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地方選挙・地方政治

1512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 14:37:49
'07知事選 民主不戦敗 青森東奥
http://www.toonippo.co.jp/rensai/ren2007/minsyu_fusenpai/0503.html

(下)保革対決/現職独走、存在示す共産

 民主党県連が知事選不戦敗を決めた翌一日、県議会自民党会派の控室。改選後初めて議員が顔をそろえたが、知事選の話題を交わす光景はほとんど見られなかった。現職・三村申吾を推薦した自民党内では、民主党が知事選候補を擁立しないことは既定路線と受け止められていたからだ。

 同日、県議会内で自民党県第一選挙区支部が知事選、参院選に向けた選対本部を設置。党県連にとって衆院選挙区単位の選対組織設立の締めくくりだった。態勢がほぼ整い“独走状態”に入った三村。県連筆頭副会長で同選対幹事長の山内和夫は「三村知事の四年間の評価を受ける選挙だ」と“ライバル不在”の知事選の意味合いを語った。

 投票率の低下を懸念する声が出始めた。三村の得票を前回より大幅に上積みして、県政界に確固たる態勢構築を目指す自民党にとって、知事選は投票率との戦いでもある。「これまで通り、粛々と態勢づくりを進めていくだけだ」と県連幹事長の冨田重次郎。政調会長の高樋憲は「民主党が出す、出さないにかかわらず戦術は変わらない」と強調する。

 知事選と七月の参院選を連動させている同党が最も警戒するのは、組織の緩みだ。党県連は、民主党が公認候補を擁立する参院選は激戦になるとみている。県連幹部の一人は「(知事選で)強力な対抗馬がいないと、どうしても緩みが出てくる。緩んだ組織を参院選に向けて再び引き締めるのは大変だ」と話す。視線は参院選に向かっている。

▼組織で先行 民主封じ

 同党内には、知事選候補を擁立できなかった民主党に「結局は田名部党。全県選挙を戦える組織ではない」との声が漏れている。

 民主党の候補者選びがもたついている間、三村の後援会が県内各地に相次いで発足。特に同党の基盤がぜい弱な津軽地方で地元首長、議員らが中心に市町村単位の組織が誕生した。「外堀を埋めて民主党が候補者を出せない状況をつくった」と自民党県連幹部は解説してみせた。

 民主党不戦敗が濃厚となった四月二十八日、同党県連代表・田名部匡省の影響力が及ぶ五戸町で三村の後援会が発足した。三村は財政再建、産業・雇用対策など県政一期目の取り組みを紹介し「どの分野にも攻め続けた四年間だった」と自負心を強調した。

▼“非自民”の受け皿に

 「民主党が候補擁立をできなかったのは残念だが、民主党の支持層から『三村県政を変えよう』という共感と協力を得られるようにしたい」。共産党公認で出馬する同党県委員長の堀幸光は“反三村・非自民”の受け皿となる意欲を示す。

 五月二日、青森市での街頭演説後、報道陣に「三村氏を推さない政党に表敬訪問したい」と語り、民主党や社民党に対し、支援や協力を求める考えを初めて明らかにした。両党は自主投票の流れにあるが、現段階で唯一の現職への対抗馬として、堀は貪欲(どんよく)さも見せる。

 堀はまた、四月下旬、県庁を訪れ、候補予定者による公開討論会の開催を三村に呼び掛けるなど、存在感を示すことにも躍起。今月一日のメーデー県中央集会でも「現職はチャンピオンであり、挑戦者の申し出を断ることはできない。公開討論を断るのならチャンピオンを返上するべきだ」などと語気を強めた。

 知事選は十七日告示まであと二週間に迫った。民主党不戦敗は他政党の戦略に影響を与え、その先に控える政治決戦の「天王山」となる参院選をも巻き込みつつある。(文中敬称略)


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