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地方選挙・地方政治
1551
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/21(月) 09:04:14
三村候補初の地元入り 江渡氏との蜜月強調(2007/05/20)青森D東北
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2007/05/20/new0705201102.htm
十七日告示された青森県知事選で、現職で無所属の三村申吾候補(51)=自民、公明推薦=が十九日、告示後初めて地元おいらせ町入りし、加えて県内のトップを切って十和田市の市民文化センターで個人演説会を開いた。約千人(主催者発表)の支持者を前に、自民党県連の青森2区選対本部長を務める江渡聡徳衆院議員が激励のあいさつに立ち、衆院選のかつてのライバルとの結束を強調した。半面、同市の三村後援会は江渡事務所とは別に独自の後援会事務所を開設するなど、末端では依然、しこりも垣間見える。
演説会の壇上には、党県連総合選対本部長の大島理森衆院議員や上十三、むつ下北地方の首長、県議らが整列。江渡氏が「三村知事とは衆院選で戦ってきたが、県を本当によくするために必要なのは、いがみ合うことではない」「互いにライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきたからこそ、今日までの四年間は大変だったと分かる」と気遣い、蜜月関係をあらためてアピールした。
これに応える形で三村候補も「勇気を与える激励で、江渡先生に感謝申し上げる」「この2区から燃えて燃えて、三村申吾に次の県政を託したいという大きな流れをつくってほしい」と目を潤ませて訴え、融和ムードを盛り上げた。
三村候補と江渡氏は過去の衆院選で二度にわたり激突。江渡氏は二〇〇〇年の選挙戦で非自民の三村候補に敗れたが、〇三年に同候補が出直し知事選に出馬し、一転して三村・江渡連合を結成。2区での九万票を超す得票は、三村知事誕生の大きな原動力となった。江渡氏は同年の衆院選で国政に返り咲いた。
結束を誇る半面、一部には心情的なしこりも根強く残る。
四月三十日、同党県第二選挙区支部は知事選と参院選合同の選挙対策本部を、十和田市の江渡事務所に設置。だが、三村候補の同市後援会はそれとは別の場所に事務所を開いた。
三村後援会幹部は「江渡さんの事務所に顔を出しにくい人もいる」と、古くからの三村候補の支持者への配慮をにじませた。
同様の理由で、事務所を参院選用に使わせてほしいとの要請も断ったが、「あくまで自民党の指示の下で動くことに変わりはない」という。
「今でもぎくしゃくとした雰囲気はある」と同党十和田市支部の幹部は認める。その上で「(三村候補の勝利が)99%間違いないという状況の中での戦い。2区の投票率によっては江渡氏の影響力にかかわる。自民党も正念場だ」と、参院選に加え次期衆院選までも視野に入れた連携プレーの必要性を訴えた。
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