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地方選挙・地方政治
1668
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 10:05:12
知事選 出馬予定4氏が公開討論
多選是非など論戦 讀賣群馬
7月5日告示、22日投開票の知事選を前に、主な立候補予定者4氏による公開討論会(前橋青年会議所主催)が21日、前橋市民文化会館で開かれ、県政の方向性や多選問題などで意見をぶつけ合った。関係者によると、本県知事選でこうした公開討論会が実施されるのは初めてという。討論会の模様は、群馬テレビで生中継された。
討論会には、現職の小寺弘之知事、自民党公認、公明党推薦の大沢正明前県議会議長、無所属の山本龍元県議、共産党推薦の吉村駿一弁護士の4氏が参加した。ホテル社長の清水澄氏は、立候補表明が遅かったことから、参加を認められなかった。
討論会は、コーディネーターの質問に4氏が順番に答える形で進められた。知事選で訴えたい点について、大沢氏は「群馬県は関東で1番税収が少なく、医療、福祉、教育、治安を他県と同じようにできるか」とし、幹線道路の整備などの必要性を訴えた。小寺氏は「財政の健全度が全国3位だ。これから子育て支援や医療に力を入れてやっていく自信がある」と、弱い立場の人の味方になりたいとした。山本氏は「1人の権力者が20年間、続けてきた行政を、また4年間続けるのか。これまで気づかなかった税の無駄を削ることが、政権交代の目的だ」と強調した。吉村氏は「暮らしを守ることに県政の責任がある。借金を理由に福祉予算を削り、格差と貧困が生じている。失政だ」と指摘、憲法を守る政治を主張した。
多選を巡っては、大沢氏と山本氏が「組織(県庁)が知事の顔色を伺うようになり、いい県政ができない」(大沢氏)、「個人的な資質の問題ではなく、だれであっても3期までとする仕組みを作る」(山本氏)と多選制限の必要性を指摘した。これに対し、小寺氏は「1期4年のパフォーマンスではなく、10年、20年先を見据えてやっている」と反論。吉村氏も「弊害があれば選挙で判断されればよく、全く問題を感じていない」とした。
会場には約850人が傍聴に訪れた。討論を見守った前橋市内の主婦(60)は「立候補予定者の考えをじかに聞けて良かった。誰を支持するか確信を持てた」と感想を述べた。
(2007年6月22日 読売新聞)
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