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地方選挙・地方政治

1876片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/10(土) 16:25:24
選挙:米沢市長選 情勢、混とんとした状況 対立軸様変わり /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20071110ddlk06010278000c.html

 ◇告示まで1週間余

 任期満了に伴う米沢市長選(18日告示、25日投開票)の告示まで1週間余となった。4年前は、病気で立候補を断念した元県議の野村研三氏(61)と地元選出の衆院議員、遠藤武彦氏(自民)の両後援会が、選挙戦直前に安部三十郎氏(54)への支援を表明。それがきっかけで流れが変わり、安部氏の初当選が決まった。しかし、今回は体調を整えた野村氏が倦土(けんど)重来を期して立候補表明し、遠藤後援会がバックアップ。「草の根」の安部氏と野村・遠藤連合の対決に、前市議の川野裕章氏(48)と元市議でNPO法人理事長の鈴木睦夫氏(63)が割って入る構図で、混とんとした状況になっている。前回とは対立軸が様変わりした選挙情勢を追った。【湯浅聖一】

 ●一時静観

 「舞台での立ち位置など、今年ほど気を使った集いはないよ」。1月7日に市内で支持者らを集めて開かれた遠藤氏の「新年の集い」。裏方を務めた後援会幹部は、無事に終えてホッとした表情で話した。それもそのはずで、既に米沢市長選に立候補する意思を固めている野村、安部両氏が同席していたからだ。

 野村氏は自民党県議を歴任、後援会のメンバーが重複しているなど、遠藤氏とは強固な関係にある。安部氏が退席した後、野村氏は支持者らを前に「心配をおかけしたが、もう元気になった。市長選には不退転の決意で臨む」と事実上の出馬表明をした。一方の安部氏は集いのあいさつで「(一昨年の豪雪で)国からは特別交付金を前年より余計にもらった。これも遠藤先生のお陰。影響力のある国会議員が地元にいることがどれだけありがたいか」と持ち上げた。

 前回の市長選では、前助役の大久保利之氏が優位に戦いを進めていたが、衆院議員の近藤洋介氏(民主)との接近が伝えられると遠藤後援会は安部氏に傾き、大きな流れを作った。「選挙での借りは選挙で返す」と言ってはばからない安部氏は、05年の衆院選で遠藤氏を精力的に応援した。そのため、遠藤後援会は野村、安部両氏の間で静観せざるを得ない状態になっていた。

 ●影響力低下を懸念

 しかし、遠藤後援会には安部市政に対する不満がくすぶっていた。同幹部によると、国への陳情は前市長より少なく、遠藤氏とのパイプもほとんど利用していないという。例えば、関根小校舎の耐震基準強度不足問題。遠藤氏は地元に国の補助事業を利用した全面改築を勧めたが、安部氏は3階部分を撤去する補強工事での対応を決めた。財政難の折、補強工事の方が起債が少なくて済むという判断だが、遠藤後援会にはこれ以外にも「市政すべてに消極的だ」と映り、安部氏の政治力に疑問を感じていた。

 一方で、遠藤後援会には一つの悩みの種を抱えていた。川野氏の立候補表明である。川野氏は遠藤氏を支持する市議らで構成する相生会に所属していたことがあり、後援会を二分する恐れがあったのだ。

 さらに追い打ちをかけたのが、農業共済の補助金不正受給問題による遠藤氏の農相辞任。米沢を除く村山・寒河江・長井の3事務所が10月末で閉鎖され、影響力の低下が懸念された。後援会幹部も「死に体だな」と漏らしたが、「最低限の求心力は維持できる」と強気の姿勢もみせる。今のところほぼ野村氏支持で動いており、遠藤氏にとっては今回の市長選が今後の行く末を左右する戦いになるともいえる。

 ●不気味

 安部陣営は遠藤後援会が離れて「草の根運動一本」に戻った。だが事務所は前回に比べて人の出入りが少なく、活気も感じられない。それがかえって他陣営から不気味にみられている。野村陣営は「相手の動きが全く見えない。だから対策も立てられない」と嘆く。川野陣営も「現職には(市長になる前の)8年間、地道に市内を回ったという土台があり、厳しい戦いを強いられている」と話し、連日街頭でつじ立ちをしている。

 鈴木陣営は「これからの市政には企業経営経験が必須」と主張。現市政への批判票や無党派層を取り込む運動を展開している。

毎日新聞 2007年11月10日


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