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地方選挙・地方政治
897
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/20(月) 21:51:39
迫る短期決戦 陣営準備加速 讀賣和歌山
談合事件で逮捕された木村知事の後任を決める12月17日投開票の出直し知事選(30日告示)が告示まで10日余りと迫り、出馬を表明している自民推薦の仁坂吉伸氏(56)、共産推薦の泉敏孝氏(69)の両陣営は、〈短期決戦〉への準備を急ピッチで進めている。一方、民主は現在も候補者擁立に至らず、公明も推薦をめぐる態度がまだ固まらないなど、各党の動きの違いが鮮明になっている。
週末の18、19日、仁坂氏は田辺、新宮、有田各市などを回り、計約20か所で演説をこなした。あいさつ回りは16日から始めており、これで紀北、紀中、紀南の各地方に足を運んだことになる。演説では経済産業省勤務やブルネイ大使としての経験と知識をアピール、「多くの人の声を聞きながらやっていきたい」などと語り、集まった人たちから「地域の実情も見に来て」などの声を受けた。
泉氏の始動も出馬表明翌日の16日。選挙母体の「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」を構成する約30団体のあいさつに回り、JR和歌山駅前での演説なども行った。18、19日は以前から予定されていた岡山県での会合に出席するため県内での活動はなかったが、党県委員会の松葉賢一選対部長は「談合事件の徹底究明と再発防止という訴えははっきりしており、あせりは感じていない」と話した。
■仁坂氏推薦公明先送り
これに対し、民主党県連は19日、和歌山市内で数人が集まり、名前の挙がっている岸本周平代表らの出馬について話し合ったが、やはり候補者は決まらないまま。この日投開票の沖縄県知事選の結果なども考慮しながら、党本部と相談して態度を決めるという。
公明党県本部も同日、知事選への対応を検討する緊急幹事会を開催。仁坂氏側から要請されている推薦についての結論を先送りした。西博義代表は「議論が十分でなく、候補者の人物像も見極めきれていない。関係機関や議員らと相談を深めて決めたい」とした。
社民党県連は、候補者が出そろってから、党の態度を決定するとしている。
(2006年11月20日 読売新聞)
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