で対抗−−主張分析、マニュアルも

 「国家主義的、復古主義的な『思い』ばかりが先行し、深みのある政治思想・理念もない」

 民主党幹部に先週初め、こんな分析結果を明記したA4判7枚の文書が配られた。タイトルは「安倍晋三氏の『政権構想』について」。安倍氏が1日に発表した政権構想に対し、党事務局が項目ごとに民主党との違いや論戦のポイントをまとめた「安倍対策マニュアル」だ。小沢氏は11日発表した基本政策でも、安倍氏の「美しい国」に対抗し「公正な国」を掲げた。

 安倍氏が主張する憲法改正に関しては、「政権与党単独で進めるというのであれば、審議中の国民投票法案を含め、断固戦うことにならざるを得ない」と対決姿勢を強調。アジア外交の項では「小泉内閣によって頓挫したアジア外交をどう立て直すのか、処方せんが示されていない。安倍氏の一方的、楽観的な希望を述べたに過ぎない」と酷評している。

 文書策定は、安倍氏が出馬表明する前の8月29日の役員会で議論された。松本剛明政調会長は「『安倍・麻生・谷垣』ではなく、安倍氏に集中して作る」と発言。菅直人代表代行も「これから安倍氏の考えについて『民主はどうか』とどんどん聞かれる。急げ」とハッパをかけた。同党は、今回の政権構想分析にとどまらず、安倍氏の過去の発言や著書の内容の点検作業も急いでいる。

 一方、鳩山由紀夫幹事長は党広報戦略本部に対し、安倍氏の祖父・岸信介元首相の研究を指示した。幹部の一人は「安倍氏は岸氏のやったことをすべて肯定したいだけ」と指摘。別の幹部も「岸氏の業績をすべて否定はしないが、A級戦犯容疑者であり、危険な側面もある。安倍氏が政治的に岸氏のDNAを継いでいるのか、検証する必要はある」と述べた。

 安倍氏の主張について菅氏は「歴史認識を含め、従来の自民党からずっと右に寄った『保守亜流』。『保守本流』は民主党だ」と語る。同党は「安倍政権」が伝統的な自民支持層でさえついていけない「右寄り」とアピールすることで、穏健な保守層を取り込む狙いだ。

 ◇来月補選、国会論戦に活路

 小沢氏は12日夜のTBS番組で、政権交代へのシナリオを描いてみせた。「(参院選は)自公の過半数割れの可能性が高い。衆院で3分の2を取っていても政権運営ができず、大きな(政界)再編含みの話にならざるを得ない。それが民主党政権の第一歩だ」。来夏の参院選で自公両党を過半数割れに追い込み、政界再編を誘発して民主党中心の政権を樹立するという意味だ。

 政権交代への最初の関門は、10月22日投開票の衆院神奈川16区、大阪9区補選。「安倍政権」発足後初の国政選挙であり、「新政権に打撃を与える」(鳩山氏)ためにも負けられない。

 同党は所属国会議員をどちらかの選挙区に振り分け、全員に選挙区入りを義務づけた。総裁選に追われる自民党を尻目に、議員自身がポスター張りに路地を歩く「超・どぶ板選挙」を展開する。ただ、両選挙区とも自民党前職の死去に伴う「弔い選挙」。「安倍氏へのご祝儀相場」(幹部)も見込まれ、情勢は厳しい。

 小沢氏は8日、党本部で菅、鳩山両氏とともに、党が実施した補選の世論調査結果を険しい表情で見つめた。神奈川では自民候補の先行を許し、前職を擁立した大阪でもリードはわずか。小沢氏は「(大阪は)知名度が高い割に浸透していない。逃げ切れる数字ではない。もっと頑張れ」とカツを入れた。

 同党が、そんな劣勢ばん回の活路と期待するのが、26日召集の臨時国会での「安倍VS小沢」対決。安倍氏に対する小沢氏の「格上感」を演出できれば、補選にも好影響が出るとの読みだ。小沢氏は12日のテレビ朝日の番組で「党首討論はできるだけ多くやりたい」と強調。安倍氏の父・晋太郎元外相との関係の深さを誇示する余裕も見せた。

 逆に小沢氏を「古い永田町の代表選手」と呼ぶ安倍氏は、小沢氏との対決を「新しい自民VS古い自民」と位置づけ攻撃を強める構え。「安倍VS小沢」の戦いは有権者の目にどう映るのか。それが、補選の行方を大きく左右しそうだ。

毎日新聞 2006年9月13日 東京朝刊

323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/20(水) 02:33:20
菅氏ら「団塊ネット」、統一選で100人公認目指す
2006年09月19日23時28分
http://www.asahi.com/politics/update/0919/010.html

 民主党の菅直人代表代行の主宰する「団塊党」や市民グループの有志らが近く、来春の統一地方選に向け「団塊世代を地方議会に送るネットワーク」(団塊ネット)を立ち上げる。政策などで一致する人を「公認」し、必要に応じて資金提供したり、選挙運動の指南をしたりする支援策を検討している。年内に100人の公認を目標にする。

 公認の条件は、(1)原則1950年以前の生まれ(2)定年のある職場で働いた経験がある(3)地方議会で、雇用における年齢差別の撤廃や、団塊世代の助け合いを進める人など。現職や新顔、党派を問わず申請を受けて、団塊ネットの幹部が審査する。

 団塊ネット共同代表の一人で企画会社社長の前田和男氏は「『団塊世代は若い頃は世の中を批判し、バブルのお先棒を担いだくせに、自分たちだけ年金を食い逃げしようとする』と批判される。培った知識や経験をこれから政治の場で生かしていこう」と結集を呼びかける。

 賛同者はシンクタンクの幹部や地方自治経験者らから広く募り「選挙資金ファンド」を設立。資金調達が困難な人などには30万〜70万円の選挙資金の提供も検討している。落選したら返却不要だが、当選したら5割増で返し、今後の貸与資金とする。

 菅氏は賛同人の一人として「側面支援していきたい」としている。

324片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/20(水) 03:21:49
民主党大会:福島・社民党党首ら出席へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060920k0000m010159000c.html

 民主党は小沢一郎代表の再選を正式決定する臨時党大会を25日に開く予定だが、大会に社民党の福島瑞穂党首ら野党幹部が、来賓として出席することになった。来夏の参院選に向け非自公勢力の結集を目指す民主党が、党大会を通じて「野党共闘」を印象づける狙いだ。

 党大会は当初、小沢氏の再選手続きなどを行うだけの予定だったが、同じ日に自民党の新三役が決まるなど民主党が埋没する恐れもあり、「(来夏の)参院選や(10月の衆院統一)補選を考えると、ちょっと生臭いほうがいい」(幹部)として、他野党の幹部を招待する案が浮上した。

 同党は社民党のほか、国民新党、新党日本にも幹部の党大会出席を呼びかけており、両党とも幹部を派遣する方向で検討中。ただ、社民党幹部は「国会での野党共闘を打ち出したい」と語っており、共闘を選挙協力につなげたい民主党側とは思惑のずれもある。

【山田夢留】

毎日新聞 2006年9月20日 3時00分

325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/22(金) 21:06:04
民主党:選対委員長を役員会メンバーに 党大会で組織改編
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060923k0000m010106000c.html

 民主党の小沢一郎代表は22日の党臨時役員懇談会で、25日の臨時党大会に合わせ、党組織の整理・統合による簡素化や、党運営の方針を決める役員会メンバーに選対委員長ら複数の幹部を加えるなどの組織改編を行う考えを示した。再選を機に、役員会に執行機関としての責任を持たせ、来夏の参院選に向け「勝てる組織」を作る狙いがあるとみられる。

 小沢氏は役員懇談会の席上、現行の党組織について「簡潔にした方がいい。役割分担を明確にして責任を持たせる」と述べた。現行の党組織は財務局などの「局」や団体交流総局などの「総局」などが混在した複雑な形態となっており、小沢氏はこれらを選挙対策、組織などに整理・統合した上で、名称を「委員会」に統一することを検討している。

 また小沢氏は、各委員会の委員長を、党運営の方針を決める役員会のメンバーに「格上げ」する考えだ。この結果、選対委員長や組織委員長などが新たに役員会メンバーとなり、小沢氏らとの意思疎通がしやすくなる。

 党内には小沢氏が、役員会に加わる各委員会の長を「代表が直接指名することを検討しているのでは」(幹部)との観測もある。「トップダウンの党運営を目指すと誤解されないか」との声も出ており、党内は小沢氏が党大会でどのような案を示すか注視している。

【山田夢留】

毎日新聞 2006年9月22日 20時50分

326片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:56:33
小沢・民主代表:病状、心臓に不安−−鳩山氏が示唆
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060927ddm005010022000c.html

 体調不良で検査入院中の民主党の小沢一郎代表(64)が26日、検査の合間を縫って衆院本会議での首相指名選挙に臨んだ。健康不安説を払しょくする狙いとみられるが、本会議後は安倍晋三首相の就任あいさつにも姿を見せず病院にとんぼ返りした。鳩山由紀夫幹事長は同日、入院の理由が持病の心臓への不安だったことを示唆。小沢氏の健康問題はなお尾を引きそうだ。

 小沢氏は本会議を欠席予定だったが、同氏周辺によると、25日に病院側が示した検査日程で本会議の時間が空いていたため、26日朝に出席を決断したという。午後1時前、衆院正面玄関に車で到着した小沢氏は、しっかりとした足取りで本会議場へ。体調を尋ねる記者団に「大丈夫。この際だからいろいろ(検査を)やるよ。CTスキャンとか、カテーテルとか」と語った。

 同党国対幹部は議場での小沢氏の姿に「意外に元気そうだった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。ただ、鳩山氏は同日「(小沢氏は)10年あまり前のことがあり、その兆候らしきものを感じた(と言っていた)」と記者団に語り、小沢氏が狭心症で入院した91年と同様の症状を感じていたことを示唆。中堅幹部も「心臓の不安なら心配だ」と顔を曇らせた。【衛藤達生】

毎日新聞 2006年9月27日 東京朝刊

327片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/05(木) 17:32:35
民主・小沢代表が退院=「体に異常なかった」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061005-00000049-jij-pol

 検査入院していた民主党の小沢一郎代表は5日午前、都内の病院を10日ぶりに退院した。小沢氏はこの後、個人事務所前で記者団に対し「体そのものに異常はなかったので安心して頑張りたい。補選に勝利して、(統一)地方選、参院選につなげたい」と述べ、復帰後は衆院神奈川16区、大阪9区補選(10日告示〜22日投開票)の勝利に向け全力で取り組む意向を強調した。
 小沢氏は入院の理由について「疲労を感じたので、リフレッシュして頑張ろうと、この際全部検査した」と説明。持病とされる心臓病については「年なりに動脈硬化はあるが、特に危険はなかった」と語った。 
(時事通信) - 10月5日13時0分更新

328片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/13(金) 13:10:33
安保、消費税で難航も 民主が政権構想に着手  2006/10/12 20:16
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20061012&amp;j=0023&amp;k=200610128425

 民主党は12日、国会内で党政権政策委員会(赤松広隆委員長)の初会合を開き、来年夏の参院選に向けた政権構想協議をスタートさせた。土台になるのは、小沢一郎代表が9月に再選された際に持論をまとめた「小沢ビジョン」。執行部は年内に両院議員総会を開いて正式決定する構えだが、安全保障など党内に異論がくすぶるテーマをどう処理するかが焦点。手間取れば党のイメージダウンに直結するだけに、執行部は「納得が得られるまで最後は連日やる」と神経をとがらせている。

 小沢ビジョンは自衛権の行使を専守防衛に限定し「個別的であれ集団的であれ、急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する」としたが、集団的自衛権は行使できないという政府見解にどう対応するかは不透明。消費税の福祉目的税化についても自民党は「非現実的だ」と強く批判しており、どこまで踏み込むか微妙な判断が迫られる。

 今後は教育、外交・安保、農業・環境、経済・中小企業、政治・行政改革など7つの分野について、週1回のペースで議論。来月半ばに「たたき台」を作成する。委員会メンバーの一人は「小沢氏の再選は、小沢ビジョンが認められたということだ」と言うが、委員会の調整後に開く全議員参加の「政策懇談会」でも議論が紛糾しかねない。

 党幹部の1人は「憲法改正や集団的自衛権、消費税の議論は深入りしない」としており、“最終決着”が参院選直前まで事実上先送りされる可能性も高そうだ。

329片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/03(金) 16:35:08
民主、無党派層対策の勉強会立ち上げへ
2006年11月02日19時01分
http://www.asahi.com/politics/update/1102/008.html

 首都圏選出の民主党の衆参両院議員約10人が都市部の無党派層対策を練る勉強会を週明けに立ち上げる。小沢代表は来年の参院選で「1人区」を勝負どころとみて地方対策を重視しているが、都市部の議員は昨年の総選挙で無党派層が離反して惨敗したことに危機感を募らせており、効果的な選挙戦術について知恵を出し合う。

 中心メンバーは、党憲法調査会長の枝野幸男衆院議員(埼玉5区)ら中堅・若手。メンバーの一人はこう話す。「無党派層に食い込んで成長してきた政党なのに、最近は無党派層が自民党に流れて、アキレス腱(けん)になっている。小沢代表の路線を否定するわけではないが、都市部の有権者対策を軸にした上で農村部対策を練るべきだ」

330片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/03(金) 19:33:00
山本モナ・細野議員 きっかけは合コンだって (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/entertainment/story/29gendainet07021319/

 民主党の細野豪志衆院議員(35)と女子アナの山本モナ(30)の不倫騒動。モナは番組降板が正式に決まり、細野議員は辞職を否定とスッタモンダやっているが、そもそも2人が知り合ったきっかけは「合コン」で、幹事はお騒がせの民主党議員だったようだ。

「モナがNEWS23のキャスターに抜擢されることが決まり、その直後に合コンというかお祝いの飲み会をしたそうです。音頭を取ったのは民主党の松井孝治参院議員。女子アナに顔が広いことで有名らしい。モナも知り合いのひとりだった。細野は松井に呼ばれて“合コン”に出席し、そこでモナに引き合わされたそうです。これが夏ごろの話で、不倫が発覚したのが9月ですから、2人は瞬く間に“深い仲”になったわけです」(永田町関係者)

 松井議員は元通産官僚で、あの村上世彰と東大の同窓生で、今年6月には、村上ファンドからの500万円献金と、秘書給与肩代わりが発覚し、謝罪会見を開いた“問題児”である。もっとも、松井議員の事務所は「合コン? 初めて聞きました。議員に確かめてみます」と言ったきり、なしのつぶて。細野議員の事務所も「詳細は分かりません」。

 まったく、民主党の先生方は何をチャラチャラやっているんだか。

【2006年10月26日掲載記事】
[ 2006年10月29日10時00分 ]

331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/09(木) 09:00:05
福島社民党首:法案審議巡り小沢代表に電話攻勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061109k0000m010154000c.html

 社民党の福島瑞穂党首が民主党の小沢一郎代表に電話攻勢をかけている。

 先月31日朝、自宅に電話をかけて防衛庁省昇格法案の慎重審議を迫ったのに続き、民主党が教育基本法改正案の来週中の衆院採決に応じるとの観測が流れた7日には携帯電話で小沢氏の秘書を通じて連絡をとり、「政府案阻止で頑張りましょう」と審議拒否を提案。小沢氏が言葉を濁したため、福島氏は「明日(8日)の党首討論では『国家百年の計だから軽々に成立させるべきじゃない』と言ってください」とたたみかけた。

 小沢氏は「おしゃべりは上手じゃないから」と党首討論への苦手意識を漏らしつつ、「教育のことはちゃんと言うつもりだ」と議題に取り上げることは約束。こわもてで鳴らしてきた小沢氏だが、来夏の参院選へ向け野党共闘重視を掲げていることもあり、福島氏の「ラブコール」に押され気味のようだ。【山田夢留】

毎日新聞 2006年11月9日 3時00分

332片言丸:2006/11/22(水) 20:01:57
民主党:今後も野党共闘路線を継続
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061123k0000m010053000c.html

 民主党は22日、国会内で代議士会を開き、同日から国会審議に復帰した経緯を鳩山由紀夫幹事長ら党執行部が説明、了承された。共産、社民などとの野党共闘で審議拒否戦術を取ったことには党内の保守系議員を中心に反発が広がっていたが、代議士会の発言者はゼロ。野党統一候補が敗れた19日の沖縄県知事選についても責任追及の声は上がらず、表立った党内論議のないまま小沢一郎代表の野党共闘路線は継続されることになった。

 「(成果が)十分でなかったことは批判を甘んじて受けたい」。代議士会で高木義明国対委員長は与党から目立った譲歩を勝ち取れなかった国会対応を釈明。鳩山氏も「至らぬ点が多々あった。責任を痛感している」と自らの責任に言及した。

 党独自の政策を立案して政権担当能力を示す「対案路線」と、与党との対立構図を鮮明にするため野党共闘を重視する「対決路線」の間で揺れてきたのが民主党の歴史。対決路線を徹底する小沢氏に対しては、長島昭久政調副会長が自身のホームページで「野党共闘路線は破たんした」と、沖縄知事選の敗北や審議拒否の失敗を批判するなど不満もくすぶる。

 一方、他の野党は審議復帰へ転換した民主党の対応を「腰砕け」とみる。国民新党の亀井静香代表代行は22日の記者会見で「国会で(与党と)じゃれ合って(選挙の)現場で戦いはできない」と批判。社民党の福島瑞穂党首も「民主党がリーダーシップを発揮して果敢に戦ってくれることを期待する」と注文をつけた。【山田夢留】

毎日新聞 2006年11月22日 19時16分

333片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/24(金) 12:18:02
賛成でまとめられるかが手腕の見せ所だろう。

防衛庁の省昇格 民主、条件付き賛成か きょうにも執行部一任  2006/11/24 07:41
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20061124&amp;j=0023&amp;k=200611238026

 防衛庁の省昇格法案への対応をめぐり、民主党内の意見集約作業が大詰めを迎える。党内は賛成論が大勢を占めるが、沖縄県知事選や国会対応での野党共闘を優先して、賛否を明確にせず、対応を先送りしてきた。しかし、与党は月内の衆院通過を目指しており、民主党も最終判断を迫られている。

 小沢一郎代表は二十一日の記者会見で、省昇格について「個人的には反対ではない」としながら、麻生太郎外相の核保有論議発言に触れて「(海外から)非核三原則を守っていくと思われなくなる。大事な問題をなおざりにして体裁だけ無理やり通すのはだめだ」と指摘。防衛施設庁の官製談合事件についても「刑事事件をしょっちゅう起こすようでは資格はない」と述べた。

 これを受け、民主党は二十二日の衆院安全保障委員会の理事懇談会で、非核三原則をテーマにした集中審議と談合事件の質疑継続を要求した。

 民主党内では保守系議員を中心に、同法案に反対する共産、社民との共闘に不満がくすぶっており、沖縄県知事選の敗北で「野党共闘は失敗だったことを認め、大きく路線転換を図るべきだ」(長島昭久政調副会長)との批判も出ている。

 執行部は二十四日にも外交防衛部門会議で法案への対応で一任を取り付ける方針。旧社民党系議員の一部に反対論も残るが、談合事件の再発防止徹底や非核三原則堅持を明記した付帯決議を条件に、法案に賛成する方向で調整が進みそうだ。

 ただ、「賛否どちらでも造反議員が出る可能性がある」との状況は続いており、小沢執行部の求心力が問われることになりそうだ。

334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/25(土) 12:26:50
民主、「防衛省法案」条件付き賛成の方向か
日経11/25 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061125AT3S2401F24112006.html

 民主党は防衛庁の省昇格法案に条件付き賛成の方向で調整に入った。党内に賛否両論あり、どちらに決めても造反が出かねないため、言い回しを工夫して妥協点を模索する。だが、与野党対決路線の小沢一郎代表は政府・与党と安易に折り合うことに難色を示す。来年の参院選を考慮し、政策論では割り切れない難しい判断を迫られている。
 「次の内閣」の笹木竜三防衛担当は24日の党外務防衛部門会議で「条件付き賛成」を提案した。
 条件に挙げたのは(1)衆院安全保障委員会で核保有発言に関する集中審議を開催(2)自衛隊の本来業務に国際貢献を加える際、イラク派遣は除外(3)防衛施設庁の官製談合事件の真相解明(4)防衛庁の機密漏洩(ろうえい)や自衛隊員の薬物使用などのモラルの改善――の4つだ。
 鳩山由紀夫幹事長は記者会見で「省昇格は基本的には当然だが、不祥事への何らかの方策が示される必要がある」と説明した。
 ただ、それで決定といかないのは小沢氏の判断がよく分からないためだ。17日、笹木氏が訪ねると「おれの党首討論を聞いたのか!」と一喝。「安倍晋三首相は非核三原則を堅持すると言いながら麻生太郎外相の核保有発言を容認し、罷免要求への回答もない。議論どころじゃない」とまくし立てたという。
 小沢氏自身は省昇格に賛同姿勢をみせてきたが、周辺に「ここが勝負どころだ」と語るなど政局重視で対応する構えだ。
 参院選の公約の土台となる基本政策は政権政策委員会が28日にも原案をまとめる。小沢氏が9月に公表した「小沢ビジョン」をほぼ踏襲する見込みだ。
 自衛権に関してビジョンは「憲法9条にのっとり個別的であれ集団的であれ、わが国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する」としている。党内左派は急迫不正の侵害を受ける対象が「わが国」と明記されれば集団的自衛権の行使には当たらないと解釈する。
 国連憲章41、42条に基づく国連平和活動への参加は「主権国家の自衛権行使とは性格を異にしており、憲法9条に違反しない」とする方向。この部分には保守系議員が「国連の活動でも日本の主権を抜きに参加はあり得ない」と反発する。
 安保政策の書きぶりは参院選に向けた野党共闘とも関連する。共産、社民などとの全野党共闘には保守系はまゆをひそめる。「ジレンマはない。どちらがプラスかという判断だ」とする小沢氏の思惑通りにウイングを広げられるか、先行きは不透明だ。

335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/06(水) 23:28:28
民主党:基本政策で議論紛糾 党内亀裂の火種に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061207k0000m010076000c.html

 民主党の小沢一郎代表が年内の決定を目指す基本政策の原案に党内から異論が噴出している。先月30日に続き5、6日に党本部で開いた全議員政策懇談会は毎回2時間を超え、特に04年参院選と05年衆院選の目玉公約だった年金制度改革案の変更を中心に議論が紛糾した。小沢氏ら党執行部は12日に再度、懇談会を開いたうえで15日の衆参両院議員総会で了承を得たい考えだが、修正なしで強行すれば、党内亀裂の大きな火種を抱え込むことになる。【須藤孝、葛西大博】

 ◆選挙目当て?

 「消費税も保険料も上げず、年金給付は下げないと言うが、どこから財源が出てくるのかと自民党から批判されている」

 社会保障分野などを集中討議した5日の懇談会で、従来の年金改革案作成に携わった山本孝史参院議員がかみついた。

 原案も従来案もすべての年金を一元化する点では変わりないが、従来案は基礎年金部分の財源を税で全額賄うため年金目的消費税(税率3%)を創設する増税方針を打ち出していた。原案ではこれを撤回し、現行の消費税率5%を維持したまま福祉目的税化して全額を基礎年金の財源にする内容に変更された。一般財源の穴埋め策は示されず、この点を山本氏に指摘された執行部側は「自民党が言っているとの発言はご遠慮ください」(松本剛明政調会長)など苦しい答弁に追われた。

 従来案を支持する側は政権担当能力を示すためあえて消費税上げによる年金制度の立て直しを訴えるべきだとの立場。これに対し小沢氏は「増税を言って選挙を戦えるのか」との考えで、懇談会でも「選挙優先」派と「政策論重視」派の賛否両論が火花を散らした。

 ◆「小沢流」に反発

 原案は小沢氏が9月の代表選で示した私案「小沢ビジョン」を踏襲する内容で、子育てや人権、環境分野など党内で積み上げてきた従来政策の多くが反映されなかったことへの不満も強い。

 「議論してお互いに理解し、納得したうえで基本政策を決めていく。自分なりの考えももちろんあるが、別にこだわるわけではない」

 小沢氏は6日の懇談会冒頭であいさつし、原案の修正に柔軟な姿勢も示しながら議論を呼びかけた。しかし、あいさつ後はすぐに退席。この日は「高校の義務教育化や就学前教育無償化の財源を明確にすべきだ」(岡田克也元代表)など教育や安全保障分野でも注文が相次いだが、原案に理解を求める執行部側との議論はかみ合わなかった。

 原案をまとめた政権政策委員会の赤松広隆委員長は「基本政策で抜けているところは来年の参院選マニフェストにいかせばいい」と修正を拒む発言を繰り返しており、トップダウンの「小沢流」に「最後は殿様の言ったことを了承するだけだ」(若手議員)といった無力感も漂う。

毎日新聞 2006年12月6日 20時25分 (最終更新時間 12月6日 21時33分)

336片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 21:44:06
http://www.kiuchiminoru.com/blog/
↑から消えた内容

三年前選挙に出る前にさんざんテレビで城内実のことを悪口言った民主党の某不倫代議士に至っては、
不倫旅行で国会議員パス使い放題。地元では女性に人気があるそうだが、なぜ出身地の滋賀県で出馬できなかったか
その理由を教えてあげたいくらいである(名前をあげてやろうか)。私も滋賀県に縁があるので良く知っているわけである。
武士のなさけでこのブログでは公表しないが、ことほどさように国民も事実を知らされていないのである。
 自己保身で自分のことしか考えない連中が何も知らない国民をなめている。いいかげんにしろと言いたい。

337片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 08:59:26
民主県連が地方版マニフェスト発表 讀賣大分

 民主党県連は、来春の統一地方選、来夏の参院選に向けたローカルマニフェスト(地方版政権公約)をまとめ、11日、発表した。県民と契約(contract)を交わすものとして「大分コントラクト」と名付け、行政、子育て、生産、雇用、教育、環境、暮らしの7分野で52の政策を打ち出した。

 主な政策は▽天下り規制条例の制定▽有機農法などに取り組む農家への直接貸付制度の創設▽スロートラベル(田舎型観光)の支援▽未就学児の医療無料化――など。ただ、その財源については明記しなかった。

 代表の吉良州司・衆院議員は「政権を担う立場だったらどうするのかを考えて作った。これをベースに他党と政策論争したい」と語った。

 県連では、6月から策定作業を開始し、大分、宇佐、豊後大野の3市で地域公聴会を開くなどして、まとめた。6万部を作成して党公認候補の選挙に使う。ホームページ(http://www.minshu‐oita.com)でも閲覧できる。

(2006年12月12日 読売新聞)

338片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 20:43:55
民主基本政策:年金案修正 党内融和を優先 小沢代表、求心力に影響も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061213ddm005010111000c.html

 民主党の小沢一郎代表は12日の記者会見で、基本政策の原案に盛り込んだ年金制度改革案の内容を一部修正し、同党が04年の参院選マニフェストで打ち出した「全額税方式の基礎年金」に戻すことを表明した。党内の強い反発を受けた方針転換。消費税率の3%引き上げ論は抑え込んだが、党内融和を優先させた小沢氏の「譲歩」は求心力にも微妙な影響を与えそうだ。

 原案で論議を呼んだのは消費税率5%を維持したまま全額を基礎年金財源に充てる部分。消費税を3%引き上げて基礎年金をすべて税で賄う「最低保障年金」に移行させるという従来方針を大幅に転換し、基礎年金財源の不足部分に保険料を充て、現行制度を存続させる内容だったからだ。

 すべての年金を一元化して最低保障年金と所得比例年金の2階建てとする従来案は、04年参院選の勝利をもたらした「金看板」との意識が党内に根強い。このため、当時代表だった岡田克也氏や前原誠司前代表らが原案に反発。菅直人代表代行も従来案に戻すよう主張し、小沢氏も基本的に受け入れた。

 ただ、小沢氏が従来案を否定したのは「増税を掲げて選挙が戦えるのか」との懸念から。修正案は保険方式を撤回したが、消費税を引き上げない方針は譲らなかった。財源不足の指摘には「高額所得者に対する給付の一部ないし全部を制限する」ことにより生じないとしているが、根拠はあいまい。消費税全額を年金財源に回すことで生じる一般財源や地方財源の穴をどう埋めるかも課題として残る。

 基本政策は15日に予定されている両院議員総会で了承される見通し。小沢氏は12日の会見で「いろいろな議論の経緯はあるが、すっきりと分かりやすい、弱者に温かいシステムにした」と党内論議を積み上げた結果の軌道修正であることを強調したが、緻密(ちみつ)な政策論より選挙対策を優先する「小沢流」になお不満もくすぶる。【須藤孝】

毎日新聞 2006年12月13日 東京朝刊

339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/14(木) 21:17:15
教育基本法改正案:民主党の対応に野党3党は不信も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061215k0000m010103000c.html

 教育基本法改正案をめぐる国会攻防が大詰めを迎えた14日、内閣不信任決議案の提出に否定的だった民主党が一転、15日の提出を決めた。提出を強く主張する共産、社民、国民新3党との野党共闘崩壊を回避するためだが、最後まで揺れ動いた民主党の対応に3党は不信を募らせている。

 内閣不信任案に対する慎重姿勢を民主党が転換したのは14日午前、党のCM撮影で顔を合わせた小沢一郎代表ら幹部の協議だった。小沢氏は鳩山由紀夫幹事長に「野党でしっかり協力できる道も考える必要がある」と指示。国民新党の亀井久興幹事長が同日午前の緊急会見で「民主党からは歯切れの悪い対応しかなく残念だ。国会対策と選挙は連動して動いている」と選挙協力への悪影響をほのめかすなど、ほかの野党は民主党批判を強めていた。

 民主党が提出に否定的だったのは「否決されたら安倍内閣を信任したことになる」という理由だけでなく、衆参執行部間の足並みの乱れが影響していた。参院側は改正案反対を訴えながら会期内の採決を容認する融和路線をとり、内閣不信任案提出などによる徹底抗戦には抵抗。小沢氏の指示を受けた鳩山氏が輿石東参院議員会長らの説得に動いたが、参院特別委員会の採決前の提出は参院側の反対で見送られた。

 結局、14日夕の特別委採決は野党側が委員長席に詰め寄る場面はあったものの、退席や実力阻止には至らず、与党側は「単独強行採決ではなかった」と強調。民主党の参院幹部も「強行採決とは考えていない。明日(15日)の本会議も出席する」と語り、同改正案をめぐり審議拒否に踏み切った衆院側との温度差は隠せなかった。

 内閣不信任案提出を決めた野党幹事長・書記局長会談後、鳩山氏は「強行採決に強い憤りをもって抗議する。内閣不信任案の提出をはじめとして、衆参で協力しながらあらゆる手段を講じていきたい」と記者会見し、麻生太郎外相と伊吹文明文部科学相の不信任決議案も併せて提出する考えを示した。ただ、「日本を愛する心」を明記した対案を提出した民主党が「政府案の成立阻止」を唱えることに共産、社民両党は疑念を抱いてきた。

 「幹事長・書記局長会談をもっと早くやるべきだった」。会談で亀井氏が特別委採決前の不信任案提出に踏み切らなかった民主党を批判したのに対し、鳩山氏は「ここまで遅れたことは申し訳なかった」と頭を下げた。【須藤孝】

毎日新聞 2006年12月14日 21時04分

340片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 08:26:00
民主基本政策:財源あいまい、党内に不満も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061219k0000m010090000c.html

 民主党の小沢一郎代表が18日、基本政策の決定にこぎつけた。「バラバラ」批判を受けることが多かった安保政策などを統一、来夏の参院選へ向け「小沢民主党」の求心力を高めることを狙ったもの。だが、同党が従来訴えてきた消費税の引き上げを撤回したため財源などあいまいな点も多く残り、党内には不満がくすぶる。安倍政権との対立軸に据えた「格差是正」の具体像は今後のマニフェスト(選挙公約)づくりに先送りされた。

 「マスコミも国会議員もほとんどの人が現状の制度や仕組みを前提として考えている」

 小沢氏は18日の記者会見で基本政策の財源の説明を求められ、こう反論した。基本政策に掲げた個別補助金や特殊法人の廃止など「抜本的な改革」と「霞が関の解体・税金のムダづかいの徹底的な根絶」で財源の手当ては可能というのが小沢氏ら執行部の説明だ。

 しかし、先月28日の原案発表後、基礎年金の全額税方式や高校の無償化、農家への戸別所得補償などの財源が明確でないことへの批判が噴出。中心は岡田克也元代表や前原誠司前代表ら旧執行部メンバーで、小沢氏周辺からは「昔の民主党主流派、財源至上主義者たちがいろいろ言ってるだけだ」といら立ちの声も聞かれた。

 選挙対策を重視する小沢氏らの「対決路線」と、政権担当能力を政策で示したい「対案路線」との対立の再燃だ。

 党内議論では「自民党との違いがよく分からない」との指摘も多く、格差をなくし「公正な国・日本」をつくるなどの基本理念をうたった前文が追加された。集団的自衛権行使の一部を容認する安保分野の記述も具体性に欠けるため党内の左派・右派双方から「あいまい」批判を浴びた。

 結局、松本剛明政調会長が「有権者に印刷して配るものではない」と説明し、「政権政策」とするはずだった基本政策の名称も「政権政策の基本方針(政策マグナカルタ)」に変更された。

 マグナカルタは英国の立憲制度の基礎とされる1215年の「大憲章」のこと。「政権交代により真の民主主義を実現する」という小沢氏の意気込みをアピールする狙いとみられるが、党内からは「分かりにくい」との批判が出ている。【須藤孝】

毎日新聞 2006年12月18日 20時31分 (最終更新時間 12月19日 1時01分)

341片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 08:56:26
民主が「埼玉マニフェスト」
県議選向け 政調費公開など55項目 讀賣埼玉

 民主党県連(枝野幸男代表)は18日、来春の統一地方選の県議選に向けた公約集「埼玉マニフェスト」を発表した。同党が全国都道府県連に要請している「ローカルマニフェスト」の埼玉版で、政務調査費の使途公開やプール事故防止のための条例制定など、暮らし・議会・行政の3分野で計55項目。

 分野別では、「暮らし」が46項目と最も多い。首都圏8都県市の共同運営による耐震基準適合住宅を対象とした「住宅建て替え保険」創設や、就学前までの乳幼児通院医療費の無料化などを掲げた。

 「議会」では、政務調査費公開を明記した。「行政」では、入札制度見直しや「NPO活動促進条例」制定をうたった。

 さいたま市議選向けの公約集とすりあわせ、「概要版」を選挙時に配布、公開する。

 また、同党の武正公一県連幹事長は、同党議員団と地方主権の会の両会派所属県議が同公約集作成にかかわった経緯から、「統一選後、同一会派形成を前提としたい」と期待を示した。


   ■「名」頼みでは 見抜かれる

 【解説】 民主党県連が、県議選向けの公約集を掲げ、公認・推薦候補はこれを守るとする取り組みは、県議選の過去3回の投票率が、いずれも42%台と低迷中で、その原因として、県民から「政策不在」という批判が根強いことに応えるためだ。

 公約集は5項目の条例制定を掲げるなど議会活性化を意識しており、予算のかかる“ばらまき事業”が少ない点も評価できる。ただ、乳幼児通院医療費無料化のような政策も掲げながら、「予算提案権は首長にある。政策提言による行政誘導には限界がある」(当麻よし子県連政策調査会長)として財源問題には触れていないなど、「マニフェスト(政権公約)」を名乗るには物足りなさも感じた。

 国政選挙と違い、地方選では政策を詳述した冊子は配れない。限られたビラと演説などを通し、政策をいかに分かりやすく説明するかが必要だ。公明党や共産党も、党としての共通政策を掲げる。民主党が、03年衆院選で躍進した際の原動力となった「マニフェスト」という“名”に頼ろうとするだけなら、有権者にすぐに見抜かれるだろう。(伊藤裕)

(2006年12月19日 読売新聞)

342片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 11:17:56
小沢・民主代表:「核持てる」発言で釈明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061219ddm005010035000c.html

 民主党の小沢一郎代表は18日、党両院議員総会の冒頭あいさつで、主要議題の基本政策にほとんど触れず、旧自由党党首時代の02年4月に「日本の原発にはプルトニウムが余っているから、核弾頭を3000から4000発は持てる」とした自身の発言について長々と「釈明」した。

 15日の衆院本会議で自民党の石原伸晃幹事長代理から批判されたのが腹に据えかねたよう。発言について「(米中両国の言動が)日本人の感情を逆なでし(核保有論につながる)偏狭なナショナリズムの議論を助長する。そうさせてはいけない(という意味だった)」と説明した。【葛西大博】

毎日新聞 2006年12月19日 東京朝刊

343片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 19:35:10
民主党:規約改正し参院役員を代表承認制に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061220k0000m010021000c.html

 民主党は19日の常任幹事会で、参院執行部の役員就任に代表の承認を必要とする党規約改正案をまとめた。1月の党大会で決定する。臨時国会で党執行部と参院側との足並みの乱れが国会対応の迷走につながったことなどを踏まえた措置。小沢一郎代表の執行部の統制力を高めることを狙ったものだが、参院幹部からは「役員の選出方法は変えない」と反発も上がっている。

 民主党の参院役員は無所属議員も含む参院会派「民主党・新緑風会」が毎年、通常国会会期末に約1年の任期で議員会長を選挙で選び、会長が幹事長、国対委員長を指名する。代表が交代しても参院の役員は代わらない「独自性」から、これまでも党執行部の意向に従わない場面があり、小沢代表は9月の代表再選時に参院役員人事の方法を見直す考えを表明していた。【須藤孝】

毎日新聞 2006年12月19日 18時27分

344片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 00:07:26
「民主は自民と悪政」 共産・志位委員長が批判
2006年12月19日23時21分
http://www.asahi.com/politics/update/1219/013.html

 臨時国会が閉会した19日、共産党の志位委員長は党議員団総会で民主党の国会対応について「小沢代表のもとで対立路線を打ち出したが、中身は見えず、自民党との悪政の共同執行者という姿が浮き彫りになった」と強く批判した。

 志位氏は教育基本法改正案の参院採決に際し、共産など他の野党が安倍首相の問責決議案提出を主張したが、民主党が同調しなかったことなどを踏まえ、「民主党のだらしない対応の根本には、愛国心を法案に書き込み、教育基本法10条を壊す点では与党案と同じ内容の改悪案を提出したという大問題がある」と指摘した。

 志位氏は、民主党が防衛省法案などに賛成し、国民投票法案でも与党に歩み寄った点も挙げ、「政府・自公とともに民主党の責任が重大だ」と語った。

 これに対し民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日の党参院議員総会で「『野党は常に反対していればいい』と言ってしまう癖があるが、民主党はそうではいけない」。高木義明国会対策委員長は会見で野党共闘について「70点くらいの成果はあった」と評価した。

345片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:50:34
鳩山民主幹事長、共産との共闘解消も=小沢代表は引き続き連携模索
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2006122001019

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は20日、時事通信社のインタビューに応じ、来年の通常国会での野党連携について「共産党との共闘関係はもう一度根底から考え直さないといけない。共産党を除いた協力関係という話になると思う。基本的に選挙で協力することもない」と述べ、選挙協力を含め、共産党との共闘関係を解消することもあり得るとの考えを示した。
 鳩山氏の発言は、志位和夫共産党委員長が19日の議員団総会で「自民党との悪政の共同執行者という姿が浮き彫りになった」と民主党批判を展開したことを踏まえたもので、「(共産党は自分たちが)有利な時だけ一緒にやり、そうでない時は大きな野党を徹底的に攻撃することで存在感を高めている」と批判した。
 民主党は先の臨時国会で、共産党と改正教育基本法の成立阻止などで共闘を組んだほか、11月の沖縄県知事選では野党統一候補を擁立した経緯がある。ただ、小沢一郎代表は20日の記者会見で、共産党との選挙協力に関して「それぞれの地域で事情が許す限りやっていきたい」と引き続き連携を模索する意向を示した。

346片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:55:07
福島社民党首が厳しく民主批判=綿貫国民新代表も苦言、推薦基準作成へ
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2006122000905

 社民党の福島瑞穂党首は20日の記者会見で、先の国会で首相問責決議案の提出に同調しなかった民主党について、「臨時国会の終わりで体たらくがあった。実に残念で心外だ」と、厳しく批判した。また、「社民党が議席を増やすことこそ、政治を変えることだという確信がますます強まった」と述べ、同党との選挙協力に消極的な考えを示唆した。

347片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 15:06:54
毎日新聞企業人大学:渡部恒三氏が講演−−12月講座 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20061221ddlk12040338000c.html

 毎日新聞企業人大学12月講座が20日、千葉市美浜区の「ホテルグリーンタワー幕張」で開催され、渡部恒三・民主党最高顧問が「政界裏話」と題して講演した。

 ◇講演要旨

 今年はいつ引退宣言をするか考えていた。千葉選出の永田寿康君のメール問題で、同じ千葉の野田佳彦君が党国対委員長を辞めた。後任がいないといわれて就任し、“平成の水戸黄門”と呼ばれるようになった。最初の関門だった千葉7区補選で民主党が勝ち、今年は千葉で党が死にそうになり、生き返った。

 国会は、安倍晋三首相の考えが党内情勢で右、左に動き、本心が分からず、政権の人気が落ちている。来年の国会は「ポスト安倍」が話題になるのではないか。一方、民主党も与党へ対案を提示する路線か、すべて反対の路線かが、はっきりせず盛り上がらない。

 本当の民主主義を実現するため、米国や英国のような2大政党制を目指している。民主党は弱者の立場を守り、悪いものを許さない。来年の参院選は「格差是正」を訴えていく。【山本太一】

毎日新聞 2006年12月21日

348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 10:14:21
「格差是正法案」民主が提出を検討 鳩山幹事長明かす
2006年12月27日03時10分
http://www.asahi.com/politics/update/1227/002.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、朝日新聞の取材に対し、来年の通常国会で「格差是正基本法案」(仮称)の提出を考えていることを明らかにした。来年の参院選に向け、主要な対立軸に格差問題を掲げ、理念法として仕上げたい考えだ。

 法案化は、鳩山氏が菅直人代表代行らと構想を練っている段階。具体的な中身の詰めはこれからだが、鳩山氏は「税や医療費などの負担増、母子世帯の優遇措置の廃止など、弱者の切り捨てが財政再建の名目でなされている」と指摘。これらの格差是正につながるような理念を盛り込むことを想定している。通常国会の序盤にも提出を目指している。

 菅氏も今月の党常任幹事会で「(通常国会で)安倍政権に負けない知恵を出して、格差是正の総合政策を基本法案の形で提起し、国会の論戦をそこの土俵に持っていく」と述べた。

349片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/08(月) 10:55:24
民主 党内には共産党排除論も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/08/k20070108000015.html

民主党内では、通常国会への対応をめぐって、野党間の連携を強化して与党側との対決姿勢を鮮明にすべきだという意見が強いものの、一部の議員からは共産党との連携を見直すべきだという意見もあり、調整が行われる見通しです。
今月25日に召集される見通しの通常国会について、民主党は、夏の参議院選挙を控えた重要な国会だとして、自民・公明の与党側との対立軸を明確に打ち出して対決姿勢を鮮明にしていく方針です。小沢代表は、さきに「国会であれ、選挙であれ、今の自民・公明両党の政治は国民のためにならないという声を集め、戦うことは重要だ」と述べ、通常国会で野党間の連携を強化していく考えを示しています。ただ、その一方で、国会対策委員会の幹部などから、共産党は安全保障などの基本政策で民主党との意見の違いが大きく、国民の理解が得られないとして、連携を見直すべきだという意見も出ています。民主党は、9日から、菅代表代行や鳩山幹事長らが通常国会で取り上げる重点政策や戦術などについての協議を始めることにしており、野党間の連携のあり方をめぐっても調整が行われる見通しです。

350片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/09(火) 20:28:27
民主党:「菅国対」が始動
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070110k0000m010093000c.html

 民主党は9日、菅直人代表代行が総指揮をとることになった国会対策の打ち合わせを党本部で行った。25日召集の通常国会を「格差是正国会」と位置づけ、7月の参院選へ向け格差問題の争点化を最優先課題とする方針を決定。政治資金の不正経理問題で辞任した佐田玄一郎前行革担当相や、NPO法人申請に絡む松岡利勝農相の疑惑など安倍政権の閣僚不祥事を徹底追及することも確認し、「菅国対」の始動をアピールした。

 従来の国対会合に菅氏は出席していなかったが、昨年の臨時国会で改正教育基本法などの対応をめぐり衆参両院間の党内連携や野党共闘が乱れた反省から、菅氏の主導で「戦う国対」への転換を図ることになった。

 9日の初会合には菅氏のほか鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院会長、高木義明国対委員長らが出席。通常国会に「格差是正緊急措置法案」を提出して特別委員会の設置を与党に要求することや、党内に格差問題のプロジェクトチームを発足させることなどを確認した。【山田夢留】

毎日新聞 2007年1月9日 20時05分

351片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/10(水) 20:56:13
中川自民幹事長:民主・菅氏と舌戦展開 労組新年会で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070111k0000m010096000c.html

 自民党の中川秀直幹事長と民主党の菅直人代表代行が10日、東京都内で開かれた日本郵政公社労働組合の新年会で、パート労働者の処遇改善をめぐり舌戦を展開した。

 先にあいさつに立った菅氏は「同一労働・同一賃金の問題にしっかり取り組みたい」と述べ、正規・非正規社員の「均衡処遇」を民主党の重点政策とする考えを表明。これに対し中川氏が「均衡処遇は菅さんより先に(自民党が)言ったつもりだ。国会でしっかりやる」とけん制。菅氏が「それは違う」と大声でやじを飛ばし、国会論戦の前哨戦となった。【須藤孝】

毎日新聞 2007年1月10日 20時28分

352片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/10(水) 21:04:48
「保守層支持の党に」民主・津村県連代表が新年の抱負
http://www.okanichi.co.jp/20070110122842.html

 衆院議員の津村啓介氏(民主党岡山県連代表、岡山2区)が9日、岡山県庁を訪れ「二大政党制の確立に向けて左右にウイングを広げ、良識ある保守層に支持される党を目指したい」と新年の抱負を語った。 「統一地方選での躍進により、安定感のある党体制の整備を進める」と明言。「参院選に勝利し、岡山発の政界再編を目指す」と意気込み、立候補予定の元日本JC会頭の高竹和明氏(比例)と岡山県議の姫井由美子氏(岡山選挙区)の擁立決定を「昨年の最大の成果」と自己評価した。 安倍政権を「安倍カラーが全く見えず、もはや政権末期」とばっさり。政界再編に向け、逢沢一郎、平沼赳夫両代議士に対して「政策に共通点も多く、(連携には)常にオープンな姿勢でいたい」との考えを示した。

353片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/15(月) 21:25:30
民主党:テレビCMに批判相次ぐ 党大会などで
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070116k0000m010102000c.html

 民主党が昨年末から放映中のテレビCMに対する批判が15日の党大会などで相次いだ。

 CMは嵐の海を行く帆船でかじを取っていた小沢一郎代表が突風で飛ばされて倒れ、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が脇から支える内容。同日の常任幹事会で「地元で大変不評だ。どういうコンセプトなのか」(平岡秀夫衆院議員)などの批判が出たほか、党大会では「小沢氏の昨年の入院騒ぎを思い出しヒヤッとした」(中野寛成前衆院副議長)との指摘も。

 あまりの不評ぶりに鳩山氏は党大会で「これから第2弾第3弾と矢継ぎ早にCMを打っていく」と早期打ち切りを示唆せざるを得なかった。【山田夢留】

毎日新聞 2007年1月15日 21時11分

354片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/15(月) 21:41:31
参院選勝利で年内解散を 民主、事務所費追及へ
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070115/54393.html

 民主党の定期党大会が15日午後、都内で2日間の日程で始まった。鳩山由紀夫幹事長は「参院選で自公過半数割れを実現できれば、年内に衆院解散に追い込める。衆参同日選に追い込むぐらいの気迫で臨むことが必要だ」と述べ、参院選の勝利に全力を挙げる考えを強調した。
 一部閣僚や与野党議員が多額の事務所費を計上していた問題では「民主党に何ら不透明なところはない。追及の手を弱めるつもりはない」と述べ、25日召集の通常国会で政府、与党を追及する考えを示した。
 出席した地方代議員らは、佐田玄一郎前行政改革担当相の辞任などに関し「政府、与党は失点続きなのに、民主党の支持率が上がらない。国会対応が分かりにくい」「前原誠司前代表の対案路線と、小沢一郎代表の対立軸路線への引き継ぎがうまくいっていない」などと不満を表明。

355片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/15(月) 22:16:14
民主党:定期大会始まる 参院選での与野党逆転が最大目標
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070116k0000m010084000c.html

 民主党の定期党大会が15日、東京都新宿区の日本青年館で2日間の日程で始まった。今夏参院選での与野党逆転を「唯一最大の目標」とうたった07年活動計画案を16日に採択する。15日は地方代議員・特別代議員会議が開かれ、鳩山由紀夫幹事長が「参院選で与党の過半数割れを実現できれば、年内に衆院解散に追い込むことができる」と、政権交代を実現するシナリオを示した。

 鳩山氏はさらに「自民党が(衆参)同日選を打ってくることも当然予想される。同日選に追い込むぐらいの気迫で参院選に向かっていく」と衆参同日選の可能性にも言及。会場の地方代議員や衆参の候補予定者からは、安倍政権に対抗する明確な理念・政策の提示や選挙活動資金の増額などを求める意見が出た。「政治とカネ」問題で「民主党が先頭に立って(政治資金規正)法改正などの姿勢を示すべきだ」との提起もあり、鳩山氏が「追及の手を緩めるつもりはない」と強調した。

 小沢一郎代表は16日の大会本会議であいさつする予定で、15日は参院選候補者らとの写真撮影や面談には出席したものの、代議員会議や夜の懇親会は欠席した。

 活動計画案は今年を「政権交代に向けた一大政治決戦の年」と位置づけ、「生活維新」をスローガンに掲げた。具体的には「格差是正」を参院選の争点とするため、25日召集の通常国会で安倍政権との対決姿勢を鮮明にすることをうたった。活動計画案とともに採択する07年予算案は「臨戦予算」と銘打ち、選挙関係費に30億円、さらに予備費として20億円を計上した。【須藤孝】

毎日新聞 2007年1月15日 20時39分

356片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 00:10:06
民主党大会開幕、テレビCMなど執行部批判続出
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070115iaw3.htm

 民主党の定期党大会が15日、東京都内の日本青年館で2日間の日程で始まった。

 執行部は夏の参院選に向けて結束を確認する場としたい考えだが、初日から党運営への批判や組織強化を求める声が出るなど、党の抱える課題が浮き彫りとなった。

 15日は、菅代表代行ら執行部と都道府県連の幹事長や国政選挙の候補者らが出席し、「地方代議員・特別代議員会議」が開かれた。菅氏は「2007年は政治の流れを決める1年になる。通常国会をわたしたちの土俵で戦い、統一地方選、参院選につなげる」と意気込みを示した。鳩山幹事長も「参院選で自公の過半数割れを実現できれば、年内に衆院解散に追い込むことができる」と強調した。

 しかし、代議員からは執行部批判が相次いだ。

 中野寛成・前衆院議員は小沢代表が出演するテレビCMをやり玉にあげ、「100人いれば100人が『なんだ、あれは』『税金の無駄遣い』と言っている」と酷評。小沢氏が風で吹き飛ばされるCMの場面について、「昨年秋の入院騒ぎを思い出させた。もっと力強さを示してほしい」と指摘した。

 ほかの出席者からも、「『自民党はダメだが、民主党も信頼できない』というのが国民の判断だ」などの批判が相次いだ。市町村単位で党支部を設置し、基盤強化に努めるよう求める意見も出た。

 地方から執行部への批判や要望が相次いだ背景には、参院選が近付く中で党への支持が伸び悩んでいることへの危機感がある。昨年12月に読売新聞社が行った世論調査では、安倍政権の支持率が急落したにもかかわらず、民主党への支持は約12%と自民党の4分の1程度にとどまっている。

 参院選では、執行部は無党派層の多い都市部の千葉(改選定数3)、東京(同5)、愛知(同3)の3選挙区で公認候補2人を擁立し、攻めの姿勢を見せている。しかし、焦点となる29の1人区では、推薦などを含めて候補が決まったのは19選挙区にとどまっており、九州など地盤の弱い選挙区では擁立作業が難航しているのが実情だ。

 執行部は25日召集の通常国会を巻き返しのきっかけにする考えだ。格差是正を前面に掲げ、「政治とカネ」の問題などを追及して、安倍政権との対決姿勢を鮮明にする戦略を練っている。

 しかし、憲法の改正手続きを定める国民投票法案への対応などで難しい判断を迫られる場面も予想され、参院選に向けて機運を盛り上げることができるかどうかは定かではない。

(2007年1月15日22時38分 読売新聞)

357片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 00:34:38
民主党大会で疑問や不満続出 足元固まらず
2007年01月16日00時19分
http://www.asahi.com/politics/update/0116/001.html

 民主党の定期党大会が15日、東京都内で始まった。参院選を政権交代に向けた「最大のチャンス」(鳩山由紀夫幹事長)ととらえ、与野党逆転を目標とする活動計画や、政権政策の基本方針を決める。だが、この日の地方の代表との意見交換では、選挙戦略から党の政策、国会対応、党のCMに至るまで疑問や不満が続出。政治決戦に臨む足もとが、まだ固まっていないことが鮮明になった。

◇選挙戦略 「強い小沢代表出して」

 中野寛成・前衆院副議長(大阪府)が、昨年末から全国放映されている党のCMを酷評した。「一人としてほめてくれない。無駄遣いだ」

 CMは参院選向けに打ち出す第1弾。党の一体感を演出しようと、帆船で逆風に飛ばされる小沢代表を、菅直人代表代行と鳩山幹事長が支えている。だが、中野氏は「代表の入院騒ぎを思い出す人もいる。力強い小沢代表を出してほしい」と注文をつけた。

 小沢氏の安定感とリーダーシップをアピールして、政権を担える政党だと訴える――。参院選に向けこんな戦略を描いたはずだが、逆に小沢氏の存在感が見えてこない、との危機感が中野氏の発言には表れていた。

 この日の大会にも小沢氏は姿を見せず、夜の懇親会も予定を変更して出席をとりやめた。

 統一地方選の対応への不満も出た。

 田中慶秋・前衆院議員(神奈川県)は「首長選になぜ候補者を立てないのか」。東京都の代表者も「都知事選は党の姿勢を示すチャンス」と有力候補の擁立を求めた。足腰を強くするためにも、地方強化は欠かせないという意識の表れだ。

 党本部も知事選などでの「相乗り禁止」原則を示しているが、鉢呂吉雄選対委員長は「全面的に候補を立てるまでいっていない」。鳩山幹事長は道府県議選の候補者が目標より400人も少ない529人にとどまっていることも明らかにした。

◇国会対応 「事務所費」に注文

 「格差是正国会と名付けて戦い抜きたい」。菅代表代行は冒頭のあいさつでこう強調し、通常国会に雇用や年金問題で具体策を記す格差是正緊急措置法案を提出する考えを重ねて示した。

 だが、地方代表からはまず、昨年の臨時国会での対応のまずさを指摘したうえで、国会戦略の抜本的な練り直しを求める声が相次いだ。衆参両院執行部の足並みが乱れ、教育基本法改正案では十分な野党共闘も築けなかった。

 「内閣支持率が低下しているのに、民主党は横ばい。『民主党もいまひとつ信頼できない』との国民の判断だ」。北海道の代表はこう指摘。防衛省昇格法案への対応を例に挙げ「自衛隊の海外任務の本来任務化をどさくさ紛れにやられた。国民への説明責任を果たしてほしい」とも求めた。

 事務所費の問題で、小沢氏や松本剛明政調会長のケースが指摘されたことにも「民主党が透明化を増していく先頭に立つ決意を示さないと、鋭く追及できなくなる」と注文がついた。

 鳩山氏は臨時国会の対応には「残念で申し訳ない」と陳謝し、衆参幹部による定例会合を始めたことを説明。事務所費については、小沢氏が16日の党大会と国会の代表質問で自ら説明するとして、「民主党が追及の手を弱めるつもりはない」と理解を求めた。

◇年金政策 財源の方針変更に疑問

 党が昨年末にまとめた政権政策の基本方針(政策マグナカルタ)について、事前に地方側から質問を募ったところ、「消費税を5%に据え置いたまま基礎年金の財源をまかなえるか」との問いが最も多かった。この日の質疑でも、大阪府の代表が「もう少し詰めて示してほしい」と財源の根拠をはっきりさせるよう求めた。

 同党はこれまで基礎年金部分の財源確保のため消費税の3%程度の増税を打ち出し、04年参院選は年金改革を訴えて勝利した経緯がある。基本方針では「小泉、安倍政権下で3〜4%の実質的な増税となっており、さらに3%は難しい」として据え置くことを決めたが、根幹部分の変更に地方からも疑問が突きつけられた形だ。

 松本政調会長は、据え置き方針に変更はないとの前提で「消費税5%相当額、13兆円をまるまる年金会計に入れる」と説明。地方に回す消費税分は地方財政の抜本改革までは維持し、その代わりの財源は独立行政法人の削減などで確保したいとの考えを示した。

 ただ、こうした考え方で理解を得られたとは、まだ言えそうもない。ほかの代表からも「理念がはっきりしない」「わかりやすい政策を」との注文が出た。

358片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 18:51:04
福島党首 民主党は対決姿勢を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/16/k20070116000071.html

社民党の福島党首は、民主党の定期党大会であいさつし、夏の参議院選挙で勝利するため、民主党は与党側との対決姿勢を明確に打ち出すべきだという考えを示しました。
この中で、福島党首は「今度の参議院選挙では力を合わせて自民党政治を打倒しよう。民主党は、自民党と安倍総理大臣の野望に手を貸すことはない。自民党と対決してこそ国民の支持が得られるはずだ」と述べました。そのうえで、福島氏は、憲法改正の手続きなどを定める国民投票法案について「民主党がこの法案に反対することを強く期待している」と述べました。また、国民新党の亀井久興幹事長は「参議院選挙で与党が過半数を制することになれば、与党の考え方だけが国会で強引に通ることになり、議会制民主政治が崩壊する。民主党には、野党第1党としての自覚を強く持ってもらい、国会運営や選挙でリーダーシップを発揮してもらいたい」と述べました。

小沢代表 政治生命かけて戦う
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/16/k20070116000070.html

民主党は、定期党大会2日目の16日、本会議を開き、小沢代表は、夏の参議院選挙について「政治生命をかけて戦う」と述べ、自民・公明の与党側を過半数割れに追い込む決意を強調しました。
この中で、小沢氏は、夏の参議院選挙について「野党全体で過半数を獲得し、国民生活を疲弊させる法案は参議院では1本も通さないという状況を作りたい。そして、自民・公明の連立政権を倒し、われわれの政権の道を切り開きたい」と述べました。そのうえで、小沢氏は「わたしは政治生命をかけて戦う決意だ。一致結束して、何としてもこの政治決戦に勝利し、生活維新を実現しよう」と訴えました。大会は、参議院選挙での与野党逆転を最大の目標に据えてすべての党活動を強力に展開することや、通常国会では「格差」問題に焦点をあてて、政府・与党との国会論戦に臨むことなどを盛り込んだ党の活動方針を決め、閉会しました。民主党は、参議院選挙で勝利するためには、全国に29あるいわゆる1人区の勝敗が鍵を握るとして、社民党や国民新党と選挙協力に向けた協議を進めていますが、小沢氏が、一部の選挙区で公認候補の擁立を見送り両党の公認候補を支援したいとしているのに対し、党の地方組織からは、政権交代を目指す政党としてあくまで独自候補の擁立を目指すべきだという意見も出ています。小沢氏が、党内の結束を維持し、どのように参議院選挙の勝利につなげていくか、手腕が問われることになります。

小沢氏 参院選で格差是正訴え
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/16/k20070116000098.html

民主党の小沢代表は、党大会終了後の記者会見で、安倍総理大臣が憲法改正を夏の参議院選挙の争点にしたいとしていることに関連し、民主党としては格差是正などを訴えて選挙に勝利したいという考えを示しました。
この中で、小沢代表は、参議院選挙の争点について「安倍総理大臣が言う憲法改正も大事なテーマだが、国民から見れば、将来の生活が安定し、維持できるかどうかが最大の関心だと思う」と述べました。そのうえで、小沢氏は「これ以上、国民負担を拡大させてはいけない。自民・公明の政権では、競争に勝ったものだけが生き残り、貧富の差が拡大していく。民主党でなければ新たな仕組みは作ることができないことを訴えたい」と述べ、民主党としては、格差是正などを訴えて選挙に勝利したいという考えを示しました。また、小沢氏は、憲法改正の手続きを定める国民投票法案への対応について「法案の内容がどういうものになるかということもあるが、政府・与党にただ単に協力するような形はよくないかもしれない。近々、総合的な政治判断をしなければならない」と述べました。

359片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 20:01:53
民主党、参院選の争点は「憲法より生活」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070116/20070116-00000041-jnn-pol.html

 民主党は党大会を開き、夏の参議院選挙の勝利を最大の目標とし、今月末からの通常国会を「格差是正国会」と位置づける方針を決めました。憲法改正を選挙の争点に掲げ、揺さぶりを掛けてくる安倍政権に、いかに対抗するのでしょうか。

 「参議院選挙でなんとしても野党で過半数をとって、そして、大きな政治の転換の第一歩としたい」(民主党・小沢一郎代表、今月1日)

 世論調査では安倍内閣の支持率がまた下がりましたが、一方で、小沢民主党の支持もほぼ横ばいです。

 そもそも民主党は、旧社民党などの左派勢力と、自民党より右と評される議員が同居しています。世論調査でも、自民党と基本政策の違いはないと答える人が過半数です。

 去年12月27日の夜。民主党トップの3人が都内のホテルで会談し、国会での攻め手をすり合わせました。

 「格差是正ということが来年の通常国会の民主党から出すメッセージで、一番大きなメッセージであると」(民主党・鳩山由紀夫幹事長)

 選挙を控える国会で、格差是正を掲げて安倍政権との対決を有権者にアピールする狙いです。しかし、これに総理はこう切り返しました。

 「私の内閣として(憲法)改正を目指していきたい」(安倍首相、1月4日の首相年頭会見)

 憲法改正を選挙の争点に据え、その手続き法である国民投票法案の早期成立を訴えたのです。そこには、左右両方の勢力が同居する民主党を揺さぶる狙いが見えます。

 民主党はそもそも、国民投票はあくまで手続きであり、改憲論議とは別だとして独自の法案を提出する一方、自民党とも協議を重ねてきました。

 「いくつか残っていることについて、もう少し議論をすれば、ほぼ合意ができるのではないか」(民主党憲法調査会長・枝野幸男議員)

 党の憲法問題を扱ってきた枝野氏は、5月の連休までの法案成立もあり得るとしながら、憲法を選挙の争点とした総理に憤ります。

 「安倍さんというのは憲法がまったくわかっていなくて、『改憲を騒ぎたい』人なだけなんです。こういう人は私は無視していますけど」(民主党憲法調査会長・枝野幸男議員)

 しかし、他の野党からは、早速こんな声が上がりました。

 「民主党ははっきり、対案路線ではなく、自民党のこの改憲内閣と対決をすべきだ」(社民党・福島瑞穂党首)

 もし、国民投票法案で民主党が自民党と手を組めば、野党の連携に亀裂が入ることは避けられません。国民投票は手続きだからよしとしてきた民主党のリベラル勢力も、安倍総理の改憲論には強く反発します。

 「自民党が示した憲法草案というのは、ある意味では戦前回帰の中身ですよね。そんなものに我々が乗れるはずがないし、民主党の中でも、まだまだ中身についてはこれから議論すべきだという状況になっていますから、憲法改正を前提として手続き法を早くという議論には乗れないと思います」(「リベラルの会」代表世話人、民主党・平岡秀夫議員)

 16日の党大会で、小沢代表は、選挙の勝利こそ最大の目標と強調。争点は憲法より生活と訴えました。

 「まさに政治は生活である。そういう原点に立った『生活維新』こそ最大の政治課題である」(民主党・小沢一郎代表)

 小沢代表は、国民投票法案については近く方針を出すと明言を避けましたが、その扱いで野党第一党の存在意義が問われます。(16日18:00)

360片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 20:05:57
4億円の…小沢氏、自らの事務所費に不正なしと説明
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070116/20070116-00000014-ann-pol.html

 今年を政治決戦の年と位置づけている民主党の党大会が開かれ、小沢代表は、自らの事務所費には不正がないと強調しました。国会では、安倍政権を厳しく追及していく姿勢を示しています。

 民主党・小沢代表:「自公政権を倒し、我々の政権への道を切り開く。(参議院)選挙へ向けて、必死で戦うことを誓い合おうではないか」
 また、小沢代表は、問題になっている国会議員の事務所費について、自らの4億円を超える事務所費に不正や虚偽記載はないと説明しました。民主党は、来週から始まる通常国会で、政治と金の問題や格差社会で、安倍政権、自民・公明の与党を厳しく追及していく方針です。しかし、15日の会議では、地方議員らから、「執行部の国会戦術は対決姿勢になっていない」、「政策も分かりにくい」などと厳しい批判が噴出しました。ある民主党幹部は、これらの批判に対して、「参院選で勝てる可能性が十分あるので、一丸となって戦える」と強気の姿勢を強調していますが、まずは、通常国会でどこまで安倍自民を追い込めるかに参院選の行方はかかっています。

[16日15時27分更新]

361片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 03:30:19
1月17日付・読売社説(1)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070116ig90.htm
 [民主党大会]「『対決』だけでは信頼は得られない」

 7月の参院選で与野党逆転を実現する――。民主党大会は、これを「唯一最大の目標」とし、通常国会を主戦場と位置づけた。安倍政権との対決姿勢を鮮明にするという。

 どれだけ民主党への共感と信頼を得られるかが、問われることになろう。

 だが、民主党の姿勢に疑問もある。たとえば、2007年度活動計画が、「参院選後をも展望し、他の野党との協力を進める」と明記していることだ。

 来賓として出席した社民党の福島党首は、自民党政治の打倒を呼びかけ、とくに憲法改正の手続きを定める国民投票法案に「断固反対」を求めた。

 しかし、民主党は独自の国民投票法案を国会に提出している。法案そのものに反対の社民党とはまるで立場が違う。

 活動計画は、自民党との対立軸を示し、民主党の政策、主張をわかりやすく伝える、としている。だが、参院選での選挙協力を重視すればするほど、自らの政策を貫けなくなるのではないか。

 先の臨時国会で民主党は、沖縄県知事選で共産、社民両党と統一候補を立てたことから、両党に足並みをそろえる形で教育基本法改正案、防衛庁の省昇格法案などに対する審議拒否戦術に走った。

 だが、民主党は、教育基本法改正案の対案を提出していた。省昇格法案には、最終的に賛成に回った。両法案に反対の共産、社民両党との共闘自体に無理があった。結局、民主党の国会対応が迷走するはめになったことを反省すべきだ。

 国の基本にかかわる国民投票法案を、党利党略でもてあそぶべきではない。

 党がまとめた「政権政策の基本方針」についても、地方代表の側から、疑問の声が少なくなかった。一つは、消費税を5%に据え置いたまま全額年金財源(基礎部分)に充当するとした点だ。

 2004年の参院選で民主党は、基礎年金部分の財源確保のため、消費税の3%程度の増税を含む年金制度改革を訴えて勝利した。なのに、なぜ方針転換するのか、財源はまかなえるのか、納得できる説明がないからだろう。

 執行部は、党内にさえ、基本方針を十分に説明できていない。これで、広く有権者の理解を得られるだろうか。

 自民党の中川幹事長は、公務員制度改革、教育改革、社会保険庁改革を「3本の矢」と呼び、民主党との争点としている。自治労や日教組を支持基盤とする民主党を揺さぶろうとするものだ。

 民主党は、国会で、具体的な対案を提示し、論戦で応えるべきだ。それが、政権を目指す責任政党として、有権者の信頼を得ることにつながる。

(2007年1月17日1時36分 読売新聞)

362片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 03:32:14
民主党 菅氏で首都決戦を挑め
http://www.asahi.com/paper/editorial20070117.html

 万年業界2位の企業が、トップ企業を抜き去る――。その夢をかなえるには必死の努力が必要だ。では、夏の参院選挙で与野党逆転をめざす民主党が、そんな研鑽(けんさん)を積んでいるか。はなはだ心もとない。

 まず、人材はどうか。市場(選挙)で顧客(有権者)に買って(投票)もらえるかどうか、いわば商品力にあたる。

 きのうまで開かれた定期党大会は、参院選と春の統一地方選の候補をお披露目する決起集会でもあるはずだ。だが、それにしては寂しい顔見せだった。

 候補者を決められない「空白区」が多いだけではない。落選した元衆院議員のくら替え出馬が目立つ。比例区は相変わらず労組OBが多い。

 知事選では21日投票の山梨、愛媛、宮崎の3知事選はすべて不戦敗だが、春の知事選も東京や福岡を含め、候補擁立が難航している。

 新しい魅力的な人材を発掘し、支持層を広げようという迫力が感じられない。現職の国会議員が知事選に立つケースが大半で、これではシェア拡大は夢のまた夢というものだ。

 もうひとつの商品力、政策の方も今のところパンチに欠ける。

 3年前の参院選では、年金の財源として消費税を3%引き上げるという負担増を打ち出し、「逃げない民主党」と評価されて躍進につながった。だが、この大会ではこれを引っ込め、現行の税率を維持する内容の基本政策を決めた。

 代わりに「格差是正」を次の目玉商品として売り出す予定だが、中身はまだはっきりしない。与党は消費増税の議論を参院選後に先送りする一方で、成長重視路線という新商品を売り出す構えだ。これに太刀打ちするのは容易ではない。

 与党の失策を追及する攻撃力も、このところ湿りがちだ。タウンミーティングの「やらせ質問」、さらに事務所費をめぐる閣僚らの不適切経理は、ともにメディアや他の野党が発掘した疑惑である。

 野党第1党の民主党の調査力、情報力はどこへ行ったのか。偽メール問題による萎縮(いしゅく)がまだ続いているのか。

 どうにも、今の民主党は頼りない。党大会で地方代議員らから不満や疑問の声が上がったのは当然のことだ。

 トップ企業の牙城(がじょう)を崩すには、ヒット商品の爆発力で一点突破する手がある。民主党で言えば、東京都知事選で背水の陣を敷き、「与党VS.民主党」の決戦を演出することだろう。

 たとえば、知名度と実績のある菅直人代表代行を立て、石原都政と対決する。都知事の座を奪うことはもとより、首都決戦に正面から挑む党の姿勢が全国の有権者への強いメッセージとなり、選挙戦全体を引き締めるのではないか。

 事務所費疑惑でも、問題が指摘される小沢代表や松本剛明政調会長らの会計帳簿や領収書を率先して開示し、与党に迫る。そんな必死の姿勢こそが、2番手企業の躍進には欠かせないのだ。

363片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/19(金) 14:24:02
“国民投票法案 慎重に判断”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/19/k20070119000122.html

民主党の鳩山幹事長は、記者会見で、憲法改正の手続きを定める国民投票法案への対応について、反対している社民党との関係なども考慮しながら慎重に判断したいという考えを示しました。
この中で、鳩山幹事長は、国民投票法案について「与党が強引にでも今度の通常国会で成立させることは目に見えている。民主党がリードしながら与党と法案の中身を詰めてきた以上、法案の内容に関して強く反対する状況ではない」と述べました。その一方で、鳩山氏は「安倍内閣がこの法案を成立させることで点数を上げたいという発想に、われわれがただ単に協力すべきかどうかという政治判断がある。また、この法案に反対している社民党との選挙協力にどのような影響を与えるかについて判断する必要もある。そういったことを勘案して、タイミングとしてどうするか議論を深めたい」と述べ、社民党との関係なども考慮しながら慎重に対応を判断したいという考えを示しました。

364片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 03:07:26
国民投票法案:成立強まる 修正なら賛成、民主が党内調整
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070123k0000m010131000c.html

 民主党は22日、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、25日召集の通常国会で与党が民主党の主張を取り入れた修正をした場合は賛成する方向で党内調整に入った。与党と民主党は昨年暮れ、「18歳以上に投票権」など民主党の主張の一部を盛り込んだ修正で合意している。与党はこれに沿った修正案を提出するとみられ、同法案は通常国会で成立する可能性が高まった。

 安倍晋三首相は任期中の憲法改正を目指しており、憲法改正問題を参院選の争点にしたい考え。首相は同法案を通常国会の最重要法案の一つと位置づけており、与党は早期成立を目指している。これに対し、もともと同法案の必要性を認める民主党内では、参院選での争点化を避けるため、5月3日の憲法記念日前の成立を容認する意見も強まっている。

 同法案をめぐっては、改憲阻止を掲げる社民党が「自民党に手を貸すことはない」(福島瑞穂党首)と反対を民主党に働きかけている。これを受け、民主党の小沢一郎代表は参院選の野党共闘に大きな影響が出ないよう慎重な対応を鳩山由紀夫幹事長らに指示。民主党はこれまで与党と共同修正案を提出する方向で修正協議を続けてきたが、共同修正には応じない方針に転じた。

 一方で民主党は「憲法改正の手続き法は必要」と主張してきた経緯があり、党執行部は「反対のための反対は国民に理解されない」と判断。社民党に配慮する形で民主党として法案成立に積極的には動かない姿勢を見せつつ、与党が修正案を提出して採決に踏み切った場合、賛成せざるを得ないとの意見が党内で強まった。

 与党と民主党はこれまでの修正協議で(1)投票権者の年齢を18歳以上とし、選挙権が引き下げられるまでは20歳以上とする(2)投票14日前から有料の広告放送を禁止するなどメディア規制(3)施行期日を公布から3年後とする(4)運動を禁止する公務員を選管職員に限る(5)公務員、教育者による地位を利用した運動を禁止するが罰則は無し−−などで合意。国民投票の対象に憲法改正以外の国政の重要問題を含むかや、白票の取り扱いなどについては最終的な合意には至っていない。【須藤孝】

毎日新聞 2007年1月23日 3時00分

365片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 03:08:50
国民投票法案:成立公算大 民主「痛しかゆし」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070123k0000m010134000c.html

 民主党が22日、国民投票法案に条件付きで賛成する方向で党内調整に入ったのは、憲法改正問題を7月参院選の争点にしたい安倍晋三首相の思惑を外す狙いからだ。25日召集の通常国会で同法案を成立させれば、安倍政権の得点となる。しかし、法案に反対して国会が会期末ギリギリまでもつれれば憲法問題が争点化してしまう。「痛しかゆし」のジレンマの中、早期成立の方が得策だとの判断に傾いた。

 「いつの間にか成立しているのが民主党にとって一番望ましい」。国民投票法案について民主党幹部はこう漏らした。

 民主党は格差問題を小泉改革路線の「負の遺産」と位置づけ、これを継承した安倍政権との対抗軸に格差是正を据えたい考え。民主党の鳩山由紀夫幹事長が今月10日、自民党の中山太郎衆院憲法調査特別委員長に「参院選のことを考えれば成立は早い方がいい」と伝えたのも、改憲の争点化を避ける狙いがあった。

 しかし、これが社民党の反発を招き、小沢一郎代表は15日、鳩山氏に「自民党より前に行っているように見えるのはダメだ」と微妙な指示を出した。

 与党との共同修正に応じなければ民主党が前に出る形にはならない。しかし、法案に反対すれば党内が改憲派の反発で混乱するだけでなく、同法案をめぐる攻防が脚光を浴び、格差批判をかわす余裕を政府・与党に与えかねない。そこで、鳩山氏ら執行部がたどりついたのが、与党が単独で提出した修正案に賛成する「消極的賛成」という方式だ。

 修正を勝ち取った形での法案成立は、首相だけの功績ではないと主張できるとともに、改憲争点化を図る与党の思惑に肩透かしを食わせられる。

 07年度予算案の衆院通過を待って3月に衆院で可決、4月中に参院で成立させれば、参院選まで3カ月近くを残して論戦は終わり、争点化は避けられる可能性が高い。参院選へ向け社民党とはすでに秋田、富山選挙区で統一候補を擁立しており、共同修正のような積極姿勢をとらなければ選挙協力は維持できるとの判断だ。

 民主党幹部は22日、「24日の役員会で方向性を出したい」と語った。ただ、党独自の法案を昨年の通常国会に提出した際、憲法改正以外の国政課題を投票対象とする「一般的国民投票」を盛り込むことで党内左派を説得した経緯がある。与党はこの修正には応じない方針で、民主党内の調整が難航することも予想される。【須藤孝】

毎日新聞 2007年1月23日 3時00分

366片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 21:37:04
国会の野党共闘見直しへ 民主提案、社民など反発
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007012401000591_Politics.html

 民主党は24日、共産、社民、国民新各党との国対委員長会談で、通常国会での野党共闘について「委員会(レベル)でケース・バイ・ケースで協力する方法を取りたい」(高木義明国対委員長)と、個別の政策やテーマごとに連携を模索する方針を示した。

 小沢一郎代表は昨年の臨時国会で共産党を含めた野党共闘を進めたが、民主党内では「足かせにとらわれず、党の独自性を出すべきだ」(中堅)との異論が強く、春の統一地方選や夏の参院選に向けて路線転換を迫られた格好だ。

 会談で高木氏は、昨年の臨時国会で毎週開いていた野党国対委員長会談を不定期にすることを提案。民主党批判を強めている共産党は了承したが、社民、国民新両党は「野党のリーダーが野党国対をほごにするのは疑問だ」(重野安正社民党国対委員長)などと猛反発。高木氏は再検討する考えを示した。

野党 連携して政治とカネ追及
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/24/k20070124000122.html

民主党、社民党、国民新党の野党3党の幹事長が会談し、25日から始まる通常国会で、格差の是正や、政治とカネの問題を最重要課題として取り上げ、連携して政府・与党側を追及していくことで一致しました。
この中で、民主党の鳩山幹事長は25日に召集される通常国会について、「格差の是正や、政治とカネの問題が最重要課題となる。野党で連携して追及していきたい」と述べ、社民党の又市幹事長と国民新党の亀井久興幹事長も同意しました。また会談では、夏の参議院選挙での選挙協力も視野に、3党の幹事長会談や政策責任者による協議を定期的に開くことでも基本的に合意しました。さらに、又市氏と亀井氏が、通常国会で与党側との対決姿勢を明確に示すため、近く共産党も加えた野党4党の党首会談を開くよう求めたのに対し、鳩山氏は「小沢代表に伝えたい」と述べました。ただ、このあと開かれた野党4党の国会対策委員長会談で、共産党の穀田国会対策委員長は「政策の一致点があまりない中で、党首会談をとりあえずやろうというのはいかがなものか」と述べ、慎重な考えを示しました。

367片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/27(土) 08:57:16
参院副議長辞任:小沢民主党代表の指導力に疑問符
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070127k0000m010085000c.html

 角田義一参院副議長の政治資金不記載問題を毎日新聞などが報道してから10日後の26日、角田氏は身内の民主党内からの辞任圧力に押される形で副議長辞任を決断した。ここまで対応が遅れたのは党執行部の危機感の欠如と、責任を回避する内向きの論理が先行したためだ。決着まで1カ月を要し、前原誠司代表(当時)が辞任に追い込まれた昨年の偽メール問題の二の舞いになりかねない危うさもあっただけに、小沢一郎代表の指導力に疑問符がつく形となった。

 「参院(執行部)では難しそうだから、私が直接やる」

 民主党執行部が「角田氏辞任やむなし」の方向へかじを切ったのは24日夕、小沢一郎代表が菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と協議した席で自ら収拾に乗り出す意向を表明してからだ。

 「政治とカネ」問題が焦点となる通常国会の開会を25日に控え、この問題の処理に手間取れば国会審議で劣勢に立たされる恐れがあるだけでなく、小沢氏が政治生命をかける参院選にも影響しかねない。小沢氏が安倍晋三首相の施政方針演説に対する代表質問に立つ29日より前、つまり週内の決着が事実上のタイムリミットに設定された。

 それまで小沢氏らはこの問題の対応を輿石東参院議員会長ら参院執行部に一任。参院執行部側が23日の幹部協議で「本人が問題ないと言っているから問題ない」と報告するなど角田氏擁護の姿勢をとっていたことが対応の遅れにつながった。

 参院側が当初、辞任回避の方向で動いたのは、角田氏への身内意識とともに、党群馬県連の内紛が問題の背景にあることへの同情論も根強かったからだ。角田氏自身、26日の会見で「県連は昨年6月から事実上、分裂状態にあり、会計帳簿や預金通帳が流失した」と述べ、「裏帳簿」とされる資料が県連内から漏れたとの認識を示した。

 角田氏は旧社会党系グループの長老格。所属する同県連は角田氏ら旧社会党系と保守系の対立が泥沼化しており、労組出身議員の多い参院側には、保守系が大勢を占める衆院からの辞任圧力に反発もあった。

 小沢氏の意向を受け25日の両院議員総会で鳩山氏が「一日も早く対応していきたい」と早期辞任を促す執行部の方針を表明。同日夕に小沢氏が角田氏と会談することも検討されたが、角田氏の反発が懸念されたため、26日午前にかけて輿石氏が断続的に角田氏と協議し、角田氏も辞任を受け入れた。

 結局、表立っての小沢氏の「出番」はないまま、「ギリギリのタイミング」(党幹部)での事態収拾となった。この間、党執行部の対応は「いかに傷口を小さくするか」という内向きの論理に終始。裏帳簿の真偽を積極的に国民に説明する姿勢もみられず、今後の国会審議にも重い課題を残した。【平田崇浩】

毎日新聞 2007年1月26日 20時52分 (最終更新時間 1月27日 0時26分)

368片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/27(土) 08:58:38
参院副議長辞任:民主、共産との共闘崩壊 他党は連携確認
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070127k0000m010153000c.html

 民主党の小沢一郎代表は26日、角田義一参院副議長の辞任ショックを振り払うように、国民新党や新党大地の幹部らと会い、国会や夏の参院選に向けた共闘確認に奔走した。だが、昨年11月の沖縄知事選では共闘した共産党とは、同党が民主党攻撃を強めていることもあり、修復不可能なまで溝が広がっている。

 民主党と国民新党は、昨年の臨時国会では国会対応をめぐってギクシャクし、国民新党が公認候補を立てた参院千葉選挙区(改選数2)で民主党が2人目の候補を決めたため選挙協力も難航している。こうした状況を受け、両党は小沢氏と綿貫民輔代表ら三役同士が国会近くのホテルで会食。参院群馬選挙区(同1)で民主党が国民新党候補の支援検討を伝えるなど、共闘立て直しで合意した。

 さらに参院北海道選挙区(同2)では、民主党は1人公認にとどめ、2人目は新党大地の副代表を統一候補として擁立。代わりに新党大地が4月の北海道知事選と札幌市長選で民主推薦候補を支援することになった。小沢氏は26日夕、札幌市に入り、新党大地の鈴木宗男代表と共同で記者会見、同選挙区の野党独占を目指す目標を強調した。

 一方、民主党は同日、4月の参院沖縄補選で連合沖縄会長の狩俣吉正氏(56)を、参院選の沖縄選挙区(改選数1)では昨年11月の沖縄知事選で落選した前参院議員の糸数慶子氏(59)を擁立する方針を固めた。知事選で糸数氏を共同推薦した共産党は「国政選挙と知事選は違う。他党と組むのはほぼ不可能だ」(幹部)としており、沖縄でも共産を除く野党共闘になりそうだ。

 参院選や統一地方選に向け独自色を強めたい共産党は、ここにきて機関紙などで民主党を自民党と同列に「悪政の共同執行者」と攻撃。民主党も国会の野党共闘で「共産党外し」を図るなど、「民・共」対立が激化している。【葛西大博】

毎日新聞 2007年1月27日 3時00分

369片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 10:31:47
出足乱れる野党共闘
あすから代表質問 追及矛先同じなのに
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070128/mng_____sei_____001.shtml

 通常国会が開会したばかりだが、民主、共産、社民、国民新の野党四党間の連携に怪しい空気が早くも漂っている。「政治とカネ」や格差問題で政府・与党を追及する立場は同じなのに、共闘が難しい理由とは−。

 社民党の又市征治、国民新党の亀井久興両幹事長は二十四日、連携強化に向け野党四党首会談を開くよう民主党の鳩山由紀夫幹事長に提案した。

 ところが、鳩山氏は「昨年末以来(共産党の)民主党への攻撃が激しく、『共産党と共闘すべきでない』という声が党内で強まっている」と、気乗りしない様子だったという。

 これとは逆に、民主党の高木義明国対委員長は、昨年の臨時国会では週一回開いていた野党四党国対委員長会談について「必要に応じてやろう」と非定例化を提案した。社民、国民新両党が反対し、結論は出なかった。

 鳩山氏が指摘したように、共産党の民主党攻撃は激しい。志位和夫共産党委員長は二十五日の国会議員団総会で「民主党は(安倍政権との)まともな対抗軸を持たないで迷走している」と批判した。見かねた又市氏はそんな共産党に「敵を見誤ってはならない」と苦言を呈した。

 野党の足並みがそろわないのは、四月の統一地方選や夏の参院選では、野党四党は敵同士として議席を争う事情があるからだ。今国会では「野党四党が成立阻止へ協力できるような重要法案が見当たらない」(民主党関係者)ことも響いているようだ。

370片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/29(月) 20:17:06
私は、江田を党内で使うためという説を採るが・・・。

参院副議長:今泉参院幹事長を選出へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070130k0000m010031000c.html

 民主党は29日の参院議員総会で、政治資金不記載問題で辞任表明した角田義一参院副議長の後任に、今泉昭党参院幹事長を推すことを決めた。参院は30日の本会議で角田氏の辞任を承認し、今泉氏を副議長に選出する。

 同党内では江田五月元科学技術庁長官が後任に有力視されていたが、残された任期が7月までの半年間と短いことから、7月の参院選に立候補せず引退する今泉氏が暫定的に就任し、参院選後、改めて任期3年の副議長を選ぶことになった。

 今泉氏の後任の参院幹事長には小川敏夫参院幹事長代理が昇格する。

 今泉  昭氏(いまいずみ・あきら)ゼンキン連合書記長。友愛会会長。早大文卒。千葉選挙区。当選2回。72歳。民主党。

 ◇参院議員会長経験者以外の異例な人選

 スキャンダルで辞任した角田義一参院副議長の民主党の後任選びは29日、慣例だった参院議員会長経験者ではなく、現職の参院幹事長を推薦する異例の人選となった。

 現在、同党の参院議員会長経験者は江田五月元科学技術庁長官一人。しかし、同日の参院議員総会で輿石東参院議員会長は、候補として7月に引退する今泉昭参院幹事長を発表した。輿石氏は、角田氏の残した7月参院選まで半年間の任期に限定した「暫定起用」であることを強調。「(参院選後は)副議長ではなく議長を狙いにいく」と述べ、自民党の議席数を上回って民主党から議長を選出する決意を示した。

 参院議員として2010年まで任期を残す江田氏は、議長候補に温存したという理屈だが、額面通り受け取る同党議員は少ない。江田氏は菅グループに属し、輿石、今泉両氏ら労組出身者が主流の参院民主党では「浮いた存在」だからだ。参院筋は「参院選後は輿石氏も議長・副議長候補になる。江田氏がなれるとは限らない」と指摘する。

 角田氏の政治資金不記載問題で、輿石氏ら参院執行部は当初、角田氏を擁護する姿勢をとり、辞任判断が国会開会後にずれ込んだ。辞任後もなお、執行部として問題究明に努力するより、今度は後任人事で「内向きの論理」を優先した形だ。【平田崇浩】

毎日新聞 2007年1月29日 19時35分

371片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/29(月) 21:56:29
民主 格差是正法案国会提出へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/29/k20070129000128.html

民主党は、格差是正策を検討するためのプロジェクトチームの初会合を開き、正社員とパートタイム労働者の賃金格差を解消することなどを柱とした、格差是正のための緊急措置法案を、ことし3月上旬までに取りまとめ、今の国会に提出する方針を決めました。
会合では菅代表代行があいさつし、「全国で格差を実感していないのは、安倍総理大臣1人だ。こういう人物が総理大臣を務めているところに、今の政府の体質が象徴的に表れている。今の政府に格差の是正はできない。民主党は、国民の不安を解消するため、この問題を国会で取り上げていく」と述べました。そして、正社員と、働き方の実態が変わらないパートタイム労働者間では賃金格差を解消することや、障害者がサービスを利用する際に、原則として費用の1割を自己負担する措置を凍結することなどを柱とした、格差是正のための緊急措置法案を、ことし3月上旬までに取りまとめ、今の国会に提出する方針を決めました。プロジェクトチームでは、今後、法案に盛り込む具体的な項目などを検討していくことにしています。

372片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 11:01:34
罷免求め野党結束 厚労相発言
2007年02月01日07時59分
http://www.asahi.com/politics/update/0201/008.html

 民主党の小沢代表が仕掛けた欠席戦術で野党は、当面は一歩もひく構えはない。共産党の志位委員長も31日、国会内で塩崎官房長官に会い、柳沢厚労相を予算案審議前に罷免するよう要求。同党は同日の衆院予算委員会も退席し、すでに審議拒否を決めた民主、社民、国民新の3野党に共同歩調を取った格好だ。

 「予算委で国民の暮らしの問題が重大なテーマになる。審議前に罷免を決断すべきだ」。志位氏は塩崎長官にこう迫った。前日は「国会で問題を徹底的に究明する」と審議拒否はしない考えを示していたが、3野党の強硬路線に乗った。

 今回の欠席戦術は、小沢氏の主導だ。31日も党の国対関係の会合で「罷免されない場合、一切の国会審議に応じない」と強調。ふだんは国会対策に直接関与しない小沢氏の指示だけに、出席者の一人は「徹底的にやるしかない」と受け止めた。

 野党側が強気な背景には、柳沢氏が失言と認め、首相も謝罪している「絶対有利」の状況がある。党内で小沢氏に批判的な議員からも「やっと党首の顔がみえてきた」との声がもれた。

 だが、予算委で野党抜きのまま、与党が言いたいことを言い続ければ、国民にアピールする機会を失うリスクも負う。野党議員は31日、一斉に街頭演説や集会を行った。

 民主党は柳沢氏が辞任しない限り今週は審議に応じない方針。4日の愛知県知事選と北九州市長選にらみの構えが続き、1日には小沢氏が名古屋市で街頭演説を行う。民主党は来週以降の対応は3日にも野党党首会談で考えるという。

373片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 20:39:32
柳沢発言:野党徹底抗戦も、決着は4日の知事選後?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070202k0000m010065000c.html

 審議拒否で足並みがそろった野党4党は、2日も審議拒否を続ける構え。民主、社民、国民新3党は4日投票の愛知県知事選と北九州市長選を前に政府・与党批判を最大限展開し、両選挙で野党候補が勝利すれば柳沢伯夫厚生労働相を辞任に追い込めるともくろむ。しかし、逆に敗れれば審議復帰時期の判断を迫られるため、選挙情勢をにらみながら政府・与党との「我慢比べ」(高木義明民主党国対委員長)となりそうだ。

 民主党の小沢一郎代表は1日、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井久興幹事長とともに名古屋市で街頭演説に立ち、柳沢氏の辞任を拒む安倍晋三首相を激しく攻撃。福島氏は、選挙結果が政府・与党との攻防を左右するとの前提で「愛知県民のみなさん、私たちに力を貸してください」と呼びかけた。

 野党側にとっては、週明け後も柳沢氏が辞任せず、全く審議に参加しないまま06年度補正予算が成立するのは避けたいところ。与党側が2日の衆院予算委で補正予算案の採決を強行した場合は、3日に共産を除く3党の党首会談を開き、徹底抗戦の姿勢をアピールする方針だ。

 ただ、民主党内には若手議員を中心に審議拒否戦術への反発も出ており、国民からの批判が高まれば一転苦しい立場に追い込まれる。選挙結果次第では週明け早々に柳沢厚労相の不信任決議案を提出し、その採決を機に審議に復帰することも検討している。【須藤孝】

毎日新聞 2007年2月1日 19時32分

374片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 10:58:58
柳沢発言を批判
小浜で民主党・小沢代表が講演 中日福井
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20070203/lcl_____fki_____001.shtml

 民主党の小沢一郎代表が二日、小浜市内で初めて講演し、夏の参院選に向けて支持を訴えた。

 講演では柳沢伯夫厚生労働相の発言問題を取り上げ「あの発言は、安倍晋三首相と同じような考え方を持つ人の政治思想や体質の表れ。ナショナリズムと言えば聞こえはいいが、右と左に分ければ右の考え方だ。だから男がえらい、女性は子を産む機械などと発言してしまう」と批判した。

 その上で、夏の参院選は「政治生命をかけて戦う」とあらためて選挙戦に勝利することを誓い、年金や医療の問題を柱に格差社会の是正を進めていく考えを披露。

 「弱い人も安心して生きていける仕組みづくりを考えている。自民党から民主党に権力の移譲を進めることによって、官僚主導の政治や利権構造を変えることができる」と訴えた。

 会場となった市働く婦人の家三階ホールは大勢の人で、立ち見もでた。

 (池上浩幸)

375片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 19:17:04
鳩山、自民撃破「秘策あり」…政治不信払拭へ戦略転換
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007020607.html

 北九州市長選で勝利し、愛知県知事選で接戦に持ち込んだ民主党。「女性は産む機械」と発言した柳沢伯夫厚生労働相の辞任・更迭を求めて審議拒否を続けているが、今後の国会運営で秘策はあるのか。4月の東京都知事選に向けた候補者擁立なども含め、鳩山由紀夫幹事長を直撃した。

 「2勝したかったが残念だ。ただ、愛知県知事選で善戦できた。候補者の魅力が短期間で伝えきれなかった部分を柳沢氏が埋めてくれた」

 鳩山氏は開口一番、与党の絶対優位とされた同県知事選で肉薄したことについて皮肉を込めて“柳沢効果”を強調。「単に日本の閣僚の軽率な発言ということでは済まされない。世界の中で日本の政治がバカにされる」と怒りをブチまけた。

 審議拒否が選挙で功を奏したのか、マイナスに働いたかは微妙なところだが、「野党として審議拒否はしたくない。与党の方がメディアの露出度は常に高く、国会論戦は野党にとって命。抗議の意味で行っており、私自身もつらい話だ」と苦しい胸の内を吐露した。

 今後の焦点は審議復帰のタイミングだが、「その時期にきている。これからは戦略を転換して、議論を通じて安倍内閣の非を明らかにしていく」と語った。

 さらに、引責辞任した佐田玄一郎前行革担当相の疑惑なども追及していく方針といい、「スキャンダル追及だけが国会の場ではないが、まずは政治不信を払拭(ふっしょく)させる国会論戦が行われなければ」とも。

 そこで気になるのが、同党の小沢一郎代表の資金管理団体が4億円超の不動産を購入し、事務所費として計上していた一件。小沢氏は衆院本会議の代表質問で「領収書、関係書類も含め、いつでも公表する用意がある」と述べ、安倍内閣の閣僚らに事務所費明細の公開を迫ったが、いまだに公開はされていない。

 しかし、鳩山氏は「何もないときに出すよりも、タイミングを計って出すほうが効果的。遠からぬうちに出すでしょう」との見通しを示すとともに、小沢氏が「自民党が出さないから、(自分も)出さないとは一言も言うつもりはない」と語ったことも明かした。

 「政治とカネ」の問題をめぐり今後、与野党で泥仕合になることも予想されるが、「通常国会いかんで、これからの日本の政治が決まる。民主党がノックアウト勝ちか、判定勝ちできたとき、参院選で自民、公明を過半数割れに追い込むことができる」と“徹底抗戦”も決意している様子。

 ただ、民主党にとって悩みの種は、選挙の際の候補者不足。なかでも都知事選の候補者選考が難航していることだ。

 鳩山氏は石原慎太郎知事について、「もともと評価していない。他人や他国を見下すような不遜(ふそん)な部分がある。一方で、自らのファミリーには甘い」とバッサリと切り捨てる。

 候補者選考は菅直人代表代行が中心となって進めているが、「現在、政治家の所まで来る前の段階として、政治家以外で優れた人、ふさわしい人はいないかと動いている最中のようだ」といい、「期待してください」と笑みも見せる。

 果たして、どんな人物が登場するのか。目が離せない。 
ZAKZAK 2007/02/06

376片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:11:40
民主党:首相を参院選まで時間かけ攻める 菅氏が戦術披露
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070208k0000m010049000c.html

 「あまり早くノックアウトすると後がやりにくい。(参院選の投票日が有力視される)7月22日に向け追い込んでいく」

 民主党の菅直人代表代行は7日の党「次の内閣」会議で、内閣支持率の低落傾向が続く安倍晋三首相を参院選まで時間をかけて攻めていく戦術を披露した。

 余裕の発言と言えそうだが、背景には01年7月参院選で大敗した苦い記憶がある。同年4月に低支持率に苦しんだ森喜朗元首相が退陣し、代わって登場した小泉純一郎前首相が「小泉ブーム」を巻き起こした。その轍(てつ)を踏まないためには、安倍政権が継続してくれた方が望ましいというのが菅氏の本音のようだ。【須藤孝】

毎日新聞 2007年2月7日 19時22分

377片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 22:16:08
鳩山幹事長:消費税「選挙前に議論必要」 党内に波紋必至
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070209k0000m010091000c.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日、東京都内で講演し、消費税率の引き上げについて「(党内で)議論を行うことが(7月の参院)選挙の前に必要ではないか」と述べた。同党は昨年末にまとめた「政権政策の基本方針」に、消費税率5%を維持したまま基礎年金財源の全額を消費税で賄う方針を明記したが、鳩山氏は「将来上げなければならないタイミングを迎えることは十分考えられる。そのことを隠して上げないことだけを言うべきではない」と語った。

 同党は従来、年金制度改革の財源として消費税の3%引き上げを主張してきたが、小沢一郎代表の現体制になって撤回した。党内には批判がくすぶっており、鳩山氏の発言は波紋を呼びそうだ。【山田夢留】

毎日新聞 2007年2月8日 21時22分 (最終更新時間 2月8日 21時38分)

378片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:50:56
まぁ発想は類似してるところがあるよな。女が機械・装置だと言うよりは女の反撥を買うことはないだろうが。

菅代表代行も失言「東京は子供の生産性低い」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070209-OHT1T00019.htm

 今度は民主党の菅直人代表代行(60)に“失言”問題が浮上した。菅氏は、街頭演説や地方紙のインタビューなどで「東京は生産性が高いと言われるが、子どもの生産性が最も低い」などと発言していたことが判明。しかし、7日の会見では「表現が一字一句どうなっていたか言葉じりまでは覚えていない」などと歯切れの悪い説明に終始した。「女は産む機械」発言の柳沢伯夫厚労相(71)に強く辞任を要求していた菅氏だが、年金未納騒動の時と同様、またしても“ブーメラン”が返ってきた形だ。

 最初に“ブーメラン”を投げ返したのは、自民党の中川秀直幹事長(63)だった。

 中川氏は6日、自身の公式サイトで柳沢発言を追及する野党に対し「そんなに『ことば狩り』がしたいなら、一つの題材を与えよう」と切り出し、1月の民主党大会で菅氏が「東京は日本で一番生産性の低い大都市。何の生産性か、それは子どもの出生率において…」などと発言していると指摘。「出生率と生産性を結びつけるということは、出産と機械が結びつくことではないのか」「こんな『ことば狩り』はもうやめようではないか」と痛み分けによる“停戦”を提案した。

 菅氏は、1月の愛知県知事選の応援演説でも「愛知や東京は生産性が高いと言われるが、子どもを産む生産性が最も低い」などと発言。昨年8月の地方紙のインタビューでも同様の発言をしていたことが分かっている。

 菅氏は党代表を務めていた04年、国民年金未納の自民党議員を「未納3兄弟」などと批判していたが、その後、自身の未払い疑惑が浮上(後に社会保険庁の過失と判明)し、代表を辞任している。

 永田町では、民主党の“ブーメラン伝説”は広く知られている。自民党のスキャンダルを攻撃すると、必ず同様の問題で民主党にも攻撃が返ってくる。最近では、事務所費問題で民主党にブーメランが返ってきた。

 またしても思わぬブーメランを食らった菅氏だが、7日の会見では、これらの発言についての質問が出ると「12月の衆院本会議で同様の趣旨の発言をしているので議事録を読んでください」とやや的外れな回答。「柳沢氏の発言と結びつけられてもおかしくないのではないか」との質問にも「議事録をよく読んでみてください」と繰り返すだけだった。

 さらに、愛知県知事選での応援演説については「その時の表現が一字一句どうだったか言葉じりまでは覚えていない」と言う始末。最後にようやく「生産性のいい景気のいい地域では、出生率の点では低いところが多いと申し上げた」と説明したが、菅氏の「生産性発言」が今後の国会審議で問題となる可能性もありそうだ。

(2007年2月9日06時00分 スポーツ報知)

379片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/10(土) 18:21:00
藤本祐司
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/minshu/000187/activity/index.html

2007年2月7日 愛知県知事選挙での街頭演説のひとコマ

 2月4日の愛知県知事選挙では、民主党が推薦した石田芳弘候補(前犬山市長)が惜敗した。私、藤本祐司も支援者回りと街頭演説に5回愛知県入りした。最後まで追い上げたものの、結局は届かず、残念であった。

 最後の街頭演説の一場面。私は、牧義夫衆議院議員(愛知4区)から「静岡県選出の参議院議員、藤本祐司さんが応援に来てくれました」と紹介を受けた。私は、冒頭、「静岡県といえば、『子どもを産む機械」と発言した柳沢大臣と同じです」と言い掛けた。その時、私の後ろから小声で(私にだけ聞こえるように)「恥ずかしいぞ」という声(野次)が聞こえた。私が思わず反応して「静岡県人として恥ずかしい」と言ったら、また後ろから「謝れ」という声。誰の声かと思ったら、誰あろう、民主党の岡田克也副代表ではないか。思わず吹き出しそうになったが、ここは石田候補の最後のお願いの場面。真剣に支援をお願いして、持ち時間を乗り切った。

 岡田克也先生って、真面目だけど、実は結構お茶目なんです。

380片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/10(土) 21:23:23
小沢代表:「参院選で野党が過半数を」鳥取会合であいさつ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070211k0000m010072000c.html

 民主党の小沢一郎代表は10日、鳥取市で開かれた党県連の会合であいさつし、今夏の参院選について「野党が過半数を制することで初めて日本の政治を変えられる。できれば政界再編まで持っていきたい」と表明。その後の記者会見でも「野党が過半数をとったら自民党は今のままでいられない。そこから大転換(が始まる)」と、参院選を政界再編のきっかけにしたい考えを強調した。

 小沢氏はまた「もう少し政党本来の姿、主義主張で(2大政党に)グルーピングされるのがいい。民主は自民に比べてまだ(主義、主張の)幅が狭い」と述べ、政界再編の際には自民党が割れる可能性が高いとの見方を示した。【松本杏】

毎日新聞 2007年2月10日 20時55分

381片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/11(日) 11:10:45
政界のプリンスはや還暦 党の存亡かけ「覚悟」を強調 民主・鳩山氏  2007/02/11 09:34
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070210&amp;j=0023&amp;k=200702105107

 民主党の鳩山由紀夫幹事長(道9区)は十一日、還暦の満六十歳を迎えた。鳩山氏は節目の年と重なった参院選に民主党の存亡をかけており、政治家として正念場を迎える。

 「一番求められているのは覚悟だ。自公を過半数割れに追い込まなければ負け。次への期待は民主党にはない」。鳩山氏は八日の東京都内での講演で、ふだんの穏やかな語り口とは打って変わって厳しい表情で参院選への決意を語った。さらに「私と小沢一郎代表、菅直人代表代行には覚悟がある」と、重ねて「覚悟」を強調した。

 三十九歳で衆院議員に初当選。元首相を祖父に、元外相を父に持ち「政界のプリンス」と言われたが、一九九三年に自民党を飛び出して新党さきがけに参加。九六年には現在の民主党の前身となる旧民主党を結成した。政治家生活は二十年が過ぎ、周辺は「本人も今年が岐路だと思っている」と話す。

 持ち前の誠実さが政界では甘さと見られもしたが、「退路を断って、自分にプレッシャーをかける」(周辺)最近の姿勢は、徐々に党内に浸透。九日に党職員らが開いた還暦を祝う会では「還暦を迎えたが、やらなければならないことがある。政権交代だ」と自らに言い聞かせた。

382片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 21:50:50
小沢代表は党首討論応じよ 中川幹事長
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070212/20070212_007.shtml

 自民党の中川秀直幹事長は12日、静岡県浜松市で講演し、民主党の小沢一郎代表について「参院選のために全国を行脚しているが、今は国会中だ。逃げずに党首討論すべきだ」と述べ、安倍晋三首相との党首討論に応じるよう求めた。

 小沢氏が夏の参院選で政界再編を狙っていると指摘した上で「もう民主党では政権が取れないとあきらめたのではないか。小沢氏の生き残りを懸けた政界再編のための政治になれば(バブル崩壊後の)失われた10年の再来になってしまう」として、政治の混乱により経済が低迷することに懸念を示した。

 民主党が参院選前に消費税率引き上げ問題で一定の方向性を打ち出す見通しとなったことについては「しっかりと経済財政シナリオを出してもらい、民主党の政策が上げ潮なのか引き潮なのか、真っ向勝負の論争を展開したい」と強調した。

383片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/13(火) 21:16:27
衆院予算委:民主元代表経験者トリオで格差問題追及
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070214k0000m010097000c.html

 与野党の本格論戦がスタートした13日の衆院予算委員会で民主党は菅直人代表代行、岡田克也元代表、前原誠司前代表の「代表経験者トリオ」がそろって格差問題を取り上げ、安倍晋三首相の考えをただした。夏の参院選に向けた争点化を意識したものだが、首相は、この日の答弁では「あまり格差は拡大していない」と述べるなど、格差を認めること自体に慎重な答弁を連発。持論の経済成長重視を強調するトーンで対抗した。

 「経済全体が下からドーッと成長していく社会を作っていく」

 首相は格差是正の方策を問われるたびに、成長力強化で国民生活全体の底上げをはかる答弁を繰り返した。菅氏が生活保護世帯や、貯蓄ゼロ世帯の増加などの具体的な数字をあげ格差拡大を認めるよう迫っても、「今の成長の果実が国民全体に広がっていくよう努力したい」と取り合わず、格差問題は経済成長の局面に伴う一時的な現象、との認識をにじませた。

 この日の質問で民主党は、党代表経験者がそれぞれの切り口から格差問題を取り上げた。菅氏は、自民党の青木幹雄参院議員会長の「格差が存在することは紛れもない事実」という発言も引用し、「格差拡大」をめぐる首相の認識を追及。岡田氏は経済成長すれば格差問題が解決するとの首相の基本認識を問い、前原氏は地域格差拡大を取り上げた。

 これに対し、首相は格差について「あるとすれば」と表現するなど、容易に拡大を認めなかった。「一生懸命頑張った人とそうでもない人がある程度の差がつくのは当然」と強調。岡田氏に対しても「経済成長は下支えしている人の基盤強化につながっていく」との原則論以上に踏み込まなかった。

 首相の答弁は従来の説明に沿ったものだが、格差解消を目指す議論への深入りを避けたのは、国会論戦が民主党ペースで進むことを警戒したためとみられる。民主党も攻めあぐね気味で、前原氏の質問が時間切れとなり、答弁が得られないまま終わる場面もあった。【須藤孝】

毎日新聞 2007年2月13日 20時34分

384片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 11:00:20
新人議員に国会戦術伝授・民主、国対委に起用
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070218AT3S1700U17022007.html

 民主党が新人議員たちに国会戦術を学ばせようと、衆院の国会対策委員会に当選1回議員を多数起用した。各委員会の理事を兼務することが多い副委員長に代わり、国会内の連絡役などを務めている。

 同党の国対は高木義明委員長、平野博文委員長代理と当選2回以上の副委員長21人で構成し、国会運営に疎い1回生はほとんどかかわってこなかった。今国会からヒラ委員ポストを10人分新設。主に新人を登用した。(07:02)

385片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 08:17:38
小沢氏 参院選争点に格差是正
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/19/k20070218000129.html

民主党の小沢代表は18日、盛岡市で記者会見し、小泉政権から安倍政権にかけて、地域間や雇用などでの格差が急速に広がっていると指摘したうえで、ことし夏の参議院選挙では、格差の是正を争点に掲げて戦いたいという考えを強調しました。
この中で、小沢代表は「世界の中でも最も豊かで平等だった日本が、小泉政権以降、急速に不公正で不平等な、いわゆる格差が急速に広がっている社会になってきている。このままいくと、ほんとうに日本社会そのものが崩壊しかねない」と述べました。そのうえで、小沢代表は夏の参議院選挙の争点について、「地域や雇用待遇などの格差問題は、国民に非常に身近であると同時に、日本社会の本質的な問題だ。われわれはそこに大きな焦点を当てて訴えていきたい」と述べ、格差の是正などを掲げて戦いたいという考えを強調しました。

民主 基本政策の財源案策定へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/19/k20070219000017.html

民主党は、消費税率を上げずに、今の年金の給付水準を維持するなどとした党の基本政策に、与党から財源の根拠があいまいだと批判が出ていることを受けて、今週にも作業チームを設置し、具体的な財源を示すための検討を始めることになりました。
民主党は、去年12月、党の基本政策を取りまとめ、この中には、消費税率を5%から上げずに今の年金の給付水準を維持することや、主な農産物については、生産費と市場価格の差額を農家に支払う、新たな補償制度を創設することなどが盛り込まれています。これについて、与党側からは「財源の根拠があいまいだ」などと批判が出ており、民主党は今週にも、党内に作業チームを設置し、具体的な財源を示すための検討を始めることになりました。民主党によりますと、国から地方への補助金を整理することで6兆円が削減されるほか、国の特殊法人を原則廃止することで4兆円が削減され、あわせて10兆円余りに上る財源がねん出されるということで、こうした項目について、具体的な検討が進められるものとみられます。民主党は、夏の参議院選挙までに具体的な財源を発表することにしています。

386片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 08:26:41
「格差」統一地方選の争点 小沢代表が会見
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070219_2

 民主党の小沢一郎代表は18日、盛岡市内のホテルで記者会見し、参院選の前哨戦となる統一地方選の争点について「小泉政権後、格差が急速に広がる社会になり、このままでは日本社会が崩壊しかねない。そこに焦点を当てて訴えたい」と、格差是正を前面に打ち出すことを強調した。

 小沢氏は地域間、個人の所得、雇用の身分などに格差が生じていると例示。「社会を構成する国民に、身近で本質的な問題だ」と訴えた。

 県議選で小沢氏の地元・奥州選挙区に、定数いっぱいの5人の公認候補を擁立したことについては「旧水沢市は従来1人だったが、有権者数からも2人当選が可能。北上、花巻両選挙区も4議席で3人が頑張っている」とし「無理をしたのではなく、当然そのぐらいの努力をしなければならない」と強調した。

 盛岡選挙区選出の県議ザ・グレート・サスケ氏が知事選出馬に意欲を見せていることについて「彼自身の判断で決断し、行動すればいいことだ」との認識を示した。

 また、同党の達増拓也衆院議員の知事選出馬に伴う岩手1区補選の公認候補擁立の見通しは「人選、タイミングとも達増氏に任せてある。彼の判断でやることになる」と述べるにとどめた。

 同日は県議選の公認・推薦状伝達式が行われ、公認候補29人、推薦候補2人が出席した。

387片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 11:28:32
野党3党 厚労相不信任提出へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/20/k20070220000059.html

民主党、社民党、それに国民新党の野党3党の幹事長が会談し、女性を「産む機械」などと発言した柳沢厚生労働大臣に対する不信任決議案を提出する方針で一致し、今後、国会審議の状況を見極めて、提出の時期を判断していくことになりました。
この中で、社民党の又市幹事長と国民新党の亀井久興幹事長は「柳沢厚生労働大臣の発言は、安倍総理大臣も不適切だと陳謝しており、柳沢大臣は辞任すべきだ。辞任しないなら不信任決議案を提出すべきだ」と述べ、民主党の鳩山幹事長も同調しました。ただ、提出の時期について、又市・亀井両氏が「平成19年度予算案の衆議院での採決までに出すことも含めて検討すべきだ」と述べたのに対して、鳩山氏は「予算案が衆議院を通過したあとの厚生労働委員会での審議も見極める必要がある」と述べ、引き続き3党で協議し、提出の時期を判断していくことになりました。また、夏の参議院選挙をめぐって、社民党が候補の擁立を決めていた大分選挙区で民主党も候補の擁立を目指す方針を決めたことについて、又市氏が「全国的な選挙協力を実現するためにも、大局的な判断で社民党の候補を支援してもらいたい」と要請したのに対し、鳩山氏は「党内で引き続き検討したい」と述べました。

388片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 11:48:31
小沢・民主代表、事務所費詳細を20日午後公表
2007年02月20日11時41分
http://www.asahi.com/politics/update/0220/008.html

 民主党の小沢代表は20日午後、自らの資金管理団体で指摘された05年の4億円超の事務所費の詳細を公表する。小沢氏が同日午前の党役員会で表明した。小沢氏の高額事務所費の支出は、閣僚や与党幹部の不透明な事務所費処理とともに問題視されており、小沢氏は1月の衆院代表質問で自ら公表する用意があるとの考えを示していた。

 小沢氏としては、自身への批判を封じ込めるとともに、公表に応じない閣僚や自民党幹部より先行した取り組みを見せることで、「政治とカネ」の問題で与党との違いを際だたせる狙いがある。

 小沢氏はこの日の役員会で「いつまでたっても与党側や閣僚が公表する意思がないとみられる状況をかんがみて、今日の午後、自分の事務所費一切を公表する。今後、予算委員会を始め閣僚、与党の幹部をしっかり追及していく方向を考えてほしい」と述べた。

 公表するのは、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の事務所費の詳細。05年に約4億1500万円の事務所費を計上し、東京都世田谷区に秘書宿舎兼共同作業場を新築するための約3億6000万円などが含まれている。

 資金管理団体が取得した不動産は、登記簿上は小沢氏名義になるため、与党側から不動産取得の妥当性を疑問視する声が出ていた。小沢氏側は、総務省と相談後に計上したとし、「不動産は政治資金規正法に基づきすべてを公表している」などと反論していた。

389片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 23:57:59
小沢民主党代表:事務所費の領収書など公表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070221k0000m010091000c.html

 民主党の小沢一郎代表は20日、国会内で記者会見し、自身の資金管理団体「陸山会」の支出のうち03〜05年分の事務所費について領収書など詳細を公表した。05年分の政治資金収支報告書に約4億1500万円という巨額の事務所費を計上したことが疑問視されたことに対応したもので、東京都・世田谷区の秘書独身寮建設費約3憶7000万円のうち、土地475平方メートルを3億4264万円で購入した際の契約書コピーを配布した。小沢氏は会見で、安倍晋三首相や閣僚、与党幹部も事務所費の詳細を公表するよう呼びかけた。

 また、陸山会の所有する不動産は登記簿上、小沢氏の名義になっているが、小沢氏はこの点について、個人資産として扱わない「確認書」を同会と交わしたと説明。やはりコピーを公表した。

 小沢氏の巨額事務所費計上には与党を中心に批判が出され、1月29日の衆院本会議で領収書や関係書類を「いつでも公表する用意がある」と表明していた。政治資金規正法で領収書添付が義務付けられていない事務所費の不透明さが指摘される中、率先して領収書を公開することで批判をかわすとともに「政治とカネ」問題で与党に攻勢をかけることを狙ったものだ。

 与党は政治資金で不動産を購入するのは不適切と批判しているが、小沢氏は陸山会の所有する不動産12件すべてについて小沢氏個人が権利を持たないことを明記した確認書を交わしたと説明。小沢氏が政界引退または死亡後は「後進の支援」や「日米・日中の草の根交流基金」に同会の資産を充てると表明した。

 ただ、確認書は小沢氏の個人資産にならないことを法的に担保するものではなく、小沢氏は会見で「今後、厳しく監視してほしい」と報道機関のチェックに委ねた。【葛西大博】

毎日新聞 2007年2月20日 21時08分 (最終更新時間 2月20日 22時39分)

390片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 23:58:42
小沢民主党代表:事務所費公表で政府・与党の対応焦点に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070221k0000m010098000c.html

 民主党の小沢一郎代表が20日、事務所費の詳細を公表したことで、政治とカネをめぐる問題は政府・与党の対応に焦点が移った。小沢氏の説明が十分かどうかは別にして同種の問題が指摘されている閣僚らへの圧力が強まるのは避けられない。政府・自民党は個別ケースでの説明を回避し、制度改革に取り組む姿勢を見せることで乗り切る腹だが、国会論戦で守勢に立たされるのは必至だ。

 小沢氏が1月29日の代表質問で公表の用意があることを表明してから3週間。民主党内にも早く公表してほしいとの空気もあったが、国会審議の焦点が柳沢伯夫厚生労働相の辞任要求から政治とカネに移る「最も効果的なタイミング」を狙ったというのが小沢氏の説明だ。

 政治とカネの問題に関し、同党は1万円超の支出に対し領収書添付を義務付ける政治資金規正法改正案の今国会提出を決めており、小沢氏の動きと連動させて攻勢を強める構えだ。

 一方、自民党の中川秀直幹事長は20日、小沢氏の公表内容について「巨額の資産を取得した原資は何か。どういう政治活動に使われているのか。そういう疑問にはまったく答えていない」と語り、批判した。

 だが、ともかく資料や領収書を公表した小沢氏に対し、政府や自民党が動く気配はない。夏の参院選に向け自浄能力を示す必要には迫られているものの、塩崎恭久官房長官も同日の会見で「法令で定められた以上の義務付けを行うことは適当ではない」と、小沢氏と同じ土俵には上がらない考えを示した。

 そうした中、政府・自民党が批判切り抜けの手段にしようとしているのが、政治資金をめぐる制度改革だ。

 同党は中堅・若手議員の「改革加速議員連盟」が15日、政治家の資金管理団体による不動産取得全面禁止や、事務所費の内訳を細分化して透明性を高めることなどを盛り込んだ提言をまとめ、党改革実行本部のコンプライアンス(法令順守)小委員会が週内にも、提言を取り込む形で「改革の方向性」を打ち出す。

 それでも、同党内には「政治活動の自由も考慮する必要がある」(幹部)と法改正への慎重論がある。民主党の改正案にも「煩雑になりすぎる」(同)と同調する気配はなく、掛け声だけで時間が過ぎるのを待つという対応になりかねない。【大場伸也、葛西大博】

 ◇法逸脱は見つからず

 05年に約4億1500万円もの多額の事務所費を計上し疑惑の目にさらされた小沢氏だが、20日の会見では手続きの透明性を強調した。法を逸脱するものは見当たらなかったが、資金管理団体として購入した土地・建物は、政治団体名では不動産登記できないために小沢氏個人の名義になっており、引退後に個人資産として引き継げる可能性があるなど疑問は残った。

 05年の事務所費の内訳は、東京都世田谷区深沢に購入した秘書の寮・作業場の土地・建物購入費として計約3億6800万円▽同区深沢の私邸と隣接する事務所の土地・建物の賃借料約2400万円▽固定資産税約400万円−−など。

 多くは領収書や払込通知書が残っており、不透明なカネの流れは見当たらない。伊吹文明文部科学相や中川昭一自民党政調会長のような飲食費や冠婚葬祭費など事務所費とは考えにくい支出もみられなかった。

 政治団体としての不動産の取得について小沢氏は「賃貸がよくて購入したのがよくないという論理は分からない」とし、引退後は「後進の人たちの支援や、日米・日中の草の根交流の基金にあてる」と説明した。「厳重に監視していただきたい」とも語ったが、小沢氏の言葉を担保する法的規制はなく、不動産取得が道義的に可能かどうかの問題は残ったままだ。

 また、賃借している小沢氏の私邸に隣接する事務所について「大家が政治団体との契約を嫌ったため」(事務所)、小沢氏の妻が賃借人になっていることが分かった。資金管理団体が妻に賃料を払い、妻がそれを貸主に払うという複雑な形態を取っていた。この点も政治団体の不動産管理のあり方として、議論を呼びそうだ。【青島顕】

毎日新聞 2007年2月20日 21時18分 (最終更新時間 2月20日 21時58分)

391片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 05:42:23
最低賃金1千円、パート差別禁止を…民主の格差是正策
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070227ia25.htm

 民主党は27日、今国会に提出する格差是正緊急措置法案の骨格をまとめた。

 最低賃金を全国平均で時給1000円へ引き上げることやパート労働者に対する差別禁止を盛り込んだ。夏の参院選に向けて、安倍政権との違いとして、格差問題に積極的に取り組む姿勢を示すのが狙いだ。しかし、最低賃金引き上げは中小企業の負担増につながるため、実現性を疑問視する向きもある。

 小沢代表は同日、大津市で記者会見し、「小泉内閣以来、日本社会のあらゆる分野で格差が急速に進んでいる。このままでは日本社会そのものが崩壊してしまう。(格差是正を)最大の政治的なテーマとして掲げていく」と強調した。

 法案は格差是正プロジェクトチーム(座長・三井辨雄「次の内閣」厚生労働担当)が27日、まとめた。次の内閣の了承を経て、3月上旬に国会に提出する。

 同法案は、パート労働者の処遇改善を打ち出したのが最大の特徴だ。具体的には、最低賃金法を改正し、全国平均で時給1000円を目標に引き上げることを盛り込む。最低賃金は現在、最高の東京は719円、最低は青森など4県の610円となっており、大幅な引き上げとなる。

 パート労働者など非正規雇用者の待遇を改善するため、「同一価値労働・同一賃金」の原則を打ち出し、短時間労働を理由とする差別を禁止する。事業主が正社員を採用する際は、非正規で雇用している人を優先的に採用するよう努力義務を定めている。

 このほか、〈1〉募集・採用時の年齢差別の禁止〈2〉障害者自立支援法に基づく福祉サービス利用料の1割負担の凍結――などを明記した。

 政府も最低賃金を引き上げる最低賃金法改正案の国会提出を予定している。しかし、最低賃金が生活保護費を下回ることがないように求める内容にとどまる見通しだ。民主党としては、最低賃金の大幅引き上げを目指す姿勢を見せることで、「弱者」により配慮する姿勢をアピールする狙いがある。

 だが、民主党案に対する懐疑的な見方もある。みずほ総合研究所主任研究員の堀江奈保子氏は「民主党案の時給1000円は理想だが、企業にとってかなりの負担となり、現実とかけ離れている」と指摘した。

(2007年2月27日22時32分 読売新聞)

392片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 08:56:01
亀井氏が民主の国会対応批判 '07/3/8
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200703080021.html

 国民新党の亀井静香代表代行は7日の記者会見で、3日未明に及んだ2007年度予算案の衆院本会議採決で、民主党が伊藤達也財務金融委員長の解任決議案を取り下げたことについて「『眠いから審議を止める』なんて、とんでもない話だ。(参院選で)自公を過半数割れに持っていくつもりが本当にあるのか」と批判。亀井久興幹事長も、納得できる説明がない限り、野党の国対委員長会談に出席しない考えを示した。

393片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 17:33:55
亀井静香「ふまじめすぎる…アホな仲間」と批判の相手は…
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007030809.html

 国民新党の亀井静香代表代行は7日の記者会見で、民主党の国会対応を「ふまじめすぎる。仲間割れみたいで自民党が喜ぶかもしれないが、アホな仲間」と批判、当面は野党国対委員長会談に応じない考えを示した。

 2007年度予算案の衆院通過に抵抗した民主党が3日未明、財務金融委員長解任決議案を突然取り下げたのが原因。亀井氏は「もう眠いから審議をやめようなんて、とんでもない話」と反発。民主党の小沢一郎代表が予算案採決を前に退席したことにも「小沢さんは大政治家だから批判する立場にないが、党首なんだから『あとは野となれ山となれ』では…」と注文を付けた。
ZAKZAK 2007/03/08

394片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 20:17:08
民主党:農協改革本部が初会合 自民の支持基盤に揺さぶり
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070317k0000m010068000c.html

 民主党の設置した「農協改革本部」の初会合が16日、国会内で開かれた。自民党の支持基盤とされてきた農協(JA)に対し、国からの補助金の使途開示を求めることなどで揺さぶりをかけ、政治的中立を迫るのが設置の狙い。一方で、同党は農家に対する戸別所得補償制度の導入など農業重視の姿勢を打ち出している。夏の参院選へ向け、硬軟両様で農業関係票の取り込みを図る戦術だ。

 初会合では、鳩山由紀夫幹事長が「大きなおカネが補助金として農協に回るが、農業者のために純粋に使われているのか見えない」と指摘。JAを自民党の支援組織とみなし、補助金の使途やJA関係者の政治活動を監視することを決めた。

 民主党の小沢一郎代表は1人区の勝敗が参院選のカギを握るとみて、地方の自民党支持基盤を切り崩そうと「1人区行脚」を続けている。しかし、JAグループの政治団体・全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は自民党の比例代表に組織内候補を擁立。自民党支援組織の壁は厚く、「アメ」だけでなく「ムチ」も必要と判断したようだ。【須藤孝】

毎日新聞 2007年3月16日 20時10分

395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 21:45:44
民主党:地方組織にローカルマニフェスト作成を指示
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070323k0000m010108000c.html

 民主党は今回の統一地方選を、地域ごとに公約を掲げる「ローカルマニフェスト選挙」と位置づけ、地方組織にローカルマニフェストの作成を指示している。44道府県議選(30日告示、4月8日投開票)を対象とし、すでに20道府県で発表した。香川では作成中で、全体では半数程度が地域に根ざした具体的な政策目標を掲げて戦うことになりそうだ。

 民主党は知事選では無所属候補を推薦・支援する形になるため、ローカルマニフェストは公認候補を立てる道府県議選が中心。統一地方選を前にした公選法改正では、地方議員選挙の配布解禁は見送られたが、政治団体が配布することは可能で、党独自の地方政策としてアピールできる。

 党組織委によると、ローカルマニフェストを発表済みなのは北海道、岩手、宮城、埼玉、千葉、神奈川、新潟、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、島根、徳島、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島の20道府県連。「地方議員が少ないところは難しい」(党組織委員会)という事情もあり、地方組織の足腰の弱さから44道府県すべてで作成とはいかなかった。

 各道府県連は1月の党大会で党本部から渡された「政策インデックス」をベースにマニフェストを作成。▽預かり保育や保育園と連携したサービスを実施する幼稚園を3倍以上に(京都府連)▽子どもの医療費助成全国ワースト1を返上し支給年齢を拡大する(宮城県連)−−など、都道府県の役割が大きい教育や医療、福祉分野で具体的目標を訴える傾向が強い。【葛西大博】

毎日新聞 2007年3月22日 20時51分

396片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/23(金) 21:36:34
光熱水費:野党の松岡農相追及チーム、設置遅れる
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070324k0000m010112000c.html

 民主、社民、国民新の野党3党が今月13日の幹事長会談で決めた松岡利勝農相の疑惑追及チームの設置が大幅に遅れている。民主党の中井洽(ひろし)元法相の光熱水費付け替えが発覚し、「それどころではない」(同党国対幹部)状況になったことが影響した。この約10日間、野党は新たな追及材料を見つけられないまま農相を攻めあぐね、社民、国民新両党からは民主党に対する不満の声も上がっている。

 松岡農相は水道代や電気代のかからない議員会館に事務所を置きながら多額の光熱水費を政治資金収支報告書に計上。野党が光熱水費の内訳を示すよう要求しても「法律に基づいて適切に報告している」と繰り返すばかりで、疑惑究明にはほど遠いまま参院予算委員会の審議は進み、07年度予算案は26日に成立する見通しとなった。

 社民党の又市征治幹事長は22日の記者会見で、中井氏の問題について「(疑惑追及チームで)はっきりさせないといけない」と発言。これに民主党側が反発し、野党共闘にきしみも生じかけた。結局、民主党の鳩山由紀夫幹事長と又市氏が23日に協議し、農相疑惑に対象を絞って週明けにも追及チームを発足させることを確認した。【山田夢留】

毎日新聞 2007年3月23日 21時13分

397片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 00:22:42
小沢街頭演説に立つこともなく都内で公務…そのワケ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032301.html

 統一地方選の前半戦がスタートした22日、民主党の小沢一郎代表は夕方に党本部で開かれた非公式のトロイカ懇談(=3役懇談)に出席しただけで、街頭演説に立つこともなく都内で黙々と公務をこなした。「平成の関ヶ原」と位置付ける夏の参院選の前哨戦なのに、いったいどうしたのか?

 この日、同党では菅直人代表代行が北海道に、鳩山由紀夫幹事長が福岡入りして推薦候補を応援したが、役員室から配布される小沢氏の日程表には「特にありません」。

 自民党総裁である安倍晋三首相も告示日遊説を見送ったが、これは今年1月の宮崎県知事選で、無所属の東国原英夫(そのまんま東)氏が圧勝したことなどから、自民、民主両党とも候補者側が政党色を敬遠して党首遊説を辞退したといわれる。

 とはいえ、小沢氏率いる民主党はチャレンジャーである野党。「やはり、代表自ら前哨戦の最前線に立つべきでは」との声もあるが、党関係者はこう語る。

 「街頭に立つことだけが選挙戦ではない。自民党時代から『小沢は動いていないときに猛烈に動いている』といわれたが、小沢代表にしかできない票固めをしている。明日(23日)から参院選の1人区対策で地方を回るが、当然、統一地方選も考慮して動く」

 これも剛腕選挙!?
ZAKZAK 2007/03/23

398片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 01:11:19
松岡氏追及の野党チーム 発足前から内輪もめ 社民、中井氏問題に一時言及  2007/03/23 22:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070324&amp;j=0023&amp;k=200703234921

 民主、社民、国民新の野党三党が合意した、松岡利勝農水相の光熱水費問題を追及する「疑惑解明チーム」が、内輪もめで一時、宙に浮いた。社民党が、民主党の中井洽(ひろし)元法相の同様の問題も取り上げるべきだと主張し、民主党が反発したため。国民新党が二十三日に仲裁し、ようやく発足にめどが付いたが、足並みの乱れは今後の共闘に不安を残した。

 チーム設置は、三党幹事長会談で社民党の又市征治幹事長が発案。各党が人選などを進め、今週中に発足する予定だった。

 ところが又市氏は二十二日の記者会見で中井氏の問題に言及。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「中井氏は会見で説明したはずだ」と激怒し、発足に待ったをかけた。

 事態を憂慮した国民新党の亀井久興幹事長は二十三日、又市氏に「鳩山氏に説明した方がいい」とアドバイス。又市氏は同日、鳩山氏に電話で「意図とは違って受け取られた」と釈明し、鳩山氏も矛を収めた。

 同チームには、昨年末の教育基本法の採決をめぐり傷ついた「野党共闘の修復策」(鳩山氏)の意味合いがあったが、発足前のぎくしゃくで、与党側に足元を見透かされる可能性もある。

399片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 21:26:23
鳩山家の兄弟げんか再燃 兄の演説に弟抗議
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070327/skk070327001.htm

 民主党の鳩山由紀夫幹事長と自民党の鳩山邦夫選挙制度調査会長の兄弟げんかが再燃している。兄の由紀夫氏が福岡県知事選の街頭演説で、与党が応援する現職候補を批判した際に邦夫氏の発言を無断で“紹介”したためで、邦夫氏は27日、由紀夫氏側に電話で抗議した。

 由紀夫氏は22日、民主党が推薦候補を擁立した同知事選の応援に入り田川市で街頭演説。この中で対立候補の現職、麻生渡知事について「弟(邦夫氏)が『官僚っぽくて評判が悪い』と言った」と語った。

 これを伝え聞いた邦夫氏は「身内で会食した際の発言をなぜしゃべるのか。ニュアンスも違う」と激怒、電話での抗議となった。関係者によると、福岡知事選の話題が出たのは19日に両氏が親戚(しんせき)を交えて食事をした際という。2月に行われた祖父・故鳩山一郎元首相の銅像除幕式には仲良く出席した2人だが、政党が違うと、やはりうまくいかない?

