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地方選挙・地方政治
2081
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/13(日) 21:39:30
総選挙にらみ各党活発
大津市長選
大津市長選(20日投開票)で各政党の動きが活発化している。次期衆院選へ向けて勢力の拡大を狙う各党は、現職国会議員が積極的に陣営の応援に入るなど、存在感を示そうと躍起だ。市長選は、各党が激突する衆院選の「前哨戦」の様相も見せ始めている。
市長選に立候補した3人のうち現職の目片信氏(66)と黄瀬紀美子氏(55)は当初、「市民党」を掲げ、政党からの推薦を受けない方針を示していた。
先手を打ったのは民主党だった。昨年末、黄瀬氏の「全面支援」を打ち出した。
同党滋賀県連の朝倉克己幹事長は「自民党と対決するいろんな選挙を想定する中で、県都大津の市長選は大きな意味がある」と話し、次期衆院選もにらんだ戦いと位置付ける。今月11日には「支持」に格上げし、組織を挙げて応援する姿勢を明確にした。
大津市を含む滋賀1区から立候補を予定する県連会長の川端達夫衆院議員が黄瀬氏の事務所開きやミニ集会などに、小まめに足を運んでいる。11日の決起集会にも国会から駆けつけ「東京と行き来しながら、全力で支える」と気勢を上げた。県連は大津市以外の所属議員にも、市内在住の知人に黄瀬氏支援を呼び掛けるよう求めている。
民主党の攻勢に、目片陣営も敏感に反応した。「取り崩されないよう、支持層を固める必要がある」(選対関係者)として、自民党県連に推薦を要請し、年始早々に正式決定した。
自民県連は昨年7月の参院選で、大津市内の比例得票数(約4万票)が民主党を2万票近く下回ったことに危機感を抱いている。県連関係者は次期衆院選について「大津市長選で勝てば、勢いを取り戻せるかもしれないが、負ければこれ以上の打撃はない。運命を分ける選挙だ」と話す。
滋賀1区で立候補予定の上野賢一郎衆院議員は、目片氏の選挙対策本部の顧問を務め、大津市議らと街頭演説を行っている。上野議員は「推薦したからには全力で応援する」と意気込む。
このほか、公明党は目片氏を推薦、社民党は黄瀬氏支持を表明している。
共産党県委の役員を務め、同党推薦で市長選に臨む井上敏一氏(55)も、事務所開きや集会などに、滋賀1区での立候補を予定する川内卓党県書記長が同席し、支持者への浸透を図っている。
井上氏は「市長選が、国政の利害のみで振り回されるのは問題」としながらも、「政党は政治のプロ集団で、推薦を受けることは本来マイナスとなることでない」としている。
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2008011300013&genre=A2&area=S00
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