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地方選挙・地方政治

2359片言丸:2008/08/29(金) 09:21:13
甲斐市長選 対抗馬「立ち消え」
保坂氏で無投票の公算

 9月21日告示の甲斐市長選には、自民党前県連会長の保坂武衆院議員(63)ただ1人が出馬する見通しで、無投票の公算が大きくなっている。同党の衆院3区公認問題に絡んで転出した“大物”を前に、女性県議擁立の動きは急速にしぼんだ。同市は県内第2の人口規模を誇る都市ながら、2004年の初代市長選も無風で、政党関係者からは「市民不在の政治」と自戒を込めた声が聞こえてくる。(田中重人、小谷毅彦、矢牧久明)

 藤巻義麿市長(72)は旧竜王町長時代を含めると首長4期目。選挙戦になったのは初当選した1992年の旧竜王町長選だけで、竜王、敷島、双葉の旧3町の合併に伴う2004年の初代市長選も無投票だった。保坂氏が無投票当選すれば、旧竜王町地区では92年以来、次期市長選まで20年間、首長選が行われない事態となる。

 28日に甲斐市竜王庁舎で行われた立候補者説明会には保坂氏陣営だけが出席した。藤巻市長は「市は合併して間もない。今は二手に分かれて争うのは好ましくない。選挙は10年後ぐらいに落ち着いた時期にやればいい。無投票は望むところ」と現状を歓迎している。

 初めから無風だったわけではない。藤巻市長の出馬を前提に対抗馬模索の動きはあった。昨年暮れ、女性票が見込める県議の木村富貴子氏(66)(フォーラム政新)や市議会議長の今村正城氏(65)の名があがり、1月には今村氏が木村氏を支援する意向を表明。擁立の動きが加速するかに見えた。

 ところが、藤巻市長が衆院3区の保坂氏と小野次郎氏(55)との自民党公認問題の解消を図ろうと、3月に引退表明。後継指名された保坂氏も了承した。この「禅譲」により状況は一変。木村氏サイドにとって保坂氏は脅威な上に、現職に挑むという構図が崩れ、出馬話は立ち消えになった。その後、浮上する候補者はいなくなった。木村派の市議は「現職が相手なら勝てたのだが……」と悔やむ。木村氏は「応援してくれた人たちに申し訳ない。責任を感じている」と話す。

 今回の市長選の日程は、保坂氏の市長選転出に伴う衆院山梨3区補選の回避を図った「不自然な日程」と指摘されている。新市長の任期は、投開票日の9月28日からわずか5日後の10月3日に始まる。

 保坂氏は市長選出馬表明後も議員辞職をせず、自動失職する見通しで「支持者に負担がかかるので選挙はないにこしたことはないが、選挙をするつもりで支持者回りを続ける」と話す。

 有権者の反応は様々だ。「税金のかからない無投票は歓迎」(67歳農業男性)、「街の活性化のためには選挙が必要だが、人材がいないのだから仕方ない」(60歳自営業男性)などの声が多いが、「政治家の都合で国政がだめだから市長にでもという印象。有権者として情けない」(63歳男性会社社長)との声も。

 選挙日程を「極めて異例」と批判していた民主党県連の樋口雄一幹事長は「我が党の候補として名乗りをあげてくれる人がいない以上、難しい。有権者不在の選挙は残念だが、衆院選に集中したい」としている。共産党県委員会の千葉信男委員長も「候補を立てられないのは力不足。自民党国会議員が出るわけだから何とかしなければならないのは分かっているが……」と言葉少なだった。

(2008年8月29日 読売新聞)山梨
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080828-OYT8T00910.htm


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