(2007/03/27 18:02)

400片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 11:13:39
寄り合い民主 意見集約難航
小沢氏 選挙控え『反対』の意向
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070328/mng_____sei_____005.shtml

 憲法改正手続きを定める国民投票法案への対応をめぐり、民主党内の意見集約が難航しそうな気配だ。執行部には、与党が国会提出した修正案に賛成すれば安倍内閣に協力する形になるとの懸念が強いが、反対を決めた場合、保守系議員が造反する可能性は否定できない。統一地方選の真っ最中という微妙な時期でもあり、執行部は頭を痛めている。 (高山晶一)

 「理由もないのに(民主党として)方針を変更する必要はない。与党が自分たちの主張を数で通すなら、われわれは民主党案賛成、与党案反対ということになる」

 民主党の小沢一郎代表は二十七日、佐賀市での記者会見で、与党側が民主党案を丸のみしなければ、与党の修正案には反対する考えを強調した。

 同法案は与党と民主党が昨年五月、それぞれ国会に提出。その後の調整で、与党側は民主党の主張を大幅に受け入れたが、小沢一郎代表が与党側に民主党案を丸のみさせることにこだわり、与党と民主党の調整は事実上決裂していた。

 民主党は、衆院憲法調査特別委員会で与党の修正案が採決される前に、党所属国会議員全員による総会を開き、賛否を最終決定する方針。

 小沢氏が夏の参院選に向けて安倍内閣との対決姿勢を強めていることに加え、同法案に反対する社民党などとの選挙協力を重視しているため、反対で意見集約を図る可能性が高いとみられる。

 ただ、与党修正案に賛成すべきだとする民主党内の保守系議員は、総会での巻き返しを狙っている。

 党内の保守系議員には「民主党は国民投票法は必要という立場なのに、反対すれば与党から『政局しか考えていない』と批判される」(中堅)との不満があり、「反対で意見集約しても賛成する」と明言する議員もいる。

 「重要なことを決める時は大衆討議を経るのが民主党のいいところ。(今回も)そのようにして決めてもらいたい」

■保守系議員 『賛成』せねば造反も

 保守系議員の代表格である前原誠司前代表は同日の常任幹事会で、小沢氏や菅直人代表代行ら一部の党首脳だけで賛否を決めてしまわないようけん制してみせた。

 党憲法調査会幹部は「賛成にしろ反対にしろ、理由を説明できるよう準備している」と、総会の結論が賛否どちらに傾いた場合でも対応できると強調している。

 しかし、党内で賛否入り乱れた激論が展開されれば、党が二分された印象を与え、統一地方選に悪影響を与えかねない。

 さらに、賛否どちらでも、造反者が出る可能性は否定できず、党執行部は難しい舵(かじ)取りを迫られることになる。

401片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 13:26:39
「安倍政権は高度下がったグライダー」 政権発足半年 菅氏が皮肉  2007/03/28 08:10
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070328&amp;j=0023&amp;k=200703276152

 「離陸したのか。もともと『小泉飛行機』に引っ張り上げられたグライダーだ」。民主党の菅直人代表代行は二十七日の党常任幹事会のあいさつで、政権発足半年で「何とか離陸はできた」と発言した安倍晋三首相を皮肉った。

 この中で菅氏は、内閣支持率をグライダーの高度になぞらえ、「半年前に七千メートルまで引っ張り上げられて自立飛行に入ったが、今はだんだん下がって三千メートルくらい。エンジンがないから、よほどの風でも吹かない限り上昇することはない」と酷評した。

 ただ、民主党の支持率も低空飛行を続けているだけに「存在感を高めてほしい」と党内引き締めも忘れなかった。

402片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/31(土) 00:11:13
「国民投票」への野党対応がカギ=重要法案の行方−後半国会
3月30日21時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000239-jij-pol

 与党は30日、教育関連3法改正案やイラク復興支援特別措置法改正案の国会提出を受け、憲法改正手続きを定める国民投票法案などを含め重要法案の成立に全力を挙げる。ただ、夏の参院選を控え6月23日までの会期延長は困難な上、統一地方選もあり、十分な審議時間を確保できない。このため、新人材バンクを創設する国家公務員法改正案などの成立は早くも微妙とみられている。
 政府提出法案は30日現在、92本で、既に成立した法案は22本。与党は、4月13日に衆院通過を図る方針の国民投票法案が後半国会の展開を占うカギと見ている。民主党が反対に回って徹底抗戦し、国会空転など混乱も予想されるからだ。

民主、修正案提出へ=小沢代表、鳩山氏に一任=国民投票法案
3月30日23時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000282-jij-pol

 民主党は30日、憲法改正手続きを定める国民投票法案に関し、独自の修正案を提出する方針を固めた。同党の鳩山由紀夫幹事長が同日夜、小沢一郎代表と会談し、枝野幸男憲法調査会長が表明した修正案提出の方針を説明し、小沢氏もこれを了承した。
 会談で鳩山氏は、憲法調査会の総会を開き、修正案を党所属全議員による論議に諮ることを提案。小沢氏は「自分は選挙に没頭するから、国会の運営に関しては任せる。国民投票法案に関しても、最終的には思うようにやってくれ」と述べ、対応を鳩山氏に一任した。

403片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/31(土) 11:30:17
党首討論 いまだ開かれず 選挙イヤー 生みの親・小沢氏は1人区行脚に執心
3月31日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070331-00000001-san-pol

 統一地方選や夏の参院選を見据え、後半国会の与野党攻防も選挙対策を強く意識したものになっているが、各党にとって絶好のアピールの場になるはずの党首討論が、今国会では一度も実現していない。与党側は水面下で民主党に開催を打診しているというが、民主党の小沢一郎代表は、国会活動よりも参院選に向けた「地方行脚」の方が選挙戦に好影響を与えると考えているようだ。

 党首討論の正式名称は国家基本政策委員会。英議会のクエスチョンタイムをモデルに、平成11年11月に始まった。最初の討論は小渕恵三首相と鳩山由紀夫・民主党代表ら野党3党首。野党が一方的に質問し、政府側が答弁するだけでなく、首相にも「反論権」を持たせることで、議論を活性化させようという狙いだった。野党側も自らの政策をアピールするだけでなく、首相の質問に答える「責任」を負う。

 日本での党首討論の生みの親とされるのが小沢氏。自自連立政権時代に自由党党首として実現を提案し、導入にこぎつけた。

 「小沢代表には、安倍晋三首相との器の違いを国民に判断していただける絶好の機会ではないかといっている。ぜひ、安倍首相と対決してほしい」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日の会見でこう述べたが、小沢氏は「自分で判断する」として、積極的に党首討論に応じようとはしていない。

 小沢氏の目下の最優先課題は、「与野党逆転の鍵を握る」と位置づける参院選の1人区での活動。週に2回は選挙区に入り、地元組織への食い込みを図っている。このため、今国会では本会議さえ欠席することも多い。

 与党側は党首討論については強気だ。昨年秋の臨時国会での党首討論で、「小沢代表よりも安倍首相のほうが勝っていた」(自民党国対幹部)との自信があるからだ。自民党の丹羽雄哉総務会長は「小沢氏は毎週でも党首討論を行いたいといっていた。自信があるのなら国会の場で言ってほしい」と小沢氏を挑発している。

404片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/01(日) 21:17:34
党首討論めぐり神経戦 自民が要求、じらす民主 '07/4/1
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200704010283.html

 安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表による党首討論が昨年十一月以来途絶えている。自民党は「強気路線」に転じた首相をアピールしようと実施を強く働き掛けているが、民主党は小沢氏の地方行脚を理由に慎重にタイミングを計る構え。互いに統一地方選や参院選への影響をにらんだ神経戦の様相だ。

 首相と小沢氏の党首討論が行われたのは昨年の臨時国会での二回だけで、今国会ではまだ実現していない。憲法改正や教育改革に取り組み「安倍カラー」を印象付ける機会となるだけに、首相は周囲に「なかなか応じてくれない」といら立ちを募らせている。

 自民党幹部も「権利を放棄するなら共産党に譲ったらどうか」(中川秀直幹事長)、「普通は野党側からやろうと言ってくる」(中川昭一政調会長)と挑発に躍起だ。

 これに対して民主党は「やる気がない」(自民国対幹部)との批判をかわそうと、表向きは「党首討論は重要な議論の場だ。できるだけ日程調整してやりたい」(高木義明国対委員長)との方針を示し、小沢氏も「大型連休以降の適当な時期で考えたい」としている。

 ただ小沢氏は、七月の参院選の鍵を握る改選一人区回りの日程を優先させる意向も表明。民主党幹部は「小沢氏はディベートが得意でないと自覚している。選挙対策上、党首討論より地方を回る方が得策と判断しているのだろう」と指摘する。

405片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 09:20:33
雇用基本法案 民主党が提出へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/02/k20070402000009.html

民主党は、育児などを理由に退職した女性の再就職の促進や、定年の引き上げなどのために政府が必要な施策を講じるなどとした「雇用基本法案」をまとめ、近く国会に提出することになりました。
政府は、中高年の再就職を進めるため、企業が求人を行う際の年齢制限を原則として禁止することなどを盛り込んだ雇用対策法の改正案を国会に提出しています。これについて、民主党は「政府案は、すべての労働者が公正な労働条件の下で働くための環境整備を進めるうえで不十分な内容だ」として、対案となる独自の雇用基本法案をまとめました。法案では、政府に対し、育児や介護などを理由に退職した女性の円滑な再就職の促進や、定年の引き上げ、雇用形態にかかわらない均等な待遇の確保などのため必要な施策を講じるよう求めています。そして、こうした施策を総合的、計画的に推進するため、政府が「雇用基本計画」を策定することなどが盛り込まれています。民主党は、この法案を近く国会に提出し、政府に対して論戦を挑むことにしています。

406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 00:14:20
民主党:小沢代表、就任1年 「トロイカ」変化の兆し
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070407k0000m010116000c.html

 民主党の小沢一郎代表は7日、就任1年を迎える。「1人区行脚」に専念し、党運営を菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長に委ねる「トロイカ体制」で剛腕を封印してきた小沢氏だが、最近、トロイカに微妙な変化が見える。与党との対決構図づくりを最優先する政局重視で菅氏と急接近する一方、国民投票法案への対応をめぐって鳩山氏との溝が表面化。「小沢カラー」路線へ一歩踏み出したのか−−。【須藤孝、葛西大博】

 記者団「1年を振り返って反省点は?」

 小沢氏「あっという間で別にありません。精いっぱいやってきました」

 6日夕、福岡から戻った東京・羽田空港で、小沢氏はいつものようにつっけんどんだった。

 就任時、強引な政治手法を懸念する声を払拭(ふっしょく)しようと「私も変わらなくてはいけない」と宣言。選挙は自分、そのほかは菅、鳩山両氏という集団指導体制を打ち出した。リベラル系の菅氏と保守系の鳩山氏が支える「二等辺三角形」で党内バランスを保ってきたが、参院選が近づくにつれて変化の兆しが表れてきた。

 象徴が国民投票法案への対応だ。反対によって与党との対決姿勢を鮮明にしたい小沢氏は、4月3日の党内協議で「もう反対で決まった。党憲法調査会の総会なんか開いてひっくり返されたらどうするんだ」と主張、菅氏が同調した。鳩山氏は「民主的プロセスが必要だ」と反発し、9日に総会を開くことで押し切ったものの、鳩山氏が模索した「賛成での意見集約」は認めない姿勢で小沢、菅両氏は足並みをそろえた。

 結束のよりどころとなってきたトロイカだが、政策論議より政局優先に小沢、菅両氏がかじを切って溝ができた格好。小沢氏が東京都知事選への出馬待望論に苦しむ菅氏を守り通したことも両氏の蜜月を進めた。

 ただ、同法案をめぐってちらついた剛腕ぶりが反小沢派を刺激しており、今後の対応次第では党内が不安定化しかねない。菅氏は4日の記者会見で「(小沢氏の党運営に)心配はあったが、変えるべきところは変えた。杞憂(きゆう)に終わった」と擁護してみせた。

 3月13日、岡山市のホテル「グランヴィア岡山」の一室。「政権交代のためには何でもする」。企業経営者ら約20人を前に参院選にかける意気込みを訴える小沢氏の姿があった。

 自民党の片山虎之助参院幹事長と戦う参院岡山選挙区は重視する1人区(改選数1の選挙区)の中でも最重点区。昨年12月から計4回通い、女性県議を擁立し、同県出身の元日本青年会議所(JC)会頭、高竹和明氏を比例候補になるよう口説いた。若い経営者が主体のJCは自民党と関係が深い。自民支持基盤の切り崩しを図る「小沢戦略」。

 自民党も地盤を守ろうと反撃を強めており、高竹氏は「3月13日以来、片山陣営の締め付けが強まり、応援を約束してくれた人が応援してくれなくなった」と語る。

 小沢氏の1人区行脚は参院補選の応援で訪れた5日の沖縄を含め、この1年間で21県計49回に及ぶ。最多の4回で岡山と並ぶ鳥取では、自民党を離党した郵政造反組の川上義博氏を擁立したが、ほかの郵政造反組の取り込み工作は不調に終わった。3回訪れた秋田では、自民党の有力議員だった野呂田芳成元農相や村岡兼造元官房長官に支援を求めたが協力を得られず、小沢氏の前に保守地盤の壁が立ちはだかる。

 そのためか2月以降は高木剛会長ら連合幹部を同行。従来の支持票固めにも力を入れている。

毎日新聞 2007年4月6日 21時04分 (最終更新時間 4月6日 23時48分)

407片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 00:55:24
小沢代表就任一年/悲願成就か、神話崩壊か
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0407.html

 民主党の小沢一郎代表が就任して七日で一年。「私自身が変わらなければならない」という宣言通り、党運営で「剛腕」を抑え夏の参院選に向けひたすら全国行脚に励む日々だが、党の支持率は低迷。党内では「勝てなければ代表辞任」(中堅議員)との見方が強まる。政権交代という悲願に歩みを進めるのか、この十数年、政界に影響を与え続けた「小沢神話」崩壊か。最終決戦が迫る。

 ▽切り崩し

 「どんな選挙運動をやっているの? 活動費は足りているの?」。三月十三日、岡山市内のホテル。小沢氏は参院選岡山選挙区で出馬する県議の姫井由美子氏から活動状況を聴取。「県境の農村部を回った」という姫井氏の報告に満足げにうなずいた。小沢氏は、その足でひそかに旧知の首長を訪ね、姫井氏の名刺を差し出しながら「頼む」と頭を下げた。

 全国に二十九ある改選数一の「一人区」で十五勝し、民主党単独で計五十議席を獲得する―。逆転シナリオをこう描く小沢氏は、自民党の牙城、農村部への攻勢に力を注ぐ。支持団体の連合幹部は「自民党中枢にいたから選挙の勘所を知っている」と評価する。

 細川護熙政権で首相秘書官を務め小沢氏を知る成田憲彦駿河台大学長は「歩き回ることの大切さを植え付けた」と評価する一方「小沢氏が自民党にいたころと政治の質が変わった」と指摘する。

 自民党出身でありながら連合と組む小沢氏の手法には「古い自民党と社会党を連想させ、都市部の支持者、無党派層が逃げている」との不満も根強い。「小沢さんを大事にした方がいい」と敵の小泉純一郎前首相がうそぶくゆえんだ。

 ▽ジレンマ

 昨春、ライブドアの「送金指示」メール問題で若手の代表格、前原誠司前代表が辞任。「党存亡の危機」(幹部)の中、小沢氏は経験と指導力を買われて後継に就いたが、党や国会の運営では、旧自由党党首時代より「小沢色」を薄めた。

 「独断的にならないように菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長に任せている」(幹部)と肯定的な受け止めが大勢だ。しかし、国会や党の会議を欠席することが多いのは相変わらずで「顔が見えない」「存在感が薄い」との批判も招いている。

 参院選で与野党逆転を狙う小沢氏は、共産党の獲得議席も計算に入れた野党共闘を唱えているが「民主党らしさが出せない」というジレンマも抱える。賛成論が多いとみられる中、反対でまとめつつある国民投票法案をめぐっても党内に不満がくすぶる。

 ▽オセロ

 昨年末、安倍内閣の支持率が急落したものの民主党支持率も低迷したままだ。党内には「小沢氏が代表でいるのは早くて夏まで、長くて衆院選前まで。次は中堅」との見方が広がる。既に岡田克也元代表や枝野幸男元政調会長の名前が取りざたされる。東京都知事選出馬を固辞した菅直人元代表の「やる気」も指摘される。

 「『小沢代表』は民主党が一度は通らなければならない通過点」。小沢氏と一線を画す前原、枝野両氏ら若手らの自制の言葉だが、「失敗なら次はない」という意味でもある。小沢氏側近も「負け方次第では政界引退に追い込まれるかも」と漏らす。

 元民主党事務局長で政治評論家の伊藤惇夫氏は「小沢氏の成功は実は細川政権だけ」と「小沢神話」の虚構を指摘しつつ「政治はオセロ。勝てば全部ひっくり返る」と指摘する。

 「最終的には政界再編。政権交代可能なレールを敷く。それができれば、おれは政界に用はない」と周辺に漏らす小沢氏。一九九三年に自民党を飛び出してから十四年目の今夏、その決算を迎える。

408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 05:05:53
党首討論:22日まで開けず? 小沢氏が「行脚」を重視
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070412k0000m010164000c.html

 安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表による党首討論が22日投票の参院福島、沖縄補選と統一地方選後半戦の前に開かれない見通しが強まってきた。今夏参院選へ向けた「1人区行脚」で忙しい小沢氏が消極姿勢をとっているためで、00年の党首討論導入以降、通常国会での開催が最も遅かった02年の4月10日を越え「記録」を更新中。「選挙のためにも先頭に立って論陣を張る姿勢を国民に見せてほしい」(若手議員)との不満も党内に広がっている。

 11日は党首討論の定例日とされる水曜日だったが、自民党が開催を呼びかけたのに対し、民主党は「衆院予算委員会で政治とカネ問題の集中審議を開く方が先だ」と主張し折り合わなかった。党首討論は与野党の申し合わせで首相出席の国会質疑がある週は開かれないことになっており「開催に合意すれば、松岡利勝農相の光熱費問題などについて首相にただす集中審議の先送りを許すことになる」(幹部)というのが民主党の論理だ。

 ただ、自民、民主両党の国対幹部間では先月、いったんは今月4日に開く日程で調整に入っていた。しかし、小沢氏が3月23日の記者会見で「1人区のお願いの旅は連休前に終えたい。それ以降の適当な時期で考えたい」と表明。民主党の鳩山由紀夫幹事長らが今月3日、小沢氏に早期開催を要請したが、小沢氏は「私に任せてほしい」と言うばかりだった。

 「小沢氏は逃げている」と批判を強める自民党に対し、民主党は集中審議の要求を盾に防戦しているが、党首討論は本来、野党が存在感を示す貴重な機会。さきの統一地方選前半戦では無党派層へのアピール不足も露呈しただけに、民主党の中堅・若手議員が10日に開いた勉強会では「党首の発信力が問われている」「党の描く国家ビジョンを選挙前に示すべきだ」などの声が相次いだ。【山田夢留】

毎日新聞 2007年4月12日 3時00分

409片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 10:25:46
国民投票法案の衆院本会議採決、民主7人欠席1人途中退席
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070413ia25.htm

 13日の国民投票法案の衆院本会議採決で、民主党は7人が欠席、1人が途中退席した。いずれも選挙応援などを理由としている。

 鳩山幹事長は同日の記者会見で「国会対策委員会が認めている。とがめることはない」と述べた。

 前原誠司・前代表が「政府招待で豪州訪問中」として欠席したほか、鉢呂吉雄選対委員長、長浜博行、原口一博、吉良州司、松木謙公、柚木道義の各氏が参院補選や統一地方選の応援を理由に欠席した。河村たかし氏も選挙応援のため退席した。

(2007年4月13日22時48分 読売新聞)

410片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:06:11
民主“歳入庁”法案を提出へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/18/k20070418000012.html

民主党は、政府が今の国会での成立を目指している、社会保険庁の改革関連法案について、「実質的な改革になっていない」として、社会保険庁を廃止し、国税庁と統合した「歳入庁」を新たに設置することなどを盛り込んだ対案をまとめました。
政府は、社会保険庁を廃止し、非公務員型の新たな法人の「日本年金機構」を設置することを柱とした、社会保険庁の改革関連法案を、国会に提出し、今の国会での成立を目指しています。これについて、民主党は、「看板を掛け替えただけで、実質的な改革になっていない」と批判し、対案となる3つの法案を、独自にまとめました。それによりますと、▽3年後の平成22年に、社会保険庁を廃止したうえで、国税庁と統合した「歳入庁」を新たに内閣府に設置し、税金と保険料の徴収業務を一元的に行うことで、効率化を図るとしています。また、▽保険料が無駄な施設の建設などに使われることを防ぐため、保険料は年金の支給だけに充てることとし、流用を禁止することなどが盛り込まれています。民主党は、党の政策決定機関である「次の内閣」で、法案を正式に取りまとめたうえで、今月中にも、国会に提出することにしています。

411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 20:15:13
小沢代表:地方行脚優先に与野党から批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070420k0000m010045000c.html

 民主党の小沢一郎代表が参院選対策の地方行脚を優先し今国会で党首討論が一回も行われていないことに対する批判が与党だけでなく、ほかの野党にも19日拡大した。

 共産党の志位和夫委員長は同日の記者会見で「党首討論はもっと活発にやるべきだ。政府・与党の立場を問いただす機能を野党側から放棄するのはいかがなものか」と批判。社民党の又市征治幹事長も記者会見で「(党首討論の)提唱者は小沢さん。与党に逃げていると言われるだけだ」と述べた。志位、又市両氏は同時に、小政党が質問できない現行制度への不満も表明した。

 これを受け民主党の菅直人代表代行は記者会見で「党内でもそういう話は出ている。鳩山由紀夫幹事長から代表に(党首討論開催を)要請している」と釈明に追われた。

毎日新聞 2007年4月19日 19時01分

412片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 23:08:34
党首討論:今国会で一度も開かれず 自民に見直し論みも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070421k0000m010140000c.html

 自民党の二階俊博国対委員長は20日、国会内で記者団に対し、安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表による党首討論が今国会で一度も開かれていないことについて「この国会でやらない場合、(廃止も含めて)見直さざるを得ない」と語った。参院選対策を優先し党首討論に消極的な姿勢を崩さない小沢氏をけん制した発言で、さらに二階氏は小沢氏を「ボクシングで言ったらクリンチしてロープに逃げている」とも酷評した。

 これに関連して、民主党の渡部恒三最高顧問も同日、TBSの報道番組の収録で「残念ながら民主党の代表も、あまり演説好きじゃなくて出たがらない。国民の皆さんに民主主義を理解いただくうえからも困ったことだ」と小沢氏の対応を批判。同席した自民党の森喜朗元首相も「党首討論の制度を実現するよう求めたのは小沢さん。あんなに熱心だったのに、どうしたのかわからない」と皮肉った。

 二階、渡部両氏は93年の政界再編で、小沢氏と自民党を離党した経緯もあるだけに、かつての「仲間」が小沢氏に揺さぶりをかけた格好だ。【衛藤達生、野口武則】

毎日新聞 2007年4月20日 22時54分

413片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 01:29:03
都市票狙い「首都圏政策」策定 民主有志、参院選に向け着手
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070420/20070420_013.shtml

 民主党の東京、埼玉、千葉、神奈川など都市部を地盤とする中堅・若手の有志議員は20日までに、夏の参院選に向けて「首都圏連合マニフェスト(政権公約)」の策定に着手した。党が打ち出している「格差是正」だけでは無党派層にアピールできないとみて、包括的な都市部向けの政策が必要と判断した。

 今後具体策を詰め、執行部に参院選の公約に盛り込むよう求める考え。メンバーは小沢一郎代表が主導した消費税率据え置きにも異論を唱えており、党内に波紋を広げそうだ。

 作業を進めているのは衆院議員の長島昭久氏(比例東京)や高山智司氏(同北関東)ら。先の都知事選で党が支援した前宮城県知事の浅野史郎氏が完敗したことも契機になった。

 少子化対策で産科医や小児科医の待遇改善、フリーターやニート対策として平等な就業機会の提供などを打ち出す方針。

414片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/28(土) 23:53:45
民主が農協にアンケート、不満点尋ね「自民支持」揺さぶり
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070428ia21.htm

 民主党は、市町村単位の農協を対象に、農業政策の問題点を尋ねるアンケートを始めた。夏の参院選をにらんで、自民党支持の農協組織に揺さぶりをかける狙いがある。

 アンケートは、JA全中(全国農業協同組合中央会)傘下の約1000か所を対象とし、4月上旬に調査書を送付した。5月末までに、地元の衆参両院国会議員や公認候補らが直接、農協に出向いて回収するとしている。

 アンケートは、政府が進める豪州との経済連携協定(EPA)交渉について、「(政府は)国内農業生産額が約8000億円減少すると試算しているが、この交渉に賛成か反対か」と質問。また、政府の規制改革会議が検討している農協組織の分割についても賛否を尋ねるなど、農協組織に不満の強い政策を取り上げているのが特徴だ。

 民主党は「現場の農協関係者には、今の政府の農政に不信や不満を抱いている人が少なくない。民主党が現場の率直な声を吸い上げ取り込みたい」としている。

 これに対し、農協側には「JAは現場の意見を積み上げて、全国一体となって政策をとりまとめている。個別に意見を求めるのは妥当でない」(JA全中幹部)と反発する声もある。

(2007年4月28日22時50分 読売新聞)

415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/30(月) 22:16:42
民主党:参院選に向け「首都圏版マニフェスト」作成へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070501k0000m010054000c.html

 民主党の枝野幸男元政調会長(衆院埼玉5区)ら首都圏選出の同党の中堅・若手衆院議員7人が、連休明けから夏の参院選に向けた「首都圏版マニフェスト」の作成を始める。小沢一郎代表が地方重視を前面に押し出していることへの危機感からで、民主党が得意としてきた都市部の無党派層に焦点を当てる。税制改正や子育て支援策などを打ち出すことで「小沢路線を補完する」(参加議員)効果を狙う。

 マニフェスト作りを主導するのは長島昭久衆院議員(比例代表東京ブロック)。「小沢代表の1人区重視は分かるが、それだけで政権は取れない。総選挙でも通用するマニフェストを作りたい」と話す。05年衆院選で民主党は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の71小選挙区で5議席しか獲得できず惨敗。長島氏も東京21区で落選し比例代表で復活当選しており、参院選対策が自らの選挙に直結すると真剣だ。

 首都圏版マニフェストは、都市部に住む20代の若年層や30〜40代の子育て世代などが主なターゲット。小沢氏の1人区行脚ばかりが注目され、関心の薄れがちな「消費者」や「生活者」といった視点から、税制、社会保障、教育問題などを主な問題として取り上げる見通しだ。

 また、参加議員の中には、昨年末に小沢氏主導で策定した「政権政策の基本方針」で、同党が主張してきた年金財源としての消費税率引き上げを撤回したことに対する反発もある。マニフェストが小沢路線に修正を求める内容になる可能性もあり、その場合は党内に波紋を広げそうだ。【山田夢留】

毎日新聞 2007年4月30日 20時14分

416片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 21:57:53
民主党:農協対象にアンケート調査実施 参院選対策
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070502k0000m010004000c.html

 民主党は夏の参院選対策として全国の農協を対象にアンケート調査を実施している。自民党の支持基盤に揺さぶりをかけるのが狙いで、連休明けから衆参国会議員や候補者らが市町村レベルの農協組織に出向いて回収する予定だ。ただ、自民党との板挟みを警戒する農協側からは「来てもらっても現場が混乱する。迷惑だ」との反発の声が広がっている。

 アンケートは4月上旬、全国821カ所の農協に郵送した。

 政府が進める日本とオーストラリアとの経済連携協定(EPA)を「国内農業生産額が約8000億円も減少する」と指摘したり、政府の規制改革会議で検討課題となっている農協分割を取り上げるなど、農協が危機感を持つ政策について賛否を尋ねているのが特徴だ。民主党が主張する農家への戸別所得補償制度をアピールし、農協の「政治的中立性」についても考え方を聞いている。

 参院選には全国農業協同組合中央会(全中)元幹部を自民党が比例公認として擁立する。民主党の攻勢を受けた全中は4月18日付の文書で「各農協の意見を個別に求めることは妥当ではなく、今後のJAグループの運動に影響を及ぼしかねない。都道府県の中央会が代表して郵送などで対応する」と民主党に返答した。

 民主党農協改革本部長の山田正彦衆院議員は「『農業は自民党』と決めつけず、要望を聞いて回るだけでも動きが出てくる」とアンケート作戦の効用を語る。党幹部からは「アンケートを送っただけで、農協が自民党候補のポスターを張る動きが止まった例もあり、けん制効果は上がっている」と話している。【葛西大博】

毎日新聞 2007年5月1日 17時11分

417片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/04(金) 22:25:11
民主党の中堅・若手議員、首都圏マニフェスト作成へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070504ia22.htm

 東京、千葉、埼玉など首都圏を地盤とする民主党の中堅・若手議員有志が、夏の参院選に向けて、党公約の首都圏版(首都圏マニフェスト)の作成に乗り出した。

 小沢代表の地方重視に対する懸念が背景にあり、都市部の無党派層対策に焦点を絞る。5月中に素案をまとめ、執行部に対し、参院選公約に取り込むよう求める方針だ。

 首都圏マニフェスト作りは、長島昭久(衆院比例東京ブロック)、高山智司(衆院比例北関東ブロック)両議員らが昨年秋から、準備を進めてきた。背景には、小沢代表らが格差、農業など地方を意識した政策を重視しているため、都市部の参院選候補らが「これだけでは都市部での支持を失いかねない」と危機感を強めていることがある。

 首都圏マニフェストの柱には、教育、税制、社会保障、経済政策、労働の5項目を掲げる予定だ。所得税の累進税率を見直してサラリーマンの負担を軽減することや、産婦人科医や小児科医不足の解消のため、診療報酬制度を大幅に見直すことなどを検討している。

 民主党は従来、都市部で強いとされてきた。しかし、2005年衆院小選挙区選での獲得議席は、東京都が25選挙区で1議席、神奈川県が18選挙区でゼロなどと、都市部で惨敗した。長島氏は「都市部の無党派層にアピールできるような政策を打ち出した方がいい。公約には工夫が必要だ」と話している。

(2007年5月4日22時16分 読売新聞)

418片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 14:22:01
民主 16日党首討論に応諾へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/07/k20070507000096.html

民主党の小沢代表は、菅代表代行らと協議し、与党側が求めている安倍総理大臣と小沢氏が直接意見を交わす党首討論について、今月16日の開催に応じる考えを示しました。
安倍総理大臣と民主党の小沢代表が直接、意見を交わす党首討論は、与党側が、速やかに開催するよう求めているのに対し、民主党は、「衆議院予算委員会で政治とカネをめぐる集中審議を開くことが先決だ」などと主張して、調整がついておらず、今の国会では一度も開かれていません。これについて、民主党の小沢代表は、7日、菅代表代行、鳩山幹事長と協議し、与党側が、来週16日に党首討論の開催を求めてきた場合には、これに応じる考えを示しました。小沢氏がこうした考えを示した背景には、これまで優先させてきた参議院選挙の選挙区の候補者選びに一定のめどがついたことや、選挙の公示が迫ってきていることから、党首討論に応じることで、安倍総理大臣や与党側との政策の違いを際立たせるねらいがあるものとみられます。

419片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 21:22:27
歳入庁設置:民主が法案 社保庁廃止し国税庁と一体化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070508k0000m010034000c.html

 民主党は7日、10年に社会保険庁を廃止し、国税庁と一体化した「歳入庁」を内閣府に新設する「歳入庁設置法案」など3法案を衆院に提出した。政府の社会保険庁改革法案への対案として「年金信頼回復3法案」と名付け、参院選に向けて年金問題を争点化するのが狙いだ。

 歳入庁設置法案は年金保険料と税金で重複する徴収事務を効率化し、コスト、人員を削減するほか、国税庁のノウハウを生かして保険料の徴収率アップを見込む。歳入庁を厚生労働省から切り離すことで、保険料流用も根絶する。【須藤孝】

毎日新聞 2007年5月7日 18時59分

420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 21:25:02
民主:参院選に向け「トロイカ体制」で一致結束
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070508k0000m010104000c.html

 民主党の小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長は7日、党本部で会談、参院選に向け3氏による「トロイカ体制」の一致結束を確認した。3氏は6日も長野県軽井沢町の鳩山氏の別荘で開かれた会合にそろって参加、夏の選挙戦本番を前に協調姿勢のアピールに努めている。

 鳩山氏は6日の会合で「党にとって一番大事なことは全員が一致した活動ができること」とあいさつ。小沢氏も「何としてもみんなで力を合わせて頑張ろう」と訴えた。

 一方、小沢氏は7日、参院選愛知選挙区の同党公認候補が学長を務める愛知県大府市の中京女子大学で特別講義した。アテネ五輪で金メダルに輝いた吉田沙保里選手らを輩出するなど名門の同大レスリング部では、トレーニングウエアに着替えて練習も体験。女子部員相手にタックルを決めたり、腕相撲で引き分けに持ち込むなど「剛腕」ぶりを発揮していた。【葛西大博、山田夢留】

毎日新聞 2007年5月7日 21時05分

421片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 14:09:10
農相不信任案を検討へ 民主、説明責任を追及 '07/5/9
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705090234.html

 民主党の高木義明国対委員長は九日午前の記者会見で、多額の事務所費を計上していた松岡利勝農相や伊吹文明文部科学相について、与党側に早期開催を求めている「政治とカネ」に関する予算委員会の集中審議で説明責任を果たさない場合、不信任案提出を検討する考えを示した。

 これに先立つ民主、社民、国民新の三党国対委員長会談では、松岡、伊吹両氏に加え、女性を「産む機械」に例えた柳沢伯夫厚生労働相の責任を終盤国会で追及することを確認した。

422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 19:43:26
党首討論:実現は不透明 重要法案立て込み
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070510k0000m010046000c.html

 与野党は9日、国会内で国対委員長会談を開き、今国会中に党首討論と衆院予算委員会の集中審議の開催を目指すことで合意した。集中審議は月内にも実施される見通し。ただ、党首討論は安倍晋三首相の出席が必要な重要法案の審議が立て込んでおり、実現は不透明な情勢だ。

 党首討論をめぐってはこれまで、与党側が早期開催を求めたが、民主党は小沢一郎代表が7月の参院選に向けた全国地方行脚を理由に難色を示してきた。同日の会談では民主党も含め野党側が衆院と参院で計2回開くよう要求したが、与党側は「努力はする」(自民党の二階俊博国対委員長)との回答にとどめた。

毎日新聞 2007年5月9日 19時29分

423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 08:59:29
認定基準は独立機関に 民主が救済法案
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070509200020&amp;cid=main

 環境汚染による健康被害を幅広く迅速に救済するため民主党が検討している環境健康被害者等救済基本法案(仮称)の概要が九日、分かった。患者認定基準の策定は独立行政機関に委ね、認定患者には基金から医療費などを支払うのが柱。同日午後、党の次の内閣会合で最終調整し、今国会への提出を目指す。

 認定基準は、水俣病やアスベスト(石綿)禍、大気汚染によるぜん息など、さまざまな健康被害の救済制度に共通して問題になっている。現状では、環境省など一つの省が認定基準の策定や救済にかかる予算獲得に携わり、場合によっては加害責任も問われている。民主党は、被害と加害双方の立場を併せ持ついびつな状況から、認定基準が厳しくなり救済のハードルが高くなっていると判断した。

 このため法案は、認定基準の策定を所轄の省から分離。内閣府内に新設する独立行政機関「環境健康被害等基準策定等委員会」に委ね、認定業務は都道府県に設置する認定審査会に任せる。

 同委員会は、医師のほか、弁護士や海外の環境問題に精通する有識者らで構成。委員の独立性を担保し、調査権限も与えた上で、既存の健康被害は法施行から、新たな健康被害は被害申告から、半年以内に基準を策定する。策定過程に被害者らが参画する機会も確保する。

 認定された被害者には、医療費や療養費、通院時の交通費などを支給。国や自治体、原因事業者からの拠出金でつくる基金から支払う。ただ、被害者への賠償金は訴訟による解決に委ね、国や自治体には被害者側の立証活動をサポートする支援義務を課す。

 水俣病に関しては、現行の認定基準とは異なる基準で幅広く救済対象とした関西訴訟最高裁判決などを念頭に、認定の間口を広げたい考えだ。(亀井宏二、潮崎知博)

424片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 21:20:49
政治資金規正法改正案、民主党幹事長が修正協議に前向発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070513it12.htm

 民主党の鳩山幹事長は13日のNHKの番組で、資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費除く)支出に領収書添付を義務づける与党の政治資金規正法改正案への対応について、「法案が最終的に(成立せずに)流れるのは最悪なので、国民に『いいところまでいった』と言ってもらえるよう、与野党が努力しようではないか」と述べた。

 与党案と民主党の改正案をもとに、与野党間の修正協議を行うべきとの考えを示したものだ。

 ただ、与党案の中身については、「(領収書の添付義務が)資金管理団体だけ規制してもザル法になる。政治団体全体を含んだ案にしないとダメだ」などと批判し、内容について意見の開きが大きいことも強調した。

 一方、自民党の石原伸晃・改革実行本部長は同番組で、経常経費の中の事務所費支出について、「自民党の議員は細目を全て07年分から明らかにしていきたい」と述べ、党の内規で支出項目を家賃、会合費などに細分化し、自主的に公表する方針を明らかにした。

 また、石原氏と公明党の北側幹事長は、今国会中の改正案成立に改めて意欲を示すとともに、松岡農相が光熱水費問題について、より詳しく説明するべきとの考えを示した。

(2007年5月13日19時8分 読売新聞)

425片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/14(月) 21:42:37
民主・渡辺元郵政相が造反賛成 国民投票法案採決
2007年05月14日20時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY200705140351.html

 民主党執行部は、14日の参院本会議での国民投票法案採決で与党案に賛成した渡辺秀央・元郵政相を厳重注意の処分とする方向で検討に入った。渡辺氏は「選挙戦術の道具として賛否の方向が決められた感が強い。不純なものを感じていた」として小沢氏の手法への不満を強めており、民主党内では、与党から「一本釣り」されることを懸念する声も出ている。

 渡辺氏は小沢代表が党首を務めた旧自由党出身だ。もともと小沢氏に近かったが、最近は参院選対策などをめぐり小沢氏への批判、不満を強めてきた。この日、記者団には「憲法問題に限った国民投票であるべきだと主張してきた。最初から賛成だった」と語った。

 渡辺氏は04年参院選の比例区で民主党公認で19位で当選し、夏の参院選は非改選。民主党内では、参院選後に与党が過半数割れした場合には、同党議員が与党に「一本釣り」される危険性を指摘する声が強く、渡辺氏にも「切り崩されないようにしないといけない。渡辺さんは危ない」(中堅議員)との声がある。

 渡辺氏の造反で、参院本会議での同法案の採決結果は賛成が自民、公明など122票、反対が民主や共産、社民、国民新各党など99票だった。鳩山由紀夫幹事長は札幌市内で記者団に「反対と決めた以上、反対を投じてもらわないといけない。何らかの措置をとらなければならない」と述べた。

426片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 00:11:55
国民投票法に賛成、渡辺元郵政相を民主が厳重注意処分に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070514ia25.htm

 参院会派「民主党・新緑風会」は14日、党議拘束に反して、国民投票法に賛成した渡辺秀央・元郵政相を厳重注意処分とすることを決めた。

 民主党の郡司彰参院国会対策委員長が15日に渡辺氏に会い、口頭で注意する予定だ。これに関連し、鳩山幹事長は記者団に対し、参院本会議を欠席した4人は「衆院でも(欠席に)処置を取らなかった」と述べ、処分しない考えを示した。

(2007年5月14日23時22分 読売新聞)

427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 01:10:24
大江康弘、大塚耕平、下田敦子、平野達男が欠席届出して欠席

民主・渡辺氏「選挙戦術での賛否は不純」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070514AT3S1400R14052007.html

 国民投票法の参院本会議での採決で民主党の方針に反して賛成票を投じた渡辺秀央氏は14日、国会内で記者団に「(賛成したのは)政治家としての信念だ。憲法問題は政治家としての原点でもある」と述べた。同党が法案に反対の党議拘束をかけたことについては「選挙戦術の道具として賛否を決められた感が極めて強い。非常に不純なものも感じていた。甘んじてどんな処分も受ける」と語った。(14:08)

428片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 07:44:59
民主 渡辺氏処分し結束確認へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/15/k20070515000015.html

民主党は、14日の参議院本会議での国民投票法の採決で、賛成にまわった渡辺元郵政大臣について、「党議決定に反した責任は重い」として、会派による厳重注意とするとともに、参議院選挙への影響を最小限にとどめるため、党の結束をあらためて確認する方針です。
14日、参議院本会議で行われた国民投票法の採決にあたって、民主党では、渡辺元郵政大臣が党の方針に反して賛成にまわりました。採決のあと、渡辺氏は「政治家としての信念だ。民主党の対応は選挙を意識した不純なものだ」と述べました。これについて、民主党執行部は「渡辺氏の行為は党議決定に反しており、責任は重い」として、参議院会派の国会対策委員長名による厳重注意とする方針です。こうした中で、民主党内では「渡辺氏の行動は与党側の国会運営に手を貸すものだ」として、強い批判が出る一方で、「国民投票法には民主党の考えも反映されており、本来なら賛成すべきだ」として、渡辺氏に一定の理解を示す意見もあります。このため、執行部では、夏の参議院選挙を前に、この問題で党内に亀裂を生むことは好ましくないとして、影響を最小限にとどめるため、15日の役員会などで党の結束を重ねて確認する方針です。

429片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 14:22:45
細野“あげチン”だった!? 山本モナ大ブレーク
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_05/g2007051403.html

 タレントの山本モナさん(31)との不倫キス写真が話題となった民主党の若手ホープ、細野豪志衆院議員(35)に“あげチン”説が浮上している。お相手の山本さんはバラエティー番組やグラビアに活躍の幅を広げているほか、先月の統一地方選では、細野氏の選挙区内の民主党推薦候補が1人を除いて全員当選したのだ。

 「統一地方選は主に選挙区内の応援をしてましたが、選挙ですからうれしい結果になったところも、残念だったこともありましたよ」

 夕刊フジの直撃に、細野氏は淡々とこう語る。

 細野氏は昨年9月29日発売の写真週刊誌「FRIDAY」で、TBS「NEWS23」のキャスターだった山本さんとの映画のような濃厚キスシーンが報じられ、京都に不倫旅行に出かけたことなども判明した。

 その後、山本さん=写真=は番組を降板。激ヤセ写真も写真週刊誌に掲載されるなどしたが、バラエティー路線に切り替えて復活。現在はラジオ1本、テレビ2本、ゲーム雑誌の連載などのレギュラーを抱えるほどの人気ぶりだ。「最近は細野氏との不倫もネタにするなど、吹っ切れた様子。歯に衣着せぬ物言いははもちろん、下ネタもいけるクチで、路線の切り替えが良かったのでは」(TVウオッチャー)との声は多い。

 不倫騒動以来、「山本さんについては、コメントする立場にない」と語ってきた細野氏だが、心が軽くなったことは間違いなさそう。

 また、先月行われた統一地方選でも、細野氏の選挙区内の民主党推薦候補は県議5人のうち4人、市議は3人中3人が当選。無所属でも、細野氏に近い議員が複数誕生したという。

 対する自民党静岡県連関係者は、細野氏に対して「選挙区だけでなく、いろんなところに出て応援していた」と恨み節。「ただ、クリアなイメージがなくなったことは確か」というのが精いっぱいの様子。

 7月の参院選では、静岡県は改選2議席のため、自民、民主が1議席ずつを分け合う公算が大きいが、細野氏は「楽とはいわれていますが、選挙は甘くないです」と、ここでも活躍を誓う。

 ちなみに、同じ静岡県に選挙区を持つ自民党の片山さつき衆院議員(48)は、選挙区の浜松市長選で自民党の支援を受けた候補が落選。そのほか同県議選では、同市浜北区と中区で系列の候補を2人落としたほか、市議選でも複数を落選させた。さらに、元私設秘書が浜松市議を殴ってけがをさせたとして告発されるトラブルも。

 永田町事情通は「一寸先は闇と言われる永田町だが、まさに明暗が逆転した典型的な例では」というのだが…。
ZAKZAK 2007/05/14

430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 14:27:51
国民投票法成立 民主内造反、再編の予感
5月15日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000011-san-pol

 国民投票法の14日の採決で、民主党から「造反議員」が出たことは、憲法改正問題が今後、政界再編含みで推移していくことを予感させる。

 憲法改正をめぐっては、以前から「大連立か政界再編」(中曽根康弘元首相)が取りざたされている。

 国会が憲法改正案を発議するには、衆参両院でそれぞれ総議員の「3分の2以上」の賛成が必要だが、その勢力を形成するには自民、公明、民主3党の協調か、政界再編により3党の枠を超えた国会議員を糾合するか、のどちらかしかない。民主党が与党と対立し国民投票法に反対したことで、政界再編の選択肢が浮かび上がっている。

 民主党は、安倍晋三首相が1月、憲法改正を参院選の争点にすると表明したことを「政局に利用しようとしている」(幹部)とし、改憲へ向けた動きに反発を強めている。14日も鳩山由紀夫幹事長は「3年後、そう簡単に憲法改正という方向にはなりにくい環境を(首相は)自らつくった」と述べた。

 安倍首相と民主党では憲法観をめぐる溝も深い。民主党は「憲法は『公権力の行使を制限する根本規範』というのが近代立憲主義の定義。国家の伝統をうたったり、国民に道徳や義務を課す規範ではない」(憲法記念日の幹事長談話)との立場だ。「憲法は、国の理想、かたちを物語るものだ」とする首相とは、立場を異にする。

 実は、公明党も民主党のような憲法観をもっており、自民党内には「民主党や公明党の改憲案を丸のみしなければまとまらない」(中堅)との見方もある。こうした側面もあり、首相が政界再編を仕掛け、改憲論議で主導権を握るシナリオがささやかれている。

 このため14日の参院本会議で民主党のベテラン、渡辺秀央元郵政相が賛成票を投じたことは、波紋を呼んだ。渡辺氏は採決後、記者団に「憲法問題は政治家としての原点であり信念だ。(民主党の)反対には選挙戦術としての不純なものを感じた。処分は甘んじて受ける」と述べた。

 新党日本の荒井広幸氏も採決前に参院本会議場から退席している。4月13日の衆院本会議の採決では、改憲派の前原誠司前代表ら7人が欠席。河村たかし氏が途中退席した。前原氏の行動は、小沢一郎代表が決めた「反対」方針に反発したものとみられている。

 こうした動きをにらみ、自民党内には「参院選後の与野党の過半数獲得の綱引きにつながる」と、民主党改憲派の再編の動きに対する期待感がある。民主党改憲派からも「改憲が旗印の政界再編があっても不思議ではない」との声が漏れる。

 民主党は渡辺氏を注意処分にとどめる方針で、衆院の欠席、退席組を処分しなかった。厳しい対応をすれば、それがいずれ「離党」を誘発しかねず、自民党に付け入るスキを与えるという苦しい事情がある。(斉藤太郎)

431片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 22:41:56
民主党:国民投票法採決 渡辺氏を厳重注意の軽い「処分」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070516k0000m010072000c.html

 民主党は15日の常任幹事会で、国民投票法を採決した14日の参院本会議で党議拘束に違反して与党案に賛成した渡辺秀央元郵政相を、郡司彰参院国対委員長による口頭の厳重注意とすることを決めた。同党の倫理規則で定めた7段階の処分は幹事長注意が最も軽いが、今回は規則にもない極めて軽い「処分」となった。平野達男氏ら欠席者4人は参院に欠席届を出しており処分しない。

 鳩山由紀夫幹事長は記者団に「国民投票法の中身は、党の中にも基本的にいいと思う人もいた」と指摘。厳しい処分を科せば、こうした党内の不満派を刺激しかねないと判断したようだ。

 一方、渡辺氏は14日、記者団に「選挙戦術の道具で党の賛否を決めた。非常に不純だ」と批判。小沢一郎代表が与党案への反対方針を主導したのは、護憲を掲げる社民党との選挙協力を優先したためとの見方を示した。これに対し、小沢氏は15日の常任幹事会で「選挙を軽んじる風潮があるが、選挙は主権者たる国民の意思表示の最大の場であり、唯一の場だ」と不快感を示した。【須藤孝】

毎日新聞 2007年5月15日 20時02分

432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 01:21:05
民主、賛否を慎重検討 与党の政治資金規正法改正案
2007年05月17日23時48分
http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY200705170362.html

 民主党は17日、「政治とカネ」の問題をめぐり、政治改革推進本部(本部長・岡田克也元代表)の役員会を開き、一連の事務所費問題を踏まえた与党の政治資金規正法改正案への対応を協議した。民主党内には与党案に対し「ざる法」との反対論が根強いが、反対すれば与党から「政治改革に後ろ向きだ」と批判される懸念もあり、賛否の判断に悩みそうだ。

 役員会では、経常経費の領収書の写しの添付に関し、与党案が5万円以上を対象とし、政治資金管理団体に限っている点で「他の政治団体を使えば義務づけられず、半歩前進にもならない」として、追及することを決めた。民主党案は全政治団体について1件につき1万円超の支出を対象に義務づける内容。

 与党が小沢代表が事務所費支出で不動産を取得・保有していたことを問題視しているが、政治資金管理団体の不動産所有を禁じる項目については、この日の役員会で議論にならなかった。

 この点について民主党幹部は「反対すると、小沢氏の不動産の問題があるからだと言われる」と指摘。資金団体に限らず全政治団体を対象に規制すべきだとの意見も党内にあるが、「政党が土地や建物を所有できなくなる」と慎重論も多い。

 岡田氏は与党案に反対の姿勢を強めている。ただ、党内には「法案が流れるのが最悪だ」(鳩山由紀夫幹事長)と、与党との歩み寄りを模索すべきだとの意見もある。「民主党が法案をつぶした」と与党が批判することを懸念してのことだ。

 「与党が本音では改正したくないなら、成立させてしまおう」。役員会ではこんな意見も出た。民主党は松岡農水相の事務所費問題を追及しており、「法案が成立すれば、松岡氏に『法案にのっとって詳細を出せ』と迫ることができる」(幹部)。民主党は賛成、反対した場合のメリット、デメリットを見極めようと苦慮している。

433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 15:25:15
民主 文書交通費透明化策検討
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/18/k20070518000009.html

民主党は、国会議員に支給される、いわゆる文書交通費について使いみちが不透明だという指摘が出ていることから、領収書を添付した収支報告書を提出するなどの透明化策を検討することになりました。
文書通信交通滞在費、いわゆる文書交通費は国会議員1人に毎月100万円支給されており、支出先を公開する必要がないため、使いみちが不透明だという指摘が出ています。これについて、民主党の政治改革推進本部は「むだづかいや不明朗な支出をなくすとともに政治改革に積極的な党の姿勢を示す必要がある」として、透明化策を検討することになりました。具体的には、推進本部の本部長を務める岡田副代表が、文書交通費と歳費の振込口座を区別するほか、領収書を添付した収支報告書を提出するという案をまとめています。民主党は、この案を基に党所属のすべての国会議員から意見を聞くなどして、今の国会中にも、文書交通費の透明化策をまとめ、衆参両院の議院運営委員会などで与党側に提案することにしています。

434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 12:48:43
カネミ油症救済法案、民主も同調 今国会成立へ
2007年05月22日12時23分
http://www.asahi.com/politics/update/0522/TKY200705220176.html

 ダイオキシンの摂食による世界初の食品公害事件とされるカネミ油症事件をめぐり、国が被害者側に返還を求めている仮払金をほぼ帳消しにする特例法案の今国会成立が確実になった。自民、公明両党がまとめた被害者救済策に対し、「不十分だ」として慎重姿勢をみせていた民主党が、超党派の議員連盟の設置などを条件に、応じる方針を固めたためだ。

 民主党は、22日午後に開く農林水産部門・カネミ油症対策プロジェクトチーム(PT)合同会議で対応を決め、23日の「次の内閣」会議で正式決定する。これを受け、与野党は24日にも、特例法案を衆院農林水産委員会に委員長提案する。民主党はこれまで事件発生時に食中毒の届け出をした約1万3000人を対象に一律300万円の特別給付金を支給する特例法案を衆院に提出している。

 カネミ油症事件訴訟では、国の責任がいったん認められ、原告約830人に仮払金27億円が支払われた。しかし、その後企業側と和解し、国への訴えを取り下げたことから、仮払金を国に返さなくてはならなくなっている。

 4月に開かれた与党側のPTでは、国が被害者側に返還を求めている仮払金を帳消しにする特例法案を今国会に提出する案をとりまとめた。加えて、患者側の医療費支給の要望に対し、約1300人の認定患者全員に「油症研究調査協力金」の名目で1人20万円を支給する方針も決めた。

 この与党方針に慎重だった民主党が方針を転換したのは、超党派で議員連盟を結成し、特例法成立後も引き続き、油症の原因物質であるダイオキシン類の健康被害調査などに取り組むことで与党側とおおむね合意したためだ。

 民主党は当初、救済策の対象が認定患者に限られ、支給額も少なすぎるとして、「仮払いなど早急な救済が必要なことは認識しているが、(与党の)対応には患者側から悲痛な声が出ている」(政調幹部)と慎重な構えだった。同党のカネミ油症対策PT座長の山田正彦衆院議員は「議連をつくることで、抜本的な解決に向かって話し合いができる」と、議連結成を前進と受け止めた。

 今回の与野党での特例法案提出の合意で、民主党が衆院に提出している特例法案については取り下げる。

435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 20:14:20
民主党:小沢氏の欠席に渡部氏が苦言 常任幹事会
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070523k0000m010022000c.html

 「小沢一郎代表がなぜ出られないのか説明がない」

 22日の民主党常任幹事会で、小沢氏の欠席に渡部恒三前国対委員長が苦言を呈した。小沢氏は参院選の地方回りを優先し、この日も滋賀県入り。今年に入って11回あった常任幹事会は2回出席しただけ。衆院本会議も重要法案の採決以外は欠席が目立ち、「代表の顔が見えない」との批判も根強い。

 不仲もささやかれる2人だが、当選同期で誕生日も同じ今月24日。渡部氏は75歳、小沢氏は65歳を迎え、鳩山由紀夫幹事長の呼び掛けで25日には合同の誕生会も開く。夏の政治決戦を前に、党内には「大人の関係」を望む声も出ている。【須藤孝】

毎日新聞 2007年5月22日 18時08分

436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 08:42:21
小沢代表より「民主くん」 民主地方議員がCM対案
2007年05月23日08時15分
http://www.asahi.com/politics/update/0522/TKY200705220433.html

 不評を買った民主党のテレビCMをめぐり、同党地方議員の若手有志が「対案」を独自に制作し、近く党本部に提案する。小沢代表を前面に出した現在のCMに比べ、党のロゴマークにヒントを得たキャラクター「民主くん」が登場するのが特徴。党本部にアイデアを提供し、統一地方選の議席増を参院選につなげたい考えだ。

 東京都の都議や区議ら約10人が企画。党のCMは、帆船に乗る小沢氏が逆風に飛ばされる第1弾が不評で、格差是正を訴える第2弾CMも作った。地方議員のCMは待機児童問題や中小企業の倒産を取り上げ、「民主くん」をPRする。

 呼びかけ人の伊藤悠・都議は「党本部の批判をする人は党内に多いが、建設的な提案の方がより重要で、地方議員がアイデアを出す足掛かりとしたい」。親しみやすいキャラクターで若者層の支持拡大をねらうという。

 一方、同党の渡部恒三最高顧問は22日の党常任幹事会で、同会を欠席した小沢氏を「何で党首が出ないのか説明がない」と批判。小沢氏はこの日、滋賀県に行き、欠席届を出していたが、党の会議や国会を欠席しがちな小沢氏にくすぶる党の不満を代弁した格好だ。

 常任幹事会は隔週火曜日の開催が定例化し、小沢氏は今年は参院選対策を優先し、ほとんど欠席。渡部氏は会議後も「党首が出ないのが当たり前になるのは、政権政党になろうとする民主党に好ましくない」と不満をぶつけた。

437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/24(木) 00:34:46
小沢代表:衆院当選1、2回の民主党議員と懇談
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070524k0000m010151000c.html

 民主党の小沢一郎代表は23日夜、東京都内の中華料理店で、衆院当選1、2回の同党若手議員と懇談した。期別懇談会は約半年ぶりの再開。

 小沢氏は「他人の選挙こそ自分の糧になる」と強調。参院選で当選が確実視される選挙区の議員には「1人区や複数擁立区の力になるよう頑張ってほしい」と地元以外での協力も要請した。24日の65歳の誕生日を前に地方行脚用のスニーカーを贈られ笑みを浮かべた。

 これに先立ち、小沢氏は党本部で菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と会談。参院選で29ある1人区のうち、過半数の15勝を目指す方針を確認した。【葛西大博】

毎日新聞 2007年5月23日 23時41分

438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 00:33:56
合同誕生会:民主・小沢氏と渡部氏、見送りで憶測
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070526k0000m010017000c.html

 民主党の小沢一郎代表と渡部恒三前国対委員長の合同誕生会が、予定していた25日に開かれず見送りとなった。関係者は日程の調整ミスと説明。鳩山由紀夫幹事長が再調整しているが、渡部氏は22日の党常任幹事会で小沢氏の欠席を批判したばかり。党内では「2人とも会うのが気まずかったのでは」(中堅)との見方がもっぱらだ。

 両氏はともに今月24日が誕生日で、渡部氏が75歳、小沢氏が65歳を迎えた。合同誕生会は自民党田中派時代からの恒例行事だったが、新進党時代に関係が冷え込み自然消滅。昨年5月、小沢氏の代表就任をきっかけに鳩山氏が仲を取り持ち、10年ぶりに復活した。【須藤孝】

毎日新聞 2007年5月25日 17時50分

439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 09:50:15
民主 政治資金の与党案反対へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/26/k20070526000020.html

民主党は、与党が来週、国会に提出する政治資金規正法の改正案について、領収書の添付を義務づける対象を政治団体すべてではなく資金管理団体に限定しているとして、反対する方向で調整を進めることになりました。
政治資金の透明化策をめぐって、自民・公明両党は、国会議員の資金管理団体の事務所費などについて、5万円以上の支出は領収書の添付を義務づけるとした政治資金規正法の改正案を29日に国会に提出することにしています。これに対して、民主党はすでに、すべての政治団体の事務所費などについて1万円を超える支出は領収書の添付を義務づけるとした改正案を提出しており、与党案への対応を検討してきました。その結果、鳩山幹事長が25日、記者会見で「与党案はザル法の極みだ」と批判するなど、「与党案は対象となる金額が高額なうえ、対象を資金管理団体のみに限定しており、無意味だ」という意見が大勢となりました。このため、民主党は、党の政策決定機関である「次の内閣」などで、領収書の添付を義務づける対象を政治団体すべてではなく資金管理団体に限定しているかぎり、与党案に反対する方向で調整を進めることになりました。

440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 17:35:56
小沢いよいよ逆襲開始…大混乱与党を徹底的に追い込み
「ダメージ引きずったまま参院選突入なら逆転可能」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007053027.html

 小沢一郎代表率いる民主党が、国会運営で逆襲に転じようとしている。国民の怒りが沸騰する5000万件という「消えた年金」問題や、松岡利勝前農水相の自殺で、自民党はいまだに混乱しており、そのすきを突いて一気呵成に攻勢をかけようというわけだが…。

 「年金問題や松岡氏の自殺が安倍政権にとって相当な痛手になることが明確になってきた。6月23日の国会会期末から7月5日の参院選公示まで2週間弱。安倍政権がこのダメージを引きずったまま参院選に入れば、与野党逆転は可能だ」

 強気の発言を繰り出すのは民主党幹部。

 同党はこれまで、松岡氏の資金管理団体の不明瞭(めいりょう)な光熱水費問題で、同氏を追及してきたが、今後は小沢氏を先頭に据え、「消えた年金」問題を中心に、与党側を徹底的に追い込むシナリオを描く。

 昨年4月の代表就任直後、衆院千葉補選に勝ち、「選挙に強い」という神話を復活させた小沢氏だが、参院選の前哨戦と位置付けた統一地方選では、地方議員の数は大幅に増やしたものの、主要県知事選や衆参補選で敗北し、神通力にカゲリが出ていた。

 図らずも、30日午後には安倍晋三首相と対決する党首討論が行われる。小沢氏が「年金」「政治とカネ」問題で首相を追い込み、存在感を示すことができれば、党内の一部にある「代表の顔が見えない」(中堅)という不満分子の批判も抑えることができるのだ。

 小沢氏自身、最近、「選挙情勢は必ずしも楽観視できる状況ではない。これからの2カ月間、精いっぱい、体力の続く限り頑張る。国会でのいろんな論戦は選挙に大きな影響を持つ」と決意を示している。

 小沢民主党は、安倍首相の28日の発言についても、追及する考えだ。

 首相の発言とは、「『緑資源機構』に関して捜査当局が松岡農水相や関係者の取り調べを行っていたという事実もないし、これから取り調べを行う予定もないと(聞いている)」というもの。

 民主党幹部は「行政府の長が捜査当局に問い合わせをして、情報が流されたのならば、三権分立に反するのではないか。大問題だ」と指摘する。

 ただ、民主党が向かうところ敵なしかといえば、そうとも言えない。

 与党からは「小沢氏は10数億円の事務所費について『出』だけではなく『入り』も明確にすべき」(関係者)との声が出ている。民主党ペースでことが進むかどうかは、微妙な情勢だ。
AKZAK 2007/05/30

441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 00:55:23
民主党:政治団体の不動産所有を禁止へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070602k0000m010061000c.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日の記者会見で、同党が提出した政治資金規正法改正案について、すべての政治団体の不動産所有を禁止する内容を追加する考えを明らかにした。同党の小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円の不動産を所有している問題をめぐり、与党は不動産所有を禁止する同法改正案を提出しており、民主党としても厳しい姿勢を示すことで世論の批判をかわす狙いがある。

 鳩山氏は「法案が成立する状況になった時は、(小沢氏は)その法律にのっとって処分する」と述べ、改正法が成立すれば、小沢氏は現在所有している不動産を売却するとの見通しを示した。

 民主党の追加修正は、すべての政治団体について不動産所有を禁止するほか投機対象になる株などの動産も所有を禁止する。与党案は資金管理団体の不動産所有に限って禁止しており、より厳しい内容とした。鳩山氏は与党案について「抜け道が多すぎ賛成しかねる」と述べ、与党側が修正に応じない限り反対する考えを示した。【山田夢留】

毎日新聞 2007年6月1日 19時39分

442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 07:59:30
政治資金規正法改正案、民主も不動産規制盛り込み提出へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070605ia21.htm

 民主党は5日、事務所費などの支出を透明化するために国会に提出している政治資金規正法改正案を取り下げ、より規制を厳しくする新たな改正案を出し直す方針を固めた。

 与党の改正案が資金管理団体の不動産所有を禁じていることを踏まえ、すべての政治団体に不動産、株の所有を禁止する規定を加える内容だ。与党案を手直しする形をとり、参院選を前に自らの主張をアピールする狙いだ。

 新たな民主党案は、同党のもともとの案にあった「すべての政治団体を対象に、1万円超の経常経費(人件費除く)の支出に関して領収書添付を義務づける」規定は維持する。さらに、政治団体の不動産と株の所有を禁じる規定を追加する。6日の政治改革推進本部で決定する。

 与党案は資金管理団体について、〈1〉5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける〈2〉不動産所有を禁止する――内容だ。不動産に関する規定は、資金管理団体が多額の不動産を所有している民主党の小沢代表を意識したものだ。

 これを受け、民主党は政治団体の資産所有に関し、資金管理団体に限らず、対象も不動産・株の双方とする、より厳しい規定を加えることにした。ただ、与党は領収書添付について、全政治団体を対象とすることに反発しており、与党案の成立を目指す構えだ。

(2007年6月5日21時58分 読売新聞)

443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 10:00:55
民主・前原氏が首相を痛烈批判
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070606/skk070606000.htm

 民主党の前原誠司前代表は5日の党常任幹事会で、安倍晋三首相の年金記録紛失問題への対応について「首相の器にあらず」と痛烈に批判した。

 前原氏は、首相が年金記録問題で、元厚相の菅直人民主党代表代行にも責任があったなどと指摘していることについて「首相はすべての責任を負わなければいけないのに、責任を転嫁するとは情けない」と指摘した。

 前原氏は安保・外交政策をめぐり首相と考え方が近いとされるが、この日の首相批判については「前原氏が民主党から離れて首相と連携するといううわさを自民党が流しているので、打ち消すため」(民主党筋)との見方も出ている。

(2007/06/06 02:43)

444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 22:22:25
政治とカネ:与野党論戦本格化…不動産所有が焦点に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070608k0000m010121000c.html

 政治とカネの問題をめぐる政治資金規正法改正の与野党論戦は8日、衆院政治倫理確立・公選法改正特別委員会で実質的にスタートする。与党は民主党・小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円の不動産を所有している問題を集中的に攻める構え。民主党は不動産の所有禁止を与党案より強化した修正案を8日に出し直して対抗する。

 「与党の主張は生ぬるい。修正で一歩でも二歩でも前進させたい」。民主党の菅直人代表代行は7日の記者会見で、与党案を厳しく批判した。

 もともと松岡利勝前農相らの巨額の不明朗な事務所費支出で始まった問題だが、松岡氏の自殺で政界の空気は一変。いつの間にか焦点は、支出の透明性を高めるための領収書添付から、不動産の所有禁止にずれつつあり、民主党は何とか事務所費問題に引き戻そうと躍起になっている。

 事務所費問題では、民主党が早々とすべての政治団体の1万円超の経常経費(人件費を除く)に領収書の添付を義務づける方針を打ち出し、先行した。与党は自民党が領収書添付の義務化を渋って出遅れ、自民、公明両党が領収書添付の対象を資金管理団体に限定し5万円以上とすることで合意したのは、4月下旬になってからだった。

 民主党は与党案を「資金管理団体から他の政治団体に支出をつけかえれば尻抜けになる。ザル法だ」とこき下ろす。

 ところが、民主党はこの間、小沢氏の不動産問題が発覚。小沢氏は2月20日に記者会見し、不動産を個人資産として扱わない「確認書」を公表して釈明したが、与野党の攻守が逆転した。さらに5月28日、松岡氏が自殺。領収書問題で追及の矛先を見失い、しぶしぶ不動産問題の対応に乗り出さざるを得なくなった。

 参院選を控え、与党は民主党に得点を与える修正協議に応じる気配はない。特別委の審議で与党は、領収書問題の「尻抜け」批判をあくまで突っぱね、不動産問題を集中的に攻撃して民主党にダメージを与える方針だ。

 民主党の修正案は、政党以外の政治団体に不動産だけでなく有価証券などの所有も禁止する点で与党案より厳しい。ただ、小沢氏が不動産を売却するかは不透明で、党内から「修正案との矛盾を有権者に説明しにくい」(中堅)との不満が漏れる。与党をどこまで攻めきれるか、見通しは立っていない。【須藤孝】

毎日新聞 2007年6月7日 21時09分

445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/11(月) 08:27:09
「民主くん」新宿アルタ前で初披露
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070611-OHT1T00008.htm

 民主党のロゴマークを元に誕生した「民主くん」が10日、東京・新宿アルタ前で、初披露された。

 赤い玉が2つ重なった単純な“癒やし系”着ぐるみ。東京の若手都議らによる自主製作で、党は未公認。参院選に帯同させることを決めた鈴木寛参院議員(43)=東京選挙区=は「6年前は純ちゃん(小泉前首相のキャラクターグッズ)ブームでしたが、今回は民主くん」とアピール。CM(www.minshukun.com)を作成し、携帯ストラップなどのグッズも考案中という。

 7月5日の参院選告示までに党公認を獲得し、全国派遣を目指すが、炎天下の選挙戦で着ぐるみは、過酷のような気もするが…。

(2007年6月11日06時00分 スポーツ報知)

446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 20:57:25
小沢民主代表:政治資金改正案成立すれば不動産処分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070613k0000m010056000c.html

 民主党の小沢一郎代表は12日、金沢市で記者会見し、自らの資金管理団体が約10億円の不動産を所有している問題について「全部明らかにしているのに(なぜ)問題になるのか分からないが、法律が通ったら処分する」と述べ、国会で審議中の政治資金規正法改正案が成立すれば処分する考えを示した。売却先など処分の具体的内容は明らかにしていない。

 小沢氏は「多くの方から政治献金をいただいた。それを賃借料として払うと政治団体の資産から流出してしまう。ローンを払って事務所を買えば政治団体の資産として残る」とこれまで不動産を所有してきた理由を説明した。【葛西大博】

毎日新聞 2007年6月12日 20時04分

447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 15:31:13
JPUとの組織統合を承認 全郵政、22万人労組へ前進 '07/6/15
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706150285.html

 十月に民営化される日本郵政公社の職員の労働組合である全日本郵政労働組合(全郵政、約八万四千人)は十五日の全国大会で、日本郵政公社労働組合(JPU、約十三万四千人)との組織統合を賛成多数で承認した。NTT労働組合(約十八万人)を上回る、組合員数約二十二万人の国内最大の単一労組の誕生に向け、大きく前進した。

 JPUも十九日から那覇市で始まる全国大会で組織統合を協議する。統合が承認されれば、両労組は民営化後の十月二十二日に臨時大会をそれぞれ開き、組織統合を最終決議。同日中に新労働組合「日本郵政グループ労働組合」(JP労組)が結成される。

 十五日の全郵政の投票では、賛成票が約92%に達し、承認に必要な75%(代議員の四分の三)を大きく上回った。

 JPUに名称変更する前の全逓信労働組合(全逓)は旧総評系で、全郵政は旧同盟系。両労組は運動方針などをめぐり長年、対立していたが、郵政民営化関連法案の審議の過程では反対で共闘。民営化が決まった後は新会社に対する労働組合の発言力を高めるため、昨年から組織統合の協議を続けてきた。

448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 13:30:50
http://blogs.yahoo.co.jp/ktv4522/archive/2007/06/15

6月15日(金) 石井ターニャ

<写真> 最近痩せました

刺殺された元民主党石井衆議院議員の一人娘
石井ターニャである。
基本的には経済ジャーリストとして活動しているが
ロシア語が堪能なのでそちら方面の仕事も多い。

聡明で気品があり美人である。
独身であるが結婚しないと言っているわけでもない。
父の石井議員とロシア人のお母さんは
大恋愛の末結ばれた。

我々周辺の勝手連は
そのうち国政に押し出そうと企てている。
まあ民主党だろうなあ、、
機を伺う瞬間。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同時進行ドキュメント

昭和49年(1974)6月15日(土)の日記

昨日からの続き。
朝、亀岡さんに送ってもらって
俺はすぐに寝ようと思っていたら
小倉が授業なので赤羽まで付き合わされた。

全くの無意味な行為である。
赤羽まで行ってそのまま即帰ってくるだけである。
そしてその通りして帰って来ると即寝た。

9時頃寝て少ししたら揺り起こすので
誰かと思ったら小倉がすぐに作新へ行くから
起きろと言うのであった。
1時であった。

大急ぎで走って作新へ行くと
やっとのことで電車に乗れたのであるが
試合をやっていて小倉は2塁の
審判をやらされた。

あまり面白くないので自分の方は
女子のバスケットの試合を見ていた。
帰りは監督の山ちゃんにおごってもらって
最終列車で帰りすぐに寝た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

当時は赤羽線という電車が池袋から赤羽まで
走っていて確か間に駅は3つぐらいしか
無かったような記憶である。

東北本線に高田馬場から乗るには
そのルートを使っていた。
10年前に転勤で上京したとき
赤羽線がなくなっていたので訊ねると
埼京線に変わったと言うことであった。

文中の山ちゃんとは
かつての作新黄金時代の名将
山本監督のことである。
冷や汗ものだ。         村夫子拝

449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/23(土) 11:20:15
内山衆院議員:登院停止「何も恥じることはない」 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070622ddlk12010275000c.html

 衆院厚生労働委員会での年金時効特別法案の採決で、委員長を羽交い締めしたとして「登院停止30日」の懲罰を受けた民主党の内山晃衆院議員は21日朝、地元・松戸市のJR新松戸駅前で街頭演説を行った。

 「私は暴力議員ではない。国民のためにならない法案の成立を阻止するためにやったことで、何ら恥じることはない」などと訴えた。

 「登院停止」は議員の地位を失わせる「除名」に次いで重い処分で、期間は「30日を超えることはできない」と規定されている。

 この問題で一躍注目が集まり、参院選の応援に来てほしいと、全国各地から声がかかってきているという。

 「これからは『ちょい悪オヤジ』ならぬ『懲罰オヤジ』として、年金問題などに一層真剣に取り組んでいく」と苦笑まじりに話した。【長谷川力】

毎日新聞 2007年6月22日

450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 11:22:45
参院選、与党過半数割れで 小沢氏「政界再編ある」
2007年6月25日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/all/CK2007062502027031.html

 民主党の小沢一郎代表は二十四日、NHKの報道番組で、参院選で与党の過半数割れを実現した場合の対応について、「(与党の)政権運営は不可能になる。政権の枠組みをどうするかという問題が生じてくる。自民党もわれわれも『どうするんだ』という議論になる」と、与野党を巻き込んだ政界再編につながるとの見方を示した。

 さらに「各地で野党の選挙協力をずいぶんしている。国民が『野党、頑張ってくれ』と投票したのに、選挙後に自民党と協力するのは、まず考える必要がない」と述べ、与党との連携に含みを残す国民新党をけん制した。

 一方、小沢氏は、与党過半数割れを実現できなかった場合の党代表としての責任については「そういうたぐいのことは、もう少し選挙が近づいてから、きちんと申し上げる」と明言を避けた。

451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 12:19:04
逢坂日記6/25 ・・・三浦かよw
http://www5a.biglobe.ne.jp/~niseko/

1)選挙プランナー
金曜日、ある選挙プランナーの方から
話を伺いました。

その内容を箇条書きでメモしています。

====

 ・ オートコールに要注意
 ・ 今は期日前投票に力点
 ・ 東国原知事は
   2年間から準備(美女と離婚して、宮崎と再婚)
 ・ 国や地域を思う気持ちが重要
 ・ 浅野知事候補からその気持ちが読み取れたか
   (東京都民の皆さん、赤坂プリンス宿泊)

 ・ この人がいなければ勝てないという、
   ウグイス嬢の存在(宗教的熱狂)

 ・ 20〜30歳代に革新はいない
 ・ いまや革新は中高年

 ・ スポーツ紙、夕刊フジ、日刊現代などは重要

 ・ ディベートは論破よりも好感度が重要
 ・ discussionの語源は、恨みっこなし

 ・ 聴覚、視覚に訴える選挙運動
   (有権者は演説内容は覚えていない)
 ・ 安心感を与えることが重要
 ・ テレビで人情が伝わる(ハマコー)
 ・ 自然な笑顔が重要
   (最高の笑顔の写真を
    部屋の全ての壁に貼って寝る。
    いずれその笑顔が自然にできる。)

 ・ 党首力は重要
   (小沢vs安倍 
    好感度は安倍が10ポイントリード)
 ・ 「いかんざき」は良い。さて小沢は?
 
 ・ Third Rail (NYの地下鉄)
   触ってはダメな政策課題
   (年金は票が増えないと言われているが・・・)
 ・ 年金問題は、切り返しの対策が必要 

====

こんな雰囲気の話でした。

なるほど、と思う部分、
逆に同意できない部分もありますが、
触発される話でした。

452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 13:08:33
“ゆるキャラ”で女性の心ガッチリ!? 「民主くん」
参院選に最強の“助っ人”、若手が発案、評判上々
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007062623.html

 民主党の若手都議が発案したキャラクター「民主くん」が話題となっている。党の赤いロゴマークに目や口をつけ、手足をはやしたという単純な代物だが、これが何ともかわいらしくもあり、それでいて、あまりの無垢な表情がかえって反感を買いそうでもあり…。ネット上には「民主くん」を勝手にアレンジしたものまで登場。参院選では最強の“助っ人”になりそうだ。

 「ドコモダケなどをイメージしてかわいいものを作ろうと思ったんです。民主党は女性に不人気ですし、キャラクターを作れば女性にもうけるかなと」

 作成の経緯を語るのは発案者の伊藤悠都議(30)。伊藤氏と柿沢未途都議(36)が中心になってこのプロジェクトを進めた。党公認キャラへの“昇格”を目指して現在党本部と交渉中だが、すでに菅直人代表代行から「これは面白い! 金銭的にもバックアップする」とお墨付きをもらったという。

 ついには、1体120万円もする着ぐるみまで作り、女子プロゴルファー、横峯さくら選手の父、良郎氏が今月11日に都内で行った出馬会見の会場にも“出没”。良郎氏とガッチリ握手するパフォーマンスまで見せた。

 時あたかも“ゆるキャラ”(かわいさや優しさを前面に打ち出したゆるいキャラクターのこと)ブーム真っ盛り。別の参院選候補予定者と新宿に現れたときも、周りに人だかりができたほどだったという。

 着ぐるみの中には伊藤氏の事務所スタッフが入っているというが、「10体でも20体でも作りたい。呼ばれればどこにでも『民主くん』は行きますよ」(伊藤氏)とのこと。

 この「民主くん」ブームは、ネット上でも広がりを見せており、3D(立体)バージョンなど、さまざまにアレンジされたものが登場。

 民主党といえば、自民党を攻撃したら、そっくりそのまま自分の所に返ってきて“自爆”してしまう「ブーメラン政党」と揶揄(やゆ)されるだけに、ブーメランを投げている「民主くん」まで出てくる始末で、まさに“いじられキャラ”としての地位も確立しているのだ。

 永田町での評判のほどはというと、「かわいい〜」(秘書)という声がある一方で、「よだれかけをつけた赤いひよこみたい」「昔はやった『クレクレタコラ』に似てる」「赤すぎる」などこき下ろす声も絶えない。それもご愛嬌(あいきよう)といったところか。

ZAKZAK 2007/06/26

453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 16:57:12
政界再編に否定的=参院選、首都圏の躍進がカギ−民主・野田氏
6月27日15時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000083-jij-pol

 民主党の野田佳彦国民運動委員長は27日、都内で講演し、参院選後の政局に関し「政界再編がどうの、自民党と組んでどうの、という話が出てくるが、あってはならない。民主党で参院選を勝つ、次の衆院選を勝つ、それが王道だ」と述べ、政界再編に否定的な考えを示した。民主党の小沢一郎代表は「野党で過半数を握り、政界再編に持っていきたい」としているが、これに一線を画す姿勢を示したものだ。
 また、野田氏は参院選では改選数1の「1人区」だけでなく、民主党が公認候補を2人擁立している複数区の東京都と埼玉、千葉、神奈川3県の重要性を指摘。「首都圏の選挙区で民主党が躍進できるかどうかがカギを握っている。参院選は(自民党に)おきゅうを据えるだけでなく、次の衆院選に間違いなくつながる」と強調した。

454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 23:51:59
民主党:「自民と組まない」と野田氏 小沢氏発言けん制?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070628k0000m010013000c.html

 民主党の野田佳彦国民運動委員長は27日、東京都内のホテルで講演し「民主党を柱として政権を取りにいくことに賭けたい。政界再編がどうの、自民党と組んでどうの、という話が出ているが、まったくあってはならない話だ」と述べ、参院選で与党を過半数割れに追い込んだ上で、あくまで次期衆院選で勝利し民主党政権を目指す考えを強調した。小沢一郎代表は24日のNHK番組で「(参院選で与党が過半数を割ると)政権の枠組みをどうするかという問題が生じてくる」と自民党を巻き込んだ政界再編の可能性を示唆しており、野田氏の発言はこれをけん制したものとみられる。【山田夢留】

毎日新聞 2007年6月27日 17時22分 (最終更新時間 6月27日 18時50分)

455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/28(木) 08:58:36
民主 鳩山幹事長の発言に波紋
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/28/k20070628000011.html

民主党内では、鳩山幹事長が、参議院選挙で与党側を過半数割れに追い込めなかった場合、執行部の責任につながるという認識を示したことについて、「選挙の先頭に立つ幹事長の発言とは思えない」などと批判が出ており、波紋が広がっています。
民主党の鳩山幹事長は22日の記者会見で、参議院選挙で与党側を過半数割れに追い込めなかった場合には、小沢代表をはじめ、執行部の責任につながるという認識を示しました。これについて、党内では27日、選挙対策本部の役員会で、大畠総務委員長らから「選挙に向け団結しなければならないときに、幹部が負けた場合の責任に言及すべきではない」などといった批判が出されました。また、これに関連し、野田元国会対策委員長も講演で、「責任を取ることを議論するよりも、党をあげて、今は責任を果たすことを考えるべきだ」と述べました。これに対し、鳩山幹事長は「選挙に向けた不退転の決意を表明したものだ」などとして、理解を求めたいとしていますが、参議院の幹部は27日夜、「選挙の先頭に立つ幹事長の発言とは思えない」と不快感を示しており、鳩山氏の発言への波紋が広がっています。

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:20:12
社民党の福島党首、民主党との統一会派を否定
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070704ia21.htm

 社民党の福島党首は4日の記者会見で、参院選後の民主党との連携に関し、「統一会派を組むことはない」と明言した。

 その理由について、「政党の合併ほどではないが、統一会派はものすごく大きなテーマだ。衆院と合わせないと意味がないし、地方組織との関係もある。参院だけの話で統一会派というわけにはいかない」と語った。

 一方で福島氏は、参院選後の議長選で、民主党の議長候補に投票することには前向きな考えを示している。

(2007年7月4日20時25分 読売新聞)

457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 14:25:43
参院選:民主・小沢代表、野党過半数割れなら辞任の意向
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070705k0000e010034000c.html

 民主党の小沢一郎代表は5日午前、党本部で毎日新聞などのインタビューに応じ、参院選の勝敗ラインについて「野党全体で過半数」としたうえで、「それができなければ代表をやっている意味がない。そういう覚悟だ」と述べ、与党を過半数割れに追い込めなければ代表を辞任する考えを明らかにした。野党の改選議席は野党系無所属を含め42議席で、過半数獲得には59議席が必要。与党が過半数維持に必要な議席は64。

 小沢氏は参院選について「この選挙で与野党逆転を果たさない限り、自公の弱者切り捨ての政治を変える機会は当分の間ない。最大のチャンスであり、最後のチャンスだ」と強調。「不公正な政治の象徴として年金問題が浮き彫りになってきている」と述べ、選挙では年金記録漏れ問題を最大の争点として訴えていく考えを改めて示した。

 また、将来政権交代が実現した場合の首相就任の可能性について「国民が選べばしょうがない。天命に従う」と語った。小沢氏は心臓に持病を抱えているが、「朝から晩まで役所の日程通りやっているのが首相の本来の姿ではない」と述べ、問題ないとの認識を示した。【葛西大博】

毎日新聞 2007年7月5日 11時27分 (最終更新時間 7月5日 13時15分)

458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 17:05:36
小沢、負けたら辞任…政権交代なら自ら首相就任も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070525.html

 民主党の小沢一郎代表は5日、東京・永田町の党本部で報道各社のインタビューに応じ、参院選で与党を過半数割れに追い込めなければ代表を辞任する意向をブチ上げた。安倍晋三首相が参院選に対する責任を明確にしない中、“チキンレース”を仕掛けた格好。小沢氏としては自らの責任を明確にすることで、“あいまい戦術”をとる安倍首相を追い詰める狙いがありそうだ。

 「野党で過半数を制することが最大の念願であり、政治の流れを変える最後のチャンスだ。実現できなければ代表をしている意味はない。そういう覚悟でやっている」

 小沢氏はインタビューでこう“宣言”し、ついに退路を断った。さらに、「ここで過半数を取れないようなら、衆院選も勝てない。政権を取れないのに、やっていてもしょうがない」とまで語った。安倍首相にも責任を明確にさせ、与野党逆転で退陣を迫ろうというわけだ。

 野党が参院の過半数を獲得し、民主党が主導権を握れば、国会が混乱するのは必至。小沢氏としては、最終的に衆院解散にまで追い込み、政権交代を目指す戦略とみられる。

 これまで民主党内には「体調面で不安を抱える小沢氏が、首相を務めることができるのか」、「首相にはならず、裏で首相を操ろうとするのではないか」など、小沢氏の思惑を図りかねている向きもあった。

 しかし、小沢氏はこうした疑問に対し、「国民が選べばしょうがない。国民の天命に従う。そうでなければ代表なんかやっていない」と述べ、政権交代が実現した暁には自らが首相に就任する考えも示した。

 「消えた年金」問題などを追い風に、小沢氏はあくまでも強気の姿勢で攻勢をかける構えだ。

 これに対し、逆風にあえぐ自民党は、あくまでも首相の責任論を明確にしようとはしていない。

 「首相指名権は衆院にあり、参院選は実績の中間評価だ。全力で戦っており、安定政権になる結果は必ず出せると確信している。それ以上のことは何も考えていない」

 「責任ラインについてコメントする必要はない。いくつ負けるという前提で、どうするのかという質問には答えない」

 中川秀直幹事長は、4日の報道各社とのインタビューでも、あいまいな姿勢に終始した。

ZAKZAK 2007/07/05

459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 20:11:55
菅代表代行:参院選後は「小沢代表と同じ行動を…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070707k0000m010032000c.html

 民主党の菅直人代表代行は6日、参院選に向けた地方行脚で訪れた福井市で記者会見し、参院選後の対応について「小沢代表と同じ行動をしていきたい」と述べ、与党を過半数割れに追い込めなければ、小沢一郎代表とともに代表代行を辞任する考えを明らかにした。

 また、安倍晋三首相が5日夜の民放出演で、消費税率引き上げが秋の税制改正議論の対象になる考えを示したことに、「(税率を)上げるなら、きちんと参院選前に言うべきだ」と批判した。【大久保陽一】

毎日新聞 2007年7月6日 18時38分

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 12:23:52
「参院選負ければ政界引退」 小沢代表が決意表明 '07/7/8
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200707080187.html

 民主党の小沢一郎代表は八日午前のフジテレビ番組で、参院選で目指す与野党逆転が実現できなかった場合の責任について「万が一(負けたら)の場合、政界にいる必要はないと思っている。自分自身の心の内ではそういう決意だ」と述べ、政界を引退する考えを表明した。

 小沢氏は五日の報道各社のインタビューで、野党が過半数を獲得できなければ代表を辞任する意向を示していた。さらに踏み込み政界引退を表明することで民主党陣営の引き締めを図るとともに、安倍晋三首相(自民党総裁)との決意の違いを際立たせ世論の支持獲得を狙ったとみられる。

 安倍首相は同番組でも「数ではなく、あくまで目指す政策が実行できるかどうかだ。そのために最後まで全力を尽くす」と述べるにとどめ、自らの責任ラインは明示しなかった。

461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 19:35:30
参院選負ければ政界引退 民主党・小沢代表が決意表明
http://www.sanspo.com/sokuho/070708/sokuho016.html

 民主党の小沢一郎代表は8日午前のフジテレビ番組で、参院選で目指す与野党逆転が実現できなかった場合の責任について「万が一(負けたら)の場合、政界にいる必要はないと思っている。自分自身の心の内ではそういう決意だ」と述べ、政界を引退する考えを表明した。

 小沢氏は5日の報道各社のインタビューで、野党が過半数を獲得できなければ代表を辞任する意向を示していた。さらに踏み込み政界引退を表明することで民主党陣営の引き締めを図るとともに、安倍晋三首相(自民党総裁)との決意の違いを際立たせ世論の支持獲得を狙ったとみられる。

 安倍首相は同番組でも「数ではなく、あくまで目指す政策が実行できるかどうかだ。そのために最後まで全力を尽くす」と述べるにとどめ、自らの責任ラインは明示しなかった。

 小沢氏はこの後、記者団に対し「わたしの(衆院議員としての)任期はあと2年だ。(敗れても直ちに)議員辞職するわけではない。継続を考えずに最後の奉公を頑張る」と述べ、次期衆院選に出馬しないことによる引退になると説明した。

462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 19:51:02
民主・小沢氏、参院選で野党が過半数取れなければ政界引退
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070708it12.htm?from=top

 民主党の小沢代表は8日、都内で記者団に対し、参院選の結果を受けた対応について、「(有権者は)我々に過半数を与えてくれると確信しているが、仮に万が一、そういう結果が出なかったら、私が政治の場で働く余地はない」と述べ、非改選を合わせて野党で過半数を確保できなければ、次期衆院選に出馬せず、政界を引退する考えを明らかにした。

 小沢氏は「私の(衆院議員の)任期はあと2年しかないから、それ以上の継続を考えず、その決意で最後のご奉公と思って頑張っている」とも語った。

 小沢氏は5日の読売新聞社などのインタビューで、参院選に勝てなかった場合は代表を辞任する意向を表明していた。この日の発言は、さらに政界引退にまで踏み込むことで、参院選への決意を示すと同時に、責任の取り方を示さない安倍首相との違いを鮮明にする狙いがあると見られる。

 これに関連して、民主党の渡部恒三最高顧問は8日、秋田市で演説し、「小沢代表のみならず、私も参院選で自公を上回る議席を取れなければ辞める」と述べ、小沢氏同様、野党で過半数を確保できなければ政界を引退する意向を示した。

(2007年7月8日19時13分 読売新聞

463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 10:10:32
政権交代へ退路断つ 小沢氏の「引退」発言 岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070709_2

 【東京支社】民主党の小沢一郎代表が悲願の政権交代に向けて勝負に出た。参院選で野党が過半数を獲得できなかった場合は「私が政治の場で働く余地はない」と、政界を引退する覚悟を表明し、退路を断った。二大政党制の定着を目指して自民党を離党して14年。年金問題などを追い風に「最大で最後のチャンス」と位置付け、政治生命をかけた参院選に臨む。


 「弱者切り捨ての自民党政治に終止符を打ち、議会制民主主義を定着させなければならない。それが私の最大で最後の使命だ」。小沢氏は8日も記者団に対して参院選の意義を強調。「最大」「最後」という言葉を何度も使い、決意を伝えた。

 参院選の目標は、野党で過半数となる59議席以上。達成できなかった場合は党代表辞任にとどまらず、次期衆院選岩手4区には出馬しないことまで明言した。

 小沢氏は、二大政党制の確立を目指して1993年に自民党を離党。非自民の細川連立政権を樹立したが、わずか10カ月で幕を下ろした苦い経験がある。「参院選で負ければ、議員をやめるだろう。それだけの覚悟でやっている」。小沢氏の側近は以前から参院選への意気込みを語っていた。

 だが、公示前から責任論を明確にする強気の姿勢に出たのは、年金問題や久間章生前防衛相の辞任などで「政権への不信が高まっている」と判断したことや、責任ラインの言及を避ける安倍首相との違いを際立たせる狙いもある。

 また、「まとまりがない」と指摘されがちな党内からも「トップが政治生命をかけている。一致団結して政権交代しなければ」(野田佳彦国民運動委員長)などの声が出始めており、さらなる引き締めを図る考えだ。

 「今の政治に多くの人が不安を抱いている。われわれに必ず過半数を与えてくれると確信している」。背水の陣を敷く裏でこう自信を深めながら、最後の勝負に出る。
(2007/07/09)

464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 09:52:45
「野党敗北なら政界引退」 小沢発言、東北に波紋 河北
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/07/20070710t71022.htm

 民主党の小沢一郎代表が、参院選で野党が過半数を取れずに敗北した場合に「政界にいる意味がない」と、次期衆院選に出ずに政界を引退するとした8日の発言が憶測を呼んでいる。東北の関係者からは「相当の覚悟」と退路を断った姿勢を評価する声が上がる一方、「参院選に勝てると読んだから」「健康に自信がないのでは」という見方も出ている。

 小沢氏は9日、党本部で参院選マニフェストの記者発表後、参院選と衆院補選の候補予定者約90人の一人一人に公認・推薦証を手渡した。

 同席した鳩山由紀夫幹事長は「小沢代表が自身の進退に関してまで言及し、見事な覚悟を示された。小沢代表以上の覚悟を持って健闘を」と述べた。小沢氏が前日のテレビ出演などで「万が一、結果が出なかった場合、私が政治の場で働く余地はない」と発言したことを指しながら激励した。

 小沢氏から最初に公認証を受け取った参院選福島選挙区に出馬する金子恵美氏は、取材に対し「日本を変えるという覚悟。われわれを強くサポートしてくれることはありがたい」と話した。小沢氏がこれまでの「敗北なら代表辞任」という考えからさらに踏み込んだ発言をしたことを評価した。

 参院選と同じ29日投票の衆院岩手1区補選に党公認で出馬する階猛氏も「一瞬びっくりしたが、非常に重い発言。同じ気持ちで必死でやる」と取材に対して述べた。

 これに対して、自民党関係者からは「あそこまで言えるのは、年金問題で参院選に勝機を見いだしたからだろう」という声もある。「ただ(進退、責任論が鮮明でない)安倍晋三首相との差はつくかも知れない」と、発言の影響力を計りかねてもいるようだ。

 小沢氏は5日の報道各社とのインタビューで、総選挙後に民主党が第一党になった場合に総理を受ける覚悟、体力があるかを問われ、「天命に従う」と前向きに答えた。
 だが、ある自民党関係者は小沢氏が昨年、心臓病の持病を公言したことから「参院選を勝っても負けても退くつもりだったのでは。『引退発言』は心に響かない」と冷めた受け止め方をしている。

2007年07月09日月曜日

465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 13:02:12
参院選に“女の戦い”勃発?民主党の妻たちが応援団結成
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007071010.html

“妻対決”では与党に圧勝!? 「Oh!勝ってレディース」の左から菅伸子さん、羽田綏子さん、鳩山幸さん=9日夜、東京都立川市
 民主党の鳩山由紀夫幹事長(60)の幸(みゆき)夫人(64)ら同党代表クラスの妻たちによる応援団「民主党Oh!勝ってレディース」が9日、都内で開かれた同党の集会に登場。「夫に任せてばかりでは、世の中は変わらない」と結成宣言し、自民党の安倍晋三首相(52)の昭恵夫人(45)にキツ〜い一言をサク裂させた。





 参院選に“女の戦い”が新たに勃発!? 東京・立川で行われた民主党の決起集会。この日が事実上の“初陣”となった同応援団のリーダー格、幸さんはあいさつで「お勝手(Oh!勝って)だって黙っちゃいないよ」とアピール。菅直人代表代行(60)の伸子夫人(61)は「菅直人に任せてばかりでは、世の中は変わらない!」とブチ上げ、約500人の聴衆がドッと沸いた。

 応援団の中心メンバーはほかに羽田孜元首相(71)の綏子(やすこ)夫人(67)、岡田克也元代表(53)の多津子夫人(50)、前原誠司前代表(45)の愛里夫人(39)の計5人。この日は幸さん、伸子さん、綏子さんの3人が出席した。

 大会後、「民主党の夫人同士は仲良しなのよ」と盛り上がる3人。昭恵さんに話が及ぶと「アッキーが夫人軍団を作ろうとしても、誰もついてこないでしょ」と伸子さんがバッサリ。綏子さんも「求心力もないし(自民党には)夫人の結束力もない」とたたみかけた。

 続いて、共生新党の黒川紀章氏(73)の妻で、同党比例代表で出馬する女優の若尾文子氏(73)が話題に。3人は一転して「お美しくて、私たちと比べるなんて失礼」と恐縮していた。

 応援団の今後の活動については「声がかかれば、全国どこへでも行きます」と幸さん。参院選ではこの5人も注目だ。

466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 11:27:17
「選挙後も協力」民主・小沢氏と国民新党・亀井氏
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070712/20070712-00000002-ann-pol.html

 民主党の小沢代表と国民新党の亀井代表代行が共同で記者会見し、参院選での野党共闘を踏まえて、選挙後も協力していくことを互いに表明しました。

 民主党・小沢代表:「選挙でお互いに力を合わせて国民に信を問うているわけですので、選挙後、まったく違う方向にお互いが行くということはあり得ないことであって」
 国民新党・亀井代表代行:「選挙で協力して、選挙で勝ったらバイバイという、そんなことは起きることはありません」
 自民党内には、参院選後の国民新党との連携に期待感を示す声も出ていました。こうしたなかで、11日、参院選の福井選挙区や富山選挙区で、国民新党が民主党系の候補者の推薦を決めるなど、野党共闘が一層進んでいるうえ、亀井代表代行が選挙後の民主党との協力を明言したことで、参院選後の政局にも少なからず影響しそうです。

467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:19:07
小沢、自民分断策謀…政権瓦解へ捨て身のゆさぶり
次期衆院選あえて空白区、鞍替え組待つ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071119.html

参院選後、剛腕・小沢氏が動き出しそうだ(クリックで拡大)
 12日の参院選公示を控え、民主党の小沢一郎代表が最後の大勝負にでている。政界再編をちらつかせるほか、政治生命をも賭け、自民党に揺さぶりをかけているのだ。年金問題、赤城徳彦農水相の事務所費問題など相次ぐ“不祥事”で、追い風にある民主党は参院選での与野党逆転に自信を深めている。剛腕・小沢氏の視線の先には、自民分断→政界再編という野望がある。

 「自民、公明で過半数を割るようなことになったら、また(自民党から)1人抜け2人抜けして政治が混乱することを心配する。若き獅子(安倍首相)をつぶしてしまうのは大きな損失だ」

 安倍首相の後見人を自任する自民党の森喜朗元首相は10日、松山市で講演し、訴えた。

 小沢氏が参院選後の政界再編に言及していることを踏まえ、参院選での与党敗北は安倍政権の崩壊につながりかねないと危機感を訴え、自民党内や支持組織を引き締める狙いがあるとみられる。

 小沢氏は、これまでも自民党政権瓦解に向け、挑発を繰り返している。その一つが「政界再編」発言だ。

 6月24日のNHKの討論番組。司会者から、参院選で与党を過半数割れに追い込んだ「後」のことを質問され、小沢氏はこう話している。

 「(与党で)参院が過半数ないと政権運営ができませんから、そうすると自民党内でもどうするんだ、こうするんだという議論になる。われわれ(野党)の方もどうしよう、こうしようという議論になる」

 参院での与野党逆転後は、政界再編が必至との見方を示したのだ。

 民主党幹部は「淡々と語る表情とは裏腹に、参院選後には、自民党を真っ二つに割ってやるという鬼気迫るものを感じた」と明かす。

 すでに、小沢氏は「自民分断」に向け、布石を打っている。

 民主党は次期衆院選の候補者擁立を急いでいるが、あえて選挙区を空けている節がある。300小選挙区のうち、民主党の空白区は97選挙区と約3分の1もあるが、これも戦略のうち。

 民主党幹部は「残りの衆院選の候補者は立てようと思ったら、すぐにでも立てられる。それをあえて立てていないということは…。自民党の議員は民主党に来るかどうか迷うだろうなあ」と漏らす。

 民主党事情通も「今回の参院選で与野党が逆転すれば、小沢氏は自民議員に、民主党からの衆院選出馬を促すよう仕掛けるつもりなのではないか。空白区は自民から移ってくる人のために空けているとみるべきだ。自民議員を引っ張り込み、うまくいけば衆院も過半数割れに追い込み、最悪でも自民に揺さぶりをかけることで解散を迫るのだろう」と解説する。

 自民党内には、安倍政権から冷や飯を食わされ、距離を置く谷垣禎一前財務相ら旧宏池会グループなどの不満がマグマのようにくすぶり、いつ噴火してもおかしくない状況にある。

 政権交代という最終目標に向け、小沢氏が自民党内の反安倍勢力と合体する可能性もあるのだ。

 小沢氏も自民政権瓦解に向け、政治生命をかけた最後の戦いに挑んでいる。

 8日、小沢氏はフジテレビ系『報道2001』に出演し、「国民の皆さんがわれわれを選択してくれると確信しているが、万が一の場合、私が政界にいる必要はないと思っている」と、政界引退にまで言及し、自ら退路を断ち切った。

468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:19:20
与党過半数割れで、自民党からの離党者続出を懸念する森元首相(クリックで拡大)
 安倍首相にも退陣を迫る小沢引退発言には、森氏が10日の講演で、「人の同情を誘うのか、党内を叱咤(しった)激励する意味なのかどちらでもいいが、選挙に勝てなかったら議員を辞めるというのでは駄々っ子みたいだ」と批判。自民党内にも穏やかでない空気が流れている。

 それでも、自民党には「小沢氏が代表のほうが与しやすい」との思いは強い。

 都内のホテルで1日行われた民間シンクタンク主催の党首討論。自民党内には、民主党の政策の実現性のなさを浮き彫りにすることができたとして、「首相の圧勝に終わった」(中川秀直幹事長)との空気が漂った。

 民主党内からも「旧田中派で生まれ育った小沢氏には古い自民党のイメージがあり、民主党が反自民の受け皿になるか疑問だ。しかも、小沢氏は党首討論で覇気がない。これでは民主党に票は集まらない」(有力筋)との声が漏れる。

 こうした小沢氏の弱点を突き、劣勢の安倍首相は「自民Vs民主」ではなく、「安倍Vs小沢」の構図を訴える戦術に切り替え始めた。

 中川昭一政調会長も「やはり参院選では安倍氏と小沢氏のどちらがふさわしいかを問うべきだ」と話している。

 各社の世論調査でも、「小沢人気」は常に「安倍人気」の後塵を拝していた。安倍内閣の支持率低下に歯止めはかからないが、有権者がそのま「小沢民主」を支持するとは限らない。それでも、剛腕・小沢氏が最後の戦いに命を賭ける。

ZAKZAK 2007/07/11

469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/17(火) 17:15:45
小沢代表インタビュー「安倍は首相の素養がない」
天下獲り「どちらが優れているか国民は鮮明にわかる」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071725.html

小沢氏が天下獲り戦略を熱く語った(クリックで拡大)
 「天下分け目」の07年参院選(29日投開票)が激化するなか、民主党の小沢一郎代表が16日夜、東京・永田町の党本部で夕刊フジのインタビューに応じた。小沢氏は、新潟県中越沖地震への対応、追い風にある参院選の情勢のほか、安倍晋三首相に対し、「首相の素養がない」と痛烈に批判した。その上で、参院選後の天下獲り戦略を明らかにした。

 −−新潟、長野両県で震度6強が観測された

 「まず、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしたい。数多くの被災者の方にはお見舞いを申し上げたい。3年前(の新潟県中越地震)と被災地が重なっており、本当に心が痛い。民主党は当日午後、鳩山由紀夫幹事長が現地入りした。早急に状況を把握して、可能な限り支援したい」

 −−政府の対応は

 「被災地はてんやわんやだったようだが、安倍首相が現地視察したことは悪くない。国民の生命と財産を守るという重い職責を考え、あらゆる行政機関に指示して、被災地の方々の救援活動をしてほしい」

 −−参院選公示から4日たった

 「街頭演説などでの反応は極めていい。小泉−安倍内閣が『自由競争、市場原理』万能でやってきたため、所得や雇用、中央と地方の格差が広がっている。僕も自由は大切だと思うが、野放しにすれば弱肉強食の無秩序な社会になる。これではダメだ」

 「民主党は『政治とは生活だ』と、競争社会の中でも国民が安心、安定して暮らせる仕組みを作ろうと訴えている。具体的な話題でいえば、やはり『年金問題』と『政治とカネ』の関心は高い。支持者の力の入り方も違っている」

 −−年金問題は民主党が真っ先に追及した

 「民主党が厳しく追及しなければ、政府与党はほおかむりしていただろう。安倍首相は今年2月、わが党の調査要求を『国民の不安を煽るべきではない』と拒否した。問題が大きくなった5月下旬以降、ドタバタと対策を取っているが、いまだに詳細な資料は出さない」

 −−参院選の公示直後の14日、年金記録確認中央第三者委員会が15件の記録訂正について初判断を下した

 「きちんと認められたことはいいが、たった15件だからね。国民も姑息だという印象を受けたんじゃないか。最も問題なのは、役所の指示で原簿(手書き台帳)を破棄された人々の記録が認められるか否かだ」

 −−民主党の年金政策に対し、首相や与党幹部は細かな数字を挙げて批判している

 「一国の首相なのだから、ムキになって野党の揚げ足を取ったり、曲解して国民に誤解を与えるような発言をするのはいかがなものか。政府与党のトップとして『年金政策はこうする』といえばいい」

 「民主党は『年金は現行制度では持たない』と主張しているが、政府は『今のやり方を動かさない』という。しかし、彼らの試算は、年金保険料の納付率や賃金の上昇率など、元になる数字が現実離れしている」

 −−安倍内閣の支持率が急落している

 「個々の政策というより、国民との信頼関係が揺らいでいる。年金問題に対する木で鼻をくくったような国会答弁はひどい。その場、その場で言い繕ったり、言い返すのではなく、天下人なのだから、過失があったならば素直に謝り、『こうする』と言うべきだ」

470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/17(火) 17:16:18
 −−安倍首相と小泉純一郎前首相の違いは

 「小泉氏に確固たる理念や哲学、政策があるとは思わないが、彼はリーダーとして大きな要件を持っていた。国民をわき立たせたり、国民の中にスッと入っていくパフォーマンスなど、僕にはない資質も持っていた。安倍首相はそういった要件を備えていない。彼には荷が重い」

 「年齢が若いのが問題なのではない。安倍首相は官房副長官から幹事長、官房長官とトントン拍子に上がってきたため、基礎的な素養を身につける時間がなかったのだろう。なければないで、素直に地を見せて愚直にやればいいが、そういう姿勢もない」

 −−首相にそういう人物を選んだのは、自民党の限界か

 「今までの時代ならば、それでよかった。大体、役所任せで、首相はほどほどにやっていればすんだ。しかし、21世紀を迎えて、日本は独りで立っていかなければならなくなった。旧来手法では対応できない矛盾が吹き出てきた。僕の好きな言葉だが、自民党も『変わらずに残るためには、変わらなければならない』ということだ」

 −−与党幹部は「安倍内閣は重要法案を何本通した」と成果を強調している

 「法律を何本通したなどというのは、役人の自慢話と一緒だ。政治家は国民のために何をしたかがすべて。本当に国民のためになったなら、ここまで支持率は下がらないだろう」

 −−閣僚らの「政治とカネ」の問題も不明朗だ

 「赤城徳彦農水相らは、『法律にのっとって適正に処理している』といいながら公開しない。問題がないなら公開すべき。公開できないのは、問題があるということ。それが理屈だ。首相は『美しい国』を掲げているが、まったく美しくない」

 −−参院選は、報道機関の世論調査では、野党が参院過半数を確保する勢いという。選挙後、衆院与党に手を突っ込んで一気に政界再編を仕掛けるのか

 「そんなことは考えていない。もし参院過半数を野党が取れれば、われわれの考える法律を参院でまず通す。衆院から回ってきた法案も全面修正していく。こうすれば、国民に与党と野党の政策理念の違いが鮮明に分かる。どちらが優れているか具体的に見え、判断できるはずだ」

 −−与党は野党の切り崩しを狙うはずだが

 「大丈夫だ。野党共闘はうまくいっている。選挙まで野党で一致協力していて、選挙後に豹変したら、国民の理解は得られない。あり得ない。(国民新党が自民党に切り崩されることも)ない」

ZAKZAK 2007/07/17

471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 22:18:28
アタリはある!パクッときたかが参院選で分かる…党首直撃《7》民主党・小沢一郎代表
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070719-OHT1T00087.htm

 「野党で過半数獲得できなければ政界を引退する」。公示直前に自らの退路を断った民主党の小沢一郎代表(65)は、今参院選を政権交代の「最大で最後のチャンス」と言い切る。昨年4月の代表就任から1年余り、参院選の勝利にすべてを注ぎ、愚直に地方行脚を続けてきた。政治生活38年。現時点での手応えを趣味の釣りに例え「ヒキを感じている」としながらも「そこから釣り上げるまでが大変なんだ」と、最後まで気を緩めずに決戦を勝ち抜く決意をみせた。

 ―「負ければ政界引退」発言は、小沢流の“勝利宣言”との見方もあるが。
「いやいや、そんなことはない。(引退発言は)なぜかというと、今回が最大のチャンスであると同時に最後のチャンスだから。過半数取れなくて、万年野党のままなら、自分が政治家として活動する意味はない。(『負ければ引退』は)もともと考えていたこと。マスコミが何度も聞くから、面倒くさいから言っただけで(笑い)」

 ―退路を断ったことで、吹っ切れた?
「昨年4月に代表に就任して以来、自分の使命は今参院選で過半数を取ることだということで、徹底して集中して活動してきた。体力的にはへたばってるけど(笑い)、気持ちの中では人事を尽くしてきた。あとは天命を待つだけだ」

 ―「過半数獲得」は、最終目標である政権獲得に向け、どの段階にあたるのか。例えば小沢代表は釣りが趣味だが…。
「釣りで言えば、魚が食いついた、ということかな。現時点で、ヒキは感じている。アタリはあるけれど、まだ本当にパクッときたかどうかは分からない。それが今回の参院選の結果で分かる。そこから釣り上げるまでが、まだ大変なんだ」

 ―野党で過半数となれば、与党サイドの切り崩しも考えられるが。
「自民党だから、なんだかんだやるんでしょう。しかし、きちっと野党共闘をやって国民の審判を仰ぐわけだから。民主党内であれ、その他の野党であれ、選挙後に自民党と一緒になるということはあり得ない。それは国民に対する裏切りだ」

472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 22:19:51
 ―過半数を取った場合、解散総選挙は近いと考えるか。
「近くないだろう。我々はすぐにやってもいいが、自民党はいくら解散したって変わらないから。解散については自民党が考える話だが、政権の枠組み、政権運営をどうしようかという話から始まるのだろう。我々は主張をきちっと通すということになる。参院で過半数を取れば、参院から法案を出してもいいし、衆院で通過した法案を参院で変えてしまうこともできる。現実に、今の自公の政治体質を変えることができる」

 ―選挙戦で民主党がもっとも訴えたい点は。
「小泉・安倍内閣は、自由競争、市場原理万能で行政を運営してきた。そのしわ寄せが、所得、雇用、地方の格差に広がっている。市場経済だから自由は大切だと思うが、野放しにすれば弱肉強食の社会になる。民主党は、多くの人が安心して安定した生活を送ることができるセーフティーネットをつくろうと訴えている」

 ―現時点(インタビューは16日夜)の手応えは。
「街頭演説での有権者のみなさんの反応も極めていい。支援する方々の『今度は勝たなければ』という決意も、頼もしく感じている。今の自公の政治に対する不信感は間違いなく強い。所得格差も大きくなっているし、年金問題もうやむや。今まで『とにかく自民党』と言ってきた多くの人が、『とても自民党じゃだめだ』という感じになっているように思う」

 ―細川連立政権が誕生した1993年の衆院選とはまた違う手応えか。
「違うね。ひとつは、あの時は僕らが自民党を離党したことによって起きた現象。今度は、野党と与党が『がっぷり四つ』で対決する選挙だから、全然違う。やっぱり、そういう戦いで勝つようにならないと、日本で議会制民主主義は成り立たない」

 ―先日、同名のイチロー選手がメジャーのオールスターでランニングホームランを打った。
「おーおーおー、MVP。大したもんだ。僕もあやかりたいし、民主党の全員が、走って走って、ということを学ばなければならない。あのぐらい走れば、風がなくたって凧(たこ)は上がる。僕はいつも『風がなければ走れ』と言っている。ボーっとして風を待っているようではいけない」

 ―真夏の選挙戦。安倍首相らもクールビズだが、小沢代表はいつもスーツにネクタイ姿だ。
「ラフな格好をすると、仕事が終わっちゃったみたいな気持ちになっちゃうから(笑い)。僕は仕事中は(クールビズは)ダメだね」

 ◆小沢 一郎(おざわ・いちろう)1942年5月24日、岩手県水沢市(現奥州市)生まれ。65歳。慶大経済学部卒業後、69年、衆院初当選。89年、自民党幹事長。自民党時代は「竹下派7奉行」の1人として何度も総裁候補に名前が挙がる。93年、自民党を離党し、新生党結成。細川連立政権樹立の立役者となる。94年、新進党、98年、自由党結成。03年、旧民主党と合併。06年4月、民主党代表に就任。趣味は囲碁、釣り、小鳥の飼育(自宅で40〜50羽を飼育)。

473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 09:24:07
世論調査総合スレッド48
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1184860340/

159 無党派さん New! 2007/07/20(金) 09:21:37 ID:wIDlVXVf
半年もすれば小沢一郎が政権奪取している可能性がかなり高くなった。
衆議院の議席は宝の持ち腐れだ。
ある意味、解散の出来ない参議院を完全に押さえた方が勝ち。
小沢一郎は『これは政権交代の選挙ではない』と油断させながら、
あっという間に政権奪取することだろうよ。
健康上の理由とか言って、恐らく自分では首相にはならんだろうけどね。

浜四津敏子公明党代表代行は元々政策的に自民党よりも遥かに野党側に近い。
自民党といるメリットがなくなれば、連立解消は当然、有力な選択肢の一つだろう。
自民党内も、与党でいられなくなるのも時間の問題ということになれば必ず割れることだろう。
小沢一郎は必要ならばどんな神輿でも担ぐだろう。
しかし今回は正義は自分達にあるのだから正攻法でいく可能性が高いが。

ところで、
党首討論の後に必ず安倍が窮地に追い込まれているのは何故なのかよく考え直してみるといい。
小沢一郎は巧妙に愚鈍な振りをして、
その後の流れの中で失点となるであろう、
安倍のその問題に対する『姿勢』を国民の前に表面化することだけに集中している。
目の前の敵をその場で言い負かすことが勝ちではないのだ。
そこのところが全くわかっていない安倍は、
喋りなら小沢一郎に勝てるなどと大きな勘違いをしてTVに出まくり自爆している。
小沢一郎は超一流の本物の役者だ。
報道ステーションを観た人にはその片鱗がわかったのではないだろうか。
あまり小沢一郎を舐めないほうがいい。

474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:25:09
これが民主脱藩者リスト「小沢と犬猿」渡辺秀央ら5人
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071934.html

福をかき集める熊手で必勝を誓う安倍晋三首相。与党過半数割れなら野党議員もかき集めるのか
 「平成の関ヶ原」参院選で、与党の過半数割れが現実味を帯びるなか、選挙後に野党から自民党入りしそうな対象者が記された“脱藩者リスト”が永田町でひそかに出回り始めた。リストには、民主党の渡辺秀央元郵政相(非改選)=写真左=ら5人の実名が記され、民主党内でも話題となっている。民主党幹部は「自民に移る者はいない」と胸を張るが、政界の一寸先は闇。すべては参院選の結果次第といえそうだ。

 真偽不明のリストには、渡辺氏のほか、民主党系会派で無所属の広田一氏、同会派を離脱した松下新平氏、新党日本を離党した元自民党の荒井広幸氏(いずれも非改選)らの名前が出ている。今回の参院選に、民主公認で出馬している議員も含まれていた。

 5人のなかで、特に注目されているのが渡辺氏の動向だ。渡辺氏は中曽根康弘元首相の秘書を務め、自民党衆院議員として政治家デビュー。衆院で6期連続当選を果たし、官房副長官、郵政相を歴任した。自民党時代は旧中曽根派に所属し、中曽根氏の側近として知られていた。

 2度の落選後、民主党の小沢一郎代表が率いていた自由党に合流し、現在に至るが、今や小沢氏とは「犬猿の仲」となり、参院民主党の“ドン”的存在となっている。

 小沢氏の威圧感に屈する議員もいるなか、渡辺氏は今年5月、国民投票法の参院本会議採決で堂々と党の方針に反し、賛成票を投じていた。民主党関係者の間では、渡辺氏に対し、「現住所・民主党、本籍・自民党」とも囁かれている。

 こうしたこともあり、渡辺氏周辺が騒がしくなっているのだ。

 動向が注目される渡辺氏を直撃すると、「私はそういうこと(民主から自民入り)を一切考えず、民主党候補の応援に走っている。その時、その状況、その瞬間に決めるものなので、方程式はない。極端に言うなら(投開票日の)29日の夜から30日の朝にかけて、判断しながら行動していく」と、実に意味深長な答えが返ってきた。

 さらに、「私は民主党の中で考えて、物事をやっていない。すべてが政治家、渡辺秀央としての判断としてやっている。だから小沢批判も明快なんだ」と前置きして、小沢氏を切って捨てた。

 「先日、記者から『(政権交代した場合)首相になるか』と質問されたとき、小沢氏は『国民が選べばしょうがない』と言った。ちゃんちゃらおかしい。党首討論でもあがりっぱなしだ」

 こうした発言も、「渡辺氏は寝返るのではないか」との憶測に拍車をかけている。

475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:26:03
 松下氏は5日、会派退会届を提出しており、民主党幹部は「もともと自民党の人間だから自民党に行きたいのではないか。地元の自民宮崎県連が受け入れるかどうかという問題もあるが、(脱藩は)選挙が終わってからだろう」と指摘する。

 松下氏が民主党系会派を離脱したのにはワケがある。

 松下氏は民主党に対し、今回の参院選に無所属で出馬している長峯基・元自民党参院議員の推薦を求めたが、民主党は別の候補を立てた経緯がある。松下氏は、かつて長峯氏の秘書をしており、これに反発して離脱したというのだ。

 この件で会見した松下氏は「自民党、民主党など政党入りすることはないが、いずれかの党の会派に入ることは否定しない」と自民党会派入りに含みを残している。

 広田氏も県議時代に自民党系会派に所属しており、自民党有力筋は「自民党に来てもおかしくない」と明かす。また、荒井氏はもともと安倍首相と親しく、昨年9月の首相指名でも安倍氏に投票。永田町では「新党日本の離党も、自民党復党の布石だろう」とみられている。

 目下の選挙情勢は、読売新聞が18日、「与党 過半数割れも」と報じるなど、自民党は厳しい戦いを強いられている。

 今回の参議選で、与党が過半数を維持するには、公明党の13議席を前提とすれば、自民党は51議席が必要となる。

 “脱藩リスト”に記された議員の動向次第では、仮に与党が過半数割れしたとしても、議席差が僅差なら、過半数維持に持っていくことができる。だからこそ、5人の動向が注目されるのだ。

 さらに、「非改選組2人を抱える国民新党の動きも要注目だ」(自民党有力筋)との声もある。

 逆に与野党逆転が実現しなかった場合も、野党から“脱藩”が相次ぐ可能性がある。党内には、「これだけ追い風がある中で与野党逆転が実現できなければ、民主党はもう終わり」(中堅)との空気が漂い、「団結が強い旧民社党系10人以上が党を飛び出すかもしれない」(ベテラン議員)との憶測も飛ぶ。

 そうなれば党解体という非常事態も予想されるだけに、民主党幹部も「二大政党政治を定着させるためにも、今回の選挙は是が非でも大勝する必要がある」と深刻な表情を浮かべる。

ZAKZAK 2007/07/19

476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:17:08
議員が救援活動を「珍道中」 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=1323

  中越沖地震が発生した翌日の17日、新潟市で行われた民主党の被災者救援募金活動に参加した末松義規衆院議員(東京・比例)が、自身のホームページのブログで「新潟に行きました。黄門様、スケさん、カクさんの珍道中でした」と記述。「珍道中」という表現を批判する書き込みが殺到し、削除していたことが20日までに分かった。

 末松議員は17日、同党の渡部恒三、古賀一成の両衆院議員とともに、新潟市内で行われた被災者救援街頭募金活動に参加。そのことを18日夕方、ブログに記した。

 原文では「昨日、新潟に行きました。平成の黄門様の渡部恒三代議士を筆頭にして、スケさんの古賀一成代議士、カクさんの私という珍道中でした」と記述。

 16日に発生した地震は柏崎市や刈羽村で震度6強、新潟市でも震度4を記録、その後も強い余震に見舞われ、死者は10人に上る。そのさなかに書かれた「珍道中」という表現に「被災者をばかにしている」などの批判が集中した。被災地の柏崎市でも「気楽すぎる」「被災地の状況が分かっていない」との声が上がった。

 同議員は19日、ブログで「不適切な表現につき心からおわび申し上げます」と謝罪。新潟日報の取材に対し、同議員の事務所(東京)は「18日に書き込み、その後削除した。議員は20日、参院選の応援で地方を回っており不在」としている。

新潟日報2007年7月21日

477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:18:24
地震名称で上越の県議が失言 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=1340

 「中越沖地震」の名称をめぐり、上越市区選出で民主党の梅谷守県議(33)が21日、「『上』の字が入らなくてよかった。中越には地震のイメージを一身に背負っていただくというネーミングになったことで実はほっとしている」などと、同市で開かれた参院選比例代表候補者の応援であいさつした。被災者からは「被災地への配慮に欠けた発言」などと反発の声が上がっている。

 会場の約200人を前に梅谷県議は「初め上中越沖地震になりそうだった。『上』が入ることで上越にまで地震のイメージが出ると懸念していた」と発言。「県全体でみたら申し訳ないが、中越に泥をかぶっていただく」と話した。

 新潟日報社の取材に対し梅谷県議は「観光面などで風評被害が広がる中、少しでも拡大をとどめたいという気持ちからの発言だった。もちろん上越の被害も認識している」と真意を説明。「中越の方に対し失礼で、軽率な発言だった。訂正したい」と謝罪した。

 梅谷県議は東京出身で、4月の県議選に上越市区から立候補し、3位で初当選した。中越沖地震では同市も震度6弱を記録。重軽傷者117人、ピーク時には約1万4000世帯が断水し、243人が避難するなどの被害を受けた。

 梅谷県議の発言について、避難生活を強いられている柏崎市田塚の会社員是久淳さん(41)は「被災者のことを人ごととしか考えていない」とあきれ返った様子。同市三和町の中野寿美郎さん(69)は「上越地域にも被害を受けた所はある。『良かった』と言うこと自体もおかしい」と厳しい口調で話した。

 梅谷県議の発言について、避難生活を強いられている柏崎市田塚の会社員是久淳さん(41)は「言っていることが支離滅裂。地震は自然災害であって、名前は関係ない。被災者のことを人ごとと考えていて議員失格だ」とあきれ返った様子。

 同市三和町の中野寿美郎さん(69)は「上越地域にも被害を受けた所はある。『良かった』と言うこと自体もおかしい」と厳しい口調で話した。

新潟日報2007年7月22日

478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 19:59:18
梅谷新潟県議「中越に地震の泥をかぶっていただく」
2007年07月22日18時36分
http://www.asahi.com/national/update/0722/TKY200707220332.html

 新潟県上越市で21日夜にあった民主党参院選比例区候補の演説会で、応援演説した地元選出の梅谷守県議(33)が、中越沖地震の命名に触れ、「初め『上中越沖地震』になりそうだった。中越に地震のイメージを一身に背負っていただくネーミングになったことで、ほっとしている。中越に泥をかぶっていただく」と発言していたことが分かった。梅谷氏は22日、取材に対し、「本当に失礼な発言をした。心を入れ替え、一日も早い復興に尽くしていく」と語った。

 民主党新潟県連は22日、梅谷氏の県連の役職を90日間停止する処分を発表。佐藤信幸幹事長は「配慮を欠いた軽率な発言で、極めて遺憾。被災地の皆さま方に心からおわび申し上げます」との談話を発表した。

479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 14:05:47
民主、政権奪取へ攻勢 年金問題を追い風に
2007年07月30日02時46分
http://www.asahi.com/politics/update/0730/TKY200707290351.html

 年金問題を争点として際立たせた民主党の戦略の勝利だった。小沢代表は政界引退もにおわせて退路を断ってみせ、安倍首相との「党首力」勝負でも優位に立った。民主党は今後、国会を主舞台に安倍政権を攻め、早期の解散・総選挙に追い込むことをめざす。一方で、政権運営が極めて不安定になることは確実とみて、自民党内の政権に批判的な勢力の動きもにらみながら、総選挙の態勢づくりを急ぐ。政権交代の足がかりを得た民主党も、正念場を迎えることになる。


次々と入る当選確実の報を受け、候補者名に赤い花をつける菅直人代表代行(左)と鳩山由紀夫幹事長=29日午後10時7分、民主党本部で
 「最終的には総選挙で政権が決まる。安倍首相は続投を表明したようだが、国民の声に反する行動を取って、どこまでやっていけるのか」。菅直人代表代行は29日夜、安倍政権を早期の衆院解散・総選挙に追い込み、一気に政権交代を実現したい考えを示した。

 ただ、民主党には、首相が続投するなら政局運営、そして総選挙も優位に戦えるとの読みもある。「あまり喜んではいけないな」。同党幹部は29日深夜、安倍首相続投の報にこう漏らした。別の複数の党幹部も29日夜、「安倍首相は、むしろ辞めない方が戦いやすい。願ったりだ」「安倍首相で総選挙の流れという方が政権交代が近づく」と述べた。党幹部の一人はこう解説する。「安倍政権が続けば反安倍のマグマがたまり、その頂点で総選挙に追い込めば政権奪取の道が開ける」

 小沢代表、菅代表代行、鳩山由紀夫幹事長の3人はトロイカ体制を維持する。小沢代表は29日、党本部に姿を見せず、菅氏は「小沢代表は遊説の疲れで医者から静養した方が良いということで、1日、2日静養するとの連絡を受けた」と語った。

 民主党執行部は国会攻防に向けて参院の体制を近く固める方向で、奪取することが確実な参院議長には江田五月・前党参院議員会長を候補に推し、輿石東参院議員会長は留任する見通しだ。

 秋の臨時国会では「安倍政権は国民の信任を得ていない」として、厳しく対峙(たいじ)する構え。小沢氏は選挙中、「参院で法案を修正できるし、法案を出すこともできる」と強調。この選挙で最大の争点になった年金問題では、年金保険料を年金給付以外に流用することを禁じる法案を参院に提出し、可決させる方針だ。

 ほかに、領収書の添付義務について現行の5万円超から1万円以上に引き下げる政治資金規正法改正案、イラクから自衛隊を撤退させる法案のほか、マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当創設法案、農業の戸別所得補償制度の創設法案などを独自で提出することを検討している。

 さらに、閣僚の問責決議案を提出することも視野に入れている。首相の問責決議案が通れば、政府・与党は立ち往生することは避けられない。別の党幹部は「法案が滞る。政権運営にとっては最悪の状態で、解散して民意を問わざるを得ない」と、早ければ秋の臨時国会、遅くても来年の通常国会には政権は行き詰まるとの見方を示す。

 ただ、政権交代への道筋が定まったわけではない。

 05年総選挙で惨敗した後、前執行部が進めた衆院小選挙区の公認作業は、昨年4月に小沢代表が就任してから滞っている。衆院300小選挙区のうち、100近い選挙区でまだ公認内定者を決めていない。同党の渡部恒三最高顧問は29日夜、「ヒットは長妻昭議員の『消えた年金』ぐらいで、後はあっちのエラーだ」と述べた。05年総選挙の揺り戻しが今回あったように、敵失待ちだけでは、次の総選挙では民主党に逆風が吹く可能性もある。

 党内には、自民党の一部との連携を模索すべきだという声もある。国政が滞れば自民党内でも首相退陣論が生じ、民主党との協力をめざす動きが出てくるとの期待感からだ。中堅の参院議員は「小沢氏はそれを考えて公認空白区を100近く残している」と解説。菅氏も29日深夜の会見で、こう語った。「今のような与党ではやっていけないと思われるような人が出て来るかもしれない。郵政選挙で党を離れた方が国民新党をつくったりして一緒に選挙を戦っている。いろいろな可能性があるのは当然のことだ」

480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 14:10:03
民主・小沢代表が記者会見取りやめ、健康不安説の再燃も
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070729ia23.htm

 民主党の小沢代表は29日夜、参院選結果を受けた記者会見を取りやめ、テレビにも出演しなかった。党幹部は「かぜ気味で静養している」と説明したが、党内では健康不安を指摘する声も出ている。

 民主党の菅代表代行は30日未明の記者会見で、「遊説疲れでかぜ気味なので、医者から静養するように(言われた)ということだ。(静養は)1、2日だと思う」と述べた。党幹部は「小沢氏は自宅にいる。入院はしていない」と語った。小沢氏は選挙期間中に全国を遊説し、28日には鳥取、島根両県を回った。昨年9月の党大会終了後には、体調不良を訴え、検査入院したことがある。

(2007年7月30日3時21分 読売新聞)

481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 14:10:27
民主から参院議長選出へ、江田氏や輿石氏らの名が浮上
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070730i219.htm

 与党が参院で過半数を大幅に下回り、議長ポストも民主党に奪われることで、政府・与党が苦しい国会運営を強いられるのは確実だ。

 民主党の議長候補には、江田五月・元科学技術庁長官や輿石東参院議員会長らの名前が挙がっている。

 輿石氏は29日夜のNHKの番組で、「第1会派が議長、第2会派が副議長という慣例が参院にあるので、それを尊重して対応したい」と述べ、党として議長ポストを要求する考えを示した。自民党の青木参院議員会長も「第1党が議長を取るのは当然だ」と語った。

 新議長は8月の臨時国会での議長選挙で選ばれる。民主党が議長を獲得すれば、自民党は1956年以降、維持してきたポストを失うことになる。

 憲法は、衆院と参院で議決が異なった法案は衆院の出席議員の3分の2以上で再議決すれば成立させられることや、衆院を通過した法案を参院が60日以内に議決しないと参院は法案を否決したと見なせることを定めている。与党は、野党が重要法案を否決したり、審議を引き延ばしたりすれば、衆院で再議決する考えだ。

 しかし、会期がある中で、すべての法案に関してこうした方法をとるのは難しい。このため、政府・与党は今後、野党側の主張に配慮して国会運営を進めざるを得ないという見方が強い。安倍首相は29日夜、「参院では、民主党と協力できることは協力しながら、しっかり議論しながら当たっていきたい」と述べた。

 秋の臨時国会では、テロ対策特別措置法の改正が大きなヤマ場となる。11月1日の同法の期限切れに間に合わなければ、インド洋への自衛隊派遣の根拠を失う。政府・与党は国会審議を急ぐ考えだが、野党側は抵抗する構えで、緊迫した情勢になりそうだ。

(2007年7月30日7時56分 読売新聞)

482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 14:10:58
民主、参院運営で攻勢…議運委員長を要求へ
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070730i101.htm

 民主党は、参院で与野党逆転を果たしたことを踏まえ、参院を舞台に政府・与党への攻勢を強める。

 まずは、8月上旬の臨時国会で行われる予定の議長と副議長の選挙や常任委員長の指名などで主要ポストをおさえ、国会運営で主導権を握る方針だ。特に、参院議長に加え、参院の議事運営の要である議院運営委員長ポストを要求する方針だ。

 議院運営委員会は本会議の日程のほか、重要法案や首相、閣僚に対する問責決議案の取り扱いなどを決める。1993年の細川政権発足時に「参院議運委員長は与党」との申し合わせを与野党間で作った。

 しかし、民主党は「この申し合わせに縛られない」と主張。議長をおさえても、議運委員長を取らないと国会運営の主導権を握れないと判断しているためだ。与党が抵抗した場合、本会議での多数決による決着も視野に入れて対応する。

 さらに、予算案の審議などを行う予算委員会の委員長ポストを巡っても、今後、民主、自民両党の駆け引きが行われると見られる。

 民主党の鳩山幹事長は30日午前、都内で記者団に対し、安倍首相の続投について「少なくとも国民は安倍政権を信任していない。民主党として何らかの行動が必要かもしれない」と述べ、首相の退陣を求めていく考えを示した。今後の国会対応に関し「我々が望んでいない法案には徹底的に戦うことはあり得る」と語った。

 渡部恒三最高顧問は民放テレビの番組で「自民党の議席が40を切ったら安倍首相は辞めると思った。政治家の基本から勉強して欲しい」と、今後も首相批判を強める姿勢を示した。

(2007年7月30日13時50分 読売新聞)

483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 17:01:52
小沢次の一手とは…民主大躍進60議席「第一党」
議長ポスト獲得、主導で参院審議
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007073001.html

 「60議席」という歴史的勝利を収めた民主党の小沢一郎代表(65)。参院での過半数を“武器”に政府・与党に攻勢を掛け、安倍首相に解散・総選挙を迫るシナリオを描いているとされる。果たして次の一手とは−。

 東京・永田町の民主党本部開票センター。大勢が判明した29日深夜になっても、そこに小沢氏の姿はなかった。菅直人代表代行は「代表は遊説疲れでちょっと風邪気味。医者に診てもらい、1日から2日の静養が必要になった」と説明したが、狭心症を患った過去があるだけに、今後に一抹の不安も残こす。

 その小沢氏は、一体どのような戦略を描いているのか。

 小沢氏に代わり会見に立った菅氏はその一端をこう披露する。

 「参院の過半数の中で、やれることを実現していく。例えば年金流用禁止の法案を、先に参院で審議し通過させた場合、与党はどうするのか」

 そこには「法案を参院で先に可決させてしまい、それを衆院で審議させる」という“脅し”にも似た強気の姿勢が透けて見える。

 参院では第1党の民主党が議長ポストを獲得し、民主主導で参院審議は進むことになる。党内では早速、事務所費疑惑を抱える赤城徳彦農水相ら閣僚の問責決議案を提出、可決させることで、ジワリと安倍政権を締め上げ、最終的に首相問責決議案でとどめを刺すことも検討されている。

 問責決議には法的拘束力はないが、1998年に額賀福志郎防衛庁長官(当時)の問責決議が可決され、額賀氏は辞任に追い込まれている。党幹部は「首相問責決議案が可決されても首相が居座れば、すでに3割を切っている内閣支持率は一気に下がり、衆院選で国民に信を問わざるを得なくなる」と鼻息は荒い。

 民主党にとっては新首相が誕生するより、安倍首相が居座り続ける方が「攻めやすく都合がいい」(中堅)のだ。

 同時に小沢氏は自民党内にも手を突っ込み、自民瓦解も狙っているようだ。

 ある党関係者はこう漏らす

 「小沢氏は今回の参院選で自民党公認で落選した候補や、2005年の郵政選挙で刺客候補にやられた元自民党の面々を取り込もうとするだろう」

 実際、民主党は衆院300小選挙区のうち、未だ97も空白区として空けており、「これは自民からの“引き抜き工作”のため」との見方が強いのだ。

 当面、民主党は秋の臨時国会が閉会する12月解散、1月総選挙を目指すことになりそうだ。

 ただ、党内の一部には「今回の勝利は郵政選挙で自民がバカ勝ちしたことへの反動があっただけ。民主党が期待されたわけではない。参院で法案をなんでも反対すれば信頼は一気に失う」(若手保守系)との声も出ており、小沢氏が党内を一枚岩にまとめられるかどうかも焦点となる。

ZAKZAK 2007/07/30

484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 08:09:54
小沢代表、党内に檄文 総選挙へ向け決意
2007年07月31日06時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY200707300436.html

 民主党の小沢代表は30日、今回の参院選全候補者と次期衆院選の候補予定者に対して、「お礼と誓い」と題する檄文(げきぶん)を送付した。自ら先頭に立って政権交代を実現する決意を示したものだ。

 静養中の小沢氏は檄文で「今度の成果は、間違いなく大きな一歩だ」と強調。「安倍自民党の暴走に参院で歯止めをかける。さらに、『国民の生活が第一』を理念とする内閣を樹立し、我々の基本政策を実行する」と呼びかけ、衆院の解散・総選挙で一気に政権交代を果たす決意を示した。

485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 09:36:16
連合、早期解散論に否定的
2007年07月31日06時59分
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY200707310009.html

 連合の高木剛会長は参院選の結果を受けて30日記者会見し、「民主党は大きな勝利を得たが、民主党の得点と言うより自民党の失点。支持基盤が安定したと勘違いすれば、次の選挙でしっぺ返しを受ける」と述べた。

 早期の衆院解散・総選挙については、「(野党が)解散、解散というだけでは、国民の信頼を失いかねない。政治に対する国民の期待がどこにあるかを考えてもらいたい」と否定的な考えを示した。安倍首相の退陣論についても「直接的にどうこう言えない」と述べるにとどめた。支援した民主党が予想以上に大勝したことへの反動を、警戒したとみられる。

 連合として政策決定への影響力が高まるとの見方についても、「労組のエゴを出せば国民の批判を受ける」と指摘した。

486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 09:38:02
参院議長人事:輿石、江田氏軸に 労組出身が影響力?
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070731k0000m010116000c.html

輿石東氏(右)と江田五月氏 自民党の青木幹雄、民主党の輿石東(こしいしあずま)両参院議員会長は30日、国会内で会談し、参院議長を慣例通り第1会派から選ぶことで合意した。民主党から初の参院議長誕生が確実となった。同党内では輿石氏と江田五月・前参院議員会長を軸に調整が本格化している。旧社会党出身の輿石氏は与党との協調を重んじるタイプで、青木氏ら自民党有力者との太いパイプを背に影響力を増してきた。参院選で野党が歴史的な勝利を収めた直後だが、民主党にとって今回の議長人事は、「55年体制」的な国会運営から脱却できるかも占う指標となる。

 輿石氏「単に反対していくということではなく、良識の府にふさわしい対応をしていく」

 青木氏「お互いに協力し合って参院らしい参院を作る方針は、選挙の勝ち負けとは別の次元だ」

 自民党が惨敗した29日夜、与野党逆転がなかったかのように輿石氏と青木氏は出演したテレビ番組でエールを送り合った。輿石氏は周囲に「勝ったからといって相手の弱みにつけ込むようなことはしない」とも漏らす。

 輿石氏は労組出身で、小沢一郎代表を昨年4月の代表選でいち早く支持し、現在も小沢氏を支える旧社会党グループに属する。今後、参院での国会運営がカギを握るなか「小沢氏も輿石さんの言うことは拒否しない」(中堅幹部)との見方が党内ではもっぱらだ。

 これに対し、江田氏は科技庁長官などを務めた経歴とクリーンなイメージから、もともと議長候補の本命とされてきた。さらに今回の参院選で、地元の岡山選挙区で自民党の片山虎之助参院幹事長を破る立役者となり「議長就任の大義名分ができた」(若手参院議員)という見方もある。

 しかし、江田氏は、市民政党を掲げた社民連元代表という経歴から、特に旧社会党グループの労組出身議員に拒否感があり、参院内での基盤が強いとは言えない。

 今回の大勝で参院の党所属議員は109人になり、衆院の党所属議員113人とほぼ肩を並べるまでになった。参院の党内での比重は増し、その結果、参院に集中する労組出身議員の発言力も相対的に増すとみられ、議長選出にも影響を及ぼしている。

 民主党は30日、輿石氏の任期満了に伴う議員会長選挙について、今月31日、8月1日の2日間に立候補を受け付け、8月6日投票とすることを決めた。輿石氏が立候補を見送れば、議長ポストに意欲を示したことを意味するため注目される。

【須藤孝】

毎日新聞 2007年7月30日 22時28分 (最終更新時間 7月30日 23時43分)

487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 12:43:50
小沢代表、参院選後初めて公の場に 「政権交代果たす」
2007年07月31日12時27分
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY200707310179.html

 民主党の小沢代表が31日午前、党本部で開かれた役員会と常任幹事会に出席し、29日の参院選後、初めて公の場に姿を見せた。小沢氏は常任幹事会の冒頭、「与野党逆転という当初の目標を達成できた。ただ、本当の勝負はこれからだ。秋以降の本格的な国会で参議院を大きな戦いの場としながらも、みんなで最終の目標に向けて頑張りたい」と述べ、参院で主導権を握った臨時国会で安倍政権を攻め込み、衆院解散・総選挙で政権交代を果たす考えを示した。


民主党役員会に向かう小沢代表=31日午前10時12分、東京・永田町で
 小沢氏は安倍首相の続投表明について「過半数を失っても内閣が存続するという非常識なことをまかり通そうとしている。そのような手前勝手な非常識は国民の理解と支持は得られない」と強調した。

 インド洋に展開する米艦隊を自衛隊が後方支援するテロ対策特別措置法改正案の扱いが臨時国会の焦点になるが、小沢氏は記者団に対し、「今まで我々が主張した通りだ。反対したのに、賛成というわけはない」と反対する考えを表明した。

 小沢氏は選挙期間中の遊説疲れを理由に自宅で静養していた。30日には参院選の全候補者と次期衆院選の立候補予定者に向け「お礼と誓い」と題する檄文(げきぶん)を送付。「安倍自民党の暴走に参院で歯止めをかける。さらに、『国民の生活が第一』を理念とする内閣を樹立し、我々の基本政策を実行する」と表明した。

488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 12:44:39
民主党:小沢氏が「安倍政権退陣」鮮明に 選挙後初
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070731k0000e010050000c.html

参院選後初めて姿を見せ、車を降りる小沢代表=民主党本部で31日午前9時56分、手塚耕一郎撮影 民主党は31日午前、党本部で参院選後初めての役員会と常任幹事会を開き、今後の政局への対応を協議した。遊説疲れから体調を崩したとして、選挙後姿を見せていなかった小沢一郎代表も出席。選挙での惨敗にもかかわらず、政府・与党内で「安倍晋三首相続投」の流れが固まったのに対抗し、民主党の結束をアピールするとともに、早期の解散・総選挙に向けて安倍政権を追い込んでいく方針を確認した。

 小沢氏は午前10時前に党本部に入った。役員会に続く常任幹事会で「過半数を失っても、なおかつ内閣が存続するという手前勝手な非常識が国民の理解を得られるとは思えない。次の目標に向かって歩みを共に続けたい」とあいさつ、安倍政権の退陣を求めていく考えを鮮明にした。

 民主党は今後、与野党逆転に成功した参院を足場に政府・与党に攻勢をかけていく構え。厳しい選挙結果を踏まえ、安倍首相は成立したばかりの改正政治資金規正法の再改正の検討などを自民党に指示しており、民主党も対案を出して主導権を握りたい考えだ。

 8月7日召集予定の臨時国会では、民主党が初めて参院議長ポストを獲得する見通しとなっている。同党内では江田五月元科学技術庁長官と輿石東参院議員会長の名前が挙がっており、小沢氏が調整に入る場面もありそうだ。同党の参院幹部は「選挙に勝ったのに党内がごたついている印象を与えてはいけない」と小沢氏への期待を語った。

 一方、参院選後初めての閣議も31日午前開かれ、安倍首相を一致して支えることを申し合わせた。ただ閣議後の記者会見では、渡辺喜美行政改革担当相が「我々はカド番だ」と強い危機感をあらわにし、候補として参院選を戦った溝手顕正国家公安委員長は首相の続投宣言に「本人が言うのは勝手だ」と述べるなど、閣僚の間にも不満がくすぶっていることが浮き彫りになった。【鬼木浩文、川上克己】

毎日新聞 2007年7月31日 12時00分 (最終更新時間 7月31日 12時22分)

489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 13:26:35
小沢代表の発言要旨 常任幹事会あいさつ
2007年07月31日 13:15
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070731/146859.html

 民主党の小沢一郎代表の常任幹事会あいさつと記者団への発言の要旨は以下の通り。
 【参院選】過半数をもらった重み、国民の期待を自覚している。与野党逆転は安倍晋三首相がやろうとしていることへの不信任の表明だ。自由競争、市場万能の内閣の方針への国民の怒り、批判だ。第一段階の目標は達成できたが、本当の勝負はこれからだ。参院を大きな戦いの場としながら、みんなで最終の目標に向かい頑張っていきたい。
 【安倍内閣】国政選挙で過半数を失っても内閣がとどまるのは憲政の常道、常識で考えられない。そんな手前勝手な非常識なことは国民の理解を得られない。自民党内で(首相の)非常識を指摘する声も起きないという憂うべき状態だ。国民の目はごまかせず、常識に反した行動はいつまでも続かない。
 【参院対応】野党が協力すれば主張を法案として通すことができる。与党と考え方が違うことについて明確に法律にする。そういうことからやっていく。
 【テロ対策特別措置法】(民主党は)以前に反対したのに、今後賛成するはずがない。

490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 02:52:38
民主党・小沢氏「総選挙はそう近くはない」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070731/20070731-00000071-nnn-pol.html

 参議院で第1党の座を占めた民主党は、主に参議院での国会運営を通じて政権担当能力をアピールしつつ、衆議院の解散・総選挙に向けた準備を進めることになる。

 31日午後に支援団体・連合にお礼のあいさつに訪れた小沢代表は、「次の総選挙はそう近くはないだろう」との見方を示したが、衆議院の解散をにらんで、早くも連携を確認した形。

 今後、与野党の攻防の主戦場は参議院になる。参議院で多数派を握ったことで、野党は政府が提出した法案を否決したり、修正を求めたりすることが可能になる。野党がその気になれば、政府案の多くが立ち往生するというわけだ。

 しかし、民主党は、秋の国会では年金保険料の流用禁止法案など独自の法案を提出して成立を図り、実行力をアピールする考え。ある民主党幹部は「参議院は今後、民主党が本当に政権担当能力があるかどうかを立証する実験場になる」と述べている。

491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 03:00:58
政権交代へ対決姿勢 首相は不信任と小沢氏 '07/8/1
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708010056.html

 参院選での過労を理由に静養していた民主党の小沢一郎代表は三十一日、党本部で開かれた常任幹事会に出席、その後記者団に対し「(参院選の結果は)安倍晋三首相がやろうとしていることへの不信任表明だ。国政選挙で過半数を失っても内閣がとどまるのは憲政の常道、常識で考えられない」と安倍首相の続投を批判、政権交代の実現を目指し厳しく対決していく考えを示した。参院で第一党となった選挙結果を受けて小沢氏が見解を明らかにしたのは初めて。

 これに関し鳩山由紀夫幹事長は同日の共同通信のインタビューで、「小沢代表は大幅に人事を動かすという発想を持っていない。私は指名を受けた者として職分を果たす」と述べ、菅直人代表代行を加えた「トロイカ体制」を継続していく考えを示した。

 小沢氏は、十一月一日で期限が切れるテロ対策特別措置法の延長について「(二〇〇一年のテロ特措法成立の際や同法延長時に)反対したのに、今後賛成するはずがない」と述べ、反対する考えを明言した。

 自民党に関しては「党内で(首相の)非常識を指摘する声も起きないという憂うべき状態だ。常識に反した行動はいつまでも続かない。(是非は)世間が判断する」と指摘、安倍内閣を衆院の解散、総選挙に追い込み信を問いたいとの姿勢をみせた。

 小沢氏は常任幹事会のあいさつなどで、参院選結果について「第一段階の目標は達成できたが、本当の勝負はこれからだ」と強調。「参院を大きな戦いの場としながら、みんなで最終の目標に向かい頑張っていきたい。野党が協力すれば主張を法案として通すことができる」と述べ、参院で主導権を握って独自の法案などを提出していく考えを示した。

 小沢氏は、参院選投開票が行われた二十九日夜の記者会見などを取りやめ静養していたことについては、記者団には「疲れている」と述べたのにとどめた。

492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 03:11:35
特集ワイド:参院選 民主・小沢代表、かく戦えり 元参院議員・平野貞夫さん
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070731dde012010017000c.html

 ◇参院選で自民を大敗に追い込んだ「知恵袋」が明かす秘策

 ◇「1人区行脚」その狙いは…実は労組固めだった

 参院選で、小沢一郎代表(65)率いる民主党は、目標を大幅に上回る60議席を獲得、与党を過半数割れに追い込んだ。地方重視の「1人区行脚」戦術が功を奏した形だが、政治生命をかけた戦いぶりを、小沢氏の「知恵袋」といわれた元参院議員、平野貞夫さん(71)に振り返ってもらった。【松田喬和、大槻英二】

 −−昨年4月の代表就任から、それまでの風頼みの選挙をやめて、「1人区行脚」を続けていましたが、その狙いは?

