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地方選挙・地方政治
2371
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/09/30(火) 09:03:26
民主、擁立断念の公算 共産も難航 知事選告示まで1カ月
(9月30日 05:00) 栃木
十月三十日告示、十一月十六日投開票の知事選は告示まで一カ月と迫った。これまでに立候補を表明したのは現職で再選を目指す福田富一知事だけ。国政で自民党としのぎを削る民主党は同党県連で候補者擁立を検討しているが、「知事選よりも間近に迫った衆院選と宇都宮市長選に集中すべきだ」との意見も強まり、擁立断念の公算が大きくなってきた。共産党県委員会も候補者選考を進めているが、難航しているのが実情だ。
麻生太郎首相が所信表明演説を行った二十九日、民主党県連代表の簗瀬進参院議員、谷博之参院議員らが都内で知事選について話し合った。
関係者によると、結論は「引き続き議論を進める」。現時点で具体的な候補者名が上がっておらず、関係者は「次期衆院選を見据え、しかるべき時期に判断しなければ」と、擁立断念も選択肢にあることを示唆した。
同県連の候補者擁立が難航している背景には、知事選と同日選の宇都宮市長選を優先したこともある。今春から夏にかけ、東京都内の大学関係者や県内の民主系議員に知事選への立候補を要請したが、了解は得られなかった。そうした中、まず同市長選の立候補者擁立に全力を注いだ。
同県連は九月中にも知事選の方向性を示すと表明しており、簗瀬氏は「擁立すべく検討を進めている」と強気の姿勢を崩さない。だが同県連内からは「最低でも(選挙の)二カ月前には候補者が決まっていないと厳しい。勝てる候補を擁立するのは容易ではない」とあきらめの声が出ているのも現実だ。
同県連関係者は「勝てる候補」として簗瀬氏と谷氏を想定するが、「二人にその気はない」と言う。「候補者を出すと言っておけば自民への圧力になる」と、衆院解散まで決定先送りを主張する関係者もいる。
一方、共産党県委員会は「現職に代わる選択肢を示そうと、擁立を目指して模索している。近々結論を出したい」としている。
今年二月に立候補を表明した福田知事の陣営は既に、県内旧四十九市町村単位で後援会組織を立ち上げた。宇都宮市中心部の選挙事務所は十月七日に開所予定で、準備は着々と進んでいる。マニフェスト(選挙公約)の作成も詰めの段階に入っており、まとまり次第、公表する段取りだ。
県議会自民党議員会を中心とする超党派組織「知事を支援する会」(四十二人)の会長を務める石坂真一議長は「決戦に向け万全の態勢で臨むだけ」と自信を示している。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/morning/news/20080929/58088
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