したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

地方選挙・地方政治

1613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 16:05:57
保守王国のゆらぎ
【2 大沢陣営】
知名度不足「看板」支え
2007年06月07日 朝日群馬
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000420706070002

 「群馬は、他の県と違うわけであります。自民党は、わが県においては県民党でありますから」


 5月27日、前橋市内のホテルであった大沢正明・前県議会議長の後援会発会式で、佐田玄一郎・前行革担当相が声を張り上げた。小寺弘之知事が掲げる「一党一派に属さない県民党」に、真っ向から対立してみせた。


 「長い歴史の中で培った保守土壌」(金子泰造県連幹事長)、「保守群馬をかけた闘い」(山本一太参院議員)。県民党の自負に裏付けられてか、知事選に向け、自民側が「保守」という言葉を使う場面が目立つ。そこには必ずといっていいほど、労働組合や社民からもラブコールを受ける小寺知事への批判がセットになっている。


   ■ □ ■


 今回、自民は全国で11年ぶりに知事選での公認を決めた。小寺知事が市町村や団体のトップを次々と支援組織にとりこむのに対抗し、同日選が見込まれる参院選比例区で自民の組織内候補を抱える団体へのしめつけを強めるねらいもあった。


 「現職の手足は脆弱(ぜい・じゃく)。トップを抑えても、指示は行き渡っていない」。手足を動かすことこそが自民の選挙だと、県連幹部らは自信を見せる。実際、小寺知事を推薦したある業界団体の関係者(77)は「団体内で特に呼びかけをしているわけではなく、自主投票になるだろう」と話す。


 一方、自民の支持者からも不満は漏れる。「本部から縛り付けられるのは嫌いだ。公認でも推薦でも、応援する人ならばもう応援している」。また比例区で党公認候補を抱えながら小寺知事を応援する県看護連盟には、公認後に自民側からさらに強い働きかけがあるというが、支持を変える動きは今のところない。


 前後して、笹川尭県連会長らが知事選への「貢献度」によって国会議員の選挙での公認を決めると発言すると、「後援会は個人を応援するもので、自民候補だからといってまとまらない」「他の候補者ともつながりがある」(国会議員秘書)と戸惑いが広がる。


   ■ □ ■


 小寺知事の4期16年間に「表彰を受けた」「宴席で同席した」といった積み重ねで、知事に親しみを抱く県民は多い。山本龍氏も昨年7月に県議を辞任してから各地域を回り、従来の地盤の吾妻以外でも名前を広める。


 知名度不足を不安視する大沢氏陣営が頼りにする「保守」という看板。それは「福田」と「中曽根」そのものだった、とする見方がある。4月の引退まで県議を9期務め、昨年の福中一本化前の福田系の政策同志会会長も務めた松沢睦氏は、「保守とは個人の魅力」と言う。拮抗(きっ・こう)の中で力を蓄えた故福田赳夫、中曽根康弘の両元首相時代から世代交代した。福中に代わる力関係がまだ定まっていない、と読む。


 「公認でタガをはめるのは、逆にまとまりがなくなったということ」と語る党関係者もいる。


 「保守」の底力が、試される時だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板