 3年前の参院選で、小泉純一郎首相(当時)がある地方の都市部で3000人を集めて演説した同時刻に、小沢さんはその近くの郡部の農協前で300人を前に遊説した。それがマスコミで大々的に取り上げられ、予期していなかった1人区の幾つかで勝つことができた。これはいけるとなったわけです。予算の情報をいち早く取って、土建業者からピンハネするのが自民党の構造となっているが、小沢さんはそれをしない。農村部の受けが違います。

 −−「政権交代の最大、最後のチャンスで、政治生命をかける」と言い切った。これまでの選挙への取り組みとの違いは。

 選挙については「小沢神話」がありましたけど、これまでは角さん(政治の師である田中角栄元首相)のまねごとでした。しかし、今回は独自のスタイルを築きましたね。昨年9月の党大会で正式に代表に選ばれてから、私とも激論を交わし、「与党を過半数割れに追い込めなければ、次期衆院選に立候補しない」と「政治資金規正法改正案が成立すれば、自らの資金管理団体が所有する約10億円の不動産を処分する」を、選挙前のタイミングを計って出そうと5月ごろから考えていました。ところが、不動産処分の方を先に出しちゃったんです。

 実は、1人区行脚とセットになっていたことがありました。農業や林業、漁業関係者を回っていると報道されましたが、それと併せて連合の高木剛会長と一緒に1人区で労働組合の人たちと丹念に会っていたんです。自民党は日教組や自治労の既得権を問題視し、連合つぶしをするのが戦略だった。それに対抗するため、組合側も既得権を返上して、公共サービス憲章を制定する請願運動を展開するようになり、それで400万人の署名が集まりました。民主党にはなかったネットワークが各地にできた。

 戦いには、天の利、地の利、人の利が必要です。小沢さんは地の利、人の利は懸命にやった。天の利はどうしようもないが、決定的な影響を及ぼす。公示直後の台風4号は、当初の予想では日本列島を縦断するはずだった。大災害が起これば与党に有利に働くと心配したが、台風がそれた。その瞬間、この選挙は勝てると思いましたね。これが根本原因です。オカルト的だと笑われますけどね。

 −−選挙には勝ったが、開票日の夜、小沢代表は党本部に姿を見せなかった。健康に不安があるのか。

 本人は出るつもりだったが、周囲が疲れているからだめだと言って、半ば監禁状態にしたようですよ。65歳であれだけ動き回りましたから、風邪をひいているのと、疲れているということですが、心配はまったくありません。

 −−今後の民主党は参院の第1党として、政権担当能力も問われるが、衆院解散に早く追い込んだ方が得策なはずだ。

 民主党が真っ先にやらなければならないのは、解散に追い込むとかではない。政権を取ったときに、どういう社会、国を作るかという柱を提示することです。本質は、弱肉強食の社会を作るのか、共生の社会を作るのかの選択ですよ。年金や格差を含めて、民主党は共生社会の設計図を先に出すべきです。

 −−民主党が政権を取ったときには、「小沢首相」になるわけですね。

 その辺が、いつも逃げているところでして。今回、初めてこういう言い方をしました。「天命が自分を」と。つまり多くの人から望まれるなら自分がやるハラは持っていると。ところが、いい人がいればその人にやってほしい気持ちもある。そこが問題だ。

493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 03:12:25
 −−今後も小沢氏が表の中枢として動くとみていいんですか。

 小沢さんは「士は己を知る者のために死す」という言葉を絵に描いたような男です。彼のエネルギーが一番出るのは、自分を信頼してくれるリーダーがいて、任せてもらえれば、懸命に尽くすときです。それが海部俊樹内閣であり、細川護煕内閣での役割でした。しかし、若くして議員になったから社会経験が乏しく「人を見る目がない」と自分でも言っている。やがて、そのリーダーを信頼できなくなってしまう。民主党代表になって、変わったのは、彼にとって「己を知る者」というのは、一人のリーダーではなく、自分に期待する人間集団のことだと思えるようになったことだと思います。

 この選挙結果を受けて、国民のために命をかけるというふうに思ってもらわなければ困るが、ひょっとして体調をおかしくしたのはその重みを感じたためかもしれません。彼にはそういうところがあるんです。

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 ◆小沢代表の活動日誌◆

7月 8日 東京都内で記者団に「我々に過半数を与えてくれると確信しているが、万が一そういう結果が出なかったら、私が政治の場で働く余地はない」

  12日 公示日は「姫の虎退治」と注目を浴びた岡山市で第一声。「もし国民が(野党に)過半数を与えてくれなければ、日本に政権交代はありえない。私の政治生命のすべてをかける」

  22日 ラストサンデー。「生活感あふれる場所がいい」と、「おばあちゃんの原宿」として知られる東京・巣鴨の商店街を練り歩く。演説なしの握手作戦に徹する

  28日 最終日も、鳥取、島根両県の「1人区行脚」で締めくくる。島根県出雲市の国民新党新人の選挙事務所前で「ここで勝利することは、我々が過半数を獲得できることとイコール。同時に安倍政権の体質に見られるように、国家主義的な、権力主義的な政治を打破することにつながる」と最後の訴え

東京へ戻る機中、飲み物とせんべいを口にした以外は、ずっと両目を閉じて、疲れた様子  29日 開票の夜。民主党本部に姿を見せず、菅直人代表代行は「遊説の疲れで、風邪をひいて、医者から1日2日静養するよう言われている」と説明

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 ◇「夕刊とっておき」へご意見、ご感想を

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ファクス03・3212・0279

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 ■人物略歴

 ◇ひらの・さだお

 1935年、高知県生まれ。法政大学大学院修士課程修了。衆院事務局の委員部長を経て、92年に参院議員に初当選。04年に引退。議会運営と立法過程に精通し、小沢氏と終始政治行動をともにした。

毎日新聞 2007年7月31日 東京夕刊

494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 03:18:32
参院議長:江田氏起用が有力、輿石議員会長続投…民主
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070801k0000m010174000c.html

 民主党から選出される参院議長候補で31日、江田五月・元科学技術庁長官の起用が有力になった。江田氏とともに有力視されていた輿石東参院議員会長が続投する方向となったためだ。関係者によると、輿石氏は30日昼、党本部での小沢一郎代表との会談で議員会長続投の意向を示し、小沢氏もこれを容認した。

 同党は慣例で、議員会長経験者を参院副議長に出してきた。参院選で第1党となった今回は議長を出すが、慣例から現議員会長の輿石氏と、前議員会長の江田氏の2氏が有力となっていた。

 参院の国会運営が政権奪取の要となることから、輿石氏に関しては「会派をまとめる議員会長が適任で、小沢氏の意向も同じ」(参院幹部)との考えが党内に広がっていた。

 江田氏を議長候補とすることに関しては、江田氏が所属する菅直人代表代行グループはじめ、鳩山由紀夫幹事長のグループ、旧民社党系グループなどに支持が広がっており、輿石氏の属する旧社会党グループの一部にも容認する声が出ている。ただ、一部には依然、当選4回の広中和歌子元環境庁長官、千葉景子元副代表らを推す声があり、流動的な部分もある。

毎日新聞 2007年8月1日 3時00分

495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 08:39:45
小沢代表、復帰/「続投」批判で活動再開
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0731.html

 参院選で与野党逆転を果たしながら「過労」を理由に投票日以降、公の場所に姿を見せなかった民主党の小沢一郎代表が三十一日、党会合で安倍晋三首相の続投を批判して活動を再開した。大勝で求心力も高まり、このところ薄くなっていた「剛腕」イメージも強まりそう。次の一手にも注目が集まり「小沢神話」復活の兆しもあるが、党の結束維持や健康問題への懸念も出始めている。

 ▽異論

 「(参院で)与野党逆転が実現できたので、もうしばらく永田町でご厄介になります」。三十一日午前の民主党常任幹事会。拍手で迎えられた小沢氏は、「与党過半数割れを実現できなければ政界引退する」と公約したことを念頭にあいさつ、笑いを誘った。

 参院選の結果、民主党は参院で計百九議席となり第一党に躍り出た。党の政策を法案化し、参院で可決するとともに、与党が衆院で可決した法案を参院で否決、首相を立ち往生させて解散・総選挙に追い込むのが小沢氏の戦略だ。

 しかし、若手議員には「小沢氏の求心力は高まったが、好き勝手はできない。世論の動向を見極めるべきだ」と“主戦論”がどこまで世論の理解を得られるかを疑問視する声も。

 また、小沢氏が自民党内の「反安倍勢力」との連携など政界再編も選択肢としていることに対しても「(再編は)あってはならない。民主党で参院選に勝ち、次の衆院選に勝つのが王道」(野田佳彦元国対委員長)と中堅を中心に異論が多い。

 ▽波紋

 投票日以後の「過労による静養」も波紋を呼んでいる。

 「選挙に入ってしばらくしてから、えらいくたびれちゃって」。小沢氏は三十一日、連合本部で古賀伸明事務局長に対し、「雲隠れ」について釈明したが、狭心症を患ったことがあるだけに、健康不安説が再燃しそう。

 小沢氏は三十日夜、参院選候補者らに「お礼と誓い」と題するメッセージを送付。「同志諸君の必死の思いが天に通じた」と選挙戦をねぎらった。

 しかし、静養について詳しい説明をしなかったことから「立派な勝利でとやかく言えないが説明しないのはイメージが悪い。せめて国民に向かって声明を出すべきだ」(中堅)と不満が広がる。

 「隠密行動」や「説明不足」に見られる“小沢流”に対して党内の中堅、若手に違和感があることに変わりはなく「参院選での圧勝が一時的にあつれきを押さえ込んでいる」(同)のが実態だ。

 ▽困惑

 対する自民党は「終わった人」(党三役経験者)と甘く見ていた小沢氏の復活に困惑気味だ。選挙前は「自民党は(戦いやすい)小沢さんを大事にした方がいい」(小泉純一郎前首相)と侮る声が多かったが、今は「安倍首相を大事にした方がいい」が民主党の合言葉だ。

 円満な国会運営も望み薄で、当面は民主党内の「反小沢勢力」に照準を合わせて揺さぶる構え。小沢氏は、秋の臨時国会最大の焦点となるテロ対策特別措置法延長について反対を明言。しかし民主党内には「単なる反対では第一党の責任は果たせない」(若手)と異論があることから自民党内は「国際協力と党利党略のどちらを優先するのか」と世論にアピールする作戦だ。

 しかし、自民党にはそれ以上の妙案もない、というのが現状で、逆に「参院選で議席を減らした公明党が自民党と距離を置けば、小沢氏が公明党に働き掛けて『話し合い解散』に持ち込むのでは」(中堅)と小沢氏の剛腕への警戒感も出始めている。

496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 19:19:22
2007/08/02-23:05 社民、国民新に統一会派打診=民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007080201132

 民主党が社民、国民新両党との国対委員長会談の席上、統一会派結成を打診していたことが2日、分かった。民主党の平野博文国対委員長代理が「統一会派を組めば質問時間も多くなる」などと呼び掛けたが、社民、国民新両党は難色を示し、前向きな返事をしなかったという。

497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 09:05:24
参院第1党の民主動く 「1円から領収書」案、国会へ
2007年08月04日08時22分
http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY200708030499.html

 参院で第1党となった民主党が、7日召集の臨時国会から攻勢に出ようと走り始めた。「年金保険料の流用禁止法案」に続き、政治団体の支出に領収書添付を義務付ける対象を「1円以上」とする政治資金規正法改正案も提出する方向で調整に入った。国民新党の要請を受け、郵政民営化凍結法案も共同提出する構えだ。主戦場となる秋の臨時国会を見すえた前倒しの動きで、年金や「政治とカネ」の問題に対応することに有権者が期待していると判断した。国政調査権の発動でも政府を揺さぶる姿勢を見せている。

 「民主党が第1党になった。この重みと責任を自覚して、国民のみなさんの期待に応えていきたい」。3日の記者会見でこう語った民主党の鳩山由紀夫幹事長は、具体的に「政治とカネ」と年金問題への対応を挙げた。

 「政治とカネ」について鳩山氏は「一日も早く国民の政治不信を取り除く。『1万円超』を『1円以上』にする措置を講じる」と説明した。全政治団体の政治活動費・経常経費支出について「1円以上」から領収書添付を義務づけることが柱。早ければ7日召集の国会に提出する。

 先の通常国会に同党は「1万円超」から添付を義務づける政治資金規正法改正案を提出した。だが、資金管理団体に限って、しかも「5万円以上」とした与党案が成立。民主党案は否決され、廃案となった。

 ところが、参院選で惨敗した自民党が「政治団体全体を対象に1円以上から領収書を公開するのが民意の大勢」(中川秀直幹事長)と再改正に動き始め、民主党も当初案より厳しい案に踏み込むことになった。同党の岡田克也・政治改革推進本部長は3日、テレビ番組の収録で「自民党が1円以上と言うなら賛成。一緒にやったらいい」と語ったが、再改正のかぎを握るのは自民党だ。

 自民党改革実行本部の3日の議論では消極的な意見が目立ち、集約は難航が予想される。鳩山氏は3日の会見で「ざるの目がなくなることであり、当然大きな抵抗が予想される。やっぱり自民党はこういうことだな、という思いだ」と皮肉った。自民党内がまとまらないなら、民主党が過半数を握った参院で民主党案を可決すればより違いをアピールできる。

 もともと民主党は秋の臨時国会で本格的に攻め込む構えだったが、参院選での大勝を受けて前倒しで政府・与党への攻勢をかける方針だ。

 国民新党とは郵政民営化を凍結する法案を共同提案する方向で最終調整に入った。参院選の公約に「郵政見直し」を掲げた同党に配慮したもので、郵政民営化に伴う問題点を再点検するため、10月1日から実施予定の民営化を先送りする内容だ。

 国民新党は郵政民営化に反対して旗揚げしただけに「郵政見直し」を最重視している。綿貫代表は10月1日までに凍結法案を成立させることが望ましいと判断し、7日からの臨時国会への提出を民主党に要請。民主党も野党共闘を重視し、党内手続きに入る。

 法案にとどまらない。鳩山氏は3日の会見で「参院で国政調査権を十分に活用していきたい」と語り、法案審議に絡めてインド洋やイラクでの自衛隊の活動実態や年金記録問題への対応について、政府に情報提供を求める考えを強調した。

498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 15:52:46
対民主強まる政策要求 社民『憲法9条守って』 国民新『民営化延期を』
2007年8月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007080402038440.html

 民主党単独では参院で過半数に届かないことを見越し、社民、国民新両党が民主党へ政策要求を強めている。民主党にとって簡単にのめないものもあるが、さりとて野党共闘に亀裂を生じさせるわけにもいかない。民主党はこの板挟みに苦しむことになりそうな気配だ。

 参院選の結果、民主党は参院で百九議席と躍進したが、単独では過半数の百二十二議席に届かない。共産(七議席)、社民(五議席)、国民新(四議席)各党などと合わせてようやく届く。

 社民党の福島瑞穂党首は記者会見で「(社民党は)参院の過半数のかぎを握っている」と強調した上で、「民主党が憲法九条を変えることがあれば、野党共闘は難しくなる」と警告した。福島氏はかつて民主、共産、社民三党共同で提出した従軍慰安婦問題に関する戦時性的強制被害者問題解決促進法案にも触れ「ぜひ参院で成立させたい」と訴えた。

 国民新党の糸川正晃国対委員長代理も野党国対委員長会談で、十月からの郵政民営化を一年間延期する法案提出を検討していると説明し「(民主党が)のめないと、いろいろ難しいことになる」と迫った。

 民主党は参院で党提出法案を次々に可決しようという戦略を描くが、これにはほかの野党の協力が必要だ。一方的に自分に協力させるのではなく、民主党もわれわれに協力しろ、というのが社民、国民新両党の言い分だ。

 こうした動きに、民主党の鳩山由紀夫幹事長は三日の記者会見で「単独で過半数を握っているわけではないので、国民新党、社民党との共闘関係をさらに深めていく必要がある。郵政の問題も含め、彼らが要求しているテーマをこなしていくことが求められる」と低姿勢を見せた。政権を狙う次期衆院選で両党と協力する必要もあることから、粗略には扱えない。

 とはいえ、憲法九条のように、改憲派も抱える党内事情から、安請け合いはできない。ほかの野党にどこまで配慮するか、頭を悩ます場面が増えそうだ。 (高山晶一)

499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/07(火) 08:46:13
民主党:「1円以上領収書」の改正法案、提出見送る
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070807k0000m010089000c.html

 政治団体の「1円以上」の支出に領収書添付を義務付ける政治資金規正法の改正案をめぐって6日、民主党は7日からの臨時国会への提出は見送ることを決めた。自民党内は意見の取りまとめが難航しており、「政治とカネ」の問題をめぐる議論は、自民、民主両党とも準備が間に合わず、31日召集予定の臨時国会まで先送りとなった。

 民主党は、「1円以上」について「できるだけ早い時期に必要な措置を講じていくべきではないか」(鳩山由紀夫幹事長)として、7日からの臨時国会提出も検討していたが、6日の小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山幹事長の会談で、年金保険料の給付以外への流用を禁止する「年金流用禁止法案」だけを提出することになった。秋の臨時国会が前倒しになったので「急ぐ必要はない」(党幹部)と判断した。

 一方、自民党改革実行本部の石原伸晃本部長は6日、各派閥の事務総長から意見を聞いたが、「政治資金規正法は透明度を確保するのが目的。会計処理とはわけが違う」「新執行部で検討すべきだ」など反対が相次いだ。【山田夢留、渡辺創】

毎日新聞 2007年8月6日 21時18分

野党幹事長会談:テロ特措法反対で一致 政府譲歩なければ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070807k0000m010113000c.html

 民主、社民、国民新の野党3党幹事長は6日夜、東京都内のホテルで参院選後初めて会談し、民主党の鳩山由紀夫幹事長はテロ対策特措法の期限延長について「簡単に賛成するわけにはいかない」と述べ、社民、国民新両党も同調した。

 これに関連し、守屋武昌防衛事務次官は6日の記者会見で、海上自衛隊の給油活動などに関する情報公開について「民主党に不満があれば真剣に検討していきたい」と表明。また、小池百合子防衛相は7日から5日間、米国を訪問し、ゲーツ米国防長官らと会談する。

毎日新聞 2007年8月6日 23時06分 (最終更新時間 8月6日 23時40分)

500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/07(火) 08:48:17
参院:委員長人事、民主「攻め」より「協調」か 「予算」自民に譲る動き
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070807ddm005010056000c.html

 民主党から初めて選ばれる参院議長に6日、江田五月元科学技術庁長官が内定した。参院選で大勝した民主党は、議院運営委員長ポストも確保し、7日召集の臨時国会で主導権を握る見通しだ。しかし、議運に次ぐ重要ポストである予算委員長を、与党との「協調」を重んじる輿石東参院議員会長が自民党に譲る動きを見せるなど、自民党と第1党を入れ替わったのに、暫定とはいえ委員長ポストの大半は、なぜか第2党だった参院選前とほとんど変わらないままだ。参院民主執行部の不可解な姿勢が問われている。【須藤孝】

 「なぜ自民党の抵抗もなく、うちが議運委員長をすんなりとれたか、ようやくわかってきた。もし予算委員長を自民党に渡すことになったら、この党はもうだめだ」

 参院民主党の中堅幹部は、自民、民主両党の参院執行部が主要委員長ポストを「話し合い」で分け合おうとしている疑いを指摘し、執行部の「55年型国対手法」「談合体質」に対する危機感をあらわにした。

 参院での与野党逆転を受け、民主党の一般議員の間では、これまで自民党が持っていた重要ポストである議運、予算両委員長とも民主党が奪うのは当然だ、という雰囲気が広がっていた。しかし、参院国対幹部は「うちが最初に議運委員長を取ったのだから、次は自民が予算委員長を取る方向だ」として、自民党との「話し合い」による人事構想を打ち明ける。

 民主党は、参院の過半数確保で発動できるようになった国政調査権をフルに活用して、税金や年金の無駄遣いを具体的に明らかにしていくことを政権戦略の柱と位置付けている。予算委員長を自民党に渡してしまうと、国会審議の主戦場である予算委員会での国政調査権発動は困難になり、民主党の攻勢が鈍くなるのは避けられない。

 江田氏の議長就任が召集日前日まで決まらなかったのも、輿石氏ら労組OB議員たちが体質の合わない江田氏を敬遠して一時、千葉景子元党副代表を模索したからだ。しかし、与党との「協調路線」に対する党内の不満を封じるためにも、これまで党参院議員会長から副議長を出してきた慣例に従って、有資格者である江田氏に落ち着いた。

 輿石氏の参院議員会長留任も、もともと左右の主張の幅が大きく、113人の大所帯となった参院民主党内の結束を重視したため。小沢一郎代表の意向を反映した人事だが、一方で第2党時代に自民党との「二人三脚」になじんできた参院民主党の「与野党協調」構造も温存する形になった。

毎日新聞 2007年8月7日 東京朝刊

501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 01:32:23
政治資金:「1円から領収書」案、民主が次期臨時国会提出
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070808k0000m010127000c.html

政治改革推進本部の会議の冒頭、あいさつする民主党の岡田克也副代表=国会内で7日午後5時37分、竹内幹撮影 民主党は7日、国会内で政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)の会合を開き、全政治団体の1円以上のすべての支出(人件費を除く)に領収書の添付を義務付ける政治資金規正法改正案を、8月末召集予定の臨時国会に提出することを決めた。閣僚らの不透明な事務所費問題が後を絶たない中、先の通常国会で与党が成立させた改正政治資金規正法より厳しい内容とすることで、改革姿勢をアピールする考えだ。

 民主党は早ければ今国会に提出することも検討したが、岡田氏は同日、「所属議員にきちんと説明しなければいけない。慌てて会期の短い今国会に出すより次の国会に出した方が良い」として、次の国会に提出する考えを示した。

 一方、公明党も同日、国会内で党改革実行本部(本部長・東順治副代表)を開き、民主党案と同様の同法改正案をまとめる方針を決めた。先の通常国会では、資金管理団体の経常経費(人件費を除く)に限り、5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける改正法が、与党の賛成多数で成立した。【山田夢留、野口武則】

毎日新聞 2007年8月7日 22時08分 (最終更新時間 8月8日 0時38分)

502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 18:00:34
クローズアップ2007:「ねじれ」国会、火ぶた 与党、一転下手に
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/closeup/news/20070808ddm003010129000c.html

 衆参両院で多数派が与野党に分かれる「ねじれ状態」の臨時国会が7日、召集された。民主党から江田五月参院議長が選出され、参院の与野党逆転を印象付けたが、法案審議などで厳しい対応を迫られる政府・与党は先の通常国会での強硬姿勢を一変させ、対話・協調路線に転換している。両院の同意が必要な「国会同意人事」の命運を野党に握られた霞が関の中央省庁にも動揺が走る。本格的な与野党攻防が展開される秋の臨時国会を待たず、「逆転現象」の波紋が広がっている。【鬼木浩文、古本陽荘】

 ◇対決強める小沢氏

 民主党の小沢一郎代表は7日、国会召集にあたり開かれた両院議員総会で与党との「談合」を否定、対決姿勢を鮮明にした。菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長との6日の会合でも「話し合いはすべて表でやる。談合はいけない」と述べ、政府・与党と水面下で政策調整することがないようクギを刺した。イラク復興支援特措法廃止法案の再提出や、郵政民営化凍結法案提出の検討も表明するなど、参院での法案攻勢に意欲を示した。

 小沢氏発言の背景には参院での与野党逆転に伴い、政府・与党が先の通常国会の強硬姿勢を一変させている事情がある。

 月末に予定される臨時国会で焦点となるテロ対策特別措置法の期限延長のための改正に小沢氏は参院選直後に反対を表明した。だが、安倍晋三首相は6日、法案修正に応じる姿勢を表明。自民党の中川秀直幹事長も7日の記者会見で「話し合う中で柔軟に臨み、(派遣を)継続させることが重要だ」と民主党に秋波を送った。自衛艦派遣要件に国会の事前承認を加え、民主党との合意にこぎ着けるのが、現段階での政府・与党のシナリオだ。

 安倍首相が先の国会で会期延長して実現を図った公務員制度改革についてまで、渡辺喜美行革担当相は7日の記者会見で「民主党の主張には、選挙結果を踏まえ、謙虚に耳を傾けたい」と譲歩を示唆した。独立行政法人から民間への天下りについても「規制をかける政策判断もあり得ないわけではない」と述べた。

 与党内には選挙直後、「憲法上は、仮に参院で否決された法案でも、衆院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決すれば成立は可能」と楽観する見方が多かった。しかし法案が仮に議決されぬまま参院で「たなざらし」になったり、修正可決される事態も考えると、衆院段階で民主党に歩み寄りの合意を得るのが安全策だ。テロ対策法では民主党内にも延長容認派がいる。政策協議を進めつつ、揺さぶりをかける狙いもあるようだ。

 小沢氏の「談合しない」発言は、与党に政策面で歩み寄る機運が民主党内に広がることを強くけん制したものだ。与党に対する攻勢をどれだけ鮮明にするかは、党内でも衆参で温度差もある。

 相次ぐ法案提出で攻勢を強めたい衆院サイドに対し、与野党協調も重視する参院民主党は矢継ぎ早の法案提出には難色を示している。秋の臨時国会に向け、参院第1党となった民主党が「柔軟与党」にどこまで対決姿勢を貫けるかが問われそうだ。

503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 18:00:56
 ◇同意人事、霞が関も動揺

 霞が関の中央省庁にも「逆転」の影響が出ている。これまで民主党議員への議案の説明には課長クラスが出向く例が多かったが、参院選の結果を受け、多くの省では局長級に格上げした。法案審議と同様、国会同意が必要な政府機関の人事を巡り、民主党の発言力が飛躍的に強まった影響を指摘する声が出ている。

 国会同意人事は衆参両院に同等の権限がある。衆院で政府の人事案が通っても参院で同意が得られなければ、一般の法案のように衆院で再議決はできず、任命が不可能になる。同意が必要なのは、日銀政策委員、国家公安委員会委員、公正取引委員会委員、原子力委員会委員など36機関(休眠中の国会等移転審議会を含む)のメンバー。最大の焦点は来年3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任だ。

 来年の通常国会に提出される見通しだが、最有力候補と目される武藤敏郎副総裁について民主党の鳩山由紀夫幹事長は3日の記者会見で同意しないことを示唆、人選難航は確実な様相だ。

 当面の攻防は、政府が秋の臨時国会に提出するとみられる12機関26人の人事案となりそうだ。国家公安委員会、NHK経営委員会、総合科学技術会議の委員・議員らで、いずれも年内か来年初めに任期満了を迎える。

 民主党は01年2月に「同意人事案件に対する同意、不同意の基準」を策定。▽新任の場合は65歳未満、再任の場合は70歳未満▽行政官庁出身者の割合は50%未満−−など5項目を基準に同意・不同意を判断してきた。これまでは実際の同意には影響しなかったが、「逆転」で6年以上前に定めた5項目の重みが一気に増した形だ。

 民主党の基準を踏まえて「今後の人事は、年齢や女性の数などを考えていかざるを得ない。神経質な対応になる」(環境省幹部)との指摘もある。

毎日新聞 2007年8月8日 東京朝刊

504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 18:04:34
郵政民営化凍結法案:民主党、国民新党と共同で参院提出へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070808k0000e010024000c.html

 民主党は8日午前の総務部門会議で、今年10月1日の郵政民営化を1年間凍結する「郵政民営化凍結法案」を了承した。国民新党と共同で今国会中にも参院に提出する。

 同法案は国民新党が策定したもので、民営化法で10月1日と定められている施行期日を「別に法律で定める」と改正する内容。施行を1年程度凍結する間に、郵政民営化の本格的な見直し法案づくりを進めることを想定している。国民新党が民主党に共同提案を働きかけていた。

 民主党の小沢一郎代表は7日の記者会見で、参院での国民新党との統一会派結成を念頭に、同法案について「民主党の基本的なスタンスと相反するものではない」と前向きな考えを示していた。【須藤孝】

英文を読む
毎日新聞 2007年8月8日 10時51分

505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 22:14:26
ブッシュ発言も引用…小沢氏「原則」盾に反対伝える テロ特措法延長
8月8日21時20分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070808-00000944-san-pol

 民主党の小沢一郎代表は8日、党本部でシーファー駐日米大使と会談した。大使は、11月1日で期限が切れるテロ対策特別措置法の延長を求めたが、小沢氏は認められないとの考えを伝えた。

 大使はテロ特措法について「超党派で考えてほしい。日本の貢献は非常に重要で、国際安全保障だけでなく、日本自身の安全保障にも役立っている」と訴え、同法に基づく海上自衛隊艦船の派遣延長を要請。「(海自などの)活動部隊は国連の下に構成されている。党首が最終決断するのに必要なら、機密情報でも提供する準備がある」と述べた。

 しかし、小沢氏は「われわれの考え方の基盤は憲法だ。9条の解釈から、自衛権行使は日本が攻撃を受けたり、急迫不正の侵害を受けたりした場合に限る。アフガニスタンでの戦争は米国の(自衛)戦争だとブッシュ大統領は言われた。日本の直接の平和・安全と関係ない所へ部隊を派遣することはできない」と述べ、同法延長反対を明言。さらに、NATO(北大西洋条約機構)諸国などが、国連決議に基づくISAF(国際治安支援部隊)をアフガニスタンへ派遣している点を指摘し、「国連に認められた活動に参加したい。これは米国にマイナスの話ではない」と述べた。

 大使は、テロ対応は国際社会の問題で、海自派遣が国連安保理決議に基づくものとの解釈を強調したが、小沢氏は「私どもの解釈では、国連決議が認めたのはISAFだけだ」と述べ、会談は平行線をたどった。

 会談は約45分間行われ、報道陣に公開された。大使は会談後、記者団に「私が話した点を踏まえ、民主党が最終決断することを希望したい」と述べた。

506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 22:48:24
さくらパパ失言ダメ!研修会で森裕子氏から名指し
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070808-OHT1T00090.htm

 第167回臨時国会が7日、召集され、先の参院選で当選した“さくらパパ”横峯良郎議員(47)=民主、比例代表=が初登院した。民主党の新人研修会では横峯氏が“失言要注意人物”として名指しされるなど、参院第1党となった民主党が異例の引き締め路線で、さらなる攻勢をかける。

 水色のネクタイを締めて初登院した“さくらパパ”が、まさかの“失言王候補”に指名された。本会議をこなし、午後に行われた民主党の新人研修会でのこと。「マスコミ対応」のテーマで2期目の森裕子参院議員(51)が「失言によって自民党から足を引っ張られることがないように」などと講義した後、こう名指ししたという。

 「さくらパパは、特に気を付けた方がいいですよ」

 思えば当選翌日の先月30日にいきなりやっている。TBS系「ピンポン!」で「事務所費は飲み食い代。(民主党議員も)そうだと思う」と失言。これまで「オレにはだれも直接、言ってこない」と強気だったが、プロレスラーの大仁田厚前参院議員(49)と国会で乱闘劇を繰り広げた“猛女”からきつくクギを刺され、「すごい人だな。乱闘? オレはそういうキャラじゃない」と言い返せなかった。

 この日の初登院では、党派を超えて意識し合うライバルの丸山弁護士と議員バッジをつけて初対面。舌戦が期待されたが「マスコミは面白おかしく仕掛けてくるから、たきつけられないように」「お互い挑発的なことを言って餌食にならないようにしましょう」と注意し合ったという。

 報道陣から「丸山氏が『メッキがはがれ掛けている人がいる』と言ってますが?」、「丸山氏はノーネクタイでしたが?」などの質問を浴びたが、「意味がわからないな」などとクールにかわした。

 午後には英国から帰国した三女でプロゴルファーのさくら(21)から電話で「がんばって」と激励されたパパは、「議員バッジは重い。国会議員としての発言は、頭よく、勘よくやらんといかんな」。政権交代に挑む民主党にとっては、研修効果ありの優等生発言で、議員初日を締めた。

(2007年8月8日06時03分 スポーツ報知)

507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 22:50:25
川田龍平氏、紋付きはかまで「暑い」あいさつ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070808-OHT1T00064.htm

 第167回臨時国会が7日、召集され、先の参院選で当選した議員が初登院した。

 東京選挙区から当選した東京HIV訴訟元原告の川田龍平参院議員(31)は、紋付きはかま姿で初登院。「日本の国会議員ですから。暑いですけど」と苦笑しながらも、国会内であいさつ回りに励んだ。

 民主党の横峯氏に弟子入りをお願いしゴルファーの道へ色気を見せる場面も。近くにいた議員によると、横峯氏に「政界で生きて行くにはゴルフが必要かと…」と語ったという。

 無所属で当選しながらも「民主党と連携できるところはする」という川田氏だが「政策を超党派で取り組みたい」とも。議員食堂内ではぴちぴちのTシャツ姿の民主党・蓮舫氏にも遭遇。顔を赤らめながら握手していた。

(2007年8月8日06時02分 スポーツ報知)

508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 07:06:21
小沢、安倍潰し始動「談合しない」全面対決を宣言
総辞職迫りながら「生かさず殺さず」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080822.html

法案審議で与党側との妥協を一切排除する構えをみせる小沢一郎代表=7日、東京・永田町の民主党本部
 参院選の民主党大勝を受けた臨時国会が7日幕を開け、総大将の小沢一郎代表が安倍政権潰しに向けて動き始めた。小沢氏は同日、「与党とは談合しない」と全面対決を宣言し、今後、参院に独自法案を相次いで提出し、安倍政権に揺さぶりをかける構えだ。“剛腕”小沢氏による自民瓦解計画がいよいよ本格始動する。

 「安倍首相はこれまで野党の言うことに聞く耳を持たず、参院で第1党の座から滑り落ちたとたんに『野党とも協力していく』などと言い始めた。虫がよすぎる」

 小沢氏に近い衆院議員は、安倍首相に怒りをぶちまける。

 小沢氏も7日の両院議員総会で、「与野党が談合して足して二で割る結論の出し方は古き良き時代の手法かもしれないが、今の国民の要請はそういうやり方ではない」と宣言。“安倍潰し”に向けた小沢戦略が大きく動き始めたのだ。

 民主党幹部も「与党側は『民主党は責任政党なんだから…』という大義のもと、政策的な妥協を求めてくるだろう。だが、妥協しては民主党が埋没するだけ。国会が膠着状態に陥ったら、政府・与党案と民主党案のどちらがいいのか、衆院を解散して国民の審判を仰げばいい」と、小沢氏の意向を代弁する。

 民主党は、旧社会党のように何でも反対するのではなく、民主党の独自案を参院に積極的に提出する方針だ。“策士”小沢氏の本音は、「民主党案を成立させることより、自民党内を引っかき回し、混乱を誘うことが狙い」(ベテラン秘書)との見方が強い。

 民主党が31日開会予定の臨時国会で提出する政治資金規正法改正案は、その最たるものだろう。同改正案は、政治団体を対象に「1円以上」の支出に領収書添付を義務づけるものだが、すでに自民党を揺さぶる格好の材料となっている。

 改正案は自民党内でも議論されているが、「事務量が煩雑になる」「領収書をもらえないものもある」などと猛反発を食らっているからだ。

 民主党参院議員は「わが党の改正案は参院で可決される。自民党が反対すれば、改正に後ろ向きと世論にとられるだろう。自民が賛成しても民主党主導ということに変わりはない」と指摘する。

 「生活が第一」をキャッチフレーズに参院選で大勝した小沢氏だが、首相が得意とする安全保障分野にも切り込む。

 小沢氏は7日の会見で、イラクへの航空自衛隊派遣について、「(取り止めのための法案提出も選択肢の)ひとつだ」と派遣中止の法案提出を検討する考えを示した。

 11月1日に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法の延長にも、「アフガン戦争は、ブッシュ米大統領が、国連や国際社会と関係なしに米国の自衛戦争だと言って始めた」と反対を表明した。

 テロ特措法の延長反対には、「仮に廃案になれば、日米関係を基軸にする安倍政権には大きな打撃を与えることになる。また、自民党だけでなく、米国をも手玉にとって、民主党の外交姿勢を鮮明にできる。『ノーと言える日本』を身をもって実践しようということだ。安倍政権の日米関係は対米追従であり、対等な関係ではないことをアピールできる」(党幹部)との狙いがある。

 こうした小沢氏の動きを察知したシーファー駐日米大使は8日夕、東京・永田町の党本部に乗り込み、延長に理解を求める。これに対し、小沢氏は“待ってました”とばかりに、「ノー」を突き付けるとみられる。

509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 07:06:47
 安倍政権への総攻撃に向け、足元も固めた。

 党の意思決定は、これまで小沢氏、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の“トロイカ体制”で行われていたが、今後は輿石東参院議員会長も交え、4役懇談会に拡大する。「独自の動きをしがちな参院民主党に対し、勝手なことはさせない」(党有力筋)という意思の表れだ。

 「衆院はいつ解散されるか分からないという意味で常在戦場。毎日、日常活動を徹底する。(300ある)小選挙区で150以上取ることを目標にする」

 7日の会見では、次期衆院選の目標についても言及した小沢氏。その表情には鬼気迫るものが漂っていた。

 最終的に小沢氏は、求心力を失った安倍首相を相手に次期衆院選を戦い、「安倍−小沢最終戦争」の決着をつけるシナリオを描く。

 このため、自民党内にくすぶる「次期衆院選前には、首相の首をすげ替えるべき」(中堅)との声に警戒している。民主党内には、ポスト安倍をにらんで「柔軟に戦略を構築すべき」との声が出始めている。

 それでも、民主党は表向き首相に総辞職を迫りながらも、「生かさず殺さず」という戦略で秋の国会審議に臨む考えだ。

 政党を作っては壊すという過去があり、「壊し屋」とも言われる小沢氏。第1党となった参院を舞台に、「壊し屋」は首相や閣僚の問責決議、証人喚問など、あらゆる手だてを駆使して自民瓦解に向け、本腰を入れる。

ZAKZAK 2007/08/08

510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 08:11:12
小沢氏、テロ特措法で延長要請を拒否 対応厳しい政府与党 '07/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708090110.html

 民主党の小沢一郎代表は八日夕、党本部でシーファー駐日米大使と会談した。インド洋で海上自衛隊が米艦船などに給油活動するためのテロ対策特別措置法が十一月一日で期限切れとなることを踏まえ、大使は「秘密の情報が必要なら、どんな情報でも提供する準備がある」として延長に同意するよう要請。小沢氏は「米国を中心とした活動は、直接的に国連安全保障理事会からオーソライズ(承認)されていない。活動には参加できない」と拒否、延長に反対する考えを明確に示した。

 小沢氏が厳しい姿勢を重ねて示したことから、秋の臨時国会で延長をめぐる論議が難航するのは必至で、政府、与党は難しい対応を迫られる。一方、延長に理解を示す前原誠司前代表ら民主党の外交防衛担当者は十日から具体的な対応について協議を始める予定で、小沢氏の対応に不満が出ることは確実だ。

 約四十五分間行われた会談は、小沢氏の意向で報道陣に公開された。会談では大使から「(延長は)国際社会、日本の安全にとって重要だ。日本が必要とする石油の90%が活動地域を通る。この問題は超党派で考えてもらう話だ」と切り出し、協力を強く要請した。

 しかし、小沢氏は日本の国際貢献について「国際社会の合意に基づき、国連の活動に参加する」との原則を表明。その上で、アフガニスタン戦争に関しては「米国が国際社会のコンセンサスを待たずに独自に始めた」と指摘。要請を拒否する理由を「日本の平和と安全に直接関係ない地域で米国やそのほかの国の部隊と共同の作戦はできない」と説明した。

 一方で小沢氏は政権を獲得した場合の対応について「できることを米国と分担する。テロとの戦いはどういう手段、方法で参加するか国によって違う」と述べた。

 大使は小沢氏の国連決議に基づかないとの指摘に対し「国連が認めた国際的活動だ」と反論したが、議論は平行線をたどった。

511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 08:12:31
党内外に「反対」アピール 小沢氏、異論封印の狙いも '07/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708090111.html

 民主党の小沢一郎代表は、注目を集めていた八日のシーファー駐日米大使との会談を報道陣に公開する異例の形式で行い、テロ対策特別措置法の延長に反対する自らの姿勢を党内外にアピールした。

 安倍晋三首相は民主党に協力を求める考えを表明し、与党内では国会の事前承認を盛り込むことで民主党の軟化を期待する声も出ている。だが小沢氏は参院第一党となったことを受け党の政策、姿勢を分かりやすく打ち出すことを重視。「与野党談合は国民の要請ではない」との指示を、今回の会談で自ら実践する格好となった。

 日米関係悪化を懸念する立場から、国会事前承認や情報公開徹底を条件に延長を容認する意見がある民主党内の異論を、封印する狙いもあったとみられる。

 会談を終えたシーファー氏は、小沢氏の翻意を期待してか、記者団に「小沢氏は熱心に胸襟を開いて話をしてくれた。タフで鋭い政治家だ」と持ち上げた。ただ会談中には何度か戸惑いを隠せない様子もみせており、今後の民主党との関係には微妙な影響を残しそうだ。

512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 08:52:40
2大政党に直接要望 佐藤知事が初行動へ
http://www.minyu-net.com/news/news/0808/news9.html

 佐藤雄平知事は7日の定例記者会見で、参院選での与党惨敗について地方の声が届かなかったことが1つの敗因という認識を示し、本県として参院選後のこの機をとらえ、特に道路特定財源の堅持や有効活用、原子力安全・保安院の経済産業省からの分離・独立の2点について、要請行動に出る方針を表明した。具体的には、参院で過半数を制した野党、特に民主党や、自民党の幹部らに会い、地方の実情と意見を直接訴える。いずれも霞が関官庁への要望だけでは限界があるという認識が背景にあり、佐藤県政としては初めて、対中央で本格的な政治折衝に乗り出し、同様の問題を抱える地方にも輪を広げたい構えだ。
(2007年8月8日 福島民友ニュース)

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 09:39:01
野党有志議員 格差是正研究へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/09/k20070809000009.html

民主党、社民党、国民新党の野党3党の有志議員は、さきの参議院選挙で与野党の勢力が逆転したことを受けて、格差是正策のさまざまな法案を共同で参議院に提出していくことを視野に、新たな政策研究グループを結成することになりました。
このグループは、民主党の近藤昭一衆議院議員を中心に、民主党、社民党、国民新党の野党3党の中堅・若手の有志議員、10人余りが結成するもので、10日、準備会合を開くことにしています。グループの設立趣意書によりますと「小泉内閣から安倍内閣と続く構造改革路線によって格差が広がっている」として、医療や雇用などさまざまな分野で具体的な格差是正策を検討していく方針です。こうした動きは、3党の幹部とも連絡を取り合いながら進めているということです。このグループは、まとまった政策は法案にして、野党側が多数を占める参議院に3党で共同提出することも検討したいとしており、野党側が参議院で与党側に攻勢を強めるための1つの動きとみられています。

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/11(土) 07:57:30
“国会での正装”提案に波紋
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/11/k20070811000021.html

参議院の西岡議院運営委員長が、夏場の軽装を認める「クールビズ」を国会内で禁じ、ネクタイの着用など正装を義務づけたいと提案したことに、与野党から「クールビズは定着しており、時代に逆行している」などと異論や戸惑いが広がっています。
参議院の西岡議院運営委員長は、10日に閉会した臨時国会での委員会の理事会で、国会議員の服装について「国会見学の学生が制服を着ているのに、議員がリラックスしているのはいかがなものか」と述べ、本会議や委員会など国会内では「クールビズ」を禁じ、ネクタイを着用するなど正装を義務づけたいと提案しました。与野党の理事は「党に持ち帰り検討したい」としていますが、自民党の矢野参議院国会対策委員長が、記者会見で「唐突な感じを受けた」と述べたほか、西岡氏が所属する民主党からも「クールビズはすでに定着しており、西岡氏の提案は時代に逆行している」などという意見も出ています。西岡氏は「クールビズが地球温暖化対策の1つであることは理解している。しかし、議員は国民の代表として厳粛な雰囲気で議論すべきだ」としていますが、与野党には異論や戸惑いが広がっており、西岡氏の提案が実現することは難しい見通しです。

515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 09:47:38
民主、延長反対方針に異論出ず テロ特措法 小沢氏の求心力まざまざと(08/11 07:09)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/42815.html?_nva=6

 民主党は十日の外交防衛部門会議で、秋の臨時国会で焦点となるテロ対策特別措置法延長に関する党内議論を開始した。会議は「現状では延長に賛成できない」との認識で一致した。党内には小沢一郎代表が打ち出した延長反対方針に異論がくすぶっているが、公式の場では反論は出ておらず、参院選の躍進による小沢氏の求心力の高まりを見せつけている。

 会議では、同特措法に基づくインド洋上での海上自衛隊の給油活動について、「テロリスト掃討作戦でどのような成果を挙げているのか不明だ」など、政府の説明不足に批判が続出。小沢氏に距離を置く渡辺秀央参院議員も「(政府は)参院第一党をなめている。このままでは私だって賛成できない」と表明した。

 日米同盟重視の観点から延長に前向きで、「党内で議論したい」としていた前原誠司前代表は、会議に姿を見せずじまいだった。

 同党は、延長法案否決で自衛隊撤収が現実となった場合に備え、政権担当能力を示すため、独自のテロ対策の提示も検討する考え。「テロに対する戦いには反対を唱えていない」(山口壮「次の内閣」外相)ことを明確にする方針だ。

 鳩山由紀夫幹事長は十日の記者会見で、「アフガニスタンに本当の平和を構築するため、日本は支援すべきだ。(テロ特措法よりも)アップグレード(質向上)した発想を今作るところだ」と述べ、独自策を秋の臨時国会までにまとめる意向を示した。

 また臨時国会では、野党が過半数を占める参院で、国政調査権を発動してインド洋上での給油活動の詳細を明らかにした上で、同法延長の効果に対する疑問点を浮き彫りにしたい考えだ。

 これに対し自民党は、「(延長が)通らなければ、日米関係に抜き差しならぬ事態が起こることも十分予想される。民意がこの問題をどう受け止めるか」(中川秀直幹事長)などと、民主党の姿勢は日米同盟にひびを生じさせるとして、けん制を強めている。しかし参院第一党で野党のリーダーである民主党の結束力の高まりに、今のところ打開策を見いだせないでいる。

516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 19:42:34
“テロ特別法 慎重な議論を”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/12/k20070812000101.html

民主党の前原前代表は、記者団に対し、小沢代表がことし11月で期限が切れるテロ対策特別法の延長に反対する考えを示したことについて、「テロとの戦いから抜けることは国益に反する」と述べ、党内で、慎重な議論が必要だという考えを示しました。
民主党の小沢代表は、先週、アメリカのシーファー駐日大使と会談し、ことし11月1日に期限が切れる、テロ対策特別法への対応について、「アメリカ軍の活動は、国連の同意を得ておらず、自衛隊の支援活動も認められない」として、延長に反対する考えを伝えました。これに関連し、民主党の前原前代表は、12日、記者団に対し、「テロとの戦いには多くの国が参加している。日本がそこから抜けるということは、日本の国益に反する」と述べ、党内で慎重な議論が必要だという考えを示しました。また、前原氏は「これまでテロ対策特別法の延長に反対していた理由に、自衛隊の活動内容などについて情報公開が不徹底だったということがある」と述べ、政府は、詳しい情報を公開すべきだという考えを示しました。

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:30:03
駐日米大使:小沢氏にテロ特措法再考促す 毎日新聞と会見
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070814k0000m010155000c.html

 大使は、テロ特措法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動について「国際的な連合体の中で(日本の)旗を掲げているだけでなく、真に意味のある補足的な貢献をしている」と強調。仮に海上自衛隊による給油が途絶えた場合「私の理解では、米国にその能力はなく英国だけがある。英国の決断にかかっている」と述べた。

 その上でテロ特措法が延長されなかった場合、「日本がテロとの戦いから身を引くと表明するようなもので、米国だけでなく国際社会に『ひどいメッセージ』を送ることになる」と語った。

 今月8日に民主党の小沢代表と会談した際、小沢代表が特措法の延長に反対する姿勢を鮮明にしたことに対しては「従来通りの立場を表明したが、(延長を)明確に拒否したかどうか定かではない」と述べた。そして、機会があれば小沢代表だけでなく前原誠司前代表ら同党関係者と会談し、「特措法延長のため、機密情報を含む必要な情報を提供したい」と話した。

 一方、参院選で自民党が惨敗し安倍晋三首相の求心力が低下していることに対し、大使は「(選挙で)国際的問題について意見の違いがあったとは思えない。選挙結果が日米同盟を台無しにするような事態は望ましくない」と語ったうえで「特措法のような問題は、党利党略を超えて行動することが重要だ」と強調した。【吉田弘之】

毎日新聞 2007年8月14日 7時40分

518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:42:43
民主 幹部会議に輿石氏参加へ
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/14/k20070813000006.html

民主党の小沢代表は、先の参議院選挙で与野党逆転が実現したことを受けて、今後、国会対策などで参議院側が果たす役割が重要になってくるとして、菅代表代行、鳩山幹事長との定例の幹部会議に、新たに輿石参議院議員会長を加えることになりました。
民主党は、現在、小沢代表と菅代表代行、鳩山幹事長の3者を、いわゆる「トロイカ体制」と称し、ほぼ毎週、定例の会議を開き、国会対策や党の運営方針などについて協議を重ねています。この会議の運営をめぐって小沢代表は、先に菅代表代行らに対し、今後、輿石参議院議員会長を加え、4人による協議にしたいという考えを伝え、菅氏らも了承しました。小沢氏は、先月の参議院選挙で与野党逆転が実現したことを踏まえ、「今後の主戦場は参議院だ」と述べるなど、今後、国会対策や党運営などで参議院側が果たす役割が重要になってくるという認識を示しており、幹部の協議に輿石氏を加えることで、挙党態勢をさらに強化し、秋の臨時国会や、衆議院の解散・総選挙に備えるねらいがあるものとみられます。

519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 09:03:02
江田参院議長 父の墓前に就任報告 讀賣岡山

父・三郎氏の墓前に手を合わせた後、支持者らと語り合う江田議長(手前、岡山市の妙福寺)

 与野党逆転の参院で、民主党から初の議長に選出された江田五月氏が12日、岡山市建部町福渡の妙福寺を参拝し、父親の故江田三郎・旧社会党書記長の墓前に議長就任を報告した。

 江田氏は旧社会党改革を訴え続けた三郎氏の急死を受け、政治の道に進んだ。今年は三郎氏の没後30年、生誕100年にあたる。支持者らと手を合わせた後、「やっと政権交代、市民の政治が正念場にさしかかった。野党の政治家として『政権を取って国民との約束を果たしていかないといけない』との父の思いを受け、ただ1人でスタートしたが、30年かかるんだな」と感慨深げに語った。

 衆参で与野党の勢力がねじれた状況の中、参院での審議は野党が主導権を握ることになったが「政治は緊張感が大事。日本のこれまでの政治には緊張感がなさ過ぎた。ねじれが一つのエネルギー、英知を生み出すようにやっていきたい」と決意を語った。

 親子二代にわたって支援しているという同市建部町中田の無職秋山修一さん(77)は、江田議長を誕生させた政治状況について「日本の議会制民主主義もようやく第一歩を踏み出した感がある。もともと三郎氏が提唱していたことでもあり、草葉の陰で喜んでいると思う」としみじみ語った。

(2007年8月14日 読売新聞)

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 09:22:25
公的人事 国会同意難航か 野党が一部反対示唆(08/14 08:13)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/43244.html

 参院の与野党逆転で、日銀総裁など国会の同意が必要な公的機関の人事案件の行方が不透明になっている。任命には衆参両院の同意が必要だが、参院で過半数を占めた民主党など野党側が一部人事案に反対を示唆しているからだ。野党との調整が必要となることで、政府の人選作業は難航することが予想される。

 国会の同意が必要なのは三十五機関のメンバー。政府は秋の臨時国会に、NHK経営委員会や国家公安委員会など来年二月までに任期が切れる十三機関二十七人の人事案を提出する見通し。来年の通常国会は、焦点の福井俊彦日銀総裁の後任人事案が議題となる。

 これら人事は衆参同等の権限があり、参院で否決されれば、一般の法案のように衆院の三分の二の賛成で再議決することはできず、白紙に戻る。

 戦後の否決例は一九五一年の電波監理委員会委員の一件。その後は一九八九年、九八年に参院で野党が過半数を占めた際も否決の例はない。

 ただ、民主党は二○○一年、《1》新任は六十五歳、再任は七十歳未満《2》省庁出身者の割合は50%未満とする−など同意基準を作成。不同意の実績は多数あり、○三年には日銀の福井総裁、武藤敏郎副総裁の人事案に同意しなかった。

 鳩山由紀夫幹事長は十日の記者会見で「候補者が適当かどうかは、(衆参の)委員会に本人を呼んで議論して判断したい」との原則を強調。福井氏の後任に有力視されている武藤氏や竹中平蔵前総務相の任命に否定的だ。

 これに対し、塩崎恭久官房長官は日銀総裁人事について「日本の金融政策を担う能力と適性があるかが一番大事だ。民主党も責任を感じるなら、同じ考えのはずだ」とけん制するが、人事で民主党に主導権を奪われる場面も出てきそうだ。

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 18:36:29
参院逆転躍進民主の研究(1)「良識の府」が主戦場――小沢氏、なれ合い排除へ
日経8/14
 七月の参院選で大勝した民主党が政権交代を目指した態勢づくりを急いでいる。小沢一郎代表は第一党の座を奪った参院を舞台に対決姿勢を強め、法案などで安倍政権を揺さぶる構えだが、今後厳しく問われるのは「政権担当能力」。寄せ集めと揶揄(やゆ)されることもあった集団が、しがらみを捨てて両院とも結束できるのか。政権奪取への本気度が試される。
 八月七日、臨時国会初日の両院議員総会で、小沢一郎代表は五分足らずのあいさつで「責任」という言葉を九回使った。責任の中身については「主張してきたことに目に見える形で対応していくこと。与野党の談合で足して二で割った結論を出すのは古き良き時代の手法だ」と強調した。
 参院は「五五年体制の与野党なれ合い体質を引きずっている」と指摘されてきた。「良識の府は政局含みの動きをしない」(参院ベテラン)との基本姿勢から、衆院で全面対決したとしても、参院では日程協議や採決に応じる例も多かった。
 参院会派「民主党・新緑風会」は選挙前の八十三人から百十二人(八月十三日現在)となり自民会派を上回った。野党の過半数確保で法案を廃案に追い込むことも可能だ。談合体質のままでは「責任」を果たせない。
 小沢氏がまず動いたのは人事。七月三十一日、輿石東参院議員会長に「おれはあんたで勝負する」と留任を求めた。輿石氏が太いパイプを持つ自民党の青木幹雄氏は既に参院議員会長を退く意向を表明していた。
 直嶋正行氏の擁立を探った旧民社党系グループも「輿石さんに反旗を翻すのは得策じゃない」と動きを止めた。小沢氏は次に参院幹部人事を輿石氏に一任。これで「お友達を集める人事はできなくなった」(参院幹部)。
 実際、輿石氏と同じ旧社会党系の千葉景子氏を参院議長に推す動きがあったが、菅直人代表代行のグループの江田五月氏に決まった。幹事長は旧民社党系、国会対策委員長は鳩山グループ、政審会長は前原誠司前代表のグループから起用。議事運営の要となる議院運営委員長には小沢グループの西岡武夫氏が就いた。
変化の兆し
 「予算委員長を含め取れるポストはすべて取るべきだ」。十日の参院議員総会で、小川敏夫前参院幹事長の発言に拍手が沸いた。
 予算委は国会論戦の主戦場。委員長は証人喚問など政府・与党追及の鍵を握る。だが、党内では「輿石氏が、民主で議運委員長を取った代わりに、予算委員長は自民に譲るのでは」との見方が浮上。委員長ポストの配分などは、秋の臨時国会までに自民と話し合いで決める方針だが、密室で決めれば党内から不満が噴出するのは必至だ。
 江田氏も十二日、参院での国会審議について「今まで与党は(衆院の)七、八割の時間を確保できれば成立するとみていた。これからは十分な時間、議論をさせていただく」と言明した。

522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 19:57:30
共産党:参院での与野党逆転受け民主党に協調姿勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070815k0000m010051000c.html

 参院での与野党逆転を受け、共産党が民主党批判を手控え、協調姿勢を示している。議席を減らした共産党にとって、党の主張を国会に反映させるには、参院第1党の民主党の協力が不可欠との事情があるとみられる。ただ、民主党は社民、国民新両党との関係を重視しており、今のところ冷ややかだ。

 「わたしたちから(野党共闘の)門戸を閉ざしたことはない。国民の切実な要求を野党間協力を強めながら実行させたい」。共産党の志位和夫委員長は、民主党との協力関係構築を目指す方針を繰り返している。9日の党創立85周年記念講演会でも「野党が共同して自公政治を追い詰める」と強調した。

 共産党は秋の臨時国会で、民主党が再提出する年金流用禁止法案や郵政民営化凍結法案に賛成する方針。最大の焦点となるテロ対策特別措置法の延長反対でも共同歩調を目指す。また、「障害者自立支援法による負担増の撤回」など独自に主張する政策も実現したい考えで、民主党の協力に期待している。

毎日新聞 2007年8月14日 19時21分

523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:53:43
「逆転」考:衆参ねじれ国会/2 輿石東・民主党参院議員会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070815ddm005010107000c.html

 ◇譲れぬところは譲れぬ

 −−参院選で惨敗した安倍晋三首相の続投をどうみますか。

 ◆安倍首相は選挙中、「小沢(一郎民主党代表)か安倍かの選択だ」と言ったのに矛盾している。民意は小沢氏を選びました。ただ、安倍首相にはがんばって続けてもらいたい。このまま安倍首相の下で衆院を解散してもらって、さらに民意を問えばいい。

 −−どう衆院解散・総選挙に追い込んでいきますか。

 ◆民主党が法案を出せば参院で可決できる。衆院で通った政府案を参院で否決もできる。与党は衆院の3分の2で再議決して法案を成立させることもできるが、国民が見ている。乱発できるはずがない。いずれ、安倍内閣は立ち往生するに決まっている。首相問責決議案は最後の手段なので、解散に追い込めるところで出します。

 −−秋の臨時国会ではテロ特措法の延長が焦点になります。参院で審議を引き延ばし、11月1日の期限切れに間に合わなくする戦術もありますか。

 ◆インド洋から自衛隊は撤退しろと言っているのだから、本当に廃案に追い込むならそういう戦術も当然考えられる。

 −−反対ばかりでは無責任だとの批判が出ませんか。

 ◆先の通常国会で、参院民主党は反対のための反対ということをやりましたか。教育3法案や国民投票法案。ピケを張ったわけでもなく、物理的な抵抗もしなかった。言葉は悪いが大人の対応をしました。そしたら「妥協しすぎだ」と新聞は批判しましたがね。

 −−自民党の青木幹雄参院議員会長とは長い付き合いですね。

 ◆素晴らしい人だと思う。しかし、別に私は青木さんと特別な関係を持っているわけではない。「青木さんと輿石は太いパイプでつながっているから妥協する」と言われるが、党が違うのだから、譲れないところは絶対譲れない。あまり枝葉末節で対決すればいいというものではないから、いろんな話があれば聞く耳を持たなければ。

 −−新しい参院運営をどう考えますか。

 ◆民主党が第1会派になっても、参院の慣行を尊重しながらやっていけばいい。議長選も(各会派の)話し合いで、あまりもめずにできた。予算委員長も自民党に渡しても、こっちが数を持っているからいつでも代えられる。逆にやらせて、責任を持たせる戦術もある。

 −−議員が増えた重みをどう受け止めていますか。

 ◆自民党には霞が関(官僚)という頭脳がバックにいるが、ウチにはない。スタッフをきちんとするよう党に注文をつける。テレビで口が滑ったら、今度は逆に我々が問われる。新人議員にも「言葉には気をつけてくれ」と言ってあります。

 −−小沢代表との関係はどうですか。

 ◆意思疎通を図っているから大丈夫。私の参院議員会長留任も小沢さんに要請されました。小沢代表は「参院が主戦場だ」と言っている。今度から(小沢氏、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の3人が非公式に協議する)トロイカ会談に私も入る。その一事を見てもそうでしょう。【聞き手・須藤孝】=つづく

毎日新聞 2007年8月15日 東京朝刊

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 15:52:01
2007/08/15-15:41 党員・サポーター4万人減=代表選なしが影響?−民主
http://www.jiji.co.jp/jc/s?k=2007081500634

 民主党の2007年度の党員・サポーター登録が5月末現在の速報値で約20万1000人だったことが15日、分かった。過去最高だった前年と比べると約4万4000人(17.8%)の減で、党員・サポーターが有権者となる代表選が予定されていないことが影響したとみられる。
 ただ、党執行部は「今年は統一地方選、参院選と続いて忙しく、もっと減少するかと心配したが、まずまずの数字」(直嶋正行組織委員長)と一定の評価をしている。 
 増減率を見ると、ワースト記録は小沢一郎代表の地元の岩手県。党員・サポーターは5501人で前年比14311人、72.2%の減となった。小沢氏の側近だった平野貞夫元参院議員の高知県(前年比69.4%減)、小沢氏と距離を置く渡部恒三最高顧問の福島県(同49.8%減)が続いた。
 逆に健闘したのは、平岡秀夫衆院議員の山口県が同45.9%増でトップ。以下、喜納昌吉参院議員の沖縄県(同36.1%増)、輿石東参院議員会長の山梨県(同22.3%増)の順だった。

525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 15:57:06
民主、単独過半数狙う…「参院先議」へ足場固め
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070815ia01.htm

 民主党が、自らの会派だけで参院での過半数を獲得するため、様々な働きかけを続けている。共産、社民両党の協力を得なければ過半数に届かない状況を脱し、与党攻撃の主戦場となる参院の主導権を完全に確保するためだ。

 民主党は参院で、無所属議員と会派「民主党・新緑風会」を構成している。参院選後に無所属の友近聡朗、外山斎両氏が会派入りし、所属議員は112人になった。共産党の7人、社民党・護憲連合の5人を加えれば過半数の122人は超えるが、自らの会派だけではまだ10人足りない状態だ。

 民主党が参院での過半数を目指すのは、独自の法案を参院に提出して可決し、与党に圧力をかける「参院先議」戦術を確実にする狙いからだ。4議席を持つ国民新党と1議席の新党日本に統一会派結成を打診する一方、無所属議員の取り込みも図っている。

 「政党の違いはあり、政策が全部一致する必要はない。参院で単独過半数を握るため、国民新党と新党日本との統一会派に前向きに取り組むべきではないか」

 民主党の鳩山幹事長は10日の記者会見で、9月の臨時国会に向け、会派の拡大を目指す姿勢を強調した。

 民主党が最も力を入れているのは、一度に4人を獲得できる、国民新党との統一会派結成だ。参院選後の臨時国会でも、国民新党の主張を入れ、郵政民営化を凍結する法案を同党と共同提出した。廃案に終わったが、次の臨時国会に改めて出す予定だ。

 国民新党側は「民主党と別の会派だから一つの勢力として認知され、存在感もある。一緒になれば党の存亡にかかわる」(幹部)と慎重だ。しかし、民主党幹部は「衆院を別会派のままにすれば、独自性は発揮できる。参院だけ統一会派を組めばいい」と要請を続ける構えを見せている。

 参院選で当選し、新党日本の唯一の所属議員となった田中康夫代表は、どの会派にも入っていない。田中氏は2日に民主党の小沢代表と会談した際、「統一会派を組むなら、参院予算委員会で質問する機会を持ちたい」と要望した。小沢氏も了承しており、次の臨時国会で会派入りが実現する可能性もある。

 会派に加わっていない議員は、正副議長と田中氏のほかに6人おり、民主党はこうした議員にも会派入りを求める方針だ。このうち、7月の参院選で民主、社民両党の推薦を受けて当選した松浦大悟氏は4日、次の臨時国会で民主党会派に加わる意向を表明したが、地元の社民党秋田県連は反対している。他の議員も政策的な距離や他の野党との関係から、会派入りは簡単には決まりそうもない。

 民主党でも「野党共闘で当選した議員を無理に引っ張ればしこりが残る。次期衆院選に向けて協力関係を維持することを優先させるべきだ」という声がある。

(2007年8月15日10時0分 読売新聞)

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/17(金) 21:38:24
「逆転」考:衆参ねじれ国会/4 藤井裕久・前民主党代表代行
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070817ddm005010080000c.html

 ◇「自自連立」の轍は踏まぬ

 −−参院選大勝を受け、民主党内では小沢一郎代表の求心力が高まっています。

 ◆そうですね、常識的には次の衆院選も(首相候補として)党の顔になるでしょう。自民党時代、首相になるチャンスを自ら断ったと言われていますが、今回は違う。本人も「自分も永久ではない。2大政党の実現に向け、締めくくりをしなければならない」という気持ちが強いんじゃないでしょうか。

 −−小沢代表もやはり一度は首相の座に就きたいということですね。

 ◆そこまでお聞きなさんな。ハッハッハッ。

 −−藤井さんは93年の自民党離党から小沢氏と行動を共にする一方、岡田克也代表時代に幹事長を務めるなど、世代間のパイプ役的存在です。党内の世代ギャップに不安を感じませんか。

 ◆いずれ水が低いところに流れるがごとく、時代は変わる。(若い世代は)無理してはいけません。自民党を例に挙げて申しわけないが、急ぎすぎて無理をした結果が今の安倍晋三首相だと思いますね。

 −−次の国会に民主党はどう臨むべきでしょうか。

 ◆「参院与党」という自覚を持たなければ。小沢さんは国会論戦で奇策を弄(ろう)することなく、王道を歩むことを考えている。年金問題などで自ら法案を出していくとともに、国政調査権を生かしてテロ対策特別措置法に基づくインド洋への海上自衛隊派遣や、税金の無駄遣いの問題などを国民の前に明らかにしていきます。

 −−小沢代表はテロ特措法の延長に反対を表明しています。

 ◆01年の米同時多発テロを受け、小泉純一郎首相(当時)は米国に追従し、協力することにした。それは日本が(政府の憲法解釈で認めていない)集団的自衛権(の行使)に入り込んだことを意味します。小沢さんが反対するのは当然です。

 アフガニスタンで将来、国連平和維持活動(PKO)の形で日本が参加する可能性が必ずしもないわけではないが、治安維持が目的ならダメです。(自衛隊活用の)原則は厳格に考えなければ。

 −−政府・与党は「テロ特措法が延長できなければ日米関係を損なう」と批判しています。

 ◆米国はもっと懐の深い国だと思いますね。06年の米中間選挙で民主党が上下両院で躍進しました。米国民はブッシュ政権にノーと言ったんですよ。良識的な米国との関係を損なうことにはならないでしょう。

 −−それで党内はまとまりますか。

 ◆話し合いが大事。党内に議論できない雰囲気はありません。代表もいろんな意見は聞くと思いますから。話し合いの過程で納得してもらう。

 −−98年参院選でも与野党勢力が逆転しました。当時、藤井さんも所属していた自由党は小沢党首が自民党と連立を組む決断を下し、結果的に自民党を助けました。

 ◆自自連立政権を発足させるにあたり、自民党は自由党の政策を「全部のむ」と言ったんですよ。でも、結局ほごにされ、自民党政権を延命させただけで終わってしまった。小沢さんも「私の失敗だった」と言っている。この轍(てつ)を踏んではいけない。甘い形での妥協は厳に戒めなければなりません。【聞き手・平元英治】=つづく

毎日新聞 2007年8月17日 東京朝刊

527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/17(金) 21:40:12
テロ特措法:小沢流原則論に政府防戦 国連決議解釈
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070817k0000m010107000c.html

 秋の臨時国会では、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長問題が最大の焦点となるが、「延長反対」を明言している民主党の小沢一郎代表は、国連安全保障理事会の決議がないという原則論をかざし、政府に政策変更を迫る戦術に出ている。防戦に回る政府与党は、国際的な「テロとの戦い」に参加し評価を得てきた6年間の実績を国民に訴え、対抗する構え。国会論戦は原則論と実績主義のぶつかり合いになりそうだ。【須藤孝、古本陽荘】

 「直接的に(米軍などの)行動を安保理でオーソライズ(権威付け)する(国連)決議はない」

 小沢氏は今月8日、シーファー駐日米大使との会談で、日本政府が同法に基づき海上自衛隊をインド洋に派遣する根拠としている安保理決議の解釈に疑問を投げ掛けた。

 海自は01年11月から、インド洋で米海軍などに補給活動を行っている。国際的には、アフガニスタンの陸上でテロ掃討作戦にあたる米軍中心の「不朽の自由作戦」(OEF)と連動し、テロ関連物資を海上で阻止する活動という位置づけだ。

 政府は、「9・11」米同時多発テロ直後に採択された安保理決議1368が「テロ行為を防止し抑止するため一層の努力をするよう国際社会に求める」としていることを活動の根拠としてきた。

 しかし、小沢氏は同決議にOEFの活動が直接的な表現で明記されていないことを問題視し、米軍の活動も自衛隊の派遣も認められないと主張したのだ。

 これに対し、シーファー大使は今年3月に採択された安保理決議1746を持ち出して反論した。同決議は「OEF参加国の支援を受け、アフガン政府がタリバンやアルカイダとの戦いを継続すること」を求めており、OEFが明記されているからだ。

 一方で小沢氏は、01年12月の安保理決議1386に基づいて設立された治安維持のための国際治安支援部隊(ISAF)については、「国連平和維持活動(PKO)と同じ性格を付与され、オーソライズされている」と柔軟姿勢を示している。

 小沢氏はもともと、自衛隊の国際的な平和維持活動は国連活動に限られるべきだと主張してきた。だが、ISAFの活動は伝統的なPKOと異なり、治安が悪化している南部では、ほとんど戦闘活動を行っている。

 小沢氏は衆院の早期解散に向け、政府・与党との対立軸を強調する戦略を強めており、政府側に歩み寄る余地は少ない。小沢氏に近い民主党のベテラン議員は「原理原則の問題だから、小沢氏はぶれない」と語る。

 政府内からは小沢氏について「書生論で反対しているが、狙いは政権奪取。正面から反論しても意味がない」(防衛省幹部)との声も出ている。【須藤孝、古本陽荘】

毎日新聞 2007年8月16日 22時04分 (最終更新時間 8月17日 1時50分)

528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/17(金) 21:41:48
参院会派:民主、社民連携見送り 国民新と過半数狙う
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070817k0000m010120000c.html

 民主党の小沢一郎代表は本格的な法案審議が始まる秋の臨時国会に向け、参院で過半数(122人)を確保するため、国民新党と統一会派を組む考えだ。参院選では国民新党のほか、社民党とも選挙協力を行ったが、憲法や安全保障問題で路線が異なるため、社民党との連携は見送る。与党を攻める国会戦略の足手まといになりかねないとの判断からだ。ただ、国民新党と無所属議員らを加えても過半数ぎりぎりで、不安定さも抱えることになる。

 民主党の参院会派は現在112人。過半数の122人を確保するには、現状では社民党(5人)がキャスチングボートを握りかねない。このため、小沢氏は国民新党(4人)と新党日本(1人)に統一会派の結成を要請。さらに、無所属議員5人程度にも会派入りを呼びかけ、過半数に必要な10人を、社民党抜きで補う計算をしている。

 小沢氏は周辺に「1会派で過半数になれば、機動的に動けるようになる」と漏らしているが、選挙協力の相手だった社民党を「排除」して国民新党だけと組めば、国民新党にはより大きく譲歩せざるを得なくなる。

 民主党は先の臨時国会で、小沢氏の指示により、国民新党の策定した郵政民営化凍結法案を参院に共同で提出した。民主党幹部は「すべては国民新党を統一会派に引き入れるため」と語る。

 ところが、同法案は郵政民営化を1年間凍結するだけの内容。国民新党は今後、郵政民営化見直しへもっと踏み込んだ内容の法案についても、共同提出を統一会派結成の条件として求めていく構えだ。

 民主党内には、05年総選挙で郵政民営化を掲げた「小泉自民」に惨敗したトラウマがあり、郵政民営化の見直しに警戒感も根強い。凍結法案を議論した8日の「次の内閣」会合では「国民新党に同調しすぎると、民主党が小泉純一郎前首相以前の古い自民党に戻ると、有権者から誤解される」という声も上がった。

【須藤孝、山田夢留】

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毎日新聞 2007年8月16日 23時34分

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 06:36:47
民主・渡部氏、内閣総辞職か解散を要求
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070817AT3S1701617082007.html

 民主党の渡部恒三最高顧問は17日、TBS番組の収録で、参院選で民主が第1党となったことに関して「安倍晋三首相が取る道は二つしかない。内閣総辞職するか(衆院を)解散するかだ」と述べた。防衛省の次官人事を巡る騒動で、小池百合子防衛相が守屋武昌防衛次官との電話がつながらなかったと主張したことについて「閣僚からの電話に次官が出ないことは常識ではあり得ない。今の内閣は死に体内閣だ」と強調した。(23:00)

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:33:29
参院民主:小沢グループが新人囲い込み 党内基盤固めへ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070818k0000m010163000c.html

 7月の参院選で新人38人を当選させた参院民主党内で、小沢一郎代表のグループが新人囲い込みを進めている。自らが先頭に立って大勝しただけに小沢氏の吸引力は強く、この機に乗じて党内基盤をさらに固めておこうという狙いだ。参院独自に小沢グループを作る動きもある。

 小沢氏に近い若手衆院議員らでつくる「一新会」の鈴木克昌代表幹事らが9日夜、参院の新人8人を東京都内の料理屋に集めた。参院一新会を発足させるための準備会合で、鈴木氏は他に3新人から入会希望があったことも明かした。計11人。労組勢力が多数を占める参院で、小沢グループが新人の3分の1近くを押さえたことになる。

 参院選で小沢グループは自前で候補を発掘し、組織的に支援して当選させる自民党派閥と似た手法を取った。そうすれば、当選後はほぼ自動的に小沢系議員となる。

 これに対し、菅直人代表代行や前原誠司前代表のグループは、それぞれ地元選出者や選挙で応援に入った新人らに当選後声をかける程度。小沢氏と距離を置く前原グループからは「放っておけば新人がみんな小沢グループに入ってしまう」という焦りも聞こえるが、選挙の経緯から小沢グループのようには勧誘が進まないのが実情だ。

 ただ、こうした勧誘合戦に戸惑う新人もいる。9日にあった党の新人参院議員研修会で横峯良郎氏は「党内のグループにどう対応すればいいか」と質問。芝博一参院国対委員長代理が「民主党は自民党の派閥とは違い、金を配っていないし、掛け持ちも可能。気に入ったところに入ればいい」と答えたが、大勝ゆえの党内勢力争いが続いている。【平元英治】

毎日新聞 2007年8月18日 7時40分

531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:46:10
逆転国会に“常識”通じず/戸惑う官僚や参院職員
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/scramble/scramble2007/20070817.html

 七月の参院選で自民党が惨敗、与野党勢力が逆転した参院。第一党に躍り出た民主党出身の江田五月氏が議長に就任するなど、主導権は野党側に移った。本格的な論戦の舞台となる秋の臨時国会を控え、政府、与党は頭を抱えているが、自民党主導の国会運営が“常識”として染み付いた官僚や参院事務局にも戸惑いが広がっている。

 ▽民主にも根回し

 自民党は参院議員会長、参院幹事長ら主要幹部がそれぞれ国会内に自室を構え、会期中はそこを拠点に国会対策に当たってきた。官僚や参院の事務方はこの部屋を訪ね、提出法案の内容やスケジュールに了解が得られれば「根回し」は終わったも同然だった。

 今後は政府提出法案が常に否決される可能性があり、特に民主党への「十分な根回しが不可欠」(政府筋)となる。

 しかし、参院側の民主党幹部が国会内に長時間詰めることは少なく、議員会館や党本部など「活動拠点」が分散している。このため参院選後は、国会内にある民主党会派の控室前の廊下で長時間立ったまま同党議員を待つ官僚の姿が増えた。中堅官僚は「手間が数倍になった」と証言する。

 参院は近年、自民党参院議員会長だった青木幹雄氏が与野党ににらみを利かせながら「独自の与野党協調路線を進めてきた」(自民党参院幹部)。しかし青木氏は参院選大敗の責任を取り、議員会長を辞任。「参院のドン」がいなくなったことで、官僚は右往左往せざるを得なくなった。

 ▽間合い見直しへ

 困惑しているのは、水面下で自民党と議事日程などを調整してきた参院事務局も同じだ。

 参院選を受け、今月七日から十日まで開かれた最初の臨時国会。七日の参院本会議で新たに議院運営委員長に選ばれた民主党の西岡武夫氏は、直後の同委員会理事会で関係者を慌てさせた。

 「昨日の時点で会期は四日間と合意したそうだが、議長不在のまま会期を事実上決定していいのか」。与野党の国対幹部らが事前折衝で衆参両院で合意していたはずの会期に異議を唱えたのだ。

 九日には「国会参観の子どもたちが制服を着ている中、大人がノーネクタイで議案を審議するのはいかがなものか」と述べ、国会で実施している夏の軽装「クールビズ」中止や、ネクタイの着用義務付けを突然提案。結論は先送りになったものの、参院事務局幹部からは「この調子では先が思いやられる」とため息が漏れた。

 ただ、「行政側の官僚や参院の事務局員が議員に根回しすることが、そもそもおかしい」(民主党中堅)という声も当然と言えば当然。新たな与野党関係が模索される次期国会は、「霞が関」などとの間合いを見直す出発点になりそうだ。

532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 06:01:40
民主党:国際貢献のための「恒久法」議論へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070821k0000m010122000c.html

 民主党は20日、自衛隊の海外派遣など国際貢献のための「恒久法」制定に向けた議論を行う「総合安全保障調査会」の設置を決めた。21日に準備会合を開く。恒久法を小沢一郎代表が反対を表明しているテロ対策特別措置法の対案と位置づけ、「国際貢献に消極的」との批判をかわす狙いだ。

 小沢氏の指示を受けた山岡賢次衆院議員が呼びかけた。小沢氏の持論で、テロ特措法反対の理由にもしている「国際貢献活動は国連決議が前提」などの考え方をまとめる方向だ。テロ特措法やイラク復興特措法などの時限立法で対応してきた政府の対応を「場当たり的だ」と批判する狙いもある。【山田夢留】

毎日新聞 2007年8月21日 3時00分

533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 01:12:19
民主・西岡氏:「参院議員宿舎建て替え凍結を」と独断提案
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070822k0000m010118000c.html

 参院の西岡武夫議院運営委員長(民主)は21日の同委理事懇談会で、参院清水谷議員宿舎(東京都千代田区)の建て替え計画について、財政赤字を理由に当面凍結することを提案した。これに対し、自民党などは「計画には各会派が合意してきた」と反発。民主党の理事も西岡氏を積極的に後押ししなかった。今後、各会派で西岡提案の扱いを協議するが、西岡氏は本会議でのクールビズ廃止を突然提案した過去があり、独断的な提案に批判の声が強まりそうだ。

 清水谷宿舎は老朽化が激しく、耐震性も低いため、06年に隣接の国有地に地上16階建ての新宿舎を建設する計画が決まった。総工費は約44億円。ただ、近隣住民が「都心の緑地を守るべきだ」と見直しを求めているほか、家賃が相場を大幅に下回ることに「政治家優遇」との批判もある。

 西岡氏は今回の提案について記者団に問われ、「理事懇のやりとり(を明らかにするの)はご勘弁」と明言を避けた。理事の一人は「場当たり的な対応は、パフォーマンス以外の何物でもない」とうんざり顔だった。【田中成之】

毎日新聞 2007年8月21日 21時30分

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 01:14:00
小沢代表:政府・与党攻撃を再開 安保の理論武装も指示
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070822k0000m010157000c.html

 民主党の小沢一郎代表は21日、東京都内で自らが主宰する「小沢一郎政治塾」で講演し、政府・与党を「当事者能力を失っている」とこきおろす一方、テロ対策特別措置法の延長に改めて反対を表明した。小沢氏が公の場に顔を見せたのは8日以来13日ぶり。夏休み明けで、自民党批判に熱を込め、秋の臨時国会での本格対決に向け始動した。【須藤孝、葛西大博】

 「政府・与党も脳死状態というか、ポケーッとしている。安倍内閣が無事だったら、来月には国会を開くのだろう」

 小沢氏は講演で政府・与党が秋の臨時国会の日程調整でもめていることを取り上げ、こう皮肉ってみせた。

 さらに「参院選の結果は国民の現状に対する不満と不安、不信感が自民党政権に対する強い批判、反発となって現れた。将来に希望を持つと同時に、我々の責任も重い」と力説。国民の期待に応えるため、政権交代に向けて全力を挙げる考えを示した。

 「なし崩し的に基本の原則を立てず、むちゃくちゃなへ理屈をつけてやっている」

 政策課題でテーマに掲げたのはテロ特措法の延長問題だ。まず、イラクやアフガニスタンなど個別の紛争ごとに特措法で自衛隊の派遣を手当てしてきた政府・与党の対応を「無原則」と批判。

 今月8日のシーファー駐日米大使との会談で、テロ特措法延長に反対の立場を明確にしたことについては「私が勝手に反対を言ったのではない。党の基本方針で決めたことを説明した」と語った。

 これとは別に党幹部に安保政策の理論武装も指示した。小沢氏の原則は「日本の参加する国連の平和活動は、国連の要請(国連決議)に基づいて参加する」という国連中心主義だ。ただ、「国連決議がないから反対」という消極論だけでは、政府・与党に反論の口実を与えることにもなる。この日、党本部で開かれた総合安全保障調査会の準備会合でも、前原誠司前代表が「臨時国会が始まると(安保論争は)早い展開になる。国際貢献について党の考え方のとりまとめを急ぐ必要がある」と指摘、本格論戦の備えを急ぐべきだと強調した。

 国連中心主義には、国連決議があれば日本の部隊が武力行使に至っても憲法違反にならないとの積極的な側面もある。自民党からは「国連決議があれば戦闘行為への参加も可能という暴論」との批判も予想され、この辺は党内にも異論がくすぶる。国会論戦では民主党の原理原則を具体的かつ分かりやすく説明できるかが課題になる。

毎日新聞 2007年8月22日 0時00分

535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 08:41:44
小沢代表:政府・与党は「ポケーッ」 講演で皮肉る
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070822k0000m010107000c.html

 「(政府・与党は)脳死状態というか、ポケーッとしている」

 民主党の小沢一郎代表は21日、東京都内で開かれた「小沢一郎政治塾」の講演で、政府・与党が秋の臨時国会の日程調整でもめていることを取り上げ、こう皮肉った。

 参院選で与野党逆転を果たしたことについては「若い人が現状維持ではなく、かなり期待を込めて私どもを支援してくれた結果ではないか。将来に希望を持つと同時にわれわれの責任も大きい」と顔をほころばせた。

 同塾は01年から、国政選挙の候補者発掘などを兼ねて毎年開催している。先の参院選では塾出身の参院議員2人も誕生した。今年の参加者は45人だったが、参院選大勝で「(この秋の塾生募集には)問い合わせが相次いでいる」(小沢事務所)という。【葛西大博】

毎日新聞 2007年8月21日 21時08分

536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 08:42:56
「逆転」考:衆参ねじれ国会/7止 野田佳彦・民主党国民運動委員長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070822ddm005010081000c.html

 ◇小沢氏の勘にかける

 −−参院選の大勝をどう衆院選につないでいきますか。

 ◆参院選で自民党は危機を意識しながらも組織が動かない状況まで来た。自民党長期政権が戦後体制だとすると、「戦後レジームからの脱却」は間違いなく始まっていると実感できる選挙でした。ただ、有権者はその都度的確な判断をする。緊張感を持ってこれからの国会に臨まないと、今度は衆院選で民主党がお灸(きゅう)をすえられる可能性もあります。

 −−選挙ごとに有権者の判断が大きくぶれるということですか。

 ◆だからこそ、政権交代の可能性がある。少なくとも3年間は参院第1党ですよね。もしかしたら6年間続くかもしれない。あとは、その間に衆院選で勝てば政権交代ですから。早いほどチャンスはあるんだが、短期間で追い込もうとすれば、首相問責決議案を出すなど荒療治をやらなきゃならない。「今年中に」と焦って奇策を連発すると「政局の党」だと思われてしまう。

 −−奇をてらうことはよくないと。

 ◆「生活が第一」と言い続けてきたわけですから、そのための法案を参院に着実に出して可決していく。民主党が政権を取った時のイメージを、期待を持って見てもらえるよう続けることが「王」を取るための詰めになる。

 −−衆院選前に自民党も巻き込んだ政界再編の可能性をどうみますか。

 ◆基本としては、こういう時こそ微動だにせず自分たちの政策をアピールしていくことが必要です。相手もあることなので、いろいろ応用はあるかもしれないが、民主党からバタバタと動くことはありません。

 −−昨年の偽メール問題で前原誠司前代表や国対委員長だった野田さんら執行部の総退陣につながりました。

 ◆偽メール問題の反省は、やっぱりいろんな人の話を聞くということでしょうね。特定の人に聞いてしまうと判断を誤る。今回の安倍(晋三首相)さんも街頭などに集まったのは支持者ばかりで、その辺をはき違えたのかもしれません。

 −−小沢一郎代表になって民主党は変わりましたか。

 ◆むしろ小沢さん自身が変わった。今は、いろいろ周りの意見を聞きながら動いている。突然のトップダウンは、あまりなくなったんじゃないですか。トップダウンとボトムアップ、その兼ね合いの中でいろんな要素が出てきている過渡期ではないですかね。

 −−次期衆院選も小沢代表という顔で戦うべきですか。

 ◆結果を出している以上はしっかり支えて、次の衆院でも勝つという流れでしょう。誰がリーダーでも欠点はある。それを中堅若手も含めて補えるかだ。多様な政党だから、皆いろんな思いはある。でもここまで我慢してやってきて、政権獲得にリアリティーが出てきた。乗り越えられる。

 −−小沢さんが暴走する不安はありませんか。

 ◆経験を積んでいらっしゃいますからね。引き続き政権獲得に政治生命をかけていこうとする、その勝負勘にかけていくしかありません。【聞き手・山田夢留】=おわり

毎日新聞 2007年8月22日 東京朝刊

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 09:17:40
さくらパパにスキャンダル!「辞めんといかんかねぇ」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070822-OHT1T00087.htm

7月29日、絹子夫人と参院選当選を喜んだ横峯良郎氏にスキャンダルが襲った [写真を拡大]
 7月の参院選比例代表で初当選した民主党の横峯良郎参院議員(47)が、早くもスキャンダルに見舞われた。22日発売の週刊新潮が「『議員失格!』元愛人が剥(は)がした『さくらパパ』の仮面」と題し不倫と賭けゴルフを報じている。報道を受け本人は関係者に「(議員を)辞めんといかんかね」ともらしたという。党では10日間の“自宅謹慎”を言い渡し、沈静化を図る構えだが、民主躍進の象徴が“火薬庫”になりかねない状況となった。

 初登院から、わずか2週間。さくらパパにスキャンダルが襲った。週刊新潮によると、横峯氏には半同棲(せい)状態の“東京妻”がいたという。この女性は、六本木の元ホステスで現在は飲食店を経営する40代女性。パパと同郷の鹿児島出身のこのスレンダー美人が、仮名で登場し、良郎氏の裏の顔を語っている。

 2人は昨年8月下旬に知り合い半月後には男女の仲に。良郎氏から「国会議員になったら俺の秘書になれよ」などと言われたという。「台所の包丁を壁に突き立てられました」という凶暴な一面も暴露。さらに「賭けゴルフの常習者」であることも証言している。

 参院選に出馬を表明した段階から“たたけばホコリが出る”とうわさされたさくらパパ。スキャンダルは想定内であったはずだが、いざ現実となってみると民主党のショックは大きい。

 記事を見た良郎氏に近い党関係者は、掲載された良郎氏の反論コメントにがく然とした。良郎氏は女性と関係があったことを認め、賭けゴルフについても「議員になってからはやっていない」としたものの過去については否定せず…。これらの発言は新潮側からの取材に、党が弁護士を通して出したコメントとは別のもの。良郎氏が直撃取材に“勝手に”話してしまったものだという。

 サービス精神旺盛の良郎氏らしいといえば、らしいが、民主党の新人議員研修で、くぎを刺されたはずの“失言癖”が暴走してしまった形だ。党は対応を選挙参謀だった手塚よしお前衆院議員に一任。手塚氏は「10日間の自宅謹慎」と「携帯電話の着信無視」を通告した。さくらパパは家族からの突き上げに憔悴(しょうすい)し切っている様子。親しい党関係者には「辞めんといかんかね…」と一時は議員辞職も示唆したが、党としては事態の沈静化を図る構えだ。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は「不倫は家庭の問題。細野豪志氏の場合(山本モナとの熱烈キス騒動)とは違い、さくらパパだからというダメージの小ささもある」としたが「賭けゴルフは内容次第では、国会議員として責任を追及される可能性がある。自民党に攻め材料を与えてしまうことになり、世論の動向によっては、民主党が身軽になろうと考えるかもしれない」と良郎斬りもあり得ると予測した。

 民主党には苦い経験がある。2006年の偽メール問題では、対応のまずさから当事者の永田寿康議員が辞職しただけでなく前原誠司代表ら執行部の総退陣にまで発展した。民主党としては後手後手の対応だけは避けたいところだが。

 横峯良郎氏「週刊誌に報じられた過去の軽率な行動については、反省するところもあり、家族からも叱責(しっせき)を受けました。今後は投票していただいた方の期待をしっかりと胸に刻み、襟を正していく所存です。お騒がせして申し訳ありませんでした」

(2007年8月22日06時06分 スポーツ報知)

538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 21:24:29
民主、参院の態勢強化へ 政策調査会の運営も見直し
2007年8月22日 19時29分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082201000721.html

 民主党の小沢一郎代表は22日までに、31日に行う党役員人事に合わせ、参院国会対策委員会の態勢強化や、従来衆院中心だった党政策調査会の見直しなどを実施する方針を固めた。「参院側の意向を最大限に尊重」(幹部)する一方で、衆参両院の連携強化も図る意向だ。

 民主参院は、現在は党職員の国対事務局員3人と、独自に確保した資料収集スタッフ数人で議員の活動を支援している。小沢氏は参院選の勝利などで議員数が110人の大所帯に膨れ上がったことを重視、国対事務局員を増員するとともに、参院側も政策調査会を十分に活用できるよう運営を抜本的に改善する。そのために、衆院第一議員会館内にある政調事務局を党本部に移すことも検討する考えだ。

(共同)

539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 09:21:07
テロ特措法:「政府は情報公開を」…前原・民主党前代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070823k0000m010019000c.html

 民主党の前原誠司前代表は22日、東京都千代田区の外国特派員協会で講演し、テロ対策特別措置法の延長問題について「政府は徹底した情報公開を行って、民主党が賛成できるような状況を作り出すべきだ」と述べ、政府がより踏み込んだ情報公開を行わなければ賛成は困難との考えを示した。

 前原氏はテロ特措法に基づく自衛隊の活動について「テロを阻止するため参加し続けることは大事だ」と基本的に延長は賛成とする立場を改めて示したが、「効果や分析についての情報が決定的に不足している」と指摘した。また、小沢一郎代表が延長反対を表明したことについて「議論して一致すれば仮に自分の考え方と違っても、従うことは大事だ」と述べ、党として反対を決めた場合は従う考えも示した。

 一方、講演には自民党の中谷元・元防衛庁長官も出席。小沢氏の反対姿勢を「日本の国益より党利党略を考えた議論だ。(自衛隊の活動が)国際社会の中でどう位置付けられているかよく理解し、結論を出してほしい」と批判した。【須藤孝、堀井恵里子】

毎日新聞 2007年8月22日 18時22分

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:25:27
民主党:政調会長は参院から起用「主戦場」機能の強化狙う
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070824k0000m010159000c.html

 民主党が31日に実施する党役員人事で、政調会長が参院から起用される方向になった。複数の党幹部が23日、明らかにした。同党が政調会長を参院から起用するのは初めて。民主党は秋の臨時国会で、議員立法を参院に提出して政府・与党を追い込む戦術をとるため、政策面で参院との連携が重要と判断した。

 鳩山由紀夫幹事長は21日、小沢一郎代表の人事構想について「参院をいかに重視して人事を一新するかだ」と記者団に語っており、所属議員が急増した参院側を人事面で手厚く処遇する意味もある。

 民主党は秋の臨時国会に、年金保険料流用禁止法案、郵政民営化凍結法案、政治資金規正法改正案などの議員立法を相次いで参院先議で提出する方針。輿石東参院議員会長は政策面での比重が高まる参院の機能強化を求めている。党幹部は「参院が主戦場ということを党内に徹底するためにも、参院から政調会長を出すのがいい」と語った。

 これまでのところ、政調会長代理や参院幹事長などを歴任した直嶋正行参院議員らの名があがっている。【須藤孝】

毎日新聞 2007年8月24日 3時00分

541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:29:11
日商 「民主との関係構築」 全国会議で方針、トップ会合も検討(08/23 06:46)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/45008.html?_nva=15

 日本商工会議所は二十二日に旭川市内で開いた全国商工会議所専務理事・事務局長会議で、先の参院選で民主党が参院第一党になったのを受け「政策要望実現のため、早急に民主党との関係構築を図る必要がある」との方針を明らかにした。民主党との間でトップ会合を開く考えも示し、これまでの自民・公明党支持から、野党の民主党とも政策協調を模索する姿勢に転換した。

 日商は商工会議所法によって政治活動が禁止されているため、政治団体・日本商工連盟が与党に対し、選挙支援などを行ってきた。

 この日の会議では、約五百人の出席者に「今後の商工会議所における政策要望実現のための方策について」と題する文書が配布された。文書では「東京・地方ともに、与党のみならず民主党にも適切な配慮を図っていくことが重要」と強調した上で、具体的行動として、日商幹部による民主党幹部、ネクストキャビネットメンバーとの早期の懇談会を提起。都道府県の商工会議所連合会に対しても、地元選出の民主党議員と意見交換の場を設け、連携を密にすることを求めた。

 日商の山口信夫会頭は同日、東京都内で北海道新聞の取材に対し「政局に巻き込まれるつもりはない。あらゆる手段をとるのは当然で、民主党とは是々非々の姿勢で臨む」と述べた。また、別の日商幹部は「地方重視の日商にとって、幹線道路整備などの格差是正策を実現することが最大の課題だ」と話した。

542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:29:45
鳩山兄弟:政治塾の設立検討 名前は「友愛塾」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070824k0000m010162000c.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長と自民党の鳩山邦夫元労相の兄弟が、次代を担う政治家を育成する政治塾の設立を検討している。祖父の一郎元首相が掲げた理念「友愛」を看板に、「友愛塾」と名付ける考え。不仲が指摘される鳩山兄弟だが、民主党の参院選大勝で自民党からは大連立構想も浮上しているだけに、2人の動きは憶測を呼びそうだ。

 関係者によると、邦夫氏が参院選後、由紀夫氏に「これからは協力していこう」とする内容の手紙を送ったのがきっかけ。以前から兄弟間では、友愛の理念を掲げた政治塾をつくる構想があったため、由紀夫氏は設立を呼びかける手紙を返した。また、手紙には「母も喜ぶだろう」と記し、兄弟間の不仲を解消する一助にもしたい考えをにじませた。由紀夫氏は周辺に「自民党、民主党関係なく、後進を育てる場を作りたい」と意欲を示している。【山田夢留】

毎日新聞 2007年8月23日 22時08分

543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/26(日) 18:49:24
民主 政策会議に省庁局長の出席要求 参院選大勝で強気(08/26 07:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/45588.html?_nva=6

 参院で第一党となった民主党が九月の臨時国会を前に、中央省庁に対する圧力を強めている。国政調査権の発動や、国会の同意が必要な人事案件の否決をちらつかせ、党内の政策会議に責任ある立場の幹部の出席を要求。強気で攻め込む民主党の姿勢に、省庁側は戦々恐々としている。

 民主党の松本剛明政調会長は参院選直後の今月二日付で、各省庁の官房長に文書を送付。「国民の審判は参院の第一党を民主党に委ねる形で下された」とした上で、党の会議への「与党と同等以上」の官僚出席や資料提出を求めた。

 各省庁はこれまで、自民党の政策分野ごとの部会に局長級を出席させる一方、民主党には格下の課長級を送り込むのが一般的だった。

 要請には、自民党が独占していた政府提出法案の「事前審査」に揺さぶりをかけるとともに、民主党の議員提出法案に対して省庁側から責任ある発言を引き出す狙いがある。

 民主党が強気に出られるのは、参院の与野党逆転で追及の手札が増えたためだ。

 その一つは国政調査権。参院では民主党主導で、各委員会での資料提出や証人喚問などを議決できるようになった。

 同党は、政府があいまい答弁で逃げていた問題や、税金の使い道の詳細などを入念に調べ直す方針。「質問主意書だけであれだけの年金問題を掘り起こした。まだ宝の山が眠っている」(政調幹部)と攻勢に自信を見せる。

 また人事案件は衆参両院の同意が必要で、通常の法案のように参院が否決した場合に衆院で再議決する手法も取れない。政府は臨時国会に、十三機関二十七人の人事案件を提出する構えだが、民主党は福井俊彦日銀総裁の後任に有力視される武藤敏郎副総裁について、早くも不同意の方針を示している。

 こうした民主党の動きに対し、省庁側は敏感に反応し始めている。幹部出席要請は「説明を尽くすのは当然」(防衛省)などとして受け入れる方向。民主党内では「以前は紙一枚を渡されて終わりだったが、局長が丁寧に説明に来た」(若手議員の事務所)と驚きの声も出ている。

 ただ、省庁には「責任ある受け答えができる局長を寄こせというのは、法案を修正するぞという意味だ」(総務省幹部)との警戒心も芽生えている。

544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 00:16:47
民主、臨時国会で「妥協なし」の構え
2007年08月27日22時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0827/TKY200708270302.html

 民主党は安倍改造内閣に対して「厳しく臨んでいく」(鳩山由紀夫幹事長)として、秋の臨時国会で対決姿勢を強める考えだ。最大の焦点であるテロ対策特別措置法の延長にも同党は反対の構えを崩していない。年金保険料流用禁止や「政治とカネ」でも対案路線もアピールし、政府・与党を揺さぶる考えだ。

 鳩山氏は27日、改造内閣について「安倍首相の続投が最大のサプライズだ」と強く批判。「民主党中心の政権に期待していただけるような党を作りあげていきたい」と述べ、31日の党役員人事で対抗する体制を整える決意を示した。

 民主党はテロ特措法問題で妥協の余地はない。鳩山氏は27日、独自のアフガニスタン支援策を法案にまとめて臨時国会に提出する考えを明らかにし、テロ特措法の延長には「反対する」と明言。自民党の石原伸晃政調会長は「民主党の中にも延長に賛成の意見もある」と歩み寄りに期待感を示したが、小沢氏に近い政界関係者は「党の反対方針は決まっている。石原氏は、政党政治の何たるかの基本を分かっていない」と批判した。

 米側はインド洋の自衛隊活動などの機密情報開示に積極的に応じることで賛同を得たい考えだ。しかし、民主党は情報開示を「賛成条件」ではなく、むしろ政府追及の絶好の機会と見ている。

 参院で採決を引き延ばせば廃案にすることもできるが、この手法は取らないと見られている。むしろ、参院で野党が否決した後、衆院で「3分の2超」を持つ与党が衆院での再議決で改正案を成立させるかどうか、踏み絵を迫る可能性もある。

 鳩山氏は、派閥領袖(りょうしゅう)クラスを取り入れた改造内閣については「政治とカネ」などで敵失は望みにくいと見ている。

 このため「対案路線」で党の存在感を高めたい考えだ。年金保険料の年金給付以外の流用を禁止する法案を再提出し、政治団体の1円以上の支出分に領収書添付を義務付ける政治資金規正法改正案提出も検討。国政調査権の発動で情報公開を進め、年金記録問題などでも追及する。対応が不十分ならば、参院に担当閣僚の問責決議案を提出することも想定している。

 他の野党も首相の人事を一斉に批判した。共産党の市田忠義書記局長は「張本人が居座って内閣が一新できるわけがない。空気(K)が読めない(Y)、かき集めのKと寄せ集めのYで『KY内閣』」、社民党の福島党首は「党三役はお友達チームで占め、内閣は安倍総理PTA内閣。挙党一致の選挙管理内閣。デジャビュ(既視感)感覚の『いつか見た内閣』、大臣の席替え内閣とも言える」と酷評した。

 国民新党の亀井久興幹事長は「清新さは感じられない」。新党日本の田中康夫代表は談話で「アベ国体護持体制とも呼ぶべき超・挙党一致態勢を確立したと胸を張りたいのだろうが、国民益も国益も損なわれる混迷状態に日本政治は陥ると憂慮する」と指摘した。

545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 20:52:55
「議席も第1党の扱いを」 参院、民主が要求
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007082901000671_Politics.html

 自民党の鈴木政二、民主党の簗瀬進両参院国対委員長が29日午後、国会内で会談した。簗瀬氏は「参院選の結果、民主党が第1党になったことを国民に見える形で示すべきだ」として、本会議場での議席の位置を「第1党にふさわしい扱い」に見直すよう要求した。

 簗瀬氏は「第1党が議場中央寄り、第2党が(議長席に向かって)左側に座るのが参院の慣例だ」として、選挙前の自民、民主両党の議席の位置を入れ替えることを提案。国会内の各党・会派控室の配置についても「参院議員総会室が参院議長室と離れすぎている」と再検討を求めた。

 これに対し、鈴木氏は「持ち帰って検討する」と回答した。

546片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 20:54:18
岡田、前原両氏起用の声も 民主党は政調と国対が焦点
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007082901000722_Politics.html

 民主党の小沢一郎代表は29日、31日に実施する党役員人事の検討を進めた。事実上の集団指導体制を取ってきた菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の続投は確実視されることから、政策の取りまとめ役となる政調会長と、与党との対決の最前線に立つ国対委員長人事が注目の的。党代表経験者の岡田克也、前原誠司両氏の起用や、参院からの抜てきなどが取りざたされている。

 小沢氏は21日の常任幹事会で「人事を一新したい」「挙党一致で政権を目指したい」などと説明しただけで以後は沈黙。鳩山氏でさえ29日、就任あいさつに訪れた自民党新3役らに「人事は小沢氏の頭の中。全く知らない」と話した。

 それでも党内では、政策立案能力の高さと党内融和の観点から、政調会長に小沢氏とやや距離を取る岡田、前原両氏のどちらかを起用、政権担当能力をアピールするのではないかとの見方が多い。ただ、両氏とも小沢氏主導で昨年12月にまとめた「政権政策の基本方針」に批判的で、いずれも周囲には就任に慎重な姿勢をみせている。

547片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 06:04:31
テロ特措法:反対の民主党に対案なし 原則押し通す構え
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070830k0000m010133000c.html

 臨時国会で最大の焦点になるテロ対策特別措置法の延長問題をめぐり、民主党は政府与党との修正協議には基本的に応じない方針だ。「政策論議になれば相手の土俵に取り込まれるだけだ」と警戒しているためで、小沢一郎代表は「活動には前提となる国連決議が必要」という原則論一点張りで反対を押し通す構え。小沢氏の反対論には、党内に「論理として古いし、形式論すぎる」との異論もくすぶるが、政局最優先の小沢戦略の前で沈黙を余儀なくされており、党独自の対案を検討する動きもない。

 「内閣が代わることが最初になければならない」

 高村正彦防衛相ら安倍改造内閣の新閣僚から修正に柔軟な発言が続いていることについて、鳩山由紀夫幹事長はこう切り捨てる。政府の外交を「対米追従」と決めつける民主党にとって、テロ特措法に限らず政権の外交姿勢そのものが容認できないという立場だ。

 しかし、「対米追従」に対置する小沢氏の「国連中心主義」を、具体的な政策にまとめる動きはない。小沢氏は、8日のシーファー駐日米大使との会談で、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)について、「国連安保理決議がある」ことを理由に自衛隊派遣に柔軟姿勢を示したが、同国の治安が悪化するなかでの派遣は「全く非現実的」(党幹部)なのが実態だ。小沢氏もその後、派遣論を封印している。

 21日には、小沢氏に近い山岡賢次衆院議員らを中心に前原誠司前代表も参加し、国際貢献に関する恒久法作りを議論する会合も開かれたが、小沢氏の「時間をかけてやれ」という鶴の一声で議論は停滞し、次回の開催のメドすら立っていない。

 党内には「大国間の妥協の産物である国連決議を金科玉条にするのは形式的すぎる」(党内保守派)という根本的な批判もあるため、小沢氏は政策論議に踏み込むことを嫌ったとみられる。

 民主党は、参院で与野党が逆転した98年の金融国会で菅直人代表(当時)が「政局にしない」と発言し、与野党協調路線をとった結果、自民党政権を延命させる羽目になった反省を引きずる。小沢氏は、周囲に「責任ある対応は政権を取ってからでいい」と漏らす。

 党内には「反対」だけで国会論戦が乗り切れるかという懸念は根強い。ただ、参院選で大勝した小沢氏の求心力は高まっており、異論は出にくいのが現状だ。民主党は小沢氏の掲げる「国連中心主義」の建前だけで、具体論のない丸腰のまま臨時国会に臨む可能性が強まっている。【須藤孝】

毎日新聞 2007年8月29日 23時56分

548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 09:32:07
姫井氏に不倫疑惑!交際していた教師が告白「かなりのM」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200708/sha2007083002.html

 民主党の参院議員、横峯良郎氏(47)の不倫&賭けゴルフ疑惑を報じ、同氏から5500万円の損害賠償訴訟を起こされた週刊新潮が、30日発売号で疑惑の“第2弾”を報じる。また同党の新人議員、姫井由美子氏(48)=写真=の“不倫スキャンダル”が同日発売の週刊文春で報じられることも分かった。





 参院選の岡山選挙区で自民党の片山虎之助前参院幹事長(72)を破って初当選し、「姫の虎退治」として話題を呼んだ民主党の姫井氏に、不倫疑惑が浮上した。30日発売の「週刊文春」9月6日号が報じている。

 「虎退治 姫井ゆみ子との愛欲6年」と題する記事で、交際していた岡山市在住の元高校教諭(42)が実名で告白。平成12年9月、ある会合で知り合った2人は、ダイビングなど共通の話題で意気投合。初めて2人きりで飲んだ13年12月、岡山市内のラブホテルで一夜を過ごしたという。

 参院選で学校、家庭、地域が一体となった教育の重要性などをアピールしていた姫井氏には夫がおり、一男一女の母。教諭はバツイチの独身だった。2人は頻繁に同市内のラブホテルなどで密会し、教諭によると、「彼女はかなりのMで『ぶって、ぶって』とよくせがまれ」、「妻になってあげる」ともいわれたという。

 2人は、姫井氏らが昨年5月にオープンした喫茶店の経営を巡る問題で同10月に破局。今年4月、教諭らは未払い分給料など約1500万円の支払いを求める調停を裁判所に申し立てた。

 姫井氏は29日、都内で民主党の女性議員研修などに出席。同氏の事務所は「事実確認ができないので、何も言えない」と言葉少なだった。

549片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 09:35:47
「姫」にも不倫報道…また民主新人
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/08/30/01.html

硬い表情でインタビューをかわす姫井議員

 7月の参院選で「姫の虎退治」のフレーズで初当選、民主党大勝の象徴的存在となった姫井由美子参院議員(48)に29日、不倫疑惑が浮上した。30日発売の「週刊文春」が既婚で2児の母である姫井氏と当時独身だった元高校教師(42)が、昨年まで不倫関係だったと報じている。横峯良郎参院議員(47)に続く民主党新人のスキャンダル。姫井氏は「コメントしません」としており、今後説明責任を問われそうだ。

 東京・永田町の党本部で行われた「女性議員ネットワーク会議」の研修会で弁士を務めた姫井氏は、集まった報道陣に対し不倫疑惑について「私はこれに関しては説明しません。記事の内容はほとんどムチャクチャ」と言葉少な。追いすがる記者に迷惑そうな表情で「(コメントは)岡山県連が出していると思う。(取材は)事務所を通してほしい」と振り切った。

 岡山選挙区で自民党の片山虎之助前参院幹事長を下す大金星を挙げた“姫”に早速報じられたスキャンダル。自身のホームページには「めいっぱい情報公開していきます」とのフレーズがあるが、この日の対応はそれとはかけ離れていた。

 民主党岡山県連関係者が姫井氏のコメントについて「聞いていない」としたため、ネットワーク会議の懇親会後、報道陣から「岡山県連は対応していないようだが…」と詰め寄られたが、「個人的なことですから」と再び歩みを早めた。

 「週刊文春」によると、既婚で1男1女の母である姫井氏と当時バツ一の独身だった元高校教師の男性は昨年までの6年間、不倫関係にあったという。男性が実名で告白しているもので、事実なら姫井氏の県議時代のこと。2人の旅行写真や「かなりのM」という性癖、お互いの血を入れて「血酒」にして飲んだこと、互いの携帯電話に「竹下景子」「松方弘樹」と登録していたことなどが赤裸々に語られている。参院選に関しても姫井氏は「当選したら、私のボディーガード兼秘書にならせてあげる」と話していたという。

 男性は告白に至った理由について「国会議員になった途端、バラエティー番組などに喜々として出演し、有頂天になっている。勘違いも甚だしい」としている。

 横峯氏の不倫&賭けゴルフ疑惑について、男女共同参画推進本部長代理の小宮山洋子衆院議員は「誤解を招かないようにするべきだ」とさらなる説明責任を求めており、同様にスキャンダルが浮上した姫井氏の対応が注目される。

550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 09:37:16
姫井氏に不倫報道…また民主新人にスキャンダル
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070830-OHT1T00101.htm
会議の後、懇談会があるホテルまで約10分も1人で歩いた姫井氏は、報道陣の集中砲火を浴び続けた [写真を拡大]
 7月の参院選・岡山選挙区で初当選した民主党の姫井由美子参院議員(48)に29日、不倫スキャンダルが浮上した。30日発売の週刊文春が報じたもので、相手男性が実名で「(姫井氏は)かなりのM」などと性癖から過激発言まで暴露している。党では前日の28日にも比例代表で初当選した横峯良郎議員(47)が、週刊誌報道について釈明会見を行ったばかり。この日、報道陣の質問攻めに対し、「ノーコメント」を貫いた姫井氏。内閣改造で与党幹部の“身体検査”が話題になるなか、顔はこわばるばかりだった。

 民主党本部で会合に出席後、懇親会があるホテルまで姫井氏は約10分、歩き続けた。

 同じく報道陣が群がった7日の初登院の際は、多くの議員に取り囲まれたが、この日は独りぼっち。最初は「事実関係は?」「コメントしません」「記事読みました?」「見てません」と誰にも守られずに応答したマドンナは、約5分が過ぎ「有権者にどう説明するのか?」と聞かれると、力尽きたように虚空を見つめた。「それは…」しぼり出す声は震え、声にならなかった。

 週刊文春の記事は01年から06年まで関係を持ったと自称する不倫相手の男性が実名で登場し“ほぼすべて”を語る赤面もの。姫井氏が「○○(男性の名前)の子供をつくりたい」と話したことや「当選したら、私のボディーガードにならせてあげる。公設秘書でもいい」という“マニフェスト”も明かされている。さらにはお互いの血を酒に入れて腕を交差させて飲みあったことまで語られている。

 夫と1男1女を持つ姫井氏。この日は党本部の会合「女性議員ネットワーク会議」で演説。選挙や家族について語った。「昔は黒縁のメガネをあけて『アラレちゃん』と呼ばれてた」と笑いを取ったほか、夫について「相手より(姫井という)名前が好きになって結婚した」ことや、政治活動を嫌がる夫から離婚届を突きつけられたことなど、思い切りタブーに踏み込んだ。会合の後も報道陣から逃げることなく歩いたのは潔かったのだが…。

 姫井氏の事務所も今後は疑惑に関して釈明する予定はないという。「県連から(コメントが)流れていると思います」とした姫井氏だが、県連は「そんな話は聞いてない」と応答。せっかく“虎退治”をしたばかりが今や“姫の自爆テロ”の様相になりつつある。

(2007年8月30日06時03分 スポーツ報知)

551片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 22:16:37
「国民は戦後レジームの発展選んだ」江田議長、首相牽制
2007年08月30日21時43分
http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY200708300361.html

 「参院を強力にして戦後レジーム(体制)を発展させるという選択を国民はした」。民主党出身の江田五月参院議長は30日、日本記者クラブで記者会見し、野党が過半数を占めた参院選結果をこう論評して「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍首相を牽制(けんせい)した。

 江田氏は「参院は戦後レジームの象徴。戦後いろんな改革があり、新憲法下でスタートした」と指摘。平和主義など憲法の理念を強調し、「脱却を何としても食い止めねばならない」と力説した。

 首相がこだわる憲法改正についても、自民党が大勝した05年の郵政総選挙を踏まえ、「郵政だけで得た民意で憲法も全部やってしまおうとなると、いろんなことを言わないといけない」とくぎを刺した。

 一方、矛先は身内の小沢代表にも及んだ。小沢氏の国会運営について「政権担当能力はあるか、民主党はまだお試し期間だ」と注文。「物わかりがよくなれと言ってるわけではないが、数にものを言わせて議長の意向をねじ伏せることにはならないと思う」

 参院の運営については「江田5原則」を提示。「情報面で与野党が同じ土俵に」「テーブルの下で手を握らない」などと説明し、衆院の7割が目安とされてきた審議時間についても「参院がじゃまだからこういう慣例を作ったのだろう。もうないでしょ」。

 中立を重んじる議長は政治的な発言を極力控えるのが通例だ。江田氏は「議長の立場を離れて言うが」などと前置きはしたが、こうした奔放な発言は、激しい攻防が予想される臨時国会の波乱要因のひとつになりそうだ。

552片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/31(金) 20:50:39
小沢氏、首相退陣を要求 民主新執行部が発足 '07/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708310278.html

 民主党は三十一日午後、両院議員総会を開き、安倍改造内閣の発足を踏まえた新執行部を発足させた。小沢一郎代表は党本部で記者会見し、安倍晋三首相の早期退陣を要求。野党で過半数となった参院で「多数を効果的に活用する」と述べ、九月十日召集の臨時国会で政府、与党の法案を否決することなどで衆院解散に追い込む考えを表明した。

 執行部人事では、菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長を留任させたほか、輿石東参院議員会長を代表代行兼任とした。

 国対委員長には、小沢氏側近の山岡賢次前財務委員長を登用。副代表には前原誠司前代表を起用するとともに、岡田克也元代表を留任させた。さらに政調会長として初めて参院から直嶋正行元参院幹事長を起用するなど、衆参の連携を重視し、挙党態勢の構築を目指す布陣とした。

 小沢氏は会見で「民主主義では選挙の勝敗が国民の意思表示だ。参院で過半数を失ったのだから、人心一新されるべきは安倍首相その人だ」と述べ、首相の対応を厳しく批判。「居座りを続ける首相の行動は予測できないが(解散・総選挙は)いつでも受けて立つ態勢を整える」と述べ、次期衆院選に向けた準備を急ぐ考えを示した。

 臨時国会の焦点となるテロ対策特別措置法の延長問題では「賛成しなければ政権担当能力がなきがごとき議論は、全くの暴論だ」と述べ、重ねて延長に反対する方針を強調した。

 小沢氏は役員会の構成を衆参同数とするなど、執行部の参院議員を大幅に増員。衆院選をにらみ、選対委員長に経験者の赤松広隆前副代表、広報委員長に若手リーダー格の野田佳彦元国対委員長を充てた。

553片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 09:07:48
不倫報道「事実無根」…姫井議員サイドが反論
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070901-OHT1T00068.htm

 交際相手を自称する男性から、今週発売の週刊文春で不倫生活を暴露された民主党の姫井由美子参院議員(48)の事務所サイドが31日、一連の報道について「事実無根」と反論した。証拠とされるツーショット写真についても「誰かほかの人が撮影したものでは」と推測。だが、姫井氏自身は記事、写真を見ていないもようで、事務所では「本人もくだらなすぎて週刊誌を提訴する気はないようだ」と話すものの、不透明感は残ったままだ。

 週刊文春による姫井氏の不倫報道から一夜明けたこの日、同氏の事務所に常駐するスタッフは報道の内容について「事実無根です」と反論した。

 記事では、生々しい不倫生活の様子に加え、その証拠とされる男性と姫井氏とのツーショット写真も掲載されている。だが、事務所サイドでは「姫井はみんなでワイワイ旅行に行くのが好き。みんなのうちの誰かが撮ったのでしょう」と話す。

 しかし、旅行先とみられる写真では、テーブル上に2人前の料理が。“すなわち2人きり”とも推測できるが「大勢で行って、別のテーブルになった可能性もある」とやや苦しい推理。「写真の日付があれば、姫井のスケジュールも分かるのですが」とした。

 疑惑が報じられた30日は、地元の岡山に戻り、支援者と会っていたという姫井氏。明けた31日は党本部で両院議員総会が開催されたが、同氏は欠席した。事務所では「今日は東京にいて、出席すると聞いていたのですが」と困惑気味。さらに「(混乱を避けるため)党から出ないように言われたのでは?」と話したが、党本部では「そのようなことはない」としている。

 不倫報道以来、事務所には「辞めろ」という電話もある中、激励のメールやファクスが2日間で約40通寄せられているという。岡山の自宅にもマスコミが駆け付けたが「姫井の夫も『由美子がそんなことする訳がない』と笑ってました」と事務所スタッフは円満を強調した。

 姫井氏は今後について、ホームページで「弁護士に依頼致しています」としていたが、事務所によると提訴する予定はないという。「本人もくだらなすぎて訴える気はないようです。また、そんな時間もないと考えているようです」(事務所スタッフ)

 しかし、450枚という写真と、男性が実名で語る赤裸々な記事のインパクトは強い。さらに事務所サイドによると、姫井氏本人は「見たくもない」と記事や写真を見ていないという。記事内容を知らず何を根拠に「事実無根」としているのかは、まったく不明だ。

 実際、「結局、真実は本人にしか分からないのだから、きちんと説明した方がいいと思う」と事務所スタッフも本人の説明が必要だという認識。「そのうち、人前に出てくるでしょうから、本当に何もないなら、自分の口できっちり言うように伝えます」と話した。

 両院議員総会に出席したほとんど議員は、この問題について沈黙。そんな中で渡部恒三最高顧問は、渦中の姫を「殺人でも15年が時効なんだから。私も議員になる前のことを追及されたら、いろいろある」とかばったが…。

(2007年9月1日06時01分 スポーツ報知)

554片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 17:17:08
民主党新執行部/「挙党」の足元に戸惑い
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0831.html

 民主党の小沢一郎代表が三十一日、党執行部を一新した。自らに批判的な前原誠司前代表を副代表に迎えるなど「挙党態勢」を打ち出し、ベテラン重視の内閣改造で守りに徹する安倍晋三首相を臨時国会で攻め立てる構えだ。しかし、岡田克也元代表の起用に失敗し、参院からの政調会長登用に戸惑いも広がる。参院選で初当選した議員の選挙違反事件で自身の政策秘書の関与が指摘されるなど「民主好調」の風向きに変化の兆しも感じられる中“秋の陣”が始まる。

 ▽幻の人事

 「岡田と話をしてくれ」。小沢氏が党役員人事に踏み切る考えを示した八月二十一日、小沢氏は「政調会長起用」を念頭に岡田氏と接触する意向を示した。岡田氏は小沢氏がまとめた「政権政策」に批判的だが、あえて役員に据えることで批判勢力を取り込み、「党内不和」の芽を摘むのが狙いだった。

 しかし、岡田氏は自らが代表時代に打ち出した消費税率引き上げが小沢氏に否定された経緯に強く反発。周辺に「おれが政調会長になったら党の基本政策を徹底的に見直す」と語り、結局は非公式な打診を拒否した。

 小沢氏は同月三十一日朝、直嶋正行参院議員に「これからは参院が主戦場になる。よろしく頼む」と政調会長就任を要請した。「小沢氏らしい戦略を感じる」との評価もある参院からの登用も実は「次善の策」という面があった。

 ▽二重構造

 「直嶋政調会長」は党内に波紋を呼んだ。事前の詳しい相談がなく“頭越し”と受け取った輿石東参院議員会長は同日昼の幹部会で、「そんな人事をしたら大変なことになる」と小沢氏らを前に激怒。最終的に矛を収めたものの、幹部会は一時間以上にわたり紛糾した。

 民主党は「自民党がわれわれの主張に賛成できないなら、考え方の違いが鮮明になる」(小沢氏)として、第一党となった参院に独自法案を提出、可決して与党に「踏み絵」を踏ませる作戦を描く。

 その足掛かりとして重視した直嶋会長だったが、福山哲郎参院政審会長の上に同じ参院出身の政調会長が存在する二重構造を生むことにもなり、参院の若手議員は「話を誰に持っていっていいか分からない」と混乱を懸念する。

 「自民党執行部には福田康夫元官房長官や谷垣禎一元財務相らが入っていないが、民主党には『どうしてあの人が入らないの』という人はいない」。渡部恒三最高顧問は「挙党」をさかんにアピールするが、多くの議員に「違和感」があることの裏返しでもある。

 「小沢氏との関係が深いことを強調して、自らの存在感を高めている」(中堅議員)との評判がつきまとう山岡賢次衆院議員を国対委員長に充てたことについても反発が強まり始めている。

 ▽練り直し

 新・小沢執行部の攻勢を受けることになる与党。「(野党が多数を占める)参院を重視した人事だ」(自民党幹部)と受け止め、与党と対決姿勢を強めるため党内体制を整えた小沢氏に対し警戒感が強まっている。

 テロ対策特別措置法の延長問題が臨時国会の最大の焦点になる中、自民党側には、延長に理解を示す前原氏を念頭に民主党に揺さぶりを掛ける思惑もあっただけに「前原副代表」に戦略の練り直しを迫られそうだ。

 辛口のコメントで知られる自民党の麻生太郎幹事長も「国会対応というのは目的は国家、国民のためだから、十分話し合いが成り立っていくものだと僕は思いますけども」とトーンを抑えた。

555片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 03:31:13
民主、補助金問題で検証チーム 国政調査権行使も
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070903/skk070903014.htm

 民主党は3日、辞任した遠藤武彦農水相が組合長理事を務める農業共済組合が国の補助金を不正受給していた問題を受け、政治家と補助金の関係を調査し税金の無駄遣いを洗い出す検証チームを発足させる方針を固めた。チームのトップには、菅直人代表代行が就任する。次期臨時国会で国政調査権の行使を含め徹底的に追及する構えだ。

 山岡賢次国対委員長は記者会見で「単に一閣僚のスキャンダルではなく、政官業癒着の体質的な問題だ。『税金無駄遣い一掃国会』と位置付けて中心課題に据える」と強調。各地の農業共済組合連合会で要職に就いている閣僚経験者らの名を挙げた。

 また山岡氏は、公明党の漆原良夫国対委員長と国会内で会い「国政調査権を使ってでも、この問題をどんどんやる」と表明。「公明党は反対しない方がいい」と牽制(けんせい)した。

(2007/09/03 20:09)

556片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 03:36:42
民主、打倒安倍に勢い…衆院解散・総選挙も視野に
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007090301.html

 遠藤農水相のスピード辞任を受け、野党サイドは早期の衆院解散・総選挙を視野に入れ、安倍政権打倒に向け勢いづいている。民主党を中心とした野党共闘も現実味を帯びてきており、10日開会予定の臨時国会では首相の任命責任を厳しく追及し、退陣を求めていく構えだ=写真。

 「国民もほとほとあきれている。怪しい人を1人1人辞めさせてもキリがない。国民の審判を仰ぐために(衆院を)解散したらどうか」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は2日夜、都内で記者団に対し「辞任は当然だ」とした上で、こう語った。

 国民新党幹部も「2代続けて不祥事が発覚し、首相が最も入念に身体検査をしたはずの農水相でこのありさま。『人事は1人で決める』と言った任命権者の首相の責任は重い」と批判。

 共産党の市田忠義書記局長も「辞任で“一件落着”とするわけにはいかない。安倍内閣は閣僚らの不正問題を繰り返している。首相の任命責任を含め『政治とカネ』を巡る腐敗ぶりを徹底的に追求する」とのコメントを出した。

 野党がこれほどまでに自信にあふれているのは、「実質的に野党が遠藤氏のクビを取った」(民主党幹部)ためだ。

 問題が発覚した1日、遠藤氏は辞任をしない考えを示していた。だが、野党各党が足並みをそろえ、参院で問責決議案を提出する構えを示したことが政府・与党をゆさぶり、2日になって空気は一変。公明党の太田昭宏代表がテレビ番組で厳しく遠藤氏を批判するなど、「遠藤辞任やむなし」の流れが作られていった。

 民主党の小沢一郎代表は先月30日、秋の臨時国会について「大きな政治的な転換点になる可能性もある。ぜひ国民の新たなる裁き、審判をしてもらいたい。結果いかんでは衆院の選挙ということで、また皆さんにご迷惑をかけることがあるかもしれない」と早期の衆院解散・総選挙を求めていく考えを表明した。

 そのためには、まず野党共闘が実現できるかどうかがカギとなるが、国民新党の綿貫民輔代表は2日のNHK番組で、「国民新党だけでは法案を提出できない。一緒に歩調を取れるような大きな問題があれば、そのときは手法としてあり得るかもしれない」と述べ、参院での民主党との統一会派結成に含みを残した。

 また、独自路線を貫き野党共闘には否定的だった共産党も「野党が共同して国民要求を実現し、与党を追いつめていく事が重要だ」(志位和夫委員長)などと、ここに来て軌道修正を図っており、首相にとっては極めて厳しい状況となってきた。

ZAKZAK 2007/09/03

557片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 03:37:12
“ドM”姫井、薄紫の着物で舞台でも自虐アドリブ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007090310.html

 不倫疑惑で揺れる民主党の由美子参院議員(48)が2日、都内で行われた国会議員有志らによる舞台「草奔崛起(そうもうくっき)! 高杉晋作と奇兵隊」に、芸者役として出演した=写真。

 姫井氏はのっけから「姫は姫でもやんちゃな姫でございます。本日もここに来ることを禁じられていましたが、誰に何を恥じることもございません」と自虐アドリブを見せたが、突然の事だっただけに客席もあっけにとられた様子。

 それでも後半は、薄紫の着物をまとい艶っぽい宴席の場面に登場。主人公の高杉晋作に寄り添ってお酌をするシーンでは、かつて不倫相手と「血酒」を酌み交わしたとも言われる姫井氏だけに、いちずな女っぷりを披露して客席を沸かせた。

558片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 21:33:30
民主党:新布陣…国会はベテランが安倍政権と対峙
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070905k0000m010065000c.html

 民主党の小沢一郎代表は4日、臨時国会で与野党対決の前線となる衆院議院運営委員会や予算委員会の理事に代表や党役員経験者らを充てることを決めた。「次の内閣」も衆院議員の場合、原則当選4回以上でそろえ、改造してもほころびが目立つ安倍政権と対峙(たいじ)する。「若手は選挙準備をしろということ」(国対幹部)でもあり、ベテランで政府・与党を追い込みつつ、衆院解散・総選挙に備える戦術のようだ。

 例えば、衆院予算委は筆頭理事に岡田克也元代表を起用し、前原誠司前代表を理事に充てる。議運委の筆頭理事は幹事長経験者の川端達夫副代表、理事は仙谷由人元政調会長だ。国家基本政策委員会(党首討論)の筆頭理事は鳩山由紀夫幹事長。代表経験者や現職の幹事長が委員会の理事を務めるのは極めて異例で、党内からは「小沢代表は本気で与党と対決するつもりだ」(中堅)との見方が広がっている。

 5日発表される「次の内閣」でも、テロ対策特別措置法の延長問題を扱う外務担当には当選6回の鉢呂吉雄前選対委員長が内定した。これまで当選2、3回の政策通が中心だった顔ぶれも大きく変わる見通しだ。若手は各委員会の理事からも原則外し「選挙区に帰れる環境を整える」(国対幹部)という。

 同党は4日、共産、社民、国民新各党との国対委員長会談で臨時国会の対応を協議、衆院予算委で「政治とカネ」の集中審議を開くよう求めることや、自民党との政党間協議には応じない方針を確認した。さらに偽装請負問題に関連し、キヤノンの御手洗冨士夫会長(日本経団連会長)の参考人招致を要求する方針を決めるなど、国会戦術を駆使して政府・与党と対決する。【山田夢留】

毎日新聞 2007年9月4日 20時14分

559片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 09:05:12
新党日本・田中代表、民主と統一会派 5日にも共同会見
2007年09月05日08時07分
http://www.asahi.com/politics/update/0904/TKY200709040426.html

 7月の参院選で比例区から初当選した新党日本の田中康夫代表と民主党の小沢代表は4日、臨時国会から参院で統一会派を組むことで合意した。両氏は5日にも共同記者会見を開いて発表する。新党日本の国会議員は田中氏1人だが、民主党側は177万票の政党総得票を獲得した田中氏の人気や発信力に期待し、国会論戦などの表舞台で戦力として生かしたい考えだ。

 現在の民主党の参院会派名は「民主党・新緑風会」であり、統一会派の名称は調整している。田中氏は参院選後、小沢氏や鳩山由紀夫幹事長と水面下で接触し、統一会派結成に向けた調整を進めてきた。田中氏は小沢、鳩山両氏とそれぞれ月1回、定期会談を開いて意見交換するという。

 田中氏は現在、参院国土交通委員会委員。統一会派を組むことでほかの委員会にも出られ、質問時間も格段に増える。テレビ中継される予算委員会や本会議で安倍首相と論戦を繰り広げることも可能になり、民主党側も田中氏と手を結ぶことで発信力を高めるメリットがある。

 田中氏は長野県知事時代、小沢氏と意気投合して親交を深めてきた。03年総選挙では、民主党の「閣僚名簿」に名前を載せた。党内には、知事時代の政治手法を疑問視する立場から慎重論もあるが、田中氏は「共通項も多い。小沢代表の目指す改革をともにやっていきたい」と話している。

 一方、小沢氏は国民新党との統一会派結成も模索し、先の臨時国会では郵政民営化凍結法案を共同提出。綿貫代表とも接触を重ねたが、国民新党内から慎重論が出て調整は不調に終わった。

560片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 09:09:54
統一会派結成に合意 参院で民主と新党日本 '07/9/5
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709050117.html

 民主党の小沢一郎代表と新党日本の田中康夫代表が参院での統一会派結成で合意したことが四日、分かった。単独会派での参院過半数(百二十二人)を目指したい小沢氏と、国会での活躍の舞台を求める田中氏の思惑が一致した。会派名称は現在の「民主党・新緑風会」に「新党日本」の名称を何らかの形で盛り込む方向で調整する。

 五日午後に小沢、田中両氏が記者会見して発表、参院に届け出る予定。

 複数の関係者によると、両氏は二日に都内で会談。(1)新党日本への政党としての配慮(2)田中氏と、小沢氏や鳩山由紀夫幹事長らとの定期的な会合による意思疎通―などの内容で合意に達した。

 参院でのさらなる基盤強化を図る小沢氏は先月初めから、政策によっては共産党と一致できない可能性を挙げて、田中氏や国民新党などに統一会派を打診していた。

 参院選後、野党系無所属議員のうち三人が「民主党・新緑風会」に入り、田中氏の入会で計百十四人になる。小沢氏は引き続き国民新党(参院四人)や、鈴木陽悦氏(秋田選挙区)ら野党系無所属議員の参加を探っているが、民主党内には、政策の一致よりも「数の論理」を優先する会派拡張方針に慎重論もある。

561片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 09:57:05
鈴木参院議員、民主会派合流の意向 「活動の幅を広げたい」 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070905c

 鈴木陽悦参院議員(本県選挙区)は4日、無所属のまま参院院内会派「民主党・新緑風会」に合流したいとの意向を明らかにした。10日召集の臨時国会を前に会派届け出が締め切られる5日、最終的な結論を出す。

 鈴木氏は秋田魁新報社の取材に対して、「これまでも会派入りの時期を模索してきた。7月の参院選などで、無所属の立場から一定の役割を果たせたと思う。政権交代の大きなチャンスを迎えた今、この流れの中に身を置き、さらに活動の幅を広げたい」と話した。

 鈴木氏は4日午後、民主党の輿石東参院議員会長と会談し、1人だけの「無所属会」を立ち上げた上で、院内の統一会派「民主党・新緑風会・新党日本・無所属会」の結成を打診。鈴木氏によると、輿石氏からは「来週月曜日の議員総会にかけたい」と前向きな回答を得たが、同日夕になって同党が「統一会派入りは歓迎するが、一人会派の合流は党内合意が得られない」との意向を伝えてきた。

 これを受けて鈴木氏は、無所属議員で構成する新緑風会に入ることにより、「民主党・新緑風会」に参加する方針に転換した。

 鈴木氏は16年の参院選に無所属で出馬。民主、社民両党と連合秋田の推薦を受けて初当選した。

(2007/09/05 09:01 更新)

562片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 21:38:19
小沢民主代表:参院委員長、予算など主要ポスト奪取を指示
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070906k0000m010094000c.html

 民主党は5日、第1党となった参院で、予算、外交防衛、厚生労働など主要な委員長ポストを自民党から奪取する方針を決めた。いったんは自民党に予算委員長を譲ろうとしていた参院執行部のこれまでの方針を、小沢一郎代表が「鶴の一声」でひっくり返した。自民党は反発しているが、民主党は本会議で多数決に持ち込んででも押し切る構えだ。10日からの臨時国会を前に、対決姿勢を前面に押し出している。

 「重要な委員長ポストは取ってくれ」。小沢氏は3日、参院民主党の研修会が開かれた長野・軽井沢で輿石東参院議員会長に指示した。民主党は臨時国会で「政治とカネ」や税の無駄遣いなどの問題を集中的に追及する方針。「主戦場となる予算委員長を自民党に渡せば攻勢が鈍る」(国対幹部)との判断からだ。

 外交防衛委は、焦点のテロ対策特別措置法の延長問題を審議する場だ。厚生労働委には、年金保険料流用禁止法案の再提出を目指しており、参院での論戦を野党ペースで進めるためにも委員長が必要とみている。

 小沢氏の指示は、遠藤武彦前農相が補助金不正受給問題で辞任を表明した直後のタイミング。安倍政権の求心力低下で、自民党との協調路線を重視し予算委員長を譲ろうとしていた輿石氏も、うなずくしかなかった。

 民主党の簗瀬進参院国対委員長は5日、国会内で自民党の鈴木政二参院国対委員長と会談し「公党の合意は紙によるものが基本だ」と輿石氏の「談合路線」を方針転換すると通告。これに対し、鈴木氏は「国会運営は信頼関係が基本だ」として予算委員長は譲らない考えを変えず、協議を6日以降に持ち越した。

 参院の常任委員長ポストは本会議の投票で選ぶのが基本だが、これまでは議席数に応じて各会派に委員長数を割り振った上で、第1党の自民党が主要ポストを独占してきた。自民党は今回、各会派が順番に委員長ポストを選ぶ「ドント方式」に変更するよう提案。これだと民主党がすでに議運委員長を獲得しており、自民党が予算委員長を確保できる。

 参院自民党幹部からは「我々はこれまで『少数会派を尊重すべきだ』との民主党の主張に配慮してきた。いっそ民主党に本会議の多数決で委員長ポストを全部取らせたら、横暴に見えるだろう」とけん制している。【田中成之、平元英治】

毎日新聞 2007年9月5日 20時45分

563片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 09:10:31
鴨下環境相:参院で問責決議案の提出も…民主党幹部
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070906k0000m010180000c.html

 鴨下一郎環境相(衆院)の資金管理団体をめぐり政治資金収支報告書に鴨下氏からの借入金額の矛盾が発覚した問題で、民主党幹部は5日夜、毎日新聞の取材に対し「誤記では済まされない。このまま説明が不十分なら、参院で環境相の問責決議案の提出も考えなければいけない」と述べた。安倍晋三首相は記者団に「大臣は記載ミスと説明した。私は説明を聞いて誤記、まあ、記載ミスだったんだろうと思った」と擁護する考えを示したが、臨時国会で与野党対決の争点になることは避けられない見通しだ。

 民主党幹部は「普通の人で200万円と1000万円を間違える人はいない。しかも、それを何年も放置していたことはおかしい」と指摘した。

 民主党は補助金の不正受給問題で辞任した遠藤武彦前農相に続き、安倍改造内閣の閣僚に「政治とカネ」問題が続出している事態を重視。臨時国会冒頭から代表質問や予算委員会で改めて説明を求める。鴨下氏があくまで「記載ミス」と押し通す場合は、問責決議案提出を検討する考えだ。

毎日新聞 2007年9月6日 0時56分

564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 11:28:06
鈴木氏参院・民主会派入り 「議員活動の幅広がる」
松浦氏は年内目指す 讀賣秋田

参院会派「民主党・新緑風会」入りを会見して説明する鈴木陽悦参院議員(5日午後4時15分、県庁で)

 鈴木陽悦参院議員は5日、民主党会派「民主党・新緑風会」に入会し、秋田県庁で記者会見した。民主、社民両党の推薦を受けて当選、3年間無所属で活動してきたが、「議員活動の幅が広がる」と説明した。一方、民主党の会派入りの意向を示してきた松浦大悟参院議員(無所属)も今年中の会派入りを目指すとしている。

 鈴木氏によると、7月の参院選後、民主党の小沢代表から要請があり、民主党と統一会派を組む無所属議員との連携を模索してきたが、連携を呼びかけた議員らの事情もあり、断念。単独での会派入りを決断した。ただ、地元の秋田県では、従来通り、社民党などとの共闘を重視していくとしている。

 鈴木氏は、「無所属としてやれることはやった。政治の転換期を迎え、野党の統一活動の中で活躍したい」と語り、今後、所属する委員会を増やし、本会議でも発言する意向だ。

 7月の参院選で、鈴木氏と同じく、民主、社民両党の推薦を受けて当選した無所属の松浦氏が民主党会派入りの意向を示していることについては、「本人の気持ちは尊重したいが、無所属でできることを少し考えてほしい」と話した。

 一方、松浦氏は、「鈴木氏の会派入りには驚いているが、無所属では十分な活動ができないことを証明した。(私の会派入りについても)県民の利益を考えた判断をしてほしい」と語った。

 また、鈴木氏は会見で、昨年1月に民主党県連から入党か会派入りの要請を受け、社民党県連の幹部にも会派入りについては了解を得ていたことを明らかにした。

 しかし、民主党県連の寺田学代表は、「(会派入りは)事前にお話がなく、事後報告だったことは民主党支持者が軽視されているようで残念」と苦言を呈した。

(2007年9月6日 読売新聞)

565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 11:44:53
統一会派名に『日本』 民主と新党日本 小沢、田中氏が合意
2007年9月6日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007090602046749.html

 民主党の小沢一郎代表と新党日本の田中康夫代表は五日、民主党本部で会談し、参院での統一会派結成で正式に合意した。

 会派名は「民主党・新緑風会・日本」で、民主党は十日の参院議員総会で正式決定する。

 党内には参院議員が田中氏一人だけの新党日本の名称を残すことには「優遇しすぎだ」との異論もあったが、小沢氏は会談で「政党であり、単なる一人以上の効果が出る」と強調した。

 民主党・新緑風会はこの日会派入りした鈴木陽悦氏(秋田選挙区)を合わせ臨時国会に計百十四人で臨む。統一会派結成の届けが出されれば計百十五人になる。

 小沢氏は参院での単独会派による過半数(百二十二人)を目指し、国民新党、新党日本、野党系無所属議員に会派入りを働きかけてきた。

 国民新党とは、参院富山選挙区に無所属で出馬し当選した森田高氏を国民新党入りさせる代わりに統一会派を組むという条件を提示した。しかし国民新党内の慎重論は強く、綿貫民輔代表は先月三十日、小沢氏に正式に断った。三十一日、森田氏は民主会派入りした。

 鈴木氏の民主会派入りには、三年前の参院選で推薦した社民党や連合が反発したが、既に三年間無所属を続けたこともあり最終的に容認した。

 小沢氏は今後も国民新党(参院四人)や、議長と副議長を除く無所属議員四人に働きかけるとみられるが、単独会派での過半数は難航しそうだ。

566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 12:38:46
民主が次の内閣組閣/年金、テロ特措法シフト
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070905.html

 民主党は五日、安倍内閣と対峙(たいじ)する「次の内閣」の閣僚を決定、政権交代を目指し臨時国会で政府、与党に論戦を挑む陣容を整えた。年金記録不備問題を掘り起こした長妻昭政調会長代理を年金担当相に登用するなど、年金問題やテロ対策特別措置法の延長問題シフトを敷いた形だ。しかし、党内にはテロ特措法延長をめぐる対応にみられるように依然、足並みの乱れを生じかねない不安材料も抱え、思惑通り安倍政権を追い込めるかは未知数だ。

 「政策で安倍内閣を圧倒する。先般の参院選で主張してきたことを、参院で可能な限り法案化し、政府与党に判断させる。そうすれば、われわれの主張がより明確になる」。小沢一郎代表は五日の記者会見で意気込みをみせた。

 小沢氏は人選をほぼ直嶋正行政調会長に“丸投げ”したが、年金とテロ特措法の担当者については具体的に指示し、この二つの問題を重視していることをうかがわせた。

 来年三月には基礎年金番号に未統合の五千万件の照合と通知の期限を迎え、再び年金問題が最大の焦点となることが予想される。安倍内閣で期待が高まる舛添要一厚生労働相の反転攻勢を防ぐためにも、先の通常国会を通じ「消えた年金」問題を追及した長妻氏以外の起用は考えられなかったようだ。

 長妻氏は記者団に「舛添氏は追及しがいがある。年金記録問題の具体的対策の話をきっちり議論したい」と早くも臨戦態勢をとった。

 「これが臨時国会の最大にして唯一のテーマだ」。鉢呂吉雄前選対委員長をテロ特措法延長問題の責任者に登用する際、小沢氏は並々ならぬ決意を見せた。その鉢呂氏は今回、外相に就任、委員会理事として与党との折衝に当たる。鉢呂氏は小沢氏の信頼が厚いとされ、「小沢側近」の山岡賢次国対委員長とともにテロ特措法対応の鍵を握る。

 小沢氏は五日、統一会派結成で合意した新党日本の田中康夫代表の「次の内閣」入りも模索。今回は見送られたが、小沢氏は田中氏の存在感に期待している。

 一方で、党内には今回の顔触れに「長妻氏以外は地味な印象」(中堅)との評価も。テロ特措法延長をめぐり、理解を示す前原誠司副代表らと小沢氏との温度差も消えてはいない。

 与党は「クルクル人を回しているだけ。長妻氏以外はどうということはない」(自民党幹部)との見方を示した。

567片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 12:40:40
鈴木参院議員:民主会派入り 「事前連絡ない」、県連反発 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070906ddlk05010439000c.html

 秋田選挙区選出の鈴木陽悦参院議員(58)=無所属=は5日、県庁で記者会見し、無所属のまま参院院内統一会派「民主党・新緑風会」入りしたと発表した。04年参院選で鈴木氏を推薦した社民党県連の石田寛幹事長は「無所属なら共闘の枠組みは壊れない」と理解を示したが、同じく推薦した民主党県連は「事前連絡がなかった」と強く反発し、突然の会派入りが波紋を広げている。

 鈴木氏は「政治の転換期の中、野党の統一会派に入って活躍したい」と説明。秋田での民主、社民両党との共闘については「今でも共闘の精神は重要。秋田では共闘の枠組みを大事にして社民党とも活動したい」と述べた。鈴木氏は昨年1月に民主党県連から入党・会派入り要請を受けた経緯を踏まえ、県連の了解は得たとの認識を示した。

 しかし、民主党県連の寺田学代表は「(会派入りが)事後報告なのは党支持者が軽視されているようで残念」とのコメントを出した。寺田氏は取材に対し「鈴木氏は昨年1月の段階で要請を断っており、真意が分からない」と不満を表明。今夏の参院選秋田選挙区で鈴木氏と同様に民主、社民両党の推薦で初当選を果たし、かねて民主党会派入りを希望する松浦大悟参院議員(37)に対し鈴木氏が無所属を勧めていた矛盾を指摘し、「会派入りしたことに反発する支持者もいる」と語った。

 ◇松浦氏「年末までに」

 一方、松浦氏は取材に対し「(民主党会派入りには)社民党・連合秋田の同意を内々に得ている」と述べ、12月末までに民主党の会派入りする意向を示した。鈴木氏の会派入りについては「鈴木氏は常々、無所属の素晴らしさを語っていたのに、私に会派入りするなと言っていたのはおかしい」と語った。【馬場直子】

毎日新聞 2007年9月6日

568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:30:53
姫井氏不倫報道で事情説明…小沢代表「変に取り上げられるな」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070907-OHT1T00070.htm

 不倫スキャンダルが浮上している民主党の姫井由美子参院議員(48)が6日、党本部で小沢一郎代表(65)に事情を説明した。

 報道陣を意識したのか代表室がある党本部8階では正面入り口から入らず、7階から入り内部の階段で入室。約50分後に退出する際も別ルートで出てきたが、結局外で約10人の記者に囲まれた。

 姫井氏は小沢氏との会話内容について「マスコミの皆さんに言いにくいですが『マスコミに変に取り上げられるな』と言われました」と話すと周囲は苦笑。「(バラエティーなどの)番組に出るなという意味か?」と聞かれたが、騒動の真っ最中にかつらに着物姿で舞台に出演し、好奇の目で見られただけに「あらゆることだと思います」と自虐気味に答えていた。

(2007年9月7日06時02分 スポーツ報知)

569片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:42:57
松浦氏参院・民主会派へ 4者協議で了承
反発の社民も軟化 讀賣秋田

 7月の参院選で当選した松浦大悟参院議員(無所属)を推薦した民主、社民両党と連合秋田の各代表者と、鈴木陽悦参院議員(無所属)は6日、4者協議を開き、松浦議員の民主党会派入りについて了承することで合意した。これまで反発してきた社民党県連の内部合意が取れ次第、松浦議員の会派入りが実現する見通し。

 連合秋田の工藤雅志会長によると、この日の協議では、工藤会長が、2004年の参院選で民主、社民両党の推薦で当選した鈴木議員が5日、民主党会派「民主党・新緑風会」に入ったのを受け、「同じ会派で活躍できる環境を作るように検討してほしい」と提案。民主党県連代表の寺田学衆院議員が了承し、鈴木議員も「歓迎する」とした。これまで反発してきた社民党県連の山本喜代宏代表らも「認めざるを得ない」と合意し、党内で合意形成に努めることになった。合意を得る期限は設けていないという。

 一方、松浦議員は6日、当選後、初めて社民党県連を訪れ、選挙協力へのお礼を述べ、会派入りへの理解を求めた。

 松浦議員は「社民党の理解を得る努力をしていきたい」と話している。

(2007年9月7日 読売新聞)

570片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:44:04
年内の会派入り濃厚、松浦参院議員 社民「党内合意へ努力」 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070907c

 参院の民主党系院内会派「民主党・新緑風会・日本」入りを希望している無所属の松浦大悟参院議員(本県選挙区)への対応をめぐり、7月の参院選で推薦した民主、社民両党県連、連合秋田、鈴木陽悦参院議員(同)の四者協議が6日、秋田市で行われた。これまで難色を示していた社民党県連の幹部が松浦氏の民主会派入りに一定の理解を示し、「党内合意が得られるよう努力する」と表明。これを受けて松浦氏は「四者の枠組みが大切。社民党県連の党内合意を待って会派入りしたい」と述べた。社民党県連が党内合意を目指す姿勢を打ち出したことで、鈴木氏に続いての松浦氏の同会派入りが濃厚になった。

 社民党県連関係者は今後、幹部が県内各支部を回って理解を求め、年内にも合意を取り付けたいとしている。

 四者協議は非公開で行われ、民主党県連の寺田学代表、社民党県連の山本喜代宏代表、石田寛幹事長、連合秋田の工藤雅志会長、鈴木氏が出席。

 工藤会長によると、協議では、鈴木氏が5日に民主系会派入りをしたことを受けて、工藤会長が「同じ共闘の枠組みで誕生した松浦氏も、同じ会派で活躍できるよう環境をつくってはどうか」と提案。山本、寺田両代表とも、それぞれが党内合意を得るよう努力することで一致した。ただ、合意を得る期限は設定はしなかった。

(2007/09/07 08:59 更新)

571片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/08(土) 02:35:13
予算委員長:参院民主が譲歩 小沢代表の対決戦略つまずく
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070908k0000m010177000c.html

 臨時国会運営のカギを握る参院予算委員長ポストは民主党の獲得が有力視されていたが、自民、民主両党は7日の協議で一転、従来通り自民党に割り振ることで合意した。民主党は、自民党が予算委員長を明け渡さなければ委員長解任決議を提出する構えも見せていたが、自民党が衆院で同様の委員長解任決議をちらつかせたことで腰砕けとなり、協調路線で決着した。「重要な委員長ポストは取れ」との小沢一郎代表の指示は通らず、臨時国会で与党との対決路線を掲げる小沢氏の戦略は冒頭からつまずくことになった。

 民主党は臨時国会で、野党が過半数を握る参院で、国政調査権を活用して政府・与党を追い込む戦略を描いていた。国政全般をテーマにできる予算委員会はその主戦場になるはずで、菅直人代表代行も「予算委では第1党が責任を持つべきだ」と主張していた。

 しかし、輿石東参院議員会長は青木幹雄・前自民党参院議員会長との太いパイプを誇り、もともと一貫して自民党との対決より協調を重視。以前から「予算委員長は自民党に譲る」と周囲に漏らしていた。

 このため小沢氏は3日の輿石氏との会談で重要な委員長ポストの奪取を指示。鳩山由紀夫幹事長も7日午後の記者会見で「国民に政治が変わった象徴として印象づけられる。何としても予算委員長を取る」と宣言。こうした民主党の攻勢に、参院自民党幹部も6日夜までは「無血開城する」と弱気の姿勢だった。

 しかし、一方で自民党は「民主があくまで参院予算委員長を取るなら衆院で同じことをやる」と、衆院本会議で民主党の常任委員長の解任や同党出身の横路孝弘副議長の差し替えを示唆して圧力をかけ続けた。

 この結果、輿石氏は「円満に終わったほうがいい」と混乱を避ける道を選んだ。輿石氏は7日午後、小沢氏に電話し、委員長人事の一任を取り付けた。小沢氏は「参院に任せる」と短く答えたという。小沢氏は現状では与党との対決で即座に衆院解散総選挙に追い込めるとはみておらず、衆院で3分の2以上を押さえる与党への譲歩を容認した形だ。

 しかし党内の反発は強く、中堅幹部は「絶対に党内は収まらない。輿石さんには辞めてもらうしかない」と息巻く。臨時国会開会を控え、民主党の与党との対決姿勢に疑問符がつく結末となった。【須藤孝】

毎日新聞 2007年9月8日 2時15分

572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:36:09
舛添Vs長妻!臨時国会の“前哨戦”で早くも火花バチバチ
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200709/sha2007091001.html

 10日、論戦開始のゴングが鳴る臨時国会。参院選で圧勝した民主党は、与野党逆転の参院で年金流用禁止法案などを可決し、政権奪取に備える構えだ。激しい攻防が予想される国会論戦の“前哨戦”として9日、フジテレビ「報道2001」に舛添要一厚労相(58)=写真上=と民主党の“ミスター年金”長妻昭政調会長代理(47)=同下=がそろって出演。舌戦を繰り広げた。





 残暑厳しい9月を、プロ野球の首位攻防とともに熱くする国会“秋の陣”の主役はズバリ、この2人だ。

 “アンチ安倍”の急先鋒から救世主へと変貌?しつつある舛添氏と、政府の「消えた年金」問題を暴き、民主党「次の内閣」で新設された年金担当相に就任した長妻氏。2人はこの日、そろってフジテレビ「報道2001」に出演した。論戦する場面はなかったが、お互いを意識する発言が飛び出した。

 先手は舛添氏。社保庁や自治体の職員による約3億7000万円に及ぶ計99件の横領や着服について「何月何日、誰がどういう問題を起こしたのか、徹底的に解明する。職員にはあす(10日)の午後をメドに『徹夜をしてでも調べろ』と言ってある!」などと早朝の生出演にもかかわらずアクセル全開。

 一方の長妻氏は「99件は氷山の一角」と説明。「職員に監察制度がある国税庁に社保庁を吸収合併し、内部監査組織をつくり、解決したい」とクールに切り返した。

 中途退職した会社員の厚生年金基金などを管理・運用する「企業年金連合会」で総額約1544億円の年金未払いが発生している問題では「これは基本的に企業の問題。今後は3年に1度は(支払い状況などを)報告させたい」と舛添氏。

 これに対し長妻氏は「大臣は法律をよく知らないようで…」と切り出すと、「厚生年金保険法という法律には、厚労省による企業年金連合会の監督責任が明記されている。指導するなど、これを行使しないのはおかしい」と斬り捨てた。

 また、数百億円とも言われる「消えた年金」記録約5000万件の照合作業の経費については両者とも厳しい表情。舛添氏は「あらゆる財源を考えるが、社保庁にはまだ無駄な施設がある。売却費用を充てるなど、しっかり議論したい」。長妻氏は「最終的には税金か…」としながら「税金ならば、首相や歴代の大臣などの責任を追及しないと国民は納得しない」と与党批判でまとめた。番組の最後で「舛添さんとこの場で(1対1で)議論したかったが、舛添さんが議論したくないというので」とボヤいた長妻氏。10日からの臨時国会が、与野党の命運を握る“直接対決”の戦場となる。


★こちら“第2ラウンド”菅氏Vs舛添氏

 9日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」には、民主党の菅直人代表代行(60)が出演。臨時国会に向け、年金問題のほかに「政治とカネ」問題でも与党に攻勢をかける姿勢をアピールした。

 “ターゲット”は3日に辞任した遠藤武彦前農相(68)と後任の若林正俊農相(73)。菅氏は「与党の政治家が、選挙のためにお金を無駄遣いをしている。その象徴が遠藤さん。若林農相はグレーゾーンだ」と言い切った。番組には舛添氏も出演。年金問題で「選挙も終わったし、与野党を越えて問題を解決しましょう」と呼びかけられた菅氏が苦笑いする一幕も。

573片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 13:16:27
逆転国会が開幕 麻生・小沢、2人のキーマンどう挑む
2007年09月10日12時58分
http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY200709100109.html

 7月の参院選の与党大敗後、最初の本格論戦となる臨時国会が10日、幕を開けた。野党が参院の第1党に躍り出た「逆転国会」。年金論議、尾を引く「政治とカネ」の問題、安倍首相が「職を賭す」と表明したテロ特措法と、緊迫の度合いは高まる。自民党を指揮して首相を支える麻生太郎幹事長と、民主党を率いる小沢一郎代表は、大舞台にどう挑むのか。

 ■「一丸となりバックアップ」

 麻生幹事長は10日午前、党両院議員総会に出席。硬い表情の安倍首相とは対照的に、笑顔で周囲と言葉を交わしていたが、会が始まると、「(首相の)決意に応えなければならない」と顔を引き締めた。

 臨時国会を前に党本部4階にこもりがちだったという麻生氏について、側近とされる副幹事長の松本純衆院議員は「首相の所信表明演説に対する質問を想定しながら、質疑の組み立てを練っていた」と明かす。

 党内には今も参院選大敗ショックが残る。「みんな暗いなあ。これじゃ蛾(が)も寄ってこないじゃないか」と議員や職員らを励ます場面もしばしば。自らの行動をできるだけ明かすことも心掛ける。党本部の幹事長室を出る際、同じ階にある記者クラブのブザーを鳴らし、番記者に知らせるようにしたのもその一つだ。

 6日には、学生時代から通う東京・青山のテーラーに秋物の仮縫いのため立ち寄った。「スーツはずっと英国式、紺とグレーだけ。ぶれない人です」と経営者森脇精一郎さん(75)。「体形もほとんど変わらない。体調管理に気を使っているのがわかります」

 逆転国会について麻生氏は「欧米の先例を見習いながら丁寧に対応したい。『07年体制』元年、気を引き締めたい」と周囲に話しているという。「地方格差の実態を自らつかみたい」と、年明けの定期党大会までに自身で全国各地を回る考えも、松本氏らには明かした。

 難局を乗り切った後に見えてくるのは、「ポスト安倍」なのか。

 「他人をけ落としてまでというタイプではなかったので、今の立場になるとは思わなかった」と言うのは、元秘書で40年近い付き合いの飯塚商工会議所(福岡県)専務理事、上野経世さん(67)だ。「太郎さんの派閥は小さい。安倍首相を本気で支えることが、太郎さんの望むポストにつながるのでしょう」

 ■「総理へ」澄み切った心境?

