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地方選挙・地方政治

2132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/29(火) 03:42:21
誕生・橋下知事:大阪府知事選/上 TV主義、不和の芽
 初当選から一夜明けた28日、橋下氏は午前6時から民放テレビに出演。「全力を尽くし、走り抜けた感じです」などと、笑顔で話した。前夜も、当選後から午前2時まで、ずっとテレビに出演した。テレビの効果を十二分に意識しての行動だった。

 この日も、深夜までテレビ出演の予定がびっしり。午前10時半に府庁で当選証書付与式に出席したほかは、大阪市内のホテルを拠点に、次々と中継でインタビューをこなした。

    ◇

 1月15日深夜、橋下氏の政見放送を見た自民のベテラン府議から選挙事務所に電話が入った。

 「どないなってんねん。すぐに(放送の)原稿を送れ」

 陣営幹部は、あわてて就寝中の橋下氏に電話した。だが、原稿は最初からなかった。

 政見放送で、自民府連の推薦と公明府本部の支持を受けた橋下氏は、政策に一切触れなかった。「政治は言ったことを実現することが一番重要なんです。私は大阪府議会111名のうち71名の同意を得ております」と繰り返した。両党の府議は知事になんでも従うと言わんばかりの内容で、府議の一部は「ひどい内容だ」と憤った。

 しかし、橋下氏は「政見放送を見ている人の層を考えてメッセージを発した」と意に介さなかった。

 橋下氏にとって「テレビはゴングが鳴った瞬間のショーの世界」(陣営幹部)。聴衆の雰囲気を見て、臨機応変に振る舞う。手鏡を持ち歩き、常に「どう見られるのか」を意識する。テレビで鍛えられた「反射神経」(同)は選挙戦でフルに発揮された。

 街頭演説でも政策は訴えず、「大阪を変えましょう。歴史を変えましょう」と畳みかける。「街頭演説は政策論争をやるような場ではない。聴衆を見て聞きたがっていることを話す」。橋下氏は報道陣にこう話し、自分のスタイルを貫いた。

 街頭では動員なしでも、人だかりができた。「選挙は17日間ではなく、9日間だ」。陣営幹部はこう言い切り、報道各社が中盤に行う世論調査までに、どれだけリードできるかに狙いを絞った。

 しかし、序盤の一部新聞社の調査では、無党派層の支持が熊谷貞俊氏(63)を下回った。「空中戦だけでは勝てない」と、危機感を募らせたのは自民府連幹部らだ。電話作戦、推薦はがき、動員など裏方で組織固めを図った。

 さらに、推薦を見送った自民党本部は、選挙戦が始まると、「関与しない」としていた姿勢を一変。古賀誠選対委員長らが水面下で、関西財界などに支援を要請した。24日、大阪入りした菅義偉選対副委員長は「党推薦以上の支援をしている。勝つことは国会運営にも非常に大きく意義がある」と述べた。

 「議会の多数党からの支持」を最重視する橋下氏と、衆院選をにらんで民主に負けられない与党。双方の利害が一致し、相乗効果で圧勝を呼び込んだ。

  ×   ×

 タレントで弁護士の橋下氏が、全国最年少知事として府政のトップに立つ。橋下氏圧勝の舞台裏を検証するとともに、府政や衆院選への影響を展望する。

毎日新聞 2008年1月28日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/kansai/news/20080128ddf001010004000c.html


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