したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

地方選挙・地方政治

921片言丸:2006/11/22(水) 17:44:02
「福岡市長交代」の裏側 記者座談会 (下) 山崎氏「雨頼み」 吉田氏「風頼み」 投票率と世論調査
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/fukuoka2006/20061122/20061122_002.shtml

 ●目立つ自民党のぶれ

 【デスク) 投票率は予想以上に上がったね。

 【記者A】 上がれば無党派層に支持が多い吉田宏氏有利、下がれば現職山崎広太郎氏に有利。そんな見方が大勢だったが、結果は10ポイント以上アップの42.57%。

 【B】 当初、吉田陣営は「30%台後半まで上がれば勝てる」と読んでいた。結果はそれをはるかに超えたわけだが、ただ1人、「42%台」を予想した陣営幹部がいた。理由は「人工島問題や五輪招致など現職への批判は根強い。4年前に棄権した人たちも今回ばかりは行動を起こす」というもので、見事に的中したのには驚いたね。

 【デ】 投票率上昇には天候も影響した?

 【D】 投票前日は冷たい雨が降った。当日は朝から小雨模様の天気。絶好の選挙日和だったといっていい。

 【B】 行楽に不向きの天候だった。有権者にすれば「ちょっと買い物に出て、その後、投票も」という気持ちになったのでは。ある政党関係者は今回の市長選を「山崎は雨頼み、吉田は風頼み」と言っていたよ。

 【C】 吉田氏は天を味方につけたわけだが、実際の市政運営は「風任せ」では乗り切れない。少数与党だから、議会運営を波風立てずに乗り切るのは無理だろう。12月議会は「嵐」かもね。

 【デ】 今回は世論調査に左右された選挙だった。特に自民党が何度も行っ た世論調査の結果が、当初の山崎氏「逆風」の根拠といわれたね。

 【B】 とにかく世論調査を繰り返した。9月最初の土日から1‐2週間おきにまず4回。それをもとに10月5日、山崎拓、太田誠一、古賀誠の地元衆院議員3氏と、中村明彦・党県連幹事長が、中川秀直党幹事長と協議して、山崎氏の推薦見送りを決めたという。いずれも山崎氏の支持率が、吉田氏に7‐10ポイント程度離されていたらしいんだ。その後も数回やって告示日前後には0.1ポイントに縮まった、ということで、一転推薦となった。

 【A】 これは告示後に関係者から聞いた話だが、その世論調査の一部は実際にはやっていないらしい。山崎氏に自ら立候補を断念させようという意図があったようだ。

 【デ】 その理由は?

 【A】 勝てる可能性が低い候補は代えた方がいい、という論理だ。だが逆に、早く推薦を決めて態勢を整えて戦う、という選択肢を党として取らなかった点がどうもふに落ちない。政令市の首長選で露呈した自民党の「ぶれ」は、政権政党としては情けないよね。

 【B】 山崎氏が落選した後、中川幹事長は「自主投票のままにしておけば良かった」と言ったんだよね? 開いた口がふさがらない。

 【デ】 マスコミの世論調査の報道にも、各陣営が敏感に反応した。

 【D】 「伝言ゲーム」じゃないけど、人から人に情報が伝わるにつれて、微妙に数字が異なる現象もあったよ。

 【B】 自民も民主も推薦を決める材料として世論調査に頼った。それぞれ思惑のある政党や政治家が、駆け引きの材料に使った感がある。

 【C】 報道も、その手の情報に振り回された反省はある。ただ、世論調査の数字が悪いから推薦しないというのでは、政党の存在意義が問われる。まずは政策と候補者の資質が第一だろう。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板