 「あっ、代表!」。10日正午前、民主党会派の代議士会。後ろのドアから入室し、そのまま議員席に着席した小沢代表に、はじめ鳩山由紀夫幹事長は気づかなかった。小沢氏は執行部に呼び寄せられると、照れ笑いを浮かべながらようやく前方に移り、代議士会の人事提案を手短にすませた。

 「対決」を前にした小沢氏の心境を、側近と言われてきた元参院議員の平野貞夫氏は、こう忖度(そんたく)してみせる。「対決、対決と言われるが、今の小沢さんは与党とどう戦うかではなく、国民に党の政策をどう示すか、に目が向いている」

 小沢氏は先月末、党の会合でこう述べた。「(臨時国会の)結果いかんでは衆院選ということでご迷惑をおかけする。それは政権への道だ」

 テロ特措法では与党と対立する構えを見せ、「次の内閣」などの党人事でも挙党態勢で戦う姿勢は鮮明だ。

 平野氏は、8月上旬に都内の小沢氏の事務所で1時間ほど今後の展望を話し合った。そのときに「いよいよ自分が総理をやるしかなくなったと覚悟している」と感じ取ったという。

 「参院選は自身の予想も上回る勝ち方だった。ズシンと来たと思う。私がマスコミに小沢代表の心中を説明するとこれまでなら怒ったかもしれないが、今はじっくり記事を読んでいるらしい。自分がどう見られているか、慎重に見極めているということでしょう」

 同じころ、依田紀基九段(41)は小沢氏と碁盤を囲んだ。依田九段が感嘆するほどの見事な打ち方だったという。「澄み切った碁。相当充実しているのを感じました」

 いつも小沢氏の布石には明確な理由がある、と依田九段。なぜそこに打ったのかを聞くと、即座に説明が返ってくる。この1年で急速に腕前があがり、はじめハンディとして7目置いていたのが、今は4目だという。「練習の時間はないはずなのに。棋士でも気持ちに変化があると、こういうことはありますが」

574片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/11(火) 07:13:54
さくらパパも憤り!「スタンドプレー」丸山氏に“KY通告”
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200709/sha2007091101.html

参院本会議でベテラン議員のヤジに思わず笑顔の姫井由美子氏(左から2番目)とぶ然とした表情の横峯良郎氏(右端)=10日午後(撮影・中井誠)
 自民党新人の丸山和也氏(61)が「静かにしろ!」と一喝したのに対し同じ新人で民主党の横峯良郎氏(47)は「出しゃばりすぎ」と注文をつけた。





 横峯氏は本会議後、丸山氏の“スタンドプレー”に対し「ヤジは予想されているし、あんなことしなくてええやろ。出しゃばりすぎ。場の空気が読めない」と“KY通告”した。加えて丸山氏が前日のイベントで横峯氏の賭けゴルフ疑惑に言及したことにも「何も知らんのに言わんでくれ。気分が悪い」と憤った。

 開会前には意気込みを聞かれ「やっとワイドショーに取り上げられんようになって良かったよ」と笑顔。不倫疑惑を報じられた姫井由美子氏と移動中にばったり会い「(報道で)弁護士は?」と声を掛ける場面も。「付けてません」との返答に「オレの弁護士がよ、何かあったら言ってくれって言っとったよ」。それぞれの疑惑には横峯氏が否定、姫井氏が「会見はしない」とこれまでと同様に主張。“共闘タッグ”が誕生する?


★姫「ヤジとプロレス練習する」

 週刊文春で不倫疑惑が報じられた民主党新人の姫井由美子参院議員(48)も10日の本会議に出席。丸山氏の一喝に「びっくりした」と感想を述べた。本会議では、あらかじめ配布された安倍首相の所信表明演説のコピーを黙読していた姫井氏は、「私も民主党の勢いをさらに加速させるために有効なヤジの勉強もしたい」。初めての本会議に「緊張した」といいつつも、「議場での乱闘に備えて、プロレスの練習でもしようかしら」と体をはる? 決意を語った。

575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/11(火) 20:44:06
民主・小沢代表、衆院解散に追い込む戦略描く
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070911/skk070911007.htm

 民主党の小沢一郎代表は11日、党本部で記者会見し、安倍晋三首相が「職を賭す」と表明したインド洋での海上自衛隊の給油活動継続に反対する考えを改めて強調した。小沢氏は首相を追い詰めて衆院解散・総選挙に踏み切らせる戦略を描いているようで、同党の平田健二参院幹事長は、対テロ新法が衆院で再議決された場合、首相問責決議案提出を検討する考えを表明した。

 小沢氏は記者会見で「国民はテロ対策特別措置法について、大方が否定的だと思う」と自信を示した。給油活動継続への首相の決意表明や、対テロ新法案については「報道されているだけで、論評するわけにいかない」と、そっけない口調で語った。

 こうした小沢氏の突き放した口調の裏には、安倍首相はすでに追い詰められており、いちいち首相の発言に反応することは、首相に助け舟を出すことになりかねないという判断があるようだ。安倍首相が呼びかけている党首会談についても「政府・与党からの接触は何一つない」とした上で、「オープンな形での折衝を心がけるべきだ。国会の論戦で十分やれる」と指摘。密室での党首会談ではなく、国会での党首討論ならば応じる可能性を示唆した。

 小沢氏は「日本国憲法の下でどんな活動が許されるのか。(海外で)米軍の活動を自衛隊が支援するのは明白な集団的自衛権の行使だ」と述べ、海自による洋上給油活動は憲法違反との認識を示した。もともと小沢氏は、自衛隊の海外活動が合憲であるためには根拠となる明示的な国連決議が必要との立場で、妥協の余地はないも同然だ。

 政府・与党が、対テロ新法案が参院で否決された後、衆院で3分の2の多数で再議決する場合には、「(首相問責決議案を)当然視野に入れる」(平田参院幹事長)構えだ。小沢氏も「7月の参院選の結果が最も直近の主権者の意思表示だ」と述べ、衆院での再議決を牽制(けんせい)した。


 ■小沢一郎民主党代表の記者会見要旨は次の通り。

 【首相発言】

 (首相が海自給油活動継続に「職を賭す」と発言したが)マスコミを通じて伝えられているだけで、論評するわけにいかない。党首会談は政府・与党からの接触は何一つない。国会論戦で十分やれる。

 【国会対応】

 日本国憲法の下で、どんな活動が許されるのか。米軍の活動を自衛隊が支援するのは(憲法が禁ずる)明白な集団的自衛権の行使だ。政府が詭弁(きべん)を弄してもおかしい話だ。(対テロ新法の衆院再議決時の首相問責決議案は)まだ事態がどうなるか分からない。論評する話ではない。

 【テロとの戦い】 

 日本はテロに屈した唯一の国だ。(昭和52年のダッカ日航機の)ハイジャックで囚人まで解放した。日本人はテロを許さない気持ちを持つべきだ。テロ、紛争の根本は貧困だ。生活が安定すればテロの蠢動(しゅんどう)する余地はない。銃剣で支配しようとしても必ず失敗する。

 【衆院選の選挙協力】

 自民党以上に有権者の信頼を勝ち取れる(他の野党の)候補者がいるなら、民主党の候補を立てるつもりはない。

(2007/09/11 19:53)

576片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 09:18:59
民主、与野党協議を拒否 給油延長新法 『国会論戦のみ』方針
2007年9月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007091202048134.html

 民主党は十一日、海上自衛隊によるインド洋での給油活動継続に向けて政府・与党が与野党協議を呼びかけても、一切応じない方針を固めた。国会審議で民主党が派遣継続に理解を示す可能性は低く、与野党の合意によって給油継続新法案が円満に成立する公算は、極めて小さくなった。 

 この問題で政府・与党は、第一義的には直接交渉による民主党との合意を目指しており、与野党の実務者協議開催を求める声が出ていた。安倍晋三首相は、民主党の小沢一郎代表との党首会談で直接説得したい意向も示していた。

 しかし、小沢氏は十一日の記者会見で「国会の論戦で十分やれる。各委員会やその他の場での話し合いも、オープンな形でやった方がいい」と述べ、党首会談を含めて折衝には応じない考えを表明した。

 政府・与党と非公開で協議すれば、国民から不透明な談合と受け取られかねないと判断。党首会談だけでなく、実務者レベルの協議にも応じないで、国会審議だけで対応することにした。

 一方、小沢氏は、給油継続新法案が参院で否決された後、与党側が衆院で再議決する構えをみせていることに関しては「七月の参院選の結果が、最も直近の国民の意思表示だ。政(まつりごと)を行う人たちは、特にそれをきちんと認識しなくてはいけない」と批判した。

577片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 10:07:29
民主党:45項目の資料提出要求 年金財政の試算など
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070912k0000m010099000c.html

 民主党は11日、政府に対し、国民年金保険料の納付率が政府の想定より下回った場合の2100年度までの年金財政の試算など、年金や公務員制度、補助金や特別会計などの分野で計45項目にわたる資料提出要求を行った。国会審議や党独自の歳出削減案の基礎資料とするねらいがある。

 与野党逆転の参院で野党主導の国政調査権発動が可能になったことを背景にしたもので「真摯(しんし)な対応」(福山哲郎参院政審会長)がなければ、参院での委員会議決による調査権発動も検討する。要求したのは、出身省庁のあっせんで関連業界に再就職した公務員の数▽現職国会議員が理事を務めている公益法人の一覧▽過去5年間の国の入札の平均落札率▽100億円以上の公共事業の一覧−−など。【田中成之】

毎日新聞 2007年9月11日 20時58分

578片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 00:56:05
早期解散へ民主加速 小沢氏「衆院過半数取る」
2007年09月12日22時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY200709120371.html

 テロ対策特別措置法の延長に反対の原則を譲らない小沢民主党の強硬姿勢を前に、安倍首相があっさりひざをついた。勢いづく民主党は「一刻も早く政権交代を」と迫り、自公の新政権に対しても一気に解散・総選挙に追い込む構えだ。一方、焦点だったテロ特措法に代わる新法案提出も振り出しに戻りそうな情勢で、首相が「対外公約」とした給油継続は不透明さを増すばかりだ。「逆転国会」の与野党攻防は、冒頭から先の見えない混沌(こんとん)とした局面に突入した。



記者会見する民主党の小沢代表=12日午後3時11分、同党本部で

 「いつ解散があるかわからない。万全の態勢を取っておくのが政党としての当然の心構えだ」

 小沢代表は12日、安倍首相の退陣表明後に臨んだ記者会見で、衆院解散・総選挙に向けて攻勢を強める考えを示した。「総選挙で過半数を取らなくちゃいけない。総選挙の実施を、できるだけ早い機会にということは、全く変わってない」

 同党の中堅・若手議員らはさっそく、街頭演説に繰り出した。同日の衆院本会議で代表質問する予定だった長妻昭・政調会長代理は東京・有楽町の街頭で質問原稿を手に訴えた。「総理から答弁を勝ち取り、国を動かすための原稿だった。肩すかしだ。なぜ今、辞めたのか。こんなおかしな政府は一刻も早く交代すべきだ」

 民主党は今国会でテロ対策特別措置法、年金、「政治とカネ」などで安倍政権に攻勢をかけ、衆院解散に追い込む戦略を描いてきた。実際に衆院選立候補予定者の擁立作業を加速させている。「逆転国会」の本格論戦を待たずに安倍政権が倒れたことで、「早期決戦」のムードは確実に高まってきた。

 攻撃の照準を、臨時国会冒頭で突然の「政治空白」を生じさせた自民、公明両党の「政権担当能力」に絞りつつある。

 「1番打者としてバッターボックスに入ろうと思った瞬間に、投手(党首)がいなくなった」

 やはり代表質問に立つ予定で肩すかしを食らった鳩山由紀夫幹事長は、緊急代議士会で首相の突然の辞意をこう皮肉った後、批判した。「(首相の辞任表明)記者会見で国民に対する謝罪がなかった。国政がこのようなことでまた停滞、混乱するのに大変けしからん話。残念だ」

 小沢氏も会見で、安倍首相が両党国対委員長間で申し入れた党首会談を「断られた」としたことに異を唱えた。「昼前に(国対委員長間で)申し入れがあった。『党首会談はいつでも結構。ただし、一体どういうお考えで党首会談したいのか、官邸と話してきちんとした申し入れをしてもらいたい』と話したら、『いや、ごあいさつだ』ということだったそうだ。この申し入れ以前に一度も党首会談の申し入れは受けていない。イエスもノーも言う機会はなかったのが事実だ」

 ただ、小沢氏は党幹部に対しては「粛々と、淡々とやろう。政局に巻き込まれないで、政策でいこう」と指示し、平静を保つよう呼びかけた。12日夜に都内であった参院初当選議員との懇親会でも「国民の期待に応えられるように政策を勉強してがんばってほしい」と強調した。参院選でマニフェストに掲げた政策を進める姿勢をむしろ強調することで、党内政局の渦に飛び込んだ自民党との違いを浮き立たせたい考えがにじむ。

 小沢氏は別の党幹部に「今日はおれ一人でやる。議員がテレビに出るときは注意してくれ」とも語り、政局に関する発言は慎重を期すよう促したという。

 もともと、小沢氏はテロ特措法について「そのうち政府側が焦って、ぼろが見えてくる」と周囲に語り、原則論しか語らない戦術をとってきた。狙い通り政権の自壊を誘った形だが、党内には「総辞職になることで、解散はむしろ遠のいた」(幹部)との見方もあり、本格攻勢の次のタイミングは慎重に見極める方針だ。幹部の一人は、こう語った。

 「あっちがずっこけているんだから、冷静沈着に推移を見守ればいいんだよ」

579片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 22:29:14
国民新党、郵政民営化凍結法案めぐり民主党と綱引き
2007年09月14日19時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140339.html

 民主、国民新両党の幹事長が14日、東京都内で会談し、国民新党が求める郵政民営化凍結法案の共同提案について協議したが結論が出ず、週明けに小沢代表と綿貫代表で話し合うことになった。共同提案に消極的な民主党に対し、凍結法案を最重視する国民新党は不満を強めており、参院選で選挙協力を進めきずなを深めたはずの両党の連携にさざ波が立っている。

 参院選後、小沢代表は綿貫代表と接触を重ねるなど、凍結法案の共同提案をテコに参院での統一会派結成を模索した。ただ、国民新党は「独自性が失われる」と、統一会派構想に難色。一方、民主党は提出を予定する法案をほかにも多く抱えており、直嶋正行政調会長が「10月1日(の民営化移行)は目の前。出す意思はない」と語るなど共同提案に否定的だ。

 そこへ、国民新党から「共同提案は信頼関係の問題。民主党はおごるべきでない」(亀井静香代表代行)と選挙協力の見直しも示唆する強硬論が噴出し、「党首間でしか解決できない」(民主幹部)事態となった。

580片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 09:19:04
民主党、全議員にテレビ自粛令
2007年09月15日05時59分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140400.html

 民主党が党所属の衆参両院議員に対し、メディアで政局絡みの発言を慎むように求める文書を13日付で出していたことがわかった。小沢代表が12日に「テレビ出演には気を付けてくれ」と党幹部に指示したのがきっかけで、事実上、テレビ出演の自粛を求めた格好だ。

 口頭での指示が徹底せず、中堅若手の出演が相次いだため、文書で徹底した。幹部の一人は「浮足だって、政局モードで動いている相手の土俵に乗ってはいけない」と話している。

 文書は「政局が揺れ動いているが、民主党の政治姿勢や政策方針にはなんら影響を与えない」とし、「メディア対応は妨げないが、政局に関することは小沢代表にお任せ頂き、政局評論などのご発言は慎まれるよう」と要請している。

581片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 09:19:42
農水省「民主党重視」に転換 懐柔狙い、政策に共感も
2007年09月15日06時54分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140399.html

 農林水産省の官僚たちが、参議院第1党となった民主党に対し、これまでよりも「きちんとした対応」をすることを決めた。民主党は、遠藤前農水相が辞任するきっかけとなった農水省の補助金をめぐり、無駄遣いの有無などについて資料請求を繰り返している。攻勢を強める同党を「懐柔する」狙いが、方針転換の背景にある。

 局長級以上の幹部が13日午前、省内の会議室に集まり、「民主党への認識を変える必要がある。のらりくらりではなく、きちんとした対応をすべきだ」との方針を確認した。

 具体的には、これまで課長レベルが担当してきた民主党への政策や予算の説明役を、局長級の総括審議官に格上げした。13日に開かれた民主党の農林水産部門会ではさっそく、総括審議官らが出席し、08年度の予算要求項目などについて説明した。

 民主党は、すべての販売農家を対象にした所得補償制度を導入する法案の、提出準備を進めている。与党は「バラマキ政策」と批判するが、農業団体などには農家に手厚く所得を配分する民主党の政策に共感する声が少なくない。農水省内にも一定の理解を示す声があることも、「民主党重視」に転じた背景にあるとみられる。

582片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 09:46:39
現場から:松浦参院議員、民主会派入り 共闘重視、社民が容認 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070914ddlk05010142000c.html

 ◇支持者に説明必要

 参院選秋田選挙区で、民主・社民両党県連、鈴木陽悦参院議員、連合秋田の推薦を受けて初当選した松浦大悟議員(37)=無所属=の民主党会派入りが濃厚になった。今月6日、推薦した4者の協議があり、それまで難色を示していた社民党県連が「党内合意を得られるよう努力する」と容認姿勢に転じたからだ。苦しい党勢を背景に共闘を重視した形だが、鈴木氏、松浦氏と相次ぐ推薦候補の民主党会派入りで、社民党県連は支持者の理解をどう得るかという課題を背負った。【馬場直子】

 松浦氏の所属会派をめぐっては、選挙前から迷走が続いた。松浦氏本人が公示前の記者会見で「当選したらどこかの党に速やかに所属する」と発言、陣営を慌てさせた。選挙後に民主党会派入りを表明、社民党県連や鈴木氏が反対するなど4者の足並みは乱れた。

 4者協議前日の5日、鈴木氏が民主党会派入りを表明すると、松浦氏は無所属での活動を勧めた鈴木氏を批判。さらに「(会派入りについて)社民党の合意を内々に得た」との発言が飛び出した。社民党県連は「彼なりの受け止め方をしている。合意ではない」と火消しに躍起だった。

 そして4者協議。連合秋田の工藤雅志会長が鈴木氏の民主党会派入りを挙げ、「(鈴木氏と)同じ推薦の枠組みの参院議員(松浦氏)を作った。同じ会派で活躍させる環境を作ったらどうか」と水を向けると、社民党県連は「党内の合意を得られるよう努力する」と返答。前向きな姿勢を公の場で初めてみせた。

 一連の騒動を通じ、社民党県連に何としても民主党会派入りを阻止する強い意志はみえなかった。「当面は無所属でいてほしい」とし、その理由を「支持者に理解してもらう期間が必要だから」と説明。さらに「最終判断はやはり松浦氏本人」とまで述べている。

 山本喜代宏代表は4者協議後に「今後も共闘の枠組みを維持したい」と容認の理由を語った。同党の参院選比例代表の党派別得票率は、01年10・5%▽04年7・7%▽07年7・3%−−と下落傾向にある。県連幹部は今夏の参院選後、「得票数は前回よりも減らしたが、共闘せず候補者もいなければもっと減らしていただろう」と共闘の重要性を指摘している。

 社民党県連が党内合意に向けて動いたことで、松浦氏の民主党会派入りは年内にも実現しそうだ。だが社民党支持者からは「応援しても、みなよその党に行ってしまう」と不満の声も出ている。鈴木、松浦両氏が民主党会派入りした後でも、共闘で支持者の協力を得られるのか。ある社民党県議は「難しいだろう」と支持者を納得させることに不安を感じてる。

 松浦氏は「将来的には民主党入りしたい」と述べている。これに対して社民党県連は「(入党すれば)共闘は難しい」と断言しており、新たな火種になる可能性もある。社民党県連は政権交代のため反自民の枠組みに組み込まれるのか。それとも単独で戦うのか。いずれにしても支持者への明確な説明が求められる。=毎週金曜に掲載します

毎日新聞 2007年9月14日

583片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/17(月) 18:45:23
民主党:国民新党との統一会派暗礁に 郵政凍結法案めぐり
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070918k0000m010030000c.html

 民主党の小沢一郎代表が国民新党に打診していた統一会派結成問題がこじれ、両党の協力関係に影響しかねない情勢だ。国民新党が今国会に提出を求めている郵政民営化凍結法案で、小沢氏が「統一会派を組まなければ協力しない」としているためだ。小沢氏と国民新党の綿貫民輔代表は18日にも会談する。

 郵政民営化凍結法案は8月の臨時国会で民主、社民、国民新の3党で参院に提出し廃案になった。ところが今国会は民主党が「民営化が10月1日で間に合わない」として提出しない方針に転換した。

 国民新党の参院議員は4人で単独では法案を提出できない。国会開会前の9月上旬から小沢氏と綿貫氏が数回協議したが折り合わなかった。国民新党側は納得せず「民営化直前だからこそ法案を提出したい」として、13日に綿貫氏が小沢氏に再度協議を申し入れ、14日の民主、社民、国民新3党の幹事長会談でも、国民新党の亀井久興幹事長が今国会での提出を求めた。

 小沢氏が統一会派を条件としていることについて、国民新党幹部は「1法案で政党の動向を左右しようというのはおかしい」と反発する。背景には統一会派を組むことで、1会派で参院の過半数(122人)に近づけたい小沢氏の思惑と、独自性を維持したい国民新党とのせめぎ合いもある。【大貫智子】

毎日新聞 2007年9月17日 18時11分

584片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:25:51
海自活動改めて反対、衆院早期解散も求める…小沢代表
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070918it14.htm?from=top

 民主党の小沢代表は18日の記者会見で、海上自衛隊がインド洋で実施している給油活動について、「参院選のマニフェスト(政権公約)でも、国民の前でも明確に(反対と)約束している。(方針が)変わることはない」と述べ、あくまで継続に反対する考えを示した。

 衆院解散・総選挙の時期については「内閣の無様な状態が続き、安倍首相が(突然の辞任表明という)前代未聞のことをやっている。これは、国民の意思を問う以外にない。衆院の解散は一刻も早く、と思う」と述べ、早期解散を改めて求めた。さらに、「自民党政府のいろいろな矛盾が噴き出ており、いずれ解散せざるを得なくなる」と指摘した。

 自民党総裁選に出馬している福田康夫・元官房長官が示唆している与野党による「話し合い解散」については「一般論とすれば、大きな問題が起きて、国民の信を問おうと(与野党が)一致すればそうなる」と述べるにとどめた。

(2007年9月18日22時1分 読売新聞)

585片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:31:13
2007/09/18-19:44 スローガン忘れるようでは=言い間違いの福田氏に皮肉−小沢民主代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007091800933

 民主党の小沢一郎代表は18日の記者会見で、自民党総裁選で優位に立つ福田康夫元官房長官が掲げた「自立と共生」の理念について、「僕が昔から使っていた言葉だが、『何だっけ』と言って忘れたところがまた面白い」と述べ、立会演説会で「自立と共存」と言い間違えた福田氏を皮肉った。
 小沢氏は、福田氏が首相に就任した場合の国会対応を問われても「肝心の自分のスローガンを思い出せないという話だから、コメントできない」と回答を拒否。「自立と共生」は自身が10年以上前からキーワードとして使い続けてきただけに、福田氏の「付け焼き刃」がしゃくに障った様子。

586片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 00:38:05
衆院解散、春に照準 民主、予算審議で追い込みへ
2007年09月18日23時20分
http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY200709180385.html

 自民党総裁選の行方をにらみつつ、民主党は08年度予算案の参院審議がヤマ場を迎える来年3月に政局の焦点をしぼり始めた。安倍首相の退陣で、いまの臨時国会から来年の通常国会へ、国会攻防の軸が移る可能性が高いと判断。「逆転国会」の強みを生かして予算案の問題点を洗い出し、自然成立にならない予算関連法案を否決して衆院解散に追い込む――。こうした戦略をふまえ、民主党は年金問題や「税金の無駄遣い」追及の準備に余念がない。

 「国民生活に影響を与える法律をどうするか、状況判断するしかない。問題意識を共有できれば野党との話し合いもある。解散権は首相の特権だが、いま状況は違う」

 総裁選で福田康夫氏が「話し合い解散」に言及したのは16日のことだった。「国民生活」との言葉から、予算関連法案の取り扱いが国会の焦点となる「来年春にも解散」との見方が広がった。

 この国会最大の焦点とみられたテロ対策特別措置法の延長問題は、安倍首相の辞任表明で宙に浮いた。福田氏は特措法に代わる新法提出にいまだ言及せず、高村防衛相も18日の記者会見で「通常国会で出し直した方が、結果として『急がば回れ』になるという考え方もある」と先送りを示唆した。

 こうした変化を読み、民主党も国会攻防の照準を来年の通常国会へと移し始めた。狙うポイントは予算審議だ。

 小沢氏は18日の会見で「解散は一刻も早くと思うが、それは自民党がそうしようと思えばそうなる。『話し合い解散』とは違う」と語った。予算関連法案を否決して政府・自民党を追い込めば、自ら解散に打って出ざるを得なくなる――。周辺の解説による「小沢戦略」だ。

 総裁選で国会が止まっている間、民主党国会議員は選挙区回りとともに、政策協議を重ねている。自衛隊のイラク撤退法案、障害者自立支援法改正案など、公約に掲げた政策の法案化に向けた準備だ。年金問題では、首相が参院選直前に約束した「宙に浮いた記録」の照合作業の期限を3月に迎える。作業は難航しており、間に合わない可能性も指摘されている。長妻昭政調会長代理は「この問題は奥が深い。年金で新政権もボロボロになるだろう」と漏らす。

 同じ時期に、参院に予算関連法案が送付される見通しだ。政府予算案は衆院優先の原則から自然成立するが、予算案を裏付ける予算関連法案について、同党参院幹部は18日、「問題があれば、通さなければいい」と言い切った。審議する参院財政金融委員会の委員長は民主党が握っている。

 「テロ特措法よりも租税特別措置法の方が問題だ。道路特定財源をきちんと勉強するように」。津島派の閣僚経験者は額賀財務相にそう伝えた。租税特措法は道路特定財源である揮発油税(ガソリン税)の暫定税率を定めたもので、3月に期限切れを迎える予算関連法案の一つだ。民主党は道路特定財源を「無駄遣いの象徴」としており、反対する構えだ。

 租税特措法が通らなければ予算の財源不足を招くため、政府・自民党からは「最大の焦点」との声が漏れる。逆に民主党幹部はこう自信をみせる。「『予算と引き換えの解散』の材料になるだろう」

587片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 09:00:01
「早期に解散総選挙を」民主県連、津で街宣 三重伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070916/news05.htm

 民主党県連(高橋千秋代表)は十五日、津駅前で街宣活動を行い、県関係の国会議員五人が「(民主党が大勝利を収めた)参院選での民意が安倍首相を退陣に追い込んだ。早期に解散総選挙を求め、国民の信を問うべきだ」と述べ、早急に解散総選挙を行い、政権交代を実現したい考えを訴えた。

 中井洽、中川正春、森本哲生各衆院議員と、県連会長の高橋千秋、芝博一両参院議員の五人が午後五時から津駅東口で演説カーに登壇し、声を張り上げた。

 トップバッターで演説した中井氏は「二十七年間の国会生活で、(安倍首相辞任で)本会議を十分延ばしてくれ、と言われたときは解散かと思ったが、総理の辞任だった、前代未聞の出来事で、辞めるなら当然、参院選の後だろう」と述べ、衆参で所信表明演説をした後に辞任表明した安倍首相を批判。

 森本氏は「福田(康夫)さんでも麻生(太郎)さんでも富裕層に生活の糧としての年金が分かるのか。大衆の中の政治家として対峙(たいじ)していく」と強調した。

 芝氏は「安倍首相が辞める一番大きな原因は参院で惨敗し、野党が過半数を獲得したためだ。今、自民党は先祖返りをし、派閥の論理で総裁を決めようとしている。早期に解散を求め、国民の信が問われるよう最前線に立ちたい」と与党を追い込む意気込みを示した。

 中川氏は「福田総理の流れになっているが、本来総理を決めるのは国民だ。まずは解散総選挙し、国民の意思を反映したリーダーを決めるべきだ」と話し、政権交代への意欲を語った。

 七月の参院選で自民候補に圧勝した高橋氏は「参院選の勝利で国会の様相も変わってきた。衆参のねじれは次の衆院選で民主党が勝って解消し、政権交代を果たす」と強く訴えた。

 民主党では、安倍首相が突然辞任し、自民党の総裁選に世論の注目が集まっているのを受け、民主党としての主張を国民にしっかり伝えようと全国の県連で街宣を展開中という。

588片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 20:49:27
国民新党の綿貫代表、首相指名で小沢氏に投票せず
2007年09月19日18時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200709190316.html

 国民新党の綿貫代表は19日の記者会見で、25日の衆参両院での首相指名選挙で、民主党から小沢代表への投票を要請されたことについて、「うちはみんな私に投票する」と述べ、応じない考えを示した。国民新党が民主党に求めている郵政民営化凍結法案の共同提案が難航していることが影響したとみられる。

 さらに、暗礁に乗り上げている両党の院内統一会派構想については、同法案の共同提案に加え、10月1日の民営化移行後も両党で問題点を追及し、民営化見直しを訴えていくことを条件とする考えを示した。

589片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 20:56:43
郵政民営化凍結法案提出を断念 民主、国民新
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070919/skk070919008.htm

 民主、国民新両党は19日、郵政民営化凍結法案の今国会提出を断念した。民主党の小沢一郎代表は法案提出に応じる代わりに、国民新党との統一会派結成を模索していたが、10月1日の民営化スタートが迫る中、調整がつかなかった。

 同法案は8月の臨時国会で共同提出し、廃案となった。国民新党は議員数が少なく、単独で法案を提出できない。

 国民新党の亀井久興幹事長は19日、民主党の山岡賢次国対委員長と国会内で会談し、統一会派結成の条件として、(1)凍結法案の早期提出(2)民営化見直し法案の提出(3)参院に郵政民営化問題を扱う特別委員会を設置−を求めた。しかし、山岡氏は「じっくり検討し、態勢を整えよう」と述べるにとどめ、合意に至らなかった。

 このため、両党の統一会派構想は遠のいた形。今後、社民を加えた3党で、民営化の問題点を検証していく。

(2007/09/19 20:26)

590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/20(木) 08:55:48
「衆院選にも政治生命懸ける」=小沢代表が民主幹部に表明
9月19日23時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000214-jij-pol

 民主党の小沢一郎代表は19日夜、都内のイタリア料理店で、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、岡田克也、前原誠司両副代表ら同党幹部と夕食を共にしながら懇談した。出席者によると、小沢氏は「参院選は政治生命を懸けて戦ったんだから、衆院選も同じ気持ちでやる。結束して頑張ろう」と述べ、次期衆院選に向けた結束を訴えた。

591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 09:33:03
民主若手、地元回りに熱 総選挙へ「小沢戦略」
2007年09月21日06時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709200391.html

 自民党が総裁選に忙しいさなかに、民主党の当選1、2回の若手衆院議員が地元回りに励んでいる。足場を固めろという小沢代表の意向を反映したもので、次の総選挙に向け地力強化を狙う。安倍首相の辞任表明で生じた国会空転を契機に、ベテランは東京で政策の「弾込め」を進め、選挙の足腰が弱い若手は身軽にして地元回りを徹底させる――。次の総選挙に政権交代をかける小沢氏の戦略だ。

 民主党は8月末からの一連の人事で、若手は極力ポストに就けず、地元に戻りやすい布陣とした。首相辞任表明の翌13日、安住淳国対委員長代理はさっそく「こんな状況だから地元に帰れ。選挙区優先。とにかく通らないとダメだ。国会対策も今はベテランに任せておけ」と若手らの尻をたたいた。

 その夜、地元入りした三日月大造衆院議員(滋賀3区、当選2回)は14日朝、JR草津駅東口の駅前で「あれ、国会中なのに三日月おるやないか。そうなんです。首相が敵前逃亡、職務放棄で国会が空転してしまった。急きょ、報告に戻って参りました」。

 「ボク、辞める……は無責任の極み」と首相批判のビラも用意。「早く総選挙をやりましょう。民主党が政権をとり、二世三世の坊ちゃん政治、特権政治を改めます」と声を張り上げた。19日に上京したが、21日には地元に戻る「ピンポン生活」だ。

 ほかの若手も同じだ。05年に比例東京ブロックで復活当選した長島昭久衆院議員(当選2回)も20日早朝、地元のJR立川駅前で「誰が自民党総裁になっても同じ。自民党政治の行き詰まりは明白だ。次は我々に政権を任せて」と訴えた。

 19日夜、岡田克也、前原誠司両副代表らとの会合で「次の衆院選も政治生命をかける」と決意表明した小沢氏自身も、参院選のお礼回りを兼ねた地方行脚を10月中旬から再開する。若手の動きには、そんな小沢氏が力説する「日常活動」の効果を実感した影響も大きいようだ。地元回りを重ねる若手の一人は、こう指摘する。

 「浮足だった05年の郵政選挙の二の舞いを演じたくない。1人区を中心に大勝した参院選で、みんな地道な活動が重要だと悟った」

592片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 09:33:33
参院民主、予算へ本腰 官僚の対応も変化
2007年09月21日02時30分
http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709200392.html

 参院民主党が20日、各省庁の幹部を国会内に呼び、初の概算要求ヒアリングをした。参院で与野党の勢力が逆転した状況を踏まえ、政府・与党主導の予算編成にくさびを打つのが狙い。5時間以上かけて「無駄遣い」などを指摘した。

 ヒアリングでは、福山哲郎・参院政審会長が「参院第1党になり、予算審議に非常に強い関心と影響力を持てるようになった」と強調し、出席した官僚らが「野党軽視」しないようくぎを刺した。官僚からは、与党議員に使うことが多い「よろしくお取りはからいください」といった言葉も出たという。

 会場の外では、「これまでの説明者より1、2ランク上」(大塚耕平政審会長代理)の審議官級をはじめ各省庁の官僚数十人が順番待ち。民主党への「根回し先」について情報交換をしたり、民主党議員の顔写真の載った書籍を眺めたり、準備に余念がなかった。

 終了後、大塚氏は記者団に対し、「非常に無駄な項目も含まれていた。参院で予算や税制改正法案が否決されることも十分あり得る。各省が来年の通常国会で円滑な審議を望むなら前向きな対応を期待したい」と語り、ヒアリングでの指摘が来年度予算案に反映されるよう強く求めていく考えを示した。

593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/23(日) 22:58:54
社民県連、事実上容認の姿勢 松浦氏の民主系会派入り 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070923b

 社民党県連(山本喜代宏代表)は22日、秋田市で常任幹事会を開き、松浦大悟参院議員(本県選挙区)の院内会派「民主党・新緑風会・日本」入りを事実上容認する姿勢を確認した。会派入りの環境を整えるよう求めていた連合秋田の提案について「重く受け止める」との結論に達した。これを受けて松浦氏は、「正式な報告を受けてから、会派入りの手続きに入りたい」としている。

 山本代表と石田寛幹事長は今回の決定を、同県連の最終判断としている。会派入りの時期については「社民、民主などの支援を受けて無所属で当選した事実を重く受け止め、時間をかけて本人が判断すること」との考えを示した。今後、同県連の各総支部などに説明し、理解を求める。

 同県連は当初、松浦氏の民主系会派入りに難色を示していたが、連合秋田の工藤雅志会長が今月上旬、「(同じ共闘の枠組みで当選した)鈴木陽悦参院議員と同じ会派で活躍できる環境をつくってはどうか」と提案。山本代表らは、一定の理解を示していた。

(2007/09/23 09:30 更新)

594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 22:42:20
民主党税調:「消費税据え置きのまま年金維持」藤井会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070927k0000m020093000c.html

 民主党税制調査会の藤井裕久会長は26日、毎日新聞のインタビューに応じ、「消費税率5%を据え置いたまま年金を維持できるという民主党税制調査会の大綱を年末にまとめる」と述べた。福田康夫内閣の発足で自民党では消費税増税を排除しない雰囲気が強まっているが、民主党としては増税を認めない姿勢を強調した。

 また、福田首相らが唱える与野党間の税財政協議についても「自民党の呼びかけに応じるつもりは全くない。自民党とどこが違うのかはっきり見ていただきたい」と、年末の税制改正で自民党との違いを鮮明にする考えを示した。

 基礎年金の国庫負担を現行の3分の1から09年度に2分の1に引き上げる財源(約2.5兆円)について、福田首相は自民党総裁選で「消費税を含めた方法を考えることが当然必要になってくる」と述べた。これに対し、藤井会長は「消費税率5%を維持したまま全額を基礎年金に充てることで解決できる」と述べ、当面は消費税率を引き上げる必要はないとの考えを示した。

 消費税を全額年金財源に回せば地方財源が不足するが、藤井会長は「年金保険料の企業負担分がなくなる代わりに、『雇用税』のような形で地方の重要な財源を確保したい」と述べ、企業向けの新税創設に前向きな姿勢を示した。【川口雅浩】

 ■26日、毎日新聞のインタビューに応じた民主党税制調査会の藤井裕久会長との主なやり取りは次の通り。【聞き手・川口雅浩、森山知実】

 −−自民党が求めている税財政協議に応じますか?

 ◆そのつもりは全くない。民主党は(7月の参院選で)有権者がこれだけの議席を与えてくださった。やはり両党が(それぞれ)税制改正大綱を出して、どこが違うのかはっきりさせるべきだ。自民党と事前に協議して、両党で(同じ)税制大綱をつくることはあってはならない。談合と言われるのは明らかだ。「何でも反対」のようなことはやってはならないが、党の基本理念に反するものは絶対に譲らない。

 −−かつて民主党は年金のために消費税率を引き上げるべきだと主張していました。

 ◆岡田克也代表の時は、消費税のうち地方へ回している分を年金財源にはしないという前提で、無理があった。小沢一郎代表の案は、地方に回す分もみんな年金財源にする。国から地方への補助金の規制をなくしたり、年金保険料の企業負担分がなくなる代わりに、『雇用税』のような形で企業に負担してもらい、地方の重要な財源としたい。年金の財源は十分、説明がつく。

 −−消費税率引き上げの必要はないですか?

 ◆小泉政権から、個人所得だけでも定率減税の全廃など大増税しておきながら、さらに増税するのはどうか。基礎年金の国庫負担引き上げも、現行の消費税率5%を維持したまま全額を年金に当てることで解決できる。次の総選挙まではこれでやれる。その次は高齢化率がどうなっているかだが、2〜3年では変わらないと思う。

毎日新聞 2007年9月26日 20時48分

595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 00:01:25
週明けに国会正常化、民主党の戦略は
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070928/20070928-00000063-jnn-pol.html

 国会は週明け、ようやく正常化します。残り短い会期にもかかわらず、参議院で第1党となった民主党は、多くの法案を国会に提出する準備を進めています。政権交代を見定めた小沢代表の戦略に迫ります

 26日、いつもより厳しい表情を見せる小沢代表の姿がありました。党の政策決定機関「次の内閣」で挨拶を促され、こう言いました。

 「では、小沢代表からお話を・・・」
 「ありません。テーマをやったあとで話がありますから」(民主党 小沢一郎 代表)

 この後、小沢代表は、参院選でマニフェストで示した3つの約束すべての法案化を10月中旬までという期限をつけて指示しました。「約束した法案を提出しなければ民主党の信用は地に落ちる」。その強い調子に出席者は圧倒されたと言います。

 民主党は野党が過半数を占めた参議院で独自法案を可決し、衆議院へ送り、与党にプレッシャーをかける「参院先議」の戦略を描いていますが、当初、政策の法案化は3段階に分けて行う方針でした。しかし、歯車が回るスピードは、突然、速まりました。

 「民主党とはいろいろと協議したい」(福田首相の就任会見)

 福田総理の姿勢に民主党は警戒感を強めています。

 「非常に我々の政策に似通ってきて、私は『抱きつき戦略』と言っているのですが、それなら我々の中で(首相の)所信表明演説の前に、我々の法案を出しておこうと。お互いがお互いの政策で国会の場で戦うんだということをはっきりと表明しようと」(民主党 福山哲郎 政調会長代理)

 菅代表代行は、小沢代表の思いをこう代弁しました。

 「参議院選挙で示したマニフェストは案ではないんだと。これから議論する段階ではないんだと。約束なんだと。中途半端な福田内閣であるからこそ、“小沢内閣”ができた時には、こういうことをやるんだという全体像を示すことが、今、特に重要だと」(民主党 菅 直人 代表代行)

 民主党は28日午後、障害者自立支援法改正案を参議院に提出。そのほかにも法案化を目指す政策が列をなしてその時を待っている状態です。

 小沢代表は28日、来週の肝炎対策法案提出を前に、肝炎訴訟原告団と面会しました。

 「少なくとも参院では通ることは間違いない」(民主党 小沢一郎 代表)

 実際に法案提出者として答弁することになる参院側には、あまりの法案の多さに慎重な声もありますが、小沢代表は攻勢の手を緩めません。それぞれの法案担当者を指さしながら、「できるか、できるか」と確認していきました。

 「法案の形で提案し、それを参議院では可決できるわけですから、自民・公明がどう判断するか。そして、その自・公の判断を主権者たる国民がどう判断するか」(民主党 小沢一郎 代表)

 民意で制した参議院で可決する数々の法案を持って、政府・与党を揺さぶる戦略で早期の解散・総選挙に追い込む。小沢代表は、法案提出の波状攻撃で政権交代への道を開こうとしています。(28日17:33)

[28日22時53分更新]

596片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 12:39:09
民主 国民新党に関係の修復を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/04/k20071004000014.html

郵政民営化を見直すための法案の提出をめぐって、国民新党が民主党との協力関係を凍結したことについて、民主党では、次の衆議院選挙での選挙協力への影響を懸念する意見も出ていることから、執行部は国民新党に関係修復に向けた協議を呼びかける方針です。
国民新党は、3日、郵政民営化を見直すための法案の共同提出をめぐって民主党側から明確な回答がないとして、民主党との協力関係を凍結することを決めました。これについて、民主党内では、次の衆議院選挙で政権交代を実現するには野党間の結束が不可欠であり、こうした事態が長引けば選挙協力に影響するのではないかという懸念が出ています。また、今回の問題について、社民党の福島党首が「民主党が、国民新党に対し、法案の共同提出に応じる条件として統一会派の結成をあげたことに問題があったのではないか」と民主党に批判的な考えを示すなど、波紋も広がっています。このため、民主党では、山岡国会対策委員長が国民新党の亀井静香代表代行に協議を呼びかけるなど、関係修復に向けた動きが出ています。ただ、関係の修復には、国民新党が郵政民営化を見直すための法案の共同提出が必要だとしているのに対し、民主党内には民営化見直しに慎重な意見も強く、完全な関係修復までには曲折があることも予想されます。

597片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 23:38:00
違い強調に躍起の民主党/「話し合い路線」に警戒感
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071003.html

 民主党は三日、福田康夫首相の所信表明に対する代表質問で政府との本格的な論戦をスタートさせた。民主党との話し合い路線を模索する福田内閣に警戒感を強め、政府、与党との政策の違いを強調するのに躍起だ。小沢一郎代表は次期衆院選に向けて、党の政策策定を急がせた。ただ足元には国民新党の共闘凍結という不安材料も抱え込んだ。

 「いくら民主党に擦り寄っても、顔触れやあいまいな政策を見れば、急場しのぎの暫定政権であることは明白だ」。代表質問に立った鳩山由紀夫幹事長は、民主党と同じ「自立と共生」を掲げる首相の基本路線を強く批判した。

 首相は自民党総裁選で高齢者医療費の負担増凍結や障害者自立支援法の見直しなど野党が主張する政策を取り込んだ。民主党内には「政策の違いを不鮮明にしようとする与党の戦略」(党幹部)との懸念が出ていた。

 鳩山氏は代表質問で、高齢者医療費負担増凍結については「首相の所信(表明)に入っていなかった」と指摘する一方、民主党が既に障害者自立支援法改正案を提出したことを強調。参院選で掲げた公約「小沢マニフェスト」こそ「自立と共生」だと訴えた。

 一方、小沢氏は三日午前、神本美恵子「次の内閣」子ども担当相を党本部に呼び、「子ども手当」を支給するための法案について「しっかりやるように」と早期の取りまとめを指示した。「子ども手当」は「小沢マニフェスト」の重要な柱。小沢氏は幹部らに「民主党の行動を国民は注目している」と繰り返す。国民生活に関係する法案を参院で可決することが、国民の支持を得る正攻法だとの考えだ。

 「政権は当然、われわれが取る」。小沢氏は一日、表敬に訪れ、参院選勝利を祝福したベトナムのカップ駐日大使に、こう応じた。周辺は「小沢氏は全身全霊で政権を取りにいっている」と決意の固さを語る。

 ただ、民主党が順風満帆というわけでもない。三日には国民新党が郵政民営化見直しをめぐり民主党への不信感を高め「共闘凍結」を通告した。亀井静香代表代行は「民主党が参院で法案をどんどん可決すると言っても、共産党に協調を求めなければできない」と揺さぶる。一方、小沢氏も国民新党の一連の行動には強い不快感を持っているとされ、野党内の火種となりかねない状況だ。

598片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 18:18:47
衆院選に向け行脚再開へ 各国大使は“小沢詣で”
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007100601000325_Politics.html

 民主党の小沢一郎代表は次期衆院選での単独過半数獲得を目指し今月下旬から全国行脚を開始する。先の参院選では改選1人区を中心に回り地方重視の姿勢を示して圧勝。衆院選でもその再現を狙う。一方、参院の首相指名選挙で勝った「参院首相」の考えを探ろうと各国の駐日大使らの“小沢詣で”が相次いでいる。

 「全国行脚でまた寄らせてもらいますから、よろしく」。小沢氏は5日の全国幹事長・選挙対策責任者会議で“宣言”した。

 小沢氏は、小泉、安倍両内閣が進めた改革路線で地方の自民党支持基盤が壊れたと判断。小沢民主党のさらなる売り込みを図る。

 「選挙区で地べたをはいずり回って戦えば比例票も出てくる」。小沢氏は小選挙区重視の狙いをこう説明する。

 その小沢氏の下には各国の駐日大使から面会の予約が絶えない。5日にはロシアと韓国の大使が表敬、海上自衛隊によるインド洋上での給油問題や対中国関係に関して質問攻めにした。

599片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/10(水) 06:36:20
年金第1ラウンド 舛添厚労相は長妻氏に防戦一方【衆院予算委】
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071009/plc0710092214011-n1.htm

 福田内閣の発足後初となる9日の衆院予算委員会は、注目閣僚の舛添要一厚生労働相と「ミスター年金」のニックネームを持つ民主党の長妻昭政調会長代理が初対決し、年金問題をめぐり火花を散らした。論戦は、長妻氏が押し気味で、舛添氏からはいつものような歯切れの良い答弁は聞かれなかった。

 「舛添大臣にはがっかりした。いまの答弁は」。先制パンチを見舞ったのは長妻氏だ。

 厚生年金や国民年金の未申請者数の質問に、舛添氏が「私も何とかできないかと思ってみたが、いまの(社保庁の)レガシーシステムではどうしても出てこない」と答弁したことに噛み付いた。

 長妻氏は「現場のコンピューター担当の人に聞くと、『一定の条件を作れば出せます』と言っている。ぜひ、現場をきちんと見て出すと言ってもらいたい。大変な数になったらどうするのか」と畳みかけ、舛添氏から「今プログラムの修正作業を指示したところだ。ほぼ1カ月ぐらいの修正が加われば数字が出る」との答弁を引き出した。


 差し込まれた舛添氏は、増田寛也総務相への質問にもかかわらず、増田氏を遮る形で答弁に立ち、「社会保険庁に対する不信感がここまで国民の間で広がっている。これは全く私も同じ認識を持っている。ずっと、党の中で長妻議員と同じように追及してきたことで、本当に不信感がある。この前私が提言したのは…」と、自身の実績を強調しようとの作戦に出たが、野党席からのブーイングに遭い、あえなく発言を途中で引っ込める一幕も。

 その後も、福田康夫首相への質問に、首相に代わって答弁を行ったが、長妻氏に「総理に聞いている」と抗議されると、「そこまで、まず、では、ご説明を申し上げます…」と説明を途中で終わり、いつものような明解さは影を潜めた。

 これに対し、長妻氏は「国民の義務として保険料を払っているのに、きちんと管理してくれない。右手に領収書をしっかり握りしめていないと、どこかに消えてしまう恐れがある非常に冷たい政府だ」などと、いつものようにバッサリ。“年金第1ラウンド”は長妻氏に軍配が上がったようだ。

600片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/10(水) 11:27:41
郵政見直し、共同提出へ最終調整=国民新と統一会派目指す−民主
10月9日23時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071009-00000191-jij-pol

 民主党は9日、国民新党が求めている郵政民営化見直し法案の参院への共同提出に応じる方向で最終調整に入った。国民新党の亀井静香代表代行は、民主党が共同提出を受け入れれば、参院で統一会派を結成する考えを示しており、両党の統一会派が今国会で実現する可能性も出てきた。

601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/11(木) 19:55:12
「ISAF参加は民生中心で、治安維持には疑問」と小沢氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071010ia23.htm

 民主党の小沢代表は10日の記者会見で、党機関紙などで提唱したアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への参加について「ISAFには民生活動が入っている。今、主力をなしている治安維持活動には非常に疑問がある」と述べ、民生支援を中心とすべきだとの考えを示した。

 ISAF参加に党内から異論が出ていることについては、昨年12月に決定した「政権政策の基本方針」や参院選公約で「国連の平和活動に積極的に参加する」と明記していることを強調し、「みんなで多数で決めたことは、党の方針に従って行動しなければ党人ではない。どうしても嫌だと言うなら、離党するしかない」と述べた。

 一方、同党の前原誠司副代表は10日夜、都内で開かれたパネルディスカッションで「テロ対策特別措置法や対テロ作戦について党内で意見集約をしていない」と述べ、党の方針は決まっていないとの考えを示した。

 小沢氏が主導する野党共闘への影響も出ている。社民党の福島党首は10日の記者会見で「小沢代表の見解は違憲だ。今はテロ特措法や新法で野党が結束して情報公開を迫る段階なのに、なぜこういう主張なのか理解できない」と批判した。

(2007年10月10日22時7分 読売新聞)

602片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/11(木) 20:57:40
民主と国民新、参院で統一会派
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071011AT3S1002A10102007.html

 民主、国民新両党は10日、来週にも参院で統一会派を結成することで基本合意した。民主は国民新が求めてきた郵政民営化見直し法案の参院への共同提出に応じる。国民新党内の「独自性が失われる」との懸念にも配慮し、両党間で政策などについて定期的に話し合う協議会を設ける。

 新会派は119議席と現在の参院民主会派より4議席増え、過半数に迫ることになる。

603片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/11(木) 23:48:50
対決姿勢強める民主/重厚布陣で攻勢
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071010.html

 民主党は十日の衆院予算委員会で、菅直人代表代行ら三人の代表経験者と、耐震偽装問題で活躍した馬淵澄夫氏を質問者に立て、福田康夫首相に攻勢をかけた。「本気で戦う決意を示す」(幹部)布陣で、首相の「政治とカネ」をめぐる疑惑も追及。高支持率でスタートした福田内閣が安倍前内閣と本質的に変わっていないと印象づける戦略で、首相は防戦に追われた。

 「今もって閣僚から政治とカネの問題が出てくる」。馬淵氏はテレビ中継を意識し、閣僚にまつわる疑惑を一覧表にしたパネルを掲げて質問。首相の選挙区支部の会計責任者がオーナーを務める、国と請負契約を結んでいる企業から同支部が多額の寄付を受けていた「新事実」を徹底追及した。

 馬淵氏は、民主党が閣僚の不祥事調査を目的に松岡利勝元農相の追及チームを衣替えして発足させた「疑惑追及チーム」のメンバー。約一週間前から首相の地元である群馬県高崎市などに入り、予算委でぶつける材料を周到に仕込んでいた。

 「国の仕事をしているのは知らなかった」と首相が釈明すると、馬淵氏は「会計責任者の行動もミスだと言い逃れできるのなら、何をやっても『私は知らない』で通るということだ」と批判。首相は「与野党が協力し、いい政治を実現するよう努力しよう」と呼び掛け、はぐらかすのがやっとだった。

 岡田克也副代表は政治資金透明化策を取り上げた。首相が前日に続き「政治活動の自由」をたてに、民主党が主張する一円以上の全領収書公開に難色を示すと、「なぜ駄目なのか理解できない。自民党に合意いただけなければ、次の総選挙で有権者に判断していただくことになる」と“脅し文句”をぶつけた。

 菅氏はインド洋での海上自衛隊による給油活動をめぐるイラク戦争への転用疑惑を追及、前原誠司副代表はダム工事などの公共事業の無駄を指摘した。参院での与野党逆転を踏まえ、低姿勢を心掛けてきた首相も激しい攻勢にいら立ちを隠しきれない様子だった。

 防衛省が米補給艦への給油量を約四倍に訂正した問題で、首相に官房長官時代の発言を撤回・陳謝させた菅氏は「六年間うそで塗り固めた首相の説明で国民が納得するかどうかだ」と記者団に強調、給油継続反対の世論につながることに期待を示した。

 小沢一郎代表も十日夜の若手衆院議員との会合で、馬淵氏が指摘した首相の選挙区支部の疑惑に触れ「あいつは自分が攻められると弱いな」と満足そうに漏らした。

604片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 11:53:16
異論続々も“剛腕”小沢「イヤなら離党」波紋
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101108_all.html

「剛腕」らしい発言が出た小沢氏。前原氏(右)らはどうする
 民主党の小沢一郎代表は10日、党機関誌などで提唱したアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への参加について党内若手などから異論が出ていることについて、「イヤなら離党する以外にない」と断言した。小沢氏としては政党政治における“正論”を述べた形のようだが、今後の党内対立の火種にもなりそうだ。

 「多数で決めたことは党の方針に従って行動しなければ党人ではない。イヤなら離党する以外ない」。小沢氏は10日の記者会見で、きっぱりと言い放った。

 問題となっているのは、小沢氏が今月に入って党機関誌や月刊誌で、海上自衛隊へのインド洋での給油活動に反対する一方、ISAFへ武力行使も含めて参加する考えを示したことだ。

 政府・与党から「武力行使は憲法からして認められない」(石破茂防衛相)と批判が出る一方、民主党内からも「党内で決めた事実は確認していない」(枝野幸男元政調会長)などと反対の声が起きていた。

 民主党の前原誠司元代表は同日夜、都内のホテルで開かれた公開討論会で「正直、小沢代表と私の認識は違う。党内で意見集約はまだだ」としたうえで、「旧民主党の議員には小沢代表の考え方に違和感を覚える人間はかなりいる」と公然と異論を唱えた。

 社民党の福島瑞穂党首も同日の会見で「小沢氏の見解は違憲だ」と批判した。

 ただ、小沢氏も「ISAFの主力の治安維持には非常に疑問を持っている。何より生活が安定することが大切だ」と軍事部門への直接参加には慎重な姿勢を示すなど、今後の議論の余地は残している。

 それだけに、前原氏も「党として決まったときにはみんなで従うべきだ」とも発言、福島氏も「インド洋での給油新法反対や格差是正などやることはたくさんある。そのことは変わらない」と野党共闘への影響はないとの認識を示した。

 民主党有力筋は「小沢氏の方針に反対の議員はいるだろうが、小沢氏としても手順を踏んで党内議論をしていくはず。参院選で大勝し政権交代が間近なだけに、党を割るような議員はでないだろう」というが、枝野氏らの動きが注目される。

ZAKZAK 2007/10/11

605片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 20:34:56
国民新党:民主党との統一会派は先送り
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071013k0000m010055000c.html

 国民新党は12日、総会を開き民主党との統一会派結成について協議したが、参院側から異論が出たためまとまらず、結論を先送りした。

 民主党が統一会派結成を求めたのに対し、国民新党側は郵政民営化見直し法案の共同提出を条件としていた。同日、両党が郵政民営化見直し法案の提出で合意したため、国民新党は統一会派を結成する方向で総会で協議したが、参院側から「政策判断などで党の独自性が維持できない」などと異論が出て、今後さらに協議を続けることになった。

 両党が提出で合意した郵政民営化見直し法案は、政府が保有する持ち株会社「日本郵政」の株式売却と、日本郵政保有のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の株式売却を、いずれも3年間凍結する内容。ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険のサービスの公平な提供に向けた見直しも定める。【大貫智子】

毎日新聞 2007年10月12日 19時46分

606片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/13(土) 02:03:16
郵政民営化見直し法案 民主、国民新と提出へ
2007年10月13日01時50分
http://www.asahi.com/politics/update/1013/TKY200710120346.html

 民主党は12日、国民新党が求めている今国会への郵政民営化見直し法案の共同提出に、応じることを決めた。両党の参院での統一会派構想が9月に不調に終わり、調整が難航していたが、小沢代表の指示で民主党が対応を軟化させた。これを受け、国民新党は野党共闘の凍結を解除し、統一会派に向けた協議も再開する方針だ。

 法案は、今月からの郵政民営化で全国での公平なサービス提供に支障が出るかどうかを検討したうえで必要な見直しをし、その間は政府が保有する持ち株会社の日本郵政の株式売却を禁じる内容。

 民主党の総務金融部門合同会議に、国民新党の長谷川憲正副幹事長が出席し、法案の骨子を説明。原口一博「次の内閣」総務相が「国民の郵政事業における権利を保障するための骨子は共有できる。小沢代表から国民新党案を最短コースでまとめてくれと言われている」と述べ、共同提案が了承された。

 原口氏は、法案を野党多数の参院に早期に提出する意向も表明。長谷川氏は統一会派構想について「当然いい方向に進むだろう」と語った。民主党の鳩山由紀夫幹事長も記者会見で、「統一会派の方向に進むきっかけになる」と語り、週明けに両党幹事長間で協議する考えを示した。

 参院では、民主党と新党日本の統一会派所属議員が計115人。4人の国民新党とも統一会派を組むと、過半数の122人まであと3人となる。

607片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/13(土) 14:00:20
ウオッチ福田・小沢:小沢氏、本気の「決戦」 「どうしても嫌なら離党するしか」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071013ddm005010143000c.html

 「衆院選挙は、最終の決戦の場だと私は認識している」。11日、東京都内で開かれた連合定期大会で、民主党の小沢一郎代表は一言ずつ口を引き結びながら、政権交代への決意を語った。

 小沢氏は91年6月に心臓病で倒れて以来健康不安を抱え、代表就任後の昨年9月にも入院した。参院選の際も敗北したら議員辞職する意向を示した。今回の「最終決戦」発言に対して、小沢氏は本気で思い詰めている、というのが党内の受け止め方だ。

 福田政権が発足した翌日の9月26日。小沢氏はほとんど出席したことがない「次の内閣」会議に出席し、突然「マニフェストで法案にできるものは10月12日までに全部まとめろ」と発言した。次々と担当閣僚を名指しして法案の進行状況をチェックした。出席者の一人は「鬼気迫るものを感じた」という。

 「ほんの一部、違う意見を言う人もいるかな。どうしても嫌なら離党するしかない」

 10日の会見で、自らが主張するアフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)参加について、党内に異論があることを問われると、小沢氏は感情をあらわにした。

 その夜、小沢氏は都内の中華料理店で衆院2、3回生の若手との懇親会に出席した。酒席は中座することが多いが、約1時間半、すべてのテーブルを回って出席者にビールをついだ。

 しかし党内には小沢氏の決意に対して「焦りすぎだ」と、違和感を抱く中堅・若手議員もいる。政権交代を意識するあまり与党との対決姿勢を強調するのは得策ではないとの意見がくすぶる。

 小沢氏は長島昭久衆院議員にビールをつぎ、語りかけた。「(新テロ対策特別措置法の対案を)しっかりまとめれば、(師弟の)杯くらいは交わしてやるよ」

 長島氏はISAF参加論に疑問を呈した前原誠司副代表と近い。小沢氏は最終決戦を前に「ほんの一部」の異論も気になっている。

 ◇福田氏「低姿勢疲れ」も

 今週の福田康夫首相は衆院の予算委、決算行政監視委と3日半も委員会の答弁席に座った。

 10日の予算委。首相は官房長官時代の03年、海上自衛隊から米補給艦への給油量について誤った答弁をし、これに関して民主党の菅直人代表代行から詰め寄られた。

 首相は「情報を間違って入手した。おわび申し上げなければならない」と陳謝し、「おわび」を3度も繰り返す平身低頭ぶりを見せた。

 一方、同党の馬淵澄夫氏の質問に対しては態度が変わった。同氏は首相の父・福田赳夫元首相が口にした「政治は最高の道徳」を持ち出しながら、首相自身の「政治とカネ」問題を追及した。

 「不正をすると考えるのなら、政治家なんかやってませんよ」

 「『政治とカネ』の問題は野党にもある。まあ、ひとつ協力していい政治を実現するよう努力しましょう」。執拗(しつよう)な追及に最後は吐き捨てるような口調になった。

 首相は官房長官時代、しばしば言動に頑固さや気の短さも見せた。今週はさすがに「低姿勢疲れ」をのぞかせる場面もあった。

 12日、決算行政委での田中真紀子元外相との質疑では、田中氏の「安倍・康夫内閣だ」などの挑発に乗ることもなく、「そのくらいお分かりになるでしょ?」などといなす場面もあった。

 対決を終えた両者の感想はこうである。

 首相「やっぱり元気いいですね。本当、たじたじでしたよ。以上」

 田中氏「抱きついて、足をバーンとけり上げる。そういうタイプの方ですよ。ああいう逃げ方をしている時は、あの方は結構、興奮状態にあると思った方がよろしいと思います」=毎週土曜日掲載

毎日新聞 2007年10月13日 東京朝刊

608片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/14(日) 00:50:54
ISAF「嫌なら離党せよ」、小沢発言の波紋広がる
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071013ia23.htm

 民主党の小沢代表が、日本がアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の活動に参加することの是非を巡り「どうしても嫌だと言うなら離党するしかない」と発言したことが波紋を広げている。

 インド洋での海上自衛隊の給油活動の継続を巡る国会論戦で攻勢に出ているだけに、執行部は「内輪もめ」を回避しようと火消しに懸命だ。

 小沢氏の発言は10日の記者会見で飛び出した。鳩山幹事長は12日の記者会見で「言葉が過ぎたかもしれない」とした上で、「ISAFへの参加が嫌なら離党しろと言ったわけではない。(昨年12月に決めた)『政権政策の基本方針』に納得できないなら党議に反するということだ」と説明した。

 執行部は「ISAF参加は小沢氏の個人的見解で、『離党発言』は国連の平和活動への積極参加を掲げた『政権政策の基本方針』の尊重を求めたもの」との説明で沈静化を図る考えだ。

 ISAF参加を巡っては党内に「(憲法で禁じられた)国権の発動にあたらないというのは無理がある」(枝野幸男・元政調会長)などの異論がある。国連中心主義についても「安保理常任理事国の中国やロシアが『うん』と言ったり棄権したものしか安全保障的な動きができない」(前原誠司副代表)との意見がある。

 「政権政策の基本方針」にしても、国連活動へ積極参加する主体が自衛隊なのか、小沢氏の持論である自衛隊とは別の「国連待機部隊」なのか、具体的言及がない。党内では「これまで路線対立を恐れて、安全保障政策を詰めずに来たツケだ」との指摘もある。

 小沢氏が新進党党首だった当時、政策理念の「純化路線」で党分裂・解党を招いた経緯があることから、「また小沢氏の『病気』が出た」(当時を知るベテラン議員)とのぼやきも漏れる。若手参院議員は「選挙で公認を外されかねない。下手なことは言えない雰囲気だ」と警戒感をにじませた。

(2007年10月13日23時43分 読売新聞)

609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/15(月) 01:41:30
民主 統一会派へ柔軟な対応
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/14/k20071014000132.html

民主党の鳩山幹事長は和歌山市で記者会見し、参議院で国民新党との統一会派を実現するため、国民新党が求めている条件には柔軟に対応したいという考えを示しました。
この中で鳩山幹事長は、参議院での統一会派問題を協議するため、国民新党の亀井久興幹事長と16日に会談することを明らかにし、「民主党と国民新党で過半数に近い議席を得れば、国民が期待する政治を作り出せる」と述べました。そのうえで、鳩山氏は、国民新党が統一会派を組む条件として、郵政民営化を見直す法案の国会への共同提出に民主党が応じることや、法案の賛否で異なる対応を容認するよう求めていることについて、「統一会派なので同じ行動を期待したいが、1つの政党ではない。すべて同じ行動をとこだわる必要はない」と述べ、国民新党の要求には柔軟に対応したいという考えを示しました。また、鳩山氏は、自民・公明両党の作業チームが、政治資金の透明化策をめぐり、すべての支出について領収書を公開することで合意したことに関連し、「公開の方法は決まっておらず、後ろ向きな部分が見え隠れしている。国民には民主党と自民・公明の違いを見てほしい」と述べました。

610片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/19(金) 21:26:08
「立法府が初めて官僚支配から脱した」 小沢代表が講演
2007年10月19日20時35分
http://www.asahi.com/politics/update/1019/TKY200710190422.html

 民主党の小沢代表は19日、京大大学院で「民主主義」をテーマに講演した。与野党の勢力が逆転した参院で「年金保険料流用禁止法案」など同党提出法案が可決する可能性が高まった状況を受け、「立法府が初めて官僚支配から脱した。これまで日本では役人が法律を作ってきたが、そうでない事態が起こりつつある」と指摘。政権交代の意義を強調した。

 学生から「マニフェスト(政権公約)はもっとポイントを絞ってはどうか」との質問もあり、小沢氏は「その通りだ。僕もそう思って党には指示している」と応じた。

611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 23:24:17
新テロ法案対案、自衛隊派遣盛り込まずと民主・鳩山氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071022ia23.htm

 民主党の鳩山幹事長は22日の都内での講演で、新テロ対策特別措置法案への党の対案作りに関連し、「自衛隊が(アフガニスタンに)行って何人かでも命を落とすようなことがあった時、この政策が間違っていたと大きな批判の嵐が生まれることは間違いない」と述べ、対案に自衛隊派遣は盛り込まない考えを示した。

 そのうえで、「民生的、地域復興的な部分で、危険に極力さらされない行動に限定されるべきだ」と語った。

 鳩山氏はまた、財政再建について、「財政再建至上主義で本当にいいのか。パイが小さい中で国民の暮らしがどんどん良くなるとはとても思えない。積極経済の道も大いに議論しなければいけない」と述べた。

(2007年10月22日22時8分 読売新聞)

612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/23(火) 14:41:04
民主・国民新が統一会派、郵政民営化見直し法案を参院提出
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071023i205.htm?from=main2

 民主党の小沢代表と国民新党の綿貫民輔代表は23日、国会内で党首会談を行い、参院で統一会派を結成することで正式合意した。

 その後、参院事務局に届け出た。これに先立ち、民主、社民、国民新党の3党は、国民新党がまとめた郵政民営化見直し法案を参院に共同で提出した。

 参院の民主党は115人、国民新党は4人で、統一会派は119人となり、過半数の122に迫る。民主党の鳩山幹事長は23日午前、記者団に「過半数に近い議席数を得て、民主党と国民新党で参院をしっかりリードしていける体制になった」と語った。

 統一会派は小沢代表が参院選後の今年8月、綿貫代表に打診した。国民新党側には「独自性が失われる」との慎重論もあったが、「統一会派を組まなければ、党是の郵政民営化見直し法案を国会に提出できない」(亀井久興幹事長)として、受け入れた。

 同法案は郵便、郵便貯金、簡易保険の郵政3事業の一体経営を堅持するため、持ち株会社の日本郵政などの株式売買を凍結する内容で、郵政民営化の見直しを求める規定も盛り込んだ。

(2007年10月23日13時37分 読売新聞)

613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/25(木) 00:01:25
薬害肝炎で民主が攻勢 菅氏前面に追及
2007年10月23日21時53分
http://www.asahi.com/politics/update/1023/TKY200710230388.html

 厚生労働省と製薬会社が血液製剤でC型肝炎に感染した患者を把握しながら本人に知らせなかった問題で、民主党が政府への攻勢を強めている。24日の衆院厚生労働委員会の一般質疑に、厚相時代に「薬害エイズ」事件を追及した菅直人代表代行を投入、国の不作為の責任や舛添厚労相の監督責任を追及する。同党は自衛隊の隠蔽(いんぺい)問題に並ぶ「情報隠し」と位置づけ、集中審議や参考人招致を求めるなど徹底追及の構えだ。

 「(厚労省には)薬害エイズの教訓を逆にとらえ、今度は徹底的に隠すんだという姿勢が見えてならない」

 菅氏は23日、厚労省の地下倉庫を視察に訪れ、記者団に語った。同省が持っていないとしていた患者のイニシャルなど個人情報の載ったファイルが、菅氏が舛添氏に真相解明を提案した19日夜になって地下倉庫から発見された。「話が出来すぎている」と菅氏は語る。

 同党は、ファイル発見前の16日の参院予算委で、同党の福山哲郎参院政審会長の質問に、舛添氏が「誰だと個人名を特定できる情報を持っていない」と答弁していたことを問題視。監督責任を追及する構えだ。

 福山氏は23日、記者団に「この問題は防衛省と構造が全く同じだ。舛添氏は答弁をやり直し、なぜああいう答弁になったか明らかにすべきだ」と語り、参院予算委員会での集中審議を求める考えを明らかにした。

614片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/28(日) 17:11:00
1人区新人が勉強会 参院民主、存在感発揮か
2007年10月28日 16時25分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007102801000225.html

 先の参院選の改選1人区で数多く当選し、与野党逆転の象徴となった民主党会派の新人議員らが政策勉強会「1人区の会」(仮称)をこのほど発足させた。2005年の「郵政選挙」で当選した自民党の衆院当選1回生が「83会」を結成して注目されたように、民主党内で一定の存在感を発揮する可能性もある。

 石川選挙区の一川保夫参院議員が座長となり、民主党公認と無所属で当選した計17人のほか、国民新党の亀井亜紀子氏にも参加を呼び掛ける。一川氏ら衆院議員経験者による「新人教育」の場という側面もある。

 小沢一郎代表ら党幹部や外部有識者を講師に勉強会を開くほか、参院選の勝因にもなった「地方重視」を前面に掲げ、各選挙区の「シャッター商店街」や農山漁村を相互視察するなどして、それぞれの地盤を固める。

(共同)

615片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/28(日) 23:23:09
碁盤の「2大政党対決」は小沢氏が圧勝 与謝野氏下す
2007年10月28日19時07分
http://www.asahi.com/politics/update/1028/TKY200710280093.html

 民主党の小沢代表と自民党の与謝野馨前官房長官が28日、東京都内のホテルで囲碁の公開対局を行った。結果は、小沢氏が15目半の差をつけて圧勝。政権交代への「布石」を打ち続ける小沢氏が、碁盤の上の「2大政党対決」を制した。

 アマ7段と政界きっての腕前を持つ与謝野氏に、5年ほど前から本格的に始めたという小沢氏がハンディなしに挑んだ。序盤は与謝野氏が優位に立ったが、中盤から小沢氏が逆転。粘る与謝野氏との間で一進一退の攻防が続き、対局は予定時間を大幅にオーバーする2時間半に及んだ。

 与謝野氏は官房長官時代の記者会見で「囲碁の世界では私が小沢さんを指導している」と胸を張っていたが、対局後には「小沢氏は碁が変わった。ぜひ雪辱戦を」。小沢氏は「勝たせてもらって大変感謝している。またそのうちにやりましょう」とご満悦だった。

616片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/29(月) 01:24:48
地方シフト転換進まず 都市型政策手薄 民主に不安感 
2007年10月28日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007102802059906.html

 民主党内で、次期衆院選のカギを握る都市部向けの政策が手薄として不安視する声が上がっている。

 民主党は躍進を果たした七月の参院選で、農村部が多い改選数一の選挙区が勝敗を分けるとの判断から、農家に対する戸別所得補償、地方が自由に使える一括交付金など、地方に比重を置いたマニフェストを作成。参院選後もこれらの法案化を積極的に進めている。

 ただ、次期衆院選は、参院選で一人区だった県にある小選挙区は、全体の三分の一の百五選挙区にすぎない。「都市部が勝敗を分ける」(民主党関係者)というのが党内でほぼ共通認識だ。

 民主党はもともと都市型政党といわれるが、二〇〇五年の前回衆院選では、東京都の二十五選挙区で勝利したのは菅直人代表代行(18区)だけという惨敗を喫した。決して楽観できないのだ。

 このため党内には「都市部を重視した政策を打ち出さないといけない。参院選マニフェストのままでは危うい」(中堅)との懸念が広がっている。

 ところが、現実問題として、都市部に浸透する政策は「なかなか見当たらない」(別の党関係者)。道路特定財源である揮発油税の税率を引き下げ、ガソリン価格を下げるなどのアイデアも浮かんではいるものの、党内で意見統一ができていない。都市部向けの政策づくりへ、本格的な党内議論も始まっていない。

 小沢一郎代表は衆院選に向けた全国行脚の第一弾として二十三日に札幌市、二十四日に大阪市を訪れた。

 自民党からは「都市に重点を移し始めている」(森派幹部)と警戒する声が上がるが、政策面では当面、暗中模索が続きそうだ。 

  (竹内洋一)

617片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 12:42:46
首相、小沢氏と会談 補給支援法案へ協力要請
2007年10月30日12時22分
http://www.asahi.com/politics/update/1030/TKY200710300125.html

 福田首相と民主党の小沢代表が30日午前、国会内で会談した。11月1日に海上自衛隊の給油活動が期限切れを迎えることから、首相は活動を延長するための補給支援特措法案の成立に向けて理解を求めた。小沢氏は「協力できるところは協力する」と応じたが、特措法案には賛成できない考えを改めて強調した。会期末を11月10日に控え、逆転国会下での与野党の接点を探る会談。歩み寄りはなかったが、早ければ11月2日にも再会談することで一致した。



党首会談に臨む小沢民主党代表(左)と福田首相=30日午前10時すぎ、国会内で

 両党首による会談は初めてで、首相側から持ちかけた。また、31日に予定されていた2人の党首討論は中止となった。

 会談後、首相は官邸で記者団に「今日のところは残念ながらまとまらなかった。立場が違う。急にまとまったら、今まで何をしていたのかという話になる。何回かお願いしていくしかない」と述べ、今後の話し合いになお期待する考えを示した。国会の会期延長や衆院解散・総選挙については話題にならなかった、とも説明した。

 会談は冒頭の5分間だけ、両党の幹事長と国会対策委員長が同席。その後、1時間15分にわたって2人きりで行われた。首相は給油活動を続けることは重要だと説き、特措法案の今国会成立に協力を要請。これに対し、小沢氏は「一般論として、協力できることは協力する。それは当然のことだが、特措法案については認められない。自衛隊の海外派遣は国連の活動の枠内でしか許されない」と主張した。

 首相は、逆転国会を運営するため、与野党間や政府・野党間の協議機関の設置についても提案したが、小沢氏は「原理原則があるので曲げることはできない」と拒否したという。また、再会談することを持ちかけた首相に対し、小沢氏も「首相の要請であれば」と応じる考えを示した。

 会談後、小沢氏は記者団に「年金などいろんなことについて意見交換した。解散・総選挙の話はしていない」と説明。会談に応じたことについては「一国の総理に言われたからダメと言うわけにはいかない。可能な限り応じるようにしたい」と語った。

 会談に先立ち、自民党は30日朝、国会内で臨時役員会を開き、伊吹文明幹事長が会談に至った経緯を説明した。この中で伊吹氏は(1)小沢氏が特措法成立と引き換えに解散・総選挙を迫っても受けない(2)自民、民主両党の大連立を持ちかけられても乗らない――の2点について「首相にクギを刺している」と語った。その後、伊吹氏は公明党の北側一雄幹事長にも「国益と特措法案に限って小沢氏と話す」と説明した。

618片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 18:08:18
新テロ法案で総理・小沢氏直接会談するも合意至らず
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071030/20071030-00000015-ann-pol.html

 福田総理大臣と民主党の小沢代表による初めての党首会談が行われました。会談は1時間15分に及びましたが、新テロ特措法案をめぐって、合意点は見いだせませんでした。

 福田総理大臣:「テロ新法の問題を協力願えないか事情をお話しして、お願いをした。きょうのところは、まとまらなかった」
 民主党・小沢代表:「(新テロ特措法案は)認められない。(自衛隊の海外派遣は)きちんとした国連の活動枠内しか許されない」
 会談は冒頭、両党の幹事長と国対委員長が同席していましたが、まもなく退席し、その後は、福田総理と小沢代表2人きりの会談になりました。このなかで、福田総理は、新テロ特措法案について「内外の理由から何とか協力してほしい」と訴え、今の国会での成立に協力を求めました。これに対し、小沢代表は「自衛隊の海外派遣は、国連の活動の枠内でなければ認められない」と改めて主張して法案に反対し、平行線に終わりました。このため、週末にもう一度会談し、合意を目指すことでは一致しました。与党内には、小沢代表が解散や大連立を持ちかけてくるのではないかという警戒感が広がっていました。実際に話題は及んでないと否定していますが、ほとんどが2人だけの会談だっただけに、憶測を呼びそうです。

619片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 21:15:43
「大連立なら民主党が首相」 民主党幹部
2007.10.30 21:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071030/stt0710302104004-n1.htm

 民主党の小沢一郎代表は30日、新テロ対策特別措置法案をめぐる福田康夫首相(自民党総裁)との党首会談で、法案成立を目指す首相の協力要請を拒否し、対決姿勢を崩していない。小沢氏は党首会談を通じ、新テロ法案の扱いをめぐって首相や政府・与党に動揺があると冷ややかに見ている。大連立も「ない」と周囲に語っており、民主党内には「わが党を攻撃するための首相や与党の謀略か」といぶかしむ声も出ている。

 「新テロ対策特別措置法案などいろんな問題を生じているので首相は行き詰まっているようだ。弱り切って困り果てているようだ」

 小沢氏は30日夕、党役員会で党首会談のあらましを10分間説明した中で、首相をこう酷評。菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長との党3役懇談会でも小沢氏は「どうも政府は判断能力がなくなってきているのではないか」と指摘した。

 また、役員会では党首会談について「申し入れを拒否すればマスコミが必ず批判する。党に迷惑をかけるから受けた。大連立や解散総選挙、国会の会期延長など政治的話は一切なかった」と強調した。

 一方、民主党幹部は同日夜、「大連立なら、民主党に首相を渡す以外にありえない。それだけの覚悟は(福田首相に)ないだろう。だから、百パーセントやるべきではない」と明言。大連立が話題になるだけで民主党は打撃を受けるとして、大連立論構想は与党側の“謀略”だと不快感を表明。菅氏は3役懇で「党首会談はクリンチ(抱きつき戦術)で、できる限り努力した既成事実を作ろうとしているだけだ」と指摘した。

 小沢氏はこの日、首相に「あなたはもっと(自衛隊海外派遣の)原理原則を持つべきだ。これから米国に呼ばれて何でもやる、という話ではまずいのではないか」と“説教調”で語っており、2日の再会談で、方針転換することはなさそうだ。

620片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 21:44:26
2007/11/01-19:59 「大連立考えず」=衆院選勝利し政権奪取−民主・小沢代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007110100962

 民主党の小沢一郎代表は1日夕、宇都宮市内で記者会見し、自民、民主両党による大連立について「考えていない」と否定した。その上で「何としても今度の衆院選で過半数を取ることが当面の最大の目標」と述べ、あくまでも次期衆院選で勝利し、政権を奪取する決意を示した。
 小沢氏は、30日の福田康夫首相との党首会談に関しては「大部分は新テロ対策特別措置法案(成立へ)のお願いで、国会とか(衆院)解散とか連立とか、政局論的な政治問題は一切なかった」と説明。2日の再会談についても「首相がどうしても話し合いをしたいと言うから同意しただけで、何もなければそれで終わりだ」と語った。

621片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 22:56:09
小沢代表「大連立は考えていない」
2007.11.1 22:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071101/stt0711012236006-n1.htm

 民主党の小沢一郎代表は1日、宇都宮市内のホテルで記者会見し、民主党が政権に参加する大連立構想について、「考えていない。衆院の解散・総選挙に向けて過半数を取ることが当面の最大の目標だ」と否定した。

 福田首相と大連立について話し合っているとの観測については「大部分が首相からのテロ対策特別措置法のお願いだ。解散や連立とか、政局論的な政治問題は一切なかった」と改めて語った。

 一方、注目を集めたのが、小沢氏が自衛隊派遣の恒久法に関する協議について、前向きとも受け取れる発言を行ったことだ。町村信孝官房長官が1日、恒久法の制定に言及していることから、福田康夫首相と小沢氏による2日の党首会談で取り上げられる可能性が出てきており、にわかに焦点として浮上してきた。

 小沢氏は恒久法制定を「年来の主張」とし、旧自由党時代に作った安全保障基本法案の“解説”まで行ったほどだ。

 インド洋派遣の海上自衛隊艦隊の撤収については、「特定の国の軍事作戦の支援で自衛隊を派遣するのは憲法上許されない」と明言。その上で国連(安全保障理事会の)決議を根拠とする場合に限って派遣を可能とする民主党の「原則」に賛成するなら、恒久法は「いつでもできる」とした。

 自衛隊派遣をめぐる政府・与党と民主党の考え方はかけ離れており、民主党の原則を全面的に採ることは、現行の憲法解釈の変更を伴う。だが、与野党からは「党首会談で恒久法の協議やアフガニスタンへの自衛隊派遣について話が出るのではないか」(民主党幹部)との見方が出ている。

 ただ小沢氏は、首相との党首会談について「何もなければそれで終わりってことだ。定期的に開催するたぐいの話ではないと思う」と述べた。

622片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 23:04:47
自民、民主党首会談/解散か大連立視野か
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1030_2.html

 福田康夫首相(自民党総裁)と小沢一郎民主党代表の三十日の会談は、政界に複雑な波紋を広げた。新テロ対策特別措置法案審議の局面打開が名目だったものの、衆院解散・総選挙や政界再編含みの大連立も視野に腹を探り合ったとの憶測は消えない。一対一で向き合った四十五分間の真相をめぐり、与野党に疑心暗鬼が広がっている。

 ▽密約を懸念

 「対テロ新法案の成立を条件に衆院解散を約束しろと言われても乗ってはいけない。大連立も受けてはならない。自民党が持たなくなる」

 自民党の伊吹文明幹事長は党首会談直前、首相にくぎを刺した。これに先立つ臨時役員会で、大島理森国対委員長も「何が話し合われるか分からないから、公明党もピリピリしている」と与党内の空気を代弁した。

 新法案の成立に向け、首相は小沢氏の求めに応じて解散・総選挙や大連立の「密約」を交わすのではないか―。与党内には疑念が渦巻き、公明党幹部は「総選挙や大連立の話もしているはずだ」といぶかった。

 守屋武昌前防衛事務次官と軍需商社の癒着や厚生労働省のC型肝炎資料隠ぺい問題など福田内閣に逆風はやまず、早期に総選挙を実施すれば政権交代の可能性が否めない。民主党と協調すれば小沢氏に主導権を握られる恐れがあり、公明党は「大連立ならうちは放浪者」(幹部)と危ぶむ。

 首相は二十九日、官邸に大島氏を呼び会談の調整を指示。「小沢氏は受けないのでは」と心配する大島氏に「いや、受ける。やってみてくれ」と自信を見せた。首相と親しい森喜朗元首相も電話で大島氏に「小沢さんは応じると思う」と見通しを伝えるなど「双方のあうんの呼吸」(自民党幹部)で会談がセットされたとの見方が強い。

 ▽民主も動揺

 一方、民主党。「小沢側近」の山岡賢次国対委員長は三十日「夜襲に遭った感じだ」とぼやいた。山岡氏が前日「党首会談の要望」を伝達した際、小沢氏は特に反応を示さなかったという。幹部は「山岡氏が伝える直前に首相が直接、小沢氏に電話をかけたようだ」と明かす。副代表の一人は「党首会談には、大きな政治的な意図を感じる」と指摘した。

 党内の雰囲気を察したのか、小沢氏は三十日午後の役員会で「衆院解散や国会会期など政治的影響のある話はなかった。首相は『どうしたらいいのか』というような行き詰まった雰囲気だった」と説明。野田佳彦広報委員長は「どういう内容だったか不安がっている人が多い。代表の話で安心した」と応じたが、動揺が収まる気配はない。

 ▽小沢氏の激怒

 「あすの党首討論で小沢さんと丁々発止やってはしこりが残る。ジャンプ(延期)してほしい」。首相は小沢氏を傍らに会談後、伊吹氏を呼び、三十一日の党首討論取りやめを指示。伊吹氏が「見えないところで会談をすれば国民の期待に応えられない」と反発すると、小沢氏は「それならこの話は終わりだ」と激怒したという。

 自民党筋は当初、小沢氏の狙いを「党首討論の回避」と分析。アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)参加をめぐる党内対立に触れられたくないとの見方だ。ただ、民主党は七日の党首討論再設定を強調、これに反論した。

 共産党の市田忠義書記局長は党首会談を「密室談合と言わずして何と言うか」と切り捨て、社民党の又市征治幹事長も「談合政治だ。国会軽視も甚だしい」と批判した。与野党議員の目は、十一月二日にも開かれる次の党首会談に注がれる。

623片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/02(金) 19:38:09
「民主・山岡氏のアイヌ発言」抗議へ 北海道ウタリ協会
2007年11月02日18時50分
http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY200711020349.html

 民主党・山岡賢次国会対策委員長が自らを「アイヌの血を引く蛮族」と発言した問題をめぐり、北海道釧路市内で2日にあった北海道ウタリ協会の定例理事会で発言への批判が相次ぎ、加藤忠理事長らが来週にも抗議文書を同党本部に届けることになった。加藤理事長は「党や本人に何が間違っていたのか、きちっと問いただしていきたい」と話した。

624片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 00:12:18
小沢代表、求心力にかげり 党内動揺も (1/2ページ)
2007.11.2 23:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071102/stt0711022356004-n1.htm

 福田康夫首相は2日、民主党の小沢一郎代表との党首会談で連立政権協議を打診、民主党は役員会で協議して拒否したが、党内には「連立協議の打診をただちに断らず、持ち帰ってくること自体、小沢代表は大連立の気持ちを持っていたのではないか」(若手)との見方も広がっている。7月の参院選大勝を背景に、安倍、福田両政権と激しく対峙してきた民主党議員の間で、不信感から小沢氏の求心力にかげりが出そうだ。

 小沢氏は同日夜の民主党役員会で、「首相から連立の提案があったので持ち帰った。やるとしたら政策協議からか」と提案した。前向きとも言える発言だったが、連立に賛成した役員は1人もいなかった。「国民に訴えてきた2大政党制を鮮明にすべきだ」などと慎重論、反対論が出て、首相と小沢氏の合作とも言える連立構想は一気についえた。

 民主党幹部の1人は同日夜、「小沢代表はこれからめちゃくちゃにたたかれて、血みどろになるのではないか」と、心配顔で語った。

 もともと民主党内は、小沢氏と首相の党首会談が行われてから、「首相を民主党が取る以外、大連立はありえない。福田首相が辞任するはずはない」(幹部)と否定的な意見が大勢だった。さらに「“社長”が勝手に連立合意したら、解任だ」(参院幹部)との声まであった。

 鳩山由紀夫幹事長は2日夜、「大連立は、大政翼賛会的話で、国民の批判を受ける。とても党が持たない。われわれは自分たちの力で(民主党)政権をつくる」と強調した。これが党内の空気を反映した意見で、小沢氏が強引に連立に突き進めば、若手を中心に強い反発が出て、党が大混乱に陥るのは確実だった。

 小沢氏や党執行部は、小沢氏自身が大連立に前向きだったことを認めてはいない。小沢氏支持グループの若手は「代表が話を持ち帰って諮ったのは当然だ。党内手続きを尊重した判断は正しい」と小沢氏を支持する。

 だが、民主党内で小沢氏への信頼感が傷ついたのは否めない。今後、政局の展開次第では、重要な局面で党の結束にひびが入ることも予想される。

 また、共産、社民、国民新の各野党との共闘にも悪影響が出かねない。社民党の又市征治幹事長は同日夜、「参院選で示された民意では、大連立などあり得ないし、衆院の小選挙区制度のもとでは無理なことだ」との談話を出した。

 小沢氏とともに、福田首相も“連立未遂劇”を主導したことで求心力が弱まることも予想され、与野党両トップの求心力にかげりが出れば、政局は波乱含みの展開になりそうだ。

625片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 00:14:14
大連立協議:民主役員、猛反発 小沢氏、孤立無援
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071103k0000m010142000c.html

 民主党の小沢一郎代表は2日の党首会談での福田康夫首相の連立協議申し入れに対し、いったんは否定的ではない対応を示した。その場では断らず、役員会に持ち帰り、役員会でも連立に前向きととれる発言をした。政権交代を掲げて戦った参院選からわずか4カ月。小沢氏の態度は党内だけでなく、世論の批判も受けそうだ。

 「小沢さんは役員会を始めた時にうれしそうな顔をしていた」。党役員会に出席した一人はあかした。

 2日夜に開かれた役員会は厳しい雰囲気に包まれた。小沢氏は「まじめに話を受けたので持ち帰った。連立は一概にうけるわけにはいかない」と含みも残して問いかけたが、13人の出席者のうち連立協議に賛成する出席者は1人もいなかった。

 小沢氏に近い中堅参院議員は「自民党が申し入れた後に、民主党が深夜に会議をしている。それだけで、もしかしたら連立を受けるのではないかと思われてしまう。なぜこんなところを見せるのか」と怒りを見せた。

 小沢氏の態度は身内からもいぶかられることになった。

 小沢氏は次期衆院選についても「最後の戦い」と繰り返し、政権交代にかける意気込みを見せてきた。民主内も小沢氏の個々の方針に不満はあっても、政権交代を目指すという小沢氏の信念に対して一致してきた経緯がある。

 毎日新聞の世論調査でも、次期総選挙で「民主党に勝って欲しい」人が「自民党に勝って欲しい」人を常に上回っている。それだけに、今回、小沢氏がこれまで強調してきた参院選の民意を無視するかのように「連立申し入れ」に対し、即座に明確に断固とした対応を取らなかったことは、ある種の「裏切り」でもある。

 今回の小沢氏の態度に対し、若手中堅議員は「もし連立をするというなら、党を割る」とまで明言した。

 小沢氏と距離を置く仙谷由人衆院議員は「こんな裏表のある人が今の政治で通用するかはなはだ疑問だ」と語る。また、党幹部の1人は「小沢さんの求心力は落ちた。もしかしたら代表を辞めるかもしれない」と語った。【須藤孝】

毎日新聞 2007年11月3日 0時00分

626片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 01:35:05
大連立協議:対決主導型に回帰 早期の衆院解散・総選挙も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071103k0000m010148000c.html

 自民、民主両党の連立協議入りが両党首の積極姿勢が覆される形で失敗したことは、福田康夫首相、民主党の小沢一郎代表の双方にとって打撃だ。「頂上作戦」で衆参ねじれ国会の打開を目指す首相の戦略は挫折、小沢氏も自らの党内掌握力の限界を示した。党首会談を通じてできた国会の対話ムードは10日の臨時国会会期末を前に、対決主導型に回帰。事態によっては早期の衆院解散・総選挙含みの先行きが一層読みにくい展開となる。

 小沢氏との直接対話を通じ国会乗り切りを図る首相の戦略は、先月30日の初会談の際は奏功。一部法案で両党が修正協議に入るめどが立つなど、対決色は一時的に緩和した。しかし、一気に連立協議に進もうとして逆にしくじった痛手は大きい。民主党との対話ルールが見えないまま会期末を迎える展開に、自民党内には会期を相当程度延長し、焦点の新テロ対策特措法案について、参院の否決後、衆院での3分の2以上の賛成で再議決し成立させる議論も再浮上している。

 参院選大勝で盤石の体制を固めた小沢氏も、党内から「ノー」を突きつけられる形で連立協議を断念したことが党内基盤に与える影響は無視できない。今後は、逆に福田政権との対決色強調を迫られそうだ。

 しかし、今回の経過を通じて首相が公明党に与えた不信感は極めて大きい。参院否決後の再議決には公明党の同調がカギを握るだけに、単純に強硬路線を取れるほどハードルは低くない。

 一方、自民、民主両党の対決色が強まることで、衆院解散・総選挙の時期が早まるとの見方もある。これまでは首相と小沢氏の「話し合い」による来年度予算通過後の来春解散が有力視されたが、衆院で再議決した場合に野党が首相問責決議案を参院に提出する場合など、「不測の事態が起きやすくなった」(民主党幹部)。ただ、民主党は衆院選による政権交代を掲げ続けただけに、今回の小沢氏の言動が有権者に与えたマイナスイメージは少なくない。どこまで早期の衆院選を本気に求めるか、いぶかる見方もある。

 今回の混乱劇を生んだ底流には、自民、民主双方とも「ねじれ国会」に対応しきれていない現実がある。政治の迷走は続きそうだ。【人羅格】

毎日新聞 2007年11月3日 0時16分 (最終更新時間 11月3日 1時13分)

627片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 01:40:32
首相が連立打診、民主拒絶 協議も「反対」
2007年11月02日23時28分
http://www.asahi.com/politics/update/1102/TKY200711020393.html

 福田首相は2日、民主党の小沢代表と会談し、自民、公明両党と民主党による連立政権樹立に向けた政策協議を始めることを提案した。さらに、小沢氏のかねての主張でもある、そのつど特別措置法を定めなくても自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法(一般法)の検討を条件に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特措法案への賛成を求めた。しかし、小沢氏は会談後、党役員会に諮ったうえで「(連立協議は)受諾できない」と、首相に正式に回答。首相が「逆転国会」のもとで政策を実現する新体制を模索したトップ会談は決裂した。これを受け、政府・与党は今国会の会期を3〜4週間延長したうえで、特措法案の今国会成立を目指す。民主党など野党が多数を占める参院で可決される見通しはなく、衆院で3分の2以上の賛成で再議決するかどうかが焦点となる。



会談後、記者の質問に答える福田首相(右)=2日午後8時46分、首相官邸で=と、民主党本部の役員会に出席した小沢代表=2日午後8時38分、東京・永田町で

 10月30日に続く2度目の会談は、国会内で2回にわたり約2時間、ほとんど2人きりで行われた。

 福田首相は会談後、首相官邸で記者団に対し、「今の政治状況を打開しなければいけない。国民生活のこともある。国の政治がとまっていていいのか。政策を実現するための体制を作る必要があるという考え方で、いろいろな提案をした」と述べ、民主党との「大連立」に向けた政策協議を打診したことを認めた。

 一方、首相の提案を持ち帰った小沢氏は2日夜、党役員会を開いて対応を協議。「政権交代が目的だ」「国民や支持者の理解が得られない」など反対論が相次ぎ、最終的に全員一致で提案を拒否する方針を確認した。この後、小沢氏が首相に電話し、「連立はのめない。誠意ある対応を頂いたが、結果として(連立は)できません」と正式に伝えた。

 自民党は98年の参院選で惨敗し、今回と同じように参院で与野党が逆転した時、小沢氏が党首を務めていた自由党(当時)と連立を組み、その後、さらに公明党を加えた3党連立政権をつくることで政権運営を安定化させたことがある。

 ただ、小選挙区比例代表制のもとで政権交代を競う2大政党が大連立を組んでも、小選挙区で候補者を調整して一本化しない限り選挙で戦うことになり、協力関係を維持するのは難しい。また、候補者調整には両党内で強い反発が出るため、難航は必至。このため、自民党内にも実現性を疑問視する声が多かった。

 大連立を組めば、衆参両院で9割を超す議席を占める巨大与党の誕生にもなることから、民主党の鳩山由紀夫幹事長は2日夜、「大連立は大政翼賛会的な話で、国民の批判を受ける」と述べ、あくまで総選挙を通じて政権交代を目指す考えを強調した。

 一方、民主党の連立拒否について、町村官房長官は記者団に対し、「ずいぶん早く拒否を決めた。首相が真剣に国を思い、提案したのに、こんなに早くノーという答えが出るとは意外だし、残念だ」と語った。

628片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 02:08:59
党首会談 政策実現へ「大連立」に踏み出せ(11月3日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20071102ig90.htm

 衆参ねじれの下で、行き詰まった政治状況の打開へ、積極的に推進すべきである。

 自民党総裁である福田首相が民主党の小沢代表との党首会談で、連立政権協議を提起した。いわゆる大連立である。実現すれば、日本政治に画期的な局面を開く。

 だが、小沢代表は、民主党役員会での拒否の決定を福田首相に電話で伝えた。役員会の大勢が、「先の参院選の民意に反し、国民の理解を得られない」としたからだという。

 これは疑問だ。

 会期末を目前にしながら、法案は一本も成立していない。国益や国民生活の安定のための重要政策の推進という、政治の責任がまったく果たされていない現状こそが、国民の利益に反することをしっかりと認識すべきである。

 衆院解散・総選挙で、与党が勝利し、政権を維持しても、参院で野党が過半数を占める状況は変わらない。しかも、長ければ10年近く続くと見られる。

 国際社会も日本の経済・社会も大きな転換期にあって、国内の不安定な政治情勢のために、それに対応した政策の推進ができないとなれば、日本の将来は極めて危うい。

 こうした事態を避けるためには、重要な政策を推進するための安定したシステムを構築しなければならない。そうした判断に立って、福田首相が「大連立」を提起したのは、極めて適切な対応だ。

 小沢代表も、政治の現状への強い危機感があるからこそ、党首会談に応じたはずだ。連立協議の拒否で通るのか、ぜひ、再考してもらいたい。

 民主党内には、参院選の余勢を駆って、政府・与党を追い込み、衆院解散で政権交代を目指すという主張が根強い。だが、いたずらに“対立”に走った結果、今日の政治の不毛を生んでいるということを直視すべきだ。

 大連立を選択肢から排除することは、責任政党の取る姿勢ではない。

 各小選挙区で自民党と民主党が競合していることを理由に、大連立を困難視する声もある。だが、これはおかしい。大連立にあっては、大政党同士が、国益や国民生活の問題の解決にどう具体的に貢献し、成果を上げるかを競うことが大事だ。その結果を総選挙で問えばよい。

 大連立への試金石となるのは、インド洋で海上阻止行動に当たる多国籍軍艦船に対する海上自衛隊艦船による給油活動の早期再開だ。

 その一環として、自衛隊の国際平和活動のための恒久法の制定問題も、重要なかぎとなる。

(2007年11月3日1時51分 読売新聞)

629片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 02:10:41
社説:自・民党首会談 大連立を拒否するのは当然だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20071103k0000m070149000c.html

 「まさかの提案」に驚いた人は多いだろう。福田康夫首相が2日、民主党の小沢一郎代表との党首会談で、自民・公明両党と民主党との連立政権樹立に向けた協議を始めることを打診した。民主党が協議を拒否したのは当然だ。筋の通らない提案をした福田首相はもちろん、協議に前向きだったとされる小沢氏にも批判が高まる可能性がある。

 首相の狙いは何だったのか。衆参のねじれで、インド洋での海上自衛隊の給油・給水活動を再開させるための新テロ対策特別措置法案など政府・与党提出の法案は成立のめどがまったくつかない状態だ。これを打破するため、持ち出したのが究極のねじれ解消策といえる「大連立」だったのだろう。

 首相は2日夜、「政策を実現するための新体制を作ることもいいのではないか」と語った。それが国民のためだという論法だ。しかし、合意の実現ににどれだけ成算があったのかはともかく、それは政権維持のため持ち出した自民党の勝手な都合であり、国民世論を無視する提案というべきだ。

 理由を挙げるまでもない。第1党と第2党の連立は、ようやくここまで進んできた政権交代可能な2大政党化という流れをご破算にしてしまう。仮に大連立が実現すれば、野党勢力は極めて小さくなり、政権のチェック機能は失われてしまう。

 そもそも先の参院選で自民、民主両党は有権者に対して連立の可能性など何ら説明していない。大半の有権者も大連立を望んで参院選で民主党を圧勝させたわけではなかろう。実際、この日の党首会談の最中も、両党は激しく対立していたのである。

 首相が求めているインド洋での海上自衛隊の活動も依然、国民世論は二分している。給油の転用疑惑なども決して晴れたわけではない。防衛省の守屋武昌・前事務次官のゴルフ交際問題の真相究明もこれからだ。大連立構想はそうした問題をすべて棚上げにしてしまうことにもなる。なぜ、それが「国民のため」なのか。

 長く続いた自民党支配の弊害への反省から、「政権交代が日常的に行われる政治システムの構築が必要」と言われ始めて20年近い。衆院で小選挙区比例代表並立制が導入され、各党がマニフェストを提示し、どの政権がふさわしいか、有権者が選択する政策中心の選挙も定着してきた。この積み重ねも台無しになる。大連立になれば衆院選は遠ざかることになるだろう。要するに連立構想は自民党の延命策でしかない。

 それを承知で提案した首相の責任は大きいが、小沢氏の対応も理解に苦しむ。首相との会談を続けてきたのは連立に前向きだったからと思われるからだ。

 次の衆院選で民主党が過半数を取れば民主党政権が誕生する。小沢氏は常々、選挙を通じて政権交代を目指すと言ってきた。次の衆院選に政治生命をかけるとも明言していたのである。今回の党首会談の経緯について、民主党も詳細に検証すべきである。

毎日新聞 2007年11月3日 0時16分

630片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 02:14:14
大連立協議:「決めてきます」小沢氏、首相に言い残す
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071103k0000m010166000c.html

 「決めてきます」。

 連立政権協議をめぐり緊迫した福田首相と小沢一郎・民主党代表の党首会談。関係者の話によると、打診を受けた小沢氏は首相にこう言い残して、会場となった国会の常任委員長室を後にした。首相は小沢氏の態度に連立政権への好感触を持ったようだ。

 先月30日の党首会談を境に一気に憶測が広がった大連立構想。第一回の会談を前に自民党の伊吹文明幹事長は首相に「小沢氏から大連立構想を持ちかけられても同調しないように」とクギを刺した。一方で、小沢氏も民主党幹部から「総理がもし大連立を持ちかけたら、首相をもらえ」と助言を受けるなど、自民、民主両党内には大連立構想への疑心があった。

 党内の慎重論をよそに首相、小沢氏とも水面下では政策協議への調整を進めていた模様だ。新テロ対策特別措置法案の処理をめぐり、小沢氏は自衛隊派遣恒久法の協議で合意した場合、法案に賛成する考えまで首相に伝えていた。複数の与党幹部は「実際には、連立協議を持ちかけたのは小沢氏だ」とすら指摘する。

 2日の再会談後、小沢氏は役員会で「首相から連立の申し入れがあった。協議に入れば農業政策など参院選の公約が実現できる。みんなの意見が聞きたい」と連立協議に応じるよう求めた。役員から「えっ」という驚きの声が上がった。

 手を挙げた6人全員が、「政策ごとの協議ならまだしも、連立は受け入れられるはずがない」などと反対論を浴びせた。

 小沢氏は「みんなが言うなら分かった。断る」と席を立ち、代表室から「せっかくの誠意だったが対応できない」と首相に断りの電話を入れた。

 民主党幹部の一人は「血迷っている」と吐き捨て、小沢氏側近は「党の批判は抑えられるが、怖いのは世論だ」と話した。

毎日新聞 2007年11月3日 1時37分

631片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 02:15:01
大連立協議:きっかけは恒久法制定論議
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071103k0000m010167000c.html

 福田康夫首相と民主党・小沢一郎代表の「大連立騒動」は、自衛隊海外派遣の恒久法制定論議がきっかけだった。1日のテロ対策特別措置法期限切れで、インド洋での海上自衛隊の給油活動が中断。連立協議で「より積極的な国際貢献策を目指す」という大義名分により、事態を打開しようという窮余の策だった。

 関係者によると、小沢氏は2日の党首会談で「自衛隊の海外派遣には恒久法が必要だ。連立協議で恒久法について協議するなら、給油再開のための新テロ特措法案にも、これまでの反対姿勢を改め、成立に協力する」との考えを述べたという。

 福田首相も恒久法には賛成の立場。会談をいったん中断し、自民党の伊吹文明幹事長らに「法制上詰めないといけないので、時間をもらうことになった」と言い残し、首相官邸に引き返した。

 給油活動は、国際的な「テロとの戦い」における日本の活動の柱だった。善後策もなく中断に追い込んだ小沢氏の政策判断には、米国からも批判が出ていた。

 小沢氏は給油活動には「直接の根拠となる国連決議がない」として反対する半面、アフガニスタン国内に展開している国際治安支援部隊(ISAF)の民生分野への参加を提唱。参加に必要な自衛隊派遣には前向きだ。

 恒久法制定協議が、直ちに給油活動賛成に転じる理由にはならないが、小沢氏は連立政権という成果と引き換えに、給油再開容認を政治決断する考えだったとみられる。

 しかし、連立協議自体が民主党内の予想外の猛反対でつぶれると同時に、恒久法論議の芽も消えた。新テロ特措法案の行方は、再び元の混迷に戻った。【伊藤智永】

毎日新聞 2007年11月3日 1時40分

632片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 07:31:59
『受け入れたら終わり』 民主、賛成者ゼロ
2007年11月3日 07時07分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007110390070619.html

 民主党は二日夜、党本部で開いた役員会で、福田康夫首相から打診された自民党との連立政権協議を拒否することを決めた。小沢一郎代表が連立政権を組む利点と不利益の双方を説明したのに対し、連立に賛成した役員はゼロ。拒否反応は強烈だった。 (高山晶一)

 役員会に出席した党幹部によると、小沢氏は連立の利点について「農家への戸別所得補償や子ども手当など、参院選で約束したことを成立できる」、不利益については「本当の意味での政権交代ではないし、国民がどう見るか分からない」と説明した。

 出席者が「政権に入ることが目的ではなく、政権交代が道だ」「大連立は唐突すぎる」とこぞって反対し、小沢氏も「分かった」と連立協議拒否で議論をまとめたという。

 党内には、「もし小沢代表が首相の提案を受け入れていたら、民主党は終わりだった」(幹部)という声が多い。というのは、民主党はこれまで、次期衆院選で過半数を得ることで政権交代を目指すのを「王道」(別の幹部)として、自民党政権と徹底した対決路線をとってきた。ほかでもない小沢氏自身がそれを主導してきた。

 自民党と連立政権に踏み切った場合、一時的に政権の一翼を担えても、政党の離合集散に飽き飽きした国民の失望を買うのは確実で、政党としては自殺行為だからだ。

 自主憲法制定を党是とする自民党との連立に、民主党内の護憲派議員はついていけず、党が分裂する可能性も高い。「マイナスにしかならない」(若手)選択肢なのだ。民主党が受諾する可能性は最初からゼロに等しかったといえる。

 民主党内では、首相の打診を即座に断らなかった小沢氏への風当たりが急速に強まっている。ある幹部は「(小沢氏は)政権を意のままにできるから、政策協議に入ってもいいという思いもあったのではないか」と不信感を募らせる。

 小沢氏は自由党党首時代、民主党を見限って自民党と連立政権を組んだ過去もあり、民主党内に生まれた疑心暗鬼は簡単に消えそうにない。党内には「小沢降ろしが始まっても不思議ではない」(党関係者)との見方も出ており、党内抗争に発展する可能性は否定できない。

(東京新聞)

633片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:29:38
大連立:党首会談の全容判明 恒久法が政権論議の糸口に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071104k0000m010112000c.html

 福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表との2回にわたる党首会談の全容が明らかになった。連立政権協議は両党間では決裂したが、両党首の間では基本的に一致していた。また自衛隊を海外に派遣する恒久法では国連決議を前提にすることで合意。連立政権ができた場合の閣僚ポストなどにも話題が及んでいた。

 連立政権構想を強く主張してきたのは渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長兼主筆だ。渡辺氏の持論に賛同したのが森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長、中川秀直元幹事長ら。10月30日の「福田・小沢」第1回会談は森氏らに背中を押されるように実現した。

 45分間の2人だけの協議では、90年以降の日本の安全保障政策について意見交換が行われた。

 「湾岸戦争の時は大変でしたね」。首相は小沢氏に語りかけ、湾岸戦争時の130億ドル支援、96年の日米安保再定義、03年のイラク開戦などが話題になった。

 福田氏は諄々(じゅんじゅん)と新テロ特措法案の意義、日米同盟の重要性を説いた。小沢氏は恒久法について、国連決議を前提にしなければ自衛隊派遣ができないという考え方をメモに書いて首相に渡した。首相は「国連決議だけの有無でいいのですか。相談させてほしい」と検討することを約束した。

 恒久法が連立政権論議の糸口になった。そして話題は閣僚人事まで発展していった。連立政権ができた場合、民主党に振り分けられる財務相など数々のポスト名までが飛び交った。当初は政策協議を念頭にしていた首相も「連立政権協議をして、まとめられるのならそれでもいい」という考えに傾いていった。

 2日の第2回目の会談。恒久法に関する国連決議原則について、首相は「これでいいですよ」と返答。小沢氏も「じゃあ、これで(民主)党内を説得しますから」と約束した。

 そして小沢氏は「連立協議をするなら、国会を閉じなくてはいけない」と提案。連立政権協議の中で新テロ特措法案を話し合う考えを示し、首相は小沢氏は同法案に賛成する腹だと受けとめた。

 首相からの連立政権提案を持ち帰る際、小沢氏は「決めてきます」と告げた。この言葉で首相は連立政権協議が始まると大いに期待した。

 小沢氏は役員会で、恒久法の国連原則に首相が応じたことを報告したが政権協議そのものへの反対論にかき消された。

 与党関係者によると、首相との会談で小沢氏は「総理、あなたから連立をもちかけたことにしてもらえませんか」と切り出し、首相は「その方が都合がいいのなら、それで結構ですよ」と即答した。このように政界には連立政権に関する「小沢首謀説」が流れている。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は3日、京都府内の講演で「小沢代表が大連立を持ちかけた事実はない。代表がうそをつくはずがない。自民党の情報操作だ」と反発した。

634片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:32:25
大連立:民主党混乱 小沢代表の進退に波及する可能性も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071104k0000m010113000c.html

 連立協議受け入れを探った小沢一郎代表と、これを拒絶した国会議員たち。次期衆院選での政権奪取を掲げていた民主党に今回の騒動が与えたダメージは大きい。小沢氏の行動にはさまざまな観測が飛び交うが、次期衆院選での政権獲得が難しいとの判断と、党内の空気の読み違えが重なったようだ。「一人クーデター」とさえ幹部が呼ぶ混乱の収拾に手間取れば、小沢氏の進退問題に波及する可能性すらある。

 ■温度差激しく

 「連立政権に加われば民主党はガタガタになる。加わらないとその波紋で小沢氏に批判が出る。『王手飛車取り』のような(与党の)戦略だ。民主党に打撃がなかったとは言えない」。鳩山由紀夫幹事長は3日、京都府京田辺市で講演し、今回の経過が民主党に痛手を与えたことを認めた。

 2日夜、連立協議入りを拒否した党役員会。すでに「首相が連立を打診」との速報は流れており、空気は極端に緊張していた。

 「政策協議には入っていいんじゃないか」。高揚した表情で切り出した小沢氏に、真っ先に挙手したのは赤松広隆選対委員長だった。「選挙で民意を経ないで連立を組むのはおかしい。今すぐ断るべきだ」と声をあげた赤松氏に、小沢氏は即座に「自社さ政権の例もある」と切り返した。

 自社さ政権は94年6月、当時野党だった自民党が、旧社会党、さきがけと組み、社会党の村山富市首相のもとで政権与党に復帰した。小沢氏は自由党党首時代も衆院選による審判を経ず自自連立に歩み寄ったが、赤松氏がかつて身を置いた旧社会党の「自社さ」になぞらえて反論したのだ。小沢氏の「前のめり」を象徴する場面だったが、他役員から続くのは連立反対論ばかりだった。

 ■読み違えも

 それにしてもなぜ、小沢氏は連立構想に傾いたのか。

 役員会に先立つ菅直人代表代行、鳩山氏との協議。小沢氏は次期衆院選について「(現行の)112(議席)を2倍の200に増やすことはできるかもしれないが、それ以上は難しい」と語った。地方を回る中で、選挙準備が進んでいない現状に不安を抱いた−−というのが幹部の分析だ。

 「選挙で勝てないから大連立」との論法に危機感を抱いた鳩山氏は「農業にしても子供手当にしても、(大連立後に党の政策を)実現したら与党の手柄にされる」と指摘。菅氏も「どうやって選挙を戦えばいいのか」と懸念を示し「とにかく役員会の意見を聞こう」と説得した。

 小沢氏にとって2人の反応は誤算だったようだ。3氏は首相から正式に申し入れがある直前の2日夕、この日2度目の会談への対応を協議したが、鳩山氏は「ひょっとすると大連立の話が出るかもしれない。簡単に引き受けてはいけないが(受けるなら)首相を取るべきだ」と述べ、菅氏も同調した。小沢氏が2人の言葉を柔軟姿勢と受け止めた可能性がある。

 ■「ねじれ」重圧

 参院で与野党逆転した「ねじれ国会」は、与党だけではなく野党にも重圧だ。小沢氏が反対を貫いてきた新テロ対策特別措置法案も、参院に法案が送付された場合、給油中断の責任は民主党の肩にかかる。給油活動を争点とした総選挙になった場合、仮に民主党が過半数を取り政権についても対米関係で立ち往生しかねない。小沢氏は会談で、自衛隊の海外派遣に関する恒久法の合意と引き換えに新特措法成立への歩み寄りも示唆した。落としどころは、政府だけでなく小沢氏にとっても重荷だった。

 ■深まる混迷

 「バラバラ」とされる民主党で唯一共通しているのが「選挙による政権交代」という目標だ。それだけに大連立構想への波紋は大きく、年金保険料流用禁止法案の参院責任者である蓮舫参院議員は「参院選で約束した法案があるのに、連立の話を持ち帰ること自体信じられない」と語る。

 小沢氏に代わり党の顔となる人材も浮かばないだけに、何とか事態を収拾し、小沢氏の下で体制立て直しを求める声が党内の大勢。幹部の一人は「7日の首相との党首討論に小沢氏がどう臨むかが党内の空気を決める」と語るが、小沢氏の側近議員からさえ「嫌気がさして代表を投げ出すかもしれない」との不安が漏れている。

毎日新聞 2007年11月4日 2時30分

635片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:37:26
【検証・党首会談(下)】大連立構想 水面下の1カ月 「小沢代表の焦りだ」 (1/4ページ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071104/plc0711040202002-n1.htm

 3日午前、早くも冬空が広がった北海道・帯広のパーティー会場に、麻生太郎前幹事長が中川昭一元政調会長とともに手を振りながら現れた。福田康夫首相に総裁選で敗れ、無役に甘んじている麻生氏と、幹事長派閥(伊吹派)に属しながら麻生氏と連携を強める中川氏は、首相にとって手ごわい反主流勢力だ。

 首相が民主党の小沢一郎代表との2度の党首会談で決定的な失点をすれば、党内で権力闘争が再燃する可能性もあった。特に大連立構想は危険なカケだった。

 だが、麻生氏は「大連立は小選挙区では難しい。では中選挙区に戻すかといえば、小選挙区にしたのは小沢氏ではないか。自民、民主両党とも消化不良のまま突っ込んだ感じだが、首相は局面を動かそうと努力した」と評価した。中川氏も「会談の中身はよく知らないが、首相には日本のために頑張ってもらう。国会の駆け引きなどばかり言っても日本のためにはならない」と述べた。

 両氏が首相を評価するのは、会談の目的が新テロ対策特別措置法案の成立を期すことにあったからだ。

 逆に言えば、首相が新テロ特措法成立を断念する方向で会談に臨んでいたら、党内から厳しい突き上げを受けた公算が大きい。少なくとも首相は党首会談で党内の権力闘争の芽を摘むことには成功した。

 首相と小沢氏の会談を仲介したとされる渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長は党首会談の最中の2日夕、東京・グランドプリンスホテル赤坂で開かれた竹下亘衆院議員のパーティーに姿を現した。政治家は派閥領袖らのあいさつもそっちのけで渡辺氏の周囲に殺到、会談の行方を聞き出そうとした。渡辺氏は笑顔でごまかしたが、ある領袖級にはこう耳打ちした。

 「会談で中選挙区制にも踏み込むぞ。今がまさに交渉がうまくいくかの瀬戸際だ」

 渡辺氏が小沢氏と接触したのは福田政権発足直後の10月上旬。「小沢氏は会談に乗り気だ」という情報が伝わったのはこの直後だったとされる。

 19日夜、首相は自民、公明両党執行部を公邸に招き会食し、中国の故事「韓信の股(また)くぐり」を例に「まさにこういう心境です」と語った。出席者は新テロ法案を指したと思ったが、首相の胸の内には党首会談があったようだ。

 10月25日夜、渡辺氏と中曽根康弘元首相は、東京・紀尾井町の料亭「福田家」で与謝野馨前官房長官の慰労会を開いた。

 故福田赳夫元首相が中国の華国鋒首相(当時)を招待し、「ここは名の通り、私の迎賓館だ」とジョークを飛ばしたことで知られる料亭で、与謝野氏らは2代目・福田政権の行く末を案じた。

636片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:38:45

 「このままだと最低6年間は政治が停滞する。政策遂行のために与野党が何とか協力する枠組みが必要だ」

 中曽根氏が大連立の必要性に踏み込むと、渡辺氏は「年内にも何かことが起こるかもよ」とニヤリと笑った。

 与謝野氏は1回目の党首会談の2日前の10月28日、小沢氏と碁盤を挟んで向き合っていた。アマ七段の与謝野氏は囲碁では小沢氏の師匠格。「胸を貸す」つもりだったが、与謝野氏の「正攻法」は小沢氏の「奇手」に敗れた。

 実は与謝野氏は27日に渡辺氏から電話を受け「小沢氏と囲碁をやるんだって。小沢氏とは仲良くした方がいいぞ」と言われていた。29日に党首会談決定を知り、与謝野氏はひざをたたいた。

 「すべてはこの流れにあったのか…」

 「小沢さんの焦りだろう」

 3日夜、民主党幹部は苦渋の表情で、なぜ小沢氏が福田首相との会談で大連立に前向きな姿勢を示したかの謎解きをした。

 小沢氏は党首会談の直前、「次の衆院選では、200議席は簡単に取れるだろう。しかし、それからが難しいんだ」と周辺に漏らした。

 党幹部は「小沢代表は次の衆院選で勝てる自信がないのかもしれない」と語る。「(立候補予定者は)みんなオレのように(選挙運動を)やっているのか」という小沢氏のつぶやきを直接、聞いたからだ。

 2日の党首会談後の民主党役員会は緊迫した雰囲気だった。小沢氏は「首相から、私たちの主張に大きな理解をいただいた」と語り、「(大連立を)決めるなら両院議員総会に諮らねばならない」と提案した。

 だが賛同する役員はおらず、これまで小沢氏の意向を一貫して尊重してきた菅直人代表代行も「唐突すぎる。衆院選をどう戦うのか」と述べた。

 小沢氏は顔を紅潮させた。「分かった。話はなかったことにしよう」。小沢氏が大連立に前向きな姿勢を示したことについて党幹部は「選挙がよくわかっている小沢氏だけに、参院選と異なる衆院選で過半数をとるのは難しいと考えたのではないか」との見方を示した。

 参院選で大勝してから見られなかった小沢氏への批判が出始めた。一方で「小沢代表に代わる党首はいない。今ガタガタしたら党は終わる。だが7日の党首討論はできるのか。小沢氏はさっさと代表を辞任しやしないか」(若手)と危惧(きぐ)する声もある。

 執行部は焦りを隠さない。鳩山由紀夫幹事長は3日、京都府京田辺市内で「大連立は自民党の唯一の生き残り戦略で、会談は首相が小沢氏の考えを丸飲みしただけ。新テロ法へ(民主党が)協力するというのもウソだ。相手の情報操作による混乱を避けたい」と火消しに躍起だ。

 民主党は、選挙の顔である小沢氏の党首力低下や党内の疑心暗鬼を抱えたままで、新テロ法案の攻防や衆院解散・総選挙に突入せざるを得ないかもしれない。

 一方、首相は3日午前、皇居で行われた文化勲章親授式に出席後、首相公邸に約3時間こもり、町村信孝官房長官らと今後の国会対応などで秘策を練った。

 党首会談がもたらした与野党の混乱は今後も続き、早期解散への流れが加速する可能性もある。自民党の加藤紘一元幹事長は民主党の状況をほくそ笑むようにつぶやいた。

 「企業合併に失敗した会社は、会社が割れるか、社長が辞任するしかないんだよね…」






 この連載は石橋文登、今堀守通、大谷次郎、榊原智、佐々木美恵が担当しました。

637片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:45:59
『小沢体制で衆院選勝つ』 『一枚岩』演出に民主執行部躍起
2007年11月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007110402061754.html

 福田康夫首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表の党首会談から一夜明けた三日、民主党執行部は、党内に広がった「小沢不信」を払しょくするため、一枚岩ぶりを必死に演出した。

 党首会談では、首相からの連立打診を、小沢氏が断らずに党内に持ち帰った。次期衆院選で勝利を目指す党内の大部分は、小沢氏の行動に疑問の目を向けている。

 これに対し鳩山由紀夫幹事長は三日、京都市で講演し、大連立の打診を即座に断らなかったことについて「席をけらないで(党に)持って帰ったのはありがたい。独断専行の人物でないことが逆に示された」と“評価”。首相との密室会談に応じた点も「政局の議論をカメラを入れてするわけにいかない」と理解を示した。

 小沢氏が、自衛隊海外派遣の恒久法制定を検討するなら新テロ対策特別措置法案成立に協力する意向を示した、との自民党側の説明についても、講演後記者団に「全く逆だ。真実は、首相が『(小沢氏の主張する)国連中心主義と矛盾が出るなら、新法案成立もあきらめなければならない』と言った」などと反論した。

 別の党幹部も同日、記者団に「党内に動揺はあるだろうが、そうならないよう党運営する。小沢(体制)で参院選を勝ち、衆院選にも勝つ」と、次期衆院選も小沢体制で戦うと強調した。

 ただ、小沢氏と距離を置く中堅議員は「これが(小沢氏にとって)『終わりの始まり』であることは間違いない」と指摘。万一、小沢氏から大連立を持ちかけたことが明るみにでるようなことがあれば「小沢降ろしの動きが一気に強まる」とも予言する。小沢氏を取りまく環境は、厳しい状態が続きそうだ。 (大杉はるか)

638片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:48:54
“来週採決なら衆院解散に”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/04/k20071103000113.html

新テロ対策特別措置法案を審議する衆議院の特別委員会で民主党の筆頭理事を務める鉢呂元国会対策委員長は、北海道函館市で記者団に対し、守屋前防衛事務次官をめぐる問題の解明が不十分だとして、与党側が来週、法案の採決を行えば、対決姿勢を強め、衆議院の解散・総選挙に追い込みたいという考えを示しました。
インド洋で海上自衛隊が給油活動を行うための新テロ対策特別措置法案の取り扱いをめぐり、与党側は、来週10日に今の国会の会期末を迎えることから、7日に衆議院の特別委員会で採決したいと提案しています。これについて、特別委員会で民主党の筆頭理事を務める鉢呂元国会対策委員長は、記者団に対し、「守屋前防衛事務次官をめぐる問題の解明が不十分であり、採決は言語道断だ。野党が多数を占める参議院に法案が送られた段階で、国会は不正常になる。与党が強行採決すれば、一気に衆議院の解散だ」と述べ、与党側が来週、法案の採決を行えば、対決姿勢を強め、衆議院の解散・総選挙に追い込みたいという考えを示しました。また鉢呂氏は、福田総理大臣からの連立政権の打診を民主党が拒否したことについて、「当然のことだ。民主党はあくまで選挙を通じ、国民の1票により政権交代を実現する。衆議院と参議院のねじれは、民主党が政権をとることによって解消する」と述べました。

639片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:50:31
首相、小沢氏に連立協議打診/与野党に衝撃、流動化も
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1102.html

 福田康夫首相(自民党総裁)は二日、小沢一郎民主党代表との再会談に臨み、連立政権協議を打診、与野党に衝撃が走った。新テロ対策特別措置法案の成立に向けて民主党の引き込みを狙う首相と、衆院解散・総選挙や政界再編を見据え硬軟両様の戦略で自民党との距離を測る小沢氏。それぞれの思惑を抱えながら「同床異夢」で急接近したが、公明党は猛反発。政局は政界再編含みで流動化の兆しだ。

 ▽不満噴出

 首相「いまの国会の状況を打開するため、新体制をつくることもいいのではないか」

 小沢氏「党内でよく協議してくる」

 国会の常任委員長室で二日午後三時から休憩を挟んで二回にわたった会談。海上自衛隊の給油活動を継続させるための新テロ対策特別措置法案をめぐる協議は、自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法から連立話へ一気にエスカレートした。

 首相は休憩時間中、党首会談設定に関与しているとささやかれる森喜朗元首相に電話し「小沢さんとこういう話になりました」と伝達。森氏はその後の講演で「ひょっとすると(政局の転換点は)『あの時だったな』と私の講演を思い出すかもしれない」と思わせぶりに語った。

 この後、自民党の伊吹文明幹事長が公明党の北側一雄幹事長に連立打診の話を説明、公明党の懸念が現実化する。伊吹氏は記者会見で「ボールは向こうにある」と語ったが、民主党は夜の役員会で、連立協議の提案を拒否する方針を確認。公明党からは「首相が提案することには異議はないが、民主党の出方をきちんと見極めないといけない」と不満が噴出した。

 「壊し屋」の異名を持つ小沢氏を首相は信頼できるのか。首相は記者団の問いに「ああ? 信頼しないで話できますか」と珍しく声を荒らげた。

 ▽極秘会談?

