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地方選挙・地方政治

748片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/31(火) 08:00:40
選挙:岩手県知事選 増田知事不出馬 「改革派」退場相次ぐ 多選自粛論議に一石
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061031ddm005010019000c.html

 「改革派知事」の中心的存在だった増田寛也・岩手県知事が30日、4選不出馬を表明したことは一連の県の不祥事で知事多選の弊害が指摘される中だけに、首長の多選制限論議を加速させるとみられる。自民党も同日、推薦のあり方の見直しに着手した。一方で、北川正恭前三重県知事、浅野史郎前宮城県知事と並び「全国区」の知名度だった増田氏の退場で、地方主導の改革論議への影響を指摘する声も出そうだ。(2面参照)

 来春の岩手県知事選については、民主党が現職衆院議員の達増拓也氏の擁立を決め、増田氏の去就が注目されていた。記者会見では5期目の知事が摘発された福島県などの不祥事と自らの進退の関係を否定したが「現実に(多選で)問題が福島で起きてしまっている。気をつけなきゃいけないと肌で感じた」とも語った。

 増田氏の判断の基本には、あくまで多選制限は地方側が自発的にすべきだ、との思いがある。首長の立法による多選制限は54、67、95年に議員立法で国会に提出されたが憲法に定められた職業選択の自由などに抵触するとの批判が強く、いずれも廃案になった。埼玉県や川崎市、東京都杉並区、中野区など条例で首長の多選を自粛する自治体もあるが、あくまで努力規定で法的拘束力はない。菅義偉総務相は27日の記者会見で「憲法と絡んで難しい問題だ」と法的な多選制限に慎重な姿勢を示しており、自民党が推薦制限を念頭に議論を進めるのもこうした情勢を踏まえたものとみられる。

 一方、公共事業見直しや、自治体選挙への「マニフェスト」導入論議を主導し改革派知事の代表格だった増田氏の退場は全国知事会など、今後の地方全体の改革論議にも影響しそうだ。増田知事は「三位一体の改革」などで地方案策定をリードしたが、地方側には交付税削減などで「改革疲れ」のムードも最近は漂う。「地方主導の改革ムードも増田氏の不出馬で一段落するのではないか」と総務省幹部は指摘している。【川上克己、大場伸也】

 ◇増田寛也・岩手県知事、会見での主なやりとり

 −−(不出馬の)理由は長くて12年というのが一番大きいのか。

 増田知事 3期12年を一つの区切りと申し上げた。(建設官僚時代に)茨城県に出向し5年近く務めた。(当時)知事が4期目になると県庁全体がどうしても物を言う気にならないのを見聞きした。結果として中央省庁に戻ったあと、5期目にゼネコン汚職で失脚するのをみてきた。やはり知事が長いと弊害が大きいと常々思ってきた。決して4期以上の知事が悪いと言うつもりはないが。

 −−これまで常々「長くて4期」と言っていたが。

 増田知事 一般論としては3期(か)4期。4期も本人の能力がしっかりして、説明責任があれば長いとは思わない。相当気をつける必要があるが。私は自らを冷静にみて、やはり3期がいいだろうと判断した。

 −−最近相次ぐ、多選知事の県の不祥事と不出馬の関係は。

 増田知事 特にそれはない。まったくない。(知事多選について)法律でどうこうしようという話もあるが、自分たちで(自制)しないと国民の理解は得られないのではないか。

 −−今後の活動は。

 増田知事 引退という言葉は使いたくないが、国政選挙に出ないことは間違いない。身の振り方は全く白紙だ。

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 ◇当選4回以上の知事◇

 【当選5回】

県  知事名   任期満了日

島根 澄田信義  07年 4月29日

高知 橋本大二郎 07年12月 6日

 【当選4回】

茨城 橋本昌   09年 9月25日

群馬 小寺弘之  07年 7月27日

石川 谷本正憲  10年 3月26日

静岡 石川嘉延  09年 7月31日

奈良 柿本善也  07年11月27日

広島 藤田雄山  09年11月28日

 ※敬称略

毎日新聞 2006年10月31日 東京朝刊


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