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地方選挙・地方政治

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 02:56:50
◎自民・相沢氏立候補を断念/野心鎮めて分裂回避/「党の決定従う」

 候補者選考で敗れた「もう1人の主役」が現れた瞬間、会場から拍手がわき起こった。

 「皆さんには迷惑をかけた。党の決定には潔く従うのが党人だ。前に進むのも政治家、後ろに下がるのも政治家と自覚している」

 1日午後1時。仙台市青葉区のホテルであった「自民党・県民会議」の会派総会。県議の相沢光哉(66)は約20人の同僚を前に、立候補断念を報告した。目を真っ赤に染めて耳を傾ける議員もいた。

 次に入ったのは、候補者の座を射止めた県議の村井嘉浩(43)。「能力では相沢先生が知事に適任と思う。一本化のため譲っていただき、心から感謝している」

 知事選への「出場権」をかけて最終選考まで争った2人。会場を出ると固く握手を交わした。

◎ ◎

 県連の要である幹事長を辞めてまで、立候補へ強い意欲を示した相沢。周囲は「すべてをかけている。選考結果に関係なく、立候補するだろう」と見た。「分裂選挙で自民党が負ければ、相沢さんの責任は免れない。人の話をまったく聞かない」(党県議)との批判も強まった。

 9月28日夜。後援会役員会を終えた相沢の表情に、微妙な変化が読みとれた。「県議を辞職し、『不退転の決意』で最終選考に臨む」との考えを伝えたが、支持者の声は「早まるな」が大勢だったからだ。

 選考が最終局面を迎えた30日午後9時ごろ。党県連会長の市川一朗(参院議員)から「お会いしたい」と電話が入った。村井擁立を悟った相沢はすぐに市川が待つホテルに向かった。「分裂選挙にならないよう協力してほしい」と求められると、さばさばとした表情で了承したという。

◎ ◎

 1日午後。会派総会に続き県連の支部長・幹事長会議があった。「相沢さん、村井さんは甲乙付けがたい。理屈抜きで1人に決めなければならなかった」と市川。中国の故事を持ち出し、「『泣いて馬謖(しょく)をきる』とはこのことか」と、苦渋の決断だったことを強調してみせた。

 「地元をよく知る政治家の村井君なら、わたしがこぶしを降ろす大義が立つ」。県議会きっての論客は、知事への野心を鎮め、政党人としての「節度」を守った。
(敬称略)

(河北新報) - 10月2日7時5分更新


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