 自民党三役経験者は事態が急展開した背景について「実は今回が三回目じゃないか。秘密裏に水面下で一度会い、方向性が見えたので表でも会うようになった」と極秘会談の可能性を指摘。首相と小沢氏が電話で連絡を取っているとの説も真実味を持って語られる。

 対テロ新法案の早期成立を目指す首相にとって、ねじれ国会の厳しい状況で取りうる選択肢は限られる。いまの国会で成立させるには今月上旬に衆院を通過させ参院で否決された後、憲法に基づく衆院の三分の二による再議決で成立を図るしかない。

 首相が小沢氏に「参院で速やかに否決して衆院に戻してほしい。三分の二条項で成立させるが、衆院解散・総選挙はしない」と約束したという密約説もささやかれる。

 ▽もろ刃の剣

 「私はスタンスを変えない」。こう周囲に語って首相との会談に臨んだ小沢氏。対テロ新法案への反対と、国連決議がない限り自衛隊の海外派遣は認めない持論は崩さない宣言だった。だが小沢氏は首相の打診に、恒久法を政府が検討するなら対テロ新法案に協力する意向を示したという。

 表向きの言動とは違い、強硬路線一辺倒で突き進めないのも事実で手詰まり感は否めない。衆院選の準備も進んでおらず、自民党筋は「福田内閣の支持率が大きく落ち込んでいない中、政権交代に向けた勝負にいま踏み出すのは得策ではないと判断したのではないか」と指摘した。与野党からは「小沢氏が自民党に接近した背景には、何か特別な事情があるのかもしれない」といぶかる声も漏れる。

 民主党は仮に次の衆院選で政権交代を果たせなくとも、参院で優位に立つカードを失わない。衆院選後に次の手を打つことも可能だ。そのためには「反対ばかりしている党」との印象を与えるより、政策によっては自民党と協力、政権担当能力をアピールした方がいいとの見立ても成り立つ。

 民主党幹部は「小沢氏はけんか上手だ。こちらが動かなければ、向こうがじれて勝手に動きだすことを知っている」と解説する。しかし、参院選で躍進し「オープンな政治」を掲げてきた民主党の代表による密室での動きは、同党のイメージを低下させる「もろ刃の剣」になりかねない。

640片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 09:02:46
「民主党内、絶対まとめる」大連立は小沢氏が持ちかけ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071104i101.htm?from=main1

 2日の福田首相と小沢民主党代表の会談で、議題になった自民、民主両党による連立政権構想は、実は小沢氏の方が先に持ちかけていたことが3日、複数の関係者の話で明らかになった。

 「大連立」構築に向け、小沢氏がカギと位置づけたのは、自衛隊の海外派遣をめぐる「原理原則」だった。

 関係者によると、小沢氏は当初から、首相側に連立政権の考えを持っていることを内々伝えていたという。

 2日午後3時から行われた会談で、首相は新テロ対策特別措置法案への協力を要請。これに対し、小沢氏は「自衛隊派遣には原理原則が必要だ」と主張した。

 さらに、自衛隊の海外派遣のあり方を定める一般法(恒久法)について、「『派遣は国連決議に基づくものだけに限る』と決めて欲しい」と求めた。内容の検討は、「内閣法制局に頼らない方がいい」などとも注文した。

 首相は「与党が納得するかどうか確認したい」と答え、休憩を取ることにした。

 直前に、小沢氏は「それさえ決めてくれれば、連立したい」と述べ、連立政権への参加を持ち出したという。

 連立参加は、首相の方から要請した形とすることも小沢氏は求めた。民主党内の説得に有利と判断したと見られる。

 会談が6時半から再開したところで、首相は小沢氏の主張に沿った文書を手渡した。

 小沢氏は「これで決める。(連立参加で)私が党内をまとめます」と明言。首相が「大丈夫ですか」と問いかけると、小沢氏は「絶対にまとめます」と重ねて強調した。

 そもそも、10月30日の最初の党首会談を持ちかけたのも小沢氏の側だった。

 打診は10月半ば。30日の会談では、2日の再会談を確認するにあたり、31日の国会の党首討論をどうするかが話題になり、首相は予定通り行うことを主張したが、小沢氏は難色を示し、延期が決まった。

(2007年11月4日3時0分 読売新聞)

641片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 09:09:05
福田首相が打診した「大連立構想」を民主・小沢代表が拒否 与野党に波紋広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20071103/20071103-00000204-fnn-pol.html

2日夜の自民・民主両党の党首会談で交わされた唐突な「大連立構想」。結局、民主党内の猛反対で構想は一夜にして立ち消えとなった格好だが、与野党にはさまざまな憶測と思惑が交錯し、波紋が広がっている。
2日午後8時半の民主党臨時役員会で、2度目の党首会談を終えた小沢代表は、自民党との連立協議について、「プラスの面は君たちの政策が実現すると。マイナス面は当然、批判を受けることになる」と説明した。
しかし、民主党の奥村展三役員室担当は「(役員会で、1人でも賛成の意見が?)ないです」と話した。
小沢代表は帰り際、記者団に「(福田首相は)連立を何とか組んでもらえないだろうかと。結果としてはできませんと」と述べた。
しかし、与党側の説明は食い違っている。
与党幹部は「連立話は、本当は小沢代表から持ちかけられたものだ。しかし、外向けには福田首相から言ったことにしていただきたいと。そうでないと、民主党がまとまらなくなると」と述べたという。
さらに与党側は、「『連立』という言葉も、小沢代表側が出した」としている。
福田首相は「まぁ、連立というか、『新体制』ですな」と述べた。
自民党の麻生太郎前幹事長は「『大連立』という話を小沢さんはしたと言っているが、福田首相の方から『大連立』の話をしたという話は全然伝わってきておりません」と述べた。
これに対し、野党側は3日、猛反論した。
野党幹部は「(小沢代表から連立を持ちかけた?)そんなことありえません。(2日夜、小沢代表は『まとめてきます』と言って席を立ったと?)そんなのうそでしょう。自民党の情報操作だ」と述べた。
一方、自民・民主の「大連立」に最も敏感とみられた公明党は、表向き静観の構えを見せている。
公明党の北側一雄幹事長は「福田総理については、非常に信頼をしております」と述べた。
実は2日夜、党首会談を受けて、自民党の中堅議員は「民主と連立するなんて想像できないが、もしそうなら、中選挙区制にしないといけない」と述べたという。
衆議院で公明党が求めている中選挙区制再導入を、大連立と結びつける見方が出てきている。
麻生元幹事長は「中選挙区に戻しますかと。小沢さん、ご自分で中選挙区をやめて小選挙区にしたのはあなたでしょうがと」と述べた。
自民党の加藤紘一元幹事長は「日本は中選挙区制に戻ります。もう、そろそろその時期じゃないでしょうか」と述べた。
2日夜、永田町を吹き抜けた「大連立」という突風は、一夜にして消えてなくなったのだろうか。
自民党の二階俊博総務会長は、「次の総選挙までは、大連立は難しい」との見方を示す一方で、「きのう、ああいう結末になったからといって、これで終わりではないでしょう」と述べた。
自民党内には、将来の民主党分裂につながる亀裂をつくったとの見方がある。
自民党の若手議員は「民主党が割れて、小沢代表と一部のポストが欲しいっていう人たちがこっちに来ればいい」と述べた。
一方、野党幹部は「連立ができなくて傷を負うのは福田さん。焦っておられるのではないか」と述べたという。
その福田首相が3日、記者団に漏らしたのは、「きょうはウイークエンド」との一言だった。

642片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 09:09:44
「小沢総理なら連立引き受けた」民主党・鳩山幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071104/20071104-00000001-ann-pol.html

 2日の党首会談の内容が次第に明らかになってきました。民主党の鳩山幹事長は京都市で講演し、福田総理大臣が自衛隊派遣について民主党案を了承したうえで、連立を打診してきたことを明らかにしました。

 民主党・鳩山幹事長:「小沢代表の自衛隊派遣の原理原則、自民党としてもそれを守りましょうと。丸のみを提示された『連立を一緒にやることを考えていただけませんか』福田総理から言われた」
 鳩山幹事長は、会談が中断している間に党3役で対応を協議した際、「大連立を引き受けるなら総理を引き受けてくれ」という会話を交わしたことも明らかにしました。
 民主党・鳩山幹事長:「『引き受けるとしたら総理を引き受けてください。小沢総理と向こうが言ってくれば、分かったと言ってください』という話をしたら、結局、小沢総理という提案はなかった」
 鳩山幹事長はまた、衆議院解散の時期について、「今すぐに解散・総選挙という状況は、自民党にとってメリットはない。来年度予算案の成立時期あたりに、政権を追い詰める状況になるのではないか」と述べました。

643片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 19:28:50
【小沢】岩手選挙総合part.9【おら東京さいぐだ?】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1192535684/
477 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/11/04(日) 18:50:33 ID:mwrhfXxI
小沢は男を上げた会見だったな

しかし、側近に優秀な人材がいればこういうことは繰り返されないのにな
小沢語、小沢戦略を一般人にも分かりやすく解説できる人材が必要なんだよ


今回でも、「連立」ではなくて「新体制」を「選挙管理体制(内閣)」と
表現すれば全く印象は違っていた
(福田は当然そうした腹づもりでいただろうが、自民のバカ連中を
 むやみに刺激しない意味でも、「連立」と自民の思惑に乗ったかの
 ような形で進めたのかもしれないが)

自自連立(自民+自由)、自社さ、自公などの従来の(大政党+少数政党等)連立と
今回の連立(大連立)の根本的な違いは、
連立を組んだ後に次の選挙で政権を争うか否か(選挙協力するかどうか)なんだよ

今回の連立は、連立協議(政策協議)で参院選の主要公約の実現を固めたら、
それらの法案を通して、来年度の予算を通せば、自動的に解散、総選挙、
そして政権選択選挙へ突入する、そうした意味合いの連立で、
実質的な意味で「選挙管理体制(内閣)」になるんだ

それを理解できていないで、「大連立」=「大政翼賛会」(選挙の選択肢が無くなる)
なんて、アホの発想だよ
中選挙区制(大連立を組んだ政治家達の大半が生き残れる選挙)と小選挙区制に
変わった現在の選挙制の違いを理解できていない考え方だ

小沢は、「連立」後も、政権交代、民主党による政権奪取を目指す考えを示しているし、
離党(参議院議員を連れての小連立)も否定している
実際にそうした動きは見られないだろう

644片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 19:31:01
小沢氏の連立構想、狙いは政策実現と衆院選戦略
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071104i1w2.htm

 民主党の小沢代表は自民党との連立政権構想をなぜ進めようとしたのか――。福田首相との党首会談から一夜明けた3日も、様々な見方が飛び交った。

 3日明らかになった2日夜の民主党役員会の激論の模様からは、小沢氏が政策実現にこだわったこと、次期衆院選への思惑があったことなどが浮き彫りになった。

 役員会の内容については、外部に漏らさないよう、かん口令が敷かれた。出席者によると、小沢氏は冒頭、「大連立という流れの中に、政策協議がある」と述べたうえで、自民党と連立政権を組む「利点」と「不利益」の双方を伝えた。

 利点について、小沢氏は「参院選で訴えた政策が実現できる」と説明。

 そのうえで、「政権を取りに行くのが我々の最大の目標だ。民主党は7月の参院選で勝利したが、このままでは、参院選で国民に約束した政策が実現できない。次期衆院選は厳しい」と語った。

 一方、不利益については「自分たちだけの力で政権を取るという、本当の意味での政権交代にならない」と説明した。

 一方、小沢氏はこれまでも、自民党と公明党の選挙協力を切り崩すことが重要だと強調していたことから、自民・公明両党の結束にくさびを打ち込むため、連立構想の検討に動いたとの見方もある。

 2日の役員会では、小沢氏の説明の後、5、6人が発言を求めた。全員が反対意見を唱えた。小沢氏は「民主党として、最終的にどう決断していくのか、週明けに両院議員総会を開き、皆で決めたい」と述べた。幹部だけでなく、党に所属する国会議員全員による議論で決着をつけようと、連立にこだわったわけだが、賛同は得られなかった。

(2007年11月4日9時13分 読売新聞)

645片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:17:23
小沢流けじめに不満噴出 民主地方組織「選挙戦えぬ」
2007年11月04日21時33分
http://www.asahi.com/politics/update/1104/TKY200711040113.html

 福田首相との密談後、自民党との「大連立」に傾いたかと思ったら、党内の猛反対を受けると、今度は突然の辞意表明。小沢一郎・民主党代表は4日の記者会見で、「けじめをつける」と言いながら、「次期総選挙での勝利は厳しい」などと身内へのしんらつな評価も口にした。「政権交代」の信念はどこへ行ったのか。真意をはかりかねる同党議員や地方組織からは、「国民の理解を得られるのか」との声が上がった。

 小沢氏らしい、辞意表明だった。

 「小沢体質が出た。おれについてこられないなら、おれが辞めるということなのだろう」。次期総選挙で千葉6区から立候補しようとしている生方幸夫前衆院議員は、そう話した。

 小沢代表の地元、党岩手県連の佐々木順一幹事長も「小沢さんらしく、防衛問題などで信念を貫くため捨て身で取った究極の判断だ」と話した。

 だが、党の足元では不満が噴出している。

 小沢代表は、自民党との政策協議について党役員会で拒否されたことを「代表として不信任を受けたに等しい」と発言。山梨県連幹事長の樋口雄一県議は「考え方が内向き過ぎる。党内の意見と総選挙で示される民意、どちらが重いと思っていたのか」と批判した。

 渡辺周衆院議員(静岡6区)は「やめるだけの理由が分からない。政治空白は許されない。有権者への政治不信が広がることも懸念している。ちゃんと説明して欲しい」と求めた。

 緊急会合を開いた長崎県連の川越孝洋幹事長は「自分たちは小沢さんを信じてやってきたのに、何でこんなことになったのか」。

 次期総選挙への影響を懸念する声も多い。

 栃木1区からの立候補を予定している石森久嗣氏は「士気が高まったところだけに……。二大政党を掲げて参院選に臨みながら、連立の話が駄目になったので辞任する、というのでは正直、整理がつかない」。

 現職が引退する北海道8区からの立候補を表明したばかりの逢坂誠二衆院議員(比例区・北海道)も「参院で第1党になり、民主党が国民の期待に応えられる状態になっているときにこういう判断をしたことが国民の理解を得られるかどうか」と心配顔だ。

 秋田3区で準備を進めている京野公子・秋田県連幹事長は「また(小沢代表の)わがままが出た」とした上で、「最近は自民党以外にも選択肢があると思ってもらえるようになってきた。(辞意表明は)悪い夢であってほしい」。佐賀県連の原康彦幹事長も「混乱が続けば、せっかく参院選で支持してくれた有権者が離反しないか」と懸念する。

 まだ立候補予定者の決まっていない地方組織も多い。茨城県連幹事長の長谷川修平県議は「候補者の擁立作業にも大きな影響が出る。これからがんばろうという時に(会見で)『総選挙は厳しい』と言われたのはがっかりした」。

 慰留を求める声も強い。鈴木克昌衆院議員(愛知14区)は「福田首相と同じく『背水の陣』になっただけのこと。これからが肝心で、辞めさせてはならない」と話す。

 「いま民主党に勢いがあるのは小沢代表のおかげ。このような形で辞職されたら党はもたない。『不信任』ではなく意見の違いだ」。4日、辞職願を受け取った鳩山由紀夫・党幹事長は悩ましそうに記者団に語った。

646片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:18:19
「憂国の情、理解されず」 小沢氏辞意に自民幹事長
2007年11月04日23時04分
http://www.asahi.com/politics/update/1104/TKY200711040118.html

 「小沢さんの憂国の情を理解してもらえず、がっかりされたんじゃないかな」。自民党の伊吹文明幹事長は4日、小沢氏の辞意表明の感想を記者団にこう語った。「大連立」に踏み切ろうとした小沢氏の行動を持ち上げ、それを拒んだ民主党執行部は「憂国の情」を理解できなかったという絵柄だ。

 伊吹氏は直前、秘書官を通じて福田首相から「自分はコメントをしない方がいいから、幹事長にお任せします」との言付けを受けていたという。そんな経緯を記者団に明かしてみせるほど、余裕がうかがえる。

 政府・与党が期待を寄せるのは、政権と対峙(たいじ)する民主党から世論の支持が離れ、あわよくば民主党が分裂して与党が参院の過半数を回復できるような展開になることだ。町村派の参院議員は「小沢氏が新党を設立して飛び出すことに期待感がある。いま、自民党から手を突っ込んで、民主党は大混乱に陥っている」。

 この日、自民党の若手議員の携帯電話はひっきりなしに鳴った。相手は民主党の若手議員。「うちから自民党との連携話が出ていないか?」。かつて自由党に所属していた中堅議員は「小沢氏はいつも年末にかけてこういう行動に出る。離党したくて、うずうずしているのだろう」と話す。

647片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:21:53
小沢氏、構想頓挫で追い込まれる=連立容認へ「踏み絵」の見方−民主
11月4日23時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071104-00000080-jij-pol

 民主党の小沢一郎代表が4日、自民党との大連立構想をめぐる対応への責任を取る形で辞意を表明した。菅直人代表代行らは小沢氏を慰留する方針を決め、5日の役員会に諮る考え。だが、小沢氏を翻意させるには、同氏が意欲を示した連立政権協議を認めることが条件になるとの見方が出ている。いったん拒否した大連立を認めるのか、執行部は「踏み絵」を迫られたとも言える。
 「自民党との連立政権構想が役員会で否決されたことが相当ショックだったのだろう」(中堅)
 「小沢さんは、党内の自分への批判に激しく怒っていた。嫌気が差したのでは」(幹部)
 小沢氏は、福田康夫首相との党首会談で打診された連立政権協議を持ち帰ったが、党内で猛反発に遭って頓挫。それを機に党内での求心力が低下し、次期衆院選に向けて党内掌握に自信が持てなくなり、辞意表明につながったとの見方が党内では多い。

648片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:22:51
小沢代表辞意:会見で「中傷報道」とメディア批判も
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071105k0000m040066000c.html

 「けじめをつける」「中傷報道で党のイメージダウンとなる」。自民党との「大連立」構想、そしてそれが失敗に終わると、突然、代表を退くという小沢一郎・民主党代表の手法に、世間は2度驚かされた。辞意会見では民主党に対し「力量不足」と不満を漏らし、「中傷」と報道に矛先を向けた。トップに翻弄(ほんろう)される民主党の地方組織からは怒りや戸惑いの声が上がっている。【日下部聡、杉本修作、吉井理記】

 予定より30分遅れの午後4時半、東京・永田町の民主党本部の記者会見場に入ってきた小沢代表は、笑顔で「(報道陣が)ずいぶんいるなあ」とつぶやきながらマイクの前に立った。余裕すら感じられる表情だった。

 用意した文書を読み上げる形で大連立構想について「私が選んだ役員に否定されたことは不信任を受けたに等しい」と辞任の理由を説明。さらに、「『本当に政権担当能力があるのか』という疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は厳しい情勢にある」と、思いのままにならない党に対する不満も強調した。

 表情が一層険しく変わったのは、会見が始まって約7分後だった。

 「もう一つ!」−−小沢氏は声を張り上げ、「中傷報道に厳重に抗議する」と続けた。

 党首会談や連立構想を小沢氏側から持ちかけたとの情報が報道されたことについて、「私を政治的に抹殺し……」「民主主義の危機」など、激しい言葉を連ねた。

 「有権者への裏切り行為ではないか」との質問には、「国民の皆さんには申し訳ない」と反省を見せたと思うと、「事実無根の中傷報道がなされていたので、私がいることが党のためにマイナスになると判断した結果でございます」。

 いつしか、辞任の理由が、混乱を招いた責任から、メディア報道へと移っていた。さらに、「政権担当能力が本当にあるのか」「あらゆる面で今一歩」と、不満を繰り返した。

 まだ四、五人の記者が手を挙げているにもかかわらず、記者会見は約20分で打ち切られた。

 民主党本部は混乱に包まれた。会見後、鳩山由紀夫幹事長は「民主党がここまで来たのは小沢代表のおかげ。何とか思いとどまっていただきたい」と硬い表情で語り、党本部に入った羽田孜元首相は報道陣の問いかけに答えず、役員室にこもった。赤松広隆選対委員長は沈んだ声で「残念ですね」と一言残し、党本部を後にした。

 一方、小沢氏に近い石関貴史衆院議員は「(福田康夫首相との)協議内容を党に持ち帰ったのは代表として当然。党内の誤った非難が小沢代表を辞任に追い込んだ」と小沢氏を擁護した。

毎日新聞 2007年11月4日 20時53分 (最終更新時間 11月4日 23時03分)

649片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:23:50
小沢代表辞意:党内世論を読み違え?…疑心暗鬼収まらず
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071105k0000m010076000c.html

 「いまだ、さまざまな面で力量が不足している」「政権担当能力が本当にあんのかとか、あらゆる面で今一歩という感じでおります」

 小沢氏は4日の会見で民主党の「若さ」に言及した。結党は98年4月。急速な党勢拡大で、所属議員の多くは当選回数が少ない。小沢氏が党の現状を嘆いたと受け取れるため、党内には「小沢氏が参院議員を引き連れて離党し、自民党との連立を目指す」との観測も浮上。党首会談を機に芽生えた疑心暗鬼は一向に収まる気配はない。

 大連立を模索した理由について、小沢氏は次期総選挙で勝利し、政権を獲得するのが難しいことを挙げたが、その根拠が党の若さだった。

 7月参院選で大躍進したが、衆院の勢力はわずか112議席。次期衆院選で議席を倍増させても単独過半数にはなお届かない。だが、それを承知で「衆院選で政権交代」を掲げ、できなければ政界を引退する覚悟で党内を鼓舞し続けたのは、当の小沢氏自身だ。

 こうした党の大目標を覆す行動と、それに続く辞任表明。スキャンダルや健康問題などさまざまな憶測が飛び交うが、大連立をめぐる党内世論を読み違えたことで、人心が一気に離れ、代表を続ける意欲を失ったとの見方も強い。

 民主党には、小沢氏による新進党解党に伴い誕生した経緯から、もともと反小沢系が多い。それだけに小沢氏は昨年4月の代表就任の際、「私は変わる」とぶち上げ、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長との「トロイカ体制」など独善的な党運営を控えてきた。ところが、参院選勝利で小沢氏に異論を挟まない空気が生まれ、小沢氏に「一人で決めても全党がついて来る」との錯覚を抱かせた可能性がある。

 しかし、政策の違いがあっても「選挙で政権交代」の一点を共有する中、基本原則を覆すことは許されなかった。衆院議員の7割前後は小選挙区制しか経験がなく、「敵」の与党との連立はそもそも考えられない。

 大連立構想は小沢氏に近い議員さえも「誰もついていかない」と突き放した。原理原則を重んじる小沢氏が党内の空気を見誤ったのは皮肉だった。【尾中香尚里】

毎日新聞 2007年11月4日 21時20分 (最終更新時間 11月4日 22時52分)

650片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 23:25:18
小沢代表辞任表明で県連は 富山
http://www2.knb.ne.jp/news/20071104_13476.htm

 民主党の小沢代表が4日、福田総理大臣との連立政権協議をめぐり、「党内でけじめをつける」として辞任する考えを示したことを受けて、民主党県連の村井宗明代表は「誠に残念で、個人としては慰留したい」とコメントした。

 民主党本部で記者会見した小沢代表は辞任の理由について「与党との政策協議が認められなかったことは、私が選任した党役員から不信任を突きつけられたのと同じだ。けじめをつける」と述べました。

 これを受けて民主党県連の村井代表は「辞意表明は誠に残念。小沢代表は参院選で国民から支持を集めた上に強いリーダーシップを持っている。今後、民主党内で辞任を受け入れるかどうか議論されると思うが、私個人としては慰留したいと思う」とコメントしました。

 また、民主党県連への影響については「様々な困難があったとして、民主党富山は一枚岩で結束し、政権可能な民主的二大政党制を目指すという信念は今後も一切、変わらない」とコメントしました。

651片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 00:15:04
民主執行部、必死で小沢氏慰留 離党警戒、党内引き締め
2007年11月04日23時48分
http://www.asahi.com/politics/update/1104/TKY200711040122.html

 「受け取るけれども、受理はできません」。4日午前5時半、名古屋にいた鳩山由紀夫幹事長は、小沢氏の辞職願を届けに来た同氏側近に対し、即座に回答した。

 その後、鳩山氏は上京して、都内の小沢氏の事務所を訪ね、同氏に近い山岡賢次国会対策委員長とともに小沢氏を慰留。小沢氏が緊急会見のために党本部入りすると、菅直人、輿石東の両代表代行らも加わって、会見直前まで説得が続いた。

 幹部らが必死で慰留するのは、党内の混乱を避けるためだけではない。「政界再編で一番危ない人がトップだから大丈夫なんだ」。党幹部がこう語るように、根っからの再編論者である小沢氏が代表辞任でフリーな立場になれば、自らに近い議員らを率い、離党や新党結成に打って出て与党入りするのではないかと警戒するからだ。

 参院で過半数割れした与党にしてみれば、民主党から参院議員17人を取り込めば過半数を回復できる。参院選で大勝し、勢いに乗る民主党に対しては「一本釣り」は効かないと見られていたが、今回の混乱を機に小沢氏らがまとまって協力してくれればという期待感がにじむ。

 与党に乗じられまいと、民主党のある若手議員は小沢氏に近い議員でつくる「一新会」メンバーに次々電話し、「とにかく党を割って出るようなことはするな。全面的に小沢氏を慰留しろ」。

 党内の大勢もまずは結束を優先している。小沢氏が解党した新進党時代からつきあいがあり、小沢氏の指揮の下、7月の参院選で当選した一川保夫氏は4日、「一致結束してやっていかないといけない」。

 小沢氏が慰留を固辞すれば、党内は「ポスト小沢」選びに動き出す。次の代表は、誰がなろうとも、小沢氏の突然の辞任劇で揺らぐ党内を「総選挙での政権交代」という旗印のもと、まとめなければならない。

 党内で次の代表に推す声がある岡田克也副代表は3日の講演で「衆参のねじれを解消する最短の道は、選挙で今の野党が勝つこと。それが私たちがめざすべき唯一の道だ」と強調していた。その岡田氏は4日、朝日新聞の取材に対し「今はとにかく小沢さんを慰留すべきだ」と述べ、こう付け加えた。「もちろん、大連立はないという前提での慰留だ」

652片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 00:15:51
小沢氏「離党、今言ってない」 自民、連携模索の動きも
2007年11月04日23時34分
http://www.asahi.com/politics/update/1104/TKY200711040121.html

 小沢氏の辞職願を受けた鳩山幹事長ら民主党執行部は4日、東京都内で対応を協議し、慰留することを確認した。5日に党役員会を開き、代表にとどまるよう小沢氏を説得する方針だ。

 役員会で連立協議受け入れが多数を占めることは考えられず、鳩山氏らは「小沢氏と意見の違いはあったが、不信任ではない」として続投を促す見通しだ。小沢氏と距離を置いてきた岡田克也副代表も4日夜、「大連立はないという前提で、今は慰留すべきだ」と朝日新聞の取材に語った。しかし、連立協議を拒んだまま小沢氏が慰留に応じる可能性は低く、最終的には辞任を了承せざるを得ないとの見方が広がっている。

 党内では、福田政権との対決路線を堅持し、次の総選挙で政権交代をめざすべきだという声が大勢だ。このため後任の代表には、岡田氏を推す声が中堅・若手や旧社会党系の議員らを中心に強まっている。ただ、岡田氏が代表になった場合、小沢氏に近い議員らが離党することを警戒する見方もあり、党代表代行として小沢氏との関係を保ってきた菅直人氏の再登板に期待する声もある。

 しかし、大連立構想に動いた小沢氏が代表を退けば、民主党分裂・政界再編の可能性をはらんだ政局展開となることは避けられない。党首会談で首相が唱え、小沢氏も同調した衆参両院で第1党が異なる「ねじれ」状態の解消に向けた動きがくすぶるためだ。民主党など野党から参院議員17人が与党に転じれば、参院の与野党の逆転状態は解消される。

 小沢氏は4日の会見で「離党するとは今言っていない」と語ったが、政府・自民党には民主党分裂を促し、連携を模索する動きも出てきそうだ。ただ、与党内には、旧自由党党首時代に自民、公明両党との連立を解消するなどした小沢氏の政治手法に対する警戒感も根強く、一気に政界再編に動く状況にはないものとみられる。

653片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:31:50
党首会談で「小沢副総理」一度は合意、17閣僚の配分も
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071105it01.htm

 福田首相(自民党総裁)と民主党の小沢代表の党首会談で、民主党が連立政権に参加した場合、小沢氏が副総理格の無任所相に就任することで合意していたことが4日、明らかになった。

 両党首は連立政権の17閣僚の配分を自民党10、民主党6、公明党1とすることでも合意、「大連立」を前提に話し合いが行われていた。

 関係者によると、2日の党首会談では、民主党に割り当てる閣僚ポストとして小沢氏の副総理、国土交通相、厚生労働相、農相が挙がったという。副総理は内閣法に法的な位置づけはなく、あらかじめ首相臨時代理に指名された閣僚を指してきた。政府は、首相臨時代理を組閣時に5人指名しているが、臨時代理順位の1位を無任所相の小沢氏とする方針だったと見られる。

 このほか、自民、民主両党間に設置する政策協議機関のメンバーに民間人も参加することが話し合われた。

(2007年11月5日3時0分 読売新聞)

654片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:32:22
小沢代表辞意:「連立構想」拒否され…「もう疲れた」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071105k0000m010096000c.html

 まだ薄暗い4日午前5時半、小沢一郎代表の側近、樋高剛・元衆院議員が名古屋市内に滞在していた鳩山由紀夫幹事長を訪ねた。

 「一身上の都合で辞任します」。いきなり辞職願を渡された鳩山氏は青ざめ、「受理できない。民主党は小沢さんのおかげでここまで来た。辞められては党が持たない」と辞任を拒絶した。

 鳩山氏はすぐさま新幹線で帰京し、東京都世田谷区深沢の小沢氏の私邸を訪ねた。しかし小沢氏は不在。赤坂の個人事務所にいた小沢氏をつかまえ、山岡賢次国対委員長と翻意を促した。

 午後4時に党本部で記者会見がセットされたが、党本部の代表室で説得が続いた。

 菅直人代表代行「小沢さんしか代表はいない」

 直嶋正行政調会長「衆院選を小沢さんにやってもらうのがみんなの気持ちだ」

 小沢氏「そんなに言ってもらえるなら、みんなに(進退を)預ける」

 小沢氏は会見での表現を「辞任する」から「同僚議員に進退を委ねる」に変えた。しかし、小沢氏は党に対して辛らつな言葉を浴びせた。「民主党は力量不足だ。政権担当能力があるのか」

 「連立構想」が党役員から拒否され、小沢氏は「おれはもう疲れた」と周囲に漏らしていた。同氏側近の西岡武夫参院議院運営委員長は「小沢さんは強いショックを受けた。辞任表明の引き金は、自分が指名した役員の造反だ」と語った。

 自民党の渡辺喜美行革担当相は記者団に小沢氏の辞意表明を「オセロゲーム」と表現した。参院選敗北、安倍晋三前首相の退陣で自民党に吹き荒れた逆風が、今度は追い風に変わるという例えだ。

 民主党内ではグループごとに小沢氏が離党した場合、何人を連れて出るか“票読み”が始まっている。連立構想でかやの外だった公明党の幹部も小沢氏の動向が気になってならない。

 記者が「15、16人連れて自民党に戻ってくれば『ねじれ』解消か」と問うと、「しっかり計算しろよ、17人だ」とすぐさま応じた。

 慰留を続ける民主党幹部は「連立入りが代表続投の条件になるのは絶対、駄目だ」と語った。

655片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:34:56
小沢氏真意は?民主、両院議員総会要求の声も
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071105it03.htm

 民主党は5日午後、党本部で役員会を開き、小沢代表の辞意表明への対応の協議に入った。

 鳩山幹事長は同日午前、自衛隊の海外派遣などに限定して与党との政策協議に入ることを容認する考えを示し、小沢氏の慰留に努める構えを見せているが、小沢氏は幹部らの前に姿を見せず、慰留は困難で、辞任不可避との見方が強まっている。

 党内からは、小沢氏の真意を直接確かめたいとして両院議員総会の開催を求める声も出ている。小沢氏の独断専行に対する反発は急速に強まっており、後継代表選出に向けた動きが強まりそうだ。

 この日、小沢代表は午前10時過ぎに東京・深沢の自宅を車で出発、そのまま都内のホテルに入り、役員会に出席しなかった。

 一方、鳩山氏は5日朝、都内の自宅前で記者団に対し、「小沢氏は不信任を突きつけられた思いだと語っており、翻意は容易ではない」との見通しを示した。そのうえで、「(自民党と政策協議に入れるかどうかが)一つの焦点だ。連立に結びつくとなれば難しいが、自衛隊の海外派遣問題に限った政策協議を行うことは必要だ。党内をまとめるのは簡単でないが、そのことで小沢氏がもう一度やる気持ちになるかどうかだ」と述べた。

 鳩山氏はまた、小沢氏が福田首相との党首会談で、民主党が連立政権に参加した場合、副総理格の無任所相に就任することで合意していたことについて、「そういう話が出た可能性はある」と述べた。

 民主党執行部は5日午前、党本部で鳩山氏ら幹部が今後の対応について協議を続けた。党役員会後に鳩山氏、菅代表代行、羽田孜ら最高顧問、岡田克也氏ら副代表が集まる予定だ。小沢氏の翻意が難しいと判断すれば、今国会中は代表代行が職務代行して国会閉会後に代表選を行うか、両院議員総会での代表選を直ちに実施するか、などを検討すると見られる。

 鳩山氏は5日、記者団に「小沢氏が翻意しない場合は代表選になるが、新しい代表が速やかに選出されるような手段を取るべきだ」との考えを示した。

 民主党議員の大半は、代表の突然の辞意表明に戸惑っている。

 松原仁衆院議員(比例東京、当選3回)は5日朝のTBSの番組で「何が代表の真意か両院議員総会をやってほしいと(執行部に)申し入れたい」と話した。

 原口一博衆院議員(比例九州、当選4回)もテレビ朝日の番組で「小沢氏本人から真意を聞いて議論したい」と語った。

 党内では、小沢氏が4日の記者会見で、自ら率いた民主党について「政権担当能力がない」「次期衆院選は厳しい」と酷評したことに対する反発が若手を中心に急速に高まっている。

 鳩山氏も記者団に「党首が自分の党を未熟、選挙に勝てないと言い切ってしまうと、今まで努力してきた人には大変つらい話になる」と、小沢氏を批判した。

(2007年11月5日13時59分 読売新聞)

656片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:36:03
小沢代表辞意:「何せ突然」…民主議員ら一夜明け
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071105k0000e010055000c.html

 小沢一郎・民主党代表の辞意表明から一夜明けた5日午前、地元から永田町に戻った民主党議員たちは慌ただしく情報収集に追われた。「主戦場」となっている衆院テロ防止・イラク支援特別委員会のメンバーからは翻意を促す声が相次ぎ、7月の参院選で初当選した参院議員は困惑する。一方、地方組織も対応策に追われ、「小沢氏慰留」に動く県連も出始めた。【日下部聡、苅田伸宏】 

 「何せ突然だから……いや、分からない……」−−ドア越しに電話の声が漏れてくる。同日朝、議員会館の部屋にこもり情報収集に追われる民主党議員たちが何人もいた。

 「こんな時に大激震でしょう。参りましたよ」

 同日の衆院テロ防止・イラク支援特別委の参考人質疑で質問に立つ予定の三谷光男議員(比例中国)は話す。

 「辞意表明は小沢さんの潔さの表れだとは思うが、私から見れば辞める理由がない。大連立は良くないと思うが、我々は今も代表を信任しています」

 同委の近藤昭一議員(愛知3区)も大連立には反対だが、小沢氏の翻意を期待する。「いわゆる『ねじれ』は決して悪いことじゃない。戦後初めて緊張感のある国会になった。それをリードしたのが小沢さんなのだから、ぜひ続けるべきです」

 「辞めさせません」と断言するのは、証人喚問で守屋武昌・前防衛事務次官を追及した川内博史議員(比例九州)。「小沢さんは辞めることで責任を取るつもりなら、勘違いもはなはだしいと申し上げていくつもりです」と語気を強めた。

 与野党逆転の参院からは困惑の声が上がる。

 「民主党が未熟なのは間違いないし、総選挙で勝てるかどうかも分からないけれど、支持率(の高さ)を見てもこれからなのに……」。峰崎直樹参院議員(北海道)は困惑しきった様子だった。

 峰崎氏は小沢代表の会見を受け、同僚議員と連絡を取り合って4日中に急きょ上京した。10月31日夜、菅直人代表代行や赤松広隆選挙対策委員長らと食事をともにした席で「大連立は自殺行為。まさかそんなことにはならないだろう」と話し合ったばかりだった。

 7月に初当選した平山幸司参院議員(青森)は「小沢先生は信念の政治家。深く考えた上での決断だったと思う」と理解を示す。福田康夫首相からの大連立の打診を、すぐ断らなかったことについては「持ち帰らないで決めたら党内の意向を反映していないと批判されただろう。民主的な手続きで筋を通した」と話した。

  ◇   ◇

 こうした中、民主党佐賀県連(原口一博代表)は5日、緊急の常任幹事会を開き、党本部に小沢代表を慰留するよう求めることを決めた。鹿児島県連(川内博史代表)も、小沢代表の辞意撤回要求を「県連の総意」として役員全員一致で決議し、党本部にファクスで提出した。【姜弘修、神崎真一】

657片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:36:43
小沢代表辞意:翻意困難との見方強まる…緊急役員会で協議
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071105k0000e010041000c.html

 民主党は5日午後1時過ぎから党本部で緊急役員会を開き、小沢一郎代表の辞意表明を受けた対応の協議を始めた。役員会では小沢氏慰留を確認するとみられるが、翻意は困難との見方が強まっている。鳩山由紀夫幹事長は同日午前、東京都内で記者団に対し、小沢氏の辞意は固いとの見方を示したうえで自民党との大連立構想を否定、自衛隊派遣に限定した協議は検討対象との認識を示した。後継代表選びは両院議員総会での選出を念頭に進める考えを表明した。

 小沢氏は4日、代表を辞める考えを示したが、鳩山氏らが慰留したため執行部に進退を委ねた形になっている。小沢氏は連立を前提とした政策協議を主張しており、党内では連立を容認しなければ小沢氏は留任しないとの見方が強い。小沢氏が欠席して開く役員会は同氏慰留を確認するものの、連立協議入りは困難との認識を再確認するとみられる。

 鳩山氏は「大連立を前提としたらすべてが狂う。党内でまとめていくことは不可能だ」と述べ、小沢氏の主張する「大連立」構想を否定。そのうえで「(小沢氏の)翻意は容易ではない」と指摘した。小沢氏が党の政権担当能力不足を連立の理由に挙げたことには「一党の党首が自分の党を未熟だ、選挙に勝てないと言われると、今まで努力した方々には大変つらい話になる」と不快感を示した。

 新テロ対策特別措置法案について党は5日の国対幹部の会合で反対する方針を再確認した。ただ、鳩山氏は「自衛隊の海外派遣問題に関しての(政府・与党との)協議は必要なので、これに限った形の政策協議について議員の皆さんがどう考えるかだ」と述べ、連立を前提としない自衛隊派遣問題に限定した協議は検討対象と認めた。小沢氏に近い議員にはこれを翻意の説得材料と期待する見方もある。

 党内には次期代表を巡る動きも出ている。5日午前、旧社会党系グループによる会合では菅直人代表代行が暫定的に職務を代行すべきだとの意見が大勢を占めた。鳩山氏は「暫定的というよりも、代表選挙になると思う。新しい代表ができるだけ速やかに選出されるような手段をとるべきだ」と述べ、小沢氏辞任が確定した場合、時間を置かず新代表を選出すべきだ、との考えを示した。党員投票によらない両院議員総会を念頭に置いた発言とみられる。後任には岡田克也副代表らの名が挙がっている。【大貫智子

658片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:37:46
小沢氏慰留で民主、政策協議に含み 連立なしが条件
2007年11月05日13時10分
http://www.asahi.com/politics/update/1105/TKY200711050105.html

 民主党は5日午後1時から党本部で役員会を開き、小沢代表の辞職願への対応の協議に入った。鳩山由紀夫幹事長らは小沢氏に翻意を求めており、慰留方針について役員らの了承をとりつけたい意向だ。小沢氏が求める連立協議については「連立を前提とすべきではない」との意見が大勢で、鳩山氏らは連立と切り離し、自衛隊海外派遣などテーマ別政策協議に限り小沢氏の主張を受け入れる方針。小沢氏が辞意を撤回するとの観測も党内の一部に浮上している。

 鳩山氏、菅直人代表代行、輿石東参院議員会長らは5日朝、電話で連絡をとりあい、(1)連立政権を前提とした政策協議は認められない(2)安全保障など個別テーマごとの政策協議は受け入れる――との慰留方針を確認した。

 鳩山氏は5日朝、都内で記者団に「自衛隊海外派遣に関して協議することは国益を考えた場合に必要だ」と小沢氏の主張に一定の理解を示した。一方で「大連立を前提にして党内をまとめることは不可能」と語った。別の党幹部も5日朝、「役員会で全会一致で慰留を確認したい」と強調した。小沢氏が軟化しつつあるとの情報もあり、山岡賢次国会対策委員長は5日午前、国対役員に「これまで通り代表は続投する方向だ」と伝えた。

 ただ、いったん会見で辞意を宣言した小沢氏が慰留に応じることは難しいとの見方は根強い。小沢氏に近い党幹部は5日朝、「一度決めたことは固い。辞めると思う」と語った。役員会メンバーの一人は「小沢代表は許せない。会見で選挙に勝てないと言った人間を大将にすることはあり得ない」と語り、慰留は困難との見通しを示した。

 小沢氏が慰留を固辞した場合の次期代表選びについては、鳩山氏は「政治を停滞させてはいけない。暫定的と言うよりも、新代表がすみやかに選出されるような手段をとるべきだ」と語り、ただちに代表選を実施することが望ましいとの考えを示した。一方、今国会会期中は代表ポストを空席とし、国会閉会後に代表選に踏み切るべきだとの案も浮上している。

659片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:38:37
両院総会で後継選出へ 小沢氏慰留も翻意困難 '07/11/5
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200711050326.html

 民主党は五日午後、小沢一郎代表の辞任表明を受けた緊急役員会を開いた。小沢氏を慰留する方針を確認、鳩山由紀夫幹事長が説得する方向だ。しかし小沢氏の辞意は固く、翻意は難しい状況。鳩山幹事長は五日朝、都内で記者団に慰留できなかった場合は「代表選になる。速やかに結論を得るようにしなければならない」と述べ、両院議員総会での選出を念頭に後継選びを始める考えを示した。小沢氏は役員会に出席しなかった。

 党内では後継に岡田克也副代表や菅直人代表代行らの名前が挙がっている。

 鳩山氏は記者団に「慰留は簡単ではない」としながらも「党首会談で自衛隊の海外派遣について合意した内容で自民党と協議するのは必要だ。それにより小沢氏がもう一度代表をやるという気持ちになってほしい」と期待感を表明。自民党との安保問題を軸とした政策協議入りをてこに小沢氏に慰留を求める構えだ。一方で、鳩山氏は「自民党との連立に結び付くものではない」と明言した。

 ただ、小沢氏が慰留に応じた場合、政策協議や連立構想をめぐり党内の路線対立が深まるのは確実で、民主党は難しい選択を迫られている。

 後継については、国会開会中であることから菅氏や鳩山氏が暫定的に代表職を務める案も浮上しているが、「与党にすきを見せることになる。早期に正式な新代表を選出すべきだ」との声が強い。菅、鳩山両氏には「連帯責任をとるべきだ」との指摘もある。

 小沢氏は五日朝、恒例の早朝の散歩に出なかった。党本部には役員会を前に鳩山氏や直嶋正行政調会長ら幹部が集まり、今後の対応について意見交換。小沢氏に近い党幹部は「小沢氏が翻意する可能性がある」とも指摘した。鳩山氏らは小沢氏に「福田政権を衆院解散・総選挙に追い込み、政権交代を果たすために(小沢氏は)不可欠だ」として慰留を試みる考えだ。

660片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:44:43
小沢氏辞意 「残念」「早急に新体制」
2007年11月05日 朝日富山
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000711050005

民主県連 驚きの声


 総選挙の時期が気になるいま、県内政界も大きな驚きに包まれた。小沢・民主党代表の突然の辞意表明。同党側には、「党内の混乱をおさめようとした」と冷静に見ようと努める声がある一方、戸惑いも広がる。他党の間では、冷めた声が聞こえた。


 民主党県連の代表を務める村井宗明衆院議員は午後1時過ぎ、別の同党国会議員からの連絡で、小沢代表の辞意表明を知ったという。「誠に残念。県連は、『国民の生活が第一』という政治目標を達成するために一枚岩で結束していく」とのコメントを発表した。


 同党県連の坂野裕一幹事長も「さあこれからというところだったのに、残念の一言だ」。さらに、この日の小沢代表の記者会見では代表自身が否定したものの、福田首相との党首会談で連立協議を打診したのは小沢代表だった、とする一部報道があったことなどに触れて、坂野幹事長は「党内の混乱を収めようと思っての判断だったのではないか」と、一定の理解を示した。


 一方、同党県連の島田幸男代表代行は「参院選で支持してくれた国民に示しがつかない」と、突然の辞意表明には納得がいかない様子だ。「早急に新体制をつくり、新しい代表に強いリーダーシップを発揮してもらいたい」と、党執行部に注文をつけた。


 小沢代表は、野党3党推薦の無所属候補が自民現職を破った夏の参院選の際、自らが富山入りし、応援演説をした。公示前もたびたび富山入りしていただけに、支持組織の連合富山の幹部は「参院選は小沢さんのおかげで勝ったようなもの」。総選挙への態勢づくりを前に、「突然のことで、どうしようという感じだ。総選挙は誰のもとで戦うのか」と、先の読めぬ展開に不安を隠せない様子だった。


 こうした反面、他党には冷めた見方が広がった。社民党の又市征治幹事長は「野党共闘を目指していたのに、あまりに急で、奇異に感じる」と首をひねった。さらに「政府・与党を追及する立場にあるはずなのに、こんな辞め方では理屈が通らない」と非難した。また同党県連合の菅沢裕明幹事長は「小沢代表は党内からも批判を受け、代表としてもたないと感じていた」と、辞意は当然の結果とする見方を示した。


 また、自民党の鹿熊正一県連幹事長は「辞めたいのなら辞めればいい」と突き放し、総選挙への対応については「自民は自民の政策を伝えていくだけだ」と語った。

661片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:47:55
県連関係者「あまりに突然」 小沢氏辞任
2007年11月05日 朝日青森
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000711050004

 民主党の小沢代表が辞意を表明した。同党県連は先月末、参院選勝利を祝って「躍進の集い」を開いたばかり。今博幹事長は取材に対し、「悪いことをしたわけでもないのに、なぜいま辞めなければいけないのか。理由がわからない。あまりに突然だ」とあきらめきれない様子で話した。


 7月の参院選を経て、県内の同党国会議員数は5人となり、自民を1人上回った。今幹事長は「衆院選でも当然、小沢さんと一緒にがんばりたい。辞任で責任を取るのではなく、政権交代に(力を)向けてほしい」と話しつつ、「小沢さんの性格から言えば、辞めるんでしょうな」とポツリ。


 小沢一郎政治塾のOBで、参院選で初当選した平山幸司氏は「国民のための政治を考えた決断だと、信じたい」と、語った。次期衆院選への影響については「今はコメントできない」とした。

小沢氏代表辞意 「おひざ元」も戸惑い
2007年11月05日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000711050001

 民主党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)が4日、自民党との連立協議問題から党代表を辞任する意向を表明したことに、県内で驚きが広がった。民主党の県議らは「予想外」としながらも「小沢さんについて行く」。他党には「民主党の求心力が弱まる」との見方も。一方、有権者からは「安倍前首相と同様の放り投げ」と批判する声もあがった。


 小沢氏の支持者や民主党関係者は戸惑いを見せる一方、小沢氏を支持する声も出た。


 小沢氏のおひざ元・奥州市水沢区では4日午後5時から、後援会員ら約100人が集まって参院選の慰労会が開かれた。


 その直前に始まった「辞意表明」の記者会見。会場となったホテルロビーのテレビには人だかりができ、出席者が小沢代表の記者会見の様子に見入った。


 慰労会に出席した平野達男参院議員は「正直びっくりした。小沢代表の考えは政権交代の実現。アプローチの違いが今回の騒動になったのだろう」と話した。早急に党本部に戻り、今後の対応について党幹部から話を聞きたいという。


 小沢氏の男性支持者(53)は「地元は政権交代、首相にという目標で(小沢氏を)支えてきたのに、ショックだ」と肩を落とした。


 前沢後援会長を務める新居田弘文県議は「自民党に対抗して、参院選のような成果を上げられるような人はいない」と、執行部が小沢氏を慰留するよう求めた。


 かつて小沢氏の秘書を務めた党県連の佐々木順一幹事長は「予想外の出来事だが、究極の判断で、憂国の使命感を持った人間がその追求のために取った手段だ」と小沢氏を支持。次期総選挙への影響については「岩手の民主党への影響はない。小沢さんを信じてついていく」と語った。


 一方、自民党県連の千葉伝幹事長は「最後の切り札の格好で出た小沢さんが辞めることになれば、民主党の求心力が弱まるのでは」と話す。


 県選出の鈴木俊一・衆院議員は「辞表預かりの形になっているが、続投させるなら自分
の考えを飲め、というボールを投げているのか。それとも党を割ることを考えているのか、ただ代表を辞めるのか。ここ2、3日でまた新しい動きがあるのかもしれない」とみる。


 自民と連立を組む公明党県本部は「政治的混乱を招いたとして辞任した安倍前総理が批判されたが、同様な理由で小沢代表が辞意を表明したと聞き、驚くばかりだ」とコメントした。


 社民党、共産党は福田首相との「密室会談」に批判的だ。


 社民党県連合は「なぜ密室で会談したのか。民主党は野党共闘の先頭に立ってほしい」。共産党県委員会の菅原則勝委員長は「大連立すれば国民の意思を無視した政治がまかり通る。密室談合による大連立破綻(はたん)の責任を取ったということだろう」と話した。


 有権者の視線は、厳しい。


 一関市の無職伊藤清さん(57)は「小沢さんは早まった」とみる。「政権交代が遠のき、結果として自民党の思うつぼになった。政局ばかりに目がいって、年金問題などが前に進まなくなっては困る」


 奥州市のタクシー運転手岩淵久一さん(50)は「党で否決されたからといって辞任する必然性はないはずだ」と首をひねる。金ケ崎町の会社員の女性(31)は「自分の思ったとおりに動かず、面倒くさくなったのではないか」と話した。

662片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:49:47
小沢代表辞任表明 「辞める必要ない」
民主県連に戸惑い 讀賣青森

 民主党の小沢代表が4日、突然辞任表明したことは、次期衆院選に向けて臨戦態勢に入っている県内政界に大きな衝撃を与えた。民主党県連幹部らは、2日の党首会談で浮上した自民、民主両党による「大連立」構想を巡る一連の説明を受けておらず、この事態を支持者にどう説明していくか、戸惑いを隠せない様子だ。

 「辞める必要はないんじゃないか。それが参院選で支持してくれた人たちへのけじめになるのだろうか」

 民主党県連副代表の田名部匡代衆院議員は4日午後、八戸市内の事務所で小沢氏辞任表明の緊急記者会見のテレビ中継を見た後、硬い表情で語った。田名部氏はこの週末の地元回りで支持者から、「民主党はバラバラになってしまうのでは」などの不安をぶつけられた。党執行部から「大連立」構想の詳しい説明を受けていないが、自分なりにかみ砕いて説明した。田名部氏は「このままでは法案は通らないので、政策協議の場は必要だ。今後どうすべきか、党内で意思統一しないといけない」と話した。

 同党県連の今博幹事長は「突然のことに驚いている。当然、次の衆院選への影響が出てくるだろう」と困惑した様子。政策協議には理解を示すものの、「今まで戦ってきた相手で、政策も考え方も違う」と述べ、「大連立」構想には否定的な考えを示した。小沢氏に近い同党県連副代表の横山北斗衆院議員は「『大連立』は選択肢の一つだが、時期尚早だった」と淡々と語った。その上で、「辞める必要はなかった。安倍前首相の辞め方に批判が集まったように、厳しい意見は出てくるだろう」との懸念を示した。

 一方、自民党県連の山内和夫幹事長は、「大連立」構想を支持するとした上で、小沢氏の辞任表明について、「引き続き代表として残って、自民党と話し合える環境作りに励んでほしかった」と話す。次期衆院選への影響について、「これで当面選挙はなくなったのではないか。民主党も厳しいだろうし、自民党も勝ったとしても参院の過半数割れの状況は変わらない」と分析する。

(2007年11月5日 読売新聞)

663片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:50:13
「王国」に衝撃走る 小沢代表辞任表明
関係者から失望の声 讀賣岩手

 民主党の小沢代表が4日、辞任表明を行ったことで、県内にも衝撃と動揺が広がった。夏の参院選で与野党逆転を果たし、政権交代が実現すれば、次期首相となる期待も高まっていただけに、地元の後援会関係者からは失望の声があがった。県内政界には、達増知事をはじめ小沢氏に近い国会議員や県議も多い。民主党の大黒柱による突然の辞任騒動は、自民党など他党も含め、影響を及ぼすのは必至とみられる。政局が混迷の度を増したことで、衆院解散をにらんだ動きも活発化しそうだ。

 小沢一郎後援会水沢連合会はこの日夕方、奥州市水沢区のホテルで急きょ対応を協議した。会合は本来、7月の参院選の慰労が目的だったが、辞任表明の報が飛び込んできたため、同党の国会議員も交えて意見交換した。

 約150人の支持者は動揺を隠せない様子で、「なぜ辞めなければならないのか」「小沢氏以外に党を束ねられるのか」などと、今後を不安視する意見が相次いだという。

 会合に出席した平野達男参院議員は、「正直、私もびっくりしている。そもそも、自民党から持ちかけられた話を断っただけなので、辞める必要はない」と納得がいかない表情。同席した藤原良信参院議員も「参院で第一党になったのは小沢代表の存在があったからこそ。次期衆院選にも必要な存在だ」と語気を強めた。一方、同党の党籍を持ち、“小沢チルドレン”を自認する達増知事は「一政党のことであり、正確な情報も把握できていないため、コメントを控えたい」と報道各社にファクスを送るにとどめた。

 突然の辞任表明に対する県民の受け止めは様々だ。

 盛岡市上田、会社員尾形則男さん(30)は「辞める必要はない。ただ、自民党との連立を断ったのは正解。日本の政党が実質的に一つになってしまう」と評価する。葛巻町葛巻、無職沢田房子さん(72)は「党内と意見が合わないのに代表を続けるのはおかしい。今の民主党はごたごたしていて、本当に任せられるのか不安」と突き放した。大連立構想については意見が二分している。宮古市日影、会社役員角田健一さん(56)は「今のままでは日本が破産する。大連立は必要」と強調する。大船渡市猪川町、農業千葉晴郎さん(62)は「大連立は政治の混乱を増幅するだけ。民主党独自でいくべきだ」と冷ややかな視線を向ける。

(2007年11月5日 読売新聞)

664片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:51:00
「前首相と同じで無責任」 小沢代表辞任表明
県政界や有権者に驚き、戸惑い 讀賣秋田

 「安倍さんと同じで無責任だ」――。民主党の小沢代表が、自民党との連立政権構想をめぐる党内混乱を引き起こした責任を取るとして辞職願を提出したことに対し、県政関係者や有権者からは驚きや戸惑いの声があがり、安倍前首相を引き合いに出して批判する声も聞かれた。

 民主党県連の京野公子幹事長は、「辞任の必要はない。小沢代表の説明、考えは理解できる。大連立は反対だが、政策協議なら分かる。執行部に慰留してほしい」と戸惑いを見せた。さらに、「民主党への信頼が一時的に揺らいでしまう」と述べ、世論の反応を懸念した。

 自民党県連の鈴木洋一幹事長は、「驚いた。民主党が断った時点で決着したと思っていたので、辞める必要はないだろう」と述べた。ただ、大連立や政策協議については「自民も民主も互いに突っ張っては何も出来ず、臨時国会で法案が何も通っていない。国民の側に立てば必要かなとは思う」と理解を示した。

 公明党県本部の田口聡代表は、「民主党が一枚岩ではないことの証しだ」と指摘。さらに、小沢代表が記者会見で「民主党には政権を担う力はまだない」と発言したことに触れ、「政権交代を目指す党代表の言葉として非常に重い。党内ががたつくのではないか」とし、世論の動きを注視したいと述べた。

 一方、突然の辞任表明に有権者も一様に驚いた様子。秋田市内の男性会社員(53)は、「(政権交代という)志半ばなのに、なぜ辞めたのか理解できない。無責任で、安倍前首相と同じ」と批判。同市手形西谷地、会社員加藤敏之さん(52)は、「小沢代表を(辞任表明にまで)追い込んだ民主党の執行部は未熟だと思う」と党執行部の対応を疑問視した。

(2007年11月5日 読売新聞)

665片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:51:36
小沢代表辞任表明 讀賣福島

 自民党との連立政権構想を巡って生じた混乱の責任を取るとして、4日、民主党の小沢代表が辞職願を提出したことに、県内の政党関係者にも驚きや戸惑いが広がった。突然の辞意表明に民主党県連関係者からも疑問の声が上がった。


 民主党県連の中村秀樹幹事長は、いわき市内の自宅でテレビを通じて、小沢代表の辞意を知った。「正直、戸惑っている。民主党に政権交代を実現してほしいというのが直近の参院選の民意。国民第一の政治のために代表にとどまることが、あれだけ支持を受けた責任ではないか」と辞任に批判的な見方を示した。次期衆院選への影響については「候補者選考作業も残っているし、影響はあるだろうが、ここ数日の動きを見ていると次に何が起こるか分からない」と述べた。

 同党で空白区となっている福島2区の選考作業を任されている県連代表代行の増子輝彦参院議員は「民主党にとっては一時的にはマイナスだが、参院選は小沢代表だけで勝ったわけではない。自民党は民主党の動きをにらむことになると思うので、(衆院の)解散は先になるかもしれない」と分析した。

 一方、自民党の橋本克也幹事長は「(政権交代を訴えた)参院選の結果を踏まえ、これから国民に責任をどう果たすかという時に辞任を表明したことは疑問に感じる」と話した。さらに記者会見で「民主党も政権担当能力があるのか、国民から疑問を提起されており……」と小沢代表が発言したことについて、「これまで政権交代と言ってきたことと矛盾する」と批判した。同党の根本匠衆院議員(福島2区)は「(民主党が連立を拒否したことで)小沢さんとしては責任を果たせないと考えたのだと思う。小沢さんらしい判断だった」と評した。

 次期衆院選に与える影響について、同党の渡部篤衆院議員(比例東北)は「(来年)4月を待たずに総選挙になるのでは。いつ解散してもいいように準備しておかないと」と、時期が早まるとの見方を示した。

 公明党県本部の甚野源次郎代表は「突然の辞任表明に驚いている。『ねじれ国会』の中で山積する国内外の重要課題について国政の遅滞は許されない状況にある」とコメント。

 共産党県委員会の最上清治委員長は「民主党は自公政権打倒と言って参院選で自民党と対決したのに、小沢さんは自民党と密室談合して連立しようとした。それは民意とかけ離れたものだ」と批判。社民党県連の加藤雅美幹事長は「今の時期にこのような形で(辞意表明)すべきでなく、判断を誤っている」と話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

666片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:52:15
小沢代表辞任表明
民主県連に失望感 讀賣茨城

 民主党の小沢代表の唐突な辞任表明に、県内政界でも驚きの声が相次いだ。特に、次期衆院選に向けて候補擁立を急いでいた民主党内には、失望が広がった。

 民主党県連の大畠章宏代表は4日夕、読売新聞の取材に「小沢氏はここまで民主党をひっぱってやってきたのだから、代表をやめる必要はない」と語った。急きょ善後策を協議するため、同日夜、党本部に向かった。

 ただ、前触れなしの辞任表明に、党内からは「無責任だ」と反発する声もある。長谷川修平幹事長は「(辞任表明の会見で)小沢代表に『総選挙での勝利は大変厳しい』と言われると、一生懸命やっている地方としてはいやになってしまう。潔い人なのかもしれないが、それで困る人がいる」と閉口気味に語った。

 一方、自民党県連の長谷川大紋幹事長は「大変驚いたということ以外の何ものでもない。まさかということが(自民党を含めて)何度もあるとはねえ……」と述べ、安倍前首相に続く政党トップの電撃的な辞任表明に複雑な表情を浮かべた。

 これに対し、鶴岡正彦政調会長は「大連立をめぐる党運営で他の役員と意見が食い違ったのだから、辞任するのは当然だ」と冷静に受け止めていた。

(2007年11月5日 読売新聞)

667片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:52:45
民主・小沢代表辞意 県政界に衝撃
簗瀬・県連代表「大連立は反対」 讀賣栃木

 民主党・小沢代表の突然の辞意表明は4日、県政界にも波紋を広げ、党県連から次期衆院選への影響を危惧(きぐ)する声があがった。

 県連代表の簗瀬進・参院国対委員長は、2日の党首会談後に行われた党の緊急役員会で「大連立は国民の選択肢を狭めるので反対との意見を述べた」ことを明らかにし、「大変驚いている。代表の慰留も含めて党内の意志のとりまとめを早急に行う」とコメント。「党の原点は国民の生活を最優先にした政策を実行するため、政権交代を実現すること」と強調した。

 小沢代表は1日に来県した際の記者会見で、「大連立は考えられない。総選挙で過半数を取ることが最大の目標だ」と宣言したばかり。会見に同席した佐藤信・県連幹事長も「大連立は考えられない」とした上で、「小沢さんは辞める必要は全くない」としたが、「党内外から批判される要因を作ってしまい、次期総選挙を考えれば好ましくない」と、今回の混乱に懸念も示した。

 一方、自民党県連の梶克之幹事長も「大連立は支持しない」。今後の展開を「辞任の形にしないと格好がつかないのでは。民主党は小沢さんでないとまとまらず、これから大変だろう」と予想し、「参院選の大敗後、打開策がなかったので、自民党にとって良い方向に行く」と期待していた。

(2007年11月5日 読売新聞)

668片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:53:27
小沢代表辞任表明  民主に衝撃、失望
武正・県連幹事長 「党一丸の時に残念」 讀賣埼玉

 民主党の小沢代表が4日、自民党との連立政権構想を巡り辞職願を提出したことで、県政界にも衝撃が走った。

 民主党県連の武正公一幹事長は「国会審議をはじめ党一丸となっていただけに残念。自衛隊の海外派遣には国連決議が必要という思いの強さを感じた。執行部が慰留に努めているので推移を見守りたい」と話した。そのうえで、「次期総選挙に影響がないとは言えない。政権交代に向け、今できることに全力を尽くしたい」と述べた。高橋努副代表は「独断の党首会談も問題だが、内容を否定されて辞任表明するのは、開き直りだ」と失望した様子。「一日も早く新党首のもとで、2大政党の一翼を担える民主党になれるよう、努力するしかない」と話した。

 一方、自民党県連の深井明幹事長は「現時点では、大連立は時期尚早だ。剛腕で知られる小沢氏だけに、何を考えているか分からないところもある」と警戒した。長沼威総務会長は「大連立の目的をはっきり国民に説明しないと支持が得られない。自民にもプラスにならないが、参院選を小沢代表で戦った民主の方がダメージが大きいだろう」との見方を示した。

(2007年11月5日 読売新聞)

669片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:53:50
小沢代表辞意 県政界に驚き、動揺
民主県連幹事長「イメージダウン」 讀賣千葉

 小沢・民主党代表の突然の辞任表明に、県内の同党関係者にも驚きや動揺が広がった。7月の参院選で与野党逆転を果たし、次期衆院選での政権交代を目指して準備を進めている中だけに、影響を懸念する声も少なくない。

 田中明・県連幹事長は「参院選では反自公の立場で国民の期待を集めたわけで、自民党との大連立は有権者の理解が得られない」と指摘。「代表がこんな形で辞めることになっては、イメージダウンは免れない」と不満を漏らした。

 また、内山晃衆院議員(比例南関東ブロック)は「全く聞いておらず、正直驚いた」と話し、「小沢民主党が参院選で得た支持を裏切ったという印象が広がっては、代表が誰になっても厳しい戦いを強いられる。何か戦略があってのことと思いたい」とした。返り咲きを目指す元衆院議員は「党がぐらついていると見られ、多少の影響は出る。2大政党制の実現という党の大方針を地道に訴えていくしかない」と話していた。

 一方、自民党の田中宗隆・県連幹事長代理は「“部分連立”として政策協議の場はあっていい。民主党をまとめられなかったのは求心力の低下。辞任は唐突で残念でもある」と述べたが、衆院選への影響については「見極めるのはまだ早い」と慎重な姿勢を見せた。

(2007年11月5日 読売新聞)

670片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:54:23
小沢代表辞任表明 民主都議「先読めない」
他党からは冷ややかな声 讀賣東京

 「あまりにも唐突すぎる」――。突然の小沢民主党代表の辞意表明に、都内でも、各政党からは当惑の声が上がった。次期総選挙に向けて政局が混沌(こんとん)とする中、各党とも、戦略の練り直しも必要な事態となってきた。

 「総選挙を控え、党にとってダメージが大きすぎる」。「代表辞任」の報道を聞き、午後の予定をすべてキャンセルし、小沢代表の記者会見をテレビで見たという民主党都議は、動揺を隠しきれない様子。別の若手都議も、「党が割れるという人もいるし、全く先が読めない」と、不安げに語った。

 民主党は今年7月の参院選で大勝し、次期総選挙に向けて上げ潮ムードが漂っていた。都議会民主党の田中良幹事長は「交渉次第では、今後、政治の主導権を握ることも出来たのに、大変もったいないことをした」と残念がる。

 一方、他党からは冷ややかな声が相次いだ。

 ある自民党都連の幹部は、「党の責任者なのだから、自分の信念を持って他の幹部を説得すればよかった。大連立は公約実現のために必要と言うが、政権を取ってから実現すべきだった」と、政党トップとしての対応に疑問を投げかけた。

 公明党都本部の石井義修幹事長は「民主党に政権担当能力がないことを小沢さんは知っていたから、大連立を考えたのだろう」と淡々と語り、共産党都委員会の田辺進書記長は「民主党は、自公政権を倒すということで参院選挙を戦った。密室の党首会談で大連立に踏み出そうとしたのは、国民への裏切り行為だ」と批判した。

 有権者からは困惑の声も聞かれた。江東区の会社員、河村康伸さん(44)は、「これまで小沢さんに、ずっと期待してきた。なぜ辞めるのだろう」と不可解な表情。「思惑があってのことだとは思うが、民主党がバラバラになってしまわないか心配だ」と残念そうに話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

671片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:54:53
小沢代表辞意 党勢への影響懸念
民主党議員驚きと落胆 讀賣神奈川

 民主党・小沢代表の突然の辞任表明に、4日、県内の党関係者の間には強い衝撃が走った。7月の参院選大勝の立役者となった党の顔の突然の退場。すでに解散・総選挙を想定し、急ピッチで準備を進める候補者も多い中、「党の勢いがしぼむのでは」と、影響を懸念する声も出ている。

 7月の参院選神奈川選挙区では、改選3議席中、民主が2議席を獲得した。100万票余りでトップ当選した牧山弘恵参院議員は、選挙期間中、事務所を激励に訪れてくれた代表の辞任表明を知らされると、「そうなんですか」と絶句。その後、気を取り直すように「代表が辞めても、参院でなすべき仕事を果たさなければならない。それを代表も望んでいると思う」と話した。

 次期衆院選神奈川3区で公認が内定した横浜市議の岡本英子氏も衝撃を受けた一人。この日は、午前中から自身と小沢代表の顔写真が入った政党ポスターを張っていたが、辞任の一報が入った午後3時過ぎに急きょ、取りやめた。「小沢代表のもとで、衆院選に向け、勢いを感じていただけに驚きの一言。党としての最終的な決着を見守りたい」と話した。

 民主党は2005年の郵政解散時、県内18小選挙区で全敗したが、今年4月の統一地方選では、県議会や川崎市など各地で議席を大幅に増やした。県連副代表を務める田中肇県議は今回の辞任劇について、「地方の支持が盛り上がってきたところなのに、マイナスが大きい」と落胆する。「解散総選挙はいつあるかわからない。代表が誰でも勝てる候補の擁立を急ぎたい」と語った。

(2007年11月5日 読売新聞)

672片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:55:42
「国民の意思反する」民主県連から批判…小沢代表辞任表明 讀賣富山

 民主党の小沢代表が4日、辞任を表明したことは、次期衆院選に向け、同党県連に大きな衝撃を与えた。県連幹部からは「参院選で政権交代を求めた国民の意思に反する」と批判の声も上がり、県連代表の村井宗明衆院議員は5日朝、辞任表明の経緯に関する情報収集のため、東京の党本部へ向かう。自民、公明各党の県連は「職を投げ出した形だ」と冷ややかに受け止めた。

 村井代表と県連幹部は4日午後、電話で対応を協議。村井代表が5日、党本部で、辞任表明に至った経緯について情報収集するとともに、早期の党内体制確立を求めることになった。

 村井代表は「小沢代表は強いリーダーシップを持つだけに、辞意表明は残念」と話す一方、大連立構想については「国民の選択肢をなくし、民主主義が崩壊する恐れがある」と反対した。

 ある県連幹部は「小沢代表は、国民が参院選で望んだ『政権交代』ではなく、『政界再編』を求めていた」と批判した上で、「次期衆院選富山2区などの候補者調整にも影響が出るだろう。集団指導体制でもいいから、早く新執行部を作ってほしい」と訴えた。

 これに対し、自民党県連幹事長の鹿熊正一県議は「自分の思い通りにならなかったから(職を)投げ出した印象だ。(大連立も)今の時期としては唐突な感じ」と冷ややかだ。

 公明党県本部代表の島田一県議も「大連立は(小選挙区中心の衆院)選挙制度を考えれば無理だと思った。党首についてくるか来ないかだけで判断する『小沢哲学』だ」と話した。

 共産党県委員会の反保直樹委員長は「小沢代表の辞任は参院選で自公政治を否定した民意に対する裏切りの結果。密室談合自体、民主主義の蹂躙(じゅうりん)だ」とコメントした。

 社民党県連の菅沢裕明幹事長は、福田首相との党首会談に応じた小沢代表を「談合のようなやり方」と批判。「党の役員全員が反対したとなれば、辞任せざるを得ない」と話した。

 ◇号外2000部配布◇

 民主党の小沢代表の辞任表明を受け、読売新聞北陸支社は4日夜、号外を発行し、県内ではJR富山駅前や高岡駅前などで約2000部を配布した。

 JR富山駅前では買い物客や観光客らが次々と号外を受け取り、読みふける姿が見られた。

 愛知県内の大学教授森英利さん(54)は、「パフォーマンスのように感じてしまう。このぐらいのことで辞めるなどと言わない方がよいと思う」と話していた。

(2007年11月5日 読売新聞)

673片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:57:12
県連関係者に衝撃 「勢い腰砕け」懸念
小沢代表辞意表明 讀賣山梨

   民主党の小沢一郎代表が連立政権構想をめぐり、「政治的混乱を招いた」として代表辞職願を提出した4日、県内の民主党関係者は驚きをもって受け止めるとともに、大勝した参院選以来続く盛り上がりの低下を懸念する声も挙がった。

  民主党県連の樋口雄一幹事長は、辞任表明で「民主党の勢いが腰砕けになった」と衝撃を隠せない様子。小沢代表は記者会見で、次期衆院選での政権奪取に疑問を呈したが、樋口氏は「自民には『郵政民営化賛成』だけで勝った人が大勢いる。衆院選勝利のためにも辞意を撤回して欲しい」と期待した。

 後藤斎衆院議員は、「短期的な政策実現には大連立もひとつの方策」と代表の考えに一定の理解を示しながらも、「国民が求めているのか否かが重要」と述べた。また、党内からは続投要請の声が挙がるとの見方を示す一方で、「福田首相にも何かしらの責任を問う声が出るのでは」と語り、自民党内にも混乱が生じる可能性を指摘した。

 後藤氏は、山梨3区で自民党衆院議員2氏と議席を争う立場だが、「たとえ代表が替わってもやることは同じ」と述べ、自身の選挙への影響はないことを強調した。

 一方、自民党県連の臼井成夫幹事長は、「大連立構想は福田、小沢両氏が国のためを思って話し合った結果」と評価した。辞任表明は「小沢イズムが民主党内で通用しないことがわかった証し」と断言した上で、「党を変えられないと分かった時点での表明は、責任ある判断だ」と語った。

(2007年11月5日 読売新聞)

674片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:57:45
小沢民主代表辞意 「衆院選への影響は?」 県内の党関係者
驚きや懸念の声 讀賣長野

 民主党の小沢一郎代表が4日、代表辞任を表明したことで、県内の民主党関係者からは、驚きや衆院選への影響を懸念する声が上がった。

 民主党県連の北沢俊美代表は「一言で言えば驚いた」と述べ、「今の時点ではあまりいい影響はない」と、衆院選に向けて党のイメージダウンを気にかけた。同県連の倉田竜彦幹事長も、今夏の参院選で大勝したことに触れ、「(党勢を弱める)潮目になる可能性がないだろうか」と不安を口にした。

 北沢氏のもとには支持者から、「小沢氏は代表を辞めるべきでない」との意見が多く寄せられたため、代表辞任を慰留するよう菅直人・代表代行に伝えたという。

 一方、自民党県連の石田治一郎幹事長は、小沢代表の辞任表明の原因を、「(民主党に)全く違う考えの人が集まっていることが露呈した結果」と分析。

 衆院選への影響については、「民主党が自民党に代わる政党ではないことが明らかになった。(自民に)プラスに働くのではないか」と話し、民主の“敵失”に期待感をにじませた。

(2007年11月5日 読売新聞)

675片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:58:21
小沢代表辞意 民主「党にとって打撃」
イメージダウン懸念 讀賣静岡

 民主党の小沢代表が4日、突然辞意を表明したことは、民主党県連を中心に県政界に大きな波紋を呼んだ。県選出の同党国会議員は「党にとって打撃」と厳しい受け止め方をする一方、自民党との連立政権については「はなから受け入れられる話ではない」と強く反対する声が上がるなど、次期衆院選に向けて大きな影響を及ぼしそうだ。

 民主党県連の渡辺周会長(衆院静岡6区)は「辞任を表明したことは重い」とした上で、「民主党はいつもゴタゴタしていると思われてしまうことになり、イメージダウンが懸念される」と残念がった。自民党との連立については「連立になれば国会の9割が与党。批判勢力がほとんどいない状況になる」と反対した。

 同党の田村謙治衆院議員(比例東海ブロック)は「大連立は次期総選挙で勝利を目指す観点から、得策ではないと考える議員が党内で多数だった。小沢代表が空気を読めず、乗り気になったこと自体がいかがなものかと思うが、辞任表明にまで発展するとは」と驚きを隠せない。

 一方、自民党県連の堀江龍一幹事長(県議)は「民主党はあれだけ政権奪取を目標にしていたのに、有権者が納得するとは思えない。連立政権は、今の国際情勢では一つの解決法だとは思うが、国民の納得を得られるだろうか」と述べた。

 公明党県本部の阿部時久代表代行(県議)は「現状では与党側として、政策協議の話をするのは当然の流れ。二大政党制に近づいたといっても、小沢代表は今の民主党を、よしと思わなかったのでは」と話した。

 共産党県委員会の松下功委員長は「(福田、小沢会談によって)憲法9条の下で、海外派兵に道筋をつけようとした暴挙を許すことはできない。大連立も民意に真っ向から背くものだ」と批判した。

 社民党県連の小沢明美幹事長(浜松市議)は「テロ特措法、年金問題など、野党で協力して頑張っていこうという時期でもあり、党首会談が密談のようになったことも二重に残念」と話した。

◆有権者の声◆

 突然の小沢代表の辞意表明に、県内有権者からは驚きや困惑、憤りの声が上がった。

 静岡市葵区の設計事務所経営の男性(65)は「身の引き方としていいとは思わない。一度でも民主党が政権を握ってくれれば、日本の役所の仕組みが変わると期待していたので残念だ」とした。

 静岡市葵区の主婦(69)は「自民党を離党した時も驚いたが今回はそれ以上にびっくりした。民主党は消費者の方を向いてくれていると思っていたのに、裏切られた気がする」と述べた。

 浜松市中区の主婦(36)は、「小沢さんは自民の負の部分を突き破ってくれるような実行力を感じていたのに残念。自・民の大連立はお互いの悪い面を補い合えるのならしても良いと思うが、党の考えも違うし無理と思う。いっそ早く解散してほしい」と話した。

 袋井市広岡の会社員大原範映さん(27)は「参院選で大勝したのになぜ今辞めるのか、タイミングが理解できない。大連立は民主主義としてありえないと思う。大きな政党同士でくっついて、弱者や少数意見が反映されなくなってしまうのではないか」と述べた。

 沼津市大岡の自営業渡辺祐美子さん(46)は「テレビの速報を見て『何で』と思った。連立を断ったのがどうして辞任に結びつくのかわからない。民主党ももっと実績を積まなければ」と話した。

 伊豆市上船原の旅館経営の男性(54)は、「辞任には政略的な狙いがあるような気がして、素直に受け取れない。長い目で見て、民主党が伸長する流れは変わらないだろうが、党内のゴタゴタはもう少し続くだろう」と分析する。

(2007年11月5日 読売新聞)

676片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:58:58
小沢代表辞任表明 府内でも反応様々 讀賣京都

 「大連立政権」構想を巡って、民主党の小沢代表が記者会見で代表を辞任する意向を明らかにした4日、府内の与野党関係者や市民から驚きと戸惑いの声が上がった。「突然すぎる」「政局が流動化しないか」。次の衆院選もにらんで、関係者は様々な反応を見せた。

 「大連立」ショックに揺れ続ける民主党。泉健太衆院議員(3区)は「今のタイミングで代表を辞めるのは、筋が通らない。政権交代に向けた動きにも水を差す。国民や党内の議員に、真相や本音をもっと明らかにすべきだ」と訴えた。

 山井和則衆院議員(6区)は「党内はいいムードで、政権交代に向けた思いが大きくなっている。中心になって進めている人が突然、道半ばで辞意を表明して驚いている。代表にとどまってほしい」と話した。

 同党府連の宇都宮壮一幹事長は「代表でも自分の思い通りにならないことはある。衆院選への影響は、これからの経過を見ないとわからない」とした。

 野党第1党の代表辞任表明に、国会審議、政局への影響も懸念され、与党関係者は複雑な表情だ。

 自民党府連の田中セツ子幹事長は「断り続けていた党首会談を小沢代表が受け入れ、さらに大連立話を持ち帰っていたこと自体、驚きの連続だったのに、辞任まで表明するとは。他党のことだから何とも言えない」と述べた。

 公明党府本部の角替豊代表は「1党だけで衆参の過半数を握るのは難しくなっている中、政治に責任を果たそうと努力したのでは。しばらくは政治が流動的になるので、しっかりと見定めたい」と語った。

 一方、共産党府委員会の細野大海書記長は「福田首相との密室談合で自民、民主の連立の流れを進めようとした路線が破たんしたことが、辞意表明につながったに違いない。必然的な結果だ」と批判した。

 一般市民からも突然の辞任表明に戸惑う声が相次いだ。上京区の無職宮部栄三さん(62)は「色んな政党に付いたり離れたりしてきた人なので驚きはないが、なぜ追い風が吹く今なのかという疑問はある。協調性がなく、独り相撲で中途半端に辞めた感じ。手腕があるだけにもったいない」と話していた。

 伏見区の大学職員児玉和人さん(37)も「参院選では積極的に地方へ足を運ぶ姿が印象的で、政権交代への意気込みもすごかったのに、辞任してしまっては、自民党の思うつぼだ」と驚いていた。

(2007年11月5日 読売新聞)

677片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:00:40
小沢代表辞任表明 民主県連幹部ら落胆
有権者 「不信深めた」批判の声も 讀賣兵庫

 民主党の小沢代表が辞任を表明した4日、県内の政党関係者からは驚きや困惑の声が相次いだ。解散・総選挙への影響を心配する見方が広がる一方、有権者からは「政治不信を深めた」など批判の声も上がった。

 辞任表明の一報を聞いた民主党県連の辻泰弘代表は「びっくりした」と驚きを隠せず、「記者会見で(政権担当の)力量がない、と語ったのは寂しいし、党首が言うべきことではない。政権交代への勢いがそがれた」と落胆した。

 杉尾良文・党県連幹事長も「大連立の動きは、党内地方組織や国民にも受け入れられない。仕掛けるはずが、逆手に取られた。リーダーとしてもっと慎重に対応してほしかった」と悔しそうに話した。

 一方、「現状を打破するため会談した両党首の姿勢は評価している」と理解を示すのは、自民党県連の原亮介幹事長。「『反対だけの野党』に一石を投じ、こういう形で辞意を表明するのも小沢さんらしい。衆院解散が早まるかも」と指摘した。公明党県本部の野口裕幹事長は「今回は唐突すぎた。小沢さんも焦りすぎたのかも」と話した。

 同じ野党の立場から、共産党県委員会の松田隆彦書記長は「参院選で国民世論を受け止めた政党の党首が、大連立の誘惑に乗りかけたのなら、あまりにも無責任な姿勢だ」と批判した。

 神戸市西区の地方公務員男性(51)は「大連立は国民への裏切り行為。政治の混迷が深まってしまった」と嘆き、同市須磨区、無職黒田幸子さん(70)は「辞意表明は当然で、民主党は次の選挙が厳しくなった」と話した。

 残念がる声も。同市灘区の男性会社員(28)は「剛腕を発揮して大連立をやり抜いてほしかった」と言い、同市北区の女性会社員(39)は「力がある政治家なので、辞任しないで別の責任の取り方もあるのでは」と話した。

 神戸市中央区の主婦(59)は「党首会談自体が密室協議で賛成できなかった。小沢さんは一線から去って、もっとオープンでわかりやすい政治をしてほしい」と冷ややかだった。

(2007年11月5日 読売新聞)

678片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:01:22
小沢代表辞任表明 県政界にも衝撃 讀賣鳥取

 民主党の小沢代表が、自民党との連立政権構想をめぐり、代表を辞任する意向を表明した4日、突然の辞意表明は県内にも衝撃を与え、国会の審議や次期衆院選への影響を心配する声が広がった。

 民主党県連代表の川上義博・参院議員は、予定していた飛行機の搭乗を1本早めて上京。「政局の流動化は避けられない」と懸念しながら、「小沢代表のもとで2大政党制と政権交代を実現したいので、とにかく会って慰留したい。自民党のわなにはまった責任はあるかも知れないが、不信任ではない」と続投を求める考えを述べた。

 次期衆院選鳥取2区の民主党公認候補に内定の湯原俊二県議(44)(米子市)は「自民党との連立は国民に理解を得られない取り組み。我が党に政権担当能力がないとも考えていない」と述べ、今後について「衆院選挙への影響はないと思う。こうした問題で一喜一憂せず、政策を堂々と訴えていくだけだ」と話した。

 自民党県連の山口享会長は「民主党が幅広い考えを持つ議員の集団で、党として一枚岩ではなく、小沢氏の求心力も弱かったということが露呈した格好だ」と分析。次期衆院選への影響については「民主党に対し、有権者の不信感は募るはずだ。自民にとっては戦いやすくなった」と話した。

 連立政権を組む公明党の銀杏泰利・党県本部代表は「臨時国会では格差や地方対策が打ち出されているが、審議は停滞している。民主党のごたごたは、国会運営の混乱に拍車をかけるだけで、地方のためにならない」と疑問を投げかけた。

 小村勝洋・共産党県委員長は「民主は自民と対決し国民の支持を得たのに、自民との協力姿勢を示すことは国民無視で無責任。自民と民主の『2大政党』は形だけ」と話した。

 正木直志・社民党県連幹事長は「政権を取ると言っておきながら自民党との連立を考えたなら、国民に大変失礼な話だ。代表を辞任して責任を取るのは当然だ」と話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

679片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:01:57
小沢氏辞任表明 県政界に困惑と不安 民主県連 早急に党見解求める 讀賣島根

 民主党の小沢代表が辞任を表明した4日、県内の政界にも困惑や不安が広がった。特に、民主・社民・国民新各党の共闘により7月の参院選で自民党現職に勝利した野党陣営では、次期衆院選への影響を懸念する声があがっている。一方、県民からは「小沢さんに期待していたのに」と残念がる声が聞かれた。

 民主党県連は現在のところ、事態の推移を静観。同県連の内田敬代表は大連立は支持しないとした上で、「参院選で投票してくれた有権者には『小沢さんだから』という人もいた。辞めれば党の見方が変わるおそれがある」として辞任に反対。衆院選に向けて、「執行部はこれまでの取り組みを守るという見解を早急に示すべき」と求めた。

 参院選で民主党と共闘した国民新党の大畑茂三郎・益田支部長は「大きな党こそしっかりしてほしい」と苦言を呈し、「代表が変わっても、野党共闘が白紙になると決まった訳でない。先が読めないうちに、慌てるべきではない」と慎重な姿勢を見せた。

 一方、自民党県連の五百川純寿総務会長は「日本の将来を考えれば大連立はあってもいいと思う。だが、これでその可能性は無くなった」とした。衆院選への影響については、「どちらが地域格差を是正できるかが島根の争点で、今回のことが県内に影響することはない」と分析した。

 県民からは様々な意見が聞かれた。

 松江市東津田町、無職下村寿夫さん(64)は「政権交代に政治生命をかけると言いながら途中で投げ出したのでは、安倍前首相と同じ。参院選で民主党に入れたのに、国民の目が届かないやり取りで辞任するなんて、納得いかない」と不満そうだった。

 浜田市片庭町、飲食店経営大畑茂春さん(61)は「小沢さんに期待していただけに残念。自民も民主も中途半端な状態で、これを打開しようと考えたのでは。次の代表が党をまとめられるか心配で、イメージダウンは避けられないだろう」と話していた。

(2007年11月5日 読売新聞)

680片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:02:25
民主・小沢代表辞任表明県民、驚きと同情の声
「投げ出した」「寄り合い所帯」 讀賣岡山

 自民、民主両党の大連立構想を巡る動きが、小沢一郎・民主党代表の辞任表明へと転じた問題は4日、参院選での民主勝利の象徴とされた県内でも驚きを持って受け止められた。あれから3か月、「民主党を信じていたのに」と連立構想そのものに批判が出る一方、「寄り合い所帯で幹部間に認識のずれがあるのでは」と、小沢氏に同情する声も聞かれた。

 民主党の津村啓介・県連代表は小沢氏の辞任表明について「県連としてのコメントは差し控えたい」とし、個人的な意見として「政治家小沢一郎の信念を貫いた筋の通ったもので、真摯(しんし)に受け止めたい。慰留を要請する」との談話を出した。

 一方、自民党の天野学・県連幹事長は「膠着(こうちゃく)状態が続く国会に、『今のままでいいのか』という思いを突きつけた政治家としてのまっとうな行動」と評価したが、大連立は「非現実的」とした。

 自民と連立を組む公明党の景山貢明・県本部代表は「民主は参院選で野党として訴え、過半数を獲得した党としての姿勢は貫くべきだ。仮に政権与党に入っても、現行の選挙制度では長続きしないのでは」との見方を示した。

 県民の受け止め方も様々。2大政党制への流れに期待していたという総社市井手の会社員最相(さいしょう)信雄さん(56)は「寄り合い所帯で小沢さんだけでは運営できず、もどかしかったのでは。リーダーシップのある人が辞め、次は誰になるのか」と話した。

 岡山市中山下の無職、佐藤紘司さん(65)は「連立の話も上層部だけでなく、皆で話し合ってほしい」。小沢氏が途中で投げ出した印象を持ったという真庭市社、団体職員由井健司さん(51)は「民主は参院選で県内でも強かったが、近いうち総選挙があるのならマイナスになるでしょうね」と見る。

 岡山市中山下の会社員女性(22)は「参院選以降、政治が変わると期待したが、大連立の話が密室で行われ、結局変わっていないと失望した。小沢さんが言った通り、国民を混乱させたと思う」と言っていた。

(2007年11月5日 読売新聞)

681片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:02:50
小沢氏辞任表明 県内でも驚きや疑問 民主県連 「衆院選へ態勢立て直す」 讀賣広島

 小沢代表が辞任を表明した4日、県内でも政党関係者や有権者から「なぜ今、辞める必要があるのか」など、驚きや疑問の声が上がった。

 民主党県連代表の松本大輔衆院議員は「驚いたし、残念」と戸惑いながらも、「参院選の民意を裏切ることになるので(大連立の)拒否は当然」ときっぱり。次期総選挙への影響については「判断できないが、一刻も早く態勢を立て直さねば」とした。

 一方、自民党県連幹部は「混乱を招いた責任を取るという理由が理解できない」と疑問を投げかけていた。

     ◇

 記者会見のニュースを見た東広島市の男子大学生(22)は「首相との会談でどんなやり取りがあったのか説明不足だし、辞める理由がよくわからなかった」と話した。

 広島市中区の会社員村上潤一郎さん(56)は「与党への国民の信頼は低下しているので、小沢代表が辞任したとしても、次回の衆議院選挙でも民主党優位の流れは変わらないと思う」と話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

682片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:03:26
民主・小沢代表辞任表明 県政界にも衝撃
党県連「組織が混乱する」 讀賣徳島

 民主党の小沢代表が代表を辞任する意向を表明した4日、県政界にも衝撃が走った。各政党関係者からは「思い通りにならないから辞める無責任なやり方だ」「小沢代表の思いがどこにあるのかわからない」などの反応が聞かれ、次期総選挙を前に「政界再編に向けて動き出すのでは」と予測する声も出始めた。

 民主党県連の橋本幸子幹事長は「小沢代表の思いがどこにあるのか、代表自らがきちんと話さないと分からないし、組織が混乱する」などと困惑気味の談話を発表した。

 同県連は、次期衆院選に向け、徳島3区の候補者選びを公募で進めている最中。東條雅紀副幹事長は徳島市内の事務所で、テレビで小沢代表の記者会見を見守り、「参院選で掲げた政策実現のために連立を組むという意図はわかるが、衆院選で勝てば、単独で政権を担えるはず。ちょっと焦ったのかも」と話した。

 また、同じ野党では、社民党県連の寺前学代表が「野党の共闘を束ねる党のトップが辞意を表明するとは」と驚き、共産党県委員会の上村秀明委員長は「自公政権を批判して参院選で勝ったのに大連立が選択肢になること自体おかしい。矛盾が露呈し、辞任せざるを得なくなったのだろう」と突き放した。

 一方、自民党県連の岡本芳郎会長は「壊し屋の本領発揮だ」と指摘し、「自民党を利用して参院選での民主党の訴えを実現させようとしたが、党執行部の理解が得られず、嫌気が差したのでは」と推測。福山守幹事長も「政界全体に波紋が広がる。政界再編へ動き出すのでは」と語った。

 公明党県本部の長尾哲見代表は「連立を選択した小沢代表の前向きな判断を評価していたのに残念」と話した。

 市民の反応も様々で、鳴門市の無職岡田始さん(64)は「びっくりした。福田首相と隠れて会議をし、国民をだましていたのだから辞めた方がいい」と話し、同市の会社員富田崇平さん(31)は「小沢代表がもう少し続ければ与野党が逆転し、政治が変わりそうだった。やめる必要はない」と残念がっていた。

(2007年11月5日 読売新聞)

683片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:04:01
小沢氏辞任表明 県内各党 驚き隠せず
県民「おかしい」「もったいない」 讀賣香川

 自民党との連立政権構想を巡り、党内を混乱させた責任を取るとして、民主党の小沢代表が辞任を表明した4日、県内の政党関係者も突然の辞意に驚きを隠さなかった。7月の参院選では公認候補が自民現職を破り、選挙区で初の議席を獲得したばかり。有権者からは「せっかく勝利したのに」「裏切られた」など落胆と批判の入り交じった声が聞かれた。

 参院選で小沢代表は公示前と公示後の2度来県し、政権交代などを訴えた。県連代表の小川淳也衆院議員は「次期総選挙に勝利することに全力投球しなければならない。国民から信頼され、自民党に替わる新しい政治勢力を作ることが使命」とコメントした。

 初当選した植松恵美子参院議員は車で県内を移動中、記者会見のテレビ中継を見た。「突然の出来事でただ驚くばかり。二大政党制を実現させるために結成された党で、生活に不満を抱く有権者に負託された理由もそこにあっただけに、残念でならない」と述べた。

 独自候補の擁立を断念し、植松氏を支持した社民党県連の奥田研二代表は「福田首相、小沢代表のどちらが持ちかけたのかわからない連立構想だが、自民党を倒すために参院選で大同団結したはず。選挙協力だけさせられ、自民党と組むというのは筋違い」と語気を強め、「これで総選挙は早まるのではないか」との見方を示した。

 有権者の反応は様々。高松市寺井町、無職塩田宏さん(86)は「参院選で大勝して政権を目指そうという人が、自民との連立を言うこと自体おかしい。次の代表はもっと信念のある人に」と渋い表情。同市中央町、会社員加藤文宣さん(57)は「参院選で勝ったのにもったいない。党内で反対されたと言うが、自分の考えを党内に通す力がなかったのでは」と話していた。

(2007年11月5日 読売新聞)

684片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:04:40
小沢代表辞意 民主県連「流れ注視」
県民「民意得られない」 讀賣高知

 民主党の小沢代表が辞任の意向を表明した4日、県内では「なぜ辞任するのかわからない」との疑問や「途中で引き下がるのは無責任」などの批判の声が相次いだ。

 同党県連の近藤強代表は取材に対し、自民党との連立については「政権交代に向けて動いている中で連立を前提とした政策協議をするのは、地方組織としては疑問を感じる」と不信感を示したうえで、「参院選で大躍進に導いた代表でもあり、小沢代表の下で早期の解散総選挙、政権交代と考えていただけに非常に残念。今後の流れを注視したい」と話した。

 ニュースで辞任の意向を知ったという高知市南竹島町の菓子販売業、広田正秀さん(42)は「理由がよくわからないが、重要な法案を出さないといけない時期にこんなことでは民意は得られない」と指摘。

 観光で訪れていた徳島市の主婦(66)は「都合が悪くなったら引き下がるなんてひきょう。党首なんだから職務を最後まで全うしないと」と憤っていた。

(2007年11月5日 読売新聞)

685片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:05:39
小沢代表辞任表明、「頑張ってほしかった」…県内にも衝撃広がる 讀賣長崎

 民主党の小沢代表が4日、自民党との連立政権構想をめぐり、代表を辞任する意向を表明したことに、県内の政党関係者や有権者からは、驚きや「惜しい」という声が上がった。

 民主党の大久保潔重参院議員(長崎選挙区)は同日午後、同僚議員からの携帯電話のメールで知り、「まさかと思った」と驚いた様子。「参院選は小沢代表が『党の顔』として戦って勝ったが、次期衆院選はどうだろうか」と心配そうに話した。

 自民党の冨岡勉衆院議員(比例九州)は「小沢氏は、政権を取るかどうかの前に、国の安定のことを考え、福田首相と会談したのだと思う」と思いやった。同党県連の末吉光徳幹事長は次期衆院選について、「これで戦いやすくなった。立候補者全員の当選を目指す」と力を込めた。

 長崎市岩見町、薬剤師馬場優子さん(51)は「参院で勢力が逆転しても民主党は何もできないと思っていたので、自民党との連立は良いことだと思っていた。小沢さんには頑張ってほしかった」と驚いた様子。島原市城西中の丁、会社員山口慶太さん(34)は「現状を考慮して辞意を表明したのだろうが、意見をしっかりと言う人が辞めるのは惜しい」と話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

686片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:06:36
小沢代表辞任表明…県内関係者に衝撃、「当然」「身勝手」など声さまざま 讀賣大分

 民主党の小沢代表が、自民党との「連立」を巡る混乱の責任を取り、代表辞任を表明した4日、県内の政界関係者にも衝撃が走った。安倍首相に続く辞任表明で、政治不信の高まりも懸念されるが、政権交代を望む市民からは、続投を求める声も聞かれた。

 民主党県連代表の吉良州司衆院議員はこの日、大分市内で地区集会などに参加。辞任表明の知らせに、「辞める必要はない。政策を一つでも実現するため、(連立協議を)党内に持ち帰ったことは間違いではない」と小沢代表を擁護したうえで、「役員会で即断せず、多くの議員で議論すべきだった」と強調した。吉良代表は会合出席のために同日夕、急きょ上京した。

 社民党県連合代表の重野安正衆院議員は「他党のこととはいえ、行動に一貫性がなく、勝手すぎる」と批判する一方で、党国対委員長の立場から「野党がまとまって自公に対抗していかなければ、局面は打開できない」とも述べた。

 連合大分の嶋崎龍生会長は「夏の参院選で、多くの国民は、次の衆院選での政権交代に期待して投票した。野党共闘で、与党に勝利する方向へ軌道修正しなければ、民主党は頼りないと思われてしまう」と危機感をあらわにした。

 一方、自民党県連会長の衛藤征士郎衆院議員は「衆参の“ねじれ”により、法案が1本も成立しておらず、国民との約束が果たせない以上、責任を負うのは当然だ」と一定の理解を示し、「ひょっとすると、新しい行動を起こされるかもしれない」と予想して見せた。

 公明党県本部の竹中万寿夫代表も「政治は、国民のためにあることを忘れてはならない。不毛の対立を打開するルールづくりが必要だ」と注文を付けた。

 共産党県委員会の林田澄孝委員長は「国民の期待を受けて、参院選で大勝したはずで、裏切り行為だ」と切り捨てた。

 大分市荏隈町の主婦渡部容子さん(71)は「特定の政党による支配が続けば、偏った方向に進む恐れがあり、政権交代を望んでいた。小沢さんには、有言実行を貫いてほしかった」と残念がった。日田市天瀬町五馬市、農業矢幡光明さん(53)も「自ら辞めることで、党の結束を強めることができると考えたのではないか。何とか続投してほしい」と望みをつないだ。

(2007年11月5日 読売新聞)

687片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:07:01
小沢代表辞任表明、国政への影響懸念 讀賣宮崎

 民主党の小沢代表が辞任を表明した4日、県内の同党関係者や有権者からは、戸惑いや、今後の国政への影響を心配する声が上がった。

 民主党県連の権藤梅義副代表は「唐突な感じだ。(自民党との連立政権構想をめぐり、党内を混乱させたとして)小沢代表が一人で(責任を)背負い込んでしまったわけが分からない。民主党内で今後のことについて、もっと話し合えば良かったのではないか」と述べた。その上で「今回のことが有権者に何らかの誤解を生じさせ、次の総選挙にマイナスになるのではないか」と心配した。

 えびの市池島、農業鬼川利男さん(60)は「国政の停滞を打破できる政治家だと期待していただけに残念。今の停滞が続けば、国民生活にも影響が出てしまう。誰かが動いて状況を変えなければならないのに、なぜ辞任を表明するのか理解できない」と話す。

 串間市南方、会社員河野智子さん(23)は「参院選では自民党に対抗できる勢力として民主党を応援したのに、今回のことで党としての方向性が見えなくなった。もっと党の政策や考え方に一貫性を持たすべきだ」と指摘する。

 宮崎市の主婦戸高洋子さん(65)は「国政がさらに混乱しないか心配。しかし、連立体制の実現のために党内をまとめきれなかったのであれば、辞めるしかないのかもしれません」と、一定の理解を示した。

 日向市迎洋園2、無職福田鉄文さん(69)も「党内の総意を得ずに(福田首相と)連立政権構想の会談をし、党内の混乱を招いたのは責任がある。辞任はやむを得ない」と話す。ただ、総選挙への影響については「参院選の勝利に貢献した小沢さんの辞任表明は民主党にとって打撃。次の総選挙で勝って政権を取るという民主党の戦略が怪しくなる」と語った。

(2007年11月5日 読売新聞)

688片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:07:46
小沢代表辞任表明、県内から疑問や困惑の声
民主党県連は撤回を要望 讀賣鹿児島

 自民党との連立政権構想を巡り、民主党の小沢代表が突然の辞任表明をした4日、県内の政党や県民からは「なぜ辞めるのか」、「国民を裏切ったのだから当然」などの声が上がった。

 民主党県連の泉広明幹事長は「小沢代表の下で一致団結してやってきたので驚いた。あれほどの求心力をもった人はいない。政権交代まであと一歩の所まで引っ張って来てくれただけに、辞任表明はとても残念」と話した。一方、自民党県連の本坊輝雄幹事長は「連立を巡って党の幹部から信頼を得られなかったのだから、責任をとって辞任するのは流れとして受けとめられる」と理解を示した。

 7月の参院選で与党を過半数割れに追い込んだばかりだっただけに、県民からは「与党との連立を組もうとするなんておかしい」と小沢代表を批判する声が相次いだ。

 鹿児島市鴨池新町、主婦野村美津子さん(40)は「参院選であれだけ自民党を批判しながら、連立を組もうとするなんて国民をバカにしている。辞任は当たり前」。同市伊敷3、会社員上園健二さん(52)は「連立は、自民党政治に反対し民主党を支持した国民を裏切るようなもので、辞任は当然だと思う。ただ、これで民主党が崩壊してしまわないか心配。2大政党体制を期待していたので残念」と話した。同市上荒田町、大学生吉田伸輔さん(21)は「早い決断は小沢さんらしいが、辞任せずに頑張って、もっと政治を面白くしてほしかった」と辞任表明を惜しんだ。

 民主党県連は4日、党本部に小沢代表の辞任撤回を求めるファクスを5日午前に送ることを決めた。泉幹事長は「今辞めてもらったら困る。小沢代表にとどまってほしいという地方の声を届けたい」と話した。

(2007年11月5日 読売新聞)

689片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:09:00
民主・小沢代表辞任表明、宮城県内では
2007年11月05日 朝日宮城
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000711050004

 突然の辞任表明――。民主党の小沢代表が4日夕、自民党との大連立構想をめぐって政治的混乱が生じたとして、辞任する考えを示した。「連立なんて考えられない」。県内の民主党関係者は、自民党を追い込んで早期の解散総選挙をめざす戦略を描いてきただけに、数日間の唐突な政治劇に当惑を隠せない様子だ。対照的に、与党側は民主党の混迷ぶりを冷静に分析する声が多かった。


 民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員は秘書からのメールで辞意表明を知った。「残念。がっかりした」と述べたうえで、「マスコミに対する不満もあったのだろうが、小沢氏なりの責任の取り方だったと思う。ただ、総選挙への影響があることは否めず、納得がいかない」と言葉少なだった。


 4区から民主党公認で立候補を予定する石山敬貴氏は「大連立とは突拍子もない。大勝した参院選は何だったのか」と小沢氏を批判する。「政策実行のために連立を組むという点は理解できるが、世論に受け入れられるとは思えない」


 一方、与党関係者は辞意の理由をそれぞれの立場で分析してみせた。自民党衆院議員の土井亨氏(宮城1区)は「小沢氏は政権を取った後のことも考えており、単に政権をとれば良いと考える執行部の中でジレンマを抱えていたのではないか」。自民党県連の渡辺和喜幹事長は「大連立構想を議論もなく否定する執行部に嫌気がさしたのだろう」。


 大連立が実現した場合、公明党は存在感の低下が懸念された。同党の石橋信勝・県本部代表は「民主党はもともと党内で政策の違いがあり、辞意表明という形で表面化したのではないか」と述べた。

690片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:11:45
小沢代表辞意表明、県連に驚き・戸惑い
2007年11月05日 朝日秋田
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000711050001

民主党の小沢一郎代表が4日、辞意を突然表明したことについて、県内の民主党関係者にも衝撃が走った。解散・総選挙に向けて準備を進める候補者は驚きや不安を口にした。


 県連代表の寺田学衆院議員は、小沢代表の記者会見について「内容のすべてには賛同できなかった。特に『役員会で不信任を受けたに等しい』という考えは強く受け止めすぎではないか」。


 辞職願を出したことについても「もう少し党内で議論して欲しかった。提案を拒否されたからといって辞めるというのは賛同できない。タイミングも適切ではない」と指摘した。


 秋田3区で前回落選し、再び立候補準備を進めている京野公子・県連幹事長は、「あぜんとした。また(小沢代表の)わがままが出たのかな」と驚く。


 「『生活第一を掲げる小沢民主党への政権交代こそが日本を救う』と、地元を必死で回って訴えてきた。最近は自民党以外にも選択肢があると思ってもらえるようになってきた。やっとここまできたのだから、(辞意表明は)悪い夢であってほしい」と、辞職をとどまることを願った。


 次期総選挙への影響を懸念する声もある。民主党と院内会派を組む鈴木陽悦参院議員(無所属)は、「夏の参院選の大勝利で、政権交代に向け弾みがついていた。強いリーダーシップを発揮してきた小沢さんが辞任するとなれば、次の総選挙にかなりマイナスだ」という。


 一方、県連政調会長の高松和夫県議は「今の自民党は手詰まり状態だ。(民主党は)一時的に支持率が落ちるかも知れないが、大きな流れは変わらない」との見方を示した。


 小沢代表は7月の参院選を前にした「1人区詣で」で、県内を4回訪れている。そのたびに小沢代表と懇談した連合秋田の清野彰・事務局長は「小沢民主党で参院選に大勝した。突然の辞任によって党の求心力が弱まり、分裂に発展しかねない」と心配する。


 会見で小沢代表が「民主党は様々な面で力量が不足している」と述べたことについては、「国民の本音を代弁したのだろうが、代表が会見の場で言うには不適切な発言だ」と批判した。


 一方、自民党県連は今回の辞意表明を冷ややかに見ている。


 県議の鈴木洋一幹事長は「自分の主張が通らなければ投げ出すというのは、あの人の昔からの手法のようだが、ここで辞めるか、というのが感想だ」。総選挙への影響については「これで解散の時期が全く予想できなくなった」と話した。

691片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:12:44
小沢代表辞意「驚いた」批判・同情も
2007年11月05日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000711050005

 ∞各党幹部ら反応様々


 小沢一郎民主党代表が辞任を表明した4日、県内の政党幹部にも驚きが広がった。民主党県連会長の近藤洋介衆院議員は「大事な局面で対応が必要」と急いで上京。他党の幹部からは「参院選での民意に反するから、大連立構想は繰り返してはならない」と、小沢氏を批判する声が改めてあがった。一方で、小沢氏に同情する声も聞かれた。


 近藤氏は東根市の座談会へ向かう途中の午後2時半に、小沢氏辞任の意向を知った。小沢氏の記者会見後に「辞意表明は、党内に混乱を生じさせた責任だと受け止めている」と話した。


 「自民党との連立は、有権者の理解は得られない」と今回の党の対応を擁護。「党の役員会の協議を踏まえて拒否したのは手続き的にも正しく、小沢代表に責任はない」とコメントした。


 今夏の参院選で初当選した舟山康江参院議員は「本当にびっくり。でも誰が代表になろうと、政治は生活という根本は変わらない」と話した。


 民主党県連の総務会長で山形市議の加藤孝氏は「参院選で第1党になり、総選挙だと意気込んでいたのに、自民と大連立するのは理解できなかった。どうして辞めるのかも分からない」と小沢氏の対応を批判した。


 民主党県連には、支援者から「小沢代表に、やめて欲しくないと伝えてくれ」と電話が寄せられたという。


 7月の参院選で民主党と選挙協力した社民党の広谷五郎左エ門県連合代表は「青天のへきれき。参院選の地方行脚で小沢代表と話し、政治に対する真摯(しん・し)な姿勢に親近感を持っていた。国益を考えて、苦渋の選択として大連立を持ち帰ったのだと思う」と話した。


 共産党の後藤太刀味県委員長は「小沢氏のやり方に、何のための参院選の勝利だったのかという声が党内で多くなり、辞任せざるを得なくなったのだろう」と分析した。


 一方、与党側からは同情的な見方も出た。自民党の平弘造県連幹事長は「民主党はこれまで『反自民』でまとまっていたが、参議院で第1党になった時点から、それだけではいられなくなった。小沢氏は党の政策を実現するため代表として努力をしたが、党の意向は違った」と語った。


 公明党の寒河江政好県本部代表は「小沢さんは新進党のころから、自分の考えが受け入れないと党をぶっ壊すようなところがあった。ただ、今回に関しては誰よりも党のことを考えていたのかなと感じる」と話した。


 「小沢氏らしい」加藤元幹事長


 自民党の加藤紘一元幹事長は4日、鶴岡市で「大連立構想を民主党が拒否した時点で、代表辞任は予想できた。小沢氏らしいけじめのつけ方」と話した。「衆参のねじれは変わらないから、大連立の方向を探るのは避けられない。これほどの大激震はないだろうが、震度3、4クラスの事態は起きるだろう」


 解散総選挙については「自民党は参院選の敗北が心に残っていて慎重になるし、民主党は小沢氏の辞任がトラウマになり尾を引くだろう。解散総選挙は遠のいた」と見通しを示した。

692片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:13:58
小沢代表辞意 「これから、なのに」
2007年11月05日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000711050005

 −民主議員 動揺隠せず−


 民主党の小沢代表が4日、代表辞任の意向を表明したことで、県内の同党関係者には驚きと戸惑いが広がった。「大連立」構想をめぐる小沢氏の対応に批判が集中したが、代表辞任と選挙への影響については賛否が分かれた。「自民を利するだけだ」との声がある一方で、「衆院選にはプラス」と評価する声も。政局混乱の余波は、県内でも続きそうだ。


 「納得がいかない」。同党県連の中村秀樹幹事長は、代表辞任を表明した小沢氏の説明を聞いて首をかしげた。「参院選の民意は政権交代だった。それを次の総選挙で目指すべきだ。一つひとつの政策について自民と民主が対案を出し合い、議論を重ねて切磋琢磨(せっ・さ・たく・ま)するのがあるべき姿だ」と、小沢氏が受け入れようとした
「大連立」構想を批判した。


 福田首相との党首会談に先立ち、「密室」協議の印象を持たれないよう同党の鳩山由紀夫幹事長に同席を提案したという増子輝彦参院議員も、「大連立」については断固拒否するよう進言したという。


 一方、「大きなチャンスを逃したのではないかとも思う」と話したのは佐藤健一県議(いわき市)。理由について「国会審議が一向に進展しない状況や戦後体制の改革のあり方を考えると、国民の生活を第一にして政策協議をしながらゆっくり変えていく必要がある。福田首相が折れてきて、そのきっかけができたのではないか」と説明した。


 代表辞任や選挙への影響については意見が分かれた。


 増子氏は「辞任は自民党を利することにしかならない」。高橋秀樹県議(福島市)も「これから、というときに水を差された感じだ」と述べ、否定的な見方を示した。


 一方、1区で同党から立候補予定の福島市議・石原洋三郎氏は「小沢氏の辞任で、党としては対決姿勢を鮮明に示したことになる。世論も連立は支持していない」と述べ、小沢氏の辞任表明が衆院選でプラスに働く見方を示した。


 渡部恒三衆院議員の地元秘書は混乱による民主党や総選挙への影響については「あるんでしょうね」としながらも、「もともと衆院選は、党より個人の魅力。今後の経過を注目しながら、粛々と選挙準備を進めるだけです」と語った。

693片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:14:57
小沢代表辞意表明 民主関係者ら衝撃
2007年11月05日 朝日群馬
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000711050003

民主党の小沢一郎代表が突然、辞意を表明した4日、県内の党関係者にも衝撃が走った。党県連は、06年1月に表面化した会計問題を機に分裂し、最近も次期衆院選の公認候補擁立をめぐる対立が浮き彫りになったばかり。ゴタゴタ続きの中での党トップの辞意で、関係者の間には、党に対する不信感が一層強まるのではないか、と懸念する向きも少なくない。(雨宮徹)


 同党の県選出国会議員のうち、石関貴史衆院議員(比例区北関東ブロック)は「辞任する必要はない。非常に残念だ」と語り、「『持ち帰り』に批判があるようだが、党内の手続きにのっとっており、問題はない」と小沢代表の行動に理解を示した。


 政界再編の動きが出た場合の対応を尋ねられると「民主党の中にいる私としては、言うべき立場にない」と話した。


 富岡由紀夫参院議員は「こういう辞め方をすれば『小沢氏から連立を呼びかけた』という見方を認めたも同然。どうしたかったのか理解できない」と困惑。「そもそも『持ち帰り』自体がおかしい。連立は国民の期待しているところではない。間違いなく政界再編が起きる」とコメントした。


 4月の県議選で同党公認で当選した3人のうち、石川貴夫氏(高崎市区、民主党改革クラブ)は「安倍前首相、連立問題、小沢氏と、ビックリ続きで、政治不信の増大を招く可能性がある」と指摘。大沢幸一氏(桐生市区、フォーラム群馬)は「民主党に対する信頼が低下することは免れない。ひいては自民党の復権につながる。墓穴を掘ってしまった」と話す。


 県連の内部対立にも影を落とすのか。


 ある関係者は「党代表たる小沢氏の意向がものを言う可能性があっただけに、小沢氏の退場で収拾は遠のいた」と話したが、別の関係者は「群馬の問題は、路線の対立ですらなく、個人同士の反目が原因。このまま小沢代表が辞任したとしても、影響はない」と冷めた見方を示した。

694片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:16:04
小沢辞任表明 戸惑いと怒り 交錯
2007年11月05日 朝日埼玉
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000711050003

◇ 関係者 「残念」「開き直り」


突然の民主党・小沢代表の辞意表明。次期衆院選に向けて本格的に動き始めた県内の同党関係者からは、「理由が何だか分からない」「開き直りだ」と戸惑いや怒りの声があがった。


 同党県連の枝野幸男代表は4日、朝日新聞の取材に対し「すべてノーコメント」と話した。


 また武正公一幹事長も同日発表したコメントで、「次期衆院選に向けて代表のもと一丸となっていただけに残念」とした。一方で、「自衛隊の海外派遣に国連決議が必要との主張にかける強い思いを受け止めた」と小沢代表への配慮を見せた。


 副代表の高橋努県議は「独断専行は認められない」と怒りをあらわにする。「党首会談に勝手に応じて、決めて、認められないと辞めると言い出す。まさに開き直りだ」と切って捨て、「ようやく民主を2大政党の一角を担えるまでに成長させてきたのに、このままでは党内が分裂する」と次期衆院選や今後の党運営への懸念を示した。


 次期衆院選への立候補を予定している五十嵐文彦・前衆院議員は「今の時点で代表が辞めるのは、選挙へも影響するし、何が何だか分からないし、賛成できない」と戸惑う。


 同じく同党公認で埼玉8区から立候補予定の小野塚勝俊氏は「小沢代表のもと政権交代をうたってきたのに、辞意表明は残念。総選挙への影響があるかは、今後の党の対応次第」と話した。


 一方、統一地方選や参院選で劣勢になっていた自民党の蓮見昭一・県連政調会長は、「元々一つに固まっていない民主党の弱さを露呈したのではないか。これで流れは変わるかもしれない」と話した。

695片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:17:17
党勢復活の道に冷水
2007年11月05日 朝日東京
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000711050001

 あまりに唐突――。民主党の小沢代表の辞意表明に、都内の民主党関係者も戸惑いを見せた。「郵政解散」となった05年衆院選で、東京の民主党は小選挙区で1勝24敗と惨敗。この夏の参院選に勝利して、ようやく復活の足がかりをつかんだ直後だけに、今後への影響を懸念する声が聞かれた。


 末松義規議員(50)=比例東京ブロック=は地元の行事を回る途中、辞意表明を知った。テレビで会見の内容を確認したという。「びっくりした。(小沢代表が)まさか連立を想定していたとは思わなかった。誰もが民主党は選挙で勝って政権を取るものだと思っていたはずなのに……」。突然の表明とともに、自民党との連立政権に前向きな小沢代表の姿勢に戸惑いを見せた。


 今後、予想される党内の混乱が党のイメージダウンにつながる恐れもあるが、「民主党が政権を取れる政党であることを国民に示していくしかない」と語った。


 同じく比例東京ブロックの加藤公一議員(43)は週末、いつも通り地元の支持者回りをした。秘書によると、辞意表明会見後は連絡が取りにくくなり、「取り込んでいるので余裕がない」といった短いメールが入るだけだという。


 前回、1区で落選した海江田万里氏(58)は「連立の話も、代表を辞めるという話も唐突。連立がすべて悪いとは思わないが国民が納得しないといけない」と、突然の出来事に驚いた様子。


 復活を期す次期衆院選への悪影響が気にかかる。「今のままでは民主党にとってマイナスだ。せっかく王手まできたのに、『民主党は何をやっているのかわからない』ということになってしまう。小沢代表にはもう一度、短気を起こさず代表としてまとめてほしい」とも語った。


 前回5区で敗れた手塚仁雄氏(41)も、小沢代表の会見に違和感を感じたという。「民主党の政策を実現するには、自民党と連立を組むか衆院選に勝つか方法は二つだが、小沢さんと私の考えは違う。自民党政権を根本的に改めることの方が価値があると思う」


 支持者らからは「せっかくここまで来たのに」などと電話があったという。「私が福田首相ならすぐ解散する。それくらい民主党にとって打撃だ」と語った。

696片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:18:22
民主・小沢代表辞意表明
2007年11月05日 朝日千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000711050003

 民主党の小沢代表の突然の辞意表明に、県内の政界関係者から4日、驚きとともに小沢氏の対応を批判する声が上がった。民主党内には総選挙へマイナスの影響が出るのではとの懸念も広がっている。
 「おれについてこられないなら、おれが辞めるということなのだろう。国民の意見を聞きながら政策を進めていくこれまでの党の方針と全く違う。あまりにも唐突で驚いた」。05年の解散総選挙で自民党候補に敗れた生方幸夫・県連副代表は小沢氏の行動が理解できない様子だった。
 松崎公昭・前衆院議員も「(会見で小沢氏が言った)民主党が力不足というのは現場と認識が違う」と不快感をあらわにした。
 連合千葉の黒河悟会長も「大連立をすることと、政権交代がどう結びつくのかわからない。国民のために政策を実現するためのある種の『正論』だが、民主党が掲げる二大政党制と政権交代という意義とは違う」と首をかしげた。
 7月の参院選で初当選したばかりの加賀谷健氏は「辞めることはない。総選挙まで一緒に頑張りたかった」と漏らした。
 総選挙への影響を懸念する声もある。
 田中明県連幹事長は「来春にも選挙が予想されるとして態勢を整えている最中。選挙への勢いに水を差すことにも等しい。党の代表自らが『総選挙は厳しい』と言ってしまうなんて……」。
 同じ野党からも批判が相次いだ。
 共産党県委員会の浮揚幸裕委員長は「独走して結論を持って行くところがなくなって投げ出すというのは、首相と政党代表の違いはあるものの、安倍前首相と同じてつを踏んでいる」。社民党県連の村上克子代表は「(小沢氏と福田首相の)どちらが大連立の話を持ち込んだか、真相は分からないが、国民にとまどいや不信感を抱かせたのは事実。辞任は当然だ」と話した。
 突然の辞任には与党にも驚きが広がった。
 自民党県連の本清秀雄幹事長は「大連立の話と直後の辞意表明で二重の驚きだ。話し合いのテーブルにつかないと民主党にもマイナスになるのではないか。選挙はいつあってもおかしくない。粛々と準備をしている」。
 公明党県本部の吉野秀夫代表は「安倍さんの辞任に続き、まさかがまた起きた。今回の件で、民主党が党内のコンセンサスもとれていないということが分かった」と語った。

697片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:21:44
小沢代表辞意 民主議員ら慰留の声
2007年11月05日 朝日長野
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000711050001

 「小沢でなければ選挙は戦えない」。「民主党王国」と言われる長野県。小沢一郎代表の突然の辞任意向に、同党の本県国会議員らからは慰留の声が上がった。かたや自民党県連。幹部は「民主党に政権担当能力がないことの表れ」と冷笑した。


 「小沢を失ったら党がガタガタになる。どんなことをしても慰留してもらいたい」。小沢氏と自民党時代からの「盟友」で党最高顧問の羽田孜衆院議員は、関係者にそう電話をかけ続けたという。県連代表の北沢俊美参院議員も「小沢氏の思いは分かるが、ここで辞任するのは国民の理解を得られない」と菅直人代表代行らに電話を入れた。


 ただ、小沢氏が慰留を受け入れるかどうかは「今の段階では、五分五分だろう」(北沢氏)という。


 「自分がやってきたことを役員会で否定されてむくれたんだろう。小沢氏の悪いところが出た」と話すのは篠原孝衆院議員。篠原氏はさらに「小沢氏は、大連立を自民党の派閥の合従連衡と同じように考えている。『絶対に非自民』と考える鳩山由紀夫氏らとは異なる」と、自民党の幹事長まで務めた小沢氏の「自民党的体質」を指摘した。


 一連の小沢氏の行動には、県連関係者から疑念の声が上がった。ある県連幹部は「小沢氏自身が2大政党を目指して、今までやってきたのではなかったか。参院選で勝って、いよいよ総選挙という時に、辞任というのは意味が分からない」と困惑気味。別の県連幹部は、「青天のへきれきだ。小沢氏は『大連立をして政策実現能力を示すのが責任政党だ』というが、今は、大連立を目指す時期じゃない。理解できない」と話す。


 次期衆院選への影響については、「少なからずマイナスだろう」(県連幹部)との受け止めが一般的だ。民主党の支援団体である連合長野の近藤光会長は、「一連の小沢氏の動きには違和感がある。民主党に対するイメージや期待感に傷が付いたことは間違いない」と総選挙への影響を心配した上で、「今後、そういうイメージを一掃していく必要がある」と話した。


 一方、自民党県連の石田治一郎幹事長は「民主党は、自民党に代わる責任政党にはなれないということを自ら露呈した」と批判した。

698片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:22:43
小沢代表辞意 民主議員ら「続投を」
2007年11月05日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000711050006

 民主党・小沢一郎代表の辞意表明は、党県連にもショックを与えた。党国会議員らは「(辞任は)党にとってマイナス」などと続投を求める意見が大勢を占めた。「これで選挙モードだ」と公言する一部の党県連幹部もおり、総選挙を意識した反応もあった。


 自民党との「大連立」に対しては、様々な受け止め方がある。


 鳩山幹事長に近い県連代表の小沢鋭仁衆院議員(山梨1区)は「今後も参院は民主党中心の野党が過半数を占める状況が続く。民主党側にとっては、連立がいつでもできるということ。(今回の福田首相の連立呼びかけは)民主党の選択肢が広がった」と分析する。


 だからこそ、「今回は党内の民主主義的プロセスで断ったこと。そのことで辞任することではない」と擁護する。


 山梨3区の後藤斎衆院議員(比例南関東ブロック)は「唐突すぎてコメントの仕様がない」と話す。一方、「仲間内で話し合うとか、そういうことはない」とし、党内政局には距離を置く。


 世論の風向きも気になる。「けじめの取り方として、国民が支持する可能性もある。安倍・前首相があんな辞め方をしたことを覚えている人は少ない。政治の時間が流れるのは早い」と話す。


 総選挙の準備をしてきた県連には戸惑いがある。


 樋口雄一県連幹事長は「小沢代表が最後で最大の決戦が総選挙だといっていた。彼の旗のもとで闘う準備をしてきた。党代表を続けることで責任を果たしてもらわないと地方組織はたまったものでない」と批判的だ。


 県内の党国会議員には、今回の辞任劇が「総選挙で、民主党にマイナスになる」との懸念が強い。


 7月の参院選で初当選した米長晴信参院議員は「辞めてほしくないし、辞めるべきでない。党内で続投を望むグループが出来れば、合流するつもりだ」。5日にも、党内の1期生同士で対応を話し合うという。


 「小沢一郎政治塾」出身で、次期総選挙で山梨2区の公認を得ている坂口岳洋氏は4日夜、富士吉田市内で支持者と会合を開いた。坂口氏は「いよいよ総選挙モードだ。小沢代表には総選挙まで代表を続けてほしい」と話した。

699片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:24:07
小沢氏辞任表明 民主県連「続投を」
2007年11月05日 朝日石川
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000711050003

 ≡新進石川の合流に影響も≡


 民主党・小沢代表の突然の辞意表明は、県関係者に驚きと困惑を引き起こした。党県連からは次期衆院選に向けて続投を求める声があがった。「小沢代表との約束」としていた県議会第2会派・新進石川の民主合流にも影響を与えそうだ。


 「残念。何とか残ってほしい。ここで踏んばってもらわないと、党の求心力低下につながる」。小沢代表の辞意を受けて、参院議員の一川保夫県連代表は慰留を強く求めた。自民党との連立政権については「異論がある」としながらも、「国際問題などの課題について政策協議することは悪いことと思っていない」と、政策の早期実現をめざした小沢代表の考え方に賛同した。奥田建県連幹事長も「小沢代表は前回参院選の勝利の立役者。リーダーシップをとり続けて欲しい」。


 また、新進石川の金原博会長は「小沢さんの性格からして、もしかしたらとは思っていたが、本当に辞表を出すとは思わなかった」と驚いた様子。来春をめどとしていた民主党への合流については「我々は小沢さんと最も親しくしていた。辞任して体制が変わるのであれば、(新進石川のメンバーと)協議する必要が出てくる」と、近く合流の見直しを含めて議員総会を開く意向を示した。


 一方、自民党の米田義三県連幹事長は、「国民本位の小沢代表と政権交代しか考えていない周囲の役員との間で混乱が生じたのだろう」と分析。「民主には政策協議に前向きになってほしい」と期待し、小沢代表の辞意表明は「早すぎる」と話した。

700片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:26:12
民主・小沢代表辞意表明
2007年11月05日 朝日静岡
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000711050006

県連幹部ら 驚きと疑問


 福田首相からの「大連立」協議の申し入れ、拒否に次ぐ4日の小沢代表の突然の辞意表明に、県内の民主党関係者の間には驚きとともに、有権者への影響を懸念する声が広がった。


 移動中の電車内で辞意表明の一報を聞いたという党県連会長の渡辺周衆院議員(静岡6区)は「驚いている。党首会談の内容は私たちにもよく分からず、やめるだけの理由がわからない。きちんと説明してほしい」と話す。田村謙治衆院議員(比例東海ブロック)も「次の選挙で政権交代を目指すという観点から、大連立はありえない。小沢代表は多くの民主党議員と違う考え方をしたんだなと感じていたが、辞任までする必要があるのか」と疑問を呈した。


 一方で、9月の安倍前首相の突然の辞任以降、自民党による政治空白を批判してきた民主党だけに、渡辺会長は「国会の審議も大詰めで、政治空白は許されない。有権者のみなさんには申し訳なく思う」と話す。


 県連政調会長の岡本護県議も「次の代表を早く決め、マイナスの影響が広がらないようにしないと。国民の期待を裏切らない態勢を作らないといけない」と気持ちを引き締める。その上で「法案が何も通らないのでは国民が困る。大連立は拒否して当然だが、政策協議は必要では」と話した。

701片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:28:36
小沢代表辞意表明
2007年11月05日 朝日島根
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000000711050009

∞慰留を・注視・総選挙で・・・/県内各党に驚き∞


 民主党の小沢代表の唐突ともいえる辞意表明は、県内の政界関係者にも驚きを与えた。7月の参院選島根選挙区では、小沢氏が立候補を要請した国民新党の亀井亜紀子氏が自民候補を破っただけに、亀井氏を支援した野党側からは、小沢氏を評価する声や慰留を望む声が相次いだ。一方の与党側は次期総選挙をにらみ、今後の民主党の対応を注視する姿勢だ。


◆民主「党内でもっと議論を」◆


 民主党県連の内田敬代表は「そもそも自民党と個々の政策で協議するべきで、連立政権をつくるという発想がおかしい」との考えを示したうえで、「小沢さんの提案については党内でもっと議論をするべきだ。期待している国民は多いので、辞任するべきではない」と述べた。


 県連の石橋富二雄幹事長も「党の役員から不信任を受けたわけではない。辞職しないで、もう一踏ん張りがんばってほしい」と話した。


 また、党県連の支持母体である連合島根の矢倉淳会長も「ようやく政権交代が望める流れができたのも、小沢さんのおかげ。次の衆院選でも小沢代表で戦ってほしい」と慰留を望んでいた。


 小沢氏は参院選で亀井氏に対して、投開票前日に県内で街頭演説をするなど、党公認候補並みの態勢で支援した。


 国民新党の大畑茂三郎・益田支部長は、小沢氏について「参院選でも一緒に戦い、非常によくやっている」と高く評価。辞意については「民主党が決めることなので、コメントは差し控えたい」としながらも「民主党が自民党と組むのは、あってはならないこと。総選挙で国民の信を問うべきだ」と述べた。


 参院選で亀井氏を支援した社民党県連合の細田実幹事長は、辞意について「まずは民主党内できちんと議論をしたうえで、結論を出すべきではないか。すぐに辞任することはないと思う」と述べた。


 また、共産党県委員会の中林隆委員長は「連立を即座に拒否しなかったことは、反自公の立場に願いを託した国民への裏切りだ」と、2日の党首会談で福田首相の提案を党内に持ち帰った小沢氏を批判した。


◆戦いやすくなる/自民◆


 与党側にとっては、参院選で大敗を喫した相手側トップの、突然の辞意表明となった。


 自民党県連の洲浜繁達幹事長は「参院選で強い力を発揮されており、民主党の対応がどうなるのか見守りたい」としたが、次期総選挙への影響については「自民党のやり方をよく知っている方だったので、ある程度戦いやすくなると思う」との見方を示した。


 公明党県本部の三島治代表は「参院選であれだけ国民の支持を得ながら、途中で投げ出すのは唐突な印象を受ける」と批判。総選挙については「民主党にとって良くも悪くもなる可能性があり、様子を見なければわからない」とした。

702片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:30:22
小沢氏辞任 民主「地方にマイナス」
2007年11月05日 朝日徳島
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000000711050002

 「大連立騒動」に端を発した民主の混乱は、収束の様子を見せない。4日、小沢一郎・同党代表の突然の辞意表明に、県内でも新たな衝撃が走った。県連関係者は困惑の表情を深め、政局の混乱が地方に及ぼす影響を心配した。


 民主県連は、党首会談の場で小沢氏が連立要請を拒否しなかったことに不満だった。だが、辞意表明の衝撃は大きかった。橋本幸子幹事長は「代表自らきちんと話さないと、地方の組織は混乱する。政権交代のチャンスのある総選挙の直前なのに、つくづく残念だ」とコメントした。


 高井美穂衆院議員は三好市内で一報を聞いた。「まったく状況が分からないので困惑している。小沢さんは混乱の責任を取るというが、反対に混乱してしまう」と心配そうに話した。中谷智司参院議員は「民主党に対する期待にこたえるためにも、政権交代に向けて一丸になるべき時なのに残念だ」と述べた。


 これに対し、自民県連会長の岡本芳郎衆院議員は「これで国会の空転は避けられない。予算や税制など重要課題が山積しており、一番困るのは国民だ」と指摘。「福田首相の軽いジャブに小沢さんがひっくり返った。民主には政権担当能力がないと感じて、嫌になったのだろう」と皮肉った。


 自民と連立を組む公明県本部の長尾哲見代表は「自分の考えが受け入れられないから辞めるというのは、小沢さんらしい」と理解を示し、「国会の膠着(こうちゃく)状態を打開しようとしているのに、それを受け入れない民主党は未熟だ」と批判した。


 一方、共産県委員会の上村秀明委員長は「民意を裏切り、大連立政権を考えた小沢代表が辞めるのは予想できた。7月の参院選で自民との対立軸を無理やり示そうとしたが、基本路線がそんなに変わらないことを露呈した」と厳しく批判した。


 社民県連合の寺前学代表は「びっくりという言葉以外にない。野党4党の結束も今後どうなるか、分からない」と話した。

703片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:31:59
驚き、戸惑い・・・ 
2007年11月05日 朝日愛媛
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000711050006

●小沢代表、辞任表明●


  民主党の小沢一郎代表が突然の辞任表明をした4日、県内政界にも新たな衝撃が走った。福田首相が小沢代表に打診して断られた「大連立構想」 騒動からわずか2日、急転直下の動きに、県内の与野党幹部からは戸惑いの声もあがった。政局がさらに流動化することも予想され、衆院解散の時期をめぐって、関係者の緊張感は一段と強まりそうだ。 (藤橋一也、鈴木洋和、小坪遊)


◇「納得」「当然」の声も  各党に聞く◇


  民主党県連の土居一豊代表は「何と言っていいのか。複雑な心境だ」 と戸惑いを隠せない様子。小沢代表が自民党との政策協議に前向きだったと明かしたことについては、「小沢さんは私心のない人。民主党の政策実現のために判断したことなので、支持する」 と述べた。ただ、衆院解散・総選挙に向けては「小沢代表の方が戦いやすかった」。 時期については「国民生活のことを考慮すれば、予算案が通過した後の来年春以降が望ましい」 と語った。


  自民党県連の中畑保一・常任副会長は「ただただ、驚いた」。 一方で「民主党が参院選で訴えたことを少しでも実現するために政策協議をすることは筋が通っていると思うので、その考えが認められず役員から不信任を受けたに等しいという理由で辞任するのは納得できる面もある」 とさめたとらえ方も。


  公明党県本部の笹岡博之代表は「新進党の時もそうだったが、小沢さんの『壊し屋』という面が出てきたのではないか」 と受け止め、「辞任は当然だが、民主党を離党することはないと言っている。党内には確実に騒動の火種が残った」 と、問題が後を引く可能性があるとの見方を示した。


  社民党県連の村上要代表は「小沢さんの手法が、民主党の役員会で否決されたということは、その背後にいる国民からも了解を得られなかったということだ」 と指摘。「自民党も大連立を持ちかけて断られているのだし、これで得点を稼いだということではない。結局、国民の政治不信だけが残った」 と、政治に対する信頼の失墜を懸念する。


  共産党県委員会の稲垣豊彦委員長は「小沢代表が、参院選での国民の審判に逆らって、自民との連立を進めようとしたということは、記者会見の中でも明らかになった。党内に不信を招いたことで、辞任するのは当然だ」 と語った。

704片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:33:18
小沢代表辞意、民主県連幹部は擁護
2007年11月05日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000711050003

 小沢一郎・民主党代表が4日に突然、代表を辞任する意向を表明したことについて、同党県連幹部は「責任を取る必要はない」と擁護の姿勢を見せた。一方、次期総選挙に向けて選挙協力の再構築も視野に入れる社民党県連合や、県内の有権者からは、小沢氏の「迷走ぶり」を批判する発言が相次いだ。


 「大連立の提案を党に持ち帰ったことは間違っていない」。民主党県連の吉良州司代表(衆院大分1区)は「政権の一翼を担うのは、党の主張を実行するための選択肢の一つだ」として、小沢氏の判断を支持するコメントを出した。


 政権交代を訴えてきた姿勢と矛盾しないか、との指摘には「生活が第一、という党の政策を実現し、国民のためになることで、理解を得られると思う」としている。


 梶原九州男・県連幹事長も「マニフェストの中身を一つでも実現するために、という考えは会見でよく分かった」。結果的に混乱を招いたことについては「本人が責任を取ると言っている」と理解を示し、「総選挙に向けて有権者の不安は払拭(ふっ・しょく)していく」と話した。


 一方、社民党県連合の重野安正代表(比例九州)は「参院選で(与党大敗という)民意が示されたのだから、総選挙で政権交代を目指すのが王道だ」と批判。「(対決から連立へと)考えがなぜ変わったのか。何かに追いつめられて相手の土俵に引きずり込まれたのか。会見では分からなかった」と説明不足を指摘した。


 ▲団塊世代とジュニアに聞く


  大分市のNPO理事長、長野幸子さん(59)  


 大連立の話を聞いた時は、議論なしで何でも法案が通ってしまうのでは、と不安を感じた。あり得ない話だ。小沢さんは「混乱の責任をとって辞める」と言ったが、参院選であれだけ「政権交代」と訴え、多くの信を得た民主党のリーダーが、今、かじ取りを放り出すのは無責任で、有権者への裏切り行為だ。


 九重町の農業、鷲頭将治さん(31)


 安倍前首相のときと同じくらい中途半端な辞め方で残念。衆・参で与野党のねじれが生じたため、自民と民主の政策協議については進めてもよい話だと思った。それでも辞意を表明した原因は、民主党内の「ひずみ」にあるのではないか。年金や農業問題など、公約を立て過ぎたため、党内のまとまりを失ったように思える。

705片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:34:03
県連「党勢に水差す話」
2007年11月05日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000711050003

□民主・小沢代表の辞意表明
   社民「野党全体にマイナス」 


 民主党の小沢代表が辞意表明をした4日、県内の各党にも衝撃が広がった。民主党県連の幹部たちは動揺を隠しきれず、他の野党も「野党全体にマイナスになる」と戸惑う。一方、民主と対峙(たいじ)する自民党側からは、大連立の実現に進退をかけた小沢代表の姿勢を評価する声が出た。(貞国聖子、河村能宏)


 「ショックは大きい。政権交代を有権者一人一人に約束してきたのに、代表が突然辞意を表明するとは」
 民主党県連のある幹部は驚きを隠さなかった。
 辞意表明のニュースが流れたのは同日夕。長崎市内で役員会を開く直前だった。
 「これからどうなるのか」「党本部の対応を待つしかない」
 辞意表明に至った情報が少ない中、役員会の議論は進まない。
 「とにかく冷静に対応しよう」
 今後の経過を見守るという結論だけを出し、役員会は1時間ほどで終わった。


 同党は7月の参院選長崎選挙区で、大久保潔重氏が自民新顔を破って初当選。参院2議席を独占して勢いに乗っていただけに、別の県連幹部は「水を差すような話だ。もっと知恵を働かせ、辞任以外の道を探れなかったのか」とため息を漏らした。


 次期衆院選での民主と選挙協力を模索してきた社民党県連も、戸惑いを隠せなかった。吉村庄二幹事長は、「国民は小沢氏を『野党のリーダー』という目で見てきた。野党全体にもマイナスだ。国民は納得しないだろう」と批判した。


 共産党県委員会の山下満昭委員長は、「けんか相手と手を握ろうとした姿に、国民はいい感情を持たないだろう」と語った。


 一方、自民党県連会長の谷川弥一衆院議員は「敵ながら評価している」。
 小沢代表は同日夕の会見で、自民との大連立に前向きだったことを公言した。
 「国会は民主党の反対で重要法案がほとんど通らない状況だ。このままでは予算も通らない。国の今後を考え、自民と協力しようと考えたのではないか」
 民主党の混乱が次期総選挙に与える影響については、「これで自民が有利になることはない」と落ち着いた様子で語った。


 自民党と連立する公明党関係者は冷静だ。江口健・県本部幹事長は「国民の生活第一を掲げる小沢氏を支持した有権者は、(今回の辞意表明に)裏切られた思いだろう」と話した。

706片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 19:38:51
小沢・民主代表:辞意表明 党の先行き懸念、県内関係者困惑 与党は冷ややか /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20071105ddlk28010002000c.html

 民主党の小沢一郎代表が4日、代表を辞任する意向を表明した。今夏の参院選で与野党逆転を果たし、次期衆院選へ向けて勢いづく党に、冷や水を浴びせるような突然の辞意。県内の民主党関係者は一様に困惑し、党の先行きに不安感をあらわにした。自民や公明の与党関係者は「(辞任が)国民のためになるのか」など、冷ややかな反応を示した。【川口裕之、四谷寛】

 民主党県連代表の辻泰弘参院議員は「小沢さんを先頭に政権交代を目指そうとやってきたのに……」と困惑しながらも、「衆院選に向け、体制を整えて頑張る」と気を引き締めた。

 同党の土肥隆一衆院議員(比例近畿)は4日、JR垂水駅前で街頭演説会を開いたが、参加予定の菅直人代表代行は今回の辞任騒動で参加を見合わせた。土肥氏は「(辞意表明で)民主は腰砕けだが、自民は大喜びだろう」と述べ、民主党への影響を心配した。

 同党副代表の石井一参院議員(比例代表)は4日、党幹部らと連絡を取り、小沢氏の辞任は受け入れられないとの立場を示した。石井氏は「今、代表を替えて仕切り直すことはできない。(小沢氏)個人のわがままを通しては、国民を裏切ることになる」と話した。

 一方、自民党県連の原亮介幹事長は「党内の反対で、すぐに辞めるのは小沢流かもしれない」と冷ややかな見方。公明党県本部の野口裕幹事長は「いきなり党首会談をして、反対されたから辞めるとは唐突すぎる。こんなやり方で国民のためになるのか疑問だ」と批判した。

 共産党県委員会の松田隆彦書記長は「あきれ果てた。安倍晋三前首相に続いて党首の座を投げ出すとは。国民に対する責任を果たしていない」と述べた。

〔神戸版〕

毎日新聞 2007年11月5日

707片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:04:53
小沢代表、慰留を留保 民主幹部の要請に
2007年11月05日21時42分
http://www.asahi.com/politics/update/1105/TKY200711050300.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長ら党執行部は5日の役員会で、辞職願を出した小沢代表に慰留を求める方針を確認した。岡田克也、前原誠司両副代表らを含む副代表会議の了承もとりつけ、辞意を撤回するよう小沢氏に促した。これに対し小沢氏は「昨日けじめだという思いで辞職願を出したばかりでまだ心の整理に時間がかかるので、それを待ってほしい」と即答しなかった。党内では辞任を前提にした動きはいったん沈静化し、小沢氏の判断を見守る空気が広がっている。

 役員会では、鳩山氏が「大連立にはこだわっていない。選挙にいかにして勝つ態勢をつくれるかが大事だ」とした小沢氏のこの日の発言を報告。「連立を前提としない慰留」を行うことで了承された。鳩山氏は記者団に「役員会の総意として続投を求めることを確認した。総選挙に勝つ決意を小沢代表に伝える」と語った。

 続いて開かれた副代表会議でも同様の方針を確認。会議後、「ポスト小沢」に名前が挙がっている岡田氏は記者団に「国民に責任を果たすためにも急いで結論を出さないといけない。小沢さんに代表にとどまって責任を果たしてもらうということだ」と続投支持の姿勢を示した。

 決定を受け鳩山氏と菅直人代表代行、輿石東参院議員会長が小沢氏と会い、続投を要請。小沢氏は謝意を示したが、回答は留保した。鳩山氏は会談後、「小沢代表の心の整理の環境を整えたい」として、6日に衆参両院議員の当選回数別の会合を開く考えを記者団に明らかにした。

 鳩山、菅、輿石の3氏は5日朝の段階で、小沢氏が求める連立協議は認められないが、自衛隊派遣などテーマ別の政策協議を受け入れる方針でいったん一致した。その後、「連立にはこだわらない」との小沢氏の発言が伝わり、政策協議を行えば連立につながりかねないとの懸念も党内に浮上したことから、「連立を前提としない慰留」に転換した。

 党内の各グループは5日、相次いで会合を開いたが、岡田氏や前原氏らが小沢氏の続投を求める意向を鮮明にしたこともあり、中堅・若手も含めて小沢氏の対応を見守る空気が広がっている。

708片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:16:15
慰留の声上がらず 民主県連 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000729857.shtml

 兵庫県内の民主党関係者からは厳しい意見が相次いだ。

 「党に対するイメージダウンは必至だ」と険しい表情をみせたのは、民主党の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)。県連代表の辻泰弘参院議員(兵庫選挙区)は「二大政党制に向け努力している最中に、自らが『党は力不足』と認めるのはおかしい。辞任は国民の理解を得られない」と批判した。

 県連の杉尾良文幹事長は「地道に積み上げてきた党への信頼をたたき壊すつもりか」と絶句。党本部の役員が慰留を求める動きにも「県連からは慰留する声は上がっていない」と切り捨てた。

 一方、連立を仕掛けた自民党。県連会長の河本三郎衆院議員(兵庫12区)は「驚いたが、大連立構想が破たんしたのだから、党内に混乱を招いたことのけじめとして辞めることは理解できる」。県連の原亮介幹事長は「新党首がどういう路線をとるのか見守りたい」と話した。

 与党公明党の赤羽一嘉衆院議員(兵庫2区)は一報に「やっぱり。(党首を)投げ出したか」とあきれ顔。同党県本部の野口裕幹事長は「ねじれ国会で一本も法案が通っていない中、政策を前に進めるためには、民主と協力し、課題解決のルールを模索するしかない」と指摘した。

(11/5 09:10)

709片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:17:10
小沢氏辞意に県内関係者衝撃 新潟
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&amp;newsNo=7655

 民主党の小沢一郎代表の辞任表明に、本県の同党関係者は一様に驚き、大きな衝撃を受けていた。

 県連次期代表の西村智奈美衆院議員は「まだ詳しいことを聞いていないので何もコメントできない」と困惑の表情。「週明けに大連立について説明があると思っていたので、まさかこんなことになるとは」と話した。

 菊田真紀子衆院議員は「ねじれ国会を次の衆院選で正そうと頑張ってきたのに残念な思いでいっぱい」とし「ねじれを密室談合で解決しようというのは国民の理解が得られない」と批判した。

 小沢氏と近いとされる森裕子参院議員は「びっくりした。まだ、小沢代表と会っていないので詳しいことはちょっと分からない。役員会が慰留するとのことなので結果を待ちたい」と述べた。

 鷲尾英一郎衆院議員は「国民との約束実現のため、政策協議に入りたいという小沢代表の気持ちは分かる」と理解を示し「選挙への影響や政局の展開が全く分からなくなった」と戸惑った様子。

 県連幹事長の佐藤信幸県議は「次の衆院選にマイナスだ。政権を取るには壁が多いのは分かるが、ちょっと我慢が足りない」と苦言を呈した。

 最大の支持団体、連合新潟の江花和郎会長は「国民から見ると少し分かりにくく、やり方はあまり良くない。党内体制をどう作るのか今後の影響を見極めたい」と語った。

新潟日報2007年11月4日

710片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:19:51
小沢代表が辞任表明 県内民主関係者 驚き、動揺、批判交錯
11月5日午前10時34分 福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=2251

 民主党の小沢一郎代表が4日、辞任を表明したことに、同党の福井県選出国会議員や県連幹部、支援者らにも驚きと動揺が走った。「大連立構想で結果的に誤解を与えたから仕方ない」との受け止め方や「衆院選に向けた大事な時期になぜ」など、批判と戸惑いの声が交錯。小沢代表が打ち出していた次期衆院選の野党共闘への影響について懸念を示す声も出ていた。

 福井市内にいた党県連代表の笹木竜三衆院議員は同日午後1時ごろ、党本部関係者からの電話で「代表辞意」の一報を受けた。自民、民主の大連立構想が表面化したことを受け「週明けから党内の議論が大変になると思っていた矢先だったので、非常に驚いた」が最初の印象だった。

 一方で「小沢さんは参院選後から党内で連立をにおわせる発言をしていた。結果的に小沢さんの言動が党内外に誤解を与えた。次期衆院選に向け求心力が低下。責任を取るのは仕方がないし、納得できる。民主党は正攻法で政権を取りにいくべきであり(今回の辞任劇で)そう再確認した」と話し、夕方の電車で東京に向かった。

 党県連幹事長を務める玉村和夫県議は、出張先の中国から福井に戻る電車内で連絡を受けた。「全く理解できない。参院選に勝ち、政治生命をかけて戦うという小沢代表の方針の下で次期衆院選の準備を進めてきた。野党共闘も含め一からやり直しになるのではないか」と懸念を示した。

 党県連副代表の野田富久県議は「連立協議について社民党や国民新党には報告してないから、このまま衆院選になった場合、小沢さんの下での共闘は厳しい」と指摘。一方で「新しい代表のもとで結束していけるのか。自民の保守派、自民と民主のリベラル派、民主の護憲派に三極化する可能性もゼロではない」とも述べ、党運営の難しさや政局の流動化を示唆した。

 党県連最大の支持母体である連合福井の馬場修一会長は「いったい何事が起きたのかという感じだ。参院選で国民の支持を得て、二大政党制の実現に向けて一枚岩の体制に持っていけるか肝心なときにこんな状態になるとは。残念な思いしかない」と話した。

711片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:21:36
迷走劇に県内政界戸惑い、怒り 民主小沢代表の辞任表明 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20071105/01.shtml

 自民党と民主党の「大連立構想」に端を発した民主党・小沢一郎代表の突然の辞任表明。「まさか」「なぜ」。長崎県内の政党関係者から四日、一様に驚きの声が上がった。

 「えっ、何でって感じですよ」。地元に戻っていた同党の大久保潔重参院議員が、代表辞任のうわさを知ったのは午後二時前。同僚の国会議員から「小沢さんの辞任説が流れている」とメールで連絡を受けたが、「まさか」と相手にしなかったという。政局への影響については「分からない」とする一方、「先の参院選は小沢代表の指導力で勝利した。次期衆院選でも先頭に立ってもらえると思っていたのに」と戸惑いを見せた。

 同党県連は衆院の解散、総選挙を見据えた候補者選考を進めるため、同日は長崎市内で選対小委員会を開いた。その直前に飛び込んだ「代表が辞意」のニュース。県連の川越孝洋幹事長は「大連立構想自体がおかしかった。次の衆院選にも影響は出るだろう」と答えるのが精いっぱいだった。

 一方、自民党県連会長の谷川弥一衆院議員(長崎3区)は、「ねじれ国会」で国政は機能不全に陥っていると指摘。連立構想を受けた党内協議には「この国の政治を何とかしたいという小沢さんなりの思いがあったのではないか」と同情的な声を寄せた。

 公明党県本部の江口健幹事長は「政策協議を検討したことが、党内の反発を買ったのだろう」と推測。共産党県委員会の山下満昭委員長は「反自公政権の姿勢から協調路線に転じた。民意に反した結果の挫折では」。社民党県連の吉村庄二幹事長は「辞任しても何も変わらないだろう。無責任だ」と怒った。

712片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:25:21
小沢代表辞意 県内政党関係者「深刻な痛手」 鳥取
http://www.nnn.co.jp/news/071105/20071105004.html

 民主党の小沢一郎代表が辞意を表明した四日、鳥取県内の政党関係者は一様に驚きを隠せなかった。七月の参院選では何度も県内に足を運び、政権交代の必要性を訴えた小沢代表。同党県連幹部は困惑し、他党の関係者は首をかしげ、厳しい声も上がった。次の衆院選へ向けた県内での「野党共闘」の態勢づくりにも影響を与えそうだ。

 同日、米子市内にいた民主党県連代表の川上義博参院議員は、「小沢代表辞意固める」のニュースを聞くと、出席していた集会を抜け、予定より早い飛行機で上京した。

 川上氏は「生活第一の政治を実現すべく、一丸となって政権交代を目指しているさなかの辞任は分からない」と困惑。「代表にとどまり当初からの目的を達成してもらいたい。そうでなければ国民の信頼を裏切ることになる」と話した。

 同県連の福間裕隆幹事長も「寝耳に水のこと」と驚く。次の衆院選への影響については、「参院選で勝利し、小沢代表の求心力をさらに強めて向かっているところであり、影響はゼロではない」とする一方、「小沢代表が辞任されるなら、新執行体制を整備して、党の中央と地方が一丸となって政策を訴え、政権交代を目指して努力する」と述べた。

 次の衆院選鳥取2区に同党から立候補する予定の湯原俊二県議は、「参院選で躍進したあとだけに残念だ」との印象を語る半面、「政策課題について協議するのはいいと思うが、大連立は受け入れられない」と語った。衆院選への影響については「選挙は、有権者が政策を判断するもの。今回のことはあまり関係ないのでは」と述べた。

 一方、小沢代表の突然の辞意表明は、他党にとっても青天の霹靂(へきれき)だったようだ。

 自民党県連の山根英明幹事長は「驚きだ。小沢氏の辞任が選挙などにどう影響するのかは分からない。自民党は、よそのところを気にしている場合ではなく、自分たちでしっかり政治をやっていくことが大事だ」と話した。

 公明党県本部の銀杏泰利代表は、「今は、地方や生活重視の政策実現が重要」と強調しながら、「次の衆院選も自民、公明のつながりで戦う方向性が、今回の騒動の中でも維持されたことに安心している」とも述べた。

 同日、鳥取市内で開かれた催しに出席していた共産党の志位和夫委員長は「小沢代表は基本的に連立を受け入れる行動をし、それが破たんしたことが辞任の原因ではないか。連立問題は民意に反しており、間違った道は取るべきではない。民主党に深刻な痛手となった」との感想を漏らした。

 今回の辞意表明をめぐっては、先の参院選で事実上民主党と共闘したかたちの県内の他政党からも不満の声が上がった。

 社民党県連の佐々木周子代表は「あ然とした。参院選であれだけ国民の信任を受け、早期解散、総選挙と言っている中で、今、代表を辞任するということは、小沢さんを信じた国民に対しても大きな打撃となる。いかがなものか」と批判。

 国民新党県支部の小林正義代表も「辞意表明するなら、参院選で共闘した人たちにも相談がなければならない。ただちに野党共闘や(民主党と国民新党の)参院統一会派が崩れることにはならないだろうが、不信感を抱く」と話していた。

713片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:27:07
民主党青森県連 党運営や世論を懸念(2007/11/05)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2007/11/05/new0711051102.htm

 党首会談から二日後の四日、党内に混乱を招いた責任を取るとして、辞意を表明した民主党の小沢一郎代表。突然の表明は、青森県内の民主党関係者に衝撃として伝わり、大きな戸惑いが広がった。参院選での勝利の勢いをかって、政治決戦の場となるべき解散総選挙に向け、党県連組織の強化を図っている最中。「次期衆院選も当然、小沢代表の下でと考えていたのだが…」など、今後の党運営への影響と世論の反応を懸念する声も漏れた。
 民主党県連代表の田名部匡省参院議員は「国会議員が一堂に集まり、責任を求める声が出たのならともかく、なぜ辞める必要があるのか」と戸惑いを隠さない。
 小沢代表について「あれだけ全国を回った党代表はいない。それを認めてやってきた」と、参院での勢力逆転に導いた手腕を評価。
 その上で「国民のために良い政策には賛成する」「何でも一緒にやりましょうというのとは違う」と述べ、マニフェスト実現に向け政策協議の必要性を強調した小沢代表の考えに理解を示した。
 辞意の“引き金”になった大連立構想。横山北斗衆院議員は「死票が出る小選挙区制度の欠陥を補うため、重要政策について大連立を組む必要性は多くの政治学者が提唱しており、むしろ正しい考え」との見解を示しつつ、「時期尚早で周りが混乱した」と指摘。
 それでも「辞めるという責任の取り方までは、しなくてもいい」と語り、親小沢派で組織する一新会を通じて、慰留に努める考えを強調した。
 田名部匡代衆院議員は「小沢代表の会見を通じて、政策協議の必要性に対する国民の理解が深まったのではないか」とした上で、一部で伝えられた党内の動揺を踏まえ「若い政治家も、国民のために何をすべきか議論を交わし、統一見解を持つべきだ」との姿勢を示した。
 一方、大連立構想の解釈をめぐる見解の相違で揺れた党内事情を物語るように、「なぜ今(大連立)なのか。互いの良いところを合わせてやる考え方であるべきだった」と語る県連幹部もいた。

714片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:28:18
小沢代表が辞任表明 県内民主に衝撃 三重
http://www.isenp.co.jp/news/20071105/news01.htm

 民主党の小沢一郎代表が四日、辞意を表明したことで、県内の民主党関係者からは一様に驚きの声が上がった。辞意には「残念だ」「続投を求めたい」との声がある一方、福田康夫首相に「大連立」協議の検討を受託したことには「国民は納得しない」と批判が出た。一方、与党関係者からは「(連立意向で)小沢代表の根っこはやはり自民党」「ある意味、安倍(晋三)前首相と同じ政権放り出しだ」と冷ややかな見方が広がった。

 民主党県連の高橋千秋代表は「党首会談や党の役員会の情報はよく分からないが、辞意には驚いた」と突然の辞意表明に驚きを隠せない様子。七月に小沢代表のもとで党が参院選大勝利を果たしただけに「辞任となれば残念。もう少しやってほしかった」と話した。ただ大連立には「参院選の結果を全否定することになり、国民は納得しない」と批判した。

 芝博一参院議員も「突然のことでびっくりしている」。その上で「(辞意表明は)代表本人の『けじめ』のつけ方。党内では続投の声が大半を占めており、小沢代表のもとで政権を取る考えに変わりはない」と強調。辞表届は受理せず、続投を促すだろうとの見通しを示した。

 県議会会派・新政みえ代表で県連幹事長代行の三谷哲央県議は「党役員会で連立協議の検討が拒否され、マスコミでも不利な報道が相次ぐ中で、自身が辞任することで局面転換を図ったのではないか」と語り、「辞意は妥当」との見方を示した。党役員会が連立を拒否したのは「参院選で自公政権にくみしないと明言しており、健全な判断だった」。次期代表には「常識的には菅直人代表代行だろうが、個人的には(三重3区の)岡田克也副代表の再登板に期待したい」と話した。

 一方、自民党県連の岩田隆嘉政調会長は「小沢さんはまんじゅうで言えば、もともと自民党のあんこだった人」と述べ、大連立騒動で民主党内が一枚岩でなかったことが露呈したと指摘。その上で「福田首相の言うように、国民のために対立でなく話し合いを進めるべきだ」と話し、大連立には賛同した。

 公明党県本部の杉之内昭二代表は「小沢さんは『壊し屋』の異名を取るが、先の先を呼んだ揚げ句に今回も政権を放り出した。(公明党も参加した)新進党の時から変わっていない」と冷ややか。安倍前首相に続き、民主党も代表辞任騒ぎが起こったことに「年金問題など課題山積の中で、政局ばかりが先行するのは国民にとって不幸だ」と嘆いた。

 共産党県委員会の大嶽隆司委員長は「自民、民主の談合でなく、選挙を通じて国民に政権の枠組みを選択してもらうのが王道だ」と語り、両党の動きを批判。「大連立」構想自体が出たことには「結局、自民も民主も変わりないことが露見した」と指摘した。

715片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:31:09
連立構想は「地方に軸足置いた政策遂行」 知事が小沢氏に理解
11:28 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=3055

 自民党との大連立構想をめぐり、民主党の小沢一郎代表が混乱の責任を取る形で辞任表明した問題で、東国原知事は5日、「無責任との批判は免れない」と語った。



 一方で、大連立構想については、小沢氏が岩手県選出であることなどから「地方をよく分かっている方なので、(連立構想は)地方に軸足を置いた(政策を)遂行するためだったと思う」と、一定の理解を示した。

 今後の小沢氏の動向について、過去の経緯などから同党を離党し自民党と連立を組むと予測。道路特定財源財源の一般財源化など、民主党の政策は地方にとって受け入れられないとした上で、「小沢氏には党を出て(一般財源化を)阻止してほしい」と述べた。

 また、これからの国政に関して「地方の立場としては、格差の問題に目を向け同財源の維持や地方交付税の確保などに気を配った政治をする政党を支持したい」と強調した。

716片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:33:37
代表辞意「即座に了承はできない」 県選出民主議員
2007/11/05 静岡
http://www.shizushin.com/local_politics/20071105000000000008.htm

