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地方選挙・地方政治

2300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 09:55:43
知事選告示まで1か月 「動かぬ」現職 共産は候補擁立へ

 7月13日に投開票される知事選は、6月26日の告示まであと1か月となった。今のところ立候補を表明しているのは現職の伊藤祐一郎氏(60)だけだが、共産党県委員会や労働団体でつくる「新しい鹿児島をつくる県民の会」が26日に立候補者を発表する予定にしており、無投票は回避できそうだ。ただし、4人が乱立して保守分裂となった前回選挙と比べると、自民、民主を軸とした政党も動きは鈍く、盛り上がりを欠く前哨戦となっている。各党の動きを中心に情勢を報告する。(渡辺直樹)

 「きょうは、共産党以外のほぼ全員が出席させていただいております」

 政財界の約1300人を前に、県議会の金子万寿夫議長(自民)が、あいさつで、こう切り出した。さらに金子議長は、会場にいた伊藤氏の妻・七苗さんの方に目をやると、「今度はそんなに苦労しませんのでご安心を」と語りかけ、満面の笑みを浮かべた。

 4月25日夜、鹿児島市の城山観光ホテル「エメラルドホール」で開かれた伊藤氏の政治資金パーティー「励ます会」での一幕だ。

 続いて、地元選出の自民党の国会議員が次々に弁士として壇上に立つ中、民主党県連代表の川内博史・衆院議員(比例)が遅れて到着。あいさつを求められると、「(伊藤さんを)しっかりお支えします」と、こちらも笑顔でこう答えた。

 国会ではガソリン税の暫定税率などを巡って対立している両党が、ここでは“大連立”の様相を見せた。

    ◇

 前回選挙で伊藤氏は県市長会などの後押しを受けて立候補。自民党県連に推薦を求めたが、結局、同県連は元県議会議長の溝口宏二氏を推薦した。国会議員や県議の多くが溝口氏の支援に回る中、伊藤氏は政党色を出さず、「県民党」を掲げて広く支持を集める選挙運動を展開し、溝口氏に約6万5000票差をつけて初当選した。

 こうした経緯を踏まえ、伊藤氏は今回の選挙でも、あえて政党に触手を伸ばさずに告示を待つ。自民から推薦を得られなかったことを逆手に取り、複数の政党から支援を受けることに成功した前回選挙を踏襲する形だ。

 4年前は溝口、伊藤の両氏のどちらを推すかで分裂した自民党県連は、「今回は伊藤氏以外の選択肢はない」(本坊輝雄幹事長)と言い切る。

 一方の民主党県連。党本部の方針で、与党が推す候補を応援する「相乗り」は禁止されているが、青木寛副代表は「前回は自民党の多くが伊藤さんの敵に回った中、我々が応援したことで今の伊藤知事がある」と強調する。党本部にこの経緯を伝えたうえで、伊藤氏が今回も「県民党」の立場を変えないことを前提に支援に回る意向だ。

    ◇

 この4年間、伊藤氏には大きな失政はなく、共産党以外の各党は一定の評価を示している。だが、知事選への対応には戸惑いものぞかせる。

 「伊藤陣営から推薦願も何も来ないのに、こちらから動くわけにはいかない」。社民党県連合の南徹郎代表はこう話す。対応は告示後の6月28日に予定している定期大会で発表することになっているが、現段階では「白紙」のままだ。

 前回は溝口氏を支持した公明党県本部は、財政再建を進めてきた4年間の伊藤県政に好意的だ。成尾信春代表は「支援要請があれば動きやすいのに」と気をもんでいる。

 当の伊藤氏本人は「6月に入ると議会が始まるので、当面は動けない」とし、選挙に向けた本格的な活動は告示後になる見通しを定例記者会見で示している。総決起集会などの予定も立っていないという。

    ◇

 鹿児島市沖の人工島「マリンポートかごしま」の建設を「税金の無駄遣い」と批判する共産党県委は「候補者を出さないことは伊藤県政を認めることになる」とし、早い段階から対立候補の擁立を表明。県労連などと構成する「新しい鹿児島をつくる県民の会」で候補者選定を進め、ようやく26日に正式発表する運びとなった。

 野元徳英委員長は「官僚出身の伊藤知事は国が進める構造改革路線をそのまま県政に押しつけ、弱者を切り捨ててきた。県民の暮らしを守るためのトップが必要」と対決姿勢をあらわにしている。

(2008年5月26日 読売新聞)鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080525-OYT8T00493.htm


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