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地方選挙・地方政治

2206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/20(水) 01:15:39
’08前橋市長選:高木氏、再選果たす 「市民党」に支持広がる /群馬
 ◇金子氏、保守票固め切れず

 任期満了に伴う前橋市長選は17日投開票され、現職の高木政夫氏(57)が接戦の末、前自民党県連幹事長の金子泰造氏(63)を振り切り、再選を果たした。連続出馬の共産党前橋勢多地区委員長の生方秀男氏(60)は前回票に及ばなかった。同じ自民党県議出身の金子氏の挑戦を受けた高木氏は保守分裂選挙の中、1期目の実績を強調し手堅い行政手腕が評価され勝利した。当日有権者数は25万7420人(男12万4353人、女13万3067人)。投票率は52・40%で、前回(04年)の48・83%を3・57ポイント上回った。【杉山順平】

 同市西片貝町の高木氏の事務所では待ちわびた「当確」の報に拍手と歓声が起こった。支持者と万歳三唱した高木氏は「市民力を結集した選挙が勝利した。勇気と自信と責任を持って、再生のために頑張ります」と力強く抱負を述べた。

 一方、同市下小出町の金子氏の事務所は「高木氏当選」が決定的になると、支持者から「そんなはずはない」「間違いでは」との声が漏れ、重苦しい空気に包まれた。金子氏が「選挙戦で訴えたことに間違いはなかったが、当選できなかったのは力不足と不徳の致すところ」と頭を下げると、支持者からねぎらいの拍手が起きた。

 高木氏は、各陣営が中学3年までの医療費無料化や国民健康保険税の軽減など似通う公約を掲げる中、ごみ収集費、公民館使用料の無料化継続などの実績を強調。「暮らし優先」を訴え「市民党」の立場を前面に出し、支持を広げた。

 金子氏は推薦を受けた自民、公明両党国会議員、県議、両党系市議総動員の組織戦を展開。だが、独自の政策を打ち出せず、分裂した保守票を固め切れなかった。昨年の知事選に続く自民党の2連勝はならなかった。

 一方、生方氏は告示まで3週間を切っての出馬表明という出遅れが最後まで響いた。生活支援推進員新設など独自色を打ち出したが、2候補の陰に隠れ終始苦しい戦いを強いられた。

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 ■解説

 ◇代える理由見つからず−−「国・県頼み」に市民疑問

 市民は1期4年間の実績を訴えた高木氏に県都再生を託した。金子氏の敗北は国・県との連携のみでは市の発展は望めないと思う市民の「危機感」の表れとも言える。

 ごみ収集費の無料化継続の是非など身近な問題が争点となった前回に比べ、今回は公約に大きな違いがなかった。選挙戦で、高木氏は市債残高の大幅縮減を実行した行政手腕を訴え、現職としての「公約実行力」をアピール。金子氏は県選出国会議員や大澤正明知事、福田康夫首相夫人らを招いた集会を開くなど国・県とのパイプを強調。公明の推薦を得て組織固めに全力を注いだ。

 だが、公約に違いがなければ、市長を代える理由は見つけにくい。有権者からは「国や県との関係だけで前橋は本当に良くなるのか」との声も漏れ、金子氏の主張に高木氏を支持した民主党の結束が強まったとの指摘もある。さらに誰がまいたか定かではないが、多数出回った高木氏への中傷ビラが、投票行動に微妙な影響を与えたとも見られる。

 前橋は路線価が県庁所在地で最下位となるなど中心市街地の空洞化が著しい。「元気で楽しい前橋」を掲げてきた高木氏だが、具体的な未来像は提示できていない。明確な将来ビジョンと確たる活性化の兆しを示すことが2期目の課題となる。【杉山順平】

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 ◇市長選開票結果=選管最終発表

当 66006 高木政夫 57 無現

  60102 金子泰造 63 無新

   7678 生方秀男 60 無新

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 ◇前橋市長略歴

高木政夫(たかぎ・まさお) 57 無現(2)

 市長[歴]市議2期▽県議6期・議長▽商社役員▽自民党県連政調会長▽社福法人理事▽日大=[民][社]

毎日新聞 2008年2月18日
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2008/02/18/20080218ddlk10010182000c.html


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