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地方選挙・地方政治

2150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 14:09:04
84億円に怪文書…米軍機移転めぐる岩国市長選きょう告示
2月3日5時2分配信 産経新聞


■前市長vs前衆院議員、住民も二分

 米軍岩国基地への空母艦載機移転問題をめぐり市長が辞職したことに伴う山口県岩国市の市長選が3日告示、10日投開票される。前市長の井原勝介氏(57)と前衆院議員の福田良彦氏(37)の無所属同士の一騎打ちとみられる。選挙結果は在日米軍再編に影響を及ぼすが、移転反対を訴える井原氏と、財政再建などを説く福田氏の争点が交錯したまま選挙戦に入りそうだ。
 「立派なんですがね」
 市役所の隣にガラス張り6階建てビルが、冬の瀬戸内のやわらかな日差しに輝いていた。3月末に完成を待つ新庁舎だ。それを横目に帰宅を急ぐ市職員はあまりうれしそうではなかった。
 今回の市長選は、新庁舎建設費問題が出発点だった。
 新庁舎の本体工事費は約81億円。うち6割を基地関連の補助金で賄おうとしていた。しかし、移転反対を理由に国は、本年度分の補助金35億円の交付をストップしようとした。そこで、当時の市長の井原氏が、これに代わる財源の予算化を目指し4回も議会に諮った。だが、移転容認派が多数の市議会が否決。辞任することを引き換えに予算を通した経緯があった。
 「約束を破られた。国のやり方を許してはいけない」
 市中央公民館で1月30日午後にあった集会。井原氏は、新庁舎建設費への国の姿勢を批判した。新市庁舎への補助金は当初、米軍普天間飛行場の空中給油機を受け入れることの見返りだった。しかし、国は昨年5月、基地の受け入れの段階ごとに交付金を出す米軍再編特別措置法を制定した。ある支持者は「信義の問題。仮に移転を受け入れた後、再び基地増強案が出たとき、どうなるのか。異議を唱えれば移転に伴う補助金も途中でカットされるかもしれない」。移転問題を最大の争点に掲げる陣営には、国への不信感が渦巻いていた。

 一方、公民館から約2キロ南東の道場では、福田氏が「第一の争点は生活の安全、安心。基地の騒音問題でも国と話し合わなければいけないのに今の状態では、どうしようもない」と声をあげていた。井原氏の側近だった市の元水道局長も壇上で「財政破綻(はたん)した夕張市みたいになる」と危機感をあおった。福田氏は移転で得られる国からの補助金をめぐり「現実的対応」を強調し、財政再建と経済発展を全面に掲げ、商工団体などを中心に支持を集めようとしている。
 市の財政事情は確かに厳しい。一昨年3月に周辺7町村と合併し新市が誕生したが、借金に当たる市債残高は旧市の635億円から1000億円台に増加。さらに課題として、県と市が債務保証をした愛宕山地域開発事業の跡地問題が財政再建に大きく立ちはだかる。宅地造成が中止となった跡地を国は米軍住宅の候補地としているが、移転問題の動向次第で市は負担分約84億円もの清算を迫られることになる。
 「米軍さんはありがたいが、騒音も我慢できない。(今回の選挙では)どちらを信じればいいのか」
 すでに、双方とも中傷を受ける怪文書も出ている前哨戦。市内の商店主は、移転反対派が勝った1昨年春の住民投票から前回市長選、そして今回の市長選と混迷の中で判断を求められるたびにジレンマに陥るという。
 真正面から移転の是非を問う井原氏と、財政や経済の将来に判断を求めてから「現実的対応」を訴える福田氏か。いずれの争点にも背景に移転問題があるが、論点がずれたまま再び住民を二分する激戦に突入しようとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080203-00000902-san-pol


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