したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

地方選挙・地方政治

2205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/20(水) 01:15:06
県都決戦:前橋市長選 審判を探る/上 無党派層取り込み奏功 /群馬
 前橋市長選は現職の高木政夫氏(57)が自民、公明両党が推薦する前自民党県連幹事長の金子泰造氏(63)と共産党前橋勢多地区委員長の生方秀男氏を破り再選を果たした。高木、金子両氏の激突となった戦いを振り返る。

 ◇高木氏陣営、勝因は高投票率/金子氏陣営、組織固めに失敗

 「多くの有権者に選挙に行ってもらわなければ」(選対幹部)。高木氏運営が最も気をもんだのは投票率の行方だった。投開票日の17日。投票開始の午前7時を過ぎると、選挙事務所に関係者が集まり始め、市選管から暫時発表される投票状況を見守った。

 選挙戦中盤を過ぎたころ、高木氏陣営には焦りが広がり始めた。投票2日前の15日には支援市議が「(金子氏は)もっと実現性のない政策を掲げると思ったが、同じ公約をぶつけてくるとは思わなかった」と改めて嘆いた。公約の違いを訴えきれず、有権者の鈍い反応に陣営内には不安が募り始めていたからだ。目立った争点がなければ、市民の関心は高まらない。当初から金子氏陣営は推薦を得た公明党など組織票を頼りにしており、投票率の低下は固定票を持つ金子氏側を利する。

 「現職に勝つには、組織の引き締めが必要条件」。金子氏陣営の幹部は選挙中繰り返し「組織」を強調していた。国会議員、県議、市議らを総動員し、最終盤に「1人100軒」のローラー作戦を展開したのも組織固めのためだった。

 高木氏側は支持基盤の建設業界や農業関係団体などが、金子氏側の切り崩しに合うことを前提に、無党派層や浮動票の取り込みを戦略に据えてきた。民主、社民両党からの支持はこうした戦略にとって好都合ではあったが、気がかりは最後まで投票率だった。

 ふたを開ければ、前回を3・57ポイントも上回る52・40%。高木氏を支援した市議会前光クラブの岡田修一幹事長は「公約は似ていたが、中学3年までの医療費無料化や国保税軽減などは、やはり関心の高いテーマだったのでは」と上昇の理由を分析する。

 選挙結果を受け、金子氏陣営にも敗因の分析が出始めている。公明党市議は「知事選のように多選や退職金問題などがなく、現職を批判する材料がなかった」とし、組織票が十分に固まらなかったと話す。さらに選対事務長を務めた中村紀雄県議は「有権者は特に失政もないのに、1期で代える理由がないと見たのでは」と述べ、別の選対幹部は「結果から見ると自民が分裂した」と率直に振り返った。

毎日新聞 2008年2月19日
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080219ddlk10010525000c.html


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板