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地方選挙・地方政治

2083片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/14(月) 12:45:42
08年知事選スタート/衆院選占う前哨戦

 大阪府知事選が十日、スタートした。今年は衆院解散・総選挙が確実視される中、計八府県で知事選が予定され、その勝敗は国政にも影響を与える。民主党は党勢拡大を狙い、独自候補を擁立して対決型を積極的に模索。一方、自民、公明両党は敗北した場合の政権へのダメージを警戒し慎重に推薦する方針で、政党色の濃淡が際立つ戦いも予想される。

 ▽警戒

 「若い感性、バイタリティーで力強く大阪の未来を切り開くと確信している」。先月二十二日、自民党の大阪府議団は総会を開いて知名度の高い弁護士でタレントの橋下徹氏の推薦を決定、朝倉秀実府議団幹事長は胸を張った。昨年末までに党本部が推薦する段取りが狂ったのは、政権与党への逆風だった。

 年金問題や防衛省の汚職事件で福田内閣の支持率が急落。府連は「自民党の旗を振るのが本当にいいのか」と方針変更を迫られた。今月五日、大阪市で開かれた府連総会で、谷川秀善参院議員は「知事選で勝たないと大阪の自民党は大変だ」と危機意識を表明。府連は八日、正式に党本部への推薦申請を見送り、政党色を薄め橋下氏の知名度に頼る戦略を選んだ。

 府議団幹部も「知名度を生かした戦いは橋下氏に任せる。われわれは電話作戦などに徹する」と語るが、府議の一人は「負けたら党本部は府議団のせいにするのではないか」と警戒感を隠さない。

 逆に民主党は対立構図を鮮明にして、昨年十一月の大阪市長選に続く勝利を狙う。推薦した元大阪大大学院教授、熊谷貞俊氏の政策発表の会見には小沢一郎代表が同席。出陣式には菅直人代表代行らが駆けつけた。

 ▽指令

 「何としても独自候補を立てろ」。与野党が対決した大阪市長選で民主党の推薦候補が勝った直後。小沢氏は府知事選の候補者を擁立するよう党府連代表の平野博文幹事長代理に指令を下した。

 小沢氏の代表就任以来、知事、政令市長選は与党との「相乗り禁止」が原則。「政権を取るには党の姿勢、理念を共有できる方を推薦して有権者に訴えるべきだ」と独自候補擁立にこだわる。

 政権交代を狙う次期衆院選では特に、選挙区の多い都市部の戦いを重視する。二〇〇五年の衆院選で大阪の選挙区は二勝十七敗と惨敗。府知事選で白星を取って衆院選の弾みにしようと全国会議員に現地入りを要請、挙党態勢で戦いに臨む。

 今年は大阪府のほか、熊本、鹿児島、山口、新潟、富山、岡山、栃木各県で知事選。民主党は三月の熊本県知事選も独自候補擁立を目指す。当初、東大教授の蒲島郁夫氏に出馬を打診したが、自民党も同氏の擁立に動いたため「別の候補を模索中」(党幹部)だ。

 ▽教訓

 一方、自公両党は「勝てる候補」を優先に相乗りもいとわない方針だ。

 「橋下氏は府民に幅広く支援を受けられる候補だ。党本部は後ろで応援した方が戦略的にもいい」。自民党の菅義偉選対副委員長は十日、橋下氏を府連推薦にとどめた理由に無党派対策を挙げたが、党幹部は「本部推薦で負けると痛手になりかねない」と打ち明ける。

 自民党内には大阪市長選で、自公両党推薦の現職候補が民主党などの推す候補に惨敗した教訓がある。幹部が相次いで現地入りする総力戦の末の敗北は小沢氏の辞任騒動直後にもかかわらず、民主党を勢いづかせた。

 自民党は今後も本部の推薦を慎重に判断する構えだが、大阪府知事選で弁護士の梅田章二氏を推薦した共産党の志位和夫委員長は十日の会見で「与党が本部推薦ができないこと自体、衰退を感じる」と指摘。民主党の菅氏も「党本部が推薦にしないのは無責任な行動だ。今の自民党を象徴している」と切り捨てた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0110.html


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