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地方選挙・地方政治
277
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/10/13(木) 01:18:19
宮城県議補選“代理戦争”の様相 「親浅野」と政党が対決
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/10/20051012t11025.htm
もう一つの戦いに、宮城県知事選の対決構図が色濃くにじんできた。
<仙台・泉>
「浅野史郎知事は不出馬を決めたが、12年間の宮城の福祉改革を止めずに発展させる」。NPO法人理事長の佐藤豊(52)は11日、宮城県議補欠選挙(14日告示、23日投票)の仙台・泉選挙区に無所属での立候補を決めた。過去の知事選で浅野を支えたブレーンの一人だ。
泉選挙区では自民党が大学院研究生の外崎浩子(45)、共産党は県常任委員の五島平(54)を立てる。知事選で外崎は前県議の村井嘉浩(45)=自民推薦=、五島は前県高教組委員長の出浦秀隆(62)=共産推薦=とそれぞれ連動し、相乗効果を狙う。
前県総務部長の前葉泰幸(43)と連携できる候補はいなかった。
佐藤擁立の動きは10月初め、急きょ浮上した。「前葉と連動する候補者を立て、無党派票の受け皿を作るべきだ」。浅野周辺が動き、浅野と政党が争う図式が現れた。佐藤は浅野サイドが送り込んだ「刺客」にも映る。
<仙台・青葉>
「前葉を支える菅間さんであってほしい」。浅野は11日夜、仙台・青葉選挙区に立候補する元県議の菅間進(54)の集会に出席、前葉も駆け付けた。
青葉選挙区の構図は複雑。菅間は7月、仙台市長選立候補のため「再び県議に立つことはない」と辞職。「出戻り」に批判もある。政党は自民党が会社員の阿部司(33)を、民主党は元仙台市議会議長の菅原敏秋(57)を擁立、社民党は広告企画制作業の吉田正敏(48)を公認した。
村井と連動して「小泉旋風」の再来を狙う阿部に対し、菅原は参院議員岡崎トミ子らが支援。浅野の動向を気にしながらも、2大政党がしのぎを削る。前葉は民主、社民両党が「支援」しているため、3陣営に等距離の立場を取る。
<仙台・宮城野>
仙台・宮城野選挙区では、4月の衆院2区補選で落選し、無所属で立つ元県議の菊地文博(45)が「親浅野」とされる。「浅野知事に代わるトップは、徹底した財政のプロが必要だ」と知事選との連動姿勢をにじませる。
自民党は衆院議員中野正志の秘書を務める石川光次郎(38)を擁立。県議会で村井が有した議席の死守を狙う「後継」だ。民主党も元県議秘書の目黒政市(51)を立て、攻勢を仕掛ける。
「浅野は3方向(佐藤、菅間、菊地)から、前葉との連動作戦を強める狙いだ」との見方は根強い。県議補選は、知事選と直結した「代理戦争」の側面も浮かんできた。(敬称略)
2005年10月12日水曜日
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