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地方選挙・地方政治
1737
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 08:06:15
小寺知事退任16年回顧
人気取り排し「本物の政治」 讀賣群馬
支持者や県職員らに別れを告げ、公用車に乗り込む小寺知事(27日午後1時半ごろ、県庁玄関前で)
小寺弘之知事は27日、4期目の任期を終え、16年間務めた知事を退任した。同日午後1時からは県庁前で退任式が行われ、大勢の支持者や県職員が知事を拍手で見送った。一方、大沢正明新知事は30日に初登庁し、庁議や記者会見に臨む。
この日、小寺氏はグレーのスーツと緑色のネクタイ姿で、郁子夫人とともに県庁昭和庁舎前の退任式会場に現れた。
小寺氏は、「一心不乱に、県民のためにと、精いっぱい努力してきたつもりだ。本当にそのことは私自身の誇りであると同時に、皆様のおかげであると、心から感謝を申し上げる」と最後のあいさつを行った。知事夫妻は職員から花束を受け取った後、支持者らと握手をしながら県庁をあとにした。
小寺氏は前橋市内の自宅に移る予定で、引っ越し作業のため、しばらくは公舎に出入りするという。
退任式会場には大勢の支持者が別れに訪れた。
前橋市岩神町の阿部ノブ子さん(74)は、「偉大なる英雄!!小寺弘之」と毛筆で記した大きな紙を持って駆けつけた。「小寺知事は、隅々まで気を配ってくれた。これからも群馬を、私たちを見守ってほしい」と話した。同市城東町の女性(73)は、「ぐんま国際アカデミーのような特定の学校に県民の税金を使わないという考えには賛成だった。でも、ちょっと頑固過ぎたのかもしれないですね」と、寂しそうに話した。
課長級の男性県職員は「長年、県民のために尽くされ、本当にお疲れさまでした。我々はこれから、新知事の下で一生懸命仕事をやっていく」と自らに言い聞かせるように語った。
(2007年7月28日 読売新聞)
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