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地方選挙・地方政治

2394片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/02(月) 08:15:46
’09名古屋市長選:28年ぶりの激突/下 自民・細川氏 「後方支援」県連に戸惑い

 ◇市議団「どうすれば」

 「金曜の夜に、ワイングラスを片手に絵を鑑賞する。照明を落としてね。市美術館の閉館時間を夜10時にすればデートスポットになりますよ」

 14日、名古屋市千種区で行われた講演会で、中京大の細川昌彦教授(54)は約300人に優しく語りかけた。

 東大法学部卒。通産省(現経済産業省)に入り、中部経済産業局長、日本貿易振興機構ニューヨークセンター所長を歴任。ジャズを好み、オペラを愛す。特技はテニスにダイビング。毛並みの良さと洗練された身のこなしは、支援を決めた自民党愛知県連幹部に「浮上した候補者の中でピカイチ」と言わせた。

 「いい政策だ。ただよ、わしはワインより安い焼酎がいいわ」

 翌日、美術館を活用する細川氏のアイデアへの感想を求められた民主党の河村たかし衆院議員(60)はそう答え、笑いを誘った。ワインと焼酎。両氏の個性が一瞬、交錯した。

    □

 細川氏にたどり着くまで、自民党市議団は迷走を繰り返した。28年間、独自で候補者を探した経験のない相乗り体質。擁立可能な候補を見つけられず、一時は今期で引退する松原武久市長に4選出馬を求める秘策さえささやかれた。そこに現れたのが「市民党」を掲げる細川氏だった。

 ただし、細川氏が求めたのは後方支援。県連幹部の加藤南県議は「これまでは政党が中心に選挙をやり、その周辺で勝手連が応援した。今回はその逆ということか」と戸惑いを隠さない。全力で応援するという県連会長・大村秀章衆院議員。これに対し、市議団幹部は「全力で後方支援するって何をすればいいの」と真顔で話した。

 自民の戸惑いに、細川氏周辺からも「陣営の指示系統をどうするか。素人ではとても選挙はできない」と政党の全面支援を期待する声も出始めている。支援する側、される側がともに悩む、頼りなげなランデブーだ。

 そんな自民は、ともかく「反河村」の旗を掲げた。河村氏と対照的な細川氏の個性を際だたせることで、財界や民主の反河村勢力を取り込める−−。26日、細川氏と公明党県議団を訪ねた加藤県議は「河村市長で本当にいいのか」と訴えた。

    □

 一方、昨年11月に出馬表明した県商工団体連合会会長の太田義郎氏(65)は、推薦を受けた共産党系団体を母体にこれまで400回近く集会を重ね、支持固めを図ってきた。

 「他の候補が訴える『市民』や『庶民』は取ってつけたようなもの。町の米屋を営んできた私こそ本当の庶民です」と太田氏。ワイン(細川氏)と焼酎(河村氏)、そして米=日本酒(太田氏)に象徴される28年ぶりの決戦が間もなく始まる。【影山哲也、丸山進】

毎日新聞 2009年2月28日 中部朝刊
http://mainichi.jp/chubu/news/20090228ddq041010004000c.html


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