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地方選挙・地方政治
299
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/10/17(月) 23:08:14
再選へ絶対の自信? 関市長辞意 大阪市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000031-san-soci
“分析”乱れ飛ぶ 「誰がシナリオ」
「辞職願はあす出します」。関淳一市長は十七日、大阪市役所内で市議会議長らに説明、辞意を明らかにした。しかし、矢継ぎ早に質問する報道陣には一切口を開かないまま。ただ、選挙では職員厚遇問題で矢面に立つ労組や、しがらみの多い現与党の支援は受けないとの見方も。市政改革で市民の信を問うための「みそぎ選挙」とはいえ、関係者からは真相や背景の“分析”が乱れ飛んだ。
関市長は、市議会側にも「三つの責任」を理由に辞任を伝えた。だが幹部や市議らからは、「労組や議会の『土台』がぐらつき、市民の目線を選んだ」「このタイミングでは絶対再選できるとの自信を感じる」などの声も。また、市幹部は「びっくりしたが、それまでの自分のスタンスを精算するにはこの方法(辞任)しかなかったのだろう」と分析した。
与党三会派と、強固な労働組合の支援を受けて当選した関市長。しかし最近は根回しせず、ことごとくトップダウンの市政を展開し、議会や労組からは「だれのおかげで当選できたのか」と批判も出たという。
出直し選挙への不安。だが、この幹部は「混迷期だからタレント候補などに市政のかじ取りは無理。関さんの方向性にはだれも反対できず、絶対再選できる、との強い自信を感じる」と関市長の手法に軍配を上げる。
「『小泉流』手法といっしょ」と位置づけるこの幹部は「市長にはこんなシナリオは書けない。大平(光代)助役は自民党筋との関係もあるし、首相サイドの示唆があったのでは」とも話す。
一方、市議会のある与党市議は「国政の衆院解散と地方自治は意味づけが違う。辞任には大義名分がなく、私は慰留したい」と表情を曇らせる。
市議は、労組との軋轢(あつれき)や、外部意見を主導に改革を行うことへの批判、自分が理事長だった時代の監理団体への貸し付けなど、自らの不祥事を辞任の「真相」としてあげた。
「支援体制が土台からぐらついており、このまま続けるより、市民の目線に戻って仕切り直したいのだろう」
一方で、市長選への対応についてこの市議は「各会派の対応が分かれることも十分考えられる」と慎重な分析。市政の混乱を招きかねないだけに「関さんが任期をやりきり、『一期でやめる』といえばいいこと」(同)と突き放した。
(産経新聞) - 10月17日15時19分更新
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