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地方選挙・地方政治

2391片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/01/28(水) 21:55:02
「改革」成果過信危機感薄く後手
2009年01月28日

∞斎藤氏陣営 路線転換も空振り


 まさかの落選から一夜明けた26日午前11時ごろ、斎藤弘氏(51)は山形市の自民党県連を訪れた。支援した県議らを前に「申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、「新知事の下、しっかりと県政運営をして欲しい」と淡々と話したという。自身に批判的な県議や首長に対し、厳しい態度で臨んだ斎藤氏の姿はなかった。
    ◇
 斎藤氏は「改革」の成果に絶対の自信を持っていた。県債残高は2年連続で減少、情報公開度は全国クラスに入った。今年度のマニフェストの達成度は92%と自己評価した。昨年9月30日、「変わらぬ情熱と信念を持って県づくりを実現することが、県民に対する私の責務だ」と県議会で高らかに再選立候補を表明した。2期目に臨む選挙でまだ50代初め。議会は3分の2以上を占める与党の自民党を中心に安定しており、再選に向けて死角なしと思われた。


 立候補表明から2カ月が過ぎた11月27日。山形市内の斎藤氏の後援会関係者の会社会議室。知事選に向けて10人ほどの支援者らが集まっていた。「ポスターや名刺は何枚いりますか」「事務所は12月1日から借ります」。会議はなごやかに進んだ。出席者の一人は「知事に危機感はなかった」と振り返る。


 斎藤氏は、支援組織回りもしていなかった。ポスターやリーフレット用の写真も撮っていない。この会議で斎藤氏は「マニフェスト作りが忙しくて」とこぼしていた。一方、支援母体を持たない斎藤氏が頼る自民党は9月末、引退を表明した衆院2区の遠藤武彦氏の後継選びに奔走していた。さらに麻生政権が発足し、早ければ10月末にも衆院解散、総選挙があるとみられていた。自民党県連幹部も「知事選の対応は衆院選後」と明言していた。


 だが「相手は用意周到に準備し、そして進めていた」(斎藤氏陣営幹部)。10月中旬の段階で、連合山形の幹部は「自民党を分断するために、衆院選とセットの戦いはしない」と話し、知事選に焦点を絞っていた。


 11月28日、吉村美栄子氏(57)が正式に立候補を表明した。すでに「副知事2人制の廃止」「知事退職金の廃止」といった公約を掲げたパンフレットや名刺を作っていた。「つったい(冷たい)県政から、温かい県政に」と斎藤氏を意識したキャッチフレーズまで用意していた。連合が仲立ちし、自民の一部と民主、社民から支援の内諾を取りつけ、共産とも水面下で協力関係を模索。県議OBらを案内役に団体へのあいさつ回りも始めていた。


 会見の様子を知った斎藤氏は驚いた様子だった。旧知の福祉関係者が吉村氏陣営の中心にいたからだ。12月初め、記者との昼食会で斎藤氏は「あの人とは会っているのに何で、といった感じです。何が不満だったんだろう」とぼやいた。この福祉関係者は「知事との懇談会では、事前に県幹部に言われるんだ。『お願いしますとか、陳情のようなことは言わないでくれ。知事はそういうのが大嫌いだから』と。数字で政治はできないですよ」と「寝返り」の理由を語った。


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