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地方選挙・地方政治
747
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/10/30(月) 08:45:25
西川氏が初当選
http://mytown.asahi.com/hokkaido/gogai.php?k_id=01040610290001
無所属の新顔5人が立候補した旭川市長選は29日に投票され、即日開票の結果、民主推薦の西川将人氏(37)が、自民推薦・公明支持の前道議加藤礼一氏(53)らを破り、初当選した。当日有権者数は29万6835人。投票率は54・59%(前回47・27%)だった。
西川氏は当選を決めた直後の30日未明、同市内の事務所で「私は終始一貫して、格差の拡大を食い止め、安心して暮らせる街づくりを訴えてきた。地域経済の活性化・自立に向けた第一歩をぜひ進めていきたい」と語った。
来年の統一地方選や参院選の前哨戦として注目された同市長選は、西川氏が国政選挙に過去4回立候補した知名度と若さで、28年ぶりに自民勢力から市政を奪還した。民主は道内第2の都市・旭川での勝利で、来年の選挙戦に向けて、弾みがつきそうだ。
民主は、告示日に小沢一郎代表、2日目には鳩山由紀夫幹事長が旭川入りして強力な支援を展開。党と連合、農連、後援会が一体となり、昨年の衆院選で道議だった佐々木隆博氏を当選させた勢いに乗って、自民の牙城を崩した。
自民は、加藤氏擁立で一本化し、分厚い支援態勢を敷いた。町村信孝前外相、武部勤前幹事長のほか、高橋はるみ知事も応援に駆けつけた。だが、一本化に反発して自民を離れて出馬した安住氏に一部票を奪われ、苦戦を強いられた。
安住氏は一定の支持を集めたが、共産推薦の荻生氏と神崎氏は浸透できなかった。
旭川市民は、民主推薦の西川氏に市政を託すことで「変化」を求めた。だが、市政が直面する現実は厳しい。市債残高が1923億円(05年度末)に達し、向こう4年間で136億円の収支不足が見込まれる厳しい市財政をどう立て直すかが最重要課題だ。
西川氏は選挙公約で「コスト意識を徹底させ、人件費削減や市民サービスの向上をはかる」などと主張したが、具体的な政策は乏しい。
少数与党のもとでの厳しい議会運営も予想される。待ったなしの行財政改革にどう切り込むか手腕が問われそうだ。
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