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地方選挙・地方政治

2137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/29(火) 16:35:29
八王子市長に黒須氏 橋本氏かわし3選
2008年01月29日


支持者から花束を受け取り笑顔を見せる黒須氏=八王子市八日町の選挙事務所で

 八王子市長選は28日、翌日開票され、現職の黒須隆一氏(66)=自民、公明推薦=が、新顔の「高尾山の自然をまもる市民の会」事務局長橋本良仁氏(62)=共産、社民、生活者ネット推薦=を退け、3選を果たした。選挙戦では、市内で動き始めた大型開発の是非が争点の一つになったが、圏央道高尾山トンネルの見直しなどを掲げた橋本氏が、現市政への批判票も集めて善戦した。投票率は34. 37%、当日有権者数は43万8392人。


 午前10時過ぎ、「黒須氏当選」の知らせが入ると、同市八日町の事務所は大きな拍手に包まれた。黒須氏は「選挙はトータル10回目となるが、何回やっても難しいなと感じた」と振り返った。


新顔に2万1千票余りの差まで迫られ、「2期8年を全力でやってきたので瑕疵(かし)はないと思っているが、原因は分析し切れていない」と語った。


 3期目を総仕上げの時と位置づける。あいさつでは、開発計画の推進とともに「高齢者福祉対策や都立八王子小児病院がなくなった後の対策などにめどをつけ、(次の市長に)バトンタッチしたい」と語り、「今期限り」の意向を示した。


 黒須氏は2期8年間で市債残高を減らすとともに、職員数の削減を進めた。行政はサービス業と、窓口業務の時間延長も実施。選挙戦では、これらの行財政改革に加え、ごみ収集有料化による減量や、「道の駅八王子滝山」の開設、ひよどり山道路の通行無料化などの実績を強調した。


 3期目の施策として、圏央道の整備効果を生かした企業誘致、JR八王子駅南口の市街地再開発事業の推進などを訴えた。また、中学給食の実施や新総合体育館の建設、高尾山の観光拠点の整備も掲げた。


 敗れた橋本氏は、午前10時過ぎ、同市横山町の事務所で支援者らに拍手で迎えられた。「悔しいが、今の市議会の力関係以上に接近できた」と、得票に一定の満足感を示した。さらに「失ったものは何もない。(高尾山の自然保護など)これからの運動の大きな一歩になった」と語った。


 選挙戦では、「環境と経済の調和」を掲げ、高尾山トンネルと八王子駅南口市街地再開発の見直しを主張。都立八王子小児病院の存続や30人学級の実現など、教育・福祉分野を重点施策に掲げた。現市政への批判票に加え、市南部の多摩ニュータウンなど無党派層の取り込みを狙った。しかし立候補表明が選挙の約1カ月前と出遅れもあり、及ばなかった。


 《解説》今回の選挙は、投票の1カ月前に立候補表明した新顔、橋本良仁氏が善戦し、有権者に市内の開発計画への抵抗感が根強いことをうかがわせた。


 橋本氏は、圏央道沿いの物流拠点や八王子駅南口の市街地再開発など、現市政が進める大型事業について見直しを訴えてきた。橋本氏は今回の得票について「(現職は)これだけ批判されていることを、きちんと受け止めないといけない」と指摘した。


 現職の黒須隆一氏は、これまで市の借金にあたる市債残高を減らしてきたが、市の貯金にあたる基金残高も減り続け、06年度末で10年前の半分程度の111億円になった。


 南口再開発には、市の負担分として132億円という巨大な予算が投入される。中でも新市民会館のホールは収容人員が2千人余り。プロの公演に使え、多摩地区で最大規模になるが、それだけの施設が必要かどうか、疑問視する市議もいる。


 市は今後も、市債残高を増やさないような財政計画を立てているが、原油高などで景気の先行きが再び不透明になっている。だからこそ3期目の黒須氏には、開発を進めていくにしても市民ニーズの把握とともに、税収見通しなどを絶えず点検し、慎重な財政運営が求められる。(岩城興)

http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000801290001
東京多摩


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