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地方選挙・地方政治

2143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/30(水) 21:32:36
誕生・橋下知事:大阪府知事選/中 「小泉」か「安倍」か
 「メディアでさんざん(公約を)言ってきて183万票をいただいた。(職員が)従わなければ府庁解体です」

 大阪府の新知事となる橋下徹氏(38)は28日、テレビ番組でこう繰り返した。府職員を抵抗勢力に見立て、メディアを使って戦う姿を演出する。この手法は選挙戦で、改革イメージを植えつけるのに効果を発揮した。

 橋下陣営幹部は「当初から府庁の役人を『抵抗勢力』にして、無党派層を引き付ける戦略だった」と打ち明けた。「大阪を変える」とワンフレーズを繰り返す演説は、小泉純一郎元首相をほうふつとさせる。「橋下は小泉流。短い単語だけで『ぶっつぶす』と、よう似たことを言っているわ」。選挙期間中、橋下氏の街頭演説を聞いた民主府議もつぶやいた。

 抵抗勢力にされる側は複雑だ。府幹部は「知事がこうしろと言えば、職員は抵抗できない。メディア受けのために私たちを使うなら、逆に徹底して無抵抗でいこうかと思う」と話した。

 橋下氏は同日のテレビ番組で、「人件費削減で士気が下がるなら、お辞めになってください」と挑発もした。連合大阪幹部は「改革のやり玉に挙がりやすいのは、府職員数や給与の削減。見境なくやってくるなら、対決姿勢を強めるしかない」と悲壮感を漂わせる。

 橋下氏を支持した自民府議団にも、懸念の声が出ている。「政治力がないから、メディアを使って戦うイメージを作ろうとするのではないか。自民だって抵抗勢力にされかねない」(幹部)

 しかし、小泉元首相の郵政民営化や構造改革に匹敵する政策は、橋下氏の発言や公約には見られない。小泉元首相は「小さな政府」を目指し、その方策として、郵政民営化を25年来唱え続けてきた。

 橋下氏の目指すものが、公約の「大阪を笑顔に」として、その方策は明瞭(めいりょう)ではない。では、抵抗勢力とは、どんな政策に立ちふさがる者なのか?

 橋下氏は1月中旬、府南部での街頭演説で、人気テレビ番組「行列のできる法律相談所」の裏話を面白おかしく披露した。政策の話はほとんどない。同行した自民府議が首をかしげた。そして、「安倍(晋三)前首相のような危うさがある」と語った。

 小泉元首相の後継者となりながら、国民の支持を維持できず、参院選で大敗。安倍前首相はその末に、政権を投げ出した。「小泉流」で知事選を圧勝した橋下氏だが、中身が伴わなければ、そうした懸念とも無縁ではなくなる。(10面に「橋下ウオッチ」)

毎日新聞 2008年1月29日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/kansai/osakaprefelection/news/20080129ddf001010004000c.html


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