 民主党の小沢一郎代表が4日、代表の辞意を表明したことについて、県選出の民主党議員の間には一斉に衝撃が広がった。「辞意を即座に了承するわけにはいかない」。議員からはこうした意見が目立った。
 県連会長の渡辺周氏(衆院6区)は党本部に詰め「(福田首相との)党首会談の中身が明確になっていない。経緯について説明を聞き、判断すべきだ」と強調。小沢氏が会見で、辞任の理由を「役員から不信任を突きつけられた」と述べたことには「代表が連立に前向きだったら問題はあるが、党内に持ち帰ったことに責任はない」と明快に答えた。
 小沢氏の下で代表室長を務めた細野豪志氏(衆院5区)も「きょう(4日)中に辞意に対する結論は出ない」と述べ、取り扱いを慎重にすべきと主張した。「参院選で勝利し、党を再生した功績は大きい。連立協議を党に持ち帰り、民主的な手続きを進めようとしたのは当然。しかし、政権交代を訴えてきた以上、大連立には乗れない」との認識を示した。
 一方、自民党の斉藤斗志二氏(東海比例)は、自民党時代の小沢氏と同じ旧竹下派に所属した。「予期せぬ出来事で驚いた」と衝撃を受けた様子。首相との連立協議について「(民主党が主張する)生活第一の政策を実行していくことが目的だった」とする小沢氏の主張に「間違ってはいない」と指摘した。自民党への影響については「現時点ではまったく分からない」と述べるにとどめた。

717片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:35:57
同志・元側近が本音で激白した「小沢という男」
11月5日21時5分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071105-00000937-san-pol

 「大連立」に絡んで辞任表明した民主党の小沢一郎代表。「心の整理に時間がかかるので待って欲しい」。小沢氏は続投を求めた党幹部にそう話し、進退をめぐるドタバタは5日も続いた。「剛腕」「壊し屋」の政治スタイルは「まず私自身が変わらなければならない」と、封印していたはずだった。総選挙での政権交代をだれよりも主張していたはずだった。にもかかわらず、党の力量を批判し、唐突に“退場”しようとした。小沢氏の言動は不可解さを印象づけるばかりだ。かつて行動をともにした同士や元側近らの間でも、評価が分かれている。

■みんな離れていった…

 「彼は独断で物事を決め、『おれのいうことが聞けないなら、おれが辞めるか、おまえが辞めるか』という性格だ。今回は一斉に反発を受けたら、立場をほうり出そうとしたのではないか」。
 自民党旧竹下派出身で新生、新進両党でも行動を共にした民主党の渡部恒三衆院議員は、小沢氏の気質をこう解説する。
 「独断専行、説明不足が原因で、側近はみな彼のもとから離れていった」と振り返り、同様に新生、新進両党を共にした自民党の船田元衆院議員や二階俊博総務会長らの名前を挙げた。
 「新進党もみんなが一生懸命作り上げた党なのに、独断で解党を決めてしまった」
 ただ、今回の党首会談から辞任表明までの経緯には“違和感”を覚えている。「これまでの彼なら、福田首相との党首会談で、連立政権協議の打診についてその場でイエスかノーをいっていた。しかし、今回は党役員会に持ち帰った。また、党役員会で反発されたらすぐに辞意を表明したはずだが、1日置いてから表明した。彼も性格が軟化したのかな」。
 小沢氏との付き合いが38年という渡部氏も、この辞任表明劇の結末を読み切れない。「昔なら、慰留など関係なく辞めるに違いない。彼のことが分からなくなったのは初めてかもしれない」。

■またか…政治家としては短所

 自民、新進両党の事務局に勤務し、小沢氏と接点のあった政治アナリストの伊藤惇夫氏は「一言でいうと『またか』。四つ相撲で寄り切り寸前までいきながら、土壇場で奇手、奇策に打って出てコケた。同じことの繰り返しだ」。平成6年、旧社会党が連立政権から離脱し、少数与党で羽田政権がスタートしたのもそんな状況だった。

 「性格はシャイでわがまま。酒を飲めばざっくばらんに話すが、政治的なことについてはなかなか本音をみせない。今回の件も決定的な説明力不足が作用した」と伊藤氏。小沢氏の今後については「党に残るか割って出るか、選択肢は2つ。党は確実にダメージを受けており、修復できるかどうかは小沢氏の行動にかかっている」。
 一方、小沢氏の“懐刀”として知られる元参院議員の平野貞夫氏は、一連の行動に理解を示す。
 「民主党は総選挙に向けて足元が固まっているわけではない。精神的な結束も足りない。議論で与党を追いつめられる人材もいない。小沢さんはそれを分かっており、『虎穴に入らずんば虎児を得ず』の行動に出た。こうした政治の奥深さやダイナミズムを役員らに理解してもらえず、がっかりしただろう」
 平野氏によれば、小沢氏の気質は「言い訳をしない」「すべての責任を自分で背負う」。今回の動きについては「人間としての長所、政治家としての短所」と表現した。

718片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 22:53:18
小沢代表の辞意に驚きや批判の声/神奈川県内民主党関係者2007/11/04
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiinov0711119/

 小沢代表の突然の辞意表明に、県内の民主党関係者に驚きや対応への批判の声が相次いだ。

 「本当にびっくりしている」というのは、千葉景子県連代表代行(参院神奈川選挙区)。「大連立の話は二日前に一段落して仕切り直しという矢先。ちょっと理解に苦しむ。政権交代に向け、これからというときに…」と戸惑いを隠せない。

 党副幹事長の笠浩史県連副代表(衆院比例南関東)は「なぜこのタイミングなのか。党首会談や役員会での経緯をきちんと説明する必要がある。国民不在の密室で決められ、無責任だ。政治不信を増幅させてしまう」と辞意の驚きと同時に、一連の対応も批判した。

 池田元久氏(同)は「党首会談でさまざまな憶測が流れてきた。辞意表明には驚いていない。だが、国民の支持を失わないためにも、新しい党の顔を決め、体制立て直しの必要がある」と小沢代表の辞意を受け入れ、次期体制にも言及した。

 同党の最大の支援組織である連合神奈川会長の白石俊雄氏は「大連立の話を党内に持ち帰ったのは、民主的だった。しかし、ふらふらしていては、せっかく参院選で得られた国民の支持を失いかねない」と苦言を呈した。

719片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 15:18:59
検証「民主激震」 党分裂恐れ腫れ物扱い (1/2ページ)
2007.11.6 01:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071106/stt0711060133000-n1.htm

 民主党の小沢一郎代表の辞任表明から一夜明けた5日、同党執行部は小沢氏に対する懸命の慰留工作を進め、党内には小沢氏が続投を受諾するとの観測が広がった。


■新党の悪夢

 大揺れの民主党は、7月の参院選を大勝に導いた小沢氏が党に見切りをつけて離党し、新党結成に突き進む「党分裂」に恐れおののいている。党幹部らが小沢氏を腫れ物に触るように扱うのは、このためでもある。

 民主党の力の源泉となっている参院の与野党逆転状況は「民主党から参院議員17人が与党に走れば消えてなくなる」(幹部)。離党後の小沢氏らが作る新党が自民党と連立しなかったとしても、政界のキャスチングボートを握ることになる。民主党にとり、これ以上の悪夢はない。

 菅グループ関係者は「小沢新党の“票読み”をした。参院議員は10人前後は堅いだろう。新人たちは世間知らずが多いから、最悪20人離党するかもしれない」と話す。

 しかし、同日夕、小沢氏が代表にとどまるとの見方が党内で急速に広がった。

 「ありがとう。心配かけてすみません。でも、昨日、けじめだという思いで辞表を出したばかりだ…。心の整理に時間がかかるので、それを待ってほしい」

 小沢氏は同日夕、東京駅にほど近いホテルの一室で、慰留にきた菅直人代表代行、輿石東参院議員会長、鳩山由紀夫幹事長の三役懇メンバーを前に、目を潤ませながら語った。

 前日の4日早朝、側近の樋高剛元衆院議員に、名古屋のホテルに滞在している鳩山氏に辞職願を届けさせてから、1日半しかたっていない。今すぐに辞意撤回というわけにはいかないという思いがあったのかもしれない。

 代表続投の可能性は十分ある−。3人はこんな感触をもちながら部屋を辞去した。

 「参院の分裂回避のため一致結束しよう。小沢さんは(代表職に)戻ってくれる雰囲気だった」

 菅氏は5日夜、東京・六本木の居酒屋で開いた菅グループの会合で語った。


■代表続投を確認

 「きょうが正念場だ」

 3人は5日朝から連絡を取り合い、小沢氏にあくまで代表続投を求めることを確認した。小沢氏はこの日午前10時半過ぎに、東京・赤坂のホテルに姿を現した。菅氏は午前11時、小沢氏のもとに駆けつけ、説得を開始した。

 午後1時からの党役員会。役員たちの表情は一様に硬かった。

 参院側のある役員が「ボクの勘では(総選挙は)早くなりそうだな。頑張ってよ」と冗談っぽく語ると、しらけた雰囲気が漂った。

 だが、菅氏が「午前中に、小沢代表とさしで会ってきた。代表は『連立にこだわっているわけではない。いかに選挙に勝つ態勢をつくることができるか』と言っている」と報告すると、にわかに空気が変わった。

 2日の役員会で大連立反対の口火を切った赤松広隆選対委員長が「この前は言い過ぎちゃって反省している」と軟化するなど、どう慰留するかの議論が繰り広げられた。

 この日も、役員会のメンバーは大連立に反対だったが、「慰留にあたって連立反対を決議しよう」と明確化を求めた簗瀬進参院国対委員長、野田佳彦広報委員長らの意見は「言わずもがなだ」として却下された。

 逆ギレとまで言われた辞意表明に翻弄(ほんろう)されても、なお小沢氏にすがろうとする民主党の姿を象徴するやりとりだった。

720片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 15:19:45


■小沢氏への不満も

 小沢氏への説得、党内融和への働きかけは執行部以外でも行われた。

 羽田孜元首相は鳩山氏ら党幹部に電話で「小沢は話せばわかる人間なんだ」と強調。小沢氏にも続投を働きかけ続けた。

 菅氏らには続投を考慮することを示唆した小沢氏だったが、この日も小沢氏に距離をおいてきた議員らへの怒りは収まっていなかった。

 小沢氏は周辺に「枝野(幸男元政調会長)、仙谷(由人元幹事長代理)はなんだ。ちょろちょろして」と不満をぶちまけた。

 一方、「小沢新党」を恐れる幹部らと対照的に、中堅・若手の一部には小沢氏への反発もある。慰留を確認した役員会でも、小沢氏が4日の会見で党を手厳しく批判したことについて、「代表の会見をみんな気持ちよく思っていない」との声も飛び出した。

 前原誠司副代表を支持するグループの5日夜の会合は慰留工作を見守ることで一致したが、仙谷氏らから「辞めると言った人間じゃないか。なんで慰留するんだ」との意見が出た。 

 小沢氏と長く政治行動を共にしてきた山岡賢次国対委員長は同日夜、NHK番組で「われわれが熱意をもって復帰をお願いすれば、(小沢氏は)必ず戻って頂けると信じる」と語った。

 民主党は6日、衆院の期別懇談会や参院議員総会を開き、意見聴取するが小沢氏への不満を抱く議員から激しい声があがれば、波乱の起きる可能性はゼロではない。

 小沢氏辞任の場合の代表選をにらんだ動きも出ている。

 菅グループが4日夜、今後の対応を菅氏に一任したことに、5日昼の鳩山グループの会合で「信じられない」と反発の声があがった。

 この日夜も、各グループは国会周辺のホテルなどで会合を開き、小沢氏の動向に加え「岡田克也副代表がいいか、それとも菅氏か」などの議論で持ちきりとなった。

721片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 16:03:25
小沢代表辞意表明 格差是正の遅れ懸念
知事「リミット迫っている」 讀賣徳島

 民主党の小沢代表が辞意を表明したことについて、飯泉知事は5日の定例記者会見で、民主党内の混乱で地域格差是正に向けた与野党の取り組みに遅れが生じることを懸念した。

 飯泉知事は「地域間格差の是正は待ったなし。(来年度予算編成の)リミットは迫っており、政府与党と参院第1党の民主党には、地方の声を理解してしっかり議論してもらいたいと期待していたが、民主党がこんなことになり、しばらくはそうした動きが止まってしまうのではないか。格差是正を遅滞なく進めてほしい」と述べた。

 また、原油高が地方経済に打撃を与えていることなどを挙げ、「国家が大きな危機にさしかかっている時期。与野党ともきっちりさばいていってほしいのだが…」と話した。

(2007年11月6日 読売新聞)

722片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 16:04:24
小沢氏慰留へ要請文
民主県連代表ら会見 衆院選へ戸惑い隠せず 讀賣愛媛

 民主党の小沢代表の辞任表明から一夜明けた5日、土居一豊・県連代表が県庁で記者会見し、「次期衆院選を戦うことを考えると代表には小沢氏の右に出る人物はいない」と述べ、同日、慰留の要請文を党本部に送付した。

 土居代表は辞任表明について、「党内で理解を得られずに予想以上の反発を受けたためでは」と推測。大連立構想については、「小沢代表からは民主が県議会で自民と協調していることに批判を受けていたぐらいなので、(大連立は)趣旨が理解できない」とした。

 その上で、「党の勢いや信頼性の低下といった影響は出るだろうが、県連として地域で足を踏ん張って頑張りたい」と自らに言い聞かせるように述べた。

 一方、参議院で民主党会派に所属している友近聡朗議員(無所属)もこの日、松山市三番町の事務所で記者会見し、「小沢代表の求心力、リーダーシップ、カリスマ性が党を一枚岩にしていたと感じていた。そのまま次の衆院選に向かっていると考えていただけに、戸惑っている」と困惑した様子。大連立については「大きな政党同士が競い合う必要があると思っており、あまり好ましくないと思う」とした。

(2007年11月6日 読売新聞)

723片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 16:07:21
小沢代表辞任表明 県連、撤回要求を決議 讀賣鹿児島

 民主党の小沢代表が辞任を表明してから一夜明けた5日、党県連は午前中に持ち回り常任幹事会を開き、小沢代表の辞意撤回を求める決議を役員全員で了承、小沢代表あてに提出した。7月の参院選では応援遊説で全国を行脚し、党の躍進を主導したリーダーの突然の辞意。県連は「小沢さんほどの求心力をもった人は党内にほかにいない。引き続きリーダーシップを発揮してもらわないと」と辞意撤回を懇願している。

 「驚きの連続ですよ」。2日に自民党と民主党の大連立が持ち上がったかと思えば、4日には小沢代表の辞任表明。次々と起こる想定外の出来事に、県連で対応に追われている泉広明幹事長は疲れの表情を見せた。「参院選で鹿児島では選挙区で惜敗したが、あそこまで善戦できたのは5回も鹿児島入りしてくれた小沢代表のおかげ。代表が辞任すれば次期衆院選にも大きな影響が出る」と流動的になりつつある政局を不安がった。県連には夕方までに、「これ以上裏切らないで」「小沢さんに頑張ってもらいたい」などとする電話が党員や一般県民から15件ほど寄せられ、「小沢代表への表立った批判は少ない」(県連幹部)という。

 提出した決議文では、小沢代表の実績を評価したうえで、「我々の最終的目標は衆院選で政権交代を成し遂げることであり、代表を失うことは選挙に大きな影響を及ぼす」などとして辞意撤回を求めている。

     ■

 伊藤知事は5日の定例記者会見で、「大連立は取りうるべき一つの選択肢」との考えを示した。

 知事は、参議院で野党が過半数を占めている「ねじれ国会」について触れ、「予算が通っても予算関連法案が一つひとつ否決されたら、行政はできない」と述べ、「大連立は極めて有効な手段と考えざるをえない」との見解を示した。

(2007年11月6日 読売新聞)

724片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 17:28:40
側近証言、小沢続投99%…離党リストに脅え茶番決着
自ら「雨降つて地固まるといいな」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110619_all.html

 小沢ショックで揺れる民主党の執行部は6日、小沢一郎代表に対し、必死の慰留工作を続けている。小沢氏は柔軟な姿勢に転じており、同日中にも辞意を撤回するとみられる。一度は三行半を叩き付けられながら、幹部が揃って「帰ってきて!」と悲鳴を上げ、小沢氏も続投を模索…。実にお粗末な決着となりそうだが、党内には「茶番だ」との反発も強く、亀裂を残したままの“再出発”になりそうだ。

 民主党執行部は6日午前、役員会と常任幹事会を開き、小沢氏への慰留方針を改めて了承した。これに先立ち、鳩山由紀夫幹事長は「長引くのは党にとってプラスではない。今日中に決着をつけたい。続投していただけると確信している」と自信をのぞかせた。

 小沢氏に近い奥村展三総務委員長代理も6日、「(続投の可能性は)99%だ」と話し、留任の流れは確定的となった。

 執行部は6日午後、所属議員による当選回数別の意見交換会を開き、「小沢氏続投」への支持を取り付ける。一連の会合を経て、鳩山氏は小沢氏に改めて辞意撤回を要請する。

 「小沢氏が代表にとどまる」との見方が強まったのは、鳩山氏や菅直人代表代行らが小沢氏に続投要請した5日夕。小沢氏は「ありがとう。心配かけてすみません」「心の整理に時間がかかるので、待ってほしい」と目を潤ませながら語った。この際、小沢氏は「雨降って地固まるといいな」とまで話したという。

 「小沢氏の性格からして、撤回する気がなければ会っていない」(幹部)と、執行部の間には安堵が漂った。

 小沢氏を支持する勉強会「一新会」の中枢メンバーも、6日午前零時過ぎまで情報収集を行い、「事態は収束に向かっている。早い段階で続投を決断するだろう」との感触を得た。

 小沢氏が軟化した背景には、執行部の度重なる慰留工作がある。幹部が揃って、小沢氏に頭を下げてまで説得に走ったのは、なぜか。

 執行部が最も恐れていたのは「小沢新党」結成だった。参院で与党会派は副議長を除いて105議席。与党側が過半数(122議席)を確保するために必要な17人で小沢氏が新党を結成し、党が分裂すれば、「参院選の大勝も水泡に帰し、政権交代が一気に遠のく」(党関係者)のは明らか。執行部も小沢氏にすがるしかなかった。

 小沢氏の辞任表明後、党内でも「“小沢新党”の票読みをしたところ、参院議員は10人前後は堅いだろう。新人らは世間知らずが多いから、最悪20人が離党するかもしれない」(菅グループ関係者)といった“票読み”がされ、永田町では「小沢新党リスト」までが飛び交い始めていた。

 最大の危機は当面、阻止できそうだが、党幹部は「小沢氏と党内一部との亀裂は決定的になった」と顔を曇らせる。一連の小沢氏の動きに対する怒りが党内にマグマのように鬱積しているのもまた事実なのだ。

725片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 17:29:54

 党内の各グループは5日、相次いで会合を開き、赤松広隆選対委員長率いるグループからは「『連立はしません』と小沢氏から紙で約束させるべきだ」との意見が出された。

 また、枝野幸男元政調会長ら反小沢の急先鋒を抱える前原誠司副代表のグループの会合では、仙谷由人元政調会長が「辞めると言った人間じゃないか。なんで慰留するんだ」と吠えた。

 決して党は一枚岩ではない。特に衆院議員は解散・総選挙への影響を懸念しており、若手議員は「辞めると言った男を慰留するのも、辞めるといった男が戻るのも国民から見れば理解できない。二重の意味で党にダメージになる」と怒りを爆発させる。

 党がひれ伏してまで小沢氏に慰留を求めたとなれば、小沢氏への求心力が高まる可能性があり、逆に言えば「独裁色が強まる」(中堅)恐れもある。このため、「このまま留任したら茶番だ」との批判も上がる。

 もっとも、小沢氏支持の「一新会」議員は「小沢氏以外で衆院選を戦えるのか」と反論する。

 党内に鬱積する不満が執行部の慰留工作の動きにかき消されてしまうのも、実はこの「小沢氏以外で戦えるのか」という疑問に真っ向から反論できないという情けない事情がある。ポスト小沢には菅氏や岡田克也副代表が有力視されているが、「小沢氏に比べインパクトが弱い」(関係者)のが実情でもある。

 民主党は一連の騒動から、国会運営で完全に戦意を喪失している。

 10日に会期末を迎える臨時国会では新テロ特措法案をめぐり、「衆院可決→参院否決→衆院での再可決→参院での首相問責決議案可決↓解散」というシナリオを描いていた。

 だが、民主党に問責決議案を提出するほどの余力は残っていない。腫れ物に触るかのように、小沢氏の動向に一喜一憂する民主党。与党がいつ解散を仕掛けてくるか不透明な状況のなか、党の立て直しは待ったなしだ。

ZAKZAK 2007/11/06

726片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 19:19:38
小沢民主党代表が辞任表明/連立模索か、批判に嫌気か
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1104.html

 民主党の小沢一郎代表が四日、突然に辞任表明した。自らが乗り気だった連立政権への政策協議を否定され混乱が生じた責任を取るとしているが、党内からは「無責任極まりない」と批判の声が続出した。自らに近い議員を引き連れて連立政権を模索するとの見方や自身に対する「批判に嫌気がさした」(自民党筋)との憶測が浮上。新体制をつくっては解体してきた「壊し屋」の本性発揮で民主党は分裂含みとなり、政局は一気に緊迫した。

 ▽非難の大合唱

 午後四時、民主党本部。八階の役員室では辞任表明の記者会見のため五階に降りていこうとする小沢氏を、菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長が押しとどめていた。

 「次の衆院選で政権交代を成し遂げるためには小沢さんが不可欠だ。代表の続投を願いたい」

 鳩山氏は懸命に説得したが、小沢氏は耳を貸さず、四時半すぎから記者会見に臨んだ。

 小沢氏の腹はすでに固まっていた。三日に辞意を固めると、すぐに辞表をしたためる。辞表を持った側近は四日午前五時半、岐阜県高山市での会合のためJR名古屋駅近くのホテルに泊まっていた鳩山氏に手渡した。

 記者会見では刺激的な言葉が次々と飛び出した。「民主党は政権交代を実現することが最終目標だが、力量不足だ。次期総選挙での勝利は厳しい」。大勝した七月の参院選で陣頭指揮を執った小沢氏の「責任放棄」と受け取れる発言に党内は「慰留する価値はもうない」「連立話で混乱を招いたというなら代表を続けることで責任を果たすべきだ」と容赦ない非難の大合唱に包まれた。

 ▽この指止まれ

 小沢氏は二回にわたった党首会談で福田康夫首相(自民党総裁)から安全保障政策の転換を引き出したと明言。「国民に必要なことをやるのが政治だ」と繰り返し、連立政権に批判的な民主党内の意見を強くけん制した。

 一九九八年十一月、小沢氏が当時率いた自由党と自民党の連立など政界再編を仕掛けてきた手法を振り返ると、小沢氏は同志の意思確認や根回しなど入念に準備してから勝負に打って出るのが常道だった。側近は「そうした気配が今回はまったくない。世論の反応も見極めながら、国連決議に基づく場合に限る自衛隊海外派遣など安全保障政策の旗を高々と掲げ『この指とまれ』と呼び掛け、連立を目指すのではないか」と推測する。

 「小沢チルドレンを引き連れて与党に参加するのが第二幕だ。政策実現は『国民のためだ』と主張すれば大義は立つ」。自民党幹部もこう分析するが、政権交代を訴え続けてきた小沢氏が自民党と手を組めば、世論の強い反発は避けられない。

 ▽深酒のわけ

 与野党問わず「戦略はなく、ただの責任放棄だ」との見方も少なくない。最近になって防衛商社「山田洋行」が一九九五―二〇〇六年、小沢氏の資金管理団体「陸山会」と小沢氏が代表を務める選挙区支部に計六百万円を献金していたことが発覚。「連立協議は小沢氏から求めた」などと一部で報じられたことに激怒し、辞任表明会見のかなりの時間を割いてマスコミ批判を展開した。

 親しい人間の前では「権力を取れば、どんなことでも可能だ」と豪語するという小沢氏。心臓を患った経験から規則的な生活を心掛け、好きな酒も「ビール一本、お銚子(ちょうし)二本程度」と決めていたが、周辺によると、七月の参院選後から酒量が増えた。

 連立参加を視野に新体制構築への高揚感か、いら立ち紛れのやけ酒か―。戦略を黙して語らない小沢氏の一挙手一投足に与野党の目が集まる。

727片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 19:21:08
検証・自民、民主「大連立」構想/参院選直後から胎動
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1105.html

 福田康夫首相(自民党総裁)との二度にわたる会談で詰めた連立政権への政策協議に理解を得られず混乱を招いたとして、辞任の意向を表明した小沢一郎民主党代表。唐突に見えた「大連立」構想は参院選直後から胎動、小沢氏は四日には一時、周辺に離党まで示唆していたという。二大政党制による政権交代を訴え、自公政権を強く批判していた小沢氏がなぜ連立構想に傾いたのか。一連の動きを検証した。

 ▽敗北の危機感

 「小沢は『次の衆院選に勝てない』と言っていたぞ。大連立の話には必ず乗ってくる」。九月中旬、首相と小沢氏の間を取り持ったとされる渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長は旧知の自民党議員にささやいた。

 「年内に衆院解散があったら、小選挙区は百も取れない」。十月半ば、小沢氏と連携しながら各種選挙を仕切ってきた関係者がはじき出した数字に、小沢氏は「やはりそうか…」と厳しい表情を隠さなかった。

 小沢氏が鼓舞しても、百近い小選挙区で候補者選定は進んでいない。参院選で民主党が掲げた政策を与党が受け入れるめども立たない。「小沢氏は参院選の勝利に酔う間もなく、衆院選敗北の危機感を募らせ、総選挙より連立で政策を実現させる方向へかじを切った」と周辺は振り返る。

 ▽着々と布石

 八月九日、衆院当選十三回の同期会合で、小沢氏は森喜朗元首相らを前に、惨敗しながら続投を決めた当時の安倍晋三首相に触れ「年内は持たないだろう」と予測。その一方、福田政権発足後、森氏らと頻繁に連絡を取り、党首会談へ環境整備を進めていく。

 十月五日付の党機関紙、同九日発売の月刊誌「世界」十一月号では、アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)参加の必要性や国連決議に基づき自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法の制定を詳述。民主党議員は「連立に向け、政府が超えなければならないハードルを設定した」と指摘、党首会談への布石になったと分析する。

 「マスコミ嫌い」で知られる小沢氏が十月二十八日には、渡辺氏と近い与謝野馨前官房長官と公開で囲碁の対決に臨んだ。快勝した小沢氏は「碁ならばいつでも受けます」と笑顔を振りまき、連立に向けた水面下の接近ぶりをにじませた。

 ▽信じるに足る

 「中身のない会談」と小沢氏が評した十月三十日の最初の党首会談。にもかかわらず、二人は数日内の再会談を決める。

 「なぜもう一度会う必要があるのか」。民主党内に広がるこうした批判や動揺を小沢氏は意に介さず、関係者に打ち明けた。「これまで自民党はあれやこれやと民主党に手を突っ込んできたが、誠意を持って対応してくれる福田さんは違う。信じるに足りる人だ」

 首相も同じ思いを抱いていた。関係者に「小沢代表とは三回でも四回でも、五回でもやりますよ」。二人の中で、連立政権樹立に向けた素地は出来上がった。

 ▽崩れたシナリオ

 法案の賛否を握る参院側の援護射撃があれば、連立構想を結実させることができる―。十一月二日に開かれた二回目の党首会談後。連立への反対論が大勢となりそうな役員会を前に、小沢氏は輿石東参院議員会長と段取りを擦り合わせた。

 「参院選での公約実現は有権者の期待に応えることになる。この話に乗ろうではないか」。輿石氏がこう発言して、小沢氏に対応を一任、直後に両院議員総会を開いて連立に了承を取り付けるシナリオを描いていた。

 だが、赤松広隆選挙対策委員長はじめ、連立構想に反対論が続出、輿石氏は口を開くタイミングを失った。シナリオが崩れた瞬間だった。

 「参院から二十人も動けば、自公両党と合わせて過半数か」。四日に辞任の意向を表明した後、小沢氏がつぶやいた一言。周辺は離党を視野に入れていると受け止めた。

 小沢氏が辞任の意向を明らかにすると、民主党幹部は慰留に乗り出した。小沢氏は党分裂も辞さない覚悟なのか、説得に応じて代表にとどまるのか。連立構想が、民主党流動化の引き金になったことだけは間違いない。

728片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 19:23:32
ポスト小沢で混迷/分裂回避へ懸命の慰留
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071105.html

 小沢一郎代表の唐突な辞任表明で「リーダー不在」に追い込まれた民主党は五日、幹部が懸命の慰留工作を展開した。自民党との連立に踏み出した小沢氏と系列議員が与党側に転じる最悪の事態を回避し、次期衆院選に向けた態勢立て直しを優先した形だ。しかし一度芽生えた小沢氏への不信感はぬぐえず、結束の回復は容易ではなさそうだ。

 「連立という道ではなく、しっかりと選挙を戦うことで政権交代を図りたい。そういう方向で小沢代表に続投願いたい」。五日午後の民主党緊急役員会。菅直人代表代行が「連立回避」の条件付きで小沢氏を慰留する考えを示すと、二日に小沢氏が示した大連立を拒否した際とほぼ同じメンバーが、今度は全員一致で賛成した。

 小沢氏と距離を置く前原誠司副代表も、記者団に「みんなで頑張って政権交代に向け結束することが大事。また小沢代表の下でやれることになれば、違う意味で民主党は向上したことになる。プラスに受け止めたい」と和解ムードを演出した。

 “剛腕”の小沢氏を野に放てば、多数派工作や離党の動きで党がかき回されかねない―。慰留の背景にあるのは、党内にまん延する恐怖心だ。小沢氏周辺は、他の野党幹部と接触し「何かあればよろしく」と“協力”を要請。「国民新党などと連携して与党に手を貸すのでは」(民主党幹部)との疑心暗鬼が広がっている。

 菅氏は五日午前、役員会に先立って小沢氏と会い、代表にとどまるよう説得。小沢氏は「連立にこだわっている訳ではない。選挙に勝つ態勢が確約できればいい」と含みを持たせたという。

 ただ「独断専行」(幹部)で混乱を招いた小沢氏に対する党内の視線は厳しい。若手護憲派議員の会合では、慰留を求める意見が多かったものの「民主党に力量がないと言った代表にはついていけない」と突き放す声も。赤松広隆選対委員長は自らのグループの会合で「政策協議はどんどん進めればいいが、小沢氏が言う協議は連立とのセット論だ」と批判した。

 「ポスト小沢」の動きは、表向きストップしている。根強い待望論がある元代表の岡田克也副代表は「今は慰留が最優先だ」と強調。有力候補の菅氏も五日、鳩山由紀夫幹事長とともに小沢氏への働き掛けに専念した。

 屋台骨が揺らぐ民主党に対し、他の野党は冷ややかだ。共産党の市田忠義書記局長は五日の記者会見で「辞めると駄々をこねた小沢氏に役員会がひれ伏し、残ってくれとなだめすかしている。連立協議入りに一度ノーと言いながら、慰留するのは理解しがたい」と痛烈に批判した。

 一方の自民党は、伊吹文明幹事長が役員会で「政策協議ができる雰囲気だけは大切にしたい」と述べ、民主党を刺激する言動を慎むよう暗に促した。

729片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 13:20:31
大連立「民主主義の手続き無視」 讀賣埼玉

 自民、民主両党の党首会談で連立政権について話し合われたことに関して、上田知事は6日の記者会見で、「大連立(政権構想)自体は駄目だとは言わないが、過程や課題が明らかになっておらず、民主主義社会における手続きが無視されている」と批判した。

 民主党の小沢代表が「次期衆院選での勝利は厳しい」とした発言について、「後援会などの強固な支持組織が必要な中選挙区で戦ってきた人間としては、支持率だけで当選が決まるような小選挙区選出の政治家はひ弱に見える」と理解を示した。知事は1980年に新自由クラブ(当時)から衆院選に立候補し、4回連続で落選。その後、「上田党」と呼ばれる強固な後援会を踏まえ、3期連続当選を果たしており、小選挙区制で戦う国会議員に苦言を呈した格好だ。

 小沢発言が批判されていることについて、「日常の活動不足(の議員が多いこと)に小沢代表が不安を持つのは当然で、そのことには同情したい」としつつ、「会見で(勝利は厳しいと)言うのは疑問。研修会で激励すればいい内容では」とした。

(2007年11月7日 読売新聞)

730片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 13:58:43
小沢ショック
「慰留は党の総意」
民主 演出に奔走
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8400/fe_071107_01.htm?from=yoltop

 民主党執行部は6日、自民党との連立政権構想を進めて党内を混乱させた責任を取って辞意表明した小沢代表の進退問題で、当選回数別に衆参両院の全議員から意見を聞くなど、小沢氏の慰留に向けた環境整備に奔走した。慰留は成功したが、小沢氏の独善的と言われる行動や発言に対する批判が公然と出るなど、民主党が負った傷の大きさが浮き彫りとなった。 (政治部 川嶋三恵子、円入哲也)

小沢氏のメンツ最優先

 「いろいろと厳しいことを言う者もいるが、国民のためを思った発言です」

 6日夜、東京・赤坂の小沢代表の個人事務所。鳩山幹事長は、こう言いながら、小沢氏に衆参当選回数別懇談会の発言録を手渡した。発言録には誰がどういう発言をしたのか、実名で記録されていた。

 「恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けて、もう一度頑張りたい」

 発言録を読み終えた小沢氏の目は潤んでいた、と鳩山氏には見えた。

 「皆さんに納得してもらえるかなあ」としゅん巡する小沢氏に対し、菅代表代行は「慰留に反対する人は一人もいない。分かるように説明していただければいいんです」と、繰り返し言い聞かせた。

 小沢氏は鳩山、菅氏らと握手して、慰留に応じた。

 鳩山氏ら党執行部は、小沢氏に辞意を撤回させるため、「党の総意で慰留」という形にこだわった。

 6日午前は党役員会に続き、常任幹事会で慰留方針を正式に決定。落選議員でつくる「前議員の会」(会長=中野寛成・元衆院副議長)は「総選挙に勝利して政権交代を実現するため、一人一人が死力を尽くし、何としても自らの力で勝ち上がる決意だ」として、小沢氏の代表続投を求める要請書を鳩山氏に提出した。

 6日午後には、新生党、新進党の時代から旧知の羽田孜・元首相、渡部恒三・元衆院副議長、石井一副代表の3人が小沢氏から意見を聞きたいと都内のホテルに呼ばれ、「ここで辞任したら、政治家として最も重要な時期に責任放棄したということになる」と翻意を促した。

 衆参の全議員を対象に当選回数別に行った懇談会では、執行部として慰留方針を決めていることを報告し、全会合で慰留方針の了承を取りつけた。

 党執行部がこれほど「党の総意」にこだわったのは、記者会見まで開いてタンカを切った小沢氏に辞意を撤回してもらうには、小沢氏のメンツを立てる必要があったからだ。

 「メンツさえ立ててあげれば、慰留に応じるだろう。振り上げた拳を下ろしたくてしょうがないんだから」。かつて行動を共にした自民党衆院議員はこう指摘する。強気の姿勢に見えた小沢氏だが、実際には追い込まれていたとの見方だ。

731片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 13:59:05
小沢氏周辺「参院の離党同調14人のみ」
 小沢氏は参院選で大勝し、党内の若手らに大きな影響力を持っている。このため、「小沢氏の代表辞任を認めれば、17人以上の参院議員を連れて離党して与党と組み、与党が参院で過半数を回復するのでは」(幹部)と見られていた。

 しかし、小沢氏周辺は「昨夜、参院議員の同調者をひそかに数えたが、確実なのは14人までしかいなかった」と明かす。これが辞意撤回につながったとの見方が永田町に広まっている。

若手「裏切られたショック簡単に消えない」
 小沢氏が辞意を撤回したことで、民主党の混乱はひとまず収束に向かうことになった。しかし、党内に残した傷跡は小さくない。

 小沢氏は辞意表明した4日の記者会見で、「民主党は力量不足だ。国民からも『政権担当能力があるのか』との疑問が提起され続け、次期衆院選での勝利は厳しい」と言い切った。この発言に対する党内の反発は大きく、これが衆参当選回数別懇談会で公然と小沢氏を批判する議員が相次いだ最大の原因だった。

 「信じていた小沢さんに裏切られたショックは簡単には消えない」(若手)との声は多く、小沢氏の求心力の低下は避けられない。

 次期衆院選に向けた選挙戦略にも狂いが生じそうだ。

 小沢氏が自民党との連立政権構想を独断で進めていたことが明らかになり、党内の中堅・若手議員に芽生えた小沢氏への不信感や疑心暗鬼は、払しょくに時間がかかりそうだ。

 党幹部の一人は「今回は収まったが、またいずれ、連立話や政界再編を持ち出すんじゃないかという不安は残る」と漏らす。「年内にもまた動きがあるのでは」との声も出ている。

 別の党幹部は6日夜、都内で記者団に「ダメージは大きい。でも、ダメージをプラスに変えないといけない。偽メール問題でもそうだった」と語ったが、信頼回復の道のりは険しそうだ。

小沢氏 取材応じず
 小沢氏は6日も役員会などには出席せず、公式の場には姿を見せなかった。

 東京・深沢にある小沢氏の私邸には午前6時ごろから報道陣が集まり始めた。しかし、小沢氏は5日も帰宅が確認されていない。側近議員は「秘書に聞いても、連絡が取れない状況だ」と嘆いた。

 小沢氏は5日、東京駅前の八重洲富士屋ホテルで菅代表代行と鳩山幹事長と会った。小沢氏はこの後、所在が分からなくなった。記者団は6日も、民主党役員室を通じて取材を申し入れたが、小沢氏は応じていない。

 6日午前10時すぎ、同ホテルの地下駐車場に、小沢氏の事務所の車が入った。午後1時半すぎ、自民党を共に離党した羽田元首相ら3人がホテルを訪問。石井氏は「小沢氏に呼ばれた」と語り、ようやく小沢氏の所在が確認された。

 石井氏は会談後、「意気消沈しているかと思っていたら、この国の政治に対する夢を語っていた」とする一方、「党をまとめる彼の悩みをいろいろ話していた」とも語り、小沢氏の心が揺れ動く様子を伝えた。

 小沢氏は午後6時ごろ、前原誠司副代表と同ホテルで会談し、車でホテルを出た。午後7時30分ごろ、赤坂の個人事務所に到着し、鳩山、菅両氏、輿石東参院議員会長と会談した。

 鳩山氏は会談後、疲れ切った表情で記者団に向かい、小沢氏が「もう一度頑張りたい」と辞意を撤回したことを明らかにした。

 午後9時50分ごろ、小沢氏の自宅玄関前に同氏の車が滑り込んだ。記者団は門の外側から「続投ですね」と呼び掛けたが、小沢氏は答えず、足早に家の中に消えた。

732片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 14:00:07
小沢代表:翻意の理由・影響は? 旧知の2人が分析
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071107k0000e010066000c.html

 密室での党首会談と大連立構想。役員会で拒否されると辞意を表明し、慰留され、結局は撤回−−。一連の小沢一郎・民主党代表の動きと、民主党への影響を、かつて小沢氏に身近に接した2人に、分析してもらった。

 ◇民主、危機感でまとまりも…平野貞夫・元参院議員

 辞意撤回は今までの小沢氏のスピリットから考えればありえない話だが、党代表に就任した時に「自分自身が変わる」と宣言したので本当に変わったという証明になったかもしれない。「政権獲得」という大義のために恥を忍んで決断したのだと思う。

 マイナス面ばかりではない。民主党としては「このままでは選挙は負ける。我々も一緒になって小沢氏を支えなきゃいけない」という危機感が生まれただろう。今まで政策も選挙も党運営も小沢頼み一本で来たから逆にまとまる可能性がある。これからの努力次第だ。

 今回の連立構想は小沢氏がはめられた部分もあり、振り子の原理で今度は福田首相に矛先が向かう可能性もある。

 【平野貞夫(ひらの・さだお)氏】 71歳。衆院事務局出身。小沢氏の知恵袋と呼ばれ、自民、新生、新進、自由、民主の各党に所属した。04年引退。

 ◇対決路線は取れなくなる…政治アナリスト、伊藤惇夫さん

 民主党の慰留工作には二つの面がある。一つは小沢さんに頼るしかない他力本願。もう一つは、小沢さんを野に放つと民主党が割れるかもしれないとの懸念。民主党の多くは参院選に圧勝した「小沢神話」を引きずり、頼らざるを得ない。ほかにも人材はいるが、支えていこう、自分たちで何とか勝とうという意識が希薄だ。そして、四分五裂を食い止めたいとの思いも、民主党の大勢を占めたのだろう。

 非常に厳しい言い方をすれば、党首としての小沢さんの資格要件に疑問を感じる。ただ、以前の小沢さんなら、一度辞めると言ったら辞めていた。一連の騒動は個人的に残念だ。連立まで踏み込んだ小沢さんは今までのような対決路線をとれなくなる。自民党は余裕を持って対応するだろう。

 長期的には分からないが、短期的にはこの一連の動きに対する有権者、国民の失望感は大きいだろう。どう解消していくか、いばらの道だ。

 【伊藤惇夫(いとう・あつお)氏】 59歳。自民党事務局から新進党。太陽、民政、民主各党事務局長を歴任。01年に退任。

毎日新聞 2007年11月7日 13時35分

733片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 16:55:20
小沢「辞表」朝5時半に車で届けた“伝書鳩”男の評判
自分の選挙より親分にベッタリ側近中の側近
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110710_all.html

 民主党の小沢一郎代表の密使として鳩山由紀夫幹事長のいる名古屋まで車を飛ばし、早朝5時半に辞表を届けた男が注目されている。小沢代表に「使いの者」といわれたのは、樋高剛前衆院議員(41、写真)。小沢氏の本音を知る数少ない「側近中の側近」(永田町関係者)とみられるだけに、樋高氏には問い合わせも殺到しているという。

 「一部には小沢氏の伝書鳩と揶揄(やゆ)する人もいますが、他人に本音を言わない小沢氏が今、最も信用している1人」(民主党関係者)

 樋高氏は1965年、横浜市生まれ。高校時代に生徒会長を務めたことから政治家に憧れ、早大進学後、先輩だった松原仁氏(現衆院議員)が出馬した都議選を手伝ったこともある。また、高校生の時に見た野球の早慶戦に感動し、早大では応援部に所属していた。

 卒業後、当時の就職人気トップ企業の一つ、東京海上火災保険に就職した。だが、小沢氏の書生になるため、約1年半で超エリートサラリーマン生活をあっさり捨て、小沢氏の私邸に住み込んで、鞄持ちとして政治家への道を歩み始めた。

 94年には、小沢氏の“知恵袋”と呼ばれた平野貞夫元参院議員の二女と結婚し、98年の参院選に神奈川選挙区から初出馬したものの落選。2000年の衆院選では34歳で初当選を果たし、2期務めたが、06年は小泉旋風で苦杯をなめ、現在は再起を期している。

 尊敬する人物は「小沢一郎」と公言し、1男1女の父親として、地元民の声を政界に届ける“パワフルパパ”というキャッチフレーズを掲げる。

 だが、地元有権者の1人は「自分の選挙の際、義父の平野さんが選挙区を回ってくれているのに、本人はほとんど地元に来ないで、小沢さんにベッタリだった」と苦言を呈する。1日100本以上の携帯電話を受けるという樋高氏だが、「接触が極めて難しい」(永田町関係者)というのも師匠そっくり?

ZAKZAK 2007/11/07

734片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 17:45:35
国民新、民主と統一会派解消も=郵政見直し法案、付託しない場合
11月7日17時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000097-jij-pol

 国民新党の綿貫民輔代表は7日午後の記者会見で、民主党などと参院に共同提出した郵政民営化見直し法案を早急に委員会に付託するよう求め、付託されない場合は参院での同党との統一会派解消も辞さない考えを示した。

735片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 18:26:53
特集ワイド:「大連立」騒動、これは第1ラウンドだ ベテラン政治記者の目
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071107dde012010007000c.html

 ◇周到・緻密・強引さ…小沢手腕に陰り

 ◇「トップダウン」手法、昔の派閥政治だ

 ◇民主党内の意識…大いなる「勘違い」

 小沢一郎民主党代表が進めた自民党との大連立構想。次期衆院選での政権獲得を掲げていた小沢氏はなぜ連立に突き進んだのか。小沢氏の代表辞意撤回で終わったこの騒動は、政治にどのような影響を与えるのか。岩見隆夫・客員編集委員、松田喬和・論説委員、小菅洋人・政治部編集委員が語り合った。【まとめ・山田道子、太田阿利佐、田中義宏】

 岩見 今度の騒動で一番思ったのは、小沢さんは焼きが回ったというか腕が落ちたということだね。1993年に細川護煕首相の非自民連立政権を作った時の周到さ、緻密(ちみつ)さ、強引さはかなり鈍った。事を成就するためには環境や条件が整わないとだめだ。民主党は今、参院選で勝って、次の衆院選も勝って政権を取ろうかという雰囲気になっている時に、党首が敵方と手を組むなんてあり得ない。僕は大連立そのものには否定的ではないが、今は環境が悪い。

 松田 野党第1党でしかも政権交代が可能な状況になっている民主党のリーダーと自由党のリーダーとは違うということだろう。小沢さんが自由党党首の時には、彼が「右向け」と言えばみんな従ったが、民主党ではそうはいかない。2大政党が組むわけですから。それをトップダウンでやれると思った小沢さんの自信過剰だ。

 小菅 小沢さんも苦しかったということがよく分かった。福田康夫首相は新テロ対策特別措置法にしろ年金にしろ、手順を踏んで政策協議から入りたかったのだろう。小沢さんはそんなまどろっこしいことより、連立という枠組みを作って問題を解決していこうと持ちかけ、福田さんがそれに乗っていったというのが取材を通じた実感だ。

 岩見 小沢さんも苦しいと言ったが、連立話に乗るほどか。

 小菅 辞意表明の会見で明確に言ったが「選挙に勝てない」ってことが大きい。次の衆院選で現議席の倍以上に増やして、過半数の241にすることは困難だ。一方で小沢さんは今度の衆院選が「最後の戦いだ」としている。そこがすべての出発点だと私は思っている。

 松田 小沢さんは選挙も割り切っている。マニフェストも選挙に勝てる政策を並べ、整合性は二の次だ。端的なのは消費税。岡田克也代表の時には税率アップはやむを得ないと言っていたのに……。会見で「政権担当能力が党にない」と言ったが、それが問われるのは自ら作った政策に整合性が欠けているからだ。

 岩見 小沢さんの年来の主張は、政策実現よりは天下取りでしょう。それが選挙を通じては絶望的だからといって、焦る必要はなかった。次の選挙で過半数に達しなくとも民主党は負けないだろうし、さらにその次の総選挙を目指して段階的に政権に近づいていけばよかった。

 小菅 僕もそう思うが、そこが小沢さんと他の民主党議員との意識の違いだ。自信過剰というのは、大いなる「勘違い」ということ。役員会で大連立をけられたが、メンバーは小沢さんが選んだ。

 松田 昔の自民党の派閥で親分が言ったら「白いものでも黒になるんだ」という時代の感覚。党首会談で決めて下に降ろす手法に派閥政治を思い出した。    *

736片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 18:27:19

 岩見 それにしても大政党二つが合体することを本気で考えたのかね。だとすると政党政治家として大問題だ。普通想定される「連立」は、連立という名前の政界再編だ。連立した途端に両党内に「反連立」派が生まれ、そこで政党の組み替えが行われるというものだ。

 小菅 だから福田さんは必ずしも「大連立」ではなくて、むしろ政策協議からという考えだった。でも、小沢さんからするとポストをくれれば党内を説得できると判断したのだと思う。結果的に福田さんは優位に立った。今、解散すれば自民党は勝てるという空気になった。新テロ特措法を衆院の3分の2で再可決しても、「民主党が問責決議案を出せば解散だぞ」と脅かすことが可能だ。

 岩見 福田さんが今回、小沢さんを失脚させるまで読み込んで仕掛けたとしたら端倪(たんげい)すべからざる政治家だということになる。冷静に考えればね、大連立なんかで民主党が食いついてくるはずないんだから。

 松田 こういう状況の時、小沢さんにも福田さんにも相談すべき側近がいない。今回の大連立は読売新聞グループ本社会長・主筆の渡辺恒雄さんらが動いたが、本来、局面打開に動くべきは政党人だ。93年の細川政権以降、日本の政治が漂流する一方、中国やインドがアジアで台頭し日本はいつの間にかアジアの盟主の座を譲らざるを得なくなっている。この政治的漂流の再現を阻止する行動を起こさない政治家の劣化状況は著しい。

 岩見 政界で「大連立話」はこれで終わりになるのか。

 小菅 民主党は「大連立はだめだけど政策協議はいい」と小沢さんを慰留した。だから安全保障や年金などで政策協議を進める中で、連立協議になる可能性はあると思う。

 岩見 これは第1ラウンドで、小沢さんは挫折したが「大連立アレルギー」みたいなものは大分薄まったということだね。

 松田 今のようなねじれ国会が続くかぎり、大連立なのかパーシャル(部分)連合なのか、政策連立なのかどういう形であれ、打開策が求められている。そういうものに対する容認度は高まったのではないか。ねじれ国会の下でルール作りの第一歩が始まったのかもしれない。

    *

 岩見 それにしても小沢さんの辞意撤回・続投は大変なシラケを誘ったと思うよ。

 小菅 小沢さんは、元々辞めたくなかったのではないか。17人の参院議員を連れて自民党に戻れば「ねじれ国会」は解消され、小沢さんも「副総理に」という話になるかもしれない。しかし現実はそんなに数は集まらず、党を分裂させるのは困難だ。代表として選挙と連立の両にらみで党運営をした方が得策だと判断したのだろう。

 松田 そもそも進退を党に預ける形で辞任を明言しなかった。それが撤回への布石だったのだろう。2カ月前には、自民党総裁でもあった安倍晋三前首相がみじめな形で辞任した。若さが未熟さとして表れたが、小沢さんはこの四半世紀、ひのき舞台に立ち続けたベテラン政治家だ。にもかかわらず、自ら「恥をかいても頑張る」と言わざるを得ない失態ぶり。与野党ともリーダーの資質が大いに問われる。日本政治の危機だ。

 岩見 小沢さんが急に小さくなったみたいだ。こんな中で民主党は選挙なんかできない。党首の小沢さんが負け犬根性なんだから。自民党も急がない。衆院選は「先延ばし」ということで両党とも歩調を合わせるのだろう。奇妙な「たるみ政局」だ。

毎日新聞 2007年11月7日 東京夕刊

737片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 18:34:22
小沢・民主代表:辞意表明 留任求め政策協議に賛同談話−−都議会民主党 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20071106ddlk13010141000c.html

 都議会民主党は5日、辞意を表明した小沢一郎党代表に留任を求め、自民党との政策協議には賛同する談話を出した。

 内容は、「政権交代へ向けて、党を更に鍛えなければならない時期だけに極めて残念」とし、「この状況を打開するためには小沢代表の指導力が必要」と代表職にとどまるよう要望した。

 また、自民との連立政権について「性急な話」としたうえで、政策協議に対しては「ねじれ現象の中での国政運営においては、公の場で堂々と行う政策協議はあって良いと思う」と賛同する姿勢を示した。

 田中良党都連幹事長は「連立の過程ではなく、大義名分が大事だった」とし、「自民党から助けを求めてきており、政界再編の主導権を握る絶好の機会だったのに、もったいなかった」と残念がった。

 また、次期衆院選に向けた候補者選定について「これで支持率が下がれば、手を挙げる人も少なくなるだろう」と影響を心配した。若い都議の間では「これからどうなるのか」と動揺が広がっているという。【佐藤賢二郎】

毎日新聞 2007年11月6日

738片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 21:12:54
小沢代表、衆院選に政治生命懸ける 大連立の可能性否定 '07/11/7
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200711070362.html

 民主党の小沢一郎代表は七日、党本部で開いた両院議員懇談会で「この体にもう一度むちを入れ、来るべき衆院選に政治生命のすべてを懸け、全力で戦い抜き、必ず勝利する決意をした」と正式に辞意を撤回し続投を表明、拍手で承認された。

 福田康夫首相との党首会談をめぐる混乱について、小沢氏は「不器用だった。当初から思いを打ち明け、丁寧に説明すべきだった」などと陳謝。自民党との大連立の可能性を否定した。

 民主党は同日、次期衆院選に向け、対策本部を設置、政権交代に向けあらためてスタートすることが決まったが、党内では不信感もくすぶっており、小沢氏は厳しい党運営を迫られそうだ。

 小沢氏は懇談会に続く記者会見で、続投に際し「わたしの方からも党の方からも特別に条件はない」とした上で、自民党との連立に関しては「ひたすら総選挙に向けて頑張る」と否定。今後の党首会談の可能性に関し「特別、会談をやるようなことにはならないのではないか」との見通しを示した。

 政府の新テロ対策特別措置法案については「考え方に違いがある」と述べ、反対する考えを明確にした。

 懇談会では冒頭、「党首会談をめぐり迷惑をかけた」と陳謝。「政権の一翼を担えば民主党の主要政策を実現できる。政権担当能力を示すことができ、衆院選で勝つ可能性が高まると考えた」と釈明した。

 次期衆院選の情勢については「参院選の勢いだけで勝てるほど甘くない」と指摘。「民主党に敗北は許されない。わたしにとって最後の一戦であることは言うまでもない」と訴えた。

 これに対し仙谷由人元政調会長は発言を求め「会場の熱気と民主党をとりまく国民の感性には、現時点で相当ギャップがある」と苦言を呈した。

739片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 21:14:10
民主党内に不穏なムード残る
2007.11.7 20:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071107/stt0711072048010-n1.htm

 7日に開催された民主党両院議員懇談会で、普段の豪腕ぶりを封印し、平身低頭で辞意表明について釈明した小沢代表。続投は正式に決まったものの、党内の不穏なムードが完全に払拭(ふっしょく)されるまでには至っていない。

 懇談会では、小沢氏が「総選挙を必ず勝利する」と改めて抱負を述べると、「よし」という声と拍手が上がったが、一部の議員は腕を組んだまま。中堅議員の一人は「説明があいまい。これでは支持者を納得させられない」と厳しい表情を崩さなかった。

 終盤、小沢氏の続投に多くの議員が「異議なし」と連呼して会場は熱気に包まれかかったものの、仙谷由人衆院議員が手をすっと挙げたことで会場は静まり返った。「この熱気と、国民の感性とでは相当ギャップがある。党は深刻な危機にある」。

 懇談会は「がんばろう」の三唱で締めくくられたが、小沢氏の「大連立」について批判していた枝野幸男衆院議員は硬い表情で会場を後に。報道陣には「国民の皆さんにご理解いただけるよう頑張る」というせりふを何度も繰り返した。

 一方、末松義規衆院議員は「力強い言葉をもらい、雨降って地固まるという感じ。思いを込めた説明で一緒に頑張ろうという気になった」と理解を示した。

 横峯良郎参院議員は「執行部に反発され、『おれがボスなのに聞いてくれない』と2日間ぐらいスネてただけ。『恥をしのんできた』といっていたが、おれの(賭けゴルフ疑惑の)スキャンダルよりはマシだよ」と笑っていた。

740片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 23:13:14
小沢・民主代表:辞意表明騒動で、北九州市長「一過性の問題」 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20071107ddlk40010464000c.html

 北九州市の北橋健治市長は6日午前の記者会見で、民主党の小沢一郎代表の辞意表明騒動について「一過性の問題。小沢氏が辞めれば次の方が代表になるわけだから、天下国家にとってそれほど大きなことではないのではないか」と語った。

 市長は同党衆院議員時代、岡田克也元代表の最側近として活躍。岡田氏の代表在任中は党役員室長として小沢氏との連絡調整に当たったが、岡田氏と距離を置く小沢氏の意向に苦しんだこともしばしば。小沢氏に冷淡とも取れる今回の発言の根底には、議員時代の体験があるとみられる。

 市長は自民・民主両党の党首会談について「参院選の結果、与党だけで政局を仕切っていけなくなったことがはっきりした。各党の真剣な試行錯誤が始まったと認識している」と評価した。ただ「政策協議は国民全体、国全体にかかわる大きな問題。ぜひオープンに、国民に分かるような場で議論を深めていただきたい」とも述べ、密室で行われたことへの違和感をにじませた。【平元英治】

〔北九州版〕

毎日新聞 2007年11月7日

741片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:27:24
民主に混乱の代償 不信感一掃に全力へ
小沢代表続投表明 讀賣山形

 民主党の小沢代表が7日、正式に辞意を撤回し、続投を表明した。2日の福田首相と小沢代表との党首会談で連立構想が浮上したことで始まり、その後小沢氏の進退問題に変質した今回の一連の政局に、県内政界関係者は敏感に反応した。7月の参院選での民主党の大勝、福田政権発足という政治情勢を受け、次の衆院選に向け自民、民主両党の対決ムードが高まっていた中で起きた事態だけに、県内の両党関係者はその影響を慎重に見極めようとしている。(土方慎二、梁田真樹子)

 「一連の混乱は謙虚に反省すべきだが、選挙を通じて政権を選択する当たり前の民主主義を定着させようとする民主党の志を再確認できた」

 小沢氏が「代表続投」の考えを明らかにした6日夜、民主県連の近藤洋介会長(衆院議員)はコメントを発表した。小沢氏が「代表辞任」を表明した4日にも近藤氏はコメントを出しているが、その3倍近い長さの文章で、「選挙による政権交代」の意思を改めて示す狙いが込められるとともに、党内の混乱がひとまず収拾されたことへの安堵感がにじみ出た談話だった。

 だが、今回の事態は県連にも深刻な影響を与えた。県連の加藤孝・総務会長(山形市議)は読売新聞の取材に対し、「小沢氏の一連の動きは不可解。連立構想、辞意の表明と撤回、それぞれの判断が唐突だ」と、小沢氏を厳しく批判した。

 実際、県連が今回の政局に神経質になったのは、県内の衆院の3小選挙区のうち、3区で候補者が決まっておらず、1、2区も楽観できないことが大きく関係している。党3区総支部の関井美喜男幹事長(酒田市議)は、「参院選での勝利の原動力となった小沢氏が代表にとどまり、ほっとしている。引き続き、候補者の擁立作業を進めたい」としつつ、「『連立』を耳にした時は驚いた。経過について丁寧な説明が必要だ」とも述べた。

 加藤氏は「次の衆院選で政権交代を目指す前哨戦として先の参院選を戦い、支持を得た。有権者の期待が高まっていた分、今回の問題で戸惑いを与えてしまった代償は大きい」と、衆院選への影響を懸念する。小野仁・常任幹事(山形市議)も「自民党にとっては敵失。『あんな親分の政党でいいのか』と突っ込まれることになるだろうから」と不安を隠さない。

 県連には6日、支持者から「民主は自民と連立せず、正々堂々と戦ってほしい」との電話があった。県連は今後、党本部とも連携して、「有権者の不信感を払しょくする機会を少しでも多く作る努力」(小野氏)を重ねることになる。

(2007年11月8日 読売新聞)

742片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:27:55
「地道に挽回」誓う民主
小沢代表続投表明 讀賣福島

 民主党の小沢代表が7日、辞意を撤回して続投を正式表明したことについて、県内の民主党関係者は、支持者の反応を懸念しつつ、次期衆院選に向けて結束を誓った。他党からは小沢氏の対応や記者会見での説明に疑問の声が相次いだ。

 民主党県連の中村秀樹幹事長は「反省すべきは反省し、今後は党内一致結束して次期総選挙の準備をしていくことが肝要」と語った。「支持者の間には『何なんだ』という声もあるだろうし、選挙への影響もある」と混乱による影響を認めつつも、「地道な活動で挽回(ばんかい)しなくてはいけない。(代表続投が)良かったか悪かったかが分かるのはこれから」と話した。

 次期衆院選福島1区に同党公認で出馬する予定の石原洋三郎・福島市議は「辞意表明のときは驚いたが、党内での誤解が解けて、これから『雨降って地固まる』という態勢になればよいのではないか。(自分の選挙は)情勢に振り回されずに一歩一歩やっていくしかない」と話した。

 一方、自民党県連の橋本克也幹事長は「記者会見の説明で国民の理解を得られたかというと疑問に感じる」と述べた。小沢氏が4日の記者会見で民主党を「政権担当能力がない」などと言ったことについて、「(小沢氏は)誤解を招いたという言い方をしていたが、そうは聞こえなかった」と首をかしげた。次期衆院選に与える影響については、「国民にどう受け止められたかはまだ分からないが、民主党が以前と同じ状況に戻ることはないと思う」との見解を示した。

 公明党県本部の甚野源次郎代表は「民主党内の判断であり、前に戻ったということ。重要法案も山積しているので1日も早く国会で審議を進めてほしい」と述べた。

 共産党県委員会の最上清治委員長は「参院選で自公を批判しておきながら大連立を自民と約束し、責任を取って辞めるといいながら発言を撤回する小沢さんの行為は筋が通っていない」、社民党県連の加藤雅美幹事長は「野党第一党の民主党がこのような混乱を生じさせたことはいかがなものか。しっかりとしたスタンスを持っていただきたい」と批判した。

(2007年11月8日 読売新聞)

743片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:28:21
「国民の共感得た」「混乱に拍車」 讀賣岩手

 午後4時半から民主党本部(東京都千代田区)で開かれた両院議員懇談会には、黄川田徹衆院議員ら県内選出の国会議員6人全員が出席。小沢氏が壇上で続投を宣言すると、先陣を切るようにして、大きな拍手を送った。

 会合後、県連代表の工藤堅太郎参院議員は「万雷の拍手だったでしょ。小沢代表の発言で、それで十分だと皆さんが受け止めたんですよ」とまくし立てた。6日夕には、県連の総意として文書で代表続投を要請したという。

 小沢氏の地元・奥州市では、後援会関係者らが記者会見の様子を伝えるテレビ画面を食い入るように見つめた。小沢氏と幼なじみで、市内で和菓子店を営む郷右近(ごうこん)一教さん(68)は、「昔から頑固だったけど、柔らかくなったな」としみじみ語り、小沢氏が涙をぬぐうようなしぐさを見せると、「みんなから必要とされていると感じて、うれしかったのでは」と思いやった。

 同市水沢区の小沢事務所には、辞意表明翌日の5日から7日にかけて、激励の電話が続いていたという。事務所の職員も「ホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 民主党県連では、小沢代表の続投を、「多くの国民の共感を得られたと思う。民主党は進化した」(佐々木順一幹事長)と前向きに受け止める。

 しかし、党が受けたダメージを心配する声もある。階猛衆院議員は「小沢代表に限らず、すべての議員に説明責任が求められる。真相がはっきりしないことが混乱に拍車をかけた」と一連の騒動を振り返る。黄川田衆院議員も「これから成果を出さなければ、衆院選では『今まで何やってたんだ』という批判を受ける」と神妙な面持ちだ。

 他党の視線は、さらに厳しい。公明党県本部の小野寺好代表は「混乱を招いただけだ。国民不在の茶番劇だったのか」と皮肉った。共産党県委員会の菅原則勝委員長は「筋が通らない。国民への背信行為だ」と酷評する。社民党県連の伊沢昌弘幹事長も「密室談合政治のツケの重さを忘れてはならない」と忠告した。

(2007年11月8日 読売新聞)

744片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:34:40
小沢代表続投 不信感払しょくせねば
県内民主関係者衆院選へ引き締め 讀賣和歌山

 一度は辞意を表明した民主党の小沢代表が続投することとなった7日、県内の党関係者は、混乱が収拾されたことに安堵(あんど)の表情を見せた反面、次期衆院選に向けて「有権者からの不信感を払しょくしなければ」と気を引き締めた。

 同党県連の藤本真利子代表は一連の事態について「県連内部にもいろんな意見はあると思うが、(小沢代表には)今は早急に体制を整えてもらいたい。衆院選に勝利し、国会のねじれ現象を解消するため指揮を執ってほしい」と要望する。

 和歌山1区候補予定者の岸本周平・県連副代表は「有権者の皆さんには申し訳ない。参院選の勝利で浮かれた部分もあったが、風に頼らず、日々の活動で勝利しなければと気を引き締めることができた」といい、同2区から立候補予定の阪口直人・県連副代表も「民意は与党の一部になって政策を実現することではなく、政権交代だと、小沢さんが受け止め、党内でも再確認できた」と、前向きにとらえる発言。

 連合和歌山の村上正次会長は、小沢代表が、民主党が力量不足だと指摘した点について、「心外だと言う人もいるが、地方で党を支援する立場から見ればその通りだ」と話し「小沢さんに代わる党の顔はない。政策を実現していけば、選挙への影響は大きくないのでは」と今後に期待していた。

(2007年11月8日 読売新聞)

745片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:35:37
小沢代表続投 民主県連「大リスク」
自民は協議糸口へ理解示す 讀賣徳島

 民主党の小沢代表が辞意を撤回した7日、県内の民主党関係者からは「一連の騒動の原因究明を」「次期総選挙に向けて早く前向きに動き出して」など様々な注文や要望が聞かれた。一方、他党からは「個人的な感情で世間を騒がせた」などと批判的な意見が目立った。

 「今回の選択は、非常に大きなリスクを伴う重いもの。国民の冷めた空気と党内の熱気との乖離(かいり)に危機感を持つべきだ」。民主党県連の仙谷由人代表は談話を発表し、小沢代表や党執行部を厳しく批判した。「(大連立について)執行部は知らなかったと言うが、もっと公の場で議論する党内体制を作るべきだ。党にとって深刻な危機であり、一連の騒動の原因究明と総括が必要」とした。

 また、高井美穂・副代表は「辞意表明の記者会見では、党に愛想を尽かしているのかとも思ったが、今日の記者会見では政権交代への意欲がよく分かりホッとした」と述べた。しかし、「今回のことで党が受けたダメージは大きく、小沢代表の求心力も落ちた。今一度前に向いて動き出さないと」と不安も漏らした。

 橋本幸子幹事長は「小沢代表は今回のことを反省している様子だ。今は、次の衆院選でいかに勝つかだけを考えてほしい。地方組織は政権交代に向けて血のにじむような努力をしているということを分かってほしい」と注文した。

 自民党県連の福山守幹事長は「小沢代表は党内で自分の意見が通らなかったので『辞めさせられるのなら辞めさせてみろ』と駆け引きをしたのだろう」と分析。ただ、「小沢代表がとどまり、与野党の政策協議の糸口が残されたことは、国民にとってよかった」と評価した。

 社民党県連の寺前学代表は「大連立をやろうとした小沢代表と、慰留した民主党には共感できないが、福田内閣に立ち向かっていくには結束していかざるを得ない」と複雑な心境をのぞかせた。共産党県委員会の上村秀明委員長は「小沢代表を慰留したということは、大連立という国民を裏切る行為を民主党として認めたことになる」と指摘した。

 公明党県本部の長尾哲見代表は「何かプッツンきて辞任を口にしたのかも知れないが、個人的な感情で党内外を騒がせたのはいかがなものか」と批判した。

(2007年11月8日 読売新聞)

746片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 18:37:42
小沢代表続投表明 他党から批判相次ぐ 民主県連は安堵、一致団結へ 讀賣鹿児島

 民主党の小沢代表が続投を正式表明したことを受け、県内の民主党関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべると同時に、「国民に与えた不信感を払しょくしなければ」と気を引き締めていた。一方、他党からは「大政党の代表の取る行動ではない」「小沢代表の求心力は下がった」と批判的な意見が相次いだ。

 鹿児島市荒田の民主党県連には7日朝から「これ以上私たちを裏切らないで」「小沢代表がんばって」といった激励の電話が鳴り、職員らが丁寧に耳を傾けていた。辞意撤回を求める決議を取りまとめるなど対応に追われていた泉広明幹事長は「ほっとした。代表の続投は確信していたが、ここ数日は疲れた」と振り返った。その上で「今回の件は国民に少なからず不信感を抱かせた。しかし、一つの試練としてエネルギーに変え、信頼回復と政権交代に向け、再び一致団結しなければ」と表情を引き締めた。

 民主党の支持母体・連合鹿児島の川野和幸事務局長は「個人的には、今回の行動は理解できない。小沢代表に対する信頼に大きな疑問符がついたと思う」としながらも、「ただ、今回の件は民主党の問題であり、連合がコメントする内容ではない。推移を見守っていく」と、言葉を濁した。

 自民党県連の本坊輝雄幹事長は「いったい、この3日間は何だったのか。国民に不透明感を与えた」と批判。公明党県本部の成尾信春代表は「自分の考えが通らないから『辞める』と投げだし、周囲から説得されて『やっぱりやる』というのは、政権を担おうという政党の代表がすることか」と疑問視し、「小沢代表の求心力は落ちたし、民主党へのイメージダウンもあるだろう」とみる。

 共産党県委員会の野元徳英委員長は「小沢代表の一連の行動は、参院選で示された民意を忘れた行動だ。さらに、重要な政策判断の時に党内がぐらつくのは、民主党の弱さであり限界」、社民党県連合の北森孝男幹事長も「大政党の党首でありながら、大人げない行動。求心力は低下しただろうし、今後の党運営は難しいだろう」と話した。

(2007年11月8日 読売新聞)

747片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 22:09:49
民主・鳩山幹事長、大連立構想「復活する可能性」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071108i312.htm

 民主党の鳩山幹事長は8日のテレビ朝日の番組で、自民、民主両党による大連立政権構想について、「(民主党が)次の衆院選で政権を取ることがかなわなかった時、政策が全く動かないという話になりかねない。その時に話が復活する可能性は出てくる」と述べ、次期衆院選後に実現する可能性に言及した。

 また、鳩山氏は記者団に対し、衆院解散の時期について、「今年解散、来年1月の衆院選も十分あり得る。小沢代表(と福田首相)の党首会談とその後の一連の状況があったから、首相は『今やれば勝ちだ』と思っているかもしれない」と述べた。そのうえで、「(小選挙区の過半数である)151議席を取ることは生半可な気持ちではできない。一人一人が何としても勝ち上がってくる態勢を作らなければならない」と強調した。

(2007年11月8日19時3分 読売新聞)

748片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 22:15:41
小沢民主党代表が続投/翻意の陰に大きな火種
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1106.html

 辞任の意向を明言していた民主党の小沢一郎代表が六日夜、菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長らの要請に応じて続投の意志を表明、リーダー不在の混乱はとりあえず収束する見通しとなった。だが、小沢氏の振幅は激しく、参院選の大勝で上向いた党勢の低下は避けられない。自民党との大連立を本当にあきらめたのか。翻意の陰に大きな火種が残っている。

 ▽涙の撤回

 「大変ご苦労をかけた。感謝している。恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けてぜひもう一度頑張りたい」。小沢氏は六日夜、説得のため国会近くの個人事務所を訪れた菅、鳩山両氏らの嘆願に涙で目を赤くしながらこう応じた。

 鳩山氏は朝「この問題が長引けば、党にとってプラスではない。今日中に決着をつけたい」と記者団に決意を強調。午後に当選回数別に開く衆参両院議員の会合で、慰留の党内世論を一気に形成すれば、要請に応じざるを得ないはずだ―との目算が胸中にあった。

 「続投していただけなければ政策を実現できない」「政権奪取まであと一歩で代表が降りたら大きな痛手だ」。党本部での会合では、各議員から慰留方針への賛同が相次ぎ、執行部側の戦術は功を奏した。

 ただ、中堅議員のリーダー格の枝野幸男元政調会長は無言のまま、ぶぜんとした表情で会場を後にした。会合では「会見で辞めるとまで言った人が続投するのは、世間に通用しない」などと続投に否定的な意見も噴出。菅氏が「気持ちは分かるが、あまりあれこれ言うと小沢氏が戻ってこなくなる」と懸命に説得、その場をおさめた。

 ▽軟化の兆し

 「もう疲れたよ…」。辞意表明の会見を終えた四日夕、小沢氏は東京・世田谷の自宅に招いた羽田孜党最高顧問に弱音を吐き、慰留に応じなかった。だが五日夕、緊急役員会が決めた慰留方針を報告する鳩山氏にうっすら涙を浮かべて「ありがとう。心配かけてすみません。辞表を出したばかりなので…」と軟化の兆しを見せていた。

 六日午後、羽田氏と渡部恒三前最高顧問、石井一副代表を呼び寄せた小沢氏は、三人の説得に「今をおいてこの国の政治を変えるチャンスはない」と持論を展開。その一方、辞意表明の会見で民主党の政権担当能力を疑問視する発言をしたことに触れ「参院選に勝って浮かれていては衆院選で勝てない、という意味だった」と釈明と受け取れる発言が口をついた。

 「結論は出ていないが、続投の見通しは立ってきた」。石井氏は会談後、記者団にこう強調、代表続投に向けた環境整備に躍起となった。

 ▽疑念消えず

 「少なくとも衆院からは十人、参院からは二十人」。小沢氏周辺は、旧自由党系や小沢氏の考えに近いとされる衆参両院議員にひそかに接触を図り、小沢氏離党に同調するとみられる議員のリストアップを始めた。この動きに党内からは「政策協議の方向性が認められなければ、離党するつもりなのではないのか」と疑念の声が消えない。

 「大連立構想は流れたが政策協議は続ける」。小沢氏は周辺にこう漏らし、代表続投を受諾した場合には、個別政策で自民党との協議に踏み出す考えを示した。

 執行部の一人は「国際貢献と社会保障を話し合うことには何も悪いことではない」と指摘、国連決議に基づき自衛隊の海外派遣を常時可能にする恒久法が与党との協議対象になるとの見立てだ。

 その場合、武力行使を伴う活動への参加も認めるとの小沢氏の持論をめぐり、自民、公明両党と民主党を巻き込んだ論争に発展するのは確実で、小沢氏が長年思い描いてきた政界再編につながる可能性も否定できない。

749片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 22:17:24
小沢民主党代表が続投表明/確執覆い、結束演出
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1107.html

 民主党の小沢一郎代表が七日、辞任の意向表明から撤回に至る経緯を両院議員懇談会で説明、挙党一致を訴えた。だが「反小沢勢力」との確執を覆い「結束」の演出で幕引きを狙った執行部の思惑とは裏腹に、辞意を「プッツン」と振り返った小沢氏に反発の声も噴出。代表自らが政権担当能力を公然と疑問視した痛手は大きく、求心力回復への道のりは険しい。

 ▽根回し

 「いかにも不器用なやり方だった」「丁寧に説明すべきだったと反省している」

 午後四時半から民主党本部で開かれた両院議員懇談会。四日の辞任表明会見で自ら率いる党を「力量不足」と見切ったはずの小沢氏は、反省とおわびの言葉を連ねる低姿勢へと転じた。

 平身低頭ぶりは「小沢批判」を沈静化させるためのシナリオ通りで、小沢氏は次期衆院選に向けた「再スタートの第一歩としたい」と決意を表明。だが、この後の記者会見では唐突に辞任の意向を明かした心境を問われ「張り詰めていた気力が途切れたというか、プッツンした」と吐露、党内からは陰で「リーダーが口にする言葉ではない」と批判の声も漏れた。

 小沢氏に近い議員は午前、党所属議員を訪ね歩き「党のためにも過激な発言は控えてほしい」と事を荒立てないようひそかに根回しに奔走。執行部は懇談会から報道陣をシャットアウトした場合、出席議員の本音が出て紛糾する恐れもあると判断し、批判を封印しようと報道陣にすべて公開。幹部が事前に「今日の会合は品が良くなる」と予測したように、大きな混乱もなく幕を閉じた。

 ▽ギャップ

 ただ、執行部が党内の不満を完全に抑えきれず、確執の深さが浮き彫りになる場面もあった。

 「次の総選挙で民主党が圧勝できるよう頑張ろう。私もその日まで生きていくつもりです」

 渡部恒三前最高顧問がこう笑わせて、司会役の田名部匡省両院議員総会長が議事を打ち切ろうとした矢先、「反小沢派」の急先鋒(せんぽう)と言われる仙谷由人元政調会長が挙手してマイクを握った。

 仙谷氏は「この熱気と民主党に対する国民の感性との間には、ギャップがある」と切り出し、党内議論を封殺するような小沢氏の対応をあらためるよう要求。続いて、笹木竜三衆院議員が「大連立はもうないのか、確認したい」と畳み掛けると、小沢氏は硬い表情を崩さず「二人の意見はきちんと受け止めて今後とも努力したい」とだけ答えた。

 ▽死に物狂い

 小沢氏の言動で党分裂の危機意識が高まっていたせいか、党内では「決意を確認する場になった。党内に亀裂はない」(川内博史衆院議員)とひとまず安堵(あんど)感が広がる。

 「壊し屋」の小沢氏は昨年四月の代表選で「私は変わらなければならない」と宣言した。小沢氏は懇談会の締めくくりであえてこの言葉を持ち出し「あの約束をあらためてかみしめ、死に物狂いで頑張る」と語りかけたが、誰にも相談のないまま大連立に前のめりになった「独断専行」への警戒感は解けていない。

 小沢氏に距離を置くグループで、一致結束の姿勢を額面通りに受け止める向きは少ない。当面は「失墜した党のイメージを回復することが大事だ。今は勝負の時ではない」と小沢氏の動きを注視する構えだ。

 強いリーダーを理想とする小沢氏と、党全体の意思形成を重視する気風の溝が埋まる気配はない。仙谷氏は懇談会後「このまま小沢民主党でやっていくのか」と質問した記者団に言い切った。「小沢民主党じゃない。民主党なんだ」

750片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 19:12:10
民主県連 不満くすぶる
2007年11月09日 朝日岐阜
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000711090002

 民主党の小沢代表の辞意撤回問題を受け、同党県連では、党執行部の混乱や見えにくい永田町の論理に対する不満が噴き出している。7月の参院選で、岐阜市で民主公認候補の得票が、トップ当選した藤井孝男氏(自民に復党)を1万3千票以上も上回るなど、追い風の最中の騒動を「雨降って地固まる」と評した党幹部の感覚に、首をかしげる県連関係者は少なくない。(姫野直行)


 小沢代表が辞意を表明した今月4日以降、県連幹部から「次の選挙で政権交代というところまで来ている。代表が『民主党は力不足』というのはおかしい」「辞任まで口にした人が代表に戻るのはいかがなものか」などと厳しい声が相次いだ。
 辞意撤回問題で、県連は日程を振り回され続けた。衆院岐阜2区の候補者は6日の党本部常任幹事会で正式決定し、県連常任幹事会に報告するはずだった。しかし小沢氏の辞意表明による混乱で延期に。あわてた県連は候補者「内定」という形で発表することで、本部の了承を得た。
 ところが、急きょ、7日午後に県連の緊急常任幹事会を設定したものの、小沢氏の辞意撤回表明の両院議員懇談会にぶつかり、再び延期。懇談会に出席した県連代表の園田康博衆院議員が7日夜に岐阜に戻り、8日朝にやっと、岐阜市内のホテルでの緊急常任幹事会が実現した。
 緊急常任幹事会では、十分な説明がないまま執行部だけで事態が進んだことに対する不満が飛び交った。「代表は早急にかわるべきだ」との厳しい意見もあったが、最終的には県連として小沢代表続投の支持を全会一致で確認。地方の意見を取り入れた党運営を求める要望書を小沢氏に提出することを決めた。
 一連の問題について県連の伊藤正博幹事長は「党のイメージダウンは避けられない。小沢代表自身が地方を回って、二大政党制の必要性を国民に理解してもらわなければならない」と話した。
 党内からの逆風にさらされた県連は、10日に鳩山幹事長を招くパーティーで、衆院岐阜2区の候補者をお披露目する予定だが、県連幹部の注目は鳩山氏の「小沢騒動」の説明に集まりそうだ。


◆2区橋本氏内定
 民主党県連は8日、次期衆院選候補者を一般公募していた岐阜2区と4区のうち、2区に応募した6人から揖斐川町出身の税理士で証券会社員の橋本勉氏(54)を内定したと発表した。4区には2人の応募があったが、1人は選考前に辞退し、もう1人は「勝てる候補ではなかった」として内定には至らなかった。

751片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 20:02:32
野党共闘の亀裂修復に懸命 民主、小沢代表が陳謝 '07/11/9
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200711090402.html

 民主党の小沢一郎代表は九日、社民、国民新両党幹部らを国会内に訪ね、福田康夫首相との党首会談以降の混乱に関し「いろいろご迷惑をおかけした。自分の考えは何も変わっていない。今後も頑張りましょう」と陳謝した。

 民主党は、自民党との大連立構想で生じた野党共闘の亀裂の修復に懸命だ。九日午前には社民、国民新両党と幹事長会談を、午後には共産党も含めた野党四党での国対委員長会談を開催して連携を確認。民主党の山岡賢次国対委員長は「影響は全くない。元のさやに収まった」と強調したが、他の三党の不信感が完全に消えたわけではない。

 辞意を撤回した七日の記者会見で「大連立」を否定した小沢氏にとっては、これからは社民、国民新との連携が不可欠。社民党へのあいさつでは「衆院選で絶対に勝ちたい。自民党を倒す一心だ」と協力を要請した。

 社民党の又市征治幹事長は九日の会見で、民主党との共闘関係を維持する考えを示したが、福島瑞穂党首は「民主党の対応を見極める」との意向。一方、国民新党は、新テロ対策特別措置法案に絡む首相の問責決議案提出には反対で、民主党などが提出する場合には共闘離脱を検討する方針だ。

 共産党の志位和夫委員長は九日の議員団会議で「小沢氏は会見で『大連立の合意は誤りだった』と言わなかった。両党は同質で、大連立(構想)が繰り返される下地がある」と断じた。

 午前の幹事長会談では、民主党の鳩山由紀夫幹事長が自民党との大連立や、それに向けた政策協議をしない考えを伝え、了承された。次期衆院選での協力も確認、首相問責決議案に関して鳩山氏は「世論を見ながら考える。必ず出すということではない」と説明した。

752片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 20:04:42
民主・社民・国民3党、結束確認
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20071109/20071109-00000039-jnn-pol.html

 大連立構想で 足並みの乱れが懸念された野党の動きです。民主、社民、国民新党の幹事長会談が行われ、今後の国会対応や選挙協力で結束を強めることを確認しました。

 「代表も新たな決意になったので、今後とも以前同様おつきあいを願いたいという話を申し上げました」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)

 会談では、民主党の鳩山幹事長が党首会談から小沢代表の辞意撤回に至る一連の騒動について陳謝し、今後も連立につながる政策協議はないと説明しました。

 これに対して社民党、国民新党側も理解を示し、そのうえで、来週にも採決が見込まれる給油継続法案について3党が一致して反対していくことを確認しました。

 与党側が衆議院での再議決で成立を図った場合の対応については、鳩山氏が世論の動向を見ながら福田総理の問責決議案の提出もあり得るという考えを示したのに対し、亀井氏は最後の切り札としてもっておくべきと慎重な対応を求めました。

 また、いつ解散総選挙になるかわからないとして、選挙協力を強化することでも一致しました。(09日11:16)

753片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 20:11:21
小沢大連立構想に米国の影…穏やかな“警告”も
「反米のレッテルに恐怖感働いたのでは」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110927_all.html

 突然の「大連立構想」で民主党を混乱させた小沢一郎代表。参院選大勝後は国政調査権や問責決議案を駆使して自民党を追い詰める方針だったが、福田康夫首相との党首会談に踏み込んだ。いくら記者会見を聞いても態度が豹変(ひょうへん)した理由がしっくりこない。この背景にアメリカの影を指摘する声がある。

 永田町では最近、「小沢氏がアメリカの虎の尾を踏んだ」という情報が流れていた。

 今年8月上旬、シーファー駐日米大使がテロ特措法の延長を求めて民主党本部を訪れた際、小沢氏はシーファー大使を5分間も待たせたうえ、会談をすべて公開。「国連決議のない、米国が始めた独自の戦争には協力できない」などと延長拒否を伝えた。

 参院選大勝直後で、小沢氏が絶頂を極めていたときだが、同盟国の大使をさらし者のようにしたことは、米ブッシュ政権内で「外交儀礼違反だ」「オザワは自民党幹事長時代は親米的だったが、今では反米的、対米自立派ではないのか」という強い反発や疑念を生んだとされる。

 同月下旬、朝日新聞に注目すべき論文が掲載された。

 クリントン政権時代の国防次官補代理、カート・キャンベル氏と、ブッシュ政権の国家安全保障会議前アジア上級部長、マイケル・グリーン氏による「テロ特措法 日本は長期的影響を考えよ」という共同論文である。

 民主、共和両党の外交専門家2人は小沢氏の対応を批判し、「小沢氏は再考して政府との間で創造的で実行可能な妥協を見いだすよう期待している」と、穏やかな“警告”をしているのだ。

 小沢氏の政治的師匠である田中角栄元首相は、アメリカから飛び火したロッキード事件で逮捕され、政治家人生の後半をこの裁判に費やした。

 事件の背景として、「田中氏がオイルメジャーの支配に対抗して独自の資源外交を展開したり、アメリカに先立ち日中国交回復を実現させたため、米国の虎の尾を踏んだ」(永田町関係者)と解説する向きもある。小沢氏は田中氏の公判すべてを傍聴したという。

 「虎の尾説」の真偽は不明だが、くしくも、防衛省の守屋武昌前事務次官を過剰接待していた「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者が8日、逮捕された。

 今後、捜査は巨大な防衛利権の闇に迫るとみられ、早くも「第2のロッキード事件」などとも指摘され始めている。宮崎容疑者を先頭に猛烈な政界工作を仕掛けていた山田洋行は田中派の流れをくむ経世会人脈と近かったとされ、小沢氏の2つの政治団体にも総額600万円の寄付をしていたことが判明している。

 国民新党の亀井静香代表代行は4日午前に放送されたフジテレビ系「報道2001」で、一連の小沢氏の不可解な行動について、「軽々に言えないが…」と口ごもった後、こう語った。

 「現在の日米関係との絡みで、『反米というレッテルを張られたくない』という一種の恐怖感が働いたのではないか。ご承知のように米国中心に『ガスをよこせ(=給油を続けろ)』と大変な攻勢があった。(小沢氏は)突っ張っていくことに不安感がよぎったのでは。でないと、(不可解な行動の理由が)分からない」

ZAKZAK 2007/11/09

754片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 23:18:33
小沢氏「野党党首しんどい」 本会議欠席批判受け
11月9日20時30分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071109-00000975-san-pol

 民主党代表の辞意撤回後、8日の衆院本会議や代議士会を欠席した同党の小沢一郎代表が9日、本会議と代議士会に姿を現した。

 7日の民主党両院議員懇談会では、本会議や党の会議へもっと出席するようクギを刺されていた小沢氏は、自身の本会議出欠が注目を浴びることに「首相や国務大臣も全部出ていないでしょ。彼らが許されて、私が地方出張したりして出ないと批判される。ちょっとおかしい」と不満たらたら。また、「国務大臣よりも政権をとろうという野党の党首の方がはるかにしんどい。選挙に勝つのは民主主義では最優先課題だ」とも語り、今後も衆院選対策を重視する意向を示した。

755片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/10(土) 14:26:55
「雨降って地固まる」菅氏が小沢ショック語る
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071110/20071110-00000009-ann-pol.html

 民主党の菅代表代行は10日午前、テレビ朝日の番組で、小沢代表の辞任騒動を受けて、「逆に民主党の結束力が高まった」という認識を示しました。

 民主党・菅代表代行:「大雨で土砂崩れになると思ったら、大雨で地固まる方向に行きつつある。結果として、国民に理解されたし、党内にも理解された。逆に危機感が出てきた」
 菅氏はまた、小沢代表が前向きだった大連立構想については、「私もびっくりした」と当時の心境を語りました。ただ、「連立を組み、民主党の政策を実現することが、次の選挙への勝利につながる」とする小沢代表の説明には理解を示しました。この後、午後には、小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長らが集まり、国会の会期が35日間延長されたことを受けて、今後の国会対応について協議することにしています。

756片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/11(日) 08:03:58
変わった証明!?党の理解に感極まる…小沢涙のワケ
愛犬“大往生”も一因?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007111002_all.html

 「大連立構想」と辞意撤回騒動で、永田町を騒然とさせた民主党の小沢一郎代表(65)。党内の混乱や政局への影響だけでなく、小沢氏が続投を表明した7日の両院議員懇談会で涙を浮かべた姿もクローズアップされた。小沢氏の「知恵袋」とも言われる元側近、平野貞夫元参院議員(71)は一連の動きをどう見ていたのか。そして平野氏も「初めて見た」という小沢氏の涙には、どんな理由があったのか。

 「うれし涙というか、感涙だったんだろう。党が一致して言葉足らずだった自分の過ちを理解し、思ったよりも支えてくれた。感極まったのだろう。あんな小沢氏は見たことがない」

 平野氏が驚いて振り返ったのは、7日の民主党両院議員懇談会の冒頭、小沢氏があいさつしたシーンだった。

 小沢氏が党首会談をめぐる混乱について謝罪した後、「この体にもう一度ムチを入れ、次の総選挙に政治生命のすべてをかける」と続投を表明すると、割れんばかりの拍手に包まれた。そして小沢氏の目に涙が光った。

 自民、新生、新進、自由、民主の各党に所属し、20年以上に及び常に小沢氏と行動を共にしてきた平野氏が初めて見た姿だった。

 2日の小沢氏と福田康夫首相による党首会談後、大連立構想が明らかになり、枝野幸男元政調会長らが「ぶれたとしたら党首失格だ」と批判するなど党内が混乱したことで、平野氏は小沢氏が辞任するとみていた。平野氏も「責任を取るのは当然」との意見だった。

 その後、小沢氏は4日に辞意表明し、3日間で翻意したわけだが、平野氏はこの間、小沢氏にあえて連絡を取らなかった。議員や関係者からは「慰留に協力してほしい」との電話が殺到したが、「会えばケンカになる」との理由から断っていた。

 あまりの電話の多さに、平野氏も携帯電話の電波が入らない場所に潜んでいたが、居場所を割り出した江田五月参院議長から6日昼、連絡があり、「辞任すべきなどと言わないでください」と説得された。平野氏はその後、「恥を忍び、死ぬ思いで続投すべきだ」との考えに転じ、テレビ番組では、こうした趣旨の発言をした。

 平野氏は大連立構想には理解を示し、「自衛隊の海外派遣について、国連決議を原則とするという点に首相が同意したことが大きい(首相側は同意を否定)。小沢氏はずっとこだわってきた。また、連立すれば解散権を握れる可能性があるほか、政策を実現して民主党の政権担当能力を示すことができる。海外派遣などで自民党を揺さぶることもできる。その上で、選挙になれば対立軸を打ち出せばいいと考えていた」と小沢戦略を解説する。

 だが、小沢氏も「未だなお私は不器用で口下手な東北かたぎ。どうしても説明不足になりがちで、それが混乱の一因かと思う。当初から丁寧に説明すべきだった」と語ったように、党内にはこの戦略を理解している者は少なく、役員会では総スカンを喰らった。

757片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/11(日) 08:04:29

 平野氏は「小沢氏は多くを語らず、態度などでコミュニケーションを取ろうとする。鳩山由紀夫幹事長や菅直人代表代行、輿石東参院議員会長らは、文字と数字しか信じない。いわば縄文人と弥生人のように(時代が違って)共通の言葉がなかった」と残念がった。

 実際、2日の党首会談後、鳩山氏が小沢氏に対し、「総理がもし大連立を持ちかけたら、首相をもらえ」と助言していたという。この発言を「小沢氏は『党内の根回しはやってもらえる』と思った」と平野氏は解説する。

 その上で、「今後は小沢氏も『説明する』と言った。もう大連立はないと思うが、政策協議はありうる」と話す。

 一連の騒動で小沢氏の求心力は低下したが、平野氏は「今までの小沢氏だったら辞意撤回はありえなかった。党代表選で『自分自身が変わる』と宣言したので、本当に変わったという証明になったかもしれない。『政権獲得』のために恥を忍んで決断したのだと思う」と評価する。

 民主党の今後には、「『このままでは選挙は負ける。我々も一緒になって小沢氏を支えなきゃいけない』という危機感が生まれた。人間万事塞翁が馬。これからの努力次第だ」とみる。

 ところで、辞意撤回の会見で「心身共に疲れきっていた」と話していた小沢氏。その背景のひとつに、「愛犬の死があるのではないか」という関係者もいる。

 関係者によると、小沢氏が都内の自宅で飼っていたメスの柴犬「チビ」が10月17日、18歳の大往生だったという。「小沢氏は夜の会合でほろ酔い気分で帰った際、『チビ、チビ』とあやすなど、かわいがっていた。秘書も『先生が首相官邸にいくまで生きていろよ』と語りかけるなど、小沢家のマスコットだった。3年ほど前にチビの体力が落ちるまで、小沢氏の散歩のお供だった。選挙CMで柴犬と共演したように動物好き。部屋にチビの遺骨と遺影が飾ってある。それが政治判断に影響するわけではないが、小沢氏は相当悲しんだはずだ」(関係者)。

 小沢氏の涙は、さまざまな思いが去来した末のものだったのか。

ZAKZAK 2007/11/10

758片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:03:34
民主・国民 道路財源を議論へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/12/k20071112000016.html

民主党と国民新党は、参議院で統一会派を結成したことを受けて、両党の政策協議機関を設置し、来年度予算編成の焦点の1つとなる道路特定財源の見直し問題などをめぐって、今後、議論を進める方針ですが、両党の意見の隔たりは大きく、調整は難航する見通しです。
民主党と国民新党は、先月、郵政民営化を見直すための法案を、参議院に共同で提出したうえで、参議院で統一会派を結成しました。これを受けて、両党は、政府・与党などが提出する法案への賛否の対応について調整を図るため、民主党の直嶋政策調査会長と国民新党の亀井静香代表代行を責任者とする政策協議機関を設置し、今後、来年度予算編成の焦点の1つとなるガソリン税や自動車重量税などの道路特定財源の見直し問題などをめぐって議論を進める方針です。ただ、道路特定財源をめぐっては、民主党の税制調査会が、すべての税を一般財源化したうえで、自動車重量税など一部の税を減税するか廃止する方向で検討を進めているのに対して、国民新党は「一般財源化は認められず、税率も維持すべきだ」としていることから、調整は難航する見通しです。

759片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:04:41
国会同意人事:労働保険審と運輸審の2委員反対 野党4党
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071113k0000m010093000c.html

 民主、共産、社民、国民新の野党4党は12日、国会内で国対委員長会談を開き、政府が提案した14機関28人の国会同意人事について、労働保険審査会と運輸審議会の委員各1人に反対することで一致した。このため、野党が過半数を占める参院で否決されることが確実となった。同意人事は衆参両院の同意が必要なため人事は白紙に戻り、政府は再提案を迫られる。

 反対することで一致したのは、労働保険審査会委員への平野由美子元国家公務員倫理審査会事務局長の再任と、運輸審議会委員への長尾正和・元運輸省海上技術安全局船員部長の再任。民主党は反対する理由を「官僚出身で事実上の天下りだ」などと説明している。同意人事は、衆院では13日の本会議に、参院では14日の本会議にそれぞれ上程される。

毎日新聞 2007年11月12日 20時38分

760片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:38:04
ポスト小沢候補の思惑/「自信のなさ」で慰留
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071110.html

 民主党が揺れた小沢一郎代表の辞任騒動。辞意を伝えられた鳩山由紀夫幹事長、菅直人代表代行は引き留めに走り、代表経験者の岡田克也、前原誠司両副代表も早々に慰留方針を支持した。背景には、「ポスト小沢」候補たちの「自信のなさ」と思惑があったが、衆院解散・総選挙も視野に入る中、小沢氏に頼らざるを得ないという党の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈することになった。

 「今、小沢代表にもしものことがあれば、党が空中分解しかねない。代表は小沢氏しかいない」。鳩山氏は十日の岐阜市での講演で、参院選の改選一人区で圧勝したことを挙げながら「小沢氏頼り」を隠さなかった。

 四日朝に辞職願を受け取った鳩山氏には慰留しか選択肢はなかった。代表を支える幹事長の役割。仮に辞任となれば連帯責任を問われるのは確実で、鳩山氏のグループでも早々に慰留方針を確認した。

 ただ、小沢氏続投では菅氏の働きの方が大きかった。四日の辞意表明会見。小沢氏が「執行部に私の進退を委ねた」と原稿を読み上げた瞬間、菅氏は「光明がある」と思った。もともとの原稿は辞任が断定的に書いてあったからだ。事前に目を通した菅氏は小沢氏周辺に修正を依頼していた。

 五日午前には一人で小沢氏と面会。「自民党との連立にこだわっていない」との言葉を引き出し、午後の役員会で慰留の流れをつくった。周辺には「小沢氏が戻るのが一番ダメージが少ない。民主党は党首が代わりすぎる」と強調する。

 「大連立なら両院議員総会に諮るべきだ」。二日夜の党首会談の内容を聞いた岡田氏は不快感を示した。しかし四日朝、鳩山氏から小沢氏の辞職願を見せられると「慰留すべきだ」と伝えた。

 小沢氏が辞任すれば後継は岡田氏が最有力という見方が党内で大勢。ただ周辺は「心の準備ができていない」と指摘する。代表として戦った二〇〇五年衆院選での敗北は小泉ブームのためとはいえ、党内の後遺症が消えたわけではない。岡田氏に近い議員は「後継代表となった場合、小沢氏が党内に残って、かき回されることを警戒したのではないか」と推測する。

 小沢氏が進退を検討していた六日夕、石井一副代表らベテラン以外に滞在先のホテルに呼ばれたのは前原氏だった。前原氏は党内が慰留一色ではないことを率直に伝えた上で「決断は早くした方がいい」と続投を勧めた。

 前原氏のグループには仙谷由人、枝野幸男両元政調会長ら小沢氏に距離を置く議員が多い。五日夜の前原グループでの会合でも小沢氏への批判が噴出したが、前原氏はなだめる側に回った。

 「問題が起きるたびに“代表降ろし”に走る党文化を変えなければならない」。メール問題で代表を辞めた前原氏は周辺にこう漏らす。

 党の中堅議員は「参院選の圧勝の記憶が鮮明だからだろう。前原氏を除く三人は自分が代表として戦った国政選挙と、小沢氏が率いた参院選を比べて何も言えなくなったのではないか」と解説する。大勝した参院選が逆に呪縛(じゅばく)となっている。

761片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:44:00
民主小沢氏辞任騒動 国会議員がおわび行脚(2007/11/12) 青森
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2007/11/12/new0711120902.htm

 大連立構想に端を発した小沢一郎代表の辞任表明とその後の撤回で、党内が大きく揺れた民主党。今週末、同党の青森県選出国会議員は一連の騒ぎが一段落してから初めて地元に戻った。先行きが見えにくい政局の中で、各議員は解散総選挙もにらみながら、対話集会などで支持者の不信感の払拭(ふっしょく)や信頼回復に努めた。
 「おわび行脚と思われるかもしれないが…」。十日夜、南部町の大向防災コミュニティセンターで開かれたミニ集会。支持者約三十人に、田名部匡代衆院議員はこう切り出した。
 「小沢代表の会見を聞いて、本当の意味で何をすべきか、考えさせられた。時間だけが過ぎて、一本も法律が成立しないのが国民の願いなのか」と自らの考えを説明。一方で、来るべき衆院選を意識しながら「単独で政権を取ろうという思いは何ら変わらないし、代表もそう思っているはず」と理解を求めた。
 集会には平山幸司参院議員も同席。「迷惑を掛けたことは素直におわびしたい」としながらも「われわれが心配を掛けたのは三日間。しかし、安倍晋三前首相が辞任したときは三週間の政治空白をつくった。これには大きな違いがある」と自民党のとの差異を強調した。
 一方、横山北斗衆院議員は同日、青森市内で予定にはなかったミニ集会を急きょ開催した。小沢代表が政権交代は厳しい―との認識を示したことに対し、「参院選の勢いで勝てるという雰囲気が党内にあった」と支持者十人を前に述べ、引き締めが狙いだったと強調した。
 民主党の支持率が低下すれば、それに乗じ自民党が攻勢に転じる可能性も否定できず、民主党県連は「いつあってもおかしくない」と年内解散にも神経をとがらせる。
 取材に応じた田名部衆院議員は「逆に気を引き締めるいい機会ととらえたい。今まで以上に地域を歩いて、多くの人に理解してもらえるようにしたい」と自らに言い聞かせるように語った。

762片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:45:04
「気を取り直して頑張る」 地元支持者らに小沢氏 岩手
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071112_5

 民主党の小沢一郎代表は11日、自身の後援会関係者や同党県議の結婚披露宴に出席のため奥州、久慈市入りした。奥州市では父親の故・佐重喜氏の墓参をし、集まった支持者らに「このたびは心配ばかりかけて申し訳ありませんでした。気を取り直して、もうちょい頑張るつもりです」と述べ、福田康夫首相(自民党総裁)との党首会談をめぐる辞任騒動について陳謝した。

 小沢代表は11日午前、奥州市水沢区の伯済寺で支持者ら約40人と佐重喜氏の墓参をした。墓参後、報道陣に対し「地元の皆さんの顔を見て、心が洗われるような気持ちになった。今回のことがあっても、たくさんの方が(墓前に)いらして、変わらずご支援いただいている。ひたすら感謝の思いだ」と、しんみりと語った。

 この後、奥州市内のホテルで開かれた後援会関係者の結婚披露宴に出席。自民党との連立構想を小沢代表から持ちかけたとする一部報道に触れ「(福田首相との)2人での会談なのに、私の方には取材申し込みも何もなく、政府・与党の言い分だけが報道され、私も忍耐の限界という状況になりました。しかし、地元の方の顔を思い浮かべ、ここで負けちゃいけない。我慢、我慢と自分に言い聞かせ、ここでこうしてごあいさつさせていただいています」と現在の心境を吐露した。

 同日午後には、中平均県議(久慈選挙区)の結婚披露宴のため久慈市入り。同市内のホテルで民主党県連の工藤堅太郎代表(参院議員)ら同党の国会議員や県議、達増知事らと顔を合わせた。出席者によると、小沢代表は終始、機嫌がよく、支持者らと笑顔で記念撮影に応じ、本県を後にした。
(2007/11/12)

763片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 01:18:14
民主党幹部、小沢代表と連日会合「もう独りにしない」
2007年11月13日23時20分
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200711130448.html

 民主党執行部が、小沢代表との連携強化に懸命だ。辞意撤回騒動をめぐり、「小沢氏を孤独にしたこと」が原因とみているためで、党首会談に至る経緯を知らず意思疎通を欠いたと悔やむ鳩山由紀夫幹事長は「小沢代表の真意をくみとる工夫」を宣言。小沢氏を含む会合をひんぱんに開き、さながら「代表を独りにさせない作戦」だ。

 13日夜、東京都港区内のふぐ料理店に小沢氏、鳩山氏、菅直人代表代行、輿石東参院議員会長が顔をそろえた。懇親を深めるためで、小沢氏を囲んでふぐ料理に舌鼓を打った。

 「『おやじ』に恥をかかせないのが幹事長の役割。信頼関係が醸成されていなかった」という鳩山氏の反省からだ。側近重用で知られる小沢氏を「腫れ物扱い」する空気もあり、党幹部は「代表にみんな嫌われたくなくて独りにしてしまった」と振り返る。

 党執行部は騒動後、小沢氏が出席する会合をほぼ連日開いている。平日はもとより土曜日の10日も菅氏、鳩山氏らとの緊急会合を開いた。鳩山氏は「急きょ決まった会談に代表が参加したことが大きい」と周辺に語る。

 ただ、小沢氏が本当に変われるかどうかは未知数だ。「小沢氏離党」の悪夢をひとまず回避した党内にはなお、与党がいつまた分断工作を仕掛けるかわからないという警戒感が根強く、執行部も気の抜けない日々が続きそうだ。

764片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 01:19:08
補給支援特措法案、衆院通過 民主の造反なし
2007年11月13日20時42分
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200711130437.html

 インド洋での海上自衛隊の給油・給水活動を再開させるための補給支援特別措置法案が13日、衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決され、参院に送られた。参院第1党の民主党の反対姿勢は強く、参院での審議入りのめどは立っていない。与党は衆院の3分の2による再議決も検討しており、解散・総選挙もからむ与野党の攻防は激しさを増しそうだ。

 衆院本会議での採決では、「造反」の可能性も指摘された民主党から4人が欠席したが、いずれも海外出張や病気などが理由だった。7月の参院選で民主党と選挙協力した新党大地の鈴木宗男代表は賛成に回り、一線を画したほか、参院で民主党と統一会派を組む国民新党の議員は反対せず、採決の際、退席した。

 一方、自民党からは外国出張中の小泉元首相、入院中の久間章生元防衛相ら13人が欠席した。

 補給支援特措法案の衆院通過を受け、福田首相は13日、首相官邸で記者団に「良かったと思う。参議院でもよく説明していかなければいけない」と述べた。民主党の小沢代表も同日の記者会見で「当面の必要性だけで軍隊を派遣するやり方は国を危うくする。防衛省の不明瞭(ふめいりょう)な疑惑を明らかにせずに、採決強行はやってはいけない」と述べ、政府・与党を批判した。

765片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 01:39:59
国会同意人事:野党でも意見割れる 参院採決、共社がカギ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071114k0000m010173000c.html

 14機関28人の国会同意人事で、民主、社民、国民新の野党3党が13日の衆院本会議で3委員について反対した。与党の賛成多数で同意されたが、与野党逆転の参院では14日の本会議で3委員の再任が不同意となる。「ねじれ国会」を象徴する事態だが、一方で民主党単独では政府案を否決できない現状から、共産、社民両党が参院採決のキャスチングボートを握ることも浮かび上がらせた。

 民主党は参院で国民新党と統一会派を組んで119議席を占めるが、過半数の122議席には足らず、共産党(7議席)か社民党(5議席)のどちらかと連携しなければならない。今回の同意人事は今後の法案への対応のモデルケースとなる可能性もある。

 焦点になったのは、公害健康被害補償不服審査会委員への再任が提案された田中義枝氏。共産、社民両党が「医官出身なので天下りではない」として同意する方針で、民主党が不同意としても参院でも同意となり、民主党の参院第1党の権威が揺らぐ可能性があった。

 こうした状況を受け、民主党は「選挙協力もしており説得しやすい」と社民党に狙いをつけた。安住淳国対委員長代理が社民党の重野安正国対委員長を「旧厚生省に在籍しており、厚労省所管の審査会委員は天下りにあたる」と説得、不同意に転じさせた。

 一方、国家公務員倫理審査会委員への北城恪太郎元経済同友会代表幹事の再任は、民主党が同意を主張したのに対し、参院で統一会派を組む国民新党が「小泉構造改革の色合いが強い」と強硬に主張、説得に応じなかった。亀裂を最小限にとどめるため、両党の国対委員長間で新たに「人事は政党単位で対応する」との妥協が成立。ただ、10月23日結成の統一会派の投票行動が早速食い違い、火種を残しそうだ。【田中成之】

 ◇人選やり直し、政府に難しさも

 国会同意人事のうち3件が不同意となる方向になったことに対し、町村信孝官房長官は13日の記者会見で「役人のOBだからだめだと聞いている。誠に不可解だ。経歴がこうだからこういう意見しか言わないと決めてかかるのは失礼極まりない」と述べ、野党の対応を厳しく批判した。

 しかし、政府としては「国会の決定に従う以外にない」(舛添要一厚生労働相)のも実情で、人選を再検討せざるを得ない。ただ、「『2番手』のイメージがついてしまい、依頼しにくい」(政府関係者)という難しさも残る。【坂口裕彦】

毎日新聞 2007年11月14日 1時31分

766片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 22:40:40
「政治判断、今でも正しいと」 小沢代表インタビュー
2007年11月16日08時01分
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200711150399.html

 自ら「プッツンした」と語った辞意撤回騒動から1週間。民主党の小沢代表が15日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、福田首相との会談をめぐる一連の経緯や、新たな政権戦略を語った。

 「選挙で勝てる最大の方策で、自分の政治判断は今でも正しいと思っている。だが、みんなが望まないのだから捨てる以外ない」(大連立協議)

 「渡辺(恒雄・読売グループ本社会長)さんまでは張本人だからいい」(党首会談を持ちかけてきた相手について)

 「連立が最優先課題だった。特措法さえ連立なら譲っても構わない、憲法解釈、国際貢献の基本原則も180度転換しても構わない、そこまで言い切った」(党首会談での首相の言動)

 「自民党は進退窮まっている。民主党の目玉政策を実現できれば選挙に絶対有利だ」(大連立の利点)

 「ばかばかしい」(小沢氏離党説)

     ◇

 ――渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が会談を持ちかけたのは、安倍政権のころか。

 だったと思うけれど。8月末か9月初めか。

 ――首相の代理人(森元首相)とは、どういう経緯で会ったのか。

 (渡辺氏には)「民主党はそういう状況じゃない」と。「お国のため」と言っても(党内は)選挙に勝てる気でいる。それと「与党が政権運営がどうしようもなくなって考える話だ」と言って、しばらく何もなかった。直前に「会ってくれ」というから会った。僕は「内々に会うのはいやだ。総理のお話なら断ることはしない」と答えた。

 ――一連の過程で斎藤次郎・元大蔵事務次官が仲立ちした説もある。

 いや、そんなことは言っちゃいけない。渡辺さんまでは張本人だからいい。だが、あとは信義として言っちゃいけない。

 ――菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と事前に相談しなかったか。

 誰にもしていない。渡辺さんの話だけで相談するのは変でしょう。

 ――党首会談で解散時期を話し合ったか。

 全然ない。

 ――民主党が首相をとる可能性はあったか。

 それはないさ。彼は首相でいたいんだから。首相が連立の話を出してきた時に「おかしい。私は参院で首相指名を受けた。本当は首相指名の前に話をしなければならない」と言ったんだ。

 ――具体的な閣僚ポストの割り振りは話し合ったか。

 違う違う。連立というのは政策と人事だ。だから、人事だって「きちんと割り振る」と首相も言った。連立だから当たり前でしょ。だけど、何にしてもまずは政策協議だと。

 ――大連立の狙いは。

 首相は連立なら特措法さえも譲って構わない、憲法解釈も180度転換しても構わないと、そこまで言い切った。農業政策、年金、子育て、高速道路無料化など、我々の目玉政策ものむかもしれない。画期的なものが民主党の主張で実現できれば、選挙に絶対有利だ。だが、みんなどうせ実現できないと思っていて民主党議員でさえそんな気がある。それは権力を知らないからだ。僕は権力をとれば簡単にできることを知っている。

 ――中選挙区制に戻す話はなかったか。

 論外だ。そんなことは出ない。小選挙区制だから、政治にケリがつけられる。中選挙区制だったらぐちゃぐちゃで意味不明になる。あくまで選挙で戦って民主党が勝つためにどうするかを考えていた。

767片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 22:41:00

 ――首相の申し出を受けた民主党役員会はまとまると考えたのか。

 政策協議に入るぐらいいいじゃないかと言ったが、ダメだとなった。

 ――小沢氏が参院議員を連れて離党するとの話が出回った。

 ばかじゃないか。そういうばかげたことを言う人が党内の一部にいるから、いやになった。民主党で政権とるためにどうしたらいいかだけを一生懸命考えているのに。そんなことする気なら最初から自民党を出ないよ。

 ――山田洋行について小沢氏への献金や、航空自衛隊出身の田村秀昭元参院議員との関係を指摘する報道もある。

 何の関係もない。(事務所の政治資金)担当者を何代さかのぼってもわからない。「何で献金があったんだ。知っているのか」と言ったら「知らない」と。もう全部返した。パーティーかどっかで会ったのかも知らないが、全然知らない。わけがわからん。

 ――一連の経過の総括と今後の政権戦略は。

 政治判断は今でも正しいと思っている。選挙で勝てる最大の方策だ。だが、みんながそれを望まないというんだから、その方法は捨てる以外ない。残念だけど。もう選挙で勝つ以外ないさ。特別なことは何もない。

 ――次の総選挙目標を「衆院第1党」としたが、単独過半数に届かない場合どうするのか。

 野党で過半数でいい。共産党を入れるわけにはいかないが、きわどい状況なら、首相指名で共産党はどうするのか。自民党に入れるのか、どっちに入れるんだとなる。

 ――自民党と組む選択肢はないのか。

 こっちが過半数取っているのに自民党と組むことはない。最低でも野党連立までいきたい。

 ――衆院解散・総選挙は来春が天王山か。

 わからない。補給支援特措法次第じゃないか。特措法ができずに選挙をしたらまた特措法成立まで2カ月遅れる。特措法ができなければ、その次の臨時国会までできないことになる。たぶん、首相は米国に行って、どうしても通したいということになるんじゃないの。特措法がどうなるかが一つの大きな要素になるだろう。

 ――衆院3分の2議席で再可決する正当性をどう考えるか。

 いいさ、使えるなら使ったって。憲法で認められているんだから。けれども、それはそう簡単な話じゃないね。

 ――首相問責決議案は法的には解散に直結しないが、政治責任は伴う。

 まだ考えていない。参院にきたばっかりだ。心配ない。見ていればわかるよ。フフフ……。

768片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 22:41:13
 ――衆参ねじれ国会で対立を打開するルールをどう考えるか。

 選挙する以外ない。衆参で勢力が違っている時の政策協議は、連立協議と同じようなものなんだ。連立を否定している限りは、基本的な問題の政策協議はできない。ケリつくまでやりましょうと、デスマッチみたいなものだ。国民生活に直結するもの、薬害や災害のような人道的な問題はやるが、基本的に考え方の違うものはどうしようもない。国民が選ばなきゃいけない。

 ――総選挙の争点設定は生活重視か。特措法や安保問題は。

 (安全保障には)国民は関心がない。それは政治家や政党の責任、見識できちっとした政治をやればいい。国民は生活の話だ。国民生活を、どちらの政党がちゃんとみてくれるのか。生活上の心配はみんな大変だ。選挙の時は、どんな時でもちゃんと生活を安定させていきますよと訴えるのが一番だ。生活できるようにするのが政治じゃないかと、国民はみんな思っている。

 ――あとは選挙に全力投球か。

 少しゆっくりしてからだ。かなりいい状況ではある。運動量で自民党に負けないようにすれば勝つ。自民党の半分でもやれって言うんだ。絶対勝つよ。ほんとにもうイライラする。

 ――国際治安支援部隊(ISAF)への参加が可能とした考え方は党内に十分浸透したか。

 何にでも参加すると言っているんじゃない。その時の政府が吟味して、どの分野にどれだけ参加するかを決める。国連活動に参加することはマニフェストで国民に約束したことだから、これから論議する話ではない。何でそんな単純な議論がわからないのか不思議でしょうがない。

 ――社民党は反対だ。選挙協力に響かないか。

 反対でいい。反対だけれど、それ以上に自民党政権を倒さなきゃいけないなら、それでいい。そういう割り切りが日本人は不得手だが、ドイツの連立だって全部一致しているわけじゃないでしょう。他の政策が多少違ったって協力すればいい。政権取った時に一緒に連立を組むかは別だ。選挙協力は何もおかしくない。共産党とだっておかしくないが、政権に入れるかというと別問題だ。

 ――日米関係を心配する向きがある。

 何の心配もない。ブッシュ大統領なんて米国民に支持されていないんだから、何で気兼ねするんだ。いま米国内でもブッシュ大統領の政策は批判の的だ。

 ――党首会談では恒久法で合意したのか。

 そんなことはない。原則がはっきりしなければ、法律もつくれない。「自衛隊派遣、安全保障については憲法解釈がクリアにならなければ、連立もへちまもない。特措法には応じられない。あなたが土下座して頼んだって無理だ」と言った。(2回目の会談が)中断したのは「無原則な自衛隊派遣はダメだ」と言うと、首相は「私もそう思う」。「一人では決められない」と言うので、「法制局になんか聞いたってダメだ」と言ったら、「法制局じゃない」と。基本原則があいまいでは基本法をつくりようがない。

 ――総選挙前に恒久法制定に向けた政策協議を自民党と行う可能性はないのか。

 ないない。

 ――政権を取れば制定を考えるのか。

 憲法に逐条として出ていない部分について、自衛隊派遣のきちんとした原則を明記して憲法を補完する基本法が必要だ。そうしないと憲法を改正するまで憲法問題が続いちゃう。選挙で多数取れば、基本法を進めたほうがいい。

769片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/17(土) 02:08:53
小沢氏「単独過半数ベスト」 次期衆院選で目標
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071116_2

 【東京支社】民主党の小沢一郎代表は15日、岩手日報社の東根千万億編集局長の単独インタビューに応じた。辞意を撤回、代表続投を決意して約1週間が過ぎ「みんなが頑張ろうという気持ちになってくれた」と結束の強化を強調。次期衆院選へ「大目標は単独過半数」としつつ「自民党は苦しいから、今まで以上に(選挙に向け活動を)やる。日常活動を徹底しなければならない」と、民主党内にまだ残る楽観ムードを強く戒めた。

 小沢代表は、党首会談に至る心境を「民主党政権をいかにつくるか、すなわち次の総選挙にいかに勝つか―の一点で臨んだ」とし、夏の参院選で大勝した時点から「ある意味で悩みだった」と、次の一手を模索していたことを打ち明けた。

 代表続投から1週間を過ぎ「いわゆる政策協議は考えず、選挙を目指して頑張ろうということになって、僕も少し気を落ち着けながら全国行脚しようと思っている」と、政権奪取へ仕切り直しの心境を口にした。

 解散・総選挙の可能性について「困っているのは自民党の方。時期を延ばしても、福田内閣には有利にならない。人気もえらい落ち込んでいるようだし…」と、政治的優位を示唆。参院選勝利で「政権までの選択肢が広がった」として「(衆院で)ベストは単独過半数だがハードルは高い。次善の策は野党で過半数。さらに言えば民主党が第1党」と、あくまで単独過半数を目指す中で、現実的な目標も示した。

 県内4小選挙区については、自民が唯一議席を守る2区に全力を集中する考えを明言した。

 焦点の新テロ対策特別措置法案の取り扱いでは「日米関係には何も心配ない」と、成立を迫る政府与党の姿勢をけん制。「自衛隊の海外派遣が無原則ではだめだ」と、基本法の必要性をあらためて主張しつつ「日本は武力によってでなく、国家としての見識と権威で海外に評価される国にならないといけない」と、国家観の一端を披歴した。
(2007/11/16)

770片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 21:07:11
2007/11/19-19:44 大連立では公明排除=小沢氏発言明かす−鳩山民主幹事長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007111900811

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日午後、日本記者クラブで講演し、小沢一郎代表が福田康夫首相との2日の党首会談後の役員会で、自民党との大連立構想について「公明党を政権の仲間として入れることは考えていない」と発言していたことを明らかにした。
 大連立に向けた政権協議の是非について役員会で意見を求めた小沢氏に対し、鳩山氏が「公明党はどうするんですか」と確認すると、小沢氏は同党が連立政権に加わることに反対する考えであるとし、「福田首相(の意向)は分からない」と付け加えたという。

771片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 21:20:34
小沢氏の勝敗ライン発言が波紋/公明党に秋波?大連立?
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071118.html

 民主党の小沢一郎代表が次期衆院選に関し、三番目の目標ラインとして「衆院第一党」に言及したことが波紋を広げている。厳しい選挙情勢を踏まえ、勝敗ラインをこれまでの「野党で過半数」から引き下げたとの見方が一般的。だが、衆院選後をにらみ「公明党との連立を考えているのではないか」「やはり狙いは大連立か」との憶測も飛び交う。

 「大目標は単独過半数。それがベストだが非常に厳しい目標だ。野党で過半数を取るのが次善の策。三善の策として衆院で第一党を目指す」。小沢氏は十三日の記者会見で考えを整理するように発言。「小選挙区で百五十以上取れれば第一党は間違いない。三善(を実現できる態勢)を達成し、さらに次善、最善と目標を高くしてみんなで努力する」と強調した。

 現状では単独過半数は無理との見方は党内でも大勢。三百小選挙区で社民、国民新両党と候補者調整を進めるなど、実質的には「野党三党で過半数」が目標となっている。共産党の政権入りには否定的だが、悪くても共産党を含めた野党四党で過半数を獲得したいとの考えだ。

 小沢氏があえて、その下のラインに言及したのはなぜか。小沢氏は十八日の民放番組で「ハードルを下げたと言われるが、とんでもない」と強調した上で、民主党が衆院第一党になれば「そのときは野党連立だ」と指摘した。

 しかし、小沢氏に近い中堅議員は「公明党に連立を仕掛けるのではないか」と推測する。組織力の強い公明党が衆院選で三十議席程度を確保するのは確実とみられ、民主党が衆院第一党であれば、合わせて過半数になる可能性が高い。公明党にとっても「生活が第一」を掲げる民主党の方が政策的には自民党より近いのは確かだ。

 衆院選後に自民党との大連立を目指すとの見方も消えない。小沢氏は大連立について「やらないことになった」という言い回しをしている。十八日も同番組で「ないのではないか」と否定的見解を示した。ただ、発言のトーンから、党の方針としては封印するが、選択肢としては捨てていない―との考えを読み取る向きもある。

 次期衆院選を「政治家としての最後の戦い」と位置付ける小沢氏だが、たとえ「三善」にとどまっても党首交代論が出ることは考えにくい。「衆院第一党になれば、公明党との連立にとどまらず、小沢氏主導の大連立やその先の政界再編も視野に入ってくる。持論の安全保障政策の大転換も可能になる」と旧自由党出身議員は語る。

 ただ「三善」の場合でも二百を超える議席が必要。最も獲得議席が多かった二〇〇三年の衆院選でも百七十七議席だった民主党には容易な数字ではない。党内からは「次の次に政権を狙えるような『四善』『五善』の数字の方が現実的」(若手)との声も漏れる。

772片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/20(火) 14:27:37
岡田・民主副代表:大連立構想を批判 「自民に手突っ込まれる」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071120ddm005010024000c.html

 民主党の岡田克也副代表は19日、名古屋市内で開かれた「ミッドランド毎日フォーラム」(毎日新聞中部本社主催)で講演し「(連立しても)選挙になったら自民党に手を突っ込まれてガタガタになる」と述べ、小沢一郎代表が主張した「政権の一翼を担って政権担当能力を示し、衆院選で自民党と戦う」という大連立構想を批判した。

 岡田氏は「かつての自自連立でも、自由党の有力メンバーは自民党に戻った。大連立をすれば最終的に自民党に都合のいい形になる」と強調した。そのうえで、「小沢氏が『大連立は間違っていなかった』と言うなら食い違いがある。党の方針にかかわるのできちんと議論しないといけない」と語った。

 また、鳩山由紀夫幹事長は19日、日本記者クラブで講演し「小沢氏は今でも連立が正しいと思っているのかもしれないが、そんなに単純ではない」と述べ、小沢氏の大連立構想を批判した。

 また新テロ対策特別措置法案の成立をめぐる国会会期の再延長について「再延長するに違いない。しかし(参院で採決しなくても否決と見なされる)60日かかると参院の無用論に拍車をかける。議論が尽くされたら採決を行う」と述べ、審議の引き延ばしは行わない考えを強調した。【田中成之】

毎日新聞 2007年11月20日 東京朝刊

773片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/20(火) 22:52:16
小沢氏 選挙後の大連立も否定
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/20/k20071120000178.html

民主党の小沢代表は記者会見で、さきに自民党との連立政権に前向きな姿勢を取った判断に誤りはなかったと強調する一方で、次の衆議院選挙のあとも、党内の理解が得られなければ連立を組むことはないという考えを示しました。
この中で、小沢代表は「民主党が政権の一端を担うことで国民との約束が実行できるなら、国民に対する責任を果たすことになる。自民党政権で実現できないことが仮にできるのであれば国民は喜ぶし、支援も得られると、今もわたしは思っている」と述べ、自民党との連立政権に前向きな姿勢を取った判断に誤りはなかったという認識を示しました。その一方で、小沢氏は、記者団が「衆議院選挙が終わったあと、連立政権について、党内にあらためて相談する可能性はあるのか」と質問したのに対し「ない。党内のみんながだめだというのだからだめだ。それが最も民主的なやり方だ」と述べ、次の衆議院選挙のあとも、党内の理解が得られなければ連立を組むことはないという考えを示しました。また、小沢氏は、22日に行われる福田総理大臣との党首会談について、「福田総理大臣から新テロ対策特別措置法案の成立に理解を求められても、自衛隊の海外派遣の原則に関する憲法解釈が違うので、曲げることはない」と述べました。

774片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/24(土) 14:45:00
民主党 衆院選へ態勢再構築 小沢代表が地方行脚再開 騒動の余波続く(11/24 07:21)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/62235.html

 民主党の小沢一郎代表が、早期の衆院解散・総選挙を見据え、大連立模索−辞任騒動で一時中断していた地方行脚を二十五日から再開し、臨戦態勢の再構築に乗り出す。ただ、次期総選挙を「政治家として最後の戦い」と位置づけていた騒動前の強気の姿勢は感じられず、政権奪取の見通しは不透明。党内では次の次の衆院選で勝負を決める「二段階政権奪取論」も浮上するなど、騒動の余波を引きずっている。(東京政経部 中橋広岳)

 「その候補は考え直した方がいいんじゃないか」。小沢氏は二十日、党本部で赤松広隆選対委員長と衆院選の公認候補について協議し、赤松氏が示した候補予定者数人の再検討を指示した。

 辞任騒動の中で民主党の「力量不足」を指摘した小沢氏は、参院選の大勝気分が抜けない党内の引き締めに躍起だ。自ら各選挙区の情勢分析を行い、都道府県連が推す候補の差し替えも辞さない構え。重点候補は地方行脚中に、現地で自ら公認発表する方針だ。

 ただ、民主党の地方組織は足腰の弱さが否めず、当初、十一月中に終える予定だった候補擁立作業は難航気味。三百小選挙区で二百七十−二百八十人の候補者を擁立し、残りは社民党、国民新党との野党共闘で埋める方針だが、二十三日現在、現職を含めた党公認候補は二百十五人にとどまっている。

 民主党の衆院の現有議席数は百十二で、過半数の二百四十一を達成するには倍以上必要。小沢氏はこれまで「三百小選挙区で百五十以上」を目標に掲げてきたが、小選挙区で百五十議席を獲得できたとしても、比例で九十一議席以上が最低ラインとなる。

 二○○五年の郵政選挙で大勝した自民党でさえ比例は七十七議席だったことを考えると、ハードルは相当高い。

 こうした情勢を踏まえ、小沢氏は十三日の記者会見で獲得議席目標について「単独過半数はベストだが、厳しい」として、次善の策として野党で過半数、三善の策として衆院第一党とする考えを表明。

 代表の弱気とも取れる発言に、党内では「衆院選を二回もやれば政権は必ず取れる」(幹部)と、二段階政権奪取論が浮上している。

 次期衆院選で政権奪取できない場合は政界引退も表明した小沢氏だが、同氏周辺からは「五十議席も増やせば勝利だ。辞める必要がない」と早くも予防線を張る意見も出始めている。

775片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/29(木) 17:49:45
小沢党首、新テロ特措法次第で早期解散も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007112932_all.html

 小沢氏は29日午前、テレビ朝日系「スーパーモーニング」生出演の番組内で、衆院解散・総選挙について、与党内で来年7月の北海道洞爺湖サミット後が望ましいとの声があることについて「僕らはできるだけ早くやってもらいたいと思っているが、それが自民党というか福田内閣の本音かもしれない」との見解を示した。

 ただ、永田町でささやかれている「出合い頭解散」については「ひょんなことでひょんなことが起きる(可能性がある)」とも指摘。「福田内閣にとっては新テロ対策特別措置法案がどうなるかが非常に大きな判断材料になるのではないか」と述べ、同法案の行方次第では早期解散もあり得るとの認識を示した。

 12月15日に閉じる今国会を再延長する案が出ていることには「可能性は高いかもしれない」と述べ、与党が衆院の3分の2で同法案を再可決した際に参院で問責決議をするかについては「そういうところまで、まだ考えていない」と言葉を濁した。

 また、小沢氏が大連立騒動を起こした今月2月の党首会談の際、安全保障政策などに関する合意文書案を首相と交わしていたことも明らかにした。双方の主張をふまえて修正を加え、同じ内容の文書にしてともに持ち帰ったという。

 小沢氏は、「今も(文書は)持っているが、福田さんにこう言ったじゃないか、ああ言ったじゃないか、と言うのは酷だ」と述べ、文書を公表しない考えを示した。

 これに関し、町村信孝官房長官は29日午前の記者会見で「そういう文書は見たことがない」と語った。 

ZAKZAK 2007/11/29

776片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/02(日) 14:02:06
2007年12月2日(日)
喚問見送り妥当/民主副代表
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071202110052.asp

 民主党の岡田克也副代表は一日、青森市内で本紙の単独インタビューに応じ、防衛装備品調達をめぐる汚職事件に絡み、同党を中心とした野党が参院委員会で単独議決した額賀福志郎財務相の証人喚問が見送られたことについて、「(守屋武昌前防衛事務次官の逮捕で)状況が変わり、今はベストタイミングではない。見送りはいい判断だった」との見解を示した。その上で、党として今後の財政金融委員会などで額賀氏を追及し、最も効果的な喚問時期を探っていく考えを明らかにした。

 岡田氏は、喚問見送りについて「守屋前次官と額賀氏一緒の喚問を目指してきたが、それができなくなった以上、今でなくていい。喚問は何度もできるものでなく、世論の理解も得て一番いいタイミングでやらなければならない」と説明。見送りによる党へのダメージはない−と強調した。

 次期衆院選で本県では「現職がいる1.3区の二つは最低、選挙区で勝ちたい。それが衆院選での政権交代のため必要だ」と語り、候補者が決まっていない4区に関しては「人選は基本的に県連が方向性を決めるが、党として年内には候補者を擁立する方針。青森県でも早く方向性を決めなければいけない」と語った。

 また、小沢一郎党代表が辞任騒動の中で「次期衆院選は厳しい」との見方を示したことについては「私も同様の認識であり、現場レベルでは緊張感をもって臨んでほしいということだ」と一定の理解を示した上で、「代表の対外的な発言としては、わさびが効き過ぎていたかもしれない」と述べた。

※写真=本紙インタビューに答える民主党の岡田副代表(青森市内のホテル)

777片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/05(水) 16:10:52
“本家”長妻氏、恨み節…流行語大賞「消えた年金」受賞は舛添厚労相
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071205-OHT1T00110.htm

 「2007ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入りした「消えた年金」をめぐり、「ミスター年金」こと、民主党・長妻昭衆院議員(47)が4日、困惑の表情を見せた。

 自身の国会での追及によって世間に知らしめた「消えた年金」問題。今秋には「『消えた年金』を追って」の著書も出版した。ところが、受賞したのはライバルの舛添要一厚労相(59)。長妻氏は「民間のイベントで主催者が判断したこと」と前置きした上で「ただ、現職大臣の方が取り組んでいるイメージが強いのかな。私も連日やっているのだが…」と無念そうに語った。

 長妻氏によると、数週間前に主催者側から授賞式に出席できるかどうかの日程確認の連絡があったが、当日は以前から予定されていた大阪出張があったため「ビデオメッセージなら可能です」と返答。その後連絡がなかったという。舛添氏が受賞対象になった理由を主催者側は「ご想像にお任せします」としている。

 衆院本会議があったこの日、同僚議員から「舛添氏の受賞はおかしい」など異議を唱える声が上がったという。長妻氏は「厚労省や社保庁は一部マスコミに『“消えた年金”や“宙に浮いた年金”という表現をするな』と言ってきた。だが、当の大臣が受賞したことは“消えた年金”という言葉を認めたことになる」とチクリ。「受賞をきっかけに舛添氏も『やるやる』だけでなく、問題に真正面から取り組んでもらいたい」と“長妻節”で切り捨てた。

(2007年12月5日06時02分 スポーツ報知)

778片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/06(木) 18:19:37
参院民主会派、決まらぬ新名称 民主案に国民新党反発
2007年12月06日07時59分
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200712050356.html

 国民新党と統一会派を組んだことに伴う、参院民主系会派の新名称がなかなか決まらない。民主党は「民主クラブ(民主党・新緑風会・国民新党・新党日本)」を提案したが、国民新党は「長すぎる。新聞記事などで『民主』と略され、うちが埋没する」(幹部)と反発、5日の例会で反対を決めた。

 参院の民主系会派は96年以来、「民主党・新緑風会」だったが、参院選後、新党日本(田中康夫代表)と統一会派を組み、「民主党・新緑風会・日本」に。さらに10月に、国民新党が加わったが、会派の新名称は引き続き検討中だった。

 国民新党が反発する背景には、次の総選挙に向けた選挙協力が進まないことへの不満がある。亀井静香代表代行は5日の記者会見で「(参院選の)勝ちぼけで真摯(しんし)じゃない」と民主党を批判した。

779片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/15(土) 07:07:31
姫井議員自伝本で離党勧告も!民主党岡山県連激怒
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071215-OHT1T00003.htm

 民主党の姫井由美子参院議員(48)が今月出版する自伝をめぐり離党騒動がぼっぱつしていることが14日、明らかになった。同氏は25日に双葉社から自伝「姫の告白」(仮題、1260円)を出す予定だが地元岡山県連が猛反対。「(醜聞騒動に油を注ぐような)本を出すなら離党勧告だ」との声が上がっているという。姫井氏も「何とか努力します」と答えているものの、発売時期が迫っているため出版差し止めは極めて難しい状況。初当選、そして不倫疑惑と揺れた姫井氏の2007年は、やはりトラブルで締められることになった。

 25日に発売される姫井氏の自伝は、初当選を果たした今年7月の参院選や、その後に浮上した元高校教師との不倫スキャンダルの“真相”が語られた内容とみられている。既に双葉社のホームページ上にある刊行予定にもラインアップされた。

 だが、出版の動きに姫井氏の地元・岡山県連は敏感に対応。関係者によると今月初めに開かれた県連幹事会で「姫井さんの本はどうなっているんだ」と話題に上ったという。というのも…。

 姫井氏といえば、自民党前参院幹事長の片山虎之助氏を「姫の虎退治」と破り初当選。しかし、直後に「元愛人」を自称する元高校教師が週刊誌で“不倫”を暴露した。それを手始めに選挙活動費水増し請求疑惑など“やんちゃぶり”が目立つことに。県連では11月11日、一連の報道に関して姫井氏を厳重注意処分にしている。

 そんなタイミングでの自伝出版に、県連内部では「何を書いても面白おかしく騒がれるだけ。党のイメージダウンを避けるため衆院選までは出版しないように」と“差し止め命令”の声が上がった。幹部からは「出版したら離党勧告だ」という発言が飛び出したという。

 県連会長の津村啓介衆院議員も「私自身は勧告していない」としたものの「県連内には『離党だ』との声は多い」と語り、「今回の出版は11月の処分に逆行することなので、やはり議員の活動に専念するべき。以前、姫井さんと話をした時は丁寧に聞いていたんだけどなぁ」と苦言を呈した。

 姫井氏はこの日、出版について「多くは語れません。離党にならないように努力するだけです」と話した。だが「離党になっちゃったらどうしよう。せめて謹慎にしてほしいけど。こうなったら新党か、な…」と冗談を交えながらも表情は困惑気味。地元では現在でも議員辞職を求める署名集めや、離婚のうわさが広がるなど苦境続き。今年を締めくくるはずの自伝出版も逆風を強めてしまうのかもしれない。

(2007年12月15日06時00分 スポーツ報知)

780片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/16(日) 12:17:49
岡田・民主副代表:「政権交代目指す」と強調 来県、各選挙区で講演 /岡山
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20071216ddlk33010031000c.html

 民主党の岡田克也副代表が15日来県し、候補者擁立を見送る予定の岡山3区を除く各選挙区の集会で講演した。

 岡田副代表は、津村啓介衆院議員(岡山2区)の総決起集会で、二大政党制を実現させるために、民主党が次期衆院選で政権を取ることの重要性を強調。「どたばたして大連立とか理解しにくい動きがあったが、あくまでも私たちは選挙を通じて政権を取る」と述べた。「参院での野党過半数のため国会が動かない」という批判があることに対しては、改正被災者生活再建支援法の成立や、政治資金規正法改正案が与野党で大筋合意に至ったことを挙げ、ねじれ国会の成果とした。

 次期衆院選については、「福田さんにとって一番良い時、つまり民主党にとって都合が悪い時にある。風を当てにしては勝てない」と述べた。【石川勝義】

毎日新聞 2007年12月16日

781片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 01:25:59
私立高生に年10万円援助 民主、来年法案を提出
2007年12月16日 16:39
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20071216/210214.html

 民主党は16日、私立高校に通う生徒1人当たり年間約10万円の授業料援助を打ち出す方針を固めた。7月の参院選のマニフェスト(政権公約)で主要政策として掲げた「公立高校の無償化」と併せて法案化し、来年の通常国会に提出する。
 約10万円は全国公立高校の平均年間授業料と同水準で、公立高校の無償化と同等の援助が私立高校生に対しても必要と判断した。ただマニフェストで示した「公立高校無償化と奨学金制度の拡充」のための経費3000億円に、さらに約1000億円の上積みが必要になるとの見方もある。民主党は新たな財源を示す考えだが、与党からは「ばらまき」との批判が出そうだ。
 援助は、子どもの教育環境整備で「生活第一」の政策を打ち出すことにより、与党との違いをアピールする狙いがある。事務処理の負担軽減のため、生徒個人ではなく学校単位で補助する案が有力。教科書代や施設費などは補助しない。

782片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 23:04:22
内閣支持率急落 「勝負」に迷う民主 (1/2ページ)
2007.12.17 21:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071217/stt0712172123004-n1.htm

 報道各社が実施した世論調査で、福田内閣の支持率が軒並み10ポイント以上も急落したことが波紋を広げている。与党は「年金はやはり鬼門」(自民党閣僚経験者)と衝撃を隠せないが、攻勢を強めるはずの野党も「後に引けなくなりつつある」と国会戦術の練り直しを迫られている。

 「首相は誠実で柔軟なイメージ作りをしてきたが、本性が現れてきた」

 民主党の山岡賢次国対委員長は17日、強気の発言を繰り返した。

 フジテレビ番組「報道2001」の13日の世論調査で内閣支持率は39・2%となり、前週に比べ11・0ポイントも減った。共同通信社の調査でも、内閣支持率は前月比11・7ポイント減の35・3%と急落したためだ。

 ところが「衆院選で信を問えという機運が急激に高まっている」と強調した山岡氏だったが、問責決議案提出の時期について問われると「そう遠くない」としながらも「年内か、年明けか、予算の時か。タイミングを慎重にはかりたい」と述べるにとどめた。

 実は、民主党執行部は「衆院解散に追い込むゴールは3月」(国対幹部)とみてきた。来春の予算関連法案の審議に合わせ、年金問題や農業政策、揮発油税の暫定税率の撤廃、防衛省疑惑などで政府・与党を攻め立て、とどめに参院で首相問責決議を可決し、衆院解散に追い込む−というシナリオだ。

 ところが支持率が急落したままだと、来年1月の新テロ対策特別措置法案の衆院再議決の際、首相への問責決議案を提出しなければ「腰砕けと批判される」(幹部)可能性が出てきた。民主党幹部の一人は同日、「問責を出しても出さなくても批判される可能性がある。どちらが民主党のダメージが少ないか」と、ため息交じりに語った。

 衆院の内閣不信任案可決なら、内閣は衆院解散か内閣総辞職となるが、参院の首相問責決議案には憲法上の規定はなく、力を持たせるには「世論の批判があっても野党が参院の審議をストップさせ、衆院解散か内閣総辞職に追い込むまで粘る覚悟が必要」(民主党国対幹部)だからだ。

 現在の支持率はさらに落ちるのか、それとも持ち直すのか。「勝負時ではない」と他の野党から批判されたり、野党の結束が乱れる可能性は…。 民主党執行部は、年明けの世論の動向を注視する方針で、1月6日にも幹部が集まって対応を協議するという。

 福田康夫首相は17日、内閣支持率が急落していることについて「結果が出たやつをとやかく言ってもしようがない。天下国家、国民のため、これからも一生懸命やることにまったく変わりない」と述べた。

 町村信孝官房長官は同日の記者会見でその原因を「国民の受け止め方は年金などのことがあると思う」として、年金記録統合への対応のまずさを挙げた。その上で「謙虚に国民の声に耳を傾け、耳を澄まし、しっかりとした対応をやっていかなければいけない」と強調した。

 支持率急落は「再延長を契機に攻勢に切り替えよう」と描く自民、公明両党の出ばなをくじいた。「ショックを受けている」(自民党の尾辻秀久参院議員会長)など動揺も広がる。与党国対メンバーには、新テロ対策特別措置法案の参院での年内採決は断念し「越年やむなし」との声が急速に広がりつつある。

 17日午後、国会内で開かれた与党衆参国対委員長会談。ある自民党国対幹部は「参院外交防衛委員会での審議は25日にも衆院と同じ40時間を超える」と説明し、あくまでも年内採決を求める考えを示したが、すぐ次の話題に移ったという。

 与党執行部はもともと、野党が参院に首相の問責決議案を提出した場合、衆院で内閣信任決議を可決して対抗する方針だったが、強行すれば、首相は国民の厳しい批判にさらされたまま外遊に出ることになる。年末年始を事実上の「休会」にするというもくろみは崩れ、週末にかけて与野党攻防は激化しそうだ。

783片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/18(火) 19:48:29
道路特定財源:暫定税率「廃止か引き下げ」 民主税調が独自の大綱
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071218dde007010062000c.html

 民主党税制調査会(藤井裕久会長)は18日、08年度税制改正大綱の大枠を固めた。焦点の道路特定財源は、ガソリンにかかる揮発油税と地方道路税などで本来の税率に上乗せしている暫定税率について「廃止あるいは引き下げ」の方針を盛り込む。中学生以下の子供がいる家庭に月額2万6000円を支給する「子ども手当」を創設する代わりに所得税の配偶者控除や扶養控除の廃止も明記する。月内にも大綱をまとめるが、与党との対立点が多く次期通常国会の争点となるのは必至だ。

 民主党は参院選の政権公約で揮発油税などの暫定税率は維持したまま一般財源化する方針を掲げた。しかし、「原油高で国民の間には税率引き下げを求める声が強い」として、暫定税率を廃止するか引き下げる方針を大綱に明記することになった。

 07年度予算で揮発油税は2兆8000億円、地方道路税は3044億円の税収を見込んでおり、道路特定財源(5兆6000億円)の6割近くを占める。

 ガソリンには1リットル当たり24・3円の揮発油税と同0・8円の地方道路税が暫定税率として上乗せされており、暫定税率が廃止されればガソリンは同25・1円値下げとなる。だが道路特定財源は1兆4700億円の大幅減収となるため道路建設に大きな影響が出る。

 配偶者控除は年収103万円以下の配偶者がいる納税者の課税所得額を軽減するもので年間38万円が控除される。

 扶養控除は16歳未満の子供を持つ親の課税所得額を年間38万円控除するものだが、これらの控除を廃止し「子ども手当」の財源に充てる方針も大綱に明記する。【岩崎誠、森山知実】

毎日新聞 2007年12月18日 東京夕刊

784片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/19(水) 22:26:39
執行部に「檄」で存在感アピール 参院民主の3長老
12月19日22時24分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000969-san-pol

 ねじれ国会を背景に、民主党の石井一(73)、北沢俊美(69)両副代表、前田武志企業団体対策委員長(70)の参院保守系の3長老が、政治活動を活発化させている。

 ここ数年、落選したり執行部をはずれていたりと、表舞台に立つことの少なかった3人だが、民主党でも少なくなりつつある自民党の出身で、与党経験者という共通点を持つ。党内では羽田孜元首相(72)に近いうえ、小沢一郎代表(65)にも顔が利く。実際、「代表は折に触れて彼らの話を聞いたり、相談することが多い」(小沢氏周辺)という。

 その代表格である石井氏が18日、党本部で開かれた常任幹事会で声を張り上げた。
 「政府・与党には圧力をかけ続けないといけない。何もしない(参院)国対(国会対策委員会)は交代したらどうだ!」

 民主党は年金問題に加え、防衛省疑惑、肝炎問題を新3点セットと位置付けて政府・与党に攻勢をかけている。だが、新テロ対策特別措置法案の年内採決の見送りを決めたことも影響してか、石井氏の目には「まだまだ追及の動きが鈍い」と映ったようだ。

 石井氏は、「全委員会で、民主党単独でも審議する勢いがいるんだ」とげきを飛ばすと、「参院幹部らはうなだれて黙って聞くばかりだった」(出席者)という。

 石井氏は今や、公明党を除名された福本潤一元参院議員の参考人招致を小沢氏や参院幹部に働きかけるなど、参院執行部を尻目に与党攻撃の急先鋒(きゅうせんぽう)になっている。

