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地方選挙・地方政治
994
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 02:32:18
新市長に冨士谷氏
有村・深井氏 追い上げとどかず
伊地知氏伸びず 投票率53・32%
=2006近江八幡市長選挙・結果=
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/n061128.html
#5
▲当選を決めた冨士谷氏
◆東近江・近江八幡市◆
新人四人による激しい選挙戦が繰り広げられた近江八幡市長選挙は、二十六日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で新人の元県議の冨士谷英正氏(59)が、他の候補に四千四百票あまりの差をつけて、初当選した。投票者数は二万八千九百八人、投票率は五十三・三二パーセント。
冨士谷氏は、「みなさんの期待に沿えるよう、粉骨砕身努力いたします」と勝利の弁に続き、「七月の嘉田知事誕生の原動力となった良識ある判断が脈々と続いていたこと」を勝因にあげ、まず「歳入を増やし、財源を確保すること」から取り組み、「開かれた行政」を約束した。
祝賀会では、嘉田由紀子知事「元気の出る市、県を一緒につくっていきたい」、川端五兵衞市長「安心して(市長を)お渡しします」、中村功一東近江市長「東近江地域のまちづくりにリーダーシップを」など、期待を込めた祝辞が続いた。
冨士谷氏は、市議一期、県議四期の間に、経験と実績、人脈をバックに築いた全市的な後援組織を確実に票に結び付けた。また、嘉田知事の全面支援で、知事選での勢いをそのまま生かすことができたのも大きかった。
保守分裂で出馬し、市民の声を大切にする「川下から川上へ」や、「発想の転換」による財政改善、子育て施策など、若さを前面に出した政策を掲げ、果敢に挑戦した有村國俊氏だったが、激しい追い込みも冨士谷氏の厚い壁に阻まれた。
「川端市政のまちづくり継承を」と、青年会議所OBや八幡商業高校卒業生、まちづくり市民団体など草の根の組織に支えられていた深井博正氏は、民主党の推薦を受けるものの、最後まで支持の輪を広げることができなかった。
国の悪政からの防波堤や同和行政の終結など、他の候補とは違う角度から市政をとらえ、打ち出した伊地知久凱氏の独自政策は、有権者の間に浸透したかのように見えたが、実際には思ったほど票には結びついていなかった。
市の発展を願って戦われた選挙。分裂やねじれのしこりを一刻も早く解消し、市民一丸となってあすのまちづくりに取り組まなければならない。各候補から出た様々な施策やアイデアが市政に生かされれば、有権者の一票が生きる。
近江八幡市長選挙開票結果
(投票者数28,908人、投票率53.32%)
当 冨士谷英正 11,761
有村 國俊 7,309
深井 博正 6,298
伊地知久凱 3,319
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