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地方選挙・地方政治
209
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/24(土) 21:05:27
宮城県知事選 出るか「浅野サプライズ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050924-00000017-khk-toh
<「しかるべき人」>
知事浅野史郎(57)の4選不出馬表明という「浅野サプライズ」から約1カ月。小泉旋風で衆院選に圧勝した自民党県連主導で、知事選(10月6日告示、同23日投票)の候補者選びが進んでいた。
「しかるべき人が、自民党という御輿(みこし)に乗らない別の形で必ず出てくる」
浅野が漏らした言葉に、浅野に近い人物は「支援」を読み取り、「後継指名はしない、と言っていたはずじゃないですか」という言葉をのみ込んだ。浅野は今月12日の定例記者会見でも、得意の英語で「老兵は消え去るのみ」と語り、後継指名をする考えがないことを重ねて強調していた。
ただいつになく深刻な浅野の表情に、知事周辺は「4選不出馬表明に次ぐ第二の浅野サプライズがある」と直感、浅野の戦略を思い描いた。「自民党の候補者選びが終わった後、知事は無色透明の対立候補を立てるつもりだ」
<田島氏は受けず>
不出馬表明後、浅野自身が後継者の擁立に動いた形跡はない。浅野とコインの表と裏と称されてきたブレーン、田島良昭(60)が1人、後継候補の擁立に動いた。浅野の不出馬表明直後、ある首長を口説いたという。だが、不首尾に終わり、周辺は一時、田島擁立に傾いた。
「二人三脚で走ってきて、(2人で)ゴールしたのに、1人だけ走り続けるのはおかしい」。田島は固辞し、周辺の動きは一気にトーンダウンした。
しかし告示が迫る中、脱政党・脱組織型の選挙スタイルを確立した浅野流と懸け離れた候補者選びを目の当たりにし、「時代に逆行した手法。知事の危機感も臨界点に達しつつある」(知事周辺)との見方が出始めていた。
<知事の心境変化>
21日夜、田島は、傍観者を決め込む浅野に力説した。「これまでの流れがすっかり変わってしまうようなことがあってはならない」。浅野は即答を避けたが、「本人にも響いたと思う」と、田島は翌日、親しい福祉の仲間に語った。
知事周辺が浅野の心境の変化を解説する。自民党県連の選考方法を挙げ、「入学試験をやると言って、学生(候補者)を集めておきながら選考方法さえ明らかにしない。こんな公募もどきに手を挙げる方も見識が問われる」。
浅野は取材に対し、「生々しい話は、今は差し控えたい」と答えるにとどまる。だが、「第二のサプライズ」を完全に否定はしない。
知事選の告示まであと12日。「無党派の巨人」の一挙手一投足から目が離せない日々が続く。
(敬称略)
(河北新報) - 9月24日7時6分更新
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