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地方選挙・地方政治
182
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 18:47:58
野党は知事選に展望/政治潮流 変化も 沖縄
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200509121300_03.html
大接戦を繰り広げた衆院選1区で無所属の下地幹郎氏(44)が勝利を収めたことで、稲嶺県政誕生以来主要選挙を相次いで勝ち取ってきた自公体制の打撃は大きい。選挙結果は県内政局の潮流を変えるきっかけになりそうだ。自公対反自公の対立軸が焦点になった同区で、大きな組織の支援がない下地氏は前回の二〇〇三年衆院選の落選から街頭演説や小規模な懇談会などを中心に、選挙区をくまなく回る選挙戦術で議席を勝ち取った。
反自公で結集した民主、社民、社大の野党陣営は来年の知事選や宮古島市、名護市、沖縄市などの主要市長選に向けて弾みがつき、今後の主導権を握る展望が開けたといえる。
一方、自公の与党陣営は来年十一月の知事選や各首長選挙などに向け、体制の再構築と戦略の建て直しが迫られる。
自民、公明両党本部が自公協力の象徴とした最重要選挙区に挙げた1区で議席を落としたことで、全国的な協力関係にも影響を与えかねない。
今選挙で、県内の与野党の議席比率は選挙区では二議席ずつを分けた。与党議席は後退し、郵政民営化で改革を訴えて都市部を中心に地すべり的に圧勝した小泉政権への高い支持は追い風にはならなかった。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設や金武町伊芸区の都市型戦闘訓練施設問題で注目を集めた3区では、嘉数氏が保守票を手堅く固めて四期目の当選。基地問題が争点になったにもかかわらず、多くの有権者が中北部の経済振興を選択したことになる。
社民党は2区で党副代表の照屋寛徳氏が自民党新人の追い上げを振り切り、当選。党の存亡をかけた沖縄選挙区の議席を守った。東門美津子氏は3区で基地問題を訴えたが届かなかった。
民主党は、公認・推薦候補の中で下地氏の当選にとどまった。民主党の大敗は沖縄にも及んだ。無党派支持層の風頼みの選挙運動の限界も露呈し、各区での党員拡大や組織強化などが課題になった。
共産の赤嶺政賢氏が反基地や護憲などを訴える革新支持層に支持を伸ばして、前回に比べ、票を伸ばした。(政経部・与那原良彦)
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