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地方選挙・地方政治

1690片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/30(土) 02:28:28
県民の選択:第6部 知事選の深層/中 自民支持団体 /群馬
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20070629ddlk10010214000c.html

 ◇保守分裂で迷走−−亀裂走り「禍根」懸念の声も

 「興農政治連盟(JAの政治組織)は誰を推薦するかを決められずに時間が経過した。我々(同連盟前橋地区)は小寺さんで決議した。各農協で集会を開いてほしい」

 5月28日。前橋市の小寺弘之知事の支援団体「群馬県民の会」のプレハブ建て事務所に約200人の農業関係者が集まった。床に腰を下ろした参集者の中からJA前橋市の斎藤久組合長が立ち上がり、大声を張り上げ「小寺支援」を訴えた。

 一方、今月20日、自民党公認の大澤正明氏の後援会拡大役員会で、JAたかさきの五十嵐邦義組合長が選挙対策本部出納責任者に就任した。五十嵐氏は「上州人には義理がある。JAは自民党に恩がある。でも恩をあだで返す人もいる」とあいさつした。

 五十嵐氏に大澤陣営が就任要請したのは16日。「前橋に対抗できるのは高崎しかない」と口説いた。五十嵐氏はJA群馬中央会幹部に相談し、19日にJAたかさきの理事会に諮り、受諾を決めた。仲間から「考え直したらどうか」と促されもしたが、決断は変わらなかった。「自民党の政策に世話になってきた。ほかの人を応援したら筋が通らない」と言い切る。

 JAは県内に23あり、組合員は約17万3000人。23JAの頂点に中央会があり、その政治組織が県興農政治連盟だ。同連盟は過去4回の知事選で小寺氏を推薦したが、今回は見送った。そもそも自民党支持団体として、同党推薦の小寺氏を自動的に支援してきたわけだが、保守分裂選挙に組織内の足並みを最後までそろえ切れなかった。結局、各JA、役員・幹部で態度が異なる事態を招き、迷走とも言える状況が続いている。

 その象徴がJAぐんまみどりと言えそうだ。大澤氏推薦を決めながら、橋場正和組合長は23日、前橋市内での農業関係者だけを集めたセミナーで「小寺知事を応援する。今日はそのために皆さんに集まってもらった」と音頭を取り、参加者約700人を驚(きょう)愕(がく)させた。

 中央会の幹部は「小寺だ、大澤だ、という理由は政策、付き合い、個人的利害などさまざま。哲学や理念なんてない。統制する気も起きない」とあきれ、「知事と自民党はけんかばかりで迷惑な話だ。ほとんどの人は困っている」と嘆く。

 同じく過去4回、小寺氏を推薦してきた県医師会(会員数約2400人)の政治団体「県医師連盟」は今回、小寺、大澤両氏を推薦した。鶴谷嘉武会長は「県の医療政策を評価しているが、小寺さんと自民党が一緒にしてきたこと」と、一方だけを推薦するのは不可能だったと言う。そして「想定外の保守分裂となった以上(両氏推薦が)最善の選択だった」と苦渋の決断を振り返る。

 小寺氏を推薦した県建設業協会でも大澤氏支援に動く勢力があるなど、従来の自民党支持団体に止めどない亀裂が走っている。ある陣営幹部は「選挙は戦いだが、禍根を残さないでほしい、というのがちまたの声」と繰り返した。

毎日新聞 2007年6月29日


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