 一方、北沢氏は参院国対委員長経験者で、今は新テロ対策特別措置法案を審議する参院外交防衛委員会の委員長だ。採決のタイミングが政局の引き金をひく可能性もあるため、「小沢氏とは、頻繁に意見交換を重ねている」(幹部)という。企業団体対策委員長の前田氏も衆院選に備え、従来の自民党支持団体の引きはがしに当たっている。

 党内には「ベテランだけに正面から反論しにくい」(幹部)とぼやく声もあるが、参院中堅は3人の張り切りぶりを「突然大所帯になった民主党は参院で“与党”になった。3人とも与党経験があるだけに、野党感覚から抜けきれない参院の動きを黙っていられないのだろう」(中堅)と解説する。

785片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/21(金) 06:20:55
ヨガる姫…告白本出版、民主へ報告
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071221-OHT1T00092.htm

 民主党の「ぶって姫」こと姫井由美子参院議員(48)が20日、党本部に自伝「姫の告白」(双葉社)が今月25日に出版されることを報告した。

 「姫の虎退治」でブレークしたあと、いきなりの不倫報道で逆噴射。それだけに面白おかしく報じられることが必至の自伝出版に関しては、地元の岡山県連から「スキャンダル騒動に油を注ぐだけで、党のイメージダウンになる。本を出すなら離党勧告だ」との声が上がっていた。

 強行?出版される自伝には登校拒否から初恋、結婚、離婚危機、不倫騒動など波乱に満ち過ぎた半生がてんこ盛り。さらに、撮り下ろしのグラビアもあり、両肩を露出したドレス姿や正面に向かって大開脚しているサービスショットが満載されている。

 姫井氏は「女性は誰でも何にも“縛られない”姫になれ」と意味深なメッセージ。小沢代表にも「もし興味があれば」と謙虚におすすめ。離党するかどうかは「勧告が本当に来たら考える」と気楽に構えていた。

(2007年12月21日06時01分 スポーツ報知)

786片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/21(金) 20:05:38
民主党:新テロ対策法案の対案、参院に提出
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071222k0000m010033000c.html

 民主党は21日、新テロ対策特別措置法案の対案となる「国際的なテロリズムの防止及び根絶のためのアフガニスタン復興支援等に関する特別措置法案」(テロ根絶法案)を参院に提出した。

 法案は、停戦合意が成立している地域などに限って自衛隊を派遣し、医療支援などの復興支援に限定して活動する内容。インド洋での給油活動も含めた海上阻止活動は、国連決議に基づく場合に、参加の要否を検討するとしている。

 ただし、自衛隊派遣の前提となる「停戦合意」の見通しはなく、法案の中心となる民生支援もすでに政府が実施している。小沢一郎代表は21日、党本部で記者団に「会期もあまりないということで法案化を見合わせてきたが、再延長され、民主党の案はないのかという声も多かったので提案した」と述べた。

 自衛隊の海外派遣に関しては共産、社民両党は慎重な立場。参院では民主党会派だけでは過半数に満たないため、採決した場合も可決できるかは微妙だ。【大貫智子】

毎日新聞 2007年12月21日 18時58分 (最終更新時間 12月21日 19時06分)

787片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/24(月) 02:13:48
対案提出した民主党の思惑/継続審議狙う「奇策」か
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071221.html

 民主党は二十一日、政府の新テロ対策特別措置法案の対案を参院に提出した。これまでの提出慎重論からの方針変更を「会期が再延長されたので民主党の考えを示した」(小沢一郎代表)と説明するが、政府案を継続審議に持ち込もうとの思惑もちらつく。

 ただ、この「奇策」の効果は疑問で、年金記録不備問題などで民主党が攻勢を強める中、対案提出を指示した小沢氏には「政府案を継続審議に持ち込み、早期の衆院解散回避を狙っているのか」「自民党への助け舟か」など疑念も出ている。

 「仮に会期末の一月十五日までに十分審議できなければ継続審議にして、通常国会で政府案と民主案のどちらが国民に支持されるか質疑すべきだ」。民主党の鉢呂吉雄「次の内閣」外相は両案の継続審議に言及した。

 継続審議になれば、国会法の規定で通常国会では参院が先議となる。野党が過半数を占める参院で政府案を否決すれば衆院に送付されず廃案になる。参院幹部は「廃案にするにも民主党が対案を出していないと格好が付かない。それでこのタイミングを狙った」と背景を解説する。

 継続審議による政府案の廃案には与党側の警戒感があり、仮に参院での継続扱いが会期内に決まったとしても、憲法の「みなし否決」規定に基づき来年一月十二日には衆院で再議決が可能だと既に確認している。自民党の大島理森国対委員長は記者団に対し、政府案の継続審議は「絶対にあり得ない」と断言した。

 民主党はこれまで「参院で意思表示する」と強調しており、政府案を臨時国会で否決するとみられてきた。継続審議を目指せば、与党からこれまでの言動との整合性を問われかねない。

 二十日の民主党の幹部会合では政調幹部が「民主党案と一緒にもっと審議しろというのが意思表示だ。それに反する再議決なら与党批判の材料にできる」と説明したが、出席者から「分かりにくい」との声が相次いだ。

 民主党案について共産党の穀田恵二国対委員長、社民党の又市征治幹事長はいずれも記者団に「賛成するわけにはいかない」と明言。臨時国会で両案を採決すれば、民主党案も否決される可能性がある。

 「せっかく対案を作ったのだから提出しようではないか」。小沢氏は幹部会合で対案提出を指示。鉢呂氏ら直接の担当者も見ていない、出来上がったばかりの法案を手にしていた。

 年金記録不備、薬害肝炎、防衛省疑惑…。民主党にとっては政府、与党を追及する材料には事欠かない状況。「なぜわざわざ、党内に異論がある安全保障に土俵を移すのか」。衆院の国対関係者は、自民党との大連立騒動を想起しながら小沢氏の真意をいぶかった。

788片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/28(金) 20:03:03
民主・国民新の参院統一会派、名称決まらず越年
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071228ia24.htm

 民主、国民新両党が10月に結成した参院の統一会派は、新名称が決まらないまま越年することになった。

 両党が統一会派を届け出たのは、郵政民営化見直し法案を参院に共同提出した10月23日。民主党会派の名称「民主党・新緑風会・日本」に「国民」を付け加える案が検討されたが、「長すぎる」として検討課題として残された。民主党は12月上旬、「民主クラブ」とする案を示したが、国民新党は「国民新党の『国』と民主党の『民』で『国民クラブ』にすればいい」(亀井静香代表代行)などと取り合わなかった。

 両党の間では、道路特定財源の一般財源化をめぐる考えの違いなどもあり、関係がぎくしゃくする場面が増えている。民主党側は、「会派名くらいで“離婚”する話にはならない」(民主党の輿石東参院議員会長)と楽観するが、国民新党の亀井久興幹事長は26日の記者会見で、「ずいぶん不協和音が出ている。いまだに会派の名称すら決まっていないのは、何をかいわんやだ」と不満をぶちまけた。

(2007年12月28日19時54分 読売新聞)

789片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/29(土) 02:38:47
小沢民主代表:自民との大連立、改めて正当性主張
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071229k0000m010046000c.html

 民主党の小沢一郎代表は28日、衛星放送「BS11デジタル」の討論番組「フェイス」の収録で、自民党との大連立構想について「民主党は政権の側にいたことがない。政権とはこういうものだという訓練にもなり、一石三鳥。民主党本格政権につながるのは間違いないと思った」と改めて正当性を主張した。

 小沢氏は「政策が全然実現できないならやめればいい。民主党の政策が実現できる前提なら、(連立を組んだ方が)政権を取る近道」と強調。参院を通過しながら、衆院で審議が止まっている民主党提出の農業、年金関連法案を例に挙げ、「政策協議で合意していれば、今ごろ実現している」と述べた。【渡辺創】

毎日新聞 2007年12月28日 19時18分

790片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/30(日) 16:45:04
社民の民主合流を提案 小沢代表、有力労組幹部に
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007123001000144_Politics.html

 民主党の小沢一郎代表が10月下旬、同党と社民党を支援する全日本自治団体労働組合(自治労)と日本教職員組合(日教組)の幹部に社民党の民主党合流を提案し、後押しするよう要請していたことが分かった。両党関係者が30日、明らかにした。

 しかし、直後に福田康夫首相と小沢氏との党首会談で、自民、民主両党の「大連立構想」が浮上、小沢氏が代表辞任を表明するなど民主党内が混乱し、そのまま立ち消えになったという。

 民主党は同時期に国民新党と参院で統一会派を結成。小沢氏は社民党と合流し単独会派で参院過半数を握ることで福田政権への圧力を強め、大連立をめぐる協議も有利に運ぼうと狙ったとみられる。

 小沢氏の提案を伝えられた社民党幹部は「野党共闘を呼び掛けておいて、党の吸収を考えるとは失礼にもほどがある」と拒否する考えを表明。

791名無しでチュウ:2007/12/31(月) 11:39:25
小沢代表が社民の民主合流提案していた
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071230-301636.html

 民主党の小沢一郎代表が10月下旬、同党と社民党を支援する全日本自治団体労働組合(自治労)と日本教職員組合(日教組)の幹部に社民党の民主党合流を提案し、後押しするよう要請していたことが分かった。両党関係者が30日、明らかにした。

 しかし、直後に福田康夫首相と小沢氏との党首会談で、自民、民主両党の「大連立構想」が浮上、小沢氏が代表辞任を表明するなど民主党内が混乱し、そのまま立ち消えになったという。

 民主党は同時期に国民新党と参院で統一会派を結成。小沢氏は社民党と合流し単独会派で参院過半数を握ることで福田政権への圧力を強め、大連立をめぐる協議も有利に運ぼうと狙ったとみられる。

 小沢氏の提案を伝えられた社民党幹部は「野党共闘を呼び掛けておいて、党の吸収を考えるとは失礼にもほどがある」と拒否する考えを表明。ただ両党への支援で組織が「またさき状態」となっている自治労と日教組は合流を望んでおり、小沢氏も引き続き意欲を持っているとされることから次期衆院選の結果によっては構想が再燃する可能性もある。

 関係者によると、小沢氏は10月29日夜、都内の料理店で自治労と日教組の両委員長と会談。民主党の輿石東参院議員会長と連合幹部も同席した。小沢氏は衆院選での社民党との選挙協力の調整を依頼する一方、社民党の合流を提案した。

 同時に1社民党職員は地方も含めすべて民主党が引き取る2両党の候補者が重なる衆院神奈川12区は、社民党の阿部知子政審会長が同13区に移る方向で調整3社民党の重野安正幹事長が出馬を予定している大分2区は民主党候補への差し替えも含め検討―などの案を伝えたという。

[2007年12月30日16時37分]

792片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/01(火) 17:46:12
民主・小沢代表、新年の決意「火の玉になり政権交代を」
2008年01月01日16時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0101/TKY200801010053.html

 民主党の小沢代表は1日、東京都内の自宅で開いた新年会であいさつし、「今年中には間違いなく総選挙がある。政治の流れ、政権を変えない限り、日本の将来は暗澹(あんたん)たるものだ。国民の皆さんにとっても最終の選択の機会だ。火の玉になって何が何でも勝利する。衆院で過半数を実現する」と政権交代実現に向けた決意を語った。

 同党の菅直人代表代行、山岡賢次国会対策委員長ら衆参国会議員50人が出席した。小沢氏は「厚生労働省の無責任ないい加減な行政が大きな批判の的になり、防衛省のどこまで腐っているのかと思われるような不祥事が司法の手で解明、追及されようとしている」と指摘。衆参の「ねじれ」について「国民から遊離した政策を是正するのにどれだけ役立っているか。薬害肝炎も仲間が応援し、やむなく総理が受け入れざるをえなくなった」と主張した。

 そのうえで小沢氏は「政治の根本を変えていかなければならない。衆院で過半数を実現する大きな目標に向かって体力の及ぶ限り、全力で頑張る」と語った。

「火の玉で過半数実現」 衆院選へ小沢代表決意 '08/1/1
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801010364.html

 民主党の小沢一郎代表は一日、都内の私邸で開いた同党所属議員らとの新年会で、次期衆院選について「火の玉となって何が何でも勝利し、過半数を実現する決意で、今日から総選挙に向けて全力で努力しなければならない」と述べ、政権交代への決意を表明した。

 同時に「政権を代えない限り日本の将来は暗たんたるものだ。国民にとっても最終の選択の機会だ」と強調した。

 政府の経済政策については「日本経済は拡大基調、好景気が持続しているとの政府の発表とは裏腹に、多くの国民には所得の格差、地域間格差、雇用の格差が広がってきているのが現実だ」と批判。「不公正な政治を正すことによって、安心、安定して生活できる社会を築くために政治を根本から変えなければならない」と述べた。

 新年会には約百二十人が出席した。

793片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/02(水) 13:57:11
民主・小沢代表、党所属議員を招き新年会 次の衆院選で政権交代を目指す決意強調
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080101/20080101-00000623-fnn-pol.html

民主党の小沢一郎代表は1日、東京都内の自宅に党所属の国会議員らを招いて新年会を開き、次の衆議院選挙で政権交代を目指す決意を強調した。
民主党の小沢代表は「今度の衆議院選挙、『最終の決戦』」、「何が何でも勝利する、衆議院で過半数を実現する」とあいさつした。
小沢代表は、解散総選挙について「ことし中には間違いなく行われる」と指摘したうえで、「2007年の参院選は『最大の決戦』、総選挙は『最終決戦』。政権を代えない限り、日本の将来は暗たんたるものだ」として、政権交代の実現を訴えた。
また、参議院で野党が過半数のいわゆる「ねじれ国会」について、「国民から遊離した与党の『自・公政治』を是正するのに役立っている」と成果を強調した。
一方、民主党の菅 直人代表代行は「(小沢代表は)わたしたちが思っていることを超えた行動をされるものですから、その時には、ちょっと前に教えていただけると」と述べ、2007年の「大連立騒動」を皮肉って会場を沸かせた。

794片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/03(木) 14:44:27
政界唯一の新年会…政権獲得後にらみ小沢邸は大盛況、150人参加
1月2日21時4分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080102-00000917-san-pol

 今年の元旦も、東京・深沢の小沢一郎民主党代表の私邸で、恒例の新年会が開催された。今年は解散総選挙による政権交代の可能性も出てきたこともあって例年以上に大盛況で、民主党議員や関係者、OBを含む担当記者ら約150人が集まった。
 小沢氏も終始ご機嫌で、あいさつでは次期総選挙を政権交代可能な政治を実現するための「最終決戦」と位置づけ、「国民のために頑張りたい」と政権獲得に意欲を表明、出席者からは拍手が沸き起こった。
 新年会の会場は小沢邸の2階の50畳ほどの部屋で行われ、おせち料理と小沢氏お気に入りのにごり酒など各種のお酒がふるまわれる。小沢氏のあいさつの後は無礼講となり、小沢氏の周りには入れ代わり立ち代わり、人が集まり、小沢氏と意見交換をし、会場は大にぎわいとなる。今年も午後1時から始まり、宴は4時すぎまで続いた。
 小沢氏は竹下登内閣で官房副長官を務めていた昭和63年から毎年、この新年会を開催、私も小沢氏担当になった平成5年以来、毎年出席している。政治部記者になった2年から数年後までは、閣僚級や自民党の派閥幹部クラスのいわゆる大物政治家の多くは、こうした新年会を自宅で催していた。政治部記者の元旦の仕事は、親しい政治家の新年会をはしごすることで、重要な取材の場だった。
 一方、政治家にとっても新年会にどれほどの国会議員、官僚、記者が集まるかが求心力のバロメーターだった。同時に、そこに姿を見せるかどうかで自分への忠誠心をはかることができた。
 しかし、平成に入って年を重ねるごとに、そうした新年会を催す政治家は一気に減っていき、今やこれを開くのは小沢氏1人になってしまった。
 毎年、新年会を開いている小沢氏だが、5年以降では1度だけ、1階の応接間でこぢんまりと非公式に新年会を開いたことがある。新進党が崩壊し、自由党を結成した直後の10年のことだ。
 この時は集まった記者は10人程度、あいさつにきた国会議員もわずかだった。「新進党崩壊で小沢氏の政治生命も終わった」と思われたかもしれないが、その後、小沢氏は11年に自民党との連立政権を樹立し、数々の成果を上げた後、連立を解消、その後は民主党と合併し、現在に至るまで政界を動かす主人公の一人であり続けた。
 小沢氏だけが新年会を開いている現状は、見方を変えればそれだけの求心力をもった政治家が小沢氏だけで、他は小粒になってしまったという永田町の現実を物語っているのかもしれない。しかし、政治をダイナミックに展開させるためには、盛大な新年会を開けるだけの政治家があと何人かは現れてほしい。(高橋昌之)

795片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/03(木) 16:03:08
民主党:小沢代表が新年会で「今度の衆院選は最終決戦」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080103k0000m010018000c.html

 民主党の小沢一郎代表は1日、東京都内の自宅で開いた新年会で「今年中には間違いなく総選挙がある。参院で(野党で)過半数を取ったが、衆院で過半数を取らなければいけない。火の玉となって何が何でも勝利する」と述べ、次期衆院選に全力を挙げる考えを示した。小沢氏は「かつて世界の中で最も平等な社会と言われた日本が、自民党政治の下で急速に格差が広がってきている」と批判。「政権を代えない限り日本の将来は暗い。今度の衆院選は最終決戦だ」と語った。【渡辺創】

毎日新聞 2008年1月2日 18時42分 (最終更新時間 1月2日 21時11分)

796片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/04(金) 17:29:27
『ねじれ国会』指揮で脚光 民主・山岡国対委員長
2008年1月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008010402076915.html

 年明け早々から与野党の激しい攻防が予想される今年の国会。民主党側の陣頭指揮をとるのが、山岡賢次国対委員長(64)=似顔=だ。山岡氏は昨年8月に就任し、“著名政治家”に仲間入りしたが、その経歴は、1本の大河ドラマをつくれるほど波乱に満ちている。 (大杉はるか)

 山岡氏は東京出身。慶大卒業後、安田生命に入社。そこの社長と交流のあった時代小説の巨匠・故山岡荘八氏の婿養子となり、人生が一変。「自分は(日本の針路を)書いただけ。実行はおまえがやれ」という荘八氏の遺志に従い、一九八三年参院選で自民党から出馬し初当選した。

 小沢一郎代表の所属していた田中派(現津島派)とライバル関係にあった福田派(現町村派)に籍を置いたが、ゴルフを楽しむなど親交はあった。九四年に新生党入りして以来、新進党、自由党、民主党と小沢氏と行動を共にした。小沢氏の周辺は離合集散が激しいが、山岡氏は、側近歴の“最長不倒距離”を更新し続けている。

 その小沢氏について山岡氏は「人間だから完ぺきではないが、世直しのエース。守り、補完していかなくちゃならない」と強調。ただ、小沢氏以上のエースが現れれば、「その人を支える」とも言い切る。

 小沢氏の求心力を背景に国対委員長として強気の国会運営をしているが、その手法が反感を買うことも珍しくない。昨年十二月、参院財政金融委員会での額賀福志郎財務相の証人喚問を強く主張し、多数決で議決したが、収賄容疑で守屋武昌容疑者が逮捕されて頓挫。参院幹部らから激しい批判を浴びた。

 こうした党内の目は自覚しており、自らリーダーになる夢は持っていないという。

 目標は政権交代。「おやじ(荘八氏)は必ず見ている。墓に入った時、いびられないようにしないと。ある意味、おやじとの戦いをやっている」。義父との戦いの前に、ことしは自民党との決戦が待ちかまえている。

797片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/04(金) 20:33:18
政権交代で民主主義定着 小沢氏、大連立は重ねて否定 '08/1/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801040582.html

 民主党の小沢一郎代表は四日、三重県伊勢市の伊勢神宮参拝後に記者会見し、年内にも想定される衆院解散・総選挙に関し「政権交代によって日本の議会制民主主義が定着した年にしたい」と述べ、政権交代実現に決意を表明した。同時に自民党との大連立構想を「今後考えるつもりはない」と重ねて否定した。

 解散の時期については「新しい年になったので、いつあってもおかしくない状況に入っている」と指摘。「態勢を最終的に確立しなければならない」と、候補者擁立など選挙準備を加速する考えを強調した。

 これに関連し小沢氏は、政府、与党の経済政策を「大都市と地方の格差のほか、大都市でも所得、雇用の格差など非常に不公正な社会になっている」と批判。「是正するためには総選挙で勝利する以外に方法はない」と述べた。

 道路特定財源の暫定税率を維持する法案を二○○八年度予算案より先に処理する動きが与党内にあることについて、小沢氏は「税率部分だけを取り出すのは、まったくの邪道」と強く非難。民主党内の暫定税率維持派との意見対立に関しては「何の心配もしていない」と述べた。

 福田康夫首相が通常国会前の内閣改造を見送る考えを表明したことについては「来年度予算案の審議が始まる。編成した閣僚が当たるのは憲政の常識だ」と述べた。

798片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 00:10:34
外国人の地方参政権法案、民主内で再提出の動き
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080105ia22.htm

 永住外国人に地方参政権を付与する法案を巡り、民主党内で次期通常国会に再提出を目指す動きが活発化してきた。

 地方参政権付与は公明党が強く求めており、「参院に民主党が法案を提出し、公明党に賛成を呼びかければ、与党の分断を図ることができる」との狙いからだ。ただ、党内の保守派議員は「憲法上も、国のあり方という観点からも、絶対に認められない」として阻止する構えだ。

 民主党は、同法案を1998年と2000年の2度にわたって衆院に提出したが、いずれも成立せず、廃案となった。一方、公明党は05年に衆院に「永住外国人地方選挙権付与法案」を提出、今国会でも継続審議になっている。自民党を中心に慎重論が根強いことが背景にある。

 民主党の川上義博参院議員は、党内の有志議員に呼びかけ、民主党案の再提出を目指す議員連盟を近く結成する方針だ。今回の法案には、相手国で外国人に対する選挙権を認めている場合にのみ、その国の国籍を持つ人に選挙権を付与する「相互主義」を新たに採用することを検討している。「公明党案にも、当分の間は相互主義をとることが盛り込まれており、公明党も民主党案に反対できなくなる」との判断がある。

 民主党の小沢代表は、「一定の要件のもとに地方参政権を与えるべきだ」と主張してきた経緯がある。川上氏らは、党執行部の賛同を得て、参院先議で法案を提出したい考えだ。

 これに対し、党内の保守派議員は「選挙権は、日本国籍を有する者に対してのみ保障されている。政局的な狙いから、『国のかたち』をゆがめるべきではない」と反発している。

(2008年1月5日21時23分 読売新聞)

799片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 23:37:50
「小沢首相」に半信半疑 やる気満々?就任辞退? '08/1/6
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801060197.html

 民主党が政権を獲得した場合、小沢一郎代表が首相に就くのか―。民主党内では「野党第一党の党首として戦う以上、首相にならなければ最大の公約違反」(菅直人代表代行)と、「小沢首相」を当然視する意見が大勢だが、健康問題を抱えるだけに「その時になったら回避するのでは」(ベテラン議員)との見方もくすぶる。

 「体力の及ぶ限り、大きな目標に向かって、国民のために全力で頑張っていきたい」。小沢氏は一日、都内の自宅で開いた新年会で「体力」に言及しながら政権交代への決意を表明した。

 心臓に持病を抱える小沢氏は医師の指示に従い、日ごろ昼の休憩を欠かさない。二〇〇六年九月の臨時党大会で代表に再選された際は、体調不良を訴え党大会終了後に検査入院、健康不安説が再燃した。鳩山由紀夫幹事長は「健康診断はすべて正常値」と否定するが、首相の激務に耐えられるか不安視する声がつきまとう。

 党内で反対の強い大連立を断念し、再び総選挙に照準を定めることになった小沢氏は、首相に就任する可能性について「総選挙で勝たせてもらい、代表を務めている限りは、そういうことにならざるを得ない」と語る。

 昨年十一月下旬、福田康夫首相との党首会談のため官邸を訪れた際も、鳩山氏が「早くここに首相として来なければいけない」と水を向けると、小沢氏は笑いながらまんざらでもない表情を浮かべたといい、「やる気満々だ」と周辺は強調する。その一方で「小沢氏は想像を超えた行動をする」と、土壇場での辞退を懸念する幹部もいる。

800片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/09(水) 09:43:04
姫井氏“愛人”が暴露本出版へ…秘密エピソードに過激写真も
1月9日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000072-sph-soci

 自伝の出版で地元から総スカンを食らっている民主党の姫井由美子参院議員(48)の愛人を自称する男性が暴露本を出版する意向であることが8日、分かった。

 永田町関係者によると、姫井氏の不倫相手と報じられた元高校教師の横田育弓生さんに、すでに複数の出版社がオファー。「まだ語られていないエピソードに過激写真を盛り込むようだ」という。

 姫井氏は昨年末の自伝「姫の告白」(双葉社)の出版をめぐり地元岡山県連が猛反発。国政報告会に議員らが出席をボイコットする騒ぎになった。だがそんな中、本の売れ行きは良好。「岡山の書店では年末年始の売り上げでトップになりそう」という。同氏は10日に東京駅前の書店でサイン会を開催予定。すでに整理券も「芸能人並み」(双葉社関係者)の150枚が配られている。

 サイン会ではメイド服や眼鏡を駆使した女教師姿なども検討されている。県連会長の津村啓介氏は「有権者はそんなことを望んでない」とあきれ気味だが、当の姫井氏は「サイン会は東京でやるから大丈夫」とどこ吹く風。横田氏の暴露本にも「やるわね。まあご自由に」と静観の構えだ。

801片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/09(水) 12:39:23
3野党、継続審議に反対 対テロ新法案 民主、対応に苦慮(01/09 08:02)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/69544.html?_nva=15

 共産、社民、国民新の三党は八日、新テロ対策特別措置法案の参院での扱いをめぐり、継続審議にして採決しないとの民主党方針に反対する考えを表明した。同法案を扱う参院外交防衛委員会は民主党単独では過半数に達しないため、継続審議にするのは極めて困難な情勢となった。共産、社民両党は民主党の対案にも反対方針を表明しており、民主党は十日までに最終的な対応を決める。

 民主党の山岡賢次国対委員長は八日の野党国対委員長会談で、同法案について「当初は否決する方針だったが、継続審議としたい。与党が衆院で再議決するのは『暴挙だ』と言う宣伝効果がある」と説明。しかし野党三党は「審議未了・廃案を目指してきた」として、継続審議の議決には反対との考えを示した。

 民主党はその後の役員会で、最終的な対応を参院執行部に一任することを決定。参院民主党は九日の参院国対委員長会談などで、各党に「せめて欠席してほしい」などと説得に当たる構えだが、共産党が応じる可能性は低く、事態を打開する妙案は見あたらない。

 継続審議を訴えるだけで議決せずに与党に再議決を強行させるシナリオもあるが、「院としての意思は示す」(輿石東議員会長)との考えを繰り返してきた参院執行部が批判を浴びるのは必至。逆に当初の否決方針に戻れば、戦略のブレを印象づけることになり、他の野党との協議抜きに党内の思惑を優先させた民主党の戦略の甘さが最後にツケとなって表れた格好だ。

802片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/10(木) 20:30:02
民主・姫井 由美子参院議員、著書「姫の告白」の発売会見に派手な衣装で登場
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080110/20080110-00000094-fnn-soci.html

2007年の参議院選挙で、民主党躍進の原動力となった姫井 由美子参院議員が10日午後6時半、著書「姫の告白」の発売会見に派手な衣装で登場した。
姫井議員は「自分で自分に魔法をかけて、自分を変えるというのがテーマですので」と述べた。
サイン会に来た人は「わかっていないスキャンダルより、わかっているスキャンダルがあった方が、僕はいいと思うので」、「堅い人ばっかりじゃなくて、いろんな政治家の人がいていいと思うので」などと話した。
発売した著書の内容が、これまで報じられたスキャンダルなど一連の騒動をつづった告白本であることから、地元・岡山から離党勧告の声も出ている姫井議員。
姫井議員は「(本の中の写真がふざけているんじゃないかとか、国会議員なのにという声も当然出てくると思うが?)特別、そんなに目くじら立ててという感じではないので、やはりこの本というのは、いろんな方に読んでいただきたいということで、手に取ってもらいやすいような形で、写真も入れさせてもらったということ」と述べた。
9日は、スキャンダルの相手という横田 育弓生(やすゆき)氏が会見し、「姫井議員の著書はうそばかり」と反論している。
姫井議員は、白いドレスの写真について、「シンデレラの魔法をイメージしているんですけれども、やっぱりなれるかなれないかっていうのは、自分がなれると思ったその瞬間から変われるというイメージ」と述べた。

803片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/11(金) 16:21:15
民主 外国人参政権新グループ

民主党の有志の国会議員が、在日韓国人など日本に永住している外国人に地方参政権を認めるための法案を、今月召集される通常国会に提出することを目指して、新たな議員グループを結成することになりました。
この議員グループは、民主党の川上義博、白眞勲の両参議院議員らが中心となって呼びかけているもので、これまでに党内の国会議員、およそ30人が参加を表明しており、今月中にも初会合が開かれる見通しです。議員グループでは、在日韓国人など、日本に永住している外国人に対し、市町村長や、地方議会の選挙などへの参政権を認めるための法案の取りまとめを進めるとともに、今月召集される通常国会にこの法案を提出することを目指して、党内で同調者を増やすなどの環境作りを行いたいとしています。ただ、民主党では、「地方議会が、国政上の重要課題について、意思表示する機会も多くなっている」として、日本国籍を持たない外国人に地方参政権を認めることに反対または慎重な議員も多く、今回の議員グループの結成は、党内に波紋を呼ぶことも予想されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/11/d20080111000009.html

804片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 15:16:38
民主は解散へ攻勢 野党共闘働き掛け
2008年1月16日 朝刊

 民主党が、ガソリン税などの暫定税率撤廃に向けた共同歩調をとるよう、他の野党への働きかけを強めている。

 民主党の直嶋正行政調会長、藤井裕久税調会長は十五日、国民新党の自見庄三郎政審会長と国会内で会談し、暫定税率撤廃に重ねて理解を求めた。税率維持を決議している国民新党側の賛同は得られなかったが、今後も説得を続ける方針だ。

 これまでも、直嶋氏は社民党の会合に出席したり、山岡賢次国対委員長が同党所属議員に電話をかけたりして説得。共産党にも近く民主党の考えを説明する見通しで、民主党執行部は、共産、社民両党とは共闘できると期待している。

 十五日に閉会した臨時国会で、民主党は他の野党への根回し不足で反発を招いたが、一転して根回しに力を入れる理由について、同党幹部は「(参院で)過半数を確実に確保する必要性もあるし、その後の選挙協力もある」と説明する。

 民主党は、通常国会を「ガソリン国会、ガソリン政局にして、ガソリン解散まで持っていく」(国対幹部)戦略を描いており、「ガソリン」の旗の下に野党結集を実現させたいのだ。

 臨時国会での根回し不足を「真剣に反省」(鳩山由紀夫幹事長)したことをアピールする狙いもあるとみられる。

 ただ、肝心の民主党内で、暫定税率撤廃には依然批判があり、党内の意見集約が「とてもすんなりいかない」(参院幹部)のも実情だ。 (高山晶一)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008011602079800.html

805片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 15:17:42
「早期の解散・総選挙を」 民主党大会で小沢代表
2008.1.16 10:08

このニュースのトピックス:民主党

開会した民主党の定期党大会=16日午前、横浜市西区 民主党の定期党大会が16日午前、横浜市内の国際会議場「パシフィコ横浜」で始まった。同日午後には、小沢一郎代表が次期衆院選で政権交代を実現する決意を表明。福田政権を早期の衆院解散・総選挙に追い込み、小沢政権の樹立を目指すとした平成20年度活動方針を採択する。

 鳩山由紀夫幹事長は午前の議案報告で「『国民の生活が第一』の政策実現は、総選挙で勝利するしかない。その決意に燃えて突っ走る1年にしてほしい。時計の針を戻すのではなく、さらに進めて、衆院選で勝利し、(衆参両院の)ねじれをなくそう」と述べ、次期衆院選で政権交代を目指す考えを強調した。

 赤松広隆選対委員長は討議で、衆院小選挙区の候補者らに「近く全国世論調査をかけて、戦いにならない人は候補を差し替える。そのつもりで頑張ってほしい」とげきを飛ばした。

 また、鳩山氏は、次期通常国会で揮発油(ガソリン)税の暫定税率の撤廃を目指すことを表明し、「地方に1円たりとも迷惑をかけない形で、暫定税率を撤廃する。次期国会で大きな議論となるだろう」と述べ、政府・与党との対決姿勢を鮮明にした。

 ガソリン代問題を争点化するため中堅・若手衆院議員ら約60人の「ガソリン値下げ隊」が党大会で気勢をあげ、午後には横浜市内で街頭活動を行う。

 また、同日午後に採択される活動方針案は、衆院選で全国300小選挙区で150議席以上を獲得するため「選択と集中」の考え方で重点区を選定し、積極的に支援していく一方、社民、国民新両党などとの野党協力を進める方針を打ち出す。

 小沢氏は新テロ対策特別措置法を再議決した11日の衆院本会議を途中退席したことについて、大会後の記者会見などで釈明するとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080116/stt0801161009002-n1.htm

806片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 19:14:10
民主党:党大会の主な質疑
 16日開かれた民主党大会での主な質疑は次の通り。

◆選挙態勢

 滋賀県連 新人候補にはどぶ板選挙をしてほしい。

 赤松広隆選挙対策委員長 選挙の時期がはっきりした時点で世論調査をかけ、(対立候補と差が大きく)戦いにならない人には代わってもらう。

 秋田県連 08年度は予算が前年度よりも90億円少ない。選挙を戦い抜けるのか。

 佐藤泰介財務委員長 金がないのは事実。借金しかない。参院選に勝ち政党交付金が増えるので十分返却できる。

◆農業政策

 宮城県連 党の戸別所得補償制度に農家の関心は高まっている。人件費などの算定基準はどうなるのか。

 直嶋正行政調会長 政権を取ったら霞が関(官庁)の実務家を使い、納得いただけるものを作る。

◆道路特定財源

 青森県連 地方で道路が造れるのか、しっかり説明してほしい。

 藤井裕久税調会長 国の直轄事業の地方負担金をやめる法律を出す。地方はびた一文損はしない。地方道路は少なくとも地方全体では減らない。

 ◇民主党08年度活動方針案(要旨)

<今こそ、政権交代−「国民の生活が第一」を実現>

 政権を賭けた最大の政治決戦に挑む。参院選で国民に約束した「国民の生活が第一」を実行するため、総選挙に勝利し、政権交代を実現する。政策活動、国会活動、選挙準備を一体で進め、早期解散総選挙に向けて進む。

 臨時国会では、マニフェストに基づく議員立法を提出し、多くが参院で可決された。通常国会では、08年度予算や税制改正の審議で官僚主導の自公政権の矛盾を明らかにし、格差是正などに取り組む。防衛利権や年金記録問題などについて政府与党の姿勢と責任を厳しく追及する。

 衆院選では、小選挙区で最低でも150議席を上回る勝利を確実にするため、勝てる候補の擁立を早急に完了し、選択と集中による選挙区の重点支援体制を確立する。野党間の選挙協力も積極的に推進する。

 参院選で獲得した地方での支持を維持拡大し、衆院選では大都市部の結果が全体に大きく反映するため、必勝を期した選挙態勢を確立する。いかなる時の解散総選挙にも対処するため選挙集中の予算を組む。

毎日新聞 2008年1月16日 18時05分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080117k0000m010021000c.html

807片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 19:17:29
小沢民主党代表は陳謝せず 新テロ特措法採決前の退席で
1月16日16時36分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表は16日午後、横浜市内で開かれた党大会後に記者会見し、新テロ対策特別措置法が衆院本会議で再議決された11日の衆院本会議を、大阪府知事選応援のため途中退席したことへの批判に対して、「府知事選の応援に行くと前から約束していた。選挙の約束は一番違(たが)えてはいけないことだ。あの本会議は数あわせでの本会議でしかなかった。(与党が多数で再議決する)結果は目に見えていた。党首としての優先順位を決めた。どうして批判があるかよく分からない」と述べ、陳謝する考えのないことを表明した。

 小沢氏はさらに「そんな質問を(記者から)されるのは分からない。なぜ、首相や大臣も本会議に欠席することもあるのに、そちらは言わないのか。あの人たちよりボクの方が忙しいし、役割も大きい」と反論した。

 また、鳩山由紀夫幹事長らが、テレビ番組などで小沢氏の途中退席について謝罪していることについて「幹事長が何を言ったか分かりません。幹事長に聞いてください。党首には党首の務めがある。役割に応じた優先順位がある。国民は理解してくれている」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000942-san-pol

808片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 21:30:08
小沢代表退席:菅代表代行らが後始末に追われる
 民主党の小沢一郎代表が新テロ対策特別措置法を再可決した衆院本会議を採決前に退席した問題で17日、謝罪を拒む小沢氏に代わり、菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長が改めて後始末に追われた。

 鳩山氏は連合の会合で「本人がなかなか謝らないから幹事長としておわびしたい」。菅氏は記者会見で「重要法案の採決にはできるだけ参加するのが望ましい」と苦言を呈した。

 小沢氏の「わがまま」を、「トロイカ体制」の2人が尻ぬぐいする様は、2人の説得で小沢氏が辞意を撤回した昨年の大連立騒動とも重なる。【田中成之】

毎日新聞 2008年1月17日 20時36分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080118k0000m010100000c.html

809片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 22:11:25
民主党大会/政権交代へ視界不良

 民主党は十六日の党大会で今年を最大の政治決戦と位置付け、衆院選で政権交代を実現すると気勢を上げた。だが、小沢一郎代表が十一日の衆院本会議で新テロ対策特別措置法案の再議決採決を棄権したことに党内外の批判は強まっている。昨年の「大連立」構想をめぐる辞任騒動に続き、小沢氏の求心力に疑問符が付き、政権奪取への道筋は視界不良だ。

 ▽引き締め

 「何が何でも衆院選で勝利し、政治課題の実現に政治生命を懸ける。政治家として最後の戦いだ」。小沢氏は党大会で衆院選必勝を期した。昨年の参院選でも「政治生命を懸ける」と決意表明した小沢氏は注目を集める大会で、自ら退路を重ねて断ってみせることで、引き締めを図った。

 採択された活動方針にも「政権交代」「小沢一郎政権をつくる」と勇ましい言葉が並び、うたい文句だけを見れば大会はさながら「政権交代」前夜を感じさせる。

 しかし、小沢氏が大会後の記者会見で「候補者の擁立作業にもう少しめどを付けたい」と述べたように、都市部を中心に候補者発掘に手間取っていることも事実。動きの鈍い公認内定者の差し替えも今後、検討する。小沢氏周辺は「大会を節目に選挙へシフトしていく」と語るものの、意気込みとは裏腹に準備は万全とは言えない。

 ▽突き上げ

 「採決より選挙応援を優先するのは、分かりきった話だ。気にするな」。小沢氏は十五日、大阪府知事選応援のため採決を棄権したことが批判される現状について、周辺に持論を展開した。

 対テロ新法の採決後、三連休で選挙区へ帰った民主党議員は支持者から「本当に政権を取る気があるのか」「代表は辞めろ」と突き上げられている。対テロ新法は、小沢氏が強く反対を唱え、対案も出して、激しく対決した臨時国会の最重要テーマ。それだけに党内は途中退席で棄権した小沢氏の行動には「信じられない」(国対幹部)との受け止めが支配的だ。

 党幹部の一人は辞任騒動も振り返り「鳩山由紀夫幹事長ら党役員と小沢氏の意思疎通が悪いと反省したはずだが、全く生かされていない。知事選の応援日程を三十分遅らせれば済む話だった」と不満を隠さない。

 だが、小沢氏は十六日の会見でも「対テロ新法は国民生活にとって大事な法案ではない」と述べ、選挙日程を優先するのは当然と突っぱねた。

 小沢氏に距離を置く枝野幸男元政調会長は「国会議員として問題だ」と批判。党内の厳しい空気と小沢氏の認識の溝が埋まる気配はなく、火種はくすぶりそうだ。

 ▽徹底抗戦

 民主党は、三月末で期限切れとなる揮発油税(ガソリン税)の暫定税率を定める法案の成立を阻止し、延長問題で衆院解散に追い込む構えだ。

 十六日、横浜市での民主党「ガソリン値下げ隊」の街宣活動。山岡賢次国対委員長は「衆院の三分の二で再議決したら、今度こそ福田康夫首相の問責決議案だ。衆院解散に持ち込むまで絶対に頑張る」と力を込めた。

 「決めたことは執念を持ってやり抜く。腰折れは駄目だ」。小沢氏は十五日夜、国会近くの中国料理店で、紹興酒のグラス片手に国対幹部に暫定税率延長問題での徹底抗戦を指示した。ガソリン料金引き下げへの世論の支持を背に、生活重視をアピールする狙いだ。

 小沢氏は「解散で信を問えとの国民の声が高まれば、自民党も無視できない」と強気の構えとはいえ、民主党幹部が「首相が解散権を握っている以上、追い込まれて解散するはずがない。任期満了も覚悟して攻め続けるしかない」と漏らすように、解散への道筋は描き切れていない。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0116_2.html

810片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 22:16:35
民主、成立容認も 赤字地方債認める法改正
2008年01月17日22時02分

 民主党は、政府が通常国会に提出する補正予算関連法案のうち、自治体の赤字穴埋めを盛り込んだ地方交付税改正案など地方財政関連法案について、年度内成立を容認する方向で検討に入った。民主党はこれまで、地方財政の抜本改革を求める立場から反対してきた。しかし、成立しなければ多くの自治体が赤字に転落するため、混乱回避を優先する。具体的な対応は、賛成することも視野に党内で調整する。

 政府は、07年度の国税や地方税収入が大幅に減少する見込みとなったことから、地方交付税額を3000億円程度補填(ほてん)する地方交付税法改正案と、赤字地方債(減収補填債)の発行を認める地方財政法改正案を提出する。

 これに対し民主党内では、政府の見積もりの甘さや、改正案成立前に地方交付税が配分されたことを批判する声があがっている。こうした問題点を浮き彫りにするため、参院で否決して与党に衆院再議決を迫る戦略も浮上していた。

 ただ、年度内に成立しないと、自治体がすでに配られた交付税の返還を迫られ、赤字地方債の発行を希望する80団体の多くが赤字となる。財政再建団体に転落する可能性もあり、民主党の判断で結果として混乱を招く事態は避けるべきだ、との判断に傾いた。菅直人代表代行は17日の記者会見で、予算関連法案への対応について「野党がそろえば参院で否決となる。その影響を含めて精査をしないといけない」と語った。

 また、民主党が力を入れるガソリン税を含む道路特定財源の暫定税率撤廃をめぐっても、地方の道路予算に穴が開く点を与党が批判している。小沢代表は「ガソリン一本で闘えばいい」と周辺に語っており、予算攻防の論点が拡散することを避ける狙いがある。

 地方財政の抜本改革については、国会審議を通じて主張する方針だ。藤井裕久税調会長は「補助金の変形である交付税は『中央集権の手段』だ」として、地方財政計画に基づいて交付税が算出される手法そのものを批判しており、独自の地方分権改革の方向性を示したい考えだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0117/TKY200801170300.html

811片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/18(金) 01:44:29
道路特定財源:国政との「ねじれ」も 県選出議員ら、暫定税率存続求め協調 /和歌山
 3月で期限が切れる道路特定財源の暫定税率存廃を巡り、国政で与野党の攻防が激しさを増している。一方、県選出の国会議員は与野党が歩調を合わせるという国政との「ねじれ」も出ており、道路整備が遅れる県内で暫定税率の行方に注目が集まっている。【青木勝彦】

 暫定税率を巡っては、政府・与党が10年間維持を目指し、次期通常国会に関連法案を提出する方針。これに対し、民主党は国と地方の暫定税率廃止、道路特定財源の一般税源化を訴えている。

 県によると、暫定税率がなくなった場合、県と県内市町村では年間170億円減収。民主案は、地方の道路整備は従来水準を維持するとしているが、県などは「死活的な問題」と危機感を抱く。

 だが、暫定税率がなくなれば、ガソリン代が1リットル当たり約25円安くなり、原油高などで冷え込みが懸念される国内景気に好影響を与えるとの見方もある。

 こうした中、県議会と全市町村議会は暫定税率の維持を求める意見書を可決。県は昨年末、和歌山市内で暫定税率の延長を求める決起大会を開き、県選出の与党国会議員や民主の大江康弘参院議員らが出席。大江議員は民主の対応を批判し、出席した自民議員らは「心強い」とエールを送る一幕もあった。

 仁坂吉伸知事は16日、東京で与野党幹部らに暫定税率の延長を要望。17日には民主幹部にも要望する予定だ。仁坂知事は「道路は県民が生きていくためのチャンス。ガソリン代が下がったらいいだけでは、和歌山は死んでしまう」と主張している。

毎日新聞 2008年1月17日
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080117ddlk30010570000c.html

812片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/19(土) 01:42:46
民主・小沢代表、一転ダボス会議出席へ
2008年01月18日19時43分

 民主党の小沢代表は18日、国会情勢の緊迫を理由に一度は出席を断念したスイスで開かれる「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に対し、一転して参加を決めた。23日に出発し、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長らと会談、27日に帰国する方向で調整している。

 一度は断念し、一転して出席を決める「迷走」ぶり。鳩山由紀夫幹事長は「すでに参加で動いていただけに、行かないと(関係者に)迷惑になる。国会が緊迫するのは事実だが、27日に帰れば大きな影響はないと判断した」と釈明した。

 ダボス会議には福田首相も出席するため、鳩山氏が「サミットが日本で開かれる年に、首相より強烈でたくましいメッセージを発出してほしい」と出席を要請。小沢氏も前向きに検討していた。

 しかし、与野党対決の大阪府知事選が27日に投開票され、国会の攻防激化が予想される中での党首不在には異論もあって一度は出席を断念。本会議退席問題に続く、ちぐはぐな対応になった。
http://www.asahi.com/politics/update/0118/TKY200801180331.html

813片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/19(土) 02:12:26
外国人参政権に意欲示す 民主・小沢氏、韓国特使と会談
2008年01月18日22時10分

 民主党の小沢代表は18日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)次期大統領の特使として来日した李相得(イ・サンドゥク)国会副議長と党本部で会談した。李相得氏は在日韓国人への地方選挙権付与について「民主党と公明党が積極的に活動しているが、自民党はちゅうちょしている。民主党がリードしてほしい」と要請。小沢氏は「個人的にも昔から賛成で、早くやるべきだ。我々がまとめれば公明党を追い込んでいける。そうしたら自民党はどうしようもない」と応じ、党内で通常国会への提出が検討されている「永住外国人選挙権付与法案」の実現に意欲をみせた。

 民主党は同法案を通常国会に提出するため、月内にも党内に議員連盟を立ち上げる。一方、公明党はかねて同趣旨の法案の必要性を主張しており、99年の自自公連立合意に3党の議員立法として成立させることが盛り込まれたが、自民党内に反対意見があり、継続審議になっている。

 会談では、さらに、李氏が朝鮮半島の非核化に向けた協力を求めたのに対し、小沢氏は「過去の経緯もあるが、現在の懸案解決のため日本人が誠意をもって行動していかないといけない。私はこういうことを言うので右からも左からも攻撃を受けるが、心からそう思っている」と述べた。

 小沢氏は「日本でも政権交代を実現し、ともに平和と繁栄のアジアの構築に取り組みたい」とした次期大統領あての親書を李氏に手渡したが、李氏が「次期大統領と小沢氏は共通点が多い」として要請した2月25日の大統領就任式への出席には言及しなかった。

http://www.asahi.com/politics/update/0118/TKY200801180364.html

814片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/20(日) 20:58:09
●●●●まだまだ熱いぜ岡山選挙区、●●●●
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1191247671/
65 名前:政治くん[] 投稿日:2008/01/20(日) 09:37:52 ID:mDuiS/Hc
http://www.okanichi.co.jp/20080119125945.html
逢澤氏の支持者の方々が姫退治の署名運動を熱心に行っているようです。

01/19-12:59--姫井氏辞職求める会 署名3万人突破
 岡山市内の主婦らでつくる「姫井由美子氏の辞職を求める有権者の会」は18日、民主党の姫井由美子参院議員(岡山県選挙区)の早期辞職を求める署名が3万人を突破し、党本部の小沢一郎代表、県連の津村啓介代表あてに抗議文を提出すると発表した。 同会は、スキャンダルや告訴・告発問題が報じられた姫井氏を「国会議員としての資質・適格性を著しく欠く」として、昨年10月から岡山、倉敷市など県内全域で署名活動を開始。年末までに県内の有権者2万585人の署名が集まり、今後も約1万2千人分が到着する見込みという。 抗議文では、昨年11月に県連から厳重注意処分を受けた姫井氏の告白本の出版、テレビのバラエティー番組への出演を「公人としての説明責任を果たすこともなく、混乱を招いた責任すら感じている様子はない」と非難し、党側へきぜんとした対応を求めている。 今後、インターネットを利用した署名も行い、10万人を目標に活動を継続する方針。抗議文は小沢代表には郵送するが、津村代表には直接申し入れるという。 県庁で会見した呼び掛け人の横田康子さん(64)=同市大和町1丁目=は「3万人を超える署名は岡山県民の怒りが広がっている証拠。一日でも早い辞職を求めるため、状況によっては姫井氏本人への提出も考える」と訴えた。 同会の活動に対し、姫井氏の事務所は「内容を確認できておらず、本人も不在のためコメントできない」としている。
http://www.okanichi.co.jp/20080119125945.html

815片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/21(月) 23:58:41
<小沢代表>ダボス会議 出欠の意向定まらず
1月21日20時29分配信 毎日新聞


 23日からスイスで開かれる世界経済フォーラム年次会合(ダボス会議)への民主党の小沢一郎代表の出席が、なかなか固まらない。小沢氏の意向が「日替わりで変わる」(党幹部)ためだ。

 小沢氏は17日に鳩山由紀夫幹事長に出席しない意向を伝えた。ところが18日には再び出席する意向を示し、鳩山氏がその理由を「国会に大きな影響はないと判断した」と説明。24日に国連の潘基文(バンギムン)事務総長と会談する日程も設定された。

 ところが21日、小沢氏は国会内で鳩山氏に「自分は行かないので、鳩山氏が行ってくれ」と伝え、三転した。山岡賢次国対委員長は「小沢氏の体調が思わしくないのでもう一度検討している」と語った。

 その小沢氏は21日、国会内で記者団に「選挙だ」と語り、27日に投開票の大阪府知事選の応援を優先する考えを示した。【須藤孝】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080121-00000114-mai-pol

816片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 15:11:04
株安の原因は小泉改革に 小沢氏が批判(01/23 08:08)
 民主党の小沢一郎代表は二十二日の記者会見で、東京株式市場の大幅下落について「小泉政権の下で競争力のある大企業が大きくなりさえすれば、下もみんなかさ上げになるという間違えた経済政策、市場政策の結果が今日を招いている」と述べ、小泉純一郎政権下で進められた構造改革が原因との認識を表明した。また「民主党が政権を取れば、逆に評価が高まる」と、政権交代の必要性を強調した。

 小沢氏は、日本経済について「安定した国内需要による成熟した経済社会(を目指す)という本当の意味での改革が全然なされていない」と指摘。「結局はアメリカと中国の高度成長に支えられた外需の見かけの景気だった」と分析した。

 鳩山由紀夫幹事長も同日、記者団に「まさに福田内閣に対する不信任が株の世界で起きているということだろう。日本としての対策を早急に講じなければいけない」と批判。民主党が同日開いた役員会では、衆院予算委員会で株価下落問題についての集中審議を求めていく方針を確認した。

 一方、小沢氏は会見で、世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」への出席を見送ったことについて「私は二転も三転もしていない。最初から行くかどうか分からないと言っていた」と主張。見送った理由の体調不安について「若い時のように走り回っていられない。選挙ならば、我慢してでも息切らせてでもやるけれども」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/71966.html

817片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 19:25:41
民主党:予算案対案、提出へ 重要5政策/暫定税率撤廃/財政健全化
 ◇重要5政策−−巨額財源セットで明示

 ◇暫定税率撤廃−−交付金化で減収補てん

 ◇財政健全化−−内閣府に編成事務移管

 民主党予算調査会は22日、政府予算案への対案となる「予算機能転換法案」の骨子案をまとめた。今国会に提出する。民主党は道路特定財源の暫定税率など予算関連法案の論議を通じ、衆院解散・総選挙を求める意図がある。この法案は政権を獲得した場合の予算の全体像を示すのが狙い。農業、子ども手当など、民主党の重要政策の財源を確保する手順を明示しており、衆院選の「プレ・マニフェスト」の色彩もある。【近藤大介】

 ●ばらまき否定

 法案は参院選のマニフェストで掲げた農家への戸別所得補償や子ども手当など5政策を国の重要政策として財源を確保すると明記する。

 戸別所得補償は1兆円、子ども手当は4・8兆円と巨額の財政負担が必要なため、政府・与党は「実現不可能なバラマキ政策」と批判している。このため法案に財源確保のための「特別会計の原則見直し」など七つの基本方針を具体的に示した。

 昨夏の参院選マニフェストでは、重要政策の経費と経費削減による財源創出額のバランスシートを示し反論した。今回の法案も重要政策と財源をセットで示す点で、衆院選に向けたマニフェストの前段階となる。政調幹部は「民主党が政権を取ったらどんな社会になるかを見せる」と説明している。

 ●地方分権推進

 今国会の焦点である道路特定財源の暫定税率撤廃について、民主党は「地方の減収分は、国直轄事業の地方負担分を地方が自由に使える交付金にして補う」と説明している。

 法案は、この説明の根拠となる原則として「地方への補助金の一括交付金化」を掲げた。ひも付き補助金から自主財源へ転換して地方分権を進めることを目的とした原則で、道路特定財源に関する民主党の主張が、「ガソリン値下げ」だけではなく、地方分権推進の考えに基づくと説明する意図がある。

 ●債務管理庁も

 「バラマキ」批判への反論として、財政健全化についても法案に明記する。特に基礎的財政収支については「2011年度をめどとした黒字化」と明記して踏み込んだ。国の資産、債務を一体管理して明確化する「債務管理庁」も設置する。政治主導の予算編成を実現するため、予算編成事務を財務省から内閣府へ移管することも盛り込んだ。

==============

 ◇「予算機能転換法案」 骨子案の要旨◇

 <基本理念>

 国の財政収支の不均衡是正を推進▽2011年度をめどに基礎的財政収支黒字化の達成を図る

 <重要政策>

 公的年金制度の一元化改革▽子育て支援の拡充▽農業者戸別所得補償制度の創設▽地方公共団体に対する補助金制度改革▽中小企業支援の拡充

 <経費削減の基本方針>

 公共調達に要する費用削減▽公共事業の抜本的見直し▽特殊法人の抜本改革見直し▽特別会計の原則廃止▽国家公務員総人件費の抑制▽租税特別措置の見直し▽政府保有資産の活用

 <予算編成の在り方>

 「債務管理庁」の設置▽内閣主導の予算編成

毎日新聞 2008年1月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080123ddm005010130000c.html

818片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 21:08:14
暫定税率維持、税制関連法案を提出
 今の国会の最大の焦点、ガソリン税の暫定税率を維持するための税制関連法案が国会に提出されました。23日はこれに合わせる形で暫定税率維持を求める決起集会が開かれるなど、永田町ではこの問題が一気に熱を帯びてきました。

 「どこかの政党が相変わらずのポピュリズムで、大衆迎合でね、あんなバカな事を言い出したって、その政党の中でも『とんでもない』っていう人がたくさんいるみたいだから、もうちょっと頭冷やして考えた方がいい」(東京都、石原慎太郎知事)

 全国から地方議員450人が集まった決起大会。会場は異様な盛り上がりを見せました。

 「(Q.やはり道路は必要?)絶対必要ですね。特定財源がなかったら、まさに福祉にも影響してくる問題だと思っています」(桂川孝裕 京都府議)
 「目先のガソリンの値段を下げるということの底の浅さ、軽薄さが浮き彫りになったんじゃないかと」(武石利彦 高知県議)

 暫定税率の廃止を訴える民主党からも3人の国会議員が出席。

 「この場の空気や熱意をしっかり(民主党の)執行部に伝えていただきたい。これが伝わらないようでは、まさにわが党は“KY”であります」(民主党、大江康弘参院議員)

 Q.政府案に賛成するのか?
 「このままいって選択肢がないとすれば、私とすれば、やっぱり自分の思いとか政治家としての責任からすれば、そういう選択になると思います」(民主党、大江康弘参院議員)

 政府は23日、ガソリン税の暫定税率を10年間維持することなどを盛り込んだ税制関連法案を国会に提出しました。政府与党は暫定税率の期限が切れる3月31日までの成立をめざしていますが、国民新党以外の野党は暫定税率の維持に反対で、法案が3月末までに成立しなければガソリン税は下がることになります。

 こうした中で民主党は、微妙な作戦変更を迫られています。

 「(Q.ガソリン値下げ隊の役割は終わった?)役割は果たした」(民主党、藤井裕久税調会長)

 「暫定税率廃止」イコール「ガソリン代の値下げ」と主張してきた民主党でしたが、それでは地方自治体などを説得できないと見て、道路予算改革に重点を置いて訴えていく方針に軌道修正しました。

 暫定税率を巡る政府与党と野党側との駆け引きは、国会冒頭から熱気を帯びています。(23日16:56)

[23日19時17分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080123/20080123-00000046-jnn-pol.html

819片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 13:13:43
民主参院3議員が小沢に造反…“予備軍”39人も!?
問われる「剛腕」の求心力

 今国会の最大の焦点となるガソリン税の暫定税率をめぐり、撤廃をかかげる民主党から早くも造反組が表面化した。大江康弘参院議員ら3人が、税率維持を求める決起集会に出席し、党の方針を真っ向から批判したのだ。党内からは「そこまで言うなら離党しろ」(中堅)との声も飛び出しており、小沢執行部の対応が注目される。

 暫定税率維持を求める44都道府県議ら約450人が23日、東京・永田町の憲政記念館に集まった決起集会。来賓として伊吹文明幹事長ら自民党国会議員49人が出席したが、民主党からも“反小沢”の急先鋒(せんぽう)である渡辺秀央元郵政相と大江康弘、山下八洲夫の3参院議員が出席したのだ。

 当然、大会では、この3人が一躍“主役”となった。伊吹幹事長が「バカなポピュリズムに乗じて党利党略的なことをすると信じたくない。民主党の心ある方の方針を聞かせてほしい」と持ち上げると、大江氏は「今日の熱意が伝わらないなら、民主党はKY(空気が読めない)政党だ。国民に迷惑をかける党は生活者優先ではない」と気勢を上げ、所属政党をこき下ろした。


左から、大江康弘、渡辺秀央、山下八洲夫の各氏
 さらに、大江氏は大会終了後、記者団に「わが党の案はめちゃくちゃだ。このまま選択肢がなければ、政府案に(賛成の)意思を表示させていただく」と造反宣言までやってのけたのだ。

 同氏はすでに、党内で暫定税率廃止反対の署名活動を進めており、参院25人を含む計39人の民主党議員が署名に応じているとも言われている。

 それだけに、党中堅議員の1人はこう怒る。

 「大江氏の行動は、まさに福田政権の延命に手を貸すようなもの。39人も賛同者がいるというが、大江氏自らが言っているだけ。党の機関で正式に決めたことに造反するなら、離党すべきだ」

 こうした中、政府は同日、暫定税率維持を盛り込んだ租税特別措置法改正案を衆院に提出した。今月中に法案を参院に送付しなければ、現行税率が期限切れを迎える3月末までに、送付後60日が経過したら否決とみなすという憲法の規定を適用することはできないためだ。

 ただ、月内の衆院通過は困難なのが実情で、この憲法規定が適用できないとなると、野党が過半数を占める参院で、3月末までに採決してもらうことを期待するしかない。

 民主党の「審議引き延ばし作戦」を恐れる与党が今後、民主党に対し切り崩し工作を行うのは必至。早くも“ユダ”が登場した民主党だが、党分裂となるかどうか。

ZAKZAK 2008/01/24
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_01/t2008012403_all.html

820片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 19:22:27
暫定税率:民主党の3参院議員が造反…執行部が困惑
 道路特定財源の暫定税率維持を求める決起大会に民主党の3参院議員が参加したことに党執行部が困惑している。「暫定税率反対」を掲げる党の主張が一枚岩でないことを露呈しただけに菅直人代表代行は24日の記者会見で出席議員の対応に不快感をあらわにした。ただ、強硬措置を取れば逆に混乱が拡大するおそれもあり、処分にも踏み切りにくい苦しい状況だ。

 23日に開かれた地方議員らによる決起大会に出席したのは大江康弘、渡辺秀央、山下八洲夫の3参院議員。自民党の伊吹文明幹事長が「民主党の心ある人が、ポピュリズムに乗じて党利党略に走るとは信じたくない」と発言、大江氏が「(出席した民主党議員は)この場の空気や熱意をどうか執行部に伝えてもらいたい」と応じる場面もあった。

 大江氏については、地元の和歌山選出の二階俊博・自民党総務会長との関係を指摘する声が党内にあり、菅氏は24日の記者会見で「二階さんから選挙を応援してもらったからといって大会に出るのは有権者に対する裏切りだ」と非難した。渡辺氏はもともと小沢一郎代表の側近とされたが、最近は距離を取り、昨年、国民投票法では与党案に賛成した。

 もともと民主党は地方議員に暫定税率維持論が根強いだけに、3氏の活動を黙認すれば「造反」にお墨付きを与えかねない。ただ、菅氏は3議員の処分について「会合に出席することがだめとは言わない」として当面は見送る考えを示した。民主党は参院では国民新党との統一会派で119人。過半数(121人)を確保しておらず、1人の参院議員でも貴重な状況。大江氏らを処分すれば会派離脱などにつながり、党内が混乱することを懸念する。暫定税率の撤廃には国民新党も反対の立場。民主党から造反や欠席が出れば参院採決が混乱する可能性もある。

 大江氏は毎日新聞の取材に対し「二階さんに応援してもらったことは一切ない。謝罪し撤回してほしい。大会には民主党の地方議員も参加しており、裏切りとは言わないでほしい」と語り、菅氏に謝罪を要求した。同党は23日、全国の都道府県連に対し暫定税率維持を求める集会への出席については慎重に対応するよう指示したが、結束維持に頭を痛めそうだ。【田中成之】

毎日新聞 2008年1月24日 19時01分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080125k0000m010063000c.html

821片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 19:42:02
議員辞職すべき 民主の菅氏、道路集会出席の大江氏批判
2008年01月24日19時32分

 民主党の菅直人代表代行は24日、道路特定財源堅持を求める都道府県議総決起大会に大江康弘参院議員ら3人の同党国会議員が参加したことについて「特に大江氏は比例代表で当選している。もしそういう行動をとられるつもりならば、議席を民主党に戻すのが筋だ」と批判、暫定税率延長を盛り込んだ租税特別措置法改正案の採決で与党に同調するのであれば、議員辞職すべきだとの考えを示した。

 菅氏は「大江氏が例えば(同じ地元の)二階俊博・自民党総務会長から選挙の応援をしてもらったから、そのお返しに二階氏に言われて会合に出ているとすれば、明らかに有権者に対する裏切りだ」と指摘。23日に党方針に反する集会への参加を自粛するよう、全国の都道府県連に指示を出したことも明らかにした。

http://www.asahi.com/politics/update/0124/TKY200801240371.html

822片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 22:21:43
政府案賛成なら議員辞職を 大江議員めぐり菅代行 '08/1/24

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 民主党の菅直人代表代行は二十四日の記者会見で、道路特定財源の暫定税率を維持する政府案に賛成の意向を示している同党の大江康弘参院議員について、暫定税率廃止の党方針に従わず、実際に賛成した場合は議員辞職すべきだとの考えを示した。

 大江氏は昨年七月の参院選比例代表で二回目の当選を果たしたが、菅氏は「比例で民主党は二千三百万票の支持をもらい、二十人が当選したが、大江氏の個人票は六万九千票足らずだ」と指摘。その上で「もしそういう(政府案に賛成の)行動を取るつもりなら、議席を民主党に戻すのが筋だ」と強調した。

 また二十三日の暫定税率維持を求める都道府県議会議員の決起大会に大江氏らが参加したことに関し「例えば二階俊博自民党総務会長からの選挙の応援のお返しに会合に出たということがあれば、民主党に対する裏切りというより、有権者に対する裏切りと言わざるを得ない」と強い調子で批判した。

 二十三日の大会には別の民主党参院議員二人も参加していたが、大会後に大江氏が「党が態度を変えないなら政府案に意思表示することになる」と、賛成票を投じる考えを記者団に示唆したことから、大江氏だけ名指しで批判したとみられる。

 菅氏の発言に対し、大江氏は共同通信の取材に「党の方針にすべて従わなければならないのなら、議員辞職しなければいけない人は何人もいたのではないか。二階氏に選挙応援してもらったことは一度もない」と反論した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801240316.html

823片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/25(金) 14:27:31
2008/01/25-13:10 離党求められれば「出ていく」と民主・大江氏=自民・二階氏、「菅氏はいいかげん」
 民主党の大江康弘参院議員は25日午前、揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案について、国会内で記者団に「政府案に賛成する気持ちに変わりはない」と明言。造反を理由に離党を求められた場合は「出て行けと言われたら、許してくれというつもりはない」と語った。暫定税率維持に向けた総決起大会に出席した大江氏を菅直人代表代行が厳しく批判したことについては「今の段階で議席を返せと言う資格が(菅氏に)あるのか。謝罪要求をしたい」と反発した。
 これに関し、自民党の二階俊博総務会長は同日の記者会見で、菅氏が「(ともに和歌山県が地盤の)二階氏から選挙の応援をしてもらったから、お返しに(大会に出席しろと)言われたのか」と述べたことに対し、「いいかげんなことを会見で話すのは失礼だ。大江氏から選挙で要請など一度も受けたことがない」と反論した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008012500438

824片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/26(土) 03:50:39
地方選挙権で「民主分裂」 反対派が勉強会を旗揚げ '08/1/26

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 民主党内で、在日韓国人など永住外国人に地方選挙権を付与する法案の提出を目指す議員連盟が三十日に設立されるのを受け、付与に反対する有志議員がこれに対抗する勉強会を同じ日に立ち上げることが二十五日、分かった。

 民主党執行部には法案を提出することで、付与に賛成の公明党を巻き込み与党を分断する思惑があったが、反対派の動向によっては逆に党内が「分裂」する可能性も出てきた。道路特定財源の暫定税率問題に続き、新たな火種を抱えた執行部は対応に苦慮しそうだ。

 反対派勉強会を呼び掛けているのは松原仁、渡辺周、笠浩史各衆院議員ら保守系議員を中心に二十五人。渡部恒三最高顧問や西岡武夫参院議院運営委員長ら「大物」も名を連ねている。

 趣意書は「付与に慎重な立場だが、結論ありきや政局絡みの思惑でない」とした上で「これまでの党内論議の経緯や基本的な論点を確認することは重要」とした。

 反対派は付与法案への「対案」として、国籍取得要件を緩和する法案の作成も選択肢としている。同様の法案は自民党も検討している。

 一方、賛成派の議連会長には岡田克也副代表、顧問には鳩山由紀夫幹事長がそれぞれ就く見通し。三十日に四十―五十人規模で設立総会を開く予定だ。

 小沢一郎代表も賛成派で、二月下旬で調整している韓国訪問で李明博次期大統領との会談が実現すれば、同法案への積極姿勢をアピールする意向とされる。賛成派は小沢氏の訪韓前に法案を作成、公明党などの協力を得て李氏の初来日までに成立させたい考えだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801260107.html

825片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/27(日) 01:24:04
民主・菅氏「めちゃくちゃな話だ」…ガソリン税問題で
 民主党の菅代表代行は26日、那覇市内で講演し、自民党が3月末に失効するガソリンの暫定税率などの期限を一定期間延長する法案の提出に向け調整していることについて、「めちゃくちゃな話だ。(法案が衆院を通過しても)参院は開かない。60日間経過して衆院で(再可決を)やるような、自ら国会審議権をはく奪することを与党がやるのなら、我々も相当の覚悟で臨まなければいけない」と強く批判した。

 菅氏は「自民党内には、『福田首相で次期衆院選をやったって勝てそうもないから、乱暴なことをやり、(首相に)責任を取った形で辞めてもらえば格好がつく』と考えそうな人が何人かいる」と皮肉った。

(2008年1月26日22時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080126-OYT1T00591.htm

826片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/27(日) 14:23:19
民主党、永住外国人に地方参政権認める法案めぐり賛成と反対の2つの勉強会発足へ
民主党の小沢代表が前向きな姿勢を示した永住外国人に地方参政権を認める法案について、今週、党内で「賛成」、「反対」の2つの勉強会が、同じ日に発足することがわかった。
30日午後には、岡田副代表らが呼びかけた「賛成派」議連の初会合が開かれ、その直後、今度は「反対派」が渡部最高顧問らを招き、初会合を開く予定となっている。
小沢代表は、在日韓国人などの「地方参政権」容認を明言し、これに積極的な公明党と、慎重派を抱える自民党の「分断狙い」との憶測を呼んでいた。
しかし、先に党内の亀裂が表面化すれば、ガソリン税の暫定税率をめぐる党幹部と一部賛成派議員の批判合戦に続き、新たな火種にもなるとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080127/20080127-00000066-fnn-pol.html

827片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/01(金) 07:20:35
民主の有志 暫定税率で意見書
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/01/d20080201000006.html

民主党の有志の参議院議員は、ガソリン税などの暫定税率の廃止を求める党の方針について、「歳入欠陥を発生させるもので、責任ある対応とは言えない」とする意見書をまとめ、近く執行部に、暫定税率に代わる財源を示すよう申し入れることになりました。
この意見書は、民主党の川上義博参議院議員ら9人の参議院議員がまとめたものです。それによりますと、ガソリン税などの暫定税率の廃止を求める党の方針について、「国と地方あわせて、およそ2兆6000億円もの歳入欠陥が発生し、代わりの財源を示さないままの廃止は、将来の世代につけを回す危険性が高く、責任ある対応とはいえない」と指摘しています。そのうえで、意見書では、国の直轄事業の地方負担分の廃止や、株式譲渡課税の軽減措置の廃止により、代わりの財源を捻出するという党の説明について、「補完財源とはならず納得できない」としています。川上氏らは、1日にも執行部に、この意見書を提出し、暫定税率に代わる財源を示すよう求めることにしています。

828片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/01(金) 17:52:39
暫定税率廃止懸念で質問書 民主政調会長に参院有志
 参院の民主党会派に所属する有志議員9人が1日、道路特定財源の暫定税率廃止に懸念を示し、代替財源を明示するよう求める連名の質問書を直嶋正行民主党政調会長に提出した。

 既に同会派では、民主党の大江康弘氏ら3人と国民新党の4人が暫定税率廃止に反対を表明しており、執行部は対応に苦慮しそうだ。

 質問書は民主党の前川清成(奈良)、川上義博(鳥取)、武内則男(高知)、大久保潔重(長崎)、松岡徹(比例)、横峯良郎(同)の6氏と無所属の森田高(富山)、広田一(高知)、外山斎(宮崎)の3氏の連名。全員当選1回。

 質問書は、暫定税率を廃止すれば国と地方の財政に深刻な影響を与え、住民サービス低下は必至と指摘。説得力のある代替財源を明示する必要性を強調し、「国の税収減により地方道路整備臨時交付金などが減少する恐れがあるのではないか」などの質問を列挙した。
2008年02月01日11時12分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20080201/20080201_003.shtml

829片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/01(金) 21:25:59
自民党:菅氏の「利権顔」発言に反発 謝罪と訂正要求
 「利権顔」発言をめぐって1日、自民、民主両党間で新たな舌戦が勃発(ぼっぱつ)した。

 発端は民主党の菅直人代表代行が1月30日のテレビ朝日番組でした発言。「自民党の道路族議員、国土交通省にとって巨大利権ですからね。古賀さんとか二階さんとか、顔を見るからに、この利権だけは放さないという決意が表れている」。道路財源問題に絡み、自民党の古賀誠選対委員長と二階俊博総務会長を痛烈に批判した。

 これに黙っていなかった二階氏は1日の記者会見で「明らかに名誉棄損だ。法的措置も考える」と指摘。さらに自民党は「党を代表する顔に泥を塗られた」として対応を引き取り、菅氏に謝罪と訂正を求めた。

 菅氏は先にも二階氏が民主党参院議員の選挙を支援した可能性に言及、二階氏が「言いがかりだ」と反発した経緯がある。自民党はこの発言も含めて菅氏に謝罪を求めている。【西田進一郎】

毎日新聞 2008年2月1日 19時34分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080202k0000m010062000c.html

830片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 01:12:51
日銀総裁人事 民主幹部歯切れ悪く 空席なら批判も 政府の出方見極め
2008年2月2日 朝刊

 三月に任期が切れる日銀総裁の後任人事問題で、かぎを握る民主党の対応がなかなか定まらない。本命視される武藤敏郎副総裁の起用には、党内では否定的な意見が強いが、小沢一郎代表ら幹部は、いまひとつ歯切れの悪い発言に終始している。

 日銀総裁人事は衆参両院の同意が必要で、参院第一党の民主党が反対すれば、政府の人選は通らない可能性が高い。このため、民主党が武藤氏の総裁就任を認めるかどうか、注目されている。

 民主党は、元財務事務次官という武藤氏の経歴から、財務省による日銀支配を懸念し、二〇〇三年の副総裁就任時は反対している。今回も「財政のトップにあった人が金融のトップに座るのはどうか」との慎重論が強い。簗瀬進参院国対委員長は一日「財政と金融の分離は、民主党の党是」と力説した。

 ただ、小沢一郎代表は先の記者会見で「(財金分離論は)一つの意見。100%(それに従う)かどうかは別」などと、必ずしも縛られないとの考えを示している。

 鳩山由紀夫幹事長も一日の会見で「(財金分離は)大変重要な要因」と述べる一方、「官僚出身者だから望ましくないという結論を出すつもりはない」とも指摘した。

 こうした背景には、民主党も「国会同意人事の結果に責任を持たなければならない」(中堅)立場になり、気軽に態度を決められない事情がある。

 政府が武藤氏の提案に踏み切り、民主党が不同意として日銀総裁が一時空席という事態になれば、「逆に民主党が批判される」(若手)恐れがある。性急に態度表明するより、当面は正面衝突を避けながら、政府の出方を見極めた方が賢明というわけだ。

 党内からは「(小沢氏の発言は)最終的に武藤氏はダメだが、複数の選択肢の中に武藤氏を入れて提案してくるのは構わないというメッセージ」(ベテラン)との推測も出ている。 (高山晶一)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008020202084392.html

831片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 16:04:12
小沢氏 総選挙で政権交代を
民主党の小沢代表は東京都内で講演し、衆議院の解散・総選挙がことしじゅうに行われるという見通しを示したうえで「今の権力は汚れており、改革はもうできない」と述べ、次の衆議院選挙で政権交代を実現する決意を強調しました。
この中で小沢代表は「日本とアメリカ、中国で大きな問題になりつつあるのが格差の拡大だ。このままでいけば、アメリカ社会はかなりゆがんだものになるし、日本も小泉内閣以降、グローバリゼーションという流れのなかで、大きく格差が開いてきている。こうした状況のなかで、ことしは日米両国で選挙が行われる」と述べ、ことしじゅうに衆議院の解散・総選挙が行われるという見通しを示しました。そのうえで、小沢氏は「今の権力は汚れており、体制内での改革はもうできない。今はわれわれは権力を持っていないが、変えるのは国民自身だ。汚れた権力を変えることから大きな変革が生まれ、改革が緒につく」と述べ、次の衆議院選挙で政権交代を実現する決意を強調しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/03/d20080203000085.html

832片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 17:18:17
「秋想定」でマスコミ批判 解散時期めぐり小沢氏
2008年2月3日 16時21分

 民主党の小沢一郎代表は3日、都内で開いた自ら主宰する「政治塾」で講演し、今秋の衆院解散を想定しているのではないかと報道された先の同塾での発言をめぐり、マスコミ各社を批判した。「私のレベルの高い格調高い話が当面の政局うんぬんの報道になる。若い人たちの前で政局がどうのこうのとか、くだらん話をしたことは一度もない」と強調した。

 同時に「北京五輪以降の中国経済を危惧している。大きな変化が予想される時代にさしかかってきた」と指摘し、「既存の汚れた権力を変える。民主党にいま力はないが、私たちに力を持たせてほしい」と政権交代に強い意欲を表明した。

 小沢氏は1月31日の開校式で「日米の選挙戦が今言った状況(中国経済のバブル崩壊)が深刻になる時期と重なってくるのではないかという気がする」と述べていた。

(共同)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020301000251.html

833片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/05(火) 00:40:15
チェックが甘い!年金問題で野党が総理に詰め寄る
 宙に浮いた年金問題に関する補正予算案の使い道を十分にチェックしていないとして、4日の参議院予算委員会で、野党側が福田総理大臣に詰め寄りました。

 民主党・蓮舫議員:「第三者委員会を取り換えましょう、機能していません」
 福田総理大臣:「ちょっと申し上げますけど、補正予算案を早く通して下さいよ。そしたら、第三者委員会にしっかりとチェックさせます」
 民主党・蓮舫議員:「丁寧な情報公開と説明がなければ、私たちは審議することはできません。結論ありきで補正予算案を通して下さいよって答弁は何ですか」
 また、社会保険庁が、窓口に問い合わせに来た受給者の記憶を呼び起こすため、当時のニュースを使うマニュアルを新たに作っていたことも明らかになりました。
 民主党・蓮舫議員:「総理、昭和51年の重大なニュースは何があったか覚えていますか」
 福田総理大臣:「ちょっと、まあ、今さっと思い浮かぶものはございません」
 民主党・蓮舫議員:「こんなマニュアルを作るお金と人と予算があるんだったら、記録が浮いていると思われるお1人おひとり、丁寧に情報を教えてあげたほうが、早く解決するんじゃないですか、この問題」
 これに対して、舛添厚生労働大臣は「あらゆる手がかりを使って努力しているということだ」と説明しました。補正予算案は、6日には成立する見通しです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080204/20080204-00000046-ann-pol.html

834片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/08(金) 00:03:47
02/02-12:53--姫井氏 抗議文や辞職署名「見てから考えたい」
 民主党の姫井由美子参院議員(岡山県選挙区)が1日、新年あいさつのため県庁を訪れ、自身の活動を「25〜30点」と採点。「政策、公約の実現にしっかり取り組みたい」と述べたが、スキャンダルについては触れなかった。 姫井氏は、あいさつが1カ月遅れとなった理由を「年明けから臨時、通常と日々動いている国会の中で、なかなか平日に帰って来れなかった」と説明。国会について「ねじれ現象で政局がダイナミックに変わってきている。政治の現場にいるという感じがする」と話した。 昨年7月の初当選後の活動は「政策を詰める場面に入っていないので、期待感に応えるという意味では25〜30点」と自己採点。「今年は岡山県の代表として、県をどう発展させていくか具体的に活動したい」と述べた。 一方、岡山市内の主婦らが行う辞職署名活動は「抗議文を含め、直接私のところに申し入れがあったわけではない。いただいて初めて考えたい」と釈明。告白本については「昨年末の出版後、県連から具体的に話があったということはない」とした。
http://www.okanichi.co.jp/20080202125345.html

835片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/08(金) 02:49:49
民主党:予算関連4法案提出へ 実質的な政府対案は初めて
 民主党は7日、08年度政府予算案への実質的な対案となる予算関連4法案を今国会に提出する方針を固めた。民主党が、予算全体に対するまとまった考え方を具体的な法案にして提出するのは初めて。次期衆院選を見据え、政権担当能力をアピールする狙いがある。

 福田康夫首相は同日の衆院予算委員会で「(政府案を)修正するなら、野党からきちんとした対案を出してもらわないといけない。対案が出ていない時に修正という話はない」と答弁。ただ民主党は、早めに修正協議に入ると、早期成立を目指す政府・与党の術中にはまりかねないと警戒しており、提出時期は予算委審議の展開を見ながら判断する。

 4法案の中心は、「予算機能転換法案」。参院選のマニフェストで掲げた年金制度改革などの政策を重要施策と位置づけ、財源面で政策実現を確保することをうたう理念法だ。

 「租税特別措置法案」は、民主党が昨年まとめた税制改革大綱を反映させる目的で、揮発油税などの暫定税率廃止のほか、中小企業優遇税率の引き下げなどを盛り込む。

 「道路特定財源改革法案」は、暫定税率廃止と一般財源化を掲げ、地方減収分を補う財源を確保する。「租税透明化法案」は、民主党が「特定業界を優遇する減税措置になっている」とみなす租税特別措置全体を見直すのが目的だ。

 予算案は憲法の規定で内閣にしか提案権がない。民主党はこれまで、政府の予算案に対する党の考え方を公表するなどするだけだった。しかし、道路特定財源をめぐる攻防で、暫定税率廃止に伴う財源問題などを政府・与党から批判され、民主党が政権を取った場合の予算の全体像を法案の形で示し、実質的な対案にすることを決めた。【近藤大介】

毎日新聞 2008年2月8日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080208k0000m010161000c.html

836片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/08(金) 02:50:57
民主党:初の予算対案 政策主張の長期戦へ
 民主党が7日、今国会提出の方針を固めた予算の対案4法案は、もともと次期衆院選のマニフェストで「民主党政権になったらこんな予算を編成します」とアピールするために準備していたものだ。しかし、道路特定財源の「つなぎ法案」をめぐる攻防の結果、3月末に衆院解散も辞さず政権を追い込む「道路決戦」の思惑が外れたことで、「ガソリン値下げ」一本やりから、国会審議でもマニフェストを地道に訴える正攻法の長期戦へ戦術転換を余儀なくされた。

 「税制や国と地方の問題など民主党が主張している(予算の)全体像を具体化するための法案だ」。菅直人代表代行は同日の記者会見で、4法案についてこう力説した。

 今国会を「ガソリン国会」と名付けた民主党は、暫定税率を3月末の期限切れに追い込み、実際にガソリン価格が下がる局面を作ることで政府・与党を追い込む戦術だった。

 しかし、つなぎ法案で与党と妥協した後は、小沢一郎代表も解散・総選挙が今年秋以降になる可能性を示唆。予算審議が実質スタートしたのを機に、国会戦術を根本的に立て直す必要に迫られた。

 4法案の原型は、昨年夏の参院選マニフェスト。「政権交代をしなければ実現不可能な民主党の政策」と位置付けており、法案化は次期衆院選に向けたマニフェスト作成の準備作業でもある。

 中心となる予算機能転換法案に盛り込まれた年金制度改革や農業政策などは、予算の大規模な組み替えが必要だ。道路特定財源改革法案にも国直轄事業への地方負担金廃止など、政府・与党が到底飲めない民主党の原理・原則が並ぶ。

 このため、この4法案が政府・与党が求める修正協議で、政府案とすり合わせる土台となる可能性はむしろ少ない。これは、素直に修正協議に応じること自体、政府・与党のペースに巻き込まれることになると警戒するからだ。中川正春「次の内閣」財務担当は「国会の情勢を見て政治判断もしながら一番有効な形で出す必要がある」と話している。【近藤大介】

毎日新聞 2008年2月8日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080208k0000m010163000c.html

837片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/09(土) 09:07:32
小沢氏・鳩山氏に「すきま風」 きっかけは再議決退席
2008年02月09日08時03分

 民主党のトロイカ体制に揺らぎがみえる。小沢代表の本会議退席問題をきっかけに、鳩山由紀夫幹事長との間にすきま風が吹いているのだ。沈黙を守ってきた非主流派も、9月の党代表選、さらに衆院解散・総選挙後の政局も視野に動きを見せ始めた。

 5日夜、東京都内の料理屋。トロイカ体制で党運営を主導する小沢、鳩山両氏、菅直人代表代行に輿石東参院議員会長を加えた4人に対し、稲盛和夫・京セラ名誉会長が注文をつけた。「どんなことがあってもこのメンバーだけは仲良く、けんかしないで政権交代をめざしてくれ」

 稲盛氏は、小沢氏の有力な支援者として知られる。小沢氏の気持ちを代弁したと受け止めた鳩山氏は「我々は小沢さんを守ろうとしているのに」と周囲に漏らした。調和を乱しているのは小沢氏の方だ、と言わんばかりだった。

 あえて「仲良く」と言わねばならないほど、年明け以降、小沢、鳩山両氏の間はぎくしゃくしている。

 補給支援特措法を再議決した衆院本会議を小沢氏が退席し、大阪府知事選の応援に向かったことについて、鳩山氏は「国民におわびすべきだ」と批判の口火を切った。推薦候補が敗れた夜は「(退席は)国民の批判をいただいた。(敗戦の)理由に挙げられる」と踏み込んだ。

 これに対し小沢氏は「幹事長が何を言ったかわからない。党首として仕事に優先順位をつけている」。選挙結果についても「幹事長が何を言ったか知らないが、(退席が)影響したとは思わない」と鳩山氏への不快感を隠さなかった。

 ダボス会議の出欠をめぐっても、意思疎通がうまくいっていないことが露呈。つなぎ法案をめぐる国会攻防では鳩山氏が議長あっせんによる与野党合意に動いたが、収拾を促した当の小沢氏は「私は直接内容を検討したり、指示したりしてないので、当事者じゃない」と突き放した。

 大連立騒動で小沢氏に党内の不信が募っても、鳩山氏は擁護して補佐役に徹してきた。いまも「小沢代表を支える」と広言しているが、2人の間の齟齬(そご)は隠しようもない。周辺は鳩山氏の心情をこう解説する。「たまったものが決壊したのではないか」

■「非小沢」勢力に動き

 鳩山氏の動向は、党内力学にも影響を及ぼす。

 ここにきて目立つのが、いったん沈静化していた「非小沢」勢力の動きだ。大連立騒動で「民主党は深刻な危機にたたずんでいる」と苦言を呈した仙谷由人元政調会長は、自民党の山崎拓、加藤紘一両氏の呼びかけに応じ、10日から超党派で訪韓する。訪韓団にはそれぞれ仙谷、鳩山、菅、野田佳彦氏に近いとされる枝野幸男、小沢鋭仁、土肥隆一、蓮舫各氏も加わる。

 党内には「仙谷、枝野両氏だけでは反小沢色が突出する。それを避けるための配慮だ」との見方がある。自民党との間を取り持った菅氏も記者会見で「韓国といろんなパイプをつくるのは好ましい。超党派もいい。大変結構だ」とあくまで外交目的だと強調している。だが、党内からは「大連立封じが狙いだ」「代表選で小沢包囲網になる」との見方が消えない。

 鳩山氏自身も5日、自民党の麻生太郎前幹事長とともに行政手続きの電子化をめざす超党派の議連結成に参画し、注目を集めた。

 鳩山氏は8日の会見で「与野党のメンバーが行動をともにすると憶測を呼びがちだが、(訪韓団は)全く気にすることのない行動だ」と説明。仮に代表選が総選挙の前になっても、小沢氏の「続投」が党内の大勢ではあり、「小沢代表のもとで政権交代を担う」とも強調したが、「代表選では選挙を行って次のステップに進むのも必要なプロセスだと考えている」と、代表選での対抗馬出馬には理解を示した。

 こうした言動に小沢氏の側近議員はいら立ちを隠さない。「代表選を無投票で再選するのが理想だが、悩みの種は尽きない。外に対するより、内に対することだ」

http://www.asahi.com/politics/update/0209/TKY200802080525.html

838片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/10(日) 17:23:36
民主、経団連と意見交換会 14日、政権交代も念頭? '08/2/10

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 民主党と日本経団連が十四日に経済政策に関する意見交換会を開催することが十日、固まった。民主党の小沢一郎代表、経団連の御手洗冨士夫会長の両トップをはじめ双方から計三十人が出席する。小沢氏の代表就任後に双方の幹部が一堂に会するのは初めて。

 経団連側は、参院で野党が過半数を占め、民主党が政策決定過程に大きな影響力を持ったことを重視。次期衆院選での政権交代の可能性も念頭に重点政策で連携を強化する必要があると判断したとみられる。民主党にとっても財界とのパイプは不可欠で、双方の思惑が一致した。

 経団連は民主党大会に現職幹部の大橋光夫政治対策委員長を出席させるなど接近を図っている。ただ、民主党は先の臨時国会で、偽装請負問題が指摘されたキヤノンの会長でもある御手洗氏の参考人招致を求めた経緯もあり、経団連側の対応に党内からは「追及逃れでは」との憶測も出そうだ。

 意見交換会には民主党側から鳩山由紀夫幹事長や直嶋正行政調会長らも出席。税財政や金融政策、年金制度改革、道路特定財源が主なテーマになるとみられる。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200802100259.html

839片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/14(木) 14:19:04
民主・山岡氏「代表選で菅氏は小沢氏支持」
 民主党・山岡国対委員長は栃木・小山市で13日午後、今年9月に行われる民主党の代表選挙について、菅代表代行が小沢代表支持を表明したことを明らかにした。

 「相手(与党側)も必死だ。何とか民主党内をばらけさせてやろうとしている。民主党はばらばらなんていわれるが、そうじゃない。どこだって1人か2人は(考えが違う人が)いる。だからといってばらけるわけではない。こちらが強くなればなるほど向こう(与党)は一生懸命、(民主党内に)手を入れようとしている。鳩山幹事長、そういうのに先手を打って、9月の代表選挙、世の中の選挙はいつかあるかわからないが、代表選挙は小沢代表にやってもらう、小沢支持だと打ち出してくれた。菅代表代行とも打ち合わせしたが、菅さんも『選挙から選挙の間が裁定の期間だ。しかも参議院は小沢代表で勝って今日がある。次の選挙は小沢代表で戦う』と言っておられた。そのうち(菅氏も)公式に言うと思う。民主党が一枚岩で、次の選挙で必ず勝利する態勢に臨んでいっている」−山岡国対委員長は小山市で行われた自身のパーティーで支持者に民主党の結束を強調した。

 さらに「輿石参院議員会長も同じ考えであることを確認した」と述べ、すでに態度を表明している鳩山幹事長を含め、党の3役が「小沢氏支持である」ことを明らかにした。

 ねじれ国会解消のため与党側から民主党を割ろうとする動きがささやかれる中、次の解散総選挙へ向けて、党内外の動きをけん制した形。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080214/20080214-00000002-nnn-pol.html

840片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/14(木) 23:10:44
小沢氏の続投を支持、菅代表代行と輿石参院議員会長
 民主党の菅代表代行は14日の記者会見で、9月に予定される党代表選に関して、「昨年7月の参院選で躍進して与野党逆転を実現した中で、基本的には小沢代表の下で次期衆院選が戦われるのが自然だ。政権交代の可能性をより高い形でおし進めることになる」と述べ、小沢氏の続投を支持する考えを示した。

 輿石東参院議員会長も記者会見で「小沢代表の下で次の衆院選挙を戦うということは、問われなくても当たり前のことだ」と語った。

 代表選をめぐっては、鳩山幹事長や山岡賢次国会対策委員長が小沢氏続投支持を表明している。党幹部の発言は、小沢氏への対抗馬擁立の動きをけん制する狙いがあると見られる。

(2008年2月14日19時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080214-OYT1T00538.htm

841片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/15(金) 02:05:01
民主党:小沢代表、御手洗経団連会長らと意見交換会

日本経団連と民主党幹部の懇談会であいさつする民主党の小沢代表=東京都内のホテルで2008年2月14日午後4時34分、平田明浩撮影 民主党(小沢一郎代表)と日本経団連(御手洗冨士夫会長)による意見交換会が14日、東京都内のホテルで開かれた。小沢氏が経団連会長と公式に会うのは06年5月以来。民主党は小沢氏のほか菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、直嶋正行政調会長ら幹部が総出で臨み、関係重視の姿勢を見せたが、経団連側は「ねじれ国会」を意識し、政府与党と協調姿勢をとるよう民主党にクギを刺した。

 民主党は先の臨時国会で偽装請負問題を指摘し、御手洗氏の参考人招致を求めていたが、一方で次期衆院選に向けた政治献金での協力なども意識し、関係改善に動いた。

 一方、経団連側も民主党が参院第一党となり、政策決定過程への影響力が増したことをふまえ、今年1月の民主党大会に政治対策担当役員を出席させるなど民主党に接近する姿勢を示していた。

 会合では、小沢氏が冒頭で「民主党の考え方に経団連は厳しい評価だ」とけん制。直嶋氏が道路特定財源の暫定税率問題について「廃止による減税効果は大きい」と説明した。

 これに対し、経団連側は「国民生活の混乱を避けるため」として来年度予算案と関連法案の早期成立を要請。御手洗氏も「民主党が参院第一党、責任政党として政府与党と建設的、積極的な協議を進めてほしい」と政府・与党との協調を求めた。【渡辺創】

毎日新聞 2008年2月14日 20時01分 (最終更新時間 2月14日 20時18分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080215k0000m010104000c.html

842片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/16(土) 14:14:28
民主 北朝鮮対話派の会結成へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/16/k20080216000022.html

民主党を中心にした有志の国会議員は、北朝鮮をめぐる問題について、圧力一辺倒の外交ではこう着状態となっている現状を打開できないとして、北朝鮮との直接対話を通じ、国交正常化を目指すとした新たな議員グループを結成することになりました。
新たに結成される「朝鮮半島問題研究会」は、民主党の川上義博参議院議員ら、15人の国会議員が呼びかけているもので、今月22日に初会合が開かれる見通しです。川上氏らは、日朝ピョンヤン宣言に基づいて北朝鮮との国交正常化の道を切り開くことは、日本の国益につながるとしたうえで、経済制裁などの圧力一辺倒の外交ではこう着状態となっている現状を打開できないと指摘しています。このため研究会では、圧力に重点を置くのではなく、北朝鮮との直接対話を通じ、拉致問題や核問題などの解決をはかり、国交正常化を目指すことにしています。ただ、民主党内には、「北朝鮮に対しては、経済制裁などの強い姿勢で臨むべきだ」という意見も根強くあり、今回の議員グループの結成は、党内に波紋を呼ぶことも予想されます。

843片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/19(火) 02:31:36
む政治:どう出る「求心力低下」小沢代表 大連立の芽、なお手中
 民主党内では小沢一郎代表が再び大連立に飛びつくのではないか、という疑念が消えない。大連立への意欲は衰えず、福田康夫首相の秋波に乗るという見立てだ。求心力は回復しておらず、解散に追い込めないまま9月の代表選を迎えれば、小沢氏は苦しい。「次の一手」は時間との競争になっている。

 5日夜、東京都内の日本料理屋「吉兆」。小沢氏の有力な後援者の稲盛和夫京セラ名誉会長は、小沢氏と菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長を前にして、「みんなまとまって政権をとってほしい」と団結を説いた。

 「(小沢氏が掲げる)『政治は生活』という考えと同じだ」。稲盛氏は、善政を敷いた「貞観(じょうがん)の治」で知られる中国・唐の太宗皇帝に関する本を一人一人に手渡した。

 昨年11月の大連立構想の破綻(はたん)以来、党内の小沢氏への視線は冷ややかだ。党内は小沢氏周辺とそれ以外の議員との、二層構造になっている。党で選択しないと決めた大連立に小沢氏が走るという疑念が消えず、衆院選挙・政権交代に向けての団結感が出ない。

 日銀総裁人事では、武藤敏郎副総裁の昇格でまとめたい小沢氏に対し、仙谷由人元政調会長らが真っ向から武藤氏を否定した。武藤氏に代わる有力候補が見いだせないにもかかわらず異論が出るあたりが、「小沢氏くみしやすし」の空気を表している。

 小沢氏と鳩山氏との関係もぎくしゃくしている。新テロ対策特別措置法の採決を小沢氏が退席したことや、鳩山氏が小沢氏に求めたダボス会議出席が取りやめになったことも影響している。

 鳩山氏は会見で小沢氏支持を口にしながらも、「代表選は選挙になったほうが活力が出ていい」と無投票にクギを刺した。

 「党内のいろいろなことには、あまり口を出さないようにしている。言いたいこともあるけど、黙っている」

 1月30日夜、都内で若手議員6人と会食した小沢氏はこう漏らした。出席者の一人は「少し疲れている印象だった。『地方でのんびりしたい』とも言っていた」と気遣った。

 ◇首相と協調、党内に疑念

 小沢氏と福田首相の利害は、大連立で一致する。

 首相は解散を先延ばしし、民主党との協調の中で「ねじれ国会」を前に進めたい。その究極の姿が大連立だ。「ポスト福田」の動きも気になり、大連立という局面展開によって、麻生太郎前幹事長らの動きも封じ込めたいはずだ。

 「民主党はあらゆる面でまだ今一歩」とする小沢氏は選挙の勝利に自信を持てない。話し合いで実績を重ねて、大連立構想を復活させ、代表再選に結びつけたいだろう。それを裏付けるかのように大連立の芽を残す動きが目立っている。

 首相は年明けの内閣改造を断念した。改造となれば対決姿勢を前面に出した選挙用の内閣となったはずだ。

 小沢氏は臨時国会で、新テロ特措法案の再可決の際に首相問責決議案提出を見送った。問責決議=首相の否定であり、提出すれば大連立を組む理屈が立たなくなっていた。

 首相は道路特定財源の暫定税率の「つなぎ法案」を撤回し、民主党との決定的な対立を避けた。

 今度は小沢氏の番だ。日銀総裁人事でも武藤氏に同意するという実績を積めば、協調路線は進む。暫定税率延長を含む租税特別措置法改正案の審議は、20日から衆院財務金融委員会で本格的に始まる。議長あっせんで合意された修正は衆院では行われず、参院での扱いが焦点になる。

 ここで自民、民主両党が、修正合意ともなれば大連立へのステップとなる。

 求心力が回復しない小沢氏が、大連立で党内をまとめるのは容易ではない。

 「反小沢」の立場の中堅議員は「大連立は、選挙後よりも選挙前に起こる可能性がある」と、修正問題が契機になると警戒する。民主党の今後の国会対策、政策論議は大連立に絡む党内の駆け引きと無縁ではない。

844片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/19(火) 02:32:40

 ◇9月代表選、岡田氏を意識

 「私はひたすら、総選挙の勝利のために党の理解をもらって全国を回っている」

 13日、山岡賢次国対委員長の地元、栃木県小山市を訪れた小沢氏はあいさつした。

 山岡氏は「鳩山さんが9月の代表選は小沢支持だと言った。菅さんも次の選挙は小沢代表で戦うと言った。輿石さんも、役員のみなさんが表明している。党内で悪さをするのはすっ飛ぶ」と強調した。

 春の解散の可能性がほとんどなくなり、山岡氏ら小沢氏に近いグループは代表選での小沢氏の無投票再選を強調し始めた。半年以上前から動くのは「ポスト小沢」と目される岡田克也副代表を意識しているためだ。

 岡田氏は大連立に反対し、選挙による政権交代を掲げる。小沢氏を直接的には批判しないが、一方で「副代表は執行部ではない」と明言している。

 岡田氏は特定のグループに属さないが、党内の各グループの枠を超え若手中心に待望論がある。菅、鳩山氏を筆頭にグループ単位で支持基盤を固める小沢氏にとっては脅威だ。

 総選挙もなく大連立もならないまま、9月に代表選を迎えた場合、小沢氏の求心力は落ちるだろう。

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 ■小沢氏の自分に関する主な発言

 ◆気力が、いわば途切れたというか、プッツンしたというか。そういう精神状態に陥りました(07年11月7日、辞意撤回の記者会見で辞意の理由を説明)

 ◆2人で話したときは、彼(福田康夫首相)も本当のことを言ってくれたんじゃないか(11月18日、テレビ出演)

 ◆初当選してすぐのころ、甲状腺がんを手術した。声が出なくて政治家も辞めようと思った(11月29日、テレビ出演)

 ◆私も(自民党を)離党してから来年で15年。幕末に黒船が浦賀に来て明治維新がなったのが満15年なので、私自身の命運をかけて来年は決着したい(12月25日、記者会見)

 ◆今度の総選挙が政治家として最後の戦い(08年1月16日の党大会で)

 ◆65歳になってみればわかる。そう若い時のようにあっち行ったりこっち行ったり、走り回ってられなくなる(1月22日、記者会見)

 ◆しょせん、それほど長くなく去っていかなければならない身であります(1月31日、小沢塾で)

 ◆9月に任期が来ることは知っているが、その時自分がどういう態度をとるかはまったく考えていない(2月9日、記者会見)

毎日新聞 2008年2月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080218ddm003010123000c.html

845片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/20(水) 01:10:48
日銀総裁人事:「民主党の意見も反映できる」小沢代表
 民主党の小沢一郎代表は19日の記者会見で、日銀総裁人事について「(候補が)所見を述べるので、話を聞いた上で最終的に判断する。拒否するだけの人数は参院にあるので、必然的に民主党の意見も反映することができる」と述べた。総裁候補に民主党の考え方を十分尊重するよう求める考えを示した。

 元財務事務次官の武藤敏郎副総裁の総裁登用案に対し、財政当局と金融政策の分離の点から党内に反発があることについては「国債発行が巨額に上り、金融政策にも影響してくる。広い視野が日銀(出身)であれ財務省(出身)であれ大事なことだ。(出身は)勘案しなければならないが、本質よりレベルが低い」と述べた。

 一方、鳩山由紀夫幹事長は19日にTBSのラジオ番組に出演し、武藤氏について「財政と金融の分離はきちんとしなければならない。副総裁だった5年間は評価が高くない。民主党はなかなか難しい」と述べ、党内の反発が強いことを強調した。武藤氏に対し、国会での意見聴取などで十分な説明をするようけん制したとみられる。【佐藤丈一】

毎日新聞 2008年2月19日 20時18分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080220k0000m010110000c.html

846片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 13:05:08
民主など有志、対北朝鮮「融和」議連が発足 自民党対話派と連携を視野に
2月23日8時2分配信 産経新聞


 民主党と国民新党の国会議員有志が22日、北朝鮮との「交流の促進」によって拉致、核・ミサイル問題の解決や日朝国交正常化を目指すことをうたった議員連盟「朝鮮半島問題研究会」を発足させた。対話の一環として北朝鮮訪問を検討するほか、自民党側で訪朝を模索している同党朝鮮半島問題小委員会の山崎拓最高顧問(元党副総裁)らと連携する方針だ。自民、民主両党の「対北融和派」連携の動きに、北朝鮮に強い姿勢で臨んできた超党派「拉致議連」関係者から警戒の声が出ている。

 発足会合には民主党議員15人、国民新党1人が出席。会長に民主党の岩國哲人国際局長、事務局長に川上義博参院議員、顧問に石井一副代表、鉢呂吉雄「次の内閣」外務担当ら、副会長に自見庄三郎国民新党副代表を選んだ。

 岩國氏は「日本は『対話と圧力』が方針だが、民主党には対話がなかった」と、拉致・核問題解決には対話が重要と強調。「日韓議員連盟があるが、北にも同様のものができないはずがない」と述べ、休眠中の日朝友好議連のような超党派議連結成を想定していることを明らかにした。

 さらに岩國氏は、小沢一郎代表の訪朝の将来的な実現に期待感を表明。川上氏は21日に山崎氏と連携について協議したと報告し、記者団に「圧力を否定しないが、別の方法で拉致問題を有効に解決したい」と述べた。岩國氏は来週にも山崎氏と会談し、自民党との超党派訪朝団も含め、連携について協議する考えだ。

 一方、民主党内には「融和に傾きすぎて、拉致問題が棚上げになる恐れはないか」(拉致議連メンバー)との声もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000059-san-pol

847片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 13:05:40
自民、民主両党幹部 日銀総裁人事めぐって協議
2月23日8時2分配信 産経新聞


 ■鳩山氏は不快感

 日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事問題で、自民、民主両党の幹部が21日夜に非公式に接触、武藤敏郎副総裁を昇格させる案を協議していたことが22日明らかになり、波紋を広げている。

 横浜市内で会談していたのは、自民党は伊吹文明幹事長、二階俊博総務会長、大島理森国対委員長。民主党は山岡賢次国対委員長。自民党側が武藤氏昇格を「余人をもって代えがたい」と要請。山岡氏は武藤副総裁就任時に民主党が反対した経緯を指摘し「(民主党が)納得できる理由を示してもらいたい」と述べたという。武藤氏昇格の国会同意人事提出への環境整備とみられる。だが、これに国民新党の亀井久興幹事長が反発。22日に民主党の鳩山由紀夫幹事長に対して「自民党と裏で手をつないでいると感じられるようなことは気をつけるべきだ」と不快感を表明した。横浜の会談に参加していなかった鳩山氏も、記者会見で「こういうことが起きると(民主党として)政府の声を素直に聞くことがますます難しくなると心配している」と複雑な表情をみせた。

 両党間では21日以前にも、武藤氏昇格の打診が行われていた。伊吹、大島両氏は14日から、武藤氏昇格を念頭に民主党側と接触を重ね、19日朝には、都内のホテルで大島氏と山岡氏が会談。この際、大島氏は武藤氏の名前こそ出さなかったが「なかなか(武藤氏に)代わる人物がいない」と話したという。

 政府・与党は、日銀総裁の国会同意人事の提示方法が25日の衆参両院の議院運営委員長会談でまとまった後、武藤氏を昇格させる人事案を、衆参両院へ提示する時期を最終判断する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000054-san-pol

848片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 10:20:52
「小沢氏、3月決戦考えなかったのでは」 民主税調会長
02/24 20:03更新
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 民主党の藤井裕久税調会長は24日のテレビ朝日の番組で、次期衆院選の時期について、「(小沢一郎代表が)本当に3、4月の解散を考えていたのか疑念を持っている。政治には勢いが必要だ。努力のシンボルだろう」と述べた。民主党はこれまで年金記録統合問題や道路特定財源問題をテコにして政府・与党を解散に追い込む「3月決戦」をスローガンにしてきた。しかし、小沢氏に近い藤井氏がその方針を否定したことになり、波紋を広げそうだ。
 藤井氏は小沢氏が「3月決戦」を想定していないとする根拠として、東京で選挙区候補がすべては内定していない現状をあげ、「決まっていないのは負けるということだ。それがそのままになっているということで自ずとわかるだろう」と指摘した。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/125234/

849片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/01(土) 23:34:11
民主、武藤氏昇格に不同意 日銀総裁、山口氏も浮上 '08/3/1

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 民主党は、今月十九日に任期を終える日銀の福井俊彦総裁の後継人事に関し、有力視される武藤敏郎副総裁の昇格案を提示されれば不同意とする方向で週明け以降、最終調整に入る。民主党幹部では容認論が主流だったが、野党の意向に反し与党が二〇〇八年度予算案などを採決したことで「信頼関係が完全に失われた」(小沢一郎代表)として方針を転換する。

 政府、与党は四日にも人事案を提示する方針だが、武藤氏昇格を提示するのか、別の候補になるのかが焦点。武藤氏を軸に検討しているが、民主党の動向を見極めて最終判断する。別の候補として元日銀副総裁の山口泰氏も浮上している。

 武藤氏昇格について民主党幹部は一日、「完全に受け入れられる状況ではなくなった。同意は百パーセントなくなった」と表明。「これは小沢代表の意向だ。予算案採決を強行するなら日銀総裁人事も吹っ飛ぶという考え方だ」と述べた。同時に参院審議が正常化しても状況は変わらないとの認識を示した。

 小沢氏も同日の盛岡市での記者会見で、武藤氏昇格について「仮定の話に答えるわけにはいかない」としながらも「総裁人事であれ、与野党で冷静に話し合う状況でなくなった」と述べた。

 別の候補の場合、民主党は速やかに同意する構え。武藤氏であれば共産、社民両党も不同意の方針で、野党が過半数を占める参院で「否決」されて総裁ポストが空席となるのは確実。ただ、民主党内には「本当に空席にしていいのか」との懸念もあり、判断が変わる可能性も消えてはいない。

 小沢氏は日銀総裁が空席になった場合については「事実上の支障は来さないが、内外の評価が芳しくなくなるのは間違いない。ただ、そうなるか、ならないかは、ひとえに政府の責任だ」と強調した。

 民主党幹部は「政府は武藤氏以外を検討し始めたのではないか。山口氏なら党内が同意でまとまる可能性はある」との見方を示した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803010301.html

850片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/01(土) 23:34:34
採決強行「口実」に結束 民主の武藤氏昇格不同意 '08/3/1

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 【解説】民主党が日銀総裁人事で武藤敏郎副総裁の昇格に不同意の方向となったのは、与党による予算案の採決強行を「口実」に、党内の根強い武藤氏反対論に配慮、衆院選に向け結束を保ちたいとの思惑がある。

 民主党では武藤氏昇格について幹部では容認論が広がる一方、同意人事を検討する「小委員会」のメンバーらは「元財務事務次官の武藤氏では『財政と金融の分離』の原則に反する」と反対しており、秋の代表選をにらんだ党内抗争にもつながりかねないとの見方も出ていた。

 「容認論」といっても武藤氏昇格で積極的に党をまとめる動きはなく、主要幹部は提示後の党内手続きの中で反対論が続出し、紛糾する事態を危惧きぐ。このため党内に強い反対論があることを与党に伝えて、自発的な「候補差し替え」に期待するなど「軟着陸」も模索していた。

 予算案の採決が焦点になると「与党が予算案で強行突破するなら、素直に政府の意見を聞く気にはなれない。日銀総裁人事だけは別だという判断はできない」(鳩山由紀夫幹事長)と政府、与党をけん制したが、採決強行を反対理由にできるよう伏線を張る狙いもあった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803010302.html

851片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/02(日) 02:43:37
小沢代表、信頼関係崩れたと与党批判
 来年度予算案と、ガソリン税の暫定税率の維持などを盛り込んだ税制改正法案が、野党の反対を押し切って衆議院を通過した事を受け、民主党の小沢代表は、信頼関係が崩れたとして与党を強く批判しました。

 「(衆参の)議長あっせんの趣旨にも反して、無理やり数で(採決を)強行する。政党としての信頼関係というのは崩れてしまっているのではないかと」(民主党 小沢一郎 代表)

 また、小沢代表は、今月19日に任期が切れる日銀総裁の後任人事について、「政府与党に対する信頼関係が完全に失われ、冷静に話し合う状況ではなくなった」と述べました。これに関連し、民主党幹部は、政府与党内で有力視される武藤副総裁の昇格について、「受け入れられる環境では100%なくなった」と断言しました。

 これに対し、自民党の伊吹幹事長は1日夜、「福田総理や経済界が推す武藤氏を承認しないというのは、まさに政治の介入だ。税制改正案が衆議院を通過した事で武藤氏の見識や実力が変わったのか」と述べ、民主党の対応を批判しました。

 ただ、政府与党内では、武藤氏以外の選択肢として、日銀の元副総裁、山口泰氏らの可能性を探る動きも出ています。(01日22:49)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080302/20080302-00000001-jnn-pol.html

852片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/03(月) 01:21:46
審議拒否「最低1週間」、民主・山岡国対委長が明言
 民主党の山岡賢次国会対策委員長は2日、2008年度予算案の参院での審議について、「与野党の話し合いがついていないものを(衆院で)強行採決した。(衆参両院の)議長あっせんを完全に崩壊させ、党内で大きな怒りを買っている。こういう状態では、少なくとも1週間は審議できない」と述べた。

 都内で記者団の質問に答えた。民主党は当面、参院だけでなく衆院も含め両院で国会審議を拒否する方針だ。

 また、山岡氏は、ガソリン税の暫定税率を維持する租税特別措置法改正案などを含む税制関連法案について、「年度内にやらなければいけない国民生活に必要なものは、先に採決する」とも語った。国会が正常化しても政府提出の税制関連法案と民主党の対案の一括審議には応じず、民主党案の審議を優先させる考えを示したものだ。

 これに対し、自民党の大島理森国会対策委員長は2日のNHKの報道番組で、「話し合うチャンスを政党間で作りたい。参院でも(政府案、民主党対案の)両案を並べて委員会で議論し、一定の所に来たら(政府案の修正を)考えていく寛容性と構えを持たないといけない」と述べた。

 また、公明党の漆原良夫国対委員長も同番組で「政党間で、あるいは地方の皆さんも入って、協議機関を作って議論することは大事だ」と述べ、道路整備に関する与野党の協議機関を設置すべきだと強調した。

(2008年3月3日00時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080303-OYT1T00003.htm?from=main2

853片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/03(月) 01:24:38
「信頼関係失われた」小沢代表、与党・政府を批判 盛岡
 民主党の小沢一郎代表は1日、盛岡市内で開かれた党岩手県連の定期大会であいさつし、新年度予算案が衆院を通過したことについて「なぜ数をもって強行しなければいけないのか。わたしの常識からすれば不可解だ」と与党を厳しく批判した。

 小沢代表は「仮に議論が遅れても実際の執行には影響はなく、強行しなければいけない理由は全くない」と指摘。「与党の焦りというか、自分たちの政治に対する自信のなさを証明した」と述べた。

 小沢代表は大会後の記者会見でも、「今の自公(政権)のやり方は幼稚で無知。政府に対する信頼関係は完全に失われた状況にある」と強調。日銀総裁の後任人事では「与野党で冷静に話し合う状況にはない」と語り、政府案に同意する状況ではないとの認識を示した。

◎早期解散の可能性十分 小沢代表
 民主党の小沢一郎代表は1日、盛岡市内で開いた記者会見で、衆院の解散総選挙の時期について「福田内閣は非常に危うい。早期解散の可能性は十分にある」との認識を示した。「単独過半数がベストだが、野党で過半数を取れるよう全力を注ぎたい」とも語り、3月中に全国行脚を始める方針を明らかにした。

 次期衆院選で岩手4区から、太田昭宏公明党代表の選挙区である東京12区に国替えすると、一部週刊誌などが報じたことでは「選挙になったらお答えします」「今はそんな考えは持っていない」などと述べた。

 地元の岩手県内で唯一、議席のない岩手2区に関しては「(候補者に対する有権者の)理解も着実に進んでいる。パーフェクトにしたい」と全県制覇に意欲を見せた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080302t31020.htm

854片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/09(日) 23:48:57
12日に参院採決を検討 民主、日銀総裁人事 '08/3/9

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 民主党は九日、焦点の日銀総裁人事案で、十一日の総裁候補らの所信聴取と各党質疑を受け、議会運営の主導権を握る参院で十二日に本会議を開き、武藤敏郎副総裁の昇格に「不同意」とする日程の検討に入った。政府、与党はこれに反対する構えで、十日に正常化する予定の国会で駆け引きが激しくなりそうだ。

 民主党以外の共産、社民、国民新の三党も武藤氏昇格案に反対する方針のため、現状では野党が過半数を占める参院で不同意となる見通しだ。参院での十二日採決案には、十九日の総裁任期切れをにらみ早期に結論を出すことで政府に人事案再考の時間的な余裕を与えると同時に、「空席」で混乱が生じた場合の責任を回避する狙いがある。

 日銀正副総裁人事は衆参両院の同意が必要で、仮に参院で先に不同意となれば、政府は人事案を練り直した上で再提示を迫られる。このため与党内では民主党の説得を目指して、採決時期を引き延ばすべきだとの意見が出ている。

 自民党の伊吹文明幹事長は九日のNHK番組で「日本経済のかじ取りをする人の資質、能力を見てから結論を出すべきだ」と早期採決論をけん制。「衆参本会議採決までに政党間で話し合わなければならない」と述べ、採決前に与野党協議を呼び掛ける考えを示した。

 これに対し、民主党の菅直人代表代行は同じ番組で、武藤氏昇格案への同意は困難と重ねて表明。政府、与党が総裁空席回避を訴えていることに関し「ぎりぎりに提示し、野党のせいにするのは筋が違う」と反論した。

 与野党は十日午後の参院予算委員会理事懇談会で二〇〇八年度予算案の審議入り日程を協議し、国会は正常化する見込み。与党は十一日からの質疑開始を要求。野党は鴻池祥肇委員長(自民党)の委員会運営などに反発しているほか、衆参両院議院運営委員会での総裁候補らの所信聴取などが予定される十一日の審議に難色を示している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803090318.html

855片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/10(月) 01:40:04
民主・菅氏、「採決棄権」を否定 日銀総裁人事
2008年03月09日17時43分

 民主党の菅直人代表代行は9日のNHKのテレビ番組で、日銀新総裁に元財務事務次官の武藤敏郎副総裁を昇格させる政府案について、「財務省OBというだけで絶対だめとは言っていない。ただ、武藤さんは『ミスター財務省』と言ってもいいくらい、財務省そのものという認識が強い」と難色を示した。参院本会議の採決で同党が棄権するとの見方には「責任をあいまいにすることになる。理由を明確にして、『ノーならノー、イエスならイエス』と言うべきだ」と否定した。

 また、同党の前原誠司副代表は同日のフジテレビの番組で「(武藤総裁案は)手続きに従って否決する。その時、だれがふさわしいのかお互い知恵を出し合い、極力、空席を回避するための知恵を出すべきだ」と述べ、党首会談による決着もあり得るとの考えを示した。
http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY200803090114.html

856片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/12(水) 01:06:43
櫻井よしこ氏招き勉強会 外国人地方参政権で民主推進派
2008.3.12 00:44
 永住外国人への地方選挙権付与を推進する民主党の「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議連」(岡田克也会長)は11日、ジャーナリストの櫻井よしこ氏を講師に招き、国会内で4回目の会合を開いた。

 櫻井氏は、外国人への選挙権付与に反対の立場から「特別永住者の歴史的経緯を考慮し、日本の国内法の順守を誓約してもらった上で、国籍取得の条件を特定的に簡素化する必要がある」と主張した。また「外国籍のまま選挙権を与えるとアイデンティティーと実際の国籍の間のギャップを永続的に固定化してしまう」と指摘した。

 これに対し、岡田氏は「それも含め本人が背負っていく話だ。もし私が外国で2、3世として生まれ育ち、『選挙権を得たければ国籍を捨てろ』といわれたら許せない」と反論した。

 出席した議員からは、「極めて共鳴した」(蓮舫参院議員)「おおむね私の認識と同じだ。帰化を簡素化するには、極論かもしれないが宣誓書も必要ないのではないか」(牧義夫衆院議員)などの意見も上がった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080312/plc0803120043001-n1.htm

857片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:20:25
民主党と国民新党、武藤案再提示なら不同意を確認
 民主党の菅代表代行、鳩山幹事長と国民新党の亀井静香代表代行らは14日、国会内で会談し、日銀総裁人事で、政府が武藤敏郎副総裁の昇格案を再提示した場合は同意しない方針を確認した。

 鳩山氏は同日の記者会見で、「(日銀総裁が)空席の場合、副総裁が代行としてしばらく仕事をするのが望ましい。今の日銀法で粛々と行えば良い」と述べ、後任総裁が決まるまで現在の福井俊彦総裁が職務を執行できるようにする日銀法改正に慎重な考えを示した。

 また、この日開かれた民主党の同意人事検討小委員会も、武藤副総裁の再提示を受け入れられないという認識で一致。日銀法改正についても否定的な意見が大勢を占めた。

 一方、町村官房長官は14日、衆参両院の議院運営委員長に人事案を17日に提示することを正式に伝えた。

 福田首相は14日、日銀総裁の人事案について「すべて白紙で考える」と指摘。さらに、「(総裁の)空白は作りたくない。為替も株も大きな変動をしている。そういう時に中央銀行の総裁、副総裁が決まらないのは問題がある」とした。首相官邸で記者団に語った。

 また、公明党の太田代表は14日の記者会見で、「(参院で武藤氏に)不同意の結果が示されたことは重く受けとめるべきだ」と述べ、総裁候補の差し替えはやむを得ないとの認識を示した。

(2008年3月14日22時54分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080314-OYT1T00714.htm

858片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:26:51
小沢氏「選挙準備怠るな」 若手議員と懇談会
3月14日8時1分配信 産経新聞


 民主党の小沢一郎代表は13日、党所属若手議員との期別懇談会をスタートさせた。小沢氏は同日夜、東京・赤坂の中華料理店で当選2回の同党衆院議員を前に、「福田内閣は非常に不可解だ。サブプライムローン問題は国民生活に相当大きく影響を及ぼすだろう。そんな中で、予期せぬことが起きる感じを持っている。常在戦場だ。政権交代がかかっている選挙準備を怠るな」と語った。

 出席者によると、小沢氏は「福田康夫首相には解散する力がなく、追い込まれれば総辞職するかもしれない。ただ、新政権になっても早晩解散せざるを得ないだろう」とも指摘したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000086-san-pol

859片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/21(金) 03:23:31
民主党:国民新党と日銀・道路ですきま風 関係維持に懸命
 民主党が参院で統一会派を組む国民新党との間ですきま風が吹いている。日銀総裁人事では、総裁候補の田波耕治国際協力銀行総裁を不同意にした民主党に対し、国民新党は同意した。道路特定財源問題でも民主党と国民新党では主張が真っ向から対立する。一方で、次期衆院選では選挙協力を進めているため、民主党は国民新党が訴える原油高対策法案の共同提出を検討するなど、関係維持に懸命になっている。

 「中央銀行総裁が空席では世界中から物笑いになる。日銀総裁を政争の具にしてはいけない」。19日、国民新党の綿貫民輔代表は、総裁候補を2回続けて不同意にした民主党の対応を暗に批判した。

 日銀総裁人事で混迷を深める福田政権に対し、民主党は、年度末に道路特定財源の暫定税率期限切れでさらに追い込み、衆院解散・総選挙につなげる「4月決戦」を描く。ところが国民新党の政策は「道路特定財源維持」「暫定税率堅持」だ。次期衆院選で民主党は4小選挙区で国民新党の公認候補を推薦し、国民新党も15小選挙区で民主党の公認候補を推薦している。それだけに両党間には困惑も広がる。

 暫定税率撤廃でガソリン値下げを主張する民主党に対し、国民新党はガソリンの値上がり分を公費で補てんする原油高対策を打ち出している。民主党は対策面では国民新党との協力も可能と判断。鳩山由紀夫幹事長は19日、月内にも国民新党の対策を反映した法案を参院に共同提出するよう指示した。国民新党は単独では法案が提出できないため、共同提出で同党をつなぎとめる狙いがある。【佐藤丈一】

毎日新聞 2008年3月20日 20時31分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080321k0000m010088000c.html

860片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/23(日) 00:41:04
民主、修正協議拒否へ 暫定税率廃止譲らず '08/3/23

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 民主党の鳩山由紀夫幹事長は二十二日のTBS番組で、与党から揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案の修正協議入りを要請されたことに関し、道路特定財源の全額一般財源化と暫定税率廃止が確約されなければ協議に応じない考えを表明した。民主党は二十四日に小沢一郎代表ら党執行部が協議し、正式に拒否方針を決める見通しだ。

 鳩山氏は「最初に先送りを決めたものは駄目だ。今やると言ってもらえなければ信頼できない」と指摘。全額一般財源化と暫定税率廃止は「切り離せない」とした上で、暫定税率廃止を優先させる意向を表明した。

 二十二日夜の栃木県真岡市の会合でも、与党修正案を「道路特定財源の一般財源化は秋以降に先送りし、暫定税率の話もない『ゼロ回答』だ」と批判し「そういう修正案に乗れるはずがない」と述べた。

 同じ会合で山岡賢次国対委員長は税制改正法案を与党が衆院で再議決した場合の対応に関し「福田康夫首相への問責決議案を提出し、衆院解散まで戦う」と強調した。

 一方、前原誠司副代表は京都市での党府連大会で「堂々と協議に乗るべきだ。根本的なことで折り合わなければ、はねてもいい。国民の目線で、しっかりわれわれの主張をしていくことが求められる」と述べた。

 自民党の伊吹文明幹事長は鳩山氏と同じテレビ番組で、税制改正法案をめぐる先の衆参両院議長あっせんについて「ほごになったと一方的に宣言するのは議長に対してせんえつだ」と述べ、あっせんに基づき年度内に成立させるべきだと主張した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803230097.html

861片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/28(金) 02:16:16
地方改革議連:民主の地方議員経験者らが「分権の会」設立
 民主党の地方議員、首長経験者の国会議員が27日、地方行政改革を目指す議連「民主分権の会」(会長・鈴木克昌衆院議員)を設立した。地方分権改革を掲げるが、道路特定財源の暫定税率期限切れが迫り、地方の反発が高まっているのを受け、「暫定税率廃止」という民主党の主張こそ“地方の本音”とアピールする狙いもある。

 地方議員、首長経験者61人中56人が参加。中心メンバーは小沢一郎代表に近い議員がそろい、「設立は代表の肝いり」ともされる。

 顧問に就任した岩国哲人衆院議員(元島根県出雲市長)は、「全国の99.7%の首長が、暫定税率維持という政府の意向に沿った行動をとらされ異常だ」と指摘。政府・与党が地方に強要していると批判した。

 一方、現職の首長らで構成する「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)も、30日に地方自治体の首長約50人で「地方政府創造会議」を発足させ、賛同する国会議員らの「せんたく議連」と地方分権論議を始める。ただし、同議連は暫定税率維持派から撤廃派まで同居しており、道路問題で方向性を打ち出すのは難しそうだ。【渡辺創】

毎日新聞 2008年3月27日 19時12分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080328k0000m010039000c.html

862片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/29(土) 10:03:43
ガソリン値下げ確定的 倒閣ありき笑う小沢氏 
3月29日8時3分配信 産経新聞


 「自民党政府の言う通りにいかないと国民生活が混乱するという論理は半世紀以上続いた長期権力のおごりと錯覚だ。私たちは国民生活のため頑張っていく」

 民主党の小沢一郎代表は28日、水戸市内の労働福祉会館で、連合茨城の幹部との会合でこう強調した。「4月からの揮発油(ガソリン)税の暫定税率失効=ガソリン値下げ」がこの日、確実となったのを受けた“勝利宣言”だった。

 小沢氏はこの後の記者会見で、福田康夫首相の「新提案」をめぐる党首会談を問われ、「何回会ってもいいが、暫定税率維持が首相の主張だ。かみ合わないでしょ」とにべもなかった。それでも福田首相はガソリン値下げが確定的となった28日夜、「小沢代表に(党首会談の)機会をぜひつくってほしい。暫定税率を廃止したら財政に穴が開き、国民生活や地方財政にどう影響を与えないようにするのかを聞きたい」と会談を呼びかけた。

 だが、小沢氏には党首会談をする気は毛頭ない。何がなんでもガソリンを値下げさせ福田内閣を窮地に追い込んで打倒する−との政局的な判断があるからだ。昨年11月の党首会談による大連立騒動の失敗の二の舞いをする余裕はないのだ。このため、会見ではわざわざ、「1世帯当たり(年換算で)平均6万円くらいの減税効果だ。暫定税率延長の必要はない。その分を国民に還元した方がいい」と首相との溝を強調した。

 これに先立ち、小沢氏は衆院選対策のため水戸市内の農業法人を視察した。

 「首相も会えない方なのに、来ていただいて光栄です」。農業法人の責任者が話しかけると、「あはは」と笑った小沢氏はこう軽口をたたいた。「永田町は空気悪いからねえ。ほんとに」。

 小沢氏の機嫌の良さはどこから来るのか。与野党が28日、歳入関連法案の租税特別措置から道路特定財源の暫定税率を除いたブリッジ(つなぎ)法案の年度内成立で合意したからだ。「道連れ増税」の回避は、もともと民主党が対案で求めていたものでもある。これは、福田首相が行った「新提案」の最大の眼目である道路財源の暫定税率維持を含む歳入法案の年度内成立が不可能となり、ガソリン価格が下がることを意味する。民主党幹部の一人は「首相の新提案は完全に宙に浮いたな」と語る。

 ただ、ガソリン値下げは1月末に歳入関連法案そのもののブリッジ法案の衆院採決を見送った政府・与党の戦術ミスから実現したようなものだ。道路族議員を抱える自民党の党内手続きを経ないまま打ち出した首相の新提案、日銀総裁人事の迷走…。いずれも「敵失」が民主党に有利に働いているだけでもある。

 小沢氏は、連合茨城の幹部との会合でこう強調もした。

 「国会次第では近く衆院選もあり得る。少なくとも今年中には衆院選は必ずある」(榊原智)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000056-san-pol

863片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/29(土) 14:08:31
小沢が勝利宣言…ガソリン値下げで「さあ総選挙だ」
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_03/t2008032901_all.html

 ガソリン値下げが確定的になったことで、民主党の小沢一郎代表は28日、“勝利宣言”し、軸足を倒閣へとシフトしている。対する福田康夫首相は、道路特定財源の09年度からの一般財源化という大冒険まで棚上げされて“空気”状態。明暗がくっきり分かれた。

 「永田町は空気悪いからねぇ。ほんとに」

 小沢氏は28日、水戸市内の農業法人を視察した際、責任者から「首相も会えない方なのに、来ていただいて光栄です」と声をかけられ、笑顔でこう軽口をたたいた。

 与野党は28日、オフショア市場の優遇税制など道路特定財源以外の7項目の特別税制措置を5月末まで2カ月間延長する「つなぎ法案」に合意。ガソリン税率が4月1日から下がることが確定的になった。

 与党は盛んに「民主党のせいで国民生活が混乱する」と宣伝していたが、混乱は最小限にとどまる公算が大きくなり、民主党幹部は「これで伸び伸びとガソリン値下げの継続を訴えられる」と小沢氏の上機嫌の裏側を代弁した。

 連合茨城の幹部との会合でも、小沢氏は「自民党政府の言う通りにいかないと国民生活が混乱するという論理は、半世紀以上続いた長期権力のおごりと錯覚だ」と切り捨て、「今年中には総選挙は必ずある」と強調した。福田首相は党首会談を呼びかけているが、小沢氏は「何回会ってもいいが、暫定税率維持が首相の主張だ。かみ合わないでしょ」と一蹴した。

 一度下がったガソリン代を政府・与党が衆院の3分の2を使って再可決するかを焦点に、政権の打倒をめざす戦略を描いているとみられる。

 一方、福田首相の「新提案」は28日与野党間で議論に上がることはなく、道路族の二階俊博総務会長ですら「心は全面的に支持する」と述べるなど、批判の嵐がウソのようにおさまり、話題になることも少なかった。

 自民党中堅は「まず与党の足並みが乱れていては野党につけいるスキを与える。あと、こちらのほうが大きいと思うが、どうせ福田首相は『一般財源化』を議論する時期までもたないと、考えているのではないか」と解説する。首相発言の価値も落ちたものだ。

ZAKZAK 2008/03/29

864片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/02(水) 11:30:35
辞任なければ問責 小沢氏『厚労相、国民にうそ』
2008年4月2日 朝刊

 民主党の小沢一郎代表は一日の記者会見で年金記録不備問題で三月末までに名寄せを終えるとした政府・与党の公約に違反したとして、舛添要一厚生労働相が辞任しない場合は問責決議案を今国会で参院に提出する方針を事実上明らかにした。

 小沢氏は「結果として国民にうそをついたことになる。担当閣僚の責任は非常に重い」と指摘。「自発的に謝罪し、自ら責任を取るという行動に出ない場合は、(問責提出を)選択肢の一つとして考えながら監視していく」と明言した。

 会見で小沢氏は「政府・与党が公約違反を認めず、問題を放置し続けるなら、速やかに政権交代し、民主党に問題解決を委ねるべきだ」とする党声明も発表。声明は七十五歳以上の被扶養者に新たに保険料納付を義務付けた後期高齢者医療制度の即時撤回も求めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008040202000330.html

865片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/02(水) 11:43:27
民主・木俣議員 党員資格停止 NHK東海

民主党は1日の常任幹事会で、先に参議院本会議で行われた、日銀総裁の同意人事の採決で、党の方針に反して政府案に賛成した、愛知選挙区選出の木俣佳丈参議院議員について、党員資格停止1か月の処分とすることを決めました。木俣佳丈参議院議員は、先月19日に開かれた参議院本会議の採決で、日銀総裁に元大蔵事務次官の田波耕治氏を起用する政府の人事案に、党の方針に反して同意しました。これについて民主党は、常任幹事会で「木俣議員の行為は、党の結束を乱し、与野党逆転を求めた民意を裏切る重大な倫理規則違反だ」として党の倫理規則に基づき、木俣議員を離党勧告の次に重い党員資格停止1か月の処分とすることを決めました。

866片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/04(金) 00:35:45
思いやり予算:民主、反対討論行わず 代表ら10人欠席
 在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の根拠となる特別協定承認案の衆院本会議採決で、初の反対に踏み切った民主党は、採決に先立つ反対討論を行わなかった上、小沢一郎代表をはじめ10人が欠席した。欠席者は日米同盟への影響に対する懸念を指摘しており、国会戦術と日米関係への配慮とのはざまで揺れる党内事情が浮き彫りになった。

 同党は、2日の衆院外務委員会では反対討論を行い「基地の役割は日本の防衛から世界戦略を担うことに転換している。費用負担のあり方を見直すべきだ」と述べた。しかし、この日は反対討論を行わなかったため、自民党席からは「何で民主党はやらないんだ」とやじが飛び、共産、社民両党の席から拍手がわく場面も。民主党の中堅議員は「これまで賛成してきた重要議案に反対する以上、立場を説明すべきだった」と漏らした。

 衆院事務局によると記録のある67年以降、他の野党が反対討論をしたのに野党第1党が行わなかったのは初めてという。民主党内には承認案への賛成論も一部に根強く、本会議で討論を行うことによるあつれきを避けたと見られる。

 小沢代表は千葉市内で記者団に対し、思いやり予算について「韓国やドイツの倍も負担しているのはなぜなのか」と指摘する一方、欠席の理由については「別の日程があったので出なかった」と説明。記者から「別な日程とは」と聞かれると「それはあんたに言う必要はない。私には私のプライオリティー(優先順位)がある」と突き放した。【田中成之】

毎日新聞 2008年4月3日 23時55分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080404k0000m010130000c.html

867片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/05(土) 00:55:23
租特法改正案:したたか民主戦略 ガソリン値下げ実現
 揮発油(ガソリン)税の暫定税率延長を含む租税特別措置法改正案の参院での審議が4日、ようやく始まった。予算関連の重要法案が、2月末に衆院を通過してから1カ月以上。異例のたなざらしの経過をたどると、状況に応じてあれこれ理由を変えながら、3月末の税率期限切れで「ガソリン値下げ」を実現させるため、ひたすら審議入りを避けてきた民主党のしたたかさが浮かび上がる。

 「参院第1党としての判断をすべきだった。政局を念頭に衆院解散に追い込むことだけが目的の行動だ」。自民党の椎名一保氏は4日の参院本会議で異例の批判を展開した。

 従来、租特法改正案は予算案と並行して審議し、3月末に成立させるのが通例。「年度をまたいでの審議入りなんて初めてだ」(参院自民党国対幹部)との嘆きも漏れる。

 民主党はまず、衆院での予算案採決を「強行採決」と批判。「年度内に一定の結論を得る、とした衆参両院議長あっせんはほごにされた」と主張し、単独で過半数を握る予算委員会の審議を拒否。与党も委員会室に福田康夫首相以下全閣僚を待機させる異例の対応で野党を挑発し、空転は1週間に及んだ。

 3月10日に与野党協議が再開すると、今度は日銀総裁人事案の提示をとらえて「人事案件が優先だ」と主張。13日の予算委が始まると、同委を連日開き、答弁する閣僚の日程を縛り付けた。租特法改正案を審議する財政金融委員会の「定例日(火、木曜日)厳守」の主張との合わせ技で審議入りを遅らせた。

 3月下旬。民主党の対案可決を「政府案の否決」と見なし、衆院で租特法改正案を再可決するという与党の「奇策」が浮上すると、民主党は「再可決しない」との確約を与党に要求。結局、道路関連を除く暫定税率を延長する「つなぎ法案」で歩み寄ったが、租特法改正案は審議入りできずに3月末を迎えた。

 与党は民主党出身の江田五月議長にも仲裁を求めたが、江田氏は「与党の衣の下に(再可決という)よろいが見え隠れする。話し合いを促すのをちゅうちょする」と動かなかった。

 ただ、民主党の対応は昨年の新テロ対策特措法の時から予想された。参院自民党のベテラン議員は「民主党は最初から期限切れだけが狙いだった。こっちも勝負しないからこうなる」と与党の戦術ミスを指摘した。【田中成之、山田夢留】

 ■民主党が審議入りを引き伸ばしてきた理由の移り変わり■

2月29日 08年度予算案衆院通過

    →「与党が採決を強行した」

3月10日 与野党協議を再開

    →「日銀総裁人事が優先」

  13日 予算委員会始まる

    →「財政金融委員会の定例日を厳守」

  下旬 与党の「奇策」が浮上

    →「再可決しないと確約を」

4月1日 暫定税率が失効

  4日 参院で審議入り

毎日新聞 2008年4月4日 22時48分(最終更新 4月4日 23時36分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080405k0000m010133000c.html

868片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/08(火) 16:07:31
小沢、沈黙のワケ…日銀人事めぐり民主幹部会で亀裂
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008040809_all.html

 日銀総裁人事で、政府は白川方明副総裁(58)を昇格させ、副総裁に渡辺博史一橋大大学院教授(58)を起用する案を国会に提示した。参院多数を握る民主党は白川氏昇格は容認する方針だが、財務官出身の渡辺氏については結論が出ず、8日の所信聴取を踏まえ、同日夕の国会役員会で正式に対応を決める。党内亀裂もささやかれる中、小沢一郎代表が7日夜の党幹部会で沈黙を守った理由とは。

 鳩山由紀夫幹事長「党内の8、9割は渡辺氏を容認している」

 山岡賢次国対委員長「あなたの理屈も分かるが、代表の主張も理解してほしい」

 7日夜、東京・永田町の民主党本部で開かれた幹部会。約1時間にわたり渡辺副総裁案についての議論が続く中、小沢氏は一言も発しなかった。党本部を後にするときも、「決めてない。明日(8日)だ」とだけ記者団に言い残した。

 先週末、自民党から「渡辺副総裁案」が水面下で打診された後、民主党内の一部で容認論が広がった。これ以上、日銀人事で抵抗を続ければ、世論の批判が向きかねないとの懸念に加え、渡辺氏が国際金融に精通していることから、政府案を受け入れるべきという意見だ。

 皮肉なことに、彼らは武藤敏郎前副総裁ら財務省・旧大蔵省の事務次官経験者の総裁就任に強く反対した中心議員だった。

 ところが、小沢氏は6日午前、フジテレビとNHKの報道番組に続けて出演し、「天下り廃止は党の大きな柱。党内には賛成できない人が多いんじゃないか」と語り、自説ではなく党内意見を披露する形で渡辺副総裁案に「待った」をかけたのだ。

 民主党は、財務(大蔵)次官経験者の総裁就任を2度続けて否決しており、「世論対策上、ブレない姿勢を示すことが重要だ」との姿勢を示したとみられ、小沢氏に近い輿石東参院議員会長も「天下りはいけないという原理原則は崩してはならない」と幹部会で発言したという。

 幹部会の混乱は、政府・与党との窓口をめぐる鳩山氏と山岡氏の対立も背景にあるとの見方もある。

 民主党関係者は小沢氏の沈黙について、「まず、その時々の世論次第で主張を変える一部議員への不満があったのでは。加えて、外様である小沢氏としては剛腕ではなく、意識的に民主的な党内運営を心掛けている。幹部の意見を吐き出させて、8日の結論を得ようとしたのだろう。渡辺副総裁案が注目され、福田康夫首相の『財務省頼り』がまた注目された。どっちに転んでも、小沢氏としては損はない」と語った。

ZAKZAK 2008/04/08

869片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/09(水) 01:51:14
「戦闘モード」で不同意 「反小沢」の動き表面化も '08/4/9

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 民主党が日銀人事で渡辺博史前財務官(58)の副総裁起用案に不同意を決めたのは、福田政権を徹底的に追い詰めようという「戦闘モード」(周辺)に入った小沢一郎代表の意向を尊重せざるを得なかったとの事情がある。しかし党内には、小沢氏に距離を置くグループを含め渡辺氏容認論も広がっていただけに、これをきっかけに秋の代表選に向けて「反小沢」の動きが表面化する可能性も否定できない。

 鳩山由紀夫幹事長は方針決定後、記者団に「小沢代表の下で政権取りに向かう戦いの中で、天下り禁止の大きな錦の御旗を掲げる方が国民に理解されるということになった。民主党の考えは、官僚主導ではなく民主導の国家であることを示す」と強調した。

 渡辺副総裁案をめぐっては、日銀問題に早期に決着をつけたい鳩山氏と、あくまで与党との対決姿勢を貫きたい山岡賢次国対委員長との路線対立のあおりで”迷走”し、八日まで賛否が決められなかった。

 当初は党内議論の結果に従う姿勢を見せていた小沢氏だったが、六日のテレビ番組で「天下り禁止」を理由に渡辺氏起用に否定的見解を表明。周辺は「実は今回は実質的に五回目の提示で、すべてに財務官僚が入っていた」と明かし、小沢氏が財務官僚にこだわる首相の姿勢に反発したことをにじませた。

 ただこれで党内が二分すれば、民主党の政権奪取戦略は崩壊する。そこで小沢氏は八日夕、党本部で鳩山氏と一対一で会談し「政府、自民党のことで党が割れてはいけない。一致結束だ」と方針転換を促した。

 小沢氏にとっては渡辺副総裁容認に押される形で、自らが「賛成」に転じれば「反小沢」勢力に勢いをつかせかねないとの懸念もあったようだ。

 短期的には、九日の参院本会議採決で「造反」も予想されるが、「最小限に食い止められる」(幹部)との見通しが立ったことも最終的な小沢氏の決断を後押しした。ただ、長期的な「小沢VS反小沢」の党内力学の変化については確かな見通しを持っているわけではない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804090147.html

870片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 01:16:04
日銀人事:民主の亀裂表面化 造反・欠席・棄権7人
 「3度目の不同意」となった9日の日銀人事案の参院本会議採決で、前財務省財務官の渡辺博史氏を副総裁に起用する案を巡り、民主党内の亀裂の深まりがあらわになった。造反・欠席・棄権は7人。同一会派の無所属議員1人を加えると8人で、4人だった前回(3月19日)の倍に増えた。造反議員は党内の大勢だった容認論に反する党方針を「政局がらみの判断」などと批判。党方針を決定付けた小沢一郎代表に対する反発の広がりは、今後の党運営に大きな火種を残した。

 「党の決定はおかしい。小沢代表は非常にかたくなに何かに固執された」。渡辺副総裁案に同意票を投じた大江康弘氏は記者団に語った。渡辺秀央氏も小沢氏の言う天下りに当たらないと主張し「民主党に国を任せることに疑問が出てくる」と懸念を示した。

 日銀正副総裁人事の採決は今国会で3回目。民主党の造反者増に加え、統一会派を組む国民新党が2回目から同意に回ったため、同意と不同意の票差は次第に縮まっている。

 衆院採決で党の方針に従った前原誠司氏も「本音は同意したかった」と発言。「党内の大半が容認していた中で『反対』となった。相当、党内に不満がたまっているのではないか」と指摘した。

 こうした声に小沢代表は9日の会見で「違う意見をまとめるために組織がある。組織のプロセスを経て決めるのは当たり前」と反論した。しかし、党幹部の説得を受けて造反せず欠席にとどめたある議員は「ダメージは大きい。エネルギーは押し込められるほど爆発する。今回はまずい」と漏らした。【上野央絵】

毎日新聞 2008年4月9日 23時35分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080410k0000m010125000c.html

871片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 01:16:55
“造反”議員 『流れ無視』と執行部を批判 電車乗り遅れ!?欠席も
2008年4月9日 夕刊

 日銀副総裁に渡辺博史一橋大大学院教授を充てる人事案を採決した九日午前の参院本会議で、民主党の大江康弘、藤原正司、渡辺秀央の三氏が党議決定に反して賛成に回った。

 また、同党の犬塚直史、風間直樹両氏は本会議に出席して棄権。木俣佳丈、桜井充両氏が欠席した。衆院では渡辺副総裁案に賛成した議員はいなかった。

 大江氏は、賛成に回った理由について記者団に「(渡辺副総裁案)容認という党内の流れを覆した執行部の態度は大変疑問」、渡辺秀央氏も「執行部は組織の考え方を無視して、政局絡みの判断をした」と、小沢一郎代表らを批判。藤原氏は「押したボタンがすべて」と述べた。

