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地方選挙・地方政治
1507
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/04(金) 18:23:54
選挙:知事選 民主県連、独自候補擁立断念 内部の足並み乱れ /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070504ddlk02010022000c.html
任期満了に伴う知事選(17日告示、6月3日投開票)で、独自候補の擁立を断念した民主党県連(田名部匡省代表)。候補者選考作業が迷走した末に「不戦敗」を喫したイメージの悪さに加え、有権者に選択肢を提示するという県内野党第1党としての責任を果たせなかったことで、党組織のぜい弱さを県民に強く印象づけてしまった。今後は7月の参院選に全力を注ぐとしているが、党勢を盛り返すのは簡単ではなさそうだ。
「私たち(県連)の中にいい候補者がいなかったということだ」。候補擁立の断念を決めた4月30日、田名部代表は常任幹事会後の会見で厳しい表情で語った。
県連は、協力関係にある連合青森が期限とした1月中の擁立に失敗した。この直後、連合青森が現職の三村申吾氏(51)=自民、公明推薦=の推薦を決めた。既に、この時から民主党県連内には「あきらめムード」が漂い始めていた。同30日の常任幹事会では、あくまで候補擁立を主張する国会議員の動きが「個人プレー」と指摘されるなど、最後まで内部の足並みは乱れたままだった。
現在、県内の自民と民主の国会議員議席数は5対4ときっ抗している。民主党県連内には「無理に知事選を戦って惨敗すれば、参院選に悪影響が出る」と今回の擁立断念を前向きにとらえる人もいる。しかし、これは、あくまで少数だ。ある自民党県議は「民主は候補擁立にこだわってきたはず。これで参院選に弾みがつくわけがない」と喝破した。
今回の事態は、「田名部党」と言われるほど県連内で強力な存在感を示した田名部代表の求心力の低下も印象づけた。田名部代表は会見でも「何らかの責任はとらないといけない」と述べざるを得なかった。
一方、他陣営は冷静に受け止めている。ある自民党県議は「知事選は三村氏の信任投票となった。心配なのは投票率だけだ」と述べた。三村氏自身は「県民に自らの思いや政策を示し、判断をいただく立場に変わりはありません」と冷静にコメントを発表した。
また、共産党公認で党県委員長の堀幸光氏(58)は「三村県政を変えるという立場は私と(民主は)同じだった。出馬する私への責任感が増した」と語った。民主党県連との選挙協力の可能性を模索していた社民党県連の渡辺英彦代表は「最後には擁立するかなとも思っていたが、残念だ」と述べた。【村松洋】
毎日新聞 2007年5月4日
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