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地方選挙・地方政治

432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/17(金) 15:45:05
深層・真相:産廃争点の水俣市長選 勝敗決した女性、高齢者票 /熊本
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000223-mailo-l43

 産業廃棄物最終処分場問題が最大の争点となった水俣市長選は「絶対阻止」を掲げた前市教育長、宮本勝彬氏(62)が現職の江口隆一氏(40)を約3500票の大差で破った。勝敗を決めたのは環境に敏感な女性や、水俣病のつらい原体験を持つ高齢者票とみられ、産廃を問う住民投票的要素を含んでいた。22日に宮本市政が始まるのを前に、市民の選択と産廃問題の行方を考えた。【平野美紀】
 ◆茶色と透明の水
 今月1日、水俣市文化会館であった宮本氏の個人演説会。応援演説に立った産廃反対団体「水俣の命と水を守る市民の会」代表世話人の坂本ミサ子さん(78)がペットボトルを手に訴えた。
 「生きていくのに必要なのはきれいな空、水、海。それを金に代えるほど市民はバカではない。金より命が大切。絶対に50年前の思いを子供たちにさせてはならない」
 こげ茶色の水は県内の産廃処分場からの排水、透明な水は、水俣市の産廃予定地近くを流れる湯出川の水。聴衆1000人以上の7割を女性が占めていた。投票前、坂本さんは手応えを感じていた。従来江口氏を応援していた高齢者が何人も宮本氏支持に回ったからだ。坂本さんは「子や孫に水俣病のつらい経験をさせたくないと考えた60、70代以上と、子供を持つ女性たちが票を動かしたと思う」と分析。一方で、世代間の温度差を感じていたという。
 実際、江口氏を支援した30代女性は宮本氏を「産廃以外に魅力がない」と見ていた。高齢者ほどではないが、水俣病を巡る苦い経験はある。しかし「水俣病と選挙は別。地域経済に陰りがある現状をどう活性化するのかが指標。多少危なっかしくても突破力のある強いリーダーが欲しかった。同世代の多くはそう考えていた」と代弁する。
 ◆大差の理由は三つ
 大差で宮本氏が勝った理由は主に三つある。(1)争点を産廃問題に絞った(2)水俣病関係者が陣営の表舞台に出なかった(3)色分けしにくい教え子ネットワークを使った――ことだ。
 昨年11月、水俣病患者らでつくる「本願の会」は、産廃反対2団体の有志らと勝手連「水俣に産廃はいらない!市民連合」を結成。産廃反対ビラを作って配布するなど、宮本陣営を陰から支えた。「水俣病の教訓」を訴えた宮本陣営だが、水俣病を巡る長い闘争の影響による複雑な市民感情に配慮したからだった。
 ◆問われる実行力
 宮本氏は産廃問題に関し、市役所内特別対策チーム設置▽公害復興特区の申請▽工事が始まれば工事差し止め訴訟▽状況次第で用地買い上げ――の考えを明らかにした。
 「阻止に向けて何をするのか。意気込みではなく、結果で評価したい」と江口氏を支援した有権者の1人は語った。宮本新市長の実行力が問われている。

2月17日朝刊
(毎日新聞) - 2月17日15時1分更新


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