 欠席した木俣氏は「電車に乗り遅れた」、棄権した犬塚氏は「(反対)ボタンを押した」と、それぞれの事務所を通じて説明した。

 これに対し、鳩山由紀夫幹事長は記者団に「党議として決めたことに従うのは当然」と不快感を表明。輿石東参院議員会長は、造反者を処分する考えを明らかにした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008040902002396.html

872片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 11:10:13
民主 対立が尾を引くことも

民主党では、9日に衆参両院で行われた日銀副総裁の同意人事の採決で党の方針に反して賛成や欠席に回った議員が出たことについて、一部の議員から小沢代表の党運営への反発が顕在化したという指摘も出ており、今回の問題は尾を引くことも予想されます。

民主党は、9日に衆参両院の本会議で行われた日銀の同意人事の採決で、白川副総裁の総裁への昇格に賛成する一方、渡辺前財務官の副総裁への起用については反対しました。渡辺氏の起用に同意するかどうかの採決にあたって、民主党では、参議院で渡辺元郵政大臣が「執行部は政局絡みの判断をした。国民の信を得ることはできない」などとして党の方針に反して賛成したほか、衆参であわせて所属議員3人が本会議を欠席しました。これについて、小沢代表は、渡辺氏に同意しない方針を決めた過程に問題はないという認識を示し、執行部では「党の決定に従わなかった議員はこれまでも小沢氏に批判的な人がほとんどだ」などとして、今後の党運営に与える影響はほとんどないという受け止めが大勢となっています。しかし、前原前代表が「党内の大半が渡辺氏の副総裁起用に賛成するなかで反対という結論になり、党内に不満がたまっている」と述べるなど、一部の議員からは「小沢氏の強引な党運営への反発が顕在化したものであり、今後は党内民主主義を徹底させるべきだ」という指摘も出ており、今回の問題は尾を引くことも予想されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013466171000.html

873片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 13:45:04
私は“冤罪”民主犬塚議員に投票ボタン誤作動騒動勃発

 日銀副総裁に渡辺博史一橋大大学院教授を充てる参院本会議(9日)での採決をめぐって、投票ボタンの誤作動騒動が起きている。ボタンを押さず棄権とみなされた民主党の犬塚直史氏=写真=が「確かに反対のボタンを押した」と“冤罪”を主張しているからだ。事の顛末を追った。

 犬塚事務所によると、民主党執行部が決めた方針通り、犬塚氏は9日の参院本会議場で「反対」「賛成」「取消」の3種類のボタンから「反対」を選んで押し、ボタン脇のランプが点灯するところまで確認したという。

 民主党の小沢一郎代表が党内の大勢を押し切って、「副総裁案の反対」を決めたことで、この日は「民主党から造反者が何人出るか」と注目されていた。当然、採決後は、マスコミ各社から「なぜ、棄権したのか」との問い合わせが犬塚事務所に殺到。慌てて、犬塚氏側が参院事務局に問い合わせたところ、「棄権」扱いになっていたことが判明したという。

 犬塚氏は投票装置に不具合があったと判断して抗議したが、判定が覆ることはなかった。

 参院事務局は「採決後、機器を調べましたが、正常な状態でした。参院は三菱電機と毎年約2500万円の随意契約を結び、本会議の当日と前日は3人が保守・点検を徹底して実施しているので、誤作動はあり得ない」と主張している。

 結局、犬塚氏は造反の意思がなかったことを示すため、9日は民主党参院幹部らへの釈明に追われる“厄日”となってしまった。

 真相は藪の中だが、同じ採決で反対票を投じる意向だった民主党の風間直樹氏がやはり「投票ボタンの操作ミス」で「棄権」扱いになったという。

 民主党ベテラン議員は、瞬時に賛否が判明する押しボタン式投票装置の盲点について、「せっかちな議員が議長の投票指示前にボタンを押し、『棄権』になったケースもあった。1998年に導入されたボタン投票は単純な操作だが、木札を持って記名投票する衆院のスタイルと比べ、誤操作による投票ミスを誘発しやすい」と話している。

ZAKZAK 2008/04/11
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041105_all.html

874片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/12(土) 12:06:59
総裁人事対応にイラッ 日銀出身の山形・斎藤知事
 「政争の具にする愚以外の何ものでもない」。日銀出身の斎藤弘山形県知事は10日の定例記者会見で、日銀人事をめぐり、民主党が「天下り禁止」を掲げて政府案を不同意とした一連の対応を厳しく批判した。

 斎藤知事は、1998年の日銀法改正で、日銀の独立性がより明確になった点を指摘。「『天下り』ということは、日銀の上に財務省があるのか。国会は、自ら定めた改正法の趣旨を自ら踏みにじった」と述べた。

 天下り批判を続けた民主党の小沢一郎代表について「政治経験が長く、識見があると思うが(政治の関与の余地が多かった)旧法の考え方に立っている」と皮肉り、「世界で、中央銀行の人事がこれほど政争に翻弄(ほんろう)された例はない」と嘆いた。

 発言は記者会見の冒頭、飛び出した。質問を待たずに自ら切り出し、険しい表情で一気にまくし立てた。約20年勤めた「古巣」に対する愛着からか、国会の混乱が腹に据えかねたようだった。
2008年04月11日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080411t51039.htm

875片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 11:05:11
山岡氏電話問題、野党は協議に応じず
 日銀人事を巡り、民主党の山岡国会対策委員長が副総裁候補だった財務省の渡辺前財務官に事前に電話をかけたとされる問題で、野党側が衆議院の議院運営委員会の理事会を欠席し、協議に応じませんでした。

 与党側は14日、衆議院の議院運営委員会の理事会を開いて、山岡国対委員長の電話問題について協議することを求めましたが、共産党を除く野党側が、「出席の理由がない」として理事会を欠席しました。このため、理事会は協議に入れないまま散会しました。

 この問題は、山岡氏が副総裁候補だった渡辺前財務官に政府の人事案提示前に電話をし、圧力をかけたのではないかと指摘されているもので、与党側は、事実解明が不十分なら政治倫理審査会を開くこともあり得るとの姿勢を見せています。(14日20:19)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080415/20080415-00000001-jnn-pol.html

876片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 11:13:39
自民幹事長と会食の平野参院議員 民主県連が猛省促す
 民主党岩手県連は14日、平野達男参院議員(岩手選挙区)が参院で日銀副総裁人事案を否決直後に、自民党の伊吹文明幹事長と会食したことに対し、猛省を促す申し入れを行ったと発表した。与野党が対立する中、接触が離反などの憶測を呼び、小沢一郎代表の地元として火消しに走った格好だ。

 県連によると、申し入れは「政権交代の準備を進める中、小沢代表をはじめ県出身の民主党議員を支援する県民の期待に背き、同志として極めて遺憾だ」との内容。県連代表の工藤堅太郎参院議員が11日、平野氏を訪ね、申し入れ書を手渡した。

 平野氏は9日、伊吹氏の招きで、桜井充氏(宮城選挙区)ら民主党、同党系会派の参院議員4人と一緒に都内の日本料理店で会食した。国会運営などについて話し合ったとされるが、人事案の採決をめぐって民主党内から不協和音が聞こえてくるだけに、今回の接触に「切り崩しか」との憶測が広がり、民主党本部も10日に平野氏らから事情を聴いた。

 14日は工藤氏ら県連幹部が盛岡市で会見し、「会食自体はあるが、この時期に会うのは大きな問題だ」と申し入れを行った理由を説明。自民党に対しては、会食の情報が報道陣に流れていたことなどを挙げ、「小沢代表のおひざ元が反旗を翻していると浮き立たせたかったのだろう」と批判した。

 平野氏は「離反の話などはなかったが、地元などに心配をかけた。弁解する気はなく、脇が甘いとする申し入れの指摘はそのまま受け入れる」と話している。
2008年04月14日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080415t31027.htm

877片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 17:51:16
読売新聞に抗議申し入れ民主、日銀人事めぐり

 民主党は14日、日銀正副総裁人事をめぐる読売新聞の十三日付朝刊の検証記事が「事実と異なる」として、平野博文幹事長代理名で同社に対し謝罪と訂正を求めたことを明らかにした。

 記事は、同党の鳩山由紀夫幹事長が渡辺博史前財務官を副総裁候補として提案し、自民党の伊吹文明幹事長に「党内はまとめる」と電話で述べたなどとしている。

 申し入れは「記事は憶測と誤りに基づくものだ。読者に誤解を与え、党と幹事長の名誉を傷つける悪意によるものと判断せざるを得ない」とし、15日までの回答を求めている。

ZAKZAK 2008/04/15
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041521_all.html

878片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/16(水) 14:11:23
読売vs民主、因縁バトル第2R“鳩山提案”で勃発
「日銀人事」検証めぐり
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041602_all.html

 民主党Vs読売新聞のバトルが再び火を噴いた。民主党が、日銀正副総裁人事をめぐる読売の検証記事が事実と異なるとして同社に謝罪と訂正を求めているのだ。昨年の大連立構想をめぐっても、同党の小沢一郎代表が「事実に反する」と読売を名指しで非難している。両者の因縁バトルは、どんな決着を迎えるのか。

 読売は13日の朝刊4面のトップ記事で、紙面の3分の2をさいて『検証 日銀人事』を掲載。『与党、読み違いの連鎖』『鳩山氏「渡辺副総裁」提案』との見出しが並び、民主党の鳩山由紀夫幹事長が渡辺博史前財務官を副総裁候補として提案し、自民党の伊吹文明幹事長に「党内はまとめる」と電話で述べたことなどを詳細に伝えた。

 民主党は結局、小沢氏の主導で、渡辺副総裁案を不同意としたが、この記事に同党がかみついた。

 民主党は14日、平野博文幹事長代理の名前で、読売に対し、「党幹事長が総裁・副総裁の人事案を提案した事実がなく、この記事は憶測と誤謬にもとづくもの」「党と幹事長の名誉を恣意的に傷つける悪意によるもの…」と断じ、謝罪と訂正を申し入れた。

 これに対し、読売は「記事に問題はないと考えています。民主党には、しかるべく対応させていただきます」(東京本社広報部)とコメントし、全面対決する構えを崩していない。

 両者は昨年11月の大連立騒動でも、激しく対立していた。大連立をめぐっては、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長が動き、福田首相と小沢氏の党首会談を実現させたとされる。結局、大連立は小沢氏が党内をまとめきれなかったため、頓挫し、同氏の辞任騒動にまで発展した。

 小沢氏はプッツン辞任を表明した会見の際も、大連立構想は同氏が先に提案したとする読売の11月4日の報道について、「私から持ちかけ、積極的・主体的に党首会談、連立の話をしたかのような報道は事実に反する」と反論、同紙に怒りを爆発させた。

 小沢氏に対して、渡辺氏は12月、日本テレビの報道番組で「小沢氏は『福田首相が持ち掛け、渡辺が仲介して、どうかといって頭を下げた』と言っているが事実に反する」「首相は何度も小沢氏に『これで民主党は大丈夫か』と聞いていた。小沢氏は『大丈夫だ』と断言し、1、2時間たったらパーになった。小沢氏は裸の王様」とこき下ろし、両者の溝は深まっていた。

 因縁バトルの底流について、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「民主党が抗議している読売の記事は、福田政権を助ける渡辺氏の“策”だったのではないか。読売は、紙面から福田政権擁護の姿勢を明確に打ち出しているのが伝わる。それに民主党が敏感に反応したのだろう」と話している。

ZAKZAK 2008/04/16

879片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:20:33
小沢代表、チベット問題で中国批判 「独裁政権の矛盾」
2008年04月17日21時57分

 民主党の小沢代表は17日の講演で、チベット問題について「中国の政権が抱える矛盾が民族問題を契機として持ち上がった。共産主義独裁の政権と政治の自由は、原理からいって成り立たない」と指摘した。さらに「共産党政権が時代の変化に応じて生き延びようとするなら、自分自身が変化しなければいけない」と注文をつけた。

http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200804170263.html

880片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:20:53
山岡氏の電話問題 追及幕引き
2008年04月16日01時14分

 日銀副総裁人事をめぐる山岡賢次・民主党国会対策委員長の事前介入疑惑は、いったんは幕引きとなった。15日の衆院議院運営委員会理事会で取り上げられたが、民主党理事は「本人から説明がない」などと説明を拒んだ。笹川尭委員長(自民)は終了後、記者団に「これ以上、委員長として質問することはない」と表明した。ただ、与党内には追及を続けるべきだとの意見も強く、後半国会で焦点に再浮上する可能性もある。

 笹川氏は今後の対応については、自民、公明両党の国会対策委員長に委ねるとしている。これに対し自民党の大島理森国対委員長は記者団に「政倫審も考えないといけない」と語り、衆院政治倫理審査会の場で追及することを検討する考えを示した。

 この問題では、自民党の中川秀直元幹事長が10日、大島氏が所属する高村派パーティーで「こういうことは許してはいけない。国対委員長にも断固スジを通していただきたい」と注文をつけている。翌11日には若手議員が大島氏を訪ね、山岡氏を衆院予算委員会に証人喚問するなどして、真相を明らかにするよう要望書を出した。

 日銀人事をめぐっては、政府が7日に副総裁候補として渡辺博史・前財務官を正式提示する前に、山岡氏が事前に渡辺氏に電話をかけたとされる。

http://www.asahi.com/politics/update/0416/TKY200804150358.html

881片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:32:54
民主:首相問責決議案提出で揺れる 中堅・若手に慎重論
 政府・与党が揮発油(ガソリン)税の暫定税率を復活させる租税特別措置法改正案を再可決する方針を固めたのを受け、民主党が福田康夫首相の問責決議案を参院に提出するかどうかで揺れている。幹部からは積極的な発言が出ているものの、展望が開けない状況に中堅・若手を中心に慎重論も広がっている。18日に小沢一郎代表らが幹部会で対応を協議するが、方向性は定まっていない。

 「国民の3分の2が反対する暫定税率復活を衆院の3分の2が強引に通したら、解散を求めるのは当然だ」

 民主党の菅直人代表代行は17日の記者会見で、問責決議案提出を強く示唆した。

 問責決議可決は参院が「首相失格」を宣告し、首相と閣僚に対する質疑を拒否することを意味する。ただ、法的拘束力はなく、首相が無視を決め込めば、野党には審議拒否しか対抗手段はない。

 このため、中堅議員は「仮に会期末まで審議拒否を続けるようなことになれば、世論の猛批判を浴びる」と指摘。若手議員も「伝家の宝刀は抜かないことに意味がある。抜いたら効き目がないことが分かってしまう」と語っている。

 18日は幹部会に先立ち、臨時の参院議員総会も開いて意見交換する予定。問責決議案提出への賛否が二分する中、執行部としては方向性を打ち出す前に党内の情勢を見極めたい考えだ。【田中成之】

毎日新聞 2008年4月17日 22時53分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080418k0000m010117000c.html

882片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 01:03:37
2008年04月17日
民主党・大江参議院議員 離党に含み
民主党の大江康弘参議院議員は、きょう(17日)揮発油税の暫定税率維持を求める東京都内の大会であいさつし、今月27日の衆議院山口2区の補欠選挙で与党の勝利が必要とした上で、「党を出て行けと言われたら甘んじて受ける」と離党に含みを残しました。
これについて菅直人代表代行は記者会見で「民主党から“出ていけ”という話は出ていない」と指摘しました。
そして大江氏が比例代表で当選したことを念頭に「もしそういう行動を取るなら、議席は民主党に返して欲しい」と、離党する場合は議員辞職すべきだとの認識を重ねて示しました。
大江氏は大会で、山口二区の補欠選挙について「大きなターニングポイントだ。暫定税率維持の結果を頂かないとダメになる」と強調しました。
また、暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案の、参議院での審議にも触れ「正々堂々と審議が行われないのであれば、しっかりと衆議院の3分の2で与党が再可決することを支持したい」と述べました。
http://wbs-news.net/article/14138637.html

883片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 01:04:00
インタビュー:暫定税率・再可決の福田首相問責に慎重=民主・副代表

[東京 21日 ロイター] 民主党の前原誠司副代表は21日、ロイターとのインタビューに応じ、政府・与党が30日にも予定している揮発油税の暫定税率延長を定めた租税特別措置法改正案を衆院で再可決した場合の対応について、参院で福田康夫首相の問責決議案を提出しても「もろ刃の剣」になる可能性があるとし、慎重な考えを示した。

 また、福田首相が解散・総選挙に踏み切った場合、与党が現在の3分の2という議席数を失う一方、野党も過半数の確保は難しく「どちらも勝てない確率が高い」とし、「今よりも(国会は)強いねじれが起きる可能性がある」と指摘。このため次期政権は短命にならざるを得ず、2度目の総選挙において民主党が政権を奪取する可能性が高いとの見解を示した。

 政局の流動化が想定されるなか、前原氏は政界再編のキーマンの1人と目されているが、「小選挙区制で政界再編を無理やり起こすと失敗する」とし、「民主党の中で、どうイニシアティブをとるかに尽きる」と政界再編への主体的な関与を否定。9月の同党代表選には、小沢一郎代表以外の候補者も立つことが必要とし、「小沢代表に勝とうと思えば、非小沢候補を統一しなければいけない。やれと言われれば出るが、何でも自分がという思いは全くない」と述べ、自身は「コーディネーターに回る」と語った。

 インタビューの概要は以下の通り。

884片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 01:04:17
 ──自民党と民主党の一騎打ちになっている衆院・山口2区補選(27日投開票)の勝敗は、政府・与党の税制改正法案の再可決、その場合の福田首相に対する問責決議案提出に影響するか。 

 「政府は、(補選に)負けたとしても再議決に踏み切るだろう。(福田首相の問責も)勝敗は関係ない。しかし、問責を出して通った場合、以降の審議は全て拒否しなければいけない。審議拒否をして国民から批判を浴びれば小沢代表の立場も厳しくなる。『もろ刃の剣』に直面するのは目に見えている。私自身は暫定税率で問責を出すことには慎重だ。小沢代表も、世論と党内動向から(問責を)決めかねているだろう」

 「政府は、5月12日以降に道路特定財源の根拠となる法律(道路整備財源特例法改正案)を再議決する可能性があるが、これは一般財源化という総理の考え方と矛盾する。(再議決は)不信任に値する。ただ、与党の中でも造反者がたくさん出て3分の2以上にならない可能性があり、再議決はできないかもしれない」

 ──解散・総選挙のタイミングと勝算をどう見るか。

 「第一段階は暫定税率で民主党が問責を出して(国会が)こう着状況になり、民主党の支持率が落ち、総理が元気になって解散をするというパターン。これが5月解散、6月選挙のシナリオだろう。サミット後の場合は9月以降。サミット、夏休みを経て民主党の代表選挙があり、その様子を見て臨時国会で解散ということになるだろう。問責決議案が出ず、こう着状況にならなければ、来年の冒頭1月解散、2月選挙になる可能性もある」

 「民主党の支持率が上がらず、福田首相に圧倒的な人気がない状況で選挙をすれば、最も確率が高いのはどちらも勝てないということ。自民・公明がかなり議席を減らすものの、何とか過半数を維持し、民主党が過半数に達しなければ、3分の2が使えないという今よりも強いねじれが起きる。再議決さえも出来なくなれば、いろいろな動きが出てくる可能性がある」

 ──それは政界再編ということか。

 「小選挙区制で政界再編を無理やり起こすと失敗する。小さな割れ方にしかならず、結局どちらかに付き、下手をすれば自民党の延命に手を貸すという最悪の結果になりかねない」

 「それよりも可能性が高いのは、今後2回選挙をやって民主党が政権を獲ることだ。1回目で、よりねじれが強まるため、次の選挙までは(期間が)かなり短いと思う。2年後が参院選のため、(衆参)同日選という可能性は十分にある。参院を含めて国民の信を問うまさに体制選択となる」

 ──政界再編があった場合に注目されているうちの1人だが。

 「そうは思わない。民主党の中で、どうイニシアティブをとるかに尽きる。基本的に党の中で主導権をとることを考えるのが王道だろう」

 ──9月の民主党代表選に向けて。

 「誰が出るかは別にして、小沢代表と別の候補者が出て、何でも反対路線ではなく、本当に政権をとり得る政策を訴えるべき。政策の中身を堂々と国民に示していくことが大切だ。小沢代表と戦って勝とうと思ったら、出たい人が皆出てはだめ。非小沢候補を統一しなければいけない。やれと言われればやるが、何でも自分がという思いは全くない。私はコーディネーターに回る」

 <インタビュアー:リンダ・シーグ特派員、伊藤 純夫記者>
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31430420080421

885片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 11:09:45
「何人かが近々独立」 民主参院の動向で矢野氏


 自民党の矢野哲朗前参院国対委員長は23日夜、宇都宮市でのパーティーで、民主党の参院議員数人が近く会派離脱し、新会派を結成するとの見通しを示した。「われわれと一緒にやっていいという人が何人か出てきた。近々そういう人たちが独立することになるだろう」と述べた。

 民主党では大江康弘参院議員(比例代表)が離党に含みを残しているが、執行部は会派離脱や離党を認めない意向で、離脱届を受理しないなどの対抗措置をとる可能性もある。

 矢野氏は同時に「限られた人数だが、民主党と自民党の間に入り、決して与党寄りではなく政府提案の法案にも是々非々で臨むだろう。参院らしい独自性が確保できることになる」と指摘した。
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042301000999.html

886片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 02:59:30
再議決時に首相の問責決議案提出を〜前原氏
 参議院で24日、ガソリン税などを今後10年間、道路特定財源とする道路財源特例法改正案の実質審議が始まった。民主党は、法案が福田首相が打ち出した来年度からの一般財源化の方針と明らかに矛盾するとして、修正して出し直すべきとただし、前原副代表は、福田首相の問責決議案は道路財源特例法改正案の再議決に合わせて提出すべきとの考えを示した。

 参議院の財政金融・国土交通、両委員会の連合審査会で、民主党の追及に対し、冬柴国交相は、来年度からの一般財源化の議論は今年秋に行われるもので、先に今の法案を成立させても矛盾しないと反論した。

 野党側は、与野党攻防の焦点をこの法案に合わせるべきとの意見が強くなっている。前原副代表は24日、「党内の雰囲気は、少なくとも今月30日に再議決される暫定税率については慎重な意見が多いのではないか。大事な生活にかかわる問題だし、重要なテーマだが、来月12日に再議決が可能になる10年間の道路特定財源、この法律の方がより重要だと思うし、自民党内でも意見が割れている。それを前に暫定税率の件で問責(決議)を出してしまうと、自民党がまとまっていないことについて我々がしっかり手を打つことができなくなるし、(福田首相が打ち出した来年度からの)一般財源化の公約と矛盾する10年間の道路特定財源にかかわるところで問責を出す姿勢を示す方が、政府・与党に対するプレッシャーになる。今月30日の再議決に対する問責は、慎重に対応した方がいい」と述べ、福田首相の問責決議案は道路財源特例法改正案の再議決に合わせて提出すべきとの考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080424/20080424-00000055-nnn-pol.html

887片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 15:33:07
民主「問責」先送りへ、世論の批判を懸念
 福田首相に対する問責決議案について、民主党が提出を先送りする方向となった。

 ガソリン税の暫定税率を復活させる税制関連法案を与党が30日に衆院で再可決すれば、すぐにも提出することを検討していたが、民主党内で「国会審議を長期間拒否せざるを得なくなり、世論の批判を受ける」との慎重論が強まった。

 民主党幹部は24日夜、「小沢代表は『問責提出のタイミングは30日だけではない』と言っている」と述べ、提出時期を幅広く探る意向を明らかにした。

 提出を主張していた菅代表代行も記者会見で「衆院解散を求めるという趣旨に沿ってどういう行動が最も効果的かの観点から判断したい」と述べた。

 問責決議は法的拘束力がなく、首相は解散に応じない構えだ。民主党内から「問責決議案は軽いものではない」(輿石東参院議員会長)などの意見が出ており、「菅氏も先送りに傾いた」と受け止められている。

 今後、与党が道路整備費財源特例法改正案の再可決を検討している5月12日などの時期の提出を判断することになりそうだ。

 27日には、自民、民主両党が総力を挙げる衆院山口2区補欠選挙が投開票される。民主党内には「補選で敗れれば、党内に衝撃が走る。そうなれば、問責決議案を提出せざるを得ない」との声がある。

 一方、民主党は問責決議案提出を先送りする場合、今後10年間のガソリン税収を道路特定財源に充てる道路整備費財源特例法改正案の対案を参院に提出する検討に入った。同案に「2009年度から一般財源化する」とする政府・与党方針の趣旨を盛り込む内容となる見通しだ。自民党内に同様の法案修正を求める意見があることから、国会審議を通じて、与党を揺さぶる狙いがあると見られる。

(2008年4月25日03時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080425-OYT1T00132.htm

888片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 00:55:56
民主・渡辺氏が棄権 国民新と木俣氏らは欠席
2008年4月25日 12時16分

 在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の新特別協定案をめぐる25日午前の参院本会議の採決で、民主党の渡辺秀央氏が出席しながら投票を棄権、木俣佳丈、大江康弘両氏は欠席した。民主党と統一会派を組む国民新党も「党内に根強い賛成論があるが、民主党との関係を考慮した」として4人全員が欠席した。

 渡辺氏は記者団に「外交をおもちゃにしてはならない」と民主党の対応を批判。木俣、大江両氏はそれぞれ事務所が「体調不良」と説明した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008042501000398.html

889片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/02(金) 01:15:14
民主:「問責提出の時期、6月15日も視野」鳩山幹事長
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日、BS報道番組で、参院での首相の問責決議案提出について「後期高齢者医療制度の問題に重心が移っている。(問責可決による審議拒否で)議論ができなくなる状況を作ってはいけないという判断がある」と述べた。道路整備財源特例法改正案再可決直後の問責決議案提出を否定した形だ。その上で「会期末にもう一度(年金から保険料の)天引きが来る」と述べ、6月15日が新たな焦点になるとの見通しを示した。

 また、解散総選挙について「例えばサミットまでは(福田康夫首相に)協力して、本気で道路、後期高齢者医療制度について民主党の言うことを聞くと言うなら、そのベースに乗って、その後、福田さんの手で解散してくださいとできたらいい」と、話し合い解散のシナリオも披露した。【野口武則】

毎日新聞 2008年5月2日 0時26分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080502k0000m010147000c.html

890片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 01:18:38
議員130人が閣内へ 民主党の「霞が関改革構想」判明 政治主導を強化
5月2日8時32分配信 産経新聞

 民主党が政権獲得時に実行する内閣・公務員制度改革をまとめた「霞が関改革構想」が1日、明らかになった。副大臣らの増員や大臣補佐官新設で、議員130人超を政府に登用し、現行よりも倍増させる。政府と与党の一体化を進め、政策遂行面で官僚主導から政治主導への転換をはかる。

 この構想は、民主党行政改革調査会(松本剛明会長)が昨年秋以降、「霞が関改革・国家公務員制度等改革重点事項」として検討してきた。現行制度では、閣僚や副大臣、政務官、首相補佐官として与党から70人前後が内閣に入るが、民主党は政治主導を貫くには人数が少ないと判断した。

 構想では、官房副長官、首相補佐官、副大臣、政務官の従来の官職への議員登用は100人程度まで増やす。加えて各閣僚のブレーンとして「大臣補佐官」を新設して、数十人の議員を投入する。

 また国会議員の兼職制限を緩和し、官僚の事務次官級ポストとなっている「官房副長官補」に、議員を送り込めるよう仕組みを改める。補佐官などには非議員の民間人の登用も見込む。

 現在、副大臣や政務官は「飾り物的存在になっている例がある」(民主党幹部)と指摘される。構想は、副大臣や政務官を増員して省庁内の担当部局、担当の政策課題を細かく割り当てることで「官僚の手のひらに乗らず、閣僚が政策を遂行する仕組み」(幹部)を目指す。

 民主党の小沢一郎代表も榊原英資早大教授との対談で「英国では大臣を補佐する閣外大臣や副大臣、政務次官ら200人ぐらいが与党から官庁に入る。(政権をとったら)これは絶対にやりたい。われわれが与党になったときは、党に政調(政策調査会)のようなものは設けない」と語っていた。

 構想では幹部職員の人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房に設置する。各府省への配属は、首相と官房長官らが配属先の閣僚と協議して決定し「抜擢(ばつてき)」「降格」を従来以上に柔軟に行うことで、中央省庁をコントロールするねらいがある。

 このほか官僚の天下りが、特殊法人や民間企業へ必要性の少ない事業を発注させ、税金のむだ遣いを生んでいるとして、省庁による再就職斡旋(あつせん)を禁止。年金支給まで公務員として働けるよう5年間程度かけて定年を65歳に引き上げる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000901-san-pol

891片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 02:26:16
「小沢さんは時々三振する」側近・山岡氏、講演で
2008年05月02日23時39分

 小沢さんは時々三振する――。民主党の小沢代表の側近である山岡賢次国会対策委員長は2日、沖縄県浦添市で講演し、代表についてこう評した。昨年11月の大連立騒動などをさした発言とみられる。

 山岡氏は「国対委員長は野球で言うと監督。小沢一郎さんはうちの4番バッターで監督の指揮下にあるが、あの人は時々三振をするもんですから、その穴埋めをする監督も大変です」。その一方で、「三振もするが、知名度もカリスマ性も我が党では一番ある」と続け、フォローも忘れなかった。

http://www.asahi.com/politics/update/0502/TKY200805020337.html

892片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 11:36:27
内閣支持率急落受け 民主、論戦戦術へ
2008年5月9日 朝刊

 民主党が、福田首相と論戦を交わす機会を意識的に増やし始めている。ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を復活させる改正租税特別措置法再可決の際には衆院本会議を欠席するなど、これまでは「怒りの表現」に重点を置いてきたが、内閣支持率急落を受け、論戦を通じた政権攻撃へと軌道修正した。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は八日、河野洋平議長に国会内で会い、同法再可決の際、議長の本会議場入りを実力阻止したことを「行き過ぎたところがあった」と謝罪した。

 与党は十三日、道路特定財源を十年間維持する道路整備費財源特例法改正案を衆院で再可決するが、民主党は本会議で物理的抵抗をせず、出席して反対を訴える見通しだ。

 民主党は、九日に参院財政金融委員会で行われる同改正案の採決も、首相の審議出席を条件に容認。同改正案を再可決する衆院でも、予算委員会か国土交通委員会で首相出席の集中審議を開くよう求めた。

 同党が首相との論戦の機会を増やそうとする背景には、支持率急落にあえぐ首相を論戦の場に引っ張りだし、「首相を国会審議で徹底的に痛めつけ、その姿を国民に見せる」(同党幹部)ためだ。

 特に、同改正案は、道路特定財源の二〇〇九年度からの一般財源化という「政府・与党決定」と矛盾するため、格好の攻撃材料。

 菅直人代表代行は八日の記者会見で「(政府・与党決定と改正案に)どういう整合性があるのか、首相の口からしっかり聞きたい」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008050902009782.html

893片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 04:17:16
民主の“農家支援法案”廃案

民主党が去年の参議院選挙で公約として掲げ参議院では可決された、米や麦などを生産する幅広い農家に対して所得の補償を行う制度を盛り込んだ法案は、9日の衆議院本会議で与党などの反対多数で否決され廃案になりました。

民主党が提出していた「農業者戸別所得補償法案」は、米や麦、大豆などを生産している農家に対して販売価格が生産コストを下回った場合に、その差額を基に算出した交付金を支払う制度が柱になっています。民主党は、この法案を去年の参議院選挙で公約として掲げており、去年11月の参議院本会議では民主党など野党の賛成多数で可決され、衆議院に送られていましたが、これまでの審議で自民・公明両党は「必要とされる1兆円の財源の説明が具体的ではない」などとして、法案に反対していました。この法案について9日の衆議院本会議で採決が行われた結果、法案は自民・公明両党などの反対多数で否決され、廃案になりました。今の憲法の下で、参議院では可決された法案が衆議院で否決されたのは初めてです。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014475601000.html

894片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 13:49:21
民主党が戦術転換/論戦で矛盾指摘、詰め甘く

 民主党は九日、道路特定財源をめぐり福田康夫首相に論戦を挑んだ。道路特定財源を二〇〇九年度から一般財源化する首相方針と、特定財源を十年維持する道路整備費財源特例法改正案との矛盾を突く戦術。特例法改正案を採決する方針転換で首相を審議の場に引き出したものの、詰めの甘さも目立った。再議決が想定される十三日の衆院本会議には出席し、与党の「横暴」を訴える構えだが、首相を追い詰める戦略は描き切れていない。

 特例法改正案を審議した九日の参院財政金融、国土交通両委員会の連合審査会。民主党の一番手として質問に立った円より子参院議員は「一般財源化すると言いながら、なぜ法案を廃案にしないのか」とただした。

 これに対し首相は「特例法は〇八年度は存続するが、〇九年度は一般財源化する」と説明。「もし変えれば国民の信を失う」と強調してみせた。

 さらに首相は「野党が修正案を出してくれないかと待ち焦がれていた。よほど破天荒でなければ応じた」と挑発。衆院解散の要求には「解散するほどの対立するテーマがあればいいが、対立にならない」とかわした。

 民主党が法案採決に応じる姿勢に転換したことに、自民党の伊吹文明幹事長は九日の記者会見で「税制改正法案は『みなし否決』まで結論を出さなかったのに(今回は)六時間で審議を打ち切った。政局的な意図なのか」と疑問を呈した。

 これに対し民主党の簗瀬進参院国対委員長は九日の会見で「みなし否決を選んだのは、できるだけガソリン値下げ期間を延ばしたかったからだ」と強調。山岡賢次国対委員長は代議士会で、十三日の衆院本会議への出席方針を表明した上で「徹底して反対討論する。自民党のいろいろな方が良心の呵責(かしゃく)も覚えると思う」と与党の造反に期待を示した。

 民主党は先月三十日の税制改正法案の再議決で、河野洋平衆院議長の「軟禁」や欠席戦術で抵抗したが、今回は菅直人代表代行が反対討論に立つ予定だ。小沢一郎代表ら幹部が協議し、冬柴鉄三国土交通相に対する問責決議案提出も検討したが、結論は出さなかった。

 首相への問責決議案に関しては、早期提出に慎重な姿勢を変えていない。幹部の一人は「首相問責は『竹みつ(竹でつくった切れない刀)』だ。『抜くぞ抜くぞ』と言っているうちが華だ」と自嘲(じちょう)気味に話した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080509.html

895片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 23:52:40
地位協定改定 民主と国民新、参院決議を提案へ2008年5月10日

 【東京】民主党と国民新党は9日、日米地位協定の改定に向け、参院本会議に国会決議案を提出することで合意した。同日行われた両党の定例政策協議で、国民新党の亀井静香代表代行が民主党の菅直人代表代行に決議素案を提示した。両党は今後文案を調整して他野党に呼び掛ける。今国会中に提出する考え。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午後の会見で「国民新党、民主党の2党だけではなく、社民党、共産党にも協調してもらえるような内容にしたい。本来、自民党や公明党も反対するべき話ではないと思っている」と全会一致を目指す考えを示した。今後の日程として「国民新党と最終的な詰めを行い、国会決議の提出のタイミングをみていきたい」と述べた。
 国民新党が9日に民主党に提示した国会決議案は「政府は国民の不安や不信に応えて地位協定を見直すべきであるのに運用改善にとどめている。在日米軍に対する国民の信頼を回復することは困難だ」と政府対応を批判。「米軍の駐留が国民の理解と支持の下に行われ、日米関係のより良い発展に資するため、地位協定の早期かつ抜本的改定に向けて全力で取り組むよう要請する」としている。
 素案は日米安全保障体制を容認しているため、同体制に反対する共産党とは今後調整が必要となる。民主、社民、国民新の3党は4月に地位協定改定の統一案を政府に提出している。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-131932-storytopic-88.html

896片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 01:44:35
民主2氏が造反、2氏が欠席 道路整備特措法案
2008.5.12 22:52

このニュースのトピックス:道路特定財源
 民主党執行部は12日に参院本会議で行われた道路整備特別措置法案の採決で、参院の民主党会派(120人)のうち大江康弘(比例)、渡辺秀央(同)の両氏が党方針に反し出席の上で反対票を投じなかったことを受けて、常任幹事会などで党員資格の停止など処分を検討する。また、木俣佳丈(愛知)、広中和歌子(千葉)の両氏が欠席した。

 渡辺氏は造反の理由について「首相が一般財源化すると言っており、道路財源の空白を作ってはならないので(特定財源は)今年1年は許していい」と説明。ただ「離党の意思はない」と述べた。

 渡辺、大江両氏は4月9日の日銀副総裁人事でも党の方針に反して厳重注意処分を受け、渡辺氏は参院経済産業委員長、大江氏は参院国土交通委員会筆頭理事を辞職したばかり。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080512/stt0805122253006-n1.htm

897片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 00:33:55
対決姿勢加速に評価の声 民主・東北選出議員 

民主党の地方議員を集めた研修会であいさつする小沢代表=12日夜、東京都内のホテル

 民主党の小沢一郎代表が、次期衆院選に向けて自民党との対立路線を加速させている。昨秋の自民党との大連立構想などなかったかのように、日銀人事、ガソリン税をめぐる国会攻防、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)問題で、福田康夫首相を窮地に追い込む。「政権交代」と事あるごとに唱える小沢氏。その政治手法をめぐっては党内に「強引すぎる」との批判も依然くすぶるが、東北の国会議員の間では「小沢代表でしか自民党を倒せない」との声が多数を占めている。(東京支社・今野忠憲)

■選挙へ奮起促す

 「自公政権はダッチロールの状態。民主党が政権を担って安全、快適な飛行を実現する役割を果たさねばならない」。12日午前、党本部で開かれた女性議員ネットワーク会議で、小沢氏はこう奮起を促した。

 小沢氏は昨年の参院選では1人区行脚を繰り返して大勝に導き、4月の衆院山口2区補選でも自民党に勝った。同補選翌日の記者会見では「主権者からの不信任、問責の意思表示を福田首相が受けた。(山口2区は小選挙区での)300分の1の議席と言うのであれば、与党として堂々と総選挙するのが一番の筋道だ」と突き放した。

 こうした実績もあり、今月初めの世論調査では、内閣支持率は19%に落ち込み、民主党支持率が自民党を逆転した。

 国対委員長代理として小沢氏を支える安住淳衆院議員(宮城5区)は「党代表としてこれだけ結果を出した人はいない。自民党にすれば一番嫌な存在で、その証拠に福田首相はプレッシャーに負けて道路特定財源の一般財源化を打ち出すしかなくなった」と評価する。

 小沢氏が選挙に強いとされる理由について安住氏は「多くの世襲議員と違い、水沢市(現奥州市)で育ち、庶民の呼吸が分かっている。霞が関の官僚政治に手を突っ込んで解体できるのは小沢氏しかいないという期待が国民にもあると思う」と強調する。

 小沢氏の政治手法を、自民党は「政局優先」と批判する。これに対し、岡崎トミ子参院議員(宮城選挙区)は「政権党を倒すのが野党の最大の仕事であり、できるのは小沢氏しかいない。大連立騒動以後、対立路線にかじを切って筋を通し、強さが前面に出ているのがいい」と意に介さない。

 「小沢王国」岩手の議員はもちろん「政権交代への執念が代表を支えている」(平野達男参院議員・岩手選挙区)、「代表が自民党を離党して15年、年齢はまもなく66歳になる。政権交代の機会は今しかない」(黄川田徹衆院議員・岩手3区)と全面支持だ。

■不安視する声も

 対立路線への特化を不安視する声もある。玄葉光一郎衆院議員(福島3区)は小沢氏の安定感を評価しつつも「政権交代には力業も必要だが、政治を前進させるためもう少し与党と協議してもいいのでは」と話す。玄葉氏は超党派議連「せんたく議員連合」の世話人・幹事の立場から「ねじれ国会の中では党の意見に固執してしまう。国会外で腹蔵無く話し合い、前進させたい」とも語る。

 12日夜、民主党地方議員を集めた研修会が都内のホテルであった。次期衆院選にすべてをかけるという小沢氏は「敵は半世紀以上にわたって権力を独占してきた自民党。彼らの持つ基盤と人間関係は予想以上に強い。われわれに風が吹いている、それだけで衆院選は勝てないと言って嫌がられている」と話した。
2008年05月17日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080518t71008.htm

898片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 19:34:43
民主党:定住外国人への地方参政権めぐり火種も
 民主党の「永住外国人住民の法的地位向上を推進する議連」(会長・岡田克也副代表)が20日総会を開き、関連法案作成を視野に入れた提言をまとめる。今後、党の部門会議など正式な機関で議論する見通しだが、党内では渡部恒三最高顧問が代表世話人を務める慎重派の勉強会もあり、両派が党内対立の火種となる恐れもある。

 民主党は98年の結党時の基本政策に「定住外国人の地方参政権実現」を掲げ、過去2回にわたって法案も提出。推進議連はこの流れに沿って今年1月30日に結成された。小沢一郎代表も2月に訪韓し、李明博(イミョンバク)韓国大統領に推進姿勢を表明している。一方で慎重派の勉強会も同じ日に発足。それぞれに70〜90人が名を連ね、会合を重ねている。

 推進議連が20日にまとめる提言は、選挙権付与の対象を朝鮮(北朝鮮)籍以外の永住者とし、行使の範囲を地方の首長選と議員選に限定。被選挙権は付与しない内容だ。

 岡田氏は4月上旬にも慎重派主要メンバーの長島昭久衆院議員らに提言の原案を示したが、長島氏らは「個々の議員の国家観にかかわる問題で、まとめようとすれば多数派工作になる」と反論し、溝は縮まっていない。

 推進議連は近く小沢代表に提言を報告し、正式な議論の開始を目指すが、展開次第では「宗教論争的な対立になりかねない」(中堅議員)との懸念も出てきている。【田中成之】

毎日新聞 2008年5月19日 19時18分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080520k0000m010048000c.html

899片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:09:10
小沢氏「9月解散」発言が波紋/民主、代表選へ思惑交錯

 民主党の小沢一郎代表が九月の衆院解散を想定し、六月十五日の国会閉幕後から選挙準備を本格化させると表明したことが、党内に波紋を広げている。衆院解散が近いとの切迫感ではなく「九月末の代表任期満了を控え、無投票再選を狙っているのでは」との見方が拡大。党内では小沢氏の無投票再選を支持する非戦論から、本格的な代表選を実施すべきだとの主戦論まで思惑が交錯し始めた。

 小沢氏は十三日の記者会見で「七月か八月、六月になるかもしれないが、民主党として完全な選挙態勢に入りたい」と強調。衆院解散は九月を想定かとの質問に「そうだ」と認めた。

 周辺は「代表は十月総選挙を念頭に置いている」と解説。消費税率引き上げがテーマになる税制抜本改革論議を秋に控え、福田内閣の支持率が上昇する要素がないと判断した自民党が九月に総裁選を行い、新総裁の下で衆院解散に打って出る―との見立てだ。

 ただ、党内では小沢氏が、あえてこの時期に発言した意図の方に関心が集まった。執行部に近い中堅議員は「反小沢氏勢力の封じ込め。『党を挙げて衆院選に突き進もうとするときに変な動きをするなよ』というけん制だ」との見方を示した。

 実際、無投票再選論も出始めた。鳩山由紀夫幹事長グループの十五日の会合では「小沢代表で一致結束する姿を国民に見せるべきだ」と代表選反対論が続出。参院中堅議員は「与党なら首相を決めるのと同じなので選挙すべきだが、野党の党首なのだから無理しなくていい」と指摘する。

 また、小沢氏に近い幹部は「自民党は九月に臨時国会を検討しているようだ。緊迫する可能性もあるので、代表選を前倒しする方がいいかもしれない」と「前倒し論」に言及。狙いは実質的な無投票再選だ。

 小沢氏の発言と同じ十三日の夜、小沢氏から距離を置くとされる前原誠司副代表や枝野幸男元政調会長ら約十人が都内で会食した。関係者によると(1)代表選による党の宣伝効果は絶大(2)代表が代わっても党への支持は変わらない―として代表選を実施すべきだとの意見が大勢だったという。

 しかし現実に対抗馬を出せるのか疑問視する声もある。党役員の一人は「前原、枝野両氏では推薦人が集まらない。野田佳彦広報委員長は人望があるが、勝ち目はない」と解説。別の幹部は「『政策原理主義者』の岡田克也副代表では党が割れる」と分析する。

 鳩山氏や菅直人代表代行、輿石東参院議員会長ら主要メンバーは次期衆院選を小沢代表で戦う考え。鳩山氏は十六日の会見で「小沢氏が続投すべきだとの声が多い」とした上で「ほかの人が代表選に出たいと表明したときに、それを拒んではならない」と述べた。党に亀裂が入らない程度の代表選で民主党をアピールしたい―というのが執行部の本音のようだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080517.html

900片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:10:08
攻めあぐねる民主党/世論喚起、照準は秋か

 民主党は二十日、終盤国会の目玉となる後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止法案をまとめた。これを武器に世論の批判をさらに喚起し、福田康夫首相を追い詰める構えだ。しかし衆院解散への道筋が描けず、攻めあぐねているのが内実。小沢一郎代表は九月以降の衆院解散に言及し、政局の照準を秋に移行させ始めたように映る。

 「国民の七割が新制度に反対だ。与党は衆院で審議入りせずにいられるなら、してみたらいい」。民主党の直嶋正行政調会長は、法案を決めた政策責任者会合後の会見で与党をけん制した。

 民主党は、野党が過半数を占める参院で六月上旬に可決し、衆院に送付する方針だが、衆院多数の与党は法案を会期末まで審議しないとみられる。民主党は「廃止を求める国民の声に応えない」との理由で問責決議案提出を視野に入れる。ただ、党内には「法案が否決されたのなら出せるが、審議されない状態では問責を出すのは難しい」(幹部)と見送り論が広がっている。

 一方、野党の廃止法案提出に、自民党の大島理森国対委員長は「提出をやめろとは言えない」と記者団に余裕の表情を見せた。首相が新医療制度の運用改善を指示、与党も制度の枠組みを維持した上で低所得者の負担軽減などを検討し、野党の批判には反論できるとの判断からだ。

 首相は二十日昼、太田昭宏代表ら公明党幹部八人を公邸に招き、昼食を取りながら懇談した。同日夜には自民党幹部を招き会食。野党の意気込みとは対照的に「一段落」のムードが漂う。

 公明党幹部との会合では、介護や住宅など幅広い分野で高齢者が暮らしやすい社会を目指す政策を打ち出す方針を確認。高齢者の支持が戻れば福田内閣の支持率も上向くとの計算が働く。

 民主党には、道路特定財源問題に関する与野党協議の場で、道路に関する無駄遣いや政府方針を追及すべきだとの意見もある。だが消費税の議論に巻き込まれるのではないかとの警戒が消えず、道路でも有効な戦略を見いだせない状態だ。

 小沢氏は二十日夜の中堅議員との会合で力説した。「九月から十二月までに必ず選挙があると思っている。暑い夏にしっかり草取り(選挙区回り)して、実りある秋になるように頑張ってくれ。参院選で過半数を得たのだから、衆院選でも一人一人が勝利することで政権交代につながる」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080520.html

901片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 15:00:02
前原「小沢悪い」発言、与謝野“暴露”で波紋
講演会で対談内容漏らす?

 民主党の前原誠司副代表が漏らしたとされる、小沢一郎代表に対する批判発言が波紋を広げている。この批判発言は自民党の与謝野馨前官房長官が講演会で明かしたものだが、前原氏はかねてより小沢代表と距離があり、最近は小泉純一郎元首相など自民党議員とも接触している。このため、永田町では「いよいよ小沢Vs前原のバトルが勃発するのでは」との見方が出ている。

 問題の発言は20日付読売新聞朝刊が報じたもので、与謝野氏=写真左=が19日夜に都内で行った講演会で、前原氏が「(国会運営について)民主党が間違っている。国民のために一つずつ物事を決めないといけない。小沢代表が悪い。政策に興味がなく、政局にしか興味がない」と、小沢氏を徹底的にこき下ろしていた事を暴露したというのだ。

 与謝野氏は講演会直前、6月10日に発売される月刊誌「中央公論」の企画で前原氏と対談。この際に前原氏が漏らしたものだというが、永田町では「いよいよ前原氏は小沢民主党と決別するのでは」(自民党若手)などとの憶測が走った。

 その理由について永田町有力筋はこう解説する。

 「前原氏は先の新テロ特措法案や日銀総裁人事への対応でも小沢氏の考え方に公然と異論を唱えるなど、党内では反小沢の急先鋒的存在だ。今年9月の代表選についても複数候補で選挙をするべきだと主張しているが、これは事実上、小沢氏への対抗馬を立てるべきだということ。先月には前原氏に大連立を呼びかけたことがある小泉元首相と会食もしており、いつ小沢氏に反旗を翻してもおかしくないと見られているからだ」

 ただ、前原氏の事務所は与謝野氏発言について、「事実無根だ。読売の記事に書かれていることを(前原氏は対談で)言っていない」と完全否定。

 与謝野氏の事務所も「一般公開した講演会ではなく、あくまで私的な会合での発言だ。まさか新聞記事に出るとは思わなかった」と述べるにとどめ、真偽を定かにしなかった。

 だが、先の講演会参加者の1人はこう証言する。

 「与謝野氏は読売の報道通りの発言をしていた。さらに与謝野氏は、『前原氏が(雑誌の対談時の録音)テープを止めてこっそり言っていた』とも付け加えていた」と証言する。

 衆院選を控え臨戦モードの小沢民主党だが、果たして一枚岩が崩れることになるのか。
ZAKZAK 2008/05/21
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008052101_all.html

902片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/23(金) 21:58:33
民主、外国人地方参政権法案の今国会提出困難に
5月23日20時28分配信 産経新聞


 民主党の小沢一郎代表は23日、党本部で渡部恒三最高顧問と会談し、永住外国人地方選挙権付与問題に関する党内協議機関の座長に就くよう要請、渡部氏は受け入れた。この問題をめぐっては、岡田克也副代表が会長の推進派の議連が20日に提言を出し、永住外国人地方選挙権付与法案を早期に策定し、今国会へ提出するよう求めている。
 一方、反対派議連の代表世話人でもある渡部氏は会談で小沢氏に「挙党一致態勢で(政権交代に向け)国民の期待に応えるところにきている。この問題で党を二分し、ヒビが入ってはいけない」と、慎重に議論していく考えを伝えた。同法案の「今国会提出は困難」(幹部)な情勢だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080523-00000949-san-pol

903片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 13:12:55
道路財源:民主、追及姿勢を維持 地方整備局見直し要求へ
 民主党は28日に再開される道路特定財源の一般財源化に関する与野党協議で、国土交通省の出先機関、地方整備局の廃止を含めた見直しを要求する方針を固めた。「無駄遣いをなくすのが先決」と与党をけん制し、本格的な税制論議へのハードルを上げるのが狙い。民主党が協議に応じた意図が「道路問題で引き続き追及している姿勢を見せるため」(幹部)にあることが浮き彫りになった。

 地方整備局をめぐっては、特定財源を原資として支出された職員のタクシー代などが明らかになった。地方の道路整備計画策定などに過大な権限を握っていることもあり、民主党は「見直せば、地域のことは地域で決めるようになり、無駄が省ける」(菅直人代表代行)と判断した。

 これに伴い、4月の改正租税特別措置法再可決前にまとめた道路改革の基本方針は見直す。地方整備局の見直しを盛り込むほか、10年間59兆円の道路整備中期計画については、政府が見直しを進めていることを踏まえ「白紙撤回」を求める。(1)ガソリン税などの暫定税率の完全廃止(2)道路特定財源の08年度からの一般財源化−−などはそのまま踏襲する。【小山由宇】

毎日新聞 2008年5月27日 2時30分(最終更新 5月27日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080527k0000m010152000c.html

904片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 18:45:08
首相問責 出す? 出さない? 民主じわり積極論
2008年5月27日 朝刊

 民主党内で、福田首相問責決議案を参院に提出するかどうかをめぐり、賛否が割れている。通常国会会期末の六月十五日までに、世論の動向を見極めた上で、小沢氏らが最終判断することになる。

 民主党は今国会で、首相問責決議案提出を二回にわたって検討したが、結局見送った。問責決議が可決されても首相が「無視」すれば、民主党は国会審議に応じるわけにいかず、審議拒否が長期化すれば、逆に民主党が批判されかねないとの判断からだ。

 民主党は現在、国会審議を通じて後期高齢者(長寿)医療制度や道路特定財源の無駄遣いなどを追及する戦術を展開しているが、今国会中に首相問責決議案を提出するかどうか、決断を迫られる。

 これまで党内では、衆院解散・総選挙に追い込めそうにない今国会中の提出には消極論が強かったが、ここにきて、党内の空気が微妙に変化している。

 鳩山由紀夫幹事長は「残された三週間余り(の会期中に)、(野党が過半数を占める)参院の力を国民のために使いたい。何もしないことはあり得ない」と指摘する。

 積極論の背景には、民主党の政党支持率が自民党を上回るなど好調なことがある。

 問責決議案を提出しなければ、国民から「こんな状況で何もしなかったと言われる」(幹部)というのだ。

 ただ、民主党内には、小沢一郎代表と首相との党首討論が行われる見通しの六月十一日以前には提出しにくいとの見方もある。

 それ以降だと会期末ぎりぎりとなり、首相問責決議を可決しても、すぐ閉会してしまうため「あまり意味がない」(別の幹部)との意見も根強い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008052702000125.html

905片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 09:40:36
小沢民主代表:次期衆院選で過半数…首相就任に異例の言及
 民主党の小沢一郎代表は27日の記者会見で、次期衆院選で同党が単独過半数を獲得した場合に「私が代表の間であれば、私自身が責任を負わなければならない」と述べ、自らが首相に就任する考えを示した。

 「次期衆院選で勝利して政権交代」をうたう小沢氏だが「自ら首相の座に就くことには関心が薄い」(周辺)というのが通説。本人が首相就任の可能性に言及するのは異例だ。【渡辺創】

毎日新聞 2008年5月27日 19時55分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080528k0000m010064000c.html

906片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/29(木) 10:32:46
民主党はカネがない!?小沢代表が鳩山幹事長に「君の財産出せ」
5月29日6時42分配信 産経新聞


 「キミの財産をよこせよ」。政権交代を旗印にして次期衆院選に向けた対策を急いでいる民主党だが、選挙資金の金策に頭を悩ます小沢一郎代表が最近、冗談めかして鳩山由紀夫幹事長に私財提供を求める一幕があった。
 鳩山氏は政界でも有数の資産家だが、すかさず「代表も(東京都港区内などに複数保有するマンションなどの)建物を売ればいいじゃないですか」と反論。小沢氏は「売ってもそんなにカネにならないよ」と弁解したという。
 民主党は党予算のほとんどが政党交付金頼みで、郵政解散となった平成17年の衆院選で議席を減らした結果、交付金も減ったが、昨年7月の参院選での大勝で、交付金が増額するなど党の財政は選挙の結果に左右される傾向がある。
 7月14日には、約2億5000万円の売り上げを目標に、政治資金パーティーを開くが、それでも「とても足りない状況」(党幹部)。このため、党内からはいざというときには「幹部の自宅を抵当にいれて借金するしかない」との声もあがっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000900-san-pol

907片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 11:46:55
民主党:首相問責、対応に苦慮…執行部
 後期高齢者医療制度廃止法案を巡る与野党の本格攻防を前に、民主党が首相問責決議案についての対応に苦慮している。問責を提出しても、福田政権を衆院の解散・総選挙に追い込むのは困難として、執行部内では「今国会見送り」が大勢だが、党内には若手を中心に、世論の支持を踏まえた問責提出積極論も依然として根強いためだ。

 「『ガソリン値下げ隊』の“ご苦労さん会”を開催します」

 2日、ガソリン税の暫定税率期限切れを巡って国会や街頭で活動した衆院1〜3回生議員に対し、山岡賢次国対委員長名でこんな文書が出回った。会期末を目前にした12日夕の設定。「『問責は打たない』との宣言か」。こんなささやきが聞かれた。

 問責提出を巡って、後期高齢者医療制度廃止法案提出直前の先月20日ごろ、小沢一郎代表は「向こうが反対するところでやればいいじゃないか」と周囲に語った。この時点では、廃止法案を5月中に参院で可決し、6月4日の党首討論で福田康夫首相を後期高齢者医療制度問題で追及し、問責を提出する−−という小沢氏のシナリオだった。

 しかし、党首討論が首相の外遊で会期末ぎりぎりの同月11日に延びたことなどから実現せず、その後小沢氏は問責に対する態度を明確にしていない。

 そんな中、鳩山由紀夫幹事長ら執行部の大半は問責に慎重な姿勢を鮮明にしているが、その背景には「9月の代表選で小沢氏3選を確実にするには問責は打たない方が得策」との配慮がある。

 執行部は「会期末ぎりぎりでも問責を打てば、臨時国会でも審議拒否せざるを得ない」との見解で一致しており、民主党お家芸の国会論戦を自ら封じれば、党内の不満の矛先が小沢氏に向きかねないと危惧(きぐ)している。

 代表選を巡っては、前原誠司副代表が最近「誰も出なければ自分が出る」と公言。「前原氏が出ると『小沢対反小沢』の構図が明確になり過ぎる」と周辺は懸念する。「次期衆院選までは党の顔は小沢氏」という空気が大勢の中、代表選を巡る思惑が、問責問題にも微妙に影響している。

 その一方で、党内若手には、審議を拒否しないことを前提にした「問責積極論」も健在だ。山岡国対委員長を参院議員数人が囲んだ5月29日の会食の席では「問責は出すべきだ。議員立法の審議だけやれば閣僚を呼ぶ必要はなく、審議拒否しなくていい」との意見が出た。

 問責には慎重な鳩山幹事長が1日、長野県須坂市での会見で「廃止法案への対応を見極め、参院執行部の同意をとりつけて、問責を視野に入れ攻勢を強めたい」と述べたのは、こうした若手の動きをにらんでのリップサービスとも受け取れなくもない。【上野央絵】

毎日新聞 2008年6月3日 2時30分(最終更新 6月3日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080603k0000m010142000c.html

908片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 03:11:56
検証・問責で揺れた民主党/「鶴の一声」で潮目変化

 民主党が五日、一転して福田康夫首相に対する問責決議案を今国会に提出する方針となった背景は、またも小沢一郎代表の「鶴の一声」だった。党内の引き締めが狙いとの見方に加え、不得手とされる党首討論を回避するのが目的との憶測がささやかれる。参院の与野党逆転で手中に収めた「伝家の宝刀」が「竹みつ(竹製の切れない刀)になりかねない」と、党内からは疑問の声も漏れる。問責決議案で揺れた民主党の動きを検証した。

 四日昼すぎ、党本部で開かれた小沢代表ら五人の幹部協議。菅直人代表代行が「このままで国会を終わらせれば、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)などで完全に首相のペースになる。道路問題も下火になってしまう。十一日の党首討論で攻め立てた後に問責を出してはどうか」と口火を切った。

 それを受けた小沢氏が「首相は党首討論で擦り寄ってくる。そうなると問責は出せない。そこを考えないといけない。このまま会期を終えていいのか」と発言。出席者の一人は「討論をやりたくないのか」と感じたという。先に問責決議案を出せば、党首討論と国会審議を拒む大義になるからだ。五日、民主党の申し入れで党首討論は見送りの見通しになった。

 小沢氏はさらに「党内が緩んでいる」と畳み掛けた。国家公務員制度改革基本法案など与党が譲歩して修正合意する法案が相次ぎ、小沢氏には与党の「問責封じ策」に絡め取られていると映ったようだ。結局、この場で問責決議案提出の方向へ潮目が変わった。

 三日夜、民主党幹部は「衆院解散につながらない問責決議は意味がない。今国会の提出は120%ない」と明言し「小沢氏は参院の意向を尊重する考えだ」と強調。問責決議案の舞台となる参院の輿石東議員会長は一貫して衆院解散・総選挙や総辞職への追い込みが前提との認識から「軽く扱うべきものではない」と主張し、参院執行部も「慎重であるべきだ」と何度も確認していた。

 四日の幹部協議後の野党四党幹事長・書記局長会談。民主党の鳩山由紀夫幹事長が問責決議案提出を提案し、山岡賢次国対委員長が「自民党は『抱きつき』路線だ。党内事情だが、対決姿勢を示したい」と説明した。共産党の市田忠義書記局長が「そんな問責は国民の支持を得られない」と苦言を呈すと、鳩山、山岡両氏とも「本当は慎重なのですが」と漏らした。

 民主党が場当たり的に提出を決めた印象は否めない。四日夜、民主党国対筋は急きょ、党首討論前の九日か十日に問責決議案を提出する理由や手順を検討。五日になって、来週前半に提出すると民主党も重要と位置付ける複数の「生活関連法案」の成立が危ぶまれることが判明、対応に追われる迷走を繰り広げた。

 民主党の中堅議員は五日、国会内でつぶやいた。「四日までは執行部に提出する雰囲気はなかったのに急に変わった。やはり代表が求心力を高めるために指示を出したのか。わが党では極めて高度な政治判断が、いつも代表のひと言で決まる」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080605.html

909片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/15(日) 21:54:12
第45回衆議院総選挙総合スレ261
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1213488686/
503 名前:アンチ慶応 ◆YWRXO2tdY2 [sage] 投稿日:2008/06/15(日) 21:50:12 ID:u5qPO5E3
民主党の前原誠司副代表が月刊誌などで、党のマニフェスト批判につながる異例の「政策提言」を繰り返している。党内には「現職の副代表の言動としてふさわしくない」と、強い反発が出ている。
前原氏は、「代表選後、民主党が大きく割れ、自民党も大きく割れるという形での(政界)再編はありうる」とも指摘した。
筒井信隆・農水担当らが12日、「前原副代表の妄言を糾弾し、その『退場』を勧告する」と題した激しい批判メールを、党所属議員に一斉送信する騒ぎにも発展した。
鳩山幹事長は13日の記者会見で、筒井氏らの対応を「行きすぎた」とたしなめる一方、前原氏に対しても「党が分裂するという話は、慎んだ方がよかった」と苦言を呈した。
党内には「ガタガタするくらいなら、代表選は小沢氏の無投票再選の方がいい」(中堅)という声も出ており、前原氏の行動は思惑とは逆に作用する可能性もある。

農業政策
「ばらまきだという気持ちを強く持っている。もう少し前向きな農業政策を築き上げないといけない」(7日の京都市内の会合)

地方分権
「広域的な調整を行う道州を加えた『三層制』が望ましい」(Voice7月号)

自衛隊海外派遣
「国連が決めなければ何もできない国になってしまう」(Voice7月号)

財源
「行革だけでは絶対無理。仮にこのまま民主党が政権を取っても、まともな政権運営はできない。」
(中央公論7月号)
読売朝刊より

910片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 12:40:07
民主代表選:岡田氏は言及せず、前原氏は対決姿勢
 民主党の岡田克也副代表が18日、初の著書となる「政権交代」(講談社)を出版する。05年の代表辞任までの政治活動を総括し、政権交代の必要性を訴える内容で、最近の小沢一郎代表時代には言及していない。一方、前原誠司副代表は月刊誌への寄稿で、小沢氏との政策の違いを「代表選の争点」に掲げた。代表選を3カ月後に控え、注目される副代表2人の政治スタイルの違いが党内の話題になっている。

 岡田氏は著書で、90年の初当選時に自民党幹事長だった小沢氏を「政治の世界での父」と表現。97年の新進党解党で小沢氏に初めて公然と異を唱え、たもとを分かった経緯を書いた。ただ、現在の小沢氏との関係については著書では触れず、記者会見で「先輩政治家と思っている」と述べ、微妙な距離感をにじませた。政権交代には党内の結束が不可欠と指摘し、政権交代後に改革を最優先する分野に▽社会保障▽地方分権▽財政構造改革−−を挙げるなど手堅い内容。

 一方、前原氏は月刊誌「Voice7月号」に寄稿した「民主党は政権を担えるか」と題する論文で、農家への戸別所得補償、全国を300自治体に分割する地方分権政策、国連中心主義を挙げ、小沢氏との主張の違いを明示。次期総選挙で勝つために「代表選を通じて、小沢代表と徹底的に議論を戦わせる必要がある」と強調した。

 代表選出馬について岡田氏は「ノーコメント」、前原氏は「本当は出たくないが、誰も出ないなら選挙にするため自分が出る」と周辺に語っている。【田中成之、野口武則】

毎日新聞 2008年6月17日 4時00分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080617k0000m010103000c.html

911片言丸:2008/06/18(水) 23:37:07
柔軟論 民主に広がる 地震、拉致問題では審議
2008年6月18日 朝刊

衆院災害対策特別委員会で、岩手・宮城内陸地震の犠牲者に黙とうする議員ら=17日午前、国会で


 岩手・宮城内陸地震や北朝鮮が拉致事件の再調査を約束したのをきっかけに、福田首相の問責決議を実現させた民主党が一部の国会審議に応じ始めた。あくまで人道的な問題に限った例外との位置付けだが、党内に柔軟論が高まる兆しも出てきた。

 民主党は十一日の首相問責決議案可決後、問責された首相の下で審議はできないとして衆参両院で国会審議に応じていなかった。

 十四日に岩手・宮城内陸地震が起きると、「こういう問題は全く別」(鳩山由紀夫幹事長)として与党に衆参両院の災害対策特別委員会開催を要求。十七日に開かれた衆院災害特委では、政府から被災状況などの説明を受けた。

 北朝鮮の拉致事件再調査表明をめぐっても、民主党は十七日「人道上の問題だし、民主党が拒否していると宣伝されるのも良くない」として拉致問題特別委員会開催を要求。平田健二参院幹事長は「問責可決後でも、人の生死にかかわることが起きれば国会として調査・議論するのは当たり前」と言う。

 執行部には、問責された首相は相手にしないという国会戦略がなし崩しになることへの警戒感もある。

 半面、「なし崩しになってもいい」(中堅)、「閉会中審査だってどんどんやっていい」(ベテラン議員)との声が党内に高まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008061802000131.html

912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/24(火) 20:24:13
民主党員・サポーター、27万人を突破…過去最多更新
 民主党の党員・サポーター数が5月末の定時登録の時点で27万人を超え、過去最多を更新した。

 昨年の参院選で議員数が増えたことに加え、「年金記録漏れ問題や後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に対する批判が追い風になっている」という見方が出ている。

 党員・サポーターの登録制度は2002年に始まった。5月末の登録者が代表選の投票権を得る仕組みだ。02年は10万1千人だったが、小沢代表が就任した06年に24万4000人と初めて20万人を突破。昨年は20万1000人に減少したが、9月に代表選を控える今年は再び最多を更新した。

 国会議員には500人、次期衆院選の公認内定者にも300人の党員・サポーター獲得がノルマとして課されており、党内では「例年に比べ、快く引き受けてくれる人が増えた感じがある」という声が上がっている。

 ただ、「ノルマを達成していないベテラン国会議員もいる」という不満も出ており、鳩山幹事長は24日の常任幹事会で、「ノルマを達成できなかった総支部名を公表することを検討したい」と述べた。

(2008年6月24日19時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080624-OYT1T00541.htm

913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:11:46
民主党:前原副代表のグループが合宿 代表選は協議せず
 民主党の前原誠司副代表を中心とするグループ「凌雲(りょううん)会」は26、27両日、長野県木曽町で合宿を開いた。参加した23人は小沢一郎代表と距離を置く議員が多いが、9月の党代表選については、協議しなかったという。「次期衆院選までは小沢代表」が党内の大勢の中、主戦論のグループも対抗馬擁立に苦慮している。

 27日に講師として招かれた渡部恒三最高顧問は「選挙になるとしこりが残ると言うこと自体、民主主義政党の資格がない」と代表選の必要性を強調。小沢氏と菅直人代表代行が争った06年の代表選を「選挙前に私が2人に『さわやかに戦い、終わったら挙党態勢だ』と握手させた」と振り返った。

 前原氏は26日夜の懇親会で「マニフェストや政策は常に進化をさせていかなければいけない」と述べ、07年参院選マニフェストを見直す必要を改めて訴えたが、代表選については27日、記者団に「ノーコメント」とだけ語った。【野口武則】

毎日新聞 2008年6月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080628ddm005010165000c.html

914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:12:36
民主・岡田副代表:海老名・座間市で講演 政権交代を訴え /神奈川
 民主党の岡田克也副代表は27日、海老名、座間両市で街頭演説と講演会を行った。道路特定財源や暫定税率について「陳情した市長さんなどより役人が決める。役人が偉いというのが今の政治」と指摘し「民主党が政権を取ることで一気に流れが変わる」と政権交代を訴えた。

 次期衆院選に立候補を予定している新人の応援のために訪れた。岡田副代表は後期高齢者医療制度を巡る混乱について「どうして与党は法案を決める前にきちんと検証しなかったのか」と与党を批判。「政権が失敗したら入れ替わるという民主主義の国を作りたい。皆さんの一歩踏み出す勇気で世の中は変わる」と衆院選での支持を訴えた。【長真一】

毎日新聞 2008年6月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080628ddlk14010203000c.html

915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:14:37
風知草:ロボコップ・リターンズ=専門編集委員・山田孝男
 民主党の岡田克也(54)はまじめが看板だ。6月中旬、講談社から「政権交代/この国を変える」を出版した。「まじめで何が悪い」と自らを奮い立たせているように私には読めた。まじめに党代表返り咲きを狙っているという観測もあるが、少なくとも出版と代表選は無関係だろう。岡田は手の込んだ駆け引きの人ではない。

 酒を飲まない。たばこはもちろん、ゴルフもカラオケもだめ。そのむかし、番記者のつけたあだ名がロボコップ。米SFアクション映画に出てくるサイボーグ(人造人間)のスーパー警官だ。完全武装の論戦マシンというイメージである。

 この人、映画に目がない。ただし、好きなのは「西部戦線異状なし」「プライベート・ライアン」など「考えさせられる映画」で、エンターテインメントは眼中にない。いま読んでいる本はロバート・ゲスト(英エコノミスト誌元特派員)の「アフリカ/苦悩する大陸」とアル・ゴア(元米副大統領)の「理性の奪還/もうひとつの『不都合な真実』」−−。

 まじめ過ぎるという自覚、ないですか? 非礼を顧みず本人に問うと、言下に「ないです」。取りつく島がない。

 小泉政権の5年間、岡田は民主党政調会長、幹事長代理、幹事長、代表を歴任し、首相に質問すること30回以上。最も多く小泉純一郎と議論した政治家だと自負している。

 小泉人気も中だるみの04年参院選は、岡田が小泉の「人生いろいろ」発言に食いついて自民党を寄り切り。05年衆院選は逆に岡田民主党が惨敗し、代表を退いた。新著の後半は小泉との戦いの総括である。

 ここで岡田が言っているのはこういうことだ。

 (1)小泉改革で評価すべきは公共事業に頼らぬ景気回復と不良債権処理の加速。他はことごとく期待外れだった。

 (2)他方、内政の最大の課題は医療・年金など国民が受け取る給付が増え、それに見合う負担が不足していることだ。

 (3)もはや増税論議は避けて通れないが、行政と癒着した自公政権では役所のムダに切り込めず、国民が納得しない。

 (4)だから、しがらみのない民主党に任せてほしい。

 3番目の増税論議容認がポイントになる。岡田代表時代、民主党は消費税3%増税を公約して国政選挙を戦った。しかも岡田の本は冒頭から増税の逸話である。地元(三重県)の対話集会で支持者に「年金になぜ税金がかかるのか」と詰め寄られた岡田が「がまんしてください」と説き伏せる−−。

 反増税の現執行部との隔たり著しく、そこから「岡田は秋の代表選挙に出て小沢一郎の再選を阻むハラではないか」という観測が生まれる。

 小沢は06年4月、両院の民主党議員による投票で菅直人を制して代表になった。偽メールに基づく疑惑追及で瓦解した党の立て直しに担ぎ出されたのが実情だ。同9月の定期代表選挙で無投票再選され、その任期が今年9月で終わる。

 政権奪取最優先の政策と独断専行の手法に党内の不満は募り、代表選出馬を公言する有力議員もいるが、最も重みがあり、最も敵の少ない潜在候補が岡田だ。どうするのか。

 岡田に聞くと「民主党が政権を取るためにどうすべきか。私の判断基準はそれだけです」と答えた。ロボコップは戦列に戻ったが、小沢と争って党を割るつもりはない。私にはそう聞こえた。(敬称略)(毎週月曜日掲載)

毎日新聞 2008年6月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080630ddm003070147000c.html

916片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:26:13
民主サポーター27万人超 過去最高、代表選も影響?(06/29 15:20)
 9月に予定される民主党代表選で投票権を持つ党員・サポーター数が27万人を超える見通しだ。現行制度となった2004年以降では過去最高で、来月に確定数を公表する。昨年の参院選で躍進した勢いに加え、代表選をにらみ国会議員らの動きが活発化した影響もありそうだ。複数の候補者による代表選が実現すれば、党員・サポーター票の行方も焦点となる。

 党員・サポーター制度は2000年に導入。04年からは、党員は年間6000円、サポーターは2000円を支払えば、5月末時点の登録者が郵便投票で代表選に参加できる現在の仕組みとなった。

 04年は11万人、05年は15万7000人と推移し、06年に24万4000人と初めて20万人の大台を突破。昨年は20万1000人で今年は約7万人増となる見通しだ。

 民主党は1月の党大会で25万人の登録を目指す方針を決め、この目標は達成。ただ現職に課した「最低500人」のノルマを果たせなかった議員もいる。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/101898.html?_nva=41

917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:53:37
菅直人氏:民主党代表選に出馬せず 98年の結党以来初
 民主党の菅直人代表代行は3日の記者会見で、9月の党代表選に関し、小沢一郎代表の再選を支持し、自らは出馬しないことを明言した。菅氏はこれまで選挙戦になった代表選すべてに出馬しており、今回選挙戦になっても菅氏が出馬しなければ、98年の結党以来初めてとなる。

 菅氏は「小沢代表の下で次期衆院選に臨むことが政権交代の可能性が一番大きい」と小沢氏3選支持を表明。その上で「私自身はそういう判断に沿って行動したい」と述べ、不出馬を明らかにした。

 一方で「だから無投票がいいと思っているわけではなく、出たい人が立候補して議論するのは民主主義政党として当然だ」と述べ、代表選が無投票となることには慎重な姿勢を見せた。

 菅氏は98年4月の結党時、初代代表に選出された。99年以降の代表選10回のうち無投票を除く6回に出馬。99年と02年の2回当選している。【田中成之】

毎日新聞 2008年7月3日 19時18分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704k0000m010038000c.html

918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:54:47
言わせて:実感「ねじれ国会」/5 民主党・馬淵澄夫衆院議員
 ◇国対政治もう要らない
 −−ねじれをどう実感されていますか。

 ◆主婦の方が「いろんなことが明るみに出たのはねじれの成果」とミニ集会などで言ってくれるようになりました。形骸(けいがい)化していた国会が審議の場として本来の姿を取り戻しつつあり、メリットが大きいと思います。

 −−ねじれ効果は最初から意識されていたのでしょうか。

 ◆与党は当初、十分理解していなかったですね。予算の強行採決でどうなるかを甘く見ていた。暫定税率が廃止になるなんて夢にも思わなかったのでしょう。もっとも野党もやり方次第で予算委審議をもっと活性化できたはずで、ねじれ効果を現実感として持っていなかった気がします。

 −−暫定税率廃止は大きかったですか。

 ◆小沢一郎代表は、国民の前に現実にガソリン25円下げを示すことがどれだけインパクトがあるか、よく熟知していたんですね。もう一つは、本当に野党の手でこういうことが起きるんだという国会の心理戦の中でのアドバンテージ。だから小沢さんはある段階から先鋭的に判断したのでしょう。僕も暫定税率廃止に突っ走るとは思っていませんでした。

 −−自民党議員と国会改革に関する提言をまとめましたね。

 ◆ねじれを千載一遇のチャンスととらえ、改革を実現しようという提言でした。目の前の道路問題をどうするか与野党で知恵を働かそうと。自民党と手を組みにいったわけではない。その後、「せんたく議連」で実際に動き出している。若手が最初に石を投げ込んだ意味があったと思いますよ。

 −−民主党の戦術はどうでしたか。

 ◆いいと思うけど、クエスチョンもあります。問責決議もいいが、審議拒否はだめ。「言論の府」なのだから徹底して審議すればいい。向こうはチャンピオンでこちらはチャレンジャー。勝つにはKOしかない。国会論戦で勝てるだけの力量はあると思います。

 −−民主党が政権を取ったらどうなりますか。

 ◆55年体制にどっぷりつかった国対政治が幅をきかすようなら、自民党が民主党に名前を変えただけの政治に堕する可能性もあります。どちらが野党になっても現実味のある政権交代が可能な「言論の府」を作らないといけない。国対政治はもう要りません。【聞き手・小山由宇】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇まぶち・すみお
 1960年生まれ、47歳。横浜国大工学部卒。大手建設会社員、事務用品会社役員などを経て03年衆院奈良1区から初当選、現在2期目。08年通常国会では「道路整備の中期計画」について切り込んだ。6児の父としても知られる。

毎日新聞 2008年7月2日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080702ddm005010021000c.html

919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/10(木) 09:49:20
民主党:離島で初の公聴会 長崎・五島で500人参加
 民主党「次の内閣」は9日、長崎県五島市で次期衆院選マニフェスト作りに向けた地方公聴会を開いた。「原油や飼料の高騰で農漁業が立ち行かない」と対策を求める声が相次ぎ、直嶋正行政調会長は先月まとめた党の緊急経済対策などを説明。「政権交代があればすぐに実施したい」と強調した。

 公聴会は「地域間格差の是正」をアピールするため、初めて離島で開催した。

 約500人が参加。「離島は船賃がかかり過ぎ、航路補助がないと厳しい」など離島ならではの指摘が出され、五島市が地元の山田正彦衆院議員が揮発油税を54円減免する離島振興法改正案などを説明した。

 公聴会は7月末までに福島、青森、佐賀3県でも開く。【小山由宇】

毎日新聞 2008年7月10日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080710ddm005010044000c.html

920片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/15(火) 08:28:17
結党10年の民主:政権への展望/1 岡田氏待望論
 ◇「しこり」懸念、本人慎重
 6月26日夜、東京から遠く離れた長野県木曽町。島崎藤村の「夜明け前」で有名な馬籠宿(まごめじゅく)(岐阜県中津川市)にもほど近い同町内のホテルで、民主党の前原誠司副代表を中心としたグループ「凌雲(りょううん)会」の合宿が開かれていた。

 この合宿に姿を見せたのが衆院当選13回、76歳の長老、渡部恒三最高顧問だった。渡部氏は前原氏と酒を酌み交わしながら、9月の党代表選への対応をこんこんとアドバイスした。

 「ベストは岡田(克也副代表)君、でなければ野田(佳彦広報委員長)君が出ることなんだ。前原君、君はダメだぞ」

 「分かっています」。前原氏は神妙に応じた。前原氏は、小沢一郎代表の下で作られた昨年の参院選マニフェストを公然と批判した上に、自民党の小泉純一郎元首相、中川秀直元幹事長らとの付き合いが喧伝(けんでん)されている。前原氏を出馬させれば、政権交代を目指す次期衆院選を前に民主党分裂にもつながりかねない−−。渡部氏の懸念はそこにあった。

 ただし、渡部氏は翌27日、講演で「選挙になるとしこりが残るということ自体、民主主義政党の資格がない。オープンでさわやかな代表選にしてこそ挙党体制ができる」と強調してみせた。

 この合宿の後、凌雲会メンバーは「前原氏以外」を念頭に、対抗馬擁立に向けてじわりと動き出した。

 昨秋の大連立騒動の際、小沢氏を公然と批判した仙谷由人元政調会長は2日後の6月29日、地元・徳島市内の後援会のパーティーで自身の出馬の可能性に言及。枝野幸男元政調会長も今月6日、地元・さいたま市内の会合で「必ず選挙になると約束できる」と断言、自身の出馬にも含みを持たせた。

 そんな中、岡田氏に対しては、05年衆院選で落選した候補者のケアに全国各地を巡回していることなどから、党内の待望論が広がりつつある。

 しかし、岡田氏は自民党旧竹下派、新生党時代に師事した小沢氏を「政界の父」と語っており、小沢氏との対決になる代表選への自らの出馬については「ノーコメント」を貫いている。

 野田氏も出馬には慎重な姿勢を崩していない。野田氏を中心とするグループが今月上旬開いた研修会では、現職、新人を含めて代表選出馬を求める声が上がったものの、野田氏は態度を保留した。

 本来、次期衆院選での政権奪取の弾みとなるべき代表選に、「選挙後のしこり」を気にして慎重姿勢を崩さない岡田氏ら有力候補。

 岡田氏や野田氏が立候補を尻込みするのは、小沢氏による新進党解党(97年)へのトラウマだ。岡田、野田氏ともに新進党所属だっただけに、解党から10年の歳月が経過しても記憶は生々しい。小沢氏は自らが勝利したものの、対抗馬が出馬した新進党党首選を機に同党を解党した上で自由党を結成し、「自自連立」「自自公連立」に走った。

 その後、民主党に合流した小沢氏は06年の代表選の際、ルキノ・ビスコンティ監督のイタリア映画「山猫」に出てくる「変わらずに生き残るためには、自らが変わらなければならない」との言葉を引用。「敵か味方か」を峻別(しゅんべつ)した上で与党との連立を志向してきた小沢氏は大きく変わった、との声が党内で一時は強まった。

 しかし、自民党との「大連立」をしぶしぶ封印した小沢氏に、代表選の結果次第では、またぞろ「解党・分裂」含みの連立志向が頭をもたげないか。岡田氏らの疑心暗鬼はその一点にある。=つづく

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 ◇執行部、寄り合い所帯
 民主党は98年4月、旧民主党をはじめとする当時の野党4党が合流し、与党・橋本龍太郎自社さ政権に対抗して「政権交代可能な政治勢力の結集」を宣言し、発足した。

 96年に菅直人、鳩山由紀夫両氏の2人代表でスタートした旧民主党は、社民、さきがけ議員を中心に「自民でも新進でもない第三極」を目指していた。一方、小沢一郎氏率いる新進党は97年末に解党。小沢氏が自由党を旗揚げした。

 03年9月には、民主党と自由党が合併。現在の民主党の姿となった。今の執行部は自民出身の小沢代表、鳩山幹事長、社民連出身の菅代表代行、社会出身の輿石東参院議員会長と、寄り合い所帯ぶりを反映している。

毎日新聞 2008年7月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080715ddm005010086000c.html

921片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/15(火) 11:31:54
民主・花斉会、野田氏に対応一任
 民主党の野田佳彦広報委員長を中心とするグループ・花斉会が14日夜、東京都内で会合を開き、9月に予定される民主党代表選への対応について、野田氏に一任することを決めました。

会合には民主党の国会議員14人のほか、次の衆議院選挙での民主党の新人候補予定者6人など、合わせて21人が出席しました。

 出席者によりますと、14日の会合では9月に予定されている民主党代表選について、会としての対応を野田氏に一任することを決めたということです。

 民主党代表選をめぐっては現在の小沢代表の対抗馬が出るかどうかが焦点となっていますが、野田氏自身が立候補するかどうか、あるいはどの候補を支援することにするのか、最終的な対応を決めるのはさらに党内情勢を見極めた上でのことになりそうです。(14日23:18)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080715/20080715-00000022-jnn-pol.html

922片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:11:29
民主代表選へ動き活発化/野田氏らに出馬待望論

 九月に予定される民主党代表選は、鳩山由紀夫幹事長ら現執行部が相次いで小沢一郎代表支持を打ち出し、三選に向けた流れが加速してきた。参院側では、小沢氏が昨年夏の参院選勝利の立役者であるとして無投票論も浮上している。

 ただ中堅、若手議員を中心に複数候補による選挙戦実施を求める声は根強い。有力候補の岡田克也副代表が慎重姿勢を見せる中、野田佳彦広報委員長らの出馬を望む声も徐々に広がる。小沢支持勢力との間で神経戦の様相を見せ始めている。

 小沢氏は正式表明していないものの、出馬は確実視される。執行部では鳩山氏のほか、菅直人代表代行や輿石東参院議員会長らが既に三選支持を表明。鳩山、菅両グループのほか、横路孝弘衆院副議長に近い旧社会党系や、川端達夫副代表ら旧民社党系などのグループもその方向だ。

 民主党のグループは「同好会」に例えられる。重複して所属する議員も多く、かつての自民党派閥のような強固な結束はない。だが鳩山グループは来月十七、十八両日に軽井沢で開く研修会に、小沢氏に近い若手議員でつくる「一新会」にも参加を要請。小沢氏支持へ結束を確認する見通しで、代表選の前哨戦ではまとまった動きも目立つ。

 昨年夏の参院選で所属議員が大幅増となった参院では「いろいろな候補者が代表選でやり合うのはいかがなものか」(平田健二参院幹事長)と無投票三選を望む声まで出ている。

 小沢氏支持が広がる中、中堅、若手の間では「代表選で党の政策を国民にアピールすべきだ」(中堅)として複数候補による政策論争に期待する声が根強い。野田氏、前原誠司副代表をそれぞれ中心とするグループでは水面下で対抗馬擁立への模索が続く。

 野田グループでは野田氏擁立論の一方、慎重論も消えない。前原グループには小沢氏の党運営に批判的な議員が多く、仙谷由人、枝野幸男両元政調会長の名前が取りざたされるが、両氏とも野田氏の動向を見極めている。グループに所属していない岡田氏の出馬に期待する声もあるが、いずれも実際に擁立できるかまだ見通せない。

 小沢氏支持の鳩山、菅両氏も複数候補による代表選実施が望ましいとの考えを示しているものの「党に亀裂が入らない程度の戦いに」というのが本音。小沢氏周辺は「対抗馬の推薦人になる人がいるのか。報復人事も当然あるだろう」と小沢氏に挑む候補擁立の動きを強くけん制している。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080711.html

923片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:12:01
政権交代目指しパーティー/小沢氏、3選へ布石

 九月二十一日投開票の日程が決まった民主党代表選は、小沢一郎代表が三選に向け着々と布石を打っている。対抗馬擁立を探る中堅、若手議員も腹の探り合いの段階で出遅れ感は否めず、選挙戦が実現しても事実上は「無風」になりかねない雲行きだ。

 「自公政権の国民生活を無視した政治を糾弾し、この国の政治を変えよう」。十四日、都内で開かれた党の政治資金パーティー。五千人を超える出席者であふれ返った会場で、小沢氏は声を張り上げた。

 前日の十三日には、自ら主宰する「政治塾」で講演。国会での官僚答弁を法律で禁止し、約二百人の国会議員を副大臣や政務官として中央省庁に送り込むという政治主導の政権構想を披露してみせた。

 代表選の二カ月も前に政権への意気込みを示す小沢氏の姿からは、「三選への自信」(周辺)がのぞく。代表経験者の菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長は、いずれも小沢氏支持を明言。十四日の両院議員総会では、石井一副代表が「出馬する人は、それなりの腹を持って挑戦してもらいたい」と対抗勢力をけん制した。

 小沢氏の基盤固めの対象は、現職議員だけではない。「全国行脚」は四十七都道府県を一巡し、代表選への投票権を持つ公認予定候補者らも激励した。党員・サポーター集めでも小沢氏のグループが先行。「既に現職の四割、新人・元職の五割、党員・サポーターの六割を固めた」との見方もあり、中堅議員の一人は「大方の関心は、次期衆院選をにらんだ『次の内閣』閣僚などの人事に移りつつある」と漏らす。

 これに対し、出馬が取りざたされる岡田克也副代表や野田佳彦広報委員長らは、代表選をめぐる対応を鮮明にしていない。党内で幅広い待望論がある岡田氏が「ノーコメント」を繰り返していることに対し、党内では「ポスト小沢の位置が確定するのを待っている」(中堅)との憶測も浮上。今回は出馬を見送るとの見方が強まりつつある。

 野田氏のグループでは、若手を中心に出馬を求める声がある半面、慎重論も根強い。十四日夜には都内で会合を開き、自身を含め約二十人が出席、「野田氏の判断を尊重しよう」との意見も出たが、踏み込んだ議論にはならなかった。野田氏はグループの意見集約を進めながら、岡田氏の意向や他のグループの動きを見極め、八月以降に対応を最終判断する見通しだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080714.html

924片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:56:05
結党10年の民主:政権への展望/3 「無駄削減」一辺倒
 ◇財源論置き去りのまま
 「急騰した油代は直接補てんします。政権をとったら明日にでもやる」。今月9日、長崎県の離島・五島列島。地元出身の民主党衆院議員、山田正彦氏は「燃料高騰で漁に出られない」と訴える漁業者に宣言した。島の北端にある水ノ浦漁港。大小の漁船が10隻ほどつながれていた。

 民主党「次の内閣」が次期衆院選マニフェスト作りに向けて地方で実施している公聴会で、漁業用燃油高騰対策は喫緊の課題だ。直接補てんの所要額は1000億円。財源について山田氏は「政府が漁港整備に投資している3000億円から3割も回せば賄える。漁港整備は急を要さない」と話す。

 民主党が掲げる政策の財源の多くは、「政府の無駄を削る」との発想だ。昨年の参院選マニフェストでも、年金基礎部分への消費税投入(6・3兆円)、農業者の戸別所得補償(1兆円)など計15・3兆円の政策を掲げ、財源は補助金の交付金化、談合・天下りの根絶、特殊法人の原則廃止などで賄うとした。

 その後さらに地方緊急経済対策(3・5兆円)、ガソリン税の暫定税率廃止(2・6兆円)などを打ち出し、参院選マニフェストと合わせると22兆円。しかしこれも「特別会計の剰余金などで対処できる」という。

 与党はこうした民主党の政策を「でたらめ」(与謝野馨前官房長官)などと激しく攻撃する。民主党内にも与謝野氏らに同調する声があり、前原誠司副代表は「9月の代表選で財源論を争点にすべきだ」と明言した。

 しかし、党税調でも増税の議論は影を潜めている。「消費税増税を選挙の争点にしては勝てない」との認識は与野党問わず共通。福田康夫首相は6月、「決断の時期」と発言しながら、すぐ軌道修正したほど。民主党内でも「こちらから増税を持ち出す必要はない」(若手参院議員)との声が強まっている。

 こうした中、小沢一郎代表は「増税は鬼門」との判断に基づき、「無駄遣いと腐敗を直さず負担ばかり増やすのは国民に受け入れられない」と繰り返す。

 「税については小沢代表の考え方を含め、高度な政治判断が要る」。14日に東京都内で開かれた「言論NPO」(工藤泰志代表)との討論会。中川正春「次の内閣」財務担当は、マニフェスト評価委員の「将来の税体系をどう考えるか」との追及をかわした。小沢氏に近い参院中堅は「非公開の部門会議で問題提起はできても、オープンな場ではタブー」と漏らす。

 次期衆院選マニフェストを検討する政調では、参院選マニフェストで盛り込んだ数値目標「15・3兆円」を外す案すら浮上している。「数値を出すから与党に突っ込まれる」(中堅)。財源論の具体像は当面、見えてきそうにない。=つづく

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2008/07/17/20080717ddm005010109000c.html

925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:56:43
結党10年の民主:政権への展望/4 対等な日米同盟
 ◇実現への青写真なく
 「政権を担って本当の対等な日米同盟を作り上げたい。日米地位協定や米軍問題について沖縄県民の意見を尊重し、解決策を考える」

 民主党の小沢一郎代表は6月26日、那覇市での会見で訴えた。今月8日には与野党逆転を果たした県議選結果を踏まえ、地位協定の抜本改定や米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外・国外移設を盛り込んだ党の新たな「沖縄ビジョン」を決定した。

 民主党は県議選で議席を1から4に増やし、躍進した。同党公認で初当選した山内末子県議は、その理由を「政権交代後、新基地建設に反対することへの期待だ」と語る。

 県議会は18日の本会議で、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に反対する意見書・決議案を野党の賛成多数で可決する。「県内移設反対」決議可決は橋本龍太郎自社さ政権の96年以来。辺野古移設推進派の首長は「知事の判断次第で県の方針は変わり得る」とみる。

 民主党が在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の根拠となる特別協定承認に初めて反対したのも、小泉政権時に顕著になった政府・自民党の日米同盟至上主義に対峙(たいじ)し、米国への是々非々路線を打ち出したいとの判断からだ。インド洋への海上自衛隊派遣継続反対を巡って小沢氏が持ち出した「国連中心主義」も同根と言える。

 「小沢さんの『国連決議さえあれば自衛隊を出していい』は原則論。違憲ではない」「小沢さんはリベラルだが、世間が見る目はそうではない。小沢氏が改憲志向でないことを明確にするためにも代表選が必要だ」

 集団的自衛権行使に慎重な党内グループ「リベラルの会」が15日に開いた北海道千歳市での合宿で、代表選を戦うべきかで激論が戦わされた。

 同会は結局会独自の候補擁立を見送り、小沢氏の提唱する「国連中心主義」に矛盾しないよう、「国際協力隊」を新設し、平和維持や人道支援活動に派遣するとの政策提言を発表。代表世話人の平岡秀夫衆院議員は「次の衆院選は小沢代表の下で戦うことが前提」と明言した。

 結党以来「右から左までの寄り合い所帯」と指摘され続けた民主党の安全保障政策を糾合しつつある「政権交代」の現実味。しかし、日米地位協定改定など自ら設定した高いハードルを政権獲得後に乗り越える青写真がないのも事実だ。

 「民主党が政権を取ったら、現実には(日米同盟の根幹である)思いやり予算に反対できないだろう。(野党である今が)最後のチャンスだ」

 民主党の「次の内閣」防衛担当を務める浅尾慶一郎参院議員が、4月2日の「次の内閣」会議で漏らした言葉に、政権獲得後「対等な日米同盟」が実現できるかどうか、民主党の不安感がにじみ出ている。=つづく

毎日新聞 2008年7月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2008/07/18/20080718ddm005010132000c.html

926片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 00:04:51
小沢代表「中国の暴動は国民の不満」 所得格差や中国共産党へ
7月18日22時40分配信 産経新聞


 民主党の小沢一郎代表は18日夜、埼玉県志木市内で講演し、中国・貴州省など中国各地で発生した大暴動について、「四川大地震で学校から民家からみんなつぶれているが、共産党の本部は何の被害もない。なぜそうなのか。そこに民衆の不満がものすごくある。ほんの数千万人のものすごい金持ちと、10数億人が食うや食わずという現実がある。だからいろんな暴動が起きている」と述べ、所得格差や中国共産党への不満が根本原因との見方を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000979-san-pol

927名無しでチュウ:2008/07/20(日) 07:36:21
結党10年の民主:政権への展望/5止 再編VS政権交代
 ◇自民と切り崩し合戦
 日本経団連、日本商工会議所と並んで経済3団体の一つに数えられる経済同友会(桜井正光代表幹事)が、このほど民主党との政治懇談会をスタートさせた。経済界が次期衆院選後の政権交代を視野に、民主党を強く意識し始めたとの見方が永田町に広まっている。しかも自民党との政治懇談会も同時スタートさせるという用意周到さだ。

 民主党の窓口役は前原誠司副代表。前原氏周辺は「政権交代後を見据えて経済界とパイプを作っておくのは当然」と話すが、自民党の窓口役が、前原氏との親交を深める中川秀直元幹事長であることが憶測を呼んでいる。

 中川、前原両氏は、たばこ税引き上げを目指す超党派議連を発足させるなど、共通点が多い。懇談会に参加した自民若手は「中川氏は政界再編論者。同友会も再編を見込んでいる」と指摘する。現に中川、前原氏がそれぞれの党の参加者を人選した。

 ただ、民主党内では懇談会が「政界再編」の道具とされることへの警戒感も強い。

 今月8日、東京都内で行われた経済同友会と民主党との政治懇談会の初会合で、民主党の岡田克也副代表は、「日本には新たな国家目標は必要ない」と語った。同友会側の「国家目標が必要」との発言をにべもなく否定した形だ。前原氏があいさつした直後だった。

 岡田氏の心境を周辺が解説する。「同友会の狙いは自民党側と通じた『民主切り崩し』。前原さんは党に正式に申し入れもないのに引き受けた。そのために会合に出席していらだちをぶつけたのではないか」

 党内の大勢は「今の時期、党が割れているとみられるのはマイナスでしかない。選挙前の再編はあり得ない」(幹部)と前原氏の動きに冷ややかだ。

 民主党の強気は政権交代への各界の期待に支えられていると言ってもよい。

 党税制調査会長の藤井裕久最高顧問は6月28日、大阪市内で開かれた近畿税理士政治連盟の会合に招かれた。「政権を取ったらオーナー課税廃止法案をぜひ通してほしい」

 税政連側の強い期待を藤井氏は感じた。税理士会が各小選挙区1議員を対象に作る後援会組織にも最近、07年参院選での初当選組をターゲットに、自民から民主への乗り換え現象が起きているという。

 こうした現状への危機感から、自民党側は中川氏だけでなく幹部が民主党を巻き込んだ再編を一様にもくろんでいる。伊吹文明幹事長も今月12日、千葉市での講演で「次の衆院選で自公が勝てば、民主党は動揺する。その時に再編を仕掛けて参院を分断しなければ、今の政治状況は変わらない」と語った。

 強気の民主党にしても、「本音を言うとお互い過半数を取れないこともあり得る」(安住淳国対委員長代理)、「次期衆院選後、政界が液状化した時、政策本位での再編は否定できない」(中堅)との声もある。

 「自民党は必死だ。金でも何でも使ってくるだろう。こっちはすぐゆるむ。心配だ」。小沢一郎代表は16日夜、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長らとの会食の席で油断を戒めた。自民支持基盤を狙って切り崩すのが小沢氏の選挙手法。「再編に期待」の自民と「まずは選挙」の民主の攻防は続く。=おわり

   ◇  ◇

 この企画は上野央絵、田中成之、野口武則、小山由宇、渡辺創が担当しました。

毎日新聞 2008年7月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080719ddm005010021000c.html

928名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:09:54
民主・岡田氏、代表選へ慎重姿勢崩さず '08/7/20

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 九月の民主党代表選をめぐり、岡田克也副代表の動向が注目を集めている。岡田氏が出馬すれば小沢一郎代表の有力な対抗馬になるのは確実で、代表選を通じた政策論争に期待する中堅、若手議員を中心に待望論が広がる。だが本人は周囲の期待をよそに「ノーコメント」を貫き、慎重姿勢を崩していない。

 「中国共産党と人民を代表して感謝します」。中国のニューリーダーの一人である李克強副首相は十六日の北京市内での会談で、民主党の四川大地震対策本部長を務める岡田氏と固い握手を交わした。胡錦濤国家主席に近い李氏が野党幹部と会うのは異例で、中国側の岡田氏への期待がにじんだ。

 日本経団連の御手洗冨士夫会長らが、パイプ強化の思惑から岡田氏を「囲む会」を発足させるなど、将来の“民主党政権”のリーダーとして岡田氏の存在感は膨らみつつある。

 岡田氏は二〇〇五年九月の衆院選敗北の責任を取って代表を辞任してからは、落選議員や若手を中心に二度の全国応援行脚を展開。昨年九月に始めた第二弾は今月二十七日の宮城2区で終える予定で、訪れた小選挙区は百三十余りになった。

 党内ではこうした地道な努力を、先の通常国会で衆院予算委員会の筆頭理事として論戦の陣頭指揮を執り福田康夫首相を追いつめた手腕とともに評価する声が多い。

 ただ岡田氏は代表選に関し「私も当事者の一人」「何を言っても憶測を呼ぶ」と話すだけで、腹のうちを一切明かそうとしない。今月五日の茨城県つくば市での記者会見では「感情的対立になってはいけない」と強調し、党内では出馬に慎重と受け止められた。

 小沢氏の対抗馬擁立を模索する前原誠司副代表、野田佳彦広報委員長の両グループは岡田氏の動きを注視。野田氏は代表選日程が正式決定した十四日昼、岡田氏と都内で会談したが、関係者によると「代表選をめぐっては踏み込んだ話にはならなかった」という。

 岡田氏の真意について党内では「小沢氏からの禅譲狙いだ。次期衆院選勝利へ一丸となるべき時期に、弓を引くとは思えない」(中堅議員)との見方が強い。岡田氏は周囲に「いずれ態度をはっきりさせたい」と漏らしており、八月のお盆明けにも最終判断することになりそうだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807200361.html

929名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:39:52
民主党:代表選まで2カ月 無投票圧力に有力候補音無し
 民主党代表選の投開票日(9月21日)まで2カ月となったが、小沢一郎代表の対抗馬が現れず、選挙の構図が定まらない。「無投票3選」を支持するベテランの発言が相次いでいるのに加え、小沢氏の次期衆院選に向けた「地元回り」指令が代表選への関心を遠ざけている。こうした党内事情を背景に、有力候補者の具体的な動きも低調だ。

 「代表選をやるのは反対。これから政権交代しようという時に、エネルギーが分散されてしまう」。小沢氏に近い藤井裕久最高顧問は17日、岐阜市内の講演で断言した。小沢氏と69年衆院初当選同期の石井一副代表も14日の両院議員総会で「意義があるのは『次は自分が政権を取る』と訴える場合だけ。支援する方はそれなりの腹を持っていただきたい」とすごんでみせた。

 民主党は8月中旬から衆院の300小選挙区で情勢調査を実施する。9月に1次公認を決定する判断材料とされ、小沢氏は候補者差し替えの可能性も示唆している。代表選で対抗馬擁立を模索する中堅は「公認決定に影響すると思う議員は代表選と距離を置くだろう」と指摘。ある若手は「地元を空けて東京で代表選の活動をするにはかなりの覚悟がいる」と漏らす。

 渡部恒三最高顧問は21日、岐阜市内の街頭演説で「代表選を行うのは当然、無投票について議論するのがおかしい」と述べた。しかし、有力候補者の代表選を巡る動きは表面化していない。有力候補視される野田佳彦広報委員長と岡田克也副代表の2人は、14日夜会談し対応を協議したが、明確な結論は出なかった。出馬の意欲をにじませる仙谷由人、枝野幸男両元政調会長も音無しの構え。河村たかし衆院議員は代表選出馬に向けた政策をまとめたが、立候補に必要な推薦人20人確保のめどが立っていない。

 党執行部は、山岡賢次国対委員長が20日の民放報道番組で「候補者が出れば選挙になるし、出なければならない。規約通り粛々とやればいい」と述べるなど「代表選自体は否定しない」とのスタンスだが、同時に「小沢氏3選支持」でも一致。対抗馬出馬を盛り上げる方向には働いていないのが実情だ。【田中成之、小山由宇、稲垣衆史】

毎日新聞 2008年7月22日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080722k0000m010150000c.html

930片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/26(土) 09:11:04
民主党代表選、小沢氏の対抗馬は誰に
 9月に行われる民主党の代表選挙は3選が確実と言われる小沢代表に対し、有力な対抗馬が出るかどうかが焦点となっています。こうした中、かつて代表を務めたこの人が動き出しました。

 「民主党政権をつくることはゴールではない。スタートである。私が目指しているのは、政権交代がきちんとできる、そういう政治をこの日本にも根づかせるということです」(民主党 岡田克也副代表)

 4年前、民主党代表を務めた岡田副代表は先月、「政権交代」と題した本を出版。講演会やメディアへの露出を増やしていて、9月の代表選出馬への意欲か、と注目を集めています。

 「私は何としても、次の総選挙で戦い抜き、国民の皆さんのために絶対に勝利しなければならない。そういう決意であります」(民主党 小沢一郎代表)

 福田内閣の支持率低迷で政権交代が現実味を帯びる中、鳩山幹事長ら執行部は小沢代表の3選支持を揃って表明。無投票の再選を求める声も聞かれます。

 一方、小沢氏と距離を置くグループでは、独自の対抗馬を立てるべきという声が強く、枝野元政調会長や野田広報委員長らが、出馬の可能性を示唆しています。

 ただ、これらのグループの中心メンバーは、「アンチ小沢だけでなく、幅広い支持を得られる岡田氏が出馬を決意すれば、候補者は岡田氏に一本化するだろう」と口を揃えます。

 熱い視線が集まる岡田氏ですが、代表選に出馬するかどうかを聞かれると――、
 「答えはノーコメントです」(民主党 岡田克也副代表)

 政権交代のために、何が一番よいかという視点でのみ考えると言う岡田氏。その動向が、民主党代表選の行方を左右することになりそうです。(25日16:47)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3908403.html

931片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/31(木) 10:23:58
民主党:岡田氏、代表選出馬に消極的…選挙の必要性は強調
 民主党の岡田克也副代表は30日、東京都内の日本記者クラブでの講演後の質疑応答で、党代表選への自身の立候補について「現時点で強い意欲は持ち合わせていない」と述べ、消極的な考えを示した。岡田氏はこれまで「ノーコメント」を貫いており、具体的な言及は初めて。

 岡田氏は立候補に消極的な理由として、代表時の05年衆院選で財源などを具体的に示したマニフェストを掲げて敗北した点を挙げ、世論は今も変わっていないとの認識を示した。

 一方で「政策論争のための代表選は必要。選挙になれば与党は(財源論などを)突いてくる」とも強調し、「意欲をお持ちの方に出ていただけばいい」と指摘した。小沢一郎代表については「党の高い支持率を作り上げた最大の功労者」と評価した。

 岡田氏は最近、テレビ出演や講演などが急増。次期衆院選マニフェストを巡り「将来の増税の必要性」を強調するなど小沢代表の「増税封印路線」との違いを際立たせるなど、「出馬への意欲か」と注目されていた。

 一方、枝野幸男元政調会長は30日夜、毎日新聞の取材に対し「岡田氏が立候補しないのであれば、自分の出馬を視野に仲間と相談してみたい」と述べ、立候補を検討する考えを示した。枝野氏は今月6日、地元・埼玉での会合で自らの立候補について「(推薦人として必要な)20人以上の同志に『やるべきだ』と言っていただいた時考える」と述べた。【田中成之】

毎日新聞 2008年7月30日 21時39分(最終更新 7月30日 22時46分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080731k0000m010095000c.html

932片言丸:2008/08/09(土) 17:14:42
ウオッチ福田・小沢:衆院選見据え、東へ西へ…駆け回る小沢氏 首相は北京へ
 福田康夫首相が訪中した8日、民主党の小沢一郎代表は製薬会社労組のパーティーに出席するため、大阪入りした。6〜8日の3日間は大阪、北海道、再び大阪。相変わらず日本中を飛び回る地方行脚の日々が続く。

 「このままの政治を続けていたら、日本の地域社会は崩壊する」

 北海道旭川市で7日夕に開かれた衆院1期生のパーティー。ステージに上がった小沢氏は支援者1000人を前に熱弁を振るった。

 パーティーの前には旭川市周辺の首長や地方議員を集めた会合でげきを飛ばし、約60人一人一人と丁寧に記念撮影。選挙戦の「手足」となる人たちの心に火をつけていく。小沢氏を師と仰ぐ西川将人旭川市長には「今度は何としても政権を取らなければならない。北海道は12区全部で勝たねばならないので頼む」と要請した。

 息つく間もなく駆け回る小沢氏の北海道滞在はわずか5時間。旭川空港発最終便で帰路についた。

 ◇代表選にらみ、チクリ?
 小沢氏が衆院選モードに入る半面、党内は「もう一つの選挙」である党代表選を巡り閉塞(へいそく)状況にある。

 「小沢氏3選支持」の大勢は揺るがないが、「政策論争と国民へのアピール」を目指し、選挙実施を求める声も根強い。対抗馬によっては小沢体制への不満が表面化するきっかけにもなりかねない。

 小沢氏は7日のパーティーで意味深長な発言を残した。「民主党の議員二百数十人、誰がどういう行動をしているか。全く分かっていないようなふりをしているが、全部頭に入っている」

 党内には「対抗馬を支援すれば小沢氏から冷遇される」(中堅)との恐れが渦巻く。衆院選に向けて候補者に発破をかけたように見えて、代表選をにらんだ動きへのけん制ともとれなくはない。

 ◇首相は北京へ
 首相は8日早朝、北京に向けてスーツ姿で首相公邸を出発した。記者団から訪中の抱負を問われたが、「はい」と短く答えただけで、そそくさと公用車に乗り込んだ。

毎日新聞 2008年8月9日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080809ddm005010068000c.html

933片言丸:2008/08/09(土) 17:16:52
民主代表選、黄門様も無投票容認2008年8月8日18時0分

 民主党の渡部恒三最高顧問は8日、TBSのテレビ番組の収録で、9月の党代表選について「無競争で小沢代表になるかもしれないが、それはそれで結構だと思う」と述べ、小沢代表の無投票3選を容認する考えを示した。

 渡部氏は「党首選やったらしこりが残るという人がいるが、そんなことを言うだけでは民主党政治家の資格はない」と無投票を避けるべきだとの考えを示してきた。収録後、渡部氏は記者団に「岡田君に期待したが、不出馬表明をしたから」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0808/TKY200808080312.html

934片言丸:2008/08/09(土) 18:02:42
小沢氏優位の民主代表選/勢い増す無投票3選論

 九月の民主党代表選をめぐり、もともと優位とみられてきた小沢一郎代表の無投票三選論が勢いを増してきた。有力な対抗馬に挙がっていた岡田克也副代表が先月末に事実上の不出馬宣言をしたという事情もある。中堅、若手議員を中心に複数候補による代表選実施に向けた模索は続くが、福田改造内閣の発足を受け、衆院解散の足音が聞こえ始めたことも「党内で争っている場合ではない」(ベテラン議員)との声を後押ししている。

 代表選出馬が取りざたされる野田佳彦広報委員長は七日夜、岡田氏と都内でひそかに会談。先月十四日に続く二人きりでの意見交換で、党内情勢や野田氏出馬の是非などをめぐり突っ込んだやりとりが交わされたもようだ。

 岡田氏は先月三十日の日本記者クラブでの講演で代表選対応について「現時点で強い意欲は持ち合わせていない」と表明。同氏に近い中堅議員は「小沢氏が党首を務めた旧新進党が党首選をきっかけに解党の道を歩んだ苦い経験が忘れられない」と解説する。

 野田氏周辺は今月に入って岡田氏と接触し、支援を要請。岡田氏は「自分が出ないのに人の背中は押せない」と漏らし、慎重姿勢を崩さなかった。自身が出馬するとすれば、党内の幅広い理解を得たい野田氏としては、道のりは険しい。

 枝野幸男元政調会長は先月末に「仲間と相談したい」と代表選出馬に意欲を示した。ただ立候補に必要な推薦人二十人を集めるめどは立っておらず、野田氏の動向を注視している。

 こうした党内の動きを尻目に、小沢氏は代表選対応について「お盆はゆっくり休んで心身ともに英気を養いたい。墓参りして、じっくり考える」と余裕の表情だ。

 福田康夫首相が内閣改造に踏み切り、小沢氏は年内の衆院解散・総選挙もあり得るとの認識を強調。周辺は、党内外で小沢氏支持が大勢となっている現状を指摘しながら「代表選より臨時国会で首相を追い込んだ方がよほど民主党をアピールできる」と、対抗馬擁立の動きをけん制する。

 複数候補による代表選が実現しても事実上は「無風」に終わりかねない雲行きだけに「小沢氏の対抗馬の推薦人になっても何の得もない」(ベテラン議員)との声も出ている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080807.html

935片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 23:52:03
民主党:国会中旬召集に反発…背景に代表選巡る党内事情
 民主党の小沢一郎代表らは19日の幹部会で、福田康夫首相が臨時国会の召集時期を9月中旬と表明したことに対して「党代表選に重なり、代表質問に対応できない」との認識で一致した。開会日を代表選後にするよう、山岡賢次国対委員長が与党側に申し入れた。

 小沢氏の任期満了に伴う党代表選は9月8日告示、21日投開票。選挙が実施されれば新代表が決まるのは21日になる。山岡氏は記者団に「召集は12か16日、代表質問は16か18日となる」と指摘。そのうえで「例えば(8月)22日から国会を始めれば『現体制での代表質問』と言えるが、3日後に代わるかもしれない時では対応が難しい」と述べた。

 ただ民主党はこれまで「召集時期と代表選は関係ない」(幹部)と静観の構えを見せており、対応を急変させた形。抗議の口火を切ったのは小沢氏自身で、19日の会見でも「相手のことをしんしゃくして召集時期を決めるのが常識を持つ人のやり方だ」と、不快感を示した。

 党内では小沢氏の無投票3選を望む空気が高まる一方で、「選挙を実施すべきだ」として枝野幸男元政調会長、野田佳彦広報委員長らが立候補を検討中。成り行き次第では党内に亀裂が生じ、与党につけ込まれるすきを作りかねない。自らの立候補について、小沢氏はこの日も「もうちょっと涼しくなってから決める」と述べるにとどめた。【上野央絵】

毎日新聞 2008年8月19日 20時17分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080820k0000m010083000c.html

936片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:56:37
「犬猿の仲」小沢一郎VS武村正義…15年経て再接近?
 民主党の小沢代表=写真右=と新党さきがけ代表を務めた武村正義・元蔵相=同左=が19日夜、都内のホテルで約1時間半、酒を酌み交わした。細川内閣当時、新生党代表幹事の小沢氏と官房長官の武村氏は激しく対立したが、この日は和気あいあいと語り合った。

 小沢氏が「細川首相は辞意表明の前日、奥さんにだけ相談したそうだ」と語ると、武村氏は「小沢さんにも相談しなかったのか」と驚いた。武村氏が、細川内閣での自身の処遇を巡る小沢氏との摩擦などが「非自民」政権を短命にしたとの思いから、「政権交代して一仕事するには3年はいる。人事もドタバタでなく、落ち着いてやるべきだ」と助言すると、小沢氏は「うん、慎重にやることが大事だ」と、うなずいたという。

          ◆

 懇談は、新党さきがけ出身で民主党の奥村展三衆院議員に、小沢氏が「武村さんは元気か」と尋ねたのがきっかけ。武村氏は最近、「政権交代には小沢氏が必要」と諭すことが多いという。15年を経て再来した「非自民」政権誕生の好機が「犬猿の仲」の二人を結びつけた?

(2008年8月20日00時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080820-OYT1T00051.htm?from=main4

937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:57:38
小沢氏支持の民主「政権交代を実現する会」研修会、終える
 民主党の鳩山幹事長が会長を務める「政権交代を実現する会」は18日、1泊2日の研修会を終えた。

 9月の党代表選で小沢代表の3選支持を表明した党幹部らが顔をそろえた研修会は、さながら小沢氏支持グループの「静かなる決起集会」の様相を呈した。党内からは「小沢氏への対抗馬擁立の動きに無言の圧力をかけているようだ」との声も漏れている。

 鳩山氏らは18日、民主党が建設中止を求めている群馬県の八ッ場(やんば)ダム建設現場を視察した。鳩山氏はその後の記者会見で、「福田首相のおひざ元で無駄な事業が行われていることは看過できない。臨時国会でも議論し、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)にも(建設中止を)盛り込む」と強調した。

 今回の研修会には、実現する会のメンバー以外も含め、国会議員約60人、元議員・新人約40人の計約100人が参加した。長野県軽井沢町のホテルで開いた初日は鳩山氏のほか、小沢氏に近い山岡賢次国会対策委員長、旧民社党系で小沢氏3選支持を表明済みの直嶋政調会長も講演。夜の懇親会には、やはり小沢氏支持で菅グループを率いる菅代表代行も駆けつけた。

 鳩山氏らが例年9月に行う研修会を前倒ししたのも、「小沢氏支持グループの結束を誇示する」(鳩山氏周辺)ことを狙ったからだ。

 ただ、鳩山氏は講演でも、「9月中ごろに衆院選候補者の第1次公認を発表し、それから間もなく選挙かもしれない」と、選挙準備を急ぐようハッパをかけたが、代表選については特に触れなかった。ほかの幹部も、「次期臨時国会は衆院解散含みの展開になる」(山岡氏)などと強調するにとどめた。

 鳩山氏らがことさらに衆院選対策の重要性を強調したのは、「研修会では小沢氏に批判的な勢力を刺激しないよう、代表選に関する発言はできるだけ慎もうと事前に打ち合わせていた」(実現する会幹部)ためだ。

 それでも、同会会長代行の中山義活・前衆院議員は17日、「代表選なんてやっていられない。衆院選で勝たない限り、政権は来ない」と訴えた。鳩山氏も懇親会では「こちらに集まった皆さんは、あうんの呼吸で頑張ろう」と語るなど、小沢氏の無投票3選への期待をにじませた。

(2008年8月19日01時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080819-OYT1T00106.htm

938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 05:59:44
“民主政権 3年は増税せず”

8月19日 7時26分
民主党の菅代表代行は、茨城県つくば市で講演し、民主党が政権を取った場合、3年ほどかけて地方分権や行政のむだの排除を徹底して進め、その間は消費税などの増税は行わないという考えを示しました。

この中で、菅代表代行は「民主党が次の衆議院選挙で勝利して政権を取れば、3年くらいかけて国から地方への権限委譲をきちんと進め、徹底して行政のむだを排除する。そこまで徹底してもお金が足りないとなれば、初めて国民に負担をお願いすることになるかもしれない」と述べ、民主党が政権を取った場合、3年ほどかけてむだの排除などを徹底し、その間は消費税などの増税を行わないという考えを示しました。また、菅氏は「選挙を通じて民主党中心の政権を作らせてもらったら、何としても小沢代表に総理大臣をやってもらう」と述べ、来月の民主党の代表選挙で小沢代表を支持する考えを重ねて示しました。さらに、菅氏は、講演のあと記者団に対し、さきに自民党の古賀選挙対策委員長が2兆円から3兆円規模の補正予算を組むことは可能だと発言したことについて「政府・与党はこの間まで補正予算ではなく予備費で何とかしようと言っていたはずで、理解不能だ。自民党の迷走状態を象徴する発言だ」と批判しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013580291000.html

939名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:28:31
「引くも地獄、出るも地獄」民主代表選出馬で野田氏苦悩
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080822-OYT1T00101.htm

 民主党の野田佳彦広報委員長が党代表選(9月8日告示、21日投票)に出馬する意向を固め、21日、野田氏を支持する党内グループ「花斉会(かせいかい)」と協議した。

 会合では賛否両論が入り乱れ、結論を持ち越した。グループ分裂の可能性も出ており、野田氏は苦悩している。

 この日、赤坂議員宿舎内の会議室で開かれた花斉会の緊急幹事会は大荒れとなった。

 野田氏が「出馬したい」と切り出すと、「大義が薄い」「もはや堂々とした政策論争ができる時期は逸した」などの反対意見が続出した。賛成意見は一部にとどまり、野田氏は党内の情勢をさらに見極める考えを示したという。

 野田氏は早くから出馬の方向に傾いていた。13日、前原誠司副代表、枝野幸男・元政調会長と都内で昼食を共にした際には、「あなたが代表選に出るなら、私は応援する。出ないなら、私を応援してほしい」と詰め寄る枝野氏に、「いや、私が出ます」と言い切った。

 20日夜の花斉会のメンバーとの会合でも、「誰も出ないから、という後ろ向きな気持ちではない。党のために喜んで出馬する。一人でも戦うつもりだ」と決意を語っていた。

 小沢代表の3選が確実視される中、野田氏はなぜ出馬に意欲を示すのか。

 野田氏に近いベテラン議員は、「大勝した昨年の参院選以降、党内は小沢氏に逆らえない雰囲気になった。小沢氏が無投票で3選されれば、そのムードが一層強まるという危機感があった」と指摘する。今回勝てなくても、小沢氏の「独裁体制」に一石を投じる形で立候補すれば、将来の代表就任の布石になるというわけだ。

 花斉会の若手に突き上げられた、という見方もある。

 同会で野田氏に出馬を強く求めているのは、当選2回の馬淵澄夫、近藤洋介、田村謙治の若手衆院議員らだ。「若手のホープ」と呼ばれる馬淵氏が、「あなたが出ないなら私が出る」と迫る場面もあったという。

940名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:28:51
 当選4回の野田氏は、2002年に代表選に出馬するなど、早くから「保守系若手のリーダー」と目されてきた。しかし、06年には偽メール事件で国会対策委員長辞任に追い込まれ、その後は目立たない存在となっていた。党幹部の一人は「出馬を見送れば、自分を差し置いて世代交代が進む可能性があると判断したのではないか」と指摘する。

 野田氏が出馬にこぎ着けるには、様々な「壁」を乗り越える必要がある。足元の花斉会内の反対論もその一つだ。

 反対の急先鋒(せんぽう)は、松本剛明・前政調会長や長島昭久、伴野豊両衆院議員、藤本祐司参院議員だ。蓮舫参院議員も慎重な立場をとっている。

 約25人の花斉会がまとまれば、野田氏は出馬に必要な20人の推薦人を確保できる。ところが実際は、「野田氏が出馬しても推薦人にはならない。それでも強行突破するなら退会する覚悟もある」と口にする議員もいて、結束どころか、分裂含みの状態になっている。

 反対派には、「勝負の見えた戦いに挑んでも、野田氏が傷つくだけだ」という思いが強い。「無理に出馬すると、小沢執行部が会のメンバーや野田氏に近い浪人、新人の公認を取り消しかねない」という懸念も広がっている。

 松本氏は、前原氏を中心とする「凌雲会(りょううんかい)」の中核メンバーにも電話し、野田氏が出馬を断念するよう説得を頼んだという。

 身内からも翻意を促され、悩む野田氏を見て、幹部の一人はこう語った。

 「引くも地獄、出るも地獄だ」

 小沢氏は最近、側近議員に推薦人集めの準備に入るよう水面下で指示した。3選支持の全党的な体制を印象づけるため、「(菅代表代行、鳩山幹事長との)トロイカを重視して選んでほしい」と述べ、両氏がそれぞれ率いる議員グループから推薦人を多く集めるよう求めた。

 小沢氏は18日夜は横路衆院副議長や輿石東参院議員会長ら旧社会党グループの幹部と、19日夜には直嶋政調会長ら「次の内閣」のメンバーと夕食を共にし、支持固めを進めている。

 小沢氏を支持するグループも、「政権取りの衆院選を控え、代表選にエネルギーを使うのは与党を利するだけだ」とし、野田氏を抑え込む構えだ。出馬に賛成する花斉会の議員に手分けして電話し、考えを改めるよう迫る動きも出ている。

 「一人で舞い上がって頓挫した『加藤の乱』みたいだ。イベントのつもりでやってもらっては困る」と語る党幹部もおり、野田氏に向けられる党内の視線は決して温かくはない。

 野田氏と連携してきた前原氏は、野田氏が出馬を正式表明すれば、凌雲会のメンバーらに働きかけて推薦人集めに協力する意向だと見られている。ただ、花斉会の混乱で、凌雲会にも野田氏支援に消極的な空気が広がっており、「支援したくても難しい」(前原氏周辺)のが現状だ。

(2008年8月22日03時05分 読売新聞)

941名無しでチュウ:2008/08/22(金) 10:33:53
民主党代表選:野田氏、出馬向け協議 グループ内、強い慎重論
 民主党の野田佳彦広報委員長は21日、小沢一郎代表の任期満了に伴う党代表選(9月8日告示、21日投開票)への立候補に向け、自らを中心とする党内グループ幹部と協議した。野田氏自身は立候補に前向きだが、「小沢氏3選支持」大勢の党内情勢を踏まえた慎重論がグループ内には根強い。強行突破すれば立候補に必要な国会議員20人の推薦人集めに影響するため、この日の協議では結論を持ち越し、時間をかけ理解を得た上で正式表明にこぎつける考えだ。

 野田氏は7月上旬、自らを中心とする党内グループ「花斉(かせい)会」研修会で参加者から立候補を促された。同21日のBS11番組では「代表選は政権交代の一里塚」と主張し、立候補の可能性を示唆。今月15日前後には立候補の意向を周辺に漏らし、意見調整のため19日から主要メンバーとの話し合いに入った。

 しかし、松本剛明前政調会長らが「政策論争は党への批判になる」などと強硬に反対。松本氏は21日も、仙谷由人元政調会長に野田氏を取り巻く状況を説明するなど、「断念工作」を続けた。午後には議員宿舎に野田、松本両氏をはじめ、野田氏立候補に積極的な近藤洋介衆院議員ら数人が集まって協議した。

 党内で「小沢氏3選支持」が大勢なのは、「次期衆院選は小沢代表で臨むのがベスト」との判断からだ。菅直人代表代行は21日の会見で「小沢氏が次の衆院選でも代表として指揮を執ることが、民主党が政権を獲得する上で一番大きな可能性を持つ」と改めて持論を展開した。【小山由宇】

毎日新聞 2008年8月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080822ddm005010123000c.html

942名無しでチュウ:2008/08/24(日) 09:09:53
ウオッチ福田・小沢:小沢氏、心は政権奪取後に? 細川内閣の「教訓」、武村氏と語り
 「細川(護熙元首相)さんは何で辞めたのかな。あんたも分からないのか」

 19日夜、JR東京駅に近いホテル。小沢一郎・民主党代表が赤ワインのグラスを傾けながら語り掛けたのは、00年衆院選で落選し引退した武村正義元官房長官。

 93年に相次いで自民党を飛び出し、細川内閣を実現させた2人だが、政権運営をめぐって激突。新生党代表幹事の小沢氏が「首を切れ」と細川首相に怒鳴り込むこともあった。

 その後、2、3度会談したことはあったが、食事を共にするのは3年半ぶりだ。今回は今月初め、武村氏の元側近で党役員室長の奥村展三衆院議員を通じ小沢氏が声を掛けた。

 2人の会話は選挙情勢に移り、小沢氏の口は一段と滑らかになった。代表選を巡る党内の大勢は、衆院選が近いと見越して「選挙に強い小沢氏」の無投票3選に向かっていた。

 口ぶりから、小沢氏は相変わらず選挙一筋と見た武村氏は、気掛かりを口にした。

 「今度政権を取ったら、短くても2、3年はもつようにやってくださいよ」。うなずく小沢氏に、武村氏は続けた。「せんえつなことを言いますが、そのために頭は選挙準備50%、政権維持の政策準備にも50%ですよ」

 「民主党は求心力、自民党は遠心力がはたらいている」と見る武村氏は、民主党が昨年の参院選で公約した「大胆な国民サービス」の財源確保を不安視している。だが、小沢氏も武村氏に会えば、言われることは分かっていたはずだ。

 なぜ今、小沢氏は武村氏に会おうと思ったのか。長く行動を共にしてきた同党のベテラン議員が推し量る。

 「小沢さんは実は細川さんや武村さんたちのことをよく分かってはいなかった。今の代表選でも対抗馬を立てる動きが続くのを見て、ふと細川政権の時を思い出し、彼らが何を考えていたのか、どうしようと思っていたのか、という方に心が向いたのだろう」

 小沢氏の視線は、代表選をめぐる動きを踏まえ、早くも政権奪取後の党内掌握を見据えているのか。

 片や福田康夫首相は、大型補正予算を求める与党の声に押される。焦点の臨時国会召集について「早く開きたい」と繰り返すが、今週もまた公明党との調整は持ち越した。

毎日新聞 2008年8月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080823ddm005010141000c.html

943名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:31:42
自民・麻生幹事長、民主に苦言 「開かれた国民政党か」
2008年8月23日20時39分

 自民党の麻生太郎幹事長は23日、鹿児島市で講演し、民主党代表選が無投票確実であることについて「党首選こそ政策を戦わせるいい機会。堂々と言うことができないで開かれた国民政党か」と批判。古賀誠選対委員長も札幌市の会合で「政策議論さえ封じ込め、一枚岩であるのは選挙に勝つことだけ」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY200808230205.html?ref=reca

民主・菅氏「自民政策はバラバラ」 麻生氏ら批判に反論
2008年8月24日20時48分

 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市で記者会見し、党代表選が無投票確実となったことを自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が「政策論争封じ込め」と批判したことに対し「麻生さんや古賀さんの政策は福田首相と方向が合っているのか。バラバラだ。与党として責任ある政策を出すべきだ。国会日程さえ決められない与党が他党を批判するのはおこがましい」と反論した。

 また、創価学会を提訴した矢野絢也・元公明党委員長の国会招致に関連し、「しっかり話を聞くことが必要だ。場合によっては関連する人からも聞くことが必要になるのではないか」と語った。矢野氏を招致したうえで、場合によっては同学会関係者の招致も検討する考えを示したものだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY200808240115.html

944名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:37:44
元公明委員長・矢野氏の参考人招致も 民主・菅氏
2008.8.24 19:46
 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市で記者会見し、矢野絢也元公明党委員長が創価学会を相手に損害賠償請求訴訟を起こしている問題について「場合によっては関連する人から話を聞くことが必要だ」と述べ、臨時国会で矢野氏の参考人招致を視野に追及する考えを明らかにした。

 矢野氏は、創価学会幹部から評論活動をやめるよう強要されたとして提訴している。菅氏は「(矢野氏が創価学会によって)行動を抑圧されていると言われている以上、話を大きくすることが必要ではないか」と指摘した。

 衆院解散・総選挙をにらんで創価学会を支持母体とする公明党を揺さぶるのが狙い。具体的な対応については「いろんな状況を踏まえ、しっかりと取り組んでいく」と述べ、この問題の追及に積極的な社民、国民新両党などと協議する方針を示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080824/stt0808241949004-n1.htm

945名無しでチュウ:2008/08/25(月) 07:14:39
言論妨害問題:学会幹部提訴で矢野氏の招致も 菅氏が示唆
 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市での会見で、元公明党委員長の矢野絢也氏が言論活動を妨害されたとして創価学会幹部を提訴している問題について、「事実とすれば由々しきことだ。しっかりと話を聞き、場合によっては関連する人からも話を聞くことが必要だ」と述べた。

 そのうえで、菅氏は「参院は野党が多数でもあり、そういう状況を踏まえながらしっかり取り組んでいく」と述べ、多数決による招致も辞さない考えを示唆した。

 自民党内には、公明党が臨時国会の早期召集に反対してきたのは「矢野氏の招致を恐れてのこと」(幹部)との見方もある。菅氏の発言は、矢野氏や創価学会関係者の国会招致に意欲を示すことで、次期衆院選をにらんで創価学会を支持母体とする公明党を揺さぶる狙いがあるとみられる。

毎日新聞 2008年8月25日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080825ddm002010148000c.html

946片言丸:2008/08/26(火) 01:04:12
民主党代表選 無投票再選の背景と影響
 来月の民主党代表選挙をめぐり、野田佳彦広報委員長が22日、出馬を断念したことを受けて、小沢代表の無投票3選が確実となった。出馬断念に至る背景と今後の影響について解説。

 「代表選挙を通じて、民主党の政策を国民にアピールすべきだ」と主張してきた野田氏だが、予想に反して、肝心の野田グループの中で出馬に反対意見が噴出し、断念に追い込まれた。

 この背景には、「総選挙が近い今、党内で争っている余裕はない」という意見の一方で、小沢代表と戦えば、仕返しに総選挙で資金や応援を制限されるのではないかという恐れがあった。立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保も危ぶまれ、強引に出馬すれば、グループ分裂の可能性まで出ていた。

 再選が確実となった22日、小沢代表は大阪市内の居酒屋を訪れて余裕を見せた。しかし、小沢代表も野田氏の動向は気になっていたようで、周辺には、党内から幅広く推薦人を集めるよう指示を出していた。

 結局、代表選挙が無投票になることで、党内の亀裂はひとまず回避されるが、政策を国民にアピールする格好のチャンスを失うことになる。民主党の重鎮である渡部恒三最高顧問は、この現状を「(小沢代表と戦うと立場が悪くなると)言うやつもけしからんけど、それに怯えるようなのはもっと情けない」と嘆いた。

 政策論争より小沢代表の下での結束を優先した民主党。吉と出るか凶と出るかは、来るべき総選挙で試されることになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080825/20080825-00000003-nnn-pol.html

947片言丸:2008/08/27(水) 06:59:30
「公明は代表選やったことない」 民主・鳩山氏が反論
2008年8月26日18時40分

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日のラジオ番組で、自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が小沢代表の無投票3選を批判したことに反論し、「公明党も(無投票で)太田さんが(代表)続投を決めた。あの政党、今まで選挙(=代表選)やったことがない。ご自身が連立を組んでいる相手の方におっしゃったらどうですか」と皮肉った。

 そのうえで、「小沢代表の顔を見たら怖い、相手になった場合何されるか分からないと感じてしまう方がいるかもしれない。でも、そうじゃない。総選挙が近いときに代表選をやっている場合か、という思いが議員の一人ひとりにある」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY200808260288.html

948片言丸:2008/08/27(水) 07:03:05
農相事務所費:臨時国会冒頭の最大争点に 野党が認識一致
 太田誠一農相の事務所費問題を受け、民主党など野党各党は「安倍政権時代に相次いだ農相の問題と同等だ」として臨時国会冒頭での最大の争点との認識で一致、早期の解散総選挙に向けて攻勢を強めている。太田氏自らの説明責任を求めるとともに、福田康夫首相の任命責任を追及する構えだ。太田氏は、食の安全について「消費者がやかましいから徹底する」との発言も問題化しており、政府・与党に対する格好の攻撃材料とみている。

 「また農相が同じ過ちを犯していたのか。身体検査などきちんとされたはずなのに」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、記者団に強調。「こうした閣僚の不祥事は厳しく臨時国会で問わなければならない」と述べた。共産党の市田忠義書記局長も「『問題ない』という説明では誰も納得しない。閣僚失格だ」と批判し、社民党の福島瑞穂党首は「『やかましい』発言で自民党は太田氏をかばった。今回はかばうべきでない」と指摘した。

 野党が共闘できる攻撃材料の出現で、民主党の臨時国会戦略も一変。9月12日召集の日程について「党代表選に重なり、代表質問に対応できない」(山岡賢次国対委員長)と与党に抗議していたが、この日、党幹部は「攻める材料はいくらでもあるからやった方がいい」と述べた。28日にも小沢一郎代表を含めた幹部会を開き、対応を協議する。

 小沢氏は26日、東京・日比谷公園で開かれた連合の集会で「臨時国会は正に解散・総選挙のゴングだ。今年、遅くとも今年度のうちに勝敗を決する」と改めて「戦闘宣言」した。もっとも、追い込めば追い込むほど、首相が解散に打って出る局面にはつながりにくいというジレンマもある。鳩山氏は26日、FMラジオの番組で「小沢代表は『福田首相はもたないだろう』と言うが、もたない、もつというのは首相が決める部分だ。もたない時ほどじりじり延ばすのではないか」との見方を示した。【上野央絵】

毎日新聞 2008年8月26日 20時16分(最終更新 8月26日 20時40分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080827k0000m010066000c.html

949片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/04(木) 21:04:30
創価学会施設へ「監視隊」選挙利用にニラミ…石井民主副代表
 民主党の菅代表代行は4日の記者会見で、公明党の支持母体である創価学会の宗教施設を選挙活動に不当に利用しているケースの有無を調査する考えを示した。

 菅氏は「調査の結果、不当と判断すれば、何らかの対応をしなければいけなくなる」と述べた。石井一副代表は「創価学会の宗教施設に『監視隊』を置き、ビデオや写真で人や車の出入りを記録に取ることも考えている」としている。

(2008年9月4日20時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080904-OYT1T00626.htm?from=top

950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 02:54:57
総裁レースに民主議員懸念 「風向き変わるのでは」  '08/9/5

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 「風向きが変わるのでは」。“無責任”と批判された福田康夫首相の突然の退陣表明から数日、ポスト福田選びが注目を集めている。解散総選挙で逆転を狙う民主党議員の間では、総裁レースに次々と浮上する自民党有名議員らによる政治の“劇場化”で、有権者の支持が奪われかねないと懸念が広がっている。

 四日朝、東京・JR五反田駅前で、民主の松原仁衆院議員は「政治を自民党のおもちゃにさせ続けていいのか」と訴えたが聞き入る人はわずか。ようやく立ち止まった自営業の男性(80)は「今、話題が全部あっち(自民)に行っている感じだね」と素っ気ない。

 松原氏は「有権者が強い視線を送ってくる」と手応えを強調するが、党代表選については小沢一郎代表の無投票三選が確実視され「民主はおもしろくない」と漏らす。

 漫画に詳しい麻生太郎氏、元キャスターの小池百合子氏、文人の孫の与謝野馨氏、都知事の長男の石原伸晃氏…。総裁選に知名度の高い顔触れが挙がる中、ある民主若手議員は「キャラが立っている。民主にはああいう人たちはいない」と不安を隠さない。

 「総裁選に代表選をぶつけるべきだ」と自分のブログにつづったのは民主党青年局長の藤末健三参院議員。「うちも劇場をつくって政策論争を展開し、どっちの演目が優れているか見比べてもらえばいい」と強調する。しかし小沢代表の対抗馬が立つ見込みは薄い。「こっちから仕掛けないとせっかくの潮目が変わってしまう」と気をもむ。

 民主の細野豪志衆院議員は「総裁選が注目されれば一時的に(自民の)支持率が上がることはあり得る」と分析。「わたしたちが何をしようとしているかをしっかり打ち出すことが大事」と、民主党議員が浮足立たないよう呼び掛けた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809050100.html

951片言丸:2008/09/06(土) 08:46:00
選挙:衆院選 民主党、全内定者公認へ
 民主党は5日、次期衆院選で現在「内定」扱いとなっている公認候補者244人全員を一括して正式に公認決定する方向で検討に入った。これに空白区分を上乗せし、今月中旬にも党公認候補として発表する。

 小沢一郎代表はこれまで、情勢調査を基に1次、2次に分けて段階的に決定する方針だったが、福田康夫首相の辞任表明で衆院解散・総選挙が想定より前倒しとなり、時間的余裕がなくなったと判断した。

 鳩山由紀夫幹事長は5日の記者会見で、公認について「選挙が近いと考えれば大きな規模で内定する必要がある」と指摘。「(自民党)総裁選が行われ、直後に選挙が行われる。新しい状況を踏まえて発表したい」と述べた。

 同党は現在、300小選挙区のうち244選挙区で公認を内定しており、当初は「1次公認を今月中に発表する」との方針だった。これは衆院解散・総選挙の時期を「年末か来年初頭」(小沢氏)と想定したうえでの戦略で、1、2次と公認を分けたうえ候補者の差し替えの可能性をちらつかせることで、候補者を発奮させるのが狙いだった。

 ところが、福田首相の辞意表明で状況は一変。執行部は「最短なら今月末の解散もあり得る」として、7日に終了予定だった選挙区ごとの情勢調査結果を待たず全員を早期に内定する方が得策と判断した。【渡辺創】

毎日新聞 2008年9月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080906ddm003010056000c.html

952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/18(木) 09:41:45
連合福井 糸川氏に民主入り要請 総選挙、政界再編にらみ
9月17日午前8時00分

次期衆院選で民主党からの出馬を求める要望書を、糸川氏の秘書に手渡す連合福井の馬場会長(右)=16日、あわら市内のホテル
 民主党の県内最大支持団体の連合福井は16日、次期衆院選福井2区に出馬を予定している国民新党県支部長の糸川正晃衆院議員(33)に、民主党から立候補するよう要請した。解散・総選挙と政界再編の動きをにらみ、労働組合組織が政党移籍を求めるのは異例。

 連合福井は福井県あわら市内のホテルで執行委員会を開き、産別労組の代表者ら約40人が糸川氏への要請について協議した。

 馬場修一会長は「(民主と共闘を組む)社民党や組合内には、国民新党との間にまだワンクッション(距離)を感じる人がいる。糸川氏には政治家として将来も活躍するため民主党へ移ってほしい」と述べ、糸川氏の秘書に要望書を手渡した。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5118

953片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 14:19:30
小沢民主が“空中戦”に、CM放送開始記事を印刷する

 小沢民主党が衆院解散・総選挙に向けて、メディアを使った“空中戦”に乗り出した。民主党は21日、都内で臨時党大会を開き、小沢一郎代表(66)の3選を承認すると同時に、この日から総選挙向けのCMを放送開始した。代表就任後から2年半の間に全国を訪ねた小沢氏の姿を紹介したCMでは、農家や主婦、高齢者との触れ合いを強調。党幹部も、5候補乱立の総裁選(22日投開票)でアピールを続ける自民党への対抗手段として効果を期待している。

 小沢代表の選挙区の「国替え」による自公連立への揺さぶりや、国民新党に合併を持ちかけるなど、総選挙に向けた“地上戦”を展開する民主党が、CMを使ったメディア露出作戦を本格化させる。小沢氏3選を正式承認した臨時党大会終了後に会見した鳩山由紀夫幹事長(61)はCM放送について「総裁選を行っているが、国民と向き合っていないという自民党に対するメッセージです」と胸を張った。

 「声を、チカラに」をキャッチフレーズに「総選挙向け」と明言する新CMは各30秒の2バージョン。いずれもスーツ姿の小沢氏が農家や高齢者、主婦らとあぜ道や集会所などで語り合う姿をおさめたスナップ写真11枚を次々に映し出す構成。街頭演説会で聴衆を見下ろし絶叫する自民党総裁候補の目線の高さと対照的な、有権者と同じ目線に立つ小沢氏の姿が印象的だ。「民主党が闘う現場は東京の永田町ではありません」というナレーションで“国民目線”を重ねてアピールしている。

 民主党関係者は「代表就任以来2年半、移動距離約18万キロの全国行脚をありのままに記録した写真を使いました」と説明。放送は臨時党大会終了後のこの日夕方から開始。鳩山氏も「国民と対話する小沢氏の姿が伝われば」と効果に期待を寄せた。

 小沢氏もこの日「自らの政治生命を懸ける」と不退転の決意をあらためて表明し、次期衆院選に向けた臨戦態勢を強調した。所信表明では「今月中に総選挙のマニフェストをとりまとめる」と宣言。党役員人事についても「選挙に向けて」と続投再任を決めた。「衆院選敗北の場合、政界引退するつもりか」との質問には「負けることを前提に聞く方も失礼だし、答える方も容易じゃない。『政治生命を懸ける』という言葉をポジティブに素直に解釈してほしい」と答えた。

 [2008年9月22日7時45分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20080922-411228.html

954片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/10(火) 09:13:12
宮城県内選挙でも小沢流を指南 西松献金で逮捕の秘書
 西松建設の巨額献金事件に絡む政治資金規正法違反容疑で逮捕された小沢一郎民主党代表の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)は、県内の国政選挙にもたびたび姿を見せ、小沢氏の「名代」として振る舞っていた。政界関係者の証言からは、秘書軍団を仕切って建設業界の票固めに奔走する小沢流選挙の「伝道師」としての実像が浮かび上がる。

 大久保容疑者の顔と名前が県政界で知られるようになったのは、2005年春の衆院2区補選だった。新人5人が乱立する混戦に、民主党は小沢氏が主宰する政治塾の出身者を立てた。同時に大久保容疑者が指南役として2区に送り込まれた。

 大久保容疑者は、小沢流選挙を新人候補に伝授する役割を担っていたとされる。選挙事務所のスタッフは「企業への推薦状依頼、ポスター依頼の仕方を教えていた。小沢氏に来援を頼む時も、大久保容疑者が窓口だった」と話す。

 それにもかかわらず「選挙事務所で大久保容疑者を見かけた」という関係者は、不思議なほど少ない。複数の証言から浮かび上がる大久保容疑者の輪郭は「裏参謀」そのものだ。

 ある民主党県議は「新人の事務所には常駐してなかった。われわれには分からない動きをしていた」と振り返る。県連幹部が「小沢氏に情勢報告をするために来ていたのではないか」と思っていたほどだった。

 党本部幹部が、2区補選での大久保容疑者の「足跡」を打ち明ける。「徹底的な企業ローラー作戦を指示していた。岩手の国会議員にも2区内の企業を回らせた。その数は3000社とも言われた。西松建設をこき使ったことも想像できるよね」

 実際、自民党陣営も小沢氏の影におびえていた。当時の自民党県連幹部は「岩手ナンバーの車が仙台市内を多く走り、多くの企業を締め付けていると感じた」と記憶を手繰る。

 県議時代に自民党の県連幹事長を務めた村井嘉浩知事は、03年衆院選で民主・自由両党合併直後の民主党と戦った。村井知事は「岩手側から建設業者にかなりのプレッシャーが掛かっていると感じた」と打ち明ける。

 「小沢氏の『金庫番』と選挙を仕切る『地元番』。二つの顔を持っていた」。前述の党本部幹部は大久保容疑者をこう評している。
2009年03月10日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090310t13029.htm


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