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地方選挙・地方政治
2289
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/19(月) 16:32:34
選挙:県議補選・東村山郡区 鈴木氏が初当選 村山氏を突き放す /山形
◇地元密着前面に
前県議の辞職に伴う県議選東村山郡区(改選数1、山辺・中山町)の補欠選挙は18日投票があり、即日開票の結果、無所属新人で元山辺町議の鈴木孝氏(62)=自民山辺、中山両町支部推薦=が、同じく無所属新人で元山辺町議の村山稔氏(56)=民主、社民推薦=を破り初当選した。当日有権者数は2万2752人。投票率は59・18%(前回68・95%)だった。【佐藤薫、林奈緒美】
当選を決め山辺町の選挙事務所で支持者に囲まれた鈴木氏は「地元と県政とのパイプ役になるとともに、民間感覚を県政に持ち込みたい。子供や孫に明るい未来をという信条を実現させたい。子供たちの教育の在り方を見直したい」と抱負を語った。
鈴木氏は地元密着の姿勢を打ち出し、総決起集会に斎藤弘知事も招いた。その一方、出陣式に自民県連会長の遠藤利明前副文科相ら県連幹部や、公明県本部代表の寒河江政好県議が顔をそろえるなど分厚い応援態勢をとった。個人演説会も連日、周辺自民系県議らが支持を訴えた。遠藤前副文科相の後援会も支援し、村山氏を突き放した。
村山氏は、民主、社民の推薦を得て、民主・鹿野道彦元農相の強力な支援を受けた。後期高齢者医療制度や年金問題、農政批判を前面に出したが、支持をまとめきれなかった。村山氏は「後期高齢者制度批判など訴えへの反応は良かったが票に結び付かなかった。私の力不足」と述べた。
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■解説
◇「国政とは違う」強調
「自民は逆風だから」と鈴木氏は、公認を受けなかったが、選挙区内の自民の両町支部が鈴木氏を推薦し、遠藤前副文科相の後援会も支援した。
村山陣営が、後期高齢者医療制度やガソリン税暫定税率で国政レベルでの自民批判を繰り返したのに対し、「県議選は国政とは違う」として、問題の切り離しを図った。また「県政とのパイプ役を」とも強調。斎藤弘知事の総決起集会出席で、県との太いパイプを印象づけ、地元の課題に取り組む実行力を訴えたのも象徴的だった。
東村山郡区は5年前の県議選で、当時の自民県連幹事長が議席を失って以来、県議会での自民空白区のひとつだった。鈴木氏の当選で自民は事実上5年ぶりに議席を奪回した。
しかし鈴木氏本人が自民の支持低迷を見て自民公認を受けず、また陣営も「国政と別」と強調した点や、山形市と比べ無党派層の少ない地域である点を考慮すると、この結果がただちに衆院選を占うとはいえないだろう。【佐藤薫】
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◇県議東村山郡補選開票結果(改選数1)
当 8294 鈴木孝 62 無新
4908 村山稔 56 無新
=選管最終発表
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◇県議東村山郡補選当選者(改選数1)
鈴木孝 62 無新(1)
[元]町議[歴]東北精機工業製造部長▽町監査委員▽岩手大
毎日新聞 2008年5月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20080519ddlk06010161000c.html
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