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地方選挙・地方政治

1841片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/20(土) 17:40:33
出直し東大阪市長選あす告示
3人名乗り 争点は不信任の是非 讀賣大阪

2か月近く“主(あるじ)”が不在の市長室の机(東大阪市役所で)

 不信任決議による前市長失職に伴う東大阪市の出直し市長選(28日投開票)が21日、告示される。〈前哨戦〉ともいえる市議選を経て、不信任決議の是非が最大の争点。これまでに立候補を表明した、前市長の長尾淳三氏(55)(無所属=共産推薦)、元自民党府議の西野茂氏(64)(無所属)、前市議会議長の野田義和氏(50)(無所属=自民、公明推薦)の三つどもえの構図となる見通しだ。(岡信雄)

   【政治空白】

 不信任案が可決された、9月3日夕。橋本春男・市危機管理監が危機管理室の職員8人を集め、「市長が不在になる。常に連絡を取れるように」と念を押した。市政方針を掲げたホームページの更新は、失職直前の13日夕から休止し、「トップがいないのに、掲載を続けることはできない」と広報室。副市長と教育長も、長尾氏が選任しなかったため不在だが、市幹部らは「行政的な支障は出ていない」と強調、ベテラン市議も「予算を3月に通しており、目立った苦情はない」と言う。しかし、機械メーカー役員(52)は「市政が安定せず、何かゴタゴタしている印象。重要な決断が必要な事態で、本当に大丈夫なのか」と冷ややかな目があるのも事実だ。

   【前哨戦】

 有権者の関心の薄れは、9月23日投開票の市議選(定数46)にも表れた。投票率は、過去最低だった前回(48・38%)を更に下回る45・48%にまで落ち込んだ。9人を擁立し「不信任に大義はない」と訴えた共産は、前回より1万票以上アップ。自民も公認16人全員が当選したが、18人が当選した前回に比べて約1万2700票減らした。公明も得票を減らし、決議への賛否が割れた民主は、反対した2人が上位当選した。

 「まるで、内輪の権力闘争を楽しんでいるだけのように思える」と市内のタクシー運転手。“不信任賛成派”にとって厳しい審判に、自民側は「なぜ、不信任を決議したか、説明が不十分だった」として党機関誌の号外などで決議の「正当性」を訴えている。

   【かすむ展望】

 不信任決議について、長尾氏は「不祥事や失政がなく、道理に欠ける。数に頼った横暴」と主張。西野氏は「予算案を否決し3月に出すべきだったが、不信任は当然」と訴え、野田氏は「長尾氏の公約が実現できないことが議会での議論で判明した」とする。

 また、民主党支部には「独自候補を擁立したい」との意見もあり、19日も市議らが会合を重ねたが、「自主投票」に落ち着く見通しという。

 その一方で、かげりを見せる〈中小企業の街〉の将来展望に関する政策論争は、かすむ。経済産業省の工業統計調査によると、主要都市別工場密度(1平方キロ・メートルあたりの工場数、2005年速報値)は、東大阪市(124・9)が東京都大田区(80・4)をしのいで1位。だが、1990年と05年を比べると、事業所数は9810から6455に減り、製造品の出荷額は2兆615億円から1兆1772億円に半減した。

 金属製造の老舗で3代目経営者(37)は言う。「『モノづくり』を看板に掲げるなら、街をどう導こうとしているのかの議論を聞きたい」。市制施行40年を迎えた、市のかじ取り役を決める重要な選挙だけに、各陣営の議論の深まりを期待したい。

(2007年10月20日 読売新聞)


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