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地方選挙・地方政治

1511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 14:37:07
'07知事選 民主不戦敗 青森東奥
http://www.toonippo.co.jp/rensai/ren2007/minsyu_fusenpai/0502.html

(中)「田名部党」/組織拡大に限界 確執も

 「県連はぎりぎりまで知事選候補擁立に努力すると発表したはずだ」「なら、やはりあなたが出たらどうか」「自分は国会議員を腰掛けでやっているわけではない」

 民主党県連が知事選対応を話し合った三十日の常任幹事会。後半は、幹部同士が声を荒らげてやりとりする場面が続いた。

 衆院議員・横山北斗は、知事選候補として複数の人物の名を挙げ「県連独自のマニフェストを提示して知事選に臨むべきだ」と主張した。これに他の幹部らが「出せば誰でもいいわけではない」と反発した。県議団からの出馬要請を固辞し、独自に県連外からの候補者擁立に動いてきた横山に対して、席上、批判が集中。激しい応酬が繰り広げられた。

 「こんなことで何度ゴタゴタを続けるのか。もう参院選に力を注ぐべきだ」。知事選の議論に入り、もう一時間。堂々巡りの中で幹部の一人が切り出した。知事選不戦敗がこのとき決まった。

 「以前なら田名部が『やる』ってひとこと言えば決まりだった。最近は誰が何を考えているのか、疑心暗鬼にならざるを得ない」。候補者選びが迷走を続ける中、旧県民協会出身の民主党県議からはこんなつぶやきがたびたび漏れた。昨年末以降は、県連代表・田名部匡省が意思疎通を欠く県連幹部らに不満をぶつける場面もあった。

▼党の日常活動乏しく

 “親分肌”の人柄と、打倒・自民の一念で非自民勢力の束ね役となってきた田名部。政治家個人を仰ぐ「田名部党」と、民主党県連は同心円ではあるが、そこには限界もはらんでいる。選挙時、指揮系統がはっきりした上意下達で動く時の田名部党の突破力は強いが、公党としての日常活動は乏しく、組織的な議論も未熟だ。

 一九九四年に発足した新進党県連は、翌年の知事選など一連の政治決戦で事実上の三連勝。その勢力を引き継いだ政治団体・県民協会は九九年一月の知事選で自民党を不戦敗に追い込み、県政界での主導権を握ったかに見えた。しかし、自民党入りを目指す国会議員の離脱が続き、組織は弱体化。県民協会と合流した現在の民主党県連が、崩れた組織を再構築するのは容易ではなかった。

 地方重視路線を掲げる党代表・小沢一郎は昨年春の就任後、地方行脚を重ねている。参院選重点区である本県には、昨年六月に続き、今年二月、三月と立て続けに来県。農業団体や企業との懇談に加え、県議選・町議選候補のミニ集会にも顔を出した。剛腕・こわもてのイメージをかなぐり捨てた小沢の笑顔に、かえって「政権交代」にかける執念がにじんだ。

 だが、県内での党勢拡大は、小沢が狙ったほどには進んでいない。県連関係者は「組織がないから選挙で勝てない。勝てないから組織が広がらない。悪循環だ」といらだちを隠さない。

▼おんぶにだっこ反省

 県議や国会議員の一部からは「候補者選びも組織づくりも、今まで田名部代表におんぶにだっこで頼りすぎた」との反省の声も漏れ始めている。

 「県連幹部の多くは良くも悪くも“田名部党”。そこから脱却すべきという批判もあるだろうが、今の県連をまとめていけるのはやはり田名部匡省しかいない」。常任幹事会から一夜明けた五月一日。県議会に姿を見せた県連幹事長・今博は、不戦敗を報じる新聞紙面に目を落としたまま語った。(文中敬称略)


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