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地方選挙・地方政治

864片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/14(火) 11:06:13
[連載]続投、幸山市政 <上>現職信任 讀賣熊本

 「現職は議会と溝は出来ていないと言っているが、冗談じゃない。溝は向こうがつくった」

 12日夜、元県総務部長・佐藤達三(61)の開票報告会場の片付けが始まった熊本市上通町のビルで、佐藤陣営の選挙長を務めた自民党市議団長・嶋田幾雄は声を荒らげた。

 再選に沸く事務所で、現職・幸山政史(41)はテレビのインタビューに、議会との関係について「溝はない。議会との議論は公の場でやっている」と答えたのだった。

 自民、公明両党は、総力戦にもかかわらず、ダブルスコアの大敗を喫した。民意は明確に、幸山の「市政改革」を支持した。

 2002年の前回選で、幸山は地縁血縁などの「しがらみ」に屈せず市政刷新を断行すると約束した。市議の「口利き」を文書に残して情報公開対象としたほか、公の場での議論にこだわり根回しはやめた。

 「今回の争点は市政を4年前に戻すかどうか。絶対に負けるわけにはいかない」。幸山は、口利き問題を始めとした市政改革を争点とするべく、選挙戦でこう訴えた。

 「協調となれ合いは違う。執行部と議会には一定の緊張関係が大事」と幸山。議会との亀裂は深まった。嶋田は「議会には議会の役割があり、それを無視してきたことに我々は怒っている」と胸中を吐露、改革の“抵抗勢力”扱いされてきたことに憤りを隠さない。

 幸山が大勝した結果を受けて、根回し無用論などを是認するのかどうか。嶋田は「現職の信任が大きかったからといって自分たちが態度を変えることはない」と言い切る。市議もまた、政見、政治姿勢について選挙で有権者の審判を仰ぎ、支持を受けたうえで市政に臨んでいる。

 「今まで議会でおとなしくしていたが、今後追及すべきは追及する。そして、我々は正々堂々、来年4月の市議選で全員当選する」。嶋田は強気の構えだ。

 幸山を支持する同市神水本町の女性(58)は「市民が夢を持てる市になりつつあるのに、現職が落選したら、口利きなどすべてが元に戻るところだった」と続投を歓迎する。

 前回選で、自公など4党が相乗りした当時の現職と幸山の得票差は1万6424票。今回、自公候補との差は8万票に広がった。幸山圧勝の事実は、自民党市議らに重圧となってのしかかるのは間違いない。

(敬称略)

(2006年11月14日 読売新聞)


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