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地方選挙・地方政治

323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 11:16:13
佐賀市長に秀島氏−木下氏に4,200票差、20万県都かじ取りへ−
http://www.saga-s.co.jp/pub/hodo/2005saga_sityo/news/51024_01.htm

 5市町村合併で誕生した新「佐賀市」の市長選は23日投票、即日開票され、無所属新人で元同市水道局長の秀島敏行氏(63)=自民、社民推薦=が、同じく無所属新人で前佐賀市長を2期務めた木下敏之氏(45)=民主推薦=を約4,200票差で破り、20万県都の初代市長に選ばれた。激戦にもかかわらず、投票率は68.96%にとどまった。
 
 当選した秀島氏は「活力ある元気なまちにしたい。新市が間違いなく航海できるようにかじ取りをしっかりしたい。行政改革は職員のやる気を起こして進める」と抱負を語った。

 秀島氏は7月下旬、「反木下」で一致する自民県議・市議や社民市議、市職員OBらの要請を受け、立候補を決意。「公平、公正な市政」の実現を掲げ、木下氏のトップダウンの行政手法や「県との関係がうまくいっていない」と批判を展開。「市長1人ではなく、みんなとつくる市政へ変えよう」と対話路線を強調し浸透していった。

 自民、社民が推薦したほか、約170の団体推薦を得た。先の衆院選1区で得票を伸ばした自民が全面的にバックアップし、組織戦を強力に展開して先行する木下氏を猛追。知名度不足や出遅れを挽回(ばんかい)し、一気に逆転した。

 木下氏は2期6年半の行政改革実績や、マニフェスト(政策公約集)を作って、子育て支援や観光振興策などの政策を掲げて支持を訴えた。行政改革の手法を争点に舌戦を繰り広げたが、市営バス事業や水道事業改革、旧水道局跡地売却問題などを取り上げられて批判を浴び敗れた。

 旧町村別の選挙区を設けない「大選挙区」で52人が争った市議選(定数38)は、同日深夜から新議員が次々と誕生した。

 当日有権者数は16万266人(男7万3,943人、女8万6,323人)。(辻村)
 
【解説】
 急激な改革路線に異を唱えた秀島氏の勝因は、潜在した木下市政批判をてこに、自民が衆院選大勝の勢いを持ち込み、国政選挙並みに総力を挙げた布陣でバックアップしたことが大きい。
 
 合併前まで市長を務めた木下氏の2期6年半の改革実績や知名度、出馬表明が3カ月前となった出遅れなどスタート時には相当の差があった。だが、木下氏のガス民営化や水道事業の民間委託推進方針などへの批判も多く、”痛み”を受けた組織や業界、対立した旧市議たちの不満が噴出し、対話路線の秀島氏の登場で市政転換への期待感が高まっていった。

 熾烈(しれつ)な戦いに木下氏は「改革」を全面に打ち出し、立て直しを図ったが、流れを止めることはできなかった。

 自民と社民の推薦を得て相乗りと揶揄(やゆ)されることもあった。出馬の際、秀島氏は「決断を鈍らせたり、付和雷同ではいけない。かじ取り役の難しさは覚悟している」と語った。

 長年の行政経験はあってもトップとしては未知数。対話重視の路線で厳しい新市の財政状況をどう乗り切るか、その手腕が注目される。(辻村)


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