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地方選挙・地方政治

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:08:44
無名の国際派に笑顔 仙台市長に梅原さん
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/08/20050801t11038.htm

 「継続」か「刷新」、「組織」か「草の根」、「国際派官僚」か「市民派議員」―。相反する2つの価値観が真正面から激突した仙台市長選。100万市民が選択したのは、元経済産業省通商交渉官の梅原克彦さん(51)だった。東北唯一の政令市のかじ取りは、豊富な行政経験を持ち、現市政の継承を訴えた梅原さんに託される。常に挑戦し続ける政治姿勢で政令市初の女性市長を目指した鎌田さゆりさん(40)の夢は、未完に終わった。

◎「市民の生の声聞く」豊富な行政経験に支持

 「私にとって選挙はある種の自己改革でした」。キャリア官僚の職をなげうち、市長選にチャレンジした梅原さん。100万都市の新市長誕生を祝福する支持者にもみくちゃにされながら、「無名の候補を支えてくれた仲間に感謝したい」と、かみしめるように語った。
 学生時代を含め約30年間も古里の仙台を離れていた梅原さんが、在仙の若手経済人の強い要請を受けて出馬を表明したのは5月下旬。

 経産省時代はタイや米国での勤務経験があり、日本政府を代表して貿易協定を取り仕切ったこともある。英語に堪能で“国際派”を自任するが、初めての選挙戦は「官僚の仕事とは全く異なる経験の連続」だった。
 特に聴衆を前にした演説は最終盤に入ってもたどたどしさが抜けず、応援弁士が「下手で申し訳ございません」とわびることもしばしば。商店街などをパレードする「練り歩き」にもなかなか慣れず、選対スタッフをやきもきさせた。
 「それでも仲間たちは時に厳しく、時に優しく私に接してくれた。チームワークの勝利にほかならない」と梅原さん。

 梅原さん擁立の立役者たちが、そのまま陣営の要職に就き、市議の3分の2以上の支持を得るなど盤石の態勢を構築した。連夜の個人演説会を通して「ウメカツ」の愛称はじわじわと浸透。圧倒的な組織力で他陣営を振り切った。
 「たくさんの人々との出会いがあった」。「万歳」を繰り返して勝利に酔いしれる支持者らに感謝の視線を送り、梅原さんは「市民の生の声に耳を傾ける努力を怠らず、全力で市勢の発展に尽くす」と誓った。

◎くら替え逆風やまず 連座制適用響く 鎌田さん

 「力及ばず。敗北宣言します」。追い上げむなしく大差で敗れた鎌田さん。青葉区柏木の陣営の事務所に現れると、涙ぐむ支持者の手を取って労をねぎらい、終始、気丈に振る舞った。
 逆風下の厳しい選挙戦を強いられた。民主党支持労組による選挙違反事件で、昨年12月に衆院議員を辞職。連座制が適用され、衆院宮城2区から5年間立候補を禁止されていた。公職選挙法上は問題ないとはいえ、わずか半年後の「くら替え」に批判が集中した。鎌田さんは「自戒は生涯持ち続ける」と出馬の正当性を強調したが、市民感覚とは隔たりがあった。

 対立候補を意識し、「市政を官から民へ」「霞が関の物差しで仙台の暮らしは測れない」と官僚批判を展開。支持する有権者は少なくなかったが、「事件」の影響が大きかったのか、票は伸びなかった。
 「結果は率直に受け止める。でも、まだ40歳。夢も初志も持ち続ける」。鎌田さんは笑顔でこう決意を語り、事務所に掲げた「凛(りん)」の文字に目をやった。
2005年08月01日月曜日


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