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地方選挙・地方政治

2251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/24(月) 11:52:20
奥田氏「閉塞感打破を」 尾鷲市長選
2008年03月24日

◆市民、衰退に危機感◆


 8年ぶりの選挙戦となった尾鷲市長選は23日投票、即日開票され、元市議会副議長の奥田尚佳氏(40)が、3選を目指した現職の伊藤允久氏(56)=自民、公明推薦=を破って初当選した。奥田氏は「尾鷲市に漂う閉塞(へいそく)感を打ち破りたい。高齢者に優しいまちづくり、産業振興を図って若者の働く場を増やしたい」と抱負を語った。当日有権者数は1万8642人。投票率は過去最低の68・83%だった。


 奥田氏は、2回連続での無投票阻止を掲げて立候補。市長用の黒塗りの公用車や市長退職金を廃止し、その分を出張所や公民館の充実、乳がん・子宮がん検診の無料化といった福祉・民生部門にあてるなどと訴えた。さらに、公認会計士であることから「会計のプロ」として財政再建に尽力するとした。


 事務所開きが2月下旬と伊藤氏に比べて、約1カ月遅く、出遅れ感は否めなかったものの、人口減や若者の流出に歯止めがかからない同市の閉塞(へい・そく)感の打破を訴え、勝手連的な支持者らにも支えられて、無党派層の支持を広げていった。


 伊藤氏は1月下旬に事務所を開き、いち早く選挙態勢を立ち上げ、自民、公明の推薦や、地元選出の三ツ矢憲生衆院議員、野田勇喜雄県議らの支援も受け組織力で票固めを図った。候補地選びが難航したし尿処理場の建設といった2期8年の実績を訴えたが、市長在任中に、農林水産業の衰退や人口流出に歯止めをかけられなかったことなどが響き、支持を広げきれなかった。



◇◆地域活性化の責務大きく◆◇
 《解説》有権者は伊藤市政にノーを突きつけ、「閉塞(へいそく)感の打破」を訴えた奥田氏に市政を託す選択をした。選挙戦で出遅れた奥田氏の勝利は、衰退し続ける市勢に市民が深い危機感を表したともとれる。奥田氏に課せられた地域活性化の責任は大きい。


 尾鷲市の人口は、1960年ごろは約3万5千人いたが、伊藤市長就任後も2300人ほど減り約2万2千人になった。一方で、65歳以上の高齢化率は県平均の22・5%を大きく上回る32・9%。基幹産業の農林水産業の不振と、それに代わる地場産業が見つけられないことが背景にある。地域医療を担う市立尾鷲総合病院の医師や看護師不足、中心商店街の衰退も大きな課題だ。


 敗れた伊藤氏は、海洋深層水の活用や熊野古道を核にした集客などに活路を見いだそうとしたが、大きな成果は出せなかった。し尿処理場建設や市立病院の産婦人科医確保といった実績を訴えたが、こうした状況にうっせきした市民の不満が爆発したといえそうだ。(卒田玄行)
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000803240005
三重


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