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地方選挙・地方政治
2171
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/07(木) 23:29:18
岩国市長選、水面下の攻防激しさ増す…与野党、衆院補選にらみ
10日投開票の山口県岩国市長選で、前自民党衆院議員・福田良彦氏と前市長・井原勝介氏が競り合う中、各政党のテコ入れが強まってきた。市長選の結果が衆院山口2区補選(4月27日投開票)や次期衆院選に向けた戦略を左右しかねないためだ。
両氏はともに「市民党」を掲げているが、水面下では与野党の攻防が激しさを増している。
「福田氏は当初、随分離されていたが、差はほぼ詰まりかけている」
5日、国会内で開かれた自民党役員連絡会で、古賀誠選挙対策委員長が市長選の情勢を報告。伊吹幹事長は「50票、100票差となる可能性がある。知り合いに電話で投票を呼びかけてほしい」と指示した。
苦しい政権運営が続く与党は山口2区補選を「反転攻勢のチャンス」(自民党幹部)と位置づけており、市長選で弾みをつけたいとの思惑がある。自民党は福田氏の意向を踏まえて幹部や閣僚の応援演説を控える一方、国会議員秘書らが企業回りや電話かけなどを続けている。
公明党と支持団体の創価学会も、同党の太田代表が山口県選出の安倍前首相から支援要請を受けたこともあり、「福田氏への投票を徹底させる」(創価学会関係者)としている。
補選では、道路特定財源などをめぐる与野党の取り組みに有権者の判断が下されるとみられ、衆院選の時期など今後の政局を占う上でも重要な選挙と位置づけられる。
このため、民主党も補選をにらむ。同党は、前回衆院選で福田氏に敗れた平岡秀夫衆院議員(比例中国ブロック)を擁立する方針で動き始めている。
井原氏勝利による相乗効果を期待する一方、市長選で党派色を薄めることで、補選で移駐容認派の票を取り込もうとの計算もあるようだ。
◆期日前投票数は前回の2倍以上のペース
山口県岩国市長選は、期日前投票が前回市長選(2006年4月)の2倍以上のペースで好調な出足を見せ、市民の関心の高さを示している。
期日前投票の投票者数は6日までの3日間で計7135人(前回同期3241人)、前回の総数は1万667人だった。9日までこのペースで推移すれば2万人を上回る可能性もある。
前回の投票率は65・09%。市選管は好調な期日前投票数に合わせ、投票率も上がるとみている。
有権者数は2日現在、12万2859人。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_08020702.htm
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