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地方選挙・地方政治

1612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 16:03:30
保守王国のゆらぎ
【1 小寺陣営】
支持層に組合も自民も
2007年06月07日 朝日群馬
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000420706070001

 下仁田町下仁田にあるこんにゃく粉加工生産の老舗(しにせ)「荻野商店」。会社の敷地に、故福田赳夫・元首相の銅像が立っている。会長の荻野重雄さん(86)は生粋の「福田派」だ。自宅にも、福田首相が78年に「お国入り」し、家を訪れたときの写真が飾ってある。


 旧衆院群馬3区に含まれる同町は、かつて福田、中曽根康弘、小渕恵三の自民3氏や、旧社会党の山口鶴男氏らが覇を争った「上州戦争」を象徴する土地の一つ。荻野さんは今回、自民党が大沢正明・前県議会議長を公認候補に擁立したなかで、現職の小寺弘之知事を支持する。「県政と国政は次元が違う。国政が県政に介入するのはいかがかと思う」


 数百メートル離れた町文化ホール。5月12日に開かれた小寺知事の県政報告会で、荻野さんたちは訴えた。「自民党が『保守王国』を作った気でいますが、作ったのは皆さん(県民)です」「自民党の県議団と県民がやって、どっちが勝つか」


   ■ □  ■


 「県民党」の名を掲げて「群馬県の政治構造を変える」と意欲を燃やす小寺知事の陣営は200近い企業・団体から支持を受け、12市を中心に18地区で支援団体「群馬県民の会」の支部組織ができつつある。


 4月の県議選では、「県民の会」推薦の候補12人のうち8人を当選させ、自民との対決姿勢を鮮明にした。「全国の知事がやったことのない県議選に手を突っ込んだ。自分の方で線引きをし、敵と味方を分けた」(笹川尭・自民県連会長)と反発が強まる。


 強気の手法は自民陣営を硬化させた。連合群馬や連合系の県議が知事の支援に回って
いることを理由に、「保守と革新の戦い」という発想も飛び出した。自民関係者の中には76年の知事選で、自民公認で元県議会議長の清水一郎氏と、全野党共闘の山田譲氏が対決した構図の再来を指摘する声もある。このとき山田氏の37万票に対し、清水氏が48万票で競り勝っている。


   ■ □ ■


 こうした声に、小寺知事は県政と国政は別だという論を強調し、「保革とか、55年体制の延長とは思わない。組合とも連携し、自民の支持層とも多く重なっている」(5月14日の記者会見)と語る。


 実際、自民党の福田康夫元官房長官、中曽根弘文参院議員の地元後援会長も小寺氏支持に回っている。


 小寺知事の後援会「弘叡(こう・えい)会」の幹部の中でも、「保守なんて意識したことがない。完全に過去の話」「我々はともに保守。基本のスタンスは一緒」と、考え方は一様ではない。過去4回の選挙で実働部隊だった自民県議団を失い、「うちは公家集団」と言い切る声もある。


 両者が火花を散らすのを横目に、山本龍氏の陣営は無党派層の台頭を見据え、「(2派が)やり合えばやり合うほど、支持はこっちに入ってくる」と冷ややかに見ている。その山本氏も、もとをただせば自民党県議だ。知事選はこれに、共産党推薦の吉村駿一氏が絡む。


 保守系とされる支持層の内部で、激しい「ねじれ現象」が起きている。ある経済人は「遺恨試合にならなければいいが……」と漏らした。


    ◇


 7月5日の告示まであと1カ月となった知事選。3首相が輩出した群馬で、史上初の分裂構図による戦いとなる公算が大きい。各陣営は群馬独特の政治土壌とどう向き合い、どう戦おうとしているのか。ゆらぐ「保守王国」の姿を考える。


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