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地方選挙・地方政治

1660片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/20(水) 14:49:14
’07知事選 「長期政権の変容」<1> 強まる“小寺ファミリー”
2007年6月20日 群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20070620/CK2007062002025644.html

 知事選で現職の小寺弘之氏を支援する団体「群馬県民の会」。そのスタッフに今年三月で退職した数人の元県理事の姿があった。胸には、小寺氏の「こ」の緑色のバッジ。退職後も小寺氏を支えているというわけだ。知事と県職員の強いつながりをうかがわせる光景だが、元県幹部の一人は「退職者が選挙を手伝うのは、今に始まったことではない。再び県に関連する職に就く人もいる」と事もなげに語る。

 小寺氏は一九六八年に旧自治省から県に出向。以後、課長、部長、副知事を経て、九一年から四期十六年にわたり知事を務めている。最初から管理職で三十九年。既に県庁内には、大卒の一般職で小寺氏より長い人はいない。

 知事選の対立候補予定者は、小寺氏に汚職や明らかな失政があったとは言わない。一様に口にするのは「県政の閉塞(へいそく)感」だ。六月県議会では、親知事会派の県議からも「職員が知事の顔色をうかがうことにならないか」と、多選による風通しの悪さを危惧(きぐ)する質問が出た。元県幹部も県庁内の雰囲気を心配する。「県職員が選挙に左右されて仕事をしなきゃならないなら、かわいそう。県職員は知事ではなく県民に奉仕する存在だもの」

■自民との決別
 小寺氏と自民党の決裂を「知事が特定の人を重用し、人事にこだわり続けた結果」とみる関係者は少なくない。小寺氏はこの四年間、副知事人事をはじめとして、否決されてもなお、県議会に人事案を提出し続けた。「逆なで」された自民県議らは「議会軽視だ」と反発を強めた。

 「譲れない一線があった。何でも言う通りにはなれない」。小寺氏自身は自民との決裂の経緯をこう振り返る。修復しようとすればするほど関係は離れていき、決裂は決定的になったという。

 小寺氏は「自民県連の一部の人と意見が食い違った。そのごく少数の人が県議会全体を握ってしまった」と語気を強める。

■打てば応える
 多選は同時に団体や人とのつながりの蓄積でもある。これまであった自民党県連の後ろ盾を失っても、今回、小寺氏に推薦状を渡した団体などは優に百を超えた。連合群馬などは毎年、県に政策要求をしてきたことを挙げ「打てば応える」と小寺氏を評価。他の団体も「中身が重要なんだ」と口をそろえる。

 小寺氏の後援会「弘叡(こうえい)会」や「県民の会」の集会で、有力支持者が声を上げる。「県政にはさまざまな妨害がある。知事が代わるということは、これまでの自由な県政でなくなるということですよ」と。知事選は、知事とのつながりを“リセット”するか否か、の選択でもある。

 知事選の投票日まで約一カ月と迫った。四期目まで各党派相乗りだった現職と県議会最大会派の自民党が決裂。現職の信任投票の色合いが濃かった前回までの構図は一変した。保守分裂に至った背景と、知事選をめぐる各勢力の動きを探った。


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