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地方選挙・地方政治
890
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/18(土) 15:49:01
長井市長選あす投開票4氏混戦激しい争い
2006年11月18日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000611180005
∞国会議員の支援絡み
長井市長選は19日、投開票される。立候補しているのは、いずれも無所属新顔で、前市議の内谷重治(50)、米穀店経営の飯沢健司(59)、仏壇販売会社長の斎藤裕之(45)、前市議の大道寺信(56)の4氏。
投票は、市内19カ所で午前7時から午後8時まで。午後9時から市立長井小体育館で開票される。午後11時すぎには大勢が判明する見通し。11日現在の有権者は2万5031人。
期日前投票は、18日午後8時まで、市民文化会館で。市選管によると、17日夜までに974人が投票した。
内谷、斎藤、大道寺の3氏が三つどもえの戦いを進め、飯沢氏が続いているとみられる。
衆院山形2区で対決を続ける遠藤武彦(自民)、近藤洋介(民主)両衆院議員の「代理戦争」の側面もある。遠藤氏は内谷氏を、近藤氏は斎藤氏をそれぞれ支援する。同市での05年の総選挙の得票は、遠藤氏1万248票に対し、近藤氏8435票。
この票が支援される側にそっくり反映されれば、内谷氏が優位となる計算だ。加えて、近藤氏の市後援会副会長だった大道寺氏が、「近藤票」を斎藤氏と奪い合っている事情もある。しかし、斎藤、大道寺両氏の追い上げは激しく、3氏は混戦状態のまま投票日を迎えそうだ。
女性票や候補者を擁立しなかった革新票の行方も気がかりだ。
○各陣営、人脈フル回転
内谷氏は、自民党の推薦は得られなかったが、遠藤氏や同党県連幹事長の平弘造県議、さらに保守系や公明党の市議計7人の支援を受けた。決起集会には、自民党県連会長の加藤紘一衆院議員も駆けつけるなど、推薦以上の手厚い支援態勢となった。
飯沢氏は、米穀店経営で築いた農家の人脈や知人、親類らが中心の戦いとなっている。保守系市議2人も支援についた。農家が多い周辺部に積極的に働きかけ、市中心部でも支持を訴えている。
斎藤氏は、自身が市後援会長を務めた近藤氏や目黒栄樹市長、市商工会議所会頭や会社経営者ら経済人グループが支援する。15日の決起集会では、内谷氏や大道寺氏を上回る参加者を集めた。
大道寺氏は、出身労組や会社OB、保守系市議5人の支援を受ける。市後援会副会長や市議として支えた近藤氏と目黒市長は、斎藤氏支援に回った。後援会幹部は「両氏への反発心が陣営の士気を支えている」と話す。
○「財政再建」4氏が公約
4氏に共通するのは、財政再建や産業振興、雇用拡大。告示前後に加わったものもある。斎藤、大道寺両氏は、現状だと4年で約2500万円になる「退職金の返上」を掲げ、その分を「子育て支援金の創設」(斎藤氏)や「スポーツ振興や子育て支援」(大道寺氏)に充てると訴える。
「市長報酬30%カット」を告示前から公約する飯沢氏は、「比例して退職金も減り、全体で2700万円の返上になる」と主張。「市長給与20%カット」を打ち出す内谷氏は、退職金返上を「人気取りのパフォーマンス。できっこない」。
目を引く独自の公約としては、内谷氏の「置賜総合病院駅(仮称)の新設」、飯沢氏の「長井小体育館の改築」、斎藤氏の「市議の定数半減」、大道寺氏の「地域自治活動交付金制度の創設」などがある。
広域合併については、反対論はないが、微妙な違いはある。内谷氏は「積極的に検討」、飯沢氏は「避けられない」、斎藤氏は「合併協議会の再開」、大道寺氏は「環境づくり」を挙げている。(奥山郁郎)
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