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地方選挙・地方政治
1746
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/05(日) 15:25:20
大沢知事:単独インタビュー 保守分裂、気にならぬ 公約は各部局と精査する /群馬
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/archive/news/2007/07/31/20070731ddlk10010019000c.html
◇大沢新知事、単独インタビュー
◇「県民目線なら理解される」
22日の知事選で当選した大沢正明新知事が30日、初登庁し、新体制をスタートさせた。大沢知事は同日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、焦点の副知事人事などについて抱負を語った。【聞き手・塩崎崇】
<副知事人事>
−−小寺弘之前知事と自民党との対立の火種になった副知事人事はどうするのか。
◆現在は白紙。そう遠くない時期に決める。
−−小寺氏が提案した副知事2人制の条例案は否決されたが。
◆あの時は後藤さん(新・前知事室長)という特定の人が想定されていたから、自民党が反対した。2人制に反対ではない。何人にするかも検討中だ。
−−副知事はどんな人に。
◆知事のサポート役だから、気脈が通じ能力も人脈も備えている人を総合的に検討する。
<退職金>
−−マニフェスト(選挙公約)では、1期5000万円の退職金を「民間並みに減額する」としていたが、告示後「ゼロ」に方針転換した。
◆自分の口ではほとんど言っていないが、陣営としては言った。支持者から「民間並み」が分かりづらいとの指摘があり修正した。当初はばく大な退職金が県民目線からはずれていると認識してもらいたくて「民間並み」とした。また、後の人のことも考えて当初は「減額」としていた。
−−いつどういう方法でゼロにするのか。
◆すぐにする。方法はよく調べるが、他県では条例改正が多い。自分の任期だけゼロにできる制度が出来ればいい。
<保守分裂への対応>
−−知事選では自民党支持者も支援団体も分裂した。得票も小寺氏と接近していた。
◆全然気にしていない。県民目線で県政のかじ取りをやっていれば、理解してもらえる。(小寺氏は)県の中枢に30年近くいたから、長い間の人間的付き合いがある。自民党支持者の中に小寺氏支持者がいるのは当然。こちらがそれに挑戦し切り崩して行ったのだ。
<マニフェストの実行>
−−マニフェストをどのように実行するのか。
◆行程を決め、各部局と真剣に話し合い精査する。全部実行すれば財源が足りないのは当然。職員から「こっちの方がいい」という提案があれば柔軟に修正する。
−−職員の反応は。
◆当選後、私のマニフェストに対して職員から「これも検討してほしい」とか、「知事の考えには無理がある」という前向きな手紙やファクスが来ている。職員の考えをある程度尊重しないとやる気もうせると思う。
<理事制>
−−縦割りの弊害打破を狙って、04年度から導入された理事制を、廃止する考えを示しているが。
◆部局横断的な制度もいいが、実際には機能していなかった。部長制に戻し、ある程度の問題は部長に責任と権限を持たせるべきだ。その方がスピーディーに動ける。横断的な問題は部長同士で話せばいい。
<自民党との関係>
−−公認候補で当選したので、自民党の傀儡(かいらい)になるのではとの指摘もある。
◆全く心配していない。確かに自公には世話になったが、県民のためにという信念で、がっぷり四つにぶつかっていく。骨のない人が操られ、骨がしっかり通っている人は操られるような柔軟性はない。ただ今までのような対立のための対立ではなく、腹を割ってとことん話す。それでも意見の相違があれば修正するか、再度説得する。なれ合いではなく県民本位の「対話と協調」を目指す。
毎日新聞 2007年7月31日
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