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地方選挙・地方政治

2264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 14:36:52
下呂市長選 「パイプ役」野村氏強調
2008年04月15日 岐阜

 下呂市長選と市議選は13日投開票され、市長選では元市議会議長の野村誠氏(59)が、再選をめざした現職の山田良司氏(47)を359票差で破り初当選を果たした。


 飛騨地域では、2月の飛騨市長選に続いて現職が敗れ、合併でできた新市の初代市長がいずれも1期だけで市長の座を追われたことになる。当日有権者数は3万766人(前回3万1620人)。市長選投票率は84・60%(前回87・92%)だった。野村氏は14日、市役所で当選証書を受け取った。
 野村氏は選挙戦で「元気な下呂市をつくりたい」として、市の地盤沈下や観光不振からの脱却を訴えた。市長の給与カットなど一部の施策で独自性を出したものの、県立下呂温泉病院の移転・新築を柱にした医療の充実や観光や産業の振興など、主な公約では山田氏と違いはなかった。
 そんな中で、野村氏は「国や県とのパイプ」を一貫して強調。県立病院についても、県議らとの協力を訴えた。当選後、野村氏は「下呂市を元気にしたいという市民の声が勝った」と述べた。
 敗れた山田氏は「県や国とのパイプという手っ取り早い話になってしまった。自民組織に対して手作りの『草の根』という構図が勝敗を僅差(きん・さ)で分けた」と振り返った。
 市議選は、無投票だった下呂と萩原の2選挙区を除く、金山、小坂、馬瀬の3選挙区で新市議が決まった。


 《解説》一番の争点は、野村氏が訴えた「国や県とのパイプ」だった。
 選挙戦では自民党県議31人全員が、野村氏の応援のため下呂市入りした。野村氏も県立下呂温泉病院の充実などの公約を訴えながら「県会、国会の先生に協力していただき実現したい」と言い添えた。自民県連幹部は投票前夜の演説会で「野村君が市長になれば、下呂温泉病院に力を注ぐ」と約束までしてみせた。
 「特定政党にしばられることは地方自治にふさわしいはずがない」。そんな山田氏の訴えは、単なる理想論に映っただろうか。
 山田氏の政治手法、調整力にも確かに問題はあったかもしれない。「市民協働」の理念がどこまで具体化できたか、検証も必要だ。しかし、自民県議や国会議員との「パイプ」が、住民に切実な地域医療の問題にも直結するかのような主張がまかり通る現状は危険だ。
 公約実現の可能性への強い期待が、野村氏を押し上げたのは事実だろう。同時に投票者のほぼ半数は「分権と自立、しがらみのない市民主体の市政」を訴える山田氏を支持した。新市長には「国や県とのパイプ」ではなく、「市民とのパイプ」の太さにこそ心を砕いてほしい。(中沢一議)

http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000804150003


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