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地方選挙・地方政治

810片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/08(水) 23:42:58
プルサーマル論議低調
地元は計画推進望む声 「白紙撤回」根強い評価 讀賣福島

 佐藤栄佐久前知事が4年前の県議会で明言した「プルサーマル計画」の白紙撤回について、浜通りの原発立地地域では、知事選の候補者がどう判断するのか、注意深く見守っている。だが、選挙戦では候補者の慎重な発言が目立ち、重要政策の割には論争が起きていない。

 「立地地域との連携を最優先すると話されているので大変心強い」

 今月3日、富岡町で開かれた森雅子候補(自民、公明推薦)の演説会。遠藤勝也町長は期待を口にしたが、森候補は「県民の意見を聞き、決定過程を透明にしていきたい」と述べるだけだった。

 告示翌日の10月27日、森候補は東京電力の福島第1、第2原発の前で、東電や関連企業の社員を前に「私の行動に不適切なところがありました」と頭を下げた。この2日前の25日に福島市で行われた公開討論会で、「プルサーマルは安全が確認できれば導入に賛成か」との質問に、森候補は「×」の札を掲げたからだ。導入を目指す自民党本部からも懸念の声が上がり、森候補はその後、「皆様の意見を聞いてから判断するという意味」と釈明に追われた。

 東電のトラブル隠し発覚を契機に、佐藤前知事は2002年、いったんは導入を決めていたプルサーマル計画の受け入れを「白紙撤回された」とした。その重しが外れた今、原発が立地する双葉、大熊、富岡、楢葉の4町や周辺町村には、計画推進を望む声が一挙に高まりつつある。計画の先には、第1原発7、8号機の増設などがあり、建設による需要増や東電社員家族の転入、雇用確保などが地域経済の活性化につながるとみられているからだ。

 出身地のいわき市を中心とした浜通りで高得票を目指す森候補。双葉郡の首長のほとんども森支持を鮮明にする。だが、全県的には国や東電に厳しく注文をつけ続けた前知事の姿勢を評価する声も根強い。

 一方、佐藤雄平候補(民主、社民推薦)の陣営も、出馬会見で「プルサーマルを含めた原発政策へのスタンス」を問われたのに対し、「原子力安全・保安院の経済産業省からの分離独立」などと回答するのにとどまった。先の討論会で佐藤候補は、プルサーマル導入の質問に「○」を示した。ところが、推薦を受ける社民党が計画に反対しているため、翌26日、佐藤候補自ら社民党県連幹部に「保安院分離や技術の安全性などが確認されればという前提だった」と釈明した。チラシに掲げる政策にも「プルサーマルの導入には慎重に対応」との一文を入れている。

 小川英雄候補(共産推薦)は、立地自治体で「プルサーマルや増設は反対」と主張し、他候補との違いを鮮明にする。

 川田昌成候補は「全体で話し合う場が必要」として、関係者による原子力安全対策県民会議の設置を街頭で訴えている。


◆プルサーマル計画

 使用済み核燃料を再処理して回収したプルトニウムにウランを混ぜた「MOX燃料」を、既存の原発の軽水炉で利用する計画。エネルギー供給の安定確保に有効な手段とされ、今年に入り、佐賀県が九州電力玄海原発で、愛媛県が四国電力伊方原発での受け入れにそれぞれ同意している。福島県は、98年に全国で初めて、福島第1原発3号機への受け入れを表明したが、東電の不祥事を受けて撤回した。

(2006年11月8日 読